最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記所定エリアの図面を表示する処理を行う処理部とを備え、前記処理部は、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づく、前記複数のセンサのうちの一部または全部の前記センサのアイコンを、前記図面における対応位置に同時表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサから送信されたセンサ情報の内容を認識することができるので、工場等の所定エリアの状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの状態に適した処理を行うことができる。
(2)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記所定エリアの図面を表示する処理を行う処理部とを備え、前記取得部は、前記センサから送信される無線信号を受信する無線装置経由で前記センサ情報を取得し、前記無線装置による前記無線信号の計測結果を取得し、前記処理部は、前記取得部によって取得された前記計測結果に基づく、前記複数のセンサのうちの一部または全部の前記センサのアイコンを、前記図面における対応位置に同時に表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、計測結果の内容を認識することができるので、工場等の所定エリアにおける電波状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの電波状態に適した処理を行うことができる。
(3)好ましくは、前記センサ情報は、前記センサの計測対象に関する計測結果を含む。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、所定エリアにおける計測対象たとえば設備および環境の状態を迅速かつ正しく認識することができる。
(4)好ましくは、前記センサ情報は、前記センサの電池残量に関する計測結果を含む。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサの電池残量を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、電池交換のタイミングを容易に認識することができるので、センサのメンテナンスの負荷を軽減することができる。
(5)好ましくは、前記センサ情報は、前記センサの異常に関する判定結果を含む。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサの異常を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、センサの修理または交換等の必要性を容易に認識することができるので、センサのメンテナンスの負荷を軽減することができる。
(6)より好ましくは、前記計測結果は、前記無線信号の品質を示すLQI(Link Quality Indication)である。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、工場等の所定エリアにおける電波状態をLQIという具体的な値で認識することができる。
(7)好ましくは、前記処理部は、前記センサ情報の内容に応じて対応の前記アイコンの表示色を変更する。
このように、センサ情報の内容の変化をアイコンの表示色に反映させる構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、所定エリアの状態の変化を迅速かつ正しく認識することができる。
(8)好ましくは、前記処理部は、前記センサ情報の内容に応じた対応の前記センサの電池の交換時期を認識可能に表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサの電池の交換のタイミングを容易に認識することができるので、たとえばセンサのメンテナンスについての適切な管理スケジュールを作成することができる。これにより、センサの管理の負荷を軽減することができる。
(9)より好ましくは、前記処理部は、前記電池の前記交換時期までの日数を表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサの電池の交換のタイミングを容易かつ具体的に認識することができるので、より適切な管理スケジュールを作成することができる。これにより、センサの管理の負荷をさらに軽減することができる。
(10)好ましくは、前記処理部は、前記図面における対応位置が未定である前記アイコンを所定位置に表示する処理を行い、前記処理部は、前記対応位置を指定する操作内容を示す操作情報に基づいて前記アイコンの表示位置を前記所定位置から前記対応位置に変更する。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンが対応位置に表示されているか否かを容易に認識することができるので、図面におけるアイコンの配置処理の作業性を高めることができる。
(11)好ましくは、前記処理部は、前記取得部において前記センサ情報が所定時間以上取得されない場合に、対応の前記センサの前記アイコンの表示態様を変更する。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、センサ情報を送信しない異常なセンサを容易に認識することができる。
(12)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記センサ情報の示す値と複数のしきい値とを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う処理部とを備える。
このような構成により、工場等の所定エリアの状態を少なくとも3つのレベルで表すことができるので、ユーザは、たとえばレベルに応じた適切な処理を行うことができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(13)好ましくは、前記処理部は、前記所定エリアの図面を表示するとともに、前記図面における対応位置に1または複数の前記センサのアイコンを表示する処理を行い、前記比較結果に応じて前記アイコンの表示態様を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルをアイコンの表示態様に反映させる構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、所定エリアの状態のレベルの変化を迅速かつ正しく認識することができる。
(14)好ましくは、前記処理部は、前記所定エリアに関する報知処理を行い、前記比較結果に応じて報知先の範囲を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルに応じて報知先の範囲を変更する構成により、報知をより効果的に行うすることができるので、たとえば報知を受ける関係者の作業量を軽減することができる。
(15)好ましくは、前記処理部は、前記所定エリアに関する報知処理を行い、前記比較結果に応じて報知内容を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルに応じて報知内容を変更する構成により、報知を受ける関係者は、所定エリアの状態のレベルを容易に認識することができる。
(16)好ましくは、前記処理部は、機器の動作を制御可能であり、前記比較結果に応じて制御対象の前記機器を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルに応じて機器を変更する構成により、所定状態のレベルに応じた適切な機器を動作させることができる。
(17)好ましくは、前記処理部は、機器の動作を制御可能であり、前記比較結果に応じて前記機器の動作内容を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルに応じて機器の動作内容を変更する構成により、所定状態のレベルに応じた適切な動作内容で機器を動作させることができる。
(18)好ましくは、前記複数のしきい値は、上限しきい値および下限しきい値を含み、前記処理部は、前記センサ情報の示す値が前記上限しきい値を上回った場合と、前記値が前記下限しきい値を下回った場合とで異なる処理を行う。
このような構成により、所定エリアの状態が、たとえば標準レベルの状態から上のレベルの状態へ遷移するか、または標準レベルの状態から下のレベルの状態へ遷移するかに応じて適切な処理を行うことができる。
(19)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記センサ情報が所定条件を満たす前記センサの数に応じて異なる処理を行う処理部とを備える。
このような構成により、異常なセンサ情報を送信するセンサの個数に基づいて、たとえば、工場等の所定エリアにおける異常領域の大きさを認識することができるので、認識した大きさに応じて適切な処理を行うことができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(20)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、機器の動作を制御可能な処理部とを備え、前記取得部は、さらに、前記センサと前記機器とを対応付ける操作を示す操作情報を取得し、前記処理部は、前記取得部によって取得された前記操作情報に基づいて、前記取得部によって取得された前記センサ情報が所定条件を満たす前記センサに対応する前記機器を起動するか、または所定の動作を行わせる。
このような構成により、たとえば、工場に配置されたセンサの周囲の状態が変化することでセンサ情報が所定条件を満たす場合に制御すべき機器とセンサとを対応付ける構成により、センサ情報が所定条件を満たす場合において、適切な機器を適切に制御することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(21)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサについて、前記センサに関する判別用情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記判別用情報が所定条件を満たす前記センサを他の前記センサと識別可能に表示する処理を行う処理部とを備える。
このように、たとえば、取得すべきセンサ情報を送信するセンサを、取得すべきでないセンサ情報を送信するセンサと識別可能に表示する構成により、ユーザは、複数のセンサのうちの、センサ情報の取得対象のセンサを迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(22)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサについて、前記センサに関する判別用情報を取得し、かつ前記センサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記判別用情報が所定条件を満たすか否かに応じて、対応の前記センサから取得した前記センサ情報に基づく情報を保存するか否かを決定する処理を行う処理部とを備える。
このような構成により、複数のセンサのうちの、保存対象でないセンサ情報を送信するセンサ、および保存対象のセンサ情報を送信するセンサを自動的に識別することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(23)好ましくは、前記判別用情報は、前記センサの識別情報を含み、前記所定条件は、前記センサの識別情報が登録されていることを含む。
このような構成により、たとえば、センサの識別情報が登録されているか否かに基づいて、取得対象または保存対象のセンサ情報を送信するセンサと他のセンサとを容易に識別することができる。
(24)より好ましくは、前記取得部は、前記センサから送信される無線信号を受信する無線装置経由で前記センサ情報を取得し、前記判別用情報は、前記無線装置の識別情報を含み、前記所定条件は、前記無線装置の識別情報が登録されていることを含む。
このような構成により、たとえば、無線装置の識別情報が登録されているか否かに基づいて、取得対象または保存対象のセンサ情報を中継する無線装置と他の無線装置とを容易に識別することができる。
(25)より好ましくは、前記判別用情報は、前記センサの通信プロトコルのバージョンを含み、前記所定条件は、前記バージョンが登録されていることを含む。
このような構成により、たとえば、センサの通信プロトコルのバージョンが登録されているか否かに基づいて、取得対象または保存対象のセンサ情報を送信するセンサと他のセンサとを容易に識別することができる。
(26)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記センサの状態情報を表示する処理を行う処理部とを備え、前記処理部は、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記センサ情報に異常が生じた旨を示す前記状態情報を表示し、その後、前記状態情報を確認する操作が行われた場合、前記状態情報の表示態様を変更する。
このように、センサ情報の異常を表示し、異常の確認後に表示態様を変更する構成により、ユーザは、状態情報の内容を視認することで、確認済みの異常と比べて、未確認の異常をより容易に認識することができるので、工場等の所定エリアの状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの状態に適した処理を行うことができる。
(27)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記センサの電池残量に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う処理部とを備える。
このような構成により、ユーザは、センサの電池残量に関する計測結果の履歴を視認することで、センサの電池残量の時間変化を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、電池の放電特性および電池交換のタイミング等を容易に認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(28)本発明の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記センサから送信される無線信号に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う処理部とを備える。
このような構成により、ユーザは、センサから送信される無線信号に関する計測結果の履歴を視認することで、無線通信の通信状況の時間変化を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、通信障害の原因、たとえば、工場において電波障害を発生させるクレーンの移動があったことを容易に認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(29)好ましくは、前記取得部は、前記センサから送信される無線信号を受信する無線装置経由で前記センサ情報を取得し、前記処理部は、1つの前記センサから送信される無線信号の複数の前記無線装置による計測結果を表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、複数の通信ルートについての計測結果の履歴を迅速かつ正しく認識することができるので、所定エリアにおいて、冗長性を確保するためのセンサおよび無線装置の適切な配置を構築することができる。
(30)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記所定エリアの図面を表示する処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムであり、前記処理部は、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づく、前記複数のセンサのうちの一部または全部の前記センサのアイコンを、前記図面における対応位置に同時に表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサから送信されたセンサ情報の内容を認識することができるので、工場等の所定エリアの状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの状態に適した処理を行うことができる。
(31)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記所定エリアの図面を表示する処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムであり、前記取得部は、前記センサから送信される無線信号を受信する無線装置経由で前記センサ情報を取得し、前記無線装置による前記無線信号の計測結果を取得し、前記処理部は、前記取得部によって取得された前記計測結果に基づく、前記複数のセンサのうちの一部または全部の前記センサのアイコンを、前記図面における対応位置に同時に表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、計測結果の内容を認識することができるので、工場等の所定エリアにおける電波状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの電波状態に適した処理を行うことができる。
