JP2020057976A - 通信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチユーザ通信において、効率的に干渉抑制制御を行う。【解決手段】1以上の他の通信装置に対する信号を多重して通信するマルチユーザ通信が可能な通信装置は、該マルチユーザ通信により送信または受信する予定の信号に基づいてMU−RTS(Multi User Request To Send)フレームを送信するかを決定し、該MU−RTSフレームを送信すると決定された場合に、該マルチユーザ通信の前に該MU−RTSフレームを送信する。【選択図】図8

Description

本発明は、無線通信の干渉制御技術に関する。
無線通信で送受信される情報が、テキストデータから画像データへ、画像データから動画データへと高度化しており、通信量も拡大している。一方、無線通信で使用可能な周波数帯には限りがあるため、時間、周波数、符号、空間等の様々な次元において高密度に信号を多重し、通信容量を増やし、周波数利用効率を向上させることが要求されている。
このような背景において、無線LAN(Local Area Network)では、変調方式の高度な多値化、チャネルボンディングやMIMO(Multiple−Input and Multiple−Output、多入力多出力)等の手法の導入により通信容量の拡大が試みられている。例えば、IEEE(米国電気電子技術者協会)では、高効率(HE:High Efficiency)な次世代の無線LAN規格としてIEEE802.11axが検討されている。IEEE802.11axでは、周波数利用効率を向上させるため、従来は20MHzの周波数帯域幅を単位として用いていた周波数チャネルの構造を、より狭い周波数帯域幅を単位として複数の端末に割り当て可能としたOFDMAの採用が提案されている。なお、OFDMAは、Orthogonal Frequency Division Multiple Access(直交周波数分割多元接続)の頭字語であり、複数のユーザの信号を多重するマルチユーザ(MU:Multi User)通信方式である。
IEEE802.11axでは、OFDMAにより、20MHz幅の周波数帯域の少なくとも一部が、最大9ユーザに割り当てられる。ユーザ数が1の場合は20MHz幅の周波数帯域のすべてがそのユーザに割り当てられてもよく、一方で、ユーザ数が2以上の場合は、各ユーザに対して20MHz幅の周波数帯域のそれぞれ重ならない一部が割り当てられる。同様に、40MHz、80MHz、及び160MHz幅の周波数帯域が使用される場合には、それぞれ最大18、37、及び74ユーザに、その周波数帯域の少なくとも一部が割り当てられる。
IEEE802.11axで検討されているOFDMAによるMU通信方式では、サブキャリアの間隔が、従来規格であるIEEE802.11a/g/n/acのOFDMで用いられてきた312.5kHzから、78.125kHzに変更される。なお、このため、IEEE802.11ax以前の規格に対応する無線LAN機器(以下、「レガシー機器」と呼ぶ。)は、基本的に、IEEE802.11axのMU通信方式で通信される信号を復調することはできない。一方、IEEE802.11axに対応する無線LAN機器(以下、「HE機器」と呼ぶ。)は、レガシー機器が通信する信号を復調することや、レガシー機器が復調できる信号を送信することができるように構成される。
レガシー機器間では、通信の干渉回避のために、送信側装置がRTS(Request To Send)フレームを送信し、受信側装置がCTS(Clear To Send)フレームを送信することができる。これらのRTS/CTSは、近隣の無線LAN機器に対してチャネルを占有することが予想される期間の情報として、NAV(Network Allocation Vector、いわゆる送信禁止期間)を含む。RTSフレームを送信した送信側装置とCTSフレームを送信した受信側装置の周囲に存在する他の無線LAN機器は、RTSフレーム又はCTSフレームを受信すると、通知されたNAVの期間においては信号を送信しないようにする。HE機器は、レガシー機器が送信した信号を正しく復調することができるため、NAVの期間に信号を送信しない。これにより、RTSフレームを送信した送信側装置とCTSフレームを送信した受信側装置の周囲に存在する他の無線LAN機器は、レガシー機器とHE機器のいずれであっても、信号を送信しないようになるため、送信側装置が送信する信号に対する干渉が抑制される。なお、レガシー機器間の通信では、送信側装置から発行されるRTSフレームと受信側装置から発行されるCTSフレームは、同一チャネル内で複数の機器から同時に送信されることはない。
一方、IEEE802.11axでは、RTSフレームとCTSフレームをMU通信方式に適応させるために、MU−RTS(Multi User RTS)とフレーム、同時CTS応答(simultaneous CTS responses)フレームの組み合わせが用いられる(特許文献1)。具体的には、アクセスポイント(AP)が、MU―RTSフレームを送信する。MU−RTSフレームは、HT(High Throughput)対応のレガシー機器(802.11n以降の無線LAN機器)が復調できるHT PPDU((PLCP(Physical Layer Convergence Protocol) Protocol Data Unit))、もしくはすべてのレガシー機器が復調できるnonーHT PPDUまたはnonーHT Duplicate PPDUの形式(フォーマット)で送信される。MU−RTSフレームを復調できるレガシー機器は、当該フレームに含まれるDuration Fieldの値を用いてNAVを更新することができる。MU通信を行う各端末は、APからのMU−RTSに応答して同時に同一内容のCTSフレームを送信する。各端末がCTSフレームを送信することで、当該CTSフレームを受信できる端末は、APからのMU−RTSフレームを受信できなくても、NAVを適切に設定することができる。なお、当該CTSフレームは、レガシー機器でも復調できる形式で送信される。
米国特許出願公開第2017/0279568号明細書
