JP7395379B2 - 通信装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

通信装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信におけるデータの再送に関する。
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、米国電気電子技術者協会)が策定しているWLAN通信規格として、IEEE802.11シリーズが知られている。なお、WLANとはWireless Local Area Networkの略である。IEEE802.11シリーズ規格としては、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax規格などの規格がある。IEEE802.11ax規格ではOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続)による無線通信を実行することで、高いピークスループットを実現している。
IEEEでは、さらなるスループットの向上や周波数利用効率の改善のため、IEEE802.11シリーズの新たな規格として、IEEE802.11be規格の策定が検討されている。IEEE802.11be規格では、データの誤り訂正の手法としてHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)を適用することが検討されている。
特許文献1に開示されているように、HARQでは、データフレームをHARQブロックと呼ばれる単位に区切り、HARQブロック単位でエラー訂正符号を付加する。エラー訂正ができずにエラーとなったHARQブロックの情報は受信装置から送信装置へHARQ用のACKフレームにより通知される。送信装置はACKフレームの情報に基づき、エラーとなったHARQブロックを再送し、受信装置はエラーとなったデータフレームと、再送されたHARQブロックを使用してエラー訂正を行うことができる。
特開2003-124915号公報
特許文献1に開示されているように、HARQを用いてデータフレームのエラー訂正を行う場合、通信装置は先の送信されたエラーとなったデータフレームと、再送されたHARQブロックとを使用してエラー訂正を行う。つまり、エラー訂正を行う通信装置は、エラー訂正を行うまでの間、エラーとなったデータフレームを保持しておく必要がある。しかし、受信したデータを保持するメモリの容量には上限があることから、HARQブロックが再送される前に通信装置が別のデータフレームを受信した場合、エラーとなったデータフレームを破棄してしまう虞がある。この場合、再度データフレームから再送することになるため、周波数利用効率が低下する。
上記を鑑み、本発明は、受信したデータの一部が再送される場合の周波数利用効率を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信装置は、データを他の通信装置から受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記データの一部であって、前記他の通信装置によって再送される再送データの通信時間と、前記受信手段によって受信した前記データに対する第1の応答信号の通信時間と、を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記再送データの通信時間と、前記第1の応答信号の通信時間とを含む通信予約時間を設定した前記第1の応答信号を送信する送信手段と、を有する。
本発明によれば、受信したデータの一部が再送される場合に適切な通信時間を予約することで、周波数利用効率を向上させることができる。
通信装置103が属するネットワークの構成を示す図である。 通信装置103のハードウェア構成を示す図である。 通信装置103の機能構成を示す図である。 通信装置102、および103が実行するデータフレームの送受信の一例を示す図である。 PHYフレームの構成の一例を示す図である。 MACフレームの構成の一例を示す図である。 通信装置102がHARQを用いてデータフレームを送信する際に実行する処理を示すフローチャートである。 通信装置103がHARQを用いてデータフレームを受信する際に実行する処理を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
図1は、本実施形態にかかる通信装置103が参加するネットワークの構成を示す。通信装置103はネットワーク101に参加する役割を有するステーション(Station、STA)である。なお、ネットワーク101は無線ネットワークであって、通信装置102によって構築されたネットワークである。通信装置102は、ネットワークを構築する役割を有するアクセスポイント(Access Point、AP)である。ネットワーク101には、通信装置103のほかに、STAである通信装置104、105が参加していてもよい。
各通信装置は、IEEE802.11be(EHT)規格に対応しており、ネットワーク101を介してIEEE802.11be規格に準拠した無線通信を実行することができる。なお、IEEEはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略である。また、EHTは、Extremely High Throughputの略である。なお、EHTは、Extreme High Throughputの略であると解釈してもよい。各通信装置は、2.4GHz帯、5GHz帯、および6GHz帯の周波数帯において通信することができる。各通信装置が使用する周波数帯は、これに限定されるものではなく、例えば60GHz帯のように、異なる周波数帯を使用してもよい。また、各通信装置は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、および320MHzの帯域幅を使用して通信することができる。
各通信装置は、IEEE802.11be規格に準拠したOFDMA通信を実行する。OFDMA通信とは、Orthogonal Frequency Division Multiple Access(直交周波数分割多元接続)の略である。OFDMA通信では、分割された周波数帯の一部(RU、Resource Unit)が各STAに夫々重ならないように割り当てられ、各STAに割り当てられた搬送波が直交する。
また、各通信装置は、データの誤り訂正の方法としてHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)を利用することができる。HARQでは、データフレームをHARQブロックと呼ばれる単位に区切り、HARQブロック単位でエラー訂正符号を付加する。HARQブロックとは、データを所定の長さのまとまりごとに区切ったものである。エラー訂正ができずにエラーとなったHARQブロックの情報は受信装置から送信装置へHARQ用の応答信号により通知される。ここで送信される応答信号はACK(ACKnowledgement、肯定応答)フレームである。送信装置はACKフレームの情報に基づき、エラーとなったHARQブロックを再送し、受信装置はエラーとなったデータフレームと、再送されたHARQブロック(再送データ)を合成することでエラー訂正を行うことができる。このように、HARQを用いる場合、データフレームのすべてではなく、一部のみ(HARQブロックのみ)を再送することで、エラー訂正を実行できる。
