JP2020053870A - 通信装置、制御装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】NR V2X通信において効率的にリソースのセンシングを行うことが可能な通信装置を提供する。【解決手段】無線通信を行う通信部と、他の装置との間で装置間通信を行う通信方式において利用されるリソースをセンシングする動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記リソースを時間軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御する、通信装置が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、通信装置、制御装置及び通信システムに関する。
将来の自動運転の実現のため、近年、車載通信(V2X通信)への期待が高まってきている。V2X通信とは、Vehicle to X通信の略であり、車と“何か”が通信を行うシステムである。ここでの“何か”の例として、車両(Vehicle)、設備(Infrastructure)、ネットワーク(Network)、及び歩行者(Pedestrian)等が挙げられる(V2V、V2I、V2N、及びV2P)。例えば、特許文献1には、V2X通信に関する技術の一例が開示されている。
また、車用の無線通信としては、これまで主に、802.11pベースのDSRC(Dedicated Short Range Communication)の開発が進められてきたが、近年になり、LTEベースの車載通信である“LTE−based V2X”の標準規格化が行われた。LTEベースのV2X通信では、基本的なセーフティメッセージ等のやり取りなどがサポートされている。
特開2017−208796号公報
一方、NR(New Radio)を用いたNR V2X通信では、LTEベースのV2X通信とは異なるメカニズムが採用されることになるため、LTEベースのV2X通信と同じ方法でリソースのセンシングを行うことが出来なくなる可能性がある。
そこで、本開示では、NR V2X通信において効率的にリソースのセンシングを行うことが可能な、新規かつ改良された通信装置、制御装置及び通信システムを提案する。
本開示によれば、無線通信を行う通信部と、他の装置との間で装置間通信を行う通信方式において利用されるリソースをセンシングする動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記リソースを時間軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御する、通信装置が提供される。
また本開示によれば、端末装置との間で無線通信を行う通信部と、前記端末装置が他の装置との間で装置間通信を行う通信方式において利用されるリソースをセンシングする動作を制御するための情報を前記通信部から通知させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記端末装置に、前記リソースを時間軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御するための情報を前記通信部から通知させる、制御装置が提供される。
また本開示によれば、上記通信装置を少なくとも2つ備える、通信システムが提供される。
本開示の一実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 V2X通信の概要について示した図である。 V2X通信の全体像の一例について説明するための説明図である。 V2X通信のユースケースの一例を示した図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。 サイドリンク通信に割り当てられたリソースの構成の一例について示した図である。 Mode4リソース割り当てに基づき端末装置がパケットを送信する場合の動作タイムラインの一例について説明するための説明図である。 LTE V2Xでのセンシング動作を示す説明図である。 LTE V2Xでのセンシング動作をより詳細に示す説明図である。 端末装置の動作例を示す流れ図である。 NRのフレーム構成の一例を示す説明図である。 リソースグリッドの一例を示す説明図である。 スロットフォーマットの一例を示す説明図である。 スロットフォーマットの一例を示す説明図である。 異なるNumerologyが共存するリソースプールのセンシングの一例を示す説明図である。 端末装置がPRB単位でリソースを選択する例を示す説明図である。 端末装置が最小単位の送信リソースブロックのサイズ単位でリソースを選択する例を示す説明図である。 異なるNumerologyが共存する時の、リソースプールの構成例を示す説明図である。 異なるNumerologyが共存する時の、リソースプールの構成例を示す説明図である。 異なるNumerologyが共存する時の、リソースプールの構成例を示す説明図である。 NRのサイドリンクのNRのスロットフォーマットの一例を示す説明図である。 シンボルレベルでのセンシングを説明する説明図である。 本実施形態に係るハイブリッドセンシングの一例を示す説明図である。 本実施形態に係るNR UEの動作例を示す流れ図である。 NRのSAとLTEのSAの両方で、関連するNRデータを指示する例を示す説明図である。 NR UEがLTE UEにNRデータ用の送信リソースとリザベーション情報を通知する様子を示す説明図である。 基地局がMode3のNR UEのリソース使用状況とリザベーション情報を、LTE UEに通知する様子を示す説明図である。 基地局がMode4のNR UEのリソース使用状況とリザベーション情報をLTE UEに通知する一例を示す説明図である。 本実施形態に係るNR UEの動作例を示す流れ図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.構成例
1.1.システム構成の一例
1.2.基地局の構成例
1.3.端末装置の構成例
2.V2X通信
3.サイドリンクへのリソースの割り当て方式
4.NRのフレーム構成
5.リソースグリッド
6.スロットフォーマット
7.Numerologyとフレーム構成に応じたセンシング単位の変更
8.LTE V2XとNR V2Xの共存
9.応用例
9.1.基地局に関する応用例
9.2.端末装置に関する応用例
10.まとめ
<<1.構成例>>
<1.1.システム構成の一例>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図1に示すように、システム1は、無線通信装置100と、端末装置200とを含む。ここでは、端末装置200は、ユーザとも呼ばれる。当該ユーザは、UEとも呼ばれ得る。無線通信装置100Cは、UE−Relayとも呼ばれる。ここでのUEは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているUEであってもよく、UE−Relayは、3GPPで議論されているProse UE to Network Relayであってもよく、より一般的に通信機器を意味してもよい。
(1)無線通信装置100
無線通信装置100は、配下の装置に無線通信サービスを提供する装置である。例えば、無線通信装置100Aは、セルラーシステム(又は移動体通信システム)の基地局である。基地局100Aは、基地局100Aのセル10Aの内部に位置する装置(例えば、端末装置200A)との無線通信を行う。例えば、基地局100Aは、端末装置200Aへのダウンリンク信号を送信し、端末装置200Aからのアップリンク信号を受信する。
基地局100Aは、他の基地局と例えばX2インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。また、基地局100Aは、所謂コアネットワーク(図示を省略する)と例えばS1インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。なお、これらの装置間の通信は、物理的には多様な装置により中継され得る。
ここで、図1に示した無線通信装置100Aは、マクロセル基地局であり、セル10Aはマクロセルである。一方で、無線通信装置100B及び100Cは、スモールセル10B及び10Cをそれぞれ運用するマスタデバイスである。一例として、マスタデバイス100Bは、固定的に設置されるスモールセル基地局である。スモールセル基地局100Bは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10B内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200B)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。なお、無線通信装置100Bは、3GPPで定義されるリレーノードであってもよい。マスタデバイス100Cは、ダイナミックAP(アクセスポイント)である。ダイナミックAP100Cは、スモールセル10Cを動的に運用する移動デバイスである。ダイナミックAP100Cは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10C内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200C)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。ダイナミックAP100Cは、例えば、基地局又は無線アクセスポイントとして動作可能なハードウェア又はソフトウェアが搭載された端末装置であってよい。この場合のスモールセル10Cは、動的に形成される局所的なネットワーク(Localized Network/Virtual Cell)である。
