JP2020048143A - 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】MFPを直接操作するユーザの空き時間を有効活用することができ、ユーザの操作を妨げることのない画像形成装置を提供すること。【解決手段】MFP101は、ユーザによる操作部206の操作に関連したプリント開始イベントが発生した際にWebコンテンツ1100を操作部206に表示する。また、MFP101は、Webコンテンツ1100がユーザによる操作部206の操作で非表示にされた時に、再度プリント開始イベントが発生しても、Webコンテンツ1100を再度表示しないようにする。【選択図】図11
Description
本発明は、画像形成装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
近年では、店頭やオフィス等のあらゆる場所で、ネットワークに接続されたディスプレイを用いて情報を発信するデジタルサイネージが広く利用されている。例えば、画像形成装置としてのMFPがクライアント端末から印刷データを受信した場合、MFPが印刷データを印刷している間、上記印刷データを送信したクライアント端末のモニターに広告等のコンテンツが表示される(特許文献1参照)。これにより、ユーザは、印刷を完了するまでの間、退屈することなく、待ち時間を有効に過ごすことができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、クライアント端末のモニターに上記コンテンツが表示されるが、MFPの操作部には上記コンテンツが表示されないため、MFPを直接操作するユーザの空き時間を有効活用することができない。また、表示されたコンテンツをユーザの指示により閉じた後に、再度印刷データが送信された場合、非表示にしたはずのコンテンツが再度表示されてしまい、ユーザの操作を妨げる原因になってしまう。
本発明の目的は、MFPを直接操作するユーザの空き時間を有効活用することができ、ユーザの操作を妨げることのない画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、
表示手段及び操作手段を備える画像形成装置であって、予め登録されたコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、前記コンテンツを非表示にする非表示手段とを備え、前記表示制御手段は、ユーザによる前記操作手段で受け付けた指示に応じてプリントジョブの実行を開始するためのプリント開始イベントが発生した際に前記コンテンツを前記表示手段に表示し、前記非表示手段により、前記コンテンツが非表示にされた場合に、前記プリント開始イベントが再度発生しても、前記コンテンツを再度表示しないことを特徴とする。
表示手段及び操作手段を備える画像形成装置であって、予め登録されたコンテンツを取得する取得手段と、前記コンテンツを前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、前記コンテンツを非表示にする非表示手段とを備え、前記表示制御手段は、ユーザによる前記操作手段で受け付けた指示に応じてプリントジョブの実行を開始するためのプリント開始イベントが発生した際に前記コンテンツを前記表示手段に表示し、前記非表示手段により、前記コンテンツが非表示にされた場合に、前記プリント開始イベントが再度発生しても、前記コンテンツを再度表示しないことを特徴とする。
本発明によれば、MFPを直接操作するユーザの空き時間を有効活用することができ、ユーザの操作を妨げることのない画像形成装置の提供を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施の形態では、画像処理装置としてのMFPに本発明を適用した場合について説明するが、本発明はMFPに限られない。例えば、本発明は、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話、FAX、カメラ、及びビデオカメラ等の画像ビューワを備える情報処理装置に適用しても良い。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのMFP101を含む通信システム100の構成を概略的に示すブロック図である。図1において、通信システム100は、MFP101、クライアントPC104、及びコンテンツサーバ105を備える。MFP101はLAN102を介してインターネット103に接続されている。クライアントPC104は、LAN102を介してMFP101と接続されている。コンテンツサーバ105は、LAN106を介してインターネット103に接続されている。
MFP101は、コピー機能、プリント機能、スキャンして送信機能、スキャンして保存機能、保存ファイルの利用機能、及びブラウザ機能等の複数の機能を備える。コピー機能は、MFP101が該MFP101の原稿台(不図示)に配置された原稿を読み取って画像データを生成し、上記画像データの印刷を行う機能である。プリント機能は、MFP101がクライアントPC104等から受信した印刷データに基づいて印刷を行う機能である。スキャンして送信機能は、MFP101が上記原稿を読み取って生成した画像データを外部装置へ送信する機能である。スキャンして保存機能は、MFP101が上記原稿を読み取って生成した画像データを後述する図2のHDD204に保存する機能である。保存ファイルの利用機能は、MFP101が後述するHDD204に保存された画像データを印刷する、若しくはMFP101が上記画像データを外部装置へ送信する機能である。ブラウザ機能はWebブラウザ(不図示)を介してWebサーバ(不図示)上のデータを閲覧、印刷、保存する機能である。
クライアントPC104はユーザによる指示に応じて印刷データを生成する。印刷データには用紙のサイズ、印刷枚数、及び印刷開始時刻等が含まれる。クライアントPC104は生成した印刷データをMFP101に送信する。コンテンツサーバ105は、各種コンテンツを格納し、MFP101からの要求に応じてコンテンツをMFP101に送信する。コンテンツは、Webブラウザで閲覧可能なデータであり、例えば、HTML、JPEG、GIF、PNG、及びBMPといった画像ファイル、テキストデータ、及び動画ファイルである。なお、本実施の形態では、説明を容易にするために、通信システム100にMFP101、クライアントPC104、及びコンテンツサーバ105が1台ずつ設けられる構成について説明するが、通信システム100には各装置が複数台設けられても良い。また、本実施の形態では、コンテンツサーバ105ではなく、MFP101の後述する図2のHDD204がコンテンツを格納しても良い。