誤り訂正の手法としてHARQを用いない場合、通信装置は、データフレームをエラー訂正符号で保護し、冗長なエラー訂正符号をデータフレームと一緒に送信することで、受信装置側でのエラー訂正を可能とする。データフレームにはさらにエラー検出符号が付加されており、受信装置はエラー検出符号を用いて受信したデータのエラー検出を実行することができる。受信装置は受信したデータを正しく復号できた場合(受信したデータからエラーが検出されなかった場合)、応答としてACKフレームを送信装置に送信する。一方、受信装置は受信したデータを正しく復号できなかった場合(受信したデータからエラーが検出された場合)、ACKフレームを送信しない。あるいは、エラーを示す応答を送信装置に送信する。送信装置は、データフレームの送信後、所定の時間内にACKフレームを受信しなかった場合、あるいはエラーを示す応答を受信した場合、先に送信したデータフレームを再度送信する。
各通信装置は、HARQを用いることで、データフレームより小さいHARQブロック単位での再送が可能になり、再送用のデータを効率よく送受信することができるようになる。また、HARQを用いることでエラー耐性を高めることができる。
誤り訂正の方法としてHARQを用いる場合、HARQブロックの再送時に干渉を回避する方法として、CSMA/CA方式を使用することが考えられる。なお、CSMA/CAは、Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidanceの略である。しかしながらCSMA/CA方式を使用する場合、送信装置はHARQブロックを再送するたびにキャリアセンス処理とバックオフ処理を行う必要があるため、周波数チャネルの利用効率が低下する。そこで、HARQブロックの再送に関する通信時間を予め予約しておくことで、HARQブロックの再送時のキャリアセンス処理を省略し、周波数チャネルの利用効率を向上させることができる。
本実施形態では、データフレームの受信装置が、送信装置に対してHARQブロックの再送を要求する場合に、再送に必要な通信時間を算出し、算出した通信時間を予約することで、キャリアセンス処理を省略したHARQブロックの再送を実現することができる。これにより、誤り訂正の方法としてHARQを用いる場合の、周波数利用効率を向上させることができる。
なお、通信装置102および103は、IEEE802.11be規格に対応するとしたが、これに加えて、IEEE802.11be規格より前の規格であるレガシー規格の少なくとも何れか一つに対応していてもよい。レガシー規格とは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax規格のことである。なお、本実施形態では、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be規格の少なくとも何れか一つを、IEEE802.11シリーズ規格と呼ぶ。また、IEEE802.11シリーズ規格に加えて、Bluetooth(登録商標)、NFC、UWB、Zigbee、MBOAなどの他の通信規格に対応していてもよい。なお、UWBはUltra Wide Bandの略であり、MBOAはMulti Band OFDM Allianceの略である。なお、OFDMはOrthogonal Frequency Division Multiplexingの略である。また、NFCはNear Field Communicationの略である。UWBには、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、Winetなどが含まれる。また、有線LANなどの有線通信の通信規格に対応していてもよい。
通信装置102の具体例としては、無線LANルーターやPCなどが挙げられるが、これらに限定されない。通信装置102は、他の通信装置とHARQを用いた通信を実行することができる通信装置であれば何でもよい。また、通信装置102は、IEEE802.11be規格に準拠した無線通信を実行することができる無線チップなどの情報処理装置であってもよい。また、通信装置103の具体的な例としては、カメラ、タブレット、スマートフォン、PC、携帯電話、ビデオカメラなどが挙げられるが、これらに限定されない。通信装置103は、他の通信装置とHARQを用いた通信を実行することができる通信装置であればよい。また、通信装置103は、IEEE802.11be規格に準拠した無線通信を実行することができる無線チップなどの情報処理装置であってもよい。また、ネットワーク内のAPおよびSTAの台数は図1に示したものに限定されない。なお、無線チップなどの情報処理装置は、生成した信号を送信するためのアンテナを有する。
また、本実施形態では、APである通信装置102からSTAである通信装置103にデータが送信されるが、これに限らず、APである通信装置102に代えて、STAである通信装置104が通信装置103にデータを送信してもよい。通信装置104(STA)から通信装置103(STA)へのデータ送信においても、HARQが用いられてもよく、通信装置104は後述の図7のフローを実行してもよい。
また、本実施形態では、通信装置102(AP)から通信装置103(STA)にデータが送信される場合について説明しているが、これに限らずSTAからAPにデータが送信されてもよい。この場合に、通信装置103が後述の図7の処理を実行し、通信装置102が後述の図8の処理を実行してもよい。
図2に、本実施形態における通信装置103のハードウェア構成を示す。通信装置103は、記憶部201、制御部202、機能部203、入力部204、出力部205、通信部206及びアンテナ207を有する。
記憶部201はROMやRAM等の1以上のメモリにより構成され、後述する各種動作を行うためのコンピュータプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。ROMはRead Only Memoryの、RAMはRandom Access Memoryの夫々略である。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。また、記憶部201が複数のメモリ等を備えていてもよい。
制御部202は、例えばCPUやMPU等の1以上のプロセッサにより構成され、記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、通信装置103全体を制御する。ここで、CPUはCentral Processing Unitの、MPUは、Micro Processing Unitの夫々略である。なお、制御部202は、記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムとOS(Operating System)との協働により、APを制御するようにしてもよい。また、制御部202がマルチコア等の複数のプロセッサから成り、通信装置103全体を制御するようにしてもよい。また、制御部202は、他の通信装置との通信において送信するデータや信号(無線フレーム)を生成する。なお、CPUはCentral Processing Unitの、MPUは、Micro Processing Unitの略である。また、制御部202がマルチコア等の複数のプロセッサを備え、複数のプロセッサにより通信装置103全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部202は、機能部203を制御して、無線通信や、撮像、印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部203は、通信装置103が所定の処理を実行するためのハードウェアである。
