JP2020066240A - ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリのSOCが高い場合にも、待機運転を実施可能なハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置を提供する。【解決手段】車両を走行させるための走行モータと、走行モータに電力を供給するバッテリ3と、バッテリ3及び走行モータに電力を供給可能な発電用のエンジン1と、エンジン1から排出される排気及び電動モータ43の少なくとも一方を利用してエンジン1が吸入する空気を過給する過給機4とを備えるハイブリッド車両の制御方法が提供される。このハイブリッド車両の制御方法では、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合にエンジン1を待機運転させるときは、バッテリ3の電力を電動モータ43に供給して電動モータ43の動力に基づいて過給機4を駆動させる。【選択図】図1
Description
本発明は、ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置に関する。
エンジンを発電用に用いるいわゆるシリーズハイブリッド車両において、バッテリが満充電状態にある場合、モータの回生電力やエンジンの発電電力によるバッテリの過充電を防止するために廃電を行う必要がある。
特許文献1には、バッテリが満充電状態にあるときに廃電を行うため、走行用モータで発生する回生電力をジェネレータに供給することで、該ジェネレータによりエンジンをモータリングするハイブリッド自動車の制御装置が開示されている。この制御装置では、エンジンをモータリング運転させることでモータの回生電力をジェネレータで消費し、回生電力を消費した後は、エンジンを再始動させている。これを繰り返すことで、バッテリが過充電になるのを防いでいる。
ところで、シリーズハイブリッド車両において、バッテリの電力のみでは負荷(例えば走行用モータ)の駆動力要求を満たせない場合、バッテリの電力に加え、エンジンによる発電電力を直接負荷に供給する。例えば中高速から加速する場合などには、すぐにバッテリの電力及びエンジンによる発電電力の併用が必要となるため、運転者からの加速要求を受けてからエンジンを起動していると、加速要求に対するレスポンスが遅れてしまう。従って、バッテリの電力及びエンジンによる発電電力の併用が予測される場合には、エンジンによる発電電力をすぐに負荷に供給できるように、予めエンジンを始動してエンジンを待機運転しておく必要がある。
しかしバッテリのSOCが高いまたは満充電状態の場合、エンジンを待機運転させておくと、エンジンによる発電電力により、バッテリの過充電を招く恐れがある。
一方、特許文献1のようにエンジンのモータリングにより廃電を行う場合、エンジンを停止するため、待機運転を実施することができない。
本発明の目的は、バッテリのSOCが高い場合にも、待機運転を実施可能なハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、車両を走行させるための走行モータと、走行モータに電力を供給するバッテリと、バッテリ及び走行モータに電力を供給可能な発電用のエンジンと、エンジンから排出される排気及び電動モータの少なくとも一方を利用してエンジンが吸入する空気を過給する電動過給機とを備えるハイブリッド車両の制御方法が提供される。このハイブリッド車両の制御方法では、バッテリのSOCが所定の値より大きい場合にエンジンを待機運転させるときは、バッテリの電力を電動モータに供給して当該電動モータの動力に基づいて過給機を駆動させる。
本発明によれば、バッテリのSOCが所定の値より大きい場合にエンジンを待機運転させるときは、バッテリの電力を過給機駆動用の電動モータで消費させるため、エンジンの待機運転を実施している状態であってもバッテリの過充電を回避することができる。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るハイブリッド車両の制御方法及び制御装置100について説明する。
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るハイブリッド車両の制御方法及び制御装置100について説明する。
ハイブリッド車両の制御装置100は、エンジン1と、発電モータ2と、走行モータ(図示しない)と、走行モータ(負荷)に電力を供給するバッテリ3と、エンジン1に空気を供給する過給機4と、エンジン1の運転を制御する制御部5とを備える。また、ハイブリッド車両の制御装置100には、エンジン1に吸気を送る吸気通路11と、エンジン1からの排気が通る排気通路12とが設けられている。
このハイブリッド車両の制御装置100が搭載されるハイブリッド車両は、エンジン1を発電のみに使用し、走行モータを車輪の駆動と回生に使用するシリーズ方式のハイブリッド車両である。
エンジン1は、ガソリンを燃料とする内燃エンジンであり、複数の気筒13を有する。