図2は、図1のMFP101のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。図2において、MFP101は、制御部200、操作部206、プリンタ208、及びスキャナ210を備える。制御部200は、操作部206、プリンタ208、及びスキャナ210と接続されている。また、制御部200は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、操作部I/F205、プリンタI/F207、スキャナI/F209、及びネットワークI/F211を備える。CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、操作部I/F205、プリンタI/F207、スキャナI/F209、及びネットワークI/F211はシステムバス212を介して互いに接続されている。
制御部200は、MFP101全体の動作を制御する。CPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や送信制御等を行う。ROM202はブートROMであり、システムのブートプログラムを格納する。RAM203は、CPU201の主メモリとして、また、各データの一時記憶領域として用いられる。HDD204は、画像データ、プログラム、及び情報テーブルを記憶する。また、HDD204は、操作部206に表示されるコンテンツを記憶する。操作部I/F205は、操作部206及び制御部200を接続するためのインタフェースである。操作部206は、タッチパネル機能を有する液晶表示部及びキーボードを備える。
プリンタI/F207は、プリンタ208及び制御部200を接続するためのインタフェースである。プリンタ208は、制御部200から転送された画像データをプリンタI/F206を介して取得し、取得した画像データを用紙に印刷する。スキャナI/F209は、スキャナ210及び制御部200を接続するためのインタフェースである。スキャナ210は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、上記画像データをスキャナI/F207を介して制御部200に転送する。ネットワークI/F211は、制御部200をLAN102に接続するためのインタフェースである。ネットワークI/F211は、クライアントPC104やコンテンツサーバ105等の外部装置とデータ通信を行う。
図3は、図1のMFP101のソフトウェア構成を概略的に示すブロック図である。図3において、MFP101は、ソフトウェアモジュールとして、アプリケーション301、画面制御部312、認証処理部313、オートクリア処理部314、及びプリント管理部315を備える。また、MFP101は、ソフトウェアモジュールの動作環境として、OS環境(第1の動作環境)及びVM(virtual machine)環境(第2の動作環境)を有する。OS環境は、MFP101に予め組み込まれたソフトウェアモジュールを動作させるための動作環境である。本実施の形態において、OS環境では、画面制御部312、認証処理部313、オートクリア処理部314、及びプリント管理部315が動作する。VM環境は、MFP101に予め組み込まれたソフトウェアモジュール及びMFP101にインストールされた拡張アプリケーションモジュールを動作させるための動作環境である。本実施の形態において、VM環境では、アプリケーション301が動作する。なお、上述した各ソフトウェアモジュールの処理は、CPU201がROM202又はHDD204に格納されたプログラムを実行することによって行われる。
アプリケーション301は、モジュールとして、少なくともコピーアプリケーション302、ファックスアプリケーション303、プリントアプリケーション304、及びサイネージアプリケーション305を備える。なお、アプリケーション301は、上述したモジュール以外の他のモジュールを備えていても良い。
コピーアプリケーション302は、スキャナ210及びプリンタ208を用いて原稿コピー処理を行う。また、コピーアプリケーション302は、HDD204を用いて連続読み取りによる大量の原稿コピー処理を行う。さらに、コピーアプリケーション302は、スキャンした画像データをLAN102に接続された他のMFP(不図示)に送信して重連コピーを行う。ファックスアプリケーション303は、ファックスI/F(不図示)を制御し、電話回線(不図示)を利用してG3ファクスやG4ファクスの送受信を行う。また、ファックスアプリケーション303は、転送機能を利用して、ファクス受信したデータを電子メール等で転送する。さらに、ファックスアプリケーション303は、インターネット103を利用してファクスの送受信を行うインターネットファクスを行う。
プリントアプリケーション304は、操作部206を用いた印刷指示を受け付けた際に、プリント管理部315に印刷要求を行う。また、プリントアプリケーション304は、PostScriptやLIPSといったPDLで記述された印刷データをクライアントPC104から受信した際に上記印刷データに基づいてプリント管理部315に印刷要求を行う。なお、LIPSはLBP Image Processingの略である。PDLはPage Description Languageの略である。また、プリントアプリケーション304は、プリンタドライバを介さずにPDF(Portable Document Format)等のアプリケーションデータを外部装置から直接受信し、アプリケーションデータの印刷を行う。
サイネージアプリケーション305は、コンテンツの表示制御を行う。サイネージアプリケーション305は、モジュールとして、外部通信部306、コンテンツ表示部307、コンテンツ設定部308、コンテンツ管理部309、コンテンツ設定管理テーブル310、及びイベント受信部311を備える。
外部通信部306は、コンテンツサーバ105と通信を行い、コンテンツサーバ105からコンテンツを取得する。外部通信部306は、SMB(Server Message Block)、WebDAV(Web−based Distributed Authoring and Versioning)、及びHTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルを用いてコンテンツサーバ105と通信を行う。なお、外部通信部306は、上述した通信プロトコルの他に、電子メールやファイル転送プロトコル(FTP)等の他の通信プロトコルを使用することも可能である。
