JP7292023B2 - 通信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信の干渉制御技術に関する。
無線通信で送受信される情報が、テキストデータから画像データへ、画像データから動画データへと高度化しており、通信量も拡大している。一方、無線通信で使用可能な周波数帯には限りがあるため、時間、周波数、符号、空間等の様々な次元において高密度に信号を多重し、通信容量を増やし、周波数利用効率を向上させることが要求されている。
このような背景において、無線LAN(Local Area Network)では、変調方式の高度な多値化、チャネルボンディングやMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output、多入力多出力)等の手法の導入により通信容量の拡大が試みられている。例えば、IEEE(米国電気電子技術者協会)では、高効率(HE:High Efficiency)な次世代の無線LAN規格としてIEEE802.11axが検討されている。IEEE802.11axでは、周波数利用効率を向上させるため、従来は20MHzの周波数帯域幅を単位として用いていた周波数チャネルの構造を、より狭い周波数帯域幅を単位として複数の端末に割り当て可能としたOFDMAの採用が提案されている。なお、OFDMAは、Orthogonal Frequency Division Multiple Access(直交周波数分割多元接続)の頭字語であり、複数のユーザの信号を多重するマルチユーザ(MU:Multi User)通信方式である。
IEEE802.11axでは、OFDMAにより、20MHz幅の周波数帯域の少なくとも一部が、最大9ユーザに割り当てられる。ユーザ数が1の場合は20MHz幅の周波数帯域のすべてがそのユーザに割り当てられてもよく、一方で、ユーザ数が2以上の場合は、各ユーザに対して20MHz幅の周波数帯域のそれぞれ重ならない一部が割り当てられる。同様に、40MHz、80MHz、及び160MHz幅の周波数帯域が使用される場合には、それぞれ最大18、37、及び74ユーザに、その周波数帯域の少なくとも一部が割り当てられる。
IEEE802.11axで検討されているOFDMAによるMU通信方式では、サブキャリアの間隔が、従来規格であるIEEE802.11a/g/n/acのOFDMで用いられてきた312.5kHzから、78.125kHzに変更される。なお、このため、IEEE802.11ax規格より前のIEEE802.11シリーズの規格に対応する無線LAN機器(以下、「レガシー機器」と呼ぶ。)は、基本的に、IEEE802.11axのMU通信方式で通信される信号を復調することはできない。一方、IEEE802.11axに対応する無線LAN機器(以下、「HE機器」と呼ぶ。)は、レガシー機器が通信する信号を復調することや、レガシー機器が復調できる信号を送信することができるように構成される。
レガシー機器間では、通信の干渉回避のために、送信側装置がRTS(Request To Send)フレームを送信し、受信側装置がCTS(Clear To Send)フレームを送信することができる。これらのRTS/CTSは、近隣の無線LAN機器に対してチャネルを占有することが予想される期間の情報として、NAV(Network Allocation Vector、いわゆる送信禁止期間)を含む。RTSフレームを送信した送信側装置とCTSフレームを送信した受信側装置の周囲に存在する他の無線LAN機器は、RTSフレーム又はCTSフレームを受信すると、通知されたNAVの期間においては信号を送信しないようにする。HE機器は、レガシー機器が送信した信号を正しく復調することができるため、NAVの期間に信号を送信しない。これにより、RTSフレームを送信した送信側装置とCTSフレームを送信した受信側装置の周囲に存在する他の無線LAN機器は、レガシー機器とHE機器のいずれであっても、信号を送信しないようになるため、送信側装置が送信する信号に対する干渉が抑制される。なお、レガシー機器間の通信では、送信側装置から発行されるRTSフレームと受信側装置から発行されるCTSフレームは、同一チャネル内で複数の機器から同時に送信されることはない。
一方、IEEE802.11axでは、RTSフレームとCTSフレームをMU通信方式に適応させるために、MU-RTS(Multi User RTS)とフレーム、同時CTS応答(simultaneous CTS responses)フレームの組み合わせが用いられる(特許文献1)。具体的には、アクセスポイント(AP)が、MU―RTSフレームを送信する。MU-RTSフレームは、HT(High Throughput)対応のレガシー機器(802.11n以降の無線LAN機器)が復調できるHT PPDU((PLCP(Physical Layer Convergence Protocol) Protocol Data Unit))、もしくはすべてのレガシー機器が復調できるnonーHT PPDUまたはnonーHT Duplicate PPDUの形式(フォーマット)で送信される。MU-RTSフレームを復調できるレガシー機器は、当該フレームに含まれるDuration Fieldの値を用いてNAVを更新することができる。MU通信を行う各端末は、APからのMU-RTSに応答して同時に同一内容のCTSフレームを送信する。各端末がCTSフレームを送信することで、当該CTSフレームを受信できる端末は、APからのMU-RTSフレームを受信できなくても、NAVを適切に設定することができる。なお、当該CTSフレームは、レガシー機器でも復調できる形式で送信される。
