JP2020051807A - モデル取得装置、振動監視システム、振動監視装置、モデル取得方法、振動監視方法およびプログラム - Google Patents

モデル取得装置、振動監視システム、振動監視装置、モデル取得方法、振動監視方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の振動を監視する際、振動監視における監視対象の装置以外の要因の影響を低減させる。【解決手段】モデル取得装置が、振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する環境情報取得部と、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みるモデル選択部と、前記モデル選択部が、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、前記振動監視対象装置における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する機械学習部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、モデル取得装置、振動監視システム、振動監視装置、モデル取得方法、振動監視方法およびプログラムに関する。
装置またはプラント等の監視のための技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、プロセスプラントからクラウドコンピューティングシステムからクラウドコンピューティングシステムへデータを送信する際、データダイオードを用いて一方向通信とすることが記載されている。
特開2018−073417号公報
装置の監視の1つに振動監視がある。装置の振動を監視する際、振動測定値が監視対象の装置以外の要因に影響されると監視精度の低下につながる。振動監視の精度を向上させる観点から、振動監視における監視対象の装置以外の要因の影響を低減させられることが好ましい。
本発明は、上述の課題を解決することのできるモデル取得装置、振動監視システム、振動監視装置、モデル取得方法、振動監視方法およびプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、モデル取得装置は、振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する環境情報取得部と、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みるモデル選択部と、前記モデル選択部が、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、前記振動監視対象装置における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する機械学習部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、振動監視システムは、振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する環境情報取得部と、前記設置環境に応じた振動監視モデルを取得するモデル取得部と、前記振動監視対象装置における振動測定値を取得する振動測定値取得部と、前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する異常判定部と、を備える。
本発明の第3の態様によれば、振動監視装置は、振動監視対象装置における振動測定値を取得する振動測定値取得部と、振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する異常判定部と、前記振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値をモデル取得装置へ送信し、前記振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値の前記モデル取得装置への送信を中止する振動測定値送信部と、を備える。
本発明の第4の態様によれば、モデル取得方法は、振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する工程と、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みる工程と、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、前記振動監視対象装置における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する工程と、を含む。
本発明の第5の態様によれば、振動監視方法は、振動監視対象装置における振動測定値を取得する工程と、振動監視モデルを得られた場合、前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する工程と、前記振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値をモデル取得装置へ送信し、前記振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値の前記モデル取得装置への送信を中止する工程と、を含む。
本発明の第6の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する工程と、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みる工程と、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、前記振動監視対象装置における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する工程と、を実行させるためのプログラムである。
本発明の第7の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、振動監視対象装置における振動測定値を取得する工程と、振動監視モデルを得られた場合、前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する工程と、前記振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値をモデル取得装置へ送信し、前記振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値の前記モデル取得装置への送信を中止する工程と、を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、装置の振動を監視する際、振動監視における監視対象の装置以外の要因の影響を低減させることができる。
