JP2020061006A - Wiring body, wiring board and touch sensor, and manufacturing method for wiring body - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、配線体、配線板、及びタッチセンサ、並びに配線体の製造方法に関するものである。 The present invention relates to a wiring body, a wiring board, a touch sensor, and a method for manufacturing a wiring body.
引出配線とシールド層が平面視において重なっている配線体が知られている(例えば特許文献1参照)。 There is known a wiring body in which a lead wiring and a shield layer overlap each other in a plan view (for example, see Patent Document 1).
しかしながら、上記の配線体では、タッチセンサの組み立て時等に、静電気等によりシールド層に生じた電荷が、シールド層の角状のコーナー部に集中してコーナー部が破損(断線)してしまうという問題があった。 However, in the above wiring body, when the touch sensor is assembled, electric charges generated in the shield layer due to static electricity or the like are concentrated in the corners of the shield layer, and the corners are damaged (broken). There was a problem.
本発明が解決しようとする課題は、シールド層の破損の防止を図ることができる配線体、配線板、及びタッチセンサを提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a wiring body, a wiring board, and a touch sensor that can prevent damage to the shield layer.
[1]本発明に係る配線体は、第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上に形成された第1の導体層と、を備え、前記第1の導体層は、第1の電極と、前記第1の電極と電気的に接続された第1の引出配線と、前記第1の電極及び前記第1の引出配線に対して電気的に絶縁された第1のシールド層と、を含み、前記第1のシールド層は、複数のシールド線が相互に交差するメッシュ形状を有する本体部と、前記本体部の外形に沿って延在することで前記本体部を囲んでいるとともに、前記本体部と繋がっている枠線と、を有し、前記枠線は、前記本体部の外側に向かって凸状且つ円弧状に突出する第1のコーナー部を含む配線体である。 [1] A wiring body according to the present invention includes a first insulating layer and a first conductor layer formed on the first insulating layer, and the first conductor layer is a first conductor layer. An electrode, a first lead wire electrically connected to the first electrode, and a first shield layer electrically insulated from the first electrode and the first lead wire, Including a main body portion having a mesh shape in which a plurality of shield lines intersect with each other, and the first shield layer surrounds the main body portion by extending along the outer shape of the main body portion, A frame line that is connected to the main body portion, and the frame line is a wiring body that includes a first corner portion that protrudes outward in an arc shape from the main body portion.
[2]上記発明において、配線体は、下記(1)式を満たしていてもよい。
Rs>Ps … (1)
但し、上記(1)式において、Rsは、前記第1のコーナー部の曲率半径であり、Psは、前記本体部における前記シールド線間のピッチである。
[2] In the above invention, the wiring body may satisfy the following expression (1).
R s > P s (1)
However, in the above formula (1), R s is the radius of curvature of the first corner portion, and P s is the pitch between the shield lines in the main body portion.
[3]上記発明において、配線体は、下記(2)式を満たしていてもよい。
W1<W2 … (2)
但し、上記(2)式において、W1は、前記シールド線の線幅であり、W2は、前記枠線の線幅である。
[3] In the above invention, the wiring body may satisfy the following expression (2).
W 1 <W 2 (2)
However, in the above formula (2), W 1 is the line width of the shield line, and W 2 is the line width of the frame line.
[4]上記発明において、前記枠線は、平面視において、前記本体部の内側に向かって角状に凹んだ第2のコーナー部を含んでいてもよい。 [4] In the above invention, the frame line may include a second corner portion that is recessed in an angular shape toward the inside of the main body portion in a plan view.
[5]上記発明において、前記第1の絶縁層を介して前記第1の導体層と対向する第2の導体層を備え、前記第2の導体層は、第2の電極と、前記第2の電極と電気的に接続されているとともに、透過平面視において、前記第1のシールド層と重なる第2の引出配線と、を含んでいてもよい。 [5] In the above invention, a second conductor layer facing the first conductor layer via the first insulating layer is provided, and the second conductor layer includes a second electrode and the second electrode. And a second lead-out wire which is electrically connected to the electrode and overlaps with the first shield layer in a transmission plane view.
[6]また、本発明に係る配線板は、上記の配線体と、前記配線体を支持する支持体と、を備えた配線板である。 [6] A wiring board according to the present invention is a wiring board including the above wiring body and a support body that supports the wiring body.
[7]また、本発明に係るタッチセンサは、上記の配線板を備えたタッチセンサである。 [7] A touch sensor according to the present invention is a touch sensor including the above wiring board.
[8]また、本発明に係る配線体の製造方法は、凹パターンを有する凹版を準備する第1の工程と、前記凹パターンに導電性材料を充填する第2の工程と、前記凹パターンに充填された導電性材料を固化させる第3の工程と、前記導電性材料上に樹脂材料を配置する第4の工程と、前記導電性材料を凹パターンから剥離する第5の工程と、を備え、前記凹パターンは、複数の線状凹部が相互に交差するメッシュ形状を有するメッシュ状凹部と、前記メッシュ状凹部の外形に沿って延在することで前記メッシュ状凹部を囲んでいるとともに、前記メッシュ状凹部と繋がっている枠線状凹部と、を含み、前記枠線状凹部は、平面視において、前記メッシュ状凹部の外側に向かって凸状且つ円弧状に突出する第1のコーナー部を含む配線体の製造方法である。 [8] Further, in the method for manufacturing a wiring body according to the present invention, the first step of preparing an intaglio plate having a concave pattern, the second step of filling the concave pattern with a conductive material, and the concave pattern A third step of solidifying the filled conductive material; a fourth step of disposing a resin material on the conductive material; and a fifth step of peeling the conductive material from the concave pattern. The concave pattern surrounds the mesh-shaped concave portion by extending along the outer shape of the mesh-shaped concave portion having a mesh shape in which a plurality of linear concave portions intersect with each other and the mesh-shaped concave portion, and A frame-shaped concave portion connected to the mesh-shaped concave portion, wherein the frame-shaped concave portion has a first corner portion that protrudes in an arc shape toward the outside of the mesh-shaped concave portion in a plan view. Manufacturing method of wiring body including It is.
本発明によれば、第1のシールド層の枠線が本体部の外側に向かって凸状且つ円弧状に突出する第1のコーナー部を含むことで、当該第1のコーナー部に電荷が集中し難くなるため、第1のシールド層の破損の防止を図ることができる。 According to the present invention, the frame line of the first shield layer includes the first corner portion protruding in a convex shape and an arc shape toward the outside of the main body portion, so that the electric charges are concentrated on the first corner portion. Since it is difficult to do so, damage to the first shield layer can be prevented.
以下、本発明の実施形態におけるタッチセンサについて、図1〜図6を参照しながら説明する。 Hereinafter, the touch sensor according to the embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6.
