JP2020074149A - 操作装置、ステアリング、操作装置の設定方法、操作装置用プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

操作装置、ステアリング、操作装置の設定方法、操作装置用プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】操作対象の情報操作と移動体の運転操作とを両立させる操作装置を提供する。【解決手段】操作装置は、操作者が保持する移動体のステアリングのステアリング本体部31に備わり、複数の操作対象毎に対応する部分を有する操作領域11aを備える操作部11と、操作領域11aの基準部分r1へ操作者の指を位置決めする位置決め部18と、を備える。位置決め部18が、操作部11の操作領域11aが存在する面側に設置され、基準部分r1が、位置決め部18に触れている指の長さに応じた位置に設定され、かつ、操作者の操作者特性に応じて操作領域11aで可変に設定される。【選択図】図5

Description

本願は、操作装置、ステアリング、操作装置の設定方法、操作装置用プログラム、および、記録媒体の技術分野に属する。
移動体の一例の車両の運転中に、車両に搭載された電子機器等を操作するための操作装置が開発されている。例えば下記特許文献1には、ステアリングスポーク上に設置され入力操作パネルが、操作指がいずれの方向からマトリクスセンサを操作しているかに基づいて、マトリクスセンサにおける同時に押圧された複数の検出領域のうち最も優先順位の高い検出領域を求め、この検出領域を表す番号を操作制御部に出力する情報操作装置が開示されている。
特開2005−96519号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている技術では、操作性の向上のために、複数の検出領域のうち最も優先順位の高い検出領域を操作指がいずれの方向からマトリクスセンサを操作しているかに基づいて求めている。ステアリングを握っての運転操作において、入力操作パネル上の一定の位置に常に指がかかるということは難しく、ステアリングを用いた運転操作と情報操作との両立という点においては技術的な課題があった。
そこで本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、操作対象の情報操作と移動体の運転操作とを両立させる操作装置等を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、操作者が保持する移動体のステアリングに備わり、複数の操作対象毎に対応する部分を有する操作領域を備える操作部と、前記操作領域の基準部分へ前記操作者の指を位置決めする位置決め部と、を備え、前記位置決め部が、前記操作部の操作領域が存在する面側に設置され、前記基準部分が、前記位置決め部に触れている指の長さに応じた位置に設定され、かつ、前記操作者の操作者特性に応じて前記操作領域で可変に設定されることを特徴とする。
また請求項9に記載の発明は、複数の操作対象毎に対応する部分を有する操作領域を備える操作手段が設置されたステアリング本体部と、前記操作領域の基準部分へ、移動体の操作者の指を位置決めする位置決め手段を有するステアリングホイール部と、を備え、前記位置決め手段が、前記操作手段の操作領域が存在する面側に設置され、前記基準部分が、前記位置決め手段に触れている指の長さに応じた位置に設定され、かつ、前記操作者の操作者特性に応じて前記操作領域で可変に設定されることを特徴とする。
また請求項10に記載の発明は、操作者が操作対象を操作するための操作装置の設定方法において、移動体を操縦する前記操作者の操作者情報を取得する操作者情報取得ステップと、複数の前記操作対象毎に対応する部分を有する操作領域であって、前記移動体のステアリングを保持する前記操作者の指が届く可動域内に、前記操作領域の基準部分を設定する基準部分設定ステップと、前記操作者情報に基づき、前記基準部分に対して前記操作対象を決定する操作対象決定ステップと、を含み、前記操作装置が、前記基準部分へ前記操作者の指を位置決めする位置決め部を有し、前記位置決め部が、前記操作領域が存在する面側に設置され、前記基準部分が、前記位置決め部に触れている指の長さに応じた位置に設定され、かつ、前記操作者の操作者特性に応じて前記操作領域で可変に設定されることを特徴とする。
