JP2020056943A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏光板とガラス基板との間および駆動素子に対して高い耐湿性を有する車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両用表示装置100は、画像を表示する表示パネル20と、表示パネル20が設けられるケース30とを含む。ケース30は、表側透明基板21、裏側透明基板22、液晶層23、表側偏光板24および裏側偏光板25のそれぞれの周縁部、駆動素子26ならびに異方性導電膜27が配置され、外部から隔離された封止空間35を有する。したがって外部から封止空間35内に外部の空気が侵入することを抑制することができる。【選択図】図2

Description

この明細書における開示は、車両に搭載され情報を表示する車両用表示装置に関する。
従来、車両用表示装置として、非発光型ディスプレイであるTFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)、バックライトおよび導光板等によって構成されたものが知られている。TFT−LCDは、透明電極と配向膜を形成した2枚のガラス基板の隙間に液晶を注入したLCDパネルと、液晶の配列を電界の印加で変化させるスイッチ手段としてのTFT、およびカラーフィルタ等によって構成される。
特許文献1に記載の情報表示用パネルでは、TFT−LCDのガラス基板の隙間に防湿絶縁材を配置することにより、内部で接続材として使用している異方導電性膜(ACF)の腐食および粘着性劣化によるはがれの進行を抑制している。
特開2011−118185号公報
前述の特許文献1に記載の技術では、TFT−LCDを構成する2枚のガラス基板への水分侵入を防止し、内部腐食およびはがれ進行を抑制することを目的にしているが、ガラス基板の外側に配置される偏光板および駆動素子などに対しては防湿の効果がない。偏光板および駆動素子も湿度による影響で不具合が発生するおそれがあるので、耐湿性の向上が望まれている。
そこで、開示される目的は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、偏光板とガラス基板との間および駆動素子に対して高い耐湿性を有する車両用表示装置を提供することを目的とする。
本開示は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
ここに開示された車両用表示装置は、車両に搭載されて画像を表示する車両用表示装置(100)であって、画像を表示する表示パネル(20)と、表示パネルが設けられるケース(30)と、を含み、表示パネルは、裏面に透明電極を有する表側透明基板(21)と、表側透明基板に間隔をあけて設けられ、表面に透明電極を有する裏側透明基板(22)と、表側透明基板と裏側透明基板との間に封入される液晶層(23)と、表側透明基板の表面に積層される表側偏光板(24)と、裏側透明基板の裏面に積層される裏側偏光板(25)と、各透明電極間の電圧を制御する駆動部(26)と、駆動部を実装し、各透明電極と駆動部とを電気的に接続する異方性導電膜(27)と、を含み、ケースは、表側透明基板、裏側透明基板、液晶層、表側偏光板および裏側偏光板のそれぞれの周縁部、駆動部ならびに異方性導電膜が配置され、外部と隔離された封止空間(35)を有する。
このような車両用表示装置に従えば、表側透明基板、裏側透明基板、液晶層、表側偏光板および裏側偏光板のそれぞれの周縁部、駆動部ならびに異方性導電膜は外部から隔離された封止空間内に配置されている。したがって外部から封止空間内に外部の空気が侵入することを抑制することができる。これによって各透明基板と各偏光板との間、および駆動部と異方性導電膜との間に外部から水分が侵入することを抑制するこができる。したがって外部から湿度などで水分が侵入することに起因する不具合の発生を抑制することができる。これによって車両用表示装置の耐湿性を向上することができる。
また開示された別の車両用表示装置のさらなる特徴は、車両に搭載されて画像を表示する車両用表示装置(100)であって、画像を表示する表示パネル(20)と、表示パネルが設けられるケース(30)と、を含み、表示パネルは、裏面に透明電極を有する表側透明基板(21)と、表側透明基板に間隔をあけて設けられ、表面に透明電極を有する裏側透明基板(22)と、表側透明基板と裏側透明基板との間に封入される液晶層(23)と、表側透明基板の表面に積層される表側偏光板(24)と、裏側透明基板の裏面に積層される裏側偏光板(25)と、各透明電極間の電圧を制御する駆動部(26)と、駆動部を実装し、各透明電極と駆動部とを電気的に接続する異方性導電膜(27)と、を含み、ケースは、表側透明基板と表側偏光板との接触面の縁(34)、および裏側透明基板と裏側偏光板との接触面との縁(34)を覆う第1封止部材(51)と、駆動部と異方性導電膜との接触部(36)を覆う第2封止部材(52)とを含む。
