JP2020058212A - 電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法 - Google Patents

電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 2以上のエリア間で適切に電力を融通することを可能とする電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法を提供する。【解決手段】 電力管理装置は、第1電力系統から第1エリアに供給される第1電力を取得する第1取得部と、第2電力系統から第2エリアに供給される第2電力を取得する第2取得部と、前記第1エリア及び前記第2エリアに接続される分散電源から出力される出力電力を前記第1エリア及び前記第2エリアの少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行う制御部と、を備える。前記制御部は、前記第1エリアに割り当てられた第1優先度及び前記第2エリアに割り当てられた第2優先度に基づいて前記融通制御を行う。【選択図】 図3

Description

本発明は、電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法に関する。
近年、第1エリア及び第2エリアを含むシステムにおいて電力を融通する技術が提案されている。具体的には、第1エリアの設備によって消費される電力が第1エリアの設備によって出力される電力を上回る場合に、第2エリアから第1エリアに対して電力が送られる(例えば、特許文献1)。
特許第6271209号
ところで、2以上のエリア間で電力を融通するケースにおいて、各エリアの特性(マイクログリッドであるか否か、規模、契約条件など)によっては、上述した電力の融通が同一条件で行われることが好ましくないことも考えられる。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、2以上のエリア間で適切に電力を融通することを可能とする電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る電力管理装置は、第1電力系統から第1エリアに供給される第1電力を取得する第1取得部と、第2電力系統から第2エリアに供給される第2電力を取得する第2取得部と、前記第1エリア及び前記第2エリアに接続される分散電源から出力される出力電力を前記第1エリア及び前記第2エリアの少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行う制御部と、を備える。前記制御部は、前記第1エリアに割り当てられた第1優先度及び前記第2エリアに割り当てられた第2優先度に基づいて前記融通制御を行う。
第2の特徴に係る電力管理システムは、第1電力系統から第1エリアに供給される第1電力を取得する第1取得部と、第2電力系統から第2エリアに供給される第2電力を取得する第2取得部と、前記第1エリア及び前記第2エリアに接続される分散電源から出力される出力電力を前記第1エリア及び前記第2エリアの少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行う制御部と、を備える。前記制御部は、前記第1エリアに割り当てられた第1優先度及び前記第2エリアに割り当てられた第2優先度に基づいて前記融通制御を行う。
第3の特徴に係る電力管理方法は、第1電力系統から第1エリアに供給される第1電力を取得するステップと、第2電力系統から第2エリアに供給される第2電力を取得する第ステップと、前記第1エリア及び前記第2エリアに接続される分散電源から出力される出力電力を前記第1エリア及び前記第2エリアの少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行うステップと、を備える。前記融通制御は、前記第1エリアに割り当てられた第1優先度及び前記第2エリアに割り当てられた第2優先度に基づいて行われる。
一態様によれば、2以上のエリア間で適切に電力を融通することを可能とする電力管理装置、電力管理システム及び電力管理方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る電力管理システム10を示す図である。 図2は、実施形態に係る融通装置300を示す図である。 図3は、実施形態に係る電力管理装置400を示す図である。 図4は、実施形態に係る融通制御を説明するための図である。 図5は、実施形態に係る電力管理方法を示す図である。 図6は、変更例1に係る電力管理システム10を示す図である。 図7は、変更例2に係る電力管理システム10の一部を示す図である。
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係又は比率が異なる部分が含まれている場合があることは勿論である。
[実施形態]
(電力管理システム)
以下において、実施形態に係る電力管理システムについて説明する。図1に示すように、電力管理システム10は、第1電力系統100に接続される1以上の第1エリア110と、第2電力系統200に接続される第2エリア210と、融通装置300と、電力管理装置400と、を備える。
