JP2020057048A - 災害情報管理装置、災害情報管理システム及び災害情報管理方法 - Google Patents
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しかしながら、現状、カメラやテレメータ等の監視設備は設置間隔が広いため、限定された地域の災害情報しか得ることができていない。このため、住民から電話や電子メールやインターネット等を用いて被災状況の通報等をしてもらうことで、災害情報の収集を補完している。しかしながら、住民からの被災状況の通報は迅速に有益な情報を収集できるが、職員の応対が必要になる場合が多い。災害発生時においては、通報件数に対して職員の数が不足するため、一部の災害情報しか得ることができていない。このように、従来では、効率的に災害情報を収集することができない場合があった。
図1は、実施形態における災害情報管理システム1のシステム構成を示す図である。
災害情報管理システム1は、住民から通報される災害情報を収集して、災害情報管理装置100で、災害情報を一元管理するシステムである。ここで、住民から通報される災害情報は、災害が発生している場所や災害の内容を示す情報であり、例えばテキスト形式又は音声形式の文章、画像や動画像及び位置情報等である。
ここで、SNSとは、文章、画像又は動画像及び位置情報の少なくともいずれかの情報をコミュニケーションアプリにより提供可能なコミュニケーションシステムである。例えば、SNSは、LINE(登録商標)、Facebook(登録商標)、Twitter(登録商標)、mixi、Instagram等である。本実施形態では、SNSがLINE(登録商標)である場合を例に説明する。SNSやインターネットによる災害情報の提供は、提供された情報が、文章または画像として取得できるため、その後の情報の管理が容易になり、有効である。
SNSによる災害情報の収集は有効な手段ではあるが、例えば高齢者等のようにSNSやインターネットを利用できない住民もいるため、電話での災害情報の提供も併用するようにする。この時、電話での受付は音声となるため、自動応答化して録音し、更に音声認識処理して文書化することで、SNSやメールにより提供された災害情報と同様に取り扱うことが可能となる。
災害情報解析サーバ20は、災害情報収集サーバ10によって収集された災害情報を解析することによって、災害が発生している場所や災害の内容に関するキーワードを災害情報から抽出するサーバである。例えば、災害情報解析サーバ20は、文字認識技術や音声認識技術を用いて災害情報を解析する。
災害情報提供サーバ40は、外部通信装置60からの要求に応じて、災害情報リスト作成サーバ30によって作成された災害情報リストを外部通信装置60に提供するサーバである。
以下、各実施形態について詳細に説明していく。
まず、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態は、収集した災害情報を用いて災害情報リストを作成する実施の形態である。
図2は、第1の実施形態における災害情報収集サーバ10の機能構成を表す概略ブロック図である。
災害情報収集サーバ10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、災害情報収集プログラムを実行する。災害情報収集プログラムの実行によって、災害情報収集サーバ10は、災害情報収集部11、災害情報登録部12、自動応答内容記憶部13、自動応答部14、収集リスト作成部15を備える装置として機能する。なお、災害情報収集サーバ10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、災害情報収集プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、災害情報収集プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
インターネット用災害情報収集部111は、インターネットを介して通報される災害情報を収集する機能部である。例えば、インターネット用災害情報収集部111は、ホームページ上の通報用フォームに対して入力された災害情報を収集する。
電話用災害情報収集部114は、電話により通報される災害情報を収集する機能部である。例えば、電話用災害情報収集部114は、通報用電話番号にかけられて発声された音声データを災害情報として収集する。
自動応答内容記憶部13は、自動応答内容ファイルを記憶する機能部である。自動応答内容ファイルとは、災害情報を通報した住民に対して自動応答するための内容が登録されたファイルである。自動応答内容ファイルには、収集された災害情報に応じた自動応答内容が登録されている。自動応答内容記憶部13は、例えば磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