このような車両用表示装置に従えば、第1封止部材によって表側透明基板と表側偏光板との接触面の縁、および裏側透明基板と裏側偏光板との接触面の縁が覆われる。また第2封止部材によって、駆動部と異方性導電膜との接触部を覆われる。したがって各透明基板と各偏光板との間、および駆動部と異方性導電膜との間に外部から水分が侵入することを各封止部材によって抑制するこができる。これによって外部から湿度などで水分が侵入することに起因する不具合の発生を抑制することができる。したがって車両用表示装置の耐湿性を向上することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の車両用表示装置100の分解斜視図。 車両用表示装置100の断面図。 第2実施形態のバックライト10を示す斜視図。 車両用表示装置100Aの断面図。 第3実施形態の車両用表示装置100Bの断面図。 第4実施形態の車両用表示装置100Cの平面図。 車両用表示装置100Cの側面図。 第5実施形態の車両用表示装置100Dの平面図 車両用表示装置100Dの側面図。 第6実施形態の車両用表示装置100Eの平面図。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態を、複数の形態を用いて説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に関して、図1〜図6を用いて説明する。車両用表示装置100は、車両に搭載されて、画像を表示して、ユーザに各種情報を提供する。車両用表示装置100は、車速および車載バッテリの電力残量等、車両の状態を表した各種物理量の変化を表示したり、各種の異常が生じた場合にその旨を表示したり、演出画像を表示したりする。車両用表示装置100は、光を出射するバックライト10、画像を表示する表示パネル20、表示パネル20が設けられるケース30を含んで構成される。
まず、バックライト10に関して説明する。図2に示すように、表示パネル20の図2の下方側である裏側に設けられる。バックライト10は、表面から面状の光を表示パネル20の裏面に向けて出射する。バックライト10は、図示は省略するが、上面開口の直方体形状のライトケース、およびライトケース内の底部に複数配置された光源を備える。ライトケースは、樹脂材料および金属材料から成形されてなり、光源から放射された光をライトケースの内周面で反射させる観点から、ライトケースの内周面は白色または銀色であることが望ましい。光源としては、点状光源としてLEDおよび線状光源として冷陰極管など各種形状の発光部材を用いることができる。バックライト10は、このようないわゆる直下型だけでなく、導光部材の側面に線状光源または点状光源を配置したサイドライト型、あるいは平面状光源型などの各種のものが使用できる。
次に、表示パネル20に関して説明する。表示パネル20は、表側透明基板21、裏側透明基板22、液晶層23、表側偏光板24、裏側偏光板25、駆動素子26、および異方性導電膜27を含んで構成される。以下、図1における上下方向を積層方向Zと称することがある。また表側透明基板21、裏側透明基板22、液晶層23、表側偏光板24、裏側偏光板25および異方性導電膜27において、図1の上方側の面を表面、下方側の面を裏面と称することがある。
表側透明基板21および裏側透明基板22は、透光性を有する。裏側透明基板22は、表側透明基板21に積層方向Zに間隔をあけて設けられる。一対の透明基板21,22の間には、液晶層23がミクロン単位の厚みで封入されている。一対の透明基板21,22には、それぞれ透明電極および配向膜が積層形成されており、透明電極間に表示データに基づいた電圧が印加されることによって液晶が配向する。液晶セルの表示方式は、TN方式、IPS方式およびVA方式などの表示方式が用いられる。
裏側偏光板25は、裏側透明基板22の裏面に設けられている。裏側偏光板25は、板状であって、裏側透明基板22の裏面に積層されて配置されている。図2に示すように、裏側偏光板25は、バックライト10の表面と対向するように配置される。したがってバックライト10の表面から出射された光は、裏側偏光板25の裏面から入射する。裏側偏光板25は、所定の偏光軸の光を透過して、透過した光が直線偏光となる。換言すると、裏側偏光板25は、所定方向に振動する光を透過して光の振動方向を所定方向に規制する。したがって裏側偏光板25の下面から入射した光は、裏側偏光板25を通過することによって直線偏光として上面から出射される。