第1電力系統100は、第1エリア110に設けられる施設に電力を供給するための電力網である。第1電力系統100から施設に対する電力を潮流電力と称してもよい。第1電力系統100は、第1エリア110に設けられる施設から電力を供給するための電力網であってもよい。施設から第1電力系統100に対する電力を逆潮流電力と称してもよい。第1電力系統100は、マイクログリッドであってもよい。第1電力系統100は、第1エリア110に設けられる施設を運営する主体によって管理される自営電力網であってもよい。第1電力系統100は、第2電力系統200よりも狭いエリアをカバーしてもよく、第2電力系統200よりも広いエリアをカバーしてもよい。
第2電力系統200は、第2エリア210に設けられる施設に電力を供給するための電力網である。第2電力系統200から施設に対する電力を潮流電力と称してもよい。第2電力系統200は、第2エリア210に設けられる施設から電力を供給するための電力網であってもよい。施設から第2電力系統200に対する電力を逆潮流電力と称してもよい。第2電力系統200は、電力会社などによって提供される基幹電力網であってもよい。第2電力系統200は、第2エリア210に設けられる施設を運営する主体とは異なる主体(例えば、電力会社)によって管理される電力網であってもよい。
第1エリア110は、1以上の第1施設120を有するエリアである。第1施設120は、住宅又は店舗などの小規模施設であってもよく、ビルディング、病院、ホテル、ショッピングモール、陸上競技場、鉄道設備、鉄道のき電、電気自動車用電気スタンド又は駅などの大規模施設であってもよい。
図1では、第1エリア110として、第1エリア110A、第1エリア110B及び第1エリア110Cが例示さている。同様に、第1施設120として、第1エリア110Aに設けられる第1施設120A、第1エリア110Bに設けられる第1施設120B及び第1エリア110Cに設けられる第1施設120Cが例示されている。
第2エリア210は、1以上の第2施設220を有するエリアである。第2エリア210は、住宅又は店舗などの小規模施設であってもよく、ビルディング、病院、ホテル、ショッピングモール、陸上競技場、鉄道設備、鉄道のき電、電気自動車用電気スタンド又は駅などの大規模施設であってもよい。
実施形態では、第2エリア210は、第1エリア110A及び第2エリア210に接続される分散電源500を有する。分散電源500は、太陽電池装置500Aを含んでもよく、蓄電装置500Bを含んでよい。
融通装置300は、第1エリア110Aと第2エリア210との間で電力を融通する装置である。以下においては、分散電源500の出力電力を融通するケースについて例示する。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。第1電力系統100から第1エリア110Aに供給される電力が融通されてもよく、第2電力系統200から第2エリア210に供給される電力が融通されてもよい。
例えば、融通装置300は、図2に示すように、第1インバータ310と、第2インバータ320と、を有する。第1インバータ310は、分散電源500から出力される直流電力を交流電力に変換する。第1インバータ310は、第2インバータ320から出力される直流電力を交流電力に変換してもよい。第1インバータ310は、第1施設120Aから出力される交流電力を直流電力に変換してもよい。第2インバータ320は、分散電源500から出力される直流電力を交流電力に変換する。第2インバータ320は、第1インバータ310から出力される直流電力を交流電力に変換してもよい。第2インバータ320は、第2施設220から出力される交流電力を直流電力に変換してもよい。
電力管理装置400は、分散電源500の出力電力を第1エリア110A及び第2エリア210の少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行う。電力管理装置400は、第1エリア110Aに割り当てられた第1優先度及び第2エリア210に割り当てられた第2優先度に基づいて融通制御を行う。電力管理装置400の詳細については後述する(図3を参照)。
(電力管理装置)
以下において、実施形態に係る電力管理装置について説明する。図3に示すように、電力管理装置400は、通信部410と、制御部420と、格納部430と、を備える。
通信部410は、通信モジュールによって構成される。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n、ZigBee、Wi−SUNなどの規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3などの規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。通信部410は、第1エリア110(第1施設120)、第2エリア210(第2施設220及び分散電源500)と通信を行う。
