JP2020072037A - 点灯装置、照明装置、及び非常用照明システム - Google Patents

点灯装置、照明装置、及び非常用照明システム Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズによる好ましくない影響の低減を図る。【解決手段】点灯装置6は、交番電圧を出力する電源回路60と、複数のダイオード611〜614を有して交番電圧を整流する整流回路61と、整流回路61から出力される脈流電圧を平滑してLEDランプ3に出力する平滑コンデンサ62とを備える。点灯装置6は、複数のダイオード611〜614のうちの少なくとも一つのダイオード613、614と電気的に並列接続される一つ以上のコンデンサ63を備える。【選択図】 図2

Description

本開示は、点灯装置、照明装置、及び非常用照明システムに関し、より詳細には、固体光源を点灯させる点灯装置、当該点灯装置と固体光源を有する照明装置、及び当該照明装置と非常用電源を有する非常用照明システムに関する。
従来例として特許文献1記載の非常用照明装置を例示する。特許文献1記載の非常用照明装置は、LEDからなる光源(固体光源)、蓄電池、充電回路、常用点灯回路、非常用点灯回路(点灯装置)、切替部などを備える。非常用点灯回路は、プッシュプルインバータ回路、ダイオードブリッジ、平滑コンデンサなどを有する。
従来例の非常用照明装置は、商用交流電源から正常に給電されている場合、常用点灯回路が動作して光源に直流電力を供給して光源を点灯させる。なお、商用交流電源から正常に給電されているとき、プッシュプルインバータ回路は動作しない。
一方、商用交流電源が停電した場合、常用点灯回路が停止し、かつ、非常用点灯回路(プッシュプルインバータ回路)が起動される。その結果、蓄電池から非常用点灯回路を通して光源に直流電力が供給されて光源が点灯する。
特開2013−246938号公報
ところで、上述のような非常用照明装置を含む電気機器においては、大地を通して回路に侵入したコモンモードノイズがノーマルモードノイズに変換される場合がある。そして、変換後のノーマルモードノイズが電気機器の回路に好ましくない影響を与えるおそれがある。
本開示の目的は、ノイズによる好ましくない影響の低減を図ることができる点灯装置、照明装置、及び非常用照明システムを提供することである。
本開示の一態様に係る点灯装置は、交番電圧を出力する電源回路と、複数の整流素子を有して前記交番電圧を整流する整流回路と、前記整流回路から出力される脈流電圧を平滑して光源に出力する平滑コンデンサとを備える。前記点灯装置は、前記複数の整流素子のうちの少なくとも一つの整流素子と電気的に並列接続される一つ以上のコンデンサを更に備える。
本開示の一態様に係る照明装置は、前記点灯装置と、前記点灯装置から供給される直流電力で点灯する光源とを有する。
本開示の一態様に係る非常用照明システムは、前記照明装置と、常用電源から供給される電力で前記照明装置の前記光源を点灯させる常用点灯回路とを有する。前記照明装置が有する前記点灯装置は、前記常用電源の停電時に非常用電源から供給される電力で前記光源を点灯させる。
本開示の点灯装置、照明装置、及び非常用照明システムは、ノイズによる好ましくない影響の低減を図ることができるという効果がある。
図1Aは、本開示の実施形態に係る非常用照明器具(非常用照明システム)の正面図である。図1Bは、同上の非常用照明器具の左側面図である。 図2は、本開示の実施形態に係る照明装置及び点灯装置の回路図である。 図3Aは、同上の点灯装置の比較例における平滑コンデンサの両端電圧の波形図である。図3Bは、同上の点灯装置における平滑コンデンサの両端電圧の波形図である。
実施形態に係る点灯装置、照明装置、及び非常用照明システムについて、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態に係る非常用照明システムは、いわゆる直管LEDランプ(以下、LEDランプ3という。)を常用照明及び非常用照明の光源に兼用する非常用照明器具1である。ただし、光源は直管LEDランプに限定されない。