実施形態に係る振動監視システムの機能構成の例を示す概略ブロック図である。 実施形態に係る振動監視対象装置の被設置物が壁面である場合の設置例を示す図である。 実施形態に係る振動監視装置の機能構成の例を示す概略ブロック図である。 実施形態に係るモデル取得装置の機能構成の例を示す概略ブロック図である。 実施形態に係る振動監視装置およびモデル取得装置の各部間におけるデータの流れの例を示す図である。 実施形態に係るモデル取得装置が振動監視モデルを取得して振動監視装置に提供する処理の第1の例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る振動監視装置が振動監視対象装置の振動を監視する処理の例を示すシーケンス図である。 実施形態に係るモデル取得装置が振動監視モデルを取得して振動監視装置に提供する処理の第2の例を示すシーケンス図である。 実施形態に係るモデル取得装置の構成の例を示す図である。 実施形態に係る振動監視装置の構成の例を示す図である。 実施形態に係る振動監視システムの構成の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施形態に係る振動監視システムの機能構成の例を示す概略ブロック図である。図1に示す構成で、振動監視システム1は、材質判定用センサ110と、振動センサ120と、振動監視装置200と、モデル取得装置300とを備える。
振動監視装置200とモデル取得装置300とは通信ネットワーク930を介して通信を行う。
振動監視システム1は、振動監視対象装置910の振動を監視するシステムである。振動監視システム1は、振動監視対象装置910が設置された設置環境に応じて振動監視モデルを選択し、選択した振動監視モデルを用いて振動監視対象装置910の振動を監視する。
ここでいう設置環境は、振動監視対象装置910が設置されている状況である。振動監視対象装置910が設置されている状況のうち、特に、振動監視対象装置910が設置されている物の材質の影響が、振動監視対象装置910の振動に及ぼす影響が大きい。そこで、振動監視システム1は、設置環境の情報として、振動監視対象装置910が設置されている物の材質を識別する識別情報を取得する。
以下では、振動監視対象装置910が設置されている物を、振動監視対象装置910の被設置物、あるいは、単に被設置物と称する。
被設置物は床(床面)または壁(壁面)であってもよいが、これらに限定されない。例えば、振動監視対象装置910が屋外に設置されている場合、被設置物が地面であってもよい。図1では、被設置物が設置床面921である場合の例を示している。すなわち、図1の例では、振動監視対象装置910は設置床面921の上に設置されている。
ここでいう振動監視モデルは、振動監視対象装置910の振動測定値の入力を受けて、振動監視対象装置910の振動の状態を示すデータを出力するものである。振動監視システム1が、振動監視対象装置910の異常振動を検出するための閾値を振動監視モデルとして用いるようにしてもよい。ここで、被設置物の材質が柔らかいほど、振動監視対象装置910の振動が吸収され、振動測定値が小さくなることが考えられる。そこで、被設置物の材質が柔らかいほど閾値を小さく設定することで、被設置物の材質の影響を低減させて、異常振動を比較的高精度に検出することができる。
あるいは、振動監視システム1が、振動監視対象装置910の振動の時系列データの入力を受けて将来(振動測定時よりも未来)の振動を予測する振動監視モデルを用いるようにしてもよいし、さらに、予測した将来の振動が異常か否かを判定する振動監視モデルを用いるようにしてもよい。
材質判定用センサ110は、振動監視対象装置910の被設置物の材質を判定するためのデータを測定する。図1の例では、材質判定用センサ110は、振動監視対象装置910が設置された設置床面921に設置され、設置床面921の材質を判定するためのデータを測定する。材質判定用センサ110の測定データを材質データと称する。
材質判定用センサ110として、材質判定のための既存のセンサを用いることができる。例えば、材質判定用センサ110が、近赤外線等の電磁波を照射して反射スペクトルを測定するようにしてもよいが、これに限定されない。
材質判定用センサ110の設置位置は、振動監視対象装置910の被設置物の材質判定のための測定を行える位置であればよい。材質判定用センサ110が、振動監視対象装置910の近くに設置されていてもよいし、ある程度離れて設置されていてもよい。
振動センサ120は、振動監視対象装置910に設置されて振動監視対象装置910の振動を測定する。
振動センサ120が測定する振動は、具体的には、振動による変位、速度、加速度の何れであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。例えば、振動センサ120が、振動監視対象装置910の振動による振動センサ120自らの変位、速度、加速度のうち何れか、あるいはこれらの組み合わせを測定するようにしてもよい。
振動監視対象装置910の特定の部分の振動を監視したい場合、設置作業者が、振動センサ120をその部分に設置するようにしてもよい。あるいは、振動監視対象装置910全体の振動を測定したい場合、設置作業者が、振動センサ120を振動監視対象装置910の複数個所に設置し、振動測定値送信制御部293あるいは振動センサ120自らが、振動監視対象装置910の複数個所における振動の平均値を算出するようにしてもよい。
図2は、振動監視対象装置910の被設置物が壁面である場合の設置例を示す図である。
図2の例では、振動監視対象装置910が設置壁面922に設置されており、材質判定用センサ110の設置壁面922に設置されて設置壁面922の材質判定のためのデータ(例えば、近赤外線の反射スペクトル)を測定する。振動センサ120は、振動監視対象装置910に設置されて振動監視対象装置910の振動を測定する。
振動監視装置200は、振動監視モデルを用いて振動監視対象装置910の振動を監視する。特に、振動監視装置200は、振動監視対象装置910の被設置物の材質に応じた振動監視モデルをモデル取得装置300から取得し、そのモデルを用いて振動監視対象装置910の振動を監視する。例えば、振動監視装置200は、振動監視対象装置910の異常振動を検出すると、警報を出力する。
振動監視装置200は、振動監視対象装置910の被設置物の材質に応じた振動監視モデルを取得するために、材質判定用センサ110から受信する材質データをモデル取得装置300へ送信(転送)する。
振動監視装置200が、エッジゲートウェイ(Edge Gateway)を用いて構成されていてもよい。材質判定用センサ110または振動センサ120が、センサ単独では通信ネットワーク930に接続できない場合でも、エッジゲートウェイである振動監視装置200を介することで、材質判定用センサ110の測定データ(材質データ)および振動センサ120の測定データ(振動測定値)を、通信ネットワーク930を経由してモデル取得装置300へ送信できる。
エッジゲートウェイは、コンピュータの一種とみなすことができる。あるいは、振動監視装置200が、例えばEWS(Engineering Workstation)またはパソコン(Personal Computer;PC)など、エッジゲートウェイ以外のコンピュータを用いて構成されていてもよい。