入力部204は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部205は、モニタ画面やスピーカーを介して、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部205による出力とは、モニタ画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力などであってもよい。なお、タッチパネルのように入力部204と出力部205の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。また、入力部204および出力部205は、夫々通信装置103と一体であってもよいし、別体であってもよい。
通信部206は、IEEE802.11be規格に準拠した無線通信の制御を行う。また、通信部206は、IEEE802.11be規格に加えて、他のIEEE802.11シリーズ規格に準拠した無線通信の制御や、有線LAN等の有線通信の制御を行ってもよい。通信部206は、アンテナ207を制御して、制御部202によって生成された無線通信のための信号の送受信を行う。なお、通信装置103が、IEEE802.11be規格に加えて、NFC規格やBluetooth規格等に対応している場合、これらの通信規格に準拠した無線通信の制御を行ってもよい。また、通信装置103が複数の通信規格に準拠した無線通信を実行できる場合、夫々の通信規格に対応した通信部とアンテナを個別に有する構成であってもよい。通信装置103は通信部206を介して、画像データや文書データ、映像データ等のデータを通信装置102と通信する。なお、アンテナ207は、通信部206と別体として構成されていてもよいし、通信部206と合わせて一つのモジュールとして構成されていてもよい。
なお、通信装置102、104、105は、通信装置103と同様のハードウェア構成を有していてもよい。
図3には、本実施形態における通信装置103の機能構成を示す。通信装置103は、通信予約時間算出部301、データフレーム送信部302、ACKフレーム受信部303、データフレーム受信部304、およびACKフレーム送信部305で構成される。
通信予約時間算出部301は、通信装置103が通信を行うために必要な通信時間を算出するブロックである。具体的には、通信装置103がデータフレームやACKフレームを送信するために、該フレームを際に利用する周波数チャネルを占有する時間を算出する。通信装置103が実行する通信時間の算出方法の詳細については後述する。
データフレーム送信部302は、データフレームを送信するためのブロックである。誤り訂正の手法としてHARQを用いる場合、1以上のHARQブロックを含むデータフレームを送信する。
ACKフレーム受信部303は、データフレームを送信した後に、受信装置からACKフレームを受信するためのブロックである。誤り訂正の手法としてHARQを用いる場合、受信したACKフレームには送信したHARQブロックの受信状態を示す情報が含まれる。通信装置103は受信したACKフレームに含まる情報に基づいて、送信したHARQブロックのうち、受信装置でエラーが検出されたHARQブロックをデータフレーム送信部302によって再送することができる。
データフレーム受信部304は、送信装置から送信されるデータフレームを受信するためのブロックである。誤り訂正の手法としてHARQを用いる場合、1以上のHARQブロックを含むデータフレームを受信する。
ACKフレーム送信部305は、受信したデータフレームに対するACKフレームを送信するためのブロックである。誤り訂正の手法としてHARQを用いる場合、受信したデータフレームに含まれる1以上のHARQブロックの受信状態を示す情報を含むACKフレームを送信する。なお、受信した1以上のHARQブロックについてエラーを検出したことを示す情報を含むACKフレームを送信した場合、送信装置から再送された該当のHARQブロックをデータフレーム受信部304によって受信することができる。再送されたHARQブロックを受信した通信装置103は、再送されたHARQブロックと、エラーを検出したデータフレームを用いて誤り訂正を実行することができる。
なお、通信装置103は、データフレーム送信部302およびACKフレーム受信部303を有していなくてもよい。また、通信装置104、105は、通信装置103と同様の機能構成を有していてもよい。通信装置102は、通信装置103と同様の機能構成を有していてもよいが、データフレーム受信部304、およびACKフレーム送信部305を有していなくてもよい。
図4に、本実施形態における通信装置102と103とが実行するデータフレームの送受信の一例を示した。本実施形態では、通信装置102が103にデータフレームを送信し、通信装置103が102にACKフレームを送信する場合を例として説明する。横軸は時間軸である。
まず通信装置102が103にデータフレーム401を送信する。データフレーム401は、先頭のHARQブロック402を含め、5つのHARQブロックを含んで構成される。データフレーム401を受信した通信装置103は、IFS403経過後に、データフレーム401に対する応答としてACKフレーム404を通信装置102に送信する。
なお、IFSとは、Inter Frame Spaceの略であって、IEEE802.11シリーズ規格に定められた、フレーム間の時間間隔である。データフレームとACKフレームの間は、通常SIFS(Short Inter Frame Space)と呼ばれる時間間隔があけられる。IFSには、SIFSのほかに、DIFS(DCF Inter Frame Space)、PIFS(PCF Inter Frame Space)、EIFS(Extended Inter Frame Space)がある。これらのIFSの中では、SIFSが最も短く、DIFS、PIFS,EIFSの順に長くなる。本実施形態では、データフレーム401とACKフレーム404との間は、SIFS分空いているものとするが、他のIFS分空いていてもよい。
通信装置102は、データフレーム401を送信する際に、必要な通信時間を予約するための情報を、PHYヘッダまたはMACヘッダの少なくとも一方に含めて送信する。なお、PHYとはPhysical Layerの略である。また、MACとはMedium Access Controlの略である。本実施形態では、通信装置102は、データフレーム401の通信時間と、IFS403と、ACKフレーム404の通信時間とを合わせた通信予約時間411を、必要な通信時間として予約するものとする。データフレーム401に含められた通信予約時間411を参照したほかの通信装置は、通信予約時間411の間はデータの送信を抑制するため、干渉を回避することができる。
本実施形態において、通信装置103が送信するACKフレーム404には、先頭から2番目のHARQブロックと、5番目のHARQブロックについてエラーが検出されたことを示す情報が含まれているものとする。なお、エラーを示す情報に加えて、あるいは代えて、ACKフレーム404に、先頭のHARQブロックと、3番目のHARQブロックと、4番目のHARQブロックとを正常に受信できたことを示す情報が含まれていてもよい。