非常用照明器具1は、図1A及び図1Bに示すように、器具本体10と、一対のランプソケット11と、LEDランプ3と、点灯装置6と、非常用電源5と、常用点灯回路4とを有する。器具本体10は、金属板などの不燃材料によって、長尺の角すい台形状に形成されている。器具本体10は、天面(図1A及び図1Bにおける上面)を天井面に接するようにして天井に直付けされる。器具本体10の底面(図1A及び図1Bにおける下面)における長手方向(図1Aにおける左右方向)の両端から一対のランプソケット11が一つずつ突出している。なお、器具本体10の内部に、点灯装置6、非常用電源5、常用点灯回路4が収容されている(図1A参照)。
実施形態におけるLEDランプ3は、日本工業規格JIS C 8159-1:2013で規格化されている一般照明用GX16t-5口金付直管LEDランプである。LEDランプ3は、軸方向の一端に通電端子を持った通電用の口金32Aを有し、軸方向の他端に機械的保持だけの機能を持つ非通電用の口金32Bを有している(図1A参照)。LEDランプ3は、それぞれの口金32A、32Bが、一対一に対応するランプソケット11に一つずつ装着されることにより、点灯装置6と電気的に接続され、かつ、器具本体10に機械的に保持される(図1A参照)。
LEDランプ3は、複数のLED31が電気的に直列接続されてなるLEDモジュール30と、LEDモジュール30と電気的に並列接続されている抵抗器33とを有する(図2参照)。1個のLED31の点灯開始電圧を3Vとし、LEDモジュール30を構成するLED31の個数を50個とすれば、LEDモジュール30の点灯開始電圧は、3V×50=150Vとなる。なお、抵抗器33の抵抗値は、数百kΩ程度が望ましい。
非常用照明器具1は、図2に示すように、実施形態に係る照明装置2を有する。そして、照明装置2は、LEDランプ3と点灯装置6を有する。非常用照明器具1は、常用電源100から供給される電力でLEDランプ3を点灯させる常用点灯回路4を更に有する。非常用照明器具1は、常用電源100の停電時に点灯装置6に電力を供給する非常用電源5と、常用電源100から供給される電力で非常用電源5を充電する充電回路50とを更に有する。常用電源100は、例えば、商用の交流電源である。また、非常用電源5は、ニッケル水素電池などの蓄電池を有する。充電回路50は、常用電源100から供給される交流電力を直流電力に変換して非常用電源5(蓄電池)に充電電流を供給する。
常用点灯回路4は、例えば、常用電源100から供給される交流電力を直流電力に変換する交直変換回路と、交直変換回路から出力される直流電力によってLEDモジュール30に流す電流を定電流制御する定電流回路とを有する。なお、定電流回路は、降圧チョッパ回路などのスイッチング電源回路で構成されることが好ましい。また、常用電源100から常用点灯回路4への給電路に消灯スイッチ101が設けられている(図2参照)。ゆえに、常用点灯回路4は、消灯スイッチ101が閉じている(オンしている)ときにLEDモジュール30に直流電力を供給してLEDランプ3を点灯させる。常用点灯回路4は、消灯スイッチ101が開いている(オフしている)ときは常用電源100からの給電が停止するため、LEDランプ3を点灯させることができない。
常用点灯回路4は、無負荷判定回路40を有している。無負荷判定回路40は、消灯スイッチ101がオフからオンに切り替えられたときに常用点灯回路4とLEDランプ3の電気的な接続の有無を判定する。常用点灯回路4は、無負荷判定回路40が接続有りと判定したときに定電流回路を動作させてLEDランプ3を点灯させる。一方、常用点灯回路4は、無負荷判定回路40が接続無しと判定したときに定電流回路を動作させない。なお、常用点灯回路4の出力電流は、第1ダイオードD1を介してLEDランプ3に供給される。また、常用点灯回路4の出力電流は、第2ダイオードD2によって点灯装置6への逆流が阻止されている。
常用点灯回路4は、消灯スイッチ101がオフからオンに切り替えられた場合、LEDランプ3の定格電流よりも十分に小さい定電流を出力する。ここで、常用点灯回路4の出力端間に分圧回路が設けられている。分圧回路は、複数(図示例では二つ)の抵抗器65A、65Bを有している。二つの抵抗器65A、65Bは、常用点灯回路4の出力端間に電気的に直列接続されている。つまり、分圧回路(抵抗器65A、65B)は、LEDランプ3のLEDモジュール30及び抵抗器33と電気的に並列接続される。