コンテンツ表示部307は、コンテンツサーバ105又はHDD204に記憶されているコンテンツをRAM203に読み込み、上記コンテンツを操作部206に出力する。コンテンツ設定部308は、操作部206に表示するコンテンツを設定する。本実施の形態では、操作部206に表示するコンテンツをクライアントPC104から指定可能である。クライアントPC104が、該クライアントPC104のWebブラウザを用いてMFP101のWebサーバ(不図示)にアクセスすると、図4(a)のログイン画面400がクライアントPC104に表示される。ログイン画面400において、ユーザ名及びパスワードといった認証情報が入力され、ログインボタン401が選択されると、認証処理部313が上記認証情報に基づいてユーザ認証を行う。上記ユーザ認証では、ログイン画面400で入力された認証情報が予め登録されたサイネージ設定管理者の認証情報と一致するか否かが判別される。ユーザ認証が成功すると、図4(b)の設定登録画面402がクライアントPC104に表示される。なお、本実施の形態では、ユーザ認証を成功した際に、クライアントPC104の表示が、ログイン画面400から設定登録画面402に切り替わる場合について説明するが、ログイン画面400から他の画面を経由して設定登録画面402に切り替わっても良い。設定登録画面402において、設定項目403がユーザに選択されると、クライアントPC104には図5のサイネージ設定画面500が表示される。
サイネージ設定画面500は、操作部206に表示するコンテンツに関する設定を行うための画面である。すなわち、本実施の形態では、操作部206に表示するコンテンツに関する設定を、ユーザ認証が成功した特定のユーザ、具体的に、サイネージ設定管理者のみが実施可能である。サイネージ設定画面500は、画面表示チェックボックス501、コンテンツ設定ボタン502,503、テキストボックス504〜509を備える。また、サイネージ設定画面500は、暗号化チェックボックス510,511、表示タイミング設定ボタン512,513、チェックボックス514、OKボタン515、及びキャンセルボタン516を備える。
画面表示チェックボックス501は、操作部206にコンテンツを表示するか否かを切り替えるための設定項目である。画面表示チェックボックス501が未選択である場合、サイネージ設定画面500における他の設定項目が入力不可能となる。一方、画面表示チェックボックス501が選択されている場合、サイネージ設定画面500における他の設定項目が入力可能となる。
コンテンツ設定ボタン502,503は、外部通信部306及びコンテンツサーバ105の間の通信プロトコルを設定するためのラジオボタンである。ユーザはコンテンツ設定ボタン502,503の何れか一方を選択可能である。コンテンツ設定ボタン502が選択された場合、通信プロトコルにSMBが設定され、SMBに関する設定項目、具体的に、テキストボックス504〜506が入力可能となる。コンテンツ設定ボタン503が選択された場合、通信プロトコルにHTTP/WebDAVが設定され、HTTP/WebDAVに関する設定項目、具体的に、テキストボックス507〜509及び暗号化チェックボックス510,511が入力可能となる。
テキストボックス504には、通信プロトコルにSMBが設定された際に表示されるコンテンツの名称及び格納場所を示すコンテンツパスが設定される。テキストボックス504には、コンテンツパスとして、コンピュータ名、フォルダ名、及びファイル名の間を¥(円記号)や\(バックスラッシュ)で区切った文字列が設定される。テキストボックス504では、コンテンツとしてHDD204に記憶されているファイルや、コンテンツサーバ105に記憶されているファイルが設定される。テキストボックス505にはテキストボックス504に設定されたコンテンツにアクセスする際に用いられるユーザ名が設定される。テキストボックス506にはテキストボックス504に設定されたコンテンツにアクセスする際に用いられるパスワードが設定される。
テキストボックス507には、通信プロトコルにHTTP/WebDAVが設定された際に表示されるコンテンツの名称及び格納場所を示すコンテンツパスが設定される。テキストボックス507には、コンテンツパスとして、コンピュータ名、フォルダ名、及びファイル名の間を/(スラッシュ)で区切った文字列が設定される。テキストボックス507でも、コンテンツとしてHDD204に記憶されているファイルや、コンテンツサーバ105に記憶されているファイルが設定される。テキストボックス508にはテキストボックス507に設定されたコンテンツにアクセスする際に用いられるユーザ名が設定される。テキストボックス509にはテキストボックス507に設定されたコンテンツにアクセスする際に用いられるパスワードが設定される。暗号化チェックボックス510,511は、暗号化通信に関する設定項目であり、コンテンツ設定ボタン503が選択された場合のみ入力可能である。
表示タイミング設定ボタン512,513は、操作部206にコンテンツを表示するタイミングを設定するためのラジオボタンである。ユーザは表示タイミング設定ボタン512,513の何れか一方を選択可能である。表示タイミング設定ボタン512が設定された場合、ユーザがMFP101にログインしたタイミングで、テキストボックス504,507に設定されたコンテンツが操作部206に表示される。表示タイミング設定ボタン513が設定された場合、MFP101が後述するオートクリアしたタイミング又はユーザがMFP101からログアウトしたタイミングで、テキストボックス504,507に設定されたコンテンツが操作部206に表示される。
チェックボックス514は、プリント実行中に操作部206にコンテンツを表示するか否かを切り替えるための設定項目である。チェックボックス514が選択されている場合、プリント実行時にコンテンツが操作部206に表示される。チェックボックス514が選択されていない場合、プリント実行時にコンテンツが操作部206に表示されない。OKボタン515は、サイネージ設定画面500における各設定項目の設定値を、コンテンツ設定管理テーブル310に記憶させるためのボタンである。OKボタン515がユーザに押下されると、サイネージ設定画面500における各設定項目の設定値がコンテンツ設定管理テーブル310に記憶される。また、クライアントPC104の表示がサイネージ設定画面500から設定登録画面402に切り替わる。キャンセルボタン516は、サイネージ設定画面500における各設定項目の設定値をコンテンツ設定管理テーブル310に記憶せずに、クライアントPC104の表示をサイネージ設定画面500から設定登録画面402に切り替えるためのボタンである。なお、本実施の形態では、操作部206に表示させるコンテンツに関する設定をクライアントPC104から行う場合について説明したが、上記設定をMFP101の操作部206から行っても良い。
図3の説明に戻り、コンテンツ管理部309は、サイネージ設定画面500で設定された設定値をコンテンツ設定管理テーブル310に記憶する。また、コンテンツ管理部309は、コンテンツ設定管理テーブル310に記憶された設定値を取得し、取得した設定値をコンテンツ表示部307に通知する。コンテンツ設定管理テーブル310は、図6に示すように、サイネージ設定画面500で設定された各設定値を管理するための管理テーブルである。コンテンツ設定管理テーブル310は、HDD204又はコンテンツサーバ105に格納される。イベント受信部311は、認証処理部313、オートクリア処理部314、及びプリント管理部315からイベントの発生を示す通知(以下、「イベント通知」という。)を受信する。なお、イベント受信部311は、図示しない他のモジュールからもイベント通知を受信可能である。
