JP2020068485A - 中継装置 - Google Patents

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克哉 林
Katsuya Hayashi
克哉 林
市川 勇
Isamu Ichikawa
勇 市川
小池 康博
Yasuhiro Koike
康博 小池
梓 井上
Azusa Inoue
梓 井上
坂本 徹
Toru Sakamoto
徹 坂本
佑一 平岡
Yuichi Hiraoka
佑一 平岡
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Abstract

【課題】無線通信を中継する中継装置において、より長い距離を中継できるようにする。【解決手段】中継装置は、第1通信部10と、第1通信部に伝送ケーブル50を介して接続される第2通信部30とを備える。第1通信部は、無線基地局との間で通信信号を送受信する第1入出力端子12と、放送信号を入力する入力端子14と、第1入出力端子に入力された通信信号を第2通信部側に出力し、第2通信部からの通信信号を第1入出力端子側に出力する第1アイソレータ16を備え、第2通信部は、通信端末との間で通信信号を送受信する第2入出力端子40と、放送信号を受信装置へ出力する出力端子38と、第2入出力端子に入力された通信信号を第1通信部側に出力すると共に、第1通信部からの通信信号を第2入出力端子側に出力する第2アイソレータ42を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、無線通信を中継する中継装置に関する。
従来、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントと、パソコン、スマートフォン等の通信端末との間の無線通信を中継する中継装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の中継装置は、リピータと呼ばれ、アクセスポイントからの送信電波を受信して再送信し、アクセスポイントに接続可能な通信端末からの送信電波を受信して再送信するように構成されている。
従って、この種の中継装置によれば、アクセスポイントと直接無線通信が可能な通信可能領域内でアクセスポイントから離れた位置に配置することにより、通信可能領域外に位置する通信端末とアクセスポイントとの間の無線通信を可能にすることができる。
つまり、この種の中継装置によれば、アクセスポイントと通信端末との通信可能距離を延ばし、通信端末がアクセスポイントと無線通信し得る通信可能領域を拡大することができる。
特許第5893788号公報
ところで、建造物内では、壁や床、物品等でアクセスポイントからの送信電波が減衰するため、上記中継装置で通信端末がアクセスポイントと無線通信し得る通信可能距離を拡大するのにも限界がある。
特に、無線LANでは、通信電波として、2.4GHz帯の電波に加え、5GHz帯の電波を利用可能であるが、5GHz帯の電波は2.4GHz帯の電波に比べて減衰し易いことから、中継装置により拡大し得る通信可能領域がより狭くなってしまう。
また、こうした問題は、無線LANに限らず、例えば、基地局と携帯電話との無線通信を中継する中継装置等、無線通信を中継する中継装置であれば同様に発生する。
本開示の一局面は、無線通信を中継する中継装置において、中継用の伝送線を用いることで、より長い距離を中継できるようにすること、を目的とする。
本開示の一局面の中継装置においては、第1通信部(10)と、第1通信部に伝送ケーブル(50)を介して接続される第2通信部(30)と、を備える。
第1通信部は、ネットワークに接続された無線基地局(4)との間で無線通信用の通信信号を送受信するための第1入出力端子(12)と、外部の受信設備(6)から所定の伝送路を介して伝送されてくる放送信号を入力するための入力端子(14)を備える。そして、第1入出力端子には、第1アイソレータ(16)が接続されている。
第1アイソレータは、無線基地局から第1入出力端子に入力された通信信号を第2通信部側に出力する。また、第1アイソレータは、第2通信部から伝送ケーブルを介して伝送されてきた通信信号を第1入出力端子側に出力して、第1入出力端子から無線基地局に向けて送信させる。