MU−RTS/CTS処理はデータ通信に対するオーバーヘッドになるため、すべてのMU通信時にMU−RTS/CTS処理を実施すると帯域の使用効率を低下させてしまう。一方、MU−RTS/CTS処理を実施しない場合に隠れ端末の影響で送信パケットが干渉してしまうという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、マルチユーザ通信において、効率的に干渉抑制制御を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る通信装置は、以下の構成を有する。すなわち、1以上の他の通信装置に対する信号を多重して通信するマルチユーザ通信が可能な通信装置であって、前記マルチユーザ通信により送信または受信する予定の信号に基づいてMU−RTS(Multi User Request To Send)フレームを送信するかを決定する決定手段と、前記決定手段により前記MU−RTSフレームを送信すると決定された場合に、前記マルチユーザ通信の前に前記MU−RTSフレームを送信する送信手段と、を有する。
本発明によれば、マルチユーザ通信において、効率的に干渉抑制制御を行うことが可能となる。
実施形態におけるネットワーク構成例を示す。 実施形態におけるAPのハードウェア構成例を示す。 実施形態におけるAPの機能構成例を示す。 実施形態においてAPが実行するMU通信処理の流れの例を示す。 実施形態1−1における、APが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 実施形態1−2におけるAPが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 実施形態1−3におけるAPが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 実施形態2−1におけるAPが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 実施形態2−2におけるAPが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 実施形態3−1におけるAPが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 実施形態3におけるTriggerフレーム種別に対するMU−RTSフレーム送信実行有無の対応表を示す。 実施形態3−2におけるAPが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 APが実行するUL MU通信処理の流れの例を示す。 APが実行するDL MU通信処理の流れの例を示す。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその実施形態の一例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[ネットワーク構成]
図1に、以下に説明するいくつかの実施形態におけるネットワークの構成例を示す。図1は、HE機器として、3つのステーション(STA11、STA12、STA14)と1つのアクセスポイント(AP13)を含んだ構成を示している。図1に示すように、AP13の送信する信号が受信可能な範囲は円15で示され、AP13が送信した信号は、STA11、STA12において受信可能であるが、STA14では受信できないものとする。また、STA11の送信する信号が受信可能な範囲は円16で示され、STA11が送信した信号はAP13、STA14で受信できるものとする。ただし、これは一例であり、例えば広範な領域に多数のHE機器及びレガシー機器を含むネットワークに対して、また、様々な通信装置の位置関係に対して、以下の議論を適用可能である。
図1の例において、2つのSTA(STA11及びSTA12)は、AP13との間で、MU通信(マルチユーザ通信)を行う。MU通信を行うために、AP13は、MU−RTS(MU Request To Send)フレームを送信することができる。STA11及びSTA12は、受信したMU RTSフレームに対して同時CTS(Simultaneous Clear To Send)フレームを送信することができる。なお、MU RTSフレームには、そのMU−RTSフレームに応答してCTSフレームを送信すべきSTAを指定する情報と、CTSフレームを送信すべき周波数を指定する情報とが含まれる。このため、STA11及びSTA12は、受信したMU RTSフレームにおいて自身がCTSフレームを送信すべきSTAとして指定されている場合に、指定された周波数でCTSフレームを送信することができる。
MU−RTSフレームは、HT PPDU、もしくは、nonーHT PPDUまたはnonーHT Duplicate PPDUの形式(フォーマット)で送信される。HT PPDUの形式で送信されたMU−RTSフレームは、HT対応のレガシー機器(802.11n以降の無線LAN機器)が復調できる。nonーHT PPDUまたはnonーHT Duplicate PPDUの形式で送信されたMU−RTSフレームは、すべてのレガシー機器が復調できる。MU−RTSフレームを復調できるレガシー機器は、MU−RTSフレームに含まれるDuration Fieldの値を用いてNAVを更新することができる。図1の例では、STA14は、AP13からの信号を直接受信することができない。しかし、STA14は、STA11が送信するCTSフレームを受信できるため、CTSフレームに含まれるDurationフィールドの値を用いてNAVを適切に設定することができる。NAVの期間には、該当するMU通信期間が設定され、その間に各STAがデータ送信を行わないことで、信号の干渉を抑制することができる。アップリンクの場合、MU通信期間は、Triggerフレーム(アップリンク送信を制御するためのフレーム)、UL(アップリンク) MUデータ(UL PPDU)、MU−ACKフレームまでの期間となる。
一方、上述したようにMU−RTS/CTS処理はデータ通信に対するオーバーヘッドになるため、すべてのMU UL通信時にMU−RTS/CTS処理を実施すると帯域の使用効率を低下させてしまう。以下に説明するいくつかの実施形態では、直後に行われるMU通信における信号の特徴に応じてMU−RTS送信を行うか行わないかを切り替える処理について説明する。当該特徴としては、通信するデータのサイズ(実施形態1)、通信で帯域を使用する期間の長さ(実施形態2)、通信に使用するTriggerフレームの種別(実施形態3)のいずれか、またはその複数が利用される。