過給機4は、吸気通路11に設けられるコンプレッサ41と、排気通路12に設けられるタービン42と、電動モータ43とを備える。コンプレッサ41とタービン42とは駆動軸を介して同軸に設けられ、タービン42が回転するとコンプレッサ41も回転し、エンジン1に供給される吸気が過給される。また、コンプレッサ41は、電動モータ43の動力によっても回転可能に設けられている。即ち過給機4は、電動モータ43の動力によって駆動軸を駆動し、エンジン1に供給される吸気を過給することもできる。
吸気通路11には、上流から順に、過給機4のコンプレッサ41と、インタークーラ14と、スロットルバルブ15とが配置され、この吸気通路11を介して吸気がエンジン1に供給される。
過給機4のコンプレッサ41は、吸気通路11に吸入された空気を圧縮する。コンプレッサ41の下流側に配置されるインタークーラ14は、コンプレッサ41により圧縮された吸入空気を冷却する。インタークーラ14は水冷式であり、水の流量を制御することにより冷却の強弱を制御することができる。
スロットルバルブ15はインタークーラ14の下流側に配置され、制御部5により駆動制御される。スロットルバルブ15は、エンジン1に供給される吸入空気の流量を調整する。
吸気通路11に吸入された空気は、過給機4のコンプレッサ41により圧縮され、インタークーラ14により冷却された後、吸気マニホールド部111を介してエンジン1に供給される。なお、本実施形態では、インタークーラ14の下流側にスロットルバルブ15を配置しているが、スロットルバルブ15をインタークーラ14の上流側、即ち過給機4のコンプレッサ41とインタークーラ14との間に配置してもよい。
エンジン1には、複数の気筒13が形成されている。各気筒13には燃料噴射装置(図示しない)が設けられており、燃料噴射装置を所定のタイミングで制御することにより、燃料がエンジン1の気筒内に噴射され、気筒内にて燃料と空気との混合気が形成される。また、気筒13には点火プラグ(図示しない)が設けられており、この点火プラグを用いて混合気が燃焼される。
また、エンジン1は、減速機20を介して、発電モータ2に機械的に連結される。エンジン1の駆動力は発電モータ2に伝達され、発電モータ2はエンジン1の駆動力によって回転して発電する。発電モータ2は、バッテリ3に対して電気的に接続され、発電モータ2の発電電力はバッテリ3に充電される。また、発電モータ2は、走行モータに対しても電気的に接続され、高負荷時のように大きな駆動力が要求され、バッテリ3の電力のみでは駆動力要求を満たせない場合には、走行モータに直接、駆動用の電力を供給する。
排気通路12には、排気流れの上流側から順に、過給機4のタービン42と、排気を浄化する触媒30とが配置されている。また、排気通路12には、タービン42を迂回するように上流側と下流側を接続するバイパス通路121が設けられている。
過給機4のタービン42は、エンジン1の排気エネルギーにより回転駆動される。タービン42が回転すると、同軸に設けられたコンプレッサ41も回転し、エンジン1の気筒13へと空気が過給される。
また、タービン42の入口側開口部、即ちスクロール入口には、過給機4の容量を調整する可変ノズル44が備えられている。可変ノズル44は、タービン42の排気流入口に設置されるノズルベーンを備え、ノズルベーンの開度(以下、「ノズル開度」という)が可変に構成されている。ノズルベーンのノズル開度は制御部5により制御され、ノズル開度を変化させることでタービン42に供給される排気の流速を調節し、タービン42が生じさせる動力を変化させることができる。ノズルベーンのノズル開度を小さくすると、排気の流速が増して、タービン42の回転速度が上昇する。タービン42の回転速度が上昇すると、タービン42と同軸のコンプレッサ41の回転速度も上昇し、吸気通路11内の過給圧が上昇する。一方、ノズルベーンのノズル開度を大きくすると、排気の流速が減少し、タービン42の回転速度が下降する。タービン42の回転速度が下降すると、タービン42と同軸のコンプレッサ41の回転速度も下降し、吸気通路11内の過給圧が低下する。
なお、上記したとおり、過給機4は電動モータ43を備え、電動モータ43の回転駆動によってもエンジン1に空気を過給することができる。即ち過給機4は、エンジン1から排出される排気及び電動モータ43の一方または両方を利用して、エンジン1が吸入する空気を過給することができる。
バイパス通路121は、タービン42を迂回するように上流側と下流側を接続し、ウエストゲートバルブ16によって開閉可能に構成されている。ウエストゲートバルブ16は、制御部5により制御され、過給圧が高くなりすぎた場合などには、ウエストゲートバルブ16が開かれることで排気の一部がタービン42を迂回して流れ、過給圧を低下させることができる。
触媒30(例えば三元触媒)はタービン42の下流側の排気通路12に配置され、エンジン1の作動中に排出される排気を浄化処理する。触媒30は、排気中のNOx、CO、HC等を酸化、還元することにより無害な窒素、水、二酸化炭素等へと浄化する。また、触媒30は、排気の熱により暖機され、特に所定の活性温度以上の温度になると高効率で排ガスを浄化可能となる。
エンジン1からの排気は、排気マニホールド部112を介してタービン42を回転させ、又はタービン42を迂回して、触媒30により浄化された後、排出される。