図3に示す自動応答内容ファイルは、収集された災害情報に応じた自動応答の内容が登録されたレコード(以下「自動応答内容レコード」という。)を複数有する。自動応答内容レコードは、収集元、収集有無災害情報及び自動応答内容の各値を有する。
収集元の値は、災害情報の収集元の手段を表す。例えば、収集元は、インターネット、電子メール、SNS及び電話のいずれかの手段である。
自動応答内容は、住民が通報するために用いた手段を介して住民に自動応答する内容を表す。自動応答内容は、収集元のみ、又は、収集元及び収集された災害情報に応じて決定される。
収集リスト作成部15は、災害情報登録部12により登録された災害情報を用いて収集リストを作成する機能部である。収集リストは、災害情報登録部12により登録された災害情報のうち同じ住民から通報された災害情報が対応付けられたリストである。例えば、収集リストには、通報された日付、通報された時刻、通報原文、通報時の画面データ、通報時の画像又は動画のいずれか又は全てが含まれる。なお、収集元が電話である場合、収集リスト作成部15は、通報された日付、通報された時刻、災害が発生している場所の位置情報、住民の電話番号及び音声データを対応付けて収集リストを作成する。
災害情報解析サーバ20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、災害情報解析プログラムを実行する。災害情報解析プログラムの実行によって、災害情報解析サーバ20は、災害情報解析部21、解析用データ記憶部22を備える装置として機能する。なお、災害情報解析サーバ20の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、災害情報解析プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、災害情報解析プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
解析用データ記憶部22は、解析用データファイルを記憶する機能部である。解析用データファイルとは、テキスト形式の情報から抽出すべき項目が登録されたファイルである。解析用データ記憶部22は、例えば磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
図5に示す解析用データファイルには、災害日時に関する抽出キーワード、災害場所に関する抽出キーワード及び災害内容に関する抽出キーワードが登録されている。
災害日時に関する抽出キーワードには、例えば“○○年△△月□□日”、“○○時△△分□□秒”等のように日時を特定するための文字列が抽出すべきキーワードとして登録されている。
災害内容に関する抽出キーワードには、例えば“崖崩れ”、“陥落”、“道路陥没”、“水位上昇”等のように災害内容を特定するための文字列が抽出すべきキーワードとして登録されている。
災害情報リスト作成サーバ30は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、災害情報リスト作成プログラムを実行する。災害情報リスト作成プログラムの実行によって、災害情報リスト作成サーバ30は、災害情報取得部31、災害情報リスト作成部32、優先度情報記憶部33、災害情報リスト記憶部34、災害情報リスト出力部35を備える装置として機能する。なお、災害情報リスト作成サーバ30の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、災害情報リスト作成プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、災害情報リスト作成プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
災害情報リスト作成部32は、災害情報取得部31によって取得された収集リスト及びキーワードと、優先度情報記憶部33に記憶されている優先度情報ファイルとに基づいて災害情報リストを作成する。優先度情報ファイルは、被害内容に応じた被害対応の優先度が登録されたファイルである。
図7に示す優先度情報ファイルは、被害内容に応じた優先度が登録されたレコード(以下「優先度レコード」という。)を複数有する。優先度レコードは、被害内容及び優先度の各値を有する。
被害内容の値は、被害の内容を表す。図7では、被害内容の一例として、崖崩れ、堤防損壊、橋梁陥没、道路陥没及び河川水位上昇等が示されている。
優先度の値は、被害内容に応じて登録された被害対応の優先度を表す。図7では、一例として優先度がアルファベットで示されているが、数字であってもよいし、その他の記号で示されてもよい。優先度がアルファベットで示されている場合、アルファベット順に優先度が低くなる。
