JP2020064556A - 情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】利便性を向上させる情報提供装置および情報提供方法を提供する。【解決手段】情報提供装置1は、車両に搭載された車載装置用の通知情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された通知情報のうち、所定の選択条件を満たす通知情報を選択する選択部と、選択部によって選択された通知情報を予め登録された端末装置へ転送する転送部とを備える。選択部は、通知情報を車載装置へ通知後の車両の走行情報に基づいて通知情報を選択する。【選択図】図8
Description
本発明は、情報提供装置および情報提供方法に関する。
従来、カーナビゲーション装置などの車載装置とスマートフォンなどの携帯端末とを連携させて、ユーザへ情報を提供する情報提供システムがある。かかる情報提供システムでは、ソーシャルネットワーク(以下、SNS:Social Networking Service)へ投稿された情報を車載装置へ通知する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、利便性を向上させるうえで改善の余地があった。例えば、ユーザが運転中である場合、ユーザは、車載装置から通知された情報を閲覧することができない場合がある。また、仮に、ユーザが閲覧できなかった情報をユーザの端末装置へ転送した場合、ユーザが敢えて閲覧しなかった情報まで端末装置へ転送することとなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利便性を向上させることができる情報提供装置および情報提供方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る情報提供装置は、記憶部と、選択部と、転送部とを備える。前記記憶部は、車両に搭載された車載装置用の通知情報を記憶する。前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記通知情報のうち、所定の選択条件を満たす前記通知情報を選択する。前記転送部は、前記選択部によって選択された前記通知情報を予め登録された端末装置へ転送する。
本発明によれば、利便性を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る情報提供装置および情報提供方法について詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて実施形態に係る情報提供方法について説明する。図1は、情報提供方法の概要を示す図である。なお、かかる情報提供方法は、図1に示す情報提供システムSによって実行される。
図1に示すように、情報提供システムSは、情報提供装置1と、車載装置50と、端末装置Tとを備える。情報提供装置1は、図2にて後述するように、各サービスプロバイダから車両の運転者D宛ての通知情報を受け付けて、かかる通知情報を車載装置50へ通知するサーバ装置である。
車載装置50は、例えば、表示部を備え、情報提供装置1から受信した通知情報を運転者Dへ通知する。端末装置Tは、運転者Dが保有する電子機器であり、スマートフォンや、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等を含む。
ところで、従来、端末装置からソーシャルネットワークサービス(以下、SNS:Social Networking Service)へ投稿された情報を車載装置へ通知する情報提供システムがある。
かかる情報提供システムでは、運転者が運転中である場合、通知された情報を運転者が閲覧することができない場合がある。また、運転者が閲覧できなかった情報を運転者の端末装置へ転送することも考えられるが、閲覧できなかった全ての情報を端末装置へ転送すると、運転者が煩わしく感じるなど、利便性を損なう場合がある。
そこで、実施形態に係る情報提供方法では、車載装置50へ通知した通知情報のうち、所定の条件を満たす情報に絞って、端末装置Tへ転送することとした。つまり、実施形態に係る情報提供方法では、通知情報のうち、運転者Dが後から見る可能性が高い通知情報をフィルタリングして端末装置Tへ転送する。
具体的には、図1に示すように、情報提供装置1は、運転者D宛ての通知情報を記憶しておき、車載装置50へ送信する(ステップS1)。ここで、運転者D宛ての通知情報とは、メッセージアプリ上のメッセージ、電子広告、電子クーポンなどを含む。また、車載装置50へ送信された通知情報は、車載装置50にてプッシュ通知によって運転者Dへ提供される。
続いて、情報提供装置1は、例えば、車両のイグニッションスイッチがオフになった場合に、車載装置50から通知情報に対するフィードバック情報を受信する(ステップS2)。
かかるフィードバック情報には、通知情報の開封状況などに関する情報や、運転者Dへ通知情報を車載装置50にて通知後の車両の挙動に関する情報などが含まれる。その後、情報提供装置1は、フィードバック情報に基づいて所定の選択条件を満たす通知情報を選択する(ステップS3)。
