JP2020051776A - 液体試料測定用アタッチメント、屈折率測定装置及び屈折率測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】Vブロックプリズムを用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において測定精度を向上させることが可能となる液体試料測定用アタッチメント、屈折率測定装置及び屈折率測定方法を提供する。【解決手段】アタッチメント100には、試料室110A,110B,110Cが形成されている。試料室110A,110B,110Cは、光源部からの測定光が入射する方向に対して直交する方向に並べて形成されている。試料室110A,110B,110Cのそれぞれには、液体試料が充填される。そのため、ユーザは、アタッチメント100の各試料室に液体試料を充填するとともに、その状態のアタッチメント100をVブロックプリズム1に設置することで、複数の液体試料の設置作業を一度に行うことができる。そして、光源部からの測定光を各試料室の液体試料に同時に入射させることで、複数の液体試料の屈折率を同時に測定できる。【選択図】 図4C
Description
本発明は、試料を保持するためのV字状の溝が形成されたVブロックプリズムに対して、前記溝に入り込むように設置され、液体試料の屈折率をVブロック式の屈折率測定装置で測定する際に光源部からの測定光が入射する液体試料測定用アタッチメント、当該液体試料測定用アタッチメントを備える屈折率測定装置、及び、当該液体試料測定用アタッチメントを用いる屈折率測定方法に関するものである。
屈折率測定装置の一例であるVブロック方式の屈折率測定装置では、Vブロックプリズムに形成されているV字状の溝に試料が載置され、Vブロックプリズムを介して試料に測定光が照射される。そして、波長に応じた角度でVブロックプリズムから出射する測定光が、一定の範囲で走査されて検出器で検出されることにより、その検出結果に基づいて試料の屈折率が測定される(例えば、下記特許文献1参照)。
この種の屈折率測定装置を用いて液体試料の屈折率を測定する場合には、例えば、液体試料用のVブロックプリズムが用いられる。液体試料用のVブロックプリズムには、固体試料用のVブロックプリズムと同様にV字状の溝が形成されているが、溝から液体試料が漏れ出さないように、溝の側方を塞ぐ側面壁が設けられている。側面壁で側方が塞がれた溝の中に液体試料を注ぐことにより、Vブロックプリズム上に液体試料を保持することができる。
また、液体試料の屈折率を測定する別の方法として、液体試料をセル内に充填し、そのセルを固体試料用のVブロックプリズムの溝に載置する方法も知られている。この方法では、直方体形状又は立方体形状からなる中空のセル内に液体試料が充填され、そのセルの外壁面の角部がVブロックプリズムのV字状の溝に沿うように、Vブロックプリズム上にセルが載置される。
上記した方法で液体試料用のVブロックプリズムを用いた場合に、測定精度が低下するという不具合が生じることがあった。例えば、物性が既知である液体試料から検量線を作成し、この検量線に基づいて液体試料の物性を算出する場合など、複数の液体試料の屈折率を測定する必要がある場合には、液体試料の設置し、屈折率を測定するという作業を、液体試料ごとに行う必要がある。すなわち、測定作業を複数回繰り返し行う必要がある。その結果、液体試料ごとで測定するタイミング(測定作業を行うタイミング)が異なるため、液体試料ごとで試料温度などの測定環境が異なることがあり、測定精度が低下するという不具合が生じてしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、Vブロックプリズムを用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において測定精度を向上させることが可能となる液体試料測定用アタッチメント、屈折率測定装置及び屈折率測定方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る液体試料測定用アタッチメントは、試料を保持するためのV字状の溝が形成されたVブロックプリズムに対して、前記溝に入り込むように設置され、液体試料の屈折率をVブロック式の屈折率測定装置で測定する際に光源部からの測定光が入射する液体試料測定用アタッチメントである。前記液体試料測定用アタッチメントは、複数の試料室を備える。前記複数の試料室は、前記光源部からの測定光が入射する方向に対して直交する方向に並べて形成され、それぞれ液体試料が充填されるとともに、前記光源部からの測定光がそれぞれ入射する複数の試料室を備えることを特徴とする液体試料測定用アタッチメント。
このような構成によれば、ユーザは、液体試料測定用アタッチメントの各試料室に液体試料を充填するとともに、その状態の液体試料測定用アタッチメントをVブロックプリズムに設置することで、複数の液体試料の設置作業を一度に行うことができる。そして、光源部からの測定光を各試料室の液体試料に同時に入射させることで、複数の液体試料の屈折率を同時に測定できる。
そのため、同一の測定環境のもとで複数の液体試料の屈折率を測定することができる。
