JP2020064826A - 電池、積層電池、及び電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】より向上した電池容量を有する電池、積層電池、および、電池の製造方法を提供する。【解決手段】電極板10と、電極板10に対向して配置される対極板20とを備え、電極板10は、電極板アライメントマーク100−A、100−Bを有し、対極板20は、対極板アライメントマーク200−A、200−Bを有し、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bは、視認性を有する有機材料により形成されている。【選択図】図2
Description
本開示は、電池、積層電池、及び電池の製造方法に関する。
従来、電池として、電極板および対極板のように2つの極板を持つような、板、または、シート状の正負極を備える電池が知られている。また、従来、電極等の位置精度を高める手段として特許文献1から特許文献3のような技術が開示されている。
特許文献1には電極及び対極が電解質を介して積層された積層体を有する積層型リチウムイオン2次電池であって、積層体に形成された積層方向に貫通する位置決め用の穴部に位置決め部材が挿入されることで位置精度を高める手法が開示されている。
特許文献2には電極および対極に位置決め用の穴が形成されており、その位置決め穴を合わせることで位置精度を高めることができる積層型リチウムイオン2次電池が開示されている。
特許文献3には、透明な支持フィルム上に形成された位置決め用のアライメントマークを基準に他の部材の位置決めを行うことで位置精度を高めることができる積層型燃料電池の製造方法が開示されている。
本開示は、より向上した電池容量を有する電池、積層電池、および、電池の製造方法を提供する。
本開示の一態様における電池は、電極板と、前記電極板に対向して配置される対極板と
を備え、前記電極板は、第1アライメントマークを有し、前記対極板は、第2アライメントマークを有し、前記第1アライメントマークおよび前記第2アライメントマークは、視認性を有する有機材料により形成されている。
を備え、前記電極板は、第1アライメントマークを有し、前記対極板は、第2アライメントマークを有し、前記第1アライメントマークおよび前記第2アライメントマークは、視認性を有する有機材料により形成されている。
また、本開示の一態様における積層電池は、各々が、上記電池である第1電池と第2電池とを備え、前記第1電池と前記第2電池とは積層される。
また、本開示の一態様における電池の製造方法は、視認性を有する有機材料により形成された第1アライメントマークが付与された電極板と、視認性を有する有機材料により形成された第2アライメントマークが付与された対極板とを貼り合わせる、貼り合わせ工程を包含し、前記貼り合わせ工程は、前記電極板および前記対極板を挟み込むように配置される1対の画像認識装置により、前記第1アライメントマークおよび前記第2アライメントマークを上下方向から認識して位置合わせを行うことで、前記電極板および前記対極板を貼り合わせる。
本開示によれば、より向上した電池容量を有する電池、積層電池、および、電池の製造方法を提供することができる。
(本開示に至った知見)
従来の電池においては、正負極の接合(貼り合わせ)位置精度が低いために、負極の対向面積が大きくせざるを得ず、電池の容量が低下することがある。接合位置精度向上のために、特許文献1および特許文献2のように電極に位置決め用の穴を形成する場合、有効面積の減少により電池容量が減少するなど、位置決め方法に由来する電池容量の減少が生じることがある。よって、電池の電池容量向上のためには、接合位置精度向上が有効である。
従来の電池においては、正負極の接合(貼り合わせ)位置精度が低いために、負極の対向面積が大きくせざるを得ず、電池の容量が低下することがある。接合位置精度向上のために、特許文献1および特許文献2のように電極に位置決め用の穴を形成する場合、有効面積の減少により電池容量が減少するなど、位置決め方法に由来する電池容量の減少が生じることがある。よって、電池の電池容量向上のためには、接合位置精度向上が有効である。
そこで、本開示は、より向上した電池容量を有する電池、積層電池、および、電池の製造方法を提供する。
本開示の一態様の概要は、以下の通りである。
本開示の一態様における電池は、電極板と、前記電極板に対向して配置される対極板と
を備え、前記電極板は、第1アライメントマークを有し、前記対極板は、第2アライメントマークを有し、前記第1アライメントマークおよび前記第2アライメントマークは、視認性を有する有機材料により形成されている。
を備え、前記電極板は、第1アライメントマークを有し、前記対極板は、第2アライメントマークを有し、前記第1アライメントマークおよび前記第2アライメントマークは、視認性を有する有機材料により形成されている。
これにより、電極板と対極板の両方にアライメントマークを有することから、アライメントマークを電極板と対極板の位置調整に用いることができる。よって、カメラ等を用いて、電極板と対極板のアライメントマークの位置関係を認識し、位置調整に用いることで、電極板と対極板の接合(貼り合わせ)位置精度を向上することができる。これにより、電池の信頼性向上のために、電極板の電極が対極板の電極に対向する範囲内で、対極板の電極よりも電極板の電極を小さくする必要がある場合でも、接合(貼り合わせ)位置精度が向上することにより、電極板の電極を大きくできるため、電池容量が向上する。さらに、第1アライメントマークおよび第2アライメントマークが有機材料によって形成される。これにより、マークの形成時に熱および/または圧力が発生しにくいことから、マークの形成時に電極板および対極板に変形が起こりにくく、電極板と対極板の接触による短絡のリスクが低減され、電池の信頼性が優れたものにできる。
また、例えば、前記電池は、前記電極板と前記対極板との間に、固体電解質層を備えてもよい。
これにより、電池特性が安定化しており、信頼性に優れた全固体電池を実現できる。
また、例えば、前記固体電解質層は、5μm以上150μm以下の厚みを有してもよい。
このように、電極板と対極板の間が狭いような場合、短絡リスクが高まるが、有機材料にてマークを形成することで、マークの形成時に熱および/または圧力が発生しにくいことから、電極板および対極板による変形が起こりにくい。よって、短絡リスクの高まりを抑制することができ、電極板と対極板の間が狭いような場合においても、電池の信頼性を優れたものにできる。
また、例えば、前記電極板は、電極合剤層と、前記電極合剤層と接して配置される電極集電体とを備え、前記電極集電体は、前記電極合剤層が配置されない第1領域を有し、前記第1アライメントマークは、前記第1領域に形成されており、前記対極板は、対極合剤層と、前記対極合剤層と接して配置される対極集電体とを備え、前記対極集電体は、前記対極合剤層が配置されない第2領域を有し、前記第2アライメントマークは、前記第2領域に形成されていてもよい。
これにより、第1アライメントマークおよび第2アライメントマークを形成する成分が電極層または対極層へ接触することを抑制できる。よって、アライメントマークの視認性の低下を防止できるとともに、アライメントマーク成分が電極合剤層および対極合剤層へ影響を与えることが少なく、電池特性の劣化を抑制することができる。
また、例えば、前記電極合剤層は、平面視した場合において前記対極合剤層が配置された範囲内に配置されてもよい。
これにより、LiやMg等の析出による不具合を抑制することができるため、電池の信頼性をさらに優れたものにできる。
