以下に、本願の開示する被牽引車両管理システム、被牽引車両管理方法および被牽引車両管理プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係るシステムの一例を示す図である。このシステムでは、端末装置100とサーバ200とがネットワーク50を介して相互に接続される。
図1において、牽引自動車20は、トラクターヘッド20aに、シャーシ20bが着脱可能に結合されている。シャーシは、被牽引車両の一例である。シャーシ20bには荷物が積載される。牽引自動車20のトラクターヘッド20aは、かかるシャーシ20bを牽引することで、荷物の輸送を行う。また、シャーシ20bは、トラクターヘッド20aから離脱され、他のトラクターヘッド(図示略)に結合されて、牽引される。本実施例に係るシャーシ20bは、結合、離脱を繰り返して、異なるトラクターヘッドに牽引され、目的地に輸送されるものとする。以下の説明では、特定のシャーシ、特定トラクターヘッドに限定しないで説明を行う場合には、シャーシ、トラクターヘッドに対する符号を省略する。
シャーシ20bには、常時、ビーコンを発信する発信機21が設置されている。発信機21は、太陽光を電力に変換する太陽電池21aを有しており、電力をこの太陽電池21aから受け付ける。発信機21から発信されるビーコンには、シャーシ20bを一意に識別する「シャーシ番号」の情報が含まれる。
牽引自動車20の運転手は、端末装置100を有している。端末装置100は、ネットワーク50を介して、サーバ200に接続される。端末装置100は、位置情報を算出するために、人工衛星30と通信を行う。また、端末装置100は、発信機21の電波が届く範囲に含まれる場合には、発信機21からビーコンを受信する。
端末装置100は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC(Personal Computer)等の端末装置に対応する。運転手は、端末装置100を操作して、各種の情報を入力し、端末装置100は、入力された情報を用いて、関連情報を生成し、関連情報をサーバ200に送信する。
たとえば、関連情報には、シャーシ番号、ヘッド番号、状態、時刻情報、位置情報、積載有無、積載内容が含まれる。シャーシ番号は、シャーシを一意に識別する情報であり、ヘッド番号は、トラクターヘッドを一意に識別する情報である。関連情報のシャーシ番号と、ヘッド番号との対応関係により、どのトラクターヘッドが、どのシャーシを牽引しているかを識別できる。
状態は、シャーシの状態を示すものであり、たとえば、「結合」、「走行」、「離脱」、「荷積み」、「荷卸し」が含まれる。「結合」は、シャーシと、トラクターヘッドとが結合されたことを示す。「走行」は、シャーシが、トラクターヘッドに牽引されて走行中であることを示す。「離脱」は、シャーシと、トラクターヘッドとの結合が解除されたことを示す。「荷積み」は、シャーシに荷物が荷積みされたことを示す。「荷卸し」は、シャーシの荷物が荷卸しされたことを示す。
時刻情報は、シャーシ番号およびヘッド番号の入力を受け付けた時刻を示すものである。位置情報は、シャーシ番号およびヘッド番号の入力を受け付けた時点における、端末装置100の位置情報を示す。端末装置100は、人工衛星30から電波を受信して、位置情報を算出する。積載有無は、シャーシ番号で識別されるシャーシに荷物が積載されているか否かを示す情報である。積載内容は、シャーシに積載されている荷物の種別を示す情報である。
本実施例に係るシステムにおいて、端末装置100を用いた運用のフェーズには、結合フェーズ、牽引運行フェーズ、離脱フェーズが含まれる。
「結合フェーズ」における端末装置100の処理について説明する。結合フェーズの段階で、トラクターヘッド20aの運転手は、牽引するシャーシ20bの場所を検索済みとする。トラクターヘッド20aの運転手は、トラクターヘッド20aと、シャーシ20bとの結合作業を済ませると、端末装置100を操作して、シャーシ番号、ヘッド番号、状態、積載有無、積載内容を入力する。
図2は、端末装置の表示画面の一例を示す図である。図2に示すように、この表示画面60には、領域61〜65と、変更ボタン66とを有する。領域61は、トラクターヘッド20aのヘッド番号を入力する領域である。運転手は、端末装置100を操作して、領域61に、ヘッド番号を入力する。
領域62は、トラクターヘッド20aに結合されたシャーシ20bのシャーシ番号を入力する領域である。トラクターヘッド20aにシャーシ20bが結合された場合トラクターヘッド20aとシャーシ20bが一定距離以内に近づくと、シャーシ20bに設置された発信機21のビーコンが端末装置100に届くため、端末装置100は、ビーコンに含まれるシャーシ番号を特定し、領域62に入力する。
領域63は、シャーシの状態を入力する領域である。たとえば、領域63には、選択ボタン63a,63bが含まれる。選択ボタン63aが選択されると、トラクターヘッド20aとシャーシ20bとが結合されていることを示す。選択ボタン63bが選択されると、トラクターヘッド20aとシャーシ20bとが結合されていないことを示す。選択ボタン63a,63bのどちらかが選択されると、他方の選択ボタンが未選択となる。結合フェーズにおいて、運転手は、トラクターヘッド20aとシャーシ20bとを結合した場合には、端末装置100を操作して、選択ボタン63aを選択する。
