JP2020068711A - 排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法 - Google Patents

排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020068711A
JP2020068711A JP2018204990A JP2018204990A JP2020068711A JP 2020068711 A JP2020068711 A JP 2020068711A JP 2018204990 A JP2018204990 A JP 2018204990A JP 2018204990 A JP2018204990 A JP 2018204990A JP 2020068711 A JP2020068711 A JP 2020068711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gypsum
excrement disposal
mixing
resin
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018204990A
Other languages
English (en)
Inventor
玲子 宍戸
Reiko Shishido
玲子 宍戸
健司 湯浅
Kenji Yuasa
健司 湯浅
英郎 赤澤
Hideo Akazawa
英郎 赤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cs Ishihara Co Ltd
C'S ISHIHARA CO Ltd
Fp Kasei Kogyo Co Ltd
YUASA ELASTOMER PRODUCTS Ltd
Original Assignee
Cs Ishihara Co Ltd
C'S ISHIHARA CO Ltd
Fp Kasei Kogyo Co Ltd
YUASA ELASTOMER PRODUCTS Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cs Ishihara Co Ltd, C'S ISHIHARA CO Ltd, Fp Kasei Kogyo Co Ltd, YUASA ELASTOMER PRODUCTS Ltd filed Critical Cs Ishihara Co Ltd
Priority to JP2018204990A priority Critical patent/JP2020068711A/ja
Publication of JP2020068711A publication Critical patent/JP2020068711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Abstract

【課題】色付きの廃材を利用することができると共に、品質を安定に維持することができ、また脱臭または消臭効果を増大させることが可能な排泄物処理材製造方法を提供する。【解決手段】排泄物処理材製造方法は、樹脂と紙材とを混合して二種混合物を生成する第1混合工程と、前記二種混合物を加熱溶融して二種成型物を生成する加熱溶融工程と、前記二種成型物と石膏を混合して三種混合物を生成する第2混合工程と、前記三種混合物を圧縮して三種成型物を生成する圧縮工程と、前記三種成型物を加熱溶融及び押出成型して前記三種成型物を発泡させてコア材を生成する。【選択図】図4A

Description

本発明は、屋内で飼うペット等の排泄物処理に適した排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法に関し、特に、石膏ボード廃材等の紙を含む廃材を処理して得られたものに関する。
犬や猫等のペットを屋内で飼育する場合、排泄物処理を容易に行うための粒状の動物用排泄物処理材(いわゆる猫砂)が一般的に用いられている。このような動物用排泄物処理材は、ベントナイト、ゼオライト等の無機質材料や、食品の残渣、製紙用パルプ、パルプスラッジ等の有機質材料を混合し、さらに、吸水性を有する樹脂を加えて、粒状に成型されて製造されている。このような動物用排泄物処理材はさらなる吸水性・保水性の向上が求められると共に、材料のコストダウンが求められていた。なお、排泄物を吸着した部分が発色して見える構造にすることもあった。
一方、建築用材料として、石膏ボードが大量に用いられている。石膏ボードは、石膏を主体とした材料で板状の成型体を形成し、これを芯にして、その両面を板紙で覆った構造となっている。このような石膏ボードは、建築物の取り壊しの際には廃材となり、破砕・粉砕した上で、金属・石膏・紙材等を種類別に回収し、再利用が図られている。しかしながら、石膏と板紙が固着して分離できないものについては、紙材としても石膏としても再利用できず、焼却処理や埋設処理が行われている。