通信装置103は、受信したデータフレーム401に含まれているHARQブロックからエラーを検出した場合、通信装置102によるHARQブロックの再送に必要な時間を算出する。具体的には、通信装置102による2番目のHARQブロックと5番目のHARQブロックの再送に必要な通信時間を算出する。通信装置103は、少なくとも算出した通信時間を含む通信予約時間412を示す情報を、ACKフレーム404に含めて送信することで、HARQブロックの再送に必要な通信時間を確保する。この場合に、通信予約時間412を示す情報は、ACKフレーム404のPHYヘッダまたはMACヘッダの少なくとも一方に含まれる。通信予約時間412には、再送されるHARQブロックを含むデータフレーム405の通信時間に加えて、ACKフレーム404の通信時間と、再送されたHARQブロックに対するACKフレーム406の通信に必要な時間が含まれてもよい。また、通信予約時間412には、各フレーム間に必要なIFSが含まれてもよい。各フレーム間のIFSは、SIFS、DIFS、PIFS,EIFSの何れであってもよいが、本実施形態では最も時間が短いSIFSであるとする。このように、通信装置103が、HARQブロックの再送に必要な通信時間を算出し、通信予約時間としてACKフレームに含めて送信することで、通信装置102はキャリアセンス処理をすることなくHARQブロックの再送を実行することができる。また、通信装置103が再送されるHARQブロックを受信するまで、通信装置103に対する通信装置102以外のデータの送信が抑制されるため、通信装置103がエラーとなったデータフレームを破棄する虞が低下する。これにより、通信装置103は効率のよいデータのエラー訂正を実行することができる。
また、通信装置103は、受信したHARQブロックのうち、エラーを検知したHARQブロックの再送に必要な通信時間のみを算出することで、適切に通信予約時間を設定することができる。例えば通信装置102がデータフレーム401の送信において、再送まで考慮した通信予約時間を設定する場合、通信装置102は再送が必要なHARQブロックの数がわからない。このため、通信予約時間を不要に長く設定してしまい、通信が行われない時間が発生してしまう虞がある。あるいは通信予約時間を短く設定してしまい、予約した時間内にエラー訂正が完了せず、改めてデータフレームの送信をやり直すことになる虞がある。通信装置103は、自装置が再送を要求するHARQブロックの数が決定されてから通信予約時間を設定するため、適切な通信時間を設定することができる。また、通信装置103が再送を考慮した通信予約時間を含めたACKフレーム404を送信することで、通信装置102によるHARQブロックの再送が行われるまでの間、他の装置によるデータの送信を抑制することができる。これにより、通信装置103は、周波数利用効率を向上させ、通信装置102との通信速度の低下を低減することができる。
ACKフレーム404を受信した通信装置102は、103に送信したデータフレームのうち、エラーが検知された先頭から2番目のHARQブロックと5番目のHARQブロックとを再送する。通信装置102は、先頭から2番目のHARQブロックと、5番目のHARQブロックとを含むデータフレーム405を通信装置103に送信する。この場合に、通信装置102は、データフレーム405の通信時間と、IFSと、103から送信されるACKフレーム406の通信時間とから、通信予約時間413を算出してもよい。また、通信装置102は、データフレーム405のMACヘッダまたはPHYヘッダの少なくとも一方に、通信予約時間413を示す情報を含めてもよい。
通信装置103は、データフレーム405を受信すると、データフレーム405に含まれていたHARQブロックの受信状態を示す情報を含むACKフレーム406を送信する。通信装置103は、データフレーム405に含まれるHARQブロックを正常に受信できた場合、受信したHARQブロックと、先に受信した対応するHARQブロックとを用いて、誤り訂正を実行することができる。
図5に、本実施形態におけるPHYフレームの構成の一例を示した。図5に示したPHYフレームは、IEEE802.11be規格に準拠した通信を実行する際に用いられるPHYフレームである。
PHYフレームはPHYヘッダ501とPHYフレームボディ502を含んで構成される。PHYフレームボディ502には後述の図6で示したMACフレームが含まれる。
PHYヘッダ501は、先頭部からL-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、EHT-SIG-A503、EHT-STF、およびEHT-LTFによって構成される。なお、EHT-SIG-A503とEHT-STFとの間にEHT-SIG-Bが含まれてもよい。なお、PHYフレームの各フィールドの並び順は、これに限らない。STFはShort Training Field、LTFはLong Training Field、およびSIGはSignalの略である。また、L-はLegacyの略であり、例えばL-STFはLegacy Short Training Fieldの略である。同様にEHT-はExtremely High Throughputの略であり、例えばEHT-STFはExtremely High Throughput Short Training Fieldの略である。また、RL-SIGは、Repeated Legacy Signalの略である。
L-STF、L-LTF、およびL-SIGは、夫々IEEE802.11be規格より前に策定されたレガシー規格である、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax規格に対して後方互換性がある。即ち、L-STF、L-LTF、およびL-SIGは、IEEE802.11ax以前のIEEE802.11シリーズ規格に対応する通信装置が復号することが可能なレガシーフィールドである。
L-STFは、無線パケット信号の検出、自動利得制御(AGC、Automatic Gain Control)やタイミング検出などに用いられる。L-LTFは高精度周波数・時刻同期化や伝搬チャンネル情報(CSI、Channnel State Information)取得などに用いられる。L-SIGは、communication rateやlengthの情報を含んだ制御情報を送信するために用いられる。なお、RL-SIGは省略してもよい。
EHT-SIG-A503、EHT-SIG-B、EHT-STF、およびEHT-LTFは、IEEE802.11be規格に対応した通信装置が復号することが可能なEHTフィールドである。
EHT-SIG-A503には、TXOP(Transmission Opportunity)フィールド504が含まれる。図5で示したPHYフレームを送信する通信装置は、算出した通信予約時間をTXOPフィールド504に含めることができる。PHYフレームの送信装置は、TXOPフィールド504において、TXOP length粒度(8マイクロ秒もしくは128マイクロ秒)と、TXOP lengthを指定することができる。TXOP lengthは、通信予約時間と、指定されたTXOP length粒度とから算出される。例えばTXOP length粒度が8マイクロ秒の場合、TXOP lengthには、通信予約時間を8マイクロ秒で割ったものが含まれる。
なお、本実施形態では、IEEE802.11be規格に準拠したSIGであるEHT-SIGに通信予約時間を含めるとしたが、これに限らず、レガシー規格のSIGに通信予約時間を含めるようにしてもよい。具体的には、IEEE802.11n規格のSIGであるHT-SIGや、IEEE802.11ac規格に対応するSIGであるVHT-SIGに含まれていてもよい。あるいは、IEEE802.11ax規格に対応するSIGであるHE-SIGに含まれていてもよい。また、これらのSIGが、EHT-SIGに加えて、あるいは代えてPHYヘッダに含まれていてもよい。なお、HTはHigh-Throughputの、VHTはVery High Throughputの、HEはHigh Efficiencyの略である。
