JP2020071399A - レンズ装置およびそれを有する撮像装置 - Google Patents

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裕基 江部
Hiroki Ebe
裕基 江部
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Abstract

【課題】 小型でありながら基線長を大きくすることのできる立体撮影可能なレンズ装置を実現することである。【解決手段】 レンズ装置100は、二つの光学系101,102を有し、二つの光学系による二つの像を一つの撮像素子上に形成することが可能なように構成されている。二つの光学系101,102のそれぞれは、中間結像点を有し、中間結像点よりも物体側に配置された光学面から成る部分光学系を第1部分光学系、中間結像点よりも像側に配置された光学面から成る部分光学系を第2部分光学系としたとき、第2部分光学系は光路を折り曲げる少なくとも2面の反射面R1,R2を含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ装置に関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
バーチャルリアリティー等の臨場感の得られるコンテンツに用いられる映像を撮影するために、広角かつ立体撮影可能な撮像装置が求められている。
特許文献1には一つの撮像素子上に二つの光学系による光学像を形成させることで立体撮影を可能とした構成の撮像装置が記載されている。
特開2012−3022号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、二つ共軸系の光学系を撮像素子上に並べて配置しているため、二つの光学系の光軸の間隔が小さくなってしまう。より自然な立体画像(映像)を取得するために特許文献1の構成で基線長を大きくしようとすると、装置を撮像素子ごと大型化しなければならなかった。
本発明は、小型でありながら基線長を大きくすることのできる立体撮影可能なレンズ装置を実現することを目的とする。
本発明のレンズ装置は、二つの光学系を有し、前記二つの光学系による二つの像を一つの撮像素子上に形成することが可能なレンズ装置であって、前記二つの光学系のそれぞれは、前記撮像素子よりも物体側において軸上光束が結像する中間結像点を有し、前記中間結像点よりも物体側に配置された光学面から成る部分光学系を第1部分光学系、前記中間結像点よりも像側に配置された光学面から成る部分光学系を第2部分光学系としたとき、前記第2部分光学系は光路を折り曲げる少なくとも2面の反射面を含むことを特徴とする。
本発明によれば、小型でありながら基線長を大きくすることのできる立体撮影可能なレンズ装置を実現することができる。
レンズ装置の要部断面図である。 一つの撮像素子上に二つの光学系によって形成されたイメージサークルを模式的に示した図である。 実施例1の光学系の断面図である。 実施例1の光学系の収差図である。 実施例2の光学系の断面図である。 実施例2の光学系の収差図である。 実施例3の光学系の断面図である。 実施例3の光学系の収差図である。 撮像装置の概略図である。
以下に、本発明のレンズ装置及びそれを有する撮像装置の実施例について、添付の図面に基づいて説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1のレンズ装置の要部断面図である。
図1に示すように、本実施例のレンズ装置100は二つの光学系101、102を有する。光学系101、102は不図示の筐体によって保持されている。本実施例において光学系101、102は後に述べる反射面の反射方向を除いて同一であるため、以降の説明では代表として光学系101について述べる。
光学系101は、二つの反射部材103、105を有する。第1反射部材103は光路を折り曲げる反射面R1を有する。第2反射部材105は光路を折り曲げる反射面R2を有する。
図1において、SPは開口絞りである。また、IPは像面(近軸結像位置)である。像面IPには、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子またはフィルムが配置される。
像面IPには、光学系101、102によって像(光学像)が形成される。すなわち、本実施例のレンズ装置100において、二つの光学系による二つの光学像は一つの撮像素子上に形成される。
