JP2020052664A - 作業管理装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

作業管理装置、その制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】グループの管理者などの負担を軽減する作業管理装置、その制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】作業管理システムにおいて、作業管理端末としてのサーバ装置は、作業者の映像または操作ログから作業対象を特定する作業分類処理と、作業者の映像または操作ログから作業者の感情を示す情報を推定する感情推定処理と、作業分類処理により特定される作業対象に対する作業中における作業者の複数の感情を示す情報を、感情推定処理から取得して保持し、保持される複数の感情を示す情報から、作業中の感情を代表する情報である代表感情を示す情報を取得する感情設定処理と、代表感情を示す情報を特定手段が特定した作業対象に対応付けるレポートを生成するレポート生成処理と、を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、作業管理装置に関する。
近年、グループの管理者が効率よくグループ内の作業者の進捗や状態を把握するために、作業者の作業状態を可視化することが考えられている。特許文献1では、作業者が作業する情報をあらかじめデータベースに登録し、データベースに登録された作業の情報と作業者のコンピュータに対する操作とを比較して作業を分類し、時間情報とともに記録する。特許文献2では、作業者の表情をカメラで撮影し、取得した表情画像を元に作業者が抱いた感情を推定する。これらの装置で自動的に得られる情報を表示することにより、グループの管理者や作業者に過度な負担をかけることなく、作業者の作業状況を可視化することが可能になる。
特開2013−037478号公報 特開2016−149063号公報
しかしながら、特許文献1で可視化できる情報は、各作業についての作業時間にとどまる。また、特許文献2で可視化できる情報は、各作業者の作業中の感情にとどまる。このため、グループの管理者は、これらにより個別に提供される情報を自らの判断で対応付けて突き合わせなければ、たとえば各作業での作業者の感情を把握することはできない。各作業での作業者の感情を把握するために時間がかかってしまう。このように、作業管理装置では、グループの管理者などの負担を軽減することが求められている。
本発明に係る作業管理装置は、作業者の映像または操作ログから作業対象を特定する特定手段と、作業者の映像または操作ログから作業者の感情を示す情報を推定する推定手段と、前記特定手段により特定される作業対象に対する作業中における作業者の複数の感情を示す情報を前記推定手段から取得して保持する保持手段と、前記保持手段により保持される複数の感情を示す情報から、作業中の感情を代表する代表感情を示す情報を取得する取得手段と、前記代表感情を示す情報を前記特定手段により特定した作業対象に対応付けるレポートを生成する生成手段と、を有する。
本発明では、グループの管理者などの負担を軽減することができる。
本発明の第一実施形態に係る作業管理端末4を含む作業管理システムの一例の構成図である。 図1の作業管理端末としてのサーバ装置によるレポートデータの生成処理の流れを示すフローチャートである。 レポートデータを生成するために設定する生成レポートの設定画面である。 作業中の作業対象と感情との対応付けの方法を説明する図である。 感情の分類および種類の一例の説明図である。 レポートデータのデータ構造の具体例の説明図である。 レポートデータの種類に応じた代表感情を示す情報の取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 レポートデータの閲覧要求の流れを示すフローチャートである。 レポートデータを閲覧する際での閲覧レポートの設定画面である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る作業管理端末4を含む作業管理システム1の一例の構成図である。図1の作業管理システム1は、複数のモニタリング端末2、作業管理装置としてのサーバ装置3、管理端末4、およびこれらが接続されるネットワーク5、を有する。作業管理システム1において、モニタリング端末2は、モニタリング対象である作業者MWが使用する。モニタリング端末2は、作業者MWの作業状況に関するデータを自動的に収集してサーバ装置3へ送信する。サーバ装置3は、モニタリング端末2から受信した各作業者MWの作業状況のデータを蓄積する。サーバ装置3は、蓄積した作業状況のデータを分析し、自動的にレポートデータを生成する。管理端末4は、複数の作業者MWにより構成されるグループを管理する管理者MLが使用する。管理端末4は、サーバ装置3からレポートデータを取得し、表示する。
図1のモニタリング端末2は、制御部100、カメラ110、キーボード111、マウスデバイス113、ディスプレイ114、マイクロホン115、を有するコンピュータ装置である。制御部100は、CPU101、RAM102、ROM103、HDD104、I/F部105、N/W部106、およびこれらが接続されるシステムバス107、を有する。ディスプレイ114は、作業者MWに対して映像を表示する出力装置である。キーボード111およびマウスデバイス113は、モニタリング端末2を操作する作業者MWが操作する入力装置である。キーボード111およびマウスデバイス113は、操作による入力データを出力する。カメラ110は、たとえばデジタルビデオカメラである。カメラ110は、モニタリング端末2を操作する作業者MWの作業状況を撮像し、撮像データを出力する。マイクロホン115は、モニタリング端末2を操作する作業者MWや周囲の人の音声を作業状況として取得し、音声データを出力する。I/F部105は、モニタリング端末2としてのコンピュータ装置の周辺機器インタフェースである。I/F部105には、カメラ110、キーボード111、マウスデバイス113、ディスプレイ114、マイクロホン115、が接続される。N/W部106は、ネットワーク5に接続される。N/W部106は、ネットワーク5に接続される他の装置との間でデータを送受する。ROM103およびHDD104は、モニタリング端末2の記録装置を構成する。ROM103およびHDD104は、作業に利用されるプログラムおよびデータを記憶する。RAM102は、たとえば揮発性の半導体メモリであり、CPU101にワークエリアを提供する。CPU101は、ROM103およびHDD104からRAM102へプログラムを読み込んで展開し、実行する。これにより、モニタリング端末2としてのコンピュータ装置を制御する制御部100が実現される。