実施形態に係る操作装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 実施例に係る操作装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 実施例に係る操作装置の一例を示す模式図である。 実施例に係る操作装置における操作領域の基準部分を設定する動作の一例を示すフローチャートである。 操作領域に設定された基準部分の一例を示す模式図である。 実施例に係る操作装置における操作対象を操作する動作の一例を示すフローチャートである。 操作者の指が触れた軌跡の一例を示す模式図である。 接触パターンの一例を示す模式図である。 操作者の指が触れた軌跡の一例を示す模式図である。 接触パターンの一例を示す模式図である。 操作者の指が触れた軌跡の一例を示す模式図である。 接触パターンの一例を示す模式図である。 操作領域に設定された基準部分の第1変形例を示す模式図である。 操作領域に設定された基準部分の第2変形例を示す模式図である。 位置決め部の第1変形例を示す模式図である。 位置決め部の第2変形例を示す模式図である。
本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る操作装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、操作対象を操作するための操作装置10は、操作手段10aと、位置決め手段10bと、を備えて構成されている。ここで、操作対象の一例として、空調装置、オーディオ装置、カーナビゲーション装置、電話、インターネット閲覧用のブラウザ、曲目等が挙げられる。
この構成において操作手段10aは、操作者が保持する移動体のステアリングに備わり複数の操作対象毎に対応する部分を有する操作領域を備える。ここで、移動体の一例として、車両、自動二輪車、航空機、船舶等が挙げられる。操作者の一例として、移動体の操作者が挙げられる。ステアリングの一例として、車両のステアリングホイール、自動二輪車のハンドルバー、航空機の操縦桿または操縦輪、船舶の操舵輪等が挙げられる。操作領域の一例として、タッチパネル、タッチパッド等の操作面、入力面等が挙げられる。
この構成において位置決め手段10bは、操作領域の基準部分へ操作者の指を位置決めする。ここで、位置決め手段10bの一例として、操作装置10に設けられた突起や凹み、ステアリングの所定の部分に設けられた凹み、突起、材質の変化等、操作者が位置を感じ取れるものならなんでもよい。操作領域の基準部分の一例として、操作領域に設定された所定の位置座標部分が挙げられる。また、操作領域の基準部分の一例として、突出した部分、触感を変えた部分等物理的に変化させた部分でもよい。
以上説明したように、実施形態に係る操作装置10によれば、操作者がステアリングを握ったときに、情報操作を行う基準部分へ操作者の指が適正位置に位置決めされるので、操作対象の情報操作と移動体の運転操作とを両立させることができる。
[1.操作装置の構成および機能概要]
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2および図3を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、移動体の一例である車両等に取り付けられた操作装置に対して、本願を適用した場合の実施例である。
図2に示すように、実施形態に係る操作装置の一例としての操作装置10は、操作者からの入力を受け付ける操作部11(操作手段10aの一例)と、操作対象20を操作するための操作信号を出力する操作信号出力部12と、操作装置10を制御するためのプログラム等を記憶する記憶部13と、操作装置10の外部との送受信を行う通信部14と、操作装置10を制御するシステム制御部15と、入出力インターフェース部16と、ステアリングを握る位置を決める位置決め部18(位置決め手段10bの一例)とを備えている。そして、システム制御部15と入出力インターフェース部16とは、システムバス17を介して接続されている。
操作装置10は、操作信号出力部12を介して、空調装置、オーディオ装置、カーナビゲーション装置、電話等の操作対象20に接続されている。また、操作装置10は、操作者からの入力に関する情報を処理するコンピュータとして機能する。操作装置10は、操作部11で受け付けた操作入力に基づき、操作信号を操作対象20に出力する。