セル10Aは、例えば、LTE、LTE−A(LTE−Advanced)、LTE−ADVANCED PRO、GSM(登録商標)、UMTS、W−CDMA、CDMA2000、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。
なお、スモールセルは、マクロセルと重複して又は重複せずに配置される、マクロセルよりも小さい様々な種類のセル(例えば、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなど)を含み得る概念である。ある例では、スモールセルは、専用の基地局によって運用される。別の例では、スモールセルは、マスタデバイスとなる端末がスモールセル基地局として一時的に動作することにより運用される。いわゆるリレーノードもまた、スモールセル基地局の一形態であると見なすことができる。リレーノードの親局として機能する無線通信装置は、ドナー基地局とも称される。ドナー基地局は、LTEにおけるDeNBを意味してもよく、より一般的にリレーノードの親局を意味してもよい。
(2)端末装置200
端末装置200は、セルラーシステム(又は移動体通信システム)において通信可能である。端末装置200は、セルラーシステムの無線通信装置(例えば、基地局100A、マスタデバイス100B又は100C)との無線通信を行う。例えば、端末装置200Aは、基地局100Aからのダウンリンク信号を受信し、基地局100Aへのアップリンク信号を送信する。
また、端末装置200としては、所謂UEのみに限らず、例えば、MTC端末、eMTC(Enhanced MTC)端末、及びNB−IoT端末等のような所謂ローコスト端末(Low cost UE)が適用されてもよい。また、RSU(Road Side Unit)のようなインフラストラクチャ端末やCPE(Customer Premises Equipment)のような端末が適用されてもよい。
(3)補足
以上、システム1の概略的な構成を示したが、本技術は図1に示した例に限定されない。例えば、システム1の構成として、マスタデバイスを含まない構成、SCE(Small Cell Enhancement)、HetNet(Heterogeneous Network)、MTCネットワーク等が採用され得る。またシステム1の構成の、他の一例として、マスタデバイスがスモールセルに接続し、スモールセルの配下でセルを構築してもよい。
<1.2.基地局の構成例>
次いで、図2を参照して、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成を説明する。図2は、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、基地局100は、アンテナ部110と、無線通信部120と、ネットワーク通信部130と、記憶部140と、制御部150とを含む。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
なお、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、当該リレー端末に相当する無線通信装置100Cは、ネットワーク通信部130を備えていなくてもよい。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)制御部150
制御部150は、基地局100の様々な機能を提供する。制御部150は、通信制御部151と、情報取得部153と、通知部155とを含む。なお、制御部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、制御部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部151は、無線通信部120を介した端末装置200との間の無線通信の制御に係る各種処理を実行する。また、通信制御部151は、ネットワーク通信部130を介した他のノード(例えば、他の基地局やコアネットワークノード等)との間の通信の制御に係る各種処理を実行する。
情報取得部153は、端末装置200や他のノードから各種情報を取得する。取得された当該情報は、例えば、端末装置との間の無線通信の制御や、他のノードとの連携に係る制御等に利用されてもよい。
通知部155は、端末装置200や他のノードに各種情報を通知する。具体的な一例として、通知部155は、セル内の端末装置が基地局と無線通信を行うための各種情報を当該端末装置に通知してもよい。また、他の一例として、通知部155は、セル内の端末装置から取得した情報を、他のノード(例えば、他の基地局)に通知してもよい。
<1.3.端末装置の構成例>
次に、図3を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、端末装置200は、アンテナ部210と、無線通信部220と、記憶部230と、制御部240とを含む。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
また、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置200が、他の端末装置200と基地局100を介さずに直接通信を行う場合がある。この場合には、無線通信部220は、他の端末装置200との間でサイドリンク信号を送受信してもよい。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)制御部240
制御部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。例えば、制御部240は、通信制御部241と、情報取得部243と、通知部247とを含む。なお、制御部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、制御部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部241は、無線通信部220を介した基地局100や他の端末装置200との間の無線通信の制御に係る各種処理を実行する。例えば、通信制御部241は、パケットの送信に利用するリソースを予約してもよい。また、通信制御部241は、予約されたリソースのうち一部のリソースを選択し、選択した当該リソースを利用してパケットが送信されるように制御してもよい。
また、通信制御部241は、基地局100や他の端末装置200から取得された情報に基づき、所定の判定を行ってもよい。より具体的な一例として、通信制御部241は、他の端末装置200に対してパケットを送信可能か否か判定してもよい。また、このとき通信制御部241は、他の端末装置200に送信予定のパケットをドロップするか否かを判定してもよい。
情報取得部243は、基地局100や他の端末装置200から各種情報を取得する。具体的な一例として、情報取得部243は、他の端末装置200に関する情報(例えば、受信capability等)を、当該他の端末装置200から取得してもよい。また、情報取得部243は、他の端末装置200との通信に利用するリソースを選択するための各種情報を、基地局100や他の端末装置200から取得してもよい。より具体的な一例として、情報取得部243は、他の端末装置200が予約したリソースに関する情報を当該他の端末装置200から取得してもよい。
通知部247は、基地局100や他の端末装置200に各種情報を通知する。具体的な一例として、通知部247は、送信予定のデータやパケットに関する情報を、他の端末装置200(例えば、当該データやパケットの送信先となる端末装置200)に通知してもよい。また、通知部247は、パケットの送信に利用するために予約したリソースに関する情報を、他の端末装置200に通知してもよい。
<<2.V2X通信>>
続いて、V2X通信について概要を説明する。V2X通信とは、Vehicle to X通信の略であり、車と“何か”が通信を行うシステムである。例えば、図4は、V2X通信の概要について示した図である。ここでの“何か”の例としては、例えば、図4に示すように、車両(Vehicle)、設備(Infrastructure)、ネットワーク(Network)、及び歩行者(Pedestrian)等が挙げられる(V2V、V2I、V2N、及びV2P)。
(V2X通信の全体像)
また、図5は、V2X通信の全体像の一例について説明するための説明図である。図5に示す例では、クラウドサーバとしてV2Xのアプリケーションサーバ(APPサーバ)が保有され、当該アプリケーションサーバにより、コアネットワーク側でV2X通信の制御が実施される。基地局は、端末装置とのUuリンクの通信を行う一方で、V2V通信やV2P通信等の直接通信の通信制御を実施する。また、基地局の他に、路肩のインフラストラクチャ(Infrastructure)としてRSU(Road Side Unit)が配置される。RSUとしては、基地局型のRSUと、UE型のRSUと、の二つが考えられる。RSUにおいてはV2Xアプリケーション(V2X APP)の提供やデータリレー等のサポートが行われる。
(V2X通信のユースケース)
