JP2020051897A - 放射性元素の安定化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラス固化運転温度よりも低い条件で、水分を含まない放射性元素の安定化方法を提供する。【解決手段】放射性元素を含む処理対象廃棄物10から水分を除去するステップと、前記処理対象廃棄物を溶融塩2中に添加するステップと、前記溶融塩中の放射性元素イオンを溶融塩電解により陰極5に析出させ他の金属と合金化するステップと、を有する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、放射性廃液に含まれる放射性元素の安定化方法に関する。
放射性元素を含む廃液処理では、廃液に含まれるSr、Ba、Co等の放射性元素を炭酸塩や水酸化物等の難溶性化合物として沈殿回収し、安定な固化体にすることが行われている。
従来の放射性元素の固化方法として、放射性廃棄物をガラス原料と混合し、1200〜1300℃で加熱溶融し、容器内で冷却しガラス固化体とする手段が知られている。
また、放射性廃棄物の焼却灰を、ゼオライト、フェロシアン化塩等の吸着剤とセメント、水等とともに混合撹拌しセメント固化体とする手段が知られている。
また、放射性廃棄物の焼却灰を、ゼオライト、フェロシアン化塩等の吸着剤とセメント、水等とともに混合撹拌しセメント固化体とする手段が知られている。
ところで、上述した従来の沈殿回収方法は、一般の廃液からの金属回収・除去方法としても広く用いられているが、放射性廃液の処理では一般の廃液と異なり放射線の影響を考慮する必要がある。すなわち、放射性元素が沈殿し固体として濃縮されると放射線量が上昇し、沈殿物に含まれる水が放射線分解し、可燃性ガスである水素が発生する可能性がある。この水素ガスが徐々に増加し、回収物容器中に滞留すると水素爆発を引き起こす恐れがあるため、水素ガス管理や防爆構造等の対策を講じる必要がある。
そのため、放射性廃棄物の保管コストが増大するとともに、放射性廃棄物の安全性に対する信頼性を損ない、不信感を助長する可能性がある。
また、放射性元素を含む沈殿物を脱水し乾燥させた場合は水素が発生する可能性は低くなるが、沈殿物が細かいパウダーとなって飛散し周辺を汚染する恐れがある。
また、放射性元素を含む沈殿物を脱水し乾燥させた場合は水素が発生する可能性は低くなるが、沈殿物が細かいパウダーとなって飛散し周辺を汚染する恐れがある。
今後、既存の原子炉の廃止措置、事故炉の廃炉作業では大量の放射性廃液が発生すると予想されるが、放射性廃液に含まれる放射性元素を安定に処理する技術の開発が望まれている。
上述した従来のセメント固化方法は、低レベル放射性廃棄物に対して一般的に用いられているが、高レベル廃棄物に対しては、セメント固化体中の水分が放射線分解し水素が発生し、水素爆発を引き起こす可能性があるという課題がある。
また、上述した従来のガラス固化方法は、再処理施設で発生する高レベル廃棄物の固化方法として採用されているが、ガラス固化運転温度が高温であるため大規模な設備を必要とするとともに、放射性元素の化学的性質によってはガラス中で均一化せず、安定な固化体を得られないという課題がある。
本発明者等は、上述した課題を解決するために、耐放射線性に優れ、水を含まず、種々の活性金属を取り扱える溶融塩電解に着目し、水分を除去した放射性元素を含む処理対象廃棄物を溶融塩中に浸漬し、溶融塩電解により放射性元素を陰極に析出させるとともに適切な金属と合金化することで放射性元素を安定化することができることを知見して、本発明に至ったものである。
上記課題を解決するために、本発明の実施形態に係る放射性元素の安定化方法は、放射性元素を含む処理対象廃棄物から水分を除去するステップと、前記処理対象廃棄物を溶融塩中に添加するステップと、前記溶融塩中の放射性元素イオンを溶融塩電解により陰極に析出させ他の金属と合金化するステップと、を有する。
本発明の実施形態によれば、ガラス固化運転温度よりも低い条件で、水分を含まない放射性元素の安定化方法を提供することができる。
以下、本発明に係る放射性元素の安定化方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る放射性元素の安定化方法について、図1を用いて説明する。
(構成)
第1の実施形態に係る反応装置は、溶融塩2が収容された反応容器1と、電源3に接続され溶融塩2中に浸漬される陽極4及び陰極5と、反応容器1の周囲に設けられた加熱装置6と、から構成される。
第1の実施形態に係る放射性元素の安定化方法について、図1を用いて説明する。
