JP2020057838A - 画像読取装置、及び、複合機 - Google Patents

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Nobumasa Tanaka
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Abstract

【課題】光源の数を増やさずにユーザへの報知を行う。【解決手段】画像読取装置又は複合機は、画像読取部50として、原稿台60と、光源71aを保持するキャリッジ72と、撮像素子と、キャリッジ72を移動させる移動機構80とを備えている。画像読取装置又は複合機の制御部は、所定の現象が生じた場合に、ユーザへの報知を行う報知処理を実行する。報知処理において、制御部は、移動機構80を駆動させ、所定の現象に対応する位置にキャリッジ72を位置付ける。【選択図】図5

Description

本発明は、原稿台に載置された記録媒体に対してキャリッジを移動させて記録媒体の画像を読み取る(所謂フラットベッド方式の)画像読取装置、及び、上記方式の画像読取部を備えた複合機(MFP:Multi-Function Peripheral))に関する。
特許文献1には、フラットベッド方式の画像読取装置において、エラーが生じた場合に、画像の読取に用いられる光源を点灯又は点滅させ、色の種類や点滅のタイミングによって、ユーザにエラーを報知することが示されている。
特開平11−275290号公報
特許文献1の技術では、色の種類や点滅のタイミングによって、エラー等の報知内容を異ならせることができる。しかしながら、報知内容を増やそうとすると、点滅のタイミングを異ならせるには限りがあるため、色の種類を増やす必要が生じ、光源の数の増加により、製造コストが増加し得る。
本発明の目的は、光源の数を増やさなくともユーザへの報知を行うことができる画像読取装置及び複合機を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、記録媒体が載置される載置面を有する原稿台と、前記載置面に載置された記録媒体に向けて光を照射する光源と、前記光源から照射されかつ前記記録媒体を反射又は透過した光を受け、当該光を電気信号に変換し出力する撮像素子と、前記光源を保持するキャリッジと、前記載置面と平行な走査方向に前記キャリッジを移動させる移動機構と、所定の現象に対応する前記キャリッジの位置を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記所定の現象が生じた場合に、ユーザへの報知を行う報知処理を実行し、前記報知処理において、前記移動機構を駆動させ、前記所定の現象に対応する位置に前記キャリッジを位置付けることを特徴とする。
本発明に係る複合機は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、記録媒体の画像を読み取る画像読取部と、記憶部と、制御部と、を備えた複合機において、前記画像読取部は、記録媒体が載置される載置面を有する原稿台と、前記載置面に載置された記録媒体に向けて光を照射する光源と、前記光源から照射されかつ前記記録媒体を反射又は透過した光を受け、当該光を電気信号に変換し出力する撮像素子と、前記光源を保持するキャリッジと、前記載置面と平行な走査方向に前記キャリッジを移動させる移動機構と、を備え、前記記憶部は、所定の現象に対応する前記キャリッジの位置を記憶し、前記制御部は、前記所定の現象が生じた場合に、ユーザへの報知を行う報知処理を実行し、前記報知処理において、前記移動機構を駆動させ、前記所定の現象に対応する位置に前記キャリッジを位置付けることを特徴とする。
本発明によれば、所定の現象が生じた場合に、ユーザは、キャリッジや、キャリッジに連動する連動部の位置によって、報知内容を理解できる。これにより、光源の数を増やさなくとも、ユーザへの報知を行うことができる。
前記所定の現象に対応する位置に、当該現象を示す表示が設けられてよい。この場合、ユーザが表示により報知内容を理解できることから、ユーザへの報知をより確実に行うことができる。
前記記憶部は、複数の前記所定の現象のそれぞれに対応する、前記走査方向における複数の前記位置を記憶し、複数の前記表示が、前記走査方向において互いに異なる位置にあってよい。この場合、報知内容が複数あるときに、ユーザがどの報知内容かを適切に理解できる。
前記原稿台は、前記載置面を構成しかつ透光性を有する透明部材を含み、本発明に係る画像読取装置は、前記透明部材に対して前記記録媒体と反対側に配置され、前記載置面と平行な表面を有する表示部を備え、前記表示部の前記表面に、前記複数の表示が設けられてよい。この場合、表示部の表面は、載置面を構成する透明部材と対向することから、比較的大きな面積を有し得る。ユーザは、当該大きな面積の表面に設けられた表示を、透明部材を介して確認できる。したがって、ユーザへの報知を確実に行うことができる。
本発明に係る画像読取装置は、前記載置面と平行でかつ前記走査方向と直交する直交方向に配列された、複数の前記光源を備え、前記複数の光源及び前記キャリッジは、前記透明部材と前記表示部との間に配置され、前記複数の表示は、前記走査方向と前記直交方向とにマトリクス状に設けられ、前記記憶部は、前記複数の所定の現象のそれぞれに対応する、前記複数の光源の一部をさらに記憶し、前記制御部は、前記報知処理において、さらに、当該現象に対応する前記複数の光源の一部から、光を照射させてよい。この場合、ユーザは、複数の光源の一部から照射された光によって、マトリクス状に設けられた複数の表示のうちのいずれかを特定できる。また、複数の表示をマトリクス状に設けることで、報知内容を増やすことができる。