領域64は、シャーシに荷物を積載しているか否かを入力する領域である。領域64には、選択ボタン64a,64bが含まれる。選択ボタン64aが選択されると、シャーシ20bに荷物が積載されていることを示す。選択ボタン64bが選択されると、シャーシ20bに荷物が積載されていないことを示す。選択ボタン64a,64bのどちらかが選択されると、他方の選択ボタンが未選択となる。シャーシ20bに荷物が搭載されていないものとすると、運転手は、端末装置100を操作して、選択ボタン64bを選択する。
領域65は、シャーシ20bに荷物が積載されている場合に、積載された荷物の種別を入力する領域である。シャーシ20bに荷物が積載されていない場合には、領域65はブランクであってもよい。なお、端末装置100は、複数の荷物の種別の候補を選択可能にして、領域65に表示させ、運転手が複数の荷物の種別の候補から、いずれかの荷物の種別を選択してもよい。
変更ボタン66は、表示画面60の領域61〜65の入力が完了した場合に、運転手が押下するボタンである。端末装置100は、変更ボタン66の押下を受け付けると、領域61〜65に入力された情報を基にして、関連情報を生成し、関連情報をサーバ200に送信する。
たとえば、「結合フェーズ」において、サーバ200に送信される関連情報には、領域61に入力されたヘッド番号、領域62に表示したシャーシ番号、状態「結合」、積載有無「無」、積載内容「ブランク」、時刻情報、位置情報が含まれる。時刻情報は、変更ボタン66が押下された時刻の情報である。位置情報は、変更ボタン66が押下された時点の、端末装置100の位置情報である。
続いて、「牽引運行フェーズ」における端末装置100の処理について説明する。牽引運行フェーズにおいて、端末装置100は、シャーシ20bに設置された発信機21からビーコンを受信している間は、定期的に、関連情報をサーバ200に送信する。たとえば、牽引運行フェーズにおいて、サーバ200に送信される関連情報には、結合フェーズで入力された、シャーシ番号と、ヘッド番号とが含まれる。また、端末装置100は、関連情報を送信する直前に、時刻情報および位置情報を取得し、関連情報に登録する。端末装置100は、関連情報の状態を「走行」に設定し、積載有無、積載内容に関しては、最新の情報を設定しておく。次に説明するように、関連情報の積載有無、積載内容に関しては、荷積み、荷卸しが行われた際に、更新される。
運転手は、牽引運行フェーズにおいて、「荷積み」、「荷卸し」を行う場合がある。運転手は、シャーシ20bに荷物を「荷積み」した場合、端末装置100を操作して、表示画面60の領域64の選択ボタン64aを選択し、領域65に荷物の種別を入力する。運転手は、変更が完了すると変更ボタン66を押下する。端末装置100は、荷積み時に、係る入力を受け付けた場合に、関連情報をサーバ200に送信する。荷積みされた場合に送信される関連情報には、結合フェーズで入力された、シャーシ番号と、ヘッド番号が含まれる。端末装置100は、状態「荷積み」、積載有無「有」、積載内容「入力された種別」を、関連情報に登録する。また、端末装置100は、関連情報を送信する直前に、時刻情報および位置情報を取得し、関連情報に登録する。
運転手は、運転手がシャーシ20bから荷物を「荷卸し」した場合には、端末装置100を操作して、表示画面60の領域64の選択ボタン64bを選択し、領域65をブランクに設定する。運転手は、変更が完了すると変更ボタン66を押下する。端末装置100は、荷卸し時に、係る入力を受け付けた場合に、関連情報をサーバ200に送信する。荷卸しされた場合に送信される関連情報には、結合フェーズで入力された、シャーシ番号と、ヘッド番号が含まれる。端末装置100は、状態「荷卸し」、積載有無「無」、積載内容「ブランク」を、関連情報に登録する。また、端末装置100は、関連情報を送信する直前に、時刻情報および位置情報を取得し、関連情報に登録する。
続いて、「離脱フェーズ」における端末装置100の処理について説明する。離脱フェーズに段階で、運転手は、牽引自動車20を所定の場所に移動させた後に、トラクターヘッド20aと、シャーシ20bとの切り離し作業を済ませると、端末装置100を操作して、シャーシ番号、ヘッド番号、状態、積載有無、積載内容を入力する。
たとえば、端末装置100は、図2に示した表示画面60を表示させる。端末装置100は、領域61に、結合フェーズで入力されたヘッド番号を表示させる。端末装置100は、領域62に、結合フェーズで入力されたシャーシ番号を表示させる。領域63に関して、運転手は、選択ボタン63bを選択する。運転手は、領域64、65をそのままにして(場合によっては変更してもよい)、変更ボタン66を押下すると、端末装置100は、関連情報を生成し、関連情報をサーバ200に送信する。
たとえば、「離脱フェーズ」において、サーバ200に送信される関連情報には、領域61に入力されたヘッド番号、領域62に表示したシャーシ番号、状態「離脱」、積載有無「無」、積載内容「ブランク」、時刻情報、位置情報が含まれる。時刻情報は、変更ボタン66が押下された時刻の情報である。位置情報は、変更ボタン66が押下された時点の、端末装置100の位置情報である。
牽引自動車20の運転手が、結合フェーズ、牽引運行フェーズ、離脱フェーズにおいて入力操作を行い、端末装置100が、各フェーズにおける関連情報を、サーバ200に送信する。続いて、他の運転手が、結合フェーズ、牽引運行フェーズ、離脱フェーズにおいて入力操作を行い、他の運転手の所有する端末装置(図示略)が、各フェーズにおける関連情報を、サーバ200に送信する運用が繰り返し行われる。