そして、第1通信部は、第1アイソレータから第2通信部側に出力された通信信号と、入力端子に入力された放送信号とを、伝送ケーブルを介して第2通信部へ伝送させるよう構成されている。
一方、第2通信部は、無線基地局と無線通信可能な通信端末(7)との間で通信信号を送受信するための第2入出力端子(40)と、第1通信部から伝送ケーブルを介して伝送されてきた放送信号を、外部の受信装置(8)へ出力するための出力端子(38)を備える。そして、第2入出力端子には、第2アイソレータ(42)が接続されている。
第2アイソレータは、通信端末から第2入出力端子に入力された通信信号を第1通信部側に出力する。また、第2アイソレータは、第1通信部から伝送ケーブルを介して伝送されてきた通信信号を第2入出力端子側に出力して、第2入出力端子から通信端末に向けて送信させる。
そして、第2通信部は、第2アイソレータから第1通信部側に出力された通信信号を、伝送ケーブルを介して第1通信部へ伝送させるよう構成されている。
このため、本開示の中継装置によれば、無線基地局と通信端末との間の無線通信を中継できるだけでなく、第1通信部と第2通信部とを接続する伝送ケーブルにより、無線基地局と通信端末との間の通信可能距離を長くすることができる。従って、通信端末が無線基地局と無線通信し得る通信可能領域を拡大することができる。
また、伝送ケーブルは、外部の受信設備から外部の受信装置へ放送信号を伝送する伝送路の一部として利用される。このため、伝送ケーブルを、無線通信の中継用として建造物内に新たに配線する必要がなく、例えば、テレビ放送信号の伝送用に建造物内に配線されている既存の伝送ケーブルを利用することができる。
また、伝送ケーブルを新たに配線する場合でも、伝送ケーブルを、放送信号の伝送と無線通信の中継とで兼用させることができるので、無線通信の中継用として新たに配線する場合に比べて、配線のためのコストを抑制することができる。
ここで、伝送ケーブルは、放送信号や通信信号等の高周波信号を伝送する必要があるため、伝送損失の少ない同軸ケーブル若しくは光ケーブルを利用するとよい。
そして、特に、伝送ケーブルとして、光ケーブルを利用するようにすれば、例えば、無線LANのWi−Fi(登録商標)で利用されている2.4GHz帯の無線通信信号だけでなく、5GHz帯の無線通信信号についても、低損失で伝送できるようになる。
また、光ケーブルは、4K・8Kのテレビ放送信号についても、低損失で伝送できることから、この点からも、本開示の中継装置の伝送ケーブルとして、光ケーブルを利用するとよい。
次に、このように、伝送ケーブルを光ケーブルにて構成する場合、第1通信部には、第1アイソレータから第2通信部側に出力された通信信号と、入力端子に入力された放送信号とを、それぞれ、光信号に変換する電気/光変換器(22、23)と、第2通信部から光ケーブルを介して伝送されてきた光信号を通信信号に変換して、第1アイソレータに入力する光/電気変換器(24)と、を設けるようにするとよい。
また、第2通信部には、第1通信部から光ケーブルを介して伝送されてきた光信号を、通信信号及び放送信号に変換して、第2アイソレータ及び出力端子にそれぞれ出力する光/電気変換器(32、33)と、第2アイソレータから第1通信部側に出力された通信信号を光信号に変換し、光ケーブルを介して第1通信部へ伝送させる電気/光変換器(46)と、を設けるようにするとよい。
このようにすれば、第1通信部側の電気/光変換器と、光ケーブルと、第2通信部側の光/電気変換器とにより、第1通信部から第2通信部に向けて、通信信号及び放送信号を光信号にて伝送できるようになる。また、第2通信部側の電気/光変換器と、光ケーブルと、第1通信部側の光/電気変換器とにより、第2通信部から第1通信部に向けて、通信信号を光信号にて伝送できるようになる。
またこのように、第1通信部と第2通信部との間で、光ケーブルを介して光信号を伝送するようにする場合、第1通信部は、第1アイソレータから第2通信部側に出力された通信信号と、入力端子に入力された放送信号とを混合器にて混合し、その混合した電気信号を電気/光変換器にて光信号に変換して、その光信号を光ケーブル内の1本の光ファイバ(51、52)を介して第2通信部へ伝送させるように構成してもよい。
