JP2020071905A - 調理システムおよび照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】キッチン内の状況または調理シーンに応じた照明制御を行うことができる調理システムおよび照明器具を提供すること。【解決手段】センサを備える照明器具と、被加熱物を加熱する加熱調理器と、を備える調理システムにおいて、センサは、加熱調理器に対する人の位置を検出するものであり、照明器具は、加熱調理器の調理内容または動作と、加熱調理器に対する人の位置とに応じて、色温度、調光率または点灯パターンを変更する構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具と加熱調理器とを備える調理システム、および加熱調理器と通信する照明器具に関するものである。
従来、加熱調理器と照明器具とを連動させる調理システムが知られている。例えば、特許文献1には、加熱調理器とレンジフードとからなる調理システムにおいて、レンジフードに加熱調理器を照らす照明と、加熱調理器周辺の温度を検出するセンサとを備える構成が開示されている。特許文献1の調理システムでは、センサによって検出される加熱調理器周辺の温度に基づいて、照明の点灯パターンが制御される構成となっている。また、特許文献2には、加熱調理器とキッチン照明とがHEMSコントローラを介して無線通信で接続された調理システムが開示されている。特許文献2の調理システムでは、加熱調理器の調理状態またはキッチン内の人の有無に応じて、キッチン照明が制御される構成となっている。
特開2009−216307号公報 特開2017−168978号公報
ここで、加熱調理器と照明器具とを連動させる調理システムにおいては、キッチン内の状況に適した照明を提供することが望ましい。例えば、加熱調理器による加熱調理中だけでなく、加熱調理前後における様々な調理シーンに対応した照明を提供することが望ましい。このような調理シーンを含むキッチン内の状況は、加熱調理器の状態とキッチン内の人の動きと組み合わせなどによって異なる。しかしながら、上記の従来技術では、キッチン内の様々な状況に対応した照明とはなっていない。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、キッチン内の状況に応じた照明制御を行うことができる調理システムおよび照明器具を提供することを目的とする。
本発明に係る調理システムは、センサを備える照明器具と、被加熱物を加熱する加熱調理器と、を備え、センサは、加熱調理器に対する人の位置を検出するものであり、照明器具は、加熱調理器の調理内容または動作と、加熱調理器に対する人の位置とに応じて、色温度、調光率または点灯パターンを変更するものである。
また、本発明に係る照明器具は、被加熱物を加熱する加熱調理器と通信する照明器具であって、加熱調理器に対する人の位置を検出するセンサを備え、加熱調理器の調理内容または動作と、加熱調理器に対する人の位置とに応じて、色温度、調光率または点灯パターンを変更するものである。
本発明における調理システムによれば、センサによって、加熱調理器に対する人の位置を検出し、加熱調理器の調理内容または動作と、加熱調理器に対する人の位置とに応じて色温度、調光率または点灯パターンを変更することで、キッチン内の状況に応じた照明制御を行うことができる。
実施の形態1における調理システムの概略構成図である。 実施の形態1における照明器具の概略構成図である。 実施の形態1における照明器具の光源部の概略構成図である。 実施の形態1における照明器具の機能ブロック図である。 実施の形態1における加熱調理器の概略構成図である。 実施の形態1における加熱調理器の機能ブロック図である。 実施の形態1における調理システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2における調理システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態3における調理システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態4における調理システムの動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る調理システムについて図面を参照して説明する。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付した構成は、同一のまたはこれに相当する構成を示すものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
(調理システムの構成)
図1は、実施の形態1における調理システム100の概略構成図である。図1に示すように、本実施の形態の調理システム100は、キッチン110内に配置される照明器具1と加熱調理器2とを備える。照明器具1は、キッチン110の天井111に設置される。照明器具1は、キッチン110内の環境を検出するセンサ14と無線通信部15とを備える。加熱調理器2は、天板21に載置される被加熱物3を加熱する。加熱調理器2には、無線通信部25が内蔵されている。本実施の形態では、照明器具1と加熱調理器2とが無線通信部15と無線通信部25とを介して、無線通信により双方向に情報伝達を行う。
(照明器具の構成)
図2は、実施の形態1における照明器具1の概略構成図である。図2では、説明のため照明器具1を一部分解し、斜視図で示している。図2に示すように、照明器具1は、本体11と、光を放射する光源部12と、光源部12を制御する制御部13と、キッチン110内の環境を検出するセンサ14と、外部機器と通信を行う無線通信部15とを備える。本実施の形態における照明器具1は、LED一体型のベースライトである。
