JP2020067290A - 接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合した後における部材の反り発生を抑制する。【解決手段】第1部材101に第2部材102を押しつけた状態で、第1部材101および第2部材102を加熱して第1部材101と第2部材102とを接合した後、第1加圧板107が第1スペーサ103に接し、第2加圧板108が第2スペーサ104に接する状態を維持し、第1部材101および第2部材102を徐冷する。【選択図】 図1D

Description

本発明は、2つの部材を接合する接合方法に関する。
サファイアなどの金属酸化物の結晶は、機械的性質や耐熱性耐食性に優れ、種々の装置を構成する部材として用いられている。例えば、サファイアから筐体などを構成した圧力センサ(真空計)が提案されている。このような圧力センサの一例は、所定の空間を備えた基部と、基部の空間上に配置されたダイヤフラムとから筐体が構成され、基部に配置された固定電極と、ダイヤフラムに固定された可動電極とを備え、固定電極と可動電極との間に形成される静電容量を検出することで圧力を検出する容量式の圧力センサである。このような圧力センサでは、センサチップを構成する基部やダイヤフラムが、サファイアから構成されている(特許文献1参照)。
サファイアは、熱的にきわめて安定であり、酸,アルカリにほとんど溶解せず、耐火物,絶縁体,研磨剤などのような広い用途がある。このような特性の部材を筐体に用いることで、上記圧力センサは、測定対象が腐食性を有している流体であっても、流体を直接ダイヤフラムに受けてこの圧力を測定することが可能となる。
上記圧力センサは、例えば、図2に示すように、圧力センサのチップ310とこのチップ310を載置する、サファイアからなる台座350とを有する。チップ310は、台座350の中央部に形成された凹部351内に載置される。チップ310は、ダイヤフラム302を、台座350より離れる方向(上方)に向けて載置される。台座350の凹部351の底面には、台座350の底部を貫通する電極ピン352の端子352aが設けられている。また、台座350の凹部351の底面には、台座350の凹部351内と外部とを連通する通気口353の一端が開口している。
チップ310は、サファイアからなる基部301と、サファイアからなるダイヤフラム302とから構成されている。基部301の中央部に形成された凹部とダイアフラム302とは、容量室303を構成している。容量室303の内部において、ダイヤフラム302に可動電極304が形成され、基部301の凹部底面に固定電極305が形成されている。可動電極304と固定電極305は、互いに対向して容量を形成している。なお、図示していないが、基部301の裏面すなわち外底面には、可動電極304に接続する電極パッド、および固定電極305に接続する電極パッドが、各々形成されている。これらの電極パッドは、台座350に設けられた、対向する電極ピン352の端子352aとそれぞれ電気的に接続される。
チップ310は、中央部に開口部333を備えたカバープレート330により、サファイアからなる緩衝部材320を介してチップ310の上面の周辺部が押さえられ、台座350の凹部351内に固定されている。緩衝部材320の中央部には、開口部323が形成されている。
カバープレート330は、圧力測定の精度を確保するため、チップ310の温度による変形の状態を同一にしてチップ310に応力が発生しないようにするため、チップ310と同一材料のサファイアから構成されている。カバープレート330は、台座350の上面に接合されている。また、カバープレート330およびチップ310と緩衝部材320との当接箇所は、チップ310上面に接触する測定対象の流体が、台座350の凹部351内のチップ310の周囲に侵入しないように、気密封止されている。
このような、カバープレート330およびチップ310と緩衝部材320との接合では、アルミニウムの水酸化鉱物であるベーマイト[AlO(OH)]や硝酸アルミニウムや、アルミニウムの有機金属化合物など、アルミニウムと酸素とを含む化合物が溶解した溶液を接着剤として用いる。たとえは、カバープレート330の接合面に、上記溶液を接合面に塗布し、これらを加熱焼成して接合面に接着層を形成する。この後、カバープレート330とチップ310とを、各々の接合面で上記接着層を介して当接し、これらの間に所定の圧力を加え、また、加熱することで両者を接合している。