バッテリ3は、エンジン1に接続される発電モータ2及び走行モータと電気的に接続し、走行モータの回生電力及び発電モータ2による発電電力を充電するとともに、充電された電力を走行モータに供給する。走行モータはバッテリ3から供給される電力により駆動し、当該走行モータの動力によりハイブリッド車両は走行する。また、例えば高負荷時のように大きな駆動力が要求され、バッテリ3からの電力のみでは駆動力要求を満たせない場合には、バッテリ3からの電力に加え、エンジン1に接続される発電モータ2からの電力(エンジン1の発電電力)も走行モータに供給される。即ち、中、低負荷時のように大きな駆動力が要求されない場合には、走行モータにはバッテリ3からのみ電力が供給され、エンジン1の発電電力はすべてバッテリ3に充電される。一方、高負荷時のように大きな駆動力が要求される場合には、バッテリ3の電力及びエンジン1の発電電力が走行モータに供給され、併用される。
また、バッテリ3は過給機4の電動モータ43とも電気的に接続され、バッテリ3からの電力が電動モータ43に供給されると、電動モータ43は回転駆動する。電動モータ43が回転駆動すると、電動モータ43の動力によりコンプレッサ41が回転し、エンジン1の気筒13へと空気が過給される。
なお、バッテリ3はSOC(充電率)の情報信号を制御部5に送信する。バッテリ3のSOC(充電率)に基づく車両制御については後述する。
制御部5は、マイクロコンピュータ、マイクロプロセッサ、CPUを含む汎用の電子回路と周辺機器から構成され、特定のプログラムを実行することによりハイブリッド車両の制御装置100の制御のための処理を実行する。制御部5は、ハイブリッド車両の走行状態(車両の走行速度、SOCの状態などを含む)に基づいてハイブリッド車両全体の制御を行う。例えば制御部5は、以下で説明するバッテリ3のSOC(充電率)に基づく車両制御を実行する。
次に、図2を参照して、バッテリ3のSOC(充電率)に基づく車両制御について説明する。
図2は、本実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置100のバッテリ3のSOCに基づく車両制御を説明するフローチャートである。なお、以下の制御は一定時間ごとに、いずれも制御部5により実行される。
ステップS101において、制御部5はバッテリ3から送信されたSOCの情報を受信する。
ステップS102において、制御部5は、バッテリ3のSOCが所定の値(閾値)以上であるか否かを判定する。SOCの閾値は、バッテリ3が過充電にならないか否かで決定され、バッテリ3をこれ以上充電すると過充電になる場合には閾値以上であると判定される。具体的には、例えば、エンジン1を最良燃費点で運転した場合の発電電力と走行モータの回生電力との合計値が、バッテリ3の上限充電電力よりも大きくなった場合に閾値以上であると判定する。バッテリ3のSOCが閾値以上であると判定されると、制御部5は、ステップS104の処理を実行する。
一方、ステップS102において、バッテリ3のSOCが閾値よりも小さいと判定されると、制御部5はステップS103の処理を実行する。
ステップS103では、ハイブリッド車両が通常運転を行うように制御し、バッテリ3のSOC(充電率)に基づく制御を終了する。ここでいう通常運転とは、走行モータはバッテリ3からの電力のみにより駆動し、エンジン1による発電電力はすべてバッテリ3に充電される運転状態のことである。この時、エンジン1は最良燃費点で運転されるように、吸気・排気バルブタイミング、燃料噴射量、点火時期などが調整される。
ステップS104では、制御部5は、エンジン1の待機運転が必要か否かを判定する。待機運転とは、運転者からの駆動力要求が急に増加した場合に、すぐにエンジン1に接続される発電モータ2から走行モータに電力を供給できるように、予めエンジン1を運転しておくことをいう。待機運転が必要か否かは、例えば車両の走行速度が低速であるか、又は中高速であるかなどによって判定される。
なお、ここでいう低速とは、運転者からの加速要求があった場合にも、バッテリ3の電力とエンジン1の発電電力の併用が必要となる駆動力に至るまでにある程度の時間があるような速度のことである。バッテリ3の電力とエンジン1の発電電力の併用が必要になるまでにある程度の時間があるため、加速要求を受けてからエンジン1を起動しても、遅滞なく運転者からの加速要求を満たすことができる。即ち、ここでの低速とは、加速要求を受けてからエンジン1を起動しても、遅滞なく運転者からの加速要求を満たすことができる速度である。従って、低速においては予めエンジン1を運転しておく必要はなく、待機運転は不要と判定される。
一方、ここでいう中高速とは、運転者からの加速要求があった場合に、バッテリ3の電力とエンジン1の発電電力の併用がすぐに必要となるような速度のことである。バッテリ3の電力とエンジン1の発電電力の併用がすぐに必要となるため、加速要求を受けてからエンジン1を起動していると、運転者からの加速要求に対するレスポンスが遅れてしまう。従って、中高速においては、運転者からの加速要求を遅滞なく満たせるようにするために、すぐに発電モータ2から走行モータに電力を供給できるようにエンジン1を予め運転しておく必要がある。即ち、中高速においては、待機運転が必要であると判定される。
ステップS104において、待機運転は不要と判定されると、制御部5はステップS105の処理を行う。