米国特許出願公開第2017/0279568号明細書
MU-RTS/CTS処理はデータ通信に対するオーバーヘッドになるため、すべてのMU通信時にMU-RTS/CTS処理を実施すると帯域の使用効率を低下させてしまう。一方、MU-RTS/CTS処理を実施しない場合にレガシー機器や隠れ端末の影響で送信パケットが干渉してしまうという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、マルチユーザ通信において、効率的に干渉抑制制御を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る通信装置は、以下の構成を有する。すなわち、1以上の他の通信装置に対する信号を多重して通信するマルチユーザ通信が可能なIEEE802.11ax規格に対応し、特定のBSS(Basic Service Set)で外部から識別されるアクセスポイントとして機能する通信装置であって、前記マルチユーザ通信がアップリンクにおける通信の場合に、前記IEEE802.11ax規格より前のIEEE802.11シリーズの規格に対応するが、前記IEEE802.11ax規格をサポートしない装置であるIEEE802.11ax非サポート機器が前記特定のBSSに属するか否かに関わらず前記通信装置の周囲に存在するかを外部から取得した情報に基づいて判定する判定手段と、前記判定手段により前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在すると判定された場合に、前記マルチユーザ通信によるデータ通信の前に、MU-RTS(Multi User Request To Send)フレームを送信する送信手段と、を有する。


本発明によれば、マルチユーザ通信において、効率的に干渉抑制制御を行うことが可能となる。
実施形態におけるネットワーク構成例を示す。 UL MU通信をMU-RTS送信なしで実行する際のタイムチャートを示す。 実施形態におけるAPのハードウェア構成例を示す。 実施形態におけるAPの機能構成例を示す。 実施形態においてAPが実行するMU通信処理の流れの例を示す。 実施形態1におけるAPが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 実施形態1におけるMU通信処理の流れの例を示す。 実施形態2におけるAPが実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。 実施形態2におけるMU通信処理の流れの例を示す。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその実施形態の一例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[ネットワーク構成]
図1に、以下に説明するいくつかの実施形態におけるネットワークの構成例を示す。図1は、HE機器として3つのステーション(STA11、STA12、STA15)、1つのアクセスポイント(AP13)、レガシーSTA14、及びSTA19(HE機器でもレガシー機器でも良い)を含んだ構成を示している。なお、レガシーSTA14は図1ではSTAとして示すが、レガシー機器であれば良く、APとSTAとのいずれであってもよい。図1に示すように、AP13の送信する信号が受信可能な範囲は円16で示され、AP13が送信した信号は、STA11、STA12、レガシーSTA14、及びSTA15において受信可能である。またSTA12の送信する信号が受信可能な範囲は円17で示され、STA12が送信した信号は、AP13では受信できるが、レガシーSTA14において受信できないものとする。同様に、STA15の送信する信号が受信可能な範囲は円18で示され、STA15が送信した信号は、AP13、STA19では受信できるが、レガシーSTA14において受信できないものとする。なお図示をしていないが、レガシーSTA14が送信した信号は、AP13で受信できるとする。ただし、これは一例であり、例えば広範な領域に多数のHE機器及びレガシー機器を含むネットワークに対して、また、様々な通信装置の位置関係に対して、以下の議論を適用可能である。
図1の例において、2つのSTA(STA12及びSTA15)は、AP13との間で、MU通信(マルチユーザ通信)を行う。MU通信を行うために、AP13は、MU-RTS(MU Request To Send)フレームを送信することができる。STA12及びSTA15は、受信したMU RTSフレームに対して同時CTS(Simultaneous Clear To Send)フレーム(以下、CTSフレーム)を送信することができる。なお、MU RTSフレームには、そのMU-RTSフレームに応答してCTSフレームを送信すべきSTAを指定する情報と、CTSフレームを送信すべき周波数を指定する情報とが含まれる。このため、STA12及びSTA15は、MU RTSフレームにおいて自身がCTSフレームを送信すべきSTAとして指定されている場合に、指定された周波数でCTSフレームを送信することができる。ここで、STA11はMU-RTSフレームを受信することができるが、CTSフレーム送信すべきSTAを指定する情報に自身の情報が含まれていないため、CTSフレームを送信しない。