なお、緩衝部材320は、カバープレート330を緩衝部材320に接合する際に、カバープレート330やチップ310に発生する応力を緩和して、非常に薄いダイヤフラム302の変形を防止するために用いられる。したがって、カバープレート330を接合時に、カバープレート330やチップ310に応力が発生しない場合などは、緩衝部材320を用いずに、カバープレート330とチップ310とを互いに接合することができる。
ところで、上述したカバープレートおよびチップと緩衝部材、またはカバープレートとチップとの接合方法では、生産性を向上させるため、接着層を形成したカバープレートと緩衝部材または/およびチップとを積層した積層体を複数個用意し、これらを2つのスペーサ板の間に配置した加圧セルを加圧・加熱している。すなわち、この加圧セルを、ホットプレス装置の加熱炉内で、下部の加圧板の上に固定し、上部の加圧板を下降させて上側のスペーサ板の上面に当接させる。次に、加熱炉内を減圧排気し、2つの加圧板の間に所定(100〜30000Pa)の圧力を加える。次に、ヒータの輻射熱により加圧セルごと複数の積層体を同時に加熱して、各積層体におけるカバープレートとチップとを接合する。所定時間加熱した後は、上部の加圧を上昇させた後で、加熱炉内で徐冷している。
特開2002−111011号公報
しかしながら、上述した接合において、チップに接合したカバープレートに反りが発生するという問題がある。加圧および加熱によりチップとカバープレートとを接合し、加熱炉内で徐冷した後、加熱炉内より取り出すと、カバープレートに反りが発生していた。このように、従来の接合においては、接合した後に部材に反りが発生するという問題があった。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、接合した後における部材の反りの発生を抑制できるようにすることを目的とする。
本発明に係る接合方法は、それぞれ第1部材と第2部材とが積層された複数の積層体を、互いに対向する板状の第1スペーサと第2スペーサとの間に配置して加圧セルとする第1工程と、加圧セルを第1加圧板と第2加圧板と間に配置し、第1加圧板が第1スペーサに接し、第2加圧板が第2スペーサに接した状態とする第2工程と、第1加圧板と第2加圧板との間に第1圧力を加えて、第1部材に第2部材を押しつける第3工程と、第1部材に第2部材を押しつけた状態で、第1部材および第2部材を加熱して第1部材と第2部材とを接合する第4工程と、第4工程の後で、第1加圧板が第1スペーサに接し、第2加圧板が第2スペーサに接した状態を維持して、第1部材および第2部材を冷却する第5工程とを備える。
上記接合方法において、第4工程は、真空中で実施される。
上記接合方法において、第4工程は、不活性ガスの雰囲気で実施される。
上記接合方法において、第5工程では、第1加圧板と第2加圧板との間に第1圧力より低い第2圧力を加えて第1加圧板が第1スペーサに接し、第2加圧板が第2スペーサに接した状態を維持する。第2圧力は、第1圧力の10%を超えない。
上記接合方法において、複数の積層体の各々は、第1部材と第2部材とが積層する方向から第1支持柱と第2支持柱とに挟まれて、第1スペーサと第2スペーサとの間に配置されている。
上記接合方法において、第1部材および第2部材は、サファイアから構成されている。
上記接合方法において、第1工程より前に、複数の積層体の各々において、第1部材および第2部材のいずれか一方にアルミニウムと酸素とを含む化合物が溶解した溶液からなる溶液層を形成する工程と、溶液層を加熱することで、サファイアより不安定でより低いエネルギーレベルに変化しやすいアルミニウムと酸素とからなる中間体相の状態の接着層にする工程と、第1部材と第2部材とを接着層を介して積層して積層体とする工程とを備える。
以上説明したように、本発明によれば、第1スペーサおよび第2スペーサにそれぞれ、第1加圧板および第2加圧板が接した状態を維持して、第1部材および第2部材を冷却するので、接合した後における部材の反りの発生が抑制できるという優れた効果が得られる。