(32)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記センサ情報の示す値と複数のしきい値とを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、工場等の所定エリアの状態を少なくとも3つのレベルで表すことができるので、ユーザは、たとえばレベルに応じた適切な処理を行うことができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(33)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記センサ情報が所定条件を満たす前記センサの数に応じて異なる処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、異常なセンサ情報を送信するセンサの個数に基づいて、たとえば、工場等の所定エリアにおける異常領域の大きさを認識することができるので、認識した大きさに応じて適切な処理を行うことができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(34)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、機器の動作を制御可能な処理部と、として機能させるためのプログラムであり、前記取得部は、さらに、前記センサと前記機器とを対応付ける操作を示す操作情報を取得し、前記処理部は、前記取得部によって取得された前記操作情報に基づいて、前記取得部によって取得された前記センサ情報が所定条件を満たす前記センサに対応する前記機器を起動するか、または所定の動作を行わせる。
このような構成により、たとえば、工場に配置されたセンサの周囲の状態が変化することでセンサ情報が所定条件を満たす場合に制御すべき機器とセンサとを対応付ける構成により、センサ情報が所定条件を満たす場合において、適切な機器を適切に制御することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(35)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサについて、前記センサに関する判別用情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記判別用情報が所定条件を満たす前記センサを他の前記センサと識別可能に表示する処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムである。
このように、たとえば、取得すべきセンサ情報を送信するセンサを、取得すべきでないセンサ情報を送信するセンサと識別可能に表示する構成により、ユーザは、複数のセンサのうちの、センサ情報の取得対象のセンサを迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(36)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサについて、前記センサに関する判別用情報を取得し、かつ前記センサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記判別用情報が所定条件を満たすか否かに応じて、対応の前記センサから取得した前記センサ情報に基づく情報を保存するか否かを決定する処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、複数のセンサのうちの、保存対象でないセンサ情報を送信するセンサ、および保存対象のセンサ情報を送信するセンサを自動的に識別することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(37)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記センサの状態情報を表示する処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムであり、前記処理部は、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記センサ情報に異常が生じた旨を示す前記状態情報を表示し、その後、前記状態情報を確認する操作が行われた場合、前記状態情報の表示態様を変更する。
このように、センサ情報の異常を表示し、異常の確認後に表示内容を変更する構成により、ユーザは、状態情報の内容を視認することで、確認済みの異常と比べて、未確認の異常をより容易に認識することができるので、工場等の所定エリアの状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの状態に適した処理を行うことができる。
(38)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記センサの電池残量に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、ユーザは、センサの電池残量に関する計測結果の履歴を視認することで、センサの電池残量の時間変化を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、電池の放電特性および電池交換のタイミング等を容易に認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
(39)本発明の実施の形態に係る処理プログラムは、センサ情報処理装置において用いられる処理プログラムであって、コンピュータを、所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、前記センサから送信される無線信号に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う処理部と、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、ユーザは、センサから送信される無線信号に関する計測結果の履歴を視認することで、無線通信の通信状況の時間変化を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、通信障害の原因、たとえば、工場において電波障害を発生させるクレーンの移動があったことを容易に認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムの構成を示す図である。
図1を参照して、センサ情報処理システム301は、複数のセンサ1と、センサ情報処理装置101とを備える。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおけるセンサが設けられた工場の一例を示す図である。図2には、事業者の工場5たとえば「第1工場」を上方から見た図が示される。
図1および図2を参照して、たとえば工場において、複数のセンサ1が設けられる。この例では、工場5において、2つのアクセスポイント151と、5つのセンサ1とが設けられる。また、センサ1は、工場5以外の図示しない工場にも設けられる。工場5における設備A、B、CおよびDに設置されるセンサ1の個数は、それぞれ2つ、1つ、1つおよび1つである。なお、工場5において、4つ以下または6つ以上のセンサ1が設けられてもよい。センサ情報処理システム301では、各工場における設備または環境等に関する情報の収集が行われる。
センサ1は、各工場における設備に設置され、計測対象、具体的には各工場に設置されている設備の状態および環境、ならびに自己の動作状態に関する計測を行う。
表示装置131およびセンサ情報処理装置101は、たとえば工場5の外部に位置する図示しない事務所に設けられている。
センサ1は、たとえば、設備または環境の温度および湿度、設備の近傍に設置された導線を流れる電流、赤外線照度に基づく非接触温度ならびに自己の電源として用いる電池の電圧を計測する。なお、センサ1は、温度、湿度、電流および非接触温度ならびに電池電圧以外にも、濃度、加速度、ジャイロおよび圧力等を計測する構成であってもよい。
また、センサ1は、センサ素子および自己の動作等の異常を検出することが可能である。センサ1は、たとえば所定時間ごとに計測を行うとともに、異常についての判定を行う。
センサ1は、計測および判定を行うと、センサ1の計測対象に関する計測結果、センサ1の電池残量に関する計測結果、およびセンサ1の異常に関する判定結果とセンサ1に関する判別用情報とを含むセンサ情報を作成する。
より詳細には、センサ1は、センサ1の計測対象に関する計測結果の一例である温度、湿度、電流および非接触温度を示す計測情報と、電池に関する計測結果の一例である電池電圧を示すメンテナンス情報と、センサ1の異常に関する判定結果の一例である異常についての判定結果を示すステータス情報とを作成する。また、センサ1は、計測時刻を示す計測時刻情報を作成する。また、センサ1は、センサ1に関する判別用情報の一例である、自己のIDを示すセンサ識別情報および自己の用いる通信プロトコルのバージョンを示すバージョン情報を作成する。
そして、センサ1は、作成した計測情報、メンテナンス情報、ステータス情報、計測時刻情報、センサ識別情報およびバージョン情報を含むセンサ情報を作成する。
センサ1は、作成したセンサ情報をたとえばブロードキャストすることにより、センサ情報をアクセスポイント151へ送信する。
アクセスポイント151は、センサ1から送信される無線信号を受信する無線装置である。より詳細には、アクセスポイント151は、センサ1からセンサ情報を受信すると、受信したセンサ情報を中継して内部ネットワーク11経由でセンサ情報処理装置101へ送信する。
より詳細には、アクセスポイント151は、センサ1からセンサ情報を受信する際、無線信号の計測結果の一例である、当該無線信号の品質を示す受信時のLQI(Link Quality Indication)を計測する。
アクセスポイント151は、受信したセンサ情報に、計測したLQIを示すLQI情報、および判別用情報の一例である自己のIDを示すAP識別情報を含めた後、センサ情報を内部ネットワーク11経由でセンサ情報処理装置101へ送信する。ここで、アクセスポイント151およびセンサ情報処理装置101間の通信は、有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。
また、センサ情報はセンサ1からブロードキャストされるので、複数のアクセスポイント151が、同じセンサ情報を受信し、受信したセンサ情報をセンサ情報処理装置101へ送信することがある。すなわち、センサ情報処理装置101は、同じ計測時刻情報およびセンサ識別情報を含む複数のセンサ情報をそれぞれ異なるアクセスポイント151から受信することがある。この場合、当該複数のセンサ情報の各々に含まれるLQI情報およびAP識別情報は異なる。
[センサ情報処理装置]
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る機器管理システムにおけるセンサ情報処理装置の構成を示す図である。
図3を参照して、センサ情報処理装置101は、受信部(取得部)21と、記憶部22と、受付部23と、処理部31とを備える。
受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。また、受信部21は、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサ1について、センサ1に関する判別用情報を取得する。
より詳細には、受信部21は、各工場に配置された複数のセンサ1からアクセスポイント151経由でセンサ情報を受信すると、受信したセンサ情報を処理部31へ出力する。
処理部31は、受信部21からセンサ情報を受けると、受けたセンサ情報を処理する。
受付部23は、マウスおよびキーボード等の入力機器であり、ユーザが表示装置131に表示された画面に対して行った操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す操作情報を作成して処理部31へ出力する。
処理部31は、受付部23から操作情報を受けると、受けた操作情報に従って画面情報を作成し、作成した画面情報に基づいて画面を表示する制御、より詳細には当該画面を表示装置131に表示する制御を行う。
[センサの登録時における画面の遷移]
図4〜図9は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図4には、センサ1が登録されていない場合において、表示装置131に表示される画面Scが示される。
図4に示す画面Scには、図面の一例であるマップを示す画面が示され、マップおよびセンサアイコンを表示するための領域Rg1と、グループリストを表示するための領域Rg2と、センサ1の計測結果についてのエラー情報を表示するための領域Rg3とが含まれる。ユーザは、たとえばグループを登録するために、ボタンBt2をクリックする。
図5には、ボタンBt2のクリックに応答して表示される管理画面が示される。管理画面は、ポップアップ形式で表示され、ボタンBt43がクリックされることにより閉じられる。
図5には、グループおよびマップを登録するための画面Scpが示される。図5に示す画面Scpには、管理メニューを表示するための領域Rg4と、登録されているグループを表示するための領域Rg5と、グループおよびマップを登録または編集するための領域Rg6とが含まれる。
ユーザは、領域Rg4における「グループ管理」を示すメニューアイテムIt1をクリックすることにより「グループ設定」を示すリンクLk1を表示させた後、リンクLk1をクリックする。
図5に示す領域Rg5は、ユーザによるリンクLk1のクリックに応答して表示される。この例では、「大阪工場」がグループとして登録されている。
ユーザは、図2に示す工場5をグループとして登録するために、ボタンBt3をクリックする。図5に示す領域Rg6は、ユーザによるボタンBt3のクリックに応答して表示される。
なお、図5に示す画面Scpでは、領域Rg5に表示される「大阪工場」をクリックすることにより、「大阪工場」についての登録内容を編集することが可能である。
ユーザは、工場5のグループIDおよび名称として、「0000001」および「第1工場」をテキストボックスTB1およびTB2にそれぞれ入力する操作を行う。
また、ユーザは、「第1工場」を「大阪工場」の子グループとして登録する操作を行う。より詳細には、ドロップダウンリストDL1は、リストを有しており、当該リストには、領域Rg5に表示される登録済のグループがリストアイテムとして含まれる。ユーザは、リストアイテムのうち、「大阪工場」を示すリストアイテムを選択する操作をドロップダウンリストDL1に対して行う。
また、ユーザは、工場5のマップを登録する操作を行う。より詳細には、ユーザは、ボタンBt4をクリックすることにより、図示しないダイアログボックスを表示させ、工場5のマップを示す画像ファイルのファイルパスを当該ダイアログボックスに入力する操作を行う。図5に示す画面Scpでは、この操作により、当該画像ファイルの示す画像Img1が領域Rg6に表示される。
ボタンBt5がユーザによりクリックされると、「第1工場」についての登録内容が保存される。
図6には、センサ1を登録するための画面Scpが示される。図6に示す画面Scpには、上述の領域Rg4と、登録可能なセンサ1を含む無視センサリストLt1を表示するための領域Rg7とが含まれる。無視センサリストLt1の詳細については後述する。
ユーザは、たとえばセンサ1を登録するために領域Rg4における「センサ管理」を示すメニューアイテムIt2をクリックすることにより「センサ登録」を示すリンクLk2を表示させた後、リンクLk2をクリックする。
図6に示す領域Rg7は、ユーザによるリンクLk2のクリックに応答して表示される。この例では、無視センサリストLt1には、「1234567890」のセンサ1のIDを示すリストアイテムが含まれる。
ボタンBt7がユーザによりクリックされると、対応のリストアイテムの示すID、この例では「1234567890」のIDを有するセンサ1が登録される。そして、「1234567890」のIDを有するセンサ1は、図5に示す「未設定」のグループに属するセンサ1として登録される。
図7には、センサ1が所属するグループを変更するための画面Scpが示される。図7に示す画面Scpには、上述の領域Rg4,Rg5と、センサ1の所属先を変更するための領域Rg8とが含まれる。
ユーザは、領域Rg4における「グループ管理」を示すメニューアイテムIt1をクリックすることにより「所属センサ設定」を示すリンクLk3を表示させた後、リンクLk3をクリックする。
図7に示す領域Rg5,Rg8は、ユーザによるリンクLk3のクリックに応答して表示される。
領域Rg8では、グループを選択するためのドロップダウンリストDL2,DL3、および対応のリストLt2,Lt3が表示される。
ドロップダウンリストDL2,DL3は、リストを有しており、当該リストには、領域Rg5に表示された登録済の各グループを示すリストアイテムが含まれる。
たとえば、「未設定」のグループに属するセンサ1の所属先を「第1工場」のグループに変更する場合、ユーザは、「未設定」を示すリストアイテムを選択する操作をドロップダウンリストDL2に対して行うとともに、「第1工場」を示すリストアイテムを選択する操作をドロップダウンリストDL3に対して行う。
なお、ユーザは、「第1工場」を示すリストアイテムを選択する操作をドロップダウンリストDL2に対して行うとともに、「未設定」を示すリストアイテムを選択する操作をドロップダウンリストDL3に対して行ってもよい。
リストLt2およびLt3では、ユーザによるドロップダウンリストDL2およびDL3に対する操作にそれぞれ応答して、「未設定」のグループに属する各センサ1のIDを示すリストアイテム、および「第1工場」のグループに属する各センサ1のIDを示すリストアイテムが表示される。
ユーザは、ボタンBt9をクリックすることにより、リストLt2に表示されたすべてのリストアイテムをリストLt3に移動させることが可能である。同様に、ユーザは、ボタンBt12をクリックすることにより、リストLt3に表示されたすべてのリストアイテムをリストLt2に移動させることが可能である。