モニタリング端末2のCPU101は、たとえば作業者MWが文書作成ソフトをする場合、インタフェースを通じてディスプレイ114に文章作成のための作業画面を表示する。モニタリング端末2のCPU101は、キーボード111およびマウスデバイス113から操作による入力データを取得し、入力データに応じた文章作成処理を実行する。これにより、作業に係る文章データが生成される。制御部100は、文章データをHDD104に保存する。また、作業者MWがモニタリング端末2の電源を投入すると、モニタリング端末2のCPU101は、作業者MWがモニタリング端末2を使用している場合、カメラ110およびマイクロホン115を動作させる。カメラ110は、作業者MWの作業の様子を撮像する。マイクロホン115は、作業者MWの作業中の音声を録音する。また、モニタリング端末2のCPU101は、キーボード111、マウスデバイス113、カメラ110、マイクロホン115から周期的にリアルタイムのデータを取得して、作業者MWの作業状況を収集する。モニタリング端末2のCPU101は、収集したデータをN/W部106からサーバ装置3へ送信する。送信される収集データには、操作による入力データ、撮像データ、音声データ、が含まれる。ここで、操作による入力データは、たとえば、操作の有無を示すデータでよい。操作による入力データは、操作されたキーの種類やマウスデバイス113の移動量などといった細かな操作データを含まなくてよい。
サーバ装置3は、CPU101、RAM102、ROM103、HDD104、N/W部106、およびこれらが接続されるシステムバス107、を有するコンピュータ装置である。これらのサーバ装置3の各構成要素は、モニタリング端末2としてのコンピュータ装置における同名の構成要素と同様であり、同一の符号を使用してその説明を省略する。サーバ装置3のCPU101は、管理者MLの操作により、HDD104からRAM102へプログラムを読み込んで展開し、実行する。これにより、サーバ装置3としてのコンピュータ装置を制御する制御部100が実現される。サーバ装置3のCPU101は、N/W部106が受信する収集データを、HDD104に保存する。これにより、HDD104には、モニタリング端末2を使用する作業者MWの作業状況に関するデータが蓄積して保存される。作業状況に関するデータには、作業者MWの作業中の映像や、操作ログが含まれる。サーバ装置3のCPU101は、蓄積した収集データに基づいて、複数の作業者MWについての作業を管理するためのデータを生成する。サーバ装置3のCPU101は、たとえば作業者MWが作業する作業対象についてのレポートデータを生成する。サーバ装置3のCPU101は、生成したレポートデータなどをHDD104に保存する。これにより、HDD104には、モニタリング端末2を使用する作業者MWの作業状況に関するレポートデータが蓄積して保存される。
管理端末4は、モニタリング端末2と同様の構成を有するコンピュータ装置である。すなわち、管理端末4は、制御部100、カメラ110、キーボード111、マウスデバイス113、ディスプレイ114、マイクロホン115、を有する。制御部100は、CPU101、RAM102、ROM103、HDD104、I/F部105、N/W部106、およびこれらが接続されるシステムバス107、を有する。これらのサーバ装置3の各構成要素は、モニタリング端末2としてのコンピュータ装置における同名の構成要素と同様であり、同一の符号を使用してその説明を省略する。管理端末4のCPU101は、ROM103またはHDD104からRAM102へプログラムを読み込んで展開し、実行する。これにより、管理端末4としてのコンピュータ装置を制御する制御部100が実現される。管理端末4のCPU101は、N/W部106を用いて、サーバ装置3からレポートデータや収集データを取得する。管理端末4のCPU101は、取得したたとえばレポートデータを表示する画面を、ディスプレイ114に表示する。複数の作業者MWによるグループを管理する管理者MLは、自動的に取集されたデータに基づいて生成されて管理端末4に表示されるレポートにより、各作業者MWによる各作業についての作業状況を把握できる。
図2は、図1の作業管理端末4としてのサーバ装置3によるレポートデータの生成処理の流れを示すフローチャートである。サーバ装置3のCPU101は、HDD104からRAM102へプログラムを読み込んで展開して実行する。サーバ装置3のCPU101は、図2の処理を実行する。また、サーバ装置3のCPU101は、図2の処理中においても、図2の処理と平行して、モニタリング端末2から収集データをリアルタイムで取得し、HDD104に保存する。図2のステップS201において、サーバ装置3のCPU101は、作業中におけるリアルタイムの作業分類処理を実行する。サーバ装置3のCPU101は、モニタリング端末2からリアルタイムで送られてきた各種の収集データを用いて、作業分類処理を実行する。サーバ装置3のCPU101は、作業者MWの作業対象の情報のデータベースを予めHDD104に記録しており、この情報と収集データに含まれるたとえば映像や操作ログとを比較することにより、作業者MWの作業対象を特定する。サーバ装置3のCPU101は、特定した作業対象と、作業の開始時刻および終了時刻を含む作業期間の情報とを対応付けて作業記録データを生成し、HDD104に記録する。作業記録データには、たとえば後述する図4に示すように、作業者名および作業日の情報301(a)、301(b)、301(c)、が記録される。また、作業記録データには、各作業対象であるタスク名並びに作業の開始時刻および終了時刻の情報303(a)、303(b)、303(c)、が記録される。ステップS202において、サーバ装置3のCPU101は、作業中におけるリアルタイムの感情推定処理を実行する。サーバ装置3のCPU101は、モニタリング端末2からリアルタイムで送られてきた各種の収集データを用いて、感情推定処理を実行する。サーバ装置3のCPU101は、収集データに含まれる映像または操作ログから作業者MWの表情を認識し、表情の特徴を検出する。この表情の特徴に基づいて、サーバ装置3のCPU101は、作業期間にて作業者MWが示した感情を示す情報を推定し、撮像データの時刻情報とともにHDD104に記録する。