このような再利用できない石膏ボード廃材について、破砕機で粉砕して得られた石膏が固着する紙片を、排泄物処理材の材料の一部として投入し、造粒して吸水性・保水性を向上させた排泄物処理材とすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、石膏ボード廃材を粉砕して得られる紙片にはかなりの量の石膏が付着しており、この大部分が軟質の二水石膏であるため、破砕段階で破砕機の刃に付着して、破砕能力が低下し、また、押出し造粒時に、ダイスの開口部に付着して目詰まりを発生して、造粒物の粒子形状が不揃いとなり、さらに、再生板紙部分の粉砕物中の板紙部分は30重量%以下と僅かであるために造粒物は吸水し難く、また、造粒物粒子を覆う被覆層は、乾燥時に剥落するなどして扱い難いなど、多くの点で問題とされている。
これに対し、石膏ボード廃材を加熱して水分を減らしながら破砕することで、石膏を軟質の二水石膏(水酸基を有する石膏)から硬質の半水石膏へと変化させ、刃への付着やダイスの目詰まり等の問題を解決していた(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−337130号公報 特開2006−333773号公報
しかしながら、石膏ボード廃材を動物用排泄物処理材の材料の一部として用いることに伴い次のような問題があった。すなわち、樹脂や紙材や石膏ボード廃材については、着色されたものについては、後工程において吸水発色する機能を持たせる場合に不適であるため使用されないことがあった。また、動物の排泄物を対象としているため、血液と紛らわしいため赤色の廃材は使用できない。また、廃材であるため、材料の割合が一定では無く、物性が安定せず、品質が一定になりにくい虞があった。
そこで本発明は、色付きの廃材を積極的に活用することができると共に、品質を安定に維持することができる排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法を提供することを目的とする。
本実施形態の排泄物処理材は、樹脂材と紙材と石膏材を含有し、少なくとも溶融加工及び押出加工を経て形成されたコア材を有する。
樹脂と紙材と石膏を材料として、コア材を生成する排泄物処理材製造方法において、前記樹脂と前記紙材と前記石膏を、混合・加熱溶融・圧縮加工を用いて三種成型物を生成する成型物生成工程と、前記三種成型物を発泡させて前記コア材を生成する発泡工程を具備する。
樹脂と紙材とを混合して二種混合物を生成する第1混合工程と、前記二種混合物を加熱溶融して二種成型物を生成する加熱溶融工程と、前記二種成型物と石膏を混合して三種混合物を生成する第2混合工程と、前記三種混合物を圧縮して三種成型物を生成する圧縮工程と、前記三種成型物を加熱溶融及び押出成型して前記三種成型物を発泡させてコア材を生成する工程を有する。
樹脂と紙材と石膏を混合して三種混合物を生成する混合工程と、前記三種混合物を圧縮して三種成型物を生成する圧縮工程と、前記三種成型物を押出成型して前記三種成型物を発泡させてコア材を生成する工程を有する。
樹脂と紙材と石膏を混合して三種混合物を生成する混合工程と、前記三種混合物を加熱溶融及び押出成型して前記三種混合物を発泡させてコア材を生成する工程を有する。
色付きの廃材を利用することができると共に、品質を安定に維持することができる。
本発明の第1実施形態に係る排泄物処理材を生成するための排泄物処理材製造装置を一部切欠して示す側面図。 同排泄物処理材製造装置に組み込まれた二軸スクリュ式成型機を示す横断面図。 同排泄物処理材製造装置に組み込まれた成形機を示す縦断面図。 同排泄物処理材製造装置による排泄物処理材製造工程を示す説明図。 同排泄物処理材に用いられる石膏による消臭効果を示す説明図。 同排泄物処理材製造装置によって製造された排泄物処理材を拡大して示す説明図。 一般的な排泄物処理材を拡大して示す説明図。 比較例として樹脂材のみを用いた排泄物処理材を拡大して示す説明図。 本発明の第2実施形態に係る排泄物処理材を生成するための排泄物処理材製造装置を一部切欠して示す側面図。 同排泄物処理材製造装置による排泄物処理材製造工程を示す説明図。 本発明の第3実施形態に係る排泄物処理材を生成するための排泄物処理材製造装置を一部切欠して示す側面図。 同排泄物処理材製造装置による排泄物処理材製造工程を示す説明図。
図1は本発明の第1実施形態に係る排泄物処理材Q1又は排泄物処理材Q1Aを生成するための排泄物処理材製造装置10を一部切欠して示す側面図、図2は排泄物処理材Q1Aを生成するための排泄物処理材製造装置10に組み込まれた二軸スクリュ式成型機20を示す横断面図、図3は排泄物処理材Q1を生成するための排泄物処理材製造装置10に組み込まれた成形機100を示す縦断面図、図4Aは排泄物処理材製造装置10による排泄物処理材製造工程を示す説明図である。
図1に示すように、排泄物処理材製造装置10は、第1の二軸スクリュ式成型機20と、二軸スクリュ式成型機20の排出口側に配置された成形機100と、成形機100の排出口側に配置された第2の二軸スクリュ式成型機20を備えている。なお、第1の二軸スクリュ式成型機20と、第2の二軸スクリュ式成型機20は同一構造であるため、兼用しても良い。