画面制御部312は、操作部206における表示制御を行う。認証処理部313は、操作部206で入力された認証情報に基づいてユーザ認証を行う。ユーザ認証が成功すると、認証処理部313は、ログイン処理を行う。これにより、上記認証情報を入力したユーザはMFP101の各機能を利用可能になる。その後、操作部206においてログアウト指示を受け付けると、認証処理部313は、ログアウト処理を行う。認証処理部313は、ログイン処理を実行するためのログインイベントの発生をイベント受信部311に通知し、また、ログアウト処理を実行するためのログアウトイベントの発生をイベント受信部311に通知する。
オートクリア処理部314は、操作部206がユーザによって所定の時間(以下、「オートクリア移行時間」という。)操作されなかった際にオートクリア処理を実行する。オートクリア処理は、操作部206に表示された画面の設定値や設定状態をリセット、より具体的に、上記設定値や設定状態をクリアして初期値に戻す処理である。例えば、コピーに関する設定を行うためのコピー画面(不図示)の設定中にユーザがMFP101の前を離れ、そのままオートクリア移行時間が経過すると、途中まで設定されていた設定値がクリアされ、デフォルト設定値に戻る。オートクリア機能により、直前に使用していたユーザの設定が意図せずに引き継がれることや、開示してはいけない設定内容が次に使用するユーザに閲覧されることを防ぐことができる。
オートクリア処理部314は、オートクリア処理の実行に応じてオートクリアイベントの発生をイベント受信部311に通知する。また、オートクリア処理部314は、オートクリア処理の実行に応じて、ログイン中のユーザのログアウト処理を行う。なお、本実施の形態では、ユーザがオートクリア移行時間を設定可能である。また、ユーザは、オートクリア処理時に遷移する画面を設定可能である。オートクリア時に遷移する画面として初期画面が設定されていた場合、オートクリア処理の実行に応じて操作部206の表示が初期画面に切り替わる。初期画面は、起動時に表示する画面としてユーザによって予め設定された画面である。初期画面として、例えば、MFP101が有する複数の機能(アプリケーション、ファンクション)の中から使用する機能を選択するためのメインメニュー画面や、各機能に対応するアプリケーション画面が設定される。以下では、初期画面としてメインメニュー画面が設定されていることを前提とする。プリント管理部315は、プリントジョブの開始動作を行い、また、プリントジョブの開始をイベント受信部311へ通知する。
例えば、VM環境で動作するプリントアプリケーション304(指示受付アプリケーション)で印刷の開始指示を受け付けた際に、プリントアプリケーション304は、OS環境で動作するプリント管理部315(プリント管理モジュール)に印刷要求を行う。プリントアプリケーション304から印刷要求を受けたプリント管理部315は、印刷を開始すると共に、VM環境で動作するサイネージアプリケーション305(コンテンツ表示制御アプリケーション)のイベント受信部311にコンテンツの表示要求を通知する。表示要求を受けたサイネージアプリケーション305は、コンテンツ表示部307により、Webコンテンツ1100を操作部206に表示する制御を行う。このように、本実施の形態では、印刷の開始指示を受け付けたプリントアプリケーション304ではなく、サイネージアプリケーション305がコンテンツの表示制御を行う。すなわち、コンテンツの表示制御がサイネージアプリケーション305に一元化される。これにより、コピーアプリケーション302やプリントアプリケーション304等の各アプリケーションでコンテンツの表示に関する制御プログラムの作り込みを行う必要を無くすことができる。
図7は、図2の操作部206に表示される設定画面の一例を示す図である。図7に示す各設定画面は、MFP101の管理者がMFP101にログインした際に表示される。
図7(a)は、ユーザ認証を使用するか否かを設定するための認証設定画面700を示す。認証設定画面700は、ボタン701,702を備える。ボタン701は、ユーザ認証を有効にするためのボタンである。ボタン701が選択されている場合、MFP101の各機能を使用するためにユーザ認証が必要となる。この場合、操作部206には、認証情報を入力するための後述する図8の認証画面801が、後述する図7(b)の表示設定画面703で設定された表示タイミングで表示される。ボタン702は、ユーザ認証を無効にするためのボタンである。ボタン702が選択されている場合、MFP101の各機能を使用するためにユーザ認証が不要となり、後述する認証画面801が操作部206に表示されない。
図7(b)は、認証画面801の表示タイミングを設定するための表示設定画面703を示す。表示設定画面703は、ボタン704,705を備える。ボタン704は、認証画面801をMFP101の操作開始時に表示する設定を行うボタンである。ボタン704が設定されている場合、ユーザがMFP101にログインするための認証情報を入力する際に後述する認証画面801が操作部206に表示される。ボタン705は、後述する認証画面801を各機能の選択時に表示する設定を行うボタンである。ボタン705がユーザに押下されると、図7(c)に示すように、ユーザ認証を必要とする機能を選択するための機能選択メニュー706が表示される。機能選択メニュー706においてボタン707が選択されると、操作部206の表示が表示設定画面703から図7(d)の詳細設定画面708に切り替わる。
詳細設定画面708は、MFP101の複数の機能のうち、ユーザ認証を必要とする機能を選択するための画面である。MFP101では、詳細設定画面708で選択された機能を利用する際にユーザ認証が必要となる。例えば、図7(d)に示すように、詳細設定画面708で選択された「コピー」、「保存ファイルの利用」、及び「プリント」の各機能を利用する際にユーザ認証が必要になる。一方、MFP101では、詳細設定画面708で選択されない機能を利用する際にユーザ認証が不要となる。例えば、図7(d)に示すように、詳細設定画面708で選択されない「スキャンして保存」、「スキャンして送信」、及び「ブラウザ」の各機能を利用する際にユーザ認証が不要となる。MFP101では、サイネージ設定画面500、認証設定画面700、及び表示設定画面703の設定がMFP101の管理者によって予め行われ、上述した各設定に基づいて操作部206における画面の切り替え制御が行われる。以下では、サイネージ設定画面500、認証設定画面700、及び表示設定画面703の各設定に対応する操作部206の画面遷移について説明する。まず、サイネージ設定画面500の画面表示チェックボックス501が未選択、つまり、操作部206にコンテンツを表示しない旨が設定されている場合の画面遷移について説明する。
