JP2020047076A - 入金予定管理装置、入金予定管理方法、および、入金予定管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザ指定された基準月度で、会計月度と入金予定月度との締状態を判別し、過去の確定データと最新データとを組み合わせて月別入金予定表を出力させることができる入金予定管理装置、入金予定管理方法、および、入金予定管理プログラムを提供することを課題とする。【解決手段】受注データに基づいて、入金予定データを作成し、会計月次締確定時において、入金予定履歴データとして取得し、受注データおよび当該入金予定データに基づいて、月別入金予定データを取得し、会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前に、入金予定が変更された場合、入金予定履歴データを更新し、入金予定表出力指示が入力された場合、指定入金予定月度が、到達後且つ会計月次締確定前、会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前、または、入金予定月次締確定後であるかを判定し、指定入金予定月度の入金予定表データを出力させる。【選択図】図3
Description
本発明は、入金予定管理装置、入金予定管理方法、および、入金予定管理プログラムに関する。
特許文献1には、システムを起動した現時点を基準として、指定した月における入金予定額を含む入金予定を一覧表示する構成が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、入金予定として必要なデータを会計月次で確定するデータと入金予定に関するデータとに切り分けし、それぞれ別のタイミングで月次確定させることができなかったという課題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、ユーザ指定された基準月度で、会計月度と入金予定月度との締状態を判別し、過去の確定データと最新データとを組み合わせて月別入金予定表を出力させることができる入金予定管理装置、入金予定管理方法、および、入金予定管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る入金予定管理装置は、記憶部と制御部とを備えた入金予定管理装置であって、前記制御部は、受注金額を含む受注データを取得する受注取得手段と、前記受注データに基づいて、入金予定データを作成する入金予定作成手段と、会計月度の会計月次締確定時において、前記入金予定データを入金予定履歴データとして取得し、前記受注データおよび当該入金予定データに基づいて、当該会計月次締確定時における入金予定月度の月別入金予定データを取得する会計月次締確定手段と、前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前に、入金予定が変更された場合、前記入金予定履歴データを更新する入金予定履歴更新手段と、指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力された場合、前記指定入金予定月度が、到達後且つ前記会計月次締確定前、前記会計月次締確定後且つ前記入金予定月次締確定前、または、前記入金予定月次締確定後であるかを判定する入金予定月度判定手段と、前記入金予定月度判定手段による判定結果に基づいて、前記指定入金予定月度の入金予定表データを出力させる入金予定表出力手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理装置において、前記制御部は、前記入金予定月度の前記入金予定月次締確定時において、前記入金予定履歴データに基づいて、当該入金予定月度の前記月別入金予定データ、および、前記入金予定データを更新する入金予定月次締確定手段、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理装置において、前記入金予定作成手段は、更に、前記受注データが更新された場合、更新後の受注データに基づいて、前記入金予定データを更新することを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理装置において、前記入金予定表出力手段は、前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記到達後且つ会計月次締確定前であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記入金予定データおよび前記受注データに基づいて、前記入金予定表データを出力させることを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理装置において、前記入金予定表出力手段は、前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記到達後且つ会計月次締確定前であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記入金予定データに含まれる入金予定日付、金種および入金予定額、ならびに、前記受注データに基づいて、前記入金予定表を出力させることを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理装置において、前記入金予定表出力手段は、前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記入金予定履歴データおよび前記月別入金予定データに基づいて、前記入金予定表データを出力させることを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理装置において、前記入金予定表出力手段は、前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記入金予定履歴データに含まれる入金予定日付、金種および入金予定額、ならびに、前記月別入金予定データに基づいて、前記入金予定表データを出力させることを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理装置において、前記入金予定表出力手段は、前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