MU-RTSフレームは、HT PPDU、もしくは、nonーHT PPDU、またはnonーHT Duplicate PPDU形式(フォーマット)で送信される。HT PPDUの形式で送信されたMU-RTSフレームは、HT対応のレガシー機器(802.11n以降の無線LAN機器)が復調できる。nonーHT PPDUまたはnonーHT Duplicate PPDUの形式で送信されたMU-RTSフレームは、すべてのレガシー機器が復調できる。MU-RTSフレームを復調できるレガシー機器は、MU-RTSフレームに含まれるDuration Fieldの値を用いてNAVを更新することができる。図1の例では、STA19は、AP13からの信号を直接受信することができない。しかし、STA19は、STA12とSTA15が送信するCTSフレームを受信できるため、CTSフレームに含まれるDurationフィールドの値を用いてNAVを適切に設定することができる。NAVの期間には、該当するMU通信期間が設定され、その間に各STAがデータ送信を行わないことで、信号の干渉を抑制することができる。アップリンクの場合、MU通信期間はTriggerフレーム(アップリンク送信を制御するためのフレーム)、UL PPDU(マルチユーザ通信におけるアップリンクのPPDU)、MU-ACKフレームまでの期間となる。UL PPDUは、例えば、UL HE MU PPDU(Uplink High efficiency Multi-user physical layer (PHY) protocol data unit)である。
一方、上述したようにMU-RTS/CTS処理はデータ通信に対するオーバーヘッドになるため、すべてのMU UL通信時にMU-RTS/CTS処理を実施すると帯域の使用効率を低下させてしまう。以下に説明するいくつかの実施形態では、APの周囲に存在するSTAの情報に応じてMU-RTS送信を行うか行わないかを切り替える処理について説明する。
実施形態の説明に入る前に、図2を参照して、レガシー機器がAPの周囲に存在する場合に、MU-RTSを送信しないことによる信号の干渉問題について説明する。図2は、UL MU通信をMU-RTS送信なしで実行する際のタイムチャートを示す。図2におけるAP13、STA11、STA12、レガシーSTA14、及びSTA15は、それぞれ図1に示すように配置されているものとする。
AP13ははじめにUL MU通信を始めるためのTriggerフレーム201をHE PPDU形式で送信する。STA11、STA12、及びSTA15はAP13の信号が届く範囲に存在するため、Triggerフレーム201を受信することができる。STA11とSTA15はTriggerフレーム201を受信して、当該フレームに含まれるPerUserInfoフィールドに自STAの情報が含まれることを確認し、後続のUL MU通信に備える。また、STA12は、自STAの情報が含まれないことを確認し、Durationフィールドに含まれる値をもとにNAVの期間204を設定する。ここでNAVの期間204を設定することで、STA12に対しては、MU-RTSでのNAVの設定と同様に、後続のUL PPDU202とMU-ACK203までを含めた期間、干渉抑制が働く。
一方、レガシー機器であるレガシーSTA14は、HE PPDU形式のTriggerフレーム201を復調することができず、Durationフィールドを知ることができない。ただしHE PPDU形式のTriggerフレーム201にはレガシー機器との互換性のためにL-SIGフィールドが設けられており、当該フレームに含まれるL-SIG LENGTHフィールドにTriggerフレーム201のサイズ情報が含まれる。このため、レガシーSTA14は当該サイズ情報を用いてTriggerフレーム201の送信期間としてNAVの期間205を設定することができる。NAVの期間205が終わると、レガシーSTA14は、Triggerフレーム201をエラーフレームとみなし、EIFS(Extended Interframe Space)206後にバックオフ期間を経てデータ207の送信が可能になる。このデータ207の送信がUL PPDU202と干渉してしまう可能性がある。
以上の通り、UL MU通信において、レガシー機器が存在するか否かで干渉抑制の働きに違いがある。つまり、レガシー機器が存在しない場合はMU-RTS送信をしなくてもTriggerフレームによって後続のMU通信を含む期間で干渉抑制が可能であるが、レガシー機器が存在する場合はそのような干渉抑制が不可能である。以下に説明する実施形態では、MU UL通信においてAPの周囲にレガシー機器が存在する場合にMU-RTSを送信し、存在しない場合にはMU-RTSを送信しない処理について説明する。
[APの構成]
図3に、以下に説明するいくつかの実施形態におけるAP13のハードウェア構成例を示す。AP13は、そのハードウェア構成の一例として、記憶部301、制御部302、機能部303、入力部304、出力部305、通信部306及びアンテナ307を有する。
記憶部301は、ROM、RAMの両方、または、いずれか一方により構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部301として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体が用いられてもよい。