また、ユーザは、ボタンBt10をクリックすることにより、リストLt2において選択されたリストアイテムをリストLt3に移動させることが可能である。同様に、ユーザは、ボタンBt11をクリックすることにより、リストLt3において選択されたリストアイテムをリストLt2に移動させることが可能である。
ボタンBt8がユーザによりクリックされると、リストLt2に表示されたリストアイテムの示すIDを有するセンサ1は、ドロップダウンリストDL2において選択されたグループの所属として登録されるとともに、リストLt3に表示されたリストアイテムの示すIDを有するセンサ1は、ドロップダウンリストDL3において選択されたグループの所属として登録される。
図8には、センサ1の複数のしきい値のパターン(以下、パターンThとも称する。)を登録するための画面Scpが示される。図8に示す画面Scpには、上述の領域Rg4と、登録されたパターンThを表示するためのリンクを含むリストLt4を表示するための領域Rg9とが含まれる。
ユーザは、たとえば新たなパターンThを登録するために領域Rg4における「センサ管理」を示すメニューアイテムIt2をクリックすることにより「しきい値設定」を示すリンクLk4を表示させた後、リンクLk4をクリックする。
図8に示す領域Rg9は、ユーザによるリンクLk4のクリックに応答して表示される。リストLt4では、リンクLk5を示すリストアイテムが表示される。ユーザは、新たなパターンThを登録するためにボタンBt13をクリックする。
なお、リンクLk5をクリックすることにより、「アプリ共通」の名称を有するパターンThについての登録内容を編集することが可能である。
図9には、センサ1の複数のしきい値のパターンを登録するための画面Scpが示される。図9に示す画面Scpには、上述の領域Rg4と、パターンThの内容を登録するための領域Rg10とが含まれる。
ユーザは、新たに登録するパターンThの名称として、「test1」をテキストボックスTB3に入力する操作を行う。
また、ユーザは、「温度」、「湿度」、「非接触温度」および「電流」に対応するしきい値を入力欄Sec1、Sec2、Sec3およびSec4にそれぞれ入力する。以下、入力欄Sec1、Sec2、Sec3およびSec4の各々を、入力欄Secとも称する。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置の画面に表示される入力欄を説明するための図である。
図10を参照して、入力欄Secには、「警告上限」、「注意上限」、「注意下限」および「警告下限」にそれぞれ対応するボックスBx1、Bx2、Bx3およびBx4が含まれる。
ボックスBx1およびBx4は、たとえば赤色で表示される。また、ボックスBx2およびBx3は、たとえば黄色で表示される。
ボックスBx1には、テキストボックスTB4およびボタンBt15,Bt16が含まれる。ユーザは、計測対象の警告上限を示すしきい値をテキストボックスTB4に入力する操作を行う。また、ユーザは、ボタンBt15またはBt16を操作することにより、テキストボックスTB4に表示された値をそれぞれ所定量増加させたり減少させたりすることが可能である。
ボックスBx2には、テキストボックスTB5およびボタンBt17,Bt18が含まれる。ユーザは、計測対象の注意上限を示すしきい値をテキストボックスTB5に入力する操作を行う。また、ユーザは、ボタンBt17またはBt18を操作することにより、テキストボックスTB5に表示された値をそれぞれ所定量増加させたり減少させたりすることが可能である。
ボックスBx3には、テキストボックスTB6およびボタンBt19,Bt20が含まれる。ユーザは、計測対象の注意下限を示すしきい値をテキストボックスTB6に入力する操作を行う。また、ユーザは、ボタンBt19またはBt20を操作することにより、テキストボックスTB6に表示された値をそれぞれ所定量増加させたり減少させたりすることが可能である。
ボックスBx4には、テキストボックスTB7およびボタンBt21,Bt22が含まれる。ユーザは、計測対象の警告下限を示すしきい値をテキストボックスTB7に入力する操作を行う。また、ユーザは、ボタンBt21またはBt22を操作することにより、テキストボックスTB7に表示された値をそれぞれ所定量増加させたり減少させたりすることが可能である。
再び図9を参照して、ボタンBt14がユーザによりクリックされると、「温度」、「湿度」、「非接触温度」および「電流」にそれぞれ対応する各しきい値のパターンが「test1」の名称で登録される。
図11および図12は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。
図11には、設定の編集対象のセンサ1を検索するための画面Scpが示される。図11に示す画面Scpには、上述の領域Rg4と、編集対象のセンサ1を検索および選択するための領域Rg11とが含まれる。
ユーザは、領域Rg4における「センサ管理」を示すメニューアイテムIt2をクリックすることにより「センサ設定」を示すリンクLk6を表示させた後、リンクLk6をクリックする。
図11に示す領域Rg11は、ユーザによるリンクLk6のクリックに応答して表示される。
領域Rg11では、編集対象のセンサ1が属するグループを選択するためのドロップダウンリストDL4、および編集対象のセンサ1の名称を入力するためのテキストボックスTB8が表示される。
ドロップダウンリストDL4は、リストを有しており、当該リストには、登録済のグループがリストアイテムとして含まれる。ユーザは、編集対象のセンサ1が属するグループを示すリストアイテムを選択する操作をドロップダウンリストDL2に対して行うか、または編集対象のセンサ1の名称をテキストボックスTB8に入力する操作を行った後、ボタンBt23をクリックする。
領域Rg11におけるリストLt5では、ユーザによるボタンBt23のクリックに応答して、検索条件を満たすセンサ1の所属グループまたは名称がリストアップされる。この例では、「001d129000036cbf」の名称を有するセンサ1がリストLt5にリストアップされる。
ユーザは、リストLt5における「001d129000036cbf」を示すリンクLk7をクリックすることにより、「001d129000036cbf」の名称を有するセンサ1の設定を編集することが可能である。
図12には、センサ1の設定を個別に編集するための画面Scpが示される。図12に示す画面Scpには、上述の領域Rg4と、対象のセンサ1の設定を個別に編集するための領域Rg12とが含まれる。
図12に示す領域Rg12は、ユーザによるリンクLk7のクリックに応答して表示される。
領域Rg12では、「センサID」、センサ1の「名前」およびセンサ1の「説明」をそれぞれ表示するためのテキストボックスTB9、TB10およびTB11が表示される。テキストボックスTB10に入力される文字列は、たとえば図11に示すセンサ1の検索条件に用いられる。また、テキストボックスTB9は、たとえば編集不可に設定されている。
また、領域Rg12では、「AP−ID」すなわちセンサ情報を中継したアクセスポイント151のID、センサ1の現在の「ステータス」およびセンサ1の「最終計測日時」がそれぞれ表示される。
また、領域Rg12では、センサ1が属するグループを選択するためのドロップダウンリストDL5が表示される。ドロップダウンリストDL5は、リストを有しており、当該リストには、登録済のグループがリストアイテムとして含まれる。ユーザは、ドロップダウンリストDL5を操作することでもセンサ1の所属先のグループを設定することが可能である。
また、領域Rg12には、パターンThを選択するためのドロップダウンリストDL6が表示される。ドロップダウンリストDL6は、リストを有しており、当該リストには、図9に示す画面Scpにおいて登録されたパターンThの名称がリストアイテムとして含まれる。
「test1」を選択する操作がユーザによりドロップダウンリストDL6に対して行われると、図9に示す入力欄Sec1〜Sec4を用いて登録された各しきい値が、図12に示す入力欄Sec5〜Sec8にそれぞれ表示される。
これにより、複数のセンサ1に対して同じしきい値を設定する場合において、しきい値の設定処理の負担を軽減することができる。
ボタンBt24がユーザによりクリックされると、対象のセンサ1に対する設定の編集結果が登録される。
再び図3を参照して、処理部31は、受付部23から受ける操作情報に基づいて、グループの名称、グループに対応するマップを示す画像ファイルのファイルパス、グループに属するセンサ1のID、センサ1のマップにおける座標、およびセンサ1の各計測対象にそれぞれ対応する各しきい値を示すグループ情報をグループごとに作成する。
ここで、当該座標の初期値は、たとえば未定を示す「NA」である。処理部31は、作成したグループ情報をグループIDに対応付けて記憶部22に保存する。
図13は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図13には、センサ1が登録された場合において、センサ1による計測結果を示すアイコンを含む画面Scが示される。
図3および図13を参照して、ユーザは、第1工場のマップを領域Rg1に表示するために、領域Rg2における「第1工場」を示すリンクLk8をクリックする。
受付部23は、ユーザによる操作を受け付けると、受け付けた操作内容を示す操作情報を作成して処理部31へ出力する。
処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づく、複数のセンサ1のうちの一部または全部のセンサ1のアイコンを、マップにおける対応位置に同時にすなわち並行して表示する処理を行う。詳細には、処理部31は、当該センサ情報に基づいて決定した当該アイコンをマップにおける対応位置に同時に表示する処理を行う。なお、複数のアイコンの表示開始タイミングは、同時であってもよいし、異なってもよい。
より詳細には、処理部31は、受付部23から操作情報を受けると、受けた操作情報に従って、「第1工場」のグループIDに対応するグループ情報を記憶部22から取得する。
そして、処理部31は、取得したグループ情報に基づいて、工場5のマップを示す画像ファイルを取得し、取得した画像ファイルの示す「第1工場」のマップを領域Rg1に表示する制御を行う。
図14は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置における画面に表示される標準アイコンの一例を示す図である。
図14を参照して、標準アイコンは、状態に応じてたとえば8種類の形態を有する。より詳細には、標準アイコンIS1は、画面Scにおいて、たとえばアイコンの一部または全部が青色で表示される。標準アイコンIS2,IS3は、画面Scにおいて、たとえばアイコンの一部または全部が赤色で表示される。
標準アイコンIS4は、画面Scにおいて、たとえばアイコンの一部または全部が青色で表示される。標準アイコンIS5,IS6は、画面Scにおいて、たとえばアイコンの一部または全部が黄色で表示される。標準アイコンIS7,IS8は、画面Scにおいて、たとえばアイコンの全部が灰色で表示される。
再び図3および図13を参照して、処理部31は、たとえばマップにおける対応位置が未定であるアイコンを所定位置に表示する処理を行う。
たとえば、領域Rg1における「標準」を示すラジオボタンRB1が選択されているので、処理部31は、図14に示す標準アイコンIS1〜IS8のいずれかをセンサ1のアイコンとして用いる。
より詳細には、処理部31は、グループ情報に基づいて、「第1工場」のグループに属するセンサ1のIDを認識する。そして、処理部31は、センサ1から受信部21経由で受信するセンサ情報のうち、当該IDを示すセンサ識別情報を含むセンサ情報(以下、監視対象センサ情報とも称する。)に基づいて、センサ1のアイコンの形態を決定する。センサ情報とアイコンの形態との関係は、後述する。
また、処理部31は、グループ情報の示すセンサ1のマップにおける座標が「NA」であるので、決定した形態を有するアイコンたとえば4つの標準アイコンIS1、および1つの標準アイコンIS7を未配置センサリストLt6に表示する制御を行う。
図15は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図15には、センサ1のアイコンがユーザによって移動された場合において、表示装置131に表示される画面Scが示される。
図15を参照して、たとえば、ユーザは、未配置センサリストLt6に表示されたアイコンをドラッグすることにより、当該アイコンをマップにおける所望の位置に移動させる。
受付部23は、ユーザが画面Scに対して行ったドラッグ操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す操作情報を作成して処理部31へ出力する。
処理部31は、たとえば対応位置を指定する操作内容を示す操作情報に基づいてアイコンの表示位置を所定位置から対応位置に変更する。
より詳細には、処理部31は、受付部23から操作情報を受けると、受けた操作情報に従って、図13において未配置センサリストLt6に表示されている、4つの標準アイコンIS1および1つの標準アイコンIS7を、図15に示すようにマップ上に表示する制御を行う。
また、処理部31は、移動後の各アイコンのマップにおける座標に基づいて、記憶部22が保持するグループ情報を更新する。
図16は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図16には、設備Cに設けられたセンサ1からの計測結果が注意上限のしきい値より大きくなった場合において、表示装置131に表示される画面Scが示される。
図3および図16を参照して、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報の示す値と4つのしきい値とを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う、より詳細には、比較結果に応じて所定エリアに関する処理を行う。ここで、4つのしきい値は、警告上限のしきい値、警告下限のしきい値、注意上限のしきい値および注意下限のしきい値である。
より詳細には、処理部31は、たとえば、センサ情報の示す値が警告上限のしきい値を上回った場合と、当該値が警告下限のしきい値を下回った場合とで異なる処理を行う。また、処理部31は、たとえば、センサ情報の示す値が注意上限のしきい値を上回った場合と、当該値が注意下限のしきい値を下回った場合とで応じて異なる処理を行う。
具体的には、処理部31は、たとえば、マップにおける対応位置に1または複数のセンサのアイコンを表示する処理を行い、比較結果に応じてアイコンの表示態様を変更する。
また、たとえば、処理部31は、センサ情報の内容に応じて対応のアイコンの形状および表示色等の表示内容を変更する。
具体的には、処理部31は、自己のセンサ情報処理装置101が起動した後、センサ1から監視対象センサ情報を受信するまで、当該センサ1に対応するアイコンとして標準アイコンIS8を表示する制御を行う。そして、処理部31は、センサ1から受信部21経由で受信する監視対象センサ情報に含まれる計測情報の内容を監視し、監視結果に基づいてアイコンの表示態様を変更する。
より詳細には、処理部31は、計測情報の示す温度、湿度、電流および非接触温度すなわち計測値と対応の各しきい値すなわち警告上限のしきい値、注意上限のしきい値、注意下限のしきい値、および警告下限のしきい値とを比較する。
処理部31は、条件C1を満たした場合、アイコンを標準アイコンIS5に変更する。ここで、条件C1は、各計測値のうちの少なくとも1つの計測値が、対応の警告上限のしきい値以下かつ注意上限のしきい値より大きくなることである。
また、処理部31は、条件C2を満たした場合、アイコンを標準アイコンIS3に変更する。ここで、条件C2は、各計測値のうちの少なくとも1つの計測値が、対応の警告上限のしきい値より大きくなることである。
また、処理部31は、条件C3を満たした場合、アイコンを標準アイコンIS6に変更する。ここで、条件C3は、各計測値のうちの少なくとも1つの計測値が、対応の警告下限のしきい値以上かつ注意下限のしきい値より小さくなることである。
また、処理部31は、条件C4を満たした場合、アイコンを標準アイコンIS4に変更する。ここで、条件C4は、各計測値のうちの少なくとも1つの計測値が、対応の警告下限のしきい値より小さくなることである。以下、条件C1〜C4を満たした状態を、それぞれ非正常状態St1〜St4とも称する。
なお、条件C1〜C4は、各計測値のうちの少なくとも1つの計測値が、対応のしきい値より大きくなった状態もしくは小さくなった状態が所定時間継続すること、または当該計測値が対応のしきい値より大きくなるときまたは小さくなるときの計測値の変化度合いが所定値より大きいこと等であってもよい。
また、処理部31は、センサ情報に含まれるメンテナンス情報およびステータス情報に基づいて、アイコンを標準アイコンIS2に変更する。より詳細には、処理部31は、メンテナンス情報の示す電池電圧が異常である場合、またはステータス情報の示す判定結果が異常である場合、対応のアイコンを標準アイコンIS2に変更する。
また、処理部31は、たとえば、受信部21においてセンサ情報が所定時間以上取得されない場合に、対応のセンサ1のアイコンの表示態様を変更する。詳細には、処理部31は、たとえば、センサ情報の受信状況に基づいて、アイコンを標準アイコンIS7に変更する。より詳細には、処理部31は、センサ1から所定時間以上センサ情報を受信できない場合、当該センサ1に対応するアイコンを標準アイコンIS7に変更する。
図16に示す例では、処理部31は、条件C1を満たす計測情報を含むセンサ情報を、設備Cに設けられたセンサ1から受信部21経由で受信したので、当該センサ1のアイコンを標準アイコンIS1(図15参照)からIS5に変更し、変更後の標準アイコンIS5を表示する制御を行う。