図6には、本実施形態におけるMACフレームの構成の一例を示した。図6に示したMACフレームは、IEEE802.11be規格に準拠した通信を実行する際に用いられるMACフレームである。
MACフレームはMACヘッダ601とMACフレームボディ602を含んで構成される。MACフレームボディ602には送信されるデータが含まれる。
MACヘッダ601は、先頭部からFrame Control、Duration603、Address 1、Address 2、Address 3、およびSequence Controlを含んで構成される。MACヘッダ601はこれらのフィールドに加えて、Address 4、QoS Control、HT Control、およびCMMG Controlを含んで構成される。これらのフィールドのうち、Frame Control、Duration603、およびAddress 1はいずれのタイプのMACフレームにも含まれる。また、これらのフィールドのうち、Frame Control、Duration603、およびAddress 1以外のフィールドの夫々はMACフレームのタイプに応じて含まれたり含まれなかったりする。
Frame Controlフィールドには、MACフレームのタイプを示す情報が含まれる。具体的には、MACフレームがマネジメントフレームであるか、コントロールフレームであるか、またはデータフレームであるかを示す情報が含まれる。また、MACフレームのサブタイプを示す情報も含まれる。例えば、MACフレームがACKフレームの場合、タイプとしてコントロールフレームであることを示す情報と、サブタイプとしてACKフレームであることを示す情報とが含まれる。
Durationフィールド603には、通信予約時間が含まれる。Durationフィールド603に含まれる通信予約時間は、マイクロ秒単位で指定される。
Address 1フィールドには、MACフレームの宛先の通信装置を示すアドレス情報が含まれる。
Address 2~4フィールドには、夫々MACフレームのタイプまたはサブタイプに応じて必要なアドレス情報が含まれる。例えば、MACフレームのタイプがデータフレームの場合、Address 2フィールドにはデータフレームの送信装置を示すアドレス情報が含まれる。Address 3フィールドおよびAddress 4フィールドには、Address 1フィールドおよびAddress 2フィールドに含まれるアドレス情報に応じて、適切なアドレス情報が含まれる。あるいは、Address 4フィールドは、Address 1フィールドおよびAddress 2フィールドに含まれるアドレス情報に応じて省略されてもよい。例えば、Address 1フィールドに送信先の通信装置のMACアドレスが含まれ、Address 2フィールドに送信元の通信装置のMACアドレスが含まれる場合、Address 3フィールドにはBSSIDが含まれる。また、Address 4フィールドには何も含まれず、省略される。なお、MACフレームのタイプまたはサブタイプによっては、これらのフィールドは省略されてもよい。例えば、ACKフレームの場合、Address2~4フィールドは省略されてもよい。
Sequence Controlフィールドは、シーケンス番号とフラグメント番号とを含むフィールドである。なお、ACKフレームの場合、Sequence Controlフィールドは省略されてもよい。
QoS Controlフィールドは、MACフレームのtraffic categoryまたはtraffic streamを示す情報を含むフィールドである。また、QoS Controlフィールドには、相手装置からのACKの有無や形式を指定するACK Policyが含まれていてもよい。なお、ACKフレームの場合、QoS Controlフィールドは省略されてもよい。
HT(High Throughput) Controlフィールドには、MACフレームに用いられる通信規格に応じた情報が含まれる。本実施形態では、MACフレームの通信にはIEEE802.11be規格に準拠した通信が用いられるため、IEEE802.11be規格の通信に必要な情報が含まれる。なお、ACKフレームの場合、HT Controlフィールドは省略されてもよい。
CMMG Controlフィールドには、China millimeter-wave multiple gigabit(CMMG)に関する情報が含まれる。なお、MACフレームを送信する通信装置が、CMMGの通信を実行しない場合、あるいはCMMGに対応していない場合、本フィールドは省略される。また、ACKフレームの場合、CMMG Controlフィールドは省略されてもよい。
図5に示したPHYフレームや、図6に示したMACフレームを検出した他の通信装置は、PHYヘッダのTXOPフィールド504やMACヘッダのDurationフィールド603に含まれる通信予約時間に基づいて、NAVを設定する。NAVとは、Network Allocation Vectorの略で、各通信装置によって保持される、該通信装置が通信を開始しない期間のインジケータである。なお、通信装置は、NAVによって示される期間の間は、キャリアセンスによってビジーであると検知したか否かに関係なく、通信を開始しない。通信装置は検出したPHYフレームまたはMACフレームに含まれる宛先のアドレス情報が、自装置に対応するアドレス情報であった場合、NAVを設定または更新しない。また、検出したPHYフレームまたはMACフレームに含まれる送信元のアドレス情報が、自装置に対応するアドレス情報であった場合も、同様にNAVを設定または更新しない。通信装置は、PHYフレームまたはMACフレームを検出した場合に、NAVを設定していない場合は、TXOPフィールド504またはDurationフィールド603に含まれる値に基づいてNAVを設定する。また、既にNAVが設定されている通信装置の場合は、TXOPフィールド504が示す期間が、NAVが示す残りの期間より長い場合、TXOPフィールド504が示す値に基づいてNAVを更新する。あるいは、既にNAVが設定されている通信装置は、Durationフィールド603が示す期間が、NAVが示す残りの期間より長い場合、Durationフィールド603が示す値に基づいてNAVを更新してもよい。一方、TXOPフィールド504またはDurationフィールド603が示す期間が、NAVが示す残りの期間より短い場合、NAVの更新は行わない。このように、通信装置は、TXOPフィールド504またはDurationフィールド603に基づいてNAVを設定または更新することで、キャリアセンスを行うことなく、通信の衝突を回避することができる。
本実施形態では、TXOPフィールド504やDurationフィールド603に、HARQの再送に必要な通信時間を考慮して算出した通信予約時間を含めることで、他の通信装置にHARQの再送に必要な通信時間を含めたNAVを保持させることができる。これにより、HARQの再送を行う場合に、他の通信装置が実行する通信との干渉を防ぐことができる。また、本実施形態では、通信予約時間を決定する通信装置が、再送が必要なHARQブロックを考慮して通信予約時間を決定するため、通信予約時間を適切に設定することができる。
図7は、通信装置102がHARQを用いてデータフレームを送信する場合に、記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムを制御部202が読み出し、実行することで実行される処理を示すフローチャートである。
本フローチャートは、通信装置102が通信装置103にデータフレームを送信することに基づいて開始される。あるいは、通信装置102がユーザから通信装置103に対するデータの送信を指示されたことに応じて開始されてもよい。あるいは、通信装置102のアプリケーションが、通信装置103に対するデータの送信を指示したことに応じて開始されてもよい。