二軸スクリュ式成型機20は、複数の筒体を連結して形成された長筒状の筐体30を備えている。筐体30の上壁部31には1箇所の開口部32が形成されている。開口部32には、排泄物処理材Q1の材料となる樹脂R及び紙片P又は排泄物処理材Q1を投入するためのホッパ34が接続されている。なお、筐体30の図1中左端は蓋部36によって閉塞されている。蓋部36には細かい開口孔37が形成されている。筐体30を構成する壁部にはヒータ38が設けられている。
筐体30内には、一対のスクリュ40,40がそれぞれ回転自在に挿入されており、筐体30の図1中右側(上流側)に位置する電動機50によって回転駆動される。スクリュ40は、図1中右側から左側(下流側)に向けて材料を送る構成となっている。
スクリュ40は、回転軸41と、この回転軸41の周囲に設けられた羽根体42とを備えている。羽根体42は、軸方向に沿って異なる構成を有している。すなわち、図2右側(上流側)から搬送羽根42a、第1混合羽根42b、加熱溶融成型羽根42c、第2混合羽根42d、圧縮成型羽根42e、押出成型羽根42fが形成されている。
成形機100は、図3に示すように、架台101と、この架台101上に設けられたチャンバ102を備えている。チャンバ102の中央部には、円板状のダイス板103が配置されている。ダイス板103には所定の内径を有する開口部104が複数設けられている。ダイス板103上部に回転機構110が設けられている。回転機構110には一対の歯車状のローラ111,112が取り付けられている。回転機構110は内部のモータにより、鉛直方向の軸周りに回転し、これに伴ってローラ111,112がダイス板103上を走行する。チャンバ102の下側側面には排出口102aが設けられており、後述するように生成されたペレット状の排泄物処理材Q1を排出する。
このように構成された排泄物処理材製造装置10において排泄物処理材Q1を生成する工程について図4Aを用いて説明する。なお、本実施形態では、材料は、最終的に排泄物処理材Q1の成分比率が、例えば、樹脂材が43重量%、紙材が20重量%、石膏材が37重量%となるように調整される。但し、当該値に本発明は限定されるものではない。本発明の材料は、最終的に排泄物処理材Q1として樹脂、紙材、石膏材を用いるものであり、その比率は前述の値に特に限定されないが、樹脂材が30〜70重量%、紙材が10〜40重量%、石膏材が10〜50重量%が好ましく、樹脂材が40〜50重量%、紙材が20〜30重量%、石膏材が30〜40重量%がより好ましい。
なお、樹脂材は例えば熱可塑性樹脂等の樹脂R、紙材はミルクカートン廃材等の紙片P、石膏は解体によって生じた石膏ボードを回収し、この石膏ボードを粉砕してリサイクル可能な紙・石膏を取り除いた後の石膏残渣Gである。石膏残渣Gの大部分は二水石膏(CaSO・2HO)であり、僅かに紙や水分が含まれている場合がある。なお、石膏残渣Gは半水石膏を含まないのが望ましく、半水石膏を含んでも後述する発泡作用を阻害しない程度に微量である必要がある。
電源を投入すると二軸スクリュ式成型機20及び成形機100が駆動される。図1において、二軸スクリュ式成型機20では、ホッパ34から樹脂R及び紙片Pが投入される。樹脂R及び紙片Pは搬送羽根42aによって図1中左方向(下流側)に送られる。樹脂R及び紙片Pは、第1混合羽根42bによって混合され、二種混合物(R,P)となる(第1混合工程)。次に、この二種混合物(R,P)は、ヒータ38によって例えば80〜180℃に加熱されながら加熱溶融成型羽根42cによって溶融・成型される(加熱溶融成型工程)。なお、加熱温度は80〜150℃が好ましく、さらに80〜120℃が好ましい。二種混合物(R,P)が溶融される際に、樹脂R及び紙片Pの着色が剥がれ、全体の色が灰色となる。二種成型物(R,P)は、第2混合羽根42dによって混合され、圧縮成型羽根42eによって圧縮成形された後、押出成型羽根42fによって押出成形されて蓋部36に形成された開口孔37から押し出されて不定形状のコアK(R,P)となる。そして、コアKは、石膏残渣Gと共に成形機100のチャンバ102内に投入される。
チャンバ102内に投入されたコアKと石膏残渣Gは、ローラ111,112に押圧され、ダイス板103を通過する。ダイス板103を通過すると、不定形状に成型された排泄物処理材Q1となる。そして、排泄物処理材Q1は排出口102aから排出される。
このように生成された排泄物処理材Q1は、第2混合工程にて、再度二軸スクリュ式成型機20にて、ホッパ34から投入される。排泄物処理材Q1は、搬送羽根42aによって図1中左方向(下流側)に送られる。排泄物処理材Q1は、第1混合羽根42bによって混合され、三種混合物(R,P,G)となり(第2混合工程)、さらに図1中左方に送られていくにつれて第1混合羽根42bによって圧縮される(圧縮成形工程)。次に、この三種混合物(R,P,G)は、ヒータ38によって例えば80〜180℃に加熱されながら加熱溶融成型羽根42cによって溶融・成型される(加熱溶融成型工程)。三種成型物(R,P,G)は、第2混合羽根42dによって混合され、圧縮成型羽根42eによって圧縮成形された後、押出成型羽根42fによって押出成形されて蓋部36に形成された開口孔37から押し出されて不定形状の排泄物処理材Q1が排出される。