無負荷判定回路40は、常用点灯回路4の出力電圧を分圧回路で分圧した電圧(検出電圧Vx)を取り込んでしきい値と比較する。つまり、常用点灯回路4から定電流が出力されているので、常用点灯回路4にLEDランプ3が接続されている場合の検出電圧Vxは、LEDランプ3が接続されていない場合の検出電圧Vxに比べて、抵抗器33の抵抗値の分だけ低くなる。無負荷判定回路40では、しきい値が、常用点灯回路4にLEDランプ3が接続されている場合の検出電圧Vxよりも大きく、かつ、LEDランプ3が接続されていない場合の検出電圧Vxよりも小さい値に設定される。そのため、無負荷判定回路40は、検出電圧Vxがしきい値未満の場合にLEDランプ3の接続有りと判定し、検出電圧Vxがしきい値以上の場合にLEDランプ3の接続無しと判定することができる。
点灯装置6は、交番電圧を出力する電源回路60、整流回路61及び平滑コンデンサ62を備える(図2参照)。電源回路60は、非常用電源5から出力される直流電圧を高周波の交番電圧(正弦波の交流電圧)に変換する。電源回路60は、一対のNPN型のバイポーラトランジスタ(トランジスタQ1、Q2)、トランスT1、抵抗器R1、R2、コンデンサC1、インダクタL1などを有するプッシュプルインバータ回路である。ただし、電源回路60はプッシュプルインバータ回路に限定されない。
電源回路60において、トランジスタQ1、Q2のエミッタが非常用電源5の負極に接続され、一方のトランジスタQ1のコレクタがトランスT1の1次側の第1巻き線N1の一端に電気的に接続されている。他方のトランジスタQ2のコレクタがトランスT1の1次側の第2巻き線N2の一端に電気的に接続されている。トランスT1の第1巻き線N1及び第2巻き線N2のそれぞれの他端同士が電気的に接続されることにより、トランスT1の第1巻き線N1及び第2巻き線N2が電気的に直列接続されている。第1巻き線N1の一端と第2巻き線N2の一端がコンデンサC1を介して電気的に接続されている。さらに、トランスT1の第1巻き線N1と第1巻き線N2の接続点が、限流用のインダクタL1を介して非常用電源5の正極に電気的に接続されている。トランジスタQ1のベースが、トランスT1の1次側の第3巻き線N3を介してトランジスタQ2のベースと電気的に接続されている。また、一方のトランジスタQ1のベースが抵抗器R1を介してインダクタL1と電気的に接続されている。他方のトランジスタQ2のベースが抵抗器R2を介してインダクタL1に電気的に接続されている。トランスT1の2次巻き線N4の一端が限流用のコンデンサ64を介して整流回路61の一方の入力端に電気的に接続されている。2次巻き線N4の他端は整流回路61の他方の入力端に電気的に接続されている。そして、整流回路61の出力端間に平滑コンデンサ62が電気的に接続されている。
整流回路61は、4つのダイオード611〜614を有するダイオードブリッジである。これら4つのダイオード611〜614のうち、トランスT1の2次巻き線N4にアノードが電気的に接続されている2つのダイオード611、612が高電位側のダイオードである。また、トランスT1の2次巻き線N4にカソードが電気的に接続されている2つのダイオード613、614が低電位側のダイオードである。なお、低電位側の2つのダイオード613、614の各々に、コンデンサ63が一つずつ電気的に並列接続されている。
点灯装置6は、常用電源100の停電を検出する停電検出回路67と、停電検出回路67が常用電源100の停電を検出したときに電源回路60を起動するトリガ回路66とを備える。
トリガ回路66は、比較器660、スイッチング素子Q3、二つのダイオードD3、D4などを有する。スイッチング素子Q3は、NPN型のバイポーラトランジスタである。スイッチング素子Q3のエミッタが基準電源の負極(グランド)に電気的に接続されている。基準電源は、一定の基準電圧Vrを出力する。スイッチング素子Q3のコレクタが二つのダイオードD3、D4のそれぞれのカソードに電気的に接続されている。また、一方のダイオードD3のアノードが電源回路60のトランジスタQ1のベースに電気的に接続されている。他方のダイオードD4のアノードが電源回路60のトランジスタQ2のベースに電気的に接続されている。
停電検出回路67は、常用電源100の電源電圧が下限値以上であるときに基準電圧Vrよりも高い電圧を出力し、電源電圧が下限値未満であるとき、すなわち、常用電源100の停電時に基準電圧Vr以下の電圧を出力する。
停電検出回路67が常用電源100の停電を検出していない場合、トリガ回路66の比較器660のプラス入力端子に基準電圧Vrよりも高い電圧が入力されるので、比較器660の出力がハイレベルとなる。比較器660の出力がハイレベルのとき、スイッチング素子Q3がオンするので、電源回路60の2つのトランジスタQ1、Q2のベースがダイオードD3、D4及びスイッチング素子Q3を介してグランドと電気的に接続される。その結果、2つのトランジスタQ1、Q2がいずれもオンせず、電源回路60は停止している。