モデル取得装置300は、振動監視装置200とは別の装置として構成され、振動監視装置200に振動監視モデルを提供するサーバ装置として機能する。特に、モデル取得装置300は、振動監視装置200から材質データを受信して、予め得られている振動監視モデルのうち被設置物の材質に応じた振動監視モデルを選択し、振動監視装置200へ送信する。被設置物の材質に応じた振動監視モデルがない場合、モデル取得装置300は、振動監視装置200から振動測定値を受信し、機械学習によって振動監視モデルを生成して振動監視装置200へ送信する。
モデル取得装置300は、例えばEWSまたはパソコン等のコンピュータを用いて構成される。
振動監視装置200とモデル取得装置300とが別々の装置として構成されていることで、振動監視装置200とモデル取得装置300とを別々に配置することができる。特に、振動監視装置200を振動監視対象装置910の近くに配置し、モデル取得装置300をクラウド内など振動監視対象装置910から見て遠くに配置することができる。これにより、モデル取得装置300と振動監視対象装置910との位置関係の自由度を確保することができ、かつ、振動監視装置200が振動監視対象装置910の近くでリアルタイムに振動監視対象装置910の振動を監視することができる。
仮に、振動監視装置200の機能とモデル取得装置300の機能とを併せ持つ監視装置がクラウド内に配置されている場合、振動センサ120が送信する振動監視対象装置910の振動測定値がクラウドを経由するのに時間がかかり、監視装置による異常振動の検出が遅延することが考えられる。例えば振動監視対象装置910が工場の製造ラインで用いられている場合、監視装置が異常振動を検出するまでに製造不良が発生し、原材料が無駄になってしまう、あるいは、不具合のある製造物の除去や廃棄が作業者の負担になってしまう等の不具合が生じることが考えられる。
これに対し、振動監視装置200が振動監視対象装置910の近傍で、特に通信ネットワーク930を介さずに振動監視対象装置910の振動を監視することで、異常振動の検出の遅延を回避または低減させることができる。
また、振動監視装置200とモデル取得装置300とが別々の装置として構成されていることで、モデル取得装置300は、複数の振動監視装置200に振動監視モデルを提供することができる。振動監視システム1が備える振動監視装置200の数は、図1に例示される1つに限定されず、複数であってもよい。例えば、振動監視システム1が複数の工場に対応して用いられる場合、工場毎に振動監視装置200を配置して工場内の装置の振動を監視するようにしてもよい。この場合、振動監視システム1が備えるモデル取得装置300の数は1つでよく、この点で、振動監視システム1の設備コストおよび運用コストが比較的小さくて済む。
また、1つの振動監視装置200が複数の振動監視対象装置910の振動を監視するようにしてもよい。例えば、工場内にある複数の装置を1つの振動監視装置200が監視するようにしてもよい。
1つの振動監視装置200が複数の振動監視対象装置910の振動を監視する場合、振動監視対象装置910毎に材質判定用センサ110および振動センサ120が設けられていてもよい。あるいは、複数の振動監視対象装置910が同じ材質の被設置物に設置されている場合、これら複数の振動監視対象装置910に共用の材質判定用センサ110が1つ設けられていてもよい。
通信ネットワーク930は、振動監視装置200とモデル取得装置300との通信を仲介する。通信ネットワーク930が振動監視システム1の一部として構成されていてもよいし、振動監視システム1の外部の構成となっていてもよい。
通信ネットワーク930は、特定の種類の通信ネットワークに限定されない。特に、通信ネットワーク930には通信速度の高速性は要求されない。例えば、通信ネットワーク930としてインターネットが用いられ、モデル取得装置300がクラウドサーバとして構成されていてもよい。
図3は、振動監視装置200の機能構成の例を示す概略ブロック図である。図3に示す構成で、振動監視装置200は、対材質判定用センサ通信部211と、対振動センサ通信部212と、監視側通信部213と、表示部220と、監視側記憶部280と、監視側制御部290とを備える。監視側記憶部280は、モデル記憶部281を備える。監視側制御部290は、モデル管理部291と、異常判定部292と、振動測定値送信制御部293とを備える。
対材質判定用センサ通信部211は、材質判定用センサ110と通信を行う。特に、対材質判定用センサ通信部211は、材質判定用センサ110からの材質データを受信する。
対振動センサ通信部212は、振動センサ120と通信を行う。特に、対振動センサ通信部212は、振動測定値取得部の例に該当し、振動センサ120からの振動測定値(振動監視対象装置910における振動測定値)を受信する。
監視側通信部213は、通信ネットワーク930に接続し、通信ネットワーク930を介して他の機器と通信を行う。特に、監視側通信部213は、モデル取得装置300と通信を行う。
監視側通信部213は、対材質判定用センサ通信部211が材質判定用センサ110から受信した材質データをモデル取得装置300へ送信(転送)する。また、監視側通信部213は、モデル取得装置300からの振動監視モデルを受信する。
また、監視側通信部213は、振動測定値送信部の例に該当し、対振動センサ通信部212が振動センサ120から受信した振動測定値をモデル取得装置300へ送信(転送)する。特に、監視側通信部213は、振動測定値送信制御部293の制御に従って、振動測定値のモデル取得装置300への送信およびその中止を実行する。
振動監視装置200が振動監視モデルを得られていない場合、監視側通信部213は、振動測定値をモデル取得装置300に送信する。一方、振動監視装置200が振動監視モデルを得られている場合、監視側通信部213は、振動測定値のモデル取得装置300への送信を中止する。
モデル取得装置300は、監視側通信部213が送信する振動測定値を用いて機械学習を行って、振動監視モデルを生成することができる。異常判定部292が振動監視モデルを得られた場合、従って、モデル取得装置300が振動監視モデルを生成する必要がない場合、監視側通信部213が振動測定値のモデル取得装置300への送信を中止することで、振動監視装置200、モデル取得装置300それぞれの通信負荷が比較的小さくて済み、通信ネットワーク930の通信量が比較的少なくて済む。
表示部220は、例えば液晶パネルまたはLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)等の表示画面を備え、監視側制御部290の制御に従って各種画像を表示する。特に、異常判定部292が振動監視対象装置910の異常を検出した場合、表示部220は、検出された異常を示す警報を表示する。
監視側記憶部280は、各種データを記憶する。監視側記憶部280は、振動監視装置200が備える記憶デバイスを用いて構成される。