図1は、本発明の実施形態におけるタッチセンサを示す分解斜視図である。図1に示すタッチセンサ1は、投影型の静電容量方式のタッチパネルセンサであり、例えば、表示装置(不図示)等と組み合わせて、タッチ位置を検出する機能を有する入力装置として用いられる。表示装置としては、特に限定されず、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパ等を用いることができる。このタッチセンサ1は、表示装置の表示領域に対応するように配置された検出電極と駆動電極(後述する第1の電極31及び第2の電極51)を有しており、この2つの電極の間には、外部回路(不図示)から所定電圧が周期的に印加されている。
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a touch sensor according to an embodiment of the present invention. The
このようなタッチセンサ1では、例えば、操作者の指(外部導体)Fがタッチセンサ1に接近すると、この外部導体Fとタッチセンサ1との間でコンデンサ(電気容量)が形成され、2つの電極間の電気的な状態が変化する。タッチセンサ1は、2つの電極間の電気的な変化に基づいて、操作者の操作位置を検出することができる。
In such a
タッチセンサ1は、図1に示すように、支持体5と配線体10を含む配線板2と、配線板2の片面に貼り付けられたカバー部材70と、を備えている。本実施形態の配線板2は、上記表示装置の視認性を確保するため、全体的に透明性(透光性)を有するように構成されている。本実施形態における「配線体10」が本発明における「配線体」の一例に相当し、本実施形態における「支持体5」が本発明における「支持体」の一例に相当し、本実施形態における「配線板2」が本発明における「配線板」の一例に相当し、本実施形態における「タッチセンサ1」が本発明における「タッチセンサ」の一例に相当する。
As shown in FIG. 1, the
支持体5は、矩形状の外形を有し、透明性を有する材料で構成されている。この支持体5を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、シクロオレフィンポリマー(COP)、シリコーン樹脂(SI)、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ガラス等を用いることができる。この支持体5には、配線体10が貼り付けられており、支持体5によって配線体10が支持されている。この場合、支持体5は、配線体10を支持できる程度の剛性を有していることが好ましい。
The
配線体10は、図1に示すように、第1の絶縁層20と、第1の導体層30と、第2の絶縁層40と、第2の導体層50と、第3の絶縁層60と、を備えている。この配線体10は、上記表示装置の視認性を確保するために、全体的に透明性(透光性)を有するように構成されている。
As illustrated in FIG. 1, the
本実施形態では、第1の導体層30が第1の絶縁層20上に配置されていると共に、第2の導体層50が第2の絶縁層40上に配置されており、第1の絶縁層20に第2の絶縁層40が積層されている。すなわち、第1の導体層30が第2の絶縁層40の一方の側に配置されているのに対し、第2の導体層50が当該第2の絶縁層40の他方の側に配置されており、第2の絶縁層40を介して、第1の導体層30と第2の導体層50とが相互に対向している。本実施形態における「第1の導体層30」が本発明における「第1の導体層」の一例に相当し、本実施形態における「第2の導体層50」が本発明における「第2の導体層」の一例に相当し、本実施形態における「第2の絶縁層40」が本発明における「第1の絶縁層」の一例に相当する。
In the present embodiment, the
また、第2の導体層50は、第1の導体層30よりも、外部導体Fが接触する側に近い位置に配設されている。つまり、第1の導体層30が表示装置側に位置し、第2の導体層50が操作者側(外部導体Fが接触する面側)に位置している。
Further, the
図2は本実施形態における第1の導体層30を示す平面図であり、図3は図2のIII-III線に沿った断面図であり、図4は図2のIV部分を示す拡大図であり、図5は図2のV部分を示す拡大図である。
2 is a plan view showing the
図2に示すように、第1の絶縁層20は矩形状の外形を有している。この第1の絶縁層20は、一方側の主面で、第1の導体層30を保持している。図1に示すように、第1の絶縁層20は、第1の導体層30と支持体5との間に介在しており、第1の導体層30と支持体5とを相互に接着して固定している。
As shown in FIG. 2, the first
図3の断面図に示すように、第1の絶縁層20は、略平坦な平坦部21と、第1の導体層30側(図3中のZ方向)に向かって突出する突出部22と、を有している。平坦部21は、全体的に、略均一な厚さを有している。この平坦部21の厚さは、特に限定されないが、5μm〜100μmの範囲内とすることができる。また、平坦部21には第1の導体層30は形成されていない。なお、第1の絶縁層20は、突出部22を有していなくともよく、この場合には、平坦部21に第1の導体層30が形成される。
As shown in the cross-sectional view of FIG. 3, the first insulating
突出部22は、第1の導体層30側(図3中のZ方向)に向かって幅狭となるテーパ形状となっている。すなわち、突出部22の第1の側面221aと第2の側面221bは、第1の導体層30に近づく従って、突出部22の内側に傾斜しており、互いに近付いている。
The
このような突出部22上には第1の導体層30が形成されている。換言すれば、突出部22は、第1の導体層30の位置に対応する位置に設けられている。突出部22が平坦部21上に設けられていることにより、突出部22において第1の絶縁層20は突出している。そのため、突出部22において第1の導体層30の剛性が向上している。
The
このような第1の絶縁層20は、透明性と電気絶縁性を有する樹脂材料で構成されている。この透明性を有する樹脂材料としては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂等のUV硬化性樹脂、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂等を例示することができる。
Such a first insulating
図1及び図2に示すように、第1の導体層30は、第1の絶縁層20上に設けられており、第1の絶縁層20によって保持されている。図3に示すように、第1の導体層30は、第1の絶縁層20の突出部22に対応して形成されている。第1の導体層30は、頂面312と、接触面313と、第1の側面314aと、第2の側面314bとを有している。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
頂面312は、接触面313とは反対側に位置し、接触面313に対向している。頂面312は略平坦な面であり、本実施形態では、支持体5及び平坦部21の主面と略平行になっている。なお、頂面312は、支持体5及び平坦部21と平行でなくともよい。
The
接触面313は突出部22と接触している面である。本実施形態の第1の導体層30では、接触面313において導電性粒子(後述)の一部がバインダ樹脂(後述)から突出しており、これにより、接触面313の面粗さが大きくなっている。この接触面313の面粗さに基づいて、接触面313が凹凸形状となっている。この凹凸形状の接触面313によって、接触面313の表面積を向上させることができるため、第1の導体層30と突出部22との密着力をより向上させることができる。
The
第1及び第2の側面314a,314bは、頂面312と接触面313との間に位置し、頂面312と接触面313とを接続している。第1の側面314aは、突出部22の第1の側面221aと滑らかに連続して繋がっていることにより1つの平面を形成している。同様に、第2の側面314bと第1の絶縁層20の突出部22の第2の側面221bとは、滑らかに連続して繋がっていることにより1つの平面を形成している。このようなものであれば、突出部22が形成されていても、突出部22と第1の導体層30との間で剥離がより生じ難くなる。