制御部302は、例えば、CPUやMPU等のプロセッサー、ASIC(特定用途向け集積回路)、DSP(デジタルシグナルプロセッサー)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等により構成される。ここで、CPUはCentral Processing Unitの、MPUは、Micro Processing Unitの頭字語である。制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することによりAP13全体を制御する。なお、制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働によりAP13全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部302は、機能部303を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部303は、AP13が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、AP13がカメラである場合、機能部303は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、AP13がプリンタである場合、機能部303は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、AP13がプロジェクタである場合、機能部303は投影部であり、投影処理を行う。機能部303が処理するデータは、記憶部301に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部306を介して他のデバイスと通信したデータであってもよい。
入力部304は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部305は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部305による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部304と出力部305の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部306は、通信処理を実行する。通信部306は、少なくともIEEE802.11ax規格に準拠した通信処理を実行することができる。また、通信部306は、アンテナ307を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。AP13は通信部306を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信装置と通信する。
図4は、以下に説明するいくつかの実施形態におけるAP13の機能構成例を示す。AP13は、その機能構成の一例として、送受信部401、通信解析部402、レガシー機器検出部403、エラー管理部404、及びUI制御部405を有する。
送受信部401は、通信部306(図3)を制御し、信号の送受信を行う。例えば送受信部401は、指定された周波数チャネルにおいて、MU-RTSフレームを送信する。なお、送受信部401は、MU-RTSフレームをHT PPDU形式で送信しても良いし、non―HT PPDU形式で送信しても良い。また、レガシー機器検出部403により、レガシー機器が存在すると判定された際に、MU-RTSフレームをnon―HT PPDU形式で送信するように制御しても良いがこれに限定されない。通信解析部402は、対向機との間の通信の内容を解析する。レガシー機器検出部403は、MU通信で用いられる周波数帯域において、レガシー機器が存在しているかを検出する。レガシー機器検出部403は、例えば、一定時間内に当該周波数帯域の少なくとも一部において他機器から送信されたManagementフレームを検出した場合に、当該フレーム中にHE Capabilities Elementが含まれるか否かを判定する。レガシー機器が送信するManagementフレームは、HE Capabilities Elementを含まない。そのため、レガシー機器検出部403は、HE Capabilities Elementを含まないManagementフレームを送信した機器を、レガシー機器とみなすことができる。なお、レガシー機器はAPでもNon-AP STAでも良いし、AP13と同一BSS(Basic Service Set)に所属していても、他のBSSに所属していても良い。また、レガシー機器検出部403は、他機器が送信するManagementフレームの中にHT(High Troughput) Capabilities Elementが含まれるか否かによって、レガシー機器がHT対応レガシー機器か、HT非対応レガシー機器かを判定しても良い。ManagementフレームにHT Capabilities Elementが含まれる場合、レガシー機器検出部403は、当該フレームを送信した機器を、HT対応レガシー機器と判定する。