情報提供装置1は、ステップS3の選択処理において、例えば、過去の閲覧履歴から運転者Dの関心が高いと推定される通知情報であるものの、運転者Dが閲覧(開封)できなかった通知情報を選択することができる。すなわち、車載装置50へ送信した通知情報のうち、運転者Dが後から見る可能性が高い通知情報を選択する。
そして、情報提供装置1は、ステップS3にて選択した通知情報を運転者Dの端末装置Tへ転送する(ステップS4)。これにより、運転者Dは、車両を降車後に、端末装置Tから自由に通知情報を閲覧することが可能となる。
このように、実施形態に係る情報提供方法では、車載装置50へ送信した通知情報のうち、所定の選択条件を満たす通知情報を端末装置Tへ転送する。これにより、運転者Dにとって有益な情報のみを端末装置Tへ転送することができるので、利便性を向上させることができる。
なお、ここでは、情報提供装置1が、端末装置Tへ通知情報を転送する場合について説明したが、車載装置50から端末装置Tへ通知情報を転送することも可能である。また、実施形態に係る情報提供方法では、端末装置Tへ通知情報を転送するにあたり、通知情報の内容を変更して転送することも可能であるが、この点の詳細については、後述する。
次に、図2を用いて実施形態に係る情報提供システムSの構成例について説明する。図2は、情報提供システムSの構成例を示す図である。図2に示すように、情報提供システムSは、上述の情報提供装置1、車載装置50−1〜50−n、端末装置T−1〜T−n(nは、いずれも自然数)に加え、サービスプロバイダ100−1〜100−m(mは、自然数)を含む。
情報提供装置1、車載装置50−1〜50−n、端末装置T−1〜T−n、サービスプロバイダ100−1〜100−mは、ネットワークNを介して接続される。サービスプロバイダ100−1〜100−mは、運転者D向けの各種サービスやアプリケーションを提供するプロバイダである。
例えば、サービスプロバイダ100−1〜100−mは、運転者Dへのサービスを情報提供装置1を介して提供するとともに、自身のサービスの電子広告やクーポン情報等の配信を情報提供装置1へ依頼することができる。
例えば、情報提供装置1は、上記の電子広告のターゲティング条件を満たす運転者Dや、クーポン情報の配信条件を満たす運転者Dを選択したうえで、各車載装置50や端末装置Tへ配信することができる。
次に、図3を用いて実施形態に係る情報提供装置1の構成例について説明する。図3は、情報提供装置1のブロック図である。図3に示すように、情報提供装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを備える。
通信部2は、ネットワークNとの間で情報の送受信を行う通信インターフェイスである。制御部3は、通信部2およびネットワークNを介して各々との間で各種の情報を送受信することができる。
制御部3は、受付部30と、選択部32と、送信部31と、更新部33と、転送部34とを備える。制御部3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、受付部30と、選択部32と、送信部31と、更新部33と、転送部34として機能する。
また、制御部3の受付部30と、選択部32と、送信部31と、更新部33と、転送部34の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部4は、例えば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、ユーザ情報データベース40と、通知情報データベース41と、閲覧履歴データベース42と、付加情報データベース43とを備える。なお、情報提供装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
ユーザ情報データベース40は、運転者Dに関するユーザ情報テーブルを有する。図4は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報テーブル40aは、「ユーザID」、「車載装置ID」、「端末ID」、「現在地」、「デモグラフィック属性」、「サイコグラフィック属性」等が互いに対応付けられた情報である。
「ユーザID」は、運転者であるユーザを識別する識別子である。「車載装置ID」および「端末ID」は、車載装置50および端末装置Tをそれぞれ識別する識別子である。「現在地」は、車両Cの現在走行しているエリアを示す。現在地は、例えば、車両Cの位置情報に基づいて適宜更新される。
「デモグラフィック属性」は、運転者Dの人口統計学的な情報である。デモグラフィック属性は、例えば、「性別」、「年齢」などの情報が含まれる。なお、図4に示す例では、男性の性別を「1」、女性の性別を「2」でそれぞれ示す。
「サイコグラフィック属性」は、運転者Dの心理学的な属性の情報であり、例えば、運転者Dの価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などの情報である。図4に示す例では、属性要素毎に、運転者Dの嗜好が相対的に高い場合に「1」が設定され、それ以外の場合には「0」が設定される。