The first and
第1の側面314aと第2の側面314bは、頂面312に近づくに従って、第1の導体層30の内側に傾斜している。換言すれば、第1の側面314aと第2の側面314bは、第1の絶縁層20から離れる側(図3中のZ方向側)に向かうに従って、互いに近付くように傾斜している。そのため、第1の導体層30は、第1の絶縁層20から離れる側に向かって幅狭となるテーパ形状を有している。
The
この第1の導体層30は、複数の導電性粒子と、導電性粒子同士を結着するバインダ樹脂とを含んでいる。この第1の導体層30は、導電性ペーストを印刷して硬化させることで形成されている。導電性ペーストの具体例としては、導電性粒子及びバインダ樹脂を、水、もしくは溶剤、及び各種添加剤に混合して構成されたものを例示することができる。なお、導電性ペーストからバインダ樹脂を省略してもよい。
The
第1の導体層30に含まれる導電性粒子としては、形成する導体パターンの幅に応じて、例えば、0.5μm〜2μmの直径φ(0.5μm≦φ≦2μm)を有する導電性粒子を用いることができる。なお、第1の導体層30における電気抵抗値を安定させる観点から、形成する導体パターンの幅の半分以下の平均直径φを有する導電性粒子を用いることが好ましい。
As the conductive particles included in the
導電性粒子の具体例としては、銀、銅、ニッケル、スズ、ビスマス、亜鉛、インジウム、パラジウム等の金属材料や、グラファイト、カーボンブラック(ファーネスブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック)、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバ等のカーボン系材料を挙げることができる。なお、導電性粒子として、金属塩を用いてもよい。金属塩の具体例としては、上述の金属の塩を挙げることができる。バインダ樹脂の具体例としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等を挙げることができる。溶剤の具体例としては、α-テルピネオール、ブチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトール、1−デカノール、ブチルセルソルブ、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、テトラデカン等を挙げることができる。 Specific examples of the conductive particles include metallic materials such as silver, copper, nickel, tin, bismuth, zinc, indium, and palladium, graphite, carbon black (furnace black, acetylene black, Ketjen black), carbon nanotubes, carbon. Carbon-based materials such as nanofibers can be mentioned. A metal salt may be used as the conductive particles. Specific examples of the metal salt include salts of the above-mentioned metals. Specific examples of the binder resin include acrylic resin, polyester resin, epoxy resin, vinyl resin, urethane resin, phenol resin, polyimide resin, silicone resin and fluororesin. Specific examples of the solvent include α-terpineol, butyl carbitol acetate, butyl carbitol, 1-decanol, butyl cellosolve, diethylene glycol monoethyl ether acetate and tetradecane.
第1の導体層30は、図1及び図2に示すように、第1の電極31と、複数の第1の引出配線32と、第1のシールド層33と、電極接続部34と、第1の端子35と、第1の導通配線36と、第1のシールド層用端子37と、を備えている。本実施形態における「第1の電極31」が本発明における「第1の電極」の一例に相当し、本実施形態における「第1の引出配線32」が本発明における「第1の引出配線」の一例に相当し、本実施形態における「第1のシールド層33」が本発明における「第1のシールド層」の一例に相当する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
それぞれの第1の電極31は、外部から視認できるセンサ領域(平面視においてカバー部材70の透明部71(後述)と重なる領域)に配置されている。一方で、第1の引出配線32と、第1のシールド層33と、電極接続部34と、第1の端子35と、第1の導通配線36と、第1のシールド層用端子37は、タッチセンサ1の外部から視認できない額縁領域(平面視においてカバー部材70の遮蔽部72(後述)と重なる領域)に配置されている。
Each of the
第1の電極31は、第1の引出配線32を介して電源(不図示)から所定のパルス電圧が印加される駆動側電極(送信側電極)である。この第1の電極31は、3つの第1の電極パターン311から構成されている。本実施形態のタッチセンサ1では、それぞれの第1の電極パターン311に対して、パルス電圧を時分割で順次印加する制御が駆動回路により行われる。なお、第1の電極31に含まれる第1の電極パターン311の数や配置は、特に上述に限定されない。
The
それぞれの第1の電極パターン311は、Y方向に沿って延在しており、複数の第1の電極パターン311は、X方向に並べられている。図2に示すように、第1の電極パターン311は、第1の方向D1に延在する複数の第1の導体線311aと、第2の方向D2に延在する複数の第1の導体線311bとが互いに交差して形成されたメッシュ形状を有している。このような第1の導体線311a,311bの幅としては、タッチセンサ1の視認性向上の観点から、0.5μm〜20μmであることが好ましく、1μm〜10μmであることがさらに好ましい。なお、第1の導体層30の線幅とは、第1の導体層30の幅方向に切断した断面を視た場合において最も幅広となる部分の線幅のことを意味し、図3の接触面313における線幅に相当する。
Each of the
第1の引出配線32は、第1の電極パターン311に対応して形成されており、本実施形態では、第1の電極パターン311が3つ形成されているのに対応して、3つの第1の引出配線32が形成されている。それぞれの第1の引出配線32は、一方の末端で電極接続部34と接続され、他方の末端で第1の端子35と接続されている。このような第1の引出配線32の幅としては、10μm〜100μmであることが好ましい。第1の引出配線32の高さとしては、0.5μm〜20μmであることが好ましい。また、本実施形態では、第1の引出配線32はベタパターンであるが、これに限定されず、複数の格子から成るメッシュパターンであってもよい。
The first lead-
電極接続部34は、第1の電極パターン311と第1の引出配線32とを接続する部分であり、当該第1の電極パターン311と略同一の幅を有している。第1の端子35は、第1の導体層30を被覆する第2の絶縁層40から露出しており、これにより、第1の引出配線32が当該第1の端子35を介して外部回路(不図示)と接続可能となっている。なお、第1の引出配線32、電極接続部34、及び第1の端子35は、第1の電極パターン311と同様に、複数の細線を交差させてなるメッシュ状とされていてもよい。また、電極接続部34を省略して第1の引出配線32を第1の電極パターン311と直接接続してもよい。