作業記録データには、たとえば後述する図4に示すように、作業者MWの各時刻での複数の感情を示す情報の情報302(a)、302(b)、302(c)が、追加して記録される。HDD104は、作業対象に対する作業中における作業者MWの複数の感情を示す情報をCPU101から取得して保持する。ここで、感情推定処理が推定する感情を示す情報の種類は、感情推定処理のアルゴリズムに依存するものであり、本実施形態においても厳密な定義は必要ないが、たとえば後述する図5に分類されているものでよい。サーバ装置3のCPU101は、感情推定処理により、図5の第一列の分類欄401のように、[感情1]、[感情2]、[感情3]の3種類の感情を示す情報を推定する。なお、サーバ装置3のCPU101は、図5の第二列の分類欄402のように、[Positive]、[Normal]、[Negative]の3種類の感情を示す情報を推定してもよい。また、サーバ装置3のCPU101は、図5の第三列の分類欄403に列記している例のように、たとえば[喜び]、[悲しみ]、[熱中]、[不安]といった3以上の種類の感情を示す情報を推定してもよい。後述する図4(a)、(b)、(c)は、図5の第二列の分類欄402による感情を示す情報の分類の例である。図4(d)は、図5の第三列の分類欄403による感情を示す情報の分類の例である。図4の各図では、作業対象である複数のタスクの作業期間と、感情を示す情報に基づく複数種類の感情の時間帯とが、同一の時間軸にて対応付けられている。ステップS203において、サーバ装置3のCPU101は、レポートデータを生成する要求があるか否かを判断する。レポートデータ生成要求は、たとえば管理端末4からのレポートデータ生成要求である。管理端末4は、たとえば管理者MLが、自分が管理する複数人の作業者MWからなるチームの状態を表すチームレポートデータの生成を行いたい場合に、レポートデータの生成要求を送信する。また、管理端末4は、たとえば管理者MLが自分の管理する作業者MWの個人の状態を表す日報や週報の生成を行いたい場合に、レポートデータの生成要求を送信する。また、管理端末4は、たとえば作業者MWが自分の状態を管理者MLに伝えるための日報や週報の生成を行いたい場合に、レポートデータの生成要求を送信する。このレポートデータの生成要求は、モニタリング端末2から送信されてもよい。サーバ装置3のCPU101は、管理端末4からレポートデータ生成要求を受信してHDD104に保存する。サーバ装置3のCPU101は、HDD104に基づいて、レポートデータを生成する要求があるか否かを判断する。作業者MWもしくは管理者MLがレポートデータ生成要求を行うと、管理端末4またはモニタリング端末2のディスプレイ114には、生成レポートの設定画面が表示される。
図3は、レポートデータを生成するために設定する生成レポートの設定画面である。図3の生成レポートの設定画面の選択欄701において、レポートデータ生成要求者としての作業者MWもしくは管理者MLは、生成するレポートデータの対象者または対象グループを設定する。また、設定画面の選択欄702において、レポートデータ生成要求者は、レポートデータの生成を行う対象者を設定する。レポートデータ生成要求者が作業者MWであって、選択欄701において個人が選択されている場合、選択欄702には、レポートデータ生成要求者の名前が表示される。レポートデータ生成要求者が管理者MLであって、選択欄701において個人が選択されている場合、選択欄702には、管理者MLが管理している作業者MWの名前のリストが選択可能に表示される。レポートデータ生成要求者が管理者MLであって、選択欄701においてグループが選択されている場合、選択欄702には、管理者MLが管理しているグループのチーム名のリストが選択可能に表示される。また、設定画面の選択欄703において、レポートデータ生成要求者は、生成するレポートデータの種別を設定する。ここでは、日報、週報、月報が選択可能である。また、設定画面の選択欄704において、レポートデータ生成要求者は、レポートする期間の開始タイミングであるレポートデータの開始日を設定する。以上の操作により、生成するレポートデータの設定が完了する。たとえばレポートデータ生成要求者が作業者MWの場合、自身を個人として選択して、自身の日報や週報についてのレポートデータを生成するように設定できる。レポートデータ生成要求者が管理者MLの場合、個人もしくはチームを選択し、選択した作業者MWやチームについての日報や週報のレポートデータを生成するように設定できる。その後、プレビュ表示705が押下されると、管理端末4またはモニタリング端末2のCPU101は、以上の設定に基づくレポートデータの生成要求を生成し、サーバ装置3へ送信する。図2のステップS203においてレポートデータの生成要求が無い場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS201へ戻す。サーバ装置3のCPU101は、レポートデータの生成要求があるまで、ステップS201からステップS203の処理を繰り返す。これにより、サーバ装置3には、過去から現時点までのリアルタイムの作業記録データが更新して蓄積される。ステップS203においてレポートデータの生成要求がある場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS204へ進める。ステップS204において、サーバ装置3のCPU101は、判定結果を関連付ける。サーバ装置3のCPU101は、ステップS201での作業対象処理の結果と、ステップS202での感情推定処理の結果とを、時間情報を元に関連付ける。
図4は、作業中の作業対象と感情との対応付けの方法を説明する図である。図4に示すように、ステップS201での作業対象結果には、作業者名および作業日の情報301(a)、301(b)、301(c)、が含まれる。また、作業対象結果には、各作業対象であるタスク名並びに作業の開始時刻および終了時刻の情報303(a)、303(b)、303(c)、が含まれる。ステップS202での感情推定処理の結果には、時間情報とともに、感情推定結果302(a)、302(b)、302(c)が含まれる。サーバ装置3のCPU101は、図4の各図に示すように、これらの結果を同一の時間軸上にプロットする。これにより、作業中の作業対象と感情とが時間軸上で対応付けられる。時間軸上で対応付けられることにより、作業者MWがどの作業対象に対する作業を行っている期間中に、どのような感情を示す情報になったかが、特定できる。図4の作業中の作業対象と感情との対応付けの情報は、サーバ装置3のHDD104に記憶される収集データに含まれる。