[APの構成]
図2に、以下に説明するいくつかの実施形態におけるAP13のハードウェア構成例を示す。AP13は、そのハードウェア構成の一例として、記憶部201、制御部202、機能部203、入力部204、出力部205、通信部206及びアンテナ207を有する。
記憶部201は、ROM、RAMの両方、または、いずれか一方により構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体が用いられてもよい。
制御部202は、例えば、CPUやMPU等のプロセッサー、ASIC(特定用途向け集積回路)、DSP(デジタルシグナルプロセッサー)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等により構成される。ここで、CPUはCentral Processing Unitの、MPUは、Micro Processing Unitの頭字語である。制御部202は、記憶部201に記憶されたプログラムを実行することによりAP13全体を制御する。なお、制御部202は、記憶部201に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働によりAP13全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部202は、機能部203を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部203は、AP13が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、AP13がカメラである場合、機能部203は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、AP13がプリンタである場合、機能部203は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、AP13がプロジェクタである場合、機能部203は投影部であり、投影処理を行う。機能部203が処理するデータは、記憶部201に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部206を介して他のデバイスと通信したデータであってもよい。
入力部204は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部205は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部205による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部204と出力部205の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部206は、通信処理を実行する。通信部206は、少なくともIEEE802.11ax規格に準拠した通信処理を実行することができる。また、通信部206は、アンテナ207を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。AP13は通信部206を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信装置と通信する。
図3は、以下に説明するいくつかの実施形態におけるAP13の機能構成例を示す。AP13は、その機能構成の一例として、送受信部301、通信解析部302、データサイズ決定部303、使用時間決定部304、判定部305、エラー管理部306、及びUI制御部307を有する。
送受信部301は、通信部206(図2)を制御し、信号の送受信を行う。例えば送受信部301は、指定された周波数チャネルにおいて、MU−RTSを送信する。通信解析部302は、対向機との間の通信の内容を解析する。データサイズ決定部303は、MU−RTSフレームを送信するか否かを決定するために必要なデータサイズを、例えば計算処理により決定する。使用時間決定部304は、MU−RTSフレームを送信するか否かを決定するために必要な帯域使用時間を、例えば計算処理により決定する。判定部305は、マルチユーザ通信により送信または受信する予定の信号に基づいて、MU−RTSフレームを送信するか否かについての判定(決定)を行う。エラー管理部306は、MU通信が成功せずにエラーとなってしまった回数や連続エラー回数を管理する。エラーの判定方法としては、UL MU通信の場合、対向STAからのUL MUパケットが受信されない場合にエラーと判定することができる。例えば、特定STAからUL MUパケットが連続でn回(n=3など)受信できなかった場合に当該STAに対するUL MU通信がエラー状態と判定しても良い。DL(ダウンリンク) MU通信の場合、対向STAからのACKが受信されない場合にエラーと判定することができる。こちらもUL(アップリンク) MU通信と同様に、連続エラー回数でエラー状態を判定しても良い。連続エラー回数は通信が成功すると0にリセットされる。UI制御部307は、AP13の不図示のユーザによるAP13に対する操作を受け付けるためのタッチパネル又はボタン等のユーザインタフェースに関わるハードウェアおよびそれらを制御するプログラムを含んで構成される。
[APの処理の流れ]
続いて、以下に説明するいくつかの実施形態におけるAP13が実行する処理の流れについて説明する。図4は、実施形態におけるAP13がMU通信を実行する処理の流れの例を示すフローチャートである。本処理は、例えば、AP13の制御部202が、記憶部201に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。ここで、STA(図1の例ではSTA11及びSTA12)は、AP13とMU通信方式で接続されているものとする。