図2は、像面IP上に形成される二つのイメージサークル(光学像が形成される領域。有効像円形)IC1、IC2を表している。図2に示した矩形領域は撮像素子の撮像有効領域である。IC1は光学系101によって形成されたイメージサークルであり、IC2は光学系102によって形成されたイメージサークルである。このように、本実施例では視差のついた2枚の画像を1枚の撮像素子で取得することができる。
次に、本実施例の光学系101について具体的に述べる。
図3は、本実施例の光学系101の断面図である。ただし、反射部材103、105により折り曲げられた光路は展開して示している。
光学系101は、物体側から像側へ順に配置された、第1部分光学系101aと、第1部分光学系101aの結像位置Qより像側に配置された第2部分光学系101bから成る。結像位置Qは、像面IPより物体側に位置する点であって、第1部分光学系101aによって軸上光束が結像される中間結像点である。
第1部分光学系101aは、中間結像点Qよりも物体側に配置された光学面から成る部分光学系であるとも言うことができる。第2部分光学系101bは、中間結像点Qよりも像側に配置された光学面から成る部分光学系であるとも言うことができる。すなわち、中間結像点Qはレンズなどの光学部材の内部に存在していても良い。また、周辺光束が結像する位置は、光軸と直交し中間結像点Qを通る直線上になくても良い。なお、本願における光学面は屈折面と反射面を含む。
また、第2部分光学系101bは正の屈折力を有している。
図3に示す符号R1とR2は、反射面R1と反射面R2の位置を示している。第1反射R1と第2反射面R2は共に第2部分光学系101b内に設けられ、共にミラーで構成される。第1反射部材103と第2反射部材105は共にプリズムであってもよい。反射面やプリズムの光入射面、光出射面は曲面であってもよい。
本実施例の光学系101の射影方式は等角射影としている。等角射影は、物体側の単位角度(画角)と撮像面での像の大きさが画面中心と周辺で同等である射影方式である。頭角射影では、撮影範囲全域を同等の解像度で取得することができる。
本実施例の二つの光学系101,102の水平画角は共に175°である。
また、本実施例のレンズ装置100における基線長(後に述べるDin)は43mmである。
図4は、本実施例の光学系101の無限遠合焦時の収差図である。各収差図においてFnoはFナンバー、ωは半画角(°)である。球面収差図において、実線はd線(波長587.6nm)、2点鎖線はg線(波長435.8nm)の球面収差を表している。非点収差図において実線(S)はd線におけるサジタル像面、破線(M)はd線におけるメリディオナル像面の非点収差を表している。歪曲収差図はd線の歪曲を示している。色収差図はg線の色収差を示している。これらは以降の収差図においても同様である。
次に、本実施例の光学系101の特徴について述べる。
本実施例のレンズ装置は、視差画像を一つの撮像素子で取得するために、二つの光学系101,102を有している。また、反射部材により光路を折り曲げる構成とすることで、二つの光学系101,102の間隔を入射側で広く出射側で狭くしている。これにより、自然な立体視が可能な基線長を確保しつつ一つの撮像素子に二つの光学系による像を撮像させることが可能となる。
このように構成されたレンズ装置では、操作性を保ったまま二つの光学系を配置する必要があるため、光学系の小型化が重要となる。しかしながら、通常、交換レンズに用いられる光学系では、所定のフランジバックが存在しているため、適正な値のバックフォーカスを確保する必要がある。特に広画角な光学系では、バックフォーカスを確保するためにレンズ全長が長くなったり、物体側に配置されるレンズの径が大型化したりしてしまう。物体側に配置されるレンズの径が大きくなりすぎると、二つの光学系を並べて配置することが困難となってしまう。
これに対し、本実施例の光学系101は、中間結像点Qを有するように構成されている。第1部分光学系101aは結像光学系として機能し、第2部分光学系101bはリレー光学系として機能する。この構成により、結像光学系として機能する第1部分光学系101aに関してバックフォーカスを確保しなくて良くなるため、結像光学系としての第1部分光学系101aを小型に構成することが可能となる。また、中間結像点Qで収差補正をする必要がなくなるため、第1部分光学系101aを小型化できる。