本体11は、光源部12と、制御部13とを支持するための筐体であり、図示しない取り付け器具によって天井111に取り付けられる。光源部12は、本体11の下方に配置される。本実施の形態の光源部12は、色温度および調光率が可変となるように構成される。図3は、実施の形態1における照明器具1の光源部12の概略構成図である。図3に示すように、光源部12は、基板121と、複数の第1発光素子122と、複数の第2発光素子123とを備える。
複数の第1発光素子122は、それぞれ高色温度(例えば5500K)のLEDチップである。複数の第1発光素子122は、基板121上に一列に配置され、第1発光部120Hを構成する。複数の第2発光素子123は、それぞれ低色温度(例えば2500K)のLEDチップである。複数の第2発光素子123は、基板121上に一列に配置され、第2発光部120Lを構成する。
第1発光部120Hと第2発光部120Lは、異なる色温度を有し、基板121上に並列に配置される。そして、第1発光部120Hの第1発光素子122のみに電流を流した場合、照明器具1が放射する光の色温度が高くなる。また、第2発光部120Lの第2発光素子123のみに電流を流した場合、照明器具1が放射する光の色温度が低くなる。また、第1発光素子122および第2発光素子123の両方に電流を流した場合、照明器具1が放射する光の色温度が中間の色温度(例えば4000K)となる。
図2に戻って、制御部13は、光源部12の上方に支持され、本体11の内部に収容される。制御部13は、センサ14の検出結果および無線通信部15が受信した信号に基づいて、光源部12の点灯、消灯、色温度または調光率を制御する。
図4は、実施の形態1における照明器具1の機能ブロック図である。図4に示すように、制御部13は、電力変換回路131と制御回路132とを備える。電力変換回路131は、電圧が100Vrmsまたは200Vrmsの商用電源200から供給される電力を変換し、任意の一定電流を光源部12に出力する機能を有するスイッチング回路である。回路方式としては、PFC(Power Factor Correction)回路と、電流制御回路とを組み合わせた2コンバータ方式と呼ばれるものの他、PFC回路と電流制御回路の機能を1回路で実現する1コンバータ方式と呼ばれるものが用いられる。PFC回路は入力電流の高調波を低減することで、力率を改善する機能を有する。電流制御回路は光源部12に出力する電流を任意の一定電流に制御する機能を有する。回路構成としては、PFC回路、電流制御回路とともに昇圧チョッパ回路、昇降圧チョッパ回路、降圧チョッパ回路、フライバック回路、フライフォワード回路、SEPIC(Single Ended Primary Inductor Converter)、ZetaコンバータまたはCukコンバータなどを用いてもよい。
制御回路132は電力変換回路131のスイッチング動作を制御する。また、図4に示すように、制御回路132は、駆動制御部133と、演算部134と、検出部135と、センサ信号判定部136と、無線通信判定部137と、記憶部138と、を有する。
駆動制御部133は演算部134の信号を10〜30Vの電圧に増幅し、電力変換回路131のスイッチング動作を制御する。演算部134はマイコン、CPU(Central Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)といった演算素子を用いて構成される。演算部134は、検出部135、センサ信号判定部136および無線通信判定部137から入力される信号に基づいて、電力変換回路131のスイッチング動作を制御するための制御信号を出力する。制御信号の電圧の例としては、3.3V、もしくは5Vである。
検出部135は、電力変換回路131の電圧および電流を検出し、検出結果を演算部134に出力する。検出部135における電圧の検出手段としては、複数の抵抗を直列に接続した分圧抵抗が用いられる。また、検出部135における電流の検出手段としては、電流測定用のシャント抵抗、ホール素子またはカレントトランスが用いられる。
センサ信号判定部136は、センサ14から入力される信号を演算部134に入力可能な信号に変換し、演算部134に出力する。無線通信判定部137は、無線通信部15から入力される信号を演算部134に入力可能な信号に変換し、演算部134に出力する。記憶部138は、加熱調理器2から受信した信号および演算部134で実行されるプログラムなどの各種データを記憶するメモリである。
図2に戻って、センサ14は、本体11の一端に配置される。センサ14の位置は、これに限定されるものではなく、キッチン110内の環境を検出できる位置に配置すればよい。本実施の形態のセンサ14は、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)またはCCD(Charge Coupled Device)を用いたイメージセンサである。センサ14は、天井111からキッチン110を撮影し、キッチン110内の環境を画像として検出する。センサ14としてイメージセンサを用いることで、周囲温度に依らない検出が可能である。なお、センサ14を照明器具1と別体として設けてもよいが、照明器具1にセンサ14を設けることで、センサ14による撮影に必要な明るさを確保することができる。
センサ14は、電源線および制御信号線で制御部13と接続されている。センサ14は、撮影した画像に対して画像認識処理を行い、加熱調理器2に対する人位置を検出し、制御部13へ検出結果として出力する。詳しくは、センサ14は、まずキッチン110を撮影し、得られた画像内の物体の形状および色から加熱調理器2および人を識別する。そして、加熱調理器2に対する人の位置を検出する。加熱調理器2に対する人の位置は、例えば、下記の3つである。