図3の説明に戻り、通知情報データベース41について説明する。通知情報データベース41は、各サービスプロバイダ100から各運転者D宛てに受け付けた通知情報を記憶するデータベースである。
例えば、各サービスプロバイダ100から受け付けた通知情報は、提供元のサービスプロバイダ100の識別子、通知情報の識別子、送信先などが付与されて通知情報データベース41へ登録される。なお、通知情報の送信先として、メッセージアプリのメッセージなど通知先の運転者Dが予め指定されるものと、例えば、所定のエリアを走行中の運転者Dなど、情報提供装置1側で通知先を設定するものが含まれる。
閲覧履歴データベース42は、運転者Dの通知情報に対する閲覧履歴に関する情報を記憶するデータベースである。閲覧履歴データベース42は、車載装置50から送信される上述のフィードバック情報に基づいて更新される。
付加情報データベース43は、車載装置50へ送信した通知情報を端末装置Tへ転送する際に、付加する情報を記憶するデータベースである。例えば、付加情報データベース43には、クーポン情報や電子広告に関する情報などが記憶される。
続いて、制御部3の各構成について説明する。制御部3の受付部30は、各サービスプロバイダ100から通知情報を受け付ける。受付部30は、通知情報を受け付けると、通知情報データベース41へ通知するとともに、送信部31へ通知する。
また、受付部30は、車載装置50から上述のフィードバック情報を受け付けることもできる。受付部30は、受け付けたフィードバック情報を閲覧履歴データベース42へ記憶する。
なお、車載装置50がフィードバック情報を送信するタイミングは、例えば、車両のイグニッションスイッチがオフとなったタイミングであるが、これに限定されるものではない。具体的には、車両のシフトレバーがパーキングになったタイミングや、手動運転から自動運転へ切り替わったタイミング、運転者Dが交代したタイミング等であってもよい。
すなわち、車載装置50は、運転者Dが端末装置Tを自由に操作できるタイミングでフィードバック情報を送信することができる。なお、車載装置50は、フィードバック情報を所定の周期で送信することも可能である。
送信部31は、受付部30によって受け付けられた運転者D宛ての車載装置50用の通知情報を各車載装置50へ送信する。送信部31は、Emailなどの宛先が指定された通知情報については、指定された車載装置50へ送信する。なお、例えば、車載装置50側でEmailの受け取りに関して、題目のみが通知されるように設定することもできる。これにより、例えば、複数の乗員が車両に搭乗している場合、題目のみを通知することで、運転者Dのプライバシーを保護することができる。
また、送信部31は、渋滞情報、エリア毎の天気情報(例えば、ゲリラ豪雨に関する情報)、ご当地情報、広告情報など、宛先が特に指定されていない通知情報については、送信する車載装置50を選択したうえで、各車載装置50へ送信することができる。
具体的には、送信部31は、渋滞情報、エリア毎の天気情報、ご当地情報など、車両Cの現在地に関連する通知情報については、ユーザ情報データベース40の「現在地」に基づいて送信する車載装置50を選択することができる。
また、送信部31は、広告情報など、ターゲティング条件が定められた通知情報については、ユーザ情報データベース40の「デモグラフィック属性」、「サイコグラフィック属性」に基づいてそれぞれ送信する車載装置50を選択することが可能である。
なお、送信部31は、例えば、車両Cの同乗者を特定できる場合には、同乗者の組み合わせに応じて送信する通知情報を選択することも可能である。具体的には、例えば、同乗者が共通してグルメ好きである場合に、グルメに関する通知情報を送信し、同乗者が共通して歴史好きである場合、ご当地の歴史に関する通知情報を送信することもできる。このように、同乗者に応じて通知情報を変更することで、車内の会話の円滑化を図ることができる。
選択部32は、記憶部4に記憶された通知情報のうち、所定の選択条件を満たす通知情報を選択する。すなわち、選択部32は、送信部31が各車載装置50へ送信した通知情報のうち、端末装置Tへ転送する通知情報を選択する。
例えば、選択部32は、フィードバック情報として通知される通知情報の開封履歴や車両Cの走行情報等に基づいて選択条件を満たす通知情報を選択することができる。
ここで、走行情報は、車両Cの走行速度、ステアリング操作頻度に加えて、ハンズフリー通話などの操作履歴を含む。選択部32は、走行情報に基づいて運転者Dの運転負荷を推定し、推定した運転負荷に基づいて端末装置Tへ転送する通知情報を選択することができる。
これは、運転負荷が相対的に高い場合、運転者Dは、通知情報を確認する余裕がなかったと推定されるためである。一方、運転負荷が相対的に低い場合、運転者Dは、通知情報を確認する余裕があったものの、通知情報を敢えて確認しなかったと推定される。
また、運転負荷が低いと推定される期間(例えば、信号待ちなど)であっても、運転者Dがハンズフリー通話や、ナビゲーション装置への目的地設定を行っていた場合、運転者Dが通知情報を確認する余裕がなかったと推定される。
