JP2020046329A - 長周期地震動関連情報通知システム、長周期地震動関連情報通知サーバー、携帯端末および長周期地震動関連情報通知方法 - Google Patents

長周期地震動関連情報通知システム、長周期地震動関連情報通知サーバー、携帯端末および長周期地震動関連情報通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建造物の各階に滞在する人間に、長周期地震動に関する情報を的確に伝えることができるようにする。【解決手段】長周期地震動関連情報通知システム1は、ユーザーが滞在する建造物においてユーザーが滞在する階を示す情報、その建造物の位置および構造に関する情報および発生した地震の態様に関する情報を取得し、長周期地震動に起因してユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの態様を算出し、ユーザー端末3を介してユーザーに通知することによって、ユーザーが自身の手元にあるユーザー端末3を介して長周期地震動に関する情報を得ることができるようにしている。【選択図】図2

Description

本発明は、地震に伴う長周期地震動に関する情報をユーザーに通知する長周期地震動関連情報通知システム、長周期地震動関連情報通知サーバー、携帯端末および長周期地震動関連情報通知方法に関する。
地震の発生に伴って、周期が長い地震動である長周期地震動が発生する場合があることが広く知られている。この長周期地震動に関して、従来、長周期地震動の発生や、長周期地震動による影響を予測し、警告する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、高層ビル等の建物BLDの各階に機器20を設けておき、長周期地震動が発生した場合には、長周期地震動が各階に与える影響を反映した警告を各階の機器20から出力する技術が記載されている。
特開2018−119815号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、各階に局所的に設けられた機器20によって、階に滞在する人間に対して長周期地震動に関する警告を出力するため、長周期地震動に関する情報が個々人に伝わりにくいという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、建造物の各階に滞在する人間に、長周期地震動に関する情報を的確に伝えることができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ユーザーが滞在する建造物においてユーザーが滞在する階を示す情報、その建造物の位置および構造に関する情報および発生した地震の態様に関する情報を取得し、これら情報に基づいて、建造物においてユーザーが滞在する階、その建造物の位置および構造、および、発生した地震の態様を反映して、発生した地震に伴う長周期地震動に起因してユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの態様を算出し、算出した揺れの態様に応じた情報をユーザーが所持する携帯端末を介してユーザーに通知するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、長周期地震動が発生した場合、必要な情報が収集された上で、適切に長周期地震動に由来してユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの態様が算出される。その上で、揺れの態様に応じた情報が、ユーザーが所持する端末を介してユーザーに通知されるため、ユーザーは手元にある端末を介して迅速に情報を受け取り、情報の内容を明確に把握することができる。つまり、本発明によれば、建造物の各階に滞在する人間に、長周期地震動に関する情報を的確に伝えることができる。