次に、本実施例に係る端末装置100の構成の一例について説明する。図3は、本実施例に係る端末装置の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、この端末装置100は、通信部110、ビーコン受信部120、位置測定部130、タイマ140、入力部150、表示部160、記憶部170、制御部180を有する。ここでは、本実施例の特徴部分に関連する、端末装置100の処理について説明し、電話機能等の一般的なスマートフォンに関する処理の説明を省略する。
通信部110は、ネットワーク50を介して、サーバ200とデータ通信を実行する処理部である。後述する制御部180は、通信部110を介して、サーバ200とデータをやり取りする。通信部110は、通信装置に対応する。
ビーコン受信部120は、シャーシに設置された発信機(たとえば、発信機21)からビーコンを受信する受信機である。ビーコンには、シャーシを一意に識別するシャーシ番号の情報が含まれている。ビーコン受信部120は、受信中のビーコンに含まれるシャーシ番号の情報を、制御部180に出力する。
位置測定部130は、GPS(Global Positioning System)により、端末装置100の位置情報を測定する測定装置である。たとえば、位置測定部130は、複数の人工衛星30から電波を受信し、送信時刻と受信時刻との差を基にして、位置情報を算出する。位置測定部130は、位置情報を制御部180に出力する。
タイマ140は、現在の時刻情報(日時の情報)を制御部180に出力するタイマである。
入力部150は、運転手が、各種の情報を端末装置100に入力するための入力装置である。たとえば、入力部150は、入力ボタン、タッチパネル等に対応する。運転手は、入力部150を操作して、図2で説明した情報を入力する。
表示部160は、制御部180から出力される情報を表示する表示装置である。たとえば、表示部160は、液晶ディスプレイ、有機ディスプレイ、タッチパネル等に対応する。表示部160は、図2で説明したような表示画面60を表示する。
記憶部170は、関連情報170aを有する。記憶部170は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子などの記憶装置に対応する。
関連情報170aは、結合フェーズ、牽引運行フェーズ、離脱フェーズにおいて、制御部180により生成される情報である。図4は、関連情報のデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、関連情報170aは、シャーシ番号、ヘッド番号、状態、日時、位置、積載有無、積載内容を有する。
シャーシ番号は、シャーシを一意に識別する情報である。ヘッド番号は、シャーシに結合されるトラクターヘッドを一意に識別する情報である。状態は、シャーシの状態を示すものである。たとえば、状態には「結合」、「走行」、「荷積み」、「荷卸し」、「離脱」のうち、いずれかが設定される。日時は、関連情報170aを生成した際の日時を示すものである。位置は、関連情報170aを生成した時点の位置情報を示すものである。積載有無は、シャーシ番号で識別されるシャーシに荷物が積載されているか否かを示す情報である。積載内容は、シャーシに積載されている荷物の種別を示す情報である。
図3の説明に戻る。制御部180は、取得部180a、通知部180bを有する。制御部180は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって実現できる。また、制御部180は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
取得部180aは、各フェーズにおいて、関連情報170aに関する各種の情報を取得する処理部である。取得部180aの処理を、結合フェーズ、牽引運行フェーズ、離脱フェーズに分けて説明する。
「結合フェーズ」における取得部180aの処理の一例について説明する。運転手が、入力部150を操作して、表示画面の表示要求を行うと、取得部180aは、図2に示した表示画面60の情報を表示部160に表示する。取得部180aは、ビーコン受信部120から、シャーシ番号の情報を取得し、表示画面60の領域62にシャーシ番号を表示させる。
運転手は、入力部150を操作して、領域61にヘッド番号を入力する。運転手は、入力部150を操作して、領域63の選択ボタン63aを選択する。運転手は、牽引するシャーシに荷物が積載されていない場合には、入力部150を操作して、領域64の選択ボタン64bを選択する。運転手は、牽引するシャーシに荷物が搭載されている場合には、入力部150を操作して、領域64の選択ボタン64aを選択し、領域65に積載内容を入力する。運転手は、表示画面60の入力が完了した場合に、変更ボタン66を押下する。
取得部180aは、変更ボタン66が押下されたことを検出すると、領域61〜65に入力された情報を基にして、関連情報170aを生成する。たとえば、領域61の情報を、関連情報170aのヘッド番号に設定し、領域62の情報を、関連情報170aのシャーシ番号に設定する。取得部180aは、領域63の選択ボタン63aが選択されている場合には、関連情報170aの状態を「結合」に設定する。
取得部180aは、領域64の選択ボタン64bが選択されている場合には、関連情報170aの積載有無を「無」に設定し、積載内容をブランクとする。取得部180aは、領域64の選択ボタン64aが選択されている場合には、関連情報170aの積載有無を「有」に設定し、領域64の情報を、積載内容に設定する。
また、取得部180aは、変更ボタン66を押下された時点の時刻情報を、タイマ140から取得し、関連情報170aの日時に設定する。取得部180aは、変更ボタン66を押下された時点の位置情報を、位置測定部130から取得し、関連情報170aの位置に設定する。