ステップS105では、制御部5はエンジン1を停止し、バッテリ3からの電力のみで走行モータを駆動する。図2〜図4では、この駆動状態をBT(バッテリ)運転と記載している。バッテリ3の電力が消費され、バッテリ3のSOCが閾値を十分下回り、充電開始可能なレベルになると、ハイブリッド車両は通常運転を行うように制御され、制御部5はバッテリ3のSOC(充電率)に基づく制御を終了する。なお、運転者からの加速要求があった場合はエンジン1を起動し、必要な場合は適宜バッテリ3の電力とエンジン1の発電電力を併用する。
一方、ステップS104において、待機運転が必要であると判定されると、制御部5はステップS106の処理を実行する。
ステップS106では、制御部5はエンジン1を起動またはエンジン1の運転状態を継続し、エンジン1を待機運転させる。
ところで、SOCが高い状態でエンジン1を待機運転させると、バッテリ3がエンジン1の発電電力によって過充電となってしまう恐れがある。そこで本実施形態では以下のステップS107の処理を実行する。
ステップS107では、制御部5はバッテリ3の電力を過給機4の電動モータ43に供給し、過給機4を駆動させる。これによりエンジン1に空気が過給され、過給圧が上昇する。このように、バッテリ3の電力を過給機4により消費することで、エンジン1の発電電力によってバッテリ3が過充電になることを回避できる。また、排気エネルギーを利用せずに電動モータ43により過給圧を上昇させるため、大きな排気エネルギーを利用して過給機4を駆動する場合に比べ、排気通路12内の排圧と吸気通路11内の過給圧との差が小さくなり、エンジン1のポンプロスが低減される。これにより、エンジン1の燃費を悪化させずに、エンジン1の発電電力によるバッテリ3の過充電を回避できる。
なお、過給機4による過給により、エンジン1の気筒13内の空気量が増加するが、吸気タイミング、燃料噴射量、点火時期などを調整することで、制御部5はエンジン1をできるだけ効率の良い運転点で運転させるように制御する。
続いてステップS108では、制御部5はウエストゲートバルブ16の開度を全開にする。これにより、エンジン1から排出される排気の一部がバイパス通路121を通過し、タービン42を迂回するようになり、タービン42を回転させる排気の量が減少する。従って、過給するためにはコンプレッサ41を電動モータ43により駆動することが必要になるため、バッテリ3の電力消費がより増加する。
続いてステップS109では、制御部5は可変ノズル44の開度(ノズルベーンの開度)を全開にする。これにより、タービン42を通る排気の流速が減少し、排気によるタービン42の回転数が下降する。従って、過給するためにはコンプレッサ41を電動モータ43により駆動することが必要になるため、バッテリ3の電力消費がより増加する。
なお、ステップS106〜S109までの処理は、同時に行われる。また、ステップS108及びS109の処理は、いずれか一つのみを行ってもよいし、どちらも行わなくてもよい。また、ステップS108及びS109の処理は、ステップS107より前に行ってもよい。
続いてステップS110において、バッテリ3のSOCが閾値を十分下回り、充電開始可能な値まで低下すると、制御部5は過給機4の運転を停止し、バッテリ3から電動モータ43への電力供給が終了する。電動モータ43への電力供給が終了すると、制御部5は、ハイブリッド車両を通常運転に切り替え、バッテリ3のSOC(充電率)に基づく車両制御を終了する。
なお、ステップS106〜S110において、運転者からの加速要求があり、バッテリ3からの電力のみでは駆動力が不足する場合には、制御部5は適宜電動モータ43への電力供給を停止し、バッテリ3の電力及びエンジン1の発電電力を走行モータに供給する。
上記した第1実施形態のハイブリッド車両の制御装置100によれば、以下の効果を得ることができる。
ハイブリッド車両の制御装置100は、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合にエンジン1を待機運転させるときは、バッテリ3の電力を電動モータ43に供給して電動モータ43の動力に基づいて過給機4を駆動させる。このように、バッテリ3の電力を過給機4の電動モータ43で消費させるため、エンジン1の待機運転を実施している状態であってもバッテリ3の過充電を回避することができる。
また、ハイブリッド車両の制御装置100は、バッテリ3の電力を過給機4の電動モータ43に消費させるため、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合にもエンジン1をできるだけ効率の良い運転点で運転させることができる。バッテリのSOCが所定の値より大きくなった場合に、バッテリの過充電を回避するために効率の悪い運転点に移動してエンジンの発電電力を抑制すると、エンジンの燃費が悪化してしまう。一方、本実施形態によるハイブリッド車両の制御装置100では、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合にエンジン1を待機運転させるときであっても、エンジン1をできるだけ効率の良い運転点で運転させ、バッテリ3の電力を過給機4で消費させる。これにより、バッテリのSOCが所定の値よりも大きい場合にも、燃費の悪化を抑制しつつ待機運転を実施することができる。