実施形態では、通信部410は、第1電力系統100から第1エリア110に供給される第1電力(潮流電力)を示す情報要素を含む電力情報メッセージを受信する。従って、通信部410は、第1電力を取得する第1取得部を構成する。電力情報メッセージは、第1エリア110から第1電力系統100に供給される電力(逆潮流電力)を示す情報要素を含んでもよい。電力情報メッセージは、第1施設120で消費される電力(消費電力)を示す情報要素を含んでもよい。通信部410は、所定周期で電力情報メッセージを受信してもよく、第1エリア110(第1施設120)に対する要求に応じて電力情報メッセージを受信してもよい。
同様に、通信部410は、第2電力系統200から第2エリア210に供給される第2電力(潮流電力)を示す情報要素を含む電力情報メッセージを受信する。従って、通信部410は、第2電力を取得する第2取得部を構成する。電力情報メッセージは、第2エリア210から第2電力系統200に供給される電力(逆潮流電力)を示す情報要素を含んでもよい。電力情報メッセージは、第2施設220で消費される電力(消費電力)を示す情報要素を含んでもよい。通信部410は、所定周期で電力情報メッセージを受信してもよく、第2エリア210(第2施設220)に対する要求に応じて電力情報メッセージを受信してもよい。
さらに、通信部410は、太陽電池装置500Aの出力電力を示す情報要素を含む電力情報メッセージを受信してもよい。通信部410は、蓄電装置500Bの出力電力(放電電力)を示す情報要素を含む電力情報メッセージを受信してもよい。通信部410は、蓄電装置500Bで充電される充電電力を示す情報要素を含む電力情報メッセージを受信してもよい。通信部410は、蓄電装置500Bの蓄電残量を示す情報要素を含む電力情報メッセージを受信してもよい。
制御部420は、少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)として、又は複数の通信可能に接続された集積回路IC及び/又はディスクリート回路(discrete circuits)として実現されてもよい。制御部420は、電力管理装置400に設けられる各構成を制御する。
実施形態では、制御部420は、分散電源500の出力電力を第1エリア110A及び第2エリア210の少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行う。制御部420は、第1エリア110Aに割り当てられた第1優先度及び第2エリア210に割り当てられた第2優先度に基づいて融通制御を行う。
ここで、第1優先度及び第2優先度は、各エリアの特性(マイクログリッドであるか否か、規模、契約条件など)に応じて定められてもよい。例えば、マイクログリッドに属するエリアの優先度が高くてもよい。分散電源500を敷設する主体によって管理されるエリアの優先度が高くてもよい。規模が大きいエリアの優先度が高くてもよい。エリアを管理する主体間の契約によって優先度が定められてもよい。以下においては、第1優先度が第2優先度よりも高いケースについて図4を参照しながら説明する。
第1に、制御部420は、第1優先度が第2優先度よりも高いケースにおいて、第1電力Dが第1閾値THを下回っており、第2電力Dが第2閾値THを上回る第1条件が満たされる場合に、少なくとも第1エリア110Aに出力電力を供給する融通制御を行う。制御部420は、第1条件が満たされる場合に、第1エリア110A及び第2エリア210の双方に出力電力を供給する融通制御を行ってもよい。
具体的には、制御部420は、第1条件が満たされる場合に、予め定められた電力を第1エリア110Aに供給する融通制御を行ってもよい。予め定められた電力は、太陽電池装置500Aの出力電力であってもよく、契約等によって定められた所定電力であってもよい。所定電力は、分散電源500から出力可能な電力に対する割合で表されてもよく、絶対値で表されてもよい。
例えば、融通制御は、太陽電池装置500Aの出力電力を第1エリア110Aに供給し、蓄電装置500Bの出力電力を第2エリア210に供給する制御であってもよい。或いは、融通制御は、太陽電池装置500Aの出力電力から所定電力を差し引いた余剰電力を第2エリア210に供給し、所定電力を第1エリア110Aに供給する制御であってもよい。或いは、融通制御は、蓄電装置500Bの出力電力から所定電力を差し引いた余剰電力を第2エリア210に供給し、所定電力を第1エリア110Aに供給する制御であってもよい。或いは、融通制御は、分散電源500(すなわち、太陽電池装置500A及び蓄電装置500B)の出力電力から所定電力を差し引いた余剰電力を第2エリア210に供給し、所定電力を第1エリア110Aに供給する制御であってもよい。
第2に、制御部420は、第1優先度が第2優先度よりも高いケースにおいて、第1電力Dが第1閾値THを上回っており、第2電力Dが第2閾値THを下回る第2条件が満たされる場合に、第1エリア110Aに出力電力を供給する融通制御を行う。
具体的には、制御部420は、第2条件が満たされる場合に、分散電源500の出力電力を第1エリア100Aに供給する融通制御を行う。制御部420は、第2条件が満たされる場合に、分散電源500の出力電力を第2エリア210に供給しない融通制御を行ってもよい。
例えば、融通制御は、太陽電池装置500Aの出力電力を第2エリア210に供給せずに第1エリア110Aに供給する制御であってもよい。太陽電池装置500Aの出力電力よりも第1閾値THに対する第1電力Dの超過電力が大きい場合に、融通制御は、蓄電装置500Bの出力電力を第2エリア210に供給せずに第1エリア110Aに供給する制御を含んでもよい。