記会計月次締確定後且つ前記入金予定月次締確定後であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記月別入金予定データに基づいて、前記入金予定表データを出力させることを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理方法は、記憶部と制御部とを備えた入金予定管理装置に実行させるための入金予定管理方法であって、前記制御部で実行させる、受注金額を含む受注データを取得する受注取得ステップと、前記受注データに基づいて、入金予定データを作成する入金予定作成ステップと、会計月度の会計月次締確定時において、前記入金予定データを入金予定履歴データとして取得し、前記受注データおよび当該入金予定データに基づいて、当該会計月次締確定時における入金予定月度の月別入金予定データを取得する会計月次締確定ステップと、前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前に、入金予定が変更された場合、前記入金予定履歴データを更新する入金予定履歴更新ステップと、指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力された場合、前記指定入金予定月度が、到達後且つ前記会計月次締確定前、前記会計月次締確定後且つ前記入金予定月次締確定前、または、前記入金予定月次締確定後であるかを判定する入金予定月度判定ステップと、前記入金予定月度判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記指定入金予定月度の入金予定表データを出力させる入金予定表出力ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る入金予定管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた入金予定管理装置に実行させるための入金予定管理プログラムであって、前記制御部において、受注金額を含む受注データを取得する受注取得ステップと、前記受注データに基づいて、入金予定データを作成する入金予定作成ステップと、会計月度の会計月次締確定時において、前記入金予定データを入金予定履歴データとして取得し、前記受注データおよび当該入金予定データに基づいて、当該会計月次締確定時における入金予定月度の月別入金予定データを取得する会計月次締確定ステップと、前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前に、入金予定が変更された場合、前記入金予定履歴データを更新する入金予定履歴更新ステップと、指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力された場合、前記指定入金予定月度が、到達後且つ前記会計月次締確定前、前記会計月次締確定後且つ前記入金予定月次締確定前、または、前記入金予定月次締確定後であるかを判定する入金予定月度判定ステップと、前記入金予定月度判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記指定入金予定月度の入金予定表データを出力させる入金予定表出力ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、受注データに関する入金予定データは、財務会計データとは関係しないため、財務計上の月次とは別に入金予定を管理する月次を保持させ、会計月度とは別に入金予定管理を可能とすることで、会計月度に影響を受けずに入金予定表の出力が可能となるという効果を奏する。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、図1および図2を参照して、本発明の概要を説明する。図1は、従来の入金予定表出力管理の一例を示す図である。図2は、本実施形態における入金予定表出力管理の一例を示す図である。
まず、図1および図2を参照して、本発明の概要を説明する。図1は、従来の入金予定表出力管理の一例を示す図である。図2は、本実施形態における入金予定表出力管理の一例を示す図である。
従来から、工事業等のように金額の大きい債権を取り扱う業界において、キャッシュフローの管理が重要であるため、売上確定後に債権計上された入金予定の管理を多くの企業が実施していた。また、従来から、売上前の受注データ等を含めた入金予定を管理したいという要請があったが、受注データに基づく入金予定データは、企業内で現場営業部門での管理が多いため、データの収集、登録および確認に時間がかかってしまい、財務会計の月次締めが遅れてしまっていた。
また、従来、入金予定データは、会計月次の確定よりも遅れて集まってくることも多かったが、会計と入金予定とを一つの月次で管理していたため、入金予定データが固まるまで会計月次を締めずに待っているか、入金予定データについて別途管理する運用を採っていたため、会計処理の遅延、または、データの二重管理という問題があった。
ここで、図1に示すように、従来における入金予定表出力管理においては、会計月度が4月度の状態をスタートとする場合、4月分の入金予定データが登録されるまで、会計月次締確定処理ができなかったため、3月度の入金予定表データを出力する場合には、確定した3月時点のデータに基づいて、入金予定表データの出力を行うことができたが、4月度の入金予定表データを出力する場合には、会計年度が5月度に入ってもしばらくは、会計月次締をすることもできず、未確定の最新のデータに基づいて、入金予定表データの出力を行うことしかできなかった。
そこで、図2に示すように、本実施形態においては、「会計月度」とは別に入金予定月を管理する為の「入金予定月度」の概念を導入することで、4月分の入金予定データの登録を待たずに、会計月次締確定処理を行うことができ、会計月度が5月度でも入金予定月度は4月度として、入金予定表データの出力を行うことができるようにしている。すなわち、本実施形態においては、4月度の会計月次締確定後、4月度の入金予定月次締確定前において、入金予定に係る項目ついては未確定の最新のデータ、入金予定に係る項目以外については確定した4月時点のデータに基づいて、入金予定表データの出力を行うことができるようにしている。
[2.構成]