また、この場合、第2通信部は、1本の光ファイバを介して第1通信部から伝送されてきた光信号を、光/電気変換器にて電気信号に変換し、その変換した電気信号を、分波器にて通信信号と放送信号とに分波して、第2アイソレータ及び出力端子にそれぞれ出力するよう構成するとよい。
つまり、このようにすれば、第1通信部から第2通信部に向けて伝送する光信号の伝送路を、1本の光ファイバにて構成することができる。従って、光ケーブルには、第1通信部から第2通信部に向けて光信号を伝送する1本の光ファイバと、第2通信部から第1通信部に受けて光信号を伝送する1本の光ファイバとの、2本の光ファイバを備えたものを利用すればよいことになる。
また、この場合、第1通信部には、電気/光変換器から出力される光信号を光ケーブルへ出力し、光ケーブルを介して第2通信部から伝送されてきた光信号を光/電気変換器に入力する第1光アイソレータ(28)を設けてもよい。
この場合、第2通信部には、電気/光変換器から出力される光信号を光ケーブルへ出力し、光ケーブルを介して第1通信部から伝送されてきた光信号を光/電気変換器に入力する第2光アイソレータ(48)を設ける。
このようにすれば、光ケーブルは、第1光アイソレータと第2光アイソレータとを接続する1本の光ファイバ(51)だけで、第1通信部と第2通信部との間で伝送すべき全ての信号を伝送できるようになる。
一方、第1通信部は、第1アイソレータから第2通信部側に出力された通信信号を光信号に変換する電気/光変換器(23)と、入力端子に入力された放送信号を光信号に変換する電気/光変換器(22)と、これら2つの電気/光変換器にて変換された光信号を混合する光混合器(19)とを備え、光混合器にて混合された光信号を、光ケーブル内の1本の光ファイバを介して第2通信部へ伝送させるように構成されていてもよい。
この場合、第2通信部には、1本の光ファイバを介して第1通信部から伝送されてきた光信号を、通信信号の光信号と放送信号の光信号とに分波する光分波器(31)と、光分
波器にて分波された通信信号の光信号を通信信号に変換して、第2アイソレータに出力する光/電気変換器(33)と、光分波器にて分波された放送信号の光信号を放送信号に変換して、出力端子に出力する光/電気変換器(32)と、を設けるようにすればよい。
つまり、このようにしても、第1通信部から第2通信部に向けて伝送する光信号の伝送路を、1本の光ファイバにて構成することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の中継装置の構成を表すブロック図である。 第2実施形態の中継装置の構成を表すブロック図である。 第3実施形態及びその変形例の中継装置の構成を表すブロック図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、本実施形態の中継装置1は、無線基地局としての無線LANのアクセスポイント4と、通信端末7との間で行われる無線通信を、建造物内に配線されたテレビ放送信号伝送用の伝送ケーブル50を利用して中継するためのものである。以下、アクセスポイントをAP、テレビをTV、テレビ放送信号をTV信号、と記載する。
AP4は、インターネット等の外部ネットワーク(WAN:Wide Area Network )とモデム2(若しくはONU回線終端装置)を介して通信可能に接続されたLANに設けられており、通信端末7との間で、Wi−Fiによる無線通信が可能に構成された周知のものである。また、通信端末7は、Wi−Fiによる無線通信機能を有する、パソコン、スマートフォン等の情報処理装置である。
ここで、伝送ケーブル50には、同軸ケーブルを利用することもできるが、本実施形態では、最大周波数が3GHz帯(例えば3224MHz)となる4K・8KのTV信号を含むTV信号を低損失で伝送できるように、光ケーブルが利用されるものとする。