本処理では、AP13は、まずMU通信準備処理を開始する(S401)。本処理については、図5〜図11を用いて後述する。その後、AP13は、MU通信処理を開始し、802.11ax規格で定められた仕様に従ってMU通信を実行する。すなわち、まずS402で、通信解析部302は、開始するMU通信がUL MU通信かDL MU通信かを判別する。開始するMU通信がUL MU通信の場合は(S402でYES)、S403で送受信部301は、Triggerフレームを送信し、対向の各STAにRU(Resource Unit)の割り当てを行う。次にS404において、送受信部301は、各STAよりマルチユーザ通信におけるアップリンクのPPDU(以下、UL PPDU)を受信したか否かを判定する。UL PPDUは、例えば、UL HE MU PPDU(Uplink High efficiency Multi−user physical layer (PHY) protocol data unit)である。
特定のSTAからUL PPDUを受信したと判定した場合には(S404でYES)、S405でエラー管理部306は、そのSTAに対応する連続エラー回数をリセットする。そして、S406で送受信部301は、そのSTAにMU ACKフレームを送信する。最後にS406にて、送受信部301は、UL MUデータの受信の確認応答としてMU ACKフレームを対向の各STAに向けて送信し、終了する。一方、特定のSTAからUL PPDUを受信しなかったと判定した場合には(S404でNO)、S407でエラー管理部306は、そのSTAに対応するエラー回数(累計エラー回数と連続エラー回数の両方)をインクリメントする。最後にS406にて、送受信部301は、UL MUデータの受信の確認応答としてMU ACK処理を行う。S407からのS406におけるMU ACK処理としては、MU ACKフレームを送信する場合と送信しない場合がある。MU ACKフレームがBLOCK ACK方式で送信される場合は、送受信部301は、BLOCK ACKのうち、受信したA−MPDUに対応するビットを立てることで、どのA−MPDUを受信したかをSTAに通知することができる。A−MPDUが受信されなかった場合に、送受信部301は、対応するビットを立てずにBLOCK ACKフレームを送信することで、データを受信できなかったことを通知することができる。一方、MU ACKフレームがBLOCK ACK方式で送信されない場合は、送受信部301は、データを受信した際にACKフレームを返し、受信しなかった際はACKフレームを返さないという制御を行うことで、STAにデータを受信したか、していないかを通知することができる。よって、S406で送受信部301は、BLOCK ACK方式の場合はMU ACKフレームを送信し、そうでない場合はMU ACKフレームを送信しない。なお、S404、S405およびS407の処理は、TriggerフレームにおいてRUを割り当てた各STAについて行われる。
一方、S402でDL MU通信と判定された場合(S402でNO)、S408にて送受信部301は、マルチユーザ通信におけるアップリンクのPPDU(以下、DL PPDU)を対向の各STAに送信する。DL PPDUは、例えば、DL HE MU PPDU(Downlink High efficiency Multi−user physical layer (PHY) protocol data unit)である。S409で、送受信部301は、対向の各STAより確認応答としてACKフレームを受信したか否かを判定する。特定のSTAからACKフレームを受信したと判定した場合には(S409でYES)、S411でエラー管理部306は、そのSTAに対応する連続エラー回数をリセットし、終了する。特定のSTAからACKフレームを受信しなかったと判定した場合には(S409でNO)、S410でエラー管理部306は、そのSTAに対応するエラー回数(累計エラー回数と連続エラー回数の両方)をインクリメントする。
続いて、図4のS401のMU通信準備処理についての実施形態を以下に説明する。
(実施形態1)
実施形態1では、AP13が、MU通信において通信するデータサイズに基づいて、MU−RTSを送信するか否かを切り替える処理について説明する。
(実施形態1−1)
実施形態1−1におけるMU通信準備処理を、図5を参照して説明する。図5は、実施形態1−1におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。まず、S601で通信解析部302は、これから開始するMU通信がUL(アップリンク)かDL(ダウンリンク)かを判定する。開始するMU通信がDLの場合は(S501でYES)、S502でデータサイズ決定部303は、データサイズを、送信予定のDL PPDU のサイズに決定する。開始するMU通信がULの場合は(S501でNO)、S503にてデータサイズ決定部303は、データサイズを、受信予定のUL PPDUのサイズに決定する。受信予定のUL PPDUのサイズは、(S403で送信する)TriggerフレームのCommon Infoフィールド内のLengthフィールドに設定される値に一致するため、データサイズ決定部303は、これを利用しても良い。また、このLengthフィールドの値は、各対向STAの送信待ちデータ量から決定され得る。各STAの送信待ちデータ量はBuffer Status Report(BSR)にてAP13へ通知され得る。送受信部301がBSRを受信していない場合には、BSRP Triggerフレームを各STAへ送信し、BSRを要求しても良い。なお、複数のSTA向けにTriggerフレームにおいてRUを割り当てる場合、当該複数のSTAのうち、最も送信待ちデータ量が多いSTAの送信待ちデータ量に基づいて、データサイズを決定することができる。
S502またはS503でデータサイズが決定すると、S504にて判定部305は、決定したデータサイズがあらかじめ設定されたRTS閾値を超えるかどうかを判定する。RTS閾値は、SU(Single User)用とMU用で同じ値でも良いし、別の値でも良い。MUの場合は、AP13は、複数の対向STAとやりとりする分、隠れ端末の影響により通信が失敗する確率がSUの場合より高いと想定される。このことを考慮して、MU用のRTS閾値をSU用のRTS閾値よりも小さな値に設定しても良い。決定したデータサイズがRTS閾値を超える場合(S504でYES)、S505にて送受信部301は、MU−RTSフレームを送信し、S506にてCTSフレームを受信し終了する。ここで、送受信部301は、MU−RTSフレームをHT PPDUの形式で送信しても良いし、non―HT PPDUの形式で送信しても良い。一方、決定したデータサイズがRTS閾値を超えない場合(S504でNO)、S507にてAP13はMU−RTSフレームを送信せずに終了する。
