JP2020061831A - 電力変換基板およびパワーコンディショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】製品の小型化、製造コストの抑制、設計自由度の向上を図ることのできる電力変換基板を得ること。【解決手段】電力変換基板は、複数のダイオード12と複数の第1のスイッチング素子13とを有するコンバータ回路と、複数の第2のスイッチング素子を有するインバータ回路と、ゲート駆動回路部と、プリント基板21と、を備える。ダイオード12と第1のスイッチング素子13とは、プリント基板21の裏面21b側に設けられ、互いのボディ部29,32の間に互いの端子部30,31,33,34,35が配置される姿勢で設けられる。第2のスイッチング素子は、プリント基板21の裏面21b側に2列で設けられる。ゲート駆動回路部は、プリント基板21の表面21a側に設けられ、プリント基板21の基板面と垂直な方向から見て第1のスイッチング素子13または第2のスイッチング素子と重ねて配置される。【選択図】図5

Description

本発明は、太陽電池等の直流電圧源を交流電力へ変換するインバータ回路とコンバータ回路とが実装された電力変換基板およびパワーコンデョショナに関する。
太陽電池で発電された直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナは、コンバータ回路と、平滑コンデンサと、インバータ回路と、フィルタ回路と、連系リレーとを備える。コンバータ回路は、太陽電池から出力される直流電力の電圧を昇圧する。平滑コンデンサは、コンバータ回路で昇圧された直流電力の出力を平滑化する。インバータ回路は、平滑コンデンサによって平滑化された直流電力を系統電源と同期が取れた交流電力に変換する。フィルタ回路は、インバータ回路からの出力電力に含まれる高調波成分を減少させる。連系リレーは、系統電源に交流電力を供給するために系統電源と交流側を連系させる。パワーコンディショナでは、コンバータ回路およびインバータ回路等がプリント基板に実装された電力変換基板が設けられる。
コンバータ回路は、ダイオード、DC(Direct Current:直流)リアクトル、スイッチング素子で構成され、スイッチング素子のデューティ比を調整することで昇圧レベルを調整する。デューティ比は、スイッチング素子のオン時間とオフ時間によって定められる値で、具体的には、「オン時間/(オン時間+オフ時間)」によって求められる。
インバータ回路は、複数のスイッチング素子で構成され、デューティ比を調整することでPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御を行う。PWM制御後の出力電圧は方形波となっているため、AC(Alternating Current:交流)リアクトル、およびフィルタ回路によって平滑化することで交流波形とし、系統電源側と連系を行う。
PWM制御は、電圧を2つのレベルで出力する2レベルインバータが一般的に知られている。2レベルインバータの特長には、使用する部品数が少なく簡易な構成で実現できる点がある。一方で、出力電力に高調波が多く含まれるため、インダクタンス値を増やすためにACリアクトルのサイズが大きくなるといった点、スイッチングに伴い多くの電磁ノイズが発生する点が課題に挙げられる。
2レベルインバータの課題を解決するため、電圧レベルを3つ以上としたマルチレベルインバータの開発が行われている。特許文献1には、充放電コンデンサおよびスイッチング素子を追加した5レベルインバータの技術が開示されている。
特許第5626293号公報
しかしながら、上記技術では、2レベルインバータと比較してスイッチング素子の追加が必要である。追加されたスイッチング素子の実装スペースを確保するためにプリント基板が大型化してしまう。また、追加されたスイッチング素子を冷却する冷却部も追加が必要となり、製品の大型化および製造コストの増加を招く。
ここで、プリント基板における実装スペースの縮小化を図るために、複数のスイッチング素子の機能が一体型とされたパワーモジュールを使用する場合がある。しかしながら、パワーモジュールは、機能が一体型とされていない素子単体のスイッチング素子と比較してコストが高くなる。また、駆動回路や保護回路が予め内蔵されているため、設計の自由度が低いといった問題もある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、製品の小型化、製造コストの抑制、設計自由度の向上を図ることのできる電力変換基板を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のダイオードと複数の第1のスイッチング素子とを有して、直流電源から供給された直流電力の電圧を昇圧するコンバータ回路と、複数の第2のスイッチング素子を有して、コンバータ回路で昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子のゲート信号を生成する複数のゲート駆動回路部と、複数のダイオードと、複数の第1のスイッチング素子と、複数の第2のスイッチング素子とが実装されるプリント基板と、を備える。複数のダイオードと、複数の第1のスイッチング素子と、複数の第2のスイッチング素子のそれぞれがボディ部とボディ部から突出された端子部とを有している。複数のダイオードと複数の第1のスイッチング素子とは、プリント基板の裏面側に設けられるとともに、互いのボディ部の間に互いの端子部が配置される姿勢で設けられる。複数の第2のスイッチング素子は、プリント基板の裏面側に2列で設けられるとともに、一方の列に配置されたボディ部と、他方の列に配置されたボディ部との間に、それぞれの端子部が配置される姿勢で設けられる。複数のゲート駆動回路部のそれぞれは、プリント基板の表面側に設けられるとともに、プリント基板の基板面と垂直な方向から見て第1のスイッチング素子または第2のスイッチング素子と重ねて配置される。