前記複数の表示は、前記走査方向と、前記載置面と平行でかつ前記走査方向と直交する直交方向とにおいて、互いに異なる位置に設けられ、本発明に係る画像読取装置は、前記キャリッジの前記走査方向の移動に伴い、前記直交方向に移動する連動部であって、前記キャリッジが前記所定の現象に対応する位置に位置付けられたときに、前記複数の表示のうち当該現象を示す表示に対応する位置に位置付けられる連動部を備えてよい。この場合、ユーザは、直交方向に移動する連動部の位置によって、走査方向と直交方向とにおいて互いに異なる位置に設けられた複数の表示のうちのいずれかを特定できる。また、複数の表示を走査方向と直交方向とにおいて互いに異なる位置に設けることで、ユーザが個々の表示を確認し易い。
前記連動部は、前記移動機構を構成する部材に連結されてよい。この場合、移動機構の駆動により連動部が移動するため、連動部を移動させるための駆動部を別途設ける必要がない。
前記複数の表示は、前記走査方向に並んで設けられ、本発明に係る画像読取装置は、前記キャリッジの前記走査方向の移動に伴い、前記走査方向に移動する連動部であって、前記キャリッジが前記所定の現象に対応する位置に位置付けられたときに、前記複数の表示のうち当該現象を示す表示に対応する位置に位置付けられる連動部を備え、前記連動部は、前記移動機構を構成するベルトに設けられてよい。この場合、移動機構の駆動により連動部が移動するため、連動部を移動させるための駆動部を別途設ける必要がない。
前記載置面は、記録媒体が載置される載置領域と、前記載置領域以外の非載置領域と、を含み、前記表示は、前記非載置領域に設けられてよい。この場合、記録媒体が載置領域に載置された状態でも、ユーザが表示を確認できる。したがって、ユーザへの報知を確実に行うことができる。
前記制御部は、前記報知処理において、さらに、前記光源から光を照射させてよい。この場合、光源からの光によってユーザに注意を促すことで、ユーザへの報知をより確実に行うことができる。
本発明によれば、所定の現象が生じた場合に、ユーザは、キャリッジや、キャリッジに連動する連動部の位置によって、報知内容を理解できる。これにより、光源の数を増やさなくとも、ユーザへの報知を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る複合機を示す斜視図である。 図1の複合機においてカバーが閉じた状態を示す斜視図である。 図1の複合機の電気的構成を示すブロック図である。 図1の複合機に含まれる画像形成部を示す平面図である。 図1の複合機に含まれる画像読取部を示す平面図である。 図5の画像読取部の側面図である。 図1の複合機のROMに記憶された情報を示すテーブルを示す図である。 図1の複合機のCPUが実行する報知プログラムを示すフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る複合機に含まれる画像読取部を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る複合機に含まれる画像読取部を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る複合機に含まれる画像読取部を示す平面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る複合機1(本発明の第1実施形態に係る画像読取装置にも該当する。)は、図1及び図2に示すように、筐体1aと、筐体1aの下部に設けられたインクジェット方式の画像形成部10と、筐体1aの上部に設けられたフラットベッド方式の画像読取部50と、筐体1aに対して開閉可能に取り付けられたカバー1cと、給紙トレイ1mと、排紙トレイ1nとを備えている。
複合機1は、また、図3に示すように、制御装置1p、通信インターフェース1s、外部メモリインターフェース1t、入力部1u及び出力部1vを備えている。制御装置1pは、内部バス1bを介して、通信インターフェース1s、外部メモリインターフェース1t、入力部1u、出力部1v、画像形成部10の搬送モータ14m等、及び、画像読取部50の光源71a等と接続されている。
制御装置1pは、CPU(Central Processing Unit)1p1、ROM(Read Only Memory)1p2及びRAM(Random Access Memory)1p3を有する。ROM1p2には、CPU1p1が各種制御を行うためのプログラムやデータが格納されている。RAM1p3は、CPU1p1がプログラムを実行する際に用いるデータを一時的に記憶する。
通信インターフェース1sは、ネットワークを通じて外部装置(PC等)との通信を行うためのインターフェースである。外部メモリインターフェース1tは、筐体1aに装着された外部メモリとの通信を行うためのインターフェースである。
入力部1uは、例えば筐体1aに設けられたスイッチやボタンで構成される。出力部1vは、例えばスピーカで構成される。複合機1は、ディスプレイ(液晶ディスプレイ等)を備えておらず、タッチパネルディスプレイによる入力や、ディスプレイによる表示出力は行われない。
画像形成部10は、図4に示すように、搬送機構14、ヘッド15及びプラテン16を有する。