モデル記憶部281は、監視側通信部213がモデル取得装置300から受信した振動監視モデルを記憶する。
監視側制御部290は、振動監視装置200の各部を制御して各種処理を実行する。監視側制御部290は、振動監視装置200が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が監視側記憶部280からプログラムを読み出して実行することで構成される。
モデル管理部291は、振動監視モデルを管理する。特に、監視側通信部213がモデル取得装置300から振動監視モデルを受信すると、モデル管理部291は、得られた振動監視モデルをモデル記憶部281に記憶させる。
振動監視対象装置910が移設された場合、モデル管理部291が、モデル記憶部281が記憶している振動監視モデルを更新するようにしてもよい。例えば、モデル管理部291は、ユーザ操作に従って、一旦、モデル記憶部281から振動監視モデルを削除する。その後、監視側通信部213がモデル取得装置300から振動監視モデルを受信すると、モデル管理部291は、新たに得られた振動監視モデルをモデル記憶部281に記憶させる。
また、モデル管理部291は、振動監視装置200が振動監視モデルを得られているか否かの判定を行う。例えば、モデル記憶部281が振動監視モデルを記憶している場合、モデル管理部291は、振動監視モデルを得られていると判定する。モデル記憶部281が振動監視モデルを記憶していない場合、モデル管理部291は、振動監視モデルを得られていないと判定する。
異常判定部292は、振動監視対象装置910の異常振動を検出する。具体的には、振動監視モデルを得られた場合、異常判定部292は、対振動センサ通信部212が振動センサ120から受信する振動測定値を振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する。
振動測定値送信制御部293は、監視側通信部213を制御して振動測定値をモデル取得装置300へ送信させ、また、その送信を中止させる。振動監視装置200が振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値送信制御部293は監視側通信部213を制御して、振動測定値をモデル取得装置300へ送信させる。一方、振動監視装置200が振動監視モデルを得られている場合、振動監視装置200は監視側通信部213を制御して、振動測定値のモデル取得装置300への送信を中止させる。
図4は、モデル取得装置300の機能構成の例を示す概略ブロック図である。図4に示す構成で、モデル取得装置300は、取得側通信部310と、取得側記憶部380と、取得側制御部390とを備える。取得側記憶部380は、モデルデータベース381と、センサデータ記憶部382とを備える。取得側制御部390は、環境情報取得部391と、モデル選択部392と、機械学習部393とを備える。
取得側通信部310は、通信ネットワーク930に接続し、通信ネットワーク930を介して他の機器と通信を行う。特に、取得側通信部310は、振動監視装置200の監視側通信部213と通信を行う。
取得側通信部310は、監視側通信部213が送信する材質データおよび振動測定値を受信する。また、取得側通信部310は、振動監視モデルを監視側通信部213へ送信する。
取得側記憶部380は、各種データを受信する。取得側記憶部380は、モデル取得装置300が備える記憶デバイスを用いて構成される。
モデルデータベース381は、被設置物の材質毎に、その材質用の振動監視モデルを記憶する。モデルデータベース381は、材質を識別する識別情報と振動監視モデルとを対応付けて記憶する。この識別情報をキーとして、材質に応じた振動監視モデルを検索することができる。
センサデータ記憶部382は、材質データおよび振動測定値を記憶する。例えば、センサデータ記憶部382は、材質データ、振動測定値の各々の履歴を時系列データとして記憶する。センサデータ記憶部382が記憶するデータを機械学習に用いることができる。特に、環境情報取得部391が振動監視モデルの取得に失敗した場合、すなわち、モデルデータベース381が被設置物の材質に応じた振動監視モデルを記憶していない場合、機械学習部393は、センサデータ記憶部382が記憶する振動測定値を用いた機械学習によって振動監視モデルを生成する。
また、環境情報取得部391が被設置物の材質の判定に失敗した場合、ユーザ(例えば、モデル取得装置300の管理者)が、正解である材質の識別情報の入力操作を行い、取得側制御部390が、入力された識別情報と判定に失敗した材質データとを対応付けた学習用データを生成するようにしてもよい。取得側制御部390はこの学習用データを用いて材質データと材質(材質の識別情報)との対応関係を機械学習し、材質データから材質を判定するための判定基準を生成または更新することができる。
取得側制御部390は、モデル取得装置300の各部を制御して各種処理を行う。取得側制御部390は、モデル取得装置300が備えるCPUが取得側記憶部380からプログラムを読み出して実行することで構成される。
環境情報取得部391は、材質データを用いて被設置物の材質を判定する。例えば、環境情報取得部391は、材質データから材質の識別情報(材質を識別する識別情報)への変換規則を備え、取得側通信部310が受信する材質データをこの変換規則に適用して、識別情報を取得する。この識別情報は、振動監視対象装置910が設置された設置環境の情報の例に該当し、環境情報取得部391は、環境情報取得部の例に該当する。
モデル選択部392は、環境情報取得部391が判定した設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みる。具体的には、モデル選択部392は、モデルデータベース381を探索して、環境情報取得部391が取得した識別情報(被設置物の材質を識別する識別情報)に対応付けられている振動監視モデルの取得を試みる。この識別情報に対応する振動監視モデル(従って、この識別情報が示す材質用の振動監視モデル)が既にモデルデータベース381に登録されている場合、モデル選択部392は、振動監視モデルの取得に成功する。一方、この識別情報に対応する振動監視モデルがモデルデータベース381に登録されていない場合、モデル選択部392は、振動監視モデルの取得に失敗する。
機械学習部393は、モデル選択部392が、設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、振動監視対象装置910における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する。具体的には、機械学習部393は、センサデータ記憶部382が記憶している振動測定値の履歴のうち、現在の設置環境(特に、現在の被設置物の材質)に応じた振動測定値を用いて機械学習を行い、現在の設置環境に応じた機械学習にて振動監視モデルを生成する。
機械学習部393が、環境情報取得部391が振動監視モデルの取得に失敗した際の識別情報のもととなった材質データの測定タイミング以降に測定された振動測定値を、現在の設置環境に応じた振動測定値として用いるようにしてもよい。