本発明にかかる電力変換基板によれば、製品の小型化、製造コストの抑制、設計自由度の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるパワーコンディショナの回路ブロック図 実施の形態1にかかるパワーコンディショナの筐体内部構造を示す斜視図 実施の形態1におけるパワー基板の部分拡大正面図 図3に示した素子実装エリアを拡大した図 図3のV−V線に沿った矢視断面図 図1に示したコンバータ回路と平滑用電解コンデンサを抽出した回路ブロック図 図3に示す1回路素子実装エリア周辺の銅パターンを示す図 図1に示した平滑用電解コンデンサ、インバータ回路、およびACリアクトル部分を抽出した回路ブロック図 図3に示すインバータ素子実装エリア周辺の銅パターンを示す図 実施の形態1の変形例を示す図であり、図3に相当する図
以下に、本発明の実施の形態にかかる電力変換基板およびパワーコンデョショナを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるパワーコンディショナの回路ブロック図である。パワーコンディショナ1は、4回路の太陽電池入力を備えている。パワーコンディショナ1は、入力フィルタ回路2a,2b,2c,2d、コンバータ回路3a,3b,3c,3d、平滑用電解コンデンサ4、インバータ回路5、ACフィルタ回路6、出力フィルタ回路7、系統電源18との接続と切断を切り替えるスイッチ回路8、各回路に供給する電源を生成する電源回路9、各回路の動作を制御する制御回路10を備えている。
コンバータ回路3a,3b,3c,3dは、エネルギーを電流として蓄えるDCリアクトル11a,11b,11c,11d、コンバータ用ダイオード12a,12b,12c,12d、第1のスイッチング素子であるコンバータ用IGBT(Inslated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)13a,13b,13c,13d、およびコンバータ用IGBT 13a,13b,13c,13dのゲート駆動回路64a,64b,64c,64dを備えている。なお、以下の説明において、コンバータ回路3a,3b,3c,3dを区別せずにコンバータ回路3とも称する場合がある。また、DCリアクトル11a,11b,11c,11dを区別せずにDCリアクトル11とも称する場合がある。また、コンバータ用ダイオード12a,12b,12c,12dを区別せずにコンバータ用ダイオード12とも称する場合がある。また、コンバータ用IGBT 13a,13b,13c,13dを区別せずにコンバータ用IGBT 13とも称する場合がある。また、ゲート駆動回路64a,64b,64c,64dを区別せずにゲート駆動回路64とも称する場合がある。
インバータ回路5は、第2のスイッチング素子であるインバータ用IGBT 14a,14b,14c,14d,14e,14f、およびインバータ用IGBT 14a,14b,14c,14d,14e,14fのゲート駆動回路65a,65b,65c,65d,65e,65fを備えている。なお、以下の説明において、インバータ用IGBT 14a,14b,14c,14d,14e,14fを区別せずにインバータ用IGBT 14とも称する場合がある。また、ゲート駆動回路65a,65b,65c,65d,65e,65fを区別せずにゲート駆動回路65とも称する場合がある。
ACフィルタ回路6は、ACリアクトル15、フィルタコンデンサ16を備えている。第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子は、IGBTに限らず、パワーMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor:金属酸化物シリコン電界効果トランスミッタ)を使用してもよい。パワーコンディショナ1の入力側には、太陽電池17a,17b,17c,17dが接続される。パワーコンディショナ1の出力側には、系統電源18が接続される。なお、以下の説明において、太陽電池17a,17b,17c,17dを区別せずに太陽電池17とも称する場合がある。
コンバータ用IGBT 13a,13b,13c,13dのゲート駆動回路64a,64b,64c,64dは、コンバータ用IGBT 13a,13b,13c,13dをオンオフ動作させるためのゲート信号となる電圧を生成し、コンバータ用IGBT 13a,13b,13c,13dのゲートに生成した電圧を印加する。