第3に、制御部420は、第1優先度が第2優先度よりも高いケースにおいて、第1電力Dが第1閾値THを上回っており、第2電力Dが第2閾値THを上回る第3条件が満たされる場合に、第1エリア110Aに出力電力を供給する融通制御を行う。
具体的には、制御部420は、第3条件が満たされる場合に、分散電源500の出力電力を第1エリア100Aに供給する融通制御を行う。制御部420は、第3条件が満たされる場合に、分散電源500の出力電力を第2エリア210に供給しない融通制御を行ってもよい。
例えば、融通制御は、太陽電池装置500Aの出力電力を第2エリア210に供給せずに第1エリア110Aに供給する制御であってもよい。太陽電池装置500Aの出力電力よりも第1閾値THに対する第1電力Dの超過電力が大きい場合に、融通制御は、蓄電装置500Bの出力電力を第2エリア210に供給せずに第1エリア110Aに供給する制御を含んでもよい。但し、第1閾値THに対する第1電力Dの超過電力よりも分散電源500の出力電力が大きい場合には、融通制御は、分散電源500の出力電力から超過電力を差し引いた余剰電力を第2エリア210に供給する制御を含んでもよい。
第4に、制御部420は、第1優先度が第2優先度よりも高いケースにおいて、第1電力Dが第1閾値THを下回っており、第2電力Dが第2閾値THを下回る第4条件が満たされる場合に、第1エリア110Aに出力電力を供給する融通制御を行う。
具体的には、制御部420は、第4条件が満たされる場合に、太陽電池装置500Aの出力電力を第2エリア210に供給せずに第1エリア110Aに供給する融通制御を行う。ここで、制御部420は、第4条件が満たされる場合に、蓄電装置500Aの放電を少なくとも停止してもよい。制御部420は、第4条件が満たされる場合に、蓄電装置500Aの充電を行ってもよい。蓄電装置500Aの充電は、第1電力系統100から供給される電力によって行われてもよく、第2電力系統200から供給される電力によって行われてもよい。
図4に示すケースにおいて、第1閾値THは、特に限定されるものではないが、第1電力系統100の発電計画及び第1エリア110Aの需要予測の少なくともいずれか1つに基づいて定められる変動値であってもよく、第1エリア110Aの規模に応じて定められる固定値であってもよい。同様に、第2閾値THは、特に限定されるものではないが、第2電力系統200の発電計画及び第2エリア210の需要予測の少なくともいずれか1つに基づいて定められる変動値であってもよく、第2エリア210の規模に応じて定められる固定値であってもよい。
ここで、図4に示す“第2エリア許容”とは、第1エリア110Aに対して所定電力が供給されることが担保されていれば、第2エリア210に対する電力の供給を許容することを意味する。図4に示す“第1エリア優先”とは、例外条件を除いて、分散電源500の出力電力を第2エリア210に供給せずに第1エリア110Aに供給することを意味する。上述したように、例外条件は、出力電力が超過電力よりも大きいなどの条件を含んでもよい。
格納部430は、不揮発性メモリなどのメモリ又は/及びHDD(Hard disc drive)などの記憶媒体によって構成されており、様々な情報を格納する。格納部430は、他に任意の記憶装置とすることができ、例えば、格納部430は、光ディスクのような光学記憶装置としてもよいし、光磁気ディスクなどとしてもよい。
実施形態では、格納部430は、第1電力系統100から第1エリア110に供給される第1電力(潮流電力)、第2電力系統200から第2エリア210に供給される第2電力(潮流電力)を格納してもよい。格納部430は、第1エリア110から第1電力系統100に供給される電力(逆潮流電力)、第2エリア210から第2電力系統200に供給される電力(逆潮流電力)を格納してもよい。格納部430は、第1施設120で消費される電力(消費電力)、第2施設220で消費される電力(消費電力)を格納してもよい。
さらに、格納部430は、太陽電池装置500Aの出力電力を格納してもよい。格納部430は、蓄電装置500Bの出力電力を格納してもよい。格納部430は、蓄電装置500Bで充電される充電電力を格納してもよい。格納部430は、蓄電装置500Bの蓄電残量を格納してもよい。
(電力管理方法)
以下において、実施形態に係る電力管理方法について説明する。
図5に示すように、ステップS10において、電力管理装置400は、第1電力系統100から第1エリア110に供給される第1電力(潮流電力)を示す情報要素を含む電力情報メッセージを受信する。
ステップS11において、電力管理装置400は、第2電力系統200から第2エリア210に供給される第2電力(潮流電力)を示す情報要素を含む電力情報メッセージを受信する。
ステップS12において、電力管理装置400は、図4に示す第1条件から第4条件のいずれが満たされているかを判定する。
ステップS13において、電力管理装置400は、判定結果に基づいて制御メッセージを融通装置300に送信する。制御メッセージは、図4を用いて説明した融通制御を指示するメッセージであるため、融通制御の詳細については省略する。
ステップS14において、融通装置300は、制御メッセージに基づいて、分散電源500の出力電力を第1エリア110A及び第2エリア210の少なくともいずれか1つに供給する。