また、例えば、前記電極合剤層、および、前記対極合剤層は、それぞれ5μm以上300μm以下の厚みを有し、前記電極集電体、および、前記対極集電体は、それぞれ5μm以上100μm以下の厚みを有してもよい。
このように、電極合剤層、対極合剤層、電極集電体、および、対極集電体が薄いような場合、電極合剤層、対極合剤層、電極集電体、および、対極集電体が変形しやすくなるが、有機材料にてマークを形成すると、マーク形成時に熱および/または圧力が発生しにくいことから、電極板および対極板の変形を抑制できる。よって、電極合剤層、対極合剤層、電極集電体、および、対極集電体の脱落、剥離、および、接触による短絡等を抑制でき、電極合剤層、対極合剤層、電極集電体、および、対極集電体が薄いような場合においても、電池の信頼性を優れたものにできる。
また、例えば、前記有機材料は、ゴム系バインダー、エポキシ系バインダー、アクリル系バインダー、ポリイミド系バインダー、およびセルロース系バインダーのうち少なくとも1種を含んでよい。
これにより、これらの材料は流動性および視認性がマークに適しており、視認性に優れたマークを生産性よく得ることができる。
また、例えば、前記有機材料は、さらに、熱硬化剤および紫外線硬化剤のうち少なくとも1種を含んでもよい。
これにより、マーク形成時に、初期状態では流動性を有し、その後、紫外線照射または熱処理によって、流動性を喪失させて硬化させることができる。よって、有機材料の流動、硬化の制御がやりやすくなり、電池の生産性が向上する。
また、本開示の一態様における積層電池は、各々が上記電池である第1電池と第2電池とを備え、前記第1電池と前記第2電池とは積層される。
これにより、電池容量の向上した電池を組み合わせた積層電池とすることができる。よって、積層電池の電池容量は、各々の電池の電池容量の総和となることから、積層電池の電池容量を向上させることができる。また、第1アライメントマークおよび第2アライメントマークを有することにより、位置認識のためのカメラ等を使用すれば、積層電池の積層位置精度が向上する。よって、限られた範囲内に電池を積層する場合でも、電池の面積を大きくできるため、積層電池の電池容量はさらに向上する。
また、本開示の一態様における電池の製造方法は、視認性を有する有機材料により形成された第1アライメントマークを有する電極板と、視認性を有する有機材料により形成された第2アライメントマークを有する対極板とを貼り合わせる、貼り合わせ工程を包含し、前記貼り合わせ工程では、前記電極板および前記対極板を挟み込むように配置される1対の画像認識装置により、前記第1アライメントマークおよび前記第2アライメントマークを上下方向から認識して位置合わせを行うことで、前記電極板および前記対極板を貼り合わせる。
これにより、第1アライメントマークおよび第2アライメントマークを上下方向から認識し、アライメントマークを電極板と対極板の位置調整に用いて電池を製造できる。よって、電極板と対極板の接合(貼り合わせ)位置精度が向上し、電池の信頼性向上のために、電極板の電極が対極板の電極に対向する範囲内で、対極板の電極よりも電極板の電極を小さくする必要がある場合でも、接合(貼り合わせ)位置精度が向上することにより、電極板の電極を大きくできるため、電池容量が向上した電池を製造することができる。さらに、第1アライメントマークおよび第2アライメントマークが有機材料によって形成される。これにより、マークの形成時に熱および/または圧力が発生しにくいことら、マークの形成時に電極板および対極板に変形が起こりにくく、電極板と対極板の接触による短絡のリスクが低減され、信頼性が優れた電池を製造することができる。
本開示の一態様を示す全固体電池について、以下図面を用いて説明する。なお、本開示はこの態様に限定されるものではない。
なお、以下で説明される実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、工程、工程の順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
また、本明細書において、平行などの要素間の関係性を示す用語、および、矩形などの要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
また、本明細書において、「上方」および「下方」という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)および下方向(鉛直下方)を指すものではなく、積層構成における積層順を基に相対的な位置関係により規定される用語として用いる。また、「上方」および「下方」という用語は、2つの構成要素が互いに間隔を空けて配置されて2つの構成要素の間に別の構成要素が存在する場合のみならず、2つの構成要素が互いに密着して配置されて2つの構成要素が接する場合にも適用される。
また、本明細書において、「厚み方向」とは、電極合剤層が形成された電極集電体の面、または、対極合剤層が形成された対極集電体の面に垂直な方向のことである。また、本明細書において、「平面視」とは、電池の厚み方向に沿って電池を見た場合を意味する。また、本明細書において、「面積」とは、電極板および対極板を平面視した場合の面積のことである。
(実施の形態)
[構成]
図1は、本開示の実施の形態に係る全固体電池1の断面模式図の一例を示す図である。具体的には、図1は、全固体電池1の概略構成を示す断面図である。図1における断面は、全固体電池1の中心にて、積層面と垂直に断面をとった場合の断面である。図1において実施の形態における全固体電池1は、単位電池2を複数層積層した形態をとる。本実施の形態における全固体電池1は、積層電池の一例であり、単位電池2は、電池の一例である。
[構成]
図1は、本開示の実施の形態に係る全固体電池1の断面模式図の一例を示す図である。具体的には、図1は、全固体電池1の概略構成を示す断面図である。図1における断面は、全固体電池1の中心にて、積層面と垂直に断面をとった場合の断面である。図1において実施の形態における全固体電池1は、単位電池2を複数層積層した形態をとる。本実施の形態における全固体電池1は、積層電池の一例であり、単位電池2は、電池の一例である。
図2は、本開示の実施の形態に係る全固体電池1の基本構成単位である単位電池2の断面模式図および平面模式図の一例である。図2の(a)は、単位電池2の概略構成を示す上面透視図である。図2の(a)では、単位電池2を上方から見た場合における単位電池2の各構成要素の平面視形状を実線または破線で表している。図2の(b)は、単位電池2の概略構成を示す断面図であり、図2の(c)のA−A線で示される断面を表している。図2の(c)は、単位電池2の概略構成を示す下面透視図である。図2の(c)では、単位電池2を下方から見た場合における単位電池2の各構成要素の平面視形状を実線または破線で表している。
図2の(b)で示されるように、本開示の実施の形態に係る単位電池2は、電極板10と、電極板10に対向して配置される対極板20を備える。電極板10および対極板20は、電極物質および集電体が積層した電極板である。さらに、単位電池2は、電極板10と対極板20との間に、固体電解質層30を備える。固体電解質層30は、固体電解質材料などから構成される電解質層である。