(構成)
第1の実施形態に係る反応装置は、溶融塩2が収容された反応容器1と、電源3に接続され溶融塩2中に浸漬される陽極4及び陰極5と、反応容器1の周囲に設けられた加熱装置6と、から構成される。
本実施形態では、放射性元素を含む処理対象廃棄物10としてスラリー状のSrCO3を用い、陽極4として炭素、陰極5として溶融Alを用い、溶融塩2として融点352℃の共晶組成LiCl−KClを用いた例について説明するが、他の元素、材料の組み合わせを用いてもよい。
なお、溶融塩は高温の無機化合物からなる液体であり、特徴として金属塩の溶解が可能なこと、高温のため反応速度が速いこと、耐放射線性が高いこと、浄化することで溶融塩の再利用が可能なこと、等が挙げられ、一般産業でもアルミニウム製錬やアルカリ土類金属の生産技術として広く用いられている。
(作用)
反応容器1内には、加熱装置6により融点以上に保持された液体のLiCl−KClからなる溶融塩2が収容されている。処理対象廃棄物10であるスラリー状のSrCO3は水分を多量に含んでいるため、反応容器1に添加する前に、加熱等により水分を除去する。その一例として、溶融塩2を熱源として用い、図1に示すように、例えば高温の溶融塩2の上方でスラリー状のSrCO3を所定時間保持し水分を蒸発させることも可能である。
反応容器1内には、加熱装置6により融点以上に保持された液体のLiCl−KClからなる溶融塩2が収容されている。処理対象廃棄物10であるスラリー状のSrCO3は水分を多量に含んでいるため、反応容器1に添加する前に、加熱等により水分を除去する。その一例として、溶融塩2を熱源として用い、図1に示すように、例えば高温の溶融塩2の上方でスラリー状のSrCO3を所定時間保持し水分を蒸発させることも可能である。
水分が除去された処理対象廃棄物10(SrCO3)を反応容器1内の溶融塩2に添加すると、以下の反応式によりSrはSr2+イオンとして溶融塩2中に溶解する。
SrCO3 + 2KCl = SrCl2 + K2CO3 (1)
SrCl2 = Sr2+ + 2Cl− (2)
SrCO3 + 2KCl = SrCl2 + K2CO3 (1)
SrCl2 = Sr2+ + 2Cl− (2)
ここで、Srの析出電位Eは、ネルンストの式とSrCl2の標準生成自由エネルギーΔG0から、次式(3)、(4)のように算出される。
(E0;標準電極電位、R;気体定数、T;温度、n;移動電子数、a;活量、
F;ファラデー定数、ΔG0;ギブスエネルギー変化)
F;ファラデー定数、ΔG0;ギブスエネルギー変化)
通常、Srの析出電位はLiの析出電位より卑なため溶融塩2のLiCl−KClからSrを単体として析出させることは困難である。しかしながら、Sr化学種の活量を操作することでLi析出電位よりも貴とし、析出回収を可能とすることができる。
このような条件を実現するためには、式(3)におけるaSrを小さくすればよく、これによりSr2+ を溶融Alからなる陰極5に析出させSrAl合金として回収することが可能となる。
また、陰極5が溶融Alからなる溶融金属のため、適宜撹拌を行うことでSrを溶融Al中に均一に分布させて回収することも可能である。回収した溶融合金は型枠に流し込み冷却することで所望の形状とすることができる。この冷却した合金は、例えばキャニスタなどに安定的に長期保管することが可能である。
(Srの析出電位)
図2を用いて、溶融塩としてLiCl−KClを用いた際のSrの析出電位を、熱力学平衡計算により算出した結果を説明する。
図2を用いて、溶融塩としてLiCl−KClを用いた際のSrの析出電位を、熱力学平衡計算により算出した結果を説明する。
図2に示すように、Srの析出電位は、活量比aSr / aSr 2+ =1のときは全温度領域においてLi析出電位よりも卑な値となっており、Sr回収が困難なことがわかる。この活量比を1より小さくすると析出電位が貴にシフトし、例えば、aSr / aSr 2+ =0.01又は0.01以下となった場合には全温度領域でSrの析出電位がLi析出電位よりも貴となり析出回収が可能となる。
このためには回収合金中のSrモル分率を小さくし、溶融塩中のSr2+イオンのモル分率を大きくすればよい。
このためには回収合金中のSrモル分率を小さくし、溶融塩中のSr2+イオンのモル分率を大きくすればよい。
したがって、例えば700℃溶融LiCl−KClのSr濃度が10mol%となるまでSrCO3を添加し、溶融Al電極の電位を0.06Vvs.Li+/Liに保持することでSr2+を溶融Al中に取り込むことができる。