(作用及び効果)
実施形態では、制御部420は、第1エリア110Aに割り当てられた第1優先度及び第2エリア210に割り当てられた第2優先度に基づいて融通制御を行う。このような構成によれば、各エリアの特性(マイクログリッドであるか否か、規模、契約条件など)に応じて、2以上のエリア間で適切に電力を融通することができる。
[変更例1]
以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
実施形態では、第2施設220が融通装置300を介さずに第2電力系統200に接続されるケースについて例示した。これに対して、変更例1では、図6に示すように、融通装置300は、第2施設220が融通装置300を介して第2電力系統200に接続される。図6に示す接続構成であっても、図1に示す接続構成と同様に、図4を用いて説明した融通制御を実現することが可能である。
[変更例2]
以下において、実施形態の変更例2について説明する。以下においては、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例2では、図7に示すように、第2エリア210に設けられる第2施設220が電気自動車用電気スタンド220C(以下、EVスタンド220C)であるケースについて例示する。このようなケースにおいては、電気自動車500Cが分散電源500としてEVスタンド220Cに接続される。図7では、第2エリア210以外の構成については省略されている。
ここで、EVスタンド220Cから第2電力系統200への逆潮流が生じているか否かを検出するための電力センサ350が設けられる。電力センサ350は、第2電力系統200から延びる電力線がEVスタンド220C及び融通装置300に分岐する分岐点250よりも第2電力系統200側に設けられる。
上述した電力管理装置400は、EVスタンド220Cから第2電力系統200への逆潮流が生じている場合に、電気自動車500Cから第1エリア110A(第1施設120A)への融通制御を許可してもよい。言い換えると、電力管理装置400は、EVスタンド220Cから第2電力系統200への逆潮流が生じていない場合に、電気自動車500Cから第1エリア110A(第1施設120A)への融通制御を禁止してもよい。
変更例2では、融通装置300に接続された電力センサ350によって、第2電力系統200への逆潮流が生じているか否かを検出する。しかしながら、変更例2はこれに限定されるものではない。例えば、電力管理装置400は、第2エリア210と第2電力系統200との間の電力を監視しており、このような監視によって第2電力系統200への逆潮流が生じているか否かを検出してもよい。監視は、上述した電力メッセージによって行われてもよい。
[変更例3]
以下において、実施形態の変更例3について説明する。以下においては、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例3では、電力管理装置400(制御部420)は、第1優先度が第2優先度よりも高いケースにおいて、第2電力系統200の停電が生じた場合に、分散電源500の出力電力を第2エリア210に供給する制御を行う。すなわち、図4を用いて説明した融通制御を行う条件(第1条件〜第4条件)が満たされているか否かによらずに、分散電源500の出力電力を第2エリア210に供給されてもよい。このようなケースにおいては、電力管理装置400は、第1電力系統100から第1エリア110Aに供給される電力を第2エリア210に供給する制御を行ってもよい。
同様に、電力管理装置400は、第1電力系統100の停電が生じた場合に、分散電源500の出力電力を第1エリア110Aに供給する制御を行ってもよい。すなわち、図4を用いて説明した融通制御を行う条件(第1条件〜第4条件)が満たされているか否かによらずに、分散電源500の出力電力を第1エリア110Aに供給されてもよい。このようなケースにおいては、電力管理装置400は、第2電力系統200から第2エリア210に供給される電力を第1エリア110Aに供給する制御を行ってもよい。
[変更例4]
以下において、実施形態の変更例4について説明する。以下においては、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例4では、融通制御を行うか否かの判定に用いる第1電力D及び第1閾値THの詳細について説明する。
第1に、第1電力D及び第1閾値THは、2以上の第1エリア110の全体を対象として定められてもよい。具体的には、第1閾値THは、図1に示す第1エリア110A〜第1エリア110Cの全体としてピークカットとを行うための閾値であってもよい。言い換えると、第1電力系統110としてピークカットを行うための閾値であってもよい。このようなケースにおいては、第1電力Dは、第1電力系統100から第1エリア110A〜第1エリア110Cの全体に供給される電力である。
第2に、第1電力D及び第1閾値THは、2以上の第1エリアのそれぞれを対象として個別に定められてもよい。具体的には、第1閾値THは、図1に示す第1エリア110A〜第1エリア110Cのそれぞれについてピークカットを行うための閾値であってもよい。このようなケースにおいて、第1エリア110Aの第1電力Dは、第1電力系統100から第1エリア110Aに個別に供給される電力である。