通信装置102は、データフレームの再送回数のカウンタを0にセットする(S700)。本カウンタは、データフレームごとに保持されるカウンタである。
通信装置102は、通信装置103に対して送信するデータフレームに含まれるHARQブロックのサイズと数とに基づいて、必要な通信予約時間を算出する(S701)。通信装置102は、通信装置103と1つのHARQブロックのデータサイズをネゴシエーションによって予め決定しておくことで、HARQブロックのサイズを保持している。通信装置102は、送信するデータを所定のデータサイズごとに分割することで、該データを複数のHARQブロックに分割する。データを複数のHARQブロックに分割した通信装置102は、HARQブロックの数と、1つのHARQブロックあたりのデータサイズとから、送信されるデータのデータ量を算出し、これを用いて通信時間を算出する。なお、通信装置102は、1つのHARQブロック当たりに必要な通信時間を予め保持しておいてもよい。また、通信装置102は、HARQブロックの数と必要な通信時間との対応関係を示したテーブルを予め保持していてもよい。この場合、通信装置102は、保持しているテーブルを参照し、HARQブロックの数に基づいてテーブルから必要な通信時間を取得する。また、本実施形態では、1つのHARQブロック当たりのデータサイズは、通信装置102と103とのネゴシエーションによって決定されるとしたが、一方の装置が他方の装置に通知することで共有されてもよい。あるいは、通信装置102と103とにあらかじめHARQブロック1つあたりのデータサイズが設定されていてもよい。
なお、通信予約時間は、送信されるHARQブロックのサイズおよび数に加えて、さらにHARQブロックが送信される際に用いられる符号化率と変調方式とに基づいて算出される。あるいは、通信装置102は、送信するデータフレームのサイズと、符号化率および変調方式とに基づいて通信時間を算出してもよい。
この場合に、通信装置102は、送信するデータフレームの通信に必要な通信時間に加えて、通信装置103から該データフレーム対するACKフレームを受信するのに必要な通信時間も通信予約時間に含めて算出する。具体的には通信装置102は、図4に示した通信予約時間411を算出する。通信装置102は、通信装置103からACKフレームを受信するのに必要な通信時間を、送信されるACKフレームのサイズと、ACKフレームが送信される際に用いられる符号化率および変調方式とに基づいて算出する。この場合に、通信装置102は、自装置が通信装置103にHARQブロックを送信する際に用いる符号化率および変調方式を用いてACKフレームの通信時間を算出する。あるいは、通信装置102は、自装置がACKフレームを送信する際に用いる符号化率および変調方式を用いてACKフレームの通信時間を算出してもよい。あるいは、通信装置102は、以前に通信装置103からACKフレームを受信する際に用いられていた符号化率および変調方式を記憶している場合は、それらを用いてACKフレームの通信時間を算出してもよい。あるいは、通信装置102はACKフレームの通信時間を固定値として保持していてもよい。
通信装置102は、S701で算出した通信予約時間を含めたデータフレームを送信する(S702)。具体的には、通信装置102は、算出した通信予約時間を、図5で示したTXOPフィールド504または図6で示したDurationフィールド603の少なくとも一方に含める。本実施形態において、データフレームには、S701で算出した通信予約時間として、図4に示した通信予約時間411が含まれる。これにより、通信装置102は、データフレームを送信してから、通信装置103からACKフレームを受信するまで、通信が干渉されないようにすることができる。
次に、通信装置102は、送信したデータフレームに対するACKフレームを通信装置103から受信する(S703)。
通信装置102は、受信したACKフレームに基づいて、エラーのHARQブロックがあったかを判定する(S704)。具体的には、通信装置102は、受信したACKフレームに、通信装置103が正しく受信できなかったHARQブロックを示す情報が含まれているかを判定する。受信したACKフレームに通信装置103が正しく受信できなかったHARQブロックを示す情報が含まれていなかった場合、通信装置102は本ステップでNoと判定し、本フローの処理を終了する。一方、受信したACKフレームに通信装置103が正しく受信できなかったHARQブロックを示す情報が含まれていた場合、通信装置102は本ステップでYesと判定し、S705の処理を行う。
通信装置102は、再送回数のカウンタが上限に達しているかを判定する(S705)。具体的には通信装置102は、再生回数のカウンタの現在の値と、通信装置102にあらかじめ設定されている再生回数の上限値とを比較し、カウンタの現在値の方が小さい場合は本ステップでNoと判定し、S706の処理を行う。一方、カウンタの現在値が、再生回数の上限値以上の場合、本ステップでYesと判定し、本フローの処理を終了する。なお、本ステップでYesと判定された場合、通信装置102は本フローの処理を終了する前に、ユーザにエラーを通知してもよい。また、再生回数の上限値は、通信装置102にプリセットされていてもよいし、ユーザによって設定されてもよい。
次に通信装置102は、受信したACKフレームに基づいて、データフレームの再送に必要な通信予約時間を算出する(S706)。具体的に、通信装置102は、S703で受信したACKフレームに含まれる通信予約時間(図4で示した通信予約時間412)から、通信装置103によるACKフレームの送信に必要な時間と、IFSとを引いた時間を、通信予約時間として算出する。あるいは、通信装置102は、ACKフレームに含まれる情報に基づいて決定された再送されるHARQブロックの通信に必要な時間と、通信装置103から再送したHARQブロックに対するACKフレームを受信するために必要な時間とを算出してもよい。本ステップで算出される通信予約時間は、図4で示した通信予約時間413に相当する時間である。この場合に、通信装置102は、自装置が通信装置103にHARQブロックを送信する際に用いる符号化率および変調方式を用いてACKフレームの通信時間を算出する。あるいは、通信装置102は、自装置がACKフレームを送信する際に用いる符号化率および変調方式を用いてACKフレームの通信時間を算出してもよい。あるいは、通信装置102は、以前に通信装置103からACKフレームを受信する際に用いられていた符号化率および変調方式を記憶している場合は、それらを用いてACKフレームの通信時間を算出してもよい。あるいは、通信装置102は、S703で受信したACKフレームに用いられていた符号化率および変調方式を用いてACKフレームの通信時間を算出してもよい。
なお、本実施形態では、S706において通信装置102は図4の通信予約時間413に相当する通信時間を算出するとしたが、これに限らない。通信装置102は、単にACKフレームに含まれる情報に基づいて決定された再送されるHARQブロックの通信に必要な時間のみを通信時間として算出してもよい。
通信装置102は、S706で算出した通信予約時間を含めたデータフレームを送信する(S707)。本ステップで送信されるデータフレームには、再送されるHARQブロックが含まれる。通信装置102は、算出した通信予約時間を、図5で示したTXOPフィールド504または図6で示したDurationフィールド603の少なくとも一方に含める。本実施形態において、データフレームには、S706で算出した通信予約時間として、図4に示した通信予約時間413が含まれる。これにより、通信装置102は、データフレームを送信してから、通信装置103からACKフレームを受信するまで、通信が干渉されないようにすることができる。なお、通信装置102は、S702でデータフレームを送信する際に用いた符号化率および変調方式を用いて、本ステップにおけるHARQフレームの再送を行う。