電極板10は、電極板アライメントマーク100−A、100−Bを有し、対極板20は、対極板アライメントマーク200−A、200−Bを有している。電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bは、視認性を有する有機材料により形成されている。本実施の形態における電極板アライメントマーク100−A、100−Bは、第1アライメントマークの一例であり、対極板アライメントマーク200−A、200−Bは、第2アライメントマークの一例である。電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bは、カメラ等で認識することによって電極板10および対極板20の位置調整に用いることができるマークである。
電極板10は、電極層12と、電極層12と接して配置される電極集電体11を備える。対極板20は、対極層22と、対極層22と接して配置される対極集電体21を備える。単位電池2は、厚み方向に沿って、電極集電体11と、電極層12と、固体電解質層30と、対極層22と、対極集電体21とが、前述の順に積層され、平行平板状に維持されている。
図2の(a)および(c)で示されるように、電極集電体11、電極層12、固体電解質層30、対極層22、および対極集電体21は、平面視形状が正方形状または長方形状である。なお、電池に利用できる形状であれば、前述の平面視形状に制限は無く、円形状、楕円形状、正方形および長方形以外の四角形状または多角形状などでもよい。本実施の形態における電極層12は、電極合剤層の一例であり、対極層22は、対極合剤層の一例である。
電極集電体11は、電極層12が配置されない第1領域40を有し、電極板アライメントマーク100−A、100−Bは、第1領域40に形成されている。対極集電体21は、対極層22が配置されない第2領域50を有し、対極板アライメントマーク200−A、200−Bは、第2領域50に形成されている。
詳細には、図2の(b)において単位電池2は、電極板10と対極板20が固体電解質層30を介して接している構造を備える。電極板10は、電極集電体11上に電極集電体11よりも小さい面積で配置された電極層12を有する。対極板20は、対極集電体21上に対極集電体21よりも小さい面積で配置された対極層22を備える。
電極集電体11の電極層12の未形成部である第1領域40、および、電極集電体11に電極層12が形成された面の裏面(図2の(b)および(c)におけるB面)には、2つの電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bが視認性を有する有機材料を含有する塗料を用いた塗工方式により形成されている。なお、電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bの形成は、電極層12の未形成部である第1領域40への形成のみで、電極集電体11に電極層12が形成された面の裏面(B面)への形成がなくてもよい。または、電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bの形成は、電極層12の未形成部である第1領域40への形成がなく、電極集電体11に電極層12が形成された面の裏面(B面)への形成のみでも構わない。電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bの形成面の選択は、後述する電極板10と対極板20の接合(貼り合わせ)手順や全固体電池1の積層手順あるいはその構成により選択できる。また、2つの電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bは、同一のマークであることが好ましいが、異なるマークであってもよい。
電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bは、電極集電体11の電極層12の未形成部である第1領域40、および、電極集電体11に電極層12が形成された面の裏面(B面)の両面に形成されており、平面視の場合の位置は同じ位置である。つまり、電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bは、電極集電体11の両面に形成されており、平面視においては電極集電体11を挟んで同じ位置に形成されている。なお、電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bは、平面視において電極集電体11を挟んで形成される位置が異なっていてもよい。
対極集電体21の対極層22の未形成部である第2領域50、および、対極集電体21に対極層22が形成された面の裏面(図2の(a)および(c)におけるC面)には、2つの対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bが視認性を有する有機材料を含有する塗料を用いた塗工方式により形成されている。なお対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bの形成は、対極層22の未形成部である第2領域50への形成のみで、対極集電体21に対極層22が形成された面の裏面(C面)への形成がなくてもよい。または、対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bの形成は、対極層22の未形成部である第2領域50への形成がなく、対極集電体21に対極層22が形成された面の裏面(C面)への形成のみでも構わない。対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bの形成面の選択は、後述する電極板10と対極板20の接合(貼り合わせ)手順や全固体電池1の積層手順あるいはその構成により選択できる。また、2つの対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bは、同一のマークであることが好ましいが、異なるマークであってもよい。
対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bは、対極集電体21の対極層22の未形成部である第2領域50、および、対極集電体21に対極層22が形成された面の裏面(C面)の両面に形成されており、平面視の場合の位置は同じ位置である。つまり、対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bは、対極集電体21の両面に形成されており、平面視においては対極集電体21を挟んで同じ位置に形成されている。なお、対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bは、平面視において対極集電体21を挟んで形成される位置が異なっていてもよい。
たとえばリチウムイオン二次電池の場合はLiイオンによるLi金属の析出など、電池動作を担う金属イオンによる金属の析出による不具合を防止するために、単位電池2を平面視した場合において対極層22が配置された範囲内に、電極層12は配置されており、対極層22は、電極層12よりも大きい面積を有することが好ましい。どの程度対極層22を大きくするかは、電極板10と対極板20とを固体電解質層30を介して接合(貼り合わせ)する際の精度に依存する。
全固体電池1および単位電池2の容量を最大化するには、電極層12の面積を出来るだけ大きい面積にすることが重要である。電極板10と対極板20とを固体電解質層30を介して接合(貼り合わせ)する際の精度を高めれば、平面視した場合の形成範囲において、電極層12が対極層22の範囲から外れにくくなるため、電極層12の面積を大きくできる。
電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bと対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bとは、電極板10と対極板20とを固体電解質層30を介して接合(貼り合わせ)する際の精度を高めるのに非常に有効である。