本発明の第1実施形態に係る長周期地震動関連情報通知システムの構成例を示すブロック図である。 各種データベースのレコードの内容を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る情報通知サーバーおよびユーザー端末の機能構成例を示すブロック図である。 ユーザー端末に表示されるメッセージおよび情報通知画面の一例を示す図である。 情報通知サーバーの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報通知サーバーおよびユーザー端末の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る情報通知サーバーおよびユーザー端末の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る情報通知サーバーおよびユーザー端末の機能構成例を示すブロック図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る長周期地震動関連情報通知システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、長周期地震動関連情報通知システム1は、情報通知サーバー2(特許請求の範囲の「長周期地震動関連情報通知サーバー」に相当)と、複数のユーザー端末3(特許請求の範囲の「携帯端末」に相当)とを含んで構成されている。情報通知サーバー2およびユーザー端末3はそれぞれ、インターネット、電話網、その他の通信網を含んで構成されたネットワークNにアクセス可能である。このネットワークNには、ビーコン発信装置管理サーバー4が接続されている。
長周期地震動関連情報通知システム1は、情報通知サーバー2の機能や、ユーザー端末3にインストールされたアプリケーションの機能等に基づいて、地震が発生した場合に、地震に関する有益な情報(詳細は後述)を、ユーザー端末3を介してユーザーに通知することを目的の1つとするシステムである。本実施形態では、所定の事業者が、情報通知サーバー2への機能の実装や、ユーザー端末3にインストール可能なアプリケーションの開発、提供等を通して、地震に関する情報の通知についての種々のサービス(以下、「情報通知サービス」という)を提供する。以下では、当該所定の事業者を「サービス提供事業者」という。サービス提供事業者は、説明の便宜のため、サービスを提供する主体を便宜的に表現するものであり、複数の団体により構成されていてもよく、また、営利/非営利を問わない。
ビーコン発信装置管理サーバー4は、ビーコン発信装置関連情報管理データベース5(以下、「ビーコン管理DB5」と表現する)を記憶し、各種問い合わせに対して、このデータベースに基づいて応答するサーバーである。以下、ビーコン管理DB5が記憶する情報について説明する。
ここで、本実施形態に係る長周期地震動関連情報通知システム1は、後述するように、地震が発生した場合に、建造物に滞在するユーザーに対して地震に伴う長周期地震動に関する有益な情報を通知する。そして、本実施形態において、ユーザーが滞在していた場合に情報を通知する対象となる建造物は、複数の階を有する構造物である。建造物のそれぞれには、ビーコン発信装置6(図3)が予め設置されている。ビーコン発信装置6は、間隔をあけて間欠的にビーコンID(ビーコン発信装置6の識別情報)を含むビーコン信号を発信する信号発信機である。建造物のそれぞれには、理想的には、建造物に滞在するユーザーがどの階にいても、また、階においてユーザーがどこにいても、ユーザーが滞在する階に設置された何れかのビーコン発信装置6が発信するビーコン信号が届く範囲に位置するように、各階の適切な位置にビーコン発信装置6が設けられている。
ビーコン管理DB5は、ビーコン発信装置6毎にレコードを有し、各レコードはビーコン発信装置6に関する情報を有する。図2(A)は、ビーコン管理DB5の1件のレコードの内容を示す図である。図2(A)に示すように、ビーコン管理DB5の1件のレコードは、ビーコンキー情報と、建造物キー情報と、設置階情報と、ビーコン発信装置位置情報とを備えている。一のビーコン発信装置6についてのレコードに含まれるビーコンキー情報は、当該一のビーコン発信装置6が発信するビーコン信号に含まれるビーコンIDを値として有する情報である。また、一のビーコン発信装置6についてのレコードに含まれる建造物キー情報は、当該一のビーコン発信装置6が設置された建造物の建造物ID(建造物の識別情報)を値として有する情報である。また、一のビーコン発信装置6についてのレコードに含まれる設置階情報は、当該一のビーコン発信装置6が設置されている階を示す情報(例えば、ビーコン発信装置6が10階に設けられているのであれば、10階を示す情報)である。
