JP2020065487A - 制御装置、トイレ、情報処理装置、制御プログラム及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】消耗品である尿シートがセットされないで排尿された状態である場合に、外部機器の動作を適正に制御することを可能とする制御装置、トイレ、情報処理装置、制御プログラム及び制御方法を提供する。【解決手段】ペット用トイレ1を制御する制御装置20Aは、尿を吸収する尿シートがセットされる排泄トレイの重量の計量値を取得する計量値取得部21Aと、排泄トレイ及び尿シートの両方、又は尿シートがセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断部22Aと、排泄トレイ及び尿シートの両方、又は尿シートがセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器30の動作を制御する外部機器制御部23Aとを備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、トイレ、クラウドサーバの情報処理装置又はユーザ端末等の電子機器を制御する制御装置、並びにトイレ、情報処理装置、制御プログラム及び制御方法に関する。
近年、ペットの体重や排泄物の重量を計量する動物用トイレが知られている。この種の動物用トイレでは、消耗品である例えば吸水シートが敷かれており、ペットが例えば排尿したときに、吸水シートを取り替えることにより、動物用トイレを清潔に保つことができるものとなっている。
しかし、吸水シートの交換時期に気づかない場合があり、その場合には、尿が吸水シートに溜まり過ぎ、衛生上の問題が発生したりする可能性がある。そこで、この問題を解決するために、動物用トイレに吸水シートの交換時期を知らせる報知機能があることが望まれる。
ここで、報知機能に関する従来技術として、例えば特許文献1に開示された消耗品交換要請機能付き冷蔵庫が知られている。この消耗品交換要請機能付き冷蔵庫は、冷蔵庫に用いる例えば脱臭フィルタ等の消耗品の消耗品使用時間を積算しておくと共に、消耗品使用時間が交換要請時間を超えると、消耗品が交換時期である旨を報知するようになっている。これにより、消耗品交換要請機能付き冷蔵庫は、耗品交換要請信号を出力してユーザに報知するので、消耗品別に劣化に合わせた交換要請を行うことが可能となっている。
ところで、上記従来の特許文献1に開示された報知機能に関する従来技術では、消耗品が交換されたことを前提として、使用時間の積算値により交換時期を判断している。
しかしながら、動物用トイレにおいては、消耗品である尿シートの交換時期を報知する機能を備えていたとしても、尿シートの交換自体を忘れていたのでは、報知機能が有効に働かない。それどころか、尿シートがセットされていない状態で排尿したときに、例えば、自走式掃除機等の外部機器を動作させていた場合には、動物用トイレの周辺に尿が散乱している可能性があり、却って尿を拡散させる虞がある。
本発明の一態様は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、消耗品である尿シートがセットされないで排尿された状態である場合に、外部機器の動作を適正に制御することを可能とする制御装置、トイレ、情報処理装置、制御プログラム及び制御方法を提供することにある。
本発明の一態様における制御装置は、上記の課題を解決するために、電子機器を制御する制御装置であって、排泄物を吸収する消耗品がセットされる貯留部材の重量の計量値を取得する計量値取得部と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断部と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器の動作を制御する外部機器制御部とを備えていることを特徴としている。
本発明の一態様におけるトイレは、上記の課題を解決するために、上記制御装置と、上記貯留部材の重量を計測する重量計と、上記計量値取得部が取得した計量値、及び上記計量値の増減履歴を記憶する記憶部とが設けられていることを特徴としている。
本発明の一態様における情報処理装置は、上記の課題を解決するために、上記制御装置を備え、上記計量値取得部は、トイレから上記計量値を取得することを特徴としている。
本発明の一態様における制御プログラムは、上記の課題を解決するために、上記制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記計量値取得部、上記判断部、上記外部機器制御部としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
本発明の一態様における制御方法は、上記の課題を解決するために、電子機器を制御する制御方法であって、排泄物を吸収する消耗品がセットされる貯留部材の重量の計量値を取得する計量値取得工程と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断工程と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器の動作を制御する外部機器制御工程とを含むことを特徴としている。
本発明の一態様によれば、消耗品である尿シートがセットされないで排尿された状態である場合に、外部機器の動作を適正に制御することを可能とする制御装置、トイレ、情報処理装置、制御プログラム及び制御方法を提供するという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本発明の一実施形態について図1〜図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施の形態の制御装置を備えたトイレ及び電子機器としてのペット用トイレは、例えばペットの体重を測ると共に、ペットの排泄物である尿の重量を測る機能を備えたペット用のトイレとなっている。ペットとしては、例えば、家庭で飼われる動物である例えば猫、犬等である。ただし、本発明の一態様におけるペット用トイレにおいては、必ずしも猫、犬等の動物に限らず他の動物にも適用することができる。