図3は、電極板アライメントマークと対極板アライメントマークを用いて電極板10と対極板20とを固体電解質層30を介して接合(貼り合わせ)する際の精度を向上させるための方法を模式的に示したものである。
図3で示されるように、接合(貼り合わせ)する電極板10および対極板20は、電極層12と対極層22が対向するように配置される。電極板10は、視認性を有する有機材料により形成された電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bが付与されている。対極板20は、視認性を有する有機材料により形成された対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bが付与されている。電極板10および対極板20を挟み込むように、2台の電極板アライメントマーク認識カメラ501Aおよび501Bと2台の対極板アライメントマーク認識カメラ502Aおよび502Bとが配置されている。電極板アライメントマーク認識カメラ501Aおよび501Bは、それぞれ電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bを上下方向から認識する。対極板アライメントマーク認識カメラ502Aおよび502Bは、それぞれ対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bを上下方向から認識する。
電極板アライメントマーク認識カメラ501Aおよび501Bは、画像認識処理装置503Aに接続されており、対極板アライメントマーク認識カメラ502Aおよび502Bは、画像認識処理装置503Bに接続されている。画像認識処理装置503Aには、電極板アライメントマーク100−Aおよび対極板アライメントマーク200−Aの位置関係が表示される。画像認識処理装置503Bには、電極板アライメントマーク100−Bおよび対極板アライメントマーク200−Bの位置関係が表示される。また、位置座標制御装置504は、画像認識処理装置503Aおよび503Bから情報を受け取り、電極板10および対極板20の位置を認識し、位置合わせを行う。このように、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bの両方があることにより、電極板10および対極板20の位置関係が認識でき、位置調整を行うことができる。よって、電極板10と対極板20の接合(貼り合わせ)位置精度が向上する。
具体的には、電極板10に形成された電極板アライメントマーク100−Aの位置を認識する電極板アライメントマーク認識カメラ501Aの情報と、対極板20に形成された対極板アライメントマーク200−Aの位置を認識する対極板アライメントマーク認識カメラ502Aの情報とを、画像認識処理装置503Aが情報処理を実施する。また、電極板10に形成された電極板アライメントマーク100−Bの位置を認識する電極板アライメントマーク認識カメラ501Bの情報と、対極板20に形成された対極板アライメントマーク200−Bの位置を認識する対極板アライメントマーク認識カメラ502Bの情報とを、画像認識処理装置503Bが情報処理を実施する。画像認識処理装置503Aの情報および画像認識処理装置503Bの情報から、位置座標制御装置504は、電極板10と対極板20の位置ずれを調整して、所定の接合(貼り合わせ)位置に確実に調整することができる。このように、電極板10と対極板20の接合(貼り合わせ)位置精度を向上することができれば、電極層12の面積を最大化することが可能となり単位電池2の容量は最大化する。
なお、位置座標制御装置504が電極板10または対極板20の位置を調整することが望ましいが、位置を調整する方法に制限は無く、画像認識処理装置503Aの情報および画像認識処理装置503Bの情報から、作業者が電極板10または対極板20の位置を調整してもよい。
図4Aおよび図4Bは、図3で示された電極板アライメントマーク認識カメラ501A、対極板アライメントマーク認識カメラ502A、電極板アライメントマーク100−Aおよび対極板アライメントマーク200−Aの位置関係を模式的に示したものである。
図4Aでは、電極板アライメントマーク認識カメラ501Aと対極板アライメントマーク認識カメラ502Aとが、直線状に対向して配置されている。電極板アライメントマーク認識カメラ501Aと対極板アライメントマーク認識カメラ502Aは、カメラの光軸が相対する状態である。画像認識処理装置503Aには、電極板アライメントマーク100−Aおよび対極板アライメントマーク200−Aの位置関係が表示されている。詳細は後述するが、電極集電体11および対極集電体21は金属製であり不透明である。このように1対の2台のカメラを用いてアライメント調整を行うことで、電極集電体11や対極集電体21といった金属製であり不透明である素材に形成されたアライメントマークを用いても、位置調整を実施することが可能である。
図4Bでは、電極板アライメントマーク認識カメラ501Aと対極板アライメントマーク認識カメラ502Aとが、直線状にならずに対向して配置されている。電極板アライメントマーク認識カメラ501Aと対極板アライメントマーク認識カメラ502Aは、平面視方向から見てカメラの光軸がオフセットされて(ずれて)相対する状態である。画像認識処理装置503Aには、電極板アライメントマーク100−Aおよび対極板アライメントマーク200−Aの位置関係が、前述のカメラの光軸のずれによって補正されて表示されており、位置を調整することが可能となる。つまり、このように1対の2台のカメラを用いてアライメント調整を行うことで電極集電体11や対極集電体21といった金属製であり不透明である素材に、位置がオフセットされて形成されたアライメントマークを用いても、画像認識処理装置503Aにより位置調整を実施することが可能である。さらに、電極板アライメントマーク100−Aの形成位置を、対極板アライメントマーク200−Aの形成位置の制約を受けずに形成したとしても、電極板アライメントマーク認識カメラ501Aと対極板アライメントマーク認識カメラ502Aが、カメラの光軸がオフセットされて相対する状態であれば位置調整を実施することが可能である。
このように、電極板アライメントマーク認識カメラ501Aおよび対極板アライメントマーク認識カメラ502Aの光軸がオフセットされて相対する状態の位置に、電極板アライメントマーク100−Aと対極板アライメントマーク200−Aを形成することで、位置合わせの精度が向上し、電極層12の面積を最大化することが可能となり、単位電池2の電池容量を最大化することが可能となる。
図5Aおよび図5Bは、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bに用いられるアライメントマークの例を示す図である。電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bには、図5Aの(1)〜(14)、図5Bの(1)〜(14)の図形マークの組を用いることが出来るが、特に限定されるものではない。図5Aのアライメントマークと図5Bのアライメントマークとは、組にして使用することが好適であり、例えば、電極板アライメントマーク100−Aとして図5Aの(4)を用いた場合、対極板アライメントマーク200−Aは、図5Bの(4)を用いることが好ましい。