表側偏光板24は、表側透明基板21の表面に設けられている。表側偏光板24は、板状であって、表側透明基板21の表面に積層されて配置されている。したがって液晶層23を通過した光は、表側偏光板24の裏面から入射する。表側偏光板24は、所定の偏光軸の光を透過して、透過した光が直線偏光となる。換言すると、表側偏光板24は、所定方向に振動する光を透過して光の振動方向を所定方向に規制する。したがって表側偏光板24の下面から入射した光は、表側偏光板24を通過することによって直線偏光として上面から出射される。
また裏側偏光板25の偏光軸と表側偏光板24の偏光軸とは異なる方向に延びており、裏側偏光板25を通過した直線偏光が直接表側偏光板24に入射すると表側偏光板24によって遮断される。具体的には、裏側偏光板25と表側偏光板24とは、振動方向が90度ずれるように配置されている。
また各偏光板24,25は、視野角を拡大するためのトリアセチルロース(略称:TAC)から成る層が各透明基板21,22に対向する表面に積層されている。
表側透明基板21よりも裏側透明基板22のほうが幅方向(図2の左右方向)の長さが大きく、表側透明基板21と裏側透明基板22との間には、段差部28が設けられている。段差部28には、液晶セルを駆動するための駆動素子26が複数、本実施形態では3つ異方性導電膜27を介して実装されている。
異方性導電膜27は、裏側透明基板22の段差部28の表面に積層されている。裏側透明基板22の表面には、前述したように透明電極が形成されている。異方性導電膜27は、透明電極の表面に積層されている。異方性導電膜27は、絶縁性のバインダと、バインダ内に複数配置された導電性の導電性粒子とを含む。駆動素子26の裏面側には、接続端子が配置されている。そして、透明電極と駆動素子26の接続端子との間に配置された異方性導電膜27の導電性粒子によって、透明電極と駆動素子26の接続端子との電気的な接続が確保されている。
導電性粒子は、金属製の粒子によって構成されており、透明電極と駆動素子26の接続端子とを接続している。透明電極と異方性導電膜27との接触部分で透明電極と異方性導電膜27とが電気的に接続され、異方性導電膜27と接続端子との接触部分で異方性導電膜27と接続端子との電気的な接続が確保されている。ここで、透明電極と駆動素子26とは、互いに電気的に接続されておればよく、駆動素子26の位置が、仮にずれしたとしても、透明電極と接続端子との電気的な接続を確保することができる。このため、表示パネル20の歩留まりの向上を図ることができる。
駆動素子26は、駆動部であって、マイクロコンピュータであるマイコンと、マイコンが実装された回路基板とを含んで構成される。マイコンは、中央処理演算装置およびメモリ等を有し、予め記憶されているプログラムにしたがって各種の演算処理を実行する。回路基板から車両用表示装置100へ出力される画像信号は、異方性導電膜27を介して液晶層23を挟む各透明電極の電圧を制御する信号となる。したがって表示パネル20の表示面に表示される画像の内容は、マイコンにより制御される。
回路基板は、車両に搭載された電子制御装置のうち車両用表示装置100の外部に設けられた電子制御装置から各種情報を取得し、取得した情報に基づき表示部の表示内容を制御する。表示される情報の具体例としては、車両の走行速度および車載バッテリの電力残量等、車両の状態を表した各種物理量の変化を表した情報、および各種異常が生じた旨の情報が挙げられる。
液晶セルは、液晶層23に電圧が印加されていない場合、表側偏光板24を通過した光が通過する。そしてバックライト10の光源を点灯させると、バックライト10から射出される光は液晶セルを透過し、表示パネル20の正面側に射出される。これにより、表示パネル20が透過照明され、表示パネル20に表示される画像がユーザに視認されるようになる。詳細には、液晶セルの画素毎に配置された電極への印加電圧に応じて、該当する画素に対する光の透過率(光透過性)は変化する。これによって画像が形成される。
例えば、赤色フィルタ、緑色フィルタおよび青色フィルタに対応する電極の全てについて、透過率が最大になるように印加電圧を制御すると、各々のフィルタを透過する光の輝度が最大になる。その結果、該当する画素は白色に視認される。つまり、バックライト10の発光色で視認される。一方、各フィルタに対応する電極の全てについて、透過率が最小になるように印加電圧を制御すると、各々のフィルタを透過する光の輝度が最小になる。その結果、該当する画素は黒色に視認される。
ケース30は、表示パネル20を内部に収容する。ケース30は、たとえば金属からなる。ケース30は、図1に示すように、枠状の蓋部31と四角筒状の本体部32とを含む。蓋部31は、表示パネル20の表示部が視認できるように矩形状の開口31aが形成されている。また本体部32は、底部にバックライト10からの光が通過できるように矩形状の開口32aが形成されている。バックライト10は、図2に示すように、本体部32の裏面に積層されている。