図2のステップS205において、サーバ装置3のCPU101は、感情設定処理を行う。感情設定処理において、サーバ装置3のCPU101は、作業者MWの感情を示す情報の状態を集約し、各作業対象の作業中における代表感情を示す情報を取得する。サーバ装置3のCPU101は、各作業対象に対する作業の開始時刻と終了時刻とに基づいて、その作業期間内での複数の感情を示す情報をHDD104から取得する。サーバ装置3のCPU101は、HDD104に保持されている複数の感情を示す情報から、作業中の代表感情を示す情報を取得する。ステップS208において、サーバ装置3のCPU101は、レポート生成処理を行う。サーバ装置3のCPU101は、代表感情を示す情報を作業対象に対応付けたレポートデータを生成する。サーバ装置3のCPU101は、生成したレポートデータを、HDD104のデータベースに記録する。ステップS209において、サーバ装置3のCPU101は、レポート生成処理の終了を判断する。レポート生成処理を終了しない場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS201へ戻す。サーバ装置3のCPU101は、レポート生成処理を終了すると判断するまで、以上の処理を繰り返す。サーバ装置3のCPU101は、たとえば、モニタリング端末2から情報が送信されてくる間は処理をし続ける。レポート生成処理を終了する場合、サーバ装置3のCPU101は、図2の処理を終了する。次に、サーバ装置3のCPU101によるステップS205の感情設定処理について、図4および図5を用いて説明する。
図5は、感情の分類および種類の一例の説明図である。図5(a)には、3種類の感情の分類が示されている。第一列の分類欄401の感情と、第二列の分類欄402の感情と、第三列の分類欄403の感情と、は各行において対応している。第四列の表示例404には、各感情の分類を表示する際に使用されるアイコンが図示されている。図5(b)は、ユーザAについての週報での、レポートデータの一例である。週報のレポートデータは、図5(a)の第二列の分類欄402で分類される感情ごとに、合計時間405を有する。また、レポートデータは、平均的な感情を算出するための各分類での係数406および適応値407、を対応付けて含む。図5(c)は、ユーザAについての1つの作業対象であるDタスクについての代表感情を示す情報の一例の説明図である。第一列の欄408は複数の代表感情を示す情報の項目であり、第二列の欄409は代表感情を示す情報の値である。ここでは、「最終の感情」、「割合の高い感情」、「平均的な感情」が、代表感情を示す情報としての項目として記載されている。第二列には、それぞれの項目により特定された代表感情を示す情報の値が記載されている。図5(c)の複数の代表感情を示す情報の情報は、図5(b)の情報とともに、サーバ装置3のHDD104に記憶されるレポートデータに含まれる。サーバ装置3のCPU101は、感情設定処理において、前述したステップS204で生成した図4の時刻に基づく関連付け情報を、HDD104から読み込んで用いる。たとえば図4(a)に示す1月1日の作業者MWAの例では、作業対象は、最初にタスクAというタスク名のものである。時間軸での対応付けにより、タスクAを行っている際の作業者MWAの感情には、Positiveと、Normalとの複数種類の感情を示す情報が含まれる。感情設定処理において、サーバ装置3のCPU101は、このPositiveとNormalという複数の感情を示す情報を元に、タスクAに対応付ける代表感情を示す情報を設定する。ここで、複数種類の感情を示す情報から1つの代表感情を示す情報を設定する方法として、3つの例を説明する。図5(c)の第一列の欄408には、この3つの例として、「最終の感情」、「割合の高い感情」、「平均的な感情」が示されている。
たとえば図4(a)のタスクAの場合、タスクAを行っている際の作業者MWAの感情を示す情報の出力はPositiveとNormalとの二種類がある。1つ目の最終の感情を示す情報を設定するモードでは、サーバ装置3のCPU101は、作業終了時点での感情を示す情報を選択して、代表感情を示す情報の値を「Normal」とする。サーバ装置3のCPU101は、HDD104により保持される複数の感情を示す情報についての、作業終了の際の感情を示す情報を、代表感情を示す情報として取得する。図4(b)のタスクDの場合、サーバ装置3のCPU101は、代表感情を示す情報の値を「Positive」とする。図4(b)のタスクEの場合、サーバ装置3のCPU101は、代表感情を示す情報の値を「Negative」とする。2つ目の時間的割合の高い感情を示す情報を設定するモードでは、サーバ装置3のCPU101は、たとえば感情を示す情報の値ごとに感情を示す情報の個数を集計し、最も多い個数の感情を示す情報を選択して、代表感情を示す情報の値とする。サーバ装置3のCPU101は、HDD104により保持される複数の感情を示す情報から、最も頻度が高い感情を示す情報を、代表感情を示す情報として取得する。図4(b)の作業者MWAの1月2日のレポートデータを生成する場合、サーバ装置3のCPU101は、タスクDについては、「Negative」と「Positive」との2つの感情を示す情報の個数を比較する。そして、サーバ装置3のCPU101は、時間割間高くて個数が多い「Negative」を選択して、代表感情を示す情報の値とする。3つ目の平均的な感情を示す情報を設定するモードでは、サーバ装置3のCPU101は、それぞれタスクを行っている際の感情を示す情報を数値に変換し、算出により取得された数値に応じて、代表感情を示す情報の値を再度設定する。サーバ装置3のCPU101は、HDD104により保持される複数の感情を示す情報についての、平均的なまたは中央的な感情を示す情報を、代表感情を示す情報として取得する。具体的には、図5(b)に示すように、サーバ装置3のCPU101は、各感情を示す情報の合計時間405に、各感情を示す情報を数値化するために設定された係数406を掛ける。また、サーバ装置3のCPU101は、各感情を示す情報の値を合算し、総合計時間で割る。サーバ装置3のCPU101は、以上の演算により得た値と、適応値407とを比較し、演算値を含む適応値407の感情を、代表感情を示す情報の値とする。