The
第1のシールド層33は、第1の電極31を構成する材料と同一の材料から構成された導電層であり、透過平面視(配線体10を上方又は下方(配線体10の主面に対する法線方向)から透過して見た場合の平面視)において第2の引出配線52(後述)と重なっている。これによって、第1のシールド層33は、第2の引出配線52を電磁的にシールドしている。なお、透過平面視において、第2の引出配線52の全体が第1のシールド層33と重なっている必要はなく、第2の引出配線52の一部が第1のシールド層33と重なっていてもよい。
The
第1のシールド層33は、第1の電極31及び第1の引出配線32と実質的に同一平面上に形成されている。また、第1のシールド層33は、第1の電極31及び第1の引出配線32に対して、電気的に絶縁されるように設けられている。
The
本実施形態では、第1のシールド層33は2つ形成されており、それぞれの第1のシールド層33は平面視において全体としてL字型の外形を有している。これらの第1のシールド層33は、相互に離間して配置されている一方で、第1の導通配線36を介して相互に電気的に接続されている。なお、本実施形態では、第1の導通配線36はベタパターンであるが、これに限定されない。第1の導通配線は、第1のシールド層33(後述)と同様に、メッシュ形状の本体部と、当該本体部を囲む枠線とから構成されていてもよい。
In the present embodiment, two first shield layers 33 are formed, and each
それぞれの第1のシールド層33は、本体部33aと枠線33bを含んでいる。本実施形態における「本体部33a」が本発明における「本体部」の一例に相当し、本実施形態における「枠線33b」が本発明における「枠線」の一例に相当する。
Each of the first shield layers 33 includes a
図4に示すように、本体部33aは、導電性を有する複数の第1のシールド線331a,331bが互いに交差するメッシュ形状を有しており、当該メッシュ形状は全体として四角形を繰り返すメッシュパターンを有している。本実施形態における「第1のシールド線331a,331b」が本発明における「シールド線」の一例に相当する。なお、第1のシールド線331a,331bを、第1のシールド線331と総称することもある。
As shown in FIG. 4, the
より具体的には、第1のシールド線331aは、第3の方向D3に沿って直線状に延在しており、当該複数の第1のシールド線331aは、第3の方向に対して実質的に直交する第4の方向D4に沿って等ピッチで並べられている。これに対し、第1のシールド線331bは、第4の方向D4に沿って直線状に延在しており、複当該数の第1のシールド線331bは、第3の方向D3に沿って等ピッチに並べられている。
More specifically, the first shielded
なお、本実施形態では、第1の方向D1と第3の方向D3を同方向としているがこれに限定されず、第1の方向D1と第3の方向D3は互いに異なる方向であってよい。同様に、本実施形態では、第2の方向D2と第4の方向D4を同方向としているがこれに限定されず、これらは互いに異なる方向であってよい。また、本実施形態では、第1のシールド線331aのピッチと第1のシールド線331bのピッチとを実質的に同一としているが、特にこれに限定されず、第1のシールド線331aのピッチと第1のシールド線331bのピッチとを異ならせてもよい。
In the present embodiment, the first direction D 1 and the third direction D 3 are the same direction, but the present invention is not limited to this, and the first direction D 1 and the third direction D 3 are different directions. You can Similarly, in the present embodiment, the second direction D 2 and the fourth direction D 4 are the same direction, but the present invention is not limited to this, and they may be different directions. In addition, in the present embodiment, the pitch of the
第1のシールド線331a,331bの幅W1としては、5μm〜20μmであることが好ましい。第1のシールド線331a,331bの高さとしては、0.5μm〜20μmであることが好ましい。第1のシールド線331a,331a同士のピッチPs(第1のシールド線331b,331b同士のピッチ)としては、10μm〜1000μmであることが好ましい。
The width W 1 of the
また、第1のシールド線331a,331bの幅W1は、第1の導体線311a,311bの幅に対して1〜20倍であることが好ましい。第1のシールド線331a,331a同士のピッチPs(第1のシールド線331b,331b同士のピッチ)は、第1の導体線311a同士(第1の導体線311b同士)のピッチに対して0.5〜100倍であることが好ましい。
In addition, the width W 1 of the
図2に戻り、枠線33bは、本体部33aと一体的に形成されており、本体部33aと繋がっている。本実施形態では、枠線33bは、本体部33aの外形に沿って延在して本体部33aの全周を囲んでおり、本体部33aを構成する第1のシールド線331a,331bの延在方向における全ての端部(最外端)を繋がっている。本体部33aと枠線33bの間には、本体部33aと枠線33b(第1のシールド線331a,331bと枠線33b)に囲まれて形成された格子パターンが配置されており、この格子パターンは本体部33aを構成する格子パターンとは異なる形状を有している。
Returning to FIG. 2, the
枠線33bの線幅W2は、下記(1)式のように、第1のシールド線331の線幅W1よりも太いことが好ましい。これにより、枠線33bの電気抵抗が第1のシールド線331の電気抵抗よりも小さくなるため、第1のシールド層33に生じた電荷が、枠線33bに逃げやすくなるとともに、枠線33bが断線し難くなる。枠線33bの線幅は、5μm〜50μmとすることが好ましい。
W1<W2 … (1)
It is preferable that the line width W 2 of the
W 1 <W 2 (1)
枠線33bは、複数の第1の直線部331cと、複数の第2の直線部331dと、複数の第1のコーナー部331eと、第2のコーナー部331fと、を含んでいる。本実施形態における「第1のコーナー部331e」が本発明における「第1のコーナー部」の一例に相当し、本実施形態における「第2のコーナー部331f」が本発明における「第2のコーナー部」の一例に相当する。
The
それぞれの第1の直線部331cは、図2中のX方向に沿って直線状に延在しており、一方で、それぞれの第2の直線部331dは、Y方向に沿って直線状に延在している。また、互いに異なる方向に延在している第1及び第2の直線部331c,331dは、第1のコーナー部331e又は第2のコーナー部331fを介して接続されている。
Each first
図4に示すように、それぞれの第1のコーナー部331eは湾曲しており、平面視において、本体部33aの内側から外側に向かって凸状に突出している円弧形状を有している。これらの第1のコーナー部331eは、接線の傾きがX方向からY方向(あるいは、Y方向からX方向)に徐々に変化していく曲線形状を有しており、角状の部分を有していない。第1のコーナー部331eは、一端に第1の直線部331cが接続され、他端に第2の直線部331dが接続されている。
As shown in FIG. 4, each of the