図17は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図17には、センサ1が登録された場合において、電波強度を示すアイコンを含む画面Scが示される。
図3および図17を参照して、受信部21は、センサ1から送信される無線信号を受信するアクセスポイント151経由でセンサ情報を取得し、また、アクセスポイント151による無線信号の計測結果を取得する。
より詳細には、受信部21は、LQI情報を含むセンサ情報をアクセスポイント151から受信すると、受信したセンサ情報を処理部31へ出力する。
処理部31は、受信部21によって取得されたアクセスポイント151による無線信号の計測結果に基づく、複数のセンサ1のうちの一部または全部のセンサ1のアイコンを、マップにおける対応位置に同時にすなわち並行して表示する処理を行う。詳細には、処理部31は、当該計測結果に基づいて決定した当該アイコンをマップにおける対応位置に同時に表示する処理を行う。なお、複数のアイコンの表示開始タイミングは、同時でもあってもよいし、異なってもよい。
図18は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置における画面に表示される電波アイコンの一例を示す図である。
図18を参照して、電波アイコンは、センサ情報の受信可否、およびセンサ情報に含まれるLQI情報の示すLQIのレベルに応じてたとえば5種類の形態を有する。より詳細には、電波アイコンIR1,IR2,IR3,IR4は、画面Scにおいて、たとえばアイコンの一部または全部が青色,緑色,黄色,赤色でそれぞれ表示される。また、電波アイコンIR5は、画面Scにおいて、たとえば全部が灰色で表示される。
再び図3および図17を参照して、たとえば、領域Rg1における「電波強度」を示すラジオボタンRB2が選択されている場合、処理部31は、図18に示す電波アイコンIR1〜IR5のいずれかをセンサ1のアイコンとして用いる。
より詳細には、処理部31は、たとえば工場5における設備A〜Cに設けられた各センサ1から受信部21経由でセンサ情報を受信できる状況であるため、受信したセンサ情報に含まれるLQI情報に基づいて、センサ1のアイコンの形態を電波アイコンRB1〜RB4のいずれかに決定する。
具体的には、処理部31は、LQI情報の示すLQIからレベルを決定し、決定したレベルがレベル4,3,2,1である場合、電波アイコンIR1,IR2,IR3,IR4をそれぞれ表示する制御を行う。ここで、レベル4、3、2および1は、それぞれ受信品質がきわめて良好、良好、安定および不安定を示す。
また、処理部31は、たとえば工場5における設備Dに設けられたセンサ1から受信部21経由で所定時間以上センサ情報を受信できない状況であるため、当該センサ1のアイコンを電波アイコンIR5に決定する。
また、処理部31は、上述の計測情報の監視結果に基づいてアイコンの表示態様を変更する場合と同様に、センサ1から受信部21経由で受信するセンサ情報の受信可否またはLQI情報の示すLQIを監視し、監視結果に基づいて電波アイコンの表示態様を変更する。
図19は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図19には、センサ1が登録された場合において、電池残量を示すアイコンを含む画面Scが示される。
図3および図19を参照して、処理部31は、たとえば、受信部21経由でセンサ1から受信するセンサ情報の内容に応じた対応のセンサ1の電池の交換時期を認識可能に表示する処理を行う。
図20は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置における画面に表示される電池アイコンの一例を示す図である。
図20を参照して、電池アイコンは、センサ情報の受信可否、およびセンサ情報に含まれるメンテナンス情報の示す電池電圧のレベルに応じてたとえば4種類の形態を有する。より詳細には、電池アイコンIB1,IB2,IB3は、画面Scにおいて、たとえばアイコンの一部または全部が青色,黄色,赤色で表示される。また、電池アイコンIB4は、画面Scにおいて、たとえば全部が灰色で表示される。
再び図3および図19を参照して、たとえば、領域Rg1における「電池残量」を示すラジオボタンRB3が選択されている場合、処理部31は、図20に示す電池アイコンIB1〜IB4のいずれかをセンサ1のアイコンとして用いる。
より詳細には、処理部31は、たとえば工場5における設備A〜Cに設けられた各センサ1から受信部21経由でセンサ情報を受信できる状況であるため、受信したセンサ情報に含まれるメンテナンス情報に基づいて、センサ1のアイコンの形態を電池アイコンIB1〜IB3のいずれかに決定する。
具体的には、処理部31は、メンテナンス情報の示す電池電圧からレベルを決定し、決定したレベルがレベル3,2,1である場合、電池アイコンIB1,IB2,IB3をそれぞれ表示する制御を行う。ここで、レベル3、2および1は、それぞれ電池残量が十分、残量に注意、および要交換を示す。
また、処理部31は、たとえば工場5における設備Dに設けられたセンサ1から所定時間以上センサ情報を受信できない状況であるため、当該センサ1の形態を電池アイコンIB4に決定する。
また、処理部31は、上述の計測情報の監視結果に基づいてアイコンの表示態様を変更する場合と同様に、センサ1から受信部21経由で受信するセンサ情報の受信可否またはメンテナンス情報の示す電池電圧を監視し、監視結果に基づいて電池アイコンの表示態様を変更する。
[電池アイコンの変形例]
図21は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図21には、センサ1が登録された場合において、電池交換時期までの残り日数を示すアイコンを含む画面Scが示される。
図3および図21を参照して、処理部31は、たとえば対応のセンサ1の電池の交換時期までの日数を表示する処理を行う。
図22は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置における画面に表示される電池アイコンの変形例を示す図である。
図22を参照して、電池アイコンは、センサ情報の受信可否、およびセンサ情報に含まれるメンテナンス情報の示す電池電圧のレベルに応じてたとえば4種類の形態を有する。より詳細には、電池アイコンIB5,IB6,IB7は、画面Scにおいて、たとえばアイコンの一部または全部が青色,黄色,赤色で表示される。また、電池アイコンIB8は、画面Scにおいて、たとえば全部が灰色で表示される。
再び図3および図21を参照して、たとえば、工場5における設備A〜Cに設けられた各センサ1から受信するメンテナンス情報に基づいて、センサ1のアイコンの形態を電池アイコンIB5〜IB7のいずれかに決定する。
具体的には、処理部31は、メンテナンス情報の示す電池電圧から電池の交換時期までの残り日数を算出し、算出した日数がたとえば30日以上、14日および3日である場合、電池アイコンIB5、IB6およびIB7をそれぞれ表示する制御を行う。
また、処理部31は、たとえば工場5における設備Dに設けられたセンサ1から所定時間以上センサ情報を受信できない状況であるため、当該センサ1の形態を電池アイコンIB8に決定する。
[無視センサリストLt1]
再び図3および図6を参照して、記憶部22は、たとえば、受信を許可したアクセスポイント151のIDおよびプロトコルのバージョンを示すフィルタ情報を保持している。
処理部31は、受信部21によって取得された判別用情報が所定条件PC1を満たすセンサ1を他のセンサ1と識別可能に表示する処理を行う。また、処理部31は、受信部21によって取得された判別用情報が所定条件PC2を満たすか否かに応じて、対応のセンサ1から取得したセンサ情報に基づく情報を保存するか否かを決定する処理を行う。ここで、センサ情報に基づく情報は、当該センサ情報そのものであってもよい。
ここで、所定条件PC1,PC2は、センサ1の識別情報が登録されていること、アクセスポイント151の識別情報が登録されていること、およびバージョンが登録されていることを含む。
たとえば、処理部31は、受信部21からセンサ情報を受けると、受けたセンサ情報に含まれるバージョン情報、センサ識別情報およびAP識別情報に基づいてフィルタ処理を行う。
より詳細には、処理部31は、AP識別情報の示すアクセスポイント151のIDとフィルタ情報の示すアクセスポイント151のIDすなわち登録されているアクセスポイント151のIDとが一致しかつバージョン情報の示すプロトコルのバージョンとフィルタ情報の示すプロトコルのバージョンすなわち登録されているバージョンとが一致するか否かを確認する。
処理部31は、各IDの不一致および各バージョンの不一致の少なくともいずれか一方を確認した場合、センサ情報を破棄する。一方、処理部31は、各IDの一致および各バージョンの一致の両方を確認した場合、センサ情報に対して以下の処理を行う。
すなわち、処理部31は、記憶部22において保存された各グループ情報の示すグループに属する各センサ1のIDすなわち登録されている各センサ1のIDの中に、センサ識別情報の示すIDが含まれているか否かを確認する。
処理部31は、センサ識別情報の示すIDが登録されている各センサ1のIDの中に含まれていないことを確認すると、センサ識別情報の示すIDを、図6に示す無視センサリストLt1のリストアイテムとして追加するとともに、当該センサ情報を破棄する。
一方、処理部31は、センサ識別情報の示すIDが登録されている各センサ1のIDの中に含まれていることを確認すると、当該センサ情報をセンサ識別情報の示すIDに対応付けて記憶部22に保存する。
なお、処理部31は、各IDの不一致および各バージョンの不一致の少なくともいずれか一方を確認した場合、センサ識別情報の示すIDを、図6に示す無視センサリストLt1のリストアイテムとして追加するとともに、当該センサ情報を破棄してもよい。
この場合、処理部31は、たとえば、各IDの一致および各バージョンの一致の両方を確認し、かつセンサ識別情報の示すIDが登録されている各センサ1のIDの中に含まれていないことを確認すると、センサ識別情報の示すIDを、図4に示す領域Rg2における「未設定」のグループに追加するとともに、当該センサ情報をセンサ識別情報の示すIDに対応付けて記憶部22に保存する。すなわち、許可したプロトコルを用いて、許可したアクセスポイント151経由でセンサ情報を送信したセンサ1のIDを「未設定」のグループに自動で追加することができる。
[ユーザによる異常の確認]
再び図3を参照して、処理部31は、センサ1の状態情報を表示する処理を行う。具体的には、処理部31は、センサ1の状態情報を含む領域Rg3を表示する制御を行う。
処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、センサ情報に異常が生じた旨を示す状態情報を表示する。
図23は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示されたサブ画面の一例を示す図である。図23には、領域Rg3に表示されるサブ画面Scsが示される。
図23を参照して、処理部31は、図16に示すケースのように、設備Cに設けられたセンサ1からのセンサ情報が、条件C1を満たす計測情報を含むことを確認すると、図23に示すサブ画面Scsを領域Rg3に表示する制御を行う。
サブ画面Scsには、計測値の異常の履歴を示すリストLt12が表示される。リストLt12では、異常の発生したイベントの番号すなわち「No」を示す数値、計測値の異常の「発生日時」、当該異常の「確認完了日時」、対象のセンサ1の属する「グループ」の名称、対象の「センサ」の名称、「事象」の内容および「状態」が示される。
設備Cに設けられたセンサ1からの計測結果が注意上限のしきい値より大きくなった状態であるが、ユーザによる確認が行われていないので、「86」番目の「状態」は、「未確認」となっている。
図23では、「状態」が「未確認」のリストアイテムにはハッチングが施されている。一方、「状態」が「確認済」のリストアイテムにはハッチングが施されていない。なお、「状態」が「未確認」のリストアイテムには、状態が「確認済」のリストアイテムと異なる色を施してもよい。
また、ユーザは、ボタンBt44をクリックすることにより、指定した期間において発生したイベントの内容を確認することができる。
ユーザは、図23に示す「86」番目の異常の詳細を確認するために、たとえば「86」番目のリストアイテムをクリックする。
図24は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図24には、ポップアップ形式で表示される画面Scpが示される。
図24を参照して、当該画面Scpは、ユーザによる図23に示す「86」番目のリストアイテムのクリックに応答して表示される。
図24に示す画面Scpにおける領域Rg18では、対象のセンサ1の属するグループの名称および当該センサ1の名称が表示される。領域Rg18では、イベントの「発生日時」、「事象」の内容、および最新の「数値」すなわち計測値が表示される。
また、ユーザは、図24に示す画面Scpの内容を確認すると、当該画面Scpを閉じるためにボタンBt45またはBt46をクリックする。
再び図3を参照して、受付部23は、ユーザによる操作を受け付けると、受け付けた操作内容を示す操作情報を作成して処理部31へ出力する。
処理部31は、受付部23から操作情報を受けると、受けた操作情報に基づいて以下の処理を行う。
すなわち、処理部31は、操作情報がボタンBt46のクリックを示す場合、図24に示す画面Scpを消去し、領域Rg3において図23に示すサブ画面Scsを表示する制御を行う。
図25は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示されたサブ画面の一例を示す図である。図25には、領域Rg3に表示されるサブ画面Scsが示される。
図25を参照して、処理部31は、状態情報を確認する操作が行われた場合、状態情報の表示態様を変更する。
より詳細には、処理部31は、操作情報がボタンBt45のクリックを示す場合、図24に示す画面Scpを消去し、領域Rg3において図25に示すサブ画面Scsを表示する制御を行う。
具体的には、処理部31は、図25に示すように、「86」番目の「確認完了日時」および「状態」として、ボタンBt45がクリックされたタイミングを示す「2015/09/03 13:37:54」および「確認済」をそれぞれ表示する制御を行う。また、処理部31は、「86」番目のリストアイテムを、ハッチングを施さずに表示する制御を行う。
[グラフの表示その1]
再び図3を参照して、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、センサ1の電池残量に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う。
ユーザは、図15に示す画面Scを参照しながら、たとえば設備Cに設けられセンサ1の電池電圧の時間変化を表示させる場合、当該センサ1のアイコンIS1をクリックする。
受付部23は、ユーザによる操作を受け付けると、受け付けた操作内容を示す操作情報を作成して処理部31へ出力する。
図26は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図26には、ポップアップ形式で表示される画面Scpが示される。
図26を参照して、処理部31は、受付部23から操作情報を受けると、受けた操作情報に基づいて、図26に示す画面Scpを表示する制御を行う。
より詳細には、処理部31は、ユーザにより選択されたセンサ1(以下、選択センサ1とも称する。)のID、およびセンサ情報に基づいて、図26に示す画面Scpを表示する制御を行う。
図26に示す画面Scpでは、領域Rg19において、センサ情報に基づくグラフが表示される。この例では、ラジオボタンRB6が選択されているので、領域Rg19において、センサ情報に含まれるメンテナンス情報の示す選択センサ1の電池電圧の履歴を示すグラフが表示される。ここで、縦軸は電池電圧を示し、横軸は、計測時刻を示す。
また、ラジオボタンRB4、RB5、RB7またはRB8が選択された場合、図示しないが、領域Rg19において、センサ情報に含まれる計測情報の示す温度、湿度、電流または非接触温度の履歴を示すグラフが表示される。
グラフでは、電池電圧の時間変化を示す曲線Cv1、およびしきい値を示す直線Th1,Th2,Th3が示される。曲線Cv1および直線Th1,Th2,Th3は、たとえば異なる色で表示される。なお、曲線Cv1および直線Th1,Th2,Th3は、同じ線種すなわち実線で表示されているが、異なる線種で表示されてもよい。
グラフは、選択センサ1から新たなセンサ情報を受信するごとに自動的に更新される、すなわちリアルタイムで表示される。たとえば、グラフが所定回数更新されると、チェックボックスCB2にチェックが入り、グラフの自動更新が停止する。
なお、グラフは、新たなセンサ情報を受信するごとに更新されるものに限らず、所定周期ごとに更新されるものであってもよい。また、グラフの自動更新は、所定回数更新された場合に停止するものに限らず、画面Scpに対する操作が行われない状態が所定時間継続した場合に停止するものであってもよい。
テーブルTbl1には、選択センサ1に関する情報が示される。具体的には、テーブルTbl1には、選択センサ1の名称、選択センサ1が属するグループの名称、選択センサ1により計測された温度、湿度、電圧、電流および非接触温度の最新値、選択センサ1の最終計測日時、ならびに選択センサ1の状態が表示される。
図26に示す画面Scpは、ボタンBt46がクリックされることにより閉じられる。
また、ユーザは、選択センサ1の電池電圧の時間変化を表示させる場合、リアルタイム表示に限らず、期間を指定して表示させることも可能である。より詳細には、ユーザは、たとえば、図15に示す画面Scに表示された選択センサ1のアイコンIS1を、シフトキーを押しながらクリックするか、または図26に示す画面Scpに表示されたボタンBt45を、シフトキーを押しながらクリックする。