(1)加熱調理器2の前
(2)加熱調理器2の前ではないが、加熱調理器2の近辺
(3)加熱調理器2の遠方
詳しくは、センサ14は、画像から加熱調理器2の前面を特定し、特定した前面から所定の範囲内に人が検出される場合に、加熱調理器2に対する人の位置を(1)加熱調理器2の前とする。また、センサ14は、加熱調理器2の前面から所定の範囲に人が検出されないが、センサ14の検出範囲内、すなわち撮影した画像内に人が検出された場合は、加熱調理器2に対する人の位置を(2)加熱調理器2の前ではないが、加熱調理器2の近辺とする。さらに、センサ14は、センサ14の検出範囲内、すなわち撮影した画像内に人が検出されない場合は、加熱調理器2に対する人の位置を(3)加熱調理器2の遠方とする。なお、加熱調理器2の前と加熱調理器2の近辺とを合わせてキッチン110内と言い換えることもできる。
なお、センサ14として、イメージセンサに替えて赤外線センサを用いてもよい。この場合、キッチン110内の環境は熱画像として検出される。加熱調理器2に対する人の位置は、熱画像内の形状、または体温に相当する温度の有無で判断される。赤外線センサを用いることで、イメージセンサを用いる場合と比べて、形状だけでなく温度の情報も得ることができる。これにより、体温差から人または動物の判定を行うことなども可能となる。
無線通信部15は、電源線および制御信号線で制御部13と接続されており、照明器具1と加熱調理器2との間で、無線信号を送受信する。無線通信部15における無線通信としては、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線、または可視光による通信が用いられる。
(加熱調理器の構成)
図5は、実施の形態1における加熱調理器2の概略構成図である。図5では、説明のため加熱調理器2を一部分解し、斜視図で示している。本実施の形態の加熱調理器2は、家庭用IH(Induction Heating)式調理器である。加熱調理器2は、被加熱物3を載置する天板21と、被加熱物3を加熱する加熱コイル22と、加熱コイル22に出力する電流を制御するインバータ23と、インバータ23の動作を制御する制御部24と、外部機器と通信を行う無線通信部25と、を備える。
天板21は、例えば、耐熱性のガラス板と、ガラス板の周囲に取り付けられた金属の枠体とにより構成される。天板21には、加熱領域である加熱口211が設けられている。図5に示すように、本実施の形態では3つの加熱口211が設けられている。また、天板21の手前側には、操作表示部212が設けられている。本実施の形態の操作表示部212は、例えば複数のLEDを有する表示画面と、静電容量式のタッチセンサとを備え、各加熱口211に対応した加熱コイル22の火力、温度、および調理モードなどの使用者の操作入力を受け付ける。
加熱コイル22は、導線を平面状に巻線したコイルであり、20k〜100kHzの高周波の電流を流すことにより高周波の磁束を発生させ、被加熱物3を誘導加熱する。導線としては、加熱コイル22の発熱による損失を抑制するためにリッツ線が使用される。また、磁束を効率よく被加熱物3に当てるために、加熱コイル22の下部に、フェライト等の磁性体を配置してもよい。
インバータ23は、電圧が200Vrmsの商用電源200(図6)から供給される電力を変換し、任意の交流電流を加熱コイル22に出力する機能をもつスイッチング回路である。インバータ23の回路方式として、インバータ回路の他、インバータ回路の前段に昇圧回路を接続したものを用いてもよい。インバータ回路は50Hzまたは60Hzといった周波数の商用電源200から供給される電流を、20k〜100kHzの高周波電流に変換し、加熱コイル22に出力する機能を有する。回路構成としては、フルブリッジ回路、ハーフブリッジ回路または1石電圧共振回路を用いることができる。
制御部24は、操作表示部212に入力された設定内容などに基づいて、インバータ23のスイッチング動作を制御する。図6は、実施の形態1における加熱調理器2の機能ブロック図である。図6に示すように、制御部24は、駆動制御部241と、演算部242と、検出部243と、無線通信判定部244とを有する。
駆動制御部241は、演算部242の信号を10〜30Vの電圧に増幅し、インバータ23のスイッチング動作を制御する。演算部242はマイコン、CPUまたはDSPといった演算素子を用いて構成される。演算部242は、検出部243および無線通信判定部244から入力される信号に基づいて、インバータ23のスイッチング動作を制御するための制御信号を出力する。制御信号の電圧の例としては、3.3V、もしくは5Vである。
検出部243は、インバータ23の電圧および電流を検出し、検出結果を演算部242に出力する。電圧の検出手段の例としては、複数の抵抗を直列に接続した分圧抵抗を使用する構成が挙げられる。検出部243における電圧の検出手段としては、複数の抵抗を直列に接続した分圧抵抗が用いられる。また、検出部243における電流の検出手段としては、電流測定用のシャント抵抗、ホール素子またはカレントトランスが用いられる。無線通信判定部244は、無線通信部25から入力される信号を演算部242に入力可能な信号に変換し、演算部242に出力する。
無線通信部25は、電源線および制御信号線で制御部24と接続されており、加熱調理器2と照明器具1との間で、無線信号を送受信する。無線通信部25における無線通信としては、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線、または可視光による通信が用いられる。
(調理システムの動作)
図7は、実施の形態1における調理システム100の動作を説明するフローチャートである。図7では、照明器具1の演算部134によって実行されるフローと、加熱調理器2の演算部242によって実行されるフローとをまとめて記載している。本実施の形態では、センサ14で検出された加熱調理器2に対する人の位置と、加熱調理器2の調理内容とに応じて、照明器具1の色温度が変更される。