操作部11は、例えば、表示機能と位置入力機能を有するタッチパネルである。表示機能の部分は、例えば、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等によって構成される。位置入力機能の部分は、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式等を実現する素子により構成される。そして、操作部11は、位置入力機能により、操作者の指等が接触または近接した操作部11の面の位置情報を、所定の分解能の画素単位で取得する。なお、操作部11は、圧力センサを備えてもよく、操作者の指等が接触または近接した位置の圧力情報を取得するためのタッチパネルやタッチパッドでもよい。
操作信号出力部12は、各操作対象20とのインターフェースの機能を有する。操作信号出力部12は、各操作対象20と接続され、各操作対象20に操作信号を出力する。
記憶部13は、例えば、ハードディスクまたはシリコンディスクドライブ等からなる。記憶部13は、操作装置10を制御するための各種プログラム等を記憶したりする。各種プログラムは、オペレーティングシステム等が挙げられる。なお、各種プログラムは、例えば、無線通信網等のネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部14は、操作対象20や、車両の速度、車両の走行位置、車両のギアの状態等の走行に関連する走行関連情報を測定する機器等と通信を制御する。なお、操作装置10は、通信部14を介して、操作対象を含む機器に接続している。
システム制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)15aと、ROM(Read Only Memory)15bと、RAM(Random Access Memory)15cと、を有する。システム制御部15は、CPU15aが、ROM15bや、RAM15cや、記憶部13に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。例えば、システム制御部15は、操作部11で受け付けた入力を判定するプログラムを実行する。
入出力インターフェース部16は、操作部11等の各部とシステム制御部15とのインターフェースである。
位置決め部18は、図3に示すように、操作部11において、操作領域11aの周辺のステアリングホイール部32側に形成される。位置決め部18が、操作領域11aの基準部分へ操作者の指を位置決めする。位置決め部18は、突起により形成されたり、凹みにより形成されたりする。また、位置決め部18は、材質により手触りを変えることにより形成されてもよい。
また、操作装置10は、操作部11に指が触れた時間を測定するために内部時計(図示せず)を有する。
次に、図3に示すように、操作装置10の操作部11は、移動体の一例である車両のステアリング30の表側に取り付けられている。
ステアリング30は、ステアリングシャフト(図示せず)と接続されたステアリング本体部31と、車両を運転する操作者が握る部分であり、リング形状を有するステアリングホイール部32と、を有する。
ステアリング本体部31には、複数の操作対象20毎に対応する部分を有する操作領域11aを備える操作部11が設置されている。
図3に示すように、操作部11は、操作領域11aを有する。操作領域11aは、タッチパネル、タッチパッド等の操作面、入力面等である。
操作部11は、ステアリング本体部31の表側において、中心部からステアリングホイール部32側に取り付けられている。すなわち、操作者が、位置決め部18により位置決めされて、ステアリングホイール部32を握って保持する際、操作者の親指が操作部11の操作領域に触れることができる位置に操作部11が設置されている。
次に、図3に示すように、車両には、操作対象20の一例として、空調装置21と、カーナビゲーション装置22、オーディオ装置23等が設置されている。また、操作対象20の一例として、操作者の携帯型無線電話機と近距離無線通信規格で接続し、操作者が携帯型無線電話機を受けられるようにするための通信機器(図示せず)も設定されている。これらの操作対象20は、操作装置10の操作信号出力部12および通信部14と接続している。
空調装置21は、コンプレッサー(図示せず)、車両内に空調された空気を送風する送風部(図示せず)を有し、車両の内部の温度、湿度を制御する。空調装置21の吹き出し口21aが、車両内に設置されている。
カーナビゲーション装置22は、タッチパネル等を含む表示部22aと、加速度センサやジャイロセンサやGPS(Global Positioning System)センサ等の各種のセンサと、
CPU、RAMおよびROM等を含む処理部、情報を記憶する記憶部と、操作装置10等の他の機器との通信を行う通信部と、カーナビゲーション装置22を操作するための操作部と、を有する。なお、カーナビゲーション装置22は、インターネットに接続でき、表示部22aにおいて、インターネットの閲覧ができる構成を有していてもよい。