続いて、「牽引運行フェーズ」における取得部180aの処理の一例について説明する。たとえば、取得部180aは、関連情報170aの状態が「結合」に設定された後に、位置計測部130から取得する位置情報と、関連情報170aの位置情報との距離が閾値以上になった場合に、「牽引運行フェーズ」に移行したと判定する。
取得部180aは、「牽引運行フェーズ」に移行したと判定すると、定期的に、次の処理を実行する。取得部180aは、ビーコン受信部120から、シャーシ番号の情報を取得し、取得したシャーシ番号を、関連情報170aのヘッド番号に登録する。また、取得部180aは、関連情報170aの状態を「走行」に更新する。取得部180aは、タイマ140から、時刻情報を取得し、取得した時刻情報によって、関連情報170aの日時を更新する。取得部180aは、位置測定部130から、位置情報を取得し、取得した位置情報によって、関連情報170aの位置を更新する。
ところで、運転手は、牽引運行フェーズにおいて、「荷積み」、「荷卸し」を行う場合がある。運転手は、シャーシ20bに荷物を「荷積み」した場合、入力部150を操作して、表示画面60の領域64の選択ボタン64aを選択し、領域65に荷物の種別を入力する。運転手は、荷積みが完了すると変更ボタン66を押下する。
取得部180aは、変更ボタン66が押下されたことを検出すると、領域61〜65に入力された情報を基にして、関連情報170aを更新する。たとえば、領域61の情報を、関連情報170aのヘッド番号に設定し、領域62の情報を、関連情報170aのシャーシ番号に設定する。
取得部180aは、荷積みが行われた場合には、関連情報170aの状態を「荷積み」に設定する。たとえば、取得部180aは、「牽引運行フェーズ」において、領域64の選択ボタンが、選択ボタン64bから選択ボタン64aに変更された場合に、「荷積み」であると判定する。取得部180aは、関連情報170aの積載有無を「有」に設定し、領域64の情報を、積載内容に設定する。
また、取得部180aは、変更ボタン66を押下された時点の時刻情報を、タイマ140から取得し、関連情報170aの日時に設定する。取得部180aは、変更ボタン66を押下された時点の位置情報を、位置測定部130から取得し、関連情報170aの位置に設定する。
運転手は、シャーシ20bに荷物を「荷卸し」した場合、入力部150を操作して、表示画面60の領域64の選択ボタン64bを選択し、領域65の情報を削除する。運転手は、荷卸しが完了すると変更ボタン66を押下する。
取得部180aは、変更ボタン66が押下されたことを検出すると、領域61〜65に入力された情報を基にして、関連情報170aを更新する。たとえば、領域61の情報を、関連情報170aのヘッド番号に設定し、領域62の情報を、関連情報170aのシャーシ番号に設定する。
取得部180aは、荷卸しが行われた場合には、関連情報170aの状態を「荷卸し」に設定する。たとえば、取得部180aは、「牽引運行フェーズ」において、領域64の選択ボタンが、選択ボタン64aから選択ボタン64bに変更された場合に、「荷卸し」であると判定する。取得部180aは、関連情報170aの積載有無を「無」に設定し、領域64の情報を、ブランクに設定する。
また、取得部180aは、変更ボタン66を押下された時点の時刻情報を、タイマ140から取得し、関連情報170aの日時に設定する。取得部180aは、変更ボタン66を押下された時点の位置情報を、位置測定部130から取得し、関連情報170aの位置に設定する。
「離脱フェーズ」における取得部180aの処理の一例について説明する。運転手が、入力部150を操作して、表示画面の表示要求を行うと、取得部は、表示画面60の情報を表示部160に表示する。取得部180aは、関連情報170aに登録されたヘッド番号を領域61に表示させる。取得部180aは、ビーコン受信部120から、シャーシ番号の情報を取得し、表示画面60の領域62にシャーシ番号を表示させる。
運転手は、入力部150を操作して、領域63の選択ボタン63bを選択する。運転手は、牽引するシャーシに荷物が積載されていない場合には、入力部150を操作して、領域64の選択ボタン64bを選択する。運転手は、牽引するシャーシに荷物が搭載されている場合には、入力部150を操作して、領域64の選択ボタン64aを選択し、領域65に積載内容を入力する。運転手は、表示画面60の入力が完了した場合に、変更ボタン66を押下する。運転手は、牽引するシャーシに荷物が搭載されていない場合には、入力部150を操作して、領域64の選択ボタン64bを選択し、領域65に積載内容をブランクとする。運転手は、表示画面60の入力が完了した場合に、変更ボタン66を押下する。
取得部180aは、変更ボタン66が押下されたことを検出すると、領域61〜65に入力された情報を基にして、関連情報170aを更新する。たとえば、領域61の情報を、関連情報170aのヘッド番号に設定し、領域62の情報を、関連情報170aのシャーシ番号に設定する。取得部180aは、領域63の選択ボタンが選択ボタン63aから63bに変更された場合には、関連情報170aの状態を「離脱」に設定する。
また、取得部180aは、変更ボタン66を押下された時点の時刻情報を、タイマ140から取得し、関連情報170aの日時に設定する。取得部180aは、変更ボタン66を押下された時点の位置情報を、位置測定部130から取得し、関連情報170aの位置に設定する。
通知部180bは、各フェーズにおいて取得部180aに生成、更新される関連情報170aを、サーバ200に通知する処理部である。