また、一のビーコン発信装置6についてのレコードに含まれるビーコン発信装置位置情報は、当該一のビーコン発信装置6が設けられている建造物の階の平面的な領域において、当該一のビーコン発信装置6が設置された位置を示す情報である。本実施形態では、ビーコン発信装置位置情報は、緯度と経度との組み合わせによって、階の平面的な領域における位置を表す情報である。ただし、ビーコン発信装置位置情報は、建造物の階の平面的な領域におけるビーコン発信装置6の位置を特定できる情報であればよく、例えば、当該領域の任意の位置を座標によって表すための仮想的な座標系が事前に定義され、ビーコン発信装置位置情報は、この座標系における座標によってビーコン発信装置6の位置を表す情報であってもよい。
ビーコン発信装置6は、例えば、自動販売機の設置会社や、建造物の管理会社等により、建造物の各所に設けられた自動販売機に設置される。これは、情報通知サービスを含む、ビーコン発信装置6が発信するビーコン信号を利用した様々なサービスで、ビーコン発信装置6が発信するビーコン信号を利用できるようにすることを目的として行われる。この場合、ビーコン発信装置管理サーバー4は、上記設置会社や、上記管理会社により提供される。なお、ビーコン発信装置6は、情報通知サービスのために、サービス提供事業者により各建造物の各所に設けられてもよいことは勿論である。
図3は、情報通知サーバー2およびユーザー端末3の機能構成例を示すブロック図である。ユーザー端末3は、ユーザーが所持する携帯型の端末であり、ユーザーは、基本的には、外出時にユーザー端末3を携帯する。本実施形態において、「ユーザー」とは、サービス提供事業者が提供する各種サービスを受けるためのユーザー登録を行った者を意味する。また、本実施形態では、ユーザー端末3は、板状の筐体の前面の広い領域にタッチパネル7が設けられたタブレット端末(例えば、スマートフォンや、タブレット型コンピュータ)であるものとする。ただし、ユーザー端末3は、後述する各種処理を実行可能な装置であればよく、例えば、ノート型コンピュータや、ウェアラブル端末(例えば、腕時計型のウェアラブル端末)をユーザー端末3として用いることができる。ユーザー端末3には、サービス提供事業者が提供するアプリケーション(以下、「専用アプリ」という)がインストールされている。
また、情報通知サーバー2は、ユーザー端末3およびビーコン発信装置管理サーバー4とネットワークNを介して通信可能なサーバー装置である。なお、図1および図3では、情報通知サーバー2を1つのブロックにより表しているが、これは情報通知サーバー2が単一の装置により構成されることを意味するものではない。情報通知サーバー2は、複数の装置により構成されてもよく、所定のシステムの一部であってもよい。
図3に示すように、ユーザー端末3は、機能構成として、専用アプリ実行部8を備えている。また、情報通知サーバー2は、機能構成として、通信部10、ユーザー対応情報管理部11、ユーザー関連情報取得部12、建造物関連情報取得部13、地震関連情報取得部14および情報通知部15を備えている。上記各機能ブロック8、10〜15は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック8、10〜15は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。このことは、後述する他の機能ブロックについても同様である。
ユーザー端末3の専用アプリ実行部8は、ユーザー端末3にインストールされた専用アプリ(OSの一部や、OSによって提供されるAPI、その他の付随するプログラムを含む)をCPU等のハードウェアが読み出して実行することにより各種処理を実行する機能ブロックである。
図3に示すように、情報通知サーバー2は、記憶手段として、記憶部20を備えている。記憶部20は、ハードディスクや、磁気テープ等の記憶媒体を備え、少なくとも、ユーザー対応情報管理データベース21(以下、「ユーザー管理DB21」と表現する)および建造物関連情報管理データベース22(以下、「建造物管理DB22」と表現する)を記憶している。なお、本実施形態では、情報通知サーバー2自体が記憶部20を備える構成であるが、記憶部20の機能の全部または一部を、情報通知サーバー2を構成する装置とは別の装置に持たせる構成であってもよい。例えば、本実施形態で記憶部20が記憶するデータの一部または全部を、情報通知サーバー2を構成する装置とは別の外部記憶装置が記憶する構成でもよい。この場合において、外部記憶装置は、LAN内に設置された装置であってもよく、ネットワークNを介して情報通知サーバー2と通信可能な装置であってもよい。