図5(b)の例は、1月1日から1月5日までのユーザAがタスクDを行った際に、それぞれの感情を示す情報を抱いた時間と、平均的な感情を示す情報を設定するための係数と適応値の関係を表したものである。この例では、平均的な感情を示す情報として、各感情を示す情報の数値化係数と合計時間を掛け、合算し、総時間で割ると、「{(10時間×1)+(4時間×2)+(3時間×3)}÷(17時間)≒1.7」となる。図5(b)において、1.7は、「Normal」の適応値の範囲内である。この場合、サーバ装置3のCPU101は、代表感情を示す情報の値として「Normal」を設定する。図5(c)の三行目の「平均的な感情」には、「Normal」が設定される。次に、ステップS208のレポート生成処理について、図6および図3を用いて説明する。
図6は、レポートデータのデータ構造の具体例の説明図である。図6(a)、図6(b)は、ユーザAの個人の日報のレポートデータのデータ構造である。図6(c)は、ユーザAの個人の週報のレポートデータのデータ構造である。図6(d)は、チームAのグループの週報のレポートデータのデータ構造である。サーバ装置3のCPU101は、図6(a)から図6(d)のレポートデータを生成して、HDD104に蓄積して保存する。図6(e)は、ユーザAの個人の日報のレポートデータのデータ構造のままにプレビュする画面である。各日報および週報には、作業した作業対象のタスク毎に、作業内容、作業した期間である作業時間、その作業での代表感情を示す情報の値に対応するアイコン、が含まれる。レポートデータ生成処理において、サーバ装置3のCPU101は、前述した同一時間軸での関連付け情報と、ステップS205での代表感情を示す情報の情報とを用いて、図3のUI画面での設定に基づくレポートデータを生成する。たとえば、図6(a)、(b)は、図4(a)、(b)の情報に基づいて生成したユーザAの一日分のレポートデータ(日報)ののデータ構造である。図6(a)、(b)の第一行の欄501(a)、501(b)は、作業者名と日付とを表示する、レポートデータの表題欄ある。これにより、レポートデータが、誰のどのタイミングのレポートデータであるかを特定できる。図6(a)、(b)の第一列の欄502(a)、502(b)は、作業判定処理によって判別した各作業対象を示す欄である。ここでは、作業対象のタスク名がリスト化されている。図6(a)、(b)の第二列の欄503(a)、503(b)は、作業判定処理によって判別した各作業対象の作業内容を示す欄である。この作業内容により、各タスク名による作業の内容を細かく把握することが可能になる。図6(a)、(b)の第三列の欄504(a)、504(b)は、各作業対象についての合計の作業期間を示す作業時間の欄である。合計の作業期間ではなく、作業の最初の開始時刻と最後の終了時刻を含めてもよい。図6(a)、(b)の第四列の欄505(a)、505(b)は、感情設定処理でタスク毎に設定した代表感情を示す情報の値である。ここでは、理解のために、アイコンで図示している。サーバ装置3のCPU101は、前述した同一時間軸での関連付け情報と、ステップS205での代表感情を示す情報の情報とを用いて、これらの情報を生成する。図6(c)は、図4(a)、(b)、(c)の情報を含む5日分の情報に基づいて、サーバ装置3のCPU101が生成するユーザAのレポートデータ(週報)である。図6(c)の第一行の欄501(c)は、作業者名と日付とを表示する、レポートデータの表題欄ある。これにより、レポートデータが、誰のどのタイミングのレポートデータであるかを特定できる。図6(c)の第一列の欄502(c)は、作業判定処理によって判別した各作業対象を示す欄である。ここでは、作業対象のタスク名がリスト化されている。図6(c)の第二列の欄503(c)は、作業判定処理によって判別した各作業対象の作業内容を示す欄である。この作業内容により、各タスク名による作業の内容を細かく把握することが可能になる。図6(c)の第三列の欄504(c)は、各作業対象についての合計の作業期間を示す作業時間の欄である。合計の作業期間ではなく、複数組の作業の開始時刻および終了時刻を含めてもよい。図6(c)の第四列の欄505(c)は、感情設定処理でタスク毎に設定した代表感情を示す情報の値である。ここでは、理解のために、アイコンで図示している。図6(d)は、複数人の作業やその際の感情の状態に基づいて、サーバ装置3のCPU101が生成するチームTのレポートデータ(週報)である。図6(a)から図6(c)は個人のレポートデータであるのに対し、図6(d)はグループのレポートデータである。図6(d)の第一行の欄501(d)は、チーム名と日付とを表示する、レポートデータの表題欄ある。これにより、レポートデータが、どのグループのどのタイミングのレポートデータであるかを特定できる。図6(d)の第二行の欄507は、複数人からなるグループ全体での進捗状況をまとめて表示する欄である。ここでは、チーム全体の状況を示すテキスト情報508と、複数人のチーム全体の感情を示すアイコン505(e)と、が含まれている。サーバ装置3のCPU101は、たとえば図6(d)の第四列の欄505(d)の個人別の感情のアイコンにおいて「Negative」の代表感情を示す情報の値が複数で含まれる場合、グループの全体の代表感情を示す情報の値として「Negative」を選択する。ここでは、作業者MWA、B、Cの代表感情を示す情報の値についての平均的な感情を、グループ全体での代表感情を示す情報の値に用いている。サーバ装置3のCPU101は、前述した感情設定処理をチームTに属する作業者MW毎(作業者MWA、作業者MWB、作業者MWC)に行い、それら複数の作業者MWの代表感情を示す情報の値の組成に対応付けられているテキスト情報508を割り当てればよい。
図6(d)の第一列の欄506は、チームTに属する作業者MWの名前をリスト化している。図6(d)の第二列の欄502(d)は、作業判定処理によって判別した、各作業者MWが指定期間内で作業した全ての作業対象のタスク名がリスト化されている。ただし、図6では図示スペースの都合により一部を省略している。図6(d)の第三列の欄509は、各作業者MWによるそれぞれの作業の進捗具合を表したものである。本実施形態では、第三列の欄509には、作業者MWが実施したタスクの全てのタスクをまとめた進捗を示しているが、タスク毎に進捗を示すようにしてもよい。