エラー管理部404はMU通信が成功せずにエラーとなってしまった回数や連続エラー回数を管理する。エラーの判定方法としては、UL MUの対象STAからのUL PPDU(データパケット)が受信されない場合にエラーとすることができる。例えば、特定STAからUL PPDUを連続で所定の回数であるn回(n=3など)受信できなかった場合(エラー回数が所定の回数を上回った場合)に当該STAに対するUL MU通信がエラー状態と判定しても良い。UI制御部405は、AP13の不図示のユーザによるAP13に対する操作を受け付けるためのタッチパネル又はボタン等のユーザインタフェースに関わるハードウェアおよびそれらを制御するプログラムを含んで構成される。
[APの処理の流れ]
続いて、以下に説明するいくつかの実施形態におけるAP13が実行する処理の流れについて説明する。図5は、実施形態におけるAP13がMU通信を実行する処理の流れの例を示すフローチャートである。本処理は、例えば、AP13の制御部302が、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。ここで、STA(図1の例ではSTA12及びSTA15)は、AP13とMU通信方式で接続されているものとする。
本処理では、AP13は、まず、MU通信に使用される所定の周波数帯域内の周波数チャネルの使用状況を、例えば定期的に、監視する(S501)。なお、所定の周波数帯域内の周波数チャネルの使用状況の監視は、例えば、AP13がBSSを確立したことを契機に開始される。この監視において、レガシー機器検出部403は、AP13の周囲にレガシー機器が存在するか否かを判定する。なお、本監視処理は、S502におけるMU通信準備処理、S503~S508におけるMU通信処理の間もバックグラウンドで実行されていても良い。その場合は、AP13の周囲にレガシー機器が存在するか否かの監視結果(判定結果)は随時更新されても良い。
続いて、AP13はMU通信準備処理を開始する(S502)。本処理については、以下の実施形態1と実施形態2として後述する。その後、AP13はMU通信処理を開始し802.11ax規格で定められた仕様に従ってMU通信を実行する。すなわち、まずS503で、通信解析部402は、開始するMU通信がUL MU通信かDL MU通信かを判別する。開始するMU通信がUL MU通信の場合は(S503でYES)、S504で送受信部401は、Triggerフレームを送信し、対向の各STAにRU(Resource Unit)の割り当てを行う。RUの割り当て後に、送受信部401が、各STAよりUL PPDU(データパケット)を受信すると(S505)、UL PPDUの受信の確認応答としてMU ACKフレームを各STAに向けて送信する(S506)。なお、図5では、AP13が各STAからUL PPDUを受信する例を示しているが、UL PPDUを受信できない場合は、確認応答を返さない等の処理を行うこととなる。
一方、開始するMU通信がDL MU通信の場合は(S503でNO)、送受信部401は、DL PPDU(データパケット)を対向の各STAに送信し(S507)、各STAより確認応答としてACKフレームを受信する(S508)。なお、図5では、S508でAP13はACKフレームを受信する例を示しているが、ACKフレームを受信できない状況も起こり得る。ここで、DL PPDUは、マルチユーザ通信におけるダウンリンクのPPDUであり、例えば、DL HE MU PPDU(Downlink High efficiency Multi-user physical layer (PHY) protocol data unit)である。
続いて、図5のS502のMU通信準備処理についての実施形態を以下に説明する。
(実施形態1)
実施形態1におけるMU通信準備処理を、図6を参照して説明する。図6は、実施形態1におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。まず、S601で通信解析部402は、これから開始するMU通信がUL(アップリンク)かDL(ダウンリンク)かを判定する。開始するMU通信がULの場合(S601でYES)、S602でレガシー機器検出部403は、レガシー機器が存在するかどうかを判定する。当該判定処理は、図5のS501における監視結果を用いて行われ得る。レガシー機器が存在すると判定された場合は(S602でYES)、S603にて送受信部401は、MU-RTSフレームを送信し、終了する。レガシー機器が存在しないと判定された場合は(S602でNO)、S604にてAP13はMU-RTSフレームを送信せずに終了する。S601にてDLと判定された場合は(S601でNO)、S603にて送受信部401は、MU-RTSフレームを送信する。MU-RTSフレームの送信後、S605にて送受信部401は対向STAよりCTSフレームを受信し、終了する。
なお、AP13は、S602でYESのとき、MU通信において通信するデータサイズが所定の閾値より大きいかを判定するようにし、当該データサイズが当該閾値より場合に、S603で送受信部401が、MU-RTSフレームを送信してもよい。当該データサイズは、例えば、UL PPDUのサイズである。また、S602でYESのとき、送受信部401がCTS-to-self機能に基づいてCTSフレームを送信し、レガシー機器(レガシーSTA14)にNAVを設定させてもよい。この場合、CTS-to-self機能に基づくCTSフレームの送信によってもエラー管理部404によりエラーがMU通信がエラー状態と判断された場合に、S603で送受信部401が、MU-RTSフレームを送信してもよい。