インバータ用IGBT 14a,14b,14c,14d,14e,14fのゲート駆動回路65a,65b,65c,65d,65e,65fはインバータ用IGBT 14a,14b,14c,14d,14e,14fをオンオフ動作させるためのゲート信号である電圧を生成し、インバータ用IGBT 14a,14b,14c,14d,14e,14fのゲートに生成した電圧を印加する。
なお、本実施の形態1では、4回路の太陽電池入力を備えている例を示し、入力フィルタ回路およびコンバータ回路がそれぞれ4つずつ設けられた構成としたが、太陽電池の入力数に応じて入力フィルタ回路およびコンバータ回路の数は適宜変更可能である。
図2は、実施の形態1にかかるパワーコンディショナの筐体内部構造を示す斜視図である。パワーコンディショナ1の筐体70には、入出力基板19と、電力変換基板であるパワー基板20が収容されている。入出力基板19は、入力フィルタ回路2、出力フィルタ回路7、およびスイッチ回路8を有しており、パワーコンディショナ1の入出力からノイズを除去する。
パワー基板20は、コンバータ回路3、平滑用電解コンデンサ4、インバータ回路5を有している。なお、以下の図におけるy軸の+方向は、パワーコンディショナの据え付け姿勢における鉛直方向の上側である。筐体70内で発生した熱は上側へ移動するため、内部の構成部品の放熱を考慮すると、発熱量が多いDCリアクトル11a,11b,11c,11dおよびACリアクトル15は製品上部に配置し、他の部品に熱が伝わらないようにすることが好ましい。
図3は、実施の形態1におけるパワー基板の部分拡大正面図である。パワー基板20は、プリント基板21を備える。プリント基板21には、パワー基板20の各種部品が実装される。プリント基板21には、コンバータ用ダイオード12、コンバータ用IGBT 13、およびインバータ用IGBT 14を実装するエリアである素子実装エリア22が設けられている。電源基板23は、電源回路9が実装された基板である。制御基板24は、制御回路10が実装された基板である。電源基板23および制御基板24には、ボードtoボードコネクタ25が設けられている。
プリント基板21の素子実装エリア22には、コンバータ用ダイオード12とコンバータ用IGBT 13を実装するコンバータ素子実装エリア26が設けられる。プリント基板21の素子実装エリア22には、インバータ用IGBT 14を実装するインバータ素子実装エリア27が設けられる。また、プリント基板21のコンバータ素子実装エリア26には、コンバータ1回路あたりのコンバータ用ダイオード12とコンバータ用IGBT 13とが実装される1回路素子実装エリア28a,28b,28c,28dが設けられる。
本実施の形態1では、9個の平滑用電解コンデンサ4が並列に接続された例を示しているが、大容量コンデンサを用いて、平滑用電解コンデンサ4の数を削減してもよい。また、必要な容量に合わせて平滑用電解コンデンサ4の数を増減させてもよい。
電源基板23には電源回路9が実装されており、制御基板24には制御回路10が実装されている。コンバータ素子実装エリア26には、太陽電池17からの入力回路を4回路とすると、図1に示すようにコンバータ用ダイオード12が4個、コンバータ用IGBT 13が4個必要となる。
また、インバータ回路5は、6個のインバータ用IGBT 14を有して3レベルの電圧を出力するマルチレベルインバータである。そのため、インバータ素子実装エリア27には6個のインバータ用IGBT 14が必要となる。つまり、合計14個の素子を素子実装エリア22に実装する。これらの素子数については、太陽電池17からの入力数やインバータ回路5が分割する電圧レベルによって適宜設定される。電源基板23はIGBTのゲート電源や制御回路10に供給する電源を生成する。制御基板24は指定の電圧および電流を出力するようにIGBTのPWM制御などを行う。
平滑用電解コンデンサ4は、インバータ用IGBT 14との距離が離れると配線インダクタンス成分が増え、スイッチングに伴う電圧の変動が大きくなるため、なるべくインバータ素子実装エリア27の近くに配置される。
電源基板23は、コンバータ用IGBT 13およびインバータ用IGBT 14との距離が離れると配線インダクタンス成分が増え、電源供給が遅れるおそれがあるため、ボードtoボードコネクタ25等を用いて、素子実装エリア22との距離が短くなるように実装される。
また、制御基板24は、コンバータ用IGBT 13およびインバータ用IGBT 14との距離が離れると信号遅れによるIGBTのオン、オフの遅延が発生するため、電源基板23と同様に、ボードtoボードコネクタ25等を用いて、素子実装エリア22との距離が短くなるように実装される。したがって、平滑用電解コンデンサ4と素子実装エリア22との距離と、電源基板23および制御基板24の実装部と素子実装エリア22との距離の両方の距離を短くするため、平滑用電解コンデンサ4と、電源基板23および制御基板24の実装部との中間位置にあるエリアに素子実装エリア22が設けられている。