これらの第1のコーナー部331eの曲率半径Rsは、下記(2)式に示すように、第1のシールド線331同士のピッチPsより大きくなっている。第1のコーナー部331eの曲率半径Rsを第1のシールド線331同士のピッチPsより大きくすることで、第1のコーナー部331eに電荷がより集中し難くなるため、第1のシールド層33からの放電をさらに抑制することができる。第1のコーナー部331eの曲率半径Rsは、例えば、30μm〜1000μmとすることができ、より好ましくは、100μm〜500μmとすることができる。
Rs>Ps … (2)
The radius of curvature R s of these
R s > P s (2)
図5に示すように、この第2のコーナー部331fは、平面視において、本体部33aの外側から内側に向かって角状に凹んだ形状を有している。第2のコーナー部331fは、X方向に延在する第1の直線部331cと、Y方向に延在する第2の直線部331dが直交することで形成された角状部分である。ここでいう「角状」とは、具体的には、曲率半径が10μm以下であることをいう。なお、本実施形態では、第2のコーナー部331fを角状としているが、これに限定されず、第2のコーナー部331fを、本体部33aの外側から内側に向かって円弧状に凹んだ形状としてもよい。この場合、第2のコーナー部331fの曲率半径よりも、第1のコーナー部331eの曲率半径が小さいことが好ましい。
As shown in FIG. 5, the
図2に戻り、第1のシールド層用端子37は、一方の第1のシールド層33に接続されている。これにより、第1のシールド層33は、第1のシールド層用端子37を介して外部回路(不図示)に接続可能となっている。なお、この第1のシールド層用端子37に接続される外部回路は接地又は定電圧にされたものとすることができ、第1のシールド層33は、この外部回路と接続されることで接地される。
Returning to FIG. 2, the first
第2の絶縁層40は、矩形状の外形を有し、透明性を有する樹脂材料で構成されている。この透明性を有する樹脂材料としては、例えば、上記の第1の絶縁層20を構成する樹脂材料と同様の材料を用いることができる。
The second insulating
第2の絶縁層40は、第1の導体層30を覆うように第1の絶縁層20上に設けられている。また、第2の絶縁層40は、第1の絶縁層20と同様に、平坦部と、平坦部から突出する突出部を有している(図3参照)。この第2の絶縁層40には、切欠部41が形成されている。この切欠部41からは、第1の端子35及び第1のシールド層用端子37が露出している。
The second insulating
図6は、本発明の実施形態における第2の導体層50を示す平面図である。第2の導体層50は、第2の絶縁層40上に設けられており、第2の絶縁層40によって保持されている。この第2の導体層は、第2の絶縁層40の突出部上に設けられており、第1の導体層30と同様の断面形状を有している(図3参照)。また、この第2の導体層50は、導電性ペーストを印刷して硬化させることで形成されている。導電性ペーストの具体例としては、第1の導体層30を構成する導電性ペーストと同様のものを例示することができる。
FIG. 6 is a plan view showing the
第2の導体層50は、図6に示すように、第2の電極51と、複数の第2の引出配線52と、第2のシールド層53と、電極接続部54と、第2の端子55と、第2のシールド層用端子57と、を備えている。本実施形態における「第2の電極51」が本発明における「第1の電極」の一例に相当し、本実施形態における「第2の引出配線52」が本発明における「第2の引出配線」の一例に相当する。
As shown in FIG. 6, the
それぞれの第2の電極51は、外部から視認できるセンサ領域(平面視においてカバー部材70の透明部71(後述)と重なる領域)に配置されている。一方で、第2の引出配線52と、第2のシールド層53と、電極接続部54と、第2の端子55と、第2のシールド層用端子57は、タッチセンサ1の外部から視認できない額縁領域(平面視においてカバー部材70の遮蔽部72(後述)と重なる領域)に配置されている。
Each of the
第2の電極51は、第1の電極31に印加されるパルス電圧に対応して電荷を収集する検出側電極(受信側電極)である。この第2の電極51は、4つの第2の電極パターン511から構成されている。なお、第2の電極51に含まれる第2の電極パターン511の数や配置は、特に上述に限定されない。
The
それぞれの第2の電極パターン511は、X方向に沿って延在しており、複数の第2の電極パターン511は、Y方向に並べられている。第2の電極パターン511は、第1の方向D1に延在する複数の第2の導体線511aと、第2の方向D2に延在する複数の第2の導体線511bとが互いに交差して形成されたメッシュ形状を有している。このような第2の導体線511a,511bの幅は、上記第1の導体線311a,311bの幅と同様の範囲内の幅とすることができる。
Each of the
第2の引出配線52は、第2の電極パターン511に対応して形成されており、本実施形態では、第2の電極パターン511が4つ形成されているのに対応して、4つの第2の引出配線52が形成されている。それぞれの第2の引出配線52は、一方の末端で電極接続部54と接続され、他方の末端で第2の端子55と接続されている。このような第2の引出配線52の幅は、第1の引出配線32と同様の範囲内の幅とすることができる。
The
電極接続部54は、第2の電極パターン511と第2の引出配線52とを接続する部分であり、当該第2の電極パターン511と略同一の幅を有している。第2の端子55は、第2の導体層50を被覆する第3の絶縁層60から露出しており、これにより、第2の引出配線52が当該第2の端子55を介して外部回路(不図示)と接続可能となっている。なお、第2の引出配線52、電極接続部54、及び第2の端子55は、第2の電極パターン511と同様に、複数の細線を交差させてなるメッシュ状とされていてもよい。また、電極接続部54を省略して第2の引出配線52を第2の電極パターン511と直接接続してもよい。
The
第2のシールド層53は、第2の電極51を構成する材料と同一の材料から構成された導電層であり、透過平面視において第1の引出配線32と重なっている。これによって、第1のシールド層33は、第1の引出配線32を電磁的にシールドしている。なお、透過平面視において、第1の引出配線32の全体が第2のシールド層53と重なっている必要はなく、第1の引出配線32の一部が第2のシールド層53と重なっていてもよい。
The
第2のシールド層53は、第2の電極51及び第2の引出配線52と実質的に同一平面上に形成されている。また、第2のシールド層53は、第2の電極51及び第2の引出配線52に対して、電気的に絶縁されるように設けられている。本実施形態では、第2のシールド層53は1つ形成されており、この第2のシールド層53は平面視において全体としてT字型の外形を有している。
The
第2のシールド層53は、第1のシールド層33と同様に、本体部53aと枠線53bを含んでいる。図6に示すように、本体部53aは、導電性を有する複数の第2のシールド線531a,531bが互いに交差するメッシュ形状を有しており、当該メッシュ形状は全体として四角形を繰り返すメッシュパターンを有している。なお、第2のシールド線531a,531bを、第2のシールド線531と総称することもある。
The
第2のシールド線531aは、第3の方向D3に沿って直線状に延在しており、当該複数の第2のシールド線531aは、第3の方向に対して実質的に直交する第4の方向D4に沿って等ピッチで並べられている。これに対し、第2のシールド線531bは、第4の方向D4に沿って直線状に延在しており、複当該数の第2のシールド線531bは、第3の方向D3に沿って等ピッチに並べられている。
The second shielded
第2のシールド線531の幅や第2のシールド線531間のピッチとしては、上記の第1のシールド線331と同様の幅及びピッチとすることができる。 The width of the second shield wire 531 and the pitch between the second shield wires 531 can be the same width and pitch as the above-mentioned first shield wire 331.
