JP2020048319A - 柱材引抜き装置 - Google Patents

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【課題】柱材をソフトに把持して引き抜き可能にした柱材引抜き装置を提供する。【解決手段】走行式作業車(1)のアーム(1a)の先端に着脱自在に装備される柱材引抜き装置(2)は、アーム(1a)の先端に着脱自在に連結される昇降用ガイド部材(3)と、昇降用ガイド部材(3)2ガイド部(8)に昇降可能に案内される被ガイド部(7)を有する昇降体(4)であって、上端部と下端部に引き抜き対象の縦向き姿勢の柱材(10)を受容するU形受容部(11)を有する昇降体(4)と、昇降体(4)の上端部に装備され且つ合成樹脂製のロープ材(20)を繰り出し・巻き取り可能なウインチ(5)と、昇降用ガイド部材(3)に装備されて昇降体(4)を所定ストローク昇降駆動可能な昇降手段(6)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電柱等の縦向き姿勢の柱材を引き抜く柱材引抜き装置であって、走行式作業車のアームの先端に着脱可能に装備される柱材引抜き装置に関する。
電柱の移設や廃棄処分の際に引き抜く作業が必要であり、その他縦向き姿勢で地面に打ち込まれた大形の杭やH形綱等の柱材を引き抜く作業も多々発生する。
従来、上記のような柱材を人手により引き抜くことは困難で、油圧ショベルのアームの先端に装備した把持用アタッチメントを用いて引き抜くことが多い。
例えば、特許文献1に記載の多用途バケットにおいては、パワーショベルのアームの先端のバケットに1対の把持アームを枢着し、それら把持アームを1対の油圧シリンダにより回動駆動可能にし、それら1対の把持アームで柱材を把持可能になっている。そして、1対の把持アームで柱材を把持した状態で、引き抜きも行うことができる。
実開昭59−116459号公報
上記のような油圧シリンダで駆動される把持アームで柱材を把持する場合、柱材を強固に把持してしまうため、金属製の電柱等の潰れ易いものでは潰れて損傷してしまうという問題がある。
本発明の目的は、柱材をソフトに把持して引き抜き可能にした柱材引抜き装置を提供することである。
請求項1の柱材引抜き装置は、走行式作業車のアームの先端に着脱自在に装備される柱材引抜き装置において、アームの先端に着脱自在に連結される昇降用ガイド部材と、前記昇降用ガイド部材のガイド部に昇降可能に案内される被ガイド部を有する昇降体と、前記昇降体の上端部に装備され且つ合成樹脂製のロープ材を繰り出し・巻き取り可能なウインチと、前記昇降用ガイド部材に装備されて前記昇降体を所定ストローク昇降駆動可能な昇降手段とを備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、走行式作業車のアームの先端に昇降用ガイド部材を着脱可能に連結しておき、昇降体を柱材に平行に接近させた状態で、ウインチからロープ材を所定長さ繰り出し、ロープ材を柱材に複数回巻き付けてからウインチでロープ材を巻き締めた状態で、昇降手段により昇降体とウインチとを昇降用ガイド部材に対して所定ストローク上昇させることで、柱材を引き抜くことができる。
尚、ロープ材を柱材に複数回巻き付ける際、必要に応じて、昇降体を上昇位置に保持した状態において下方へ繰り出したロープ材を柱材に巻き付けてから昇降体を下降させ、ウインチでロープ材を巻き締めた状態で、昇降手段により昇降体とウインチとを昇降用ガイド部材に対して所定ストローク上昇させるようにしてもよい。
このとき、ロープ材を柱材に複数個所に亙って複数回巻き付けるため、ロープ材で柱材を局部的に圧迫することなく、ロープ材で柱材をソフトに保持してロープ材と柱材との間に作用する摩擦力を介して柱材を引き抜くことができる。
請求項2の柱材引抜き装置は、請求項1の発明において、前記ウインチから繰り出したロープ材を前記柱材である金属製電柱に複数回巻き付けた状態で、前記昇降手段により昇降体及びウインチを所定ストローク上昇させることにより、前記金属製電柱を引き抜き可能に構成されたことを特徴としている。
上記の構成によれば、金属製電柱を損傷することなく能率的に引き抜くことができる。
請求項3の柱材引抜き装置は、請求項1又は2の発明において、前記昇降体は、上端部と下端部に引き抜き対象の縦向き姿勢の柱材を受容するU形受容部を有することを特徴としている。
上記の構成によれば、上下1対のU形受容部に柱材を受容することで、柱材引抜き装置を柱材に沿う状態にセットすることができる。
