JP2020076358A - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2020076358A
JP2020076358A JP2018209561A JP2018209561A JP2020076358A JP 2020076358 A JP2020076358 A JP 2020076358A JP 2018209561 A JP2018209561 A JP 2018209561A JP 2018209561 A JP2018209561 A JP 2018209561A JP 2020076358 A JP2020076358 A JP 2020076358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation speed
engine
mode
predetermined rotation
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018209561A
Other languages
English (en)
Inventor
拓人 澤木
Takuto Sawaki
拓人 澤木
石田 智之
Tomoyuki Ishida
智之 石田
楫野 豊
Yutaka Kajino
楫野  豊
奨 細沼
Susumu Hosonuma
奨 細沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2018209561A priority Critical patent/JP2020076358A/ja
Publication of JP2020076358A publication Critical patent/JP2020076358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

【課題】 従来の作業車両は、エンジン回転数の操作において運転者に違和感を与えることがある。【解決手段】 所定回転数モードスイッチ420が第1所定回転数モードの選択操作を受付けて第1所定回転数モードがオンされた後に、回転数規制モードがオンされてエンジン30の回転数が規制されている間に、所定回転数モードスイッチ420が第1所定回転数モードの選択操作を再び受付けた場合には、コントローラ200は、エンジン回転数指示具410からの指示が有効に行われるように、第1所定回転数モードおよび回転数規制モードをオフする農業用トラクタである。【選択図】 図8

Description

本発明は、農業用トラクタなどのような作業車両に関する。
手動操作によりエンジンの回転数の指示を行うエンジン回転数指示具と、エンジンの回転数を所定回転数に維持する所定回転数モードの選択操作を受付ける所定回転数モードスイッチと、エンジンの回転数を制御するコントローラと、を有する作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このようなコントローラは、あらかじめ定められた条件が満足される場合には、所定回転数を無視して、エンジンの回転数を規制する回転数規制モードのオンオフと、所定回転数モードのオンオフと、エンジン回転数指示具からの指示と、に基づいてエンジンの回転数を制御する。
特開2008−151026号公報
しかしながら、上述された従来の作業車両は、エンジン回転数の操作において運転者に違和感を与えることがある。
たとえば、回転数規制モードがオンされてエンジンの回転数が規制されている間に、所定回転数モードスイッチが所定回転数モードの選択操作を再び受付けた場合には、所定回転数モードをオフするための運転者によるさらなる操作が従来の農業用トラクタにおいては必要である。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、エンジン回転数の操作感を向上することができる作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、エンジンと、
手動操作により前記エンジンの回転数の指示を行うエンジン回転数指示具と、
前記エンジンの回転数を第1所定回転数に維持する第1所定回転数モードの選択操作を受付ける所定回転数モードスイッチと、
あらかじめ定められた条件が満足される場合には、前記第1所定回転数を無視して、前記エンジンの回転数を規制する回転数規制モードのオンオフと、前記第1所定回転数モードのオンオフと、前記エンジン回転数指示具からの指示と、に基づいて前記エンジンの回転数を制御するコントローラと、
を備え、