その結果、Vブロックプリズムを用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
そのため、同一の測定環境のもとで複数の液体試料の屈折率を測定することができる。
その結果、Vブロックプリズムを用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
(2)また、少なくとも2つの前記試料室に、物性の異なる既知の液体試料が充填されてもよい。
このような構成によれば、ユーザは、液体試料測定用アタッチメントの少なくとも2つの試料室に物性の異なる既知の液体試料を充填するとともに、その状態の液体試料測定用アタッチメントをVブロックプリズムに設置することで、複数の物性の異なる既知の液体試料の設置作業を一度に行うことができる。そして、光源部からの測定光を各試料室の液体試料に同時に入射させることで、複数の物性の異なる既知の液体試料の屈折率を同時に測定できる。また、これらの屈折率及び物性に基づいて、検量線を作成することができる。
そのため、同一の測定環境のもとで複数の液体試料の屈折率を測定し、その屈折率に基づいて検量線を作成できる。
その結果、Vブロックプリズムを用いて検量線を作成する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
その結果、Vブロックプリズムを用いて検量線を作成する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
(3)また、前記試料室は、少なくとも3つ備えられていてもよい。少なくとも1つの前記試料室に、未知の液体試料が充填されてもよい。
このような構成によれば、ユーザは、液体試料測定用アタッチメントの少なくとも3つの試料室に対して、物性の異なる既知の液体試料、及び、未知の液体試料を充填するとともに、その状態の液体試料測定用アタッチメントをVブロックプリズムに設置することで、複数の物性の異なる既知の液体試料、及び、未知の液体試料の設置作業を一度に行うことができる。そして、光源部からの測定光を各試料室の液体試料に同時に入射させることで、複数の物性の異なる既知の液体試料、及び、未知の液体試料の屈折率を同時に測定できる。また、既知の液体試料の屈折率及び物性に基づいて、検量線を作成することができる。さらに、その検量線、及び、未知の液体試料の屈折率に基づいて、未知の液体試料の物性を算出することができる。
そのため、同一の測定環境のもとで複数の液体試料の屈折率を測定し、検量線を作成できる。さらに、その検量線に基づいて、未知の液体試料の物性をできる。
その結果、Vブロックプリズムを用いて検量線を作成し、その検量線に基づいて未知の液体試料の物性を算出する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
その結果、Vブロックプリズムを用いて検量線を作成し、その検量線に基づいて未知の液体試料の物性を算出する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
(4)また、前記光源部からの測定光が入射する入射面の一部には、前記光源部からの測定光の入射を遮るための遮光部が設けられていてもよい。
このような構成によれば、光源部からの出射される測定光のうち不要な測定光を遮光部によって遮ることができる。
そのため、Vブロックプリズムを用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
そのため、Vブロックプリズムを用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
(5)本発明に係る屈折率測定装置は、前記液体試料測定用アタッチメントと、Vブロックプリズムと、光源部と、検出器と、屈折率算出処理部とを備える。前記Vブロックプリズムには、前記液体試料測定用アタッチメントが設置される。前記光源部は、前記複数の試料室にそれぞれ充填される液体試料に対して、前記Vブロックプリズムを介して測定光を同時に照射する。前記検出器は、液体試料を透過した測定光を検出する。前記屈折率算出処理部は、前記検出器からの検出信号に基づいて、前記複数の試料室にそれぞれ充填された液体試料の屈折率を算出する。
このような構成によれば、屈折率測定装置を用いて液体試料の屈折率を算出する際の測定精度を向上させることができる。
(6)本発明に係る屈折率測定装置は、前記液体試料測定用アタッチメントと、Vブロックプリズムと、光源部と、検出器と、屈折率算出処理部と、検量線作成処理部とを備える。前記Vブロックプリズムには、前記液体試料測定用アタッチメントが設置される。前記光源部は、前記複数の試料室にそれぞれ充填される液体試料に対して、前記Vブロックプリズムを介して測定光を同時に照射する。前記検出器は、液体試料を透過した測定光を検出する。前記屈折率算出処理部は、前記検出器からの検出信号に基づいて、前記少なくとも2つの前記試料室にそれぞれ充填された既知の液体試料の屈折率を算出する。前記検量線作成処理部は、前記既知の液体試料の屈折率に基づいて検量線を作成する。
このような構成によれば、屈折率測定装置を用いて検量線を作成する際の測定精度を向上させることができる。