機械学習部393が行う機械学習の手法として公知の手法を用いることができる。例えば、センサデータ記憶部382が記憶している振動測定値が全て、振動監視対象装置910が正常状態の場合の振動測定値である場合、機械学習部393が、マハラノビスタグチ(Mahalanobis Taguchi;MT)システムなどマハラノビス距離を用いる手法にて機械学習を行うようにしてもよい。但し、機械学習部393が用いる機械学習手法はこれに限定されない。例えば、機械学習部393が、振動監視対象装置910が正常の場合の振動測定値(例えば、振幅、速度、または加速度)の最大値を1.1倍した値を、振動監視モデルとしての閾値に設定するようにしてもよい。
機械学習部393が、異常振動の有無を判定するための閾値など異常振動の有無を判定するための判定基準を、振動監視モデルとして生成するようにしてもよい。あるいは、機械学習部393が、振動測定値の時系列データの入力を受けて未来の時点(振動測定時よりも未来)における振動を予測する振動監視モデルを生成するようにしてもよい。あるいは、機械学習部393が、振動測定値の時系列データの入力を受けて未来の時点における振動を予測し、さらに、予測した将来の振動が異常か否かを判定する振動監視モデルを生成するようにしてもよい。
環境情報取得部391と機械学習部393との組み合わせは、モデル取得部の例に該当し、設置環境に応じた振動監視モデルを取得する。
図5は、振動監視装置200およびモデル取得装置300の各部間におけるデータの流れの例を示す図である。
振動監視装置200では、材質判定用センサ110からの材質データを対材質判定用センサ通信部211が受信する。対材質判定用センサ通信部211が受信した材質データは、監視側通信部213からモデル取得装置300へ転送される。
監視側通信部213が、繰り返しあるいは連続的に材質データをモデル取得装置300へ転送するようにしてもよいし、1度のみ材質データをモデル取得装置300へ転送するようにしてもよい。
例えば、材質判定用センサ110が常に材質データを出し続け、振動監視装置200が、ユーザ操作を受けて1度のみ材質データをモデル取得装置300へ転送するようにしてもよい。あるいは、振動監視装置200がユーザ操作を受けて材質判定用センサ110に対してデータ送信要求を送信するようにし、材質判定用センサ110がデータ送信要求を受けた場合のみ材質データを送信するようにしてもよい。そして、振動監視装置200が、材質判定用センサ110からの材質データをモデル取得装置300へ転送するようにしてもよい。
振動監視装置200が材質データをモデル取得装置300へ転送する回数または時間を制限することで、振動監視装置200、モデル取得装置300それぞれの通信負荷が比較的小さくて済み、通信ネットワーク930の通信量が比較的少なくて済む。
モデル取得装置300では、取得側通信部310が材質データを受信する。取得側通信部310が受信した材質データは、センサデータ記憶部382と環境情報取得部391とに出力される。
センサデータ記憶部382は、取得側通信部310が受信した材質データを時系列データにて記憶する。
環境情報取得部391は、材質データを用いて被設置物の材質を判定し、判定した材質を示す識別情報をモデル選択部392へ出力する。
モデル選択部392は、識別情報に対応付けられている振動監視モデルをモデルデータベース381から読み出す。ただし、該当する振動監視モデルがモデルデータベース381に登録されていない場合、モデル選択部392は振動監視モデルの取得に失敗する。
振動監視モデルの取得に成功した場合、得られた振動監視モデルは取得側通信部310から振動監視装置200へ送信される。
振動監視装置200では、監視側通信部213が振動監視モデルを受信する。監視側通信部213は、受信した振動監視モデルをモデル管理部291へ出力し、モデル管理部291は、振動監視モデルをモデル記憶部281に記憶させる。
モデル記憶部281が振動監視モデルを記憶すると、異常判定部292が振動監視モデルを用いて振動監視対象装置910の振動を監視する。
また、振動センサ120が振動測定値を送信すると、振動監視装置200の対振動センサ通信部212が振動測定値を受信する。対振動センサ通信部212は、受信した振動測定値を振動測定値送信制御部293と異常判定部292とに出力する。
異常判定部292は、モデル記憶部281が記憶している振動監視モデルに振動測定値を入力して異常振動の有無を判定する。異常判定部292が異常振動を検出した場合、表示部220が警報を表示する。
一方、振動測定値送信制御部293は、モデル記憶部281が振動監視モデルを記憶していない場合に、振動測定値を対振動センサ通信部212へ出力する。モデル記憶部281が振動監視モデルを記憶しているか否かの判定は、モデル管理部291が行う。モデル管理部291は、例えばモデル記憶部281を参照して、モデル記憶部281が振動監視モデルを記憶しているか否かを判定し、判定結果を対振動センサ通信部212へ出力する。あるいは、モデル管理部291が、振動監視モデルをモデル記憶部281に記憶させたか否かを示すフラグを備え、このフラグを参照するようにしてもよい。
振動測定値送信制御部293が振動監視モデルを対振動センサ通信部212へ出力した場合、対振動センサ通信部212は、監視側制御部290の制御(特に、振動測定値送信制御部293の制御)に従って、振動測定値をモデル取得装置300へ送信する。
モデル取得装置300では、取得側通信部310が振動測定値を受信する。取得側通信部310が受信した振動測定値は、センサデータ記憶部382に出力される。
センサデータ記憶部382は、取得側通信部310が受信した振動測定値を時系列データにて記憶する。
機械学習部393は、モデル選択部392が振動監視モデルの取得に失敗した場合に、センサデータ記憶部382が記憶している振動測定値を用いて機械学習を行って振動監視モデルを生成する。機械学習部393は、得られた振動監視モデルを取得側通信部310へ出力する。取得側通信部310は、取得側制御部390(特に機械学習部393)の制御に従って振動監視モデルを振動監視装置200へ送信する。
また、機械学習部393は、機械学習で得られた振動監視モデルと、材質の識別情報とを対応付けてモデルデータベース381に記憶させる。
図5の構成で、材質判定用センサ110および振動センサ120は、IoTの5層モデルの第1層に該当する。材質判定用センサ110と対材質判定用センサ通信部211との通信経路、および、振動センサ120と対振動センサ通信部212との通信経路は、IoTの5層モデルの第2層に該当する。振動監視装置200は、IoTの5層モデルの第3層に該当する。通信ネットワーク930等、振動監視装置200とモデル取得装置300との通信経路は、IoTの5層モデルの第4層に該当する。モデル取得装置300は、IoTの5層モデルの第5層に該当する。
次に、図6〜図8を参照して振動監視システム1の動作について説明する。