まず、加熱調理器2の動作について説明する。加熱調理器2の動作は、電源が投入されることにより開始される。そして、操作表示部212が操作されることにより、調理モードが選択される(S1)。調理モードは、湯沸しモード、揚げ物調理モード、煮込み調理モード、焼き調理モード、麺ゆでモード、温泉卵モード、および温度一定制御モードなどを含む。そして、選択された調理モードを通知する調理モード信号が、加熱調理器2から照明器具1へ送信される(S2)。
その後、選択された調理モードに従って、加熱コイル22による加熱が開始される(S3)。そして、加熱を停止するか否かが判断され(S4)、加熱を停止すると判断されるまで(S4:NO)加熱が継続される。ここでは、自動調理の終了、または操作表示部212の操作により停止指示が行われた場合に、加熱を停止すると判断される。そして、加熱を停止すると判断された場合(S4:YES)、加熱が停止され(S5)、加熱を停止したことを通知する加熱停止信号が加熱調理器2から照明器具1へ送信される(S6)。
続いて、照明器具1の動作について説明する。照明器具1は、図示しないスイッチ等の操作によって電源が投入されることにより点灯する(S101)。そして、加熱調理器2から信号を受信したか否かが判断される(S102)。そして、加熱調理器2から信号を受信した場合は(S102:YES)、受信した信号が、記憶部138に保存される(S103)。また、加熱調理器2から信号を受信していない場合は(S102:NO)、ステップS103は省略され、ステップS104へ進む。
そして、記憶部138に加熱調理器2から受信した信号が保存されているか否かが判断される(S104)。記憶部138に加熱調理器2から受信した信号が保存されていない場合は(S104:NO)、点灯が継続され、ステップS102へ戻る。一方、記憶部138に加熱調理器2から受信した信号が保存されている場合は(S104:YES)、センサ14により加熱調理器2に対する人の位置が検出される(S105)。
そして、加熱調理器2が加熱調理中であるか否かが判断される(S106)。ここでは、記憶部138に保存されている最新の信号が調理モード信号である場合は、加熱調理中であると判断され、加熱停止信号である場合は加熱調理中でないと判断される。そして、加熱調理器2が加熱調理中である場合(S106:YES)、人が加熱調理器2の前にいるか否かが判断される(S107)。ここでは、センサ14により検出される加熱調理器2に対する人の位置が、加熱調理器2の前である場合に、人が加熱調理器2の前にいると判断される。
そして、人が加熱調理器2の前にいると判断された場合(S107:YES)、調理モードが第1調理モードであるか否かが判断される(S108)。ここで、第1調理モードは、例えば、揚げ物調理モードおよび焼き調理モードを含み、調理物の揚げ色または焼き色によって調理の進捗が視認されるモードをいう。そして、調理モードが第1調理モードである場合(S108:YES)、照明器具1の光源部12の色温度が低く設定される(S109)。具体的には、第2発光部120Lの第2発光素子123にのみ電流が流され、低色温度の光が放射される。なお、ステップS109の直前に照明器具1の色温度が低く設定されている場合には、ステップS109では、色温度が維持される。
これにより、加熱調理器2の前に人がいる場合であって、調理モードが揚げ物調理モードまたは焼き調理モードの場合には、揚げ色または焼き色をきれいに見せることができる。その結果、調理物の視認性の向上を図り、揚げ上がりまたは焼き上がりの判断を容易にするなど、調理者のサポートを行うことができる。
一方、調理モードが第1調理モードでない場合(S108:NO)、照明器具1の光源部12の色温度が高く設定される(S111)。第1調理モードでない調理モードは、湯沸しモード、煮込み調理モード、温泉卵モード、および温度一定制御モードなどであり、調理物に揚げ色または焼き色が発生せず、調理の進捗が視認に依らないモードをいう。ここでは、第1発光部120Hの第1発光素子122にのみ電流が流され、高色温度の光が放射される。なお、ステップS111の直前に照明器具1の色温度が高く設定されている場合には、ステップS111では、色温度が維持される。
これにより、加熱調理器2の前に人がいる場合であって、調理モードが揚げ物調理モードまたは焼き調理モードではない場合には、色温度を高くすることで調理物の視認性の向上を図ることができる。
また、加熱調理器2が加熱調理中であって(S106:YES)、人が加熱調理器2の前にいない場合(S107:NO)、照明器具1の光源部12の色温度が高く設定される(S111)。ここでは、センサ14により検出される加熱調理器2に対する人の位置が、加熱調理器2の前ではないが、加熱調理器2の近辺である場合に、照明器具1の光源部12の色温度が高く設定される。
また、加熱調理器2が加熱調理中でない場合(S106:NO)は、人がキッチン110内にいるか否かが判断される(S110)。具体的には、センサ14により検出される加熱調理器2に対する人の位置が、加熱調理器2の前、または加熱調理器2の前ではないが加熱調理器2の近辺の何れかである場合、人がキッチン110内にいると判断される。そして、人がキッチン110内にいる場合は(S110:YES)、照明器具1の光源部12の色温度が高く設定される(S111)。
加熱調理中であって、人が加熱調理器2の近辺にいる場合、および加熱停止中であって、人がキッチン110内にいる場合は、調理者が調理台の前で食材の加工を行っていること、またはシンクにて食器洗いをしていることが考えられる。そのため、照明器具1の色温度を高くすることで、野菜、肉または魚といった食材の腐敗状態、もしくは調味料などのパッケージ表記を視認しやすくする。このように、キッチン110内の人の動きおよび加熱調理中以外の調理シーンに応じた照明により、調理者のサポートを行うことができる。