図3では、牽引自動車20の運転手が有する端末装置100の構成について説明したが、他の牽引自動車の運転手が有する端末装置の構成も、図3で説明した端末装置と同様の構成である。すなわち、牽引自動車20によりある地点まで牽引されたシャーシ20bを牽引する他の牽引自動車の運転手も端末装置を操作し、端末装置は、各フェーズにおいて、関連情報を生成し、関連情報をサーバ200に通知する。
次に、サーバ200の説明に移行する。サーバ200は、端末装置100から送信される関連情報を受信し、記憶部に記憶する装置である。図5は、本実施例に係るサーバの構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、このサーバ200は、通信部210と、入力部220と、表示部230と、記憶部240と、制御部250とを有する。
通信部210は、ネットワーク50を介して、端末装置100、他の端末装置(図示略)とデータ通信を実行する処理部である。以下の説明では、牽引自動車20の運転手の端末装置100と、他の運転手の端末装置とをまとめて、端末装置100と表記する。後述する制御部250は、通信部210を介して、端末装置100から関連情報を受信する。通信部110は、通信装置に対応する。
入力部220は、各種の情報をサーバ200に入力するための入力装置である。たとえば、入力部220は、キーボード、マウス、タッチパネル等に対応する。たとえば、管理者は、入力部220を操作して、走行状態の確認対象となるシャーシのシャーシ番号、期間等の情報を入力する。
表示部230は、制御部250から出力される情報を表示する表示装置である。たとえば、表示部230は、液晶ディスプレイ、タッチパネル等に対応する。表示部230は、後述する走行状態情報240cを表示する。
記憶部240は、走行状態テーブル240aと、地図情報240bと、走行状態情報240cを有する。記憶部240は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に対応する。
走行状態テーブル240aは、シャーシの走行状態を管理するテーブルである。図6は、走行状態テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、この走行状態テーブル240aは、シャーシ番号、ヘッド番号、状態、日時、位置、積載有無、積載内容を対応付ける。シャーシ番号、ヘッド番号、状態、日時、位置、積載有無、積載内容に関する説明は、図4の関連情報のデータ構造で説明したものと同様である。
地図情報240bは、地形や、各座標における地名、建物、道路等に関する各種の情報を含む地図情報である。
走行状態情報240cは、管理者に指定されたシャーシ番号、指定された期間に対応するシャーシの走行状態の情報を含む情報である。走行状態情報240cは、後述する制御部250の生成部250bにより生成される。
図7は、走行状態情報の一例を示す図である。走行状態情報240cは、指定されたシャーシ番号に対応するシャーシが、指摘された期間において移動した移動軌跡70を地図上に配置する。また、走行状態情報240cの移動軌跡70では、シャーシの状態が変化した時点の位置や日時を強調して表示される。移動軌跡70の各位置は、走行状態テーブル240aの位置に対応付けられている。
たとえば、図7では、移動軌跡70の地点61aにおいて、シャーシの状態が「結合」であり、結合された日時が「2018年9月1日6時5分31秒」である旨が示される。地点61bにおいて、シャーシの状態が「荷積み」であり、荷積みされた日時が「2018年9月1日6時50分31秒」である旨が示される。
地点61cにおいて、シャーシの状態が「離脱」であり、離脱(切り離し)された日時が「2018年9月1日17時32分59秒」である旨が示される。また地点61cにおいて、シャーシの状態が「結合」であり、結合された日時が「2018年9月2日6時5分31秒」である旨が示される。
また、走行状態情報240cは、指定された期間の終了時刻におけるシャーシの状態が「結合」であるのか「離脱」であるのかを判別可能に表示してもよい。たとえば、シャーシが結合された地点を、地点61a,61cとし、シャーシが離脱された地点を、地点61c、61eとする。指定された期間の終了時刻において、シャーシが、地点61eで離脱されて配置されている場合には、地点61a,61cを第1の色の円で表示する。地点61eを第2の色の円で表示する。
また、移動軌跡70のうち、シャーシに荷物を積載して移動した区間は第3の色で表示され、シャーシに荷物を積載しないで移動した区間は第4の色(第3の色とは異なる色)で表示される。たとえば、移動軌跡70の内、地点61a〜61b、61d〜61eの区間は第4の色で表示される。地点61b〜61dの区間は第3の色で表示される。
図5の説明に戻る。制御部250は、受信部250aと、生成部250bとを有する。制御部250は、CPUやMPUなどによって実現できる。また、制御部250は、ASICやFPGAなどのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
受信部250aは、端末装置100から関連情報を受信する処理部である。受信部250aは、端末装置100から関連情報を受信すると、受信した関連情報を、走行状態テーブル240aに登録する。
生成部250bは、走行状態テーブル240aおよび地図情報240bを基にして、走行状態情報240cを生成する処理部である。生成部250bは、走行状態情報240cを、表示部230に出力して表示させる。たとえば、生成部250bが下記のように、地図情報240bに、各種の情報を配置する処理を実行することで、走行状態情報240cが生成される。