受付部23は、ユーザによる操作を受け付けると、受け付けた操作内容を示す操作情報を作成して処理部31へ出力する。
図27は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図27には、ポップアップ形式で表示される画面Scpが示される。
図27を参照して、処理部31は、受付部23から操作情報を受けると、受けた操作情報に基づいて、図27に示す画面Scpを表示する制御を行う。
図27に示す画面Scpでは、グラフの表示期間を変更することが可能である。ボタンBt49、Bt50またはBt51がクリックされると、表示期間が当日、当月または当年に設定される。
ボタンBt52またはBt53がクリックされると、表示期間の長さが所定倍小さくまたは大きくなるように設定される。
ボタンBt54またはBt57がクリックされると、所定時間Tm1だけ過去または未来に移動させた表示期間が設定される。ボタンBt55またはBt56がクリックされると、所定時間Tm2だけ過去または未来に移動させた表示期間が設定される。
ここで、所定時間Tm1は、たとえばボタンBt49、Bt50またはBt51のクリックに応じてそれぞれ1日、1月または1年に設定される。また、所定時間Tm2は、たとえば領域Rg21に表示されたグラフの横軸の1目盛に相当する時間である。
領域Rg21において、センサ情報に基づくグラフが表示される。この例では、ラジオボタンRB9が選択されているので、領域Rg21において、センサ情報に含まれる計測情報の示す温度の履歴を示すグラフが表示される。ここで、縦軸は温度を示し、横軸は、計測時刻を示す。
より詳細には、グラフでは、たとえば、最大値、平均値および最小値の時間変化をそれぞれ示す曲線Cv3、Cv4およびCv5、ならびに警告下限のしきい値、注意下限のしきい値、注意上限のしきい値および警告上限のしきい値をそれぞれ示す直線Th5、Th6、Th7およびTh8が示される。
最大値、平均値および最小値は、センサ情報に含まれる計測時刻情報および計測情報に基づいて算出される。より詳細には、最大値、平均値および最小値は、たとえばグラフの横軸の1目盛の半分の期間ごとに計測情報を統計処理することにより算出される。
曲線Cv3,Cv4,Cv5および直線Th5,Th6,Th7,Th8は、たとえば異なる色で表示される。なお、曲線Cv3,Cv4,Cv5および直線Th5,Th6,Th7,Th8は、同じ線種すなわち実線で表示されているが、異なる線種で表示されてもよい。
また、ラジオボタンRB10、RB12またはRB13が選択された場合、図示しないが、領域Rg19において、センサ情報に含まれる計測情報の示す湿度、電流もしくは非接触温度の履歴を示すグラフがそれぞれ表示される。また、ラジオボタンRB11が選択された場合、図示しないが、領域Rg19において、センサ情報に含まれるメンテナンス情報の示す電池電圧の履歴を示すグラフが表示される。
図27に示す画面Scpは、ボタンBt48がクリックされることにより閉じられる。
再び図3を参照して、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、センサ1から送信される無線信号に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う。たとえば、処理部31は、1つのセンサ1から送信される無線信号の複数のアクセスポイント151による計測結果を表示する処理を行う。
ユーザは、図15に示す画面Scを参照しながら、たとえば、設備Cに設けられたセンサ1についてのLQIの時間変化を表示させる場合、当該センサ1のアイコンIS1を、コントロールキーおよびオルタネイトキーを押しながらクリックする。
受付部23は、ユーザによる操作を受け付けると、受け付けた操作内容を示す操作情報を作成して処理部31へ出力する。
図28は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図28には、ポップアップ形式で表示される画面Scpが示される。
図28を参照して、処理部31は、受付部23から操作情報を受けると、受けた操作情報に基づいて、図28に示す画面Scpを表示する制御を行う。
より詳細には、処理部31は、選択センサ1のID、およびセンサ情報に基づいて、図28に示す画面Scpを表示する制御を行う。
図28に示す画面Scpでは、領域Rg20において、センサ情報に基づくグラフが表示される。より詳細には、領域Rg20において、センサ情報に含まれるLQI情報の示すLQIの履歴を示すグラフが表示される。ここで、縦軸はLQIの値を示し、横軸は、計測時刻を示す。
グラフでは、LQIの時間変化を示す曲線Cv2,Cv3、およびしきい値を示す直線Th9,Th10が示される。
上述したように、センサ情報処理装置101は、同じ計測時刻情報およびセンサ識別情報を含む複数のセンサ情報をそれぞれ異なるアクセスポイント151から受信することがある。この例では、曲線Cv2,Cv3は、2つのアクセスポイント151からそれぞれ受信した2つのセンサ情報であって選択センサ1からの同じ計測時刻情報およびセンサ識別情報を含む2つのセンサ情報に含まれるLQI情報に基づく曲線である。
曲線Cv2,Cv3および直線Th9,Th10は、たとえば異なる色で表示される。なお、曲線Cv2,Cv3および直線Th9,Th10は、同じ線種すなわち実線で表示されているが、異なる線種で表示されてもよい。
グラフは、選択センサ1から新たなセンサ情報を受信するごとに自動的に更新される、すなわちリアルタイムで表示される。たとえば、グラフが所定回数更新されると、チェックボックスCB3にチェックが入り、グラフの自動更新が停止する。
なお、グラフは、新たなセンサ情報を受信するごとに更新されるものに限らず、所定周期ごとに更新されるものであってもよい。また、グラフの自動更新は、所定回数更新された場合に停止するものに限らず、画面Scpに対する操作が行われない状態が所定時間継続した場合に停止するものであってもよい。
テーブルTbl2には、選択センサ1に関する情報が示される。具体的には、テーブルTbl2には、選択センサ1の名称、選択センサ1が属するグループの名称、選択センサ1の送信周期、センサ1が用いる無線チャネル番号、センサ情報のSN番号、選択センサ1の状態および選択センサ1の最終計測日時が表示される。
図28に示す画面Scpは、ボタンBt47がクリックされることにより閉じられる。
[センサ情報処理装置101の変形例]
再び図3を参照して、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1の数に応じて異なる処理を行う、より詳細には、比較結果に応じて所定エリアに関する処理を行う。
より詳細には、処理部31は、たとえば、工場5における各センサ1のうち、条件C1を満たす計測情報を含むセンサ情報を送信したセンサ1の個数が所定個数N1以下である場合、当該センサ1のアイコンとして標準アイコンIS5(図14参照)を用いる。一方、処理部31は、当該個数が所定個数N1より多い場合、当該センサ1のアイコンとして標準アイコンIS3を用いる。すなわち、工場5の状態としては非正常状態St1すなわち注意を要する状態であるが、工場5における広い範囲において非正常状態St1となっているため、非正常状態St2すなわち警告を要する状態として扱う。
[動作]
センサ情報処理装置101は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下に示すフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。この装置のプログラムは、外部からインストールすることができる。この装置のプログラムは、記録媒体に格納された状態で流通する。
図29は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置がセンサ情報に基づいてアイコンを表示する際の動作手順を定めたフローチャートである。
まず、センサ情報処理装置101は、工場5のマップを画面Scにおける領域Rg1に表示する制御を行う(ステップS102)。
次に、センサ情報処理装置101は、複数のセンサ1のうちの少なくともいずれか1つからセンサ情報を受信するまで待機する(ステップS104でNO)。
センサ情報処理装置101は、センサ1からセンサ情報を受信すると(ステップS104でYES)、ラジオボタンRB1が選択されている場合(ステップS106でYES)、以下の処理を行う。
すなわち、センサ情報処理装置101は、センサ情報に含まれる計測情報の示す温度、湿度、電流および非接触温度と対応の各しきい値とを比較し、比較結果に応じてセンサ1の標準アイコンの形態を決定する(ステップS108)。
次に、センサ情報処理装置101は、センサ情報に基づいて、マップにおける対応位置に決定した形態を有する標準アイコンを表示する制御を行う(ステップS110)。
一方、センサ情報処理装置101は、ラジオボタンRB2が選択されている場合(ステップS106でNOおよびステップS112でYES)、センサ情報に基づいて、マップにおける対応位置に、LQI情報の示すLQIに応じた形態を有する電波アイコンを表示する制御を行う(ステップS114)。
一方、センサ情報処理装置101は、ラジオボタンRB3が選択されている場合(ステップS106でNOおよびステップS112でNO)、センサ情報に基づいて、マップにおける対応位置に、メンテナンス情報の示す電池電圧に応じた形態を有する電池アイコンを表示する制御を行う(ステップS116)。
次に、センサ情報処理装置101は、センサ1の標準アイコンを表示する制御を行うか(ステップS110)、センサ1の電波アイコンを表示する制御を行うか(ステップS114)またはセンサ1の電池アイコンを表示する制御を行うと(ステップS116)、複数のセンサ1のうちの少なくともいずれか1つから新たなセンサ情報を受信するまで待機する(ステップS104でNO)。
なお、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムでは、センサ情報は、センサ1の計測対象に関する計測結果、センサ1の電池残量に関する計測結果、およびセンサ1の異常に関する判定結果を含むとしたが、これに限定するものではない。センサ情報は、センサ1の計測対象に関する計測結果、センサ1の電池残量に関する計測結果、およびセンサ1の異常に関する判定結果の一部を含んでもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置101では、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報の示す値と4つのしきい値とを比較する構成であるとしたが、これに限定するものではない。処理部31は、センサ情報の示す値と1つ、2つ、3つまたは5つ以上のしきい値とを比較する構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムでは、センサ情報はセンサ1からブロードキャストで送信されるとしたが、これに限定するものではない。センサ情報は、センサ1からユニキャストで送信されてもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、判別用情報は、バージョン情報、センサ識別情報およびAP識別情報を含むとしたが、これに限定するものではない。判別用情報は、バージョン情報、センサ識別情報およびAP識別情報の一部を含んでもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、所定条件PC1,PC2は、同じであるとしたが、異なってもよい。また、所定条件PC1,PC2は、センサ1の識別情報が登録されていること、アクセスポイント151の識別情報が登録されていること、およびバージョンが登録されていることのいずれか1つまたは2つであってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、図13に示すように、所定エリアすなわち工場5の図面の全部を表示する構成であるとしたが、これに限定するものではない。処理部31は、所定エリアの図面の一部を表示する構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、センサ情報の内容または比較結果に応じてアイコンの形状および表示色の少なくともいずれかを変更する構成であるとしたが、これに限定するものではない。処理部31は、センサ情報の内容または比較結果に応じて、アイコンの点滅、回転、膨張、収縮および収縮、ならびにこれらの組み合わせを行う構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、センサ情報に基づいて、複数のセンサ1のうち、図面における対応位置に1または複数のセンサ1のアイコンを表示する処理を行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。処理部31は、センサ情報以外の情報たとえばアクセスポイント151による無線信号の計測結果に基づいて当該処理を行う構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、工場5における各センサ1のうち、条件C1〜C4の少なくともいずれか1つを満たすセンサ情報を送信したセンサ1の数に応じて異なる処理を行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。処理部31は、他の条件を満たすセンサ1の数に応じて異なる処理を行う構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理システムでは、計測時刻情報はセンサ1において作成される構成であるとしたが、これに限定するものではない。センサ情報処理装置101が、センサ1からセンサ情報を受信したタイミングを示すタイムスタンプを計測時刻情報として作成する構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、以下の9つの機能の各々を実現するステップをそれぞれ含む9つのプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これらのプログラムは、外部からインストールすることができる。
1つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する受信部21と、所定エリアの図面を表示する処理および受信部21によって取得されたセンサ情報に基づく、複数のセンサ1のうちの一部または全部のセンサ1のアイコンを、図面における対応位置に同時に表示する処理を行う処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
2つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得し、また、センサ1から送信される無線信号を受信するアクセスポイント151経由でセンサ情報を取得し、アクセスポイント151による無線信号の計測結果を取得する受信部21と、所定エリアの図面を表示する処理、および受信部21によって取得された計測結果に基づく、複数のセンサ1のうちの一部または全部のセンサ1のアイコンを、図面における対応位置に同時に表示する処理を行う処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
3つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する受信部21と、受信部21によって取得されたセンサ情報の示す値と複数のしきい値とを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
4つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する受信部21と、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1の数に応じて異なる処理を行う処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
5つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサ1について、センサ1に関する判別用情報を取得する受信部21と、受信部21によって取得された判別用情報が所定条件を満たすセンサ1を他のセンサ1と識別可能に表示する処理を行う処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
6つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサ1について、センサ1に関する判別用情報を取得し、かつセンサ情報を取得する受信部21と、受信部21によって取得された判別用情報が所定条件を満たすか否かに応じて、対応のセンサ1から取得したセンサ情報に基づく情報を保存するか否かを決定する処理を行う処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
7つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する受信部21と、センサ1の状態情報を表示する処理を行い、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、センサ情報に異常が生じた旨を示す状態情報を表示し、その後、状態情報を確認する操作が行われた場合、状態情報の表示態様を変更する処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
8つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する受信部21と、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、センサ1の電池残量に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