さらに、光路を折り曲げる反射部材はリレー光学系である第2部分光学系101b内に配置している。第1部分光学系101a内に反射部材を配置すると、第1部分光学系101a内に反射部材を設ける空間を確保する必要が生じる。この場合、第1部分光学系101aの最も物体側のレンズ面または最も像側のレンズ面の径が大きくなり、レンズ装置100が大型化してしまう。これは、第1部分光学系101a内での軸外光線の角度が比較的急であるためである。
一方、第1部分光学系101aより像側の第2部分光学系101bでは、軸外光線の角度が比較的緩やかであるため、本実施例のように、第2部分光学系101b内に反射部材を配置することで、レンズ装置100の径方向の大型化を抑制することができる。
なお、折り曲げ回数が多いほど(反射部材の数が多いほど)、レンズ装置の小型化には不利となるため、折り曲げの回数は2回であることが特に好ましい。すなわち、光学系101における反射面は2面であることが好ましい。
以上の構成により、二つの光学系101,102による像を一つの撮像素子上に結像させるレンズ装置において、装置の小型化と基線長の確保を両立することができる。
次に、本実施例の光学系101における好ましい構成について述べる。
第1部分光学系101aは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群LN、開口絞りSP、正の屈折力の第2レンズ群LPで構成されることが好ましい。このように構成することで、第1部分光学系101aをより小型かつ広画角に構成することが可能となる。また、第2レンズ群LPの屈折力を強め、第1レンズ群LNと第2レンズ群LPの主点間隔を短くすることで、第1部分光学系101aの径をさらに小型化できる。
また、光学系101の水平画角は150°以上であることが好ましい。水平画角とは、レンズ装置100において二つの光学系101,102が並ぶ方向(光学系101の第1面に入射する軸上光線と、光学系102の第1面に入射する軸上光線に対して共に垂直な方向)での画角を言う。これにより、広範囲の領域を撮影することが可能となり、レンズ装置100を用いて得た立体画像(映像)をヘッドマウントディスプレイ等で観察する際に、高い臨場感を得ることが可能となる。
また、レンズ装置100において、二つの光学系101,102の基線長(後に述べるDin)は人間の両目の間隔に近いことが好ましい。基線長が短すぎると、光学系101,102の間で視差がつかず、立体感が不十分となり得る。基線長が長すぎる場合には、視差がつきすぎて、画像を観察する際に立体感が強調され、観察者に疲労を感じさせる可能性が高くなる。また、基線長と人間の目の間隔とのズレが大きくなるほど、人間の体感、経験に基づく立体感覚からのズレが大きくなり、違和感を生じてしまう。このため、レンズ装置100において基線長(Din)は40mm以上65mm以下であることが好ましい。
次に、本実施例の光学系101において満足されていることが好ましい条件について述べる。以下に述べる条件式(2)、(5)、(6)は、二つの光学系101、102のうち少なくとも一方が一つ以上満たしていることが好ましいが、両方の光学系が満たしていることがより好ましい。
0.05<Dout/Din<0.50 (1)
0.40<|fn/fp|<0.90 (2)
1.00<Da/Din<1.50 (3)
1.00<Db/Din<1.50 (4)
−1.80<β<−1.00 (5)
0.40<L1/L2<0.80 (6)
ここで、Doutは二つの光学系101,102において最も像側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔である。
Dinは二つの光学系101,102において最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔である。
fnは第1レンズ群LNの焦点距離である。
fpは第2レンズ群LPの焦点距離である。
Daは、二つの光学系101,102の一方の第1部分光学系の最も物体側の面に最大画角の主光線が入射する位置から、他方の第1部分光学系の最も物体側の面に最大画角の主光線が入射する位置までの距離の最大値である。
Dbは、二つの光学系101,102の一方の第1部分光学系の最も像側の面に最大画角の主光線が入射する位置から、他方の第1部分光学系の最も像側の面に最大画角の主光線が入射する位置までの距離の最大値である。