このように、実施形態1−1では、これから開始するMU通信に対して決定したデータサイズがRTS閾値を超える場合はMU−RTSを送信し、そうでない場合はMU−RTSを送信しない。すなわち、MU通信において、より長い期間を占有するデータを送受信する際に、対向STAの先に存在するかもしれない隠れ端末へのNAV設定を目的としたMU−RTSを送信する。これにより、隠れ端末がCTSフレームを受信し得るため、信号の衝突が起きる可能性を抑え、MU通信の成功確率を向上させることが可能となる。
(実施形態1−2)
実施形態1−2におけるMU通信準備処理を、図6を参照して説明する。図6は、実施形態1−2におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。S601及びS604〜S607は、実施形態1−1で説明した図5のS501及びS504〜S507とそれぞれ同じ処理のため、説明を省略する。
開始するMU通信がDLの場合(S601でYES)、S602でデータサイズ決定部303は、データサイズを、送信予定のDL PPDUのサイズと、SIFS(Short Interframe Space)に相当するサイズと、ACKフレームのサイズとの合計に決定する。
SIFSは、使用するPHY仕様によって一意に決まる時間である。SIFSに相当するサイズは、[SIFS×使用するデータレート]により計算することができる。データレートはDL PPDUの送信に使うレートを用いても良いし、PHY仕様で定める最低レートを用いても良い。
ACKフレームのサイズは、対向STAが送信してくると期待するACKフレームのサイズである。例えばDL PPDUに含まれるMPDUがただ一つであった場合は、対向STAからACKフレームが送信されると期待される。一方、DL PPDUに含まれるMPDUが複数の場合は、対向STAからBLOCK ACKフレームが送信されると期待される。
ACKフレームの場合、MACフレームは14オクテットで規定され、これにACKフレーム送信に使用するPHY仕様に応じたプリアンブル、ヘッダが付与される。例えば802.11bのロングフレームフォーマットを使用する際はPLCPプリアンブルが144ビット、PLCPヘッダが48ビット付与される。よって、144+48+14×8=304ビット分のデータがACKフレームのサイズとなる。
BLOCK ACKフレームの場合、MACヘッダ部が16オクテット、MACボディ部はBlockAckタイプによって可変長になる。例えばMulti−TID BlockAckの場合、BlockAckBitmapが8オクテットとすると、12オクテットのPer AID TID Infoが送信するTIDの数分繰り返される。BA ControlフィールドとFCSフィールドは合わせて6オクテットなので、MACボディ部は6+12×TID数オクテットで計算できる。これに使用するPHY仕様に応じたプリアンブル、ヘッダが付与される。例えば802.11bのロングフレームフォーマットを使用する際は144+48+(16+6+12×TID)×8ビット分のデータがBLOCK ACKフレームのサイズとなる。
なお、ACKフレームのサイズは、別の方法でも算出可能である。例えば、DL PPDUに含まれるTRS Controlフィールドを利用して、DL PPDUにTriggerフレームの役割を担わせる。これにより、DL PPDUに対するACKフレームをUL PPDUとして各対向機に送信させることが可能になる。この場合、TRS Controlフィールドに含まれるHE TB PPDU Lengthが後続のACK部分に相当するサイズになるため、これを使ってデータサイズを算出することが可能となる。
一方、開始するMU通信がULの場合(S601でNO)、S603でデータサイズ決定部303は、データサイズを、(S403で送信する)Triggerフレーム(TF)のサイズと、受信予定のUL PPDUのサイズと、その後に送信予定のMU−ACKフレームのサイズと、2つのSIFSに相当するサイズとの合計に決定する。
Triggerフレームは、MACヘッダ部が16オクテット、MACボディ部が12+UserInfoフィールド×ユーザ数+パディング長でサイズが規定される。UserInfoフィールドは、固定長の5オクテット+Triggerフレームタイプによって異なる可変部で規定される。UL MUの開始に使用されるBasic Trigger Variantでは、可変部は1オクテットで規定される。パディング長は、接続するSTAの送信するManagementフレームに含まれるHE Capabilitiesエレメントから規定される。HE Capabilitiesエレメントには、2ビットのTrigger Frame MAC Padding Durationが含まれこの値によって各STAがAPに要求するパディング長を規定する。値が0のときパディングなし、1のとき8μ秒、2のとき16μ秒のパディング時間を要求する。AP13は、UL MU通信の対象とする全STAの要求のうち最大のものを採用してパディング長を決定する。パディング長は、パディング時間×使用するデータレートで計算される。
受信予定のUL PPDUのサイズは、実施形態1−1記載の方法と同様に決定できるため説明を省略する。また、送信予定のMU−ACKフレームのサイズ、SIFSに相当するサイズはDLの場合と同様であるため説明を省略する。
このように、実施形態1−2では、実施形態1−1と同様に、MU通信において、より長い期間を占有するデータを送受信する際に、対向STAの先に存在するかもしれない隠れ端末へのNAV設定を目的としたMU−RTSを送信する。これにより、隠れ端末がCTSフレームを受信し得るため、信号の衝突が起きる可能性を抑え、MU通信の成功確率を向上させることが可能となる。
(実施形態1−3)
実施形態1−3におけるMU通信準備処理を、図7を参照して説明する。図7は、実施形態1−3におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。S701のデータサイズの決定処理については、実施形態1−1で説明した図5のS501〜S503、もしくは実施形態1−2で説明した図6のS601〜S603のいずれかの処理を実行するものとする。また、S703、S704、S706は、実施形態1−1で説明した図5のS505、S506、S507とそれぞれ同じ処理のため説明を省略する。また、RTS閾値については、実施形態1−1と同様に規定されるものとする。