図8は、第1の表示設定における操作部206の画面遷移を説明するための図である。第1の表示設定は、操作部206にコンテンツを表示せず、且つMFP101の操作開始時にユーザ認証を必要とする設定である。具体的に、第1の表示設定では、サイネージ設定画面500の画面表示チェックボックス501が未選択であり、認証設定画面700のボタン701及び表示設定画面703のボタン704がオンである。
第1の表示設定において、ユーザがMFP101の電源をオンに設定し、MFP101が起動すると、図8に示すように、認証画面801が操作部206に表示される。MFP101は、認証画面801に入力された認証情報に基づいてユーザ認証を行い、ログイン処理を完了すると、初期画面であるメインメニュー画面802を操作部206に表示する。メインメニュー画面802において、ユーザが何れかの機能ボタンを押下すると、MFP101は、選択された機能ボタンに対応する画面を操作部206に表示する。例えば、メインメニュー画面802においてコピー機能に対応する機能ボタン803がユーザに選択されると、MFP101は、アプリケーション画面804を操作部206に表示する。アプリケーション画面804は、コピーに関する設定を行うための画面である。また、メインメニュー画面802においてスキャンして保存機能に対応する機能ボタン805がユーザに選択されると、MFP101は、アプリケーション画面806を操作部206に表示する。アプリケーション画面806は、スキャンした画像データの保存先を選択するための画面である。一方、ユーザが操作部206を操作しないままオートクリア移行時間が経過した場合、MFP101はオートクリア処理を実行する。次いで、MFP101は、ログアウト処理を実行し、操作部206の表示を初期画面であるメインメニュー画面802ではなく、認証画面801に切り替える。
図9は、第2の表示設定における操作部206の画面遷移を説明するための図である。第2の表示設定は、操作部206にコンテンツを表示せず、且つ特定の機能の選択時にユーザ認証を必要とする設定である。具体的に、第2の表示設定では、サイネージ設定画面500の画面表示チェックボックス501が未選択であり、認証設定画面700のボタン701及び表示設定画面703のボタン705がオンである。また、第2の表示設定では、詳細設定画面708における「コピー」、「保存ファイルの利用」、及び「プリント」が選択されている。
第2の表示設定において、ユーザがMFP101の電源をオンに設定し、MFP101が起動すると、初期画面であるメインメニュー画面802が操作部206に表示される。メインメニュー画面802において、ユーザ認証を必要とする機能に対応する機能ボタンが選択されると、MFP101は、認証画面801を操作部206に表示する。例えば、詳細設定画面708で選択された「コピー」に対応する機能ボタン803が選択されると、MFP101は、認証画面801を操作部206に表示する。ユーザが認証情報を入力し、ユーザ認証を成功すると、MFP101は、アプリケーション画面804を操作部206に表示する。一方、メインメニュー画面802において、ユーザ認証を必要としない機能に対応する機能ボタンが選択されると、MFP101は、認証画面801ではなく、選択された機能ボタンに対応するアプリケーション画面を操作部206に表示する。例えば、詳細設定画面708で選択されていない「スキャンして保存」に対応する機能ボタン805が選択されると、MFP101は、アプリケーション画面806を操作部206に表示する。また、ユーザが操作部206を操作しないままオートクリア移行時間が経過すると、MFP101は、オートクリア処理を実行し、さらにログアウト処理を実行して、操作部206の表示を初期画面であるメインメニュー画面802に切り替える。
図10は、第3の表示設定における操作部206の画面遷移を説明するための図である。第3の表示設定は、操作部206にコンテンツを表示せず、且つユーザ認証を必要としない設定である。具体的に、第3の表示設定では、サイネージ設定画面500の画面表示チェックボックス501が未選択であり、且つ認証設定画面700のボタン702がオンである。
第3の表示設定において、ユーザがMFP101の電源をオンに設定し、MFP101が起動すると、初期画面であるメインメニュー画面802が操作部206に表示される。メインメニュー画面802において機能ボタンが選択されると、MFP101は、選択された機能ボタンに対応するアプリケーション画面を操作部206に表示する。また、ユーザが操作部206を操作しないままオートクリア移行時間が経過すると、MFP101は、オートクリア処理を実行し、さらにログアウト処理を実行して、操作部206の表示を初期画面であるメインメニュー画面802に切り替える。
次に、サイネージ設定画面500の画面表示チェックボックス501が選択、つまり、コンテンツを表示する旨が設定されている場合の画面遷移について説明する。この場合、MFP101は、サイネージ設定画面500のテキストボックス504,507の何れかに設定されたコンテンツをコンテンツサーバ105又はHDD204から取得する。MFP101は、取得したコンテンツ、例えば、図11のWebコンテンツ1100を操作部206に表示する。ユーザが閉じるボタン1101を押下すると、Webコンテンツ1100が非表示となる。Webコンテンツ1100には、MFP101を利用するユーザへ通知する情報、例えば、防災訓練のお知らせが表示される。このようにして、本実施の形態では、従業員に対する通達事項等をコンテンツとして登録し、サイネージアプリケーション305を用いて操作部206に表示させて、従業員に対する情報共有の支援、及び企業の情報統制等を容易に実現することが可能となる。
図12は、第4の表示設定における操作部206の画面遷移を説明するための図である。第4の表示設定は、ログイン後に操作部206にコンテンツを表示する設定である。具体的に、第4の表示設定では、サイネージ設定画面500において画面表示チェックボックス501及び表示タイミング設定ボタン512が選択されている。また、第4の表示設定では、認証設定画面700及び表示設定画面703において第1の表示設定と同じ設定である。
第4の表示設定において、ユーザがMFP101の電源をオンに設定し、MFP101が起動すると、図8と同様に、認証画面801が操作部206に表示される。MFP101は、認証画面801に入力された認証情報に基づいてユーザ認証を行う。ログイン処理を完了すると、MFP101は、サイネージ設定画面500のテキストボックス504,507の何れかに設定されたコンテンツ、例えば、Webコンテンツ1100を操作部206に表示する。このようにして、本実施の形態では、ユーザ認証を成功したユーザに対して防災訓練のお知らせ等の各種情報を通知する。ユーザが閉じるボタン1101を押下すると、MFP101は、初期画面であるメインメニュー画面802を操作部206に表示する。
図13は、第5の表示設定における操作部206の画面遷移を説明するための図である。第5の表示設定は、オートクリア後に操作部206にコンテンツを表示する設定である。具体的に、第5の表示設定では、サイネージ設定画面500において画面表示チェックボックス501及び表示タイミング設定ボタン513が選択されている。また、第4の表示設定では、認証設定画面700及び表示設定画面703において第1の表示設定と同じ設定である。