枠線53bは、本体部53aと一体的に形成されており、本体部53aと繋がっている。本実施形態では、枠線53bは、本体部53aの外形に沿って延在して本体部53aの全周を囲んでおり、枠線53bは、本体部53aを構成する第2のシールド線531a,531bの延在方向の全ての端部(最外端)と繋げている。本体部53aと枠線53bの間には、本体部53aと枠線53bに囲まれて形成された格子パターンが配置されており、この格子パターンは本体部53aを構成する格子パターンとは異なる形状を有している。枠線53bの線幅は、上記の第1のシールド層33と同様に、第2のシールド線531の線幅よりも太いことが好ましい。
The
枠線53bは、上記の第1のシールド層33の枠線33bと同様に、第1の直線部531cと、第2の直線部531dと、第1のコーナー部531eと、第2のコーナー部531fと、を含んでいる。上述の第1のシールド層33の第1のコーナー部331eと同様に、それぞれの第1のコーナー部531eは湾曲しており、平面視において、本体部53aの内側から外側に向かって凸状に突出している円弧形状を有している。第1のコーナー部531eは、一端に第1の直線部531cが接続され、他端に第2の直線部531dが接続されている。また、第1のコーナー部531eの曲率半径は、上記の第1のシールド層33と同様に、第2のシールド線531同士のピッチより大きくなっている。
Like the
この第2のコーナー部531fは、第1のシールド層33の第2のコーナー部331fと同様に、平面視において、本体部53aの外側から内側に向かって角状に凹んだ形状を有している。
Like the
第2のシールド層用端子57は、第2のシールド層53に接続されている。これにより、第2のシールド層53は、第2のシールド層用端子57を介して外部回路(不図示)に接続可能となっている。
The second
図1に戻り、第3の絶縁層60は、矩形状の外形を有し、透明性を有する樹脂材料で構成されている。この透明性を有する樹脂材料としては、例えば、上記の第1の絶縁層20を構成する樹脂材料と同様の樹脂材料を用いることができる。
Returning to FIG. 1, the third insulating
第3の絶縁層60は、第2の導体層50を覆うように第2の絶縁層40上に設けられている。この第3の絶縁層60には、切欠部61が形成されている。この切欠部61からは、第2の端子55と、第2のシールド層用端子57が露出している。また、この切欠部61は上述の第2の絶縁層40の切欠部41と重なっており、当該切欠部61から第1の端子35及び第1のシールド層用端子37も露出している。
The third insulating
カバー部材70は、第3の絶縁層60を介して配線体10に貼り付けられている。カバー部材70は、図1に示すように、可視光線を透過することが可能な透明部71と、可視光線を遮蔽する遮蔽部72とを備えている。透明部71は、矩形状に形成され、遮蔽部72は、透明部71の周囲に矩形枠状に形成されている。なお、このカバー部材70は、第3の絶縁層60側の面に、特に図示しない接着層を有している。
The
カバー部材70を構成する透明な材料としては、上述の支持体5を構成する材料と同様のものを用いることができる。また、遮蔽部72は、カバー部材70の裏面の外周部に、例えば、黒色のインクを塗布することにより形成されている。本実施形態では、図1に示すように、このカバー部材70に外部導体F(指F)が接触する。
As the transparent material forming the
このカバー部材70が配線体10を支持できる程度の剛性を有していてもよい。この場合には、カバー部材70が本発明における支持体の一例に相当する。また、この場合に、上述の支持体5を省略してもよい。
The
以上のように、本実施形態における配線体10であれば、第1のシールド層33の枠線33bが本体部33aの外側に向かって凸状且つ円弧状に突出する第1のコーナー部331eを含むことで、第1のコーナー部331eに電荷が集中し難くなるため、第1のシールド層33の破損(断線)の防止を図ることができる。さらに、タッチセンサ1の組み立て時等に、配線体10自体、又はタッチセンサ1の構成部材に対する放電を防止することができるため、配線体10やタッチセンサ1の損傷の防止を図ることができる。また、第2のシールド層53についても同様に、第1のコーナー部531eを有していることで、第2のシールド層53からの放電の防止を図ることができる。
As described above, in the
また、本実施形態において、第2のコーナー部331fは、角状に凹んだ形状を有している。このように、凹んだ形状であれば、角状であっても放電の恐れがない。さらに、第2のコーナー部331fを角状とすることで、第1のシールド層33を遮蔽部71における透明部72との境界の間際まで配置することができるため、第1のシールド層33によってシールドする面積をより大きくとることが可能となる。また、第2のシールド層53についても同様に、第1のコーナー部531fが角状の形状を有していることで、第2のシールド層53からの放電の防止を図ることができる。
In addition, in the present embodiment, the
次に、上記のタッチセンサ1の製造方法について、図7(a)〜図8を参照しながら説明する。図7(a)〜図7(e)は本実施形態におけるタッチセンサの製造方法を示す断面図、図8は本実施形態においてタッチセンサを製造する際に用いられる凹版の拡大平面図である。
Next, a method of manufacturing the
まず、図7(a)に示すように、第1の導体層30に対応する形状の凹パターン101が形成された凹版100を準備する。この凹版100を構成する材料としては、ニッケル、シリコン、二酸化珪素等のガラス類、有機シリカ類、グラッシーカーボン、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂等を例示することができる。なお、離型性を向上するために、炭素系材料、シリコーン系材料、フッ素系材料、セラミック系材料、アルミニウム系材料等からなる離型層(不図示)を凹パターン101の表面に予め形成することが好ましい。
First, as shown in FIG. 7A, an
本実施形態では、図8に示すように、凹パターン101は、第1のシールド層33(図2参照)に対応した平面形状を含んでいる。この図8は、図4(図2のIV部分)の第1のシールド層33に対応する部分における凹パターン101の平面形状を示している。具体的には、凹パターン101は、第1のシールド層33の本体部33aに対応した平面形状を有するメッシュ状凹部102と、枠線33bに対応した平面形状を有する枠線状凹部103と、を含んでいる。
In this embodiment, as shown in FIG. 8, the
メッシュ状凹部102は、第1のシールド線331に対応した平面形状を有する複数の線状凹部102a,102bを含んでおり、複数の線状凹部102a,102bが相互に交差することによってメッシュ状の平面形状が形成されている。枠線状凹部103は、メッシュ状凹部102の外形に沿って延在することでメッシュ状凹部102を囲んでいるとともに、メッシュ状凹部102と繋がっている。
The mesh-shaped
枠線状凹部103は、第1の直線部103aと、第2の直線部103bと、第1のコーナー部103cと、を含んでおり、第1の直線部103aと第2の直線部103bは、第1のコーナー部103cを介して繋がっている。第1の直線部103aの平面形状は枠線33bの第1の直線部331cに対応しており、第2の直線部103bの平面形状は枠線33bの第2の直線部331dに対応しており、第1のコーナー部103cの平面形状は枠線33bの第1のコーナー部331eに対応している。
The frame line
つまり、第1及び第2の直線部103a,103bは、平面視において、互いに異なる方向に延在する直線形状を有しているとともに、第1のコーナー部103cはメッシュ状凹部102の外側に向かって凸状に突出する円弧形状を有している。なお、特に図示しないが、凹パターン101は、枠線33bの第2のコーナー部331fに対応する第2のコーナー部(不図示)を有している。
That is, the first and second
次いで、上記の凹版100の凹パターン101に導電性材料110を充填する。第1の凹版100の凹パターン101に充填される導電性材料110としては、上述の導電性ペーストを用いる。導電性材料110の充填方法としては、例えば、ディスペンス法、インクジェット法、スクリーン印刷法を挙げることができる。或いは、導電性材料110の充填方法として、スリットコート法、バーコート法、ブレードコート法、ディップコート法、スプレーコート法、スピンコート法での塗工の後に、凹パターン101以外に塗工された導電性材料110を拭き取る、掻き取る、吸い取る、貼り取る、洗い流す、若しくは、吹き飛ばす方法も挙げることができる。
Then, the
次に、図7(b)に示すように、導電性材料110を乾燥若しくは加熱することにより第1の導体層30を形成する。導電性材料110の乾燥若しくは加熱条件は、当該導電性材料110の組成等に応じて適宜設定することができる。この乾燥若しくは加熱条件により、導電性材料110が体積収縮し、第1の導体層30の凹凸状の第1の接触面313が形成される。この際、導電性材料110の上面を除く外面は、凹パターン101に沿った形状に形成される。なお、導電性材料110の処理方法は加熱に限定されない。赤外線、紫外線、レーザー光等のエネルギー線を照射してもよいし、乾燥のみでもよい。また、これらの2種以上の処理方法を組合せてもよい。
