JP2020068160A - Oled照明装置 - Google Patents

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Motonao Yagi
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【課題】ケラレの発生を抑制することができるOLED照明装置を提供する。【解決手段】検査用のOLED照明装置100は、有機発光層3と、アノード電極またはカソード電極の一方である透明電極2と、有機発光層3が生成した光Lが、透明電極2を介して、検査対象300に照射され、検査対象300で反射されることにより発生する反射光RLを通過させる貫通孔6を有しており、アノード電極またはカソード電極の他方である反射電極4と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、検査用のOLED照明装置に関する。
LED(Light Emitting Diode)照明、OLED(Organic Light Emitting Diode)照明の用途として、製品の検査用照明がある。ここでの製品は、例えば、半導体、電子・電気部品、FPD関連、搬送・ロボット、鉄・金属部品、紙・フィルム・ガラス、自動車、ゴム・樹脂・プラスチック製品、食品、薬品、容器、包装、医療機器である。例えば、マシンビジョン(Machine Vision)を用いて、これらを検査するときに、照明として、LED照明、または、OLED照明が用いられることがある。
製品の製造分野において、マシンビジョンは、照明されている検査対象(製品)をカメラで撮影し、撮影された画像に対して所定の画像処理をして、製品を検査する。鏡面反射する検査対象の場合、撮影された画像にカメラの像が写り込むことにより、検査精度が低下することがある。
カメラの像の写り込みを抑制するために、例えば、特許文献1は、キャリア材料上にスポット溶接で形成された溶接部の画像を評価する装置に関し、LED環によって照明されているキャリア材料に対するカメラ撮影において、微小な貫通孔を有するピンホールレンズを介して撮影する技術を開示している。この装置によれば、撮影された画像に写り込むカメラの像が微小になるため、検査精度の低下を抑制できる。
しかし、この装置では、カメラに取り込まれる光が、微小な貫通孔を通過した光のみに制限されるため、撮影された画像にケラレ(視野の欠け)が生じる。
特表2009−538737号公報
本発明者は、OLED照明装置で照明された検査対象の画像にケラレが発生することを抑制できる技術を検討した。
本発明の目的は、ケラレの発生を抑制することができるOLED照明装置を提供することである。
本発明に係るOLED照明装置は、有機発光層と、アノード電極またはカソード電極の一方である透明電極と、前記有機発光層が生成した光が、前記透明電極を介して、検査対象に照射され、前記検査対象で反射されることにより発生する反射光を通過させる貫通孔を有しており、前記アノード電極または前記カソード電極の他方である反射電極と、を備える。
貫通孔を通過した反射光の像が検査対象の像となる。貫通孔の開口面積が大きければ、検査対象が鏡面反射する場合、貫通孔の像が画像に写り込む。よって、貫通孔の開口面積は小さくする必要がある。一方、貫通孔のアスペクト比(貫通孔の深さ/直径)が大きくなると、画像に大きなケラレが発生する。OLEDの反射電極は、薄くすることができるので、反射電極に形成された貫通孔の開口面積が小さくても、貫通孔のアスペクト比が大きくなることはない。従って、本発明に係るOLED照明装置によれば、ケラレの発生を抑制することができる。
本発明に係るOLED照明装置によれば、貫通孔の開口面積を小さくできるが、有機発光層の発光波長に対して、開口面積が小さすぎると、反射光の回折による影響が大きくなり、反射光の像の解像度が低下する。貫通孔の開口面積が大きいと、上述した問題が発生する。これらを考慮すると、貫通孔の平面形状が円形の場合、直径のサイズは、例えば、0.1mm〜1.0mmが好ましい。
上記構成において、前記反射電極は、1つまたは複数の前記検査対象で反射された前記反射光を通過させる複数の前記貫通孔を有する。
複数の貫通孔は、二次元的に配置されてもよいし、ライン状に配置されてもよい。複数の貫通孔は、1つの検査対象で反射された反射光を通過させてもよいし、複数の検査対象で反射された反射光を通過させてもよい。後者は、撮影された画像に、複数の検査対象が写る。貫通孔の数と検査対象の数とは同じでもよいし、異なっていてもよい。