自動車向けの無線通信としては、これまで主に、802.11pベースのDSRC(Dedicated Short Range Communication)の開発が進められてきたが、近年になり、LTEベースの車載通信である“LTE-based V2X(LTEベースのV2X通信)”の標準規格化が行われた。LTEベースのV2X通信では、基本的なセーフティメッセージ等のやり取りなどがサポートされている。一方で、さらなるV2X通信の改善をめざし、近年5G技術(NR:New Radio)を用いたNR V2X通信の検討が行われている。例えば、図6は、V2X通信のユースケースの一例を示した図である。
NR V2X通信では、これまでLTEベースのV2Xではサポートが困難であったような、高信頼性、低遅延、高速通信、ハイキャパシティを必要とする新たなユースケースがサポートされる。具体的な一例として、図6に示す例のうち、例えば、ダイナミックマップの提供やリモートドライビング等が挙げられる。また、この他にも、車車間や路車間でセンサデータのやり取りを行うようなセンサデータシェアリングや、隊列走行向けのプラトゥーニングユースケースが挙げられる。このようなNR V2X通信のユースケース及び要求事項については、3GPP TR22.886において規定されている。参考として、以下にユースケースの一例について概要を説明する。
(1)Vehicles Platoonning
複数の車両が隊列となり、同じ方向に走行する、隊列走行のユースケースであり、隊列走行を主導する車と他の車との間で隊列走行を制御するための情報のやり取りが行われる。これらの情報のやりとりにより、例えば、隊列走行の車間距離をより詰めることが可能となる。
(2)Extended Sensors
センサ関連の情報(データ処理前のRawデータや、処理後のデータ)を車車間等において交換可能とするユースケースである。センサ情報は、ローカルセンサ、ライブビデオイメージ(例えば、周辺の車両、RSU、及び歩行者との間のライブビデオイメージ)、及びV2Xアプリケーションサーバ等を通して集められる。車両はこれらの情報交換により、自身のセンサ情報では得られない情報を入手することが可能となり、より広範囲の環境を認知/認識することが可能となる。なお、本ユースケースでは、多くの情報を交換する必要があるため、通信には高いデータレートが求められる。
(3)Advanced Driving
準自動走行や、完全自動走行を可能とするユースケースである。本ユースケースでは、RSUが自身のセンサ等から得られた認知/認識情報を周辺車両へとシェアすることで、それぞれの車両が、軌道や操作を他の車両と同期、協調しながら調整することができる。また、それぞれの車両は、ドライビングの意図や意思を周辺車両とシェアすることも可能となる。
(4)Remote Driving
遠隔操縦者やV2Xアプリケーションに遠隔操縦させるユースケースである。遠隔操作は、運転を行うことが困難な人に替わって他者が運転を行う場合や、危険地域での車両の操作等に用いられる。ルートや走行する道がある程度決まっているような公共交通機関に対しては、例えば、クラウドコンピューティングベースの操縦を適用することも可能である。本ユースケースでは、高い信頼性と低い伝送遅延が通信に求められる。
(物理レイヤエンハンスメント)
上述した要求事項を達成するためには、LTE V2Xから物理レイヤのさらなるエンハンスメントが必要となる。対象となるリンクは、UuリンクやPC5リンク(サイドリンク)が挙げられる。Uuリンクは、基地局やRSU(Road Side Unit)等のインフラストラクチャと、端末装置との間のリンクである。また、PC5リンク(サイドリンク)は、端末装置間のリンクである。主なエンハンスメントのポイントを以下に示す。
エンハンスメントの一例としては、以下が挙げられる。
・チャネルフォーマット
・サイドリンクフィードバック通信
・サイドリンクリソース割り当て方式
・車両位置情報推定技術
・端末間リレー通信
・ユニキャスト通信、マルチキャスト通信のサポート
・マルチキャリア通信、キャリアアグリゲーション
・MIMO/ビームフォーミング
・高周波周波数対応(例: 6GHz以上)
また、チャネルフォーマットとしては、例えば、Flexible numerology、short TTI(Transmission Time Interval)、マルチアンテナ対応、及びWaveform等が挙げられる。また、サイドリンクフィードバック通信としては、例えば、HARQ、CSI(Channel Status Information)等が挙げられる。
(V2Xオペレーションシナリオ)
以下に、V2Xの通信オペレーションシナリオの一例について述べる。V2N通信においては、基地局−端末装置間のDL/UL通信のみでシンプルであった。これに対して、V2V通信では、多様な通信経路が考えられる。以降では、主にV2V通信の例に着目して、各シナリオの説明を行うが、V2PやV2Iについても同様の通信オペレーションを適用可能である。なお、V2PやV2Iにおいては、通信先がPedestrianやRSUとなる。
例えば、図7〜図12は、V2Xオペレーションシナリオの一例について説明するための説明図である。具体的には、図7は、車両同士が基地局(E−UTRAN)を介さずに直接通信を行うシナリオを示している。図8は、車両同士が基地局を介して通信を行うシナリオを示している。図9及び図10は、車両同士が端末装置(UE、ここではRSU)及び基地局を介して通信を行うシナリオを示している。図11及び図12は、車両同士が端末装置(UE、ここではRSUや他の車両)を介して通信を行うシナリオを示している。
なお、図7〜図12において、「サイドリンク」は、端末装置間の通信リンクに相当し、PC5とも称される。サイドリンクの具体的な一例として、V2V、V2P、及びV2Iの通信リンクが挙げられる。「Uuインタフェース」は、端末装置−基地局間の無線インタフェースに相当する。Uuインタフェースの具体的な一例として、V2Nの通信リンクが挙げられる。「PC5インタフェース」は、端末装置間の無線インタフェースに相当する。
<<3.サイドリンクリソース割り当て方式>>
本実施形態では、NR V2X通信におけるV2V通信リンクのリソース割り当て方式にフォーカスする。LTEのサイドリンクコントロールチャネル(PSCCH:Physical Sidelink Control Channel)とデータチャネル(PSSCH:Physical Sidelink Shared Channel)においては、LTEの無線フレーム(radio frame)が使われている。NR V2Xは異なるサービスタイプをサポート、例えば一台の車に対して、高速大容量通信(eMBB)も低遅延高信頼(URLLC)通信も行う場合がある。特に、URLLC通信を行う時、LTEのフレーム構成を使うと、ultra-latencyの要求に満たせない可能性があるため、NRのnumerologyとフレーム構成を使用した方がよいと考えられる。つまり、NR V2Xにおいては、異なるサービスの要求を満たせるように、NRのnumerologyとフレーム構成をNRのサイドリンクに使うことが望ましい。
一方で、NRのnumerologyやフレーム構成をサイドリンクに適用すると、LTEのフレーム構成と違う場合に、LTE V2Xのセンシングのやり方でデコードできない、またはセンシングの結果に影響を与えることがある。異なるフレーム構成のトラフィックが共存する場合に、既存の方法で同時にセンシングすることができない。さらに、LTEとNRの車が共存する場合に、NRは後方互換性を保っていないため、LTEで通信を行う車はNRで通信を行う車の送信パケットが読めない。そうすると、LTEで通信を行う車のセンシングの結果に影響する。
そこで本実施形態では、NRのnumerologyやフレーム構成に対応可能なNR V2Xセンシングについて述べる。
まず。LTEのセンシング結果における、サイドリンクへリソース選択の方式について概要を説明する。
例えば、図13は、サイドリンク通信に割り当てられたリソース(リソースプール)の構成の一例について示した図であり、周波数分割多重(FDM:Frequency Division Multiplexing)が適用される場合の一例について示している。図13に示すように、リソースプールは、SA(Scheduling Assignment)領域とData領域とに分けられ、各領域により、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)及びPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)が送信される。なお、以降では、図13に示すようにFDMが適用される場合に着目して説明するが、必ずしも本開示に係る技術の適用先を限定するものではない。具体的な一例として、時間分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)が適用される場合においても、以降で説明する本開示に係る技術を適用することが可能である。なお、TDMが適用される場合には、SA領域とData領域とは時間軸上で直交することとなる。
サイドリンクへのリソース割り当ての方式としては、基地局がサイドリンクのリソースを割り当てる「Mode3リソース割り当て」の方式と、端末装置自身でセンシングを行いサイドリンクのリソース選択を行う「Mode4リソース割り当て」の方式とがある。端末装置は自らリソースを選択する場合に、ランダムにリソースを選択するか、若しくは過去のリソースの使用状況をセンシングしてから、そのセンシング結果に基づき、リソースを選択する。
・Mode4リソース割り当て