S701で決定されたデータサイズがRTS閾値を超えるデータサイズと判定された場合は(S702でYES)、処理はS703進む。一方、S701で決定されたデータサイズがRTS閾値を超えないと判定された場合は(S702でNO)、S705にてエラー管理部306は、MU通信がエラー状態かを判定する。本判定は、エラー管理部306が、管理しているSTAごとのMU送信の累計エラー回数または連続エラー回数をもとに行う。例えば、対象のSTAに対する連続エラー回数がn回(例えばn=3)のときに、エラー管理部306はエラー状態と判定することができる。ただし、エラー判定の方法はこれに限定されず、累計エラー回数がm回(例えばm=10)などのときにエラーと判定しても良い。S705でエラー状態と判定された場合(S705でYES)、処理はS703に進み、エラー状態と判定されなかった場合(S705でNO)、処理はS706に進む。
このように、実施形態1−3では、決定したデータサイズがRTS閾値を超えなくても、MU通信の成功確率が低い状況において、対向STAの先に存在するかもしれない隠れ端末へのNAV設定を目的としたMU−RTSを送信する。これにより、信号の衝突が起きる可能性を抑え、MU通信の成功確率を向上させることが可能となる。
(実施形態2)
実施形態1では、AP13が、MU通信における帯域使用時間に基づいて、MU−RTSを送信するか否かを切り替える処理について説明する。
(実施形態2−1)
実施形態2−1におけるMU通信準備処理を、図8を参照して説明する。図8は、実施形態2−1におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。S801、S804〜S807は、実施形態1−1で説明した図5のS501、S504〜S507とそれぞれ同じ処理のため説明を省略する。ただし、S804におけるRTS閾値は、データサイズの閾値ではなく、帯域使用時間の閾値として規定される。
開始するMU通信がDLの場合(S801でYES)、S802で使用時間決定部304は、帯域使用時間を、DL PPDUとACKフレームの時間とSIFSとの合計と決定する。この値は、DL PPDUのMACヘッダ部に含まれるDurationフィールド値に設定される値を利用することができる。開始するMU通信がULの場合(S801でNO)、S803で使用時間決定部304は、帯域使用時間を、TriggerフレームとUL PPDUとMU−ACKフレームの時間+SIFS×2と決定する。この値は、TriggerフレームのMACヘッダ部に含まれるDurationフィールド値に設定される値を利用することができる。
このように、実施形態2−1では、これから開始するMU通信に対する帯域使用時間がRTS閾値を超える場合はMU−RTSを送信し、そうでない場合はMU−RTSを送信しない。すなわち、MU通信において、より長い期間を占有するデータを送受信する際に、対向STAの先に存在するかもしれない隠れ端末へのNAV設定を目的としたMU−RTSを送信する。これにより、隠れ端末がCTSフレームを受信し得るため、信号の衝突が起きる可能性を抑え、MU通信の成功確率を向上させることが可能となる。
(実施形態2−2)
実施形態2−2におけるMU通信準備処理を、図9を参照して説明する。図9は、実施形態2−2におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。S901の帯域使用時間の計算については、実施形態2−1で説明した図6のS802〜S803を実行する。S903〜S906は、実施形態1−3で説明した図7の703〜S706とそれぞれ同じ処理のため説明を省略する。また、S902については、実施形態2−1で説明した図8のS804と同じ処理のため説明を省略する。
このように、実施形態2−2では、決定した帯域使用時間がRTS閾値を超えなくても、MU通信の成功確率が低い状況において、対向STAの先に存在するかもしれない隠れ端末へのNAV設定を目的としたMU−RTSを送信する。これにより、信号の衝突が起きる可能性を抑え、MU通信の成功確率を向上させることが可能となる。
(実施形態3)
実施形態3では、AP13が、送信しようとしているTriggerフレームの種別を判断し、それに応じてMU−RTSフレームを送信するかしないかを切り替える処理について説明する。
(実施形態3−1)
実施形態3−1におけるMU通信準備処理を、図10を参照して説明する。図10は、実施形態3−1におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。S1005〜S1007については、実施形態1において説明した図5のS505〜S507とそれぞれ同じ処理のため説明を省略する。
開始するMU通信がDLの場合(S1001でYES)、処理はS1002に進む。S1002は、実施形態1〜2のDL通信処理に準ずる。例えば実施形態1−1においてはS502以降のフローに従う。開始するMU通信がULの場合(S1001でNO)、S1003にて、通信解析部302は、Triggerフレームの種別を判断する。図11に、Triggerフレーム種別に対するMU−RTSフレーム送信実行有無の対応表1100を示す。通信解析部302は、図11に示すような対応表1100を参照することで、各Triggerフレーム種別に対するMU−RTSの送信制御を切り替える。なお、図11に示す対応表1100は一例であり、これに限定されない。また、この対応表1100は動的に更新されても良い。また、Triggerフレーム種別とMU−RTS送信との関係は、各Triggerフレームに対する応答に使用されるデータサイズや帯域使用時間をもとに規定してもよい。例えば、Triggerフレームに対する応答がとりうる最大のサイズを計算し、当該サイズが、設定したRTS閾値を上回る場合にMU−RTSを送信するように規定しても良い。図11に示す対応表1100を用いると、S1003でこれから送るTriggerフレームの種別がBasicタイプと判断された場合、S1004で通信解析部302は、当該Triggerフレームの種別がMU−RTS送信に対応すると判断し、処理はS1005に進む。一方、S1003でこれから送るTriggerフレームの種別がBFRPタイプと判断された場合、S1004で通信解析部302は、当該Triggerフレームの種別がMU−RTS送信に対応しないと判断し、処理はS1007に進む。