本実施形態に係る入金予定管理装置100の構成の一例について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態における入金予定管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態に係る入金予定管理装置100の構成の一例について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態における入金予定管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
入金予定管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、入金予定管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
入金予定管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。入金予定管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、入金予定管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、入金予定管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、月別入金予定ファイル106aを備えている。
月別入金予定ファイル106aは、各入金予定月度の月別入金予定データを記憶する。ここで、月別入金予定データは、入金予定月度データ、受注番号、受注日付、売上日付、売上予定日付、入金予定日付、金種、受注金額、契約金額、売上金額、入金予定額、取引先名、および/または、物件名等を含んでいてもよい。また、月別入金予定ファイル106aは、受注データ、入金予定データ、入金予定履歴データ、および/または、入金予定表データ等を記憶していてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、入金予定管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、受注取得部102aと、入金予定作成部102bと、会計月次締確定部102cと、入金予定履歴更新部102dと、入金予定月次締確定部102eと、入金予定月度判定部102fと、入金予定表出力部102gとを備えている。
受注取得部102aは、受注金額を含む受注データを取得する。ここで、受注取得部102aは、受注データを更新してもよい。また、受注取得部102aは、契約が変更された場合、受注データを更新してもよい。また、受注取得部102aは、受注データを月別入金予定ファイル106aに登録(格納)してもよい。
入金予定作成部102bは、受注データに基づいて、入金予定データを作成する。ここで、入金予定作成部102bは、受注データが更新された場合、更新後の受注データに基づいて、入金予定データを更新してもよい。また、入金予定作成部102bは、入金予定データを月別入金予定ファイル106aに登録(格納)してもよい。
会計月次締確定部102cは、会計月度の会計月次締確定時において、入金予定データを入金予定履歴データとして取得し、受注データおよび当該入金予定データに基づいて、当該会計月次締確定時における入金予定月度の月別入金予定データを取得する。ここで、会計月次締確定部102cは、入金予定履歴データを月別入金予定ファイル106aに登録(格納)してもよい。また、会計月次締確定部102cは、月別入金予定データを月別入金予定ファイル106aに登録(格納)してもよい。
入金予定履歴更新部102dは、入金予定履歴データを更新する。ここで、入金予定履歴更新部102dは、会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前に、入金予定が変更された場合、入金予定履歴データを更新してもよい。
入金予定月次締確定部102eは、入金予定月度の入金予定月次締確定時において、入金予定履歴データに基づいて、当該入金予定月度の月別入金予定データ、および、入金予定データを更新する。
入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力された場合、指定入金予定月度が、到達前、到達後且つ会計月次締確定前、会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前、または、入金予定月次締確定後であるかを判定する。
入金予定表出力部102gは、指定入金予定月度の入金予定表データを出力させる。ここで、入金予定表出力部102gは、入金予定月度判定部102fによる判定結果に基づいて、指定入金予定月度の入金予定表データを出力させてもよい。また、入金予定表出力部102gは、入金予定月度判定部102fにより指定入金予定月度が到達後且つ会計月次締確定前であると判定された場合、指定入金予定月度の入金予定データおよび受注データに基づいて、入金予定表データを出力させてもよい。また、入金予定表出力部102gは、入金予定月度判定部102fにより指定入金予定月度が到達後且つ会計月次締確定前であると判定された場合、指定入金予定月度の入金予定データに含まれる入金予定日付、金種および入金予定額、ならびに、受注データに基づいて、入金予定表を出力させてもよい。また、入金予定表出力部102gは、入金予定月度判定部102fにより指定入金予定月度が会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前であると判定された場合、指定入金予定月度の入金予定履歴データおよび月別入金予定データに基づいて、入金予定表データを出力させてもよい。また、入金予定表出力部102gは、入金予定月度判定部102fにより指定入金予定月度が会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前であると判定された場合、指定入金予定月度の入金予定履歴データに含まれる入金予定日付、金種および入金予定額、ならびに、月別入金予定データに基づいて、入金予定表データを出力させてもよい。また、入金予定表出力部102gは、入金予定月度判定部102fにより指定入金予定月度が会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定後であると判定された場合、指定入金予定月度の月別入金予定データに基づいて、入金予定表データを出力させてもよい。また、入金予定表出力部102gは、入金予定表データを月別入金予定ファイル106aに格納してもよい。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図4から図9を参照して説明する。