請求項4の柱材引抜き装置は、請求項1又は2の発明において、前記昇降手段は、油圧シリンダからなることを特徴としている。
上記の構成によれば、簡単な構成の昇降手段となる。
本発明は、上記のような種々の作用、効果を奏する。
本発明の実施形態に係る柱材引抜き装置と走行式作業車の右側面図である。 柱材引抜き装置の要部拡大側面図である。 柱材引抜き装置の要部拡大平面図である。 ロープ材の巻き付け形態を示す説明図である。
本発明に係る柱材引抜き装置の実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、走行式作業車1のアーム1aの先端に着脱自在に装備される柱材引抜き装置2は、昇降用ガイド部材3と、昇降体4と、ウインチ5と、昇降手段6とを備えている。
昇降用ガイド部材3は、アーム1aの先端に着脱自在に連結されるもので、この昇降用ガイド部材3は例えば約3500mmの上下長を有し、前面が開放された断面コ字形に形成されている。この昇降用ガイド部材3の前端部の右壁部と左壁部の内面側には、昇降体 4の片側3つの案内ローラ7(被ガイド部)を夫々案内する案内溝8(ガイド部)がアングル材9を介して形成されている。昇降用ガイド部材3の後端部の中央部には作業車1のアーム1aに連結されるブラケット3aが付設されている。
昇降体4は、昇降用ガイド部材3の案内溝8に昇降可能に案内される片側3つずつの案内ローラ7を有し、昇降体4の上端部と下端部には引き抜き対象の縦向き姿勢の柱材である電柱10を受容するU形受容部11が形成されている。
昇降体4は、左右方向と平行で縦方向に延びる主板12と、この主板12の前面の左右両端部に固定されて上下のU形受容部11を形成する左右1対の側板部材13と、主板12の後面の左右両端近傍部に固定されて主板12に対して直角に後方へ張り出した左右1対のローラ取付板14と、上端板15及び下端板16と、1対のローラ取付板14の上端に固定された水平な頂板17と、1対のローラ取付板14の外面側に突出するように上下に適当間隔おきに夫々付設された3つの案内ローラ7と、昇降手段6である油圧シリンダ 6のピストンロッド6aの上端部に連結される荷重支持部材18等を有する。
上記の6つの案内ローラ7が昇降用ガイド部材3の左右1対の案内溝8に挿入されて
上下移動自在に案内され、昇降体4は昇降用ガイド部材3に沿って昇降可能である。
上記の荷重支持部材18は、昇降体4の上端板15と頂板17の上面に固定されて上方へ立ち上がる左右1対のブラケット部材18aと、この左右1対のブラケット部材18a の上端近傍部に架着された水平なロッド連結板18bとを有する。
上記昇降体4の頂板17には合成樹脂製のロープ材(例えば、直径30mmのナイロンロープ、ナイロンは登録商標)を繰り出し・巻き取り可能なウインチ5が搭載されて固定され、このウインチ5は駆動モータ5aで回転駆動される。
昇降体4を所定ストローク昇降駆動可能な昇降手段である油圧シリンダ6は、昇降用ガイド部材3の内側に縦向き姿勢に装備され、シリンダ本体6bの下端が昇降用ガイド部材3の下端部の支持部材19で支持され、ピストンロッド6aの上端はロッド連結板18b に連結されている。尚、油圧シリンダ6は、作業車1側の油圧供給源に油圧ホース等で接続される。
この柱材引抜き装置2は、ウインチ5から繰り出したロープ材20を金属製の電柱10 に上下方向に異なる複数個所にわたって複数回巻き付けた状態で、油圧シリンダ6により昇降体4及びウインチ5を所定ストローク上昇させることにより、電柱10を引き抜き可能に構成されている。図4は、電柱10にロープ材20を巻き付けた状態の一例を示すもので、巻き付けの回数は必要に応じて4巻きよりも多くすることも可能である。
次に、上記の柱材引抜き装置2の作用、効果について説明する。
電柱10を引き抜く際、図1のように電柱10に対して柱材引抜き装置2をセットし、昇降体4を鎖線で図示の上昇位置に保持した状態にする。このとき、上下1対のU形受容部11に電柱10を受容することで、柱材引抜き装置2を電柱10に沿う状態にセットすることができる。
次に、ウインチ5からロープ材20を繰り出し、そのロープ材20を図4に示すように、電柱10に複数個所で複数回巻き付けてから、ウインチ5でロープ材20を巻き取りながら、昇降体4及びウインチ5を図1の実線で示す下降位置に下降させ、ウインチ5でロープ材20を巻き締め状態にしてから、油圧シリンダ6のピストンロッド6aを伸長させて、電柱10を引き抜きながら昇降体4及びウインチ5を上昇位置にする。