図6は、モデル取得装置300が振動監視モデルを取得して振動監視装置200に提供する処理の第1の例を示すシーケンス図である。図6は、モデル選択部392が振動監視モデルの取得に成功する場合の処理の例を示している。
図6の処理で、材質判定用センサ110は被設置物を測定して材質データを送信する(シーケンスS11)。振動監視装置200は、材質判定用センサ110からの材質データを受信してモデル取得装置300へ転送する(シーケンスS12)。
モデル取得装置300では、環境情報取得部391が被設置物の材質を判定して、材質を識別する識別情報を取得する(シーケンスS13)。モデル選択部392は、環境情報取得部391が取得した識別情報をキーとしてモデルデータベース381を検索し、識別情報に対応付けられた振動監視モデルの取得を試みる(シーケンスS14)。図6の例では、モデル選択部392は振動監視モデルの取得に成功している。
取得側通信部310は、モデル選択部392が取得した振動監視モデルを振動監視装置200へ送信する(シーケンスS15)。
図7は、振動監視装置200が振動監視対象装置910の振動を監視する処理の例を示すシーケンス図である。図6の処理で振動監視モデルを受信した振動監視装置200は、得られた振動監視モデルを用いて図7の処理を行う。
図7の処理で、振動監視装置200のモデル管理部291は、振動監視モデルを設定する(シーケンスS21)。具体的には、モデル管理部291は、監視側通信部213が受信した振動監視モデルをモデル記憶部281に記憶させる。
また、振動センサ120は、振動監視対象装置910の振動を測定して得られた振動測定値を、繰り返し、あるいは連続的に、振動監視装置200へ送信する(シーケンスS22)。
振動監視装置200では、対振動センサ通信部212が振動測定値を受信し、異常判定部292が振動測定値を用いて振動監視対象装置910の振動を監視する(シーケンスS23)。例えば異常判定部292は、振動測定値と異常判定の閾値である振動監視モデルとを比較する。異常判定部292は、振動測定値が閾値(振動監視モデル)よりも大きいと判定することで、 振動監視対象装置910の異常振動を検出する。異常判定部292は、振動センサ120が繰り返し、あるいは連続的に送信する振動測定値を用いて、継続的に振動監視対象装置910の振動を監視する。
図8は、モデル取得装置300が振動監視モデルを取得して振動監視装置200に提供する処理の第2の例を示すシーケンス図である。図8は、モデル選択部392が振動監視モデルの取得に失敗する場合の処理の例を示している。
図8のシーケンスS31〜S33は、図6のシーケンスS11〜S13と同様である。シーケンスS33の後、モデル選択部392は、環境情報取得部391が取得した識別情報をキーとしてモデルデータベース381を検索し、識別情報に対応付けられた振動監視モデルの取得を試みる(シーケンスS34)。図8の例では、モデル選択部392は振動監視モデルの取得に失敗している。
モデル選択部392が振動監視モデルの取得に失敗した場合、取得側通信部310は、取得側制御部390の制御に従って、振動測定値送信要求を振動監視装置200へ送信する(シーケンスS35)。具体的には、取得側通信部310は、振動測定値の送信要求を示す要求信号を振動監視装置200へ送信する。
一方、振動センサ120は振動測定値を繰り返しあるいは連続的に振動監視装置200へ送信する(シーケンスS36)。振動監視装置200は、モデル取得装置300から振動測定値送信要求を受信したことを契機として、その後に対振動センサ通信部212が受信した振動測定値をモデル取得装置300へ送信(転送)する(シーケンスS37)。
モデル取得装置300では、センサデータ記憶部382が、振動測定値を蓄積する(シーケンスS38)。センサデータ記憶部382は、学習用データとして十分な量の振動測定値を蓄積するまで、振動測定値の蓄積を継続する。
十分な量の学習用データを得られた後、機械学習部393が、学習用モデルを用いた機械学習を行い、振動監視モデルを生成する(シーケンスS39)。機械学習部393は、得られた振動監視モデルをモデルデータベース381に登録する(シーケンスS40)。具体的には、機械学習部393は、得られた振動監視モデルと、シーケンスS33でモデル取得装置300が取得した識別情報とを対応付けてモデルデータベース381に記憶させる。
また、取得側通信部310は、取得側制御部390(特に、機械学習部393)の制御を受けて、シーケンスS39で機械学習部393が生成した振動監視モデルを振動監視装置200へ送信する(シーケンスS41)。
振動監視モデルを受信した振動監視装置200は、振動測定値のモデル取得装置300への転送を終了する(シーケンスS42)。
シーケンスS42の後、モデル取得装置300は、図7の処理を行って振動監視対象装置910の振動を監視する。
以上のように、環境情報取得部391は、振動監視対象装置910が設置された設置環境の情報を取得する。モデル選択部392は、設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みる。機械学習部393は、モデル選択部392が設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、振動監視対象装置910における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する。
このように、モデル取得装置300が振動監視対象装置910の設置環境に応じた振動監視モデルを取得または生成することで、振動監視対象装置910の設置環境に応じた振動監視モデルを用いた振動監視が可能になる。モデル取得装置300によれば、振動監視装置200が振動監視対象装置910の振動を監視する際、振動監視における監視対象の装置以外の要因の影響を低減させることができる。
例えば、振動監視対象装置910がカーペットの上に設置されている場合、振動監視対象装置910の振動がカーペットに吸収されて振動が比較的小さくなる。このため、振動監視対象装置910がカーペットの上に設置されている場合、振動監視対象装置910がコンクリートの床の上に設置されている場合よりも振動センサ120による振動測定値が小さくなる。
このため、振動監視対象装置910がカーペットの上に設置されている場合に、振動監視対象装置910がコンクリートの床の上に設置されている場合と同じ判定基準を用いて異常振動の検出を行うと、異常を検出できない可能性がある。例えば、振動監視対象装置910内のモータが異常振動していても、振動がカーペットに吸収されて振動センサ120による振動測定値が小さくなることで、異常無しと判定してしまう可能性がある。
これに対し、モデル取得装置300によれば、振動監視対象装置910の設置環境に応じた振動監視モデルを得られる。この振動監視モデルを用いて振動監視対象装置910の振動を監視することで、振動監視における設置環境の影響を低減させることができ、この点で、振動監視を高精度に行うことができる。