貫通孔を通過した反射光の光量が少ないと、反射光の像が暗くなる。貫通孔の開口面積を大きくすれば、反射光の像は明るくなるが、上述したように、貫通孔の像が画像に写り込む。複数の貫通孔にすることにより、反射光の像を明るくしつつ、かつ、複数の貫通孔の像が画像に写り込むことを防止できる。
貫通孔が一つの場合、撮影範囲が狭くなる。このため、カメラの光軸が貫通孔を通るように、カメラと貫通孔とを位置決めする必要がある。カメラの光軸が貫通孔を通らないと、カメラの撮影範囲に検査対象が入らない、または、検査対象の一部しか入らない可能性があるからである。貫通孔が複数の場合、撮影範囲が広くなる。このため、カメラの光軸がいずれの貫通孔を通らなくても、カメラは、検査対象の全体の画像を撮影することが可能となる。
上記構成において、前記反射電極において、複数の前記貫通孔が二次元的に配置されている。
この構成によれば、カメラの撮像素子が二次元撮像素子の場合の照明にすることができる。
上記構成において、複数の前記貫通孔が二次元的に配置される、前記反射電極上の配置領域において、前記配置領域の中心から離れるに従って、前記貫通孔の密度が大きくされている。
配置領域の中心軸とカメラの光軸とを一致させたとき、配置領域の中心から離れるに従って、反射光のうちカメラに取り込まれる照明の光量が少なくなる。このため、配置領域の全体において、貫通孔の密度が同じ場合、配置領域の中心(つまり、撮影範囲の中心)から離れるに従って、撮影画像が暗くなる。この構成によれば、配置領域の中心から離れるに従って、貫通孔の密度が大きくされている。従って、配置領域の中心から離れるに従って、照明が暗くなることを防止でき、均一な照明を実現することができる。
上記構成において、複数の前記貫通孔が二次元的に配置される、前記反射電極上の配置領域において、前記配置領域の中心から離れるに従って、前記貫通孔の開口面積が大きくされている。
配置領域の中心軸とカメラの光軸とを一致させたとき、配置領域の中心から離れるに従って、反射光のうちカメラに取り込まれる照明の光量が少なくなる。このため、複数の貫通孔の開口面積が同じ場合、配置領域の中心(つまり、撮影範囲の中心)から離れるに従って、撮影画像が暗くなる。この構成によれば、配置領域の中心から離れるに従って、貫通孔の開口面積が大きくされている。従って、配置領域の中心から離れるに従って、照明が暗くなることを防止でき、均一な照明を実現できる。
上記構成において、前記有機発光層は、前記貫通孔と対向する部分が残されている。
貫通孔と対向する有機発光層の部分が発光すると、反射光に加えて、この発光による光が直接、貫通孔を通過し、カメラに取り込まれるため、反射光の像(検査対象の像)が不鮮明になる。よって、貫通孔と対向する有機発光層の部分が発光する場合、この部分は除去することが好ましい。しかし、貫通孔と対向する有機発光層の部分には、反射電極がないので、この部分は発光しない。この部分を除去せずに残しても、反射光の像(検査対象の像)が不鮮明になることはない。
本発明によれば、ケラレの発生を抑制することができる。
カメラと、第1実施形態に係るOLED照明装置と、検査対象との位置関係をOLED照明装置の側面側から見た模式図である。 図1に示すOLED照明装置をカメラ側から見た平面模式図である。 貫通孔の平面形状について、いくつかの例を示す模式図である。 カメラと、第2実施形態に係るOLED照明装置と、検査対象との位置関係をOLED照明装置の側面側から見た模式図である。 図4に示すOLED照明装置をカメラ側から見た平面模式図である。 複数の貫通孔が二次元的に配置される領域(配置領域)の形状について、いくつかの例を示す模式図である。 複数の貫通孔の配置パターンについて、いくつかの例を示す模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。各図において、同一符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その構成について、既に説明している内容については、その説明を省略する。本明細書において、個別の構成を指す場合にはハイフンを付した参照符号(例えば、貫通孔6−1)で示し、総称する場合にはハイフンを省略した参照符号(例えば、貫通孔6)で示す。
実施形態に係るOLED照明装置は、検査用の照明であり、検査対象に対して広範囲に照射するために、面発光する。実施形態に係るOLED照明装置は、平面視にて、例えば多角形形状や円形形状等の任意の形状であってよいが、実施形態では、平面視にて矩形形状である。実施形態に係るOLED照明装置は、用途に応じて単色であってもよく、あるいは、白色であってもよい。実施形態に係るOLED照明装置は、1対の第1および第2電極間に有機発光層を備え、第1および第2電極に電力が供給されると、有機発光層における電子と正孔との再結合により発光する。