9つ目の機能として、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する受信部21と、センサ1から送信される無線信号に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う処理部31とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
ところで、所定エリアを良好に監視するための技術が求められている。
本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。処理部31は、所定エリアの図面を表示する処理を行う。そして、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づく、複数のセンサ1のうちの一部または全部のセンサ1のアイコンを、図面における対応位置に同時に表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサ1から送信されたセンサ情報の内容を認識することができるので、工場等の所定エリアの状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの状態に適した処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。処理部31は、所定エリアの図面を表示する処理を行う。受信部21は、センサ1から送信される無線信号を受信するアクセスポイント151経由でセンサ情報を取得し、アクセスポイント151による無線信号の計測結果を取得する。そして、処理部31は、受信部21によって取得された計測結果に基づく、複数のセンサ1のうちの一部または全部のセンサ1のアイコンを、図面における対応位置に同時に表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、計測結果の内容を認識することができるので、工場等の所定エリアにおける電波状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの電波状態に適した処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、センサ情報は、センサ1の計測対象に関する計測結果を含む。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、所定エリアにおける計測対象たとえば設備および環境の状態を迅速かつ正しく認識することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、センサ情報は、センサ1の電池残量に関する計測結果を含む。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサ1の電池残量を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、電池交換のタイミングを容易に認識することができるので、センサ1のメンテナンスの負荷を軽減することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、センサ情報は、センサ1の異常に関する判定結果を含む。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサ1の異常を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、センサ1の修理または交換等の必要性を容易に認識することができるので、センサ1のメンテナンスの負荷を軽減することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、計測結果は、無線信号の品質を示すLQIである。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、工場等の所定エリアにおける電波状態をLQIという具体的な値で認識することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、センサ情報の内容に応じて対応のアイコンの表示色を変更する。
このように、センサ情報の内容の変化をアイコンの表示色に反映させる構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、所定エリアの状態の変化を迅速かつ正しく認識することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、センサ情報の内容に応じた対応のセンサ1の電池の交換時期を認識可能に表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサ1の電池の交換のタイミングを容易に認識することができるので、たとえばセンサ1のメンテナンスについての適切な管理スケジュールを作成することができる。これにより、センサの管理の負荷を軽減することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、電池の交換時期までの日数を表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、アイコンの示すセンサ1の電池の交換のタイミングを容易かつ具体的に認識することができるので、より適切な管理スケジュールを作成することができる。これにより、センサの管理の負荷をさらに軽減することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、図面における対応位置が未定であるアイコンを所定位置に表示する処理を行う。そして、処理部31は、対応位置を指定する操作内容を示す操作情報に基づいてアイコンの表示位置を所定位置から対応位置に変更する。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンが対応位置に表示されているか否かを容易に認識することができるので、図面におけるアイコンの配置処理の作業性を高めることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、受信部21においてセンサ情報が所定時間以上取得されない場合に、対応のセンサ1のアイコンの表示態様を変更する。
このような構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、センサ情報を送信しない異常なセンサ1を容易に認識することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。そして、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報の示す値と複数のしきい値とを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う。
このような構成により、工場等の所定エリアの状態を少なくとも3つのレベルで表すことができるので、ユーザは、たとえばレベルに応じた適切な処理を行うことができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部31は、所定エリアの図面を表示するとともに、図面における対応位置に1または複数のセンサ1のアイコンを表示する処理を行い、比較結果に応じてアイコンの表示態様を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルをアイコンの表示態様に反映させる構成により、ユーザは、図面上に表示されたアイコンを視認することで、所定エリアの状態のレベルの変化を迅速かつ正しく認識することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、複数のしきい値は、上限しきい値および下限しきい値を含む。そして、処理部31は、センサ情報の示す値が上限しきい値を上回った場合と、当該値が下限しきい値を下回ったとで異なる処理を行う。
このような構成により、所定エリアの状態が、たとえば標準レベルの状態から上のレベルの状態へ遷移するか、または標準レベルの状態から下のレベルの状態へ遷移するかに応じて適切な処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。そして、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1の数に応じて異なる処理を行う。
このような構成により、異常なセンサ情報を送信するセンサ1の個数に基づいて、たとえば、工場等の所定エリアにおける異常領域の大きさを認識することができるので、認識した大きさに応じて適切な処理を行うことができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサ1について、センサ1に関する判別用情報を取得する。そして、処理部31は、受信部21によって取得された判別用情報が所定条件を満たすセンサ1を他のセンサ1と識別可能に表示する処理を行う。
このように、たとえば、取得すべきセンサ情報を送信するセンサ1を、取得すべきでないセンサ情報を送信するセンサ1と識別可能に表示する構成により、ユーザは、複数のセンサ1のうちの、センサ情報の取得対象のセンサ1を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサ1について、センサ1に関する判別用情報を取得し、かつセンサ情報を取得する。そして、処理部31は、受信部21によって取得された判別用情報が所定条件を満たすか否かに応じて、対応のセンサ1から取得したセンサ情報に基づく情報を保存するか否かを決定する処理を行う。
このような構成により、複数のセンサ1のうちの、保存対象でないセンサ情報を送信するセンサ1、および保存対象のセンサ情報を送信するセンサ1を自動的に識別することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、判別用情報は、センサ1の識別情報を含む。そして、所定条件は、センサ1の識別情報が登録されていることを含む。
このような構成により、たとえば、センサ1の識別情報が登録されているか否かに基づいて、取得対象または保存対象のセンサ情報を送信するセンサ1と他のセンサ1とを容易に識別することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、センサ1から送信される無線信号を受信するアクセスポイント151経由でセンサ情報を取得する。そして、判別用情報は、アクセスポイント151の識別情報を含む。そして、所定条件は、アクセスポイント151の識別情報が登録されていることを含む。
このような構成により、たとえば、アクセスポイント151の識別情報が登録されているか否かに基づいて、取得対象または保存対象のセンサ情報を中継するアクセスポイント151と他のアクセスポイント151とを容易に識別することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、判別用情報は、センサ1の通信プロトコルのバージョンを含む。そして、所定条件は、当該バージョンが登録されていることを含む。
このような構成により、たとえば、センサ1の通信プロトコルのバージョンが登録されているか否かに基づいて、取得対象または保存対象のセンサ情報を送信するセンサ1と他のセンサ1とを容易に識別することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。処理部31は、センサ1の状態情報を表示する処理を行う。そして、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、センサ情報に異常が生じた旨を示す状態情報を表示し、その後、状態情報を確認する操作が行われた場合、状態情報の表示態様を変更する。
このように、センサ情報の異常を表示し、異常の確認後に表示態様を変更する構成により、ユーザは、状態情報の内容を視認することで、確認済みの異常と比べて、未確認の異常をより容易に認識することができるので、工場等の所定エリアの状態を迅速かつ正しく認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。これにより、ユーザは、たとえば所定エリアの状態に適した処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。そして、処理部31は、受信部21によって取得されたセンサ情報に基づいて、センサ1の電池残量に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、センサ1の電池残量に関する計測結果の履歴を視認することで、センサ1の電池残量の時間変化を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、電池の放電特性および電池交換のタイミング等を容易に認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。そして、処理部31は、センサ1から送信される無線信号に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、センサ1から送信される無線信号に関する計測結果の履歴を視認することで、無線通信の通信状況の時間変化を迅速かつ正しく認識することができる。これにより、ユーザは、通信障害の原因、たとえば、工場において電波障害を発生させるクレーンの移動があったことを容易に認識することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、センサ1から送信される無線信号を受信するアクセスポイント151経由でセンサ情報を取得する。そして、処理部31は、1つのセンサ1から送信される無線信号の複数のアクセスポイント151による計測結果を表示する処理を行う。
このような構成により、ユーザは、複数の通信ルートについての計測結果の履歴を迅速かつ正しく認識することができるので、所定エリアにおいて、冗長性を確保するためのセンサ1およびアクセスポイント151の適切な配置を構築することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置と比べてセンサに連動した処理を行うセンサ情報処理装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置と同様である。
[構成および基本動作]
図30は、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理システムの構成を示す図である。
図30を参照して、センサ情報処理システム302は、複数のセンサ1と、センサ情報処理装置102とを備える。
図31は、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおけるセンサが設けられた工場の一例を示す図である。図31の見方は、図2と同様である。
図31を参照して、工場5において、2つのアクセスポイント151と、5つのセンサ1と、1つのカメラ121と、1つの警告灯111とが設けられる。なお、工場5において、複数のカメラ121が設けられてもよいし、複数の警告灯111が設けられてもよい。
[センサ情報処理装置]
図32は、本発明の第2の実施の形態に係る機器管理システムにおけるセンサ情報処理装置の構成を示す図である。
図32を参照して、センサ情報処理装置101は、図3に示すセンサ情報処理装置101と比べて、処理部31の代わりに処理部32を備え、さらに送信部24を備える。
センサ情報処理装置102における受信部21、記憶部22および受付部23の動作は、図3に示すセンサ情報処理装置101における受信部21、記憶部22および受付部23とそれぞれ同様である。
[センサに連動する装置および報知範囲の登録時における画面の遷移]
図33〜図36は、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理システムにおいて、表示装置に表示された画面の一例を示す図である。図33には、センサ1に連動させるカメラ121を設定するための画面Scpが示される。
図33に示す画面Scpには、上述の領域Rg4と、センサ1に連動させるカメラ121を設定するための領域Rg16とが含まれる。
ユーザは、領域Rg4における「デバイス管理」を示すメニューアイテムIt3をクリックすることにより「カメラ設定」を示すリンクLk12を表示させた後、リンクLk12をクリックする。領域Rg16は、ユーザによるリンクLk12のクリックに応答して表示される。
領域Rg16には、登録されたカメラ121の名称を選択するためのドロップダウンリストDL17が表示される。ドロップダウンリストDL17は、リストを有しており、当該リストには、たとえばユーザによって予め登録されたカメラ121の名称を示すリストアイテムが含まれる。
領域Rg16には、カメラ121を遠隔制御するためのユーザ名、カメラ121の名称およびカメラ121のIPアドレスを入力するためのテキストボックスTB18、TB19およびTB20がそれぞれ表示される。たとえば、ユーザ名に対応するパスワードを入力する場合、ボタンBt42をクリックすることによりパスワードを入力するための図示しないポップアップ画面が表示されるので、ユーザは、パスワードを入力することが可能である。
また、カメラ121では、当該カメラ121の向きおよび倍率等のプリセットが設定されている。このプリセットは、管理番号により管理される。ユーザは、リストLt11において、プリセットの内容を当該プリセットの管理番号に対応するリストアイテムに書きこむ。これにより、カメラ121に設定されたプリセットの内容を分かりやすく登録することが可能である。
ボタンBt41がユーザによりクリックされると、対象のカメラ121に対する設定の編集結果が登録される。