(7)本発明に係る屈折率測定装置は、前記液体試料測定用アタッチメントと、Vブロックプリズムと、光源部と、検出器と、屈折率算出処理部と、検量線作成処理部と、物性算出処理部とを備える。前記Vブロックプリズムには、前記液体試料測定用アタッチメントが設置される。前記光源部は、前記複数の試料室にそれぞれ充填される液体試料に対して、前記Vブロックプリズムを介して測定光を同時に照射する。前記検出器は、液体試料を透過した測定光を検出する。前記屈折率算出処理部は、前記検出器からの検出信号に基づいて、前記少なくとも3つの前記試料室にそれぞれ充填された液体試料の屈折率を算出する。前記検量線作成処理部は、前記少なくとも2つの試料室に充填された既知の液体試料の屈折率に基づいて検量線を作成する。前記物性算出処理部は、前記少なくとも1つの試料室に充填された未知の液体試料の屈折率及び前記検量線に基づいて、前記未知の液体試料の物性を算出する。
このような構成によれば、屈折率測定装置を用いて未知の液体試料の物性を算出する際の測定精度を向上させることができる。
(8)本発明に係る屈折率測定方法は、設置ステップと、照射ステップと、検出ステップと、屈折率算出ステップとを含む。前記設置ステップでは、前記液体試料測定用アタッチメントをVブロックプリズムに設置する。前記照射ステップは、前記複数の試料室にそれぞれ充填される液体試料に対して、光源部から前記Vブロックプリズムを介して測定光を同時に照射する。前記検出ステップでは、液体試料を透過した測定光を検出器で検出する。前記屈折率算出ステップでは、前記検出器からの検出信号に基づいて、前記複数の試料室にそれぞれ充填された液体試料の屈折率を算出する。
本発明によれば、ユーザは、液体試料測定用アタッチメントの各試料室に液体試料を充填するとともに、その状態の液体試料測定用アタッチメントをVブロックプリズムに設置することで、複数の液体試料の設置作業を一度に行うことができる。そして、光源部からの測定光を各試料室の液体試料に入射させることで、複数の液体試料の屈折率を測定できる。そのため、Vブロックプリズムを用いて液体試料の屈折率を測定する際のユーザの作業性を向上できる。
1.屈折率測定装置の全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る屈折率測定装置の構成例を示す概略平面図である。この屈折率測定装置は、Vブロックプリズム1を介して試料に測定光を照射することにより試料の屈折率を測定するVブロック方式の屈折率測定装置である。
図1は、本発明の一実施形態に係る屈折率測定装置の構成例を示す概略平面図である。この屈折率測定装置は、Vブロックプリズム1を介して試料に測定光を照射することにより試料の屈折率を測定するVブロック方式の屈折率測定装置である。
試料としては、例えば、ガラス、プラスチック又は液体などを挙げることができるが、本実施形態では、液体試料の屈折率を測定する場合について説明する。液体試料は、Vブロックプリズム1に形成されているV字状の溝11(図1では溝11を真上から見た図を示している。)に保持され、液体試料を透過した測定光を検出器2で検出し、求めた屈折角とVブロックプリズム1の屈折率から液体試料の屈折率を測定することができるようになっている。
この屈折率測定装置には、上述のVブロックプリズム1及び検出器2に加えて、測定光を照射する光源部3と、光源部3からの測定光をVブロックプリズム1に導く第1光学系4と、Vブロックプリズム1を透過した測定光を検出器2に導く第2光学系5とが備えられている。
光源部3には、複数の光源31が備えられている。光源31としては、例えば、ヘリウムランプ、水素ランプ及び水銀ランプが用いられ、ヘリウムd線、水素C線、水素F線、水銀e線、水銀g線及び水銀h線などの異なる波長の測定光を光源部3から照射することができるようになっている。光源31からの測定光は、ミラー32で反射され、光源部3から水平方向に照射される。ミラー32は、垂直方向(図1における紙面前後方向)に延びる回転軸321を中心に回転可能となっており、ミラー32の回転位置に応じた光源31からの測定光を第1光学系4に導くことができる。ただし、光源31は、上記のような種類に限られるものではない。
第1光学系4には、レンズ41、ミラー42,43,44、フィルタ45、スリット46及びコリメータレンズ47などが備えられている。光源部3からの測定光は、レンズ41を通過し、ミラー42,43で順次に反射した後、フィルタ45に入射する。
フィルタ45は複数設けられており、光源31の種類に応じて選択されたフィルタ45が光路中に挿入されることにより、そのフィルタ45に対応する特定波長の測定光(単色光)のみがフィルタ45を透過し、ミラー44側へと導かれる。ミラー44で反射した測定光は、スリット46を通過し、コリメータレンズ47で平行光とされた後、Vブロックプリズム1に入射する。Vブロックプリズム1に対して一方の端面12から入射した測定光は、V字状の溝11に保持されている液体試料を透過した後、再びVブロックプリズム1を通り、他方の端面13から出射する。
第2光学系5には、ミラー51,52、テレメータレンズ53及びビームスプリッタ54などが備えられている。第2光学系5は、モータ6の回転軸61に取り付けられた円板7に固定されている。具体的には、ミラー51,52及びテレメータレンズ53が、回転軸61に対して偏心した位置で回転軸61に平行に並び、ミラー52及びビームスプリッタ54が、回転軸61に対して垂直方向に並ぶように、それぞれ円板7に固定されている。