このため、選択部32は、運転負荷に応じて端末装置Tへ転送する通知情報を選択することで、運転者Dが閲覧を所望する通知情報を適切に選択することができる。言い換えれば、運転者Dにとって興味の薄い通知情報などを端末装置Tへの転送を抑制することができる。
なお、走行情報として、車両Cが走行中の道路種別(高速道路、一般道、山道など)に関する情報を取得することにしてもよい。この場合、選択部32は、道路種別に応じて端末装置Tへ転送する通知情報を選択することもできる。これにより、転送する通知情報を容易に選択することが可能となる。
また、選択部32は、情報価値が時刻経過に伴って低下する通知情報については、その情報価値に応じて、通知情報を選択することもできる。具体的には、選択部32は、通知情報を端末装置Tへ転送する際に、通知情報の情報価値が維持されていれば、その通知情報を選択し、情報価値が低くなっていた場合、その通知情報を選択しない。
具体的には、あるエリアの天気情報を通知情報として車載装置50へ送信した場合を想定する。この場合、転送するタイミングで、車両Cの現在地がそのエリア外にいた場合や、既にそのエリアを通過後であった場合には、既に通知情報は価値を成さない。
このため、選択部32は、通知情報を車載装置50へ通知した時点から通知情報を端末装置Tへ転送するまでの時刻差、距離差が所定値以内のものを端末装置Tへ転送する通知情報を選択する。
これにより、情報の価値が低い通知情報を端末装置Tへ送信するのを防止することができるので、利便性を向上させることができる。なお、上述の選択条件は、一例であり、任意に変更が可能である。例えば、単にスパムメールのみを選択対象から除外したりすることもできる。
更新部33は、選択部32によって選択された通知情報の内容を更新する。すなわち、更新部33は、車載装置50用の通知情報を端末装置T用の通知情報へ更新する。これにより、情報提供装置1の利便性を向上させることが可能となる。
例えば、更新部33は、通知情報に付加情報を付加することで通知情報を更新することができる。具体的には、更新部33は、運転者Dへ通知情報を通知したときの車両Cの位置情報を付加情報として付加することができる。
これにより、運転者Dは、通知情報が通知された際の位置情報を把握することができるので、どこで通知情報が通知されたかを容易に把握することができる。
また、更新部33は、例えば、通知情報に経路情報が含まれる場合、送信する際の車両の位置情報に基づいて経路情報を更新することも可能である。具体的には、通知情報が運転者Dへおすすめのレストランまでの経路情報である場合を想定する。
この場合、更新部33は、車載装置50が運転者Dへ通知情報を通知した地点Aから上記のレストランまでの経路について、端末装置Tへ通知情報を転送するタイミングにおける車両の地点Bからレストランまでの経路へ更新することができる。
これにより、運転者Dの現在地から目的地(レストラン)までの適切な経路を提供することが可能となる。この際、更新部33は、車両の走行した経路に基づき、経路情報を更新することも可能である。
具体的には、更新部33は、車両が実際に走行してきた経路において、どの地点を曲がれば、目的地へ到着するかを示す経路へ経路情報を更新する。
すなわち、更新部33は、既に通過した経路からの道順を示すことで、運転者Dに対して目的地までの経路を直感的に把握させることが可能となる。
この際、更新部33は、車載装置50から目印となる地点のカメラ画像を取得し、付加情報としてカメラ画像を経路情報へ付加することも可能である。これにより、運転者Dに対してより直感的に目的地までの経路を把握させることが可能となる。
また、更新部33は、付加情報として、通知情報の内容に関する詳細情報や、電子広告、電子クーポンを付与することもできる。例えば、更新部33は、通知情報として、店舗名や店舗住所などの簡易情報を通知しておき、端末装置Tへ転送する際に、店舗に関する詳細情報や、かかる店舗で使用可能な電子クーポンを付与することができる。
すなわち、運転者Dが運転中には、読むのに負荷の低い通知情報を車載装置50へ送信しておき、運転を終えたタイミングで詳細な通知情報を車載装置50へ転送する。これにより、運転者Dの安全運転に寄与することができる。
また、更新部33は、アンケートを付加情報として付加することもできる。かかるアンケートは、例えば、運転者Dの興味や嗜好に関するものや、通知情報を開封しなかった理由を問うものである。
そして、更新部33は、かかるアンケートの結果に基づいてユーザ情報データベース40を更新することができる。このように、更新部33は、通知情報にアンケートを付加情報として付加することで、趣味嗜好に関する情報(上記のサイコグラフィック属性に対応)を容易に得ることができる。
すなわち、アンケート結果に基づき、運転者Dへ通知するレコメンド情報を選択することができ、各運転者Dの関心が高い通知情報を各運転者Dに対して通知することができる。
なお、更新部33は、閲覧履歴データベース42を解析することで、ユーザ情報データベース40を更新することも可能である。この場合であっても、各運転者Dの関心が高い通知情報を各運転者Dに対して通知することができる。