また、特許文献1のようにバッテリのSOCが所定の値より大きくなった場合に、エンジンを停止して発電モータによりエンジンをモータリングさせて廃電を行うと、エンジンに吸い込まれた空気がそのまま触媒に供給されることになる。このため、触媒が冷却され、触媒の浄化効率が悪化する。また、空気が直接触媒に供給されると、触媒に酸素が蓄積されてしまい、触媒の浄化効率がさらに悪化してしまう可能性もある。即ち、エンジンを停止し、エンジンをモータリングさせて廃電を行うと、エンジン再始動時の排気性能が悪化してしまう。一方、本実施形態によるハイブリッド車両の制御装置100では、バッテリ3のSOCが所定の値より大きくなった場合には、バッテリ3の電力を過給機4で消費させる。これにより、バッテリ3のSOCが所定の値よりも大きい場合にエンジン1の運転を停止しなくても、バッテリ3が過充電になることが回避される。このように、バッテリ3のSOCが所定の値よりも大きくなった場合にもエンジン1を運転しておくことができるため、触媒の冷却及び触媒への酸素の蓄積を抑制することができる。従って、バッテリ3のSOCが所定の値よりも大きくなった場合にも排気性能の悪化を抑制しつつ待機運転を実施すること(エンジン1を運転しておくこと)ができる。
また、特許文献1のようにエンジンの停止と再始動を繰り返すと、再始動時には燃料の消費が大きいため、燃費が悪化してしまう。一方、本実施形態によるハイブリッド車両の制御装置100では、バッテリ3のSOCが所定の値より大きくなった場合にも、エンジン1を停止させずに運転しておくことができる。これにより、エンジン1を再始動することによる燃費の悪化を回避できる。従って、バッテリ3のSOCが所定の値より大きくなった場合にも、燃費の悪化を抑制しつつ待機運転を実施することができる。
また、エンジンのモータリングにより廃電を行うと、上記の通り触媒に酸素が蓄積されるが、この酸素を還元させようとすると、還元性ガス(HCなど)が必要となる。還元性ガスを触媒に供給するためには、エンジン再始動時に還元性ガスを含んだ大量の燃料を噴射すること(HCスパイク)が必要になる。このような再始動時のHCスパイクは、エンジンの燃費を大きく悪化させる。一方、本実施形態によるハイブリッド車両の制御装置100では、バッテリ3のSOCが所定の値よりも大きくなった場合にもエンジン1を運転しておくことができるため、エンジン1の再始動時のHCスパイクによる燃費の悪化を回避できる。従って、バッテリ3のSOCが所定の値よりも大きくなった場合にも燃費の悪化を抑制しつつ待機運転を実施することができる。
また、ハイブリッド車両の制御装置100は、バッテリ3の電力を電動モータ43に供給して電動モータ43の動力に基づいて過給機4を駆動させる。即ち排気エネルギーを利用せずに電動モータ43により過給圧を上昇させる。このため、排圧と過給圧との差が小さくなる。これにより、エンジン1のポンプロスが低減され、エンジン1の燃費の悪化を抑制できる。このように、バッテリ3の電力を過給機4の電動モータ43に消費させているため、バッテリ3のSOCが所定の値よりも大きい場合にも待機運転を実施しつつバッテリ3の過充電を回避でき、かつエンジン1の燃費の悪化を抑制することができる。
また、排気エネルギーを利用せずに電動モータ43によりコンプレッサ41を駆動するため、バッテリ3の電力消費がより増加する。これにより、より確実にバッテリ3の過充電を回避することができる。
また、ハイブリッド車両の制御装置100は、タービン42を迂回するように上流側と下流側を接続するバイパス通路121を備える。そして、エンジン1の待機運転時にバッテリ3のSOCが所定の値より大きくなった場合、過給機4の過給時にバイパス通路121を開閉するウエストゲートバルブ16を全開にする。これにより、タービン42を迂回する排気が増加するため、タービン42を回転させる排気の量が減少する。従って、過給するためにはコンプレッサ41を電動モータ43により駆動することが必要になる。このため、電動モータ43により消費されるバッテリ3の電力消費がより増加し、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合にエンジン1を待機運転させるときであっても、より確実にバッテリ3の過充電が回避される。
また、ハイブリッド車両の制御装置100は、過給機4が、排気通路12に配置されたタービン42に流入する排気の流れを絞る可変ノズル44を備える。そして、過給機4の過給時には可変ノズル44の開度を全開にして、タービン42に流入する排気量を低減させる。これにより、排気によるタービン42の回転数が下降するため、過給するためにはコンプレッサ41を電動モータ43により駆動することが必要になる。従って、電動モータ43により消費されるバッテリ3の電力消費がより増加し、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合にエンジン1を待機運転させるときであっても、より確実にバッテリ3の過充電が回避される。
(第2実施形態)