図4は、図3に示した素子実装エリアを拡大した図である。コンバータ用ダイオード12のそれぞれは、ボディ部29a,29b,29c,29dと、アノード端子部30a,30b,30c,30dと、カソード端子部31a,31b,31c,31dと、を有する。なお、以下の説明において、ボディ部29a,29b,29c,29dを区別せずにボディ部29とも称する場合がある。また、アノード端子部30a,30b,30c,30dを区別せずにアノード端子部30とも称する場合がある。また、カソード端子部31a,31b,31c,31dを区別せずにカソード端子部31とも称する場合がある。
コンバータ用IGBT 13のそれぞれは、ボディ部32a,32b,32c,32dと、エミッタ端子部33a,33b,33c,33dと、コレクタ端子部34a,34b,34c,34dと、ゲート端子部35a,35b,35c,35dと、を有する。なお、以下の説明において、ボディ部32a,32b,32c,32dを区別せずにボディ部32とも称する場合がある。また、エミッタ端子部33a,33b,33c,33dを区別せずにエミッタ端子部33とも称する場合がある。また、ゲート端子部35a,35b,35c,35dを区別せずにゲート端子部35とも称する場合がある。
インバータ用IGBT 14のそれぞれは、ボディ部36a,36b,36c,36d,36e,36fと、エミッタ端子部37a,37b,37c,37d,37e,37fと、コレクタ端子部38a,38b,38c,38d,38e,38fと、ゲート端子部39a,39b,39c,39d,39e,39fと、を有する。なお、以下の説明において、ボディ部36a,36b,36c,36d,36e,36fを区別せずにボディ部36とも称する場合がある。また、エミッタ端子部37a,37b,37c,37d,37e,37fを区別せずに、エミッタ端子部37とも称する場合がある。また、コレクタ端子部38a,38b,38c,38d,38e,38fを区別せずにコレクタ端子部38とも称する場合がある。また、ゲート端子部39a,39b,39c,39d,39e,39fを区別せずにゲート端子部39とも称する場合がある。
パワー基板20には、コンバータ用ダイオード12、コンバータ用IGBT 13、およびインバータ用IGBT 14の各素子の放熱を行う素子放熱用ヒートシンク40が設けられる。
図3に示す平滑用電解コンデンサ4、電源基板23および制御基板24を実装する面をプリント基板21の表面21aとした場合、図4に示した各素子は、プリント基板21の裏面21b側に実装される。図3は、プリント基板21を表面21a側から見た図であり、裏面21b側に実装された各素子は、プリント基板21を透過した状態で図示されている。なお、表面21aおよび裏面21bはプリント基板21の基板面であり、互いに平行な面となっている。
上述したように、素子実装エリア22には、コンバータ用ダイオード12、コンバータ用IGBT 13、およびインバータ用IGBT 14を合わせて14個の素子が実装される。素子実装エリア22では、それぞれの素子が2列に並べて配置される。より具体的には、それぞれの素子の端子部が同じ向きとなるように半数の7個を一方の列上に並べて配置し、別の半数の7個の素子はすでに配置した素子と端子部同士が向き合うように他方の列上に並べて配置する。この配置によって、各素子が2列7行に分けた構成の配置となる。このような配置とすることで、素子同士の接続距離の短縮化を図ることができる。これにより、素子間の配線長に比例する配線インダクタンス成分が減り、各素子のスイッチングに伴うサージ電圧を小さく抑えることができる。
2列に分けて配置された素子は、コンバータ素子実装エリア26で4行と、インバータ素子実装エリア27で3行とに分けた配置とする。
コンバータ素子実装エリア26に関しては、太陽電池17の1回路につき、コンバータ用ダイオード12とコンバータ用IGBT 13をセットで1行分となるように実装する。より具体的には、1回路分のコンバータ用ダイオード12とコンバータ用IGBT 13とが互いの端子部を向き合わせて配置される。
インバータ素子実装エリア27に関しては、3レベルインバータに必要となる6個のインバータ用IGBT 14を2列3行に分けて実装する。スイッチング動作によって素子に発生した熱を放熱するために素子放熱用ヒートシンク40が使用される。
素子放熱用ヒートシンク40は、素子実装エリア22に設けられた素子の列ごとに対応して設けられる。したがって、素子が2列に設けられた本実施の形態1では、素子放熱用ヒートシンク40は2つ設けられている。また、それぞれの素子放熱用ヒートシンク40には、1列分の素子、すなわち7個の素子が当接されている。2つの素子放熱用ヒートシンク40は、どちらも同じ数の素子の放熱を担当するため、同一形状で形成することが可能となる。そのため、同じ金型を用いて生産可能となり、金型費の抑制を図ることができる。
図5は、図3のV−V線に沿った矢視断面図である。図5では、コンバータ用ダイオード12およびコンバータ用IGBT 13での断面構造が示されているが、インバータ部IGBT 14についても端子数以外は同様の構造となっている。
プリント基板21の裏面21b側には、製品全体放熱用ヒートシンク45が設けられている。プリント基板21は、製品全体放熱用ヒートシンク45に対してネジ49で固定されている。プリント基板21と製品全体放熱用ヒートシンク45との間は、支柱スペーサ48によって一定の隙間が設けられている。