第5の表示設定において、MFP101にログインしたユーザが操作部206を操作しないままオートクリア移行時間が経過すると、MFP101は、オートクリア処理を実行し、さらにログアウト処理を実行する。次いで、MFP101は、Webコンテンツ1100を操作部206に表示する。第5の表示設定では、操作部206に認証画面801、メインメニュー画面802、アプリケーション画面804、806の何れが表示された状態であっても、オートクリア処理が実行されると、操作部206にWebコンテンツ1100が表示される。すなわち、本実施の形態では、操作部206が操作されないままオートクリア移行時間が経過するといったMFP101を利用していたユーザがMFP101から離れた可能性が極めて高い状況において、MFP101の近くを通り過ぎるユーザや、次にMFP101を利用する別のユーザに対して防災訓練のお知らせ等の各種情報が通知される。Webコンテンツ1100において閉じるボタン1101が押下されると、MFP101は、認証画面801を操作部206に表示する。
図14は、第6の表示設定における操作部206の画面遷移を説明するための図である。第6の表示設定は、オートクリア後に操作部206にコンテンツを表示し、且つ特定の機能の選択時にユーザ認証を必要とする設定である。具体的に、第6の表示設定では、サイネージ設定画面500において画面表示チェックボックス501が選択されている。また、第6の表示設定では、認証設定画面700及び表示設定画面703において第2の表示設定と同じ設定である。
第6の表示設定において、MFP101は、オートクリア処理を実行しない場合には、第2の表示設定と同様の画面遷移を行う。一方、MFP101は、オートクリア処理を実行すると、Webコンテンツ1100を操作部206に表示する。Webコンテンツ1100において閉じるボタン1101が押下されると、MFP101は、初期画面であるメインメニュー画面802を操作部206に表示する。
図15は、第7の表示設定における操作部206の画面遷移を説明するための図である。第7の表示設定は、オートクリア後に操作部206にコンテンツを表示し、且つユーザ認証を必要としない設定である。具体的に、第7の表示設定では、サイネージ設定画面500において画面表示チェックボックス501が選択されている。また、第7の表示設定では、認証設定画面700において第3の表示設定と同じ設定である。
第7の表示設定において、MFP101は、オートクリア処理を実行しない場合には、第3の表示設定と同様の画面遷移を行う。一方、MFP101は、オートクリア処理を実行すると、Webコンテンツ1100を操作部206に表示する。Webコンテンツ1100において閉じるボタン1101が押下されると、MFP101は、初期画面であるメインメニュー画面802を操作部206に表示する。
図16は、第8の表示設定における操作部206の画面遷移を説明するための図である。第8の表示設定は、プリント実行時に操作部206にコンテンツを表示する設定である。具体的に、第8の表示設定では、サイネージ設定画面500において画面表示チェックボックス501及びチェックボックス514が選択されている。
第8の表示設定において、ユーザがメインメニュー画面802においてプリント機能に対応する図16の機能ボタン1601を選択すると、MFP101は、図16のアプリケーション画面1602を操作部206に表示する。アプリケーション画面1602は、プリント機能に関する設定を行うための画面である。アプリケーション画面1602においてユーザがプリント開始ボタン1603を選択すると、MFP101は印刷を開始し、さらに、MFP101は、操作部206の表示をアプリケーション画面1602からWebコンテンツ1100に切り替える。その後、上記印刷が完了する、若しくはユーザが閉じるボタン1101を押下すると、MFP101は、操作部206の表示をWebコンテンツ1100からアプリケーション画面1602に切り替える。なお、本実施の形態では、操作部206以外の方法、例えば、クライアントPC104等の外部装置からプリントジョブの開始指示を受け付けた場合、MFP101は、Webコンテンツ1100を操作部206に表示しない。
図17は、図1のMFP101によって実行されるコンテンツ表示処理の手順を示すフローチャートである。図17の処理は、CPU201がROM202やHDD204に格納されたプログラムを実行することによって行われる。
図17において、まず、CPU201は、イベント受信部311により、ユーザによる操作部206の操作に関連した特定のイベントの発生を示すイベント通知を受信したか否かを判別する(ステップS1701)。CPU201は、イベント受信部311により、認証処理部313、オートクリア処理部314、及びプリント管理部315の何れかからイベント通知を受信した際に上記特定のイベントの発生を示すイベント通知を受信したと判別する。認証処理部313は、ユーザが操作部206を用いてMFP101にログインするためのログインイベントの発生を示すイベント通知を送信する。また、認証処理部313は、ユーザが操作部206を用いてMFP101からログアウトするためのログアウトイベントの発生を示すイベント通知を送信する。オートクリア処理部314は、MFP101にログインしたユーザが操作部206を操作しないままオートクリア時間が経過したことに応じてオートクリア処理を実行するためのオートクリアイベントの発生を示すイベント通知を送信する。また、オートクリア処理部314は、上記オートクリア処理の実行に応じてログアウト処理を実行するためのログアウトイベントの発生を示すイベント通知を送信する。プリント管理部315は、操作部206で受け付けた指示に応じてプリントジョブの実行を開始するためのプリントジョブ開始イベントの発生を示すイベント通知を送信する。
次いで、CPU201は、コンテンツ管理部309により、コンテンツ設定管理テーブル310からコンテンツの表示要否設定を取得する。CPU201は、コンテンツの表示要否設定として、具体的に、サイネージ設定画面500の画面表示チェックボックス501が選択されているか否かを示す設定値を取得する。次いで、CPU201は、画面表示チェックボックス501が選択、つまり、コンテンツの表示要否設定がオンであるか否かを判別する(ステップS1702)。
ステップS1702の判別の結果、画面表示チェックボックス501が未選択、つまり、コンテンツの表示要否設定がオフであるとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1702の判別の結果、コンテンツの表示要否設定がオンであるとき、CPU201は、受信したイベント通知がプリントジョブ開始イベントを示すか否かを判別する(ステップS1703)。