このように、実施形態3−1では、Triggerフレーム種別とMU−RTS制御の対応表を用いることで、データサイズや帯域使用時間を決定することなく、MU−RTSの送信制御を切り替えることが可能となる。
(実施形態3−2)
実施形態3−2におけるMU通信準備処理を、図12を参照して説明する。図12は、実施形態3−2におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。S1201〜S1203は、実施形態3−1において説明した図10のS1001〜S1003、S1205〜1208は、実施形態1−3において説明した図7のS703〜S706とそれぞれ同様の処理のため説明を省略する。S1204で、これから送るTriggerフレームの種別がMU−RTS送信に対応しない判断された場合、処理はS1207に進む。
このように、実施形態3−2では、MU通信の成功確率が低い状況において、対向STAの先に存在するかもしれない隠れ端末へのNAV設定を目的としたMU−RTSフレームを送信することで、MU通信の成功確率を上昇させることが可能となる。
[APと各STAの処理の流れ]
図13を用いて、上記の実施形態を活用したUL MU通信のシーケンスについて説明する。図13は、AP13が実行するUL MU通信処理の流れの例を示す図である。AP13、STA11、STA12、STA14については、それぞれ図1に示すように配置されているものとする。AP13は、UL MU通信を開始する際、実施形態1〜3に記載のMU通信準備処理のいずれかを行い、MU−RTSフレームを送るか否かを判断する。M1301から始まるMU通信ではMU−RTSフレームを送らないと判断したと仮定する。一方、M1304から始まるMU通信ではMU−RTSフレームを送ると判断したと仮定する。
M1301でAP13は、MU−RTSフレームの送信なしにTriggerフレームの送信を行う。ここでMU UL通信の対象はSTA11とSTA12とする。Triggerフレームを受信したSTA11とSTA12は、M1302にて割り当てられたRU(Resource Unit)を用いてUL PPDUをAP13宛に送信する。ここでSTA12からのUL PPDUはAP13に届かなかったとする。その場合、AP13は、STA12向けのエラー回数をインクリメントしエラー回数を管理する。M1303においてAP13は、MU ACKフレームをSTA11とSTA12に送信し、MU通信を終了する。AP13は、STA12からのUL PPDUを受信できなかったので、BLOCK ACKフレームの対応するBLOCK ACKを0にして、未受信である旨を通知しても良い。ここで、AP13は、STA12からのUL PPDUを受信できなかったので、再度、Triggerフレームを送信して、STA12にUL PPDUの再送を要求しても良い。
M1304でAP13は、Triggerフレームの送信前にMU−RTSフレームの送信を行う。MU−RTSフレームを受信したSTA11とSTA12は、自身がMU通信の対象であることを判断し、M1305でCTSフレームを送信する。STA11が送信するCTSフレームはSTA14にも受信され、これによりSTA14のNAVにMU通信期間が設定される。CTSフレームを受信したAP13は、M1306からTriggerフレームの送信を行う。Triggerフレームを受信したSTA11とSTA12は、M1307にて割り当てられたRUを用いてUL PPDUをAP13宛に送信する。ここでAP13は、STA12向けの連続エラー回数をリセットする。UL PPDUを受信したAP13は、M1308においてMU ACKフレームをSTA11とSTA12へ送信し、MU通信を終了する。
次に、図14を用いて、上記の実施形態を活用したDL MU通信のシーケンスについて説明する。図13は、AP13が実行するDL MU通信処理の流れの例を示す図である。AP13、STA11、STA12、STA14については、それぞれ図1に示すように配置されているものとする。AP13は、DL MU通信を開始する際、実施形態1〜3に記載のMU通信準備処理のいずれかを行い、MU−RTSフレームを送るか否かを判断する。M1401から始まるMU通信ではMU−RTSフレームを送らないと判断したと仮定する。一方、M1403から始まるMU通信ではMU−RTSフレームを送ると判断したと仮定する。
M1401でAP13は、MU−RTSフレームの送信なしにDL PPDUの送信を行う。ここでMU DL通信の対象はSTA11とSTA12とする。DL PPDUを受信したSTA11とSTA12は、それぞれM1402にてAP13にACKフレームを送信する。このACKフレームは、M1401で受信したDL PPDU内にTRS Controlサブフィールドがある場合、当該フィールドで割り当てられたRUを用いて送信される。ここでAP13は、STA12からのACKフレームを受信できなかったとする。その場合、AP13は、STA12向けのエラー回数をインクリメントしエラー回数を管理する。
M1403でAP13は、DL PPDUの送信前にMU−RTSフレームの送信を行う。MU−RTSフレームを受信したSTA11とSTA12は、自身がMU通信の対象であることを判断し、M1305でCTSフレームを送信する。STA11が送信するCTSフレームはSTA14にも受信され、これによりSTA14のNAVにMU通信期間が設定される。CTSフレームを受信したAP13は、M1405からDL PPDUの送信を行う。DL PPDUを受信したSTA11とSTA12は、AP13宛にACKフレームを送信する。このACKフレームはM1401内にTRS Controlサブフィールドがある場合、当該フィールドで割り当てられたRUを用いて送信される。ここでAP13は、STA12向けの連続エラー回数をリセットし、MU通信を終了する。