図5Cおよび図5Dは、図3に示した画像認識処理装置503A、503Bにて表示されるアライメントマークの組み合わせの例を示す図である。図5Cの(1)〜(14)は、画像認識処理装置503A、503Bにおいて電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bの位置整合が合致している際に見える状態を示している。なお、既に述べているように電極集電体11、対極集電体21ともに不透明であるため、電極板アライメントマーク認識カメラ501Aまたは501B、および、対極板アライメントマーク認識カメラ502Aまたは502Bのいずれか片方の撮影画像だけでは、図5Cの(1)〜(14)のような状態は、画像認識処理装置503A、503Bにて得られない。
図5Dの(1)〜(14)は、画像認識処理装置503A、503Bにおいて電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bの位置整合が合致していない際に見える状態を示している。この場合、図5Cの(1)〜(14)の状態からのズレ量をもとに、電極板10または対極板20の位置を調整する。これにより、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bの位置整合が合致させ、図5Cの(1)〜(14)の状態にすることが可能である。
本実施の形態において、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bは、塗料を用いた塗工方式により形成されることが重要である。貫通穴を用いて上下の電極板と対極板の位置整合を行うような方式の場合、前記貫通穴を形成する際の電極集電体または対極集電体のバリの発生による短絡のリスクが増大する。また、前記貫通穴をさらに、電極層または対極層またはその両方の内部に形成する場合は、前記電極層または前記対極層またはその両方の面積が減少して電池容量が低下するだけでなく、前記電極層や前記対極層を形成する材料の脱落のリスクが増大する。さらに、前記貫通穴の形成位置は上下方向にオフセットした位置では、形成不可能であるため、電極板と対極板のともに貫通穴が形成可能である位置にのみという制約を受け、そのため電極層12の面積が制限されることから電池容量が低下する。
本実施の形態において、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bは、有機材料を含有する塗料を用いた塗工方式により形成されることが重要である。レーザーマーキング方式、またはエンボス方式などによるアライメントマークの形成は、電極集電体や対極集電体がアライメントマーク形成時に発生する熱や圧力により変形する要因となり、電極集電体と対極集電体の接触による短絡や、電極集電体から電極層、および、対極集電体から対極層の、剥離および脱落の要因となる。本実施の形態のように、有機材料を含有する塗料を用いてアライメントマークを形成した場合は、電極集電体11や対極集電体21の変形は発生しにくいため、前記短絡、剥離および脱落のリスクが低減される。
本実施の形態において、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bは視認性を有する塗料を用いた塗工方式により形成されることが重要である。X線を吸収するフィラーを含有する塗料でアライメントマークを形成した場合、読取装置での認識に時間がかかるため全固体電池の生産性を向上させることが出来ない。本実施の形態のように、視認性を有する塗料を用いてアライメントマークを形成した場合は一般的なカメラなどの画像認識装置により短時間で認識することが可能となり、全固体電池1および単位電池2の生産性を向上させることが可能となる。
本実施の形態における電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bに用いられる視認性を有する有機材料を含有する塗料にはさまざまな成分が利用できる。有機材料としてゴム系バインダー、エポキシ系バインダー、アクリル系バインダー、ポリイミド系バインダー、セルロース系バインダーなどを含むことができる。また上記バインダー成分に加えて熱硬化剤や紫外線硬化剤を含むことができる。理由としては、初期状態としては流動性を有しつつ、その後、紫外線照射や熱処理により流動性を喪失させ硬化することができるためである。また、上記バインダー成分を水および/または有機溶剤などの媒体に分散させて用いてもよい。
本実施の形態における熱硬化剤としては、例えば、熱硬化反応開始剤を含んだアクリル樹脂やエポキシ樹脂、エラストマー類などが挙げられるが、特に限定されるものではない。また、本実施の形態における紫外線硬化剤としては、例えば、光増感反応開始剤を含有したアクリル樹脂やエポキシ樹脂、エラストマー類などが挙げられるが、特に限定されるものではない。
本実施の形態における電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bに用いられる視認性を有する有機材料を含有する前記塗料には、視認性や絶縁性、耐候性向上といった目的のために、適宜、粒子状の金属酸化物などの無機粒子を含むことができる。粒子サイズは特に限定されるものではなく、粒子形状も特に限定されるものではない。また、金属酸化物などの無機粒子には、酸化マンガン、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化銅、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、酸化カルシウム、ゼオライト、ガラスといった材料が挙げられるが特に限定されるものではない。
本実施の形態における電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bを、視認性を有する塗料を用いた塗工方式により形成する方法には、インクジェットコート法などが用いられる。電極板アライメントマーク100−A、100−Bや対極板アライメントマーク200−A、200−Bを瞬時に精度よくアライメントマークの描画パターンを形成していく必要があるため他の形成方法は不適であるが、特に限定されるものではない。
図1に示される全固体電池1は、図2で示した単位電池2を積層した構成をとっている。全固体電池1の電池容量は、単位電池2の総和をとる。しかしながら、全固体電池1を構成する単位電池2の積層精度が低い場合、限られた範囲内に単位電池2を積層しようとすると、単位電池2の面積を小さくせざるを得ず、単位電池2の電池容量は減少することとなり、その結果、全固体電池1の電池容量は減少する。
全固体電池1の積層方法は、単位電池2を複数個形成してから積層していく方法と、1つの単位電池2を形成してから、さらに電極板10を積層、次に対極板20を積層、というように1層ずつ積層していく方法とがある。いずれの方法においても、電極板アライメントマーク100−A、100−Bや対極板アライメントマーク200−A、200−Bを、図3に示した電極板アライメントマーク認識カメラ501A、501Bと、対極板アライメントマーク認識カメラ502A、502Bと、画像認識処理装置503A,503Bと、位置座標制御装置504を用いることで精度よく積層していくことが可能である。その結果、単位電池2の積層精度が向上し、限られた範囲内に単位電池2を積層する場合でも、単位電池2の面積を最大化することができ、単位電池2の電池容量は最大化することとなり、その結果、全固体電池1の電池容量は最大化する。
図1において、全固体電池1は、電極板10は電極集電体11の電極層12が配置されている面の反対面にも電極板10が配置されている。つまり、全固体電池1は、電極板10同士および対極板20同士が接するように単位電池2が積層された構造を有するが、その限りではない。