搬送機構14は、給紙トレイ1mに配置された用紙(記録媒体)Pを搬送経路Rに送り出す給紙ローラ14xと、鉛直方向と直交する直交方向にプラテン16を挟んで配置された2つのローラ対14a,14bと、搬送経路Rを画定するガイド板14gとを有する。給紙ローラ14x及びローラ対14a,14bは、搬送モータ14m(図3参照)の駆動により回転する。給紙トレイ1mに配置された用紙Pは、給紙ローラ14xにより送り出された後、ローラ対14a,14bに挟持され、ローラ対14a,14bの回転により搬送され、排紙トレイ1nに受容される。図3に示す用紙センサ17は、ローラ対14aとプラテン16との間における用紙Pの有無を検知し、用紙センサ18は、ローラ対14bと排紙トレイ1nとの間における用紙Pの有無を検知する。
ヘッド15の下面には、多数のノズル(図示略)が形成されている。ヘッド15は、チューブ等を介して、インクを貯留するカートリッジ19と連通している。ヘッド15の内部には、カートリッジ19から供給されたインクを一時的に貯留するリザーバと、リザーバから各ノズルに至る複数の流路とが形成されている。
カートリッジ19は、筐体1a内に設けられた装着部19aに着脱可能に装着されている。装着部19aには、図3に示す残量センサ19sが設けられている。残量センサ19sは、カートリッジ19のインク残量を検知する。
プラテン16は、平板状の部材であり、ヘッド15の下方、かつ、直交方向において2つのローラ対14a,14bの間に配置されている。
CPU1p1(図3参照)は、外部装置から入力された記録指令に基づいて、ROM1p2やRAM1p3に記憶されているプログラムやデータにしたがい、搬送モータ14m及びヘッド15のドライバIC15dを制御する。これにより、搬送機構14により搬送される用紙P上に、ヘッド15のノズルからインクが吐出され、画像が形成される。
画像読取部50は、図5及び図6に示すように、筐体1aの上部により構成される原稿台60と、筐体1a内に配置された読取ユニット70及び移動機構80とを有する。
原稿台60の上面(筐体1aの上面)は、用紙Pが載置される載置面60aである。載置面60aは、鉛直方向と直交する面であって、用紙Pが載置される載置領域60axと、載置領域60ax以外の領域であり、用紙Pが載置されない非載置領域60ayとを含む。載置領域60axは、透明部材61の上面により構成されている。透明部材61は、プラスチックやガラス等からなる透光性を有する板状の部材であり、筐体1aの上面の開口1axに嵌め込まれている。
カバー1cは、図1及び図2に示すように原稿台60に対して開閉可能であり、載置面60aを露出させる開位置(図1)と、載置面60aを塞ぐ閉位置(図2)とを取り得る。カバー1cを閉位置にすることで、外部からの光が読取ユニット70に入り込むことが抑制される。
読取ユニット70は、図5及び図6に示すように、直交方向に延びるラインセンサ71と、ラインセンサ71を保持するキャリッジ72とを有する。
ラインセンサ71は、直交方向において載置領域60axよりも若干長い。ラインセンサ71は、CIS(Contact Image Sensor)方式(等倍光学系)であり、R・G・B3色の発光ダイオードでそれぞれ構成される複数の光源71aと、複数の筒状等倍レンズ71bと、複数の撮像素子71cとを含む。光源71a、レンズ71b及び撮像素子71cは、それぞれ直交方向に配列されている。各光源71aは、CPU1p1(図3参照)の制御により個別に点灯又は消灯可能である。各撮像素子71cは、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)で構成される。
移動機構80は、走査方向(鉛直方向及び直交方向と直交する方向)に延びるガイド81と、走査方向に載置領域60axを挟んで配置された一対のプーリ82a,82bと、プーリ82a,82bに巻回されたベルト83とを含む。ガイド81は、走査方向において載置領域60axよりも若干長い。
プーリ82aは、移動モータ80mの駆動により回転する。キャリッジ72は、ガイド81の上面に支持され、かつ、ベルト83の上端面に設けられた固定部83aに固定されている。プーリ82aの回転に伴い、ベルト83が走行することにより、キャリッジ72がガイド81に沿って走査方向に移動する。
載置面60aに載置された用紙Pの画像を読み取る際、CPU1p1(図3参照)は、移動モータ80mを制御し、ホームポジションHPとエンドポジションEPとの間で、キャリッジ72を走査方向に往復移動させる。また、このときCPU1p1は、複数の光源71aを点灯させる。これにより、複数の光源71aのそれぞれから、載置面60aに載置された用紙Pに向けて光が照射される。当該光は、透明部材61を透過して用紙Pで反射され、レンズ71bを通って、撮像素子71cに入射する。撮像素子71cは、受けた光を電気信号に変換し、CPU1p1に出力する。
透明部材61の下方(即ち、透明部材61に対して用紙Pと反対側)であって、読取ユニット70のさらに下方には、図6に示すように、表示部90が設けられている。表示部90の表面90aは、載置面60aと平行である。表面90aには、図5に示すように、複数の表示91が設けられている。
複数の表示91は、それぞれ、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」「ネットワーク不通」「外部メモリ未装着」「要メンテナンス」という現象を示す文字91aと、三角マーク91bとから構成されている。三角マーク91bは、直交方向と平行な底辺91bxと、走査方向において底辺91bxとホームポジションHPとの間に位置する1つの頂点91byとを有する。
複数の表示91は、走査方向と直交方向とにマトリクス状に設けられている。「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の表示91は、走査方向において互いに同じ位置にあり、直交方向に並んでいる。「ネットワーク不通」「外部メモリ未装着」「要メンテナンス」の表示91は、走査方向において互いに同じ位置にあり、直交方向に並んでいる。「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の表示91と、「ネットワーク不通」「外部メモリ未装着」「要メンテナンス」の表示91とは、走査方向において互いに異なる位置にある。