[変更例5]
以下において、実施形態の変更例5について説明する。以下においては、上述した変更例3に対する相違点について主として説明する。
上述した変更例3においては、第2電力系統200の停電が生じるケースについて説明した。これに対して、変更例5では、第1電力系統100及び第2電力系統200の双方で停電が生じるケースについて説明する。
具体的には、電力管理装置400(制御部420)は、第1電力系統100及び第2電力系統200の双方で停電が生じた場合に、分散電源500の出力電力を第1エリア110及び第2エリア210の双方に供給する制御を行ってもよい。このようなケースにおいて、図4を用いて説明した融通制御を行う条件(第1条件〜第4条件)が満たされているか否かとは別な基準で、分散電源500の出力電力を第1エリア110A及び第2エリア210の双方に供給する制御が行われてもよい。
第1に、分散電源500の出力電力は、特に制限されることなく、第1エリア110A及び第2エリア210の双方に供給されてもよい。言い換えると、分散電源500の出力電力は、第1エリア110Aで電力需要が生じれば第1エリア110Aに供給され、第2エリア210で電力需要が生じれば第2エリア210に供給される。すなわち、分散電源500の出力電力は、電力需要が生じるタイミングが早いエリアに供給される。
第2に、分散電源500の出力電力のうち、予め定められた電力が第1エリア110Aに供給され、予め定められた電力を除いた残りの電力が第2エリア210に供給されてもよい。或いは、分散電源500の出力電力のうち、予め定められた電力が第2エリア210に供給され、予め定められた電力を除いた残りの電力が第1エリア110Aに供給されてもよい。予め定められた電力は、エリアを管理する主体間の契約によって定められてもよい。予め定められた電力は、電力の絶対値で特定されてもよく、電力の比率で特定されてもよい。
[変更例6]
以下において、実施形態の変更例6について説明する。以下においては、上述した変更例3に対する相違点について主として説明する。
上述した変更例3においては、第2電力系統200の停電が生じるケースについて説明した。これに対して、変更例6では、第1電力系統100で停電が生じるケースについて説明する。
具体的には、電力管理装置400(制御部420)は、第1電力系統100で停電が生じた場合に、分散電源500の出力電力を第1エリア110に供給する制御を行ってもよい。このようなケースにおいて、図4を用いて説明した融通制御を行う条件(第1条件〜第4条件)が満たされているか否かとは別な基準で、分散電源500の出力電力を第1エリア110Aに供給する制御が行われてもよい。
例えば、分散電源500の出力電力は、第1エリア110Aの需要電力を超えない範囲で第1エリア110Aに供給されてもよい。或いは、分散電源500の出力電力のうち、予め定められた電力が第1エリア110Aに供給されてもよい。予め定められた電力は、エリアを管理する主体間の契約によって定められてもよい。予め定められた電力は、電力の絶対値で特定されてもよく、電力の比率で特定されてもよい。
[変更例7]
以下において、実施形態の変更例7について説明する。以下においては、上述した変更例3、変更例5及び変更例6に対する相違点について主として説明する。
変更例7においては、第1電力系統100及び第2電力系統200のいずれか1つで停電が生じるケースについて説明する。以下において、停電が生じているエリアを停電エリアと称し、停電が生じていないエリアを非停電エリアと称する。同様に、停電が生じている電力系統を停電電力系統と称し、停電が生じていない電力系統を非停電電力系統と称する。
このようなケースにおいて、電力管理装置400(制御部420)は、蓄電装置500Bの出力電力を停電エリアに供給し、停電エリアの需要電力が蓄電装置500Bの出力電力よりも大きい場合に、非停電エリアを通じて非停電電力系統の電力を停電エリアに供給してもよい。太陽電池装置500Aの出力電力は、蓄電池装置500Bの出力電力と同様に停電エリアに供給されてもよい。或いは、太陽電池装置500Aの出力電力は、第1優先度及び第2優先度の比較結果に基づいて各エリアに供給されてもよい。
或いは、電力管理装置400(制御部420)は、蓄電装置500Bの蓄電残量を非常電力として温存しておき、非停電エリアを通じて非停電電力系統の電力を停電エリアに供給してもよい。太陽電池装置500Aの出力電力は、停電エリアに供給されてもよい。或いは、太陽電池装置500Aの出力電力は、第1優先度及び第2優先度の比較結果に基づいて各エリアに供給されてもよい。
ここで、停電が生じているときに融通制御で用いる電力ポートは、停電が生じていないときに融通制御で用いる電力ポートと異なっていてもよい。停電が生じているときに融通制御で用いる電力配線は、停電が生じていないときに融通制御で用いる電力配線と異なっていてもよい。
[変更例8]
以下において、実施形態の変更例8について説明する。以下においては、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