図14を参照して、Mode4リソース割り当ての概要について説明する。図14は、Mode4リソース割り当てに基づき端末装置がパケットを送信する場合の動作タイムラインの一例について説明するための説明図である。図14に示すように、パケットを送信する端末装置は、まず、当該パケットの送信に利用するリソースをリソースプール内から発見するためにセンシングを行う。次いで、端末装置は、当該センシングの結果に基づき、当該リソースプール内からのリソースの選択を行う。そして、端末装置は、選択したリソースを利用してパケットの送信を行う。また、このとき端末装置は、必要に応じて、以降におけるパケットの送信に利用するリソースの予約を行う。
LTE V2Xでは、センシングとして、SA decodingとEnergy measurementという2つのセンシング方法がサポートされた。端末装置は、これらのセンシングを同時に行い、リソース選択を実施する。
SA decodingは、端末装置から送信されたコントロールチャネルをデコードするセンシング方法である。SA情報の中には、未来のリソースがリザーブされているかどうかを判断することが可能になる。しかしながら、SA信号のデコードを失敗すると、データ領域のリソース占有状況が分からなくなるといったデメリットがある。また、SA信号により占有されていると分かった場合でも、送信側の端末装置が受信側の端末装置の位置から十分に離れている場合、実際にデータ領域における電力レベルは許容レベル以下の可能性がある。SA decodingのみでは、こういったデータ領域の電力レベルまでの測定が行えないため、実際に使用可能なリソースに関しても送信できないものとして排除してしまう懸念がある。
上記の問題を解決する為に、LTE V2XではEnergy measurementとSA decodingとを併用して使われることが合意された。Energy measurementは、実際のリソース使用状況を電力レベルで測定できるため、SA decodingを補完することが可能となる。
図15は、LTE V2Xでのセンシング動作を示す説明図である。図15は、リソースプール内からリソースを選択するためのセンシングの動作の一例について示したものである。
具体的には、端末装置は、センシングウィンドウ内における電力測定結果や、当該センシングウィンドウ内におけるリソースの予約状況に基づき、リソース選択ウィンドウ内におけるリソースの選択や、将来のリソースの予約を行う。具体的な一例として、図15に示す例では、端末装置は、送信対象となるパケットが発生した場合に、センシングの結果に基づき、未来のリソースの使用状況、例えば、将来的に他のパケットの送信に利用されるリソースを予測する。端末装置は、当該予測の結果を利用することで、当該パケットの送信に利用可能なリソース、即ち、他のパケットの送信に利用されないことが予測されるリソースの選択や予約が可能となる。
図16は、LTE V2Xでのセンシング動作をより詳細に示す説明図である。まずセンシングの範囲であるが、LTE V2Xの場合、Mode4の端末装置は、常にbackground sensingを行う。ただ、端末装置は、リソースを選択するために、送信リソース選択タイミングの前の1サブフレーム間のセンシング結果を使用する。続いてセンシングの単位であるが、LTE V2Xの場合に、端末装置は、時間軸上ではサブフレーム毎にセンシングを行い、周波数軸上ではLサブチャネル毎にセンシングを行う。Lは、サブフレーム毎に送信に必要なサブチャネルの数である。例えば、図16の左側の図で示すように、1サブフレームで2つのサブチャネル(すなわち、L=2)が必要な場合に、端末装置は、1サブフレーム×2サブチャネル単位でセンシングを行う。また図16の右側の図で示すように、1サブフレームで6つのサブチャネル(すなわち、L=6)が必要な場合に、端末装置は、1サブフレーム×6サブチャネル単位でセンシングを行う。
図17は、端末装置の動作例を示す流れ図であり、センシングによりリソースを選択する際の動作を示したものである。
端末装置はまずリソースプールのセンシングを行い(ステップS101)、パケットが発生すると(ステップS102)、レイテンシ要求を満たすようなリソース候補(セットA)を設定する(ステップS103)。このリソース候補は、図15のリソース選択ウィンドウに相当する。続いて端末装置は、リソースの除外を行う(ステップS104)。具体的には、端末装置は、センシングウィンドウの中に、m-100*k(k=1,2…10)のいずれのサブフレームのセンシングをスキップした場合に、上記リソース候補の中のm番目のリソースを上記リソース候補から除外する。これにより、例えば図15の「2」で示したリソースが除外されるとする。また端末装置は、SA decodingによって、上記リソース候補の中のリソースがリザーブされ、かつRSRP(Reference Signal Received Power)が既定の閾値(Th)より高い場合に、上記リソース候補の中のリザーブされたリソースを上記リソース候補から除外する。これにより、例えば図15の「1」で示したリソースが除外されるとする。
続いて端末装置は、ステップS103で設定したリソース候補(セットA)から、ステップS104で除外したリソースで、リソース候補(セットB)を新たに設定する(ステップS105)。そして端末装置は、セットBがセットAの20%以上のリソースを含むかどうか判断する(ステップS106)。セットBがセットAの20%未満のリソースを含む場合(ステップS106、No)、端末装置は、上記閾値(Th)を3dB上げて(ステップS107)、ステップS104の処理を再度実行する。セットBがセットAの20%以上のリソースを含む場合(ステップS106、Yes)、端末装置は、セットBのリソース候補の中からランダムにリソースを選択して(ステップS108)、パケットを送信する。
<<4.NRのフレーム構成>>
続いて、NRのフレーム構成を述べる。図18は、NRのフレーム構成の一例を示す説明図である。10msで構成される無線フレーム(radio frame)のそれぞれは2つのハーフフレームから構成される。ハーフフレームの時間間隔は、5msである。ハーフフレームのそれぞれは、5つのサブフレームから構成される。サブフレームの時間間隔は、1msである。さらに、1つのサブフレームは、1つ以上のスロットで構成される。スロットの時間間隔は、ヌメロロジー(numerology、OFDMヌメロロジー)によって異なる。ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(subcarrier spacing:SCS)およびサイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix:CP)の組み合わせによって規定される。本実施形態でサポートされるサブキャリア間隔は15kHzを基準とした2のべき乗倍で規定される。具体的には、サブキャリア間隔は、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、および240kHzがサポートされる。スロットの時間間隔は、15kHzのサブキャリア間隔に対して1ms、30kHzのサブキャリア間隔に対して0.5ms、60kHzのサブキャリア間隔に対して0.25ms、120kHzのサブキャリア間隔に対して0.125ms、240kHzのサブキャリア間隔に対して0.0625ms、である。1つのスロットは、ノーマルCPの場合14個、拡張CPの場合12個のシンボルで構成される。表1は、サブキャリア間隔設定を示す表である。
Figure 2020053870
<<5.リソースグリッド>>
本実施形態において、それぞれのヌメロロジーおよびキャリアにおいて、送信される物理信号または物理チャネルは、リソースグリッドによって表現される。図19は、リソースグリッドの一例を示す説明図である。リソースグリッドは、複数のリソースエレメントによって定義される。所定のアンテナポートにおける1つのリソースエレメントは、1つのサブキャリアおよび1つのシンボルで表現される。所定のアンテナポートにおけるリソースエレメントのインデックスは、サブキャリアインデックスとシンボルインデックスの組み合わせで表すことができる。
また、本実施形態において、周波数軸上の単位であるリソースブロックが定義される。1つのリソースブロック(resource block:RB、物理リソースブロック:PRB)は、周波数軸上に連続する12個のサブキャリアで構成される。リソースブロックには、共通リソースブロック(Common resource block:CRB)、物理リソースブロック(Physical resource block:PRB)、仮想リソースブロック(Virtual resource block:VRB)がある。共通リソースブロックは、所定の帯域幅および所定のヌメロロジーで定義されるリソースブロックである。全てのヌメロロジーにおいて、共通リソースブロックはポイントA(Point A)から開始される。ポイントAで指定された周波数は、全てのヌメロロジーにおける共通リソースブロック#0のサブキャリア#0の中心となる。物理リソースブロックは、所定の帯域幅パート内で定義されるリソースブロックであり、物理リソースブロックインデックスはその所定の帯域幅パート内で0からナンバリングされる。仮想リソースブロックは、論理的なリソースブロックであり、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)やPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)のプリコーディング後の信号から物理リソースブロックへマッピングする際に用いられる。