(ペット用トイレの構成)
本実施の形態のペット用トイレは、動物であるペットの体重及び排泄物の重量を計測する機能を有している。排泄物は、本実施の形態では、例えば尿である。このため、本実施の形態では、排泄物は尿であるとして説明する。
本実施の形態のペット用トイレは、動物であるペットの体重及び排泄物の重量を計測する機能を有している。排泄物は、本実施の形態では、例えば尿である。このため、本実施の形態では、排泄物は尿であるとして説明する。
本実施の形態の制御装置20Aを備えたトイレ及び電子機器としてのペット用トイレ1の外観構成について、図2の(a)(b)及び図3に基づいて説明する。図2の(a)は、本実施の形態の制御装置20Aを備えたペット用トイレ1の外観構成を示す斜視図である。図2の(b)は、ペット用トイレ1の外観構成を示す分解斜視図である。図3は、ペット用トイレ1の外観構成を示す断面図である。
本実施の形態のペット用トイレ1は、図2の(a)(b)及び図3に示すように、本体容器11、計測台12、貯留部材としての排泄トレイ13、消耗品としての尿シート14、支持板15、体重計2、排尿重量計3、重量計上皿16、制御装置20A及び図示しないカバーを備えている。
本体容器11は、中央部に開口11aを有すると共に、計測台12を支持する。計測台12は、ペットがそこに乗り、排泄する台である。計測台12の底面には、開口12aが形成されている。開口12aにはメッシュ12bが設けられており、メッシュ12bの上には、例えば猫砂等を敷くことが可能となっている。メッシュ12bは、本実施の形態では、尿等の液体は通過させるが、糞及びペットが持ってきた物体(おもちゃ)等は通過させない。メッシュ12bは、液体透過性の布又は薄膜等により形成されてもよい。また、計測台12の底面に形成される開口12aは、メッシュ12bに代えて、排泄物が通過する例えば複数のスリットであってもよい。
計測台12は、本実施の形態では凹型の容器のような形状であるが、計測台12の形状は任意であり、体重の計測のためにペットを乗せることができればよい。
排泄トレイ13は、計測台12の開口12aと本体容器11の開口11aとの間に配置されて、排泄物を受ける部材である。排泄トレイ13は、本体容器11の側面に形成された側面穴11bから挿入及び抜き取り可能となっている。すなわち、ペットが計測台12で排尿すると、尿は、メッシュ12bが設けられた開口12aを通して、排泄トレイ13の底板13aに敷かれた尿シート14の上に落下するようになっている。
尿シート14は、尿等の液体を吸収する成分を含有するシートである。排尿された尿シート14は、排泄トレイ13を本体容器11から抜き出すことにより、容易に新品と交換可能になっている。
支持板15は、体重計2、並びに排尿重量計3及び制御装置20Aを支持する台板である。
体重計2は、本実施の形態では、本体容器11の例えば長方形の底部の4隅を支持するようにして4か所に設けられている。体重計2は、図示しないロードセルを備えており、ロードセルにて計測台12を含む本体容器11とペットとの合計の重量を計測する。この結果、これら合計の重量から計測台12を含む本体容器11の重量を風袋として減算することによって、ペットの体重を測定することができる。尚、本実施の形態では、体重計2は4個設けられているので、ペットの体重は、体重計2での測定値の概ね4倍となる。これらの測定値は、制御装置20Aの後述する計量値取得部21Aに出力され、記憶部4に記憶される。
排尿重量計3は、ペットの排泄物である尿の重量を図示しないロードセルにて測定するものである。本実施の形態では、排尿重量計3は、長方形の支持板15の中央に設けられている。そして、排尿重量計3の上面には、重量計上皿16が設けられている。このため、排尿重量計3は重量計上皿16を介して排泄トレイ13の底板13aに接触しており、これによって、尿シート14が敷かれた排泄トレイ13を支持している。すなわち、排泄トレイ13は、本体容器11に挿入したときには、排尿重量計3の重量計上皿16のみに接触し、本体容器11には接触しない状態となっている。このため、排尿重量計3は、尿シート14が敷かれた排泄トレイ13、又は排尿後の尿シート14が敷かれた排泄トレイ13の重量を測定可能となっている。尚、本実施の形態では、重量計上皿16の重量は、風袋消去により、0と看做している。この結果、排尿重量計3で測定できるのは、重量計上皿16に付加される荷重が計量値として測定できるものとなっている。
したがって、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされた状態で排尿された場合には、排尿重量計3の計量値として、排泄トレイ13の重量、尿シート14の重量、及び1回の排尿重量の合計の重量が得られる。その合計の重量から、排泄前の尿シート14の重量と排泄トレイ13の重量値との合計値を風袋として減算することにより、ペットの排泄物である尿の重量を測定することができる。尚、本実施の形態では、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされた状態で重量測定を行う。このため、本実施の形態では、尿シート14の種類が変わって該尿シート14の重量が変化しても、排泄トレイ13の重量と尿シート14の重量との合計を把握することが可能となっている。また、排泄トレイ13の重量は変化せず殆ど一定と看做せるので、一定値を記憶させておくことも可能である。
一方、排泄トレイ13及び尿シート14の両方がセットされないで排尿された場合には、排尿重量計3の計量値が、直接、ペットの排尿1回分の重量となる。
重量計上皿16は、排尿重量計3の直上において排尿重量計3の上面に接触して設けられていると共に、開口11aから本体容器11の内部に挿入された排泄トレイ13の底板13aにも接触している。これによって、排尿重量計3は、重量計上皿16を介して排泄トレイ13を支持している。この重量計上皿16は、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされていない状態において、ペットが排尿したときに、尿が支持板15に散乱することを防止するために設けられており、少量の尿であれは、収容できるようになっている。具体的には、重量計上皿16は、例えば2回程度の排尿量を収容することができるものとなっている。