ユーザー管理DB21は、ユーザー毎にユーザーに関する情報を記憶するデータベースである。図2(B)は、ユーザー管理DB21の1件のレコードの内容を示す図である。図2(B)に示すように、ユーザー管理DB21の1件のレコードは、ユーザーキー情報と、端末キー情報と、プッシュ通知関連情報と、ユーザー特性情報と、近接装置情報とを備えている。一のユーザーについてのレコードに含まれるユーザーキー情報は、当該一のユーザーに付与されたユーザーID(ユーザーの識別情報)を値として有する情報である。また、一のユーザーについてのレコードに含まれる端末キー情報は、当該一のユーザーが所持するユーザー端末3の端末ID(ユーザー端末3の識別情報)を値として有する情報である。なお、端末IDは、ユーザー端末3を一意に識別できる情報であればどのような情報であってもよい。
プッシュ通知関連情報は、ユーザーが所持するユーザー端末3にプッシュ通知をする際に使用する情報であり、プッシュ通知のシステムにより発行されたデバイス識別情報等を含んでいる。一のユーザーについてのレコードに含まれるプッシュ通知関連情報は、当該一のユーザーが所持するユーザー端末3にプッシュ通知をするための情報である。本実施形態では、ユーザーは、長周期地震動に関する情報をプッシュ通知によって受け取ることを許可しているものとする。
ユーザー特性情報は、ユーザーの特性に関する情報である。ユーザー特性情報は、第4実施形態で特に使用する情報であり、第4実施形態において詳細に説明する。一のユーザーについてのレコードに含まれるユーザー特性情報は、当該一のユーザーの特性に関する情報である。近接装置情報は、ユーザーが建造物に滞在している場合に、ユーザーの近傍にあると想定されるビーコン発信装置6のビーコンIDを値として有する情報である。近接装置情報については後述する。なお、図2(B)で示すレコードに含まれる情報は、必要最小限の情報であり、例示した情報のほかに、ユーザーの住所や電話番号等の連絡先や、ユーザー認証に使用する情報等を含んでいてもよい。
建造物管理DB22は、管理する対象の建造物毎に、建造物に関する情報を記憶するデータベースである。図2(C)は、建造物管理DB22の1件のレコードの内容を示す図である。図2(C)に示すように、ユーザー管理DB21の1件のレコードは、建造物キー情報と、建造物位置情報と、建造物特性情報と、フロアーマップ情報とを備えている。
建造物位置情報は、建造物の位置を示す情報である。本実施形態では、建造物位置情報は、建造物が属する区域のコードによって、建造物の位置を表す情報である。本実施形態における区域は、気象庁によって地震に関して区分けされた区域に準じたものとされている。一の建造物についてのレコードに含まれる建造物位置情報は、当該一の建造物が属する区域のコードを値として有している。地震が発生した場合、震源と建造物の位置との関係、その他の建造物の位置に由来する地震と建造物との関係により、地震に伴う長周期地震動に起因して発生する建造物の階毎の揺れの態様は影響を受ける。
建造物特性情報は、建造物の特性に関する情報であって、建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報である。詳述すると、地震が発生したときに、周期が長い地震動である長周期地震動が発生する場合があることが広く知られている。周知の通り、高層マンションや、高層ビル等の高さの高い建造物は、その固有周期が、長周期地震動の地震波の周期と共振しやすく、長周期地震動が発生した場合には、大きく揺れる傾向がある。
近年の研究の結果、長周期地震動によって建造物に揺れが発生した場合、建造物の階毎に異なる態様で揺れが発生することが分かっている。揺れの態様とは、各階における揺れの大きさや、振動の周期、揺れの減衰の態様等を意味する。また、建造物の階毎の揺れの態様は、発生した地震の内容(震源や、震度、地震波の応答スペクトル等)に加え、建造物の地上階数(階層の総数)や、建造物の高さ(地面や、地面に相当する地点からの高さ)、建造物の建物構造、建造物が建つ地盤の状態等の建造物の特性に影響を受けることが分かっている。なお、建物構造とは、S造や、RC造、SRC造等、使用する建築材料によって区分された構造システムを意味する。