<<6.スロットフォーマット>>
TDDセル(非ペアスペクトル(Unpaired spectrum))において、スロット内の14個のシンボルのそれぞれは、下りリンク(Downlink:DL、D)、上りリンク(Uplink:UL、U)、またはフレキシブル(Flexible、F)の状態に分類することができる。下りリンクシンボルでは、端末装置は受信に利用しうる。上りリンクシンボルでは、端末装置は送信に利用しうる。フレキシブルシンボルでは、端末装置は送信または受信に利用しうる。また、フレキシブルシンボルは、下りリンクと上りリンクのスイッチング区間(Switching Period)やガード区間(Guard Period)として活用されても良い。
これらのシンボルの状態は、端末装置共通のTDD設定情報(TDD-UL-DL-ConfigCommon)、端末装置個別のTDD設定情報(TDD-UL-DL-ConfigDedicated)、および/または、DCIによって運ばれるスロットフォーマットインデックスで指定される。
端末装置共通のTDD設定情報には、下りリンクスロットおよび下りリンクシンボルの数、上りリンクスロットおよび上りリンクシンボルの数、および上り/下り切り替えの周期の情報が含まれる。端末装置共通のTDD設定情報には、各シンボルに対する、全下りリンク(all DL)、全上りリンク(all UL)、または、下りリンクシンボルと上りリンクシンボルの数、の情報が含まれる。スロットフォーマットインデックスは、14個のシンボルの状態の組み合わせを表すスロットフォーマットのインデックスであり、スロット単位で指定される。スロットフォーマットを指示するフォーマットを、スロットフォーマットインディケーター(Slot Format Indicator:SFI)とも呼称される。
上述したTDD設定またはスロットフォーマットにより、シンボル単位で上りリンクと下りリンクを柔軟に切り替えることが可能となる。図20、図21は、スロットフォーマットの一例を示す説明図である。図20は、1〜12番目のシンボルが下りリンクシンボル、13番目のシンボルがフレキシブルシンボル、14番目のシンボルが上りリンクシンボルを表す。このスロットのSFIは、スロットの先頭シンボルから順番に「DDDDDDDDDDDDFU」を表す。これにより、同一スロットでPDSCHと対応するHARQ−ACKの送受信を行うことができる。図21は、1番目のシンボルが下りリンクシンボル、2番目のシンボルがフレキシブルシンボル、3〜14番目のシンボルは上りリンクシンボルを表す。このスロットのSFIは、スロットのシンボルから順番に「DFUUUUUUUUUUUU」を表す。これにより、同一スロットでULグラントと対応するPUSCHの送受信を行うことができる。
<<7.Numerologyとフレーム構成に応じたセンシング単位の変更>>
これまでのセンシングでは、送信に必要なリソースブロックと同じ単位のリソースがセンシングされていた。具体的に、上述したように、1サブフレーム×Lサブチャネル単位、つまり1サブフレーム×M PRB単位でセンシングが行われていた(Lは送信に必要なサブチャネルの数、M=L×sizeSubchannel、sizeSubchannelは1つのサブチャネルに含まれるPRBの数)
NR V2Xにおいては、1つのリソースプールにおいて、送信側の端末装置は、異なるNumerologyを用いて、送信することが可能になる。そうなった場合、送信側の端末装置は、既存のLTE V2Xのセンシングでリソースを選択する場合に、Energy measurementの結果はリソースの使用状況を上手く反映できない可能性がある。
図22は、異なるNumerologyが共存するリソースプールのセンシングの一例を示す説明図である。図22のように、例えば15kHzと60kHzのように、異なるサブキャリア間隔(subcarrier spacing)が1つのリソースプール内に共存する例を考える。例えば、このリソースプールの中のリソースを使って送信し、さらに異なるNumerologyを有する2つの端末装置UE1とUE2がいるとする。UE1のNumerologyにおいては、subcarrier spacingは15kHzである。UE1が送信する場合に、送信リソースの最小単位は1ミリ秒×180kHzである。一方で、UE2のnumerologyにおいては、subcarrier spacingは60kHzである。UE2が送信する場合に、送信リソースの最小単位は1ミリ秒×720kHzである。
例えば、送信に720kHz(LTEの4PRBに該当する)のリソースが必要になるUE2は、1ミリ秒×720kHzの単位でセンシングを行う。UE1は、送信側の端末装置に近いので、リソースブロック毎の受信電力は大きく、一方で、UE2は、送信側の端末装置に遠いので、リソースブロック毎の受信電力は小さいとする。ただ、UE1は180kHz(LTEの1PRBに該当する)のリソースしか使っていないため、sensing block 1の受信電力はsensing block 2の受信電力より小さい場合がある。
LTE V2Xのセンシングメカニズムによって、UE1が使ったリソースに非常に干渉されたとしても、送信側の端末装置はsensing block 1のリソースの干渉が弱いと判断してしまい、さらに、干渉の影響が非常に大きいリソースを選ぶ可能性がある。
そこで、端末装置は、センシング領域を変更してセンシングを行う。具体的には、端末装置は、送信できる最小単位のリソースブロックごとにセンシングを行う。端末装置は、センシングを行う際に、センシングウィンドウの中で使われた最小単位の送信リソースブロックのサイズ(MinSensingBlockSize)を把握する。
従って、基地局は、端末装置に最小単位の送信リソースブロックのサイズ(MinSensingBlockSize)を送信しても良い。基地局は、最小単位の送信リソースブロックのサイズの情報を定期的にセル内の端末装置に通知しても良く、端末装置が基地局に接続した時に通知しても良く、端末装置からの求めに応じて端末装置に通知しても良い。基地局は、最小単位の送信リソースブロックのサイズの情報を、PBCH(Physical Broadcast Channel)、RRC(Radio Resource Control)、SIB(System Information Block)、PDCCH、PDSCHのいずれかで通知しても良い。
基地局はセル内にいるMode4の端末装置のMinSensingBlockSizeを知らないため、Mode4の端末装置は、自装置のMinSensingBlockSizeを基地局に報告する。Mode4の端末装置は周期的なトラフィックモデル(Periodic traffic model)で送信する場合に、1回目の送信用のリソースを選択すると、MinSensingBlockSizeを基地局に、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)またはPUSCHで報告する。一方、Mode4の端末装置は非周期的なトラフィックモデル(Aperiodic traffic model)で送信する場合に、送信用のNumerologyは送信の度に異なる可能性がある。この場合に、Mode4の端末装置はリソースを選択した都度、MinSensingBlockSizeを基地局に報告してもよく、リソースを選択したら、以前に報告したMinSensingBlockSizeより小さいサイズのPRBを使った場合のみ、その、より小さいMinSensingBlockSizeを基地局に報告してもよい。
端末装置同士が、お互いに自装置のMinSensingBlockSize情報を共有することで、他の端末装置のMinSensingBlockSizeを把握しても良い。Mode4の端末装置がリソースを選択すると、またはMode3の端末装置が基地局にリソースをスケジューリングされると、周りにいるその他の端末装置にMinSensingBlockSizeを通知しても良い。また端末装置は、送信する際に、SAあるいはデータの中にMinSensingBlockSizeの情報を入れても良い。自装置のMinSensingBlockSize情報を通知する際、端末装置は、PSCCHまたはPSSCHで通知しても良く、Sidelink discoveryを行う際に、PSDCHで共有してもよい。
基地局は、端末装置にMinSensingBlockSize情報をプリコンフィギュアしてもよい。すなわち、基地局は、利用可能なMinSensingBlockSizeを事前に端末装置に設定しても良い。
このようにセンシングを細かく行う場合のリソース選択手法を説明する。図23は、端末装置がPRB単位でリソースを選択する例を示す説明図である。図23の例では、2つのMinSensingBlockSizeが1つのPRBに相当している。図23の例では、センシングの結果、PRB1の中の一部のリソースが使われているので、PRB2が選択されている。
図24は、端末装置が最小単位の送信リソースブロックのサイズ単位でリソースを選択する例を示す説明図である。図24の例では、2つのMinSensingBlockSizeが1つのPRBに相当している。図24の例では、センシングの結果、PRB1の中の一部のリソースと、RPB2の中の一部のリソースが使われているので、PRB1、PRB2の中の、使われていないリソースが選択されている。