図8に示す災害情報リストは、災害情報に関する内容が登録されたレコード(以下「災害情報レコード」という。)を複数有する。災害情報レコードは、対応実施の有無、検索用チェック欄、番号、優先度、日付、時刻、場所、被害内容、通報原文、ファイル、コンタクト及びアカウントの各値を有する。
番号の値は、災害情報レコードを識別するための番号である。
優先度の値は、被害内容に応じて登録された優先度を表す。
時刻の値は、通報がなされた時刻を表す。
場所の値は、災害が発生している場所を表す。
通報原文の値は、収集された災害情報に含まれる文章である。
ファイルの値は、収集された災害情報に含まれる画像又は動画と、通報時の画面のファイルである。
アカウントの値は、災害情報を通報した住民を識別するためのアカウントを表す。
災害情報提供サーバ40は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、災害情報提供プログラムを実行する。災害情報提供プログラムの実行によって、災害情報提供サーバ40は、災害情報リスト取得部41、災害情報リスト記憶部42、災害情報要求受付部43、災害情報提供部44を備える装置として機能する。なお、災害情報提供サーバ40の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、災害情報提供プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、災害情報提供プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
災害情報リスト記憶部42は、災害情報リストを記憶する機能部である。災害情報リスト記憶部42は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
災害情報提供部44は、災害情報要求受付部43が受け付けた提供要求に応じて、災害情報リスト記憶部42に記憶されている災害情報リストを、要求元の外部通信装置60に提供する機能部である。
ステップS101において、災害情報収集部11は、インターネット、SNS及び電子メールのいずれかの手段で災害情報を収集する。例えば、インターネット用災害情報収集部111は、インターネットにより災害情報を収集する。また、例えば、SNS用災害情報収集部112は、SNSにより災害情報を収集する。また、例えば、電子メール用災害情報収集部113は、電子メールにより災害情報を収集する。災害情報収集部11は、収集した災害情報を災害情報登録部12に出力する。以下では、SNSにより災害情報が収集されたものとして説明する。
ステップS103において、災害情報登録部12は、一時的に記憶している災害情報に不足があるか否かを判定する。具体的には、災害情報登録部12は、一時的に記憶している災害情報に、文章、画像や動画像及び位置情報の全てが含まれる場合には災害情報に不足がないと判定する。一方、災害情報登録部12は、一時的に記憶している災害情報に災害情報に、文章、画像や動画像及び位置情報の全てが含まれない場合には災害情報に不足があると判定する。
図11には、住民から通報された災害情報71と、文章、画像や動画像及び位置情報の全てが災害情報に含まれる場合の自動応答内容72が示されている。図11では、災害情報71として、災害内容に関する文章711、災害に関する画像712及び災害場所を示す位置情報713が示されている。
図12には、住民から通報された災害内容に関する文章711と、文章のみが災害情報に含まれる場合の自動応答内容73が示されている。図12に示すように、住民から通報された災害情報が文章のみである場合、自動応答部14は、自動応答内容73のように不足している画像及び位置情報を要求する旨の自動応答を災害情報の提供元である住民に返信する。
ステップS108において、一定時間待機後、災害情報登録部12は、一定時間待機している間に災害情報の追加があったか否かを判定する。例えば、災害情報登録部12は、一定時間待機している間に、災害情報の追加依頼の返信先である住民のアカウントと同一のアカウントから災害情報が収集された場合に災害情報の追加があったと判定する。一方、災害情報登録部12は、一定時間待機している間に、災害情報の追加依頼の返信先である住民のアカウントと同一のアカウントから災害情報が収集されなかった場合に災害情報の追加がなかったと判定する。災害情報の追加があった場合(ステップS108−YES)、災害情報収集サーバ10はステップS109の処理を実行する。一方、災害情報の追加がなかった場合(ステップS108−NO)、災害情報収集サーバ10はステップS105の処理を実行する。