ミラー51は、測定光の入射方向に対して反射面が45°傾斜するように配置されることにより、当該ミラー51で反射した測定光は、進行方向が90°変換されてテレメータレンズ53に導かれる。テレメータレンズ53は、Vブロックプリズム1からの測定光を集光させてミラー52に導き、ミラー52で反射した測定光は、ビームスプリッタ54を透過して、円板7に固定された検出器2により受光される。検出器2は、受光する光の強度に応じた信号を出力することにより、試料を透過した測定光の強度を検出する。
ミラー51及びテレメータレンズ53は、Vブロックプリズム1からの測定光の入射方向に対して垂直方向に1列に配置され、回転軸61に対して偏心した位置で、テレメータ部50として一体的に円板7に保持されている。したがって、モータ6を回転させることにより、回転軸61を中心に円板7を回転させれば、Vブロックプリズム1に対するテレメータ部50の位置を変化(走査)させ、Vブロックプリズム1からの測定光を異なる角度から受光して検出器2に導くことができる。モータ6は、例えば、エンコーダ付きのサーボモータからなり、モータ6の回転角を正確に把握することができる。
一方、ビームスプリッタ54で反射した測定光は、ミラー8で反射した後、レンズ9を通過してカメラ200へと導かれ、当該カメラ200により液体試料を透過した測定光を撮像することができる。ビームスプリッタ54及びミラー8は、回転軸61上に設けられており、Vブロックプリズム1の位置調整を行う際には、ビームスプリッタ54とミラー8との間の光路上にオートコリメーションプリズム10を挿入可能となっている。
カメラ200は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラにより構成することができる。カメラ200は、上記のような位置に設けられた構成に限らず、例えば、円板7に取り付けられ、ビームスプリッタ54とは別に設けられたビームスプリッタを介して、当該カメラ200に測定光が導かれるような構成であってもよいし、カメラ200が2つ以上設けられた構成であってもよい。
2.屈折率測定装置の電気的構成
図2は、図1の屈折率測定装置の電気的構成を示すブロック図である。
屈折率測定装置は、上記した検出器2に加えて、表示部21と、記憶部22と、制御部23とを備えている。
図2は、図1の屈折率測定装置の電気的構成を示すブロック図である。
屈折率測定装置は、上記した検出器2に加えて、表示部21と、記憶部22と、制御部23とを備えている。
表示部21は、例えば、液晶表示器などにより構成される。
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスクなどにより構成されている。記憶部22には、屈折率情報221及び検量線情報222が記憶されている。屈折率情報221は、液体試料の屈折率の情報である。検量線情報222は、制御部23で作成される検量線の情報である。
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスクなどにより構成されている。記憶部22には、屈折率情報221及び検量線情報222が記憶されている。屈折率情報221は、液体試料の屈折率の情報である。検量線情報222は、制御部23で作成される検量線の情報である。
制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む構成である。制御部23には、検出器2、表示部21及び記憶部22などが電気的に接続されている。制御部23は、CPUがプログラムを実行することにより、屈折率算出処理部231、検量線作成処理部232及び物性算出処理部233などとして機能する。
屈折率算出処理部231は、検出器2からの検出信号に基づいて、液体試料の屈折率を算出する。屈折率算出処理部231が算出した屈折率は、屈折率情報221として記憶部22に格納される。
検量線作成処理部232は、屈折率算出処理部231が算出した屈折率(屈折率情報221)に基づいて、検量線を作成する。検量線作成処理部232が作成した検量線は、検量線情報222として記憶部22に格納される。
物性算出処理部233は、屈折率算出処理部231が算出した屈折率(屈折率情報221)、及び、検量線作成処理部232が作成した検量線(検量線情報222)に基づいて、液体試料の物性を算出する。
3.Vブロックプリズム及びアタッチメントの構成
図3は、Vブロックプリズム1の構成例を示す斜視図である。図3に示すように、Vブロックプリズム1は、互いに直角に交わる1対の平面111,112により形成されたV字状の溝11を備えている。溝11における1対の平面111,112が交わる部分は、V字状に窪んだ底部113を構成している。本実施形態では、Vブロックプリズム1の溝11上に液体試料測定用のアタッチメントを設置することにより、溝11上に液体試料を保持することができるようになっている。