排泄物処理材Q1はさらに混合箱120を用いて、被覆材Cと混合して排泄物処理材Q1Aとしてもよい。被覆材Cとしては、顔料・消臭材・木粉等の機能性材や、紙粉等が用いられる。
このように生成された排泄物処理材Q1は次のような効果を有している。すなわち、着色された樹脂を用いた場合であっても、加熱溶融工程において全て灰色に変化し、吸水発色する機能を阻害せず、また、血液等と間違えることが無い。また、材料が粉砕・溶融されて均質に混合されるため、様々な形状の材料を用いても品質を一定とすることができる。三種成型物(R,P,G)内の二水石膏は押出成型によって発泡するため、排泄物処理材Q1又は排泄物処理材Q1Aは多孔質となり、臭い成分の吸着性や吸水性が向上する。
なお、二水石膏の消臭性については、例えば以下の反応式によりその効果が見込まれる。
CaSO・2HO+2NH → Ca(OH)+(NHSO …(式1)
すなわち、排泄物の臭いの主成分であるアンモニアが、ほぼ無臭である水酸化カルシウムと硫酸アンモニウムに変化することで、消臭効果を有する。
消臭効果については次の実験結果からも確認できる。90gの精製水に対し、10gの2%アンモニア水を添加した場合のアンモニア濃度を計測した。図4Bに示すように、石膏の添加後100分経過すると、アンモニア濃度が400ppm前後で安定する。この時、二水石膏50gを添加すると、アンモニア濃度が低下している。アンモニア濃度の低下は、石膏成分とアンモニアとの反応ではなく、石膏成分がアンモニア成分を吸水又は吸着しているものと考えられる。
図5は排泄物処理材製造装置10によって製造された排泄物処理材Q1又は排泄物処理材Q1Aを拡大して示す説明図、図6は一般的な排泄物処理材を拡大して示す説明図、図7は比較例として樹脂材のみを用いた排泄物処理材を拡大して示す説明図である。
図5から判るように、排泄物処理材Q1には、多数の孔が形成されていることが判る。これは、二水石膏及び紙片に含まれる水分により溶融混合時に発泡し、多孔質構造を形成するためであると考えられる。半水石膏に対して二水石膏の割合が多い石膏残渣Gを用いることで、発泡作用に伴って形成された多孔質構造によってアンモニア成分を吸着する吸着面積、又は、吸水空間を増大させ、脱臭または消臭効果が増大する。
図6においては、例えば猫用システムトイレに採用されているシリカゲル、ゼオライトで多孔質構造によりアンモニア成分を吸着、あるいは、吸水することで消臭効果を生み出している。
図7は、樹脂であるポリエチレンのみを溶融成型した場合を示している。スキン層が形成され多孔質にはならないため、脱臭効果は期待できないことが判る。
このように本実施形態に係る排泄物処理材Q1及び排泄物処理材製造方法によれば、色付きの廃材や様々な形状をした廃材を用いても加熱溶融や圧縮成型における溶融工程を経ることで、消色が可能であると共に品質を安定に維持することができ、また脱臭効果を増大させることが可能となる。
図8は本発明の第2実施形態に係る排泄物処理材Q2及び排泄物処理材Q2Aを生成するための排泄物処理材製造装置10Aを一部切欠して示す側面図、図9は排泄物処理材製造装置10Aによる排泄物処理材製造工程を示す説明図である。これらの図において、図1〜図3と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
排泄物処理材製造装置10Aは、第1の二軸スクリュ式成型機20Aと、この二軸スクリュ式成型機20Aの排出口側に配置された成形機100と、第2の二軸スクリュ式成型機20Aを備えている。なお、第1の二軸スクリュ式成型機20Aと、第2の二軸スクリュ式成型機20Aは同一構造であるため、兼用しても良い。
二軸スクリュ式成型機20Aは、複数の筒体を連結して形成された長筒状の筐体30Aを備えている。筐体30Aの上壁部31には開口部32が形成されている。開口部32には、排泄物処理材Q2の材料となる樹脂R、紙片P及び石膏残渣Gを投入するためのホッパ34Aが接続されている。なお、筐体30Aの図8中左端は蓋部36によって閉塞されている。蓋部36には細かい開口孔37が形成されている。
筐体30A内には、一対のスクリュ40A,40Aがそれぞれ回転自在に挿入されており、筐体30Aの図8中右側(上流側)に位置する電動機50によって回転駆動される。スクリュ40Aは、図8中右側(上流側)から左側(下流側)に向けて材料を送る構成となっている。
スクリュ40Aは、回転軸41Aと、この回転軸41Aの周囲に設けられた羽根体43とを備えている。羽根体43は、軸方向に沿って異なる構成を有している。すなわち、図8右側(上流側)から搬送羽根43a、混合羽根43b、圧縮成型羽根43c、押出成型羽根43dが形成されている。