図1は、カメラ200と、第1実施形態に係るOLED照明装置100と、検査対象300との位置関係をOLED照明装置100の側面側から見た模式図である。OLED照明装置100は、断面模式図で示され、カメラ200と検査対象300は、側面模式図で示されている。図2は、図1に示すOLED照明装置100をカメラ200側から見た平面模式図である。図1を参照して、第1実施形態に係るOLED照明装置100は、第1のガラス基板1と、透明電極2と、有機発光層3と、反射電極4と、第2のガラス基板5と、を備える。
第1のガラス基板1は、その上に形成される、透明電極2、有機発光層3、および、反射電極4を支持する支持部材であり、有機発光層3で発光される光Lを透過する。OLED照明装置100は、平面視にて矩形形状を有するので、第1のガラス基板1は、矩形形状を有する板状の部材である。
透明電極2は、上記第1および第2電極の一方であり、アノード電極(+電極)である。透明電極2は、第1のガラス基板1の一方主面上に面状で積層される。有機発光層3で発光された光Lは、透明電極2側から放射されるので、透明電極2は、有機発光層3で発光される光Lを少なくとも透過する、例えばITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)等の透明な導電性を有する化合物で形成される。
反射電極4は、上記第1および第2電極の他方であり、カソード電極(−電極)である。反射電極4は、有機発光層3を介して透明電極2と対向するように、有機発光層3上に面状で積層される。反射電極4は、有機発光層3で発光された光Lを透明電極2側へ反射させるために、有機発光層3で発光される光Lを少なくとも反射する、例えば銀(Ag)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)等の金属(合金を含む)で形成される。反射電極4の厚み(例えば、0.1μm)と貫通孔6の径(例えば、0.1〜1mm)との実際の寸法比率によれば、反射電極4の厚みは、略ゼロと見なせる程度に薄い。図1および後で説明する図4では、反射電極4を図示するために、実際の寸法比率よりも、反射電極4の厚みを大きくしている。
有機発光層3は、透明電極2上に面状で積層され、透明電極2および反射電極4によって給電されると、発光する部材である。有機発光層3は、一例では、正孔注入層(HIL:Hole Injection Layer)/正孔輸送層(HTL:Hole Transfer Layer)/発光層(EML:EMissive Layer)/電子輸送層(ETL:Electron Transfer Layer)/電子注入層(EIL:Electron Injection Layer)により構成される。有機発光層3として、上記の他に、例えば発光層/電子輸送層により構成されるもの、正孔輸送層/発光層/電子輸送層により構成されるもの、正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層により構成されるもの、正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/バッファー層により構成されるもの、バッファー層/正孔輸送層/発光層ユニット/正孔阻止層/電子輸送層/バッファー層により構成されるものが挙げられる。なお、光量を増加させるために、有機発光層3が多層化されても良い。
透明電極2がアノード電極であり、反射電極4がカソード電極であるが、逆でもよい。すなわち、透明電極2がカソード電極であり、反射電極4がアノード電極でもよい。
第2のガラス基板5は、反射電極4上に配置され、矩形形状を有する板状の部材である。第2のガラス基板5は、有機発光層3で発光される光Lを透過する。第1のガラス基板1の縁および第2のガラス基板5の縁は、透明電極2、有機発光層3および反射電極4により構成される構造体が形成されておらず、露出している。第1のガラス基板1と第2のガラス基板5とでその構造体を挟んだ状態で、例えば、真空貼り付け技術によって、第2のガラス基板5がその構造体および第1のガラス基板1に貼り付けられる。これにより、有機発光層3を封止することができる。なお。第2のガラス基板5の替わりに、上記構造体を覆う封止層によって、有機発光層3を封止してもよい。
図1および図2を参照して、反射電極4は、反射電極4の厚み方向に延びる、1つの貫通孔6を有する。貫通孔6は、例えば、反射電極4をレーザパターニングすることによって形成される。貫通孔6の平面形状は、例えば、円形である。この円の直径は、例えば、0.1mm〜1.0mmである。