また、AP4は、一般に、使用者が通信端末7を操作することにより、2.4GHz帯及び5.0GHz帯の通信電波の何れかを選択して、無線通信できるように構成されるが、本実施形態では、TV信号と周波数が重複することのないよう、TV信号よりも周波数が高い5.0GHz帯の通信電波を利用して無線通信するものとする。
なお、伝送ケーブル50を介して伝送するTV信号の最大周波数が、2.4GHz帯の通信信号よりも低い2GHz帯(例えば2150MHz)であれば、AP4は、2.4GHz帯の通信電波を利用して、無線通信するようにしてもよい。
中継装置1は、TVアンテナ6等の受信設備から伝送されてくるTV信号を入力するための入力端子14を備え、伝送ケーブル50の上流側に設けられる第1通信部10と、伝送ケーブル50の下流側に設けられる第2通信部30とを備える。
第1通信部10において、入力端子14は、同軸ケーブルを介して伝送されてくるTV信号を入力できるように、同軸端子にて構成されている。また第1通信部10には、AP4との間で無線通信用の通信信号を送受信するための入出力端子12が備えられている。
入出力端子12は、本開示の第1入出力端子に相当するものであり、AP4との間で通信線を介して通信信号を直接送受信することもできるし、送受信用のアンテナを含む通信機器を接続することで、AP4との間で無線通信することもできる。
また、第1通信部10には、入出力端子12に接続され、AP4から入出力端子12に入力された通信信号を第2通信部30側に出力すると共に、第2通信部30から伝送ケーブル50を介して伝送されてきた通信信号を入出力端子12側に出力して、入出力端子12からAP4に向けて送信させるアイソレータ16が備えられている。なお、アイソレータ16は、所謂方向性結合器であり、本開示の第1アイソレータに相当する。
そして、アイソレータ16から第2通信部30側に出力された通信信号は、混合器18に入力され、混合器18にて、入力端子14に入力されたTV信号と混合される。
また、混合器18にて混合された通信信号とTV信号との混合信号(以下、下り信号という)は、増幅器20にて所定レベルまで増幅されて、電気/光変換器(以下、E/O変換器という)22に入力される。
このため、下り信号は、E/O変換器22で光信号に変換され、変換後の光信号は、伝送ケーブル50を構成する光ケーブル内の1本の光ファイバ52を介して、第2通信部30へ伝送される。
一方、第2通信部30には、光ファイバ52を介して伝送されてきた光信号を下り信号に変換する光/電気変換器(以下、O/E変換器という)32が備えられている。
そして、第2通信部30において、O/E変換器32にて光信号から変換された下り信号は、増幅器34にて所定レベルまで増幅された後、分波器36に入力され、分波器36にて、通信信号とTV信号とに分波される。
分波器36にて分波されたTV信号は、出力端子38に出力される。出力端子38は、同軸ケーブルを接続可能な同軸端子にて構成されており、同軸ケーブルを介してTV受信機8に接続することで、TV信号をTV受信機8まで伝送できるようになる。
また、分波器36にて分波された通信信号は、アイソレータ42を介して、通信信号の入出力端子40へ出力される。アイソレータ42は、本開示の第2アイソレータに相当し、入出力端子40は、本開示の第2入出力端子に相当する。
そして、入出力端子40には、通信端末7との間で通信信号を送受信できるように、無線通信用のアンテナ9を含む通信機器が接続される。このため、アイソレータ42から入出力端子40へ出力されたAP4からの通信信号は、アンテナ9から通信端末7に向けて無線送信されることになる。
また、通信端末7からAP4に向けて送信された通信信号は、アンテナ9を介して入出力端子40に入力される。そして、その入力された通信信号は、アイソレータ42を介して、第1通信部10側に出力される。
つまり、第2通信部30において、アイソレータ42から第1通信部10側に出力された通信信号は、増幅器44にて所定レベルまで増幅された後、E/O変換器46に入力され、E/O変換器46にて光信号に変換される。
そして、E/O変換器46にて通信信号から変換された光信号は、伝送ケーブル50を構成する光ケーブル内の1本の光ファイバ54を介して、第1通信部10へ伝送される。