一方、停電検出回路67が常用電源100の停電を検出している場合、トリガ回路66の比較器660のプラス入力端子に基準電圧Vr以下の電圧が入力されるので、比較器660の出力がローレベルとなる。比較器660の出力がローレベルのとき、スイッチング素子Q3がオフする。常用電源100が停電すると充電回路50が停止するので、非常用電源5から電源回路60への放電(給電)が開始される。そして、非常用電源5からの給電が開始されると、一対のトランジスタQ1、Q2のいずれか一方が先にオンする。例えば、トランジスタQ2が先にオンすれば、トランスT1の第1巻き線N1に電流が流れることで第3巻き線N3に電圧が誘起されるため、トランジスタQ2のベースに印加されるバイアス電圧が上昇してトランジスタQ2が飽和状態となる。なお、他方のトランジスタQ1は、ベースに逆方向のバイアス電圧が印加されているためにオフのままとなる。
トランジスタQ2がオンすると、トランスT1の第1巻き線N1、第2巻き線N2及びコンデンサC1に共振電圧が誘起される。そして、トランスT1の第3巻き線N3に誘起される電圧により、一対のトランジスタQ1、Q2が交互にバイアスされてオン・オフ動作が繰り返される。その結果、電源回路60の発振が継続し、非常用電源5の電源電圧から昇圧された交流電圧がトランスT1の2次巻き線N4に誘起される。2次巻き線N4に誘起された交流電圧が整流回路61で整流され、かつ、平滑コンデンサ62で平滑される。そして、平滑コンデンサ62で平滑された直流電圧が、第2ダイオードD2を介してLEDランプ3(LEDモジュール30)に供給される。つまり、常用電源100が停電すると、点灯装置6が非常用電源5から供給される直流電力によってLEDランプ3を点灯させる。
ここで、消灯スイッチ101がオフされて常用点灯回路4及び点灯装置6が停止している状況において、グランドとの間に生じる浮遊容量を介して点灯装置6にノイズ(コモンモードノイズ)が侵入する場合がある。そして、点灯装置6に侵入したコモンモードノイズの全部又は一部がノーマルモードノイズに変換され、当該ノーマルモードノイズが電源回路60のトランスT1で昇圧されて2次巻き線N4から出力される場合がある。
しかしながら、実施形態に係る点灯装置6では、整流回路61のダイオード613、614にコンデンサ63がそれぞれ電気的に並列接続されている。そのため、整流回路61において、ノーマルモードノイズの周波数に対するダイオード613、614の逆方向の見掛け上のインピーダンスが低下する。その結果、2次巻き線N4から出力される電流(ノーマルモードノイズの電流)の大部分は、平滑コンデンサ62を通らずにコンデンサ63を通してトランスT1の2次巻線N4に戻る。そのため、平滑コンデンサ62を充電する電流(ノーマルモードノイズの電流)の低減を図ることができる。なお、電源回路60における2つのスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数(電源回路60の発振周波数)は、電源回路60に侵入する前記ノーマルモードノイズの周波数よりも十分に低いことが好ましい。スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数がノーマルモードノイズの周波数よりも十分に低ければ、電源回路60の出力電流の周波数に対するダイオード613、614の逆方向の見掛け上のインピーダンスの低下量が抑えられる。ゆえに、ダイオード613、614にコンデンサ63が並列接続されていても、電源回路60の出力電流の減少を抑制することができる。言い換えると、コンデンサ63の静電容量は、ノーマルモードノイズの周波数におけるインピーダンスが十分に低く、かつ、電源回路60の発振周波数におけるインピーダンスが十分に大きくなる値であることが好ましい。
ここで、整流回路61のダイオード613、614にそれぞれコンデンサ63が接続されていない比較例と実施形態に係る点灯装置6において、消灯スイッチ101がオフされている状況の平滑コンデンサ62の両端電圧Vc(図2参照)の変化について説明する。