βは第2部分光学系の横倍率である。
L1は第1部分光学系の最も物体側の面から開口絞りSPまでの距離である。
L2は開口絞りSPから第1部分光学系の最も像側の面までの距離である。
条件式(1)は、二つの光学系101,102の入射側での間隔と出射側での間隔を規定するものである。条件式(1)を満足することで十分な基線長を確保しつつ装置全体を小型に構成することが可能となる。
条件式(1)の下限値を下回ると、最も像側のレンズ面頂点同士の間隔が小さくなりすぎ、二つの光学系101、102の第2部分光学系同士が干渉してしまうおそれがある。または、最も物体側のレンズ面の面頂点同士の間隔が大きくなりすぎる。この場合、人間の眼で見て十分自然な立体映像を撮影することが困難となる。
条件式(1)の上限値を超えると、最も物体側のレンズ面の面頂点同士の間隔が小さくなりすぎ、基線長を確保できない。この場合も自然な人間の眼で見て十分自然な立体映像を撮影することが困難となる。または、第2部分光学系同士の間隔が大きくなりすぎ、装置全体を十分小型に構成することが難しくなる。
条件式(2)は、第1部分光学が第1レンズ群LN、開口絞りSP、第2レンズ群LPで構成されている場合において、第1レンズ群LNの第2レンズ群LPの焦点距離の比を規定するものである。
条件式(2)の下限値を下回ると、第1レンズ群LNの負の屈折力が強くなりすぎ、特に倍率色収差や歪曲収差を良好に補正することが困難となる。条件式(2)の上限値を超えると、第2レンズ群LPの正の屈折力が強くなりすぎ、特にコマ収差や非点収差を良好に補正することが困難となる。
条件式(3)は、二つの光学系101,102の第1部分光学系における最大画角の主光線が入射する位置を規定するものであり、第1部分光学系の最も物体側に配置されるレンズの径に関する。
条件式(3)の下限値は第1部分光学系の最も物体側に配置されたレンズの径が0であることに相当し、下限値を下回ることはない。条件式(3)の上限値を超える場合、第1部分光学系の最も物体側に配置されたレンズの径が大きくなりすぎ、レンズ装置100を十分小型に構成することが困難となる。
条件式(4)は、二つの光学系101,102の第1部分光学系における最大画角の主光線が出射する位置を規定するものであり、第1部分光学系の最も像側に配置されるレンズの径に関する。
条件式(4)の下限値は第1部分光学系の最も像側に配置されたレンズの径が0であることに相当し、下限値を下回ることはない。条件式(4)の上限値を超える場合、第1部分光学系の最も像側に配置されたレンズの径が大きくなりすぎ、レンズ装置100を十分小型に構成することが困難となる。
条件式(5)は第2部分光学系の横倍率を規定するものである。
条件式(5)の下限値を下回ると、第2部分光学系の横倍率(拡大率)の絶対値が大きくなりすぎ、特に球面収差やコマ収差を良好に補正することが困難となる。条件式(5)の上限値を超える場合、撮像素子に対する第1部分光学系による中間結像面が大きくなりすぎ、第1部分光学系を十分小型に構成することが困難となる。
条件式(6)は、第1部分光学系における開口絞りSPの位置を規定するものである。
条件式(6)の下限値を下回る程にL2の値が大きくなると、二つの光学系101,102の第1部分光学系において、特に最も像側に配置されたレンズの径を十分小型化することが困難となる。条件式(6)の上限値を超えるほどにL1の値が大きくなると、二つの光学系101,102の第1部分光学系において、特に最も物体側に配置されたレンズの径を十分小型化することが困難となる。
条件式(1)から(6)の数値範囲は、以下の条件式(1a)から(6a)の範囲とすることがより好ましい。
0.10<Dout/Din<0.48 (1a)
0.45<|fn/fp|<0.87 (2a)
1.05<Da/Din<1.40 (3a)
1.05<Db/Din<1.40 (4a)
−1.70<β<−1.10 (5a)
0.50<L1/L2<0.75 (6a)
また、条件式(1)から(6)の数値範囲は、以下の条件式(1b)から(6b)の範囲とすることがさらに好ましい。
0.13<Dout/Din<0.45 (1b)
0.5< |fn/fp|<0.86 (2b)
1.10<Da/Din<1.30 (3b)
1.06<Db/Din<1.30 (4b)
−1.60<β<−1.15 (5b)
0.55<L1/L2<0.71 (6b)