生成部250bは、入力部220から、シャーシ番号と、期間との指定を受け付ける。生成部250bは、指定されたシャーシ番号および期間に対応するレコードを、走行状態テーブル240aから検出し、時系列にレコードをソートする。生成部250bは、検出した各レコードに含まれる位置を、地図情報240bに設定し、各位置を線分で接続することで、該当するシャーシの移動軌跡を配置する。たとえば、かかる移動軌跡は、図7の移動軌跡70に対応する。
生成部250bは、検出したレコードに含まれる状態を走査し、状態が「結合」、「荷積み」、「荷卸し」、「離脱」となった日時、時刻を特定し、「結合」、「荷積み」、「荷卸し」、「離脱」となった位置が強調表示されるように、地図情報240b上に円を配置する。たとえば、係る強調表示は、図7の地点61a〜61dに対応する。生成部250bは、「結合」、「離脱」となった地点のうち、指定された期間の終了時刻において、結合となっている位置に、第1の色の円を設定する。生成部250bは、指定された期間の終了時刻において、離脱となっている位置に、第2の色の円を設定する。
生成部250bは、検出したレコードに含まれる積載有無を走査し、積載有無が「有」となる区間と、積載有無が「無」となる区間とを判定する。生成部250bは、移動軌跡のうち、積載有無が「有」となる区間を、第3の色に設定する。生成部250bは、移動軌跡のうち、積載有無が「無」となる区間を、第4の色に設定する。
生成部250bは、入力部220から、出発地点の情報および到着地点の情報の入力を受け付けている場合には、地図情報240b上に、出発地点および到着地点の情報を設定する。
次に、本実施例に係るシステムの端末装置100およびサーバ200の処理手順の一例について説明する。図8は、本実施例に係る端末装置の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、端末装置100は、ビーコン受信部120によりビーコンを受信したか否かを判定する(ステップS101)。端末装置100は、ビーコンを受信していない場合には(ステップS101,No)、再度ステップS101に移行する。
一方、端末装置100がビーコンを受信した場合には(ステップS101,Yes)、端末装置100の取得部180aは、ビーコンに含まれるシャーシ番号を取得する(ステップS102)。取得したシャーシ番号は、後段の処理で参照できるように、例えば記憶部170に記憶する。
端末装置100の取得部180aおよび通知部180bは、結合フェーズ処理を実行する(ステップS103)。取得部180aは、牽引運行フェーズにおいて、定期的に関連情報を生成する。取得部180aは、定期的に関連情報を生成する場合に、ステップS102で取得したシャーシ番号と、ステップS103の結合処理の中で受け付けたヘッド番号とはそのままに、位置情報と時刻情報とを定期的に更新する。そして、取得部180aは、シャーシ番号およびヘッド情報と、更新した位置情報および時刻情報とから関連情報を生成する。そして、取得部180aは、通知部180bは、サーバ200に関連情報を通知する(ステップS104)。
取得部180aは、牽引運行フェーズにおいて、荷積みまたは荷卸しを受け付けた場合には、荷積みまたは荷卸しの関連情報を生成し、通知部180bは、サーバ200に関連情報を通知する(ステップS105)。
端末装置100の取得部180aおよび通知部180bは、離脱フェーズ処理を実行すし(ステップS106)、処理を終了する。
続いて、図8のステップS103に示した結合フェーズ処理の一例について説明する。図9は、結合フェーズ処理の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、端末装置100の取得部180aは、受信中のビーコンに含まれるシャーシ番号を表示部160に表示させる(ステップS201)。
取得部180aは、ヘッド番号の入力を受け付ける(ステップS202)。取得部180aは、選択ボタン63a(結合)の選択を受け付ける(ステップS203)。取得部180aは、積載有無に関する情報を受け付ける(ステップS204)。ステップS202、203、204で受け付けたそれぞれの情報は、後段の処理で参照できるように、例えば記憶部170に記憶する。
取得部180aは、変更ボタン66が押下された場合に、位置情報および時刻情報を取得し(ステップS205)、関連情報を生成する(ステップS206)。端末装置100の通知部180bは、関連情報をサーバ200に通知する(ステップS207)。
続いて、図8のステップS106に示した離脱フェーズ処理の一例について説明する。図10は、離脱フェーズ処理の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、端末装置100の取得部180aは、関連するヘッド番号およびシャーシ番号を特定する(ステップS301)。取得部180aは、ヘッド番号およびシャーシ番号を表示部160に表示させる(ステップS302)。
取得部180aは、選択ボタン63b(離脱)の選択を受け付ける(ステップS303)。取得部180aは、積載有無に関する情報を受け付ける(ステップS304)。
取得部180aは、変更ボタン66が押下された場合に、位置情報および時刻情報を取得し(ステップS305)、関連情報を生成する(ステップS306)。端末装置100の通知部180bは、関連情報をサーバ200に通知する(ステップS307)。