実験例では、溶融塩2の温度が700℃の場合では1〜2mol%のSr2+を溶融Al中に取り込むことが確認できた。
実験例では、溶融塩2の温度が700℃の場合では1〜2mol%のSr2+を溶融Al中に取り込むことが確認できた。
(変形例)
本変形例では、陰極5として放射線遮蔽機能を有する溶融Pbや溶融Bi等を用いる。Srを取り込んだ溶融Pb又は溶融Biは回収して冷却した後、金属マトリックスとして放射線遮蔽効果を奏することができる。
本変形例では、陰極5として放射線遮蔽機能を有する溶融Pbや溶融Bi等を用いる。Srを取り込んだ溶融Pb又は溶融Biは回収して冷却した後、金属マトリックスとして放射線遮蔽効果を奏することができる。
なお、Pb、Bi等の放射線遮蔽機能を有する溶融金属は単独に陰極5として用いることができるが、適宜の比率で混合したものを用いることができるほか、Alとも混合して用いることも可能である。
(効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、ガラス固化運転温度よりも低い条件で、溶融塩電解により放射性元素を陰極に析出させるとともに適切な金属と合金化することで放射性元素を安定化することができる。析出した合金は水分を含まないため水素爆発を防止することができるとともに、放射性元素を長期的に安定化することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ガラス固化運転温度よりも低い条件で、溶融塩電解により放射性元素を陰極に析出させるとともに適切な金属と合金化することで放射性元素を安定化することができる。析出した合金は水分を含まないため水素爆発を防止することができるとともに、放射性元素を長期的に安定化することが可能となる。
また、従来の放射性廃棄物の固化設備に比較して装置の小型化も図ることができる。
さらに、本実施形態では処理対象廃棄物としてSr廃棄物、Srと合金化する金属としてAl、Pb、Biを用いた例について説明したが、他の放射性元素にも適用可能であり、その放射性元素の種類に応じて合金化する金属を適宜選択することで、放射性元素を安定化することができる。
さらに、本実施形態では処理対象廃棄物としてSr廃棄物、Srと合金化する金属としてAl、Pb、Biを用いた例について説明したが、他の放射性元素にも適用可能であり、その放射性元素の種類に応じて合金化する金属を適宜選択することで、放射性元素を安定化することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る放射性元素の安定化方法について、図3を用いて説明する。
本第2の実施形態では、陽極4として炭素、陰極5として鉄を用い、処理対象廃棄物10の放射性元素と合金形成する金属を溶融塩2中に添加する。
第2の実施形態に係る放射性元素の安定化方法について、図3を用いて説明する。
本第2の実施形態では、陽極4として炭素、陰極5として鉄を用い、処理対象廃棄物10の放射性元素と合金形成する金属を溶融塩2中に添加する。
本実施携帯では、処理対象廃棄物10として放射性元素Coを含むCo廃棄物を用い、溶融塩中に添加する金属(金属化合物)としてZnを用いた例について説明する。
図2に示すように、まず、Coを含む処理対象廃棄物10を溶融塩2中に添加し、CoをイオンCo2+として溶解させる。次に、溶融塩2中にZn化合物を添加すると、溶融塩2中に金属イオンZn2+が生成する。この状態で、溶融塩電解を行うことでCoZn合金が陰極5上に析出し回収可能となる。
図2に示すように、まず、Coを含む処理対象廃棄物10を溶融塩2中に添加し、CoをイオンCo2+として溶解させる。次に、溶融塩2中にZn化合物を添加すると、溶融塩2中に金属イオンZn2+が生成する。この状態で、溶融塩電解を行うことでCoZn合金が陰極5上に析出し回収可能となる。
なお、Zn化合物は予め溶融塩2中に添加してもよい。また、Zn化合物は試薬だけでなく、Znを含む廃棄物、例えば溶融飛灰等を用いることも可能である。
また、陰極5に析出したCoZn合金は組成と温度を制御することで溶融金属として回収することも可能である。
また、陰極5に析出したCoZn合金は組成と温度を制御することで溶融金属として回収することも可能である。
本実施形態では、処理対象廃棄物10中のCoをCoZn合金として陰極5に析出回収する例について説明したが、第1の実施形態と同様に陰極として機能する溶融Alに析出させることもできる。
なお、Coと合金化する物質としてAlやPb、Bi等の放射線遮蔽機能を有する物質を用いてもよい。