Next, as shown in FIG. 7B, the
次いで、図7(c)に示すように、第1の絶縁層20を形成するための樹脂材料120を凹版100上に塗布する。このような樹脂材料120としては、上述した第1の絶縁層20を構成する材料を用いる。樹脂材料120の塗布方法としては、スクリーン印刷法、スプレーコート法、バーコート法、ディップ法、インクジェット法等を例示することができる。この塗布により、第1の導体層30が形成された凹パターン101に樹脂材料120が入り込む。
Next, as shown in FIG. 7C, a
次いで、図7(d)に示すように、樹脂材料120上に支持体5を載置する。この配置は、樹脂材料120と支持体5との間に気泡が入り込むことを抑制するために、真空下で行うことが好ましい。そして、樹脂材料120を硬化させることで、突出部22を有する第1の絶縁層20を形成する。樹脂材料120を硬化させる方法としては、紫外線、赤外線レーザー光等のエネルギー線照射、加熱、加熱冷却、乾燥等を例示することができる。
Next, as shown in FIG. 7D, the
なお、本実施形態では、樹脂材料120を凹版100に塗布した後に支持体5を積層しているが、特にこれに限定されない。例えば、樹脂材料120を支持体5に予め塗布しておき、当該支持体5を凹版100に載置してもよい。
In the present embodiment, the
次いで、図7(e)に示すように、支持体5、第1の絶縁層20、及び、第1の導体層30を凹版100から離型させる。これにより、中間体3を得ることができる。
Next, as shown in FIG. 7E, the
第2の絶縁層40及び第2の導体層50も凹版を用いて形成することができる。すなわち、先ず、図7(a)及び図7(b)と同様の要領で、第2の導体層50を形成する。次いで、中間体3の第1の導体層30が形成されている側と、第2の導体層50が充填された凹版とを、第2の絶縁層40の前駆体となる樹脂材料を介して接着する。次いで、当該樹脂材料を硬化させて第2の絶縁層40を形成した後に、第2の導体層50及び第2の絶縁層40と共に凹版から中間体3を離型する。これにより、配線板2を得ることができる。なお、図8と同様の凹版を用いて、第1のコーナー部531eを有する第2のシールド層53を形成してもよい。
The second insulating
次いで、配線板2の第2の導体層50が形成されている側の主面に、第3の絶縁層60を介してカバー部材70を貼り付ける。以上により、本実施形態のタッチセンサ1を得ることができる。
Next, the
ここで、従来のタッチセンサの製造方法では、中間体の凹版からの剥離作業において第1のシールド層に静電気が帯電しやすく、第1のシールド層からの放電が起きており、この放電によって、凹版の表面に形成されている離型層や凹版自体が劣化してしまう場合があった。離型層や凹版自体が劣化すると、剥離作業において凹版に第1の導体層の一部が残留してしまうため、転写不良が生じてしまう。 Here, in the conventional touch sensor manufacturing method, static electricity is easily charged to the first shield layer during the peeling work of the intermediate from the intaglio plate, and discharge from the first shield layer occurs. The release layer formed on the surface of the intaglio or the intaglio itself may be deteriorated. If the release layer or the intaglio itself deteriorates, a part of the first conductor layer remains on the intaglio during the peeling work, resulting in defective transfer.
これに対して、本実施形態におけるタッチセンサ1の製造方法は、第1のシールド層33に凸状且つ円弧状の第1のコーナー部331eを形成することにより、当該第1のコーナー部331eからの放電の防止を図ることができる。よって、本実施形態におけるタッチセンサ1の製造方法であれば、凹版の離型層の劣化を防止し、凹版の寿命を延ばすことが可能となる。
On the other hand, in the method for manufacturing the
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。 Note that the embodiments described above are described to facilitate understanding of the present invention, and are not described to limit the present invention. Therefore, each element disclosed in the above-described embodiment is intended to include all design changes and equivalents within the technical scope of the present invention.
例えば、上述の実施形態では、第1の電極パターン311が帯状のパターンを有しているが、第1の電極パターン311のパターン形状は、特にこれに限定されない。例えば、第1の電極パターンが、所謂、ダイヤモンドパターンを有してもよい。第2の電極パターン511についても同様に、帯状パターンに代えて、ダイヤモンドパターンを有してもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
また、上述の実施形態では、2層の導体層(第1の導体層30及び第2の導体層50)を有する配線体10を例示したが、これに限定されず、配線体は導体層を一層のみ有するものであってもよい。このような配線体としては、例えば、タッチスイッチを備えるセンサ装置に用いられる配線体を例示することができる。このような配線体では、例えば、第1の電極31がタッチスイッチの電極として機能し、第1のシールド層33が電極の周囲に配置される。
Further, in the above-described embodiment, the
また、上述の支持体5に代えて、第1の絶縁層20の下面に実装対象(フィルム、表面ガラス、偏光板、ディスプレイガラス等)を接着して、配線体10を実装対象により支持させる形態として配線体を構成してもよい。また、この場合に、当該第1の絶縁層20の下面に剥離シートを設け、実装時に当該剥離シートを剥がして実装対象に接着して実装する形態としてもよい。或いは、第1の絶縁層20側から配線体10を覆う樹脂部をさらに設け、当該樹脂部を介して、上述の実装対象に接着して実装する形態としてもよい。或いは、第3の絶縁層60側を上述の実装対象に接着して実装する形態としてもよい。これらの場合、配線体を実装する実装対象が本発明の支持体の一例に相当する。
Further, in place of the
さらに、上述の実施形態では、配線体又は配線板は、タッチセンサに用いられるとして説明したが、特にこれに限定されない。例えば、配線体に通電して抵抗加熱等で発熱させることにより当該配線体をヒーターとして用いてもよい。また、配線体の導体層の一部を接地することにより当該配線体を電磁遮蔽シールドとして用いてもよい。また、配線体をアンテナとして用いてもよい。この場合、配線体を実装する実装対象が本発明の支持体の一例に相当する。 Furthermore, in the above-described embodiment, the wiring body or the wiring board is described as being used for the touch sensor, but the present invention is not particularly limited to this. For example, the wiring body may be used as a heater by energizing the wiring body to generate heat by resistance heating or the like. The wiring body may be used as an electromagnetic shield by grounding a part of the conductor layer of the wiring body. Further, the wiring body may be used as an antenna. In this case, the mounting target on which the wiring body is mounted corresponds to an example of the support of the present invention.
1…タッチセンサ
2…配線板
3…中間体
5…支持体
10…配線体
20…第1の絶縁層
21…平坦部
22…突出部
221a…第1の側面
221b…第2の側面
30…第1の導体層
31…第1の電極
311…第1の電極パターン
311a,311b…第1の導体線
312…頂面
313…接触面
314a…第1の側面
314b…第2の側面
32…第1の引出配線
33…第1のシールド層
33a…本体部
33b…枠線
331a,331b…第1のシールド線
331c…第1の直線部
331d…第2の直線部
331e…第1のコーナー部
331f…第2のコーナー部
34…電極接続部
35…第1の端子
36…第1の導通配線
40…第2の絶縁層
41…切欠部
50…第2の導体層
51…第2の電極
511…第2の電極パターン
511a,511b…第2の導体線
52…第2の引出配線
53…第2のシールド層
53a…本体部
53b…枠線
531a,531b…第2のシールド線
531c…第1の直線部
531d…第2の直線部
531e…第1のコーナー部
531f…第2のコーナー部
54…電極接続部
55…第2の端子
60…第3の絶縁層
61…切欠部
70…カバー部材
71…透明部
72…遮蔽部
100…凹版
101…凹パターン
102…メッシュ状凹部
102a,102b…線状凹部
103…枠線状凹部
103a…第1の直線部
103b…第2の直線部
103c…第1のコーナー部
110…導電性材料
120…樹脂材料
F…外部導体
DESCRIPTION OF
221a ... First side surface
221b ...
311 ... First electrode pattern
311a, 311b ... First conductor wire
312 ... Top surface
313 ... Contact surface
314a ... First side surface
314b ...
33a ... main body
33b ... frame line
331a, 331b ... First shielded wire
331c ... First straight line portion
331d ... second straight line portion
331e ... the first corner portion
331f ...
511 ... Second electrode pattern
511a, 511b ...
53a ... main body
53b ... frame line
531a, 531b ... second shielded wire
531c ... the first straight portion
531d ... The second straight line portion
531e ... the first corner portion
531f ...
102a, 102b ... Linear
103a ... 1st straight line part
103b ... second straight line portion
103c ...
Claims (8)
前記第1の絶縁層上に形成された第1の導体層と、を備え、
前記第1の導体層は、
第1の電極と、
前記第1の電極と電気的に接続された第1の引出配線と、
前記第1の電極及び前記第1の引出配線に対して電気的に絶縁された第1のシールド層と、を含み、
前記第1のシールド層は、
複数のシールド線が相互に交差するメッシュ形状を有する本体部と、
前記本体部の外形に沿って延在することで前記本体部を囲んでいるとともに、前記本体部と繋がっている枠線と、を有し、
前記枠線は、前記本体部の外側に向かって凸状且つ円弧状に突出する第1のコーナー部を含む配線体。 A first insulating layer,
A first conductor layer formed on the first insulating layer,
The first conductor layer is
A first electrode,
A first lead wire electrically connected to the first electrode;
A first shield layer electrically insulated from the first electrode and the first lead wiring,
The first shield layer is
A main body having a mesh shape in which a plurality of shielded wires intersect with each other,
While enclosing the main body portion by extending along the outer shape of the main body portion, and a frame line connected to the main body portion,
The said frame line is a wiring body containing the 1st corner part which protrudes toward the outer side of the said main-body part in a convex shape and an arc shape.
下記(1)式を満たす配線体。
Rs>Ps … (1)
但し、上記(1)式において、Rsは、前記第1のコーナー部の曲率半径であり、Psは、前記本体部における前記シールド線間のピッチである。 The wiring body according to claim 1,
A wiring body that satisfies the following formula (1).
R s > P s (1)
However, in the above formula (1), R s is the radius of curvature of the first corner portion, and P s is the pitch between the shield lines in the main body portion.
下記(2)式を満たす配線体。
W1<W2 … (2)
但し、上記(2)式において、W1は、前記シールド線の線幅であり、W2は、前記枠線の線幅である。 The wiring body according to claim 1 or 2, wherein
A wiring body that satisfies the following formula (2).
W 1 <W 2 (2)
However, in the above formula (2), W 1 is the line width of the shield line, and W 2 is the line width of the frame line.
前記枠線は、平面視において、前記本体部の内側に向かって角状に凹んだ第2のコーナー部を含む配線体。 The wiring body according to any one of claims 1 to 3,
In a plan view, the frame line is a wiring body including a second corner portion that is concave inward toward the inside of the main body portion.
前記第1の絶縁層を介して前記第1の導体層と対向する第2の導体層を備え、
前記第2の導体層は、
第2の電極と、
前記第2の電極と電気的に接続されているとともに、透過平面視において、前記第1のシールド層と重なる第2の引出配線と、を含む配線体。 The wiring body according to any one of claims 1 to 4,
A second conductor layer facing the first conductor layer through the first insulating layer,
The second conductor layer is
A second electrode,
A wiring body that is electrically connected to the second electrode and includes a second lead wiring that overlaps with the first shield layer in a transparent plan view.
前記配線体を支持する支持体と、を備えた配線板。 The wiring body according to any one of claims 1 to 5,
A wiring board, comprising: a support body that supports the wiring body.
前記凹パターンに導電性材料を充填する第2の工程と、
前記凹パターンに充填された導電性材料を固化させる第3の工程と、
前記導電性材料上に樹脂材料を配置する第4の工程と、
前記導電性材料を凹パターンから剥離する第5の工程と、を備え、
前記凹パターンは、
複数の線状凹部が相互に交差するメッシュ形状を有するメッシュ状凹部と、
前記メッシュ状凹部の外形に沿って延在することで前記メッシュ状凹部を囲んでいるとともに、前記メッシュ状凹部と繋がっている枠線状凹部と、を含み、
前記枠線状凹部は、平面視において、前記メッシュ状凹部の外側に向かって凸状且つ円弧状に突出する第1のコーナー部を含む配線体の製造方法。 A first step of preparing an intaglio plate having an intaglio pattern,
A second step of filling the concave pattern with a conductive material,
A third step of solidifying the conductive material filled in the concave pattern,
A fourth step of disposing a resin material on the conductive material,
A fifth step of peeling the conductive material from the concave pattern,
The concave pattern is
A mesh-shaped recess having a mesh shape in which a plurality of linear recesses intersect with each other,
While surrounding the mesh-shaped recess by extending along the outer shape of the mesh-shaped recess, including a frame line-shaped recess connected to the mesh-shaped recess,
The method of manufacturing a wiring body, wherein the frame-shaped concave portion includes a first corner portion protruding in a convex shape and an arc shape toward the outside of the mesh-shaped concave portion in a plan view.
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US20150223324A1 (en) * | 2014-02-05 | 2015-08-06 | Lg Innotek Co., Ltd. | Touch window |
WO2016136965A1 (en) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | 株式会社フジクラ | Wiring body, wiring substrate, and touch sensor |
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2018
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