図13には、図12に示した文章711と、自動応答内容73の後に、住民から追加で通報された災害に関する画像712及び災害場所を示す位置情報713と、文章、画像や動画像及び位置情報の全てが災害情報に含まれる場合の自動応答内容72が示されている。
ステップS201において、災害情報収集サーバ10の収集リスト作成部15は、作成した収集リストを災害情報解析サーバ20に出力する。災害情報解析サーバ20の災害情報解析部21は、災害情報収集サーバ10から出力された収集リストを取得する。
ステップS204において、災害情報解析部21は、解析用データ記憶部22に記憶されている解析用データファイルと、文字認識技術とを用いて、テキスト形式の情報の中から解析用データファイルに含まれるキーワードを抽出する。災害情報解析部21が抽出するキーワードは、災害日時に関するキーワードと、災害場所に関するキーワードと、災害内容に関するキーワードである。これにより、災害情報解析部21は、災害情報に含まれる日時と、災害場所の詳細(市町村など)と、災害内容を取得する。
ステップS206において、災害情報リスト作成サーバ30の災害情報取得部31は、災害情報解析サーバ20から出力された収集リスト及びキーワードを取得する。災害情報リスト作成部32は、取得された収集リスト及びキーワードと、優先度情報記憶部33に記憶されている優先度情報ファイルとを用いて、災害情報リストを作成する。
次に、災害情報リスト作成部32は、優先度情報ファイルを参照して、被害内容に対応する優先度を取得する。例えば、被害内容が“道路陥没”である場合、災害情報リスト作成部32は優先度として“B”の値を取得する。
ステップS208において、災害情報リスト出力部35は、災害情報リスト記憶部34に記憶された災害情報リストを災害情報提供サーバ40に出力する。
図15に示す災害情報リストの表示画面74は、職員用通信装置50及び外部通信装置60の画面に表示される災害情報リストの表示画面の一例である。図15に示すように表示画面74には、災害情報リストの他に検索キー741と、ソートキー742とが表示される。検索キー741は、単語の検索を行う際に利用されるキーである。ソートキー742は、災害情報リスト内の情報をソートする際に利用されるキーである。
ステップS301において、災害情報収集部11は、電話により災害情報を収集する。具体的には、災害情報収集部11は、電話により通報された災害情報を録音する。これにより、災害情報収集部11は、音声データを災害情報として収集する。災害情報収集部11は、録音した災害情報の音声データを災害情報登録部12に出力する。
また、災害情報管理システム1は、解析手法を用いて、災害情報から被災の内容に関するキーワードを抽出し、抽出したキーワードから被災内容を判定して被災対応すべき優先度を決定する。そして、災害情報管理システム1は、災害情報に優先度を対応付けて災害情報リストを生成する。これにより、災害情報リストを見た担当者は、どの災害を優先すべきか容易に判断することができる。
第2の実施形態は、災害情報収集サーバにおいて収集した災害情報の修正指示に応じて修正を行う実施の形態である。第2の実施形態において、災害情報解析サーバ20、災害情報リスト作成サーバ30及び災害情報提供サーバ40の構成は、第1の実施形態における災害情報解析サーバ20、災害情報リスト作成サーバ30及び災害情報提供サーバ40と同様である。以下、第1の実施形態と異なる災害情報収集サーバ10aについて説明する。なお、災害情報収集サーバ10aは、災害情報の修正指示が入力された場合の処理以外の処理(例えば、図14及び図16の処理)は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
災害情報収集サーバ10aは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、災害情報収集プログラムを実行する。災害情報収集プログラムの実行によって、災害情報収集サーバ10aは、災害情報収集部11、災害情報登録部12a、自動応答内容記憶部13a、自動応答部14a、収集リスト作成部15を備える装置として機能する。なお、災害情報収集サーバ10aの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、災害情報収集プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、災害情報収集プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
自動応答内容記憶部13aは、自動応答内容ファイルを記憶する。より具体的には、自動応答内容記憶部13aは、図3に示す自動応答内容ファイルに加えて、図18に示す自動応答内容ファイルを記憶する。