「用紙なし」は、画像形成部10による画像形成の開始時に、用紙センサ17が用紙Pを検知しない現象(給紙トレイ1mに用紙Pが置かれていないと推察される現象)をいう。「紙詰まり」は、画像形成部10による画像形成の際、搬送モータ14mが駆動を開始してから所定時間経過後に、用紙センサ17は用紙Pを検知したが用紙センサ18が用紙Pを検知しない現象(ローラ対14a,14b間で用紙Pがジャムしたと推察される現象)をいう。「インク切れ」は、残量センサ19sにより検知されたインク残量が所定量未満である現象(カートリッジ19が空に近いと推察される現象)をいう。
「ネットワーク不通」は、画像読取部50によって読み取られた画像のデータを外部装置に送信するという指令が入力部1uを介して入力されたときに、通信インターフェース1sが外部装置と接続していない現象(ネットワークが確立されていないと推察される現象)をいう。「外部メモリ未装着」は、画像読取部50によって読み取られた画像のデータを外部メモリに送信するという指令が入力部1uを介して入力されたときに、外部メモリインターフェース1tが外部メモリと接続していない現象(外部メモリが筐体1aに装着されていないと推察される現象)をいう。「要メンテナンス」は、ヘッド15における最初のインク吐出時点又はユーザによるヘッド15のメンテナンス作業が前回行われた時点から所定期間が経過した現象(ユーザによるヘッド15のメンテナンス作業が必要と推察される現象)をいう。CPU1p1による制御の下、パージ(ノズルから強制的にインクを排出させること)やワイピング(ワイパによるヘッド15下面の拭き取り)が行われるが、ユーザによるヘッド15のメンテナンス作業(例えば、専用クリーニング液を浸透させた部材を用いたヘッド15下面の拭き取り作業)が行われることで、用紙Pに形成される画像の品質を良好に維持することができる。
ROM1p2は、図7に示すように、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の現象に対応するキャリッジ72の位置として「位置A」、「ネットワーク不通」「外部メモリ未装着」「要メンテナンス」の現象に対応するキャリッジ72の位置として「位置B」を記憶している。図5に示すように、キャリッジ72が位置Aに位置付けられたとき、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の表示91の三角マーク91bがキャリッジ72と走査方向に隣接する。キャリッジ72が位置Bに位置付けられたとき、「ネットワーク不通」「外部メモリ未装着」「要メンテナンス」の表示91の三角マーク91bがキャリッジ72と走査方向に隣接する。
ROM1p2は、キャリッジ72の位置A,Bとして、例えば、ホームポジションHPから位置A,Bまでキャリッジ72が移動する際の、移動モータ80mの回転数を記憶している。
ROM1p2は、さらに、図7に示すように、「用紙なし」「ネットワーク不通」の現象に対応する光源として「光源71ax」、「紙詰まり」「外部メモリ未装着」の現象に対応する光源として「光源71ay」、「インク切れ」「要メンテナンス」の現象に対応する光源として「光源71az」を記憶している。図5に示すように、ラインセンサ71に設けられた複数の光源71aのうち、キャリッジ72が位置A,Bのそれぞれに位置付けられたときに「用紙なし」「ネットワーク不通」の表示91と走査方向に隣接する光源が、「光源71ax」である。ラインセンサ71に設けられた複数の光源71aのうち、キャリッジ72が位置A,Bのそれぞれに位置付けられたときに「紙詰まり」「外部メモリ未装着」の表示91と走査方向に隣接する光源が、「光源71ay」である。ラインセンサ71に設けられた複数の光源71aのうち、キャリッジ72が位置A,Bのそれぞれに位置付けられたときに「インク切れ」「要メンテナンス」の表示91と走査方向に隣接する光源が、「光源71az」である。
次いで、図8を参照し、CPU1p1が実行する報知プログラムについて説明する。
CPU1p1は、先ず、上記各現象が生じたか否かを判断する(S1)。具体的には、CPU1p1は、用紙センサ17,18からの信号に基づいて「用紙なし」「紙詰まり」の現象が生じたか否かを判断し、残量センサ19sからの信号に基づいて「インク切れ」の現象が生じたか否かを判断する。また、CPU1p1は、通信インターフェース1sからの信号に基づいて「ネットワーク不通」の現象が生じたか否かを判断し、外部メモリインターフェース1tからの信号に基づいて「外部メモリ未装着」の現象が生じたか否かを判断する。また、CPU1p1は、RAM1p3に記憶された、ヘッド15における最初のインク吐出時点又はユーザによるヘッド15のメンテナンス作業が前回行われた時点に基づいて、「要メンテナンス」の現象が生じたか否かを判断する。
CPU1p1は、いずれの現象も生じていないと判断した場合(S1:NO)、S1の処理を繰り返す。
CPU1p1は、いずれかの現象が生じたと判断した場合(S1:YES)、画像形成処理等を実行中の場合は処理を中断し、読取ユニット70を用いて、ユーザへの報知を行う報知処理を実行する(S2)。S2において、CPU1p1は、ROM1p2に記憶された情報(図7参照)に基づき、移動機構80を駆動させ、当該現象に対応する位置A又は位置Bにキャリッジ72を位置付ける。さらに、CPU1p1は、ROM1p2に記憶された情報(図7参照)に基づき、当該現象に対応する光源71ax〜71azのいずれかを点灯させる。