図1Aは、本発明の実施の形態における接合方法を説明するための途中工程の状態を示す加圧セル122の断面図である。 図1Bは、本発明の実施の形態における接合方法を説明するための途中工程の状態を示す加圧セル122の断面図である。 図1Cは、本発明の実施の形態における接合方法を説明するための途中工程の状態を示す加圧セル122の断面図である。 図1Dは、本発明の実施の形態における接合方法を説明するための途中工程の状態を示す加圧セル122の断面図である。 図1Eは、本発明の実施の形態における接合方法を説明するための途中工程の状態を示す加圧セル122の断面図である。 図2は、圧力センサの一部構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る接合方法ついて、図1A〜図1Eを参照して説明する。
実施の形態における接合方法では、第1部材101と第2部材102とを接合する。第1部材101は、例えば、静電容量型の圧力センサチップであり、例えば、基部,ダイヤフラム,緩衝部材などから構成され、これらは、例えば、サファイアから構成されている(特許文献1参照)。第2部材101は、第2部材102は、例えば、円板状のカバープレートである。カバープレートは、例えば、サファイアから構成されている。また、この例では、カバープレートである第2部材102は、第1部材101との積層方向から見たときに、圧力センサチップである第1部材101より広い面積を有している。
また、第1部材101と第2部材102との接合では、ホットプレス装置を用いる。ホットプレス装置は、加熱炉151を備え、加熱炉151の内部に、第1加圧板107および第2加圧板108を備える。加熱炉151は、扉を備え、扉を開けて処理対象物の搬出や搬入を行う。また、加熱炉151は、扉を閉じることで密閉可能とされ、密閉状態において、真空排気装置を用いて真空排気可能とされている。また、密閉状態とされた加熱炉151は、アルゴンガスや窒素ガスなどの不活性ガスの雰囲気とすることもできる。
加熱炉151内の底部に第1加圧板107が固定されている。また、第2加圧板108は、上下方向に可動する。第2加圧板108を上方に移動させて第1加圧板107と離間させた状態で、第1加圧板107の上に処理対象物を載置する。この後、加熱炉151を密閉状態とし、真空排気状態、または不活性ガス雰囲気とし、第2加圧板108を下降し、第1加圧板107と第2加圧板108とで処理対象物を挾み、第2加圧板108により下方に圧力を加えることで処理対象物を加圧する。また、図示しないカーボンヒータからの輻射熱により、処理対象物を加熱可能としている。
実施の形態における接合方法では、まず、図1Aに示すように、第1部材101と第2部材102とが積層された複数の積層体121を、互いに対向する第1スペーサ103と第2スペーサ104との間に配置して固定して加圧セル122とする(第1工程)。なお、第1スペーサ103および第2スペーサ104は、それぞれ板状の部材であり、例えば、円板状のカーボンプレートである。
なお、第1部材101と第2部材102との接合面が、第1スペーサ103,第2スペーサ104の平面に平行となるように、積層体121が配置されている。第1スペーサ103と第2スペーサ104との間に圧力を加えることで、各々の積層体121において、第1部材101と第2部材102との接合面に圧力が加わる状態となる。
また、この例では、複数の積層体121の各々は、第1部材101と第2部材102とが積層する方向から、第1支持柱105と第2支持柱106とに挟まれて、第1スペーサ103と第2スペーサ104との間に配置されている。ここで、第1支持柱105、第2支持柱106は、例えば、カーボンから構成され、円柱形状の部材である。なお、第1支持柱105は、図示しない位置決め治具により第1スペーサ103の所定の箇所に固定される。また、複数の積層体121を第1スペーサ103と第2スペーサ104との間に配置した後、第1スペーサ103と第2スペーサ104とは、図示しない固定治具により互いに固定される。
次に、図1Bに示すように、加圧セル122をホットプレス装置の加熱炉151に搬入し、加熱炉151内で、第1加圧板107と第2加圧板108と間に配置する。例えば、第2加圧板108が第1加圧板107より離間している状態で、第1加圧板107の上に加圧セル122を載置する。装置の初期状態では、第1加圧板107と第2加圧板108との間隔は、加圧セル122の厚さ以上に開いている。
第1加圧板107と第2加圧板108と間に加圧セル122を配置したら、次に、加熱炉151の扉を閉じて加熱炉151を密閉状態とし、第2加圧板108を下降させ、図1Cに示すように、第1加圧板107が第1スペーサ103に接し、第2加圧板108が第2スペーサ104に接する接触状態とする(第2工程)。以下、この状態を「接触状態」ということがある。