この引き抜きの際、昇降体4は昇降用ガイド部材3により案内されるため、電柱10を鉛直方向の上方へ真っ直ぐ円滑に引き抜くことができる。
その後、電柱10の下端側部分が地中に残る場合には、作用車1のアーム1aを上昇させて柱材引抜き装置2を上昇させ、電柱10を完全に抜き取る。
尚、電柱10を引き抜く前に、必要に応じて電柱10の周囲の地面を所定深さ掘削してから電柱10の引き抜きを行ってもよい。
この柱材引抜き装置2によれば、ロープ材20を電柱10やその他の柱材の複数個所に複数回巻き付けて昇降体4を上昇させて電柱10やその他の柱材を引き抜くため、電柱10やその他の柱材とロープ材20間に作用する摩擦力を介して引き抜くことになるから、電柱10やその他の柱材の局所を圧迫することがなく、ソフトに保持して引き抜くため電柱10やその他の柱材を損傷することがない。
そして、引き抜いた電柱10やその他の柱材を昇降体4とロープ材20と昇降用ガイド部材3により縦向き姿勢に保持することができ、そのまま、作業車1により搬送することができる。また、ロープ材20を柱材に巻き付けて引き抜くため、柱材の太さや外周面形状が多少異なる場合でも、ロープ材20を柱材に巻き付けて引き抜くことができるため、汎用性に優れる。
次に、前記実施形態を部分的に変更する例について説明する。
(1)前記油圧シリンダ6に代えて昇降用ガイド部材3の上端近傍部に装備されるウインチを採用してもよい。
(2)U形受容部11を油圧シリンダにより開閉式の構造にしてもよい。
或いは、U形受容部11を形成する部材を別の部材に着脱交換式に形成し、柱材の太さや外周形状に対応可能にしてもよい。
(3)その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はその種の変更形態を包含するものである。
1 走行式作業車
1a アーム
2 柱材引抜き装置
3 昇降用ガイド部材
4 昇降体
5 ウインチ
6 油圧シリンダ(昇降手段)
7 案内ローラ(被ガイド部)
8 案内溝(ガイド部)
10 電柱(柱材)
11 U形受容部
20 ロープ材
本発明は、電柱等の縦向き姿勢の柱材を引き抜く柱材引抜き装置であって、走行式作業車のアームの先端に着脱可能に装備される柱材引抜き装置に関する。
電柱の移設や廃棄処分の際に引き抜く作業が必要であり、その他縦向き姿勢で地面に打ち込まれた大形の杭やH形綱等の柱材を引き抜く作業も多々発生する。
従来、上記のような柱材を人手により引き抜くことは困難で、油圧ショベルのアームの先端に装備した把持用アタッチメントを用いて引き抜くことが多い。
例えば、特許文献1に記載の多用途バケットにおいては、パワーショベルのアームの先端のバケットに1対の把持アームを枢着し、それら把持アームを1対の油圧シリンダにより回動駆動可能にし、それら1対の把持アームで柱材を把持可能になっている。そして、1対の把持アームで柱材を把持した状態で、引き抜きも行うことができる。
実開昭59−116459号公報
上記のような油圧シリンダで駆動される把持アームで柱材を把持する場合、柱材を強固に把持してしまうため、金属製の電柱等の潰れ易いものでは潰れて損傷してしまうという問題がある。
本発明の目的は、柱材をソフトに把持して引き抜き可能にした柱材引抜き装置を提供することである。
請求項1の柱材引抜き装置は、走行式作業車のアームの先端に着脱自在に装備される柱材引抜き装置において、アームの先端に着脱自在に連結される昇降用ガイド部材と、前記昇降用ガイド部材のガイド部に昇降可能に案内される被ガイド部を有する昇降体であって上端部と下端部に引き抜き対象の縦向き姿勢の柱材を受容するU形受容部を有する昇降体
と、前記昇降体の上端部に装備され且つ合成樹脂製のロープ材を繰り出し・巻き取り可能なウインチと、前記昇降用ガイド部材に装備されて前記昇降体を所定ストローク昇降駆動可能な昇降手段とを備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、走行式作業車のアームの先端に昇降用ガイド部材を着脱可能に連結しておき、昇降体を柱材に平行に接近させた状態で、ウインチからロープ材を所定長さ繰り出し、ロープ材を柱材に複数回巻き付けてからウインチでロープ材を巻き締めた状態で、昇降手段により昇降体とウインチとを昇降用ガイド部材に対して所定ストローク上昇させることで、柱材を引き抜くことができる。
そして、昇降体に設けた上下1対のU形受容部に柱材を受容することで、柱材引抜き装置を柱材に沿う状態にセットすることができる。