本実施形態の具体例について、図4から図9を参照して説明する。
[入金予定管理処理]
ここで、図4から図9を参照して、本実施形態における入金予定管理処理の一例について説明する。図4は、本実施形態における入金予定管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
ここで、図4から図9を参照して、本実施形態における入金予定管理処理の一例について説明する。図4は、本実施形態における入金予定管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、受注取得部102aは、ユーザにより入力装置112を介して入力された、受注金額を含む受注データを取得する(ステップSA−1)。
そして、入金予定作成部102bは、受注取得部102aにより取得された受注データに基づいて、入金予定データを作成する(ステップSA−2)。
そして、会計月次締確定部102cは、会計月度の会計月次締確定時において、入金予定データを入金予定履歴データとして取得し、受注データおよび当該入金予定データに基づいて、当該会計月次締確定時における入金予定月度の月別入金予定データを取得し、当該月別入金予定データを月別入金予定ファイル106aに登録する(ステップSA−3)。
そして、入金予定履歴更新部102dは、入金予定月次締確定前か否かを判定する(ステップSA−4)。
そして、入金予定履歴更新部102dは、入金予定月次締確定前であると判定した場合(ステップSA−4:Yes)、処理をステップSA−5に移行させる。
そして、入金予定履歴更新部102dは、ユーザにより入金予定が変更されたか否かを判定する(ステップSA−5)。
そして、入金予定履歴更新部102dは、ユーザにより入金予定が変更されていないと判定した場合(ステップSA−5:No)、処理をステップSA−4に移行させる。
一方、入金予定履歴更新部102dは、ユーザにより入金予定が変更されたと判定した場合(ステップSA−5:Yes)、処理をステップSA−6に移行させる。
そして、入金予定履歴更新部102dは、入金予定履歴データを更新し(ステップSA−6)、処理をステップSA−4に移行させる。
一方、入金予定履歴更新部102dは、入金予定月次締確定前ではない(入金予定月次締確定後である)と判定した場合(ステップSA−4:No)、処理をステップSA−7に移行させる。
そして、入金予定月次締確定部102eは、入金予定月度の入金予定月次締確定時において、入金予定履歴データに基づいて、月別入金予定ファイル106aに記憶された当該入金予定月度の月別入金予定データ、および、入金予定データを更新する(ステップSA−7)。
そして、入金予定月度判定部102fは、ユーザにより入力装置112を介して指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力されたか否かを判定する(ステップSA−8)。
そして、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力されなかったと判定した場合(ステップSA−8:No)、処理を終了する。
一方、入金予定履歴更新部102dは、指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力されたと判定した場合(ステップSA−8:Yes)、処理をステップSA−9に移行させる。
そして、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、到達後であるか否かを判定する(ステップSA−9)。
そして、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、到達後ではない(到達前である)と判定した場合(ステップSA−9:No)、処理を終了する。
一方、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、到達後であると判定した場合(ステップSA−9:Yes)、処理をステップSA−10に移行させる。
そして、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、会計月次締確定後であるか否かを判定する(ステップSA−10)。
そして、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、会計月次締確定後ではない(会計月次締確定前である)と判定した場合(ステップSA−10:No)、処理をステップSA−11に移行させる。
そして、入金予定表出力部102gは、指定入金予定月度の入金予定データに含まれる入金予定日付、金種および入金予定額、ならびに、受注データに基づいて、入金予定表を出力装置114に表示させ(ステップSA−11)、処理を終了する。
一方、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、会計月次締確定後であると判定した場合(ステップSA−10:Yes)、処理をステップSA−12に移行させる。
そして、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、入金予定月次締確定後であるか否かを判定する(ステップSA−12)。
そして、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、入金予定月次締確定後ではない(入金予定月次締確定前である)と判定した場合(ステップSA−12:No)、処理をステップSA−13に移行させる。
そして、入金予定表出力部102gは、指定入金予定月度の入金予定履歴データに含まれる入金予定日付、金種および入金予定額、ならびに、月別入金予定データに基づいて、入金予定表データを出力装置114に表示させ(ステップSA−13)、処理を終了する。
一方、入金予定月度判定部102fは、指定入金予定月度が、入金予定月次締確定後であると判定した場合(ステップSA−12:Yes)、処理をステップSA−14に移行させる。