次に、第1加圧板107と第2加圧板108との間に第1圧力を加えて、第1部材101に第2部材102を押しつける(第3工程)。第1圧力は、例えば、2000Pa程度とする。
次に、第1部材101に第2部材102を押しつけた状態で、第1部材101および第2部材102を加熱して第1部材101と第2部材102とを接合する(第4工程)。例えば、第1圧力を加える前に、30分で800℃にまで昇温し、次に、第1圧力を加えた後、10分程度で1000℃まで昇温し、この状態を30分程度維持する。なお、昇温途中に、第1加圧板107と第2加圧板108との間に第1圧力を加えることもできる。また、この工程は、前述したように真空排気状態、または不活性ガス雰囲気で実施することができる。
なお、上述した接合において、複数の積層体121の各々において、第1部材101と第2部材102と間に、接着層を形成してから加圧セル122を構成することもできる。接着層は、アルミニウムと酸素とを含む化合物が溶解した溶液からなる溶液層を加熱することで形成したものを用いることができる。上記溶液には、ホウ酸化合物を含ませることができる。この接着層は、サファイアより不安定でより低いエネルギーレベルに変化しやすいアルミニウムと酸素とからなる中間体相から構成されたものとなる。
上述した加熱処理は、加熱炉151の内部を真空排気状態や不活性ガス雰囲気とする前に実施してもよいが、真空排気状態や不活性ガス雰囲気とした後に実施してもよい。
次に、第4工程の後で、図1Dに示すように接触状態を維持した状態で、第1部材101および第2部材102を徐々に冷却、例えば、60分で室温にまで徐冷する(第5工程)。この工程で重要な点は、第1加圧板107に第1スペーサ103が接し、第2加圧板108に第2スペーサ104が接する接触状態が維持されていることである。
前述したように、センサチップにカバープレートを接合した後で反りが発生するという問題があった。発明者の鋭意の検討の結果、上述した問題が、ホットプレス装置を用いて熱間プレスを実施した後、上側の加圧板(第2加圧板108)を加圧セルより離間させて徐冷しているところに原因があるという知見が得られた。この状態では、熱容量の大きな加圧板に、加圧セルの下面が接し、一方で、加圧セルの上面は、開放状態となる。この場合、徐冷において、加圧板に接している加圧セルの下面側は、温度が下がり憎く(冷却速度が遅い)、加圧セルの上面側は、温度が下がりやすい(冷却速度が速い)。この結果、冷却時に、積層体の下側と上側とで、温度差が生じることになる。
サファイアなどの部材は、加熱した後の冷却において収縮することは一般的であり、冷却速度が速いほど収縮量が小さく、冷却速度が遅いほど収縮が大きくなることが知られている。
積層体としている第1部材と第2部材を接合した場合、接合体の上下で温度差が生じたまま徐冷すると、下側の第1部材と、上側の第2部材とで、各々の収縮量が異なるものとなり、下側は収縮が大きく、上側は収縮が小さくなる。この結果、接合後に反りが発生してしまう。特に、複数の加圧セルを重ねて接合処理をする場合、上段側の加圧セルにおける積層体は影響が顕著に出てしまう。
上述した温度差が生じる状態に対し、本発明では、上側の第2加圧板も上側の第2スペーサに接する状態で徐冷するようにした。このようにすることで、徐冷時に、積層体の下側と上側とで温度差が生じないようになる。これは、実験によって確認されている。例えば、反り量が1.5μm程度発生していた状態が、0.4μm以下にまで抑制できるようになった。
なお、上述した第5工程では、第1圧力が加わっている状態を維持している必要は無い。例えば、第5工程では、第1加圧板107と第2加圧板108との間に第1圧力より低い第2圧力を加えて接触状態を維持してもよい。第2圧力は、例えば、第1圧力の10%を超えない程度とすることができる。第2圧力は、第1圧力と同一にすることもできる。
上述したように、実施の形態によれば、第1加圧板107に第1スペーサ103が接し、第2加圧板108に第2スペーサ104が接する接触状態を維持して徐冷するので、接合した後における第1部材101、第2部材102の反り発生が抑制できるようになる。なお、上述では、1つの加圧セル122を用いた場合を例に説明したが、これに限るものではなく、例えば、複数の加圧セルを重ねて2つの加圧板の間に配置して上述同様の処理をしてもよい。この場合、下端の加圧セルの下側の第1スペーサに下側の第1加圧板が接し、上端の加圧セルの上側の第2スペーサに上側の第2加圧板が接する状態で、徐冷を実施する。