[変形例]
以下では、実施の形態に係る複数の変形例について説明する。なお、以下の複数の変形例の説明において、実施の形態との相違点または変形例間での相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略または簡略化する。
以下では、実施の形態に係る複数の変形例について説明する。なお、以下の複数の変形例の説明において、実施の形態との相違点または変形例間での相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略または簡略化する。
<変形例1>
まず、実施の形態における変形例1について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態の変形例1に係る全固体電池1の概略構成を示す断面図である。図6における断面は、全固体電池1の中心にて、積層面と垂直に断面をとった場合の断面である。図6は、電極集電体11の両面に、2つの電極層12Aおよび12Bが形成されて電極板10を構成している例である。
まず、実施の形態における変形例1について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態の変形例1に係る全固体電池1の概略構成を示す断面図である。図6における断面は、全固体電池1の中心にて、積層面と垂直に断面をとった場合の断面である。図6は、電極集電体11の両面に、2つの電極層12Aおよび12Bが形成されて電極板10を構成している例である。
また、対極集電体21の両面には、2つの対極層22Aおよび22Bが形成されて対極板20が構成されている。図1に示された全固体電池1との相違点は、電極板10および対極板20を備える単位電池2において、電極集電体11の両面にそれぞれ電極層12Aおよび12Bが形成されていること、対極集電体21の両面にそれぞれ対極層22Aおよび22Bが形成されていることである。しかしながら、電極板10と対極板20との接合(貼り合わせ)位置精度の向上は重要であることに変わりはなく、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bの有用性は変わるものではない。
<変形例2>
実施の形態における変形例2について、図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態の変形例2に係る全固体電池1の概略構成を示す断面図である。図7における断面は、全固体電池1の中心にて、積層面と垂直に断面をとった場合の断面である。図7に示す全固体電池1は、電極板10に備えられた電極集電体11の上に電極層12が形成されている面の反対面に、対極板20が配置されている例である。この場合においても、単位電池2が、電極板10および対極板20が対向して配置される構造を有することは、図1に示された全固体電池1と同様であり、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bの有用性は変わるものではない。
実施の形態における変形例2について、図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態の変形例2に係る全固体電池1の概略構成を示す断面図である。図7における断面は、全固体電池1の中心にて、積層面と垂直に断面をとった場合の断面である。図7に示す全固体電池1は、電極板10に備えられた電極集電体11の上に電極層12が形成されている面の反対面に、対極板20が配置されている例である。この場合においても、単位電池2が、電極板10および対極板20が対向して配置される構造を有することは、図1に示された全固体電池1と同様であり、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bの有用性は変わるものではない。
図1および図6に示した全固体電池1は、一般的に並列接続積層型と呼ばれる。図7に示した全固体電池1は、一般的に直列接続積層型と呼ばれる。また、図1および図7に示した全固体電池1は電極集電体11および対極集電体21に対してそれぞれ電極層12、対極層22を片面に形成して積層させた全固体電池1の例である。一方、図6に示した全固体電池1は、電極集電体11および対極集電体21に対してそれぞれ電極層12、対極層22を両面に形成して積層させた全固体電池1の例である。
<変形例3>
実施の形態における変形例3について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態の変形例3に係る全固体電池1の概略構成を示す断面図である。図8における断面は、全固体電池1の中心にて、積層面と垂直に断面をとった場合の断面である。図8に示す全固体電池1は、直列接続積層型であり、電極集電体11の片面に電極層12と、反対面に対極層22とを、両面にそれぞれ形成した例である。この場合、例えば、電極板10の電極層12を形成した面の電極層12が形成されてない位置に対極板アライメントマーク200−A、200−Bを形成し、対極層22を形成した面の対極層22が形成されてない位置に電極板アライメントマーク100−A、100−Bを形成することができる。
実施の形態における変形例3について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態の変形例3に係る全固体電池1の概略構成を示す断面図である。図8における断面は、全固体電池1の中心にて、積層面と垂直に断面をとった場合の断面である。図8に示す全固体電池1は、直列接続積層型であり、電極集電体11の片面に電極層12と、反対面に対極層22とを、両面にそれぞれ形成した例である。この場合、例えば、電極板10の電極層12を形成した面の電極層12が形成されてない位置に対極板アライメントマーク200−A、200−Bを形成し、対極層22を形成した面の対極層22が形成されてない位置に電極板アライメントマーク100−A、100−Bを形成することができる。
本実施の形態の変形例3においては、電極板および対極板の一例として、電極板および対極板は、電極集電体11、電極層12および対極層22を備え、第1アライメントマークおよび第2アライメントマークとして、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bを有する。
電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bが、視認性を有する塗料を用いた塗工方式により形成され、単位電池2の電極板10および対極板20の接合(貼り合わせ)位置精度を向上できる効果、および、全固体電池1を構成する単位電池2の積層精度を向上できる効果は、図1、図6、図7および図8に記載された全固体電池1の構成に限定されるものではない。
[電池の製造方法]
以下に本実施の形態における全固体電池を得るための具体的な製造工程の一例を示す。本開示に係る全固体電池および全固体電池の製造方法はこれに限定されない。
以下に本実施の形態における全固体電池を得るための具体的な製造工程の一例を示す。本開示に係る全固体電池および全固体電池の製造方法はこれに限定されない。
電極層12に含有される電極物質として、コバルト酸リチウム(LiCoO2)や硝酸リチウム(LiNO3)などの公知の電極物質(正極活物質)を用いることが出来る。電極物質材料はこの限りでなく、LiイオンやMgイオンなどのイオンを離脱、挿入することができる各種材料を用いることが出来、例えば、コバルト酸リチウム複合酸化物(LCO)、ニッケル酸リチウム複合酸化物(LNO)、マンガン酸リチウム複合酸化物(LMO)、リチウム‐マンガン‐ニッケル複合酸化物(LMNO)、リチウム‐マンガン‐コバルト複合酸化物(LMCO)、リチウム‐ニッケル‐コバルト複合酸化物(LNCO)、リチウム‐ニッケル‐マンガン‐コバルト複合酸化物(LNMCO)などが挙げられる。