図3を参照して、第2実施形態に係るハイブリッド車両の制御方法及び制御装置100を説明する。なお、第1実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3を参照して、第2実施形態に係るハイブリッド車両の制御方法及び制御装置100を説明する。なお、第1実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3は、第2実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置100のバッテリ3のSOCに基づく車両制御を説明するフローチャートである。第2実施形態においては、エンジン1に空気が入りにくいバルブタイミングに調整する点が第1実施形態と異なる。なお、以下の制御は一定時間ごとに、いずれも制御部5により実行される。
ステップS101〜S106における処理は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップS106で待機運転が開始されると、ステップS111において、制御部5は、エンジン1のバルブタイミングを、空気が入りにくいバルブタイミングに調整する。ここでいう空気が入りにくいバルブタイミングとは、気筒13内に存在する空気量が通常運転時よりも少ない状態になるようなバルブタイミングのことである。例えば、通常運転時には、エンジン1への吸気を最大にする場合、下死点において吸気バルブが閉弁されるが、ステップS110では吸気バルブの閉弁タイミング(IVC)を下死点よりも早くまたは遅くする。吸気バルブの閉弁タイミングを下死点よりも早くすることで気筒13内に入る空気量は少なくなり、また吸気バルブの閉弁タイミングを下死点よりも遅くすることで気筒13から出ていく空気量が多くなる。これにより、気筒13内に存在する空気量が少なくなり、エンジン1に吸気が供給されにくくなる。エンジン1に供給される燃料の量は、所望の空燃比により決定されるため、空気が入りにくいバルブタイミングに調整することで、エンジン1に噴射する燃料は減少する。エンジン1に供給される燃料が減少することで、エンジン1の出力が抑制される。
続いてステップS112では、制御部5はバッテリ3の電力を過給機4の電動モータ43に供給し、過給機4を駆動させる。これによりエンジン1に空気が過給され、過給圧が上昇する。このとき、ステップS111において、エンジン1のバルブタイミングは、空気が入りにくいバルブタイミングに調整されているため、エンジン1の気筒13内の空気量は少ない。従って、ステップS112では、空気が入りにくいバルブタイミングに調整していない場合に比べ、過給機4により、より過給することができる。これにより過給圧はより上昇し、排圧に比べ吸気圧が高くなり、気筒13内の残ガスを排出しやすくなる。即ち、過給機4の過給による掃気効果によって、気筒13内の残ガスが低減する。従って、エンジン1の燃焼安定性を確保でき、点火時期をリタードすることが可能となり、排気温度を高めることができる。
なお、バルブタイミングを調整して、過給により増加したエンジン1の吸気量分だけ気筒13内の空気量を通常運転時より減少させることで、エンジン1に供給される空気量を通常運転時と同一にしてもよい。これにより、気筒13内の空気量と燃料噴射量を通常運転時と同様にすることができる。この場合、エンジン1は最良燃費点で運転されるように、吸気タイミング、燃料噴射量、点火時期などを調整される。
ステップS108〜S110における処理は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上記した第2実施形態のハイブリッド車両の制御装置100によれば、さらに以下の効果を得ることができる。
ハイブリッド車両の制御装置100は、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合にエンジン1を待機運転させるときは、エンジン1のバルブタイミングを空気が入りにくいバルブタイミングにするとともに、過給機4の過給圧を上昇させる。エンジン1のバルブタイミングを空気が入りにくいバルブタイミングにするため、エンジン1に噴射する燃料が減少し、エンジン1の出力が抑制される。これにより、エンジン1の発電電力が抑制されるため、バッテリ3のSOCが所定の値よりも大きくなった場合にも、エンジン1を運転しつつバッテリ3の過充電をより確実に回避することができる。従って、バッテリ3のSOCが所定の値よりも大きくなった場合にも、待機運転を実施することができる。
また、空気が入りにくいバルブタイミングにするため、エンジン1の気筒13内の空気量が少なくなる。従って、空気が入りにくいバルブタイミングに調整していない場合に比べ、過給機4により、より過給することができる。これにより、過給機4によってより多くの電力を消費させることができ、バッテリ3の過充電をより確実に回避できる。
また、過給機4により、より過給することによって、過給圧がより上昇し、排圧に比べ吸気圧が高くなり、気筒13内の残ガスを排出しやすくなる。即ち、過給機4の過給による掃気効果によって、気筒13内の残ガスが低減する。従って、エンジン1の燃焼安定性を確保でき、点火時期をリタードすることが可能となり、排気温度を高めることができる。これにより、触媒温度を高く保ち触媒30の浄化効率を高めることや、水温の上昇を早期化してヒータの暖房性能を向上させることができる。