前記所定回転数モードスイッチが前記第1所定回転数モードの選択操作を受付けて前記第1所定回転数モードがオンされた後に、前記回転数規制モードがオンされて前記エンジンの回転数が規制されている間に、前記所定回転数モードスイッチが前記第1所定回転数モードの選択操作を再び受付けた場合には、前記コントローラは、前記エンジン回転数指示具からの指示が有効に行われるように、前記第1所定回転数モードおよび前記回転数規制モードをオフすることを特徴とする作業車両である。
これにより、所定回転数モードスイッチが第1所定回転数モードの選択操作を受付けて第1所定回転数モードがオンされた後に、回転数規制モードがオンされてエンジンの回転数が規制されている間に、所定回転数モードスイッチが第1所定回転数モードの選択操作を再び受付けた場合には、コントローラは、エンジン回転数指示具からの指示が有効に行われるように、第1所定回転数モードおよび回転数規制モードをオフするので、エンジン回転数の操作感を向上することができる。
第2の本発明は、前記所定回転数モードスイッチは、前記エンジンの回転数を第2所定回転数に維持する第2所定回転数モードの選択操作をも受付けるスイッチであり、
前記回転数規制モードは、前記条件が満足される場合には、前記第2所定回転数をも無視して、前記エンジンの回転数を規制するモードであり、
前記コントローラは、前記第2所定回転数モードのオンオフにも基づいて前記エンジンの回転数を制御するコントローラであり、
前記所定回転数モードスイッチが前記第1所定回転数モードの選択操作を受付けて前記第1所定回転数モードがオンされた後に、前記回転数規制モードがオンされて前記エンジンの回転数が規制されている間に、前記所定回転数モードスイッチが前記第2所定回転数モードの選択操作を受付けた場合には、前記コントローラは、前記エンジンの回転数が前記第2所定回転数に維持されるように、前記第1所定回転数モードおよび前記回転数規制モードをオフして前記第2所定回転数モードをオンすることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
これにより、所定回転数モードスイッチが第1所定回転数モードの選択操作を受付けて第1所定回転数モードがオンされた後に、回転数規制モードがオンされてエンジンの回転数が規制されている間に、所定回転数モードスイッチが第2所定回転数モードの選択操作を受付けた場合には、コントローラは、エンジンの回転数が第2所定回転数に維持されるように、第1所定回転数モードおよび回転数規制モードをオフして第2所定回転数モードをオンするので、エンジン回転数の操作感をさらに向上することができる。
本発明により、エンジン回転数の操作感を向上することが可能な作業車両を提供することができる。
本発明における実施の形態の農業用トラクタの模式的な左側面図 本発明における実施の形態の農業用トラクタのエンジン近傍の模式的な部分左側面図 本発明における実施の形態の農業用トラクタの運転ユニットの前側の部分斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクタの運転ユニットの右側の部分斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクタの制御系の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクタの模式的な上面図 本発明における実施の形態の農業用トラクタの操作パネルの部分斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクタのエンジン回転数制御動作を説明する流れ図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
(A)はじめに、図1〜4を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクタの構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態の農業用トラクタの模式的な左側面図であり、図2は本発明における実施の形態の農業用トラクタのエンジン30近傍の模式的な部分左側面図であり、図3は本発明における実施の形態の農業用トラクタの運転ユニット20の前側の部分斜視図であり、図4は本発明における実施の形態の農業用トラクタの運転ユニット20の右側の部分斜視図である。
図1においては、作業機11が、重量があまり大きくない、ロータリ耕耘作業機のような作業機である状態が示されている。作業機11は、重量がかなり大きい、ビートハーベスタのような作業機であってもよい。
以下同様であるが、いくつかの構成要素は図面において示されていないこともあるし透視的にまたは省略的に示されていることもある。
まず説明されるのは、本実施の形態の農業用トラクタの基本的な構成および動作である。したがって、コントローラ200に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
本実施の形態の農業用トラクタは、本発明における作業車両の一例である。