転送部34は、選択部32によって選択された通知情報をあらかじめ登録された端末装置Tへ転送する。本実施形態において、転送部34は、更新部33によって更新された通知情報を端末装置Tへ転送する。
例えば、上述のように、車両のイグニッションスイッチがオフとなったタイミングでフィードバック情報が車載装置50から送信される。この場合、転送部34は、フィードバック情報をトリガとして通知情報を転送することができる。
また、上記の例に限られず、転送部34は、車両が手動運転から自動運転へ切り替わったことや、運転者Dが変更したことをトリガとして、通知情報を転送することにしてもよい。
この場合、例えば、車載装置50は、手動運転から自動運転へ切り替わったタイミングや、運転者Dが変更したタイミングでフィードバック情報を情報提供装置1へ送信することで、情報提供装置1は、上記のトリガを検出することができる。
次に、図5を用いて車載装置50の構成例について説明する。図5は、車載装置50のブロック図である。なお、図5では、車載装置50に加え、タッチパネルディスプレイ80、スピーカ81、位置検出装置A、センサ群85およびカメラ90をあわせて示す。
図5に示すように、車載装置50は、通信部5と、制御部6と、記憶部7とを備える。通信部5は、ネットワークNとの間で情報の送受信を行う通信インターフェイスである。制御部6は、通信部2およびネットワークNを介して各々との間で各種の情報を送受信することができる。
制御部6は、取得部60と、通知部61と、送信部62とを備える。制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、取得部60、通知部61および送信部62として機能する。
また、制御部3の取得部60、通知部61および送信部62の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部7は、例えば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、通知情報記憶部71と、走行情報記憶部72とを備える。なお、車載装置50は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
通知情報記憶部71は、情報提供装置1から送信される通知情報を記憶する記憶部である。例えば、通知情報記憶部71は、通知情報とともに、通知情報テーブルを記憶する。
図6は、通知情報テーブル71aの一例を示す図である。図6に示すように、通知情報テーブル71aは、「メッセージID」、「カテゴリ」、「通知時刻」、「通知位置」、「開封時刻」、「ステータス」が互いに対応付けられた情報である。
メッセージIDは、通知情報を識別するための識別子であり、カテゴリは、通知情報の種別を示す。図6に示す例では、カテゴリとして、レコメンド、Email、SNSなどが含まれる場合を示す。なお、レコメンドは、例えば、車両の周辺のおススメ施設に関する情報や、運転者Dへの電子広告などが含まれる。
通知時刻は、通知情報を通知した時刻を示し、通知位置は、通知した位置を示す。また、開封時刻は、通知情報を開封した時刻を示し、ステータスは、通知情報に対する特記事項を示す。
図5の説明に戻り、走行情報記憶部72について説明する。走行情報記憶部72は、車両の走行情報を記憶する記憶部である。具体的には、走行情報記憶部72は、センサ群85や、カメラ90から出力される走行情報を記憶する。
センサ群85は、車両の走行速度を検出する速度センサ、車両のブレーキの操作状況を検出するブレーキセンサ、舵角を検出する舵角センサ、車両の加速度を検出する加速度センサ等を含む。
また、カメラ90は、例えば、ドライブレコーダなどの車両の周囲を撮像するカメラである。走行情報記憶部72は、センサ群85や、カメラ90から出力される走行情報に位置検出装置Aから入力される位置情報を対応付けて記憶する。
続いて、制御部6の各構成について説明する。制御部6の取得部60は、通知情報や、走行情報を取得する。取得部60は、取得した通知情報を通知情報記憶部71に登録し、取得した走行情報を走行情報記憶部72へ登録する。
通知部61は、通知情報をタッチパネルディスプレイ80やスピーカ81を介して運転者Dへ通知する。また、通知部61は、通知情報を通知した時刻や、通知位置などに基づき、通知情報テーブル71aを更新する。
図7は、通知情報の通知例を示す図である。なお、ここでは、通知情報がレコメンド情報である場合について説明する。図7に示すように、通知部61は、通知情報をタッチパネルディスプレイ80へ表示することで、通知情報を運転者Dへ通知するとともに、タッチパネルディスプレイ80に開封ボタンB1、読み上げボタンB2、後で読むボタンB3を併せて表示する。
通知部61は、開封ボタンB1、読み上げボタンB2、後で読むボタンB3に対する操作信号をタッチパネルディスプレイから取得することで、通知情報の通知態様を変更することができる。
例えば、通知部61は、開封ボタンB1が選択された場合、通知情報の内容をタッチパネルディスプレイ80へ表示することで、通知情報の内容を運転者Dへ通知することができる。