また、電極層12の含有材料として無機系固体電解質(例えば、硫化物固体電解質や酸化物電解質)などの任意の固体電解質を用いることが出来る。硫化物固体電解質として例えば硫化リチウム(Li2S)および五硫化リン(P2S5)の混合物を用いることが出来る。電極の表面を固体電解質でコートしたものを用いることも出来る。また、電極層12の含有材料としてアセチレンブラックなどの導電材や、ポリフッ化ビニリデンなどの結着用バインダーを用いることが出来る。
これら電極層12の含有材料を溶媒と共に練り込んだペースト状の塗料を電極集電体11上に塗工乾燥して電極層12を塗工した電極板10を作製する。電極集電体11としてはCu箔、Al箔、SUS箔などが好適であるが限定されるものではなく、厚みは例えば5μm以上100μm以下である。電極層12の密度を高めるために乾燥後にプレスしておくことが出来る。このようにして作製される電極層12の厚みは例えば5μm以上300μm以下である。
電極集電体11上に電極層12を形成後、あるいは形成前の、電極層12が未形成となる箇所(図2における第1領域40)に、電極板アライメントマーク100−A、100−Bを形成する。電極層12の未形成の箇所が望ましいのは、電極板アライメントマーク100−A、100−Bが電極層12を形成するためのペーストの溶媒に侵されて視認性が低下する、あるいは電極板アライメントマーク100−A、100−Bに含まれる成分が電極層12へ何らかの影響を与えて電池特性が劣化してしまうのを防ぐためである。
電極板アライメントマーク100−A、100−Bの形成方法は前にも述べたようにインクジェット方式が望ましい。電極板アライメントマーク100−A、100−Bを形成する視認性を有する塗料に用いられる成分は先に述べたとおりである。
対極層22に含有される対極物質としてグラファイト、金属Liなどの公知の対極物質(負極活物質)を用いることが出来る。対極物質材料はこの限りでなく、LiイオンやMgイオンなどのイオンを離脱、挿入することができる各種材料を用いることが出来る。また、対極層22の含有材料として無機系固体電解質(例えば、硫化物固体電解質や酸化物電解質)などの任意の固体電解質を用いることが出来る。硫化物固体電解質として例えば硫化リチウム(Li2S)および五硫化リン(P2S5)の混合物を用いることが出来る。また、対極層22の含有材料としてアセチレンブラックなどの導電材や、ポリフッ化ビニリデンなどの結着用バインダーを用いることが出来る。
これら対極層22の含有材料を溶媒と共に練り込んだペースト状の塗料を対極集電体21上に塗工乾燥して対極層22を塗工した対極板20を作製する。対極集電体21としてはCu箔、Al箔、SUS箔などが好適であるが限定されるものではなく、厚みは例えば5μm以上100μm以下である。対極層22の密度を高めるために乾燥後にプレスしておくことが出来る。このようにして作製される対極層22の厚みは例えば5μm以上300μm以下である。
対極集電体21上に対極層22を形成後、あるいは形成前の、対極層22が未形成となる箇所(図2における第2領域50)に、対極板アライメントマーク200−A、200−Bを形成する。対極層22の未形成の箇所が望ましいのは、対極板アライメントマーク200−A、200−Bが対極層22を形成するためのペーストの溶媒に侵されて視認性が低下する、あるいは対極板アライメントマーク200−A、200−Bに含まれる成分が対極層22へ何らかの影響を与えて電池特性が劣化してしまうのを防ぐためである。
対極板アライメントマーク200の形成方法は前にも述べたようにインクジェット方式が望ましい。対極板アライメントマーク200を形成する視認性を有する塗料に用いられる成分は先に述べたとおりである。
LiやMgの析出による不具合を防止するために、対極層22は電極層12よりも大きい面積を有することが好ましい。また対極層22の単位面積あたりの電気容量は電極層の単位面積あたりの電気容量よりも3%以上10%以下の範囲で大きいことが望ましい。ここで電気容量は単位面積あたりの電極物質および対極物質の含有量に物質固有の電気容量を乗じたものをさす。
固体電解質層30には、無機系固体電解質(例えば、硫化物固体電解質や酸化物電解質)などの任意の固体電解質材料を用いることが出来る。硫化物固体電解質として例えば硫化リチウム(Li2S)および五硫化リン(P2S5)の混合物を用いることが出来る。固体電解質層30の含有材料としてポリフッ化ビニリデンなどの結着用バインダーを用いることが出来る。これら固体電解質層30の含有材料を溶媒と共に練り込んだペースト状の塗料を、対極層22を塗工済みの対極板20に塗工乾燥して、固体電解質層30を形成する。固体電解質層30の厚みは、5μm以上150μm以下、望ましくは5μm以上50μm以下であり、図1および図2のような形成範囲が考えられる。固体電解質層30は、対極板20上ではなく電極板10上に形成してもよいし、両方に形成してもよい。また固体電解質層30はPETフィルムのようなキャリアフィルムに塗工乾燥して形成したのち、電極板10あるいは対極板20あるいはその両方に転写して構成してもよい。
電極板アライメントマーク100−A、100−Bと対極板アライメントマーク200−A、200−Bを活用して、電極板10と対極板を接合(貼り合わせ)して単位電池2を作成する方法は、先に述べたとおりである。視認性を有する有機材料により形成された電極板アライメントマーク100−A、100−Bを有する電極板10と、視認性を有する有機材料により形成された対極板アライメントマーク200−A、200−Bを有する対極板とを貼り合わせる、貼り合わせ工程を包含し、貼り合わせ工程では、電極板10および対極板20を挟み込むように配置される電極板アライメントマーク認識カメラ501A、501Bと、対極板アライメントマーク認識カメラ502A、502Bとにより、電極板アライメントマーク100−A、100−Bおよび対極板アライメントマーク200−A、200−Bを上下方向から認識して位置合わせを行うことで、電極板10および対極板20を貼り合わせる。また、電極板アライメントマーク100−A、100−Bと対極板アライメントマーク200−A、200−Bを活用して、単位電池2を積層して全固体電池1を作成する方法は、先に述べたとおりである。本実施の形態における電極板アライメントマーク認識カメラ501A、501Bおよび対極板アライメントマーク認識カメラ502A、502Bは、一対の画像認識装置の一例である。
このようにして全固体電池1は得られる。全固体電池1の電池特性(電池容量)は、積層された単位電池2の各々の電池特性(電池容量)の総和で得られる。従って、含まれる単位電池2の電池特性(電池容量)が最大化されていれば、全固体電池1の電池特性(電池容量)も最大化される。
積層接続された全固体電池1は、封止ケースに内包することが出来る。封止ケースにはラミネート袋、金属缶、樹脂ケースなどを用いることが出来るがその限りではない。封止によって発電要素が水分によって劣化することを防止できる。
前記封止ケースに全固体電池1を挿入する際も、電極板アライメントマークや対極板アライメントマークを活用することで精度よく挿入可能である。
本開示を実施するための態様として上記に具体的に述べたが、本開示は、これらに限定されるものではない。本開示は信頼性に優れ、容量特性の良い全固体電池に広く適用出来る。