ケース30の本体部32は、表側から蓋部31が嵌合するように形状が選択されている。本体部32の開口32aは、裏側偏光板25の周縁部に本体部32の底部に対向する大きさに形成されている。また蓋部31の開口31aは、表側偏光板24の周縁部が蓋部31の裏面が対向する大きさに形成されている。
本体部32の底部の表面には、開口31aを囲むようにシール部33が設けられている。同様に、蓋部31の裏面には、開口31aを囲むようにシール部33が設けられている。シール部33は、吸湿性および接着性を有する。蓋部31のシール部33は、図2に示すように、表側偏光板24の周縁部および表側透明基板21の周縁部に接触するように配置される。したがって蓋部31のシール部33は、蓋部31と表側偏光板24の周縁部との積層方向Zの隙間に挿入されることになる。
また本体部32のシール部33は、同様に裏側偏光板25の周縁部および裏側透明基板22の周縁部の一部に接触するように配置される。裏側透明基板22は、表側透明基板21よりも幅方向の長さが大きいので、幅方向の一辺を除く残りの三辺にてシール部33と接触している。したがって本体部32のシール部33は、本体部32と裏側偏光板25の周縁部との積層方向Zの隙間に挿入されることになる。またシール部33は、表側透明基板21と表側偏光板24との接触面の縁34、および裏側透明基板22と裏側偏光板25との接触面の縁34をさらに覆うように設けられる。表側透明基板21と表側偏光板24との接触面の縁34は、表側透明基板21の表面と表側偏光板24の端面とが交差する部分である。また裏側透明基板22と裏側偏光板25との接触面の縁34は、裏側透明基板22の裏面と裏側偏光板25の端面とが交差する部分である。
このようにシール部33が設けられることによって、シール部33の積層方向Zに位置する部材を密に接触させることができる。これによってシール部33とケース30で囲まれた空間を、外部と隔離された封止空間35にすることができる。封止空間35内には、図2に示すように、表側透明基板21の周縁部、裏側透明基板22の周縁部、液晶層23の周縁部、表側偏光板24の周縁部および裏側偏光板25の周縁部、駆動素子26ならびに異方性導電膜27が配置される。
透明基板21,22と偏光板24,25との間に水分が侵入すると、偏光板24,25の視野拡大のためのTAC層に水分が加わることになる。TACは水分によって加水分解し、劣化する。したがって各透明基板21,22と各偏光板24,25と間に水分が侵入しないようにすることが好ましい。
また異方性導電膜27は、実装するときに加熱および加圧されるので、異方性導電膜27のバインダが変形した状態で硬化する。すると異方性導電膜27には、内部応力が発生している状態となる。そこに外部から水分が侵入すると、水分がバインダと透明基板21,22との結合を弱める。これによって異方性導電膜27は水分によって透明基板21,22から剥がれるおそれがある。したがって異方性導電膜27と透明基板21,22との間に水分が侵入しないようにすることが好ましい。
そこで本実施形態では、前述のように各透明基板21,22と各偏光板24,25と周縁部は、封止空間35に配置されている。これによって各透明基板21,22と各偏光板24,25との間に外部から水分が侵入することを抑制することができる。さらにシール部33によっても各透明基板21,22と各偏光板24,25との縁34が覆われているので、各透明基板21,22と各偏光板24,25との間に外部から水分が侵入することを抑制することができる。
以上説明したように本実施形態では、表側透明基板21、裏側透明基板22、液晶層23、表側偏光板24および裏側偏光板25のそれぞれの周縁部、駆動素子26ならびに異方性導電膜27は外部から隔離された封止空間35内に配置されている。したがって外部から封止空間35内に外部の空気が侵入することを抑制することができる。これによって各透明基板21,22と各偏光板24,25との間、および駆動素子26と異方性導電膜27との間に外部から水分が侵入することを抑制するこができる。したがって外部から湿度などで水分が侵入することに起因する不具合の発生を抑制することができる。これによって車両用表示装置100の耐湿性を向上することができる。
また本実施形態では、防湿性を有するシール部33は、封止空間35を形成する部分であって、ケース30と表側偏光板24の周縁部との積層方向Zの隙間、およびケース30と裏側偏光板25の周縁部との積層方向Zの隙間に挿入されている。シール部33は、防湿性を有するので封止空間35内にある水分を除去することができる。これによって封止空間35内に水分が存在することを抑制することができる。さらにシール部33は、隙間を埋める役割を有する。これによって封止空間35と外部とより確実に隔離することができる。