有機発光層3は、貫通孔6と対向する部分が残されているが、この部分が除去されていてもよい。
カメラ200は、第2のガラス基板5側に配置され、その光軸AXが貫通孔6を通過している。検査対象300は、第1のガラス基板1側に位置し、検査対象300の中心と貫通孔6と対向している。有機発光層3が生成した光Lは、透明電極2側および反射電極4側へ向けて進む。透明電極2側へ進む光Lは、透明電極2および第1のガラス基板1を通過し、検査対象300を照明する。反射電極4側へ進む光Lは、反射電極4で反射され、有機発光層3、透明電極2および第1のガラス基板1を通過し、検査対象300を照明する。
検査対象300を照明する光Lは、検査対象300で反射され、反射光RLとなる。反射光RLの一部は、第1のガラス基板1、透明電極2、有機発光層3、貫通孔6および第2のガラス基板5を通過し、カメラ200に備えられる二次元撮像素子201上で結像される。これにより、カメラ200は、検査対象300の画像を撮影することができる。
貫通孔6を通過した反射光RLの像が検査対象300の像となる。貫通孔6の開口面積が大きければ、検査対象300が鏡面反射する場合、貫通孔6の像が画像に写り込む。よって、貫通孔6の開口面積は小さくする必要がある。一方、貫通孔6のアスペクト比(貫通孔6の深さ/直径)が大きくなると、画像に大きなケラレが発生する。反射電極4の厚みは、0.1μm程度であり、無視できるほど薄い。よって、反射電極4に形成された貫通孔6の開口面積が小さくても、貫通孔6のアスペクト比が大きくなることはない。従って、第1実施形態に係るOLED照明装置100によれば、ケラレの発生を抑制することができる。
図3は、貫通孔6の平面形状について、いくつかの例を示す模式図である。貫通孔6−1の平面形状は 真円であり、貫通孔6−2の平面形状は、楕円であり、貫通孔6−3の平面形状は、矩形であり、貫通孔6−4の平面形状は、X字形(クロス形状)である。
貫通孔6−1は、その平面形状が真円なので、貫通孔6−1の形成が容易である。
貫通孔6−2は、その平面形状の縦横比を、二次元撮像素子201(図1)の縦横比と同じまたは略同じにすれば、画像に発生するケラレの面積を小さくすることができる。貫通孔6−3,6−4についても同様である。
第2実施形態に係るOLED照明装置について、第1実施形態に係るOLED照明装置100との相違点を主に説明する。第2実施形態に係るOLED照明装置は、反射電極4に複数の貫通孔6が形成されている。図4は、カメラ200と、第2実施形態に係るOLED照明装置100aと、検査対象300との位置関係をOLED照明装置100aの側面側から見た模式図である。OLED照明装置100aは、断面模式図で示され、カメラ200と検査対象300は、側面模式図で示されている。図5は、図4に示すOLED照明装置100aをカメラ200側から見た平面模式図である。
図4および図5を参照して、反射電極4は、二次元的に配置された複数の貫通孔6を有する。貫通孔6の数が9を例にして説明するが、これに限定されない。複数の貫通孔6は、1つの検査対象300で反射された反射光RLを通過させる。貫通孔6の数が9の場合を例に説明する。1つの検査対象300で反射された反射光RLが、9個の貫通孔6のそれぞれを通過する。第1の検査対象300で反射された反射光RLが第1の貫通孔6を通過し、第2の検査対象300で反射された反射光RLが第2の貫通孔6を通過し、・・・、第9の検査対象300で反射された反射光RLが第9の貫通孔6を通過するのではない。
貫通孔6を通過した反射光RLの光量が少ないと、反射光RLの像が暗くなる。貫通孔6の開口面積を大きくすれば、反射光RLの像は明るくなるが、貫通孔6の像が画像に写り込む。複数の貫通孔6にすることにより、反射光RLの像が明るくしつつ、かつ、複数の貫通孔6の像が画像に写り込むことを防止できる。
貫通孔6が一つの場合、撮影範囲が狭くなる。このため、カメラ200の光軸AXが貫通孔6を通るように、カメラ200と貫通孔6とを位置決めする必要がある。カメラ200の光軸AXが貫通孔6を通らないと、カメラ200の撮影範囲に検査対象300が入らない、または、検査対象300の一部しか入らない可能性があるからである。貫通孔6が複数の場合、撮影範囲が広くなる。このため、カメラ200の光軸AXがいずれの貫通孔6を通らなくても、カメラ200は、検査対象300の全体の画像を撮影することが可能となる。