第1通信部10には、光ファイバ54を介して伝送されてきた光信号を、通信信号に変
換するO/E変換器24が設けられている。
そして、第1通信部10において、O/E変換器24にて光信号から変換された通信信号は、増幅器26にて所定レベルまで増幅された後、アイソレータ16を介して、入出力端子12へと伝送され、入出力端子12からAP4へ有線若しくは無線にて送信される。
以上説明したように、本実施形態の中継装置1によれば、無線基地局としての無線LANのAP4と、通信端末7との間の無線通信を、第1通信部10及び第2通信部30と、これら各部を接続する伝送ケーブル50とを利用して、中継することができる。
このため、AP4と通信端末7との間の通信可能距離を長くし、通信端末7がAP4と無線通信し得る通信可能領域を拡大することができる。
また、伝送ケーブル50(詳しくは光ケーブル)は、TVの受信設備から端末側のTV受信機8へとTV信号を伝送する伝送路として利用される。このため、伝送ケーブル50を、無線通信の中継用として建造物内に新たに配線する必要がなく、TV信号の伝送用に建造物内に配線されている既存の伝送ケーブルを利用することができる。
また、伝送ケーブル50を新たに配線する場合でも、伝送ケーブル50を、TV信号の伝送と無線通信の中継とで兼用させることができるので、無線通信の中継用として新たに配線する場合に比べて、配線のためのコストを抑制することができる。
また、本実施形態では、伝送ケーブル50を光ケーブルにて構成しているので、TV信号及び無線通信用の通信信号を低損失で伝送できるようになり、これによっても、通信端末7がAP4と無線通信し得る通信可能領域を拡大することができる。
[第2実施形態]
図2に示すように、本実施形態の中継装置1は、第1実施形態と基本構成は同じであり、第1実施形態と異なる点は、第1通信部10及び第2通信部30に、それぞれ、光アイソレータ28、48を設けた点である。なお、光アイソレータ28は、本開示の第1光アイソレータに相当し、光アイソレータ48は、本開示の第2光アイソレータに相当する。
第1通信部10において、光アイソレータ28は、E/O変換器22から出力される光信号を伝送ケーブル50(光ケーブル)へ出力し、伝送ケーブル50を介して第2通信部30から伝送されてきた光信号を、O/E変換器24に入力する。
また、第2通信部30において、光アイソレータ48は、E/O変換器46から出力される光信号を伝送ケーブル50(光ケーブル)へ出力し、伝送ケーブル50を介して第1通信部10から伝送されてきた光信号をO/E変換器32に入力する。
そして、このように、第1通信部10及び第2通信部30に、光信号の方向性結合器である光アイソレータ28、48を設けるようにすれば、第1通信部10と第2通信部30との間を1本の光ファイバ51を用いて接続するようにすればよい。
従って、伝送ケーブル50を構成する光ケーブル内の光ファイバの数を減らすことができ、光ケーブル内に複数の光ファイバが設けられていれば、残りの光ファイバを他の情報伝送に利用することができるようになる。
[第3実施形態]
図3に示すように、本実施形態の中継装置1は、第1実施形態と基本構成は同じであり、第1実施形態と異なる点は、第1通信部10に増幅器21とE/O変換器23と光混合器19を追加し、第2通信部30に光分波器31とO/E変換器33と増幅器35を追加した点である。
つまり、第1通信部10は、混合器18にて通信信号とTV信号とを混合するのではなく、通信信号とTV信号とを、それぞれ、増幅器21、20にて増幅した後、E/O変換器23、22にて光信号に変換し、その変換後の光信号を光混合器19にて混合するように構成されている。
また、第2通信部30は、第1通信部10の光混合器19から光ファイバ52を介して伝送されてきた光信号を、光分波器31にて通信信号の光信号とTV信号の光信号とに分波し、分波後の光信号をそれぞれO/E変換器33、32で通信信号及びTV信号に変換するように構成されている。
そして、第2通信部30において、O/E変換器33、32にて変換された通信信号及びTV信号は、それぞれ、増幅器35、34で増幅された後、アイソレータ42及び出力端子38へと出力される。