ユーザは、キャリッジ72の位置A,B及び光源71ax〜71azの点灯によって、報知内容を理解し、適宜対応を行うことができる。
S2の後、CPU1p1は、当該現象が解消されたか否かを判断する(S3)。例えば、「用紙なし」の現象については、ユーザが給紙トレイ1mに用紙Pを置いて入力部1uの印刷スタートボタンを押すことで、入力部1uから当該ボタンの押下を示す信号が送信されたときに、当該現象が解消されたと判断される。「紙詰まり」の現象については、ユーザがジャムした用紙Pを筐体1aから取り除くことで、用紙センサ17,18が共に用紙Pを検知しなくなったときに、当該現象が解消されたと判断される。「インク切れ」の現象については、ユーザがカートリッジ19を交換し、残量センサ19sにより検知されたインク残量が所定量以上となったときに、当該現象が解消されたと判断される。「ネットワーク不通」の現象については、ユーザがネットワークの状態を確認して適宜対応を行い、通信インターフェース1sが外部装置と接続した状態となったときに、当該現象が解消されたと判断される。「外部メモリ未装着」の現象については、ユーザが外部メモリを筐体1aに装着し、外部メモリインターフェース1tが外部メモリと接続した状態となったときに、当該現象が解消されたと判断される。「要メンテナンス」の現象については、ユーザがヘッド15のメンテナンス作業を行って入力部1uのメンテナンス完了ボタンを押すことで、入力部1uから当該ボタンの押下を示す信号が送信されたときに、当該現象が解消されたと判断される。
CPU1p1は、当該現象が解消されていないと判断した場合(S3:NO)、S3の処理を繰り返す。
CPU1p1は、当該現象が解消されたと判断した場合(S3:YES)、読取ユニット70を元の状態に戻す復帰処理を実行する(S4)。S4において、CPU1p1は、移動機構80を駆動させ、キャリッジ72をホームポジションHPに戻す。さらに、CPU1p1は、S2で点灯させた光源71ax〜71azのいずかを消灯させる。S4の後、CPU1p1は、当該プログラムを終了する。
以上に述べたように、本実施形態によれば、所定の現象が生じた場合に、報知処理が行われ、所定の現象に対応する位置A又は位置Bにキャリッジ72が位置付けられる(図8のS2、図5参照)。ユーザは、キャリッジ72の位置によって、報知内容を理解できる。これにより、光源71aの数を増やさなくとも、ユーザへの報知を行うことができる。
所定の現象に対応する位置に、当該現象を示す表示91が設けられている(図5参照)。この場合、ユーザが表示91により報知内容を理解できることから、ユーザへの報知をより確実に行うことができる。
ROM1p2は、複数の所定の現象のそれぞれに対応する、走査方向における複数の位置A,Bを記憶している。そして、複数の表示91が、走査方向において互いに異なる位置にある(図5、図7参照)。この場合、報知内容が複数あるときに、ユーザがどの報知内容かを適切に理解できる。
透明部材61に対して用紙Pと反対側に配置された表示部90の表面90aに、複数の表示91が設けられている(図6参照)。この場合、表示部90の表面90aは、載置面60aを構成する透明部材61と対向することから、比較的大きな面積を有し得る。ユーザは、当該大きな面積の表面90aに設けられた表示91を、透明部材61を介して確認できる。したがって、ユーザへの報知を確実に行うことができる。
複数の表示91が、走査方向と直交方向とにマトリクス状に設けられており、CPU1p1は、報知処理S2において、当該現象に対応する複数の光源71aの一部(光源71ax〜71azのいずれか)から、光を照射させる(図5、図8参照)。この場合、ユーザは、複数の光源71aの一部から照射された光によって、マトリクス状に設けられた複数の表示91のうちのいずれかを特定できる。また、複数の表示91をマトリクス状に設けることで、報知内容を増やすことができる。
<第2実施形態>
次に、図9を参照し、本発明の第2実施形態に係る複合機(本発明の第2実施形態に係る画像読取装置にも該当する。)について説明する。本実施形態と第1実施形態との主な相違点は、表示91の数及び配置、ベルト83の内周面に凹凸が形成されている点、ギヤ281、噛合部材282及び連動部283が設けられた点、所定の現象が生じたときにキャリッジ72が位置付けられる位置、報知処理S2においてラインセンサ71の全ての光源71aを点灯させる点にある。
本実施形態では、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の3つの表示91が、走査方向と直交方向とにおいて互いに異なる位置に設けられている。換言すると、3つの表示91は、走査方向と直交方向との両方に交差する斜め方向に並んでいる。
ギヤ281は、キャリッジ72の下面に、鉛直方向に沿った軸を中心として回転可能に取り付けられている。噛合部材282は、キャリッジ72及びベルト83の下方において、直交方向に延び、凹凸が形成された側面を有する。ギヤ281の周面は、噛合部材282の凹凸と噛み合い、かつ、ベルト83の凹凸と噛み合っている。ベルト83の走行に伴い、キャリッジ72が走査方向に移動すると、ギヤ281がキャリッジ72と共に走査方向に移動しながら回転し、ギヤ281の回転に伴い噛合部材282が直交方向に移動する。
連動部283は、噛合部材282における直交方向に沿った側面のうち、凹凸が形成された側面と反対側の側面に、固定されている。連動部283は、三角形状の部材であって、直交方向と平行な底辺283xと、走査方向において底辺283xとエンドポジションEPとの間に位置する1つの頂点283yとを有する。連動部283は、キャリッジ72の走査方向の移動に伴い、噛合部材282と共に、直交方向に移動する。