比較例において、ノーマルモードノイズによって平滑コンデンサ62が充電されることにより、平滑コンデンサ62の両端電圧Vcが徐々に上昇する。そして、平滑コンデンサ62の両端電圧Vcが上限値Vyを超えると(図3A参照)、無負荷判定回路40に入力される検出電圧Vxがしきい値を超えてしまい、無負荷判定回路40がLEDランプ3の接続無しと誤判定する可能性がある。
これに対して実施形態に係る点灯装置6では、ノーマルモードノイズの周波数に対するダイオード613、614の逆方向の見掛け上のインピーダンスが低下しているため、平滑コンデンサ62の両端電圧Vcは上限値Vyを超えにくい(図3B参照)。したがって、無負荷判定回路40に入力される検出電圧Vxがしきい値を超えにくいので、無負荷判定回路40がLEDランプ3の接続無しと誤判定する可能性を低下させることがてきる。その結果、実施形態に係る点灯装置6は、ノイズによる好ましくない影響、例えば、消灯スイッチ101をオフからオンに切り替えても常用点灯回路4がLEDランプ3を点灯させないという現象が発生することの低減を図ることができる。
なお、コンデンサ63は、低電位側の2つのダイオード613、614のうちの一方のみに一つだけ接続されても構わない。また、コンデンサ63は、低電位側のダイオード613、614の代わりに、あるいは、低電位側のダイオード613、614とともに、高電位側の2つのダイオード611、612のうちの少なくとも一方に接続されても構わない。また、低電位側の2つのダイオード613、614又は高電位側の2つのダイオード611、612と接続される個々のコンデンサ63の静電容量は、互いに等しいことが好ましい。点灯装置6では、コンデンサ63の静電容量を等しくすることにより、点灯装置6の出力電流の変動(リップル)を抑えることができる。
上述のように第1の態様に係る点灯装置(6)は、交番電圧を出力する電源回路(60)と、複数の整流素子(ダイオード611〜614)を有して交番電圧を整流する整流回路(61)とを備える。第1の態様に係る点灯装置(6)は、整流回路(61)から出力される脈流電圧を平滑して光源(LEDランプ3)に出力する平滑コンデンサ(62)を備える。第1の態様に係る点灯装置(6)は、複数の整流素子のうちの少なくとも一つの整流素子と電気的に並列接続される一つ以上のコンデンサ(63)を備える。
第1の態様に係る点灯装置(6)は、外部から電源回路(60)に侵入するノイズによって平滑コンデンサ(62)に充電される電荷を減らし、平滑コンデンサ(62)の両端電圧(Vc)の上昇を抑えることができる。その結果、第1の態様に係る点灯装置(6)は、平滑コンデンサ(62)の両端電圧の上昇を抑えることにより、ノイズによる好ましくない影響の低減を図ることができる。
第2の態様に係る点灯装置(6)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る点灯装置(6)において、整流回路(61)は、複数の整流素子として4個のダイオード(611〜614)を有するダイオードブリッジからなることが好ましい。一つ以上のコンデンサ(63)は、4個のダイオード(611〜614)のうちの低電位側の2個のダイオード(613、614)の少なくとも一方と電気的に並列接続されることが好ましい。
第2の態様に係る点灯装置(6)は、平滑コンデンサ(62)の両端電圧(Vc)の上昇を更に抑えることができる。
第3の態様に係る点灯装置(6)は、第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る点灯装置(6)は、コンデンサ(63)を複数備えることが好ましい。複数のコンデンサ(63)は、低電位側の2個のダイオード(613、614)のそれぞれに少なくとも一つずつ電気的に並列接続されることが好ましい。
第3の態様に係る点灯装置(6)は、平滑コンデンサ(62)の両端電圧(Vc)の上昇を更に抑えることができる。
第4の態様に係る点灯装置(6)は、第3の態様との組合せにより実現され得る。第4の態様に係る点灯装置(6)において、複数のコンデンサ(63)の静電容量が等しいことが好ましい。
第4の態様に係る点灯装置(6)は、出力電流の変動(リップル)を抑えることができる。
第5の態様に係る照明装置(2)は、第1〜第4の態様のいずれかの点灯装置(6)と、点灯装置(6)から供給される直流電力で点灯する光源(LEDランプ3)とを有する。
第5の態様に係る照明装置(2)は、ノイズによる好ましくない影響の低減を図ることができる。