制御装置20Aは、本実施の形態では、例えば、排尿重量計3の下側に設けられている。つまり、制御装置20Aの上に排尿重量計3が積層されている。ただし、必ずしもこれに限らず、制御装置20Aを別の位置に設けることが可能である。
尚、本実施の形態では、体重計2及び排尿重量計3は、荷重センサとしての図示しないロードセルを含んでいる。ロードセルは、歪による抵抗値変化を電圧変化として検出するものである。ただし、本発明の一態様においでは、体重計2及び排尿重量計3は、必ずしもロードセルに限らず、例えば電磁力平衡方式の重量計を使用することが可能である。電磁力平衡方式の重量計は、電磁力で天秤を釣り合わせ、そのときの電流を検出するものである。
ここで、上記構成のペット用トイレ1においては、ペットの複数回の排尿による、尿シート14の交換が必要になる時期の情報をユーザに報知する処理を行うようになっている。
具体的には、図4の(a)に示すように、尿シート14の吸尿能力が優れており、例えば、尿シート14に対して4回目の排尿があったときに、尿シート14の交換が必要になったとする。このような尿シート14の過去の交換情報が把握できていれば、排尿一回当たりの凡その排尿重量が分かる。また、排尿一回当たりの凡その排尿重量×4回=交換閾値量に設定することにより、排尿量合計が交換閾値量以上になった時に、交換時期に達したことを報知可能な状態となる。
そこで、本実施の形態では、例えば4回目の排尿があったときには、制御装置20Aは、ペット用トイレ1の通信部7を介して、ユーザ端末40Aの通信部41Aに送信することによりユーザに報知する。尚、報知は、ペット用トイレ1の図示しない表示部やスピーカを介して報知してもよい。
これにより、ユーザは、尿シート14を取り替えるための準備を効率的に行うことが可能となる。
ところで、上記ペット用トイレ1においては、計量値取得部21Aが取得した計量値には排泄トレイ13と尿シート14と排尿との重量が含まれている。そして、計量値から、排泄トレイ13の重量と尿シート14の重量との合計重量を減算することによって、排尿の重量が特定されるようになっている。
通常、排泄トレイ13と尿シート14と排尿との合計した重量の変化は、前記図4の(a)に示す推移をたどり、尿シート14を交換した後は、排泄トレイ13と尿シート14との合計した重量を基準に、排尿量が算出される。
すなわち、上記尿シート14の取り換え時期の報知は、尿シート14が交換されたことを前提として、行われるものとなっている。
しかし、ユーザが、例えば尿シート14のセットを忘れることがあり得る。尿シート14のセットを忘れるということは、排泄トレイ13のセットも忘れることがあり得るということである。
ユーザが、例えば、排泄トレイ13及び尿シート14の交換を忘れた状態で排尿されると、計量値取得部21Aが取得する計量値は、図4の(b)に示すように、排泄トレイ13の重量及び尿シート14の重量が含まれない値となり、排尿重量のみの値となる。このため、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされないで排尿された状態であることが計量値から判る。
ここで、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされないで排尿されると、ペット用トイレ1の周辺が排尿で汚染されてしまう。尚、本実施の形態では、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされないで排尿された時の排尿の散乱を防止するために重量計上皿16が設けられているが、収容量が小さいので、複数回の排尿に対しては、排尿の周囲への散乱を防止することはできない。また、尿シート14がない場合、尿が飛び散る可能性もある。また、尿シート14がない場合、臭いが拡散する可能性がある。
その状態で、例えば自走式掃除機としてのロボット掃除機等の外部機器30が稼働されると尿をさらに押し広げることになる虞、つまり尿を拡散する虞がある。
また、場合によっては稼働させた方がよい外部機器30もある。例えば空気清浄器や換気扇を動作させて悪臭を除去するといったことが考えられる。
そこで、本実施の形態のペット用トイレ1では、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされないで排尿された場合には、制御装置20Aが外部機器30に対して、適正に稼働するよう制御するものとなっている。
(制御系の構成)
本実施の形態におけるペット用トイレ1の制御装置20Aを含む制御系の構成について、図1に基づいて説明する。図1は、本実施の形態におけるペット用トイレ1の制御系の構成を示すブロック図である。
本実施の形態におけるペット用トイレ1の制御装置20Aを含む制御系の構成について、図1に基づいて説明する。図1は、本実施の形態におけるペット用トイレ1の制御系の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態のペット用トイレ1は、制御系として、制御装置20Aと、体重計2と、排尿重量計3と、記憶部4と、通信部7とを備えている。
上記体重計2は、計測台12を含む本体容器11の重量、又は計測台12を含む本体容器11とペットとの合計の重量を計測して、制御装置20Aの計量値取得部21Aに出力するようになっている。
排尿重量計3は、尿シート14が敷かれていない排泄トレイ13の重量、未使用の尿シート14が敷かれた排泄トレイ13の重量、及び排尿後の尿シート14が敷かれた排泄トレイ13の重量、並びに排泄トレイ13及び尿シート14がセットされていないときの排尿の重量を計測して、制御装置20Aの計量値取得部21Aに計量値として出力するようになっている。
記憶部4は、例えばフラッシュメモリ又はハードディスクからなっており、計量値取得部21Aにて取得した排尿重量計3での計量値や、判断部22Aで使用する予め設定された閾値等を格納するようになっている。
通信部7は、ネットワークNETを介して、または例えばBluetooth(登録商標)等の近距離間無線通信を用いて、外部機器30と通信したり、スマートフォン等のユーザ端末40Aと通信したりすることが可能となっている。