車体10の前部のボンネット31の内部には、エンジン30が設けられている。
エンジン30は、多気筒ディーゼル機関に対応した蓄圧式燃料噴射を行うためのコモンレール32に燃料タンク33の燃料を供給する燃料高圧ポンプ34、およびコモンレール32に供給された燃料をエンジンシリンダの内部に向かって噴射する四つの高圧インジェクタ35を有する。
エンジン30の回転動力は、運転ユニット20のフロア22の下方に設けられているトランスミッションケースの内部のさまざまなクラッチを介して伝達される。より具体的には、主変速装置120および副変速装置130で変速された回転動力は、左前輪40Lおよび右前輪40R、ならびに左後輪50Lおよび右後輪50Rへ伝達される。
運転ユニット20には、増速および減速のための二つの主変速ボタン220とともに、副変速レバー230が設けられている。
エンジン30の後方には、ダッシュボードカバー27およびメータパネル28、ならびに前後進レバー210とともに、ステアリングホイール23が設けられている。
ステアリングホイール23の後方には、運転席21が設けられている。
左側のフロア22には、ブレーキペダル連結解除ペダルおよびクラッチペダル25が配置されている。
右側のフロア22には、左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24R、ならびにアクセルペダル26が配置されている。
車体10の後部には、作業機11が、たとえば、3点リンク機構を利用して装着される。
作業機昇降機構60は、メインシリンダ61、リフトアーム62、トップリンク63およびロワーリンク64、ならびに回動カバー65aおよびサイドカバー65bを有する。
トップリンク63およびロワーリンク64の前端部は車体10の側と接続されており、トップリンク63およびロワーリンク64の後端部は作業機11の側と接続されている。そして、メインシリンダ61により回動されるリフトアーム62の後端部は、ロワーリンク64と接続されている。
耕耘深さセンサ66は回動カバー65aの回動角度を検出するセンサであり、リフトアームセンサ67はリフトアーム62の回動角度を検出するセンサである。
作業機11の情報は、作業機11と接続されたISOBUS、および運転ユニット20に搭載された情報端末などを利用して取得され、コントローラ200へ通知される。
車体10の位置の情報は、車体位置測定機構を利用して取得され、コントローラ200へ通知される。車体位置測定機構は、GPS(Global Positioning System)機構であってもよいし、三角測量機構であってもよい。
(B)つぎに、図5および6を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクタの構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図5は本発明における実施の形態の農業用トラクタの制御系の説明図であり、図6は本発明における実施の形態の農業用トラクタの模式的な上面図である。
エンジン30の回転動力は、前後進クラッチ110、主変速装置120、副変速装置130および後輪差動ギヤ312を介して、左後輪50Lおよび右後輪50Rへ伝達される。4WD(4−Wheel Drive)駆動が行われる場合には、エンジン30の回転動力は、前後進クラッチ110、主変速装置120、副変速装置130、4WDクラッチ320および前輪差動ギヤ311を介して、左前輪40Lおよび右前輪40Rへも伝達される。
左ブレーキ装置500Lは、左ブレーキシリンダの状態に応じて左後輪50Lの制動を行う装置である。
右ブレーキ装置500Rは、右ブレーキシリンダの状態に応じて右後輪50Rの制動を行う装置である。
左前輪40Lおよび右後輪50Rのステアリングは、操舵シリンダ330の状態に応じて行われる。操舵シリンダ330の状態は、ステアリングホイール23からの指示により変化させられる。
コントローラ200は、メモリおよびタイマーなどと協働して動作する、作業機昇降制御部201、エンジン制御部202および走行制御部203を有する。
ブレーキペダル踏込みセンサ、ステアリングホイールセンサ340、前進センサ、後進センサ、主変速ボタン220、ならびに前進圧力センサおよび後進圧力センサの検出値は、コントローラ200の走行制御部203へ入力される。そして、走行制御部203は、前後進クラッチ110、主変速装置120、ならびに右ブレーキシリンダおよび左ブレーキシリンダの制御を、入力された検出値に基づいて行う。
(C)つぎに、図5および7を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクタの構成および動作についてさらにより具体的に説明する。
ここに、図7は、本発明における実施の形態の農業用トラクタの操作パネル29の部分斜視図である。