このように、上記に述べた実施形態によれば、通信装置の通信に対する干渉抑制制御を直後の通信内容に応じて適切に実行させることができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
201:記憶部、202:制御部、203:機能部、204:入力部、205:出力部、206:通信部、207:アンテナ、301:送受信部、302:通信解析部、303:データサイズ決定部、304:使用時間決定部、305:判定部、306:エラー管理部、307:UI制御部

Claims (16)

  1. 1以上の他の通信装置に対する信号を多重して通信するマルチユーザ通信が可能な通信装置であって、
    前記マルチユーザ通信により送信または受信する予定の信号に基づいてMU−RTS(Multi User Request To Send)フレームを送信するかを決定する決定手段と、
    前記決定手段により前記MU−RTSフレームを送信すると決定された場合に、前記マルチユーザ通信の前に前記MU−RTSフレームを送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記決定手段は、前記マルチユーザ通信において送信または受信する予定の信号のデータサイズが所定の閾値を超える場合に、前記MU−RTSフレームを送信することを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記マルチユーザ通信がアップリンクにおける通信の場合、前記データサイズは、UL(アップリンク) PPDU (PLCP Protocol Data Unit)のサイズであることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記マルチユーザ通信がアップリンクにおける通信の場合、前記データサイズは、Triggerフレームのサイズと、UL PPDUのサイズと、MU−ACKフレームのサイズと、2つのSIFS(Short Interframe Space)に相当するサイズとの合計であることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記マルチユーザ通信がダウンリンクにおける通信の場合、前記データサイズは、DL PPDUのサイズであることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記マルチユーザ通信がダウンリンクにおける通信の場合、前記データサイズは、DL PPDUのサイズと、ACKフレームのサイズと、SIFSに相当するサイズとの合計であることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  7. 前記マルチユーザ通信がエラー状態か否かを判定するエラー管理手段を更に有し、
    前記データサイズが前記所定の閾値を超えない場合であっても、前記エラー管理手段により前記マルチユーザ通信がエラー状態と判定された場合は、前記決定手段は、前記MU−RTSフレームを送信することを決定することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記決定手段は、前記マルチユーザ通信において送信または受信する予定の信号の帯域使用時間が所定の閾値を超える場合に、前記MU−RTSフレームを送信することを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  9. 前記マルチユーザ通信がアップリンクにおける通信の場合、前記帯域使用時間は、Triggerフレームと、UL PPDUと、MU−ACKフレームとの時間と、2つのSIFSとの合計であることを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記マルチユーザ通信がダウンリンクにおける通信の場合、前記帯域使用時間は、DL PPDUと、ACKフレームとの時間と、SIFSとの合計であることを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  11. 前記マルチユーザ通信がエラー状態か否かを判定するエラー管理手段を更に有し、
    前記帯域使用時間が前記所定の閾値を超えない場合であっても、前記エラー管理手段により前記マルチユーザ通信がエラー状態と判定された場合は、前記決定手段は、前記MU−RTSフレームを送信することを決定することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記マルチユーザ通信がアップリンクにおける通信の場合、前記決定手段は、Triggerフレームの種別に基づいて、前記MU−RTSフレームを送信か否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  13. 前記決定手段は、Triggerフレーム種別に対するMU−RTSフレーム送信実行有無の対応表に基づいて、前記MU−RTSフレームを送信か否かを決定することを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記マルチユーザ通信がエラー状態か否かを判定するエラー管理手段を更に有し、前記エラー管理手段により前記マルチユーザ通信がエラー状態と判定された場合は、前記決定手段は、前記Triggerフレームの種別に関係なく、前記MU−RTSフレームを送信することを決定することを特徴とする請求項12または13に記載の通信装置。
  15. 1以上の他の通信装置に対する信号を多重して通信するマルチユーザ通信が可能な通信装置の制御方法であって、
    前記マルチユーザ通信により送信または受信する予定の信号に基づいてMU−RTS(Multi User Request To Send)フレームを送信するかを決定する決定工程と、
    前記決定工程において前記MU−RTSフレームを送信すると決定された場合に、前記マルチユーザ通信の前に前記MU−RTSフレームを送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  16. コンピュータを、請求項1から14のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
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