外部機器30は、ペット用トイレ1の周辺に配置されている周辺機器である。本実施の形態では、例えば、自走式掃除機としてのロボット掃除機であり、又は空気清浄器や換気扇等の悪臭を排出する空気清浄に関する機器である。外部機器30は、それぞれ通信部31、及び該外部機器30を制御する機器制御装置32をそれぞれ備えている。
本実施の形態では、外部機器30は、ペット用トイレ1の制御装置20Aからの情報として、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされないで排尿された状態であることを通信により受信することができる。この場合、本実施の形態では、外部機器30の種類に応じて機器制御装置32にて該外部機器30を停止したり、稼働したりすることができる。
例えば、外部機器30が自走式掃除機としてのロボット掃除機である場合には、ロボット掃除機が稼働状態である場合にはその稼働を停止させる。或いは、現在動作していないが、この先、所定の期間動かないようにするように制御することも可能である。
ユーザ端末40Aは、例えば、スマーフォンやタブレット(携帯端末)等の情報処理装置であり、本実施の形態では、通信部41Aと入力部42Aとを有している。
この構成により、ユーザは、ユーザ端末40Aにおいて、ペット用トイレ1の制御装置20Aからの情報として、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされないで排尿された状態であることを通信により知ることができる。
また、本実施の形態では、ユーザ端末40Aは入力部42Aを有しており、入力部42Aは、後述する判断部22Aの判断指標である第1閾値Th1、第2閾値Th2及び第3閾値Th3等の各閾値を入力可能になっている。これにより、ユーザ端末40Aにより、各閾値を自由に入力することが可能となる。通信部41Aは、入力部42Aに入力された各閾値を、ペット用トイレ1に送信する。
(制御装置)
制御装置20Aは、本実施の形態では、計量値取得部21Aと、判断部22Aと、外部機器制御部23Aとを備えている。
制御装置20Aは、本実施の形態では、計量値取得部21Aと、判断部22Aと、外部機器制御部23Aとを備えている。
計量値取得部21Aは、体重計2及び排尿重量計3による計量値を取得する。具体的には、排尿重量計3は、所定のタイミングで(例えば定期的に)計量値を取得する。そして、計量値取得部21Aは、取得した計量値から、排尿量を演算する。各計量値及び演算された排尿量は、記憶部4にて格納されると共に、判断部22Aに出力される。
判断部22Aは、本実施の形態では、排泄トレイ13及び尿シート14の両方、又は尿シート14がセットされないで排尿された状態であるか否かを、閾値に基づいて判断する。
ここで、判断部22Aにおける排泄トレイ13及び尿シート14の両方、又は尿シート14がセットされないで排尿された状態であるか否かに用いられる閾値について、図5に基づいて説明する。図5は、平均的な1回の排尿重量の計量値、平均的な(代表的な)尿シート14の重量の計量値、排泄トレイ13の重量の計量値、排泄トレイ+平均的な尿シートの重量の計量値、及び各閾値との関係を示すグラフである。
図5に示すように、一般に、ペットの1回の排尿重量、尿シート14の重量、及び排泄トレイ13の重量については、(ペットの1回の排尿重量)<(尿シート14の重量)<(排泄トレイ13の重量)の関係がある。
そこで、本実施の形態では、例えば、判断部22Aの判断指標の一つである第1閾値Th1を、0よりも大きく、かつ尿シート14の重量よりも小さい値に設定しておく。この条件下でペットが1回排尿した場合に、計量値取得部21Aの重量の計量値が第1閾値Th1未満であるときには、計量値取得部21Aが取得した計量値は、ペットの1回の排尿重量のみの重量であることが明らかである。
そこで、計量値取得部21Aの取得した計量値の増加が第1閾値Th1(0<第1閾値Th1<尿シート14の重量)未満であるとき、判断部22Aは、排尿された(計量値の増加は排尿によるものである)と判断する。また、計量値の増加が第1閾値Th1未満であり、かつ、計量値取得部21Aの取得した計量値が、第1閾値Th1(0<第1閾値Th1<尿シート14の重量)未満であるときには、判断部22Aは、排泄トレイ13及び尿シート14の両方がセットされないで排尿されたと判断する。
また、判断部22Aは、判断指標の一つである第2閾値Th2を、0よりも大きく、かつ排泄トレイ13の重量よりも小さい値に設定しておく。詳細には、第2閾値Th2を尿シート14の重量よりも大きく、かつ排泄トレイ13の重量よりも小さい値に設定しておく。この条件下でペットが1回排尿した場合に、計量値取得部21Aの重量の計量値が尿シート14の重量(または第1閾値Th1)よりも大きく、かつ第2閾値Th2未満であるときには、計量値取得部21Aが取得した計量値は、尿シート14の重量と1回の排尿重量との合計重量であることが明らかである。
ここで、このことは、計量値取得部21Aの取得した計量値が、第2閾値Th2(0<第1閾値Th1<第2閾値Th2<排泄トレイ13の重量)未満であるときには、排泄トレイ13をセットしないで、尿シート14のみがセットされた状態で、ペットが1回排尿したことを示している。しかし、排泄トレイ13をセットしないで、尿シート14のみがセットされた状態というのは想定外としてもよい。この理由は、本実施の形態では、尿シート14は、排泄トレイ13の上に敷かれることを前提としているためである。
そこで、計量値の増加が第1閾値Th1未満であり、かつ、計量値取得部21Aの取得した計量値が、第2閾値Th2(0<第1閾値Th1<第2閾値Th2<排泄トレイ13の重量)未満であるときには、判断部22Aは、排泄トレイ13及び尿シート14の両方がセットされないで排尿されたと判断する。
さらに、判断部22Aは、判断指標の一つである第3閾値Th3を、排泄トレイ13の重量よりも大きく、かつ排泄トレイ13の重量+尿シート14の重量よりも小さい値に設定しておく。