上述した実施形態では、分散電源500の出力電力を用いた融通制御について説明した。これに対して、変更例8では、第1電力系統110の電力を第2エリア210に供給する融通制御が行われてもよく、第2電力系統210の電力を第1エリア110Aに供給する融通制御が行われてもよいケースについて説明する。以下において、融通制御で電力を送るエリアを送電エリアと称し、融通制御で電力を受けるエリアを受電エリアと称する。同様に、送電エリアに接続された電力系統を送電電力系統と称し、受電エリアに接続された電力系統を受電電力系統と称する。
このようなケースにおいて、電力管理装置400(制御部420)は、受電エリアから受電電力系統に対する逆潮流を制限しながら融通制御を行ってもよい。このようなケースにおいて、電力管理装置400(制御部420)は、分散電源500の出力電力を超えない範囲で逆潮流を許可してもよい。電力管理装置400(制御部420)は、太陽電池装置500Aの出力電力を超えない範囲で逆潮流を許可し、蓄電装置500Bの出力電力の逆潮流を禁止してもよい。
上述した逆潮流について以下の制限があってもよい。具体的には、電力管理装置400(制御部420)は、受電エリアが第1エリア110Aである場合に、第1エリア110Aから第1電力系統100への逆潮流を許可してもよい。一方で、電力管理装置400(制御部420)は、受電エリアが第2エリア210である場合に、第2エリア210から第2電力系統200への逆潮流を禁止してもよい。言い換えると、融通制御に伴う逆潮流は、マイクログリッド又は自営電力網について許可されるが、基幹電力網について禁止されてもよい。
[変更例9]
以下において、実施形態の変更例9について説明する。以下においては、上述した実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例9においては、追加的な条件が満たされた場合に融通制御が許可されてもよい。例えば、追加的な条件は、融通装置300と分散電源500との接続が着脱可能なコネクタによって構成されるという条件であってもよい。追加的な条件は、融通装置300と第2施設220との接続が着脱可能なコネクタによって構成されるという条件であってもよい。追加的な条件は、融通装置300と第1施設120Aとの接続が着脱可能なコネクタによって構成されるという条件であってもよい。これらの追加的な条件の中から選択された1以上の条件が満たされる場合に、融通制御が許可されてもよく、これらの追加的な条件の全てが満たされる場合に、融通制御が許可されてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、分散電源500が第2エリア210に設けられるケースについて説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。分散電源500は、第1エリア110Aに設けられていてもよい。
実施形態では特に触れていないが、第1エリア110Aは、融通制御に用いる分散電源500とは異なる分散電源を有していてもよい。このようなケースにおいて、第1エリア110Aに設けられる分散電源の出力電力は、第2エリア210では用いられずに第1エリア110Aで用いられてもよい。
実施形態では、分散電源500として、太陽電池装置500A及び蓄電装置500Bを例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。分散電源500は、燃料電池装置を含んでもよく、風力、水力、地熱などの自然エネルギーを利用する発電装置を含んでもよい。
実施形態では特に触れていないが、電力とは、瞬時電力(kW)であってもよく、一定期間(例えば、30分)の積算電力量(kWh)であってもよい。例えば、電力情報メッセージは、瞬時電力(kW)を示す情報要素を含んでもよく、積算電力量(kWh)を示す情報要素を含んでもよい。
実施形態では特に触れていないが、図4に示す電力(D)と閾値(TH)との比較において、電力(D)は、計測値であってもよく、予測値であってもよい。
実施形態では特に触れていないが、第1電力系統100は、第2電力系統200と接続されていてもよい。或いは、第1電力系統100は、第2電力系統200から独立していてもよい。
実施形態では、第1エリア110及び第2エリア210がそれぞれ第1電力系統100及び第2電力系統200に接続されているが、第1エリア110及び第2エリア210の少なくともいずれか1つが電力系統に接続されていなくてもよい。
実施形態では特に触れていないが、電力管理装置400は、ネットワーク上に設けられる中央管理型のサーバによって実現されてもよい。或いは、電力管理装置400は、ネットワーク上に設けられる2以上の分散ノードによって実現されてもよい。このようなケースにおいて、電力管理装置400は、ブロックチェーン技術によって実現されてもよい。
実施形態では特に触れていないが、電力管理装置400は、外部サーバ(例えば、第1エリア110の管理主体、第2エリア210の管理主体、送配電事業者、アグリゲータなど)から受信する制御メッセージ(例えば、デマンドレスポンスなどの潮流抑制メッセージなど)に応じて、図4に示す電力(D)と閾値(TH)との比較を行わずに、第1エリア110Aと第2エリア210との間で電力を融通してもよい。例えば、電力管理装置400は、第1エリア110Aへのデマンドレスポンスが発行された場合に、電力(D)と閾値(TH)との比較結果によらずに、第2エリア210(分散電源500を含む)から第1エリア110Aに電力を融通してもよい。