複数の貫通孔6は、二次元的に配置されている。図6は、複数の貫通孔6が二次元的に配置される領域(配置領域7)の形状について、いくつかの例を示す模式図である。貫通孔6の平面形状が真円を例にして説明するが、楕円、矩形、X字形等でもよい。配置領域7を規定する線(二点鎖線)は、仮想の線であり、実際に存在する線ではない。配置領域7−1の形状は、真円であり、配置領域7−2の形状は、楕円であり、配置領域7−3の形状は、矩形であり、配置領域7−4の形状は、X字形である。
配置領域7−2は、その平面形状の縦横比を、二次元撮像素子201(図4)の縦横比と同じまたは略同じにすれば、画像に発生するケラレの面積を小さくすることができる。配置領域7−3,7−4についても同様である。
図7は、複数の貫通孔6の配置パターン8について、いくつかの例を示す模式図である。貫通孔6の平面形状が真円を例にして説明するが、楕円、矩形、X字形等でもよい。配置パターン8−1は、配置領域7に複数の貫通孔6が定周期で配置されている。配置パターン8−1によれば、複数の貫通孔6のそれぞれの配置位置を決めるのが簡単である。
配置パターン8−2は、配置領域7に複数の貫通孔6が千鳥配置されている。上述したように、配置領域7の平面形状の縦横比を、二次元撮像素子201(図4)の縦横比と同じまたは略同じにすれば、画像に発生するケラレの面積を小さくすることができる。配置パターン8−2は、このような配置領域7において、複数の貫通孔6を効率的に配置することができる。
配置パターン8−3は、配置領域7に複数の貫通孔6がランダムに配置されている。
配置パターン8−4は、配置領域7の中心から離れるに従って、貫通孔6の密度が大きくされている。配置領域7の中心軸とカメラ200の光軸AXとを一致させたとき、配置領域7の中心から離れるに従って、反射光RLのうちカメラ200に取り込まれる照明の光量が少なくなる。このため、配置領域7の全体において、貫通孔6の密度が同じ場合、配置領域7の中心(つまり、撮影範囲の中心)から離れるに従って、撮影画像が暗くなる。配置パターン8−4によれば、配置領域7の中心から離れるに従って、貫通孔6の密度が大きくされている。従って、配置領域7の中心から離れるに従って、照明が暗くなることを防止でき、均一な照明を実現することができる。
配置パターン8−5は、配置領域7の中心から離れるに従って、貫通孔6の開口面積が大きくされている。配置領域7の中心軸とカメラ200の光軸AXとを一致させたとき、配置領域7の中心から離れるに従って、反射光RLのうちカメラ200に取り込まれる照明の光量が少なくなる。このため、複数の貫通孔6の開口面積が同じ場合、配置領域7の中心(つまり、撮影範囲の中心)から離れるに従って、撮影画像が暗くなる。配置パターン8−5によれば、配置領域7の中心から離れるに従って、貫通孔6の開口面積が大きくされている。従って、配置領域7の中心から離れるに従って、照明が暗くなることを防止でき、均一な照明を実現できる。
1 第1のガラス基板
2 透明電極
3 有機発光層
4 反射電極
5 第2のガラス基板
6(6−1〜6−4) 貫通孔
7(7−1〜7−4) 配置領域
8(8−1〜8−5) 配置パターン
100,100a OLED照明装置
200 カメラ
201 二次元撮像素子
300 検査対象
AX 光軸
L 光
RL 反射光

Claims (6)

  1. 有機発光層と、
    アノード電極またはカソード電極の一方である透明電極と、
    前記有機発光層が生成した光が、前記透明電極を介して、検査対象に照射され、前記検査対象で反射されることにより発生する反射光を通過させる貫通孔を有しており、前記アノード電極または前記カソード電極の他方である反射電極と、
    を備える、検査用のOLED照明装置。
  2. 前記反射電極は、1つまたは複数の前記検査対象で反射された前記反射光を通過させる複数の前記貫通孔を有する、請求項1に記載のOLED照明装置。
  3. 前記反射電極において、複数の前記貫通孔が二次元的に配置されている、請求項2に記載のOLED照明装置。
  4. 複数の前記貫通孔が二次元的に配置される、前記反射電極上の配置領域において、前記配置領域の中心から離れるに従って、前記貫通孔の密度が大きくされている、請求項3に記載のOLED照明装置。
  5. 複数の前記貫通孔が二次元的に配置される、前記反射電極上の配置領域において、前記配置領域の中心から離れるに従って、前記貫通孔の開口面積が大きくされている、請求項3に記載のOLED照明装置。
  6. 前記有機発光層は、前記貫通孔と対向する部分が残されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のOLED照明装置。
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