また、通知部61が、読み上げボタンB2が選択された場合、通知情報の内容(テキスト)をスピーカ81から出力することで、通知情報の内容を運転者Dへ通知することができる。
また、通知部61は、後で読むボタンB3が操作された場合、通知情報をその場では通知せず、タッチパネルディスプレイ80の下方領域に未読アイコンUを表示させる。なお、未読アイコンUに表示される数字は、未読の通知情報の数を示す。
図7に示す例では、レコメンドの通知情報に1件の未読メッセージあることを示す。なお、通知部61は、通知情報を通知したのちに、所定期間、開封されなかった通知情報についても、後で読むボタンB3が操作された場合と同様に処理を行うことにしてもよい。
図5の説明に戻り、送信部62について説明する。送信部62は、位置情報や、上記のフィードバック情報を情報提供装置1へ送信する。例えば、送信部62は、位置検出装置Aから通知される車両の位置情報を所定周期で送信する。
これにより、情報提供装置1は、各車両の現在地を把握することが可能となる。また、送信部62は、所定のタイミングでフィードバック情報を情報提供装置1へ送信することができる。
具体的には、送信部62は、例えば、車両のイグニッションスイッチがオフになると、通知情報記憶部71に記憶された情報および走行情報記憶部72に記憶された情報に基づいてフィードバック情報を生成する。
フィードバック情報には、通知情報の開封履歴や、通知情報を通知後の走行情報が含まれる。情報提供装置1は、フィードバック情報に基づいて端末装置Tへ転送する通知情報を選別したり、車載装置50へ送信する通知情報を選別したりすることができる。
なお、上述のように、送信部62がフィードバック情報を送信するトリガは、車両のイグニッションスイッチがオフに限定されるものではない。すなわち、運転者Dが交代したことや、車両が手動運転から自動運転へ切り替わることなど、運転者Dが自由に端末装置Tを操作可能となったことをトリガとして、フィードバック情報を送信することにしてもよい。
この場合、例えば、車載装置50は、運転席を撮像するカメラのカメラ画像に基づいて運転者Dが交代したことを認識することが可能である。また、車載装置50は、車両の自動運転を制御する制御ECU(Electro Control Unit)から出力される信号に基づいて手動運転から自動運転への切り替わりを認識することが可能である。
次に、図8を用いて実施形態に係る情報提供システムSが実行する処理手順について説明する。図8は、情報提供システムSが実行する処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、情報提供装置1は、車載装置50へ通知情報を送信すると(ステップS11)、車載装置50は、かかる通知情報を運転者Dへプッシュ通知を行う(ステップS12)。
その後、車載装置50は、例えば、イグニッションスイッチオフなどの所定のトリガを検出した場合に(ステップS13)、フィードバック情報を生成する(ステップS14)。
そして、車載装置50は、フィードバック情報を情報提供装置1へ送信すると(ステップS15)、情報提供装置1は、選択条件を満たす通知情報を選択する(ステップS16)。
続いて、情報提供装置1は、通知情報の内容を更新し(ステップS17)、更新した通知情報を端末装置Tへ転送して(ステップS18)、処理を終了する。
上述したように、実施形態に係る情報提供装置1は、記憶部4と、選択部32と、転送部34とを備える。記憶部4は、車両に搭載された車載装置用の通知情報を記憶する。選択部32は、記憶部4に記憶された通知情報のうち、所定の選択条件を満たす通知情報を選択する。転送部34は、選択部32によって選択された通知情報を予め登録された端末装置Tへ転送する。したがって、実施形態に係る情報提供装置1によれば、利便性を向上させることができる。
ところで、上述した実施形態では、情報提供装置1が、端末装置Tへ通知情報を転送する場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、端末装置Tへ通知情報を転送するのは、車載装置50であってもよい。
図9は、変形例に係る情報提供システムS−2の概要を示す図である。変形例に係る情報提供システムS−2では、車載装置50Bが、情報提供装置1の一部の役割を担う点で、上述の実施形態と異なる。
すなわち、変形例に係る情報提供システムS−2では、車載装置50Bが、情報提供装置1として機能する。具体的には、図9に示すように、車載装置50Bは、情報提供装置1Bから通知情報を受信すると(ステップS21)、通知情報を運転者Dへプッシュ通知するとともに記憶部(ここでは不図示)に記憶する。
その後、車載装置50Bは、記憶部に記憶した通知情報のうち、所定の選択条件を満たす通知情報を選択する(ステップS22)。例えば、ここでの選択条件は、上述の実施形態と同様の条件を適用することが可能である。