続いて、図7を用いて、本実施形態におけるUL MU通信のシーケンスについて説明する。図7は、本実施形態におけるAP13が実行するUL MU通信処理の流れの例を示す図である。AP13、STA12、レガシーSTA14、及びSTA15は、それぞれ図1に示すように配置されているものとする。なお、STA11とSTA19については本シーケンス図からは省略する。
本シーケンス開始時には、AP13のレガシー機器検出部403は、レガシー機器(レガシーSTA14)を検出していない状態と仮定する。AP13は、UL MU通信を開始する際、S501とS502を経て、MU-RTSを送信せずにS503~S506のUL MU通信処理を開始する。ULのMU通信処理では、M701でAP13は、TriggerフレームをMU通信対象のSTA12とSTA15に送信し、RU(Resource Unit)の割り当てを行う(S504)。STA12とSTA15は、それぞれ割り当てられたRUを用いてM702においてUL PPDUをAPに送信する(S505)。UL PPDUを受信したAP13は、M703において、STA12とSTA15に対してMU ACKフレームを送信する(S506)。レガシー機器が検出されていない状態では、M701~M703の処理が繰り返し実行されることで、MU-RTS/CTS処理によるオーバーヘッドなしに、UL MU通信を行うことができる。
ここで、M704にてAP13が、レガシーSTA14からのManagementフレームを受信すると仮定する。AP13は、S501の監視処理において、Managementフレームを解析する。これにより、AP13は例えばHE Capabilities IEが付与されていないことから当該フレームを送信した機器はレガシー機器であることを判定することができる。これにより、以降のUL MU通信において、レガシー機器が存在すると判定され(S602でYES)、M705にてAP13は、MU-RTSフレームを送信する(S603)。MU-RTSを受信したSTA12とSTA15は、M706でCTSフレームをAP13に送信する。レガシーSTA14はMU-RTSフレームを受信し(本例では、MU-RTSフレームはレガシーSTA14が復調できる形式とする)、当該フレームに含まれるDurationフィールドの値を用いて、M709におけるMU-ACKフレームの送受信までのMU通信の間を、NAVの期間として設定することができる。M707~M709についてはM701~M703と同様であるため、説明を省略する。なお、図7の例では、レガシーSTA14はMU-RTSフレームを復調できると仮定したが、MU-RTSフレームを復調できない場合であっても、STA12やSTA15が送信するCTSフレームを復調できる場合に、上述したように、NAVを適切に設定することが可能となる。
このように、実施形態1では、APは、周囲にレガシー機器が存在しないと判定された場合にMU-RTSフレームを送信し、そうでない場合はMU-RTSフレームを送信しない。これにより、レガシー機器や隠れ端末がMU-RTSフレームやCTSフレームを受信し得るため、信号の衝突が起きる可能性を抑え、MU通信の成功確率を向上させることが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2におけるMU通信準備処理を、図8を参照して説明する。図8は、実施形態2におけるAP13が実行するMU通信準備処理の流れの例を示す。まず、S801で通信解析部402は、これから開始するMU通信がUL(アップリンク)かDL(ダウンリンク)かを判定する。開始するMU通信がULの場合(S801でYES)、S802でレガシー機器検出部403は、レガシー機器が存在するかどうかを判定する。当該判定処理は、図5のS501における監視結果を用いて行われ得る。レガシー機器が存在すると判定された場合は(S802でYES)、S804で送受信部401は、MU-RTSフレームを送信し、S806で送受信部401は対向のSTAからCTSフレームを受信し、終了する。レガシー機器が存在しないと判定された場合は(S802でNO)、S803にてエラー管理部404は、MU通信がエラー状態かを判定する。当該判定処理は、エラー管理部404が管理しているSTAごとのMU送信のエラー回数または連続エラー回数をもとに行われ得る。例えば、MU UL通信の対象STAに対する連続エラー回数がn回(例えばn=3)のときに、エラー管理部404は、MU通信がエラー状態であると判定することができる。ただしエラー判定の方法はこれに限定されず、累計エラー回数がm回(例えばm=10)などとしても良い。S803でエラー状態と判定された場合は(S803でYES)、S804で送受信部401はMU-RTSを送信し、S806で送受信部401は対向のSTAからCTSフレームを受信し、終了する。S803でエラー状態と判定されなかった場合(S803でNO)、S805でAP13はMU-RTSを送信せずに終了する。S801にてDLと判定された場合は(S801でNO)、S804にて送受信部401は、MU-RTSフレームを送信し、S806にて対向のSTAからCTSフレームを受信し、終了する。
なお、AP13は、S802でYESのとき、MU通信において通信するデータサイズが所定の閾値より大きいかを判定するようにし、当該データサイズが当該閾値より場合に、S804で送受信部401が、MU-RTSフレームを送信してもよい。当該データサイズは、例えば、UL PPDUのサイズである。また、S802でYESのとき、送受信部401がCTS-to-self機能に基づいてCTSフレームを送信し、レガシー機器(レガシーSTA14)にNAVを設定させてもよい。この場合、CTS-to-self機能に基づくCTSフレームの送信によってもエラー管理部404によりエラーがMU通信がエラー状態と判断された場合に、S804で送受信部401が、MU-RTSフレームを送信してもよい。