また、図示しないが、警告灯111の名称およびIPアドレスについても、カメラ121の名称およびIPアドレスと同様に設定することが可能である。
図34には、デバイスに連動させるセンサ1を選択するための画面Scpが示される。図34に示す画面Scpには、上述の領域Rg4と、機器と連動させるセンサ1を検索および選択するための領域Rg13とが含まれる。
ユーザは、領域Rg4における「デバイス制御」を示すリンクLk9をクリックする。図34に示す領域Rg13は、ユーザによるリンクLk9のクリックに応答して表示される。
領域Rg13には、ドロップダウンリストDL7、テキストボックスTB12およびボタンBt25が表示される。ドロップダウンリストDL7、テキストボックスTB12およびボタンBt25の動作は、図11に示すドロップダウンリストDL4、テキストボックスTB8およびボタンBt23とそれぞれ同様である。
図34に示す画面Scpでは、ユーザによるボタンBt25のクリックに応答して、検索条件を満たすセンサ1を示すリストLt7が表示される。この例では、「テストセンサ」のセンサ名を有するセンサ1がリストLt7に表示される。
ユーザは、リストLt7における「テストセンサ」を示すリンクLk10をクリックすることにより、「テストセンサ」の名称を有するセンサ1に連動する機器の設定を編集することが可能である。
図35には、センサ1に連動する機器、具体的には警告灯111およびカメラ121の設定を編集するための画面Scpが示される。図35に示す画面Scpには、上述の領域Rg4と、センサ1に連動する警告灯111およびカメラ121の設定を編集するための領域Rg14とが含まれる。
図35に示す領域Rg14は、ユーザによるリンクLk10のクリックに応答して表示される。
領域Rg14には、連動対象のセンサ1の「名前」を表示するためのテキストボックスTB13が表示される。テキストボックスTB13は、たとえば編集不可に設定されている。
また、領域Rg14には、非正常状態St1〜St4を設定するためのドロップダウンリストDL10、センサ1に連動させる警告灯111の名称を選択するためのドロップダウンリストDL8、およびセンサ1に連動させる警告灯111の動作を選択するためのドロップダウンリストDL9が表示される。
ドロップダウンリストDL10は、リストを有しており、当該リストには、たとえば、非正常状態St1、St2、St3およびSt4にそれぞれ対応する、「注意上限のしきい値を上回った場合、」、「警告上限のしきい値を上回った場合、」、「注意下告のしきい値を下回った場合、」および「注意下限のしきい値を下回った場合」をそれぞれ示すリストアイテムが含まれる。
ドロップダウンリストDL8は、リストを有しており、当該リストには、たとえばユーザによって予め登録された警告灯111の名称を示すリストアイテムが含まれる。
ドロップダウンリストDL9は、リストを有しており、当該リストには、たとえば「赤色で発行する」、「黄色で発行する」および「動作しない」をそれぞれ示すリストアイテムが含まれる。
ユーザは、ドロップダウンリストDL10を操作して所望の非正常状態を選択した後、ドロップダウンリストDL8を操作して所望の警告灯111の名称を選択する。そして、ユーザは、ボタンBt28をクリックすることにより、選択した当該警告灯111の名称をリストLt8にリストアップさせることが可能である。
また、ユーザは、ボタンBt27をクリックすることにより、登録されている警告灯111の名称のすべてをリストLt8にリストアップさせることが可能である。
また、ユーザは、ボタンBt29をクリックすることにより、リストLt8にリストアップされた警告灯111の名称のすべてを削除することが可能である。また、ユーザは、リストLt8にリストアップされた1または複数の警告灯111の名称を選択した後、ボタンBt30をクリックすることにより、選択した当該警告灯111の名称をリストLt8から削除することが可能である。
ユーザは、ドロップダウンリストDL9を操作することにより、ドロップダウンリストDL10において設定された非正常状態において、リストLt8にリストアップされた警告灯111に対する所望の動作内容を設定する。
また、領域Rg14には、非正常状態St1〜St4を設定するためのドロップダウンリストDL18、センサ1に連動させるカメラ121の名称を選択するためのドロップダウンリストDL13およびセンサ1に連動させるカメラ121の動作を選択するためのドロップダウンリストDL14が表示される。ドロップダウンリストDL18の動作は、ドロップダウンリストDL10と同様である。
ドロップダウンリストDL13は、リストを有しており、当該リストには、図33に示す画面Scpにおいてユーザによって登録されたカメラ121の名称を示すリストアイテムが含まれる。
ドロップダウンリストDL14は、リストを有しており、当該リストには、図33に示す画面Scpにおいてユーザによって登録されたカメラ121の動作の内容すなわちプリセットを示すリストアイテムが含まれる。
ユーザは、ドロップダウンリストDL18を操作して所望の状態を選択した後、ドロップダウンリストDL13およびDL14をそれぞれ操作することにより、所望のカメラ121の名称、および当該名称を有するカメラ121に対する所望の動作を選択する。
そして、ユーザは、ボタンBt31をクリックすることにより、ドロップダウンリストDL18において選択された状態に対応する、選択したカメラ121の名称および対応の動作の内容をリストLt9にリストアップさせることが可能である。
また、ユーザは、ボタンBt32またはBt33をクリックすることにより、リストLt9における対応のリストアイテムを削除することが可能である。
ボタンBt26がユーザによりクリックされると、センサ1に連動する警告灯111およびカメラ121に対する設定の編集結果が登録される。
図36に示す画面Scには、上述の領域Rg4と、報知範囲を設定するための領域Rg15とが含まれる。
ユーザは、領域Rg4における「メール管理」を示すリンクLk11をクリックする。図36に示す領域Rg15は、ユーザによるリンクLk11のクリックに応答して表示される。
領域Rg15には、「メールサーバ」、「メールアカウント」、「送信元メールアドレス」および「返信先メールアドレス」をそれぞれ表示するためのテキストボックスTB14、テキストボックスTB15、テキストボックスTB16およびテキストボックスTB17が表示される。また、領域Rg15には、メールサーバの認証の有無を設定するためのチェックボックスCB1が表示される。
また、領域Rg15には、非正常状態St1〜St4を設定するためのドロップダウンリストDL15が表示される。ドロップダウンリストDL15の動作は、図35に示すドロップダウンリストDL10と同様である。
ユーザは、ドロップダウンリストDL15を操作して所望の状態を選択した後、ドロップダウンリストDL16を操作して宛先の種別を選択するとともに、送信先のメールアドレスをテキストボックスTB18に入力する。ここで、宛先の種別は、「TO」、「CC(カーボンコピー)」および「BCC(ブラインドカーボンコピー)」等である。
そして、ユーザは、ボタンBt36をクリックすることにより、ドロップダウンリストDL15において選択された状態に対応する、宛先の種別および送信先メールアドレスをリストLt10にリストアップさせることが可能である。
また、ユーザは、ボタンBt37、Bt38、Bt39またはBt40をクリックすることにより、リストLt10における対応のリストアイテムを削除することが可能である。
ボタンBt35がユーザによりクリックされると、メール設定の編集結果が登録される。
再び図32を参照して、受付部23は、取得部として、センサ1と警告灯111およびカメラ121とを対応付ける操作を示す操作情報を取得する。具体的には、受付部23は、ユーザが図35に示す画面Scpに対して行った操作内容を示す操作情報M1を取得すると、取得した操作情報M1を処理部32へ出力する。また、受付部23は、ユーザが図36に示す画面Scpに対して行った操作内容を示す操作情報M2を取得すると、取得した操作情報M2を処理部32へ出力する。
処理部32は、受付部23から受ける操作情報M1に基づいて、センサ1に連動するカメラ121のIPアドレスおよび警告灯111のIPアドレスを示すIPアドレス情報、当該カメラ121のユーザ名およびパスワードを示す認証情報、非正常状態ごとの当該カメラ121の動作内容を示すカメラ動作情報、ならびに非正常状態ごとの当該警告灯111の動作内容を示す警告灯動作情報を含む連動情報を作成する。処理部32は、作成した連動情報をセンサ1のIDに対応付けて記憶部22に保存する。
また、処理部32は、受付部23から受ける操作情報M2に基づいて、非正常状態ごとの送信先のメールアドレスを示す報知先情報を作成し、作成した報知先情報をセンサ1のIDに対応付けて記憶部22に保存する。
処理部32は、機器の動作を制御可能であり、受信部21によって取得された操作情報に基づいて、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1に対応する機器を起動するか、または所定の動作を行わせる。
処理部32は、受信部21によって取得されたセンサ情報の示す値と複数のしきい値とを比較する。
具体的には、処理部32は、受信部21からセンサ情報を受けると、受けたセンサ情報が、上述の条件C1,C2,C3,C4の少なくともいずれか1つを満たす計測情報(以下、非正常計測情報とも称する。)を含むか否かを判定する判定処理を行う。
そして、処理部32は、比較結果に応じて異なる処理を行う、より詳細には、比較結果に応じて所定エリアに関する処理を行う。たとえば、処理部32は、比較結果に応じて機器の動作内容を変更する。
具体的には、処理部32は、センサ情報が非正常計測情報を含むと判定した場合、当該センサ情報の送信元のセンサ1のIDに対応付けられた連動情報が記憶部22に保存されているか否かを確認する。
処理部32は、対応の連動情報の保存を確認した場合、当該連動情報に含まれる警告灯動作情報に基づいて警告灯制御情報を作成する。
より詳細には、処理部32は、満たされた条件に対応する非正常状態を特定し、特定した非正常状態に対応する動作内容、具体的には、図35に示すドロップダウンリストDL10において設定された状態に対応する、ドロップダウンリストDL9において設定された動作内容を示す警告灯制御情報を作成する。
処理部32は、作成した警告灯制御情報の宛先として、IPアドレス情報に基づいて、図35に示すリストLt8にリストアップされた警告灯111のIPアドレスを特定し、特定したIPアドレスを示す警告灯アドレス情報を作成する。
処理部32は、作成した警告灯制御情報および警告灯アドレス情報を送信部24へ出力する。
また、処理部32は、当該連動情報に含まれるカメラ動作情報に基づいてカメラ制御情報を作成する。より詳細には、処理部32は、特定した非正常状態に対応する動作内容、具体的には、図35に示すドロップダウンリストDL18において設定された状態に対応する、リストLt9において設定された動作内容を示すカメラ制御情報を作成する。
処理部32は、作成したカメラ制御情報の宛先として、IPアドレス情報に基づいて、図35に示すリストLt9にリストアップされたカメラ121のIPアドレスを特定し、特定したIPアドレスを示すカメラアドレス情報を作成する。また、処理部32は、リストLt9にリストアップされたカメラ121の認証情報を記憶部22から取得する。
処理部32は、カメラ制御情報、カメラアドレス情報および認証情報を送信部24へ出力する。
送信部24は、警告灯制御情報および警告灯アドレス情報を処理部32から受けると、受けた警告灯アドレス情報の示すIPアドレスを宛先として警告灯制御情報を内部ネットワーク11経由で警告灯111へ送信する。
また、送信部24は、カメラ制御情報、カメラアドレス情報および認証情報を処理部32から受けると、受けたカメラアドレス情報の示すIPアドレスを宛先としてカメラ制御情報および認証情報を内部ネットワーク11経由でカメラ121へ送信する。
再び図30を参照して、警告灯111は、センサ情報処理装置102から警告灯制御情報を受信すると、受信した警告灯制御情報に従って動作する。また、カメラ121は、センサ情報処理装置102からカメラ制御情報および認証情報を受信すると、受信した認証情報について認証処理を行った後、カメラ制御情報に従って動作する。
これにより、警告灯111またはカメラ121は、動作していない場合、動作を開始する。すなわち、所定条件を満たすセンサ1に対応する機器が起動する。また、警告灯111またはカメラ121は、動作している場合、動作を変更する。
再び図32を参照して、処理部32は、たとえば、所定エリアに関する報知処理を行い、比較結果に応じて報知先の範囲を変更する。また、処理部32は、たとえば、比較結果に応じて報知内容を変更する。
具体的には、処理部32は、センサ情報が非正常計測情報を含むと判定した場合、当該センサ情報の送信元のセンサ1のIDに対応付けられた報知先情報が記憶部22に保存されているか否かを確認する。
処理部32は、対応の報知先情報の保存を確認した場合、当該報知先情報に基づいて、メールの宛先を示す宛先情報を作成する。より詳細には、処理部32は、満たされた条件に対応する非正常状態を特定し、特定した非正常状態に対応するメールの宛先、具体的には、図36に示すドロップダウンリストDL15において設定された状態に対応する、リストLt10において設定された宛先種別およびメールアドレスを示す宛先情報を作成する。
また、処理部32は、たとえば満たされた条件の内容を示すメール情報を作成する。処理部32は、作成した宛先情報およびメール情報を送信部24へ出力する。
送信部24は、宛先情報およびメール情報を処理部32から受けると、受けた宛先情報の示すメールアドレスを宛先として、メール情報の内容を含むメールを、宛先情報の示す種別で内部ネットワーク11またはインターネット経由で宛先の装置またはサーバへ送信する。
[センサ情報処理装置102の変形例1]
処理部32は、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1の数に応じて異なる処理を行う、より詳細には、比較結果に応じて所定エリアに関する処理を行う。
より詳細には、処理部32は、たとえば、工場5における各センサ1のうち、条件C1を満たす計測情報を含むセンサ情報を送信したセンサ1の個数が所定個数N1以下である場合、非正常状態St1に対応するメールの宛先を示す宛先情報を作成するとともに、条件C1を満たすことを示すメール情報を作成する。
一方、処理部32は、当該個数が所定個数N1より多い場合、非正常状態St2に対応するメールの宛先を示す宛先情報を作成するとともに、条件C1を満たすセンサ情報を送信するセンサ1の個数が所定個数N1より多いことを示すメール情報を作成する。
[センサ情報処理装置102の変形例2]
処理部32は、たとえば、比較結果に応じて制御対象の機器を変更する。具体的には、処理部32は、たとえば、センサ情報が条件C1またはC3を満たす計測情報を含む場合、警告灯制御情報および警告灯アドレス情報を作成して送信部24へ出力する。また、処理部32は、たとえば、センサ情報が条件C2またはC4を満たす計測情報を含む場合、カメラ制御情報およびカメラアドレス情報を作成し、作成したカメラ制御情報およびカメラアドレス情報、ならびに記憶部22から取得した認証情報を送信部24へ出力する。
[センサ情報処理装置102の変形例3]
受信部21は、センサ1と機器とを対応付ける操作を示す操作情報を取得する。
再び図30および図31を参照して、たとえば、ユーザの携帯する無線端末装置2、たとえばスマートホンにおいて、図33〜図36に示す画面Scpを表示することが可能である。
ユーザは、たとえば工場5に位置している。ユーザは、工場5に設けられた警告灯111、カメラ121および各センサ1の位置関係を確認しながら、無線端末装置2において表示される、図33〜図36に示す画面Scpに対して操作を行う。無線端末装置2は、ユーザによる操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す操作情報を作成してアクセスポイント151経由でセンサ情報処理装置102へ送信する。
再び図32を参照して、受信部21は、操作情報を無線端末装置2から受信すると、受信した操作情報を処理部32へ出力する。
[動作]
図37は、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置がセンサ情報に基づいて機器制御および報知処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
まず、センサ情報処理装置102は、複数のセンサ1のうちの少なくともいずれか1つからセンサ情報を受信するまで待機する(ステップS202でNO)。
センサ情報処理装置102は、センサ1からセンサ情報を受信すると(ステップS202でYES)、センサ情報が非正常計測情報を含む場合(ステップS204でYES)、以下の処理を行う。
すなわち、センサ情報処理装置102は、非正常計測情報の満たす条件を特定し、特定した条件に対応する非正常状態を特定する(ステップS206)。
次に、センサ情報処理装置102は、センサ情報の送信元のセンサ1のIDに対応付けられた連動情報が記憶部22に保存されているか否かを確認し(ステップS208)、当該連動情報が記憶部22に保存されていると確認した場合(ステップS208でYES)、特定した非正常状態に応じた警告灯制御情報および警告灯アドレス情報を作成する(ステップS210)。
次に、センサ情報処理装置102は、特定した非正常状態に応じたカメラ制御情報およびカメラアドレス情報を作成する(ステップS212)。
次に、センサ情報処理装置102は、作成した警告灯アドレス情報およびカメラアドレス情報をそれぞれ用いて、警告灯制御情報およびカメラ制御情報を警告灯111およびカメラ121へ送信する(ステップS214)。