ROM1p2は、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の現象に対応するキャリッジ72の位置として、「位置X」「位置Y」「位置Z」をそれぞれ記憶している。キャリッジ72が位置Xに位置付けられたとき、「用紙なし」の表示91の三角マーク91bが連動部283と走査方向に隣接し、鉛直方向から見て当該三角マーク91bの頂点91byと連動部283の頂点283yとが対向する。キャリッジ72が位置Yに位置付けられたとき、「紙詰まり」の表示91の三角マーク91bが連動部283と走査方向に隣接し、鉛直方向から見て当該三角マーク91bの頂点91byと連動部283の頂点283yとが対向する。キャリッジ72が位置Zに位置付けられたとき、「インク切れ」の表示91の三角マーク91bが連動部283と走査方向に隣接し、鉛直方向から見て当該三角マーク91bの頂点91byと連動部283の頂点283yとが対向する。
ROM1p2は、各現象に対応する特定の光源71aを記憶していない。報知処理S2において、CPU1p1は、当該現象に対応する位置X〜Yのいずれかにキャリッジ72を位置付けると共に、ラインセンサ71の全ての光源71aを点灯させる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成による第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
キャリッジ72の走査方向の移動に伴って直交方向に移動する連動部283が設けられており、ユーザは、連動部283の位置によって、走査方向と直交方向とにおいて互いに異なる位置に設けられた3つの表示91のうちのいずれかを特定できる。また、3つの表示91を走査方向と直交方向とにおいて互いに異なる位置に設けることで、ユーザが個々の表示91を確認し易い。
連動部283は、移動機構80を構成する部材であるベルト83に連結されている。この場合、移動機構80の駆動により連動部283が移動するため、連動部283を移動させるための駆動部を別途設ける必要がない。
CPU1p1は、報知処理S2において、光源71aから光を照射させる。この場合、光源71aからの光によってユーザに注意を促すことで、ユーザへの報知をより確実に行うことができる。
<第3実施形態>
次に、図10を参照し、本発明の第3実施形態に係る複合機(本発明の第3実施形態に係る画像読取装置にも該当する。)について説明する。本実施形態と第1実施形態との主な相違点は、表示91の数及び配置、ベルト83に連動部383が設けられた点、所定の現象が生じたときにキャリッジ72が位置付けられる位置、報知処理S2においてラインセンサ71の全ての光源71aを点灯させる点にある。
本実施形態では、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の3つの表示91が、直交方向において互いに同じ位置にあり、走査方向に並んでいる。また本実施形態において、各表示91に含まれる三角マーク91bは、配置角度が第1実施形態と異なり、走査方向と平行な底辺91bxと、直交方向において底辺91bxとベルト83との間に位置する1つの頂点91byとを有する。
連動部383は、ベルト83に固定されている。連動部383は、三角形状の部材であって、走査方向と平行な底辺383xと、直交方向において底辺383xと各表示91との間に位置する1つの頂点383yとを有する。連動部383は、ベルト83の走行時に、キャリッジ72の走査方向の移動に伴い、走査方向に移動する。
ROM1p2は、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の現象に対応するキャリッジ72の位置として、「位置X」「位置Y」「位置Z」をそれぞれ記憶している。キャリッジ72が位置Xに位置付けられたとき、「用紙なし」の表示91の三角マーク91bが連動部383と直交方向に隣接し、鉛直方向から見て当該三角マーク91bの頂点91byと連動部383の頂点383yとが対向する。キャリッジ72が位置Yに位置付けられたとき、「紙詰まり」の表示91の三角マーク91bが連動部383と直交方向に隣接し、鉛直方向から見て当該三角マーク91bの頂点91byと連動部383の頂点383yとが対向する。キャリッジ72が位置Zに位置付けられたとき、「インク切れ」の表示91の三角マーク91bが連動部383と直交方向に隣接し、鉛直方向から見て当該三角マーク91bの頂点91byと連動部383の頂点383yとが対向する。
ROM1p2は、各現象に対応する特定の光源71aを記憶していない。報知処理S2において、CPU1p1は、当該現象に対応する位置X〜Yのいずれかにキャリッジ72を位置付けると共に、ラインセンサ71の全ての光源71aを点灯させる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成による第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
移動機構80の駆動により連動部383が移動するため、連動部383を移動させるための駆動部を別途設ける必要がない。
また、第2実施形態と同様、CPU1p1は、報知処理S2において、光源71aから光を照射させる。この場合、光源71aからの光によってユーザに注意を促すことで、ユーザへの報知をより確実に行うことができる。
<第4実施形態>