素子放熱用ヒートシンク40は、製品全体放熱用ヒートシンク45に固定されている。固定の方法は、ねじを用いた固定でもよいし、接着剤を用いた接着であってもよい。素子放熱用ヒートシンク40には、クリップ41がネジ42を用いて固定されている。コンバータ用ダイオード12およびコンバータ用IGBT 13は、ボディ部29,32がクリップ41と素子放熱用ヒートシンク40との間に挟まれて、素子放熱用ヒートシンク40に固定される。クリップ41は、コンバータ用ダイオード12およびコンバータ用IGBT 13を弾性力で固定する。
コンバータ用ダイオード12およびコンバータ用IGBT 13のボディ部29,32と、素子放熱用ヒートシンク40との間には、放熱性を高める放熱シート43と、絶縁性の絶縁シート44とが挟み込まれる。また、コンバータ用ダイオード12およびコンバータ用IGBT 13のボディ部29,32と、クリップ41との間にも絶縁シート44が挟み込まれる。
プリント基板21は、素子放熱用ヒートシンク40にもネジ47で固定される。プリント基板21と素子放熱用ヒートシンク40との間は、支柱スペーサ46によって一定の隙間が設けられている。
コンバータ用ダイオード12のボディ部29と、コンバータ用IGBT 13のボディ部32とは、最も面積の広い部分が素子放熱用ヒートシンク40に当接するように設置される。ボディ部29,32は、クリップ41によって素子放熱用ヒートシンク40に押し当てられることで、放熱性の向上が図られている。素子放熱用ヒートシンク40は製品全体放熱用ヒートシンク45に接触してアース電位となる。そのため、コンバータ用ダイオード12のボディ部29またはコンバータ用IGBT 14のボディ部32の表面に導電部が露出している場合は、上述したように絶縁シート44を設けて、インバータ電位とアース電位が通電することを防止する。
プリント基板21の表面には、コンバータ用IGBT 13のゲート駆動回路64が実装されるゲート駆動回路実装部58が設けられる。ゲート駆動回路実装部58は、z軸上においてコンバータ用IGBT 14のボディ部32の同一線上にある配置とする。
コンバータ用ダイオード12のアノード端子部30、カソード端子部31、およびコンバータ用IGBT 13のエミッタ端子部33、コレクタ端子部34、ゲート端子部35は、ボディ部29,32からプリント基板21の裏面21bと平行に導出される。ボディ部29,32から導出されたアノード端子部30、カソード端子部31、エミッタ端子部33、コレクタ端子部34、およびゲート端子部35は、プリント基板21側に90°折り曲げられ、プリント基板21に形成された銅パターンと接続される。
詳細な図示は省略するが、インバータ用IGBT 14も、図5に示したコンバータ用ダイオード12およびコンバータ用IGBT 13の手前で、ボディ部36がクリップ41によって素子放熱用ヒートシンク40に固定される。また、ボディ部36と素子放熱用ヒートシンク40との間には放熱シート43と絶縁シート44とが挟み込まれ、ボディ部36とクリップ41との間には絶縁シート44が挟み込まれる。また、インバータ用IGBT 14の各端子部37,38,39もプリント基板21の裏面21bと平行に導出された後に、プリント基板21側に90°折り曲げられ、プリント基板21に形成された銅パターンと接続される。
図6は、図1に示したコンバータ回路と平滑用電解コンデンサを抽出した回路ブロック図である。図6では、プリント基板21に設けられるスルーホール部を、回路ブロック図に仮想的に重ねて表示する。プリント基板21には、コンバータ用ダイオード12aのアノード端子用スルーホール部50、カソード端子用スルーホール部51が形成されている。プリント基板21には、コンバータ用IGBT 13aのコレクタ端子用スルーホール部52、エミッタ端子用スルーホール部53、ゲート端子用スルーホール部54が形成されている。各スルーホール部に各素子の端子を挿入し、はんだ付けすることで、各素子の端子がプリント基板21に形成された銅パターンと接続される。コンバータ回路3aによる昇圧動作は、DCリアクトル11a、コンバータ用ダイオード12a、コンバータ用IGBT 13aを用いた回路構成で実現でき、入力側に太陽電池17、出力側に平滑用電解コンデンサ4が接続される構成となる。
図7は、図3に示す1回路素子実装エリア周辺の銅パターンを示す図である。図7では、プリント基板21に設けられるスルーホール部を、銅パターンを示す図に仮想的に重ねて表示する。プリント基板21には、銅パターンである表側銅パターン55と裏側銅パターン56とが形成されている。なお、図において表側銅パターン55は実線で示し、裏側銅パターン56は破線で示す。プリント基板21には、DCリアクトル11のリード線を接続する基板実装端子57、コンバータ用IGBT 13のゲート駆動回路実装部58が形成される。
図2にも示すように、DCリアクトル11はプリント基板21の外に取り付ける配置とする。DCリアクトル11からの配線は、基板実装端子57に接続される。基板実装端子57からは基板上において裏側銅パターン56を、コンバータ用ダイオードのアノード端子用スルーホール部50を介して、コンバータ用IGBTのコレクタ端子用スルーホール部52まで配線する。同様に、裏側銅パターン56をコンバータ用ダイオード12のカソード端子用スルーホール部51から平滑用電解コンデンサ4の正側端子につながるエリアまで配線する。