このように構成された排泄物処理材製造装置10Aにおいて排泄物処理材Q2を生成する工程について図9を用いて説明する。なお、材料は、最終的に排泄物処理材Q2の成分比率が、例えば、樹脂材が43重量%、紙材が20重量%、石膏材が37重量%となるように調整される。なお、樹脂材は例えば熱可塑性樹脂等の樹脂R、紙材はミルクカートン廃材等の紙片P、石膏は石膏ボードを粉砕してリサイクル可能な紙・石膏を取り除いた後の石膏残渣Gである。石膏残渣Gの大部分は二水石膏(CaSO・2HO)である。
電源を投入すると二軸スクリュ式成型機20A及び成形機100が駆動される。二軸スクリュ式成型機20Aでは、ホッパ34Aから樹脂R、紙片P、石膏残渣Gが投入される。樹脂R、紙片P、及び石膏残渣Gは搬送羽根43aによって図8中左方向(下流側)に送られる。樹脂R、紙片P及び石膏残渣Gは、混合羽根43bによって混合され、三種混合物(R,P,G)となる(混合工程)。
次に、圧縮成型羽根43cによって三種混合物(R,P,G)はせん断・混合・溶融され、三種成型物(R,P,G)となる。三種混合物(R,P,G)が溶融される際に、樹脂R、紙片P及び石膏残渣Gの着色が剥がれ、全体の色が灰色となり、図8中左方向(下流側)に送られる(圧縮成型工程)。そして、三種成型物(R,P,G)は、押出成型羽根43dによって図8中左方向に押圧されて脱水発泡される(押出成型工程)。三種成型物(R,P,G)は、蓋部36に形成された開口孔37から押し出されて不定形状のコアK(R,P,G)となる。そして、コアKは、成形機100のチャンバ102内に投入される。
チャンバ102内に投入されたコアKは、チャンバ102内でローラ111,112に押圧され、ダイス板103を通過する。ダイス板103を通過すると、ペレット状に成型された排泄物処理材Q2となる。そして、排泄物処理材Q2は排出口102aから排出される。
このように生成された排泄物処理材Q2は、再度二軸スクリュ式成型機20Aにて、ホッパ34Aから投入される。排泄物処理材Q2及び被覆材Cは搬送羽根43aによって図8中左方向(下流側)に送られる。排泄物処理材Q2は、混合羽根43bによって混合され、圧縮成型羽根43c及び押出成型羽根43dによって溶融・成型される(押出成型工程)。
排泄物処理材Q2はさらに混合箱120を用いて、被覆材Cと混合し、排泄物処理材Q2Aとしても良い。
このように生成された排泄物処理材Q2又は排泄物処理材Q2Aは、次のような効果を有している。すなわち、着色された樹脂R、紙片P、石膏残渣Gを用いた場合であっても、圧縮成型において全て灰色に変化し、吸水発色する機能を阻害せず、また、血液等と間違えることが無い。また、材料が粉砕・溶融されて均質に混合されるため、様々な形状の材料を用いても品質を一定とすることができる。さらに、ヒータ38を用いた加熱工程が無いため、石膏残渣Gの主成分である二水石膏から半水石膏には変化しない。すなわち、二水石膏のアンモニアに対する脱臭性を減殺することはない。また、三種成型物(R,P,G)内の二水石膏は押出成型によって発泡するため、排泄物処理材Q2は多孔質となり、臭い成分の吸着性や吸水性が向上する。
このように本実施形態に係る排泄物処理材Q2及び排泄物処理材製造方法によれば、色付きの廃材や様々な形状をした廃材を用いても圧縮成型における溶融工程を経ることで、消色が可能であると共に品質を安定に維持することができ、また脱臭効果を増大させることが可能となる。
図10は本発明の第3実施形態に係る排泄物処理材Q3を生成するための排泄物処理材製造装置10Bを一部切欠して示す側面図、図11は排泄物処理材製造装置10Bによる排泄物処理材製造工程を示す説明図である。これらの図において、図1〜図3及び図8,9と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
排泄物処理材製造装置10Bは、二軸スクリュ式成型機20Bを備えている。
二軸スクリュ式成型機20Bは、複数の筒体を連結して形成された長筒状の筐体30Bを備えている。筐体30Bの上壁部31には1箇所の開口部32が形成されている。開口部32には、排泄物処理材Q3の材料となる樹脂R、紙片P及び石膏残渣Gを投入するためのホッパ34Bが接続されている。なお、筐体30Bの図10中左端は蓋部36によって閉塞されている。蓋部36には細かい開口孔37が形成されている。
筐体30B内には、一対のスクリュ40B,40Bがそれぞれ回転自在に挿入されており、筐体30Bの図10中右側(上流側)に位置する電動機50によって回転駆動される。スクリュ40Bは、図10中右側(上流側)から左側(下流側)に向けて材料を送る構成となっている。
スクリュ40Bは、回転軸41Bと、この回転軸41Bの周囲に設けられた羽根体44とを備えている。羽根体44は、軸方向に沿って異なる構成を有している。すなわち、図10右側(上流側)から搬送羽根44a、混合羽根44b、押出成型羽根44cが形成されている。