そして、入金予定表出力部102gは、指定入金予定月度の月別入金予定データに基づいて、入金予定表データを出力装置114に表示させ(ステップSA−14)、処理を終了する。
ここで、図5および図6を参照して、本実施形態における入金予定管理処理の具体例について説明する。図5および図6は、本実施形態における入金予定管理処理の一例を示すフロー図である。
図5に示すように、本実施形態においては、ユーザにより受注(契約明細)データが入力された場合、受注データに基づいて、入金予定データを作成し(ステップSB−1)、会計月度末における会計月次締確定処理にて、入金予定データの入金予定に係る項目を入金予定履歴データとして保持し、受注日および受注金額等の入金予定表に表示する項目をすべて月別入金予定データとして退避させる(ステップSB−2)。
そして、図6に示すように、本実施形態においては、会計月次締確定後、入金予定月次締確定迄に、入金予定に係る項目の変更(金種の分割)があった場合、入金予定履歴データを更新し(ステップSB−3)、入金予定月度末における入金予定月次締確定処理にて、入金予定履歴データに基づいて、月別入金予定データ、および、入金予定データを更新する(ステップSB−4)。更に、図6に示すように、本実施形態においては、ユーザにより受注(契約明細)データが変更された場合、入金予定データを更新する(ステップSB−5)。
また、図6から図9を参照して、本実施形態における入金予定表出力処理の一例について説明する。図7は、本実施形態における入金予定表出力管理の一例を示す図である。図8および図9は、本実施形態における入金予定表の一例を示す図である。
図7に示すように、本実施形態においては、会計月度が4月度の状態をスタートとする場合、4月度の会計月次締確定後、4月度の入金予定月次締確定前において、入金予定に係る項目ついては入金予定履歴データ、入金予定に係る項目以外については4月度の月別入金予定データに基づいて、入金予定表データを表示させている。すなわち、本実施形態においては、入金予定表出力時点の入金予定年度と、指定された入金予定年度と、に基づいて、出力するデータの判断を行っている。
また、図6のステップSB−5の処理まで行った時点において、ユーザにより指定入金予定月度が「2018/04」と指定された場合、本実施形態においては、図8に示す入金予定表を表示させる。すなわち、本実施形態においては、現在の入金予定月度より過去の入金予定月度が指定された場合、月別入金予定データに基づいて、入金予定表を表示させる。
また、図6のステップSB−5の処理まで行った時点において、ユーザにより指定入金予定月度が「2018/05」と指定された場合、本実施形態においては、図9に示す入金予定表を表示させる。すなわち、本実施形態においては、現在の入金予定月度を指定した場合、受注データおよび入金予定データ等に基づいて、入金予定表を表示させる。
このように、本実施形態においては、会計月度とは別に入金予定を管理する入金予定月度を追加することで、会計と入金との月次締確定を別々のタイミングで管理可能としている。また、本実施形態においては、会計月次締確定時に、入金予定に係る項目以外のデータを対比し、入金予定データのみ変更可能としている。また、本実施形態においては、会計月次締状況、および、入金予定月次締状況を判断することで、適切なデータを用いた月別入金予定表を表示することができる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、入金予定管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、入金予定管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて入金予定管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、入金予定管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、入金予定管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、入金予定管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、受注データを含めて入金予定を管理する多くの業界において有用である。
100 入金予定管理装置
102 制御部
102a 受注取得部
102b 入金予定作成部
102c 会計月次締確定部
102d 入金予定履歴更新部
102e 入金予定月次締確定部
102f 入金予定月度判定部
102g 入金予定表出力部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 月別入金予定ファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
102 制御部
102a 受注取得部
102b 入金予定作成部
102c 会計月次締確定部
102d 入金予定履歴更新部
102e 入金予定月次締確定部
102f 入金予定月度判定部
102g 入金予定表出力部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 月別入金予定ファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
Claims (10)
- 記憶部と制御部とを備えた入金予定管理装置であって、
前記制御部は、
受注金額を含む受注データを取得する受注取得手段と、
前記受注データに基づいて、入金予定データを作成する入金予定作成手段と、
会計月度の会計月次締確定時において、前記入金予定データを入金予定履歴データとして取得し、前記受注データおよび当該入金予定データに基づいて、当該会計月次締確定時における入金予定月度の月別入金予定データを取得する会計月次締確定手段と、
前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前に、入金予定が変更された場合、前記入金予定履歴データを更新する入金予定履歴更新手段と、