次に、光学系の構成を異ならせた他の実施例について述べる。
図5は実施例2における光学系101の断面図である。実施例2の光学系101では、反射部材としてプリズムを用いている。図5中のR1,R2は各プリズムにおける反射面の位置を示している。
実施例1や2のように、二つの反射部材を隣接して設けることにより、反射部材の配置工程を簡略化できる結果、製造をより容易にすることができる。
また、実施例2の光学系101の射影方式は実施例1と同様に等角射影である。
図6は、実施例2の光学系101の無限遠合焦時の収差図である。
図7は、実施例3の光学系101の断面図である。実施例2の光学系101では、反射部材としてミラーとプリズムを併用している。図5中のR1,R2は反射面の位置を示している。また、二つの反射面R1、R2の間にレンズを設けている。これにより、反射面間での光線の発散を抑えることができ、各反射面を小型化することができる。
また、実施例3の光学系101の射影方式は実施例1、2と同様に等角射影である。
図8は、実施例3の光学系101の無限遠合焦時の収差図である。
次に、実施例1乃至3の光学系に対応する数値実施例1乃至4を示す。各数値実施例は、無限遠合焦状態を表している。各数値実施例において、面番号は物体側から数えた際の光学面の順序である。rは物体側から数えて第i番目(iは自然数)の光学面(第i面)の曲率半径、dは第i面と第i+1面との間の間隔である。nd、νdは、レンズまたはプリズムのd線に対する屈折率、アッベ数である。
また、各数値実施例において、非球面形状のレンズ面については、面番号の後に*(アスタリスク)の符号を付加している。また、各非球面係数における「e±P」は「×10±P」を意味している。
以下に、非球面形状の表現方法について述べる。
光軸方向における面頂点からの変位量をx、光軸方向に垂直な方向における光軸からの高さをh、近軸曲率半径をR、円錐定数をK、非球面係数をA4、A6、A8とする。このとき、非球面形状は以下の式により表される。
x=(h/R)/[1+{1−(1+K)(h/R)1/2]+A4×h+A6×h+A8×h
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 15.271 0.88 2.01000 30.0 16.51
2 4.729 6.05 9.32
3 -13.313 0.47 1.51432 70.2 7.69
4 8.115 1.13 7.00
5 37.231 1.54 1.97388 22.2 6.95
6 -16.083 0.51 6.81
7 6.220 0.40 1.90265 18.6 5.62
8 5.983 1.12 5.31
9(絞り) ∞ 0.57 5.42
10 -68.843 1.53 1.44541 93.7 6.13
11 -6.717 0.20 6.76
12 7.889 2.40 1.56041 68.9 8.71
13 527.149 1.33 8.65
14 96.205 0.35 1.96891 23.2 8.54
15 5.965 4.18 1.43875 94.7 8.37
16 -12.417 2.96 9.59
17 10.206 3.71 1.58313 59.4 15.69
18* 28.162 11.50 15.00
19 ∞ 22.00 20.00
20 ∞ 11.50 20.00
21 30.289 4.18 1.57645 69.7 14.60
22 -35.142 3.80 14.68
23 30.217 2.85 1.59025 67.0 13.63
24 -319.348 2.34 13.04
25 -24.405 2.50 1.80088 29.7 12.22
26 -1074.297 3.69 12.11
27 21.288 2.60 1.44212 94.3 11.80
28 74.109 5.42 11.36
29 15.285 3.31 1.43875 94.9 9.84
30 -24.685 0.42 9.05
31 -30.872 2.50 1.51997 50.7 8.65
32 8.121 9.10 7.28
33 -6.341 3.00 1.43875 94.9 11.00
34 -7.732 0.20 13.72
35 38.138 4.40 1.59742 64.5 17.40
36 -30.341 25.37 17.85
像面 ∞