本実施の形態の農業用トラクタの動作について説明しながら、本発明に関連した発明のエンジン回転数制御方法についても説明する。
作業機昇降制御部201は、メータパネル28および操作パネル29、ならびにリフトアームセンサ67からの入力に基づいて、メイン上昇ソレノイド61aおよびメイン下降ソレノイド61bによる作業機昇降制御を行う。メイン上昇ソレノイド61aはメインシリンダ61を上昇させるためのソレノイドであり、メイン下降ソレノイド61bはメインシリンダ61を下降させるためのソレノイドである。
エンジン制御部202は、メータパネル28および操作パネル29、ならびにレール圧センサ36およびエンジン回転センサ37からの入力に基づいて、燃料高圧ポンプ34および高圧インジェクタ35によるエンジン制御を行う。レール圧センサ36は、コモンレール32に供給された燃料についてのいわゆるコモンレール圧を検出する機能を有する。エンジン回転センサ37は、エンジン30の回転数を検出する機能を有する。
走行制御部203は、メータパネル28および操作パネル29、ならびにアクセルセンサ411、所定回転数モードスイッチ420およびステアリングホイールセンサ340からの入力に基づいて、走行制御を行う。ステアリングホイールセンサ340は、エンジン30の操舵角度を検出する機能を有する。
エンジン回転数指示具410は、手動操作によりエンジン30の回転数の指示を行う指示具である。
本実施の形態においては、エンジン回転数指示具410は、アクセルペダル26およびアクセルレバー240を有する。
ペダル踏込みが最大であるときのアクセルペダル26のペダル位置に対応するエンジン30の回転数は、アクセルレバー240のレバー位置に応じて決定される。
アクセルセンサ411は、アクセルペダル26のペダル位置を検出する機能、およびアクセルレバー240のレバー位置を検出する機能を有する。
所定回転数モードスイッチ420は、エンジン30の回転数を第1所定回転数に維持する第1所定回転数モードの選択操作を受付けるスイッチである。
所定回転数モードスイッチ420は、エンジン30の回転数を第2所定回転数に維持する第2所定回転数モードの選択操作をも受付ける。
本実施の形態においては、所定回転数モードスイッチ420は、第1エンジン定速回転スイッチ251および第2エンジン定速回転スイッチ252を有する。
圃場移動などにともなう主変速操作を不要にするいわゆるアクセルメモリ制御を実現するための所定回転数モードスイッチ420の構成は、第1エンジン定速回転スイッチ251による第1所定回転数モードの選択操作、および第2エンジン定速回転スイッチ252による第2所定回転数モードの選択操作が同時に受付けられることを許容しない構成である。
コントローラ200は、あらかじめ定められた回転数規制条件が満足される場合には、第1所定回転数を無視して、エンジン30の回転数を規制する回転数規制モードのオンオフと、第1所定回転数モードのオンオフと、エンジン回転数指示具410からの指示と、に基づいてエンジン30の回転数を制御する。
本実施の形態の回転数規制条件は、本発明における条件の一例である。
いわゆるオートアクセル制御を実現するための回転数規制条件は、たとえば、圃場の隅などでの旋回時に、または後進時にエンジン30の回転数を自動的に規制する条件である。
回転数規制モードのオンオフは、オートアクセルスイッチ601が押下げられるたびに切替えられる。
回転数規制条件は、作業機11が上昇されていること、または前後進レバー210のレバー位置が後進位置であることを要求する条件である。
作業機11の昇降は、作業機11を自動的に上昇させるオートリフトモードのオンオフと、作業機昇降スイッチ602またはコントロールレバー603からの指示と、に基づいて制御される。オートリフトモードのオンオフは、オートリフトスイッチ604が押下げられるたびに切替えられる。
たとえば、第1所定回転数および第2所定回転数が1700rpmを超えており、エンジン30の回転数が回転数規制モードにより1700rpmとなるように規制される場合には、車体10の走行速度は圃場の隅などにおける旋回時に減少させられるので、高速作業を低燃費で安全に実現することができる。
本実施の形態の農業用トラクタは、エンジン回転数の操作において運転者に与える違和感が少ない。
具体的に説明すると、つぎの通りである。
所定回転数モードスイッチ420が第1所定回転数モードの選択操作を受付けて第1所定回転数モードがオンされた後に、回転数規制モードがオンされてエンジン30の回転数が規制されている間に、所定回転数モードスイッチ420が第1所定回転数モードの選択操作を再び受付けた場合には、コントローラ200は、エンジン回転数指示具410からの指示が有効に行われるように、第1所定回転数モードおよび回転数規制モードをオフする。