さらに、加熱調理器2が加熱調理中でない場合(S106:NO)であって、人がキッチン110内にいない場合は(S110:NO)、照明器具1が消灯される(S112)。ここでは、センサ14により検出される加熱調理器2に対する人の位置が、加熱調理器2の遠方である場合、すなわち、センサ14により人が検出されなかった場合、人がキッチン110内にいないと判断される。これにより、照明器具1の消費電力を削減することができる。
また、本実施の形態では、照明器具1が消灯されるまで、ステップS102〜S111の処理が繰り返される。これにより、加熱調理器2の調理モードおよび動作の変化、ならびにキッチン110内の人の位置の変化(人の動き)応じて、照明器具1の色温度が変更される。例えば、加熱調理器2が揚げ物調理モード中に、人が加熱調理器2の前から移動した場合は、照明器具1の色温度が高く変更される。また、その後、人が再び加熱調理器2の前へ移動した場合は、照明器具1の色温度が低く変更される。
以上のように、本実施の形態では、照明器具1のセンサ14で検出された加熱調理器2に対する人の位置と、加熱調理器2の調理内容とに応じて、照明器具1の色温度を変更することで、調理シーンに応じた照明を提供し、調理者のサポートを行うことができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、加熱調理器2に対する人の位置と、加熱調理器2の動作状態に応じて、照明器具1の光源部12の調光率を変更する点において、実施の形態1と相違する。調理システム100の構成は、実施の形態1と同様である。
図8は、実施の形態2における調理システム100の動作を説明するフローチャートである。図8では、照明器具1の演算部134によって実行されるフローと、加熱調理器2の演算部242によって実行されるフローとをまとめて記載している。
まず、加熱調理器2の動作について説明する。加熱調理器2の動作は、電源が投入されることにより開始される。そして、操作表示部212が操作されることにより、調理モードが選択される(S21)。そして、選択された調理モードに従って、加熱コイル22による加熱が開始される(S22)。
続いて、加熱を停止するか否かが判断され(S23)、加熱を停止すると判断されるまで(S23:NO)加熱が継続される。ここでは、自動調理の終了、または操作表示部212の操作により停止指示が行われた場合に、加熱を停止すると判断される。そして、加熱を停止すると判断されると(S23:YES)、加熱が停止され(S24)、加熱を停止したことを通知する加熱停止信号が加熱調理器2から照明器具1へ送信される(S25)。
続いて、照明器具1の動作について説明する。照明器具1は、図示しないスイッチ等の操作によって電源が投入されることにより点灯する(S201)。このとき、照明器具1は、省エネモードで点灯される。具体的には、省エネモードにおいては、照明器具1の光源部12の調光率は、定格の70%〜80%に設定される。なお、光源部12の調光率は、第1発光素子122および第2発光素子123に流れる電流の大きさを変更することによって変更される。
そして、加熱調理器2から加熱停止信号を受信したか否かが判断される(S202)。ここで、加熱調理器2から加熱停止信号を受信していない場合は(S202:NO)、省エネモードでの点灯が継続される。一方、加熱調理器2から加熱停止信号を受信した場合は(S202:YES)、センサ14により、加熱調理器2に対する人の位置が検出される(S203)。
そして、人が加熱調理器2の前にいるか否かが判断される(S204)。具体的には、センサ14により検出される加熱調理器2に対する人の位置が、加熱調理器2の前である場合、人が加熱調理器2の前にいると判断される。そして、人が加熱調理器2の前にいると判断された場合(S204:YES)、照明器具1の調光率が引き上げられる(S205)。具体的には、光源部12に供給される電流が増加され、光源部12の調光率が100%とされる。ここで、加熱調理器2の加熱を停止した後に、調理者が加熱調理器2の前にいる場合、調理者が調理物の盛り付け作業をしていると考えられる。そのため、このような場合には、調光率を引き上げることで、盛り付け作業における視認性を向上させる。
一方、人が加熱調理器2の前にいないと判断された場合(S204:NO)、人が加熱調理器2の近辺にいるか否かが判断される(S206)。具体的には、センサ14により検出される加熱調理器2に対する人の位置が、加熱調理器2の前ではないが、加熱調理器2の近辺である場合、人が加熱調理器2の近辺にいると判断される。そして、人が加熱調理器2の近辺にいると判断された場合(S206:YES)、照明器具1の省エネモードでの点灯が継続される(S207)。
また、人が加熱調理器2の近辺にもいないと判断された場合(S206:NO)、人がキッチン110内にいないと判断され、照明器具1が消灯される(S208)。これにより、照明器具1の電力の消費を削減することができる。
また、本実施の形態では、照明器具1が消灯されるまで、ステップS202〜S207の処理が繰り返される。これにより、加熱調理器2の動作の変化、ならびにキッチン110内の人の位置の変化(人の動き)応じて、照明器具1の調光率が変更される。例えば、加熱調理器2の前にいた人が加熱調理器2の前から移動した場合、照明器具1の調光率が引き下げられ、省エネモードとされる。
以上のように、本実施の形態では、加熱調理器2の動作状態および加熱調理器2に対する人の位置に応じて照明器具1の調光率を変更することで、調理者の作業内容に応じた照明を提供することができる。これにより、通常時およびキッチン110に人がいない場合は照明器具1の消費電力を抑制しつつ、調理者のサポートを行うことができる。