尚、ロープ材を柱材に複数回巻き付ける際、必要に応じて、昇降体を上昇位置に保持した状態において下方へ繰り出したロープ材を柱材に巻き付けてから昇降体を下降させ、ウインチでロープ材を巻き締めた状態で、昇降手段により昇降体とウインチとを昇降用ガイド部材に対して所定ストローク上昇させるようにしてもよい。
このとき、ロープ材を柱材に複数個所に亙って複数回巻き付けるため、ロープ材で柱材を局部的に圧迫することなく、ロープ材で柱材をソフトに保持してロープ材と柱材との間に作用する摩擦力を介して柱材を引き抜くことができる。
請求項2の柱材引抜き装置は、請求項1の発明において、前記ウインチから繰り出したロープ材を前記柱材である金属製電柱に複数回巻き付けた状態で、前記昇降手段により昇降体及びウインチを所定ストローク上昇させることにより、前記金属製電柱を引き抜き可能に構成されたことを特徴としている。
上記の構成によれば、金属製電柱を損傷することなく能率的に引き抜くことができる。
請求項の柱材引抜き装置は、請求項1又は2の発明において、前記昇降手段は、油圧シリンダからなることを特徴としている。
上記の構成によれば、簡単な構成の昇降手段となる。
本発明は、上記のような種々の作用、効果を奏する。
本発明の実施形態に係る柱材引抜き装置と走行式作業車の右側面図である。 柱材引抜き装置の要部拡大側面図である。 柱材引抜き装置の要部拡大平面図である。 ロープ材の巻き付け形態を示す説明図である。
本発明に係る柱材引抜き装置の実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、走行式作業車1のアーム1aの先端に着脱自在に装備される柱材引抜き装置2は、昇降用ガイド部材3と、昇降体4と、ウインチ5と、昇降手段6とを備えている。
昇降用ガイド部材3は、アーム1aの先端に着脱自在に連結されるもので、この昇降用ガイド部材3は例えば約3500mmの上下長を有し、前面が開放された断面コ字形に形成されている。この昇降用ガイド部材3の前端部の右壁部と左壁部の内面側には、昇降体 4の片側3つの案内ローラ7(被ガイド部)を夫々案内する案内溝8(ガイド部)がアングル材9を介して形成されている。昇降用ガイド部材3の後端部の中央部には作業車1のアーム1aに連結されるブラケット3aが付設されている。
昇降体4は、昇降用ガイド部材3の案内溝8に昇降可能に案内される片側3つずつの案内ローラ7を有し、昇降体4の上端部と下端部には引き抜き対象の縦向き姿勢の柱材である電柱10を受容するU形受容部11が形成されている。
昇降体4は、左右方向と平行で縦方向に延びる主板12と、この主板12の前面の左右両端部に固定されて上下のU形受容部11を形成する左右1対の側板部材13と、主板12の後面の左右両端近傍部に固定されて主板12に対して直角に後方へ張り出した左右1対のローラ取付板14と、上端板15及び下端板16と、1対のローラ取付板14の上端に固定された水平な頂板17と、1対のローラ取付板14の外面側に突出するように上下に適当間隔おきに夫々付設された3つの案内ローラ7と、昇降手段6である油圧シリンダ 6のピストンロッド6aの上端部に連結される荷重支持部材18等を有する。
上記の6つの案内ローラ7が昇降用ガイド部材3の左右1対の案内溝8に挿入されて
上下移動自在に案内され、昇降体4は昇降用ガイド部材3に沿って昇降可能である。
上記の荷重支持部材18は、昇降体4の上端板15と頂板17の上面に固定されて上方へ立ち上がる左右1対のブラケット部材18aと、この左右1対のブラケット部材18a の上端近傍部に架着された水平なロッド連結板18bとを有する。
上記昇降体4の頂板17には合成樹脂製のロープ材(例えば、直径30mmのナイロンロープ、ナイロンは登録商標)を繰り出し・巻き取り可能なウインチ5が搭載されて固定され、このウインチ5は駆動モータ5aで回転駆動される。
昇降体4を所定ストローク昇降駆動可能な昇降手段である油圧シリンダ6は、昇降用ガイド部材3の内側に縦向き姿勢に装備され、シリンダ本体6bの下端が昇降用ガイド部材3の下端部の支持部材19で支持され、ピストンロッド6aの上端はロッド連結板18b に連結されている。尚、油圧シリンダ6は、作業車1側の油圧供給源に油圧ホース等で接続される。
この柱材引抜き装置2は、ウインチ5から繰り出したロープ材20を金属製の電柱10 に上下方向に異なる複数個所にわたって複数回巻き付けた状態で、油圧シリンダ6により昇降体4及びウインチ5を所定ストローク上昇させることにより、電柱10を引き抜き可能に構成されている。図4は、電柱10にロープ材20を巻き付けた状態の一例を示すもので、巻き付けの回数は必要に応じて4巻きよりも多くすることも可能である。