計量値の増加が第2閾値Th2以上第3閾値Th3未満であるとき、判断部22Aは、排泄トレイ13がセットされたと判断する。計量値の増加が第3閾値Th3以上であるとき、判断部22Aは、排泄トレイ13および尿シート14の両方がセットされたと判断する。なお、計量値の減少(絶対値)が第2閾値Th2以上である場合、または、計量値が第1閾値Th1未満である場合、排泄トレイ13および尿シート14の両方がセットされていない状態であると判断する。計量値の増減があると、判断部22Aは、排泄トレイ13または尿シート14がセットされているか否かを示すセット状態を更新し記憶部4に記憶させる。
計量値の増加が第1閾値Th1未満であり、かつ、計量値取得部21Aの取得した計量値が、第2閾値Th2以上第3閾値Th3((排泄トレイ13の重量)<第3閾値Th3<(排泄トレイ13の重量+尿シート14の重量))未満であるときには、判断部22Aは、排泄トレイ13がセットされているが、尿シート14はセットされないで排尿されたと判断する。
上記の判断部22Aでの判断は、尿シート14がセットされないで、1回の排尿が行われた状態を想定したものである。
しかしながら、実際には、尿シート14がセットされていない状態で、排尿が繰り返される可能性がある。そこで、本実施の形態においては、判断部22Aは、排尿された状態であると1回目の判断をした後、再度の、計量値取得部21Aの取得した計量値に第1閾値Th1未満の増加があった場合には、判断部22Aは、セット状態が変化せずに再度の排尿がされたと判断する。これにより、判断部22Aは、記憶部4からセット状態を読み出し、例えば尿シート14がセットされていない状態で、排尿が繰り返されたことを判断することができる。
判断部22Aにより、尿シート14がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器制御部23Aは、通信部7を介して、外部機器30の動作を制御する。
外部機器30の動作の制御に際して、外部機器30が例えば空気清浄機又は換気扇である場合には、尿シート14がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器制御部23Aは、外部機器30である空気清浄機又は換気扇を動作させる。この結果、空気清浄機又は換気扇で悪臭を除去することが可能となる。
ここで、外部機器30が例えば自走式掃除機としてのロボット掃除機である場合には、ロボット掃除機の稼働中に、消耗品がセットされないで排尿されたときには、周囲に尿が散乱した領域を自走式掃除機でさらに拡散させることになる。
そこで、本実施の形態では、この場合には、尿シート14がセットされないで排尿された状態であると判断部22Aにて判断されると、外部機器制御部23Aは、外部機器30であるロボット掃除機の動作を所定の期間、停止させる。これにより、ロボット掃除機によって、周囲に散乱した尿をさらに拡散させるという事態を回避することができる。なお、所定の期間は、ユーザがロボット掃除機に動作指示を与えるまでの期間であってもよい。
上記構成を有する制御装置20Aの制御動作について、図6に基づいて説明する。図6は、制御装置20Aにおける、尿シート14がセットされないで排尿された場合の制御の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、ペットがペット用トイレ1の計測台12に乗って排尿した場合には、排尿重量計3からの計量値が計量値取得部21Aに入力され、計量値取得部21Aは、該計量値を取得する(S1)。この計量値は、記憶部4に記憶される(S2)。次いで、制御装置20Aの判断部22Aは、計量値と第1閾値Th1、第2閾値Th2又は第3閾値Th3とによって、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされない状態で排尿されたか否かを判断する(S3)。そして、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされない状態で排尿されたと判断された場合には、制御装置20Aの外部機器制御部23Aは、外部機器30の動作を制御する(S4)。例えば、外部機器30が空気清浄機又は換気扇の場合には、該空気清浄機又は換気扇を動作させる。これにより、空気清浄機又は換気扇で悪臭を除去することできる。
また、外部機器30がロボット掃除機である場合には、ロボット掃除機の動作を所定の期間、停止させる。尚、ロボット掃除機が現在稼働していない場合には、その後、所定の期間動かないようにする。これにより、自走式掃除機によって、周囲に散乱した尿をさらに拡散させるという事態を回避することができる。
尚、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされない状態で排尿されていないと判断された場合には、外部機器30の動作を制御せずに処理を終了する。その後、制御装置20Aは、改めて計量値の取得を行う(フローを開始する)。
尚、尿シート14がセットされていない状態で、排尿が繰り返される可能性がある。そこで、本実施の形態では、S4の処理が終了した後、判断部22Aは、尿シート14がセットされないで、再度、排尿したか否かを判断する(S5)。具体的には、判断部22Aは、再度、計量値取得部21Aの取得した計量値に第1閾値Th1未満の増加があったか否かを判断する。そして、判断部22Aが、尿シート14がセットされていない状態で、再度、排尿したと判断した場合には、制御装置20Aの外部機器制御部23Aは、外部機器30の動作を制御する(S6)。具体的には、外部機器30が空気清浄機又は換気扇の場合には、該空気清浄機又は換気扇を動作させ、外部機器30がロボット掃除機である場合には、ロボット掃除機の動作を所定の期間、停止させる。これにより、外部機器30を適正に制御することが可能となる。
尚、セット状態の変化があった場合、外部機器30の動作を制御せずに処理を終了する。その後、制御装置20Aは、改めて計量値の取得を行う(フローを開始する)。