表示部22aの中に、各操作対象に対応したアイコンiaが表示されている。
オーディオ装置23は、CD、DVD等の再生、ラジオやテレビの電波を受信して、音をスピーカに出力し、映像をカーナビゲーション装置22の表示部22aに出力する。
[2.操作装置の動作]
次に、実施例に係る操作装置の動作について図4から図9を用い説明する。
(2.1 操作領域の基準部分を設定の動作例)
まず、操作領域の基準部分を設定の動作例について、図4および図5を用い説明する。
図4は、実施例に係る操作装置における操作領域の基準部分を設定する動作の一例を示すフローチャートである。図5は、操作領域に設定された基準部分の一例を示す模式図である。
図4に示すように、操作装置10は、操作者情報を取得する(ステップS1)。具体的には、操作装置10のシステム制御部15は、操作者情報と関連付けられたユーザIDの入力を受け付けてもよい。システム制御部15は、ユーザIDに基づき、操作者情報として、年齢、性別、身長、手の大きさ、指の長さ、過去の基準部分に関する設定情報、操作者の操作履歴(いつどの操作対象を選択したか等)の操作者特性の操作者情報を、記憶部13から取得する。
次に、操作装置10は、基準部分を設定する(ステップS2)。具体的には、操作装置10のシステム制御部15は、手の大きさ、指の長さ等の操作者の身体特性に基づき、基準部分を設定する。図5に示すように、システム制御部15は、操作部11の操作領域11aに、第1基準部分r1、第2基準部分r2、および、操作部分pを設定する。なお、第1基準部分r1、第2基準部分r2、および、操作部分pは、複数の操作対象毎に対応する部分の一例である。
第1基準部分r1、第2基準部分r2、および、操作部分pは、操作領域11aにおける位置情報、すなわち、操作領域11a内の位置座標により設定される。第1基準部分r1および第2基準部分r2は、操作者がステアリングホイール部32を握った際に、位置決め部18にガイドされる所定方向で、操作領域11aにおける所定の幅の可動域R内に設定される。可動域は、操作領域11aにおける位置決め部18にガイドされる領域で、操作者の指の長さ等の操作者特性により決定される。
第1基準部分r1は、例えば、操作者の指の長さに応じて、操作者の親指が届きやすく、最も触れやすい部分に設定される。第2基準部分r2は、例えば、可動域R内における第1基準部分r1以外の基準部分である。操作部分pは、位置決め部18にガイドされる部分以外に設定される。
第1基準部分r1、第2基準部分r2、および、操作部分pの位置や、大きさや、形は、操作者の操作者特性に応じて可変に設定される。指の大きい人の場合、操作対象毎に対応する部分が大きめに設定されたり、部分同士の間隔が広めに設定されてもよい。部分の形状は、円形、四角形、楕円形でもよく、操作者特性の一例として指の形に応じた形状でもよい。
なお、システム制御部15は、過去の基準部分に関する設定情報に基づき、基準部分を設定してもよい。
システム制御部15は、複数の前記操作対象毎に対応する部分を有する操作領域であって、前記移動体のステアリングを保持する前記操作者の指が届く可動域内に、前記操作領域の基準部分を設定する基準部分設定手段の一例として機能する。
次に、操作装置10は、操作者情報に基づき操作対象を決定する(ステップS3)。具体的には、システム制御部15は、操作者情報に基づき、操作者の行動を推測し、操作者が最も選ぶと推測される操作対象を、第1基準部分r1に対応させ、2番目に選ぶと推測される操作対象を、第2基準部分r2に対応させる。
システム制御部15は、前記操作者情報に基づき、前記基準部分に対して前記操作対象を決定する操作対象決定手段の一例として機能する。
システム制御部15は、車両が走行している状態および環境により、操作対象を決定してもよい。例えば、車両の位置情報より、海辺を走行しているならば、システム制御部15は、第1基準部分r1に、海に関する曲目に対応した操作対象を対応させてもよい。渋滞している場合は、システム制御部15は、第1基準部分r1に、リラックスする曲目に対応した操作対象を対応させてもよい。社内温度が高い場合、システム制御部15は、第1基準部分r1に、空調装置21を対応させてもよい。
さらに、システム制御部15は、車両が走行している状態および環境と、操作者の過去の操作履歴に基づき、第1基準部分r1、第2基準部分r2に対応する操作対象を対応させてもよい。