上述されたように、回転数規制モードがオンされてエンジン30の回転数が規制されている間に、所定回転数モードスイッチ420が第1所定回転数モードの選択操作を再び受付けた場合には、第1所定回転数モードが自動的にオフされるので、第1所定回転数モードをオフするための運転者によるさらなる操作は不要である。
第1所定回転数モードをオフするためのこのようなさらなる操作は、従来の農業用トラクタにおいては必要である。
したがって、上述された第1エンジン定速回転スイッチ251のワンタッチ操作の後、エンジンアイドリング回転指示のようなエンジン回転数指示具410からの指示は直ちに有効に行われ、圃場作業の終了にともなう圃場から道路への移動は運転者を煩わせることなく容易に行われる。
回転数規制モードは、回転数規制条件が満足される場合には、第2所定回転数をも無視して、エンジン30の回転数を規制するモードである。
コントローラ200は、第2所定回転数モードのオンオフにも基づいてエンジン30の回転数を制御する。
本実施の形態の農業用トラクタは、エンジン回転数の操作において運転者に与える違和感がより少ない。
具体的に説明すると、つぎの通りである。
所定回転数モードスイッチ420が第1所定回転数モードの選択操作を受付けて第1所定回転数モードがオンされた後に、回転数規制モードがオンされてエンジン30の回転数が規制されている間に、所定回転数モードスイッチ420が第2所定回転数モードの選択操作を受付けた場合には、コントローラ200は、エンジン30の回転数が第2所定回転数に維持されるように、第1所定回転数モードおよび回転数規制モードをオフして第2所定回転数モードをオンする。
上述されたように、回転数規制モードがオンされてエンジン30の回転数が規制されている間に、所定回転数モードスイッチ420が第2所定回転数モードの選択操作を受付けた場合には、第1所定回転数モードおよび回転数規制モードが自動的にオフされるのみならず、第2所定回転数モードが自動的にオンされるので、第2所定回転数モードをオンするための運転者によるさらなる操作は不要である。
第2所定回転数モードをオンするためのこのようなさらなる操作は、従来の農業用トラクタにおいても不要である。
したがって、上述された第2エンジン定速回転スイッチ252のワンタッチ操作の後、エンジン30の回転数は直ちに第2所定回転数に維持され、第1所定回転数モードから第2所定回転数モードへの切替えは運転者を惑わせることなく容易に行われる。
図8を主として参照しながら、上述された本実施の形態の農業用トラクタのエンジン回転数制御動作について具体的に説明する。
ここに、図8は、本発明における実施の形態の農業用トラクタのエンジン回転数制御動作を説明する流れ図である。
(ステップS1)エンジン30の回転数を第1所定回転数に維持する。
そして、第1所定回転数モードの選択操作が行われたか否かを判断する(ステップS2)。
(ステップS2)第1所定回転数モードの選択操作が行われたか否かを判断する。
第1所定回転数モードの選択操作が行われたと判断した場合には、手動操作によりエンジン30の回転数の指示を行う(ステップS8)。第1所定回転数モードの選択操作が行われていないと判断した場合には、第2所定回転数モードの選択操作が行われたか否かを判断する(ステップS3)。
(ステップS3)第2所定回転数モードの選択操作が行われたか否かを判断する。
第2所定回転数モードの選択操作が行われたと判断した場合には、エンジン30の回転数を第2所定回転数に維持する(ステップS10)。第2所定回転数モードの選択操作が行われていないと判断した場合には、回転数規制条件が満足されるか否かを判断する(ステップS4)。
(ステップS4)回転数規制条件が満足されるか否かを判断する。
回転数規制条件が満足されると判断した場合には、回転数規制を実行する(ステップS5)。回転数規制条件が満足されないと判断した場合には、エンジン30の回転数を第1所定回転数に維持する(ステップS1)。
(ステップS5)回転数規制を実行する。
そして、回転数規制が終了したか否かを判断する(ステップS6)。
(ステップS6)回転数規制が終了したか否かを判断する。
回転数規制が終了したと判断した場合には、エンジン30の回転数を第1所定回転数に維持する(ステップS1)。回転数規制が終了していないと判断した場合には、第1所定回転数モードの選択操作が行われたか否かを判断する(ステップS7)。
(ステップS7)第1所定回転数モードの選択操作が行われたか否かを判断する。
第1所定回転数モードの選択操作が行われたと判断した場合には、手動操作によりエンジン30の回転数の指示を行う(ステップS8)。第1所定回転数モードの選択操作が行われていないと判断した場合には、第2所定回転数モードの選択操作が行われたか否かを判断する(ステップS9)。
(ステップS8)手動操作によりエンジン30の回転数の指示を行う。
(ステップS9)第2所定回転数モードの選択操作が行われたか否かを判断する。