このように、本実施の形態の制御装置20Aは、電子機器としてのペット用トイレ1を制御する制御装置20Aであって、排尿を吸収する消耗品としての尿シート14がセットされる貯留部材としての排泄トレイ13の重量の計量値を取得する計量値取得部21Aと、排泄トレイ13及び尿シート14の両方、又は尿シート14がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断部22Aと、排泄トレイ13及び尿シート14の両方、又は尿シート14がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器30の動作を制御する外部機器制御部23Aとを備えている。
この結果、排泄トレイ13及び尿シート14の両方、又は尿シート14がセットされないで排尿された状態であるという異常事態があっても、外部機器制御部23Aが外部機器30を適正に制御する。
また、本実施の形態の制御方法は、ペット用トイレ1を制御する制御方法であって、排尿を吸収する尿シート14がセットされる排泄トレイ13の重量の計量値を取得する計量値取得工程と、排泄トレイ13及び尿シート14の両方、又は尿シート14がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断工程と、排泄トレイ13及び尿シート14の両方、又は尿シート14がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器30に所定の動作を行わせる外部機器制御工程とを含む。
これにより、消耗品である尿シート14がセットされないで排尿された状態である場合に、外部機器30の動作を適正に制御することを可能とする制御装置20A、制御方法を提供することができる。
また、本実施の形態におけるトイレとしてのペット用トイレ1は、制御装置20Aと、排泄トレイ13の重量を計測する重量計としての排尿重量計3と、計量値取得部21Aが取得した計量値、及び計量値の増減履歴を記憶する記憶部4とが設けられている。この結果、計量値取得部21Aが取得した計量値、及び計量値の増減履歴を記憶しておくことが可能となり、計量値の推移が把握できるので、排泄トレイ13及び尿シート14がセットされているか否かの状態を正確に判断することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の他の実施の形態について図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の制御装置20Bは、ユーザ端末40Bに設けられている点が異なっている。
本実施の形態の制御装置20Bの構成について、図7に基づいて説明する。図7は、本実施の形態における制御装置20B及びペット用トイレ1の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、本実施の形態の制御装置20Bは、ユーザ端末40Bに設けられている。すなわち、図7に示すように、ユーザ端末40Bには、通信部41B、入力部42Bに加えて、制御装置20Bが設けられている。そして、制御装置20Bには、計量値取得部21B、判断部22B及び外部機器制御部23Bが設けられている。
本実施の形態では、ユーザ端末40Bの外部機器制御部23Bは、ペット用トイレ1から計量値を取得するようになっている。具体的には、排尿重量計3での計量値がペット用トイレ1の制御装置20Aにおける計量値取得部21Aに取得され、その取得された計量値が、通信部7、ネットワークNET及びユーザ端末40Bの通信部41Bを介して、ユーザ端末40Bにおける制御装置20Bの計量値取得部21Bに取得される。ペット用トイレ1の制御装置20Aは、定期的にまたは計量値の増減があったときに、計量値のデータを、通信部7を介してユーザ端末40Bに送信する。なお、ユーザ端末40Bは、取得された計量値の増減履歴をユーザ端末の記憶部(図示せず)に記憶することができる。その他の構成は、ペット用トイレ1の制御装置20Aの構成及びユーザ端末40Aの構成と同じであるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態における情報処理装置としてのユーザ端末40Bは、制御装置20Bと、第1閾値Th1、第2閾値Th2及び第3閾値Th3等の各閾値を入力する入力部42Bとを備え、計量値取得部21Bは、ペット用トイレ1から計量値を取得する。
これにより、例えばスマートフォン等の情報処理装置としてのユーザ端末40Bにおいて、入力部42Bから各閾値を入力することができる。また、計量値は、ペット用トイレ1に備えられた制御装置20Aの計量値取得部21Aから取得できるので、利便性の高いユーザ端末40Bを提供することができる。すなわち、ユーザ端末40Bの制御装置20Bにおける判断部22Bによってペット用トイレ1の状態を判断し、外部機器制御部23Bによって、外部機器30を制御できることになる。
したがって、消耗品である尿シート14がセットされないで排尿された状態である場合に、外部機器30の動作を適正に制御することを可能とするユーザ端末40Bを提供することができる。
(変形例)
なお、ネットワークNETにサーバ(情報処理装置)が接続されており、該サーバが、通信部41Bおよび制御装置20Bを備えていてもよい。該サーバが、取得した計量値に基づいて、外部機器30を制御してもよい。
なお、ネットワークNETにサーバ(情報処理装置)が接続されており、該サーバが、通信部41Bおよび制御装置20Bを備えていてもよい。該サーバが、取得した計量値に基づいて、外部機器30を制御してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
前記実施の形態1の制御装置20Aの制御ブロック(特に計量値取得部21A、判断部22A及び外部機器制御部23A)、前記実施の形態2の制御装置20Bの制御ブロック(特に計量値取得部21B、判断部22B及び外部機器制御部23B)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