ところで、第1スペーサと第2スペーサーとの間に、これらと互いに対向する板状の第3スペーサを設け、第1スペーサと第3スペーサとの間、および第2スペーサーと第3スペーサとの間の各々に複数の積層体を配置して加圧セルとすることができる。この場合においても、複数の積層体の各々は、第1部材と第2部材とが積層する方向から、第1支持柱と第2支持柱とに挟まれて、第1スペーサと第3スペーサとの間、および第3スペーサと第2スペーサとの間の各々に配置する。
以上に説明したように、本発明によれば、第1加圧板に第1スペーサが接し、第2加圧板に第2スペーサが接する接触状態を維持して、第1部材および第2部材を冷却するので、接合した後における部材の反りの発生が抑制できるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
101…第1部材、102…第2部材、103…第1スペーサ、104…第2スペーサ、105…第1支持柱、106…第2支持柱、107…第1加圧板、108…第2加圧板、121…積層体、122…加圧セル、151…加熱炉。

Claims (8)

  1. それぞれ第1部材と第2部材とが積層された複数の積層体を、互いに対向する板状の第1スペーサと第2スペーサとの間に配置して加圧セルとする第1工程と、
    前記加圧セルを第1加圧板と第2加圧板と間に配置し、前記第1加圧板が前記第1スペーサに接し、前記第2加圧板が前記第2スペーサに接した状態とする第2工程と、
    前記第1加圧板と前記第2加圧板との間に第1圧力を加えて、前記第1部材に前記第2部材を押しつける第3工程と、
    前記第1部材に前記第2部材を押しつけた状態で、前記第1部材および前記第2部材を加熱して前記第1部材と前記第2部材とを接合する第4工程と、
    前記第4工程の後で、前記第1加圧板が前記第1スペーサに接し、前記第2加圧板が前記第2スペーサに接した状態を維持して、前記第1部材および前記第2部材を冷却する第5工程と
    を備えることを特徴とする接合方法。
  2. 請求項1記載の接合方法において、
    前記第4工程は、真空中で実施されることを特徴とする接合方法。
  3. 請求項1記載の接合方法において、
    前記第4工程は、不活性ガスの雰囲気で実施されることを特徴とする接合方法。
  4. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の接合方法において、
    前記第5工程では、前記第1加圧板と前記第2加圧板との間に前記第1圧力より低い第2圧力を加えて前記第1加圧板が前記第1スペーサに接し、前記第2加圧板が前記第2スペーサに接した状態を維持する
    ことを特徴とする接合方法。
  5. 請求項4記載の接合方法において、
    前記第2圧力は、前記第1圧力の10%を超えないことを特徴とする接合方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の接合方法において、
    前記複数の積層体の各々は、前記第1部材と前記第2部材とが積層する方向から第1支持柱と第2支持柱とに挟まれて、前記第1スペーサと前記第2スペーサとの間に配置されていることを特徴とする接合方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の接合方法において、
    前記第1部材および前記第2部材は、サファイアから構成されていることを特徴とする接合方法。
  8. 請求項7記載の接合方法において、
    前記第1工程より前に、
    前記複数の積層体の各々において、前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方にアルミニウムと酸素とを含む化合物が溶解した溶液からなる溶液層を形成する工程と、
    前記溶液層を加熱することで、サファイアより不安定でより低いエネルギーレベルに変化しやすいアルミニウムと酸素とからなる中間体相の状態の接着層にする工程と、
    前記第1部材と前記第2部材とを前記接着層を介して積層して積層体とする工程と
    を備えることを特徴とする接合方法。
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