図6で示すようにレポートデータには、作業者MWの作業対象に対する作業の内容と、その作業中に抱いた代表感情を示す情報とが対応付けられる。図6(e)は、図2のステップS208において生成しているレポートデータのプレビュ画面の一例である。サーバ装置3のCPU101は、ステップS208の処理において、生成中のレポートデータを、生成を要求した管理端末4またはモニタリング端末2へ送信する。管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、受信した生成中のレポートデータのプレビュ画面をディスプレイ114に表示する。図6(e)のプレビュ画面は、ユーザAの日報のレポートデータのプレビュ画面の例である。図6(e)のプレビュ画面には、図6(b)の日報のレポートデータが表示される。また、プレビュ画面には、編集操作のために、タスク毎の複数の非表示ボタン510(a)、510(b)、510(c)、タスク毎の複数の変更ボタン511(a)、511(b)、511(c)、確定ボタン512、が表示される。たとえば非表示ボタン510(a)が操作されると、モニタリング端末2のCPU101または管理端末4のCPU101は、対応するタスクの感情を表示しないようにレポートデータに設定する。変更ボタン511(a)が操作されると、モニタリング端末2のCPU101または管理端末4のCPU101は、レポートデータにおいて対応しているタスクの感情を、他の感情の情報へ変更する。レポートデータ生成要求者は、プレビュの内容で良いと判断すると、確定ボタン512を操作する。
管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、確定ボタン512が操作された際のレポートデータを、サーバ装置3へ送信する。管理端末4またはモニタリング端末2から変更等がなされたレポートデータを受信すると、サーバ装置3のCPU101は、受信したレポートデータを、今回の生成処理で新たに生成したレポートデータとして、HDD104に保存する。これにより、サーバ装置3のCPU101は、作業者MWの設定または操作にしたがって、レポートデータに含まれる代表感情を示す情報を変更することになる。サーバ装置3のCPU101は、作業者MWの設定または操作にしたがって、レポートデータに含まれる代表感情を示す情報の表示の有無を変更することになる。作業者MWなどは、望ましくない感情がレポートデータに含まれないようすることができる。ここで、サーバ装置3のCPU101による、レポートデータの種別に応じた感情設定の一例について詳しく説明する。
図7は、レポートデータの種類に応じた代表感情を示す情報の取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7においては、上述したステップS205の処理により、生成中のレポートデータは、図5(c)の三種類のすべての感情を、仮の代表感情を示す情報の値として保持しているものとする。サーバ装置3のCPU101は、ステップS205の感情設定処理において、図7の処理を実行して、レポートデータの種別に応じて、レポートデータの表示の際に用いる最終的な代表感情を示す情報の値を設定してもよい。サーバ装置3のCPU101は、レポートデータ生成要求者の設定に基づいて、上述したステップS205の処理において図7の処理を選択的に実行してよい。ステップS701において、サーバ装置3のCPU101は、図3での選択欄701の設定に基づいて、レポートデータ生成要求者が個人を選択しているか否かを判断する。個人のレポートデータが設定されている場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS702へ進める。ステップS702において、サーバ装置3のCPU101は、図3での選択欄703の設定に基づいて、レポートデータ生成要求者が日報を選択しているか否かを判断する。個人の日報が選択されている場合、サーバ装置3のCPU101は、ステップS703において、図5(c)の「最終の感情」を、代表感情を示す情報の値として選択する。個人についての日報以外の週報または月報が選択されている場合、サーバ装置3のCPU101は、ステップS704において、図5(c)の「割合の高い感情」を、代表感情を示す情報の値として選択する。グループのレポートデータが設定されている場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS705へ進める。ステップS705において、サーバ装置3のCPU101は、図6(d)に示すチーム活動のレポートデータの中に設定する感情が、各個人の個別の感情505(d)であるのか、またはチーム全体としての感情505(e)であるのか、を判断する。チーム全体の感情を設定する場合、サーバ装置3のCPU101は、ステップS706において、図5(c)の「平均的な感情」からチーム全体での平均的な感情を演算し、演算値に基づいてチーム全体の代表感情を示す情報の値を設定する。チーム内の各個人の感情を設定する場合、サーバ装置3のCPU101は、ステップS707において、図5(c)の「最終の感情」を、各個人の代表感情を示す情報の値として選択する。このように、サーバ装置3のCPU101は、図7の処理により、レポートデータの種類や内容に応じて、設定する感情の生成方式を変更する。サーバ装置3のCPU101は、レポートデータの種類や内容に応じて、それぞれの種類や内容に適した代表感情を示す情報の値を、複数の感情を示す情報から取得する。
図8は、レポートデータの閲覧要求の流れを示すフローチャートである。管理端末4のCPU101は、レポートデータ生成要求者としての作業者MWもしくは管理者MLがレポートデータを閲覧しようとする場合、その操作に基づいて、レポートデータの閲覧要求を生成して、サーバ装置3へ送信する。同様に、モニタリング端末2のCPU101は、レポートデータ生成要求者としての作業者MWもしくは管理者MLがレポートデータを閲覧しようとする場合、その操作に基づいて、レポートデータの閲覧要求を生成して、サーバ装置3へ送信することができる。管理端末4またはモニタリング端末2からレポートデータの閲覧要求を受信すると、サーバ装置3のCPU101は、HDD104からRAM102へプログラムを読み込んで展開して実行する。サーバ装置3のCPU101は、図8の処理を実行する。レポートデータの閲覧要求を受信すると、サーバ装置3のCPU101は、ステップS801において、レポートの選択画面を表示させる処理を実行する。サーバ装置3のCPU101は、HDD104に記憶されているレポートデータ選択画面のデータを読み込み、要求があった管理端末4またはモニタリング端末2へ送信する。管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、レポートデータ選択画面のデータを受信し、図9の閲覧レポート設定画面をディスプレイ114に表示する。