従って、第1通信部10及び第2通信部30を本実施形態のように構成しても、AP4から送信された通信信号とTV信号とにより構成される下り信号を、1本の光ファイバ52を介して、第1通信部10から第2通信部30へと伝送できるようになる。
なお、光混合器19及び光分波器31は、光カプラ若しくは光スプリッタにて構成されるものである。
そして、光混合器19及び光分波器31は、図3に点線で示すように、第1通信部10のE/O変換器23及び22と、第2通信部30のO/E変換器33、32とを、それぞれ、光ファイバ58及び56を介して、接続するようにすれば、第1通信部10及び第2通信部30から除去することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示の中継装置は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、第2入出力端子としての入出力端子40には、通信端末7との間で無線通信できるように、アンテナ9を含む通信機器が接続されるものとして説明した。
しかし、入出力端子40には、例えば、Wi−Fi無線子機のアンテナ端子を接続し、通信端末7は、Wi−Fi無線子機のLAN端子にLANケーブルを介して接続するようにしてもよい。
このようにすれば、第2通信部30と通信端末7との間の通信信号の送受信に無線を利用しなくてもよいので、第2通信部30周囲の空間における通信トラフィックを軽減することができる。
また、上記実施形態では、中継装置は、無線LANのアクセスポイントと通信端末との間の無線通信を中継するものとして説明したが、例えば、携帯電話の基地局と携帯電話との間の無線通信を中継する中継装置として構成することもできる。また、これらの無線通信に限らず、本開示の中継装置は、無線基地局と通信端末との間の無線通信を中継する中継装置であれば、上記実施形態と同様に適用することができる。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現
したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…中継装置、4…AP(アクセスポイント)、7…通信端末、8…受信機、10…第1通信部、12…入出力端子、14…入力端子、16…アイソレータ、18…混合器、19…光混合器、22,23…E/O変換器、24…O/E変換器、28…光アイソレータ、30…第2通信部、31…光分波器、32,33…O/E変換器、36…分波器、38…出力端子、40…入出力端子、42…アイソレータ、46…E/O変換器、48…光アイソレータ、50…伝送ケーブル、51,52,54,58…光ファイバ。

Claims (5)

  1. 第1通信部(10)と、該第1通信部に伝送ケーブル(50)を介して接続される第2通信部(30)と、を備え、
    前記第1通信部は、
    ネットワークに接続された無線基地局(4)との間で無線通信用の通信信号を送受信するための第1入出力端子(12)と、
    外部の受信設備(6)から所定の伝送路を介して伝送されてくる放送信号を入力するための入力端子(14)と、
    前記第1入出力端子に接続され、前記無線基地局から前記第1入出力端子に入力された前記通信信号を前記第2通信部側に出力すると共に、前記第2通信部から前記伝送ケーブルを介して伝送されてきた前記通信信号を前記第1入出力端子側に出力して、前記第1入出力端子から前記無線基地局に向けて送信させる第1アイソレータ(16)と、
    を備え、前記第1アイソレータから前記第2通信部側に出力された前記通信信号と、前記入力端子に入力された前記放送信号とを、前記伝送ケーブルを介して前記第1通信部へ伝送させるよう構成されており、
    前記第2通信部は、
    前記無線基地局と無線通信可能な通信端末(7)との間で前記通信信号を送受信するための第2入出力端子(40)と、
    前記第1通信部から前記伝送ケーブルを介して伝送されてきた前記放送信号を、外部の受信装置(8)へ出力するための出力端子(38)と、