さらに本実施形態では、シール部33は、表側透明基板21と表側偏光板24との接触面の縁34、および裏側透明基板22と裏側偏光板25との接触面の縁34をさらに覆うように設けられる。これによって縁34がシール部33に覆われるので、縁34に外部から水分が侵入することを抑制することができる。したがってより確実に水分が各透明基板21,22と各偏光板24,25との間に侵入することを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態の車両用表示装置100Aに関して、図3および図4を用いて説明する。本実施形態では、バックライト10がケース30の内部に収容されているの点に特徴を有する。バックライト10は、ケース30の本体部32の底部に接触するように配置される。そしてバックライト10の表面には、シール部33が設けられる。バックライト10のシール部33は、裏側偏光板25の周縁部に対向する位置に設けられる。
本実施形態のようにバックライト10をケース30内に収容する構成であっても、前述の第1実施形態と同様に封止空間35を形成することができる。したがって前述の第1実施形態と同様の作用および効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態の車両用表示装置100Bに関して、図5を用いて説明する。本実施形態では、駆動素子26および異方性導電膜27の少なくとも一部を覆い、電磁波の通過を抑制するシールドテープ40を有する点に特徴を有する。
シールドテープ40は、図5に示すように、駆動素子26の上面および表側透明基板21側の側面に接触して覆っている。シールドテープ40は、全体として駆動素子26を覆うように配置される。これによって駆動素子26に外部からの電磁波による悪影響の発生を抑制することができる。
またシールドテープ40は、ケース30の本体部32と裏側透明基板22およびバックライト10に挟まれて固定されている。これによって車両の振動によってシールドテープ40が離脱することを抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、本開示の第4実施形態の車両用表示装置100Cに関して、図6および図7を用いて説明する。図6では、理解を容易にするため駆動素子26にハッチングを施して示し、図6および図7ではケース30およびバックライト10を仮想的に示している。本実施形態では、封止部材を用いて、水分を侵入を抑制する点に特徴を有する。ケース30は、第1封止部材51と第2封止部材52とを含んで構成される。
第1封止部材51は、表側透明基板21と表側偏光板24との接触面の縁34、および裏側透明基板22と裏側偏光板25との接触面の縁34を覆う。第1封止部材51は、各透明基板21,22と各偏光板24,25との間に水分が侵入しないように設けられる。第1封止部材51は、枠状の部材である。
第2封止部材52は、駆動素子26と異方性導電膜27との接触部36を覆う。第2封止部材52は、駆動素子26と異方性導電膜27との間に水分が侵入しないように設けられる。第2封止部材52は、複数の長方形状の部材から構成され、駆動素子26を囲む壁のように接触して配置される。第2封止部材52の根元部分は、駆動素子26と異方性導電膜27との接触部36を覆う主な部分となる。第2封止部材52の根元部分は、異方性導電膜27と接触しており、側面が駆動素子26に接触している。したがって駆動素子26と異方性導電膜27との隙間を埋めるように第2封止部材52が設けられる。
各封止部材51,52は、金属または樹脂からなり、耐湿性を有する材料が好ましい。各封止部材51,52は、接着剤などを用いて所定の位置に固定されている。
このような本実施形態では、第1封止部材51によって表側透明基板21と表側偏光板24との接触面の縁34、および裏側透明基板22と裏側偏光板25との接触面の縁34が覆われる。また第2封止部材52によって、駆動素子26と異方性導電膜27との接触部36を覆われる。したがって各透明基板21,22と各偏光板24,25との間、および駆動素子26と異方性導電膜27との間に外部から水分が侵入することを各封止部材51,52によって抑制するこができる。これによって外部から湿度などで水分が侵入することに起因する不具合の発生を抑制することができる。したがって車両用表示装置100の耐湿性を向上することができる。