ステップS1703の判別の結果、受信したイベント通知がプリントジョブ開始イベントを示すとき、CPU201は、コンテンツ管理部309により、コンテンツ設定管理テーブル310からプリント開始時のコンテンツの表示要否設定を取得する。CPU201は、プリント開始時のコンテンツの表示要否設定として、具体的に、サイネージ設定画面500のチェックボックス514が選択されているか否かを示す設定値を取得する。次いで、CPU201は、チェックボックス514が選択、つまり、プリント開始時のコンテンツの表示要否設定がオンであるか否かを判別する(ステップS1704)。
ステップS1704の判別の結果、チェックボックス514が未選択、プリント開始時のコンテンツの表示要否設定がオフであるとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1704の判別の結果、プリント開始時のコンテンツの表示要否設定がオンであるとき、CPU201は、アプリケーション画面1602が操作部206に表示されているか否かを判別する(ステップS1705)。
ステップS1705の判別の結果、アプリケーション画面1602が操作部206に表示されていないとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1705の判別の結果、アプリケーション画面1602が操作部206に表示されているとき、CPU201は、RAM203に記憶されている再表示抑制フラグがオフか否かを判別する(ステップS1719)。再表示抑制フラグとは、Webコンテンツ1100がユーザの指示により閉じられた後、プリントジョブ開始イベントが発生した際に、アプリケーション画面1602以外の画面に遷移するまでの間は、再度Webコンテンツ1100が表示されないようにするフラグである。
ステップS1719の判別の結果、再表示抑制フラグがオフであるとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1719の判別の結果、再表示抑制フラグがオフであるとき、CPU201は、コンテンツ設定管理テーブル310を参照する(ステップS1706)。次いで、CPU201は、コンテンツ設定管理テーブル310からコンテンツパスを取得し、取得したコンテンツパスをコンテンツ表示部307に通知する。次いで、CPU201は、コンテンツ表示部307により、上記コンテンツパスが示すコンテンツをコンテンツサーバ105から取得し(ステップS1707)、取得したコンテンツをRAM203に書き込む。次いで、CPU201は、サイネージアプリケーション305のコンテンツ表示部307により、取得したコンテンツ、例えば、Webコンテンツ1100を操作部206に表示する(ステップS1708)(例えば、図16を参照。)。
次いで、CPU201は、Webコンテンツ1100の閉じるボタン1101がユーザに押下されると(ステップS1709でYES)、Webコンテンツ1100を閉じる(ステップS1710)。
次いで、CPU201は、アプリケーション画面1602が操作部206に表示されているか否かを判別する(ステップS1720)。
ステップS1720の判別の結果、アプリケーション画面1602が操作部206に表示されていないとき、CPU201は、ステップS1722以降の処理を行う。
ステップS1720の判別の結果、アプリケーション画面1602が操作部206に表示されているとき、CPU201は、再表示抑制フラグがオンにしてRAM203に記憶する(ステップS1721)。
次いで、CPU201は、アプリケーション画面1602以外の画面に遷移されたか否かを判別する(ステップS1722)。
ステップS1722の判別の結果、アプリケーション画面1602以外の画面に遷移されていないとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1722の判別の結果、アプリケーション画面1602以外の画面に遷移されているとき、CPU201は、再表示抑制フラグをオフにしてRAM203に記憶する(ステップS1723)。
ステップS1703の判別の結果、受信したイベント通知がプリントジョブ開始イベントを示さないとき、CPU201は、受信したイベント通知がログインイベントを示すか否かを判別する(ステップS1711)。
ステップS1711の判別の結果、受信したイベント通知がログインイベントを示すとき、CPU201は、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されているか否かを判別する(ステップS1712)。
ステップS1712の判別の結果、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されていないとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1712の判別の結果、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されているとき、CPU201は、コンテンツ設定管理テーブル310からコンテンツの表示タイミングに関する設定値を取得する。CPU201は、コンテンツの表示タイミングに関する設定値として、具体的に、サイネージ設定画面500の表示タイミング設定ボタン512,513の何れが選択されているかを示す設定値を取得する。次いで、CPU201は、コンテンツの表示タイミングがログイン後であるか否かを判別する(ステップS1713)。ステップS1713では、サイネージ設定画面500の表示タイミング設定ボタン512が選択されている場合、CPU201は、コンテンツの表示タイミングがログイン後であると判別する。一方、サイネージ設定画面500の表示タイミング設定ボタン513が選択されている場合、CPU201は、コンテンツの表示タイミングがログイン後でないと判別する。
ステップS1713の判別の結果、コンテンツの表示タイミングがログイン後でないとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1713の判別の結果、コンテンツの表示タイミングがログイン後であるとき、CPU201は、ステップS1706以降の処理を行う(例えば、図12を参照。)。
ステップS1711の判別の結果、受信したイベント通知がログインイベントを示さないとき、CPU201は、受信したイベント通知がオートクリアイベントを示すか否かを判別する(ステップS1714)。
ステップS1714の判別の結果、受信したイベント通知がオートクリアイベントを示すとき、CPU201は、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されているか否かを判別する(ステップS1715)。
ステップS1715の判別の結果、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されているとき、CPU201は、コンテンツ設定管理テーブル310からコンテンツの表示タイミングに関する設定値を取得する。次いで、CPU201は、コンテンツの表示タイミングがオートクリア後/ログアウト後であるか否かを判別する(ステップS1716)。