第2所定回転数モードの選択操作が行われたと判断した場合には、エンジン30の回転数を第2所定回転数に維持する(ステップS10)。第2所定回転数モードの選択操作が行われていないと判断した場合には、回転数規制が終了したか否かを判断する(ステップS6)。
(ステップS10)エンジン30の回転数を第2所定回転数に維持する。
もちろん、これまでの説明において、文言「第1」と文言「第2」とはお互いに交換されてもよい。
なお、本発明に関連した発明のプログラムは、上述された本発明に関連した発明のエンジン回転数制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明に関連した発明の記録媒体は、上述された本発明に関連した発明のエンジン回転数制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の全部または一部の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、読取られたプログラムがコンピュータと協働して利用されるコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
なお、上述された「一部のステップ(または工程、動作および作用など)」は、それらの複数のステップの内の一つまたはいくつかのステップを意味する。
また、上述された「ステップ(または工程、動作および作用など)の動作」は、上述されたステップの全部または一部の動作を意味する。
また、本発明に関連した発明のプログラムの一利用形態は、インターネット、光、電波または音波などのような伝送媒体の中を伝送され、コンピュータにより読取られ、コンピュータと協働して動作するという形態であってもよい。
また、記録媒体としては、ROM(Read Only Memory)などが含まれる。
また、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)などのような純然たるハードウェアに限らず、ファームウェア、OS(Operating System)、そしてさらに周辺機器を含んでもよい。
なお、上述されたように、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現されてもよいし、ハードウェア的に実現されてもよい。
本発明における作業車両は、エンジン回転数の操作感を向上することができ、たとえば、農業用トラクタなどのような作業車両に利用する目的に有用である。
10 車体
11 作業機
20 運転ユニット
21 運転席
22 フロア
23 ステアリングホイール
24L 左ブレーキペダル
24R 右ブレーキペダル
25 クラッチペダル
26 アクセルペダル
27 ダッシュボードカバー
28 メータパネル
29 操作パネル
30 エンジン
31 ボンネット
32 コモンレール
33 燃料タンク
34 燃料高圧ポンプ
35 高圧インジェクタ
36 レール圧センサ
37 エンジン回転センサ
40L 左前輪
40R 右前輪
50L 左後輪
50R 右後輪
60 作業機昇降機構
61 メインシリンダ
61a メイン上昇ソレノイド
61b メイン下降ソレノイド
62 リフトアーム
63 トップリンク
64 ロワーリンク
65a 回動カバー
65b サイドカバー
66 耕耘深さセンサ
67 リフトアームセンサ
110 前後進クラッチ
120 主変速装置
130 副変速装置
200 コントローラ
201 作業機昇降制御部
202 エンジン制御部
203 走行制御部
210 前後進レバー
220 主変速ボタン
230 副変速レバー
240 アクセルレバー
251 第1エンジン定速回転スイッチ
252 第2エンジン定速回転スイッチ
311 前輪差動ギヤ
312 後輪差動ギヤ
320 4WDクラッチ
330 操舵シリンダ
340 ステアリングホイールセンサ
410 エンジン回転数指示具
411 アクセルセンサ
420 所定回転数モードスイッチ
500L 左ブレーキ装置
500R 右ブレーキ装置
601 オートアクセルスイッチ
602 作業機昇降スイッチ
603 コントロールレバー
604 オートリフトスイッチ

Claims (2)

  1. エンジンと、
    手動操作により前記エンジンの回転数の指示を行うエンジン回転数指示具と、
    前記エンジンの回転数を第1所定回転数に維持する第1所定回転数モードの選択操作を受付ける所定回転数モードスイッチと、