基地局は、異なるNumerologyに対して、直交なリソースプールを設定し、セル内の端末装置にリソースプールの設定を通知してもよい。カバレッジ外(Out of coverage)の端末装置に対して、リソースプールが端末装置にプリコンフィギュアされてもよい。異なるNumerologyはFDMで直交させてもよく、TDMで直交されてもよく、あるいは、FDMかつTDMで直交するよう構成されてもよい。図25A〜25Cは、異なるNumerologyが共存する時の、リソースプールの構成例を示す説明図である。図25Aは、異なるNumerologyはFDMで直交させている場合のリソースプールの例である。図25Bは、異なるNumerologyはTDMで直交させている場合のリソースプールの例である。図25Cは、異なるNumerologyはFDMかつTDMで直交させている場合のリソースプールの例である。
NR Uuリンクのスロットフォーマットにおいて、1サブフレームに同時に送受信ができる。NRのサイドリンクにNRのスロットフォーマットが適用されると、LTE V2Xのセンシングメカニズムが利用できない場合がある。
NR UuリンクはDL、ULとunknownで構成されるスロットフォーマットをサポートする。NRサイドリンクはSLで構成されるスロットフォーマットをサポートすることが期待される。一方で、NRはLTEより厳しい要求を満たすため、NRサイドリンクにおいて、NR Uuリンクのスロットフォーマットを使って、シンボルごとの送受信が可能になる。SLの送受信を行うシンボルはULシンボル(Uシンボル)だけでもよく、Unknownシンボル(Xシンボル)だけでもよく、UシンボルとXシンボルの両方を使ってもよく、任意のシンボル(UL,DLとUnknown)を使ってもよい。
図26は、NRのサイドリンクのNRのスロットフォーマットの一例を示す説明図である。LTE V2Xのセンシングでは、必ずサブフレーム単位でセンシングを行う。図
26のように、NRのサイドリンクにおいて送信に対して一部のシンボルしか使われていないと、1サブフレーム単位の測定結果として考えた場合、端末装置は、電力レベルは閾値より低いと判断する可能性があり、リソース選択に影響する。
そこで、端末装置はシンボルレベルでのセンシングを行う。そして、シンボルレベルでのセンシングをサポートするため、基地局はスロットフォーマットを端末装置に通知する。基地局が通知する内容は、1サブフレーム内のサイドリンク送信用のシンボルの内容である。この内容は、ビットマップの形で通知されてもよく、サイドリンク送信用のスタートシンボルとエンドシンボルの位置という形で通知されてもよい。基地局は、スロットフォーマットをSIB、RRC、PBCH、PDCCH、PDSCHなどで端末装置に通知する。また基地局は、スロットフォーマットを周期的に通知しても良く、端末装置がセルに接続したタイミングで通知しても良く、端末装置がスロットフォーマットの情報をリクエストしたタイミングで通知しても良い。
また、端末装置同士がお互いに自装置のスロットフォーマットを共有してもよい。Mode4の端末装置がリソースを選択すると、またはMode3の端末装置が基地局にリソースをスケジューリングされると、周りにいるその他の端末装置にスロットフォーマットを通知しても良い。また端末装置は、送信する際に、SAあるいはデータの中にスロットフォーマットの情報を入れても良い。自装置のスロットフォーマット情報を通知する際、端末装置は、PSCCHまたはPSSCHで通知しても良く、Sidelink discoveryを行う際に、PSDCHで共有してもよい。
図27は、シンボルレベルでのセンシングを説明する説明図である。図27に示した図では、Tはサイドリンク送信、Rはサイドリンク受信を意味する。例えば図27の上の図のように送信シンボルが連続する場合に、基地局はセンシングを行う端末装置に、他の端末装置のサイドリンク送信用のスタートシンボル「0」とエンドシンボル「9」を通知する。または、端末装置は、他の端末装置と、自装置のサイドリンク送信用のスタートシンボル「0」とエンドシンボル「9」という情報を共有する。
また基地局は、ビットマップの形でサイドリンク送信用のリソースを通知してもよい。または、端末装置は、他の端末装置と、自装置のサイドリンク送信用のシンボル情報をビットマップの形で共有する。図27の例では、上の図の場合は[11111111110000]、下の図の場合は[10111011111000]という情報を基地局が通知、あるいは端末装置が共有する。
NRのスロットフォーマットは、サイドリンクに使われる場合に、さらに複数のNumerologyが共存する可能性があると考えられる。そのため、ハイブリッド的なセンシング手法が必要となる。つまり、送信側の端末装置は、センシング区域において、周波数軸はMinSensingBlockSize単位で、時間軸はシンボルレベルで、センシングを行う。図28は、本実施形態に係るハイブリッドセンシングの一例を示す説明図である。送信側の端末装置はサブフレームの中の第1、第2、第3、第4、第8のシンボルにおいて、MinSensingBlockSize単位でセンシングを行ってもよい。
<<8.LTE V2XとNR V2Xの共存>>
次に、LTE V2XとNR V2Xが共存する場合の対策について説明する。LTEだけをサポートする端末装置(LTE UE)と、LTEだけでなくNRをサポートする端末装置(NR UE)とが共存する場合に、LTE V2X通信を行うLTE UEは、NR V2Xのコントロールシグナル(SA)をデコードすることが出来ない。従って、場合によっては、LTE UEはNR UEが予約したリソースを選ぶ可能性がある。
そこで、本実施形態では、NR UEは、将来のリソースを予約する場合に、LTEのSCI(Sidelink Control Information)でSAをブロードキャストする。図29は、本実施形態に係るNR UEの動作例を示す流れ図であり、LTE UEとNR UEが共存する場合の動作例を示したものである。
NR UEにおいてパケットが発生すると(ステップS111)、NR UEはNRのSA及びデータ送信用のリソースを選択する(ステップS112)。そしてNR UEは、選択したリソースでSA及びデータを送信する(ステップS113)。
続いてNR UEは、SA及びデータ送信用のリソースを選択した際に、未来のリソースのリザベーションを行ったかどうか判断し(ステップS114)、リザベーションを行ったならば(ステップS114、Yes)、LTEのSA用のリソースを選択し(ステップS115)、LTEのSAをブロードキャストする(ステップS116)。図30は、NRのSAとLTEのSAの両方で、関連するNRデータを指示する例を示す説明図である。リザベーションを行っていなければ(ステップS114、No)、NR UEは、ステップS115、S116の処理をスキップする。
NR UEは、LTEのSAをブロードキャストする際に、NRデータの送信と再送に使った時間と周波数リソース、リザベーション情報(リザーブしたリソースの情報)、送信データがNRデータであることを指示するインジケータを少なくとも含んで良い。インジケータは、明示的に(Explicitに)指示するものであっても良い。例えばNR UEは、NRデータであるかどうかを1ビットのインジケータで指示しても良い。またインジケータは、暗黙に(Implicitに)指示するものであっても良い。例えばNR UEは、SCI format1のreservedビットでNRデータであるかどうかを指示しても良い。
図31は、NR UEがLTE UEにNRデータ用の送信リソースとリザベーション情報を通知する様子を示す説明図である。図31で示すように、NR UEは少なくともOut of Coverageの場合に、LTE UEにLTEのSCIでSAをブロードキャストすることが望ましい。
また本実施形態では、In CoverageのNR UEが将来のリソースを予約したことを、基地局が同じくIn CoverageのLTE UEに通知しても良い。NR UEがMode3の場合、基地局はNR UEにリソースを割り当てたため、リソースの使用状況及びリザベーション情報を持っている。基地局は、リソースの使用状況及びリザベーション情報をIn CoverageのLTE UEに通知する。図32は、基地局がMode3のNR UEのリソース使用状況とリザベーション情報を、LTE UEに通知する様子を示す説明図である。
基地局は、例えばPBCHやPDCCH等でリソースの使用状況及びリザベーション情報をLTE UEに通知する。基地局は、リソースの使用状況及びリザベーション情報として、NRデータの送信と再送に使った時間と周波数リソース、リザベーション情報(リザーブしたリソースの情報)、送信データがNRデータであることを指示するインジケータを少なくとも含んで良い。
一方、NR UEがMode4の場合、基地局はNR UEのリソースの使用状況を把握することが出来ない。従って、NR UEがMode4の場合は、NR UEは、リソースの使用状況を基地局に報告する。図33は、基地局がMode4のNR UEのリソース使用状況とリザベーション情報をLTE UEに通知する一例を示す説明図である。Mode4のNR UEは、PUCCHやPUSCH等でリソース使用状況とリザベーション情報を基地局に報告する。Mode4のNR UEは、リソースの使用状況及びリザベーション情報として、NRデータの送信と再送に使った時間と周波数リソース、リザベーション情報(リザーブしたリソースの情報)、送信データがNRデータであることを指示するインジケータを少なくとも含んで良い。Mode4のNR UEは、送信リソースの選択と共に未来のリソースをリザーブする場合に、送信リソースを選択すると、リソース使用状況とリザベーション情報を基地局に報告する。基地局は、NR UEからの報告を受けて、In CoverageのLTE UEに情報を通知する。