図18に示す自動応答内容ファイルは、災害情報の修正指示がなされた場合の自動応答内容が登録されている。具体的には、災害情報の修正指示がなされた場合には、自動応答内容として“災害情報を受け付けた旨の内容、受け付けた内容(修正後)を確認する旨の内容及び必要に応じて担当者から連絡がいく旨の内容”を応答することが表されている。
ステップS401において、災害情報登録部12aは、災害情報を修正する。具体的には、災害情報登録部12aは、修正指示がなされた災害情報を、収集リスト作成部15に登録することによって災害情報を修正する。
図20には、住民からの災害情報を修正指示75と、修正後の災害に関する画像712と、災害情報の修正があった場合の自動応答内容76が示されている。
また、第2の実施形態における災害情報管理システム1は、通報された災害情報の修正指示がなされた場合に、既に通報された災害情報を修正する。これにより、正しい災害情報を登録することができる。
以下、第1の実施形態及び第2の実施形態に共通する変形例について説明する。
上記の各実施形態では、優先度を災害内容に応じて自動で判定する構成を示したが、優先度は災害情報管理装置100の管理者が手動で設定するように構成されてもよい。このように構成される場合、災害情報リスト作成サーバ30は、優先度情報記憶部33を備えなくてもよい。
インターネット用災害情報収集部111、SNS用災害情報収集部112、電子メール用災害情報収集部113及び電話用災害情報収集部114はそれぞれ1つのサーバで構成されてもよい。このように構成される場合、災害情報収集部11は、インターネット用災害情報収集部111、SNS用災害情報収集部112、電子メール用災害情報収集部113及び電話用災害情報収集部114のそれぞれから災害情報を収集する。
Claims (8)
- 住民から所定の通報手段により通報される災害情報を収集する災害情報収集部と、
収集された前記災害情報に対して少なくとも文字認識技術を用いて被災の内容に関するキーワードを抽出する災害情報解析部と、
前記災害情報と、前記キーワードとを対応付けることによって災害情報リストを作成する災害情報リスト作成部と、
を備える災害情報管理装置。 - 前記所定の通報手段は、インターネット、電子メール、コミュニケーションアプリ及び電話のいずれか又は全ての手段である、請求項1に記載の災害情報管理装置。
- 前記災害情報解析部は、前記所定の通報手段により取得された前記災害情報に音声形式の情報が含まれる場合には、前記音声形式の情報に対して音声認識技術を用いてテキスト形式の情報に変換した後に、前記文字認識技術を用いて被災の内容に関するキーワードを抽出する、請求項1に記載の災害情報管理装置。
- 前記災害情報リスト作成部は、被災の内容に応じた被害対応の優先度を前記災害情報と、前記キーワードとにさらに対応付けることによって災害情報リストを作成する、請求項1に記載の災害情報管理装置。
- 前記災害情報は、被災内容に関するテキスト形式又は音声形式の文章、被災状況が撮影された画像又は動画像及び被災場所の位置を示す位置情報の少なくともいずれかであり、
前記住民から通報された災害情報に不足がある場合に不足している情報の追加を要求する返信を行う自動応答部をさらに備える、
請求項1に記載の災害情報管理装置。 - 前記災害情報リスト作成部は、前記住民から既に通報された災害情報の修正指示がなされた場合には、修正指示がなされて所定の期間の間に得られた災害情報を用いて再度災害情報リストを作成する、請求項1に記載の災害情報管理装置。
- 住民から所定の通報手段により通報される災害情報を収集する災害情報収集部と、
収集された前記災害情報に対して少なくとも文字認識技術を用いて被災の内容に関するキーワードを抽出する災害情報解析部と、
前記災害情報と、前記キーワードとを対応付けることによって災害情報リストを作成する災害情報リスト作成部と、
前記災害情報リスト作成部にアクセスして、職員が災害情報を閲覧することための通信装置である職員用通信装置と、
外部ネットワークに接続するための外部通信装置と、
を備える災害情報管理システム。 - 住民から所定の通報手段により通報される災害情報を収集する災害情報収集ステップと、
収集された前記災害情報に対して少なくとも文字認識技術を用いて被災の内容に関するキーワードを抽出する災害情報解析ステップと、
前記災害情報と、前記キーワードとを対応付けることによって災害情報リストを作成する災害情報リスト作成ステップと、
を有する災害情報管理方法。
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- 2018-09-28 JP JP2018185060A patent/JP7191620B2/ja active Active
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