例えば、上記の実施の形態では、固体電解質層30は、電極層12と対極層22とを覆っており、電極集電体11と対極集電体21とも接していたが、このような構成に限られない。例えば、固体電解質層30は、電極層12と対極層22との間に配置されながらも、電極集電体11および対極集電体21のうち少なくとも一方とは接していなくてもよい。
また、例えば、単位電池2は、さらに、固体電解質層30の厚み方向の面に接する封止部材を備えてもよい。
また、電極板10は、2つの電極板アライメントマーク100−Aおよび100−Bを有し、対極板20は、2つの対極板アライメントマーク200−Aおよび200−Bを有したが、電極板10および対極板20が有する電極板アライメントマークおよび対極板アライメントマークの数に制限は無い。例えば、電極板10および対極板20は、それぞれ電極板アライメントマークおよび対極板アライメントマークを1つずつ有してもよく、3つ以上有してもよい。
また、単位電池2は、固体電解質層30を備えているが、このような構成に限られない。例えば、単位電池2は、電解液を備えてもよく、電極層12と対極層22との間に電解液を配置し、必要に応じて封止部材によって封止してもよい。
本開示の全固体電池は、取り扱い容易性、信頼性などが要求される各種電子機器、電気器具装置、電気車輌などに好適に利用できる。また、本開示の全固体電池の製造方法は、製造工程の効率化、低コスト化、高信頼性化などに対して有効である。
1 全固体電池
2 単位電池
10 電極板
11 電極集電体
12、12A、12B 電極層
20 対極板
21 対極集電体
22、22A、22B 対極層
30 固体電解質層
40 第1領域
50 第2領域
100−A、100−B 電極板アライメントマーク
200−A、200−B 対極板アライメントマーク
501A、501B 電極板アライメントマーク認識カメラ
502A、502B 対極板アライメントマーク認識カメラ
503A、503B 画像認識処理装置
504 位置座標制御装置
2 単位電池
10 電極板
11 電極集電体
12、12A、12B 電極層
20 対極板
21 対極集電体
22、22A、22B 対極層
30 固体電解質層
40 第1領域
50 第2領域
100−A、100−B 電極板アライメントマーク
200−A、200−B 対極板アライメントマーク
501A、501B 電極板アライメントマーク認識カメラ
502A、502B 対極板アライメントマーク認識カメラ
503A、503B 画像認識処理装置
504 位置座標制御装置
Claims (10)
- 電極板と、
前記電極板に対向して配置される対極板と、
を備え、
前記電極板は、第1アライメントマークを有し、
前記対極板は、第2アライメントマークを有し、
前記第1アライメントマークおよび前記第2アライメントマークは、視認性を有する有機材料により形成されている、
電池。 - さらに、前記電極板と前記対極板との間に、固体電解質層を備える、
請求項1に記載の電池。 - 前記固体電解質層は、5μm以上150μm以下の厚みを有する、
請求項2に記載の電池。 - 前記電極板は、
電極合剤層と、
前記電極合剤層と接して配置される電極集電体と、
を備え、
前記電極集電体は、前記電極合剤層が配置されない第1領域を有し、
前記第1アライメントマークは、前記第1領域に形成されており、
前記対極板は、
対極合剤層と、
前記対極合剤層と接して配置される対極集電体と、
を備え、
前記対極集電体は、前記対極合剤層が配置されない第2領域を有し、
前記第2アライメントマークは、前記第2領域に形成されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の電池。 - 前記電極合剤層は、平面視した場合において前記対極合剤層が配置された範囲内に配置されている、
請求項4に記載の電池。 - 前記電極合剤層、および、前記対極合剤層は、それぞれ5μm以上300μm以下の厚みを有し、
前記電極集電体、および、前記対極集電体は、それぞれ5μm以上100μm以下の厚みを有する、
請求項4または請求項5に記載の電池。 - 前記有機材料は、ゴム系バインダー、エポキシ系バインダー、アクリル系バインダー、ポリイミド系バインダー、およびセルロース系バインダーのうち少なくとも1種を含む、
請求項1から6のいずれか一項に記載の電池。 - 前記有機材料は、さらに、熱硬化剤および紫外線硬化剤のうち少なくとも1種を含む、
請求項7に記載の電池。 - 各々が、請求項1から8のいずれか一項に記載の電池である第1電池と第2電池とを備え、
前記第1電池と前記第2電池とは積層される、
積層電池。 - 視認性を有する有機材料により形成された第1アライメントマークを有する電極板と、視認性を有する有機材料により形成された第2アライメントマークを有する対極板とを貼り合わせる、貼り合わせ工程を包含し、
前記貼り合わせ工程では、前記電極板および前記対極板を挟み込むように配置される1対の画像認識装置により、前記第1アライメントマークおよび前記第2アライメントマークを上下方向から認識して位置合わせを行うことで、前記電極板および前記対極板を貼り合わせる、
電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018197669A JP2020064826A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | 電池、積層電池、及び電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018197669A JP2020064826A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | 電池、積層電池、及び電池の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020064826A true JP2020064826A (ja) | 2020-04-23 |
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ID=70387451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018197669A Pending JP2020064826A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | 電池、積層電池、及び電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020064826A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102370749B1 (ko) * | 2021-09-27 | 2022-03-08 | 주식회사 신룡 | 초기 얼라인수단을 갖는 이차전지용 셀 스택 적층장치 및 초기 얼라인 방법 |
WO2023197176A1 (zh) * | 2022-04-12 | 2023-10-19 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 用于叠片机的料带入料检测方法、装置、叠片机、设备和介质 |
-
2018
- 2018-10-19 JP JP2018197669A patent/JP2020064826A/ja active Pending
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