なお、本実施の形態の変形例として、人が加熱調理器2の前または加熱調理器2の近辺の何れかにいる場合に、照明器具1の調光率を引き上げてもよい。また、ステップS208においては、照明器具1を消灯することに替えて、照明器具1の調光率を例えば10%〜20%へ引き下げてもよい。このように、照明器具1を点灯させておくことで、センサ14による撮影を継続することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、キッチン110内の状況に応じて、加熱調理器2の動作および照明器具1の点灯パターンを変更する点において、実施の形態1と相違する。調理システム100の構成は、実施の形態1と同様である。
図9は、実施の形態3における調理システム100の動作を説明するフローチャートである。図9では、照明器具1の演算部134によって実行されるフローと、加熱調理器2の演算部242によって実行されるフローとをまとめて記載している。
まず、照明器具1の動作について説明する。照明器具1は、図示しないスイッチ等の操作によって電源が投入されることにより点灯する(S301)。そして、センサ14により、加熱調理器2に対する人の相対位置が検出される(S302)。そして、人がキッチン110内にいるか否かが判断される(S303)。具体的には、センサ14により検出される加熱調理器2に対する人の位置が、加熱調理器2の前、または加熱調理器2の前ではないが加熱調理器2の近辺の何れかである場合、人がキッチン110内にいると判断される。そして、人がキッチン110内にいると判断された場合(S303:YES)、キッチン110内にいる人の身長が求められる(S304)。人の身長は、センサ14が撮影した画像に基づき求められる。具体的には、加熱調理器2の天板21が位置する高さは、加熱調理器2が搭載される一般的なキッチン台の高さ(例えば850mm)とみなすことができる。そして、加熱調理器2の画像と人の画像とを比較し、加熱調理器2の高さに対する人の高さから人の身長を求める。
そして、求められた人の身長が閾値未満であるか否かが判断される(S305)。ここで用いられる閾値は、例えば加熱調理器2が搭載されるキッチン台の高さとする。そして、求められた人の身長が閾値未満である場合(S305:YES)、加熱調理器2に対して加熱動作の停止を要求する停止要求信号が送信される(S306)。ここで、キッチン110にいる人の身長が閾値未満の場合は、子供もしくは犬また猫などの動物がキッチン110にいると考えられる。そのため、この場合には、安全性を考慮し、加熱調理器2に対して動作の停止を要求する。一方、キッチン110内に人がいない場合(S303:NO)、または求められた人の身長が閾値以上である場合(S305:NO)、加熱調理器2へ停止要求信号を送信することなく、ステップS302へ戻る。
そして、加熱調理器2に対して停止要求信号が送信された後、加熱調理器2から加熱停止信号を受信したか否かが判断される(S307)。そして、加熱調理器2から加熱停止信号を受信した場合(S307:YES)、照明器具1の光源部12の点灯パターンが変更される。具体的には、光源部12を点滅させる(S308)。
続いて、加熱調理器2の動作について説明する。加熱調理器2の動作は、電源が投入されることにより開始される。そして、操作表示部212が操作されることにより、調理モードが選択される(S31)。そして、選択された調理モードに従って、加熱コイル22による加熱が開始される(S32)。
その後、照明器具1から停止要求信号を受信したか否かが判断される(S33)。ここで、照明器具1から停止要求信号を受信した場合(S33:YES)、加熱が停止される(S34)。そして、照明器具1に対して加熱停止信号が送信される(S35)。一方、照明器具1から停止要求信号を受信していない場合は(S33:NO)、加熱が継続される。
また、本実施の形態では、照明器具1が手動で消灯されるまで、ステップS302〜S308の処理が繰り返される。これにより、加熱調理器2の動作の変化、ならびにキッチン110内の人の位置の変化(人の動き)および人の身長に応じて、照明器具1の点灯パターンが変更される。
以上のように、本実施の形態では、センサ14の検出結果から想定されるキッチン110内の状況に応じて、加熱調理器2の動作が変更される。これにより、子供または動物が加熱中の被加熱物3に触れる可能性を減らすことができる。また、加熱調理器2の停止後に、照明器具1を点滅させることで、周囲にキッチン内の状況を報知することができる。
なお、本実施の形態の変形例として、加熱調理器2の前に人がいる場合であって、人の身長が閾値未満の場合に停止要求信号を送信する構成としてもよい。これにより、子供または動物が加熱調理器2の前にいる場合にのみ、加熱調理器2を停止させることができ、加熱調理への影響を低減できる。また、センサ14により検出された全ての人の身長を検出し、全ての人の身長が閾値未満の場合にのみ、停止要求信号を送信する構成としてもよい。これにより、大人が不在であり、子供または動物のみがいる場合に加熱調理器2を停止させることができ、加熱調理への影響を低減できる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4では、キッチン110内の状況に応じて、照明器具1の点灯パターンを変更する点において、実施の形態1と相違する。調理システム100の構成は、実施の形態1と同様であるが、センサ14は、赤外線センサであるものとする。
図10は、実施の形態4における調理システム100の動作を説明するフローチャートである。図10では、照明器具1の演算部134によって実行されるフローと、加熱調理器2の演算部242によって実行されるフローとをまとめて記載している。