なお、Coと合金化する物質としてAlやPb、Bi等の放射線遮蔽機能を有する物質を用いてもよい。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る放射性元素の安定化方法について、図4を用いて説明する。
本第3の実施形態では、処理対象廃棄物として放射性元素Coを含むCo廃棄物を用い、陽極4として金属のAl、陰極5として鉄を用い、陽極溶解により溶融塩2中にAlイオン(Al3+)を生成させ、陰極5にCoAl合金を析出させる。
第3の実施形態に係る放射性元素の安定化方法について、図4を用いて説明する。
本第3の実施形態では、処理対象廃棄物として放射性元素Coを含むCo廃棄物を用い、陽極4として金属のAl、陰極5として鉄を用い、陽極溶解により溶融塩2中にAlイオン(Al3+)を生成させ、陰極5にCoAl合金を析出させる。
本実施形態では、陽極4では溶融塩2の分解によるガスが発生することがないため、廃ガス処理が簡便になる利点がある。
また、陰極5の材料には鉄等の通常の金属だけでなく、所望の元素から構成される金属廃棄物を用いてもよい。
また、陰極5の材料には鉄等の通常の金属だけでなく、所望の元素から構成される金属廃棄物を用いてもよい。
さらに、陽極4に例えば金属アルミニウム廃棄物を用いることも可能であり、その場合には溶融塩2中にAlがAl3+イオンとして溶解し、これが陰極5上でCoAl合金として析出する。
本実施形態によれば、陰極5に放射性元素(本実施形態ではCo)とAlを共析させることで、化学的に安定なAl塊中に放射性元素を閉じ込めることができる。
なお、陽極4としてPb、Bi等の放射線遮蔽機能を有する金属を用いてもよい。
なお、陽極4としてPb、Bi等の放射線遮蔽機能を有する金属を用いてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。また、これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…反応容器、2…溶融塩、3…電源、4…陽極、5…陰極、6…加熱装置、10…処理対象廃棄物
Claims (5)
- 放射性元素を含む処理対象廃棄物から水分を除去するステップと、前記処理対象廃棄物を溶融塩中に添加するステップと、前記溶融塩中の放射性元素イオンを溶融塩電解により陰極に析出させ他の金属と合金化するステップと、を有する放射性元素の安定化方法。
- 前記他の金属は溶融金属であるとともに陰極として機能する請求項1記載の放射性元素の安定化方法。
- 前記陰極は前記他の金属からなり、当該金属のイオンを前記溶融塩中に溶出させる請求項1記載の放射性元素の安定化方法。
- 前記他の金属の化合物を前記溶融塩中に添加し当該金属のイオンを前記溶融塩中に生成する請求項1記載の放射性元素の安定化方法。
- 前記他の金属が放射線遮蔽効果を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の放射性元素の安定化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018181575A JP2020051897A (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 放射性元素の安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2020051897A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113684504A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-11-23 | 西安交通大学 | 一种用于乏燃料干法后处理的电解精炼废熔盐处理方法 |
-
2018
- 2018-09-27 JP JP2018181575A patent/JP2020051897A/ja active Pending
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CN113684504A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-11-23 | 西安交通大学 | 一种用于乏燃料干法后处理的电解精炼废熔盐处理方法 |
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