次に、センサ情報処理装置102は、警告灯制御情報およびカメラ制御情報を送信するか(ステップS214)、または上記連動情報が記憶部22に保存されていないと確認すると(ステップS208でNO)、以下の処理を行う。
すなわち、センサ情報処理装置102は、センサ情報の送信元のセンサ1のIDに対応付けられた報知先情報が記憶部22に保存されているか否かを確認し(ステップS216)、当該報知先情報が記憶部22に保存されていると確認した場合(ステップS216でYES)、特定した非正常状態に応じた宛先情報およびメール情報を作成する(ステップS218)。
次に、センサ情報処理装置102は、作成した宛先情報を用いて、メール情報の内容を含むメールを宛先の装置またはサーバへ送信する(ステップS220)。
次に、センサ情報処理装置102は、センサ情報が非正常計測情報を含まないか(ステップS204でNO)、上記報知先情報が記憶部22に保存されていないと確認するか(ステップS216でNO)、またはメール情報の内容を含むメールを送信すると(ステップS220)、複数のセンサ1のうちの少なくともいずれか1つから新たなセンサ情報を受信するまで待機する(ステップS202でNO)。
なお、上記ステップS208〜S214とステップS216〜S220との順番は、上記に限らず、順番を入れ替えてもよい。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置102では、処理部32は、受信部21によって取得されたセンサ情報の示す値と4つのしきい値とを比較する構成であるとしたが、これに限定するものではない。処理部32は、センサ情報の示す値と1つ、2つ、3つまたは5つ以上のしきい値とを比較する構成であってもよい。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部32は、工場5における各センサ1のうち、条件C1〜C4の少なくともいずれか1つを満たすセンサ情報を送信したセンサ1の数に応じて異なる処理を行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。処理部32は、他の条件を満たすセンサ1の数に応じて異なる処理を行う構成であってもよい。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、以下の3つの機能の各々を実現するステップをそれぞれ含む3つのプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これらのプログラムは、外部からインストールすることができる。
1つ目の機能として、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する受信部21と、受信部21によって取得されたセンサ情報の示す値と複数のしきい値とを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う処理部32とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
2つ目の機能として、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する受信部21と、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1の数に応じて異なる処理を行う処理部32とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
3つ目の機能として、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報、およびセンサ1と機器とを対応付ける操作を示す操作情報を取得する受信部21と、機器の動作を制御可能であり、受信部21によって取得された操作情報に基づいて、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1に対応する機器を起動するか、または所定の動作を行わせる処理部32とからなる最小構成要素により、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供するという本発明の目的を達成することが可能である。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。そして、処理部32は、受信部21によって取得されたセンサ情報の示す値と複数のしきい値とを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う。
このような構成により、工場等の所定エリアの状態を少なくとも3つのレベルで表すことができるので、ユーザは、たとえばレベルに応じた適切な処理を行うことができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部32は、所定エリアに関する報知処理を行い、比較結果に応じて報知先の範囲を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルに応じて報知先の範囲を変更する構成により、報知をより効果的に行うすることができるので、たとえば報知を受ける関係者の作業量を軽減することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部32は、所定エリアに関する報知処理を行い、比較結果に応じて報知内容を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルに応じて報知内容を変更する構成により、報知を受ける関係者は、所定エリアの状態のレベルを容易に認識することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部32は、機器の動作を制御可能であり、比較結果に応じて制御対象の機器を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルに応じて機器を変更する構成により、所定状態のレベルに応じた適切な機器を動作させることができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、処理部32は、機器の動作を制御可能であり、比較結果に応じて機器の動作内容を変更する。
このように、所定エリアの状態のレベルに応じて機器の動作内容を変更する構成により、所定状態のレベルに応じた適切な動作内容で機器を動作させることができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、複数のしきい値は、上限しきい値および下限しきい値を含む。そして、処理部32は、センサ情報の示す値が上限しきい値を上回った場合と、当該値が下限しきい値を下回った場合とで異なる処理を行う。
このような構成により、所定エリアの状態が、たとえば標準レベルの状態から上のレベルの状態へ遷移するか、または標準レベルの状態から下のレベルの状態へ遷移するかに応じて適切な処理を行うことができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。そして、処理部32は、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1の数に応じて異なる処理を行う。
このような構成により、異常なセンサ情報を送信するセンサ1の個数に基づいて、たとえば、工場等の所定エリアにおける異常領域の大きさを認識することができるので、認識した大きさに応じて適切な処理を行うことができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るセンサ情報処理装置では、受信部21は、所定エリアに配置された複数のセンサ1から無線送信されるセンサ情報を取得する。処理部32は、機器の動作を制御可能である。受信部21は、センサ1と機器とを対応付ける操作を示す操作情報を取得する。そして、処理部32は、受信部21によって取得された操作情報に基づいて、受信部21によって取得されたセンサ情報が所定条件を満たすセンサ1に対応する機器を起動するか、または所定の動作を行わせる。
このような構成により、たとえば、工場に配置されたセンサ1の周囲の状態が変化することでセンサ情報が所定条件を満たす場合に制御すべき機器とセンサ1とを対応付ける構成により、センサ情報が所定条件を満たす場合において、適切な機器を適切に制御することができる。したがって、所定エリアの監視に関する優れた機能を提供することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係るセンサ情報処理装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
なお、本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る各装置の構成要素および動作のうち、一部または全部を適宜組み合わせることも可能である。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、
前記所定エリアの図面を表示する処理を行う処理部とを備え、
前記処理部は、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づく、前記複数のセンサのうちの一部または全部の前記センサのアイコンを、前記図面における対応位置に同時に表示する処理を行い、
前記所定エリアは工場であり、
前記センサ情報は、前記複数のセンサからブロードキャストされ、
前記取得部は、前記センサ情報を中継するための無線装置経由で前記センサ情報を取得し、
前記センサ情報には、前記センサによって計測された前記所定エリアに関する計測値、および前記センサの用いる電池の電池残量が含まれ、
前記処理部は、前記アイコンを、前記計測値または前記電池残量に応じた形態で表示する制御を行う、センサ情報処理装置。
[付記2]
所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、
前記所定エリアの図面を表示する処理を行う処理部とを備え、
前記取得部は、前記センサから送信される無線信号を受信する無線装置経由で前記センサ情報を取得し、前記無線装置による前記無線信号の計測結果を取得し、
前記処理部は、前記取得部によって取得された前記計測結果に基づく、前記複数のセンサのうちの一部または全部の前記センサのアイコンを、前記図面における対応位置に同時に表示する処理を行い、
前記所定エリアは工場であり、
前記センサ情報は、前記複数のセンサからブロードキャストされ、
前記センサ情報には、前記計測結果が含まれ、
前記処理部は、前記アイコンを前記計測結果に応じた形態で表示する制御を行う、センサ情報処理装置。
[付記3]
所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記センサ情報の示す値と複数のしきい値とを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う処理部とを備え、
前記所定エリアは工場であり、
前記センサ情報は、前記複数のセンサからブロードキャストされ、
前記取得部は、前記センサ情報を中継するための無線装置経由で前記センサ情報を取得し、
前記センサ情報には、前記センサによって計測された前記所定エリアに関する計測値が含まれ、
前記処理部は、前記計測値と警告上限のしきい値、警告下限のしきい値、注意上限のしきい値および注意下限のしきい値の少なくともいずれか2つとを比較し、比較結果に応じて異なる処理を行う、センサ情報処理装置。
[付記4]
所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記センサ情報が所定条件を満たす前記センサの数に応じて異なる処理を行う処理部とを備え、
前記所定エリアは工場であり、
前記センサ情報は、前記複数のセンサからブロードキャストされ、
前記取得部は、前記センサ情報を中継するための無線装置経由で前記センサ情報を取得し、
前記センサ情報には、前記センサによって計測された前記所定エリアに関する計測値が含まれ、
前記処理部は、前記計測値と警告上限のしきい値、警告下限のしきい値、注意上限のしきい値および注意下限のしきい値の少なくともいずれか2つとを比較し、比較結果が所定条件を満たす前記センサの数に応じて異なる処理を行う、センサ情報処理装置。
[付記5]
所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、
機器の動作を制御可能な処理部とを備え、
前記取得部は、さらに、前記センサと前記機器とを対応付ける操作を示す操作情報を取得し、
前記処理部は、前記取得部によって取得された前記操作情報に基づいて、前記取得部によって取得された前記センサ情報が所定条件を満たす前記センサに対応する前記機器を起動するか、または所定の動作を行わせ、
前記所定エリアは工場であり、
前記センサ情報は、前記複数のセンサからブロードキャストされ、
前記取得部は、前記センサ情報を中継するための無線装置経由で前記センサ情報を取得し、
前記センサ情報には、前記センサによって計測された前記所定エリアに関する計測値が含まれ、
前記処理部は、前記計測値と警告上限のしきい値、警告下限のしきい値、注意上限のしきい値および注意下限のしきい値の少なくともいずれか2つとを比較し、前記操作情報に基づいて、比較結果が所定条件を満たす前記センサに対応する前記機器を起動するか、または前記所定の動作を行わせる、センサ情報処理装置。
[付記6]
センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサについて、前記センサに関する判別用情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記判別用情報が所定条件を満たす前記センサを他の前記センサと識別可能に表示する処理を行う処理部とを備え、
前記取得部は、前記センサ情報を中継するための無線装置経由で前記センサ情報を取得し、
前記判別用情報は、前記センサの識別情報、前記無線装置の識別情報および前記センサの通信プロトコルのバージョンを含み、
前記処理部は、前記無線装置の識別情報および前記バージョンが、それぞれ所定の前記無線装置の識別情報および所定のバージョンと一致し、かつ前記センサの識別情報が所定の前記センサの識別情報と一致しない前記センサを所定のリストに表示する制御を行う、センサ情報処理装置。
[付記7]
センサ情報を無線伝送によりブロードキャストする複数のセンサについて、前記センサに関する判別用情報を取得し、かつ前記センサ情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記判別用情報が所定条件を満たすか否かに応じて、対応の前記センサから取得した前記センサ情報に基づく情報を保存するか否かを決定する処理を行う処理部とを備え
前記取得部は、前記センサ情報を中継するための無線装置経由で前記センサ情報を取得し、
前記判別用情報は、前記センサの識別情報、前記無線装置の識別情報および前記センサの通信プロトコルのバージョンを含み、
前記処理部は、前記無線装置の識別情報および前記バージョンが、それぞれ所定の前記無線装置の識別情報および所定のバージョンと一致する場合において、前記センサの識別情報が所定の前記センサの識別情報と一致する前記センサからの前記センサ情報を保存することを決定し、また前記センサの識別情報が前記所定のセンサの識別情報と一致しない前記センサからの前記センサ情報に基づく情報を保存しないことを決定する、センサ情報処理装置。
[付記8]
所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、
前記センサの状態情報を表示する処理を行う処理部とを備え、
前記処理部は、前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記センサ情報に異常が生じた旨を示す前記状態情報を表示し、その後、前記状態情報を確認する操作が行われた場合、前記状態情報の表示態様を変更し、
前記所定エリアは工場であり、
前記センサ情報は、前記複数のセンサからブロードキャストされ、
前記取得部は、前記センサから送信される無線信号を受信する無線装置経由で前記センサ情報を取得し、前記無線装置による前記無線信号の計測結果を取得し、
前記センサ情報には、前記センサによって計測された前記所定エリアに関する計測値、および前記センサの用いる電池の電池残量が含まれ、
前記処理部は、前記計測値、前記電池残量および前記計測結果の少なくともいずれか1つが異常を示す場合、前記状態情報の内容として前記異常の内容を表示し、その後、前記操作が行われた場合、前記状態情報の表示態様を変更する、センサ情報処理装置。
[付記9]
所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記センサ情報に基づいて、前記センサの電池残量に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う処理部とを備え、
前記所定エリアは工場であり、
前記センサ情報は、前記複数のセンサからブロードキャストされ、
前記取得部は、前記センサ情報を中継するための無線装置経由で前記センサ情報を取得し、
前記センサ情報には、前記電池残量が含まれ、
前記処理部は、前記センサ情報に基づいて、前記電池残量の時間変化を示すグラフを表示する制御を行う、センサ情報処理装置。
[付記10]
所定エリアに配置された複数のセンサから無線送信されるセンサ情報を取得する取得部と、
前記センサから送信される無線信号に関する計測結果の履歴を表示する処理を行う処理部とを備え、
前記所定エリアは工場であり、
前記センサ情報は、前記複数のセンサからブロードキャストされ、
前記取得部は、前記センサから送信される無線信号を受信する無線装置経由で前記センサ情報を取得し、前記無線装置による前記無線信号の計測結果を取得し、
前記処理部は、前記取得部によって取得された前記計測結果の時間変化を示すグラフを表示する制御を行う、センサ情報処理装置。