通信装置102は、S707においてHARQブロックを再送すると、再送回数のカウンタをインクリメントし(S708)、S703の処理に戻る。
図7に示したように、通信装置102は、通信予約時間を算出する場合に、再送が必要なHARQブロックの数とサイズとに基づいて算出することで、適切な通信予約時間を設定することができる。また、通信装置102は、通信予約時間を算出する場合に、データフレームの送信に必要な通信時間に加えて、該データフレームに対するACKフレームの受信に必要な通信時間も算出する。これにより、通信装置102は、データフレームを送信してからACKフレームを受信するまで、通信が干渉されないようにすることができる。
なお、本実施形態では、通信装置102は再送回数のカウンタを保持し、設定された上限値以上の再送は行わないとしたが、これに限らない。通信装置102に再送回数の上限値が設定されていない場合、S700、S705およびS708は省略されてもよい。
図8は、通信装置103がHARQを用いてデータフレームを受信する場合に、記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムを制御部202が読み出し、実行することで実行される処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、通信装置103の電源が投入されることで開始される。あるいは、通信装置103が、ユーザからデータを受信するように指示を受けたことに応じて開始されてもよい。あるいは通信装置103のアプリケーションによってデータの受信が指示されたことに応じて開始されてもよい。
通信装置103は、通信装置102からデータフレームを受信する(S800)。ここで受信するデータフレームは1以上のHARQブロックを含んで構成されている。
次に通信装置103は、受信したデータフレームに含まれるHARQブロックの受信状態を判定する(S801)。通信装置103は、受信したHARQブロックの夫々について、正常に受信できたかを判定する。
通信装置103は、S801で判定したHARQブロックの受信状態に基づいて、ACKフレームに含める通信予約時間を算出する(S802)。具体的には、通信装置103は、受信したHARQブロックのうち、正常に受信できなかったHARQブロックがある場合は、該当のHARQブロックの再送に必要な通信時間を含めた通信予約時間を算出する。この場合、通信予約時間には、通信装置103がACKフレームを送信するのに必要な通信時間に加えて、通信装置102によるHARQブロックの再送に必要な時間が含まれる。本ステップでは、図4に示した通信予約時間412が算出される。なお、通信装置102によるHARQブロックの再送に必要な通信時間とは、再送されるHARQブロックの数とデータのサイズとから算出される。通信装置103は、通信装置102と1つのHARQブロックのデータサイズをネゴシエーションによって予め決定しておくことで、HARQブロックのサイズを保持している。通信装置103は、受信に失敗したHARQブロックの数と、保持している1つのHARQブロックあたりのサイズとから、通信装置102から再送されるHARQブロックを含むデータフレームのサイズを算出する。通信装置103は、算出した再送用のデータフレームのサイズから、HARQブロックの再送に必要な通信時間を算出することができる。なお、通信装置103は、1つのHARQブロック当たりに必要な通信時間を予め保持しておいてもよい。また、通信装置103は、HARQブロックの数と必要な通信時間との対応関係を示したテーブルを予め保持していてもよい。この場合、通信装置103は、保持しているテーブルを参照し、HARQブロックの数に基づいてテーブルから必要な通信時間を取得する。また、本実施形態では、1つのHARQブロック当たりのデータサイズは、通信装置102と103とのネゴシエーションによって決定されるとしたが、一方の装置が他方の装置に通知することで共有されてもよい。あるいは、通信装置102と103とにあらかじめHARQブロック1つあたりのデータサイズが設定されていてもよい。また、HARQブロックの再送に必要な通信時間の算出には、通信装置102がHARQブロックを再送する際に利用する符号化率と変調方式とに基づいて算出されるが、これらについては、S800で受信したデータフレームと同じものが用いられる。通信予約時間には、通信装置103が、再送されたHARQブロックに対してACKフレームを送信するのに必要な通信時間が含まれる。しかし、これに限らず、本ステップで算出する通信予約時間には、通信装置103が再送されたHARQブロックに対して送信するACKフレームの通信時間を含めなくてもよい。なお、S801において、受信したすべてのHARQブロックについて正常に受信されたと判定された場合、通信装置103は本ステップにおいてACKフレームを送信するのに必要な時間のみを含めた通信予約時間を算出する。なお、通信装置103はACKフレームの通信時間を固定値として保持していてもよい。
通信装置103は、S801で判定した受信状態と、S802で算出した通信予約時間とを含めたACKフレームを送信する(S803)。通信装置103は、算出した通信予約時間を、図5で示したTXOPフィールド504または図6で示したDurationフィールド603の少なくとも一方に含める。本実施形態において、ACKフレームには、S802で算出した通信予約時間として、図4に示した通信予約時間412が含まれる。これにより、通信装置103は、ACKフレームを送信してから、通信装置102から再送されるHARQブロックを受信するまで、通信が干渉されないようにすることができる。通信装置はS803の処理を行うと、本フローの処理を終了する。
なお、通信装置103は、通信装置102が図7のS707で送信する再送されたHARQブロックを含むデータフレームを受信する場合、再びS800から本フローの処理を開始する。この場合、通信装置103は、再送されたHARQブロックを受信した場合、以前に正しく受信できなかったデータフレームと、今回再送された対応するHARQブロックとを用いて、エラー訂正処理を行う。以前に正しく受信できなかったHARQブロックのエラー訂正を実行できた場合、通信装置103は該当のHARQブロックの受信状態を、正しく受信できたと判定する。再送されたHARQブロックを用いてもエラー訂正を実行できなかった場合、通信装置103は該当のHARQブロックの受信状態を、正しく受信できなかったと判定する。
図8で示したように、データフレームを受信する通信装置103が、再送を必要とするHARQブロックに基づいて通信予約時間を設定することで、通信予約時間を適切に設定することができ、周波数利用効率を向上させることができる。