    前記第2入出力端子に接続され、前記通信端末から前記第2入出力端子に入力された前記通信信号を前記第1通信部側に出力すると共に、前記第1通信部から前記伝送ケーブルを介して伝送されてきた前記通信信号を前記第2入出力端子側に出力して、前記第2入出力端子から前記通信端末に向けて送信させる第2アイソレータ(42)と、
    を備え、前記第2アイソレータから前記第1通信部側に出力された前記通信信号を、前記伝送ケーブルを介して前記第1通信部へ伝送させるよう構成されている、中継装置。
  2. 前記第1通信部と前記第2通信部とを接続する前記伝送ケーブルは、光ケーブルにて構成され、
    前記第1通信部は、
    前記第1アイソレータから前記第2通信部側に出力された前記通信信号と、前記入力端子に入力された前記放送信号とを、それぞれ、光信号に変換する電気/光変換器(22、23)と、
    前記第2通信部から前記光ケーブルを介して伝送されてきた光信号を前記通信信号に変換して、前記第1アイソレータに入力する光/電気変換器(24)と、
    を備え、
    前記第2通信部は、
    前記第1通信部から前記光ケーブルを介して伝送されてきた光信号を、前記通信信号及び前記放送信号に変換して、前記第2アイソレータ及び前記出力端子にそれぞれ出力する光/電気変換器(32、33)と、
    前記第2アイソレータから前記第1通信部側に出力された前記通信信号を光信号に変換し、前記光ケーブルを介して前記第1通信部へ伝送させる電気/光変換器(46)と、
    を備えている、請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記第1通信部は、
    前記第1アイソレータから前記第2通信部側に出力された前記通信信号と、前記入力端子に入力された前記放送信号とを混合器にて混合し、該混合した電気信号を前記電気/光変換器にて光信号に変換して、該光信号を前記光ケーブル内の1本の光ファイバ(51、52)を介して前記第2通信部へ伝送させるように構成されており、
    前記第2通信部は、前記1本の光ファイバを介して前記第1通信部から伝送されてきた光信号を、前記光/電気変換器にて電気信号に変換し、該変換した電気信号を、分波器にて前記通信信号と前記放送信号とに分波して、前記第2アイソレータ及び前記出力端子にそれぞれ出力するよう構成されている、請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記第1通信部は、前記電気/光変換器から出力される光信号を前記光ケーブルへ出力し、前記光ケーブルを介して前記第2通信部から伝送されてきた光信号を前記光/電気変換器に入力する第1光アイソレータ(28)を備え、
    前記第2通信部は、前記電気/光変換器から出力される光信号を前記光ケーブルへ出力し、前記光ケーブルを介して前記第1通信部から伝送されてきた光信号を前記光/電気変換器に入力する第2光アイソレータ(48)を備え、
    前記光ケーブルは、前記第1光アイソレータと前記第2光アイソレータとを接続する1本の光ファイバ(51)を備えている、請求項3に記載の中継装置。
  5. 前記第1通信部は、
    前記第1アイソレータから前記第2通信部側に出力された前記通信信号を光信号に変換する電気/光変換器(23)と、前記入力端子に入力された前記放送信号を光信号に変換する電気/光変換器(22)と、これら2つの電気/光変換器にて変換された光信号を混合する光混合器(19)とを備え、該光混合器にて混合された光信号を、前記光ケーブル内の1本の光ファイバを介して前記第2通信部へ伝送させるように構成されており、
    前記第2通信部は、前記1本の光ファイバを介して前記第1通信部から伝送されてきた光信号を、前記通信信号の光信号と前記放送信号の光信号とに分波する光分波器(31)と、該光分波器にて分波された前記通信信号の光信号を前記通信信号に変換して、前記第2アイソレータに出力する光/電気変換器(33)と、前記光分波器にて分波された前記放送信号の光信号を前記放送信号に変換して、前記出力端子に出力する光/電気変換器(32)と、を備えている、請求項2に記載の中継装置。
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