このように、システム制御部15は、前記操作者の行動を推測した結果に基づき、前記操作対象を決定する行動推測部の一例として機能する。システム制御部15は、前記行動推測部が決定した複数の前記操作対象のうち前記操作者に対して最も推奨度の高い推奨情報を、前記基準部分に対応させる機能を有する。
(2.2 操作対象を操作する動作例)
次に、操作対象を操作する動作例について、図6から図9を用いて説明する。
図6は、実施例に係る操作装置における操作対象を操作する動作の一例を示すフローチャートである。図7A、図8A、および図9Aは、操作者の指が触れた軌跡の一例を示す模式図である。図7B、図8B、および図9Bは、接触パターンの一例を示す模式図である。
操作者は、車両の運転席に座り、操作者の手が位置決め部18に接触できるように、ステアリングホイール部32を握る。操作者は、親指を操作部11に当て、操作領域11a上を、スライドさせたり、タップしたり、なぞったり等、接触する。
図6に示すように、操作装置10は、操作部における接触の位置情報を取得する(ステップS10)。具体的には、システム制御部15は、図7Aに示すように、操作領域11aにおいて、操作者の指により接触された部分のx座標およびy座標の位置情報を操作領域11aから取得する。さらに具体的には、図7Aに示すように、システム制御部15は、ある時間における操作者の指が接触している部分の接触領域Cのx座標およびy座標の位置情報を操作部11から取得する。そして、システム制御部15は、ある時間間隔で、接触領域Cの位置情報を取得することにより、接触領域Cの軌跡のx座標およびy座標の位置情報を取得する。
次に、操作装置10は、接触パターンを算出する(ステップS11)。具体的には、システム制御部15は、第1基準部分r1、第2基準部分r2、操作部分p等において、移動量、座標情報、または、時間等に対する接触度合い(接触面積、圧力等)を示す接触パターンを算出する。例えば、図7Aに示すように、強く押した接触の軌跡の場合、図7Bに示すように、横軸に、移動量、座標情報、または、時間を取り、縦軸に、接触度合いの接触パターンが現れる。図8Aに示すように、軽く押して、数回なぞった接触の軌跡の場合、図8Bに示すように、接触パターンが現れる。図9Aに示すように、始め軽く押して途中で強く押した接触の軌跡の場合、図9Bに示すように、接触パターンが現れる。
なお、操作領域11aにおいて第1基準部分r1、第2基準部分r2、操作部分pのみが入力を受け付けるように設定されている場合、図8Bに示すように、接触パターンが途切れる。
次に、操作装置10は、第1接触パターンか否かを判定する(ステップS12)。例えば、第1基準部分r1、第2基準部分r2、操作部分pが軽くなぞるスライド操作され、システム制御部15は、接触パターンが閾値θ未満の場合、第1接触パターンと判定する。例えば、図8Aおよび図8Bに示すように、接触パターンが閾値θ未満の場合が、第1接触パターンである。
第1接触パターンである場合(ステップS12;YES)、操作装置10は、第1接触パターンに基づく操作対象を変更する(ステップS13)。具体的には、システム制御部15は、第1接触パターンに従い(例えば、スライドの移動量や、接触度合いに従い)、図3に示すように、表示部22aの操作対象に対応するアイコンiaの、アクティブの位置を移動させたり、アイコンiaの表示を移動させたりする。
このように、システム制御部15は、前記複数の操作対象を、前記第1接触パターンに基づく出力形態に変更するように機能する。
第1接触パターンでない場合(ステップS12;NO)、操作装置10は、第2接触パターンか否かを判定する(ステップS14)。例えば、第1基準部分r1、第2基準部分r2、操作部分pが強く押され、例えば、図7B、図9Bに示すように、システム制御部15は、接触パターンが閾値θを越えた場合、第2接触パターンと判定する。
第2接触パターンである場合(ステップS14;YES)、操作装置10は、操作対象を選択する(ステップS15)。具体的には、システム制御部15は、接触パターンが閾値θを越えた第1基準部分r1等に対応した操作対象が選択される。システム制御部15は、操作信号出力部を介して、選択された操作対象が作動させる信号を出力する。
このように、システム制御部15は、前記操作領域は、前記複数の操作対象毎に対応する前記基準部分に対して、前記操作者の第2接触パターンを検知することにより前記基準部分に対応する操作対象を選択したと認識する認識部の一例として機能する。