このように構成された排泄物処理材製造装置10Bにおいて排泄物処理材Q3を生成する工程について図11を用いて説明する。なお、材料は、最終的に排泄物処理材Q3の成分比率が例えば、樹脂材が43重量%、紙材が20重量%、石膏材が37重量%となるように調整される。なお、樹脂材は例えば熱可塑性樹脂等の樹脂R、紙材はミルクカートン廃材等の紙片P、石膏は石膏ボードを粉砕してリサイクル可能な紙・石膏を取り除いた後の石膏残渣Gである。石膏残渣Gの大部分は二水石膏である。
電源を投入すると二軸スクリュ式成型機20Bが駆動される。二軸スクリュ式成型機20Bでは、ホッパ34Bから樹脂R、紙片P、石膏残渣Gが投入される。樹脂R、紙片P、石膏残渣Gは搬送羽根44aによって図10中左方向(下流側)に送られる。樹脂R、紙片P及び石膏残渣Gは、混合羽根44bによって混合され、三種混合物(R,P,G)となる(混合工程)。
次に、押出成型羽根44cによって三種混合物(R,P,G)は粉砕、混合、及び溶融され、三種成型物(R,P,G)となる。図10中左方向(下流側)に送られる。そして、三種混合物(R,P,G)は、押出成型羽根44cによって図10中左方向に押圧されながら、粉砕、混合、溶融、及び脱水発泡される(押出成型工程)。三種混合物(R,P,G)が溶融される際に、樹脂R、紙片P及び石膏残渣Gの着色が剥がれ、全体の色が灰色となる。三種混合物(R,P,G)は、蓋部36に形成された開口孔37から押し出されて不定形状のコアK(R,P,G)となる。
コアKはさらに混合箱120を用いて、被覆材Cと混合し、不定形状の排泄物処理材Q3となる。
このように生成された排泄物処理材Q3は、次のような効果を有している。すなわち、着色された樹脂R、紙片P、石膏残渣Gを用いた場合であっても、押出成型において全て灰色に変化し、吸水発色する機能を阻害せず、また、血液等と間違えることが無い。また、材料が粉砕・溶融されて均質に混合されるため、様々な形状の材料を用いても品質を一定とすることができる。さらに、ヒータ38を用いた加熱工程が無いため、石膏残渣Gの主成分である二水石膏から半水石膏には変化しない。すなわち、二水石膏のアンモニアに対する脱臭性を減殺することはない。また、三種混合物(R,P,G)内の二水石膏は押出成型によって発泡するため、排泄物処理材Q3は多孔質となり、臭い成分の吸着性や吸水性が向上する。
このように本実施形態に係る排泄物処理材Q3及び排泄物処理材製造方法によれば、色付きの廃材や様々な形状をした廃材を用いても圧縮成型における溶融工程を経ることで、消色が可能であると共に品質を安定に維持することができ、また脱臭効果を増大させることが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、各実施形態における紙材として、ミルクカートン廃材を例に挙げたが、これに限定されず、紙粉砕物、パルプ廃材、紙粉等でもよい。また、樹脂として熱可塑性樹脂を例に挙げたが、これに限定されず、熱硬化性樹脂等でもよい。
10,10A,10B…排泄物処理材製造装置、20,20A,20B…二軸スクリュ式成型機、30,30A,30B…筐体、31…上壁部、32…開口部、34,34A,34B…ホッパ、36…蓋部、37…開口孔、38…ヒータ、40,40A,40B…スクリュ、41,41A,41B…回転軸、42…羽根体、42a…搬送羽根、42b…第1混合羽根、42c…加熱溶融成型羽根、42d…第2混合羽根、42e…圧縮成型羽根、42f…押出成型羽根、43…羽根体、43a…搬送羽根、43b…混合羽根、43c…圧縮成型羽根、43d…押出成型羽根、44…羽根体、44a…搬送羽根、44b…混合羽根、44c…押出成型羽根、50…電動機、100…成形機、101…架台、102…チャンバ、102a…排出口、103…ダイス板、104…開口部、110…回転機構、111,112…ローラ。

Claims (12)

  1. 樹脂材と紙材と石膏材を含有し、少なくとも溶融加工及び押出加工を経て形成されたコア材を有する排泄物処理材。
  2. 前記溶融加工及び押出加工は、押出加工によって行われる請求項1に記載の排泄物処理材。
  3. 前記石膏材は、石膏残渣を含む請求項1に記載の排泄物処理材。
  4. 前記石膏残渣は、二水石膏からなる請求項3に記載の排泄物処理材。
  5. 前記コア材を被覆する被覆材をさらに有する請求項1に記載の排泄物処理材。
  6. 前記溶融加工は、80〜150℃の範囲で行われる請求項1に記載の排泄物処理材。
  7. 前記溶融加工は、80〜120℃の範囲で行われる請求項6に記載の排泄物処理材。
  8. 樹脂と紙材と石膏を材料として、コア材を生成する排泄物処理材製造方法において、
    前記樹脂と前記紙材と前記石膏を、混合、加熱溶融及び圧縮加工を用いて三種成型物を生成する成型物生成工程と、
    前記三種成型物を発泡させて前記コア材を生成する発泡工程と
    を具備する排泄物処理材製造方法。
  9. 前記コア材を被覆材にて被覆する被覆工程をさらに有する請求項8に記載の排泄物処理材製造方法。