なお、機械学習部393が設置環境に応じたパラメータを有する振動監視モデルを生成するなど、振動監視システム1が、設置環境に応じたパラメータを有する振動監視モデルを用いるようにしてもよい。例えば、振動監視対象装置910がカーペットの上に設置されている場合、カーペットの厚さが振動監視モデルのパラメータに設定されていてもよい。
これにより、振動監視をより高精度に行うことができる。
また、機械学習部393は、振動測定値の時系列データの入力を受けて、未来の時点における振動を予測する振動監視モデルを生成する。
振動監視装置200は、この振動監視モデルを用いて振動監視対象装置910の振動を監視することで、未来の時点における異常振動の発生を予測して事前に報知することができる。ユーザは、異常振動の発生の可能性を事前に把握して、メンテナンスを実施する、あるいは代替の装置を用意するなどの対策を実施できる。
また、振動監視システム1は、上述した何れかのモデル取得装置300と、モデル取得装置300とは別の装置として構成され、振動監視モデルを用いて振動監視対象装置910の振動を監視する振動監視装置200とを備える。
振動監視装置200とモデル取得装置300とが別々の装置として構成されていることで、振動監視装置200とモデル取得装置300とを別々に配置することができる。特に、振動監視装置200を振動監視対象装置910の近くに配置し、モデル取得装置300をクラウド内など振動監視対象装置910から見て遠くに配置することができる。これにより、モデル取得装置300と振動監視対象装置910との位置関係の自由度を確保することができ、かつ、振動監視装置200が振動監視対象装置910の近くでリアルタイムに振動監視対象装置910の振動を監視することができる。
また、振動監視装置200とモデル取得装置300とが別々の装置として構成されていることで、モデル取得装置300は、複数の振動監視装置200に振動監視モデルを提供することができる。
また、対振動センサ通信部212は、振動監視対象装置910における振動測定値を取得する。異常判定部292は、振動監視装置200が振動監視モデルを得られている場合、振動測定値を振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する。監視側通信部213は、振動監視装置200が振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値をモデル取得装置300に送信し、振動監視装置200が振動監視モデルを得られている場合、振動測定値のモデル取得装置300への送信を中止する。
モデル取得装置300は、監視側通信部213が送信する振動測定値を用いて機械学習を行って、振動監視モデルを生成することができる。異常判定部292が振動監視モデルを得られた場合、従って、モデル取得装置300が振動監視モデルを生成する必要がない場合、監視側通信部213が振動測定値のモデル取得装置300への送信を中止することで、振動監視装置200、モデル取得装置300それぞれの通信負荷が比較的小さくて済み、通信ネットワーク930の通信量が比較的少なくて済む。
また、環境情報取得部391は、振動監視対象装置910が設置された設置環境の情報を取得する。モデル選択部392と機械学習部393との組み合わせは、設置環境に応じた振動監視モデルを取得する。対振動センサ通信部212は、振動監視対象装置910における振動測定値を取得する。異常判定部292は、振動測定値を振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する。
これにより、異常判定部292は、設置環境に応じた振動監視モデルを用いて振動監視対象装置910の振動を監視することができ、設置環境の影響を低減させることができる。この点で、異常判定部292が振動監視対象装置910の振動を監視する際、振動監視における監視対象の装置以外の要因の影響を低減させることができる。
次に、図9〜図11を参照して、本発明の実施形態の構成について説明する。
図9は、実施形態に係るモデル取得装置の構成の例を示す図である。図9に示すモデル取得装置10は、環境情報取得部11と、モデル選択部12と、機械学習部13とを備える。
かかる構成にて、環境情報取得部11は、振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する。モデル選択部12は、設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みる。機械学習部13は、モデル選択部12が、設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、振動監視対象装置における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する。
このように、モデル取得装置10が振動監視対象装置の設置環境に応じた振動監視モデルを取得または生成することで、振動監視対象装置の設置環境に応じた振動監視モデルを用いた振動監視が可能になる。モデル取得装置10によれば、振動監視装置が振動監視対象装置の振動を監視する際、振動監視における監視対象の装置以外の要因の影響を低減させることができる。
図10は、実施形態に係る振動監視装置の構成の例を示す図である。図10に示す振動監視装置20は、振動測定値取得部21と、異常判定部22と、振動測定値送信部23とを備える。
かかる構成にて、振動測定値取得部21は、 振動監視対象装置における振動測定値を取得する。異常判定部22は、振動監視モデルを得られている場合、振動測定値を振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する。振動測定値送信部23は、振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値をモデル取得装置へ送信し、振動監視モデルを得られている場合、振動測定値のモデル取得装置への送信を中止する。
振動監視モデルを振動監視装置に提供するモデル取得装置は、振動測定値送信部23が送信する振動測定値を用いて機械学習を行って、振動監視モデルを生成することができる。異常判定部22が振動監視モデルを得られた場合、従って、モデル取得装置が振動監視モデルを生成する必要がない場合、振動測定値送信部23が振動測定値のモデル取得装置への送信を中止することで、振動監視装置20、モデル取得装置それぞれの通信負荷が比較的小さくて済み、通信量が比較的少なくて済む。
図11は、実施形態に係る振動監視システムの構成の例を示す図である。図11に示す振動監視システム30は、環境情報取得部31と、モデル取得部32と、振動測定値取得部33と、異常判定部34とを備える。
かかる構成にて、環境情報取得部31は、振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する。モデル取得部32は、設置環境に応じた振動監視モデルを取得する。振動測定値取得部33は、振動監視対象装置における振動測定値を取得する。異常判定部34は、振動測定値を振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する。