    あらかじめ定められた条件が満足される場合には、前記第1所定回転数を無視して、前記エンジンの回転数を規制する回転数規制モードのオンオフと、前記第1所定回転数モードのオンオフと、前記エンジン回転数指示具からの指示と、に基づいて前記エンジンの回転数を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記所定回転数モードスイッチが前記第1所定回転数モードの選択操作を受付けて前記第1所定回転数モードがオンされた後に、前記回転数規制モードがオンされて前記エンジンの回転数が規制されている間に、前記所定回転数モードスイッチが前記第1所定回転数モードの選択操作を再び受付けた場合には、前記コントローラは、前記エンジン回転数指示具からの指示が有効に行われるように、前記第1所定回転数モードおよび前記回転数規制モードをオフすることを特徴とする作業車両。
  2. 前記所定回転数モードスイッチは、前記エンジンの回転数を第2所定回転数に維持する第2所定回転数モードの選択操作をも受付けるスイッチであり、
    前記回転数規制モードは、前記条件が満足される場合には、前記第2所定回転数をも無視して、前記エンジンの回転数を規制するモードであり、
    前記コントローラは、前記第2所定回転数モードのオンオフにも基づいて前記エンジンの回転数を制御するコントローラであり、
    前記所定回転数モードスイッチが前記第1所定回転数モードの選択操作を受付けて前記第1所定回転数モードがオンされた後に、前記回転数規制モードがオンされて前記エンジンの回転数が規制されている間に、前記所定回転数モードスイッチが前記第2所定回転数モードの選択操作を受付けた場合には、前記コントローラは、前記エンジンの回転数が前記第2所定回転数に維持されるように、前記第1所定回転数モードおよび前記回転数規制モードをオフして前記第2所定回転数モードをオンすることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
JP2018209561A 2018-11-07 2018-11-07 作業車両 Pending JP2020076358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018209561A JP2020076358A (ja) 2018-11-07 2018-11-07 作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018209561A JP2020076358A (ja) 2018-11-07 2018-11-07 作業車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020076358A true JP2020076358A (ja) 2020-05-21

Family

ID=70723725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018209561A Pending JP2020076358A (ja) 2018-11-07 2018-11-07 作業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020076358A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7150928B2 (ja) 作業機の制御装置、作業機の制御方法及び作業機
KR102463645B1 (ko) 작업 차량 제어 장치
CN113194707A (zh) 自主行驶系统
JP7160875B2 (ja) 作業車両制御装置
US20090293841A1 (en) Engine Speed Control System for Work Vehicle
JP4858515B2 (ja) 作業車両
US7930084B2 (en) Engine speed control system for work vehicle
JP2009040409A5 (ja)
JP4300723B2 (ja) トラクタ
JP2019004731A (ja) 作業機の制御装置、作業機の制御方法及び作業機
JP2020076358A (ja) 作業車両
JP6828707B2 (ja) 作業車両
JP6821127B2 (ja) 作業車両
JP2020076359A (ja) 作業車両
JP2006320252A (ja) 乗用トラクタの走行速度制御装置
JP7388515B2 (ja) 作業車両
JP6973230B2 (ja) 作業車両
JP2019011766A (ja) 作業車両
JP7324330B2 (ja) 自律走行システム
JP2019004792A (ja) 作業場の走行管理システム
JP2011133098A (ja) 作業車両
JP7259647B2 (ja) 作業車両
JP2023148100A (ja) トラクタ
JP5368129B2 (ja) 作業車両
JP2015188429A (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20201110