平滑用電解コンデンサ4の負側端子は表側銅パターン55上に実装し、表側銅パターン55はコンバータ用IGBT 13のエミッタ端子用スルーホール部53まで配線をつなげる。
また、コンバータ用IGBT 13のゲート端子用スルーホール部54はゲート駆動回路実装部58へと接続される。ゲート駆動回路実装部58はプリント基板21の表面21aに実装され、コンバータIGBT 13aはプリント基板21の裏面21b側に配置されるため、xy面に垂直な方向、すなわちプリント基板21の表面21aに垂直な方向から見るとコンバータ用IGBTのボディ部32とゲート駆動回路実装部58が重なる配置となる。
上記の銅パターンを通し、各スルーホールにコンバータ用ダイオード12aおよびコンバータ用IGBT 13aの各端子を挿入後はんだ付けすることで、図5に示したコンバータ回路を実現し、昇圧動作を行う。また、他のコンバータ用ダイオード12b,12c,12dとコンバータ用IGBT 13b,13c,13dのスルーホール、および構成部品を素子配列と同様に縦方向に4回路分実装することで4回路分のコンバータ回路が実装される。
図8は、図1に示した平滑用電解コンデンサ、インバータ回路、およびACリアクトル部分を抽出した回路ブロック図である。図8では、プリント基板21に設けられるスルーホール部を、回路ブロック図に仮想的に重ねて表示する。プリント基板21には、インバータ用IGBT 14のコレクタ端子用スルーホール部59a,59b,59c,59d,59e,59fと、エミッタ端子用スルーホール部60a,60b,60c,60d,60e,60fと、ゲート端子用スルーホール部61a,61b,61c,61d,61e,61fと、が形成される。スルーホール部は各素子の端子を挿入し、はんだ付けすることによって配線を行う。3レベルインバータによる電力変換はインバータ用IGBT 14を6個用いた回路構成で実現でき、入力側に平滑用電解コンデンサ4、出力側にACリアクトル15がつながる構成となる。なお、以下の説明において、コレクタ端子用スルーホール部59a,59b,59c,59d,59e,59fを区別せずにコレクタ端子用スルーホール部59とも称する場合がある。また、エミッタ端子用スルーホール部60a,60b,60c,60d,60e,60fを区別せずにエミッタ端子用スルーホール部60とも称する場合がある。また、ゲート端子用スルーホール部61a,61b,61c,61d,61e,61fを区別せずにゲート端子用スルーホール部61とも称する場合がある。
図9は、図3に示すインバータ素子実装エリア周辺の銅パターンを示す図である。図9では、プリント基板21に設けられるスルーホール部を、銅パターンを示す図に仮想的に重ねて表示する。プリント基板21には、インバータ用IGBT 14のエミッタ端子用スルーホール部59a,59b,59c,59d,59e,59fと、コレクタ端子用スルーホール部60a,60b,60c,60d,60e,60fと、ゲート端子用スルーホール部61a,61b,61c,61d,61e,61fと、が形成される。また、プリント基板21には、ACリアクトル15のリード線を接続する基板実装端子62a,62bと、インバータ用IGBT 14のゲート駆動回路実装部63a,63b,63c,63d,63e,63fが形成される。
平滑用電解コンデンサ4の正側端子を実装する裏側銅パターン56はインバータ用IGBT 14のコレクタ端子用スルーホール部59a,59cまで配線を行う。インバータ用IGBT 14のエミッタ端子実装用スルーホール60aからの表側銅パターン55は、インバータ用IGBT 14のエミッタ端子用スルーホール部60e、およびインバータ用IGBT 14のコレクタ端子用スルーホール部59bを通して、ACリアクトル15のリード線を接続する基板実装端子62aまで配線を行う。
平滑用電解コンデンサ4の負側端子を実装する表側銅パターン55はインバータ用IGBT 14のエミッタ端子用スルーホール部60b,60dまで配線を行う。インバータ用IGBT 14のコレクタ端子用スルーホール部59dからの表側銅パターン55は、インバータ用IGBT 14のエミッタ端子用スルーホール部60cを通して、インバータ用IGBT 14のエミッタ端子実装用スルーホール60fまで接続、かつACリアクトル15のリード線を接続する基板実装端子62bまで配線を行う。
また、インバータ用IGBT 14のコレクタ端子用スルーホール部59eとインバータ用IGBT 14のコレクタ端子用スルーホール部59f間は裏側銅パターン56にて配線を行う。ACリアクトル15はサイズが大きいため基板外に取り付ける配置とする。ACリアクトル15からの配線ケーブルは基板実装端子62a,62bに接続し、インバータ用IGBT 14の各スルーホール部まで配線をつなげる。