ステップS1716の判別の結果、コンテンツの表示タイミングがオートクリア後/ログアウト後でないとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1716の判別の結果、コンテンツの表示タイミングがオートクリア後/ログアウト後であるとき、CPU201は、ステップS1706以降の処理を行う(例えば、図13を参照)。
ステップS1715の判別の結果、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されていないとき、CPU201はステップS1706以降の処理を行う(例えば、図14及び図15を参照。)。表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されていない場合は、例えば、表示設定画面703において特定の機能を選択時に認証画面801を表示する旨が設定されている場合、若しくは認証設定画面700においてボタン702が選択されている場合が該当する。
ステップS1714の判別の結果、受信したイベント通知がオートクリアイベントを示さないとき、CPU201は、受信したイベント通知がログアウトイベントであると判別する。CPU201は、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されているか否かを判別する(ステップS1717)。
ステップS1717の判別の結果、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されていないとき、CPU201は、本処理を終了する。ステップS1717の判別の結果、表示設定画面703において操作開始時に認証画面801を表示する旨が設定されているとき、CPU201は、コンテンツの表示タイミングがオートクリア後/ログアウト後であるか否かを判別する(ステップS1718)。
ステップS1718の判別の結果、コンテンツの表示タイミングがオートクリア後/ログアウト後でないとき、CPU201は本処理を終了する。ステップS1718の判別の結果、コンテンツの表示タイミングがオートクリア後/ログアウト後であるとき、CPU201は、ステップS1706以降の処理を行う。
上述した実施の形態によれば、ユーザによる操作部206の操作に関連した特定のイベントが発生した際にWebコンテンツ1100がMFP101の操作部206に表示される。これにより、MFP101を直接操作するユーザに対してWebコンテンツ1100を提供することができ、もって、MFP101を直接操作するユーザの空き時間を有効活用することができる。
また、上述した実施の形態では、特定のイベントは、操作部206で受け付けた指示に応じてプリントジョブの実行を開始するためのプリントジョブ開始イベントを含む。これにより、操作部206でプリントジョブの実行を指示したユーザの空き時間を有効活用することができる。
さらに、上述した実施の形態では、特定のイベントは、ユーザが操作部206を用いてMFP101にログインするためのログインイベントを含む。これにより、操作部206を用いてMFP101にログインしたユーザに対して防災訓練のお知らせ等の各種情報を確実に伝えることができる。
さらに、上述した実施の形態では、Webコンテンツ1100がユーザの指示により閉じられた後、再度プリントジョブ開始イベントが発生した際に、アプリケーション画面1602以外の画面に遷移するまでの間は、再度Webコンテンツ1100が表示されることがない。そのため、非表示にしたはずのコンテンツが再度表示されてしまい、ユーザの操作を妨げる、といったことを防ぐことが出来る。
上述した実施の形態では、特定のイベントは、ログアウトイベント及びオートクリアイベントを含む。これにより、MFP101の近くを通り過ぎたユーザや、次にMFP101を利用するユーザに対して防災訓練のお知らせ等の各種情報を提供することができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、発生した特定のイベントの種別に応じて操作部206に表示するコンテンツを切り替えても良い。例えば、ログアウトイベントやオートクリアイベントのように、ログインしていたユーザがMFP101から離れ、操作部206に表示されたコンテンツが閲覧されない可能性が極めて高い場合、MFP101は、通知の緊急度が比較的低いコンテンツを操作部206に表示する。一方、ログインイベントやプリント開始イベントのように、操作部206を操作するユーザによって操作部206に表示されたコンテンツが閲覧される可能性が極めて高い場合、通知の緊急度が比較的高いコンテンツを操作部206に表示する。このようにすることで、操作部206に表示されたコンテンツが閲覧される期待値に応じて適切なコンテンツを操作部206に表示することができる。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 MFP、201 CPU、206 操作部、
304 プリントアプリケーション、305 サイネージアプリケーション、
306 外部通信部、315 プリント管理部、1100 Webコンテンツ
304 プリントアプリケーション、305 サイネージアプリケーション、
306 外部通信部、315 プリント管理部、1100 Webコンテンツ
Claims (2)
- 表示手段及び操作手段を備える画像形成装置であって、
予め登録されたコンテンツを取得する取得手段と、
前記コンテンツを前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
前記コンテンツを非表示にする非表示手段とを備え、
前記表示制御手段は、ユーザによる前記操作手段で受け付けた指示に応じてプリントジョブの実行を開始するためのプリント開始イベントが発生した際に前記コンテンツを前記表示手段に表示し、
前記非表示手段により、前記コンテンツが非表示にされた場合に、前記プリント開始イベントが再度発生しても、前記コンテンツを再度表示しないことを特徴とする画像形成装置。 - 前記表示制御手段により、前記プリントジョブの実行を開始するためのアプリケーションが表示されている間のみ、前記コンテンツを再度表示しないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2020048143A (ja) |
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2018
- 2018-09-21 JP JP2018176716A patent/JP2020048143A/ja active Pending
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