図3は、Vブロックプリズム1の構成例を示す斜視図である。図3に示すように、Vブロックプリズム1は、互いに直角に交わる1対の平面111,112により形成されたV字状の溝11を備えている。溝11における1対の平面111,112が交わる部分は、V字状に窪んだ底部113を構成している。本実施形態では、Vブロックプリズム1の溝11上に液体試料測定用のアタッチメントを設置することにより、溝11上に液体試料を保持することができるようになっている。
図4Aは、アタッチメント100の一例を示す正面図である。図4Bは、図4Aのアタッチメント100の側面図である。図4Cは、図4Aのアタッチメント100の平面図である。アタッチメント100が、液体試料測定用アタッチメントの一例を構成している。アタッチメント100は、液体試料の屈折率を屈折率測定装置で測定する際に用いられ、後述するように、Vブロックプリズム1の溝11に入り込むように設置される。
アタッチメント100の本体110は、光を透過する材料(透光性材料)からなり、下方に向かって先細る三角柱形状を有している。具体的には、本体110は、互いに直角に交わる1対の側面101,102と、それぞれ三角形状からなる前面103及び背面104と、上面105と有している。
本体110の1対の側面101,102は、溝11に対応するV字状に形成されている。本体110における1対の側面101,102が交わる部分は、V字状に尖った頂部106を構成している。頂部106は、本体110の下端部に位置している。なお、図4Bは、一方の側面101側から見た状態を示している。
一方の側面101の一部には、遮光部107が設けられている。遮光部107は、光を透過しない材料からなり、平板状に形成されている。遮光部107は、側面101の上端部及び中央部(下端部以外の部分)を覆っている。すなわち、頂部106は、遮光部107には覆われていない。なお、一方の側面101が入射面の一例を構成している。
また、本体110には、3つの試料室110A,110B,110Cが形成されている。試料室110A,110B,110Cは、正面視三角形状であって、本体110の上面105から下方に向かって窪んでいる。試料室110A,110B,110Cは、前後方向(前面103と背面104との対向方向)において、互いに等間隔を隔てて配置されている。換言すれば、試料室110A,110B,110Cは、光源部3からの測定光が入射する方向に対して直交する方向に並べて形成されている。試料室110Aは、本体110における前側(前面103側)に位置している。試料室110Cは、本体110における後側(背面104側)に位置にしている。試料室110Bは、本体110における中央部(前後方向における中央部)に位置しており、試料室110Aと試料室110Cとの間に位置している。
なお、本体110は、分割された3つの三角柱形状の部材が結合されて形成されている。具体的には、正面視三角形状の平板に対して1つの試料室が形成されており、この部材を3つ並べて結合されることで、本体110が形成されている。このような構成にすることで、本体110を簡易に製造することができる。しかし、本体110は、分割されていない1つの三角柱形状の部材であってもよい。
4.アタッチメントの設置、及び、屈折率の算出
図5は、図4Aのアタッチメント100をVブロックプリズム1の溝11上に設置した状態を示す正面図である。なお、図5においては、便宜上、側面101に設けられた遮光部107(図4A参照)の図示を省略している。
図5は、図4Aのアタッチメント100をVブロックプリズム1の溝11上に設置した状態を示す正面図である。なお、図5においては、便宜上、側面101に設けられた遮光部107(図4A参照)の図示を省略している。
屈折率測定装置を用いて未知の液体試料の物性を算出する場合には、ユーザは、まず、物性が未知の液体試料と、物性が既知である2つの液体試料とを準備する。そして、ユーザは、これらの液体試料(1つの未知の液体試料、及び、2つの既知の液体試料)のそれぞれをアタッチメント100の3つの試料室(試料室110A,110B,110C)のそれぞれに充填する。なお、液体試料の物性とは、例えば、液体試料の濃度や糖度など、液体試料の性質を示すものである。
そして、ユーザは、この状態のアタッチメント100をVブロックプリズム1に設置する(設置ステップ)。具体的には、ユーザは、図5に示すように、頂部106が下方に位置する状態を保ちながら、アタッチメント100をVブロックプリズム1の溝11に入り込むように設置する。
このとき、一方の側面101が溝11の平面111に当接し、他方の側面102が溝11の平面112に当接した状態で、本体110が溝11上に載置される。また、溝11の底部113に本体110の頂部106が対向しており、これらは互いに密着している。
図5に示すように、光源部3からの測定光は、Vブロックプリズム1の一方の端面12に対して垂直に入射する。端面12から入射した測定光は、Vブロックプリズム1内を通って溝11の平面111から本体110内の液体試料に入射する。
具体的には、光源部3からの測定光は、本体110の各試料室(試料室110A,110B,110C)の液体試料を同時に照射する。また、側面101には、遮光部107が設けられているため、本体110の上端部及び中央部に向かう測定光は、遮光部107(図4A参照)によって遮られる。そのため、本体110の頂部106(下端部)に位置する各試料室(試料室110A,110B,110C)の液体試料に対して、測定光が同時に照射される(照射ステップ)。
