JP2020063746A - バランサ装置用の同期歯車及び歯車 - Google Patents
バランサ装置用の同期歯車及び歯車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020063746A JP2020063746A JP2018194084A JP2018194084A JP2020063746A JP 2020063746 A JP2020063746 A JP 2020063746A JP 2018194084 A JP2018194084 A JP 2018194084A JP 2018194084 A JP2018194084 A JP 2018194084A JP 2020063746 A JP2020063746 A JP 2020063746A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- synchronous
- balancer
- rubber
- synchronous gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 title claims abstract description 109
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 65
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 48
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 24
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 24
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 12
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 11
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 10
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 8
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 8
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 5
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 3
- 239000004918 carbon fiber reinforced polymer Substances 0.000 description 2
- 239000011152 fibreglass Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 2
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 1
- 229920006231 aramid fiber Polymers 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000003486 chemical etching Methods 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 229920001973 fluoroelastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 238000005480 shot peening Methods 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- 210000004210 tooth component Anatomy 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
Description
図1において、エンジン1は、4気筒の往復動式内燃機関のうちの1つを表している。エンジン1のシリンダ2内には、ピストン3が往復動自在に設けられている。ピストン3のピストンピン4には、コネクティングロッド5の小端部5aが回動可能に結合されている。コネクティングロッド5の大端部5bは、クランクシャフト10のクランクピン11に回動可能に結合されている。
図2において、21aは駆動側の同期歯車で、図1に示す駆動歯車8と噛み合い、クランクシャフト10が1回転、即ち駆動歯車8が1回転すると、同期歯車21aは2回転する。21bは前記同期歯車21aと噛み合って回転する従動側の同期歯車であり、この同期歯車21bは前記同期歯車21aと同じ直径を有し、同期歯車21aが右回りに1回転すると同期歯車21bは左回りに1回転する。
また、本実施例においては、前記同期歯車21(21a,21b)は、それぞれ、歯を有する樹脂製の歯車部211と、バランサシャフト22a,22bとの当接部となる中心側の金属製の円環部212と、これらの間に設けられた環状のゴム部213を備える三層構造に構成されている。なお、本実施例において、前記歯車部211は、はすば歯車(はすば形状)に構成されている。
エンジン1のシリンダ内の爆発によって発生するトルク(変動トルク)は、この図3のグラフに示すように、パルス的である。トルクが最大となる時、2つの同期歯車21a,21bの同じ歯(黒い点で示す歯)が接触する。このトルクは、同期歯車21の周方向に歯を押す力である。トルクが最小となる時、最大トルクを受ける歯は、最も離れた状態となる。
本実施例1のバランサシステムに用いられる同期歯車の具体的構成を、図4および図5を用いて説明する。
また、本実施例では、前記歯車部211を樹脂製としたが、一定以上の強度を要求される場合は、前記歯車部211を金属または繊維強化した樹脂などで構成すると良い。
また、本実施例1おいては、同期歯車21の円環部212を金属製(鋼製)としたもので説明したが、これに限定されるものではなく、円環部212を、歯車部211を構成する樹脂材料よりも高強度を有する金属、樹脂材料、セラミックス等で形成しても良い。
高強度の樹脂材料としては、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)等がある。
本実施例2においても、同期歯車21a,21bは、はすば形状の歯部211aを有する樹脂製の歯車部211、バランサシャフト22a,22b(図2参照)との嵌め合い部となる鋼製の円環部212、及び前記歯車部211と前記円環部212との間に設けられたゴム部213により構成されていることは同じである。
他の構成は上述した実施例1と同様である。
本実施例3においても、同期歯車21a,21bは、はすば形状の歯部211aを有する樹脂製の歯車部211、バランサシャフト22a,22b(図2参照)との嵌め合い部となる鋼製の円環部212、及び前記歯車部211と前記円環部212との間に設けられたゴム部213により構成されていることは同じである。
他の構成は上述した実施例1と同様である。
また、本発明は、バランサ装置用の同期歯車には限定されず、トルク変動の大きいシャフトに結合されて使用される歯車としても使用可能である。
更に、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
5…コネクティングロッド、5a…小端部、5b…大端部、
6…クランクベアリング、7…フライホイール、
8…駆動歯車、10…クランクシャフト、11…クランクピン、12クランクアーム、
13…クランクジャーナル、14…カウンタウェイト、
20…バランサ装置、21…同期歯車、
21a:駆動側の同期歯車、21b:従動側の同期歯車、
22a…駆動側のバランサシャフト、22b…従動側のバランサシャフト、
23a,23b,24a,24b…ジャーナル部、
25a…駆動側バランサウェイト、25b…従動側バランサウェイト、
211…歯車部、211a…歯部、212:円環部、213…ゴム部、
214,215…凹凸部、216…微細な凹凸、θ…歯部のねじれ角。
Claims (11)
- バランサシャフトを有するバランサ装置用の同期歯車であって、
前記バランサシャフトに係合される円環部と、歯部を有する歯車部と、これらの間に設けられたゴム部を備え、
前記ゴム部との接合部となる前記円環部の外周部と前記ゴム部との接合部となる前記歯車部の内周部との少なくとも何れかに、全周に亘って一定の周期で滑らかに変化する凹凸部を形成していることを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - 請求項1に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
前記ゴム部との接合部となる前記円環部の外周部と前記歯車部の内周部の両方に、全周に亘って一定の周期で滑らかに変化する凹凸部を形成していることを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - 請求項2に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