  10. 樹脂と紙材とを混合して二種混合物を生成する第1混合工程と、
    前記二種混合物を加熱溶融して二種成型物を生成する加熱溶融工程と、
    前記二種成型物と石膏を混合して三種混合物を生成する第2混合工程と、
    前記三種混合物を圧縮して三種成型物を生成する圧縮工程と、
    前記三種成型物を加熱溶融及び押出成型して前記三種成型物を発泡させてコア材を生成する発泡工程と
    を具備する排泄物処理材製造方法。
  11. 樹脂と紙材と石膏を混合して三種混合物を生成する混合工程と、
    前記三種混合物を圧縮して三種成型物を生成する圧縮工程と、
    前記三種成型物を押出成型して前記三種成型物を発泡させてコア材を生成する発泡工程と
    を具備する排泄物処理材製造方法。
  12. 樹脂と紙材と石膏を混合して三種混合物を生成する混合工程と、
    前記三種混合物を加熱溶融及び押出成型して前記三種混合物を発泡させてコア材を生成する発泡工程と
    を具備する排泄物処理材製造方法。
JP2018204990A 2018-10-31 2018-10-31 排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法 Pending JP2020068711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204990A JP2020068711A (ja) 2018-10-31 2018-10-31 排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204990A JP2020068711A (ja) 2018-10-31 2018-10-31 排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020068711A true JP2020068711A (ja) 2020-05-07

Family

ID=70546870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018204990A Pending JP2020068711A (ja) 2018-10-31 2018-10-31 排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020068711A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5095366A (ja) * 1973-12-26 1975-07-29
JP2004337130A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Shotaro Mochizuki 動物用排泄物処理材
JP2006142661A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Nippon Steel Corp 廃プラスチックの造粒方法及び造粒装置
JP2006333773A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Daiki:Kk 粒状の排泄物処理材
JP2010247013A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Daiki:Kk 吸水処理材及びその製造方法
JP2013202037A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Unicharm Corp 動物用トイレ砂、動物用トイレ
JP2017079622A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 花王株式会社 ペット用排泄物処理材

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5095366A (ja) * 1973-12-26 1975-07-29
JP2004337130A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Shotaro Mochizuki 動物用排泄物処理材
JP2006142661A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Nippon Steel Corp 廃プラスチックの造粒方法及び造粒装置
JP2006333773A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Daiki:Kk 粒状の排泄物処理材
JP2010247013A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Daiki:Kk 吸水処理材及びその製造方法