非球面データ
第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.04440e-004 A 6=-3.54430e-006 A 8= 9.18211e-009

各種データ
焦点距離 -5.80
Fナンバー 3.50
半画角(°) 87.5
像高 8.75
レンズ全長 150.00
BF 25.37
入射瞳位置 4.64
射出瞳位置 1.80
前側主点位置 -2.59
後側主点位置 31.17

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -7.08
2 3 -9.73
3 5 11.70
4 7 -877.12
5 10 16.59
6 12 14.27
7 14 -6.58
8 15 9.87
9 17 25.51
10 21 28.90
11 23 46.91
12 25 -31.21
13 27 66.55
14 29 22.07
15 31 -12.10
16 33 -234.55
17 35 28.98

中間結像位置(近軸):面番号1より像側に33.74mm
射影方式:等角射影
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 10.970 0.60 2.01121 30.0 10.89
2 3.181 4.65 6.22
3 -10.199 0.33 1.48013 70.4 4.42
4 5.355 0.77 4.01
5 43.051 1.00 1.97436 22.3 3.91
6 -9.747 0.70 3.78
7(絞り) ∞ 0.72 3.50
8 -18.704 1.19 1.54260 76.3 4.23
9 -4.774 0.14 4.78
10 6.143 2.16 1.57041 68.7 5.76
11 63.373 1.19 5.73
12 150.384 0.24 1.96035 19.2 5.75
13 4.366 2.95 1.43875 94.7 5.73
14 -8.620 1.52 6.69
15 6.441 2.67 1.58313 59.4 10.49
16 10.405 10.35 9.78
17 -10.593 2.73 1.52004 50.0 9.91
18 -7.269 11.49 10.64
19 -6.145 1.03 1.95000 17.0 5.86
20 -7.605 8.46 6.51
21 24.823 2.86 1.52895 78.8 9.84
22 -20.170 0.18 9.97
23 7.877 3.49 1.43875 94.9 9.60
24 -24.292 0.26 8.81
25 -30.880 1.03 1.52000 50.0 8.41
26 5.891 4.65 7.08
27 -4.939 2.07 1.43873 94.9 7.36
28 -6.762 0.54 9.16
29 27.727 3.92 1.43892 94.9 10.91
30 -14.166 0.69 11.51
31 ∞ 12.42 1.48749 70.2 11.54
32 ∞ 0.50 11.67
33 ∞ 12.42 1.48749 70.2 11.68
34 ∞ 10.23 11.82
像面 ∞

各種データ
焦点距離 -4.00
Fナンバー 3.50
半画角(°) 87.3
像高 6.00
レンズ全長 110.16
BF 10.23
入射瞳位置 3.11
射出瞳位置 -2.40
前側主点位置 -2.16
後側主点位置 14.23

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -4.61
2 3 -7.26
3 5 8.23
4 8 11.47
5 10 11.76
6 12 -4.69
7 13 7.10
8 15 23.22
9 17 34.76
10 19 -51.47
11 21 21.51
12 23 14.02
13 25 -9.42
14 27 -63.86
15 29 21.99
16 31 0.00
17 33 0.00

中間結像位置(近軸):面番号1より像側に23.89mm
射影方式:等角射影
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 6.466 0.30 2.00045 30.9 5.33
2 1.635 2.64 3.13
3 -6.727 0.16 1.58405 67.5 1.91
4 2.079 0.56 1.74
5 5423.713 0.64 1.96599 20.5 1.70
6 -4.063 0.27 1.92
7(絞り) ∞ 0.36 2.06
8 -9.744 0.66 1.49471 84.9 2.16
9 -2.218 0.20 2.28
10 2.982 1.00 1.54218 69.4 2.65
11 26.543 0.67 2.61
12 77.037 0.12 1.94076 19.0 2.58
13 2.075 1.27 1.43875 94.7 2.56
14 -3.519 1.90 2.87
15 3.342 1.59 1.58313 59.4 4.23
16 13.284 3.81 3.91
17 -7.715 1.42 1.48289 66.7 4.02
18 -3.496 3.00 4.26
19 ∞ 3.00 2.80
20 -2.920 0.52 1.95000 17.0 3.35
21 -3.749 0.95 3.78
22 13.862 1.81 1.50036 83.9 4.53
23 -7.081 1.39 4.75
24 5.428 1.64 1.47240 88.9 4.56
25 -18.766 0.35 4.21
26 41.105 0.52 1.52000 50.0 3.88
27 3.018 1.76 3.43
28 -2.556 1.03 1.45350 84.9 3.53
29 -3.439 1.19 4.44
30 10.453 2.03 1.45319 92.3 6.14
31 -8.156 5.00 6.37
32 ∞ 6.00 1.45800 67.7 6.22
33 ∞ 5.54 6.11
像面 ∞

各種データ
焦点距離 -2.00
Fナンバー 3.50
半画角(°) 87.8
像高 3.00
レンズ全長 53.30
BF 5.54
入射瞳位置 1.58
射出瞳位置 -10.07
前側主点位置 -0.68
後側主点位置 7.54