このとき、測定光は、図5に矢印で示すように液体試料(各試料室の液体試料)の屈折率に応じた角度で屈折し、液体試料を透過した後、溝11の平面112で再び屈折してVブロックプリズム1内に入射する。そして、測定光は、Vブロックプリズム1内を通って他方の端面13から出射する際に再び屈折する。
このように、測定光は、Vブロックプリズム1を介して液体試料(頂部106に位置する液体試料)に照射される。液体試料を透過した測定光は、Vブロックプリズム1と液体試料の屈折率差に応じた角度で他方の端面13から出射し、検出器2で検出される(検出ステップ)。この例では、端面13からは、各試料室(試料室110A,110B,110C)の液体試料の屈折率に応じた角度で測定光が出射するため、3つの測定光が検出器2により検出される。
このように、測定対象の屈折率が異なることにより、長手方向に3つの離散した測定光(スリット像の光)が検出器2で検出される。ここで、スリット像は、分割された試料室(試料室110A,110B,110C)に対応している。そして、スリット像は、光学系により反転することはあっても、試料室110A,110B,110Cの順に対応するように、または、試料室110C,110B,110Aの順に対応するように表れる。すなわち、試料室110Bに対応するスリット像は、必ず2番目として表れる。よって、例えば、試料室110Bに未知の液体試料を充填しておくことで、未知の液体試料に対応するスリット像を特定できる。
図6は、屈折率測定装置によって測定される屈折率の一例を示すグラフである。図6では、横軸が液体試料の屈折率を表し、縦軸が物性を表している。
屈折率算出処理部231は、検出器2からの検出信号に基づいて、3つの試料室(試料室110A,110B,110C)にそれぞれ充填された液体試料(1つの物性が未知の液体試料、及び、2つの物性が既知の液体試料)の屈折率を算出する(屈折率算出ステップ)。すなわち、屈折率算出処理部231は、物性が未知の液体試料の屈折率(1つの屈折率)、及び、物性が既知の液体試料の屈折率(2つの屈折率)を算出する。屈折率算出処理部231により算出された屈折率(3つの屈折率)は、屈折率情報221として記憶部22に格納される。
屈折率算出処理部231は、検出器2からの検出信号に基づいて、3つの試料室(試料室110A,110B,110C)にそれぞれ充填された液体試料(1つの物性が未知の液体試料、及び、2つの物性が既知の液体試料)の屈折率を算出する(屈折率算出ステップ)。すなわち、屈折率算出処理部231は、物性が未知の液体試料の屈折率(1つの屈折率)、及び、物性が既知の液体試料の屈折率(2つの屈折率)を算出する。屈折率算出処理部231により算出された屈折率(3つの屈折率)は、屈折率情報221として記憶部22に格納される。
図6では、屈折率算出処理部231が算出した複数の液体試料の屈折率が、点A〜Cで表されている。このうち、点A,Bは、既知の液体試料の屈折率を表している。なお、点A,Bで表す液体試料の物性は既知である。また、点Cは、未知の液体試料の屈折率を表している。この例では、屈折率算出処理部231によって、点A〜Cで表す情報が、屈折率情報221として記憶部22に格納される。
そして、検量線作成処理部232は、記憶部22の屈折率情報221から、物性が既知の液体試料の屈折率(2つの屈折率)を読み出すとともに、この屈折率に基づいて、検量線を作成する。この例では、検量線作成処理部232は、記憶部22の屈折率情報221から、図6の点A,Bで表す情報を読み出すとともに、これらを結ぶ検量線Lを作成する。検量線作成処理部232により作成された検量線は、検量線情報222として記憶部22に格納される。
また、物性算出処理部233は、記憶部22の検量線情報222を読み出すとともに、記憶部22の屈折率情報221から、物性が未知の液体試料の屈折率を読み出す。そして、物性算出処理部233は、これらの情報(検量線の情報、及び、物性が未知の液体試料の屈折率の情報)に基づいて、未知の液体試料の物性を算出する。この例では、物性算出処理部233は、検量線情報222として検量線Lを読み出すとともに、記憶部22の屈折率情報221から、図6の点Cで表す情報(屈折率)を読み出す。そして、物性算出処理部233は、検量線L及び点Cの情報から、点Dで表す物性を算出する。
このようにして物性算出処理部233により算出された物性(点Dの情報)は、表示部21に表宇される。
このようにして物性算出処理部233により算出された物性(点Dの情報)は、表示部21に表宇される。
5.作用効果
(1)本実施形態によれば、図4Cに示すように、アタッチメント100には、試料室110A,110B,110Cが形成されている。試料室110A,110B,110Cは、光源部3からの測定光が入射する方向に対して直交する方向(前後方向)に並べて形成されている。試料室110A,110B,110Cのそれぞれには、液体試料が充填される。
(1)本実施形態によれば、図4Cに示すように、アタッチメント100には、試料室110A,110B,110Cが形成されている。試料室110A,110B,110Cは、光源部3からの測定光が入射する方向に対して直交する方向(前後方向)に並べて形成されている。試料室110A,110B,110Cのそれぞれには、液体試料が充填される。