そして、車載装置50Bは、選択した通知情報の内容を更新して(ステップS23)、更新後の通知情報を端末装置Tへ転送する(ステップS24)。このとき、車載装置50Bは、近距離無線通信を用いて通知情報を転送するなど、情報提供装置1Bを介さずに、通知情報を転送することが可能である。
これにより、情報提供装置1Bの処理負荷を軽減するとともに、ネットワークの混雑を抑制することが可能となる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 情報提供装置
30 受付部
31 送信部
32 選択部
33 更新部
34 転送部
40 ユーザ情報データベース
41 通知情報データベース
42 閲覧履歴データベース
43 付加情報データベース
50 車載装置
S 情報提供システム
30 受付部
31 送信部
32 選択部
33 更新部
34 転送部
40 ユーザ情報データベース
41 通知情報データベース
42 閲覧履歴データベース
43 付加情報データベース
50 車載装置
S 情報提供システム
Claims (10)
- 車両に搭載された車載装置用の通知情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記通知情報のうち、所定の選択条件を満たす前記通知情報を選択する選択部と、
前記選択部によって選択された前記通知情報を予め登録された端末装置へ転送する転送部と
を備えることを特徴とする情報提供装置。 - 前記選択部は、
前記通知情報を前記車載装置へ通知後の前記車両の走行情報に基づいて前記通知情報を選択すること
を特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。 - 前記選択部は、
前記走行情報から推定される運転負荷に基づいて前記通知情報を選択すること
を特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。 - 前記選択部は、
前記通知情報の閲覧履歴に基づいて前記通知情報を選択すること
を特徴とする請求項1、2または3に記載の情報提供装置。 - 前記転送部によって前記通知情報が転送される場合に、前記通知情報の内容を更新する更新部
を備え、
前記転送部は、
前記更新部によって更新された前記通知情報を転送すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報提供装置。 - 前記更新部は、
前記通知情報に付加情報を付加することで、前記通知情報を更新すること
を特徴とする請求項5に記載の情報提供装置。 - 前記更新部は、
前記通知情報を車載装置が受信した位置情報を前記付加情報として付加すること
を特徴とする請求項6に記載の情報提供装置。 - 前記更新部は、
前記車両上で撮像されたカメラ画像を前記付加情報として付加すること
を特徴とする請求項6または7に記載の情報提供装置。 - 前記更新部は、
前記通知情報に経路情報が含まれる場合に、当該経路情報について前記通知情報を転送する時点の前記車両の位置情報に基づいて経路情報を更新すること
を特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記載の情報提供装置。 - 車両に搭載された車載装置用の通知情報を記憶する記憶工程と、
前記記憶工程に記憶された前記通知情報のうち、所定の選択条件を満たす前記通知情報を選択する選択工程と、
前記選択工程によって選択された前記通知情報を予め登録された端末装置へ転送する転送工程と
を含むことを特徴とする情報提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018197543A JP2020064556A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | 情報提供装置および情報提供方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018197543A JP2020064556A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | 情報提供装置および情報提供方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020064556A true JP2020064556A (ja) | 2020-04-23 |
Family
ID=70387345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018197543A Pending JP2020064556A (ja) | 2018-10-19 | 2018-10-19 | 情報提供装置および情報提供方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020064556A (ja) |
-
2018
- 2018-10-19 JP JP2018197543A patent/JP2020064556A/ja active Pending
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