LTE UEがIn Coverageの場合であっても、基地局はLTE UEにNR UEのリソース予約情報を通知できない可能性がある。例えば、NR UEがセルエッジにいる時、周りにOut of CoverageのLTE UEが存在することも考えられる。基地局はOut of CoverageのLTE UEにNR UEのリソース予約情報を通知できないので、NR UEは自装置のリソース予約情報をLTE UEに通知する必要がある。従って、NR UEは自装置の周りにOut of CoverageのLTE UEが存在する可能性があれば、リソースの予約情報をブロードキャストする。
図34は、本実施形態に係るNR UEの動作例を示す流れ図であり、LTE UEとNR UEが共存する場合の動作例を示したものである。また図34は、In CoverageのNR UEの動作例を示したものである。
NR UEにおいてパケットが発生すると(ステップS121)、NR UEはNRのSA及びデータ送信用のリソースを選択する(ステップS122)。そしてNR UEは、選択したリソースでSA及びデータを送信する(ステップS123)。
続いてNR UEは、SA及びデータ送信用のリソースを選択した際に、未来のリソースのリザベーションを行ったかどうか判断し(ステップS124)、未来のリソースのリザベーションを行ったならば(ステップS124、Yes)、送信リソースとリザベーション情報を基地局に報告する(ステップS125)。
続いてNR UEは、サイドリンクでLTEのSAをブロードキャストする必要があるかどうか判断する(ステップS126)。この判断基準は、例えばNR UEがセルエッジにいると判断した場合である。NR UEは、例えば、基地局からの受信電力によって、セルエッジにいるかどうかを判断してもよい。またこの判断基準は、例えばNR UEがセルエッジにいて、さらに、Out of CoverageのLTE UEに送信できると判断した場合である。例えばNR UEは、自信の送信電力(送信するキャパシティがあるかにどうか)や、トラフィックモデル(送信する余裕があるかかどうか)に基づいて判断する。サイドリンクでLTEのSAをブロードキャストする必要があれば(ステップS126、Yes)、NR UEはLTEのSA用のリソースを選択し、LTEのSAをブロードキャストする(ステップS127)。
なお、未来のリソースのリザベーションを行っていなければ(ステップS124、No)、NR UEは、ステップS125〜S127の処理をスキップする。またLTEのSAをブロードキャストする必要がなければ(ステップS126、No)、NR UEは、ステップS127の処理をスキップする。
NR UEは、このように動作することで、自装置のリソース予約情報をLTE UEに通知することができ、LTE UEは、NR UEに干渉を与えないようリソースを選択することが出来る。
<<9.応用例>>
<9.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図35は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図35に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図35にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図35に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図35に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図35には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図35に示したeNB800において、図2を参照して説明した基地局100に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図35に示したeNB800において、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図36は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図36に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図36にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図35を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図35を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図36に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図36には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図36に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図36には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図36に示したeNB830において、図2を参照して説明した基地局100に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部151、情報取得部153、及び通知部155の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図36に示したeNB830において、例えば、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ852において実装されてもよい。
<6.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図37は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図37に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図37には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図37に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図37にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図37に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図37に示したスマートフォン900において、図3を参照して説明した端末装置200に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部241、情報取得部243、及び通知部247の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図37に示したスマートフォン900において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図38は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図38に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図38には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図38に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図38にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図38に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図38に示したカーナビゲーション装置920において、図3を参照して説明した図3を参照して説明した端末装置200に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、通信制御部241、情報取得部243、及び通知部247の少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図38に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<10.まとめ>>
以上説明したように本開示の実施の形態によれば、NR V2X通信において効率的にリソースのセンシングを行うことが可能な端末装置、及びその端末装置と無線通信を行う基地局装置が提供される。
本開示の実施の形態は、主にV2X通信を対象として説明したが、本開示は係る例に限定されるものでは無く、サイドリンクの拡張となるため、V2X通信以外のユースケースにも適用可能であることは言うまでもない。例えば、D2D通信、MTC通信、ムービングセル、リレー通信などへ、本開示の実施の形態で示した技術を適用することが可能である。また本開示の実施の形態は、複数のキャリアを用いてサイドリンク通信を行うマルチキャリア通信にも適用されてもよい。