そのため、ユーザは、アタッチメント100の各試料室(試料室110A,110B,110C)に液体試料を充填するとともに、図5に示すように、その状態のアタッチメント100をVブロックプリズム1に設置することで、複数の液体試料の設置作業を一度に行うことができる。そして、光源部3からの測定光を各試料室(試料室110A,110B,110C)の液体試料に同時に入射させることで、複数の液体試料の屈折率を同時に測定できる。
その結果、同一の測定環境のもとで複数の液体試料の屈折率を測定することができる。
よって、Vブロックプリズム1(屈折率測定装置)を用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
その結果、同一の測定環境のもとで複数の液体試料の屈折率を測定することができる。
よって、Vブロックプリズム1(屈折率測定装置)を用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
(2)また、本実施形態によれば、アタッチメント100に形成された試料室のうち、2つの試料室には、物性の異なる既知の液体試料が充填される。
ユーザは、アタッチメント100の2つの試料室に物性の異なる既知の液体試料を充填するとともに、図5に示すように、その状態のアタッチメント100をVブロックプリズム1に設置することで、複数(2つ)の物性の異なる既知の液体試料の設置作業を一度に行うことができる。そして、光源部3からの測定光を各試料室の液体試料に同時に入射させることで、複数(2つ)の物性の異なる既知の液体試料の屈折率を同時に測定できる。また、屈折率算出処理部231により、これらの屈折率及び物性に基づいて、検量線を作成することができる。
そのため、同一の測定環境のもとで複数(2つ)の液体試料の屈折率を測定し、その屈折率に基づいて検量線を作成できる。
その結果、Vブロックプリズム1(屈折率測定装置)を用いて検量線を作成する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
その結果、Vブロックプリズム1(屈折率測定装置)を用いて検量線を作成する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
(3)また、本実施形態によれば、アタッチメント100には、3つの試料室(試料室110A,110B,110C)が形成されている。そして、1つの試料室には、物性が未知の液体試料が充填される。
ユーザは、アタッチメント100の3つの試料室(試料室110A,110B,110C)に対して、物性の異なる既知の液体試料、及び、未知の液体試料を充填するとともに、図5に示すように、その状態のアタッチメント100をVブロックプリズム1に設置することで、複数(2つ)の物性の異なる既知の液体試料、及び、未知の液体試料の設置作業を一度に行うことができる。そして、光源部3からの測定光を各試料室の液体試料に同時に入射させることで、複数(2つ)の物性の異なる既知の液体試料、及び、未知の液体試料の屈折率を同時に測定できる。また、既知の液体試料の屈折率及び物性に基づいて、検量線を作成することができる。さらに、その検量線、及び、未知の液体試料の屈折率に基づいて、未知の液体試料の物性を算出することができる。
そのため、同一の測定環境のもとで複数の液体試料の屈折率を測定し、検量線を作成できる。さらに、その検量線に基づいて、未知の液体試料の物性をできる。
その結果、Vブロックプリズム1(屈折率測定装置)を用いて検量線を作成し、その検量線に基づいて未知の液体試料の物性を算出する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
(4)また、本実施形態によれば、図4Aに示すように、アタッチメント100では、側面101の一部に遮光部107が設けられている。
そのため、光源部3からの出射される測定光のうち不要な測定光を遮光部107によって遮ることができる。
その結果、Vブロックプリズム1を用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
そのため、光源部3からの出射される測定光のうち不要な測定光を遮光部107によって遮ることができる。
その結果、Vブロックプリズム1を用いて複数の液体試料の屈折率を測定する場合において、測定精度を向上させることが可能となる。
6.変形例
以上の実施形態では、アタッチメント100には、3つの試料室が形成されるとして説明した。しかし、アタッチメント100には、4つ以上の試料室が形成されてもよい。
以上の実施形態では、アタッチメント100には、3つの試料室が形成されるとして説明した。しかし、アタッチメント100には、4つ以上の試料室が形成されてもよい。
また、以上の実施形態では、アタッチメント100の試料室には、2つの既知の液体試料、及び、1つの未知の液体試料が充填されて屈折率が測定されるとして説明した。しかし。アタッチメント100における複数の試料室の全てに既知の液体試料が充填され、これらの液体試料の屈折率が測定されてもよい。この屈折率に基づいて検量線を作成すれば、精度のよい検量線を作成することができる。また、アタッチメント100における複数の試料室の全てに未知の液体試料が充填され、これらの液体試料の屈折率が測定されてもよい。