このとき各素子に印加させる電圧に応じた絶縁距離を確保した銅パターン配置としつつ、かつ各素子間が最短距離となるように銅パターンを引く。また、インバータ用IGBT 14のゲート端子用スルーホール61a,61b,61c,61d,61e,61fはゲート駆動回路実装部63a,63b,63c,63d,63e,63fへと接続する。ゲート駆動回路実装部63a,63b,63c,63d,63e,63fはプリント基板21上に実装され、コンバータと同様にインバータ用IGBT 14も図5で示したようにプリント基板21の裏面21b側に実装されるため、xy面に垂直な方向から見ると、インバータ用IGBT 14のボディ部36とゲート駆動回路実装部63が重なる配置となる。
上記の銅パターンを通し、各スルーホールに各素子の各端子を挿入後はんだ付けすることで、図8に示すインバータ回路がパワーコンディショナ1に実現され、電力変換動作が行われる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、コンバータ用IGBT 13のボディ部32a,32b,32c,32d、およびインバータ用IGBT 14のボディ部36a,36b,36c,36d,36e,36fを、プリント基板21の裏面21b側に配置することで、xy面と垂直な方向から見てプリント基板21の表面21aに設けられたゲート駆動回路実装部63と重ねた配置が可能となる。そのため、プリント基板21上にボディ部32,36を配置するための領域と、ゲート駆動回路実装部63と別々に確保する必要がなく、プリント基板21の小型化を図ることができる。
また、コンバータ用ダイオード12と、コンバータ用IGBT 13およびインバータ用IGBT 14とを2列に分けてはんだ付け用スルーホール同士を近づける配置により銅パターンを短くすることができるため、配線インダクタンス成分を小さく抑えることができ、スイッチングに伴う電圧変動を減少させることができる。これにより、IGBTの耐圧が上がり、過電圧による故障も防止することができる。
また、2列に分けた列ごとの素子の数量が同一であるため、2つ使用する素子放熱用ヒートシンク40をそれぞれ同部品とすることで、量産時における金型費の削減を図ることができる。
また、コンバータ用ダイオード12と、コンバータ用IGBT 13およびインバータ用IGBT 14を1枚の素子放熱用ヒートシンク40に取り付けた場合、製造段階において、端子のはんだ付け状態の確認が困難となる。そのため、接触不良を引き起こすおそれのあるはんだ不足等の不具合の発見できない場合がある。本実施の形態1では、素子放熱用ヒートシンク40を列ごとに2つ使用することで、素子放熱用ヒートシンク40の間の隙間から、端子のはんだ付け状態が確認しやすくなるため、はんだ不足等の不具合を発見しやすくなる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態1の変形例を示す図であり、図3に相当する図である。本変形例では、図3に示した構成に対して、平滑用電解コンデンサ4の位置を素子実装エリア22より鉛直(y方向)に対する下方向の位置になるように配置を変更したものである。
素子実装エリア22内におけるコンバータ用ダイオード12、コンバータ用IGBT 13、およびインバータ用IGBT 14の配置は図3に示した例と変わらないが、素子実装エリア22全体を、図3に示した例から90°回転させている。各はんだ付け用スルーホール間の銅パターンも同様に引く。
DCリアクトル11、およびACリアクトル15は実施の形態1同様に製品上部に取り付ける配置とし、DCリアクトル11から基板実装端子57、またはACリアクトル15から基板実装端子62に配線するリード線の距離が短くなるようにそれぞれの位置を入れ替えても良い。
平滑用電解コンデンサ4は基板上において、素子実装エリア22の鉛直下側になるように配置する。一般的にパワーコンディショナの内部は、コンバータ回路3やインバータ回路5等が通電し、コンバータ用IGBT 13およびインバータ用IGBT 14がスイッチング動作を行うことで発熱する。このとき、熱伝導によって下側の温度が低く、鉛直上側にいくほど温度が上昇するため、鉛直下側に実装した平滑用電解コンデンサ4周辺は実施の形態1のように中段に設置する場合と比較して温度が低くなる。
以上説明したように、本変形例によれば、上記回路が動作する際に平滑用電解コンデンサ4周辺の温度を低く保つことができる。一般的に、電解コンデンサは周囲温度が高温であるほど内部の電解液が抜けやすく、容量値が減少し短寿命になりやすい傾向にあるが、本変形例では平滑用電解コンデンサ4の周囲温度上昇を抑制し、容量抜けを低速化することで長寿命化を図ることができる。