図示を省略するが、サーバ200の受信部250aは、端末装置100の通知部180bから関連情報を受信する度に、受信した関連情報を走行状態テーブル240aに登録する。
図11は、本実施例に係るサーバの処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、サーバ200の生成部250bは、シャーシ番号および期間の情報を受け付ける(ステップS401)。生成部250bは、シャーシ番号および期間に対応するレコードを、走行状態テーブル240aから検出する(ステップS402)。生成部250bは、検出したレコードを時系列にソートする(ステップS403)。
生成部250bは、検出したレコードの各位置を基にして、地図情報240b上に移動軌跡を配置する(ステップS404)。生成部250bは、検出したレコードを基にして、結合、荷積み、荷卸し、離脱となった位置を特定し、地図情報240b上に円を配置する(ステップS405)。
生成部250bは、検出したレコードを基にして、結合、荷積み、荷卸し、離脱となった日時を、地図情報240b上に配置する(ステップS406)。生成部250bは、生成した走行状態情報240cを表示部230に表示させる(ステップS407)。
次に、本実施例に係るシステムの効果について説明する。本実施例のシステムでは、端末装置100が、運転手からシャーシ番号、ヘッド番号の入力を受け付けた場合に、受け付けた時点の位置情報および時刻情報を取得して、関連情報を生成する。そして、端末装置100は、生成した関連情報をサーバ200に通知し、サーバ200は、関連情報を記憶部240に記憶する。これにより、牽引自動車に牽引されるシャーシの走行状態を管理することが可能となる。たとえば、複数の牽引自動車に牽引された場合でも、該当するシャーシの走行状態を管理することができる。
サーバ200は、記憶部240に記憶された走行状態テーブルの関連情報を基にして、シャーシの走行状態を地図上に示した走行状態情報240cを生成する。管理者が、走行状態情報240cを参照することで、シャーシの移動軌跡を視覚的に把握することができる。
関連情報には、シャーシの状態に関する情報が含まれ、サーバ200は、シャーシの状態(結合、荷積み、荷卸し、離脱)の発生した位置を地図上に示した走行状態情報240cを生成する。管理者が、走行状態情報240cを参照することで、シャーシの各状態の発生した位置を容易に把握することができる。
関連情報には、シャーシの積載有無に関する情報が含まれ、シャーシが荷物を積載した状態で移動した区間と、荷物を積載していない状態で移動した区間を地図上に示した走行状態情報240cを生成する。管理者が、走行状態情報240cを参照することで、荷物を積載して移動した区間と、積載しないで移動した区間を容易に特定できる。
なお、上述した端末装置100およびサーバ200の処理は一例であり、その他の処理を実行してもよい。たとえば、サーバ200の生成部250bは、シャーシ番号の指定を入力部220から受け付け、シャーシ番号に対応する移動軌跡を生成する場合に、シャーシ番号に対応付けられたヘッド情報を基にして、異なるトラクターヘッドにそれぞれ牽引された区間を区別可能に表示してもよい。
次に、実施例に示した端末装置100およびサーバ200と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例について説明する。図12は、本実施例に係る端末装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図12に示すように、コンピュータ300は、各種演算処理を実行するCPU301と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置302と、ディスプレイ303とを有する。また、コンピュータ300は、通信装置304と、インターフェース装置305とを有する。インターフェース装置305は、ビーコン受信機、位置測定装置、タイマ等に接続される。コンピュータ300は、各種情報を一時記憶するRAM306と、ハードディスク装置307とを有する。そして、各装置301〜307は、バス308に接続される。
ハードディスク装置307は、取得プログラム307a、通知プログラム307bを有する。CPU301は、取得プログラム307a、通知プログラム307bを読み出してRAM306に展開する。
取得プログラム307aは、取得プロセス306aとして機能する。通知プログラム307bは、通知プロセス306bとして機能する。取得プロセス306aの処理は、取得部180aの処理に対応する。通知プロセス306bの処理は、通知部180bの処理に対応する。
なお、各プログラム307a,307bについては、必ずしも最初からハードディスク装置307に記憶させておかなくてもよい。例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300が各プログラム307a,307bを読み出して実行するようにしてもよい。
図13は、本実施例に係るサーバと同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図13に示すように、コンピュータ400は、各種演算処理を実行するCPU401と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置402と、ディスプレイ403とを有する。また、コンピュータ400は、記憶媒体からプログラム等を読み取る読み取り装置404と、有線または無線ネットワークを介して、外部装置等との間でデータの授受を行うインターフェース装置405とを有する。コンピュータ400は、各種情報を一時記憶するRAM406と、ハードディスク装置407とを有する。そして、各装置401〜407は、バス408に接続される。