指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力された場合、前記指定入金予定月度が、到達後且つ前記会計月次締確定前、前記会計月次締確定後且つ前記入金予定月次締確定前、または、前記入金予定月次締確定後であるかを判定する入金予定月度判定手段と、
前記入金予定月度判定手段による判定結果に基づいて、前記指定入金予定月度の入金予定表データを出力させる入金予定表出力手段と、
を備えたことを特徴とする入金予定管理装置。 - 前記制御部は、
前記入金予定月度の前記入金予定月次締確定時において、前記入金予定履歴データに基づいて、当該入金予定月度の前記月別入金予定データ、および、前記入金予定データを更新する入金予定月次締確定手段、
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の入金予定管理装置。 - 前記入金予定作成手段は、
更に、前記受注データが更新された場合、更新後の受注データに基づいて、前記入金予定データを更新することを特徴とする請求項1または2に記載の入金予定管理装置。 - 前記入金予定表出力手段は、
前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記到達後且つ会計月次締確定前であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記入金予定データおよび前記受注データに基づいて、前記入金予定表データを出力させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の入金予定管理装置。 - 前記入金予定表出力手段は、
前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記到達後且つ会計月次締確定前であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記入金予定データに含まれる入金予定日付、金種および入金予定額、ならびに、前記受注データに基づいて、前記入金予定表を出力させることを特徴とする請求項4に記載の入金予定管理装置。 - 前記入金予定表出力手段は、
前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記入金予定履歴データおよび前記月別入金予定データに基づいて、前記入金予定表データを出力させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の入金予定管理装置。 - 前記入金予定表出力手段は、
前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記入金予定履歴データに含まれる入金予定日付、金種および入金予定額、ならびに、前記月別入金予定データに基づいて、前記入金予定表データを出力させることを特徴とする請求項6に記載の入金予定管理装置。 - 前記入金予定表出力手段は、
前記入金予定月度判定手段により前記指定入金予定月度が前記会計月次締確定後且つ前記入金予定月次締確定後であると判定された場合、前記指定入金予定月度の前記月別入金予定データに基づいて、前記入金予定表データを出力させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の入金予定管理装置。 - 記憶部と制御部とを備えた入金予定管理装置に実行させるための入金予定管理方法であって、
前記制御部で実行させる、
受注金額を含む受注データを取得する受注取得ステップと、
前記受注データに基づいて、入金予定データを作成する入金予定作成ステップと、
会計月度の会計月次締確定時において、前記入金予定データを入金予定履歴データとして取得し、前記受注データおよび当該入金予定データに基づいて、当該会計月次締確定時における入金予定月度の月別入金予定データを取得する会計月次締確定ステップと、
前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前に、入金予定が変更された場合、前記入金予定履歴データを更新する入金予定履歴更新ステップと、
指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力された場合、前記指定入金予定月度が、到達後且つ前記会計月次締確定前、前記会計月次締確定後且つ前記入金予定月次締確定前、または、前記入金予定月次締確定後であるかを判定する入金予定月度判定ステップと、
前記入金予定月度判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記指定入金予定月度の入金予定表データを出力させる入金予定表出力ステップと、
を含むことを特徴とする入金予定管理方法。 - 記憶部と制御部とを備えた入金予定管理装置に実行させるための入金予定管理プログラムであって、
前記制御部において、
受注金額を含む受注データを取得する受注取得ステップと、
前記受注データに基づいて、入金予定データを作成する入金予定作成ステップと、
会計月度の会計月次締確定時において、前記入金予定データを入金予定履歴データとして取得し、前記受注データおよび当該入金予定データに基づいて、当該会計月次締確定時における入金予定月度の月別入金予定データを取得する会計月次締確定ステップと、
前記会計月次締確定後且つ入金予定月次締確定前に、入金予定が変更された場合、前記入金予定履歴データを更新する入金予定履歴更新ステップと、
指定入金予定月度の入金予定表出力指示が入力された場合、前記指定入金予定月度が、到達後且つ前記会計月次締確定前、前記会計月次締確定後且つ前記入金予定月次締確定前、または、前記入金予定月次締確定後であるかを判定する入金予定月度判定ステップと、
前記入金予定月度判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記指定入金予定月度の入金予定表データを出力させる入金予定表出力ステップと、
を実行させるための入金予定管理プログラム。
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JP2018176253A JP2020047076A (ja) | 2018-09-20 | 2018-09-20 | 入金予定管理装置、入金予定管理方法、および、入金予定管理プログラム |
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