前記ゴム部の厚さTが周方向に均一となるように、前記円環部の外周部に設けた凹凸部と前記歯車部の内周部に設けた凹凸部は、周方向の数が同じで且つ位相も一致していることを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - 請求項1に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
少なくとも、前記ゴム部との接合部となる前記円環部の外周部に、全周に亘って一定の周期で滑らかに変化する凹凸部を形成していることを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - 請求項1に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
少なくとも、前記ゴム部との接合部となる前記歯車部の内周部に、全周に亘って一定の周期で滑らかに変化する凹凸部を形成していることを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - 請求項1に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
前記歯車部の歯部がはすば形状であり、前記凹凸部ははすば形状の歯部のねじれ角と平行であることを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - 請求項1に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
前記ゴム部の厚さは、前記凹凸部の片振幅の2〜50倍に構成されていることを特徴とするバランサ装置。 - 請求項1に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
前記凹凸部には微細な凹凸を有することを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - 請求項1に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
前記円環部は金属製であり、前記歯車部は樹脂製であることを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - 請求項1に記載のバランサ装置用の同期歯車であって、
前記円環部は金属製であり、前記歯車部も金属製であることを特徴とするバランサ装置用の同期歯車。 - シャフトに係合される円環部と、歯部を有する歯車部と、これらの間に設けられたゴム部を備え、
前記ゴム部との接合部となる前記円環部の外周部と前記ゴム部との接合部となる前記歯車部の内周部との少なくとも何れかに、全周に亘って一定の周期で滑らかに変化する凹凸部を形成していることを特徴とする歯車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018194084A JP6897651B2 (ja) | 2018-10-15 | 2018-10-15 | バランサ装置用の同期歯車及び歯車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018194084A JP6897651B2 (ja) | 2018-10-15 | 2018-10-15 | バランサ装置用の同期歯車及び歯車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020063746A true JP2020063746A (ja) | 2020-04-23 |
JP6897651B2 JP6897651B2 (ja) | 2021-07-07 |
Family
ID=70387002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018194084A Active JP6897651B2 (ja) | 2018-10-15 | 2018-10-15 | バランサ装置用の同期歯車及び歯車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6897651B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100031764A1 (en) * | 2007-04-18 | 2010-02-11 | Neumayer Tekfor Holding Gmbh | Composite Body |
JP2011169270A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Isuzu Motors Ltd | 内燃機関における低騒音ギヤ |
JP2018044626A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 日立化成株式会社 | バランサシステムの同期歯車 |
-
2018
- 2018-10-15 JP JP2018194084A patent/JP6897651B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100031764A1 (en) * | 2007-04-18 | 2010-02-11 | Neumayer Tekfor Holding Gmbh | Composite Body |
JP2011169270A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Isuzu Motors Ltd | 内燃機関における低騒音ギヤ |
JP2018044626A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 日立化成株式会社 | バランサシステムの同期歯車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6897651B2 (ja) | 2021-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6626139B1 (en) | Gear mechanism of power transmitting system | |
JP4572739B2 (ja) | 回転変動吸収ダンパプーリ | |
US6688272B2 (en) | Crankshaft assembly for enabling engine cylinder deactivation | |
US10851869B2 (en) | Crank cap assembly and internal combustion engine | |
US20140060474A1 (en) | Engine Balancer | |
KR102667730B1 (ko) | 유성 기어용 디커플링 링 | |
JP5148995B2 (ja) | 歯車駆動を備えた自動車のエンジン補機駆動装置 | |
JP6686812B2 (ja) | バランサシステムの同期歯車 | |
JP6897651B2 (ja) | バランサ装置用の同期歯車及び歯車 | |
JP6911690B2 (ja) | バランサシステム用歯車 | |
JP2018017277A (ja) | プーリユニット | |
KR102011702B1 (ko) | 밸런스 샤프트 모듈 | |
JP6686811B2 (ja) | バランサシステムの同期歯車 | |
JP2018096213A (ja) | 内燃機関のバランス装置 | |
JP6984641B2 (ja) | 同期歯車 | |
CN221120784U (zh) | 一种四缸发动机平衡轴系统 | |
JP2017155804A (ja) | プーリユニット | |
JP5033677B2 (ja) | 動力伝達機構におけるギヤの噛合い構造 | |
JP2011169269A (ja) | 内燃機関における低騒音ギヤ構造 | |
CN211599463U (zh) | 一种前置橡胶减振齿轮集成机构、发动机及汽车 | |
JP5028300B2 (ja) | バランスシャフト機構における一対のギヤの噛合い構造 | |
JP2024158906A (ja) | ギヤダンパ、及びこれを組み込んだバランサ装置 | |
JP2024025245A (ja) | ギヤダンパ、これを組み込んだバランサ装置、及びその駆動方法 | |
JP2007285495A (ja) | 内燃機関 | |
JP2010101473A (ja) | バランスシャフトの組み付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200311 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210216 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210524 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6897651 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |