JP2020059522A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】取出扉を円滑に開くことができる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1は、周壁の開口を閉じる4つの内フラップ13と、内フラップ13に重ねられる4つの外フラップと、一方の端壁10から軸方向両側の一対の内フラップ13に亘って延設された切断線に沿って切断することで形成される取出扉20と、を備え、取出扉20は、一方の端壁10の一部によって形成され、周壁の稜線(第1折曲線L1)を中心にして開放位置P2と閉鎖位置との間で揺動する扉本体21と、一対の内フラップ13の一部によって扉本体21と一体に形成され、扉本体21と共に揺動する過程で一対の接触部30に接触する一対のアーム部22と、を含み、一対の接触部30は、一対のアーム部22よりも曲がりやすく形成されており、閉鎖位置から開放位置P2に向かって回動する一対のアーム部22によって押し曲げられる。【選択図】図8

Description

本発明は、包装箱に関する。
特許文献1には、ボトムパネルと、フロントパネルと、バックパネルと、トップパネルと、カートンの端部を閉じるための複数のエンドフラップと、物品を取り出すためのディスペンサーと、を備えたカートンが開示されている。ディスペンサーは、フロントパネルを切断することで形成されるディスペンサーパネルと、フロントパネルの両側の2つのエンドフラップを切断することで形成される一対のスイングアームと、を含んでいる。ディスペンサーパネルは、フロントパネルに旋回可能に接続され、閉じた位置と開いた位置との間で移動可能であり、カートンの内部へのアクセスを可能にする。このカートンは、スイングアームを含む2つのエンドフラップの外面に他の2つのエンドフラップが固定されて封緘される。
国際公開2017/023685号
しかしながら、上記したカートンでは、ディスペンサーパネルを開く過程で、一対のスイングアームが、ディスペンサーの切断後に残された2つのエンドフラップに引っ掛かってしまい、ディスペンサーパネルを円滑に開くことができない虞があった。
本発明は、上記課題を解決するために、取出扉を円滑に開くことができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、一対の第1壁と一対の第2壁とを交互に配置して軸方向両端面を開口させた筒状に形成される周壁と、前記一対の第1壁の軸方向両端部に連設され、前記周壁の開口の一部または全部を閉じる4つの内フラップと、前記一対の第2壁の軸方向両端部に連設され、前記内フラップに重ねられる4つの外フラップと、一方の前記第1壁から軸方向両側の一対の前記内フラップに亘って延設された切断線に沿って切断することで形成され、前記周壁の内部に収容された物品の取り出しを可能にする取出扉と、を備え、前記取出扉は、前記一方の第1壁の一部によって形成され、前記周壁の稜線または前記一方の第1壁にて軸方向に延びたヒンジ線を中心にして前記物品の取出口を開く開放位置と前記取出口を閉じる閉鎖位置との間で揺動する扉本体と、前記一対の内フラップの一部によって前記扉本体と一体に形成され、前記扉本体と共に揺動する過程で前記取出扉の切断後に残された前記一対の内フラップに形成された一対の接触部に接触する一対のアーム部と、を含み、前記一対の接触部は、前記一対のアーム部よりも曲がりやすく形成されており、前記閉鎖位置から前記開放位置に向かって回動する前記一対のアーム部によって押し曲げられる。
この場合、各々の前記接触部は、前記切断線の一部と、前記アーム部の回動軌道との接触点を通る接線と平行に延びた1つ以上の切目線と、によって1つ以上の接触片に区切られていることが好ましい。
他の場合、各々の前記接触部は、前記切断線の一部と、前記アーム部の回動軌道との接触点を通る接線と交差する方向に延びた1つ以上の切目線と、によって1つ以上の接触片に区切られていることが好ましい。
また、この場合、前記第1壁、前記第2壁、前記内フラップおよび前記外フラップは、中しんにライナを貼り付けた段ボールシートから形成され、前記一対の接触部は、前記中しんを厚み方向に潰した段潰し部を含むことが好ましい。
また、この場合、各々の前記接触部は、折曲線を介して前記一対の内フラップに連設されていることが好ましい。
また、この場合、前記一対の内フラップには、一対の凹部が先端から基端に向かって凹設され、前記一対の接触部は、前記一対の凹部の奥側に形成されており、各々の前記アーム部は、前記閉鎖位置にある場合に前記接触部には非接触であり、前記閉鎖位置から前記開放位置に向かって動き出した後に前記接触部に接触することが好ましい。
また、この場合、各々の前記アーム部は、前記扉本体と共に前記開放位置に配置された状態で、前記取出扉の切断後に残された前記第1壁の内面に当接する係合部を有していることが好ましい。
本発明によれば、取出扉を円滑に開くことができる。
本発明の一実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱を横臥姿勢とした状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の取出扉を開放位置に配置した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の取出扉を閉鎖位置に配置した状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱であって、回動途中の取出扉を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の取出扉を開放位置に配置した状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施形態の第2変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施形態の第3変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施形態の第4変形例に係る包装箱のブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。前後方向は、左右方向に直交し、上下方向は前後方向と左右方向とに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[包装箱の概要]
図1ないし図3を参照して、包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク5を示す平面図である。図3はブランク5の一部を拡大して示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、略直方体状に形成されている。包装箱1は、略角筒状の周壁1Wの上端面および下端面を閉じることで封緘されるA式の箱である。包装箱1(周壁1W)の内部には複数の物品Mが収容されており、この包装箱1には周壁1Wの内部に収容された物品Mの取り出しを可能にする取出扉20が設けられている。
物品Mは、例えば、飲料入り缶やペットボトル等の略円筒状に形成されている。本実施形態では、例えば、12本の物品Mが、平面から見て、前後方向に4列、左右方向に3列の格子状に並んだ状態で包装箱1の内部に収容されている(図1では5本の物品Mを示している。)。物品Mの高さは、周壁1Wの高さ(軸方向の長さ)と略同一となっている。なお、上記した物品Mは、略円筒状(円形断面)に形成されていたが、これに限らず、例えば、物品Mは、多角形断面を有していてもよいし、略球状に形成されていてもよい。
包装箱1は、図2に示すブランク5を組み立てることで形成される。包装箱1(ブランク5)は、例えば、波状の中しん9Aの表裏に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図1参照)とを貼り付けた紙製の両面段ボールシートから形成されている。ブランク5は、例えば、一枚の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。なお、図2および図3は、表ライナ9B側(包装箱1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向(中しん9A)に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。また、本明細書では、「上(天)」、「下(底)」およびこれに類する用語は、包装箱1を組み立てた状態(組立状態)における上(天)、下(底)およびこれに類する概念を指している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク5は、一対の端壁10(第1壁)と、一対の側壁11(第2壁)と、継代片12と、一対の上内フラップ13Uと、一対の上外フラップ14Uと、一対の下内フラップ13Dと、一対の下外フラップ14Dと、を含んでいる。
<端壁,側壁>
一対の端壁10と一対の側壁11とは、第1折曲線L1を介して交互に連設されている。端壁10は、側壁11よりも流れ方向に幅狭い略長方形状に形成されている。継代片12は、側壁11の流れ方向端部に第1折曲線L1を介して連設されている。
<上内フラップ,上外フラップ>
一対の上内フラップ13Uは、一対の端壁10の段方向一端部(上端部)に第2折曲線L2を介して連設されている。上内フラップ13Uは、端壁10の流れ方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。上内フラップ13Uの段方向の寸法(延出寸法)は、端壁10の流れ方向の寸法の略半分に設定されている。一対の上外フラップ14Uは、一対の側壁11の段方向一端部(上端部)に第2折曲線L2(接続折曲線)を介して連設されている。上外フラップ14Uは、側壁11の流れ方向の寸法と略同一幅を有する略長方形状に形成されている。上外フラップ14Uの段方向の寸法(延出寸法)は、上内フラップ13Uの延出寸法と略同一である。
<下内フラップ,下外フラップ>
一対の下内フラップ13Dは、一対の端壁10の段方向他端部(下端部)に第3折曲線L3を介して連設されている。一対の下外フラップ14Dは、一対の側壁11の段方向他端部(下端部)に第3折曲線L3を介して連設されている。下内フラップ13Dは上内フラップ13Uと略同一形状に形成され、下外フラップ14Dは上外フラップ14Uと略同一形状に形成されている。
なお、第1〜第3折曲線L1〜L3は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折曲させる機能を有している。上記した第1〜第3折曲線L1〜L3は、汎用罫線に限らず、汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫線等、段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
[ディスペンサー部]
図1および図2に示すように、包装箱1(ブランク5)は、物品Mを1つずつ取り出すためのディスペンサー部15を備えている。図2に示すように、ディスペンサー部15は、取出扉20と、一対の接触部30と、を含んでいる。取出扉20は、一対の側壁11に挟まれた一方の端壁10から段方向(軸方向)両側の一対の内フラップ13U,13Dに亘って延設された切断線23に沿って切断することで形成される。一対の接触部30は、取出扉20の切断後に残された一対の内フラップ13U,13Dに形成されている。なお、本明細書では、説明の便宜のため、一方の端壁10に連なる上内フラップ13Uと下内フラップ13Dとに共通する説明では、単に「内フラップ13」と呼び、符号に算用数字のみを付す。
<切断線>
まず、取出扉20の説明に先立って、切断線23について説明する。図2に示すように、切断線23は、一方の端壁10と一対の内フラップ13との段方向略全域に亘って形成されている。切断線23は、開始切断線23Aと、一対の傾斜切断線23Bと、一対の端末切断線23Cと、を含んでいる。
(開始切断線)
図2および図3に示すように、開始切断線23Aは、一方の端壁10の中央部よりも、継代片12が連なる一方の側壁11の側に僅かに寄った位置に形成されている。開始切断線23Aは、一対の端壁10に挟まれた他方の側壁11に向けて凸状に湾曲するように複数の略円弧状の切目を所定間隔で並べたミシン刃線である。
(傾斜切断線)
一対の傾斜切断線23Bは、開始切断線23Aの段方向両端部から一対の内フラップ13との境界(第2および第3折曲線L2,L3)まで延設されている。一対の傾斜切断線23Bは、段方向中央側から両側に向かって他方の側壁11の側に傾斜している。一対の傾斜切断線23Bの段方向両端付近は、屈曲して第1折曲線L1(中しん9A)と略平行となるように形成されている。各傾斜切断線23Bは、複数の略L字状の切目を所定間隔で並べたジッパーであって、段方向中央側(開始切断線23A)から両側に向かって端壁10を切断する機能を有している。
(端末切断線)
一対の端末切断線23Cは、一対の内フラップ13に形成されている。詳細には、一対の内フラップ13には一対の凹部24が先端から基端に向かって凹設されており、一対の端末切断線23Cは、一対の傾斜切断線23Bの段方向両端部から一対の凹部24まで略円弧状に延びている。更に詳細には、一対の端末切断線23Cは、第1折曲線L1と第2折曲線L2(または第3折曲線L3)との交点を中心とした円の円周上に形成されている。各端末切断線23Cは、一方の側壁11の側に向けて凸状に湾曲するように複数の円弧状の切目を所定間隔で並べたミシン刃線である。
<取出扉>
次に、図2および図3を参照して、取出扉20について説明する。取出扉20は、上記した開始切断線23A、傾斜切断線23Bおよび端末切断線23Cに沿って一方の端壁10および一対の内フラップ13を切断することで形成される。取出扉20は、一方の端壁10の一部によって形成される扉本体21と、一対の内フラップ13の一部によって扉本体21と一体に形成される一対のアーム部22と、を含んでいる。
(扉本体)
ブランク5の状態において、扉本体21は、開始切断線23Aおよび一対の傾斜切断線23Bよりも他方の側壁11の側となる端壁10の一部で構成される。つまり、扉本体21は、一方の端壁10と他方の側壁11との境界(第1折曲線L1)と開始切断線23Aと一対の傾斜切断線23Bとの間の範囲に形成されている。扉本体21は、一方の側壁11の側に凸となる略台形状に形成されている。
(アーム部)
また、ブランク5の状態において、一対のアーム部22は、扉本体21の段方向両端部に第2および第3折曲線L2,L3を介して連設されている。なお、一対のアーム部22は、扉本体21を挟んで段方向に対称となる形状であるため、以下、1つのアーム部22について説明する。
図3に示すように、アーム部22は、内フラップ13の基端側に形成されたアーム本体22Aと、内フラップ13の先端側に形成された係合部22Bと、を含んでいる。アーム本体22Aは、端末切断線23Cの輪郭と凹部24の輪郭の一部に沿って略1/4円状に形成されている。係合部22Bは、凹部24の輪郭に沿って略台形状に形成されている。アーム本体22Aと係合部22Bとは、一体に形成されている。アーム本体22Aと係合部22Bとの間には、略V字状に窪み凹部24の輪郭を成す係合溝22Cが形成されている。
なお、詳細は後述するが、取出扉20(扉本体21および一対のアーム部22)は、一方の端壁10と他方の側壁11との間の第1折曲線L1を中心に揺動(回動)可能に構成されている。上記した端末切断線23Cは、アーム部22の回動軌道(アーム本体22Aの円弧状の輪郭)と略一致している。
<接触部>
図2および図3に示すように、一対の接触部30は、それぞれ、内フラップ13において凹部24を挟んで係合部22Bに対向する位置に形成されている。一対の接触部30は、一対の凹部24の奥側(突当り部)に形成されている。なお、一対の接触部30は、扉本体21を挟んで段方向に対称となる形状であるため、以下、1つの接触部30について説明する。
図3に示すように、接触部30は、端末切断線23C(切断線23)の一部(末端部)と、端末切断線23Cとの交点を通る接線Tと平行に延びた複数(例えば5本)の切目線31と、によって複数(例えば5つ)の接触片32に区切られている。複数の切目線31は、略等間隔で形成されており、全ての接触片32は、略同じ幅、略同じ長さに形成されている。なお、上記したように、端末切断線23Cはアーム部22の回動軌道に沿っているため、接触部30と端末切断線23Cとの交点を通る接線Tは、接触部30とアーム部22の回動軌道との接触点を通る接線Tと言い換えることができる。また、切目線31が接線Tと平行であるとは、厳密に平行である事を意味するものではなく、製造上の誤差を許容する意味である。
各接触片32(接触部30)は、接触折曲線33(折曲線)を介して一対の内フラップ13に連設されている。各接触片32は、接触折曲線33から凹部24に向かって延びている。接触折曲線33は、各接触片32の基端部において接線Tに直交する方向に延びている。また、複数の接触片32の先端側(自由端側)の一辺は、揃えられている。
[包装箱の封緘]
次に、図1を参照して、包装箱1の封緘手順(組立手順)について説明する。なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、製函機によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、作業者が包装箱1を組み立てる場合について説明する。また、端壁10と側壁11とは第1折曲線L1に沿って折り曲げられ、且つ継代片12は端壁10の内面に接着剤で接着されており、包装箱1は折り畳まれた状態であるものとする。
まず、作業者は、一対の端壁10と一対の側壁11とを第1折曲線L1で略直角に折り曲げる。この状態で、一対の端壁10と一対の側壁11とが交互に配置され、上下方向(軸方向)両端面を開口させた略矩形筒状の周壁1Wが形成される。
次に、作業者は、一対の下内フラップ13Dを第3折曲線L3で周壁1Wの内側に折り曲げた後、一対の下外フラップ14Dを第3折曲線L3で周壁1Wの内側に折り曲げる。この状態で、一対の下内フラップ13Dの先端部は互いに離間しており、一対の下内フラップ13Dは周壁1Wの下面開口の一部を閉じる。一対の下外フラップ14Dは、先端同士を突き合せた状態で一対の下内フラップ13Dに重ねられ、一対の下内フラップ13Dに接着剤を介して接着される。以上によって、周壁1Wの下面開口が閉じられ、包装箱1の底面が形成される。なお、下外フラップ14Dは、下内フラップ13Dのアーム部22や凹部24を避けた位置に接着される。
次に、作業者は、周壁1Wの上端面(上面開口)から内部(底面上)に複数の物品Mを入れる。既に述べたように、包装箱1には、12本の物品Mが、前後方向に4列、左右方向に3列の格子状に並べられて収容される。
次に、作業者は、一対の上内フラップ13Uを第2折曲線L2で周壁1Wの内側に折り曲げた後、一対の上外フラップ14Uを第2折曲線L2で周壁1Wの内側に折り曲げる。この状態で、一対の上内フラップ13Uの先端部は互いに離間しており、一対の上内フラップ13Uは周壁1Wの上面開口の一部を閉じる。一対の上外フラップ14Uは、先端同士を突き合せた状態で一対の上内フラップ13Uに重ねられ、一対の上内フラップ13Uに接着剤を介して接着される。なお、上外フラップ14Uは、上内フラップ13Uのアーム部22や凹部24を避けた位置に接着される。
以上によって、周壁1Wの上面開口が閉じられ、包装箱1の天面が形成される。つまり、包装箱1は封緘された状態になる(図1参照)。封緘された包装箱1は、複数積み重ねられた状態で保管されたり運搬されたりする。なお、上外フラップ14Uおよび下外フラップ14Dは、接着固定されていたが、これに代えて、一対の上外フラップ14U等の突き合せ部に沿って粘着テープを貼り付けてもよい。この場合、粘着テープは、切断線23(傾斜切断線23B等)を避けた位置に貼付されることが好ましい。
[ディスペンサーの作用]
次に、図4ないし図8を参照して、ディスペンサー部15を利用した物品Mの取り出しの手順(ディスペンサー部15の作用)について説明する。図4は包装箱1を横臥姿勢とした状態を示す斜視図である。図5は取出扉20を開放位置P2に配置した状態を示す斜視図である。図6は取出扉20を閉鎖位置P1に配置した状態を示す断面図である。図7は回動途中の取出扉20を示す断面図である。図8は取出扉20を開放位置P2に配置した状態を示す断面図である。
図4に示すように、ユーザは、包装箱1を横倒しにして一方の側壁11を上方に向けた横臥姿勢とする。つまり、ユーザは、ディスペンサー部15が下方に位置するように包装箱1を倒す。
次に、ユーザは、一方(前方)の端壁10にて開始切断線23Aの上側を押し込み、端壁10を開始切断線23Aに沿って切断する。ユーザは、切断した開始切断線23Aの縁部(扉本体21の上部)を掴み、手前に引っ張る。すると、端壁10が一対の傾斜切断線23Bに沿って切断され、切断された端壁10の一部によって扉本体21が形成される。また、一対の内フラップ13が一対の端末切断線23Cに沿って切断され、切断された各内フラップ13の一部によってアーム部22が形成される。一対のアーム部22は扉本体21の左右両端部から後方に延設されている。つまり、取出扉20は、平面から見て略コ字状(U字状)に形成されている。
ここで、取出扉20の扉本体21は、その下端の一辺、つまり周壁1Wの稜線(第1折曲線L1)を中心にして回動可能に設けられている。詳細には、扉本体21は、周壁1Wの稜線を中心にして物品Mの取出口25を開く開放位置P2(図5参照)と取出口25を閉じる閉鎖位置P1(図4参照)との間で揺動する。閉鎖位置P1にある扉本体21は、取出扉20の切断後に残された端壁10と略同一平面を形成する(図4参照)。開放位置P2にある扉本体21は、周壁1Wの稜線から斜め前上方に向かって延びた傾斜姿勢となる(図5参照)。また、一対のアーム部22も、扉本体21と一体となって揺動する。
なお、ユーザが取出扉20を切断するための力は、端壁10では厚み方向に作用し、内フラップ13では厚み方向に直交する方向に作用する。このため、端壁10は開始切断線23Aおよび傾斜切断線23Bに沿って容易に切断されるが、内フラップ13は端末切断線23Cに沿って切断し難くなっている。しかし、端末切断線23Cはアーム部22の回動軌道に沿っているため、周壁1Wの稜線を中心とした回動力が端末切断線23Cの切目同士の間に作用し易くなっている。これにより、端末切断線23Cが当該回動軌道に沿っていない場合に比べて、各内フラップ13を端末切断線23Cに沿って切断することが容易になっている。
ところで、周壁1Wの軸方向の長さは、物品Mの長さに合わせて設定されているため、各内フラップ13U,13Dは、物品Mの軸方向両端面に近接(または接触)している。すなわち、一対の内フラップ13は、物品Mと各外フラップ14U,14Dとの間に挟まれるように配置されている。したがって、一対のアーム部22は、扉本体21と共に揺動する過程で一対の接触部30に接触することになる。
詳細に説明すると、図6に示すように、各々のアーム部22は、閉鎖位置P1にある場合に接触部30には非接触であり、係合部22Bの係合溝22C側の傾斜部分は、凹部24を挟んで接触部30に対向している。なお、以下、説明の便宜のため、1つのアーム部22および1つの接触部30の作用について説明する。
続いて、図7に示すように、ユーザが取出扉20(扉本体21)を閉鎖位置P1から開放位置P2に向かって所定角度だけ回動させると、アーム部22の係合部22B(係合溝22C側の傾斜部分)が接触部30の先端部に突き当たる。この際、アーム部22は凹部24内にて回動することができるため、アーム部22(係合部22B)は接触部30(各接触片32)に勢いよく衝突する。
ここで、接触部30は複数の切目線31によって複数の接触片32に分割されているため、接触部30はアーム部22(係合部22B)よりも剛性が低くなっている。つまり、接触部30は、アーム部22よりも曲がりやすく形成されている。このため、係合部22Bが接触部30に衝突すると、接触部30(各接触片32)は、閉鎖位置P1から開放位置P2に向かって回動するアーム部22によって押し曲げられる(図8参照)。具体的には、各接触片32は、接触折曲線33や中腹付近で折れ曲がったり、裏ライナ9C(および中しん9A)が捲れたりする。したがって、開放位置P2へと回動する係合部22Bは、各接触片32に僅かに引っ掛かり、各接触片32を押し曲げながら各接触片32の内面(裏ライナ9C側)に乗り上げる。このように、各接触片32が係合部22Bの衝突力に屈することで、係合部22Bが各接触片32に引っ掛かった場合の抵抗が低減され、係合部22Bは各接触片32(接触部30)を容易に乗り越えることができる。
なお、アーム部22の係合部22Bは、一度に全ての接触片32に衝突するわけではなく、端末切断線23C側の3つの接触片32に衝突した後、残りの2つの接触片32に順次接触するようになっている(図7参照)。これにより、係合部22Bが接触片32に接触するタイミングをずらすことができるため、係合部22Bが全ての接触片32に衝突した場合に比べて、係合部22Bの接触抵抗を更に低減することができる。
また、ユーザによる取出扉20の回動が更に進むと、接触部30を乗り越えた係合部22Bは、取出扉20の切断後に残された内フラップ13の内面を摺動する。そして、図8に示すように、係合部22Bは、取出扉20の切断後に残された端壁10の内面(裏ライナ9C)に当接する。すると、係合部22Bが扉本体21と共に開放位置P2に配置された状態になり、取出扉20の引き出しが規制される。なお、傾斜切断線23Bで切断された端壁10の下縁部は、アーム部22の係合溝22Cに入り込んでいる(噛み合っている)。
以上によって、取出扉20(扉本体21)が開放位置P2(傾斜姿勢)に保持され、端壁10の下部に取出口25が開口する。包装箱1の内部に収容された物品Mは、自重または包装箱1の傾き等によって1つずつ取出口25付近まで転がってくる(図5も参照)。これにより、ユーザは取出口25に露出した物品Mを取り出すことができる。なお、物品Mは傾斜姿勢となった扉本体21に当接し、取出口25からの飛び出しを規制されている。
なお、包装箱1の内部に物品Mを残しておきたい場合には、取出扉20(扉本体21)を開放位置P2から閉鎖位置P1に向かって押し込めばよい。また、複数の物品Mをまとめて取り出したい場合には、例えば、一対の上外フラップ14Uを一対の上内フラップ13Uから引き剥がし、周壁1Wの上面開口を開口させてもよい。また、これと同様に、一対の下外フラップ14Dを引き剥がして周壁1Wの下面開口を開口させてもよい。
以上説明した本実施形態に係る包装箱1では、接触部30が、取出扉20の切断後に残された内フラップ13にてアーム部22と比べて低剛性となるように形成されていた。この構成によれば、アーム部22が閉鎖位置P1から開放位置P2に向かって回動する過程で接触部30に引っ掛かったとしても、接触部30を押し曲げながらアーム部22を回動させ続けることができる。これにより、取出扉20を円滑に開くことができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、接触部30が複数の切目線31によって複数の接触片32に分割されているため、接触片32を小さな力で押し曲げることができる。これにより、接触部30に引っ掛かったアーム部22(係合部22B)の円滑な回動を担保することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、接触部30を接触折曲線33に沿って更に小さな力で押し曲げることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、各々のアーム部22が、凹部24内において、閉鎖位置P1から開放位置P2に向かって動き出した後に接触部30に接触する構成とした。この構成によれば、アーム部22が凹部24の奥側にある接触部30に突き当たるまでの間に、アーム部22の回動に勢いをつけることができる。これにより、アーム部22は回動に勢いがついてから接触部30に衝突(接触)するため、接触部30を容易に押し曲げることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、アーム部22を開放位置P2まで回動させると係合部22Bが端壁10の内面に当接するため、取出扉20(扉本体21)が開放位置P2よりも外側に回動することを規制することができる。これにより、開放位置P2に配置された取出扉20(扉本体21)の角度が保持されるため、物品Mが取出口25から飛び出すことを抑制することができる。
なお、本実施形態に係る包装箱1では、切目線31が、アーム部22の回動軌道との接触点を通る接線Tと平行に延びていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9に示すように、第1変形例に係る各々の接触部40は、端末切断線23C(切断線23)の一部と、アーム部22の回動軌道との接触点を通る接線Tと直交する方向に延びた複数の切目線41と、によって複数の接触片42に区切られていてもよい。この場合、接触片42の基端部に形成された接触折曲線43は、接線Tに略平行に延びている。この構成によっても、接触部40を押し曲げながらアーム部22を回動させることができ、取出扉20を円滑に開くことができる。なお、切目線41は、接線Tに直交していなくてもよく、任意の角度で交差していればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、接触部30が、複数の切目線31によって複数の接触片32に分割されることでアーム部22よりも曲がりやすく形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10に示すように、第2変形例に係る一対の接触部50が、中しん9Aを厚み方向に潰した段潰し部50A(図10のハッチング部分参照)であってもよい。また、例えば、一対の接触部50が、段潰し部50Aと、段潰し部50Aに形成された1つ以上の切目線31,41と、を含んでいてもよい(図示せず)。つまり、接触片32,42が段潰しされていてもよい。また、接触折曲線33は省略してもよいし、段潰し部50Aとは別に形成されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態(第1および第2変形例を含む。)に係る包装箱1では、アーム部22(係合部22B)に勢いをつけて接触部30,40,50に接触(衝突)させるために、接触部30,40,50が凹部24の奥側に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。接触部30,40,50は取出扉20の切断後に残された内フラップ13に形成されていればよく、例えば、図11に示すように、内フラップ13から凹部24を省略し、接触部30等を内フラップ13の先端部に形成してもよい(第3変形例)。すなわち、各々のアーム部22は、閉鎖位置P1にある場合に接触部30等に接触していてもよい。この場合、各端末切断線23Cは、段方向に直線的に延設されることが好ましい。
また、本実施形態(第1ないし第3変形例を含む。)に係る包装箱1では、扉本体21(取出扉20)が、周壁1Wの稜線(第1折曲線L1)を中心にして揺動していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12に示すように、第4変形例に係る包装箱1では、一方の端壁10に段方向(周壁1Wの軸方向)に延びたヒンジ線27(例えば、汎用罫線等)を形成し、扉本体21(取出扉20)がヒンジ線27を中心にして揺動するように構成してもよい。
なお、本実施形態(第1ないし第4変形例を含む。以下同じ。)に係る包装箱1では、各々の接触部30,40,(50)が、複数の切目線31,41等で複数の接触片32,42に区切られていたが、本発明はこれに限定されない。切目線31,41(接触片32,42)は1つ以上設けられていればよく、例えば、各々の接触部30,40,(50)は、切断線23(端末切断線23C)の一部と、1つの切目線31,41と、によって1つの接触片32に区切られていてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1では、複数の接触片32の先端(自由端)が揃えられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数の接触片32を異なる長さに形成し、それらの先端に段差をつけてもよい(図示せず)。これにより、係合部22Bと各接触片32との接触するタイミングをずらすことができるため、係合部22Bの接触抵抗を更に低減することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、ディスペンサー部15(取出扉20、接触部30)が一方の端壁10とこれに連なる一対の内フラップ13に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、2つのディスペンサー部15が、一対の端壁10とこれらに連なる2組の一対の内フラップ13に形成されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1では、開始切断線23Aや端末切断線23Cが湾曲し、傾斜切断線23Bが傾斜していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、切断線は、端壁10から一対の内フラップ13に亘って段方向に直線的に延設されてもよい(図示せず)。すなわち、取出扉20(扉本体21、アーム部22)の形状に合わせて、切断線の形状を自由に変更してもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、切断線23(開始切断線23A、傾斜切断線23B、端末切断線23C)が、ミシン刃線やジッパーを組み合わせて形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、切断線23の全部がミシン刃線またはジッパーであってもよい。また、切断線23の一部または全部は、段ボールシートを厚み方向に半分程度切断した半切り線等、段ボールシートを切断するための線であれば如何なるものでもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、一対の上内フラップ13Uが周壁1Wの上面開口の一部を閉じていたが、これに限らず、一対の上内フラップ13Uは、先端同士を突き合せ、周壁1Wの上面開口の全部を閉じるように形成されてもよい。これと同様に、一対の下内フラップ13Dが、周壁1Wの下面開口の全部を閉じるように形成されてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、端壁10と各内フラップ13U,13Dとが略直角を成し、平面から見て略四角形状に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各内フラップ13U,13Dに第2および第3折曲線L2,L3と平行な折線を形成し、各内フラップ13U,13Dが第2および第3折曲線L2,L3と折線とで折り曲げられ、横臥姿勢とされた包装箱が平面から見て略八角形状に形成されてもよい(図示せず)。また、これと同様に、各外フラップ14U,14Dに折線を形成し、各外フラップ14U,14Dが第2および第3折曲線L2,L3と折線とで折り曲げられ、包装箱が正面から見て略八角形状に形成されてもよい(図示せず)。さらに、上方のフラップ13U,14Uまたは下方のフラップ13D,14Dにのみ折線を形成し、六角形状の包装箱としてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1は、所謂A式の段ボール箱であったが、本発明はこれに限定されない。包装箱の形態としては、筒状の周壁の軸方向両端面をフラップで閉じる形式の箱であればよく、例えば、ラップアラウンドケース等にディスペンサー部15を設けてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、段ボールシートは、中しん9Aの片面にライナを貼り付けた片面段ボールシートであってもよいし、片面段ボールシートを両面段ボールシートに貼り合せた複両面段ボールシートであってもよい。また、第2変形例を除く包装箱1は、板紙等で形成されてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 包装箱
1W 周壁
10 端壁(第1壁)
11 側壁(第2壁)
13D(13) 下内フラップ(内フラップ)
13U(13) 上内フラップ(内フラップ)
14D 下外フラップ(外フラップ)
14U 上外フラップ(外フラップ)
20 取出扉
21 扉本体
22 アーム部
22B 係合部
23 切断線
24 凹部
25 取出口
27 ヒンジ線
30,40,50 接触部
31,41 切目線
32,42 接触片
33 接触折曲線(折曲線)
L1 第1折曲線(周壁の稜線)
M 物品
P2 開放位置
P1 閉鎖位置

Claims (7)

  1. 一対の第1壁(10)と一対の第2壁(11)とを交互に配置して軸方向両端面を開口させた筒状に形成される周壁(1W)と、
    前記一対の第1壁の軸方向両端部に連設され、前記周壁の開口の一部または全部を閉じる4つの内フラップ(13U,13D)と、
    前記一対の第2壁の軸方向両端部に連設され、前記内フラップに重ねられる4つの外フラップ(14U,14D)と、
    一方の前記第1壁から軸方向両側の一対の前記内フラップ(13)に亘って延設された切断線(23,26)に沿って切断することで形成され、前記周壁の内部に収容された物品(M)の取り出しを可能にする取出扉(20)と、を備え、
    前記取出扉は、
    前記一方の第1壁の一部によって形成され、前記周壁の稜線(L1)または前記一方の第1壁にて軸方向に延びたヒンジ線(27)を中心にして前記物品の取出口(25)を開く開放位置(P2)と前記取出口を閉じる閉鎖位置(P1)との間で揺動する扉本体(21)と、
    前記一対の内フラップの一部によって前記扉本体と一体に形成され、前記扉本体と共に揺動する過程で前記取出扉の切断後に残された前記一対の内フラップに形成された一対の接触部(30,40,50)に接触する一対のアーム部(22)と、を含み、
    前記一対の接触部は、前記一対のアーム部よりも曲がりやすく形成されており、前記閉鎖位置から前記開放位置に向かって回動する前記一対のアーム部によって押し曲げられることを特徴とする包装箱。
  2. 各々の前記接触部(30)は、前記切断線の一部と、前記アーム部の回動軌道との接触点を通る接線(T)と平行に延びた1つ以上の切目線(31)と、によって1つ以上の接触片(32)に区切られていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 各々の前記接触部(40)は、前記切断線の一部と、前記アーム部の回動軌道との接触点を通る接線(T)と交差する方向に延びた1つ以上の切目線(41)と、によって1つ以上の接触片(42)に区切られていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  4. 前記第1壁、前記第2壁、前記内フラップおよび前記外フラップは、中しん(9A)にライナ(9B,9C)を貼り付けた段ボールシートから形成され、
    前記一対の接触部(50)は、前記中しんを厚み方向に潰した段潰し部(51A)を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の包装箱。
  5. 各々の前記接触部は、折曲線(33)を介して前記一対の内フラップに連設されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の包装箱。
  6. 前記一対の内フラップには、一対の凹部(24)が先端から基端に向かって凹設され、
    前記一対の接触部は、前記一対の凹部の奥側に形成されており、
    各々の前記アーム部は、前記閉鎖位置にある場合に前記接触部には非接触であり、前記閉鎖位置から前記開放位置に向かって動き出した後に前記接触部に接触することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の包装箱。
  7. 各々の前記アーム部は、前記扉本体と共に前記開放位置に配置された状態で、前記取出扉の切断後に残された前記第1壁の内面に当接する係合部(22B)を有していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の包装箱。
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