これによって、従来よりも少ない容量の平滑用電解コンデンサ4とすることができ、平滑用電解コンデンサ4の数量を減らすことでさらなるプリント基板21の小型化を図ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 パワーコンディショナ、2 入力フィルタ回路、3 コンバータ回路、4 平滑用電解コンデンサ、5 インバータ回路、6 ACフィルタ回路、7 出力フィルタ回路、8 スイッチ回路、9 電源回路、10 制御回路、11 DCリアクトル、12 コンバータ用ダイオード、13 コンバータ用IGBT、14 インバータ用IGBT、15 ACリアクトル、16 フィルタコンデンサ、17 太陽電池、18 系統電源、19 入出力基板、20 パワー基板、21 プリント基板、22 素子実装エリア、23 電源基板、24 制御基板、25 ボードtoボードコネクタ、26 コンバータ素子実装エリア、27 インバータ素子実装エリア、28a,28b,28c,28d 1回路素子実装エリア、29 ボディ部、30 アノード端子部、31 カソード端子部、32 ボディ部、33 エミッタ端子部、34 コレクタ端子部、35 ゲート端子部、36 ボディ部、37 エミッタ端子部、38 コレクタ端子部、39 ゲート端子部、40 素子放熱用ヒートシンク、41 クリップ、42 ネジ、43 放熱シート、44 絶縁シート、45 製品全体放熱用ヒートシンク、46 支柱スペーサ、47 ネジ、48 支柱スペーサ、49 ネジ、50 アノード端子用スルーホール部、51 カソード端子用スルーホール部、52 コレクタ端子用スルーホール部、53 エミッタ端子用スルーホール部、54 ゲート端子用スルーホール部、55 表側銅パターン、56 裏側銅パターン、57 基板実装端子、58 ゲート駆動回路実装部、59 コレクタ端子用スルーホール部、60 エミッタ端子用スルーホール部、61 ゲート端子用スルーホール部、62 基板実装端子、63 ゲート駆動回路実装部、64 ゲート駆動回路、65 ゲート駆動回路、70 筐体。

Claims (7)

  1. 複数のダイオードと複数の第1のスイッチング素子とを有して、直流電源から供給された直流電力の電圧を昇圧するコンバータ回路と、
    複数の第2のスイッチング素子を有して、前記コンバータ回路で昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、
    前記第1のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子のゲート信号を生成する複数のゲート駆動回路部と、
    複数の前記ダイオードと、複数の前記第1のスイッチング素子と、複数の前記第2のスイッチング素子とが実装されるプリント基板と、を備え、
    複数の前記ダイオードと、複数の前記第1のスイッチング素子と、複数の前記第2のスイッチング素子のそれぞれがボディ部と前記ボディ部から突出された端子部とを有しており、
    複数の前記ダイオードと複数の前記第1のスイッチング素子とは、前記プリント基板の裏面側に設けられるとともに、互いの前記ボディ部の間に互いの前記端子部が配置される姿勢で設けられ、
    複数の前記第2のスイッチング素子は、前記プリント基板の裏面側に2列で設けられるとともに、一方の列に配置された前記ボディ部と、他方の列に配置されたボディ部との間に、それぞれの前記端子部が配置される姿勢で設けられ、
    複数の前記ゲート駆動回路部のそれぞれは、前記プリント基板の表面側に設けられるとともに、前記プリント基板の基板面と垂直な方向から見て前記第1のスイッチング素子または前記第2のスイッチング素子と重ねて配置されることを特徴とする電力変換基板。
  2. 複数の前記ダイオードは、2列で設けられた複数の前記第2のスイッチング素子のうち、前記一方の列上に並べて設けられ、
    複数の前記第1のスイッチング素子は、2列で設けられた複数の前記第2のスイッチング素子のうち、前記他方の列上に並べて設けられることを特徴とする請求項1に記載の電力変換基板。
  3. 前記一方の列上に並べられた複数の前記ダイオードと複数の前記第2のスイッチング素子とを冷却する第1のヒートシンクと、
    前記他方の列上に並べられた複数の前記第1のスイッチング素子と複数の前記第2のスイッチング素子とを冷却する第2のヒートシンクと、をさらに備え、
    前記第1のヒートシンクと前記第2のヒートシンクは同一の材質および同一の形状で構成することを特徴とする請求項2に記載の電力変換基板。
  4. 複数の前記ダイオードの前記ボディ部と、複数の前記第1のスイッチング素子の前記ボディ部と、複数の前記第2のスイッチング素子の前記ボディ部の表面は、複数の平面を有しており、前記複数の平面のうち最も広い面が前記第1のヒートシンクまたは前記第2のヒートシンクに接触するように固定されることを特徴とする請求項3に記載の電力変換基板。
  5. 複数の前記ダイオードのボディ部と、複数の前記第1のスイッチング素子のボディ部と、複数の前記第2のスイッチング素子のボディ部は、前記第1のヒートシンクまたは前記第2のヒートシンクにねじで固定されたクリップによって、前記第1のヒートシンクまたは前記第2のヒートシンクに固定されていることを特徴とする請求項4に記載の電力変換基板。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の電力変換基板を備えることを特徴とするパワーコンディショナ。
  7. 前記電力変換基板は前記コンバータ回路で昇圧された直流電力を平滑化するコンデンサをさらに備え、
    前記パワーコンディショナの据え付け姿勢において、複数の前記コンデンサが、複数の前記コンバータ回路および複数の前記インバータ回路の鉛直上方に配置されることを特徴とする請求項6に記載のパワーコンディショナ。
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