ハードディスク装置407は、受信プログラム407a、生成プログラム407bを有する。CPU401は、受信プログラム407a、生成プログラム407bを読み出してRAM406に展開する。
受信プログラム407aは、受信プロセス406aとして機能する。生成プログラム407bは、生成プロセス406bとして機能する。受信プロセス406aの処理は、受信部250aの処理に対応する。生成プロセス406bの処理は、生成部250bの処理に対応する。
なお、各プログラム407a,407bについては、必ずしも最初からハードディスク装置407に記憶させておかなくてもよい。例えば、コンピュータ400に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ400が各プログラム407a,407bを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)端末装置とサーバとを有する被牽引車両管理システムであって、
前記端末装置は、
牽引自動車を一意に識別する第1識別情報と、前記牽引自動車に着脱可能に結合された被牽引車両を一意に識別する第2識別情報との入力を受け付けた場合、前記端末装置の位置情報と、時刻情報とを取得する取得部と、
前記第1識別情報と、前記第2識別情報と、前記位置情報と、前記時刻情報とを関連付けた関連情報を前記サーバに通知する通知部と
を有し、
前記サーバは、
前記関連情報を受信する受信部と、
前記関連情報を記憶する記憶部と
を有することを特徴とする被牽引車両管理システム。
(付記2)前記サーバは、前記記憶部に記憶された前記関連情報を基にして、前記被牽引車両の走行状態を地図上に示した情報を生成する生成部を更に有することを特徴とする付記1に記載の被牽引車両管理システム。
(付記3)前記取得部は、前記被牽引車両の状態を示す状態情報を更に取得し、前記通知部は、前記状態情報を更に関連付けた関連情報を前記サーバに通知し、前記生成部は、前記被牽引車両の状態情報が発生した位置を前記地図上に示した情報を生成することを特徴とする付記2に記載の被牽引車両管理システム。
(付記4)前記取得部は、前記被牽引車両に荷物が積載されているか否かを示す荷物情報を更に取得し、前記通知部は、前記荷物情報を更に関連付けた関連情報を前記サーバに通知し、前記生成部は、荷物を積載して移動した区間と、荷物を積載しないで移動した区間を、前記地図上に示した情報を生成することを特徴とする付記2または3に記載の被牽引車両管理システム。
(付記5)端末装置が、牽引自動車を一意に識別する第1識別情報と、前記牽引自動車に着脱可能に結合された被牽引車両を一意に識別する第2識別情報との入力を受け付けた場合、前記端末装置の位置情報と、時刻情報とを取得し、
前記端末装置が、前記第1識別情報と、前記第2識別情報と、前記位置情報と、前記時刻情報とを関連付けた関連情報をサーバに通知し、
前記サーバが、前記関連情報を受信し、
前記サーバが、前記関連情報を記憶装置に記憶する
ことを特徴とする被牽引車両管理方法。
(付記6)前記サーバは、前記記憶装置に記憶された前記関連情報を基にして、前記被牽引車両の走行状態を地図上に示した情報を生成する処理を更に実行することを特徴とする付記5に記載の被牽引車両管理方法。
(付記7)前記端末装置は、前記被牽引車両の状態を示す状態情報を取得し、前記状態情報を更に関連付けた関連情報を前記サーバに通知する処理を更に実行し、前記サーバは、前記被牽引車両の状態情報が発生した位置を前記地図上に示した情報を生成することを特徴とする付記6に記載の被牽引車両管理方法。
(付記8)前記端末装置は、前記被牽引車両に荷物が積載されているか否かを示す荷物情報を取得し、前記荷物情報を更に関連付けた関連情報を前記サーバに通知する処理を更に実行し、前記サーバは、荷物を積載して移動した区間と、荷物を積載しないで移動した区間を、前記地図上に示した情報を生成することを特徴とする付記6または7に記載の被牽引車両管理方法。
(付記9)牽引自動車を一意に識別する第1識別情報と、前記牽引自動車に着脱可能に結合された被牽引車両を一意に識別する第2識別情報との入力を受け付けた場合、位置情報と、時刻情報とを取得する端末装置から、前記第1識別情報と、前記第2識別情報と、前記位置情報と、前記時刻情報とを関連付けた関連情報を受信し、
前記関連情報を記憶装置に記憶する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする被牽引車両管理プログラム。
(付記10)前記記憶装置に記憶された前記関連情報を基にして、前記被牽引車両の走行状態を地図上に示した情報を生成する処理をコンピュータに更に実行させることを特徴とする付記9に記載の被牽引車両管理プログラム。
(付記11)前記端末装置は、前記被牽引車両の状態を示す状態情報を取得し、前記状態情報を更に関連付けた関連情報を前記サーバに通知し、
コンピュータに、前記被牽引車両の状態情報が発生した位置を前記地図上に示した情報を生成する処理を実行させることを特徴とする付記10に記載の被牽引車両管理プログラム。
(付記12)前記端末装置は、前記被牽引車両に荷物が積載されているか否かを示す荷物情報を取得し、前記荷物情報を更に関連付けた関連情報を前記サーバに通知し、
コンピュータに、荷物を積載して移動した区間と、荷物を積載しないで移動した区間を、前記地図上に示した情報を生成する処理を更に実行させることを特徴とする付記10または11に記載の被牽引車両管理プログラム。