次に、上記の柱材引抜き装置2の作用、効果について説明する。
電柱10を引き抜く際、図1のように電柱10に対して柱材引抜き装置2をセットし、昇降体4を鎖線で図示の上昇位置に保持した状態にする。このとき、上下1対のU形受容部11に電柱10を受容することで、柱材引抜き装置2を電柱10に沿う状態にセットすることができる。
次に、ウインチ5からロープ材20を繰り出し、そのロープ材20を図4に示すように、電柱10に複数個所で複数回巻き付けてから、ウインチ5でロープ材20を巻き取りながら、昇降体4及びウインチ5を図1の実線で示す下降位置に下降させ、ウインチ5でロープ材20を巻き締め状態にしてから、油圧シリンダ6のピストンロッド6aを伸長させて、電柱10を引き抜きながら昇降体4及びウインチ5を上昇位置にする。
この引き抜きの際、昇降体4は昇降用ガイド部材3により案内されるため、電柱10を鉛直方向の上方へ真っ直ぐ円滑に引き抜くことができる。
その後、電柱10の下端側部分が地中に残る場合には、作用車1のアーム1aを上昇させて柱材引抜き装置2を上昇させ、電柱10を完全に抜き取る。
尚、電柱10を引き抜く前に、必要に応じて電柱10の周囲の地面を所定深さ掘削してから電柱10の引き抜きを行ってもよい。
この柱材引抜き装置2によれば、ロープ材20を電柱10やその他の柱材の複数個所に複数回巻き付けて昇降体4を上昇させて電柱10やその他の柱材を引き抜くため、電柱10やその他の柱材とロープ材20間に作用する摩擦力を介して引き抜くことになるから、電柱10やその他の柱材の局所を圧迫することがなく、ソフトに保持して引き抜くため電柱10やその他の柱材を損傷することがない。
そして、引き抜いた電柱10やその他の柱材を昇降体4とロープ材20と昇降用ガイド部材3により縦向き姿勢に保持することができ、そのまま、作業車1により搬送することができる。また、ロープ材20を柱材に巻き付けて引き抜くため、柱材の太さや外周面形状が多少異なる場合でも、ロープ材20を柱材に巻き付けて引き抜くことができるため、汎用性に優れる。
次に、前記実施形態を部分的に変更する例について説明する。
(1)前記油圧シリンダ6に代えて昇降用ガイド部材3の上端近傍部に装備されるウインチを採用してもよい。
(2)U形受容部11を油圧シリンダにより開閉式の構造にしてもよい。
或いは、U形受容部11を形成する部材を別の部材に着脱交換式に形成し、柱材の太さや外周形状に対応可能にしてもよい。
(3)その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はその種の変更形態を包含するものである。
1 走行式作業車
1a アーム
2 柱材引抜き装置
3 昇降用ガイド部材
4 昇降体
5 ウインチ
6 油圧シリンダ(昇降手段)
7 案内ローラ(被ガイド部)
8 案内溝(ガイド部)
10 電柱(柱材)
11 U形受容部
20 ロープ材

Claims (4)

  1. 走行式作業車のアームの先端に着脱自在に装備される柱材引抜き装置において、
    アームの先端に着脱自在に連結される昇降用ガイド部材と、
    前記昇降用ガイド部材のガイド部に昇降可能に案内される被ガイド部を有する昇降体と、
    前記昇降体の上端部に装備され且つ合成樹脂製のロープ材を繰り出し・巻き取り可能な
    ウインチと、
    前記昇降用ガイド部材に装備されて前記昇降体を所定ストローク昇降駆動可能な昇降手段とを備えたことを特徴とする柱材引抜き装置。
  2. 前記ウインチから繰り出したロープ材を前記柱材としての金属製電柱に複数回巻き付けた状態で、前記昇降手段により昇降体及びウインチを所定ストローク上昇させることにより、前記金属製電柱を引き抜き可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の柱材引抜き装置。
  3. 前記昇降体は、上端部と下端部に引き抜き対象の縦向き姿勢の柱材を受容するU形受容部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の柱材引抜き装置。
  4. 前記昇降手段は、油圧シリンダからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の柱材引抜き装置。
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