図2に示した基地局100は、本開示の制御装置の一例として機能しうる。そして図2に示した基地局100の構成において、無線通信部120は、本開示の制御装置の通信部として機能し、制御部150は、本開示の制御装置の制御部として機能しうる。
図3に示した端末装置200は、本開示の通信装置の一例として機能しうる。そして図3に示した端末装置200の構成において、無線通信部220は、本開示の通信装置の通信部として機能し、制御部240は、本開示の通信装置の制御部として機能しうる。また端末装置200は、移動体に備えられる装置であり得る。そして、その移動体は車両であり得る。
本明細書の各装置が実行する処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置が実行する処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
無線通信を行う通信部と、
他の装置との間で装置間通信を行う通信方式において利用されるリソースをセンシングする動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記リソースを時間軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御する、通信装置。
(2)
前記制御部は、前記リソースをシンボル単位でセンシングするよう制御する、前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記制御部は、前記通信部が受信したスロットフォーマットに基づいて前記リソースをシンボル単位でセンシングするよう制御する、前記(2)に記載の通信装置。
(4)
前記スロットフォーマットは、基地局から通知される、前記(3)に記載の通信装置。
(5)
前記スロットフォーマットは、周期的に基地局から通知される、前記(4)に記載の通信装置。
(6)
前記スロットフォーマットは、セルに接続した時点で基地局から通知される、前記(4)に記載の通信装置。
(7)
前記スロットフォーマットは、基地局への要求に応じて該基地局から通知される、前記(4)に記載の通信装置。
(8)
前記スロットフォーマットは、前記他の装置との間で共有される、前記(4)に記載の通信装置。
(9)
前記制御部は、さらに、前記リソースを、送信できる周波数軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御する、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の通信装置。
(10)
前記制御部は、前記最小単位の情報に基づいてセンシングするよう制御する、前記(9)に記載の通信装置。
(11)
前記最小単位の情報は、基地局から通知される、前記(10)に記載の通信装置。
(12)
前記最小単位の情報は、周期的に基地局から通知される、前記(11)に記載の通信装置。
(13)
前記最小単位の情報は、セルに接続した時点で基地局から通知される、前記(11)に記載の通信装置。
(14)
前記最小単位の情報は、基地局への要求に応じて該基地局から通知される、前記(11)に記載の通信装置。
(15)
前記最小単位の情報は、前記他の装置との間で共有される、前記(11)に記載の通信装置。
(16)
異なるヌメロロジーの前記リソースが直交に設定される、前記(1)〜(15)のいずれかに記載の通信装置。
(17)
前記制御部は、予約した前記リソースについての情報を前記通信部から通知させる、前記(1)〜(16)のいずれかに記載の通信装置。
(18)
前記制御部は、予約した前記リソースについての情報を前記通信部からブロードキャストさせる、前記(17)に記載の通信装置。
(19)
前記制御部は、予約した前記リソースについての情報を、通信相手の基地局へ通知させる、前記(17)に記載の通信装置。
(20)
移動体に備えられる装置である、前記(1)〜(19)のいずれかに記載の通信装置。
(21)
前記移動体は、車両である、前記(20)に記載の通信装置。
(22)
端末装置との間で無線通信を行う通信部と、
前記端末装置が他の装置との間で装置間通信を行う通信方式において利用されるリソースをセンシングする動作を制御するための情報を前記通信部から通知させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記端末装置に、前記リソースを時間軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御するための情報を前記通信部から通知させる、制御装置。
(23)
前記(1)〜(21)のいずれかに記載の通信装置を少なくとも2つ備える、通信システム。
1 システム
100 基地局
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 ネットワーク通信部
140 記憶部
150 制御部
151 通信制御部
153 情報取得部
155 通知部
200 端末装置
210 アンテナ部
220 無線通信部
230 記憶部
240 制御部
241 通信制御部
243 情報取得部
247 通知部

Claims (23)

  1. 無線通信を行う通信部と、
    他の装置との間で装置間通信を行う通信方式において利用されるリソースをセンシングする動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記リソースを時間軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御する、通信装置。
  2. 前記制御部は、前記リソースをシンボル単位でセンシングするよう制御する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、前記通信部が受信したスロットフォーマットに基づいて前記リソースをシンボル単位でセンシングするよう制御する、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記スロットフォーマットは、基地局から通知される、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記スロットフォーマットは、周期的に基地局から通知される、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記スロットフォーマットは、セルに接続した時点で基地局から通知される、請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記スロットフォーマットは、基地局への要求に応じて該基地局から通知される、請求項4に記載の通信装置。
  8. 前記スロットフォーマットは、前記他の装置との間で共有される、請求項4に記載の通信装置。
  9. 前記制御部は、さらに、前記リソースを、送信できる周波数軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御する、請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記制御部は、前記最小単位の情報に基づいてセンシングするよう制御する、請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記最小単位の情報は、基地局から通知される、請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記最小単位の情報は、周期的に基地局から通知される、請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記最小単位の情報は、セルに接続した時点で基地局から通知される、請求項11に記載の通信装置。
  14. 前記最小単位の情報は、基地局への要求に応じて該基地局から通知される、請求項11に記載の通信装置。
  15. 前記最小単位の情報は、前記他の装置との間で共有される、請求項11に記載の通信装置。
  16. 異なるヌメロロジーの前記リソースが直交に設定される、請求項1に記載の通信装置。
  17. 前記制御部は、予約した前記リソースについての情報を前記通信部から通知させる、請求項1に記載の通信装置。
  18. 前記制御部は、予約した前記リソースについての情報を前記通信部からブロードキャストさせる、請求項17に記載の通信装置。
  19. 前記制御部は、予約した前記リソースについての情報を、通信相手の基地局へ通知させる、請求項17に記載の通信装置。
  20. 移動体に備えられる装置である、請求項1に記載の通信装置。
  21. 前記移動体は、車両である、請求項20に記載の通信装置。
  22. 端末装置との間で無線通信を行う通信部と、
    前記端末装置が他の装置との間で装置間通信を行う通信方式において利用されるリソースをセンシングする動作を制御するための情報を前記通信部から通知させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記端末装置に、前記リソースを時間軸上の所定の最小単位でセンシングするよう制御するための情報を前記通信部から通知させる、制御装置。
  23. 請求項1に記載の通信装置を少なくとも2つ備える、通信システム。
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