また第2封止部材52は、駆動素子26の外表面の少なくとも一部を覆っている。具体的には、第2封止部材52は、駆動素子26の側面および幅方向に延びる側面を覆っている。第2封止部材52をより駆動素子26に近接して配置しているので、水分が侵入する隙間をより少なくすることができる。
(第5実施形態)
次に、本開示の第5実施形態の車両用表示装置100Dに関して、図8および図9を用いて説明する。図8および図9では、理解を容易にするためにケース30およびバックライト10を仮想的に示している。本実施形態では、前述の第4実施形態と類似しており、封止部材を用いて、水分を侵入を抑制する点に特徴を有する。ケース30は、第1封止部材51および第3封止部材53を含んで構成される。
第1封止部材51は、前述の第4実施形態と同様の構成である。第3封止部材53は、複数の駆動素子26を覆うように構成される。前述の第4実施形態では、各駆動素子26を覆うために第2封止部材52が設けられたが、本実施形態では3つの駆動素子26の全体を第3封止部材53で覆っている。したがって第3封止部材53は、直方体状で底がある容器のような形状である。第3封止部材53は、異方性導電膜27または裏側透明基板22に接着剤などで固定される。第3封止部材53の内部空間に3つの駆動素子26が収容される。したがって第3封止部材53の内部空間は、外部と隔離された密閉空間となる。
第3封止部材53の幅方向(図9の左右方向)の端に位置する壁部は、幅方向の両端に位置する駆動素子26と異方性導電膜27との接触部36を覆うように配置される。また第3封止部材53の幅方向および積層方向Zに延びる一対の壁部のうち外側に位置する壁部は、駆動素子26の側面に接触している。したがって第3封止部材53の壁部と駆動素子26との間に隙間がないように配置される。
このような本実施形態では、第3封止部材53によって、駆動素子26と異方性導電膜27との接触部36を覆われる。さらに駆動素子26は、第3封止部材53によって囲まれた空間の内部に配置される。したがって駆動素子26と異方性導電膜27との間に外部から水分が侵入することを第3封止部材53によって抑制するこができる。これによって外部から湿度などで水分が侵入することに起因する不具合の発生を抑制することができる。したがって車両用表示装置100の耐湿性を向上することができる。
また第3封止部材53は、駆動素子26の外表面の少なくとも一部を覆っている。具体的には、第3封止部材53は、両端に位置する駆動素子26の側面および幅方向に延びる側面を覆っている。第3封止部材53をより駆動素子26に近接して配置しているので、水分が侵入する隙間をより少なくすることができる。
(第6実施形態)
次に、本開示の第6実施形態の車両用表示装置100Eに関して、図10を用いて説明する。図10では、理解を容易にするためにケース30を仮想的に示している。本実施形態では、前述の第4実施形態と類似しており、封止部材を用いて、水分を侵入を抑制する点に特徴を有する。ケース30は、第1封止部材51およびフレキシブルプリント基板(略称:FPC)61を含んで構成される。
第1封止部材51は、前述の第4実施形態と同様の構成である。FPC61は、柔軟性を有する回路基板である。FPC61は、駆動素子26と外部の電子制御装置とを電気的に接続するために設けられる。FPC61は、図10に示すように、複数の駆動素子26を覆うように構成される。
FPC61は、3つの駆動素子26を覆うために三つ股に分かれている。FPC61のうち駆動素子26を覆う部分には、回路が形成されていなくてもよい。FPC61の三つ股の部分は、駆動素子26を覆う専用の部分として用いてもよい。FPC61は、柔軟性を有するので駆動素子26と異方性導電膜27との接触部36を覆うように設けられる。
このように本実施形態では、FPC61を用いて駆動素子26を覆っているので、前述の第2封止部材52と同様の作用および効果を奏することができる。またFPC61は、駆動素子26と外部の電子制御装置とを電気的に接続するための部材である。このような部材を用いて駆動素子26を覆うことによって、覆うための別部材を設ける必要がなくなる。したがって部品点数を少なくすることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は前述した実施形態に何ら制限されることなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本開示の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本開示の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、表示パネル20は平坦上であったが、平坦上に限るものではない。たとえば表示パネル20は湾曲するように構成してもよい。湾曲させると各部に応力が作用して積層面に隙間が生じやすいが、前述のように封止空間35を形成し、シール部33を設けることによって隙間から水分が侵入することを抑制することができる。