次に、図11を参照し、本発明の第4実施形態に係る複合機(本発明の第4実施形態に係る画像読取装置にも該当する。)について説明する。本実施形態と第1実施形態との主な相違点は、表示91の数及び配置、報知処理S2においてラインセンサ71の全ての光源71aを点灯させる点にある。
本実施形態では、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の3つの表示91が、載置面60aにおける非載置領域60ayに設けられている。非載置領域60ayは、樹脂等からなる不透明部材で構成されている。3つの表示91は、直交方向において互いに同じ位置にあり、走査方向に並んでいる。また本実施形態において、各表示91に含まれる三角マーク91bは、配置角度が第1実施形態と異なり、走査方向と平行な底辺91bxと、直交方向において底辺91bxと載置領域60axとの間に位置する1つの頂点91byとを有する。
ROM1p2は、「用紙なし」「紙詰まり」「インク切れ」の現象に対応するキャリッジ72の位置として、「位置X」「位置Y」「位置Z」をそれぞれ記憶している。キャリッジ72が位置Xに位置付けられたとき、「用紙なし」の表示91の三角マーク91bがキャリッジ72の直交方向の一端と鉛直方向に重なる。キャリッジ72が位置Yに位置付けられたとき、「紙詰まり」の表示91の三角マーク91bがキャリッジ72の直交方向の一端と鉛直方向に重なる。キャリッジ72が位置Zに位置付けられたとき、「インク切れ」の表示91の三角マーク91bがキャリッジ72の直交方向の一端と鉛直方向に重なる。
ROM1p2は、各現象に対応する特定の光源71aを記憶していない。報知処理S2において、CPU1p1は、当該現象に対応する位置X〜Yのいずれかにキャリッジ72を位置付けると共に、ラインセンサ71の全ての光源71aを点灯させる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成による第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
表示91が非載置領域60ayに設けられているため、用紙Pが載置領域60axに載置された状態でも、ユーザが表示91を確認できる。したがって、ユーザへの報知を確実に行うことができる。
また、第2実施形態と同様、CPU1p1は、報知処理S2において、光源71aから光を照射させる。この場合、光源71aからの光によってユーザに注意を促すことで、ユーザへの報知をより確実に行うことができる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
連動部は、第2及び第3実施形態では三角形状であるが、任意の形状(四角、円形等)であってよい。また、連動部は、移動機構を構成する部材に連結されること(第2実施形態)や、移動機構を構成するベルトに設けられること(第3実施形態)に限定されず、移動機構とは別の駆動部により駆動されるように構成されてもよい。
報知処理において、上述の実施形態では光源を点灯させるが、光源を点滅させてもよい。また、報知処理において、光源を点灯又は点滅させなくてもよい(即ち、光源から光を照射しなくてもよい)。
表示は、文字、図形及び記号の少なくとも1つを含む限りは任意に構成されてよく、アルファベット、数字、二次元コード等を含んでよい。表示は、原稿台の側面に設けられてよい。表示は、シールや刻印等、任意の方法で設けられてよい。
表示をカバーの表面に設け、カバーにカバーの表面から裏面に貫通する貫通孔を形成し、貫通孔を介してキャリッジの位置や光源からの光を確認できる構成としてもよい。なお、貫通孔を介した載置面への異物浸入を防止するため、透光性を有する部材で貫通孔を塞ぐことが好ましい。
光源は、発光ダイオードに限定されず、蛍光ランプであってもよく、また、白色の光源のみでもよい。光源は、原稿台の下側に配置されることに限定されず、カバーに配置されてもよい。この場合、原稿台の下側に配置された撮像素子は、光源から照射されかつ記録媒体を透過した光を受け、当該光を電気信号に変換し出力してよい。或いは、撮像素子は、光源と共にカバーに配置され、光源から照射されかつ記録媒体を反射した光を受け、当該光を電気信号に変換し出力してもよい。
撮像素子は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)に限定されず、CCD(Charge Coupled Device)等であってもよい。
キャリッジは、上述の実施形態では光源、撮像素子及びレンズを保持するが、光源を保持する限りは、その他の保持する部材は特に限定されない。例えば、キャリッジが光源及び撮像素子を保持し、レンズが原稿台に固定されてもよい。キャリッジは、光源及びミラーを保持してもよい。
画像読取部は、レンズを含まなくてもよい。また、画像読取部に、ミラーを追加してもよい。
画像読取部は、CIS方式に限定されず、CCD(Charge Coupled Device)方式(縮小光学系)であってもよい。
画像形成部のヘッドは、シリアル式(走査方向に移動しつつノズルから記録媒体に対して液体を吐出する方式)、ライン式(位置が固定された状態で搬送機構により搬送される記録媒体に対してインクを吐出する方式)のいずれでもよい。また、画像形成部は、液体吐出式に限定されず、例えばレーザ式、サーマル式等であってもよい。
記録媒体は、用紙に限定されず、例えば布等であってもよい。
本発明に係る画像読取装置は、複合機に限定されない(即ち、画像読取部を有するが画像形成部を有さない装置であってもよい)。
画像読取装置又は複合機は、ディスプレイを備えてもよい。
1 複合機(画像読取装置)
1p1 CPU(制御部)
1p2 ROM(記憶部)
10 画像形成部