図9は、レポートデータを閲覧する際での閲覧レポートの設定画面である。図9の閲覧レポート設定画面には、閲覧レポート種別選択欄711、レポート対象者リスト712、レポート種別設定欄713、期間設定欄714、閲覧可能レポート欄715、が表示される。また、図9の閲覧レポート設定画面には、キャンセルボタン717、レポート表示ボタン716、が表示される。図9の閲覧レポート設定画面の表示に基づいて、レポートデータ閲覧要求者は、キーボード111またはマウスデバイス113を用いて選択設定を行う。管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、操作による入力データに基づいて、各欄711〜715の値を選択する。たとえば、閲覧したいレポートデータが個人である場合、閲覧レポートデータ種別選択711において個人を選択する。閲覧したいレポートデータがチームである場合、閲覧レポートデータ種別選択711においてチームを選択する。また、レポートデータを表示したい対象者またはチームを、レポートデータ対象リスト712において選択する。ポートデータ対象リスト712には、予め設定されているレポートデータ閲覧要求者がレポートデータ閲覧可能な作業者MWもしくはチームの名称がリスト表示される。また、レポート種別設定欄713において、出力したいレポートデータの種別を選択する。また、期間設定欄714において、閲覧するレポートデータの時期を選択する。たとえば、作業者MWやチームの今週のレポートデータを閲覧する場合には、今週を選択する。また、今月、または今年を選択することもできる。ここまでの選択が終了すると、管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、閲覧可能レポート欄715に、設定条件に合致する閲覧可能なレポートデータをリストにより一覧表示する。レポートデータのリストは、レポートデータ選択画面のデータとともにサーバ装置3から管理端末4またはモニタリング端末2へ送信されてよい。または、管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、選択された設定条件をサーバ装置3へ送信し、サーバ装置3から新たにレポートデータのリストを受信して表示してもよい。
レポートデータ閲覧要求者は、キーボード111またはマウスデバイス113を用いて、閲覧可能レポート欄715において閲覧するレポートデータを選択し、レポート表示ボタン716を操作する。管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、選択されたレポートデータの送信要求をサーバ装置3へ送信する。サーバ装置3のCPU101は、ステップS802において、要求に係るレポートデータをHDD104から読み込み、要求元の管理端末4またはモニタリング端末2へ送信する。管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、サーバ装置3から要求に係るレポートデータを受信すると、レポートデータをディスプレイ114に表示する。ディスプレイ114には、図9の閲覧レポート設定画面が表示される。また、レポートデータ閲覧要求者は、キーボード111またはマウスデバイス113を用いて、図9の閲覧レポート設定画面の表示においてキャンセルボタン717を操作する。この場合、管理端末4のCPU101またはモニタリング端末2のCPU101は、レポートデータの閲覧終了通知をサーバ装置3へ送信して、レポートデータ閲覧処理を終了する。レポートデータの閲覧終了通知を受信すると、サーバ装置3のCPU101は、ステップS802の処理を終了する。このように、レポートデータの生成と閲覧を別処理とし、レポートデータの閲覧に対してはレポートデータ対象者が生成の際に内容の修正、確認を行ったレポートデータのみに限定することができる。作業者MWがレポートデータに感情状態を記載することに対して不快感を得る可能性を低減できる。
以上のように、本実施形態では、たとえば各作業対象に対する作業の開始時刻と終了時刻とに基づいて、その作業期間内での複数の感情を示す情報を取得する。また、本実施形態では、作業対象に対して作業している最中の作業者MWの代表感情を示す情報を取得し、その代表感情を示す情報を作業対象に対応付けたレポートデータを生成する。作業者MWによる作業対象と作業者MWの作業中の感情とが対応付けて1つのレポートデータに生成される。よって、グループの管理者MLなどは、レポートデータに記載されている作業対象と、その作業に対する作業者MWの感情とを、1つのレポートデータにおいて関連付けて把握することができる。グループの管理者MLは、自らの判断で、これらの情報を対応付けて突き合わせることなく、各作業での作業者MWの感情を容易に把握することができる。管理者MLは、レポートデータに基づいて、作業者MWがどの作業を行い、またその作業をどのような感情で行ったかを容易に確認することができる。また、管理者MLは、その作業者MWに対して即応するようにアドバイスや改善策を教示することが可能になる。グループでの作業効率は改善され得る。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る作業管理端末4を含む作業管理システム1の一例の構成図である。以下の説明では、主に第一実施形態の作業管理システム1との相違点について説明する。第一実施形態では、作業者MWおよび管理者MLは、自分が管理する作業者MWのレポートデータについての生成要求をすることができる。これに対し、本実施形態では、作業者MWのみが、自分のレポートデータについての生成要求をすることができる。管理者MLは、作業者MWが自ら生成させた個人のレポートデータを閲覧できる。また、管理者MLのみが、自分が管理するグルーブのレポートデータについての生成要求をすることができる。作業者MWは、管理者MLが生成させたグループのレポートデータを閲覧できる。