まず、加熱調理器2の動作について説明する。加熱調理器2の動作は、電源が投入されることにより開始される。そして、操作表示部212が操作されることにより、調理モードが選択される(S41)。そして、選択された調理モードに従って、加熱コイル22による加熱が開始される(S42)。
続いて、加熱を停止するか否かが判断され(S43)、加熱を停止すると判断されるまで(S43:NO)加熱が継続される。ここでは、自動調理の終了、または操作表示部212の操作により停止指示が行われた場合に、加熱を停止すると判断される。そして、加熱を停止すると判断されると(S43:YES)、加熱が停止され(S44)、加熱を停止したことを通知する加熱停止信号が加熱調理器2から照明器具1へ送信される(S45)。
続いて、照明器具1の動作について説明する。照明器具1は、図示しないスイッチ等の操作によって電源が投入されることにより点灯する(S401)。そして、加熱調理器2から加熱停止信号を受信したか否かが判断される(S402)。ここで、加熱調理器2から加熱停止信号を受信していない場合は(S402:NO)、通常点灯が継続される。
一方、加熱調理器2から加熱停止信号を受信した場合(S402:YES)、センサ14により、加熱調理器2の天板21の温度が検出される(SS403)。そして、加熱調理器2の天板21上に高温物があるか否かが判断される(S404)。ここでは、センサ14により検出された天板21の温度が所定の温度(例えば50℃)以上の場合は、天板21上に高温物があると判断される。
そして、加熱調理器2の天板21上に高温物があると判断された場合(S404:YES)、センサ14により、加熱調理器2に対する人の相対位置が検出される(S405)。そして、人がキッチン110内にいるか否かが判断される(S406)。ここで、人がキッチン110内にいると判断された場合(S406:YES)、検出された人の身長が求められる(S407)。
そして、求められた人の身長が閾値未満であるか否かが判断される(S408)。そして、求められた人の身長が閾値未満である場合(S408:YES)、照明器具1の光源部12の点灯パターンが変更される。具体的には、光源部12を点滅させる(S409)。加熱調理器2による加熱停止後も、加熱調理器2に高温の被加熱物3が載置されたままとされる場合がある。また、被加熱物3を移動させた後も、しばらくは天板21の被加熱物3と接触していた部分が高温のままとなる。そこで、加熱調理器2に高温物がある状態で、キッチン110内に子供または動物がいると判断される場合は、照明器具1を点滅させることで、キッチン110内の状況を周囲に報知する。
一方、加熱調理器2の天板21上に高温物がないと判断された場合(S404:NO)、キッチン110内に人がいない場合(S406:NO)、または求められた人の身長が閾値以上である場合(S408:NO)は、照明器具1は通常点灯される(S410)。通常点灯は、例えば連続点灯である。
また、本実施の形態では、照明器具1が手動で消灯されるまで、ステップS402〜S410の処理が繰り返される。これにより、加熱調理器2の動作および温度の変化、ならびにキッチン110内の人の位置の変化(人の動き)および人の身長に応じて、照明器具1の調光率が変更される。例えば、高温であった加熱調理器2の温度が閾値未満となった場合、またはキッチン110内から子供がいなくなった場合は、照明器具1の点灯パターンが点滅から通常点灯へ変更される。
以上のように、本実施の形態では、センサ14の検出結果から想定されるキッチン110内の状況に応じて、照明器具1の点灯パターンが変更される。これにより、キッチン110内の状況を報知することができ、子供または動物が加熱中の被加熱物3に触れる可能性を減らすことができる。
なお、本実施の形態の変形例として、加熱調理器2の前に人がいる場合であって、人の身長が閾値未満の場合に照明器具1を点滅させる構成としてもよい。これにより、子供または動物が加熱調理器2の前にいる場合にのみ、状況を報知できる。また、センサ14により検出された全ての人の身長を検出し、全ての人の身長が閾値未満の場合にのみ、照明器具1を点滅させる構成としてもよい。これにより、大人が不在であり、子供または動物のみがいる場合に報知させることができる。
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、上記実施の形態の加熱調理器2は、誘導加熱調理器としたが、これに限定されるものではなく、ガス加熱調理器であってもよい。また、照明器具1として、天井埋め込み式のダウンライト、スポットライト、シーリングライト、ペンダントライトまたは電球を用いてもよい。さらに、照明器具1の光源部12の角度を可変として、センサ14によって検出される人の位置に追従して動かす構成としてもよい。
さらに、上記実施の形態では、センサ14によって、加熱調理器2に対する人の位置を検出する構成とし、人の位置としては、加熱調理器2の前、加熱調理器2の近辺または遠方の何れかとしたが、これに限定されるものではない。例えば、センサ14によって、加熱調理器2と人との距離を求め、当該距離を加熱調理器2に対する人の位置として用いてもよい。例えば、実施の形態2において、加熱調理器2と人との距離を求め、当該距離が閾値(例えば100cm)以下の場合は、照明器具1の調光率を引き上げる構成としてもよい。また、実施の形態3または4において、加熱調理器2と人との距離を求め、当該距離が閾値(例えば50cm)以下の場合であって、人の身長が閾値未満の場合に停止要求信号を送信する、または照明器具1を点滅する構成としてもよい。