以上説明したように、実施例に係る構成によれば、ステアリングを握ったときに、情報操作を行う基準部分r1へ操作者の指が、位置決め部18により適正位置に位置決めされるので、操作対象の情報操作と移動体の運転操作とを両立させることができる。
基準部分(第1基準部分r1、第2基準部分r2)は、操作者の操作者特性に応じて操作領域で可変に設定される場合、操作者の特性に合わせて、基準部分の位置や、大きさ、数等を可変にできるので、操作対象の情報操作と移動体の運転操作との両立性が向上する。例えば、手の大きさ、指の長さ等の操作者の身体特性に合わせた、位置や大きさの基準部分が設定されたり、操作者の操作履歴等合わせて、操作者がよく触れる部分に基準部分が設定されたりする。
操作者特性は、操作者の指の長である場合、操作領域11aにおいて、操作者の指が届きやすい部分に、基準部分を設定できるので、操作対象20の情報操作と移動体の運転操作との両立性が向上する。
基準部分が、位置決め部に位置決めされた操作者の指の可動域R内に、操作者の操作者特性に応じて可変に設定される場合、操作者の指が触れやすい部分に基準部分が設定されるので、操作対象20の情報操作と移動体の運転操作との両立性が向上する。
位置決め部18により操作者の指が導かれる操作領域11aの部分(例えば、可動域R)に、基準部分とは異なる第2基準部分が設定される場合、複数の基準部分(第1基準部分r1、第2基準部分r2)が設定でき、様々な操作対象に対応できるので、情報操作性が向上する。
操作者の行動を推測した結果に基づき、操作対象20を決定する行動推測部を備える場合、操作者の行動に合わせた、操作対象を提示できるので、情報操作性が向上する。さらに、情報操作性が向上し、操作対象の選択がしやすくなり、運転に集中できるので、運転操作も向上する。
行動推測部が決定した複数の操作対象20のうち操作者に対して最も推奨度の高い推奨情報を、基準部分(第1基準部分r1)に対応させる場合、操作者の行動に合わせた、操作対象を提示できるので、情報操作性が向上する。さらに、情報操作性が向上し、操作対象の選択がしやすくなり、運転に集中できるので、運転操作も向上する。
基準部分に対して、操作者の第1接触パターンを検知すると、複数の操作対象20を、第1接触パターンに基づく出力形態に変更する場合、第1接触パターンに基づき、対応する操作対象20を変更させることにより、情報操作性が向上し、操作対象の選択がしやすくなり、運転に集中できるので、運転操作も向上する。
操作領域11aは、複数の操作対象20毎に対応する基準部分に対して、操作者の第2接触パターンを検知することにより基準部分に対応する操作対象20を選択したと認識する認識部をさらに備える場合、接触パターンにより、操作対象20に対する作用を変えることができるので、情報操作性が向上し、操作対象の選択がしやすくなり、運転に集中できるので、運転操作も向上する。
[3.変形例]
次に、操作領域に設定された基準部分の変形例について図10および図11を用いて説明する。
図10は、操作領域に設定された基準部分の第1変形例を示す模式図である。
図10に示すように、操作領域11aにおいて、第2基準部分r2が複数設定されてもよい。また、第1基準部分r1の大きさが小さく設定されてもよい。また、第1基準部分r1から離れる程、指が届きやすいように、第2基準部分r2の大きさを大きくしてもよい。
図11は、操作領域に設定された基準部分の第2変形例を示す模式図である。
図11に示すように、親指の可動軸を中心に可動域Rが設定され、この可動域R内に第2基準部分r2が設定されてもよい。
次に、位置決め部の変形例をについて図12および図13を用いて説明する。
図12は、位置決め部の第1変形例を示す模式図である。図13は、位置決め部の第2変形例を示す模式図である。
図12に示すように、ステアリングホイール部32に、操作領域11aの基準部分へ、移動体の操作者の指を位置決めする位置決め部18Aが設定されてもよい。例えば、ステアリングホイール部32に凹みにより形成された位置決め部18Aや、材質により手触りを変えた位置決め部18Aが設定される。ステアリングホイール部32だけではなく、操作領域11aを除く操作部11にステアリングホイール部32と同様に凹みにより位置決
め部が形成されてもよい。
図13に示すように、ステアリングホイール部32に、位置決め部18Bが設定されてもよい。例えば、ステアリングホイール部32に突起を有する位置決め部18Bが設定される。突起の数は、1つでも複数でもよい。
10:操作装置
10a:操作手段
10b:位置決め手段
11:操作部
11a:操作領域
15:システム制御部
18、18A、18B:位置決め部
20:操作対象
21:空調装置(操作対象)