50 画像読取部
60 原稿台
60a 載置面
60ax 載置領域
60ay 非載置領域
61 透明部材
70 読取ユニット
71a 光源
71c 撮像素子
72 キャリッジ
80 移動機構
83 ベルト
90 表示部
90a 表面
91 表示
A,B;X〜Z 位置
P 用紙(記録媒体)
283;383 連動部

Claims (11)

  1. 記録媒体が載置される載置面を有する原稿台と、
    前記載置面に載置された記録媒体に向けて光を照射する光源と、
    前記光源から照射されかつ前記記録媒体を反射又は透過した光を受け、当該光を電気信号に変換し出力する撮像素子と、
    前記光源を保持するキャリッジと、
    前記載置面と平行な走査方向に前記キャリッジを移動させる移動機構と、
    所定の現象に対応する前記キャリッジの位置を記憶する記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記所定の現象が生じた場合に、ユーザへの報知を行う報知処理を実行し、
    前記報知処理において、前記移動機構を駆動させ、前記所定の現象に対応する位置に前記キャリッジを位置付けることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記所定の現象に対応する位置に、当該現象を示す表示が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記記憶部は、複数の前記所定の現象のそれぞれに対応する、前記走査方向における複数の前記位置を記憶し、
    複数の前記表示が、前記走査方向において互いに異なる位置にあることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿台は、前記載置面を構成しかつ透光性を有する透明部材を含み、
    前記透明部材に対して前記記録媒体と反対側に配置され、前記載置面と平行な表面を有する表示部を備え、
    前記表示部の前記表面に、前記複数の表示が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記載置面と平行でかつ前記走査方向と直交する直交方向に配列された、複数の前記光源を備え、
    前記複数の光源及び前記キャリッジは、前記透明部材と前記表示部との間に配置され、
    前記複数の表示は、前記走査方向と前記直交方向とにマトリクス状に設けられ、
    前記記憶部は、前記複数の所定の現象のそれぞれに対応する、前記複数の光源の一部をさらに記憶し、
    前記制御部は、前記報知処理において、さらに、当該現象に対応する前記複数の光源の一部から、光を照射させることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記複数の表示は、前記走査方向と、前記載置面と平行でかつ前記走査方向と直交する直交方向とにおいて、互いに異なる位置に設けられ、
    前記キャリッジの前記走査方向の移動に伴い、前記直交方向に移動する連動部であって、前記キャリッジが前記所定の現象に対応する位置に位置付けられたときに、前記複数の表示のうち当該現象を示す表示に対応する位置に位置付けられる連動部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  7. 前記連動部は、前記移動機構を構成する部材に連結されていることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記複数の表示は、前記走査方向に並んで設けられ、
    前記キャリッジの前記走査方向の移動に伴い、前記走査方向に移動する連動部であって、前記キャリッジが前記所定の現象に対応する位置に位置付けられたときに、前記複数の表示のうち当該現象を示す表示に対応する位置に位置付けられる連動部を備え、
    前記連動部は、前記移動機構を構成するベルトに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  9. 前記載置面は、記録媒体が載置される載置領域と、前記載置領域以外の非載置領域と、を含み、
    前記表示は、前記非載置領域に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置。
  10. 前記制御部は、前記報知処理において、さらに、前記光源から光を照射させることを特徴とする請求項1〜4、6〜9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    記録媒体の画像を読み取る画像読取部と、
    記憶部と、
    制御部と、を備えた複合機において、
    前記画像読取部は、
    記録媒体が載置される載置面を有する原稿台と、
    前記載置面に載置された記録媒体に向けて光を照射する光源と、
    前記光源から照射されかつ前記記録媒体を反射又は透過した光を受け、当該光を電気信号に変換し出力する撮像素子と、
    前記光源を保持するキャリッジと、
    前記載置面と平行な走査方向に前記キャリッジを移動させる移動機構と、を備え、
    前記記憶部は、所定の現象に対応する前記キャリッジの位置を記憶し、
    前記制御部は、
    前記所定の現象が生じた場合に、ユーザへの報知を行う報知処理を実行し、
    前記報知処理において、前記移動機構を駆動させ、前記所定の現象に対応する位置に前記キャリッジを位置付けることを特徴とする複合機。
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