1 Vブロックプリズム
2 検出器
3 光源部
11 溝
12 端面
13 端面
23 制御部
31 光源
32 ミラー
100 アタッチメント
101 側面
107 遮光部
110 本体
110A,110B,110C 試料室
231 屈折率算出処理部
232 検量線作成処理部
233 物性算出処理部
2 検出器
3 光源部
11 溝
12 端面
13 端面
23 制御部
31 光源
32 ミラー
100 アタッチメント
101 側面
107 遮光部
110 本体
110A,110B,110C 試料室
231 屈折率算出処理部
232 検量線作成処理部
233 物性算出処理部
Claims (8)
- 試料を保持するためのV字状の溝が形成されたVブロックプリズムに対して、前記溝に入り込むように設置され、液体試料の屈折率をVブロック式の屈折率測定装置で測定する際に光源部からの測定光が入射する液体試料測定用アタッチメントであって、
前記光源部からの測定光が入射する方向に対して直交する方向に並べて形成され、それぞれ液体試料が充填されるとともに、前記光源部からの測定光がそれぞれ入射する複数の試料室を備えることを特徴とする液体試料測定用アタッチメント。 - 少なくとも2つの前記試料室に、物性の異なる既知の液体試料が充填されることを特徴とする請求項1に記載の液体試料測定用アタッチメント。
- 前記試料室は、少なくとも3つ備えられており、
少なくとも1つの前記試料室に、未知の液体試料が充填されることを特徴とする請求項2に記載の液体試料測定用アタッチメント。 - 前記光源部からの測定光が入射する入射面の一部には、前記光源部からの測定光の入射を遮るための遮光部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体試料測定用アタッチメント。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体試料測定用アタッチメントと、
前記液体試料測定用アタッチメントが設置されるVブロックプリズムと、
前記複数の試料室にそれぞれ充填される液体試料に対して、前記Vブロックプリズムを介して測定光を同時に照射する光源部と、
液体試料を透過した測定光を検出する検出器と、
前記検出器からの検出信号に基づいて、前記複数の試料室にそれぞれ充填された液体試料の屈折率を算出する屈折率算出処理部とを備えることを特徴とする屈折率測定装置。 - 請求項2に記載の液体試料測定用アタッチメントと、
前記液体試料測定用アタッチメントが設置されるVブロックプリズムと、
前記複数の試料室にそれぞれ充填される液体試料に対して、前記Vブロックプリズムを介して測定光を同時に照射する光源部と、
液体試料を透過した測定光を検出する検出器と、
前記検出器からの検出信号に基づいて、前記少なくとも2つの前記試料室にそれぞれ充填された既知の液体試料の屈折率を算出する屈折率算出処理部と、
前記既知の液体試料の屈折率に基づいて検量線を作成する検量線作成処理部とを備えることを特徴とする屈折率測定装置。 - 請求項3に記載の液体試料測定用アタッチメントと、
前記液体試料測定用アタッチメントが設置されるVブロックプリズムと、
前記複数の試料室にそれぞれ充填される液体試料に対して、前記Vブロックプリズムを介して測定光を同時に照射する光源部と、
液体試料を透過した測定光を検出する検出器と、
前記検出器からの検出信号に基づいて、前記少なくとも3つの前記試料室にそれぞれ充填された液体試料の屈折率を算出する屈折率算出処理部と、
前記少なくとも2つの試料室に充填された既知の液体試料の屈折率に基づいて検量線を作成する検量線作成処理部と、
前記少なくとも1つの試料室に充填された未知の液体試料の屈折率及び前記検量線に基づいて、前記未知の液体試料の物性を算出する物性算出処理部とを備えることを特徴とする屈折率測定装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体試料測定用アタッチメントをVブロックプリズムに設置する設置ステップと、
前記複数の試料室にそれぞれ充填される液体試料に対して、光源部から前記Vブロックプリズムを介して測定光を同時に照射する照射ステップと、
液体試料を透過した測定光を検出器で検出する検出ステップと、
前記検出器からの検出信号に基づいて、前記複数の試料室にそれぞれ充填された液体試料の屈折率を算出する屈折率算出ステップとを含むことを特徴とする屈折率測定方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018178532A JP2020051776A (ja) | 2018-09-25 | 2018-09-25 | 液体試料測定用アタッチメント、屈折率測定装置及び屈折率測定方法 |
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ID=69996614
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