また、バルブタイミングを調整して、過給により増加したエンジン1の吸気量分だけ気筒13内の空気量を減少させることで、エンジン1に供給される空気量を通常運転時と同一にすることができる。この場合、エンジン1を最良燃費点で運転するように、吸気タイミング、燃料噴射量、点火時期などを調整することで、通常運転時と同様に待機運転時にもエンジン1を最良燃費点で運転することができる。即ち、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合に待機運転を実施するときであっても、エンジン1を最良燃費点で運転することができる。
(第2実施形態の変形例)
図4を参照して、第2実施形態の変形例に係るハイブリッド車両の制御装置100を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4を参照して、第2実施形態の変形例に係るハイブリッド車両の制御装置100を説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4は、第2実施形態の変形例におけるハイブリッド車両の制御装置100のバッテリ3のSOCに基づく車両制御を説明するフローチャートである。第2実施形態の変形例においては、可変ノズル44の開度が第2実施形態と異なる。なお、以下の制御は一定時間ごとに、いずれも制御部5により実行される。
ステップS101〜S106、ステップS111〜S112及びステップS108における処理は第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップS113において、制御部5は可変ノズル44の開度を過給効率の良い中間開度に調整する。ここでの過給効率の良い中間開度とは、排気エネルギーによるタービン42の回転効率が良くなるような開度のことである。可変ノズル44を過給効率が良い中間開度にすることで、必要な過給圧に対し要求される排圧が減少し、排圧と過給圧の差が小さくなる。これにより、エンジン1のポンプロスがより低減される。従って、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合でも、エンジン1の待機運転を実施しつつエンジン1の燃費を向上させることができる。
なお、過給圧が必要以上に上昇し、エンジン1の気筒13内に空気が入りすぎる場合には、バルブタイミングを調整して気筒13内の空気量を調整する。
ステップS110における処理は第1及び第2実施形態と同様である。
上記した第3実施形態のハイブリッド車両の制御装置100によれば、さらに以下の効果を得ることができる。
ハイブリッド車両の制御装置100は、過給機4の過給時には可変ノズル44の開度を過給効率の良い中間開度にする。これにより、必要な過給圧に対し要求される排圧が減少し、排圧と過給圧の差が小さくなり、エンジン1のポンプロスがより低減される。従って、バッテリ3のSOCが所定の値より大きい場合でも、エンジン1の待機運転を実施しつつエンジン1の燃費を向上させることができる。
なお、いずれの実施形態においても、ウエストゲートバルブ16を全開にすることが好ましいが必ずしもこれに限られず、ウエストゲートバルブ16の開度を適宜調整してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては可変ノズル44の開度を全開に、第2実施形態の変形例においては過給効率の良い中間開度にしているが、必ずしもこれに限られず、可変ノズル44の開度を適宜調整してもよい。
また、第2実施形態及び第2実施形態の変形例においては、バルブタイミングを空気が入りにくいバルブタイミングにしているが、必ずしもこれに限られず、バルブタイミングを適宜調整してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
また、上述した各実施形態は、それぞれ単独の実施形態として説明したが、適宜組み合わせてもよい。
1 エンジン
2 発電モータ
3 バッテリ
4 過給機
5 制御部
11 吸気通路
12 排気通路
13 気筒
16 ウエストゲートバルブ
20 減速機
30 触媒
41 コンプレッサ
42 タービン
43 電動モータ
44 可変ノズル
100 ハイブリッド車両の制御装置
2 発電モータ
3 バッテリ
4 過給機
5 制御部
11 吸気通路
12 排気通路
13 気筒
16 ウエストゲートバルブ
20 減速機
30 触媒
41 コンプレッサ
42 タービン
43 電動モータ
44 可変ノズル
100 ハイブリッド車両の制御装置
Claims (7)
- 車両を走行させるための走行モータと、前記走行モータに電力を供給するバッテリと、前記バッテリ及び前記走行モータに電力を供給可能な発電用のエンジンと、前記エンジンから排出される排気及び電動モータの少なくとも一方を利用して前記エンジンが吸入する空気を過給する過給機とを備えるハイブリッド車両の制御方法であって、