実施形態では特に触れていないが、蓄電装置500Bは、リチウムイオン電池、ナトリウム硫黄電池、レドックスフロー電池などを含んでもよい。蓄電装置500Bは、フライホイールを利用する蓄電装置であってもよく、揚水発電を利用する蓄電装置であってもよく、水素発電を利用する蓄電装置であってもよい。
10:電力管理システム、100:第1電力系統、110:第1エリア、120:第1施設、200:第2電力系統、210:第1エリア、220:第2施設、300:融通装置、310:第1インバータ、320:第2インバータ、350:電力センサ、400:電力管理装置、410:通信部、420:制御部、430:格納部、500:分散電源

Claims (11)

  1. 第1電力系統から第1エリアに供給される第1電力を取得する第1取得部と、
    第2電力系統から第2エリアに供給される第2電力を取得する第2取得部と、
    前記第1エリア及び前記第2エリアに接続される分散電源から出力される出力電力を前記第1エリア及び前記第2エリアの少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1エリアに割り当てられた第1優先度及び前記第2エリアに割り当てられた第2優先度に基づいて前記融通制御を行う、電力管理装置。
  2. 前記制御部は、前記第1優先度が前記第2優先度よりも高いケースにおいて、前記第1電力が第1閾値を下回っており、前記第2電力が第2閾値を上回る第1条件が満たされる場合に、少なくとも前記第1エリアに前記出力電力を供給する前記融通制御を行う、請求項1に記載の電力管理装置。
  3. 前記制御部は、前記第1条件が満たされる場合に、前記第1エリア及び前記第2エリアの双方に前記出力電力を供給する前記融通制御を行う、請求項2に記載の電力管理装置。
  4. 前記制御部は、前記第1優先度が前記第2優先度よりも高いケースにおいて、前記第1電力が第1閾値を上回っており、前記第2電力が第2閾値を下回る第2条件が満たされる場合に、前記第1エリアに前記出力電力を供給する前記融通制御を行う、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  5. 前記制御部は、前記第1優先度が前記第2優先度よりも高いケースにおいて、前記第1電力が第1閾値を上回っており、前記第2電力が第2閾値を上回る第3条件が満たされる場合に、前記第1エリアに前記出力電力を供給する前記融通制御を行う、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  6. 前記制御部は、前記第1優先度が前記第2優先度よりも高いケースにおいて、前記第2電力系統の停電が生じた場合に、前記出力電力を前記第2エリアに供給する制御を行う、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電力管理装置。
  7. 前記分散電源は、前記第2エリアに設けられる、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  8. 前記第1電力系統には、前記第1エリアとして2以上の第1エリアが接続されており、
    前記融通制御を行うか否かの判定に用いる第1電力及び第1閾値は、前記2以上の第1エリアの全体を対象として定められる、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  9. 前記第1電力系統には、前記第1エリアとして2以上の第1エリアが接続されており、
    前記融通制御を行うか否かの判定に用いる第1電力及び第1閾値は、前記2以上の第1エリアのそれぞれを対象として個別に定められる、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  10. 第1電力系統から第1エリアに供給される第1電力を取得する第1取得部と、
    第2電力系統から第2エリアに供給される第2電力を取得する第2取得部と、
    前記第1エリア及び前記第2エリアに接続される分散電源から出力される出力電力を前記第1エリア及び前記第2エリアの少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1エリアに割り当てられた第1優先度及び前記第2エリアに割り当てられた第2優先度に基づいて前記融通制御を行う、電力管理システム。
  11. 第1電力系統から第1エリアに供給される第1電力を取得するステップと、
    第2電力系統から第2エリアに供給される第2電力を取得する第ステップと、
    前記第1エリア及び前記第2エリアに接続される分散電源から出力される出力電力を前記第1エリア及び前記第2エリアの少なくともいずれか一方に供給する融通制御を行うステップと、を備え、
    前記融通制御は、前記第1エリアに割り当てられた第1優先度及び前記第2エリアに割り当てられた第2優先度に基づいて行われる、電力管理方法。
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