サーバ装置3のCPU101は、図2のステップS203のレポートデータの生成要求の有無判断において、レポートデータの生成要求の有無判断とともに、レポートデータ生成要求者の適格性を判断する。たとえば、サーバ装置3のCPU101は、個人のレポートデータの生成要求があった場合、レポートデータ生成要求者が本人としての作業者MWであるか否かを判断する。そして、レポートデータ生成要求者が本人としての作業者MWである場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS204へ進める。サーバ装置3のCPU101は、ステップS208で、要求に係るレポートデータを生成する。これに対し、レポートデータ生成要求者が本人以外の作業者MWまたは管理者MLである場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS201へ戻す。この場合、サーバ装置3のCPU101は、要求に係るレポートデータを生成しない。これにより、作業者MWのみが、自分のレポートデータを生成することができる。そして、作業者MWは、自ら生成させた自分のレポートデータのみを、管理者MLに閲覧させることができる。作業者MWは、作業中に生じた自分の感情のすべてがそのまま管理者MLへ伝わらないようにすることができる。
また、サーバ装置3のCPU101は、グループのレポートデータの生成要求があった場合、レポートデータ生成要求者がそのグループの管理者MLであるか否かを判断する。そして、レポートデータ生成要求者がグループの管理者MLである場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS204へ進める。サーバ装置3のCPU101は、ステップS208で、要求に係るレポートデータを生成する。これに対し、レポートデータ生成要求者がグループの管理者ML以外の作業者MWまたは他の管理者MLである場合、サーバ装置3のCPU101は、処理をステップS201へ戻す。この場合、サーバ装置3のCPU101は、要求に係るレポートデータを生成しない。これにより、グループの管理者MLのみが、自分が管理するグループのレポートデータを生成することができる。そして、管理者MLは、自ら生成させた自分が管理するグループのレポートデータのみを、作業者MWや他の管理者MLに閲覧させることができる。作業者MWは、自動で生成された自分の感情がそのまま管理者MLに伝わらないようにすることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク5や記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(たとえば、ASIC)によっても実現可能である。
1 作業管理システム
2 モニタリング端末
3 サーバ装置
4 管理端末
101 CPU
110 カメラ
111 キーボード
113 マウスデバイス
115 マイクロホン
MW 作業者
ML 管理者

Claims (10)

  1. 作業者の映像または操作ログから作業対象を特定する特定手段と、
    作業者の映像または操作ログから作業者の感情を示す情報を推定する推定手段と、
    前記特定手段により特定される作業対象に対する作業中における作業者の複数の感情を示す情報を前記推定手段から取得して保持する保持手段と、
    前記保持手段により保持される複数の感情を示す情報から、作業中の感情を代表する情報である代表感情を示す情報を取得する取得手段と、
    前記代表感情を示す情報前記特定手段により特定した作業対象に対応付けるレポートを生成する生成手段と、
    を有する、作業管理装置。
  2. 前記取得手段は、前記特定手段により特定される前記作業対象に対する作業の開始時刻と終了時刻とに基づいて、その作業期間内での複数の感情を示す情報を前記推定手段から取得する、
    請求項1記載の作業管理装置。
  3. 前記取得手段は、前記保持手段により保持される複数の感情を示す情報から、最も頻度が高い感情を示す情報を前記代表感情を示す情報として取得する、
    請求項1または2記載の作業管理装置。
  4. 前記取得手段は、前記保持手段により保持される複数の感情を示す情報についての、平均的なまたは中央的な感情を示す情報を前記代表感情を示す情報として取得する、
    請求項1または2記載の作業管理装置。
  5. 前記取得手段は、前記保持手段により保持される複数の感情を示す情報についての、作業終了の際の感情を示す情報を前記代表感情を示す情報として取得する、
    請求項1または2記載の作業管理装置。
  6. 前記取得手段は、前記生成手段により生成されるレポートの種類に応じて、複数の感情を示す情報から代表感情を示す情報を取得する、
    請求項1から5のいずれか一項記載の作業管理装置。
  7. 前記取得手段は、作業者の設定または操作にしたがって、代表感情を示す情報の表示の有無を変更する、
    請求項1から6のいずれか一項記載の作業管理装置。
  8. 前記生成手段は、作業者の設定または操作にしたがって、代表感情を示す情報を変更する、
    請求項1から7のいずれか一項記載の作業管理装置。
  9. 作業対象に対する作業を管理するための作業管理装置の制御方法であって、
    作業者の映像または操作ログから作業対象を特定する特定工程と、
    作業者の映像または操作ログから作業者の感情を示す情報を推定する推定工程と、
    前記特定工程により特定される作業対象に対する作業中における作業者の複数の感情を示す情報を前記推定工程から取得して保持する保持工程と、
    前記保持工程により保持される複数の感情を示す情報から、作業中の感情を代表する代表感情を示す情報を取得する取得工程と、
    前記代表感情を示す情報を前記特定工程により特定した作業対象に対応付ける前記レポートを生成する生成工程と、
    を有する、作業管理装置の制御方法。
  10. 作業対象に対する作業を管理するための作業管理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記作業管理装置の制御方法は、
    作業者の映像または操作ログから作業対象を特定する特定工程と、
    作業者の映像または操作ログから作業者の感情を示す情報を推定する推定工程と、
    前記特定工程により特定される作業対象に対する作業中における作業者の複数の感情を示す情報を前記推定工程から取得して保持する保持工程と、
    前記保持工程により保持される複数の感情を示す情報から、作業中の感情を代表する代表感情を示す情報を取得する取得工程と、
    前記代表感情を示す情報を前記特定工程により特定した作業対象に対応付ける前記レポートを生成する生成工程と、
    を有する、プログラム。
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