前記実施の形態1の制御装置20Aの制御ブロック(特に計量値取得部21A、判断部22A及び外部機器制御部23A)、前記実施の形態2の制御装置20Bの制御ブロック(特に計量値取得部21B、判断部22B及び外部機器制御部23B)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御装置20A及び制御装置20Bは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。尚、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本実施の形態における制御プログラムは、上記制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、計量値取得部21A・21B、判断部22A・22B、外部機器制御部23A・23Bとしてコンピュータを機能させる。
このように、本実施の形態における制御装置20A・20Bは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記制御装置20A・20Bが備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記制御装置20A・20Bをコンピュータにて実現させる制御装置20A・20Bの制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の一態様における範疇に入る。
〔まとめ〕
本発明の態様1における制御装置は、電子機器を制御する制御装置であって、排泄物を吸収する消耗品がセットされる貯留部材の重量の計量値を取得する計量値取得部と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断部と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器の動作を制御する外部機器制御部とを備えていることを特徴としている。
本発明の態様1における制御装置は、電子機器を制御する制御装置であって、排泄物を吸収する消耗品がセットされる貯留部材の重量の計量値を取得する計量値取得部と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断部と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器の動作を制御する外部機器制御部とを備えていることを特徴としている。
本発明の態様2における制御装置では、上記計量値取得部の取得した計量値の増加が第1閾値未満であり、かつ、上記計量値が第2閾値未満であるときには、上記判断部は、上記貯留部材及び消耗品の両方がセットされないで排尿された状態であると判断し、上記第2閾値は、上記第1閾値以上である構成であってもよい。尚、第1閾値<消耗品重量を満たす。尚、尿シートである消耗品の重量<第2閾値を満たす。
本発明の態様3における制御装置では、上記第2閾値は、上記貯留部材の重量未満である構成であってもよい。
本発明の態様4における制御装置では、上記計量値取得部の取得した計量値の増加が第1閾値未満であり、かつ、上記計量値が第2閾値以上第3閾値未満であるときには、上記判断部は、上記貯留部材がセットされているが、消耗品はセットされないで排尿された状態であると判断し、上記第2閾値は、上記第1閾値以上であり、上記第3閾値は、上記第2閾値より大きい構成であってもよい。
本発明の態様5における制御装置は、上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると上記判断部が判断した後、再度の、上記計量値取得部の取得した計量値に上記第1閾値未満の増加があった場合には、判断部は、消耗品がセットされないで再度の排尿がされた状態であると判断するとすることができる。
本発明の態様6における制御装置は、上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、上記外部機器制御部は、上記外部機器である空気清浄機又は換気扇を動作させるとすることができる。
本発明の態様7における制御装置は、上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、上記外部機器制御部は、上記外部機器である自走式掃除機の動作を所定の期間、停止させるとすることができる。尚、停止とは「現在動作しているものを停止させる」場合と「現在動作していないが、この先所定の期間動かないようにする」場合の両方を含む。
本発明の態様8における制御装置では、上記消耗品は、尿を吸収するシートであり、上記貯留部材は、上記シートが載置され、尿を貯留するトレイであるとすることができる。
本発明の態様9におけるトイレは、上記制御装置と、上記貯留部材の重量を計測する重量計と、上記計量値取得部が取得した計量値、及び上記計量値の増減履歴を記憶する記憶部とが設けられている。
本発明の態様10における情報処理装置は、上記制御装置を備え、上記計量値取得部は、トイレから上記計量値を取得する。
本発明の態様11における制御プログラムは、上記制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記計量値取得部、上記判断部、上記外部機器制御部としてコンピュータを機能させる。
本発明の態様12における制御方法は、電子機器を制御する制御方法であって、排泄物を吸収する消耗品がセットされる貯留部材の重量の計量値を取得する計量値取得工程と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断工程と、上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器に所定の動作を行わせる外部機器制御工程とを含むことを特徴としている。
尚、本発明の一態様は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の一態様の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 ペット用トイレ(トイレ、電子機器)
3 排尿重量計
4 記憶部
7 通信部
11 本体容器
11a・12a 開口
11b 側面穴
12 計測台
12b メッシュ
13 排泄トレイ(貯留部材)
13a 底板
14 尿シート(消耗品)
15 支持板
16 重量計上皿
20A・20B 制御装置
21A・21B 計量値取得部
22A・22B 判断部
23A・23B 外部機器制御部
30 外部機器
31 通信部
32 機器制御装置