これにより、異常判定部34は、設置環境に応じた振動監視モデルを用いて振動監視対象装置の振動を監視することができ、設置環境の影響を低減させることができる。この点で、異常判定部34が振動監視対象装置の振動を監視する際、振動監視における監視対象の装置以外の要因の影響を低減させることができる。
なお、振動監視システム1、モデル取得装置10、振動監視装置20、振動監視システム30、振動監視装置200、および、モデル取得装置300の機能の全部または一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、30 振動監視システム
10、300 モデル取得装置
11、31、391 環境情報取得部
12、392 モデル選択部
13、393 機械学習部
20、200 振動監視装置
21、33 振動測定値取得部
22、34、292 異常判定部
23 振動測定値送信部
32 モデル取得部
110 材質判定用センサ
120 振動センサ
211 対材質判定用センサ通信部
212 対振動センサ通信部
213 監視側通信部
220 表示部
280 監視側記憶部
281 モデル記憶部
290 監視側制御部
291 モデル管理部
293 振動測定値送信制御部
310 取得側通信部
380 取得側記憶部
381 モデルデータベース
382 センサデータ記憶部
390 取得側制御部
910 振動監視対象装置
921 設置床面
922 設置壁面
930 通信ネットワーク

Claims (10)

  1. 振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する環境情報取得部と、
    前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みるモデル選択部と、
    前記モデル選択部が、前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、前記振動監視対象装置における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する機械学習部と、
    を備えるモデル取得装置。
  2. 前記機械学習部は、振動測定値の時系列データの入力を受けて、未来の時点における振動を予測する前記振動監視モデルを生成する、
    請求項1に記載のモデル取得装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモデル取得装置と、
    前記モデル取得装置とは別の装置として構成され、前記振動監視モデルを用いて前記振動監視対象装置の振動を監視する振動監視装置と、
    を備える振動監視システム。
  4. 前記振動監視装置は、
    前記振動監視対象装置における振動測定値を取得する振動測定値取得部と、
    前記振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する異常判定部と、
    前記振動監視モデルを得られていない場合、前記振動測定値を前記モデル取得装置に送信し、前記振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値の前記モデル取得装置への送信を中止する振動測定値送信部と、
    を備える請求項3に記載の振動監視システム。
  5. 振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する環境情報取得部と、
    前記設置環境に応じた振動監視モデルを取得するモデル取得部と、
    前記振動監視対象装置における振動測定値を取得する振動測定値取得部と、
    前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する異常判定部と、
    を備える振動監視システム。
  6. 振動監視対象装置における振動測定値を取得する振動測定値取得部と、
    振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する異常判定部と、
    前記振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値をモデル取得装置へ送信し、前記振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値の前記モデル取得装置への送信を中止する振動測定値送信部と、
    を備える振動監視装置。
  7. 振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する工程と、
    前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みる工程と、
    前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、前記振動監視対象装置における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する工程と、
    を含むモデル取得方法。
  8. 振動監視対象装置における振動測定値を取得する工程と、
    振動監視モデルを得られた場合、前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する工程と、
    前記振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値をモデル取得装置へ送信し、前記振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値の前記モデル取得装置への送信を中止する工程と、
    を含む振動監視方法。
  9. コンピュータに、
    振動監視対象装置が設置された設置環境の情報を取得する工程と、
    前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得を試みる工程と、
    前記設置環境に応じた振動監視モデルの取得に失敗した場合、前記振動監視対象装置における振動測定値を用いた機械学習にて振動監視モデルを生成する工程と、
    を実行させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、
    振動監視対象装置における振動測定値を取得する工程と、
    振動監視モデルを得られた場合、前記振動測定値を前記振動監視モデルに入力して異常の有無を判定する工程と、
    前記振動監視モデルを得られていない場合、振動測定値をモデル取得装置へ送信し、前記振動監視モデルを得られている場合、前記振動測定値の前記モデル取得装置への送信を中止する工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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