JP2013202037A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Unicharm Corp 動物用トイレ砂、動物用トイレ
JP2017079622A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 花王株式会社 ペット用排泄物処理材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5215041A (en) Method for the manufacture of animal litter and animal litter
CN110384048B (zh) 含有豆腐副产物的猫砂及其制造方法
HUT76072A (en) Method of treating solid waste and device for extrusion for mixed waste
KR101844686B1 (ko) 정수처리를 위한 활성탄 블록필터의 제조방법
US9095118B1 (en) Pelletized tree nut animal litter and method of making same
JP2020068711A (ja) 排泄物処理材及び排泄物処理材製造方法
JP2009073028A (ja) ペレットの製造方法およびペレット製造装置
US5836262A (en) Animal excretion treating material and method of manufacturing same
EP2976942B1 (en) Production method for animal excrement treatment material
JP2010125651A (ja) 圧縮押出成形装置
KR20190120531A (ko) 벤토나이트를 함유한 고양이 모래 및 그 제조방법
AU2013383612A1 (en) Production method for animal excrement treatment material and production device therefor
JP2017079622A (ja) ペット用排泄物処理材
US11267948B2 (en) System and method for making synthetic building materials using plastic waste combined with industrial and agricultural scrap
KR101629741B1 (ko) 펠렛 제조장치
CN107571422A (zh) 废旧塑料再生造粒工艺
JP2006123280A (ja) 板状建築資材の製造方法
KR101154814B1 (ko) 패각을 함유하는 인조 목재 조성물과 이를 이용하여 제조된 인조 목재
JP2010004815A (ja) ペット用排泄物処理材の製造方法
US20150273523A1 (en) Method of producing materials for disposal of animal excrement
EP2976943B1 (en) Production method for animal excrement treatment material
JPS62297112A (ja) 廃棄樹脂フイルム利用の木粉ペレツト製造法
DD233525A1 (de) Verfahren zur verarbeitung von unaufbereitetem plastischem altmaterial, vorzugsweise aus haushaltaufkommen
JP2009291351A (ja) 脱臭剤
EP2671856A1 (en) Method and plant for producing an adsorbing granular material from waste, and an absorbing granule

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20181129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220909

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230410

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20230410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20230411

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230509

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20230728