また、センサ14は、加熱調理器2に併設されるシンク内、またはまな板上の調理物の色もしくは形状を判別してもよい。さらに、センサ14は、連続的に撮影し、前後の画像を比較することで、キッチン110内の環境の変化を検出してもよい。また、加熱調理器2に載置した被加熱物3の移動または吹きこぼれを判定してもよい。そして、加熱調理器2に対する人の位置に加え、これらの情報を用いて、照明器具1または加熱調理器2の動作を制御してもよい。
さらに、上記実施の形態では、照明器具1と加熱調理器2とが直接通信する構成としたが、HEMS(Home Energy Management System)コントローラを介して通信する構成としてもよい。また、加熱調理器2の操作表示部212またはHEMSコントローラの操作部を用いて、照明器具1の色温度、調光率、身長の閾値または加熱調理器2との距離の閾値を任意の値に設定する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、センサ14にて、撮影した画像の画像認識処理を行う構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、照明器具1の演算部134またはHEMSコントローラにて、センサ14が撮影した画像を受信し、画像認識処理を行って、加熱調理器2に対する人の位置を検出してもよい。
また、調理システム100は、実施の形態1〜4の動作の何れかを組み合わせて実施してもよい。また、図7〜図10に示されるフローチャートのステップは、適宜省略することができる。例えば、図7のステップS112、または図9のステップS35、S307、S308を省略してもよい。
1 照明器具、2 加熱調理器、3 被加熱物、11 本体、12 光源部、13 制御部、14 センサ、15 無線通信部、21 天板、22 加熱コイル、23 インバータ、24 制御部、25 無線通信部、100 調理システム、110 キッチン、111 天井、120H 第1発光部、120L 第2発光部、121 基板、122 第1発光素子、123 第2発光素子、131 電力変換回路、132 制御回路、133 駆動制御部、134 演算部、135 検出部、136 センサ信号判定部、137 無線通信判定部、138 記憶部、200 商用電源、211 加熱口、212 操作表示部、241 駆動制御部、242 演算部、243 検出部、244 無線通信判定部。

Claims (11)

  1. センサを備える照明器具と、
    被加熱物を加熱する加熱調理器と、を備え、
    前記センサは、前記加熱調理器に対する人の位置を検出するものであり、
    前記照明器具は、前記加熱調理器の調理内容または動作と、前記加熱調理器に対する前記人の位置とに応じて、色温度、調光率または点灯パターンを変更することを特徴とする調理システム。
  2. 前記照明器具は、前記加熱調理器に対する前記人の位置が前記加熱調理器の前である場合に、前記加熱調理器の調理モードに応じて前記色温度を変更することを特徴とする請求項1に記載の調理システム。
  3. 前記照明器具は、前記加熱調理器に対する前記人の位置が前記加熱調理器の前である場合であって、前記調理モードが揚げ物調理モードである場合に、前記色温度を低くすることを特徴とする請求項2に記載の調理システム。
  4. 前記照明器具は、前記加熱調理器に対する前記人の位置が前記加熱調理器の前でない場合であって、前記加熱調理器の近辺である場合に、前記色温度を高くすることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の調理システム。
  5. 前記照明器具は、前記加熱調理器に対する前記人の位置が前記加熱調理器の前である場合であって、前記加熱調理器が停止した場合に、前記調光率を引き上げることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の調理システム。
  6. 前記照明器具は、前記加熱調理器に対する前記人の位置が前記加熱調理器の遠方である場合であって、前記加熱調理器が停止した場合に、前記調光率を引き下げるまたは消灯することを特徴とする請求項5に記載の調理システム。
  7. 前記照明器具は、前記加熱調理器に対する前記人の位置が前記加熱調理器の前、または前記加熱調理器の近辺である場合であって、前記人の身長が閾値未満の場合、前記加熱調理器の停止を要求する停止要求信号を前記加熱調理器に送信することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の調理システム。
  8. 前記加熱調理器は、前記停止要求信号を受信した場合、加熱を停止することを特徴とする請求項7に記載の調理システム。
  9. 前記照明器具は、前記加熱調理器が加熱を停止した場合、前記点灯パターンを変更することを特徴とする請求項8に記載の調理システム。
  10. 前記センサは、前記加熱調理器の温度を検出するものであり、
    前記照明器具は、前記加熱調理器が加熱を停止した後、前記加熱調理器に対する前記人の位置が前記加熱調理器の前、または前記加熱調理器の近辺である場合、かつ前記センサにより検出される前記加熱調理器の温度が閾値以上の場合であって、前記人の身長が閾値未満の場合に、前記点灯パターンを変更することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の調理システム。
  11. 被加熱物を加熱する加熱調理器と通信する照明器具であって、
    前記加熱調理器に対する人の位置を検出するセンサを備え、
    前記加熱調理器の調理内容または動作と、前記加熱調理器に対する前記人の位置とに応じて、色温度、調光率または点灯パターンを変更することを特徴とする照明器具。
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