第6の態様に係る非常用照明システム(非常用照明器具1)は、第5の態様に係る照明装置(2)と、常用電源(100)から供給される電力で照明装置(2)の光源を点灯させる常用点灯回路(4)とを有する。照明装置(2)が有する点灯装置(6)は、常用電源(100)の停電時に非常用電源(5)から供給される電力で光源を点灯させる。
第6の態様に係る非常用照明システムは、ノイズによる好ましくない影響の低減を図ることができる。
第7の態様に係る非常用照明システムは、第6の態様との組合せにより実現され得る。第7の態様に係る非常用照明システムにおいて、常用点灯回路(4)に対する光源の接続の有無を判定する無負荷判定回路(40)を備えることが好ましい。光源は、複数のLED(31)が電気的に直列接続されてなるLEDモジュール(30)と、LEDモジュール(30)と電気的に並列接続されている抵抗器(33)とを有することが好ましい。無負荷判定回路(40)は、常用点灯回路(4)から定電流が出力されている状況において、抵抗器(33)を含む分圧回路(抵抗器65A、65B)の電圧(検出電圧Vx)をしきい値と比較することが好ましい。無負荷判定回路(40)は、分圧回路の電圧がしきい値未満の場合に光源の接続有りと判定することが好ましい。無負荷判定回路(40)は、分圧回路の電圧がしきい値以上の場合に光源の接続無しと判定することが好ましい。
第7の態様に係る非常用照明システムは、ノイズによる好ましくない影響として、常用点灯回路(4)が光源を点灯させないという現象が発生することの低減を図ることができる。
1 非常用照明器具(非常用照明システム)
2 照明装置
3 LEDランプ(光源)
4 常用点灯回路
5 非常用電源
6 点灯装置
30 LEDモジュール
31 LED
33 抵抗器
40 無負荷判定回路
60 電源回路
61 整流回路
62 平滑コンデンサ
63 コンデンサ
65A、65B 抵抗器(分圧回路)
100 常用電源
611〜614 ダイオード(整流素子)
Vx 検出電圧(分圧回路の電圧)

Claims (7)

  1. 交番電圧を出力する電源回路と、
    複数の整流素子を有して前記交番電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路から出力される脈流電圧を平滑して光源に出力する平滑コンデンサと、
    前記複数の整流素子のうちの少なくとも一つの整流素子と電気的に並列接続される一つ以上のコンデンサと、
    を備える、
    点灯装置。
  2. 前記整流回路は、前記複数の整流素子として4個のダイオードを有するダイオードブリッジからなり、
    前記一つ以上のコンデンサは、前記4個のダイオードのうちの低電位側の2個のダイオードの少なくとも一方と電気的に並列接続される、
    請求項1記載の点灯装置。
  3. 前記コンデンサを複数備え、
    前記複数のコンデンサは、前記低電位側の2個のダイオードのそれぞれに少なくとも一つずつ電気的に並列接続される、
    請求項2記載の点灯装置。
  4. 前記複数のコンデンサの静電容量が等しい、
    請求項3記載の点灯装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの点灯装置と、
    前記点灯装置から供給される直流電力で点灯する光源と、
    を有する、
    照明装置。
  6. 請求項5の照明装置と、
    常用電源から供給される電力で前記照明装置の前記光源を点灯させる常用点灯回路と、
    を有し、
    前記照明装置が有する前記点灯装置は、前記常用電源の停電時に非常用電源から供給される電力で前記光源を点灯させる、
    非常用照明システム。
  7. 前記常用点灯回路に対する前記光源の接続の有無を判定する無負荷判定回路を備え、
    前記光源は、
    複数のLEDが電気的に直列接続されてなるLEDモジュールと、
    前記LEDモジュールと電気的に並列接続されている抵抗器と、
    を有し、
    前記無負荷判定回路は、前記常用点灯回路から定電流が出力されている状況において、前記抵抗器を含む分圧回路の電圧をしきい値と比較し、前記分圧回路の電圧が前記しきい値未満の場合に前記光源の接続有りと判定し、前記分圧回路の電圧が前記しきい値以上の場合に前記光源の接続無しと判定する、
    請求項6記載の非常用照明システム。
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