40A・40B ユーザ端末(情報処理装置)
41A・41B 通信部
42A・42B 入力部
3 排尿重量計
4 記憶部
7 通信部
11 本体容器
11a・12a 開口
11b 側面穴
12 計測台
12b メッシュ
13 排泄トレイ(貯留部材)
13a 底板
14 尿シート(消耗品)
15 支持板
16 重量計上皿
20A・20B 制御装置
21A・21B 計量値取得部
22A・22B 判断部
23A・23B 外部機器制御部
30 外部機器
31 通信部
32 機器制御装置
40A・40B ユーザ端末(情報処理装置)
41A・41B 通信部
42A・42B 入力部
Claims (12)
- 電子機器を制御する制御装置であって、
排泄物を吸収する消耗品がセットされる貯留部材の重量の計量値を取得する計量値取得部と、
上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断部と、
上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器の動作を制御する外部機器制御部とを備えていることを特徴とする制御装置。 - 上記計量値取得部の取得した計量値の増加が第1閾値未満であり、かつ、上記計量値が第2閾値未満であるときには、上記判断部は、上記貯留部材及び消耗品の両方がセットされないで排尿された状態であると判断し、
上記第2閾値は、上記第1閾値以上であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 上記第2閾値は、上記貯留部材の重量未満であることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
- 上記計量値取得部の取得した計量値の増加が第1閾値未満であり、かつ、上記計量値が第2閾値以上第3閾値未満であるときには、上記判断部は、上記貯留部材がセットされているが、消耗品はセットされないで排尿された状態であると判断し、
上記第2閾値は、上記第1閾値以上であり、上記第3閾値は、上記第2閾値より大きいことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると上記判断部が判断した後、再度の、上記計量値取得部の取得した計量値に上記第1閾値未満の増加があった場合には、判断部は、消耗品がセットされないで再度の排尿がされた状態であると判断することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
- 上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、上記外部機器制御部は、上記外部機器である空気清浄機又は換気扇を動作させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
- 上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、上記外部機器制御部は、上記外部機器である自走式掃除機の動作を所定の期間、停止させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
- 上記消耗品は、尿を吸収するシートであり、
上記貯留部材は、上記シートが載置され、尿を貯留するトレイであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の制御装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置と、
上記貯留部材の重量を計測する重量計と、
上記計量値取得部が取得した計量値、及び上記計量値の増減履歴を記憶する記憶部とが設けられていることを特徴とするトイレ。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置を備え、
上記計量値取得部は、トイレから上記計量値を取得することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記計量値取得部、上記判断部、上記外部機器制御部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
- 電子機器を制御する制御方法であって、
排泄物を吸収する消耗品がセットされる貯留部材の重量の計量値を取得する計量値取得工程と、
上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であるか否かを判断する判断工程と、
上記貯留部材及び消耗品の両方、又は上記消耗品がセットされないで排尿された状態であると判断されると、外部機器に所定の動作を行わせる外部機器制御工程とを含むことを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018200191A JP2020065487A (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | 制御装置、トイレ、情報処理装置、制御プログラム及び制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018200191A JP2020065487A (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | 制御装置、トイレ、情報処理装置、制御プログラム及び制御方法 |
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Family Applications (1)
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JP2018200191A Pending JP2020065487A (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | 制御装置、トイレ、情報処理装置、制御プログラム及び制御方法 |
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