続いて、図9を用いて、本実施形態におけるUL MU通信のシーケンスについて説明する。図9は、本実施形態におけるAP13が実行するUL MU通信処理の流れの例を示す図である。AP13、STA12、及びSTA15は、それぞれ図1に示すように配置されているものとする。なお、STA11、レガシーSTA14、及びSTA19については本シーケンス図からは省略する。
本シーケンス開始時には、AP13のレガシー機器検出部403は、レガシー機器を検出していない状態と仮定する。AP13は、UL MU通信を開始する際、S501、S502を経てMU-RTSを送信せずにS503~S506のUL MU通信処理を開始する。ULのMU通信処理では、M901でAP13は、TriggerフレームをMU対象のSTA12とSTA15に送信し、RUの割り当てを行う(S504)。STA12とSTA15は、それぞれ割り当てられたRUを用いてM902においてUL PPDUをAP13に送信を試みる(S505)。
ここでSTA15からのUL PPDUがAP13に到達しない場合を想定する。この場合、M903においてAP13は、STA12のみに対してMU ACKフレームを送信する(S506)。ここで、AP13のエラー管理部404は、UL MU通信がSTA15に対して失敗したと判定し、STA15に対するエラー回数をカウントアップする。なお、STA15に対するMU通信のエラーはAP13がUL MUフレーム(PPDU等)を対象STAから受信できたか否かで判定され、M901におけるTriggerフレームがSTA15に届かなかった場合も同様にエラーとして処理され得る。エラー管理部404において、エラー回数は連続エラー回数と累計エラー回数のどちらか、もしくは両方を管理しても良い。連続エラー回数は当該STAからのUL PPDUが受信されたときに0回にリセットされる。累計エラー回数も一定時間内の累計回数としても良い。その場合エラー発生から一定時間が経過すると、その分の累計回数はデクリメントされても良い。
レガシー機器が検出されていない状態でのUL MU通信は、M901~M903の処理が繰り返し実行されることで、MU-RTS/CTS処理によるオーバーヘッドなしに、UL MU通信を行うことができる。ここで、エラー管理部404が、連続エラー回数が3回のときに、S803ではエラー状態と判定する設定であり、M901~M903の処理が3回連続で発生したと仮定する。このとき、以降のUL MU通信において、S502内のS803でMU通信エラー状態であると判定され、M904においてAP13はMU-RTSを送信する(S804)。MU-RTSフレームを受信したSTA12とSTA15は、M905でCTSフレームをAP13に送信する。M906~M908についてはM701~M703と同様なので説明を省略する。
このように、実施形態2では、APの周辺にレガシー機器が存在しない場合であっても、MU通信の成功確率が低い状況において、対向STAの先に存在するかもしれない隠れ端末へのNAV設定を目的としたMU-RTSを送信する。これにより、信号の衝突が起きる可能性を抑え、MU通信の成功確率を向上させることが可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
301:記憶部、302:制御部、306:通信部、307:アンテナ、401:送受信部、402:通信解析部、403:レガシー機器検出部、404:エラー管理部、405:UI制御部

Claims (15)

  1. 1以上の他の通信装置に対する信号を多重して通信するマルチユーザ通信が可能なIEEE802.11ax規格に対応し、特定のBSS(Basic Service Set)で外部から識別されるアクセスポイントとして機能する通信装置であって、
    前記マルチユーザ通信がアップリンクにおける通信の場合に、前記IEEE802.11ax規格より前のIEEE802.11シリーズの規格に対応するが、前記IEEE802.11ax規格をサポートしない装置であるIEEE802.11ax非サポート機器が前記特定のBSSに属するか否かに関わらず前記通信装置の周囲に存在するかを外部から取得した情報に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在すると判定された場合に、前記マルチユーザ通信によるデータ通信の前に、MU-RTS(Multi User Request To Send)フレームを送信する送信手段と、
    有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記送信手段は、前記判定手段により前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在すると判定されなかった場合に、前記MU-RTSフレームを送信しないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記マルチユーザ通信がエラー状態か否かを判定するエラー管理手段を更に有し、