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -2.26
2 3 -2.70
3 5 4.20
4 8 5.64
5 10 6.10
6 12 -2.27
7 13 3.20
8 15 7.23
9 17 11.94
10 20 -19.99
11 22 9.65
12 24 9.11
13 26 -6.29
14 28 -34.58
15 30 10.47
16 32 0.00

中間結像位置(近軸):面番号1より像側に13.06mm
射影方式:等角射影
以下の表に各実施例における種々の値を示す。
Figure 2020071399
Figure 2020071399
[撮像装置]
次に本発明の撮像装置の実施例について述べる。図9は、本実施例の撮像装置(デジタルスチルカメラ)200の概略図である。撮像装置200は、一つの撮像素子260を有するカメラ本体250と、上述した実施例1乃至4のいずれかと同様である光学系を備えるレンズ装置210を備える。レンズ装置210は二つの光学系を一体に備えている。カメラ本体250は、さらにシャッターボタン270を備える。
レンズ装置210とカメラ本体250は一体に構成されていても良いし、着脱可能に構成されていても良い。
レンズ装置210の二つの光学系によるイメージサークルは撮像素子260の撮像領域(画素が配置されている領域)内に収まるように設計されている。
本実施例の撮像装置200は、レンズ装置210を有することによって、小型でありながら大きな基線長での立体撮影が可能となっている。
なお、上述した各実施例のレンズ装置は、図9に示したデジタルスチルカメラに限らず、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の種々の撮像装置に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の組合せ、変形及び変更が可能である。
100 レンズ装置
101、102 光学系
101a 第1部分光学系
101b 第2部分光学系
Q 中間結像点
R1、R2 反射面

Claims (11)

  1. 二つの光学系を有し、前記二つの光学系による二つの像を一つの撮像素子上に形成することが可能なレンズ装置であって、
    前記二つの光学系のそれぞれは、
    前記撮像素子よりも物体側において軸上光束が結像する中間結像点を有し、前記中間結像点よりも物体側に配置された光学面から成る部分光学系を第1部分光学系、前記中間結像点よりも像側に配置された光学面から成る部分光学系を第2部分光学系としたとき、
    前記第2部分光学系は光路を折り曲げる少なくとも2面の反射面を含むことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記二つの光学系において最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔をDin、前記二つの光学系において最も像側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔をDoutとしたとき、
    0.05<Dout/Din<0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記二つの光学系の少なくとも一方において、前記第1部分光学系は、開口絞りと、前記開口絞りの物体側に配置された光学面から成る負の屈折力の第1レンズ群と、前記開口絞りの像側に配置された光学面から成る第2レンズ群から成ることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ装置。
  4. 前記第1レンズ群の焦点距離をfn、前記第2レンズ群の焦点距離をfpとしたとき、
    0.40<|fn/fp|<0.90
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
  5. 前記第1部分光学系の最も物体側の面から前記口絞りまでの距離をL1、前記開口絞りから前記第1部分光学系の最も像側の面までの距離をL2としたとき、
    0.40<L1/L2<0.80
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項3または4に記載のレンズ装置。
  6. 前記二つの光学系において最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔をDin、前記二つの光学系の一方の前記第1部分光学系の最も物体側の面に最大画角の主光線が入射する位置から、他方の前記第1部分光学系の最も物体側の面に最大画角の主光線が入射する位置までの距離の最大値をDaとしたとき、
    1.00<Da/Din<1.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  7. 前記二つの光学系において最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔をDin、前記二つの光学系の一方の前記第1部分光学系の最も像側の面に最大画角の主光線が入射する位置から、他方の前記第1部分光学系の最も像側の面に最大画角の主光線が入射する位置までの距離の最大値をDbとしたとき、
    1.00<Db/Din<1.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  8. 前記二つの光学系の少なくとも一方において、前記第2部分光学系の横倍率をβとしたとき、
    −1.80<β<−1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  9. 前記二つの光学系の少なくとも一方において、前記二つの光学系が並ぶ方向の画角である水平画角は150°以上であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  10. 前記二つの光学系において最も物体側に配置されたレンズの面頂点同士の間隔は、40mm以上65mm以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のレンズ装置と、前記二つの光学系によって形成される光学像を撮像する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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