22:カーナビゲーション(操作対象)
23:オーディオ装置(操作対象)
30:ステアリング
31:ステアリング本体部
32:ステアリングホイール部
r1:第1基準部分(基準部分)
r2:第2基準部分
R:可動域

Claims (12)

  1. 操作者が保持する移動体のステアリングに備わり、複数の操作対象毎に対応する部分を有する操作領域を備える操作部と、
    前記操作領域の基準部分へ前記操作者の指を位置決めする位置決め部と、
    を備え、
    前記位置決め部が、前記操作部の操作領域が存在する面側に設置され、
    前記基準部分が、前記位置決め部に触れている指の長さに応じた位置に設定され、かつ、前記操作者の操作者特性に応じて前記操作領域で可変に設定されることを特徴とする操作装置。
  2. 前記操作者特性は、前記操作者の指の長さであることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記基準部分が、前記位置決め部に位置決めされた前記操作者の指の可動域内に、前記操作者特性に応じて可変に設定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記位置決め部により前記操作者の指が導かれる前記操作領域の部分に、前記基準部分とは異なる第2基準部分が設定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の操作装置。
  5. 前記操作者の行動を推測した結果に基づき、前記操作対象を決定する行動推測部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の操作装置。
  6. 前記行動推測部が決定した複数の前記操作対象のうち前記操作者に対して最も推奨度の高い推奨情報を、前記基準部分に対応させることを特徴とする請求項5に記載の操作装置。
  7. 前記基準部分に対して、前記操作者の第1接触パターンを検知すると、前記複数の操作対象を、前記第1接触パターンに基づく出力形態に変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の操作装置。
  8. 前記操作領域は、前記複数の操作対象毎に対応する前記基準部分に対して、前記操作者の第2接触パターンを検知することにより前記基準部分に対応する操作対象を選択したと認識する認識部をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の操作装置。
  9. 複数の操作対象毎に対応する部分を有する操作領域を備える操作手段が設置されたステアリング本体部と、
    前記操作領域の基準部分へ、移動体の操作者の指を位置決めする位置決め手段を有するステアリングホイール部と、
    を備え、
    前記位置決め手段が、前記操作手段の操作領域が存在する面側に設置され、
    前記基準部分が、前記位置決め手段に触れている指の長さに応じた位置に設定され、かつ、前記操作者の操作者特性に応じて前記操作領域で可変に設定されることを特徴とするステアリング。
  10. 操作者が操作対象を操作するための操作装置の設定方法において、
    移動体を操縦する前記操作者の操作者情報を取得する操作者情報取得ステップと、
    複数の前記操作対象毎に対応する部分を有する操作領域であって、前記移動体のステアリングを保持する前記操作者の指が届く可動域内に、前記操作領域の基準部分を設定する基準部分設定ステップと、
    前記操作者情報に基づき、前記基準部分に対して前記操作対象を決定する操作対象決定ステップと、
    を含み、
    前記操作装置が、前記基準部分へ前記操作者の指を位置決めする位置決め部を有し、
    前記位置決め部が、前記操作領域が存在する面側に設置され、
    前記基準部分が、前記位置決め部に触れている指の長さに応じた位置に設定され、かつ、前記操作者の操作者特性に応じて前記操作領域で可変に設定されることを特徴とする操作装置の設定方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の操作装置の設定方法を実行させることを特徴とする操作装置用プログラム。
  12. 請求項11に記載の操作装置用プログラムが前記コンピュータにより読取可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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