    前記送信手段は、前記判定手段により前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在すると判定されなかった場合であっても、前記エラー管理手段により前記マルチユーザ通信がエラー状態と判定された場合は、前記MU-RTSフレームを送信することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記エラー管理手段は、前記MU-RTSフレームを送信する対象の他の装置から送信されるデータパケットが受信されなかった場合にカウントするエラーの回数が所定の閾値を上回る場合に、前記マルチユーザ通信がエラー状態であると判定することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記エラーの回数は、連続のエラー回数または累計のエラー回数であることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 無線フレームを受信する受信手段と、
    前記判定手段は、前記受信手段で受信したManagementフレームを構成する情報に基づいて、前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在するかを判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記判定手段は、前記ManagementフレームにHE(High Efficiency) Capabilities Elementが含まれない場合に、前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在することを判定することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記判定手段は、前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在すると判定した場合に、更に、前記マルチユーザ通信において通信されるデータサイズが所定の閾値より大きいかを判定し、前記送信手段は、前記判定手段により前記データサイズが前記所定の閾値より大きいと判定された場合に、前記MU-RTSフレームを送信することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記送信手段は、前記判定手段により前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在すると判定された場合に、Triggerフレームを送信する前に、前記MU-RTSフレームを送信することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記マルチユーザ通信がダウンリンクにおける通信の場合、前記送信手段は、前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在しているかどうかに関わらず、前記マルチユーザ通信によるデータ通信の前に、前記MU-RTSフレームを送信することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記通信装置は、印刷機能を有する印刷装置であり、前記アクセスポイントとして機能する印刷装置は、前記アクセスポイントを介して外部機器から受信したデータに基づき印刷処理を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記通信装置は、投影機能を有する投影装置であり、前記アクセスポイントとして機能する投影装置は、前記アクセスポイントを介して外部機器から受信したデータに基づき投影部への投影処理を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記投影装置はプロジェクタであることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 1以上の他の通信装置に対する信号を多重して通信するマルチユーザ通信が可能なIEEE802.11ax規格に対応し、特定のBSS(Basic Service Set)で外部から識別されるアクセスポイントとして機能する通信装置の制御方法であって、
    前記マルチユーザ通信がアップリンクにおける通信の場合に、前記IEEE802.11ax規格より前のIEEE802.11シリーズの規格に対応するが、前記IEEE802.11ax規格をサポートしない装置であるIEEE802.11ax非サポート機器が前記特定のBSSに属するか否かに関わらず前記通信装置の周囲に存在するかを外部から取得した情報に基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記IEEE802.11ax非サポート機器が前記通信装置の周囲に存在すると判定された場合に、前記マルチユーザ通信によるデータ通信の前に、MU-RTS(Multi User Request To Send)フレームを送信する送信工程と、
    有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  15. コンピュータを、請求項1から13のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
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