本実施形態では、後述するように、情報通知部15は、発生地震関連情報、設置階情報、建造物位置情報および建造物特性情報を入力とする計算式S1により、特定の階(設置階情報が示す階)の揺れレベル(後述するように、揺れの大きさの度合い)を算出する。そして、建造物特性情報は、揺れレベルを適切に算出するために反映すべき建造物の特性に関する情報であり、この計算式S1に入力する情報を不足なく含んでいる。特に、本実施形態では、建造物の階毎の揺れの態様に、建造物の地上階数(階層の総数)、建造物の高さ、建造物の建物構造、および、建造物が建つ地盤の状態が影響を受けるとの研究結果を踏まえ、建造物特性情報には少なくともこれらに関する情報が含まれている。ただし、これらはあくまで一例であり、例えば、今後の研究で、建造物の階毎の揺れの算出に有効に利用可能な建造物に関する要素が発見された場合に、建造物特性情報にこの要素に関する情報が含まれるようにしてもよい。
フロアーマップ情報は、建造物の階毎のフロアーマップ(階を上から見た地図)が記録された画像データを有する。以下では、第N階のフロアーマップの画像データを、第N階フロアーマップデータのように表現する。フロアーマップには、階に避難口や避難場所が設けられている場合には、それらが明示されており、また、地震が起きた場合に経由することが推奨される避難経路がある場合には、避難経路を示す情報が記録されている。また、フロアーマップは、経度/緯度との関係が適切に定義されており、階を表す地図上の任意の位置を緯度・経度によって表すことが可能である。
さて、情報通知サーバー2のユーザー対応情報管理部11は、記憶部20に記憶されたユーザー管理DB21を管理する。詳述すると、ユーザー対応情報管理部11は、あるユーザーのユーザー登録があった場合には、必要な情報を収集して、そのユーザーについてのレコードを生成し、ユーザー管理DB21に登録する。また、ユーザー対応情報管理部11は、レコードに含まれる情報の内容の変更や、退会に応じたレコードの削除等を適切に行う。
更に、ユーザー対応情報管理部11は、適宜、ユーザー管理DB21の各レコードの近接装置情報の内容を更新する。以下、あるユーザーについての近接装置情報の内容を更新するときのユーザー対応情報管理部11の処理について詳述する。以下のユーザー対応情報管理部11の処理の説明において、処理の対象とするユーザーを「対象ユーザー」と表現する。
上述したように、建造物管理DB22で管理される建造物には、ビーコン発信装置6が設置されている。対象ユーザーが建造物に進入し、あるビーコン発信装置6が発信するビーコン信号が届く範囲内に位置すると、対象ユーザーが所持するユーザー端末3は、Bluetooth(登録商標)等の所定の無線通信規格に従って、ビーコン信号を受信する。なお、所定の無線通信規格の電波を検知可能な状態にしておく等、ビーコン信号を受信するために事前に行うべき措置(例えば、Bluetoothを有効にする措置)がある場合には、情報通知サービスを享受するためには、このような措置を事前に行っておく必要があることがユーザーに対して適切に伝えられる。
ユーザー端末3がビーコン信号を受信すると、ユーザー端末3の所定のプログラムの機能により、ビーコン信号に含まれるビーコンIDが、専用アプリ実行部8に通知される。なお、専用アプリが起動していない場合は、当該所定のプログラムの機能により、専用アプリが起動された上で、ビーコンIDが専用アプリ実行部8に通知される。専用アプリ実行部8は、ビーコンIDの通知を受けると、端末IDとビーコンIDとを含むビーコン通知コマンドを情報通知サーバー2に送信する。なお、複数のビーコン発信装置6からビーコン信号を同時に受信している場合、専用アプリ実行部8は、受信強度や、ビーコン信号に含まれる所定の情報を利用した既存の処理により一方のビーコンIDに基づくビーコン通知コマンドを送信する。専用アプリには、情報通知サーバー2と通信するために必要な情報(アクセス先のアドレスや、ポート番号、ユーザー認証に必要な情報等)が登録されている。