なお、本実施形態では、通信装置103がデータフレームを受信した場合に、応答信号としてACKフレームを送信するとした(図4のACKフレーム404、ACKフレーム406)。しかし、これに限らず、通信装置103は、正常に受信できなかったHARQブロックがある場合、ACKフレームの代わりに、応答信号としてNACKフレームを送信するようにしてもよい。NACKとは、Negative ACKnowledgement(否定応答)の略である。通信装置103は、NACKフレームを送信する場合も、ACKフレームと同様に、受信したHARQブロックの受信状態を示す情報や、算出した通信予約時間を含めて送信する。なお、NACKフレームには、HARQブロックの受信状態を示す情報として正常に受信できなかったHARQブロックを示す情報を含めてもよい。この場合に、通信装置103は、受信したすべてのHARQブロックについて、正常に受信したと判定した場合は、ACKフレームを送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図4に示したように、送信された複数のHARQブロックのうち、一部のHARQブロック(2番目と5番目のHARQブロック)について再送が発生するとしたが、これに限らない。送信された複数のHARQブロックのうち、すべてのHARQブロックについて再送が発生してもよい。この場合、通信装置102および103の少なくとも一方は、再送される全てのHARQブロックに基づいて通信予約時間を算出すればよい。
なお、本実施形態では、通信装置102および103は、再送されるHARQブロックの通信時間として、データフレーム405の通信時間を算出する。本実施形態では、データフレーム405(再送データ)には、再送される2番目のHARQブロックと、5番目のHARQブロックとが含まれるとしたが、これに限らない。データフレーム405には、再送されるHARQブロックに加えて、その他のデータがさらに含まれていてもよい。この場合に、通信装置102および103は、再送されるHARQブロックと、その他のデータを含む再送データの通信時間を算出する。
なお、図7に示した通信装置102のフローチャートの少なくとも一部または全部をハードウェアにより実現してもよい。また、図8に示した通信装置103のフローチャートの少なくとも一部または全部をハードウェアにより実現してもよい。ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各ステップを実現するためのコンピュータプログラムからFPGA上に専用回路を生成し、これを利用すればよい。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてGate Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現するようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 ネットワーク
102 通信装置(AP)
103、104,105 通信装置(STA)

Claims (13)

  1. 通信装置であって、
    データを他の通信装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記データの一部であって、前記他の通信装置によって再送される再送データの通信時間と、前記受信手段によって受信した前記データに対する第1の応答信号の通信時間と、を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記再送データの通信時間と、前記第1の応答信号の通信時間とを含む通信予約時間を設定した前記第1の応答信号を送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記受信手段によって受信した前記データの受信状態を判定する判定手段をさらに有し、
    前記取得手段は、前記受信手段によって受信した前記データの一部であって、前記判定手段によって正常に受信できなかったと判定された前記再送データの通信時間を取得することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信手段によって送信される前記第1の応答信号には、前記判定手段によって判定された前記データの少なくとも一部の受信状態を示す情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記取得手段はさらに、前記他の通信装置によって再送された前記再送データに対して前記通信装置が送信する第2の応答信号の通信時間を取得し、
    前記通信予約時間には、前記再送データの通信時間と、前記第1の応答信号の通信時間と、前記第2の応答信号の通信時間とが含まれることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記他の通信装置によって送信された前記再送データと、前記受信手段によって受信した前記データとを合成することで、前記受信手段によって受信した前記データの誤り訂正を行う処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記送信手段は、前記第1の応答信号のPHY(Physical Layer)ヘッダのTXOP(Transmission Opportunity)フィールドとMAC(Medium Access Control)ヘッダのDurationフィールドとの少なくとも一方に前記通信予約時間に基づく値を設定することを特徴とする請求項1から5の少なくとも1項に記載の通信装置。
  7. 前記取得手段は、前記再送データの送信に用いられる符号化率と変調方式とを用いて前記再送データの通信時間を取得することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記再送データの送信に用いられる符号化率および変調方式は、前記受信手段によって受信した前記データの送信に用いられた符号化率および変調方式であることを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記送信手段によって送信される前記第1の応答信号は、ACK(ACKnowledgement)フレームであることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の通信装置。
  10. 前記送信手段によって送信される前記第1の応答信号は、NACK(NegativeACKnowledgement)フレームであることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の通信装置。
  11. 前記受信手段は、複数のHARQ(Hybrid Automatic RepeatreQuest)ブロックを含む前記データを、IEEE802.11シリーズ規格に準拠した通信を介して前記他の通信装置から受信し、
    前記送信手段は、IEEE802.11シリーズ規格に準拠した通信を介して前記第1の応答信号を送信することを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の通信装置。
  12. 通信装置の制御方法であって、
    データを他の通信装置から受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信した前記データの一部であって、前記他の通信装置によって再送される再送データの通信時間と、前記受信工程において受信した前記データに対する応答信号の通信時間と、を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記再送データの通信時間と、前記応答信号の通信時間とを含む通信予約時間を設定した前記応答信号を送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータを請求項1から11のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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