前述の第1実施形態において、駆動素子26によって実現されていた機能は、前述のものとは異なるハードウェアおよびソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって実現してもよい。駆動素子26は、たとえば他の制御装置と通信し、他の制御装置が処理の一部または全部を実行してもよい。
10…バックライト 11…ライトケース 20…表示パネル 21…表側透明基板
22…裏側透明基板 23…液晶層 24…表側偏光板 25…裏側偏光板
26…駆動素子(駆動部) 27…異方性導電膜 28…段差部 30…ケース
31…蓋部 31a…開口 32…本体部 33…シール部 34…縁
35…封止空間 36…接触部 40…シールドテープ 51…第1封止部材
52…第2封止部材 53…第3封止部材
61…FPC(フレキシブルプリント基板) 100…車両用表示装置

Claims (7)

  1. 車両に搭載されて画像を表示する車両用表示装置(100)であって、
    画像を表示する表示パネル(20)と、
    前記表示パネルが設けられるケース(30)と、を含み、
    前記表示パネルは、
    裏面に透明電極を有する表側透明基板(21)と、
    前記表側透明基板に間隔をあけて設けられ、表面に透明電極を有する裏側透明基板(22)と、
    前記表側透明基板と前記裏側透明基板との間に封入される液晶層(23)と、
    前記表側透明基板の表面に積層される表側偏光板(24)と、
    前記裏側透明基板の裏面に積層される裏側偏光板(25)と、
    前記各透明電極間の電圧を制御する駆動部(26)と、
    前記駆動部を実装し、前記各透明電極と前記駆動部とを電気的に接続する異方性導電膜(27)と、を含み、
    前記ケースは、前記表側透明基板、前記裏側透明基板、前記液晶層、前記表側偏光板および前記裏側偏光板のそれぞれの周縁部、前記駆動部ならびに前記異方性導電膜が配置され、外部と隔離された封止空間(35)を有する車両用表示装置。
  2. 前記封止空間を形成する部分であって、前記ケースと前記表側偏光板の周縁部との積層方向の隙間、および前記ケースと前記裏側偏光板の周縁部との積層方向の隙間に挿入され、防湿性を有するシール部(33)をさらに含む請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記シール部は、前記表側透明基板と前記表側偏光板との接触面の縁(34)、および前記裏側透明基板と前記裏側偏光板との接触面の縁(34)をさらに覆うように設けられる請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記駆動部および前記異方性導電膜の少なくとも一部を覆い、電磁波の通過を抑制するシールドテープ(40)をさらに含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用表示装置。
  5. 車両に搭載されて画像を表示する車両用表示装置(100)であって、
    画像を表示する表示パネル(20)と、
    前記表示パネルが設けられるケース(30)と、を含み、
    前記表示パネルは、
    裏面に透明電極を有する表側透明基板(21)と、
    前記表側透明基板に間隔をあけて設けられ、表面に透明電極を有する裏側透明基板(22)と、
    前記表側透明基板と前記裏側透明基板との間に封入される液晶層(23)と、
    前記表側透明基板の表面に積層される表側偏光板(24)と、
    前記裏側透明基板の裏面に積層される裏側偏光板(25)と、
    前記各透明電極間の電圧を制御する駆動部(26)と、
    前記駆動部を実装し、前記各透明電極と前記駆動部とを電気的に接続する異方性導電膜(27)と、を含み、
    前記ケースは、前記表側透明基板と前記表側偏光板との接触面の縁(34)、および前記裏側透明基板と前記裏側偏光板との接触面との縁(34)を覆う第1封止部材(51)と、
    前記駆動部と前記異方性導電膜との接触部(36)を覆う第2封止部材(52)とを含む車両用表示装置。
  6. 前記第2封止部材は、前記駆動部と前記異方性導電膜との接触部とともに、前記駆動部の外表面の少なくとも一部を覆う請求項5に記載の車両用表示装置。
  7. 前記第2封止部材は、前記駆動部と外部の制御装置とを電気的に接続するためのフレキシブルプリント基板である請求項6に記載の車両用表示装置。
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