前記バッテリのSOCが所定の値より大きい場合に前記エンジンを待機運転させるときは、前記バッテリの電力を前記電動モータに供給して当該電動モータの動力に基づいて前記過給機を駆動させる、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。 - 前記バッテリのSOCが所定の値より大きい場合に前記エンジンを待機運転させるときは、前記エンジンのバルブタイミングを空気が入りにくいバルブタイミングにするとともに、前記過給機の過給圧を上昇させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御方法。 - 前記エンジンの待機運転時において、前記エンジンを最良燃費点で運転する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御方法。 - 前記過給機は、前記エンジンの吸気通路に配置されたコンプレッサと、前記エンジンの排気通路に配置されたタービンと、前記タービンを迂回するように上流側と下流側を前記排気通路に接続するバイパス通路と、前記バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブとを備え、
前記バッテリのSOCが所定の値より大きい場合に前記エンジンを待機運転させるときは、前記過給機の過給時に前記ウエストゲートバルブを全開にする、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のハイブリッド車両の制御方法。 - 前記過給機は、前記エンジンの吸気通路に配置されたコンプレッサと、前記エンジンの排気通路に配置されたタービンと、前記エンジンの排気通路に配置された前記タービンに流入する排気の流れを絞る可変ノズルとを備え、
前記過給機の過給時には前記可変ノズルの開度を全開にして、前記タービンに流入する排気量を低減させる、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のハイブリッド車両の制御方法。 - 前記過給機は、前記エンジンの吸気通路に配置されたコンプレッサと、前記エンジンの排気通路に配置されたタービンと、前記エンジンの排気通路に配置された前記タービンに流入する排気の流れを絞る可変ノズルとを備え、
前記過給機の過給時には前記可変ノズルの開度を過給効率の良い中間開度にする、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のハイブリッド車両の制御方法。 - 車両を走行させるための走行モータと、
前記走行モータに電力を供給するバッテリと、
前記バッテリ及び前記走行モータに電力を供給可能な発電用のエンジンと、
前記エンジンから排出される排気及び電動モータの少なくとも一方を利用して前記エンジンが吸入する空気を過給する過給機と、
前記エンジンの運転を制御する制御部と、
を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
前記制御部は、前記バッテリのSOCが所定の値より大きい場合に前記エンジンを待機運転させるときは、前記バッテリの電力を前記電動モータに供給して当該電動モータの動力に基づいて前記過給機を駆動させる、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018197946A JP2020066240A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018197946A JP2020066240A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置 |
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Family Applications (1)
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JP2018197946A Pending JP2020066240A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2020066240A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114776429A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-07-22 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 集成电子水泵与倒拖冷却增压器的混动系统及控制方法 |
JP7412863B2 (ja) | 2020-11-26 | 2024-01-15 | ダイハツ工業株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
-
2018
- 2018-10-19 JP JP2018197946A patent/JP2020066240A/ja active Pending
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CN114776429A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-07-22 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 集成电子水泵与倒拖冷却增压器的混动系统及控制方法 |
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