ユーザー対応情報管理部11は、対象ユーザーのユーザー端末3が送信したビーコン通知コマンドを受信する。次いで、ユーザー対応情報管理部11は、ユーザー管理DB21を参照し、ビーコン通知コマンドに含まれる端末IDに対応するレコードを特定する。そして、ユーザー対応情報管理部11は、特定したレコードの近接装置情報の値を、受信したビーコン通知コマンドに含まれるビーコンIDにより更新する。この結果、近接装置情報の値は、対象ユーザーが滞在する階に設置されたビーコン発信装置6のうち、現時点で対象ユーザーに最も近い位置に存在するビーコン発信装置6のビーコンIDとなる。
上述したように、建造物には、各所にビーコン発信装置6が設けられており、建造物内での対象ユーザーの移動に伴って、ユーザー端末3が受信するビーコン信号の発信元のビーコン発信装置6も変化する。専用アプリ実行部8によるビーコン通知コマンドの送信、ユーザー対応情報管理部11によるビーコン通知コマンドに基づく近接装置情報の内容の更新は、ユーザー端末3によりビーコン通知コマンドが受信される度に実行されるため、対象ユーザーの移動に応じて、近接装置情報の値は適宜更新される。また、ユーザー対応情報管理部11は、対象ユーザーから最後にビーコン通知コマンドを受信してから一定時間が経過した場合には、対象ユーザーの近接装置情報の値をヌル値とする。一定時間が経過した場合、対象ユーザーが建造物から退出したと想定される。
ユーザー関連情報取得部12は、情報通知部15の要求に応じて、特定のユーザーIDのユーザーについてのプッシュ通知関連情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を取得し、情報通知部15に出力する。ユーザー関連情報取得部12が取得する設置階情報は、特許請求の範囲の「ユーザーが滞在する建造物においてユーザーが滞在する階を示す情報」に相当し、ビーコン発信装置位置情報は、特許請求の範囲の「ユーザーが滞在する建造物の階の平面的な領域におけるユーザーの位置を示す情報」に相当する。以下、ユーザー関連情報取得部12の処理について詳述する。
後述するように、所定の場合に、情報通知部15は、ユーザー関連情報取得部12に対して、ユーザーIDを指定すると共に、指定したユーザーIDのユーザーについてのプッシュ通知関連情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報の取得を要求する。当該要求に応じて、ユーザー関連情報取得部12は、記憶部20に記憶されたユーザー管理DB21を参照し、レコードのうち、指定されたユーザーIDに対応するレコードを特定する。次いで、ユーザー関連情報取得部12は、特定したレコードに含まれるプッシュ通知関連情報および近接装置情報を取得する。
次いで、ユーザー関連情報取得部12は、取得した近接装置情報を含み、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報の応答を要求するユーザー関連情報応答要求コマンドをビーコン発信装置管理サーバー4に送信する。ユーザー関連情報応答要求コマンドに含まれる近接装置情報の値は、指定されたユーザーIDのユーザーの近くに存在するビーコン発信装置6が発信するビーコン信号に含まれるビーコンIDである。
ビーコン発信装置管理サーバー4は、ユーザー関連情報応答要求コマンドを受信する。次いで、ビーコン発信装置管理サーバー4は、受信したユーザー関連情報応答要求コマンドに含まれる近接装置情報を取得し、ビーコン管理DB5のレコードのうち、取得した近接装置情報の値と同一の値のビーコンキー情報を有するレコードを特定する。次いで、ビーコン発信装置管理サーバー4は、特定したレコードに含まれる設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を取得する。次いで、ビーコン発信装置管理サーバー4は、取得した設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を、ユーザー関連情報取得部12に応答する。
ユーザー関連情報取得部12は、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を受信し、取得する。次いで、ユーザー関連情報取得部12は、プッシュ通知関連情報と共に、取得した設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を情報通知部15に出力する。なお、設置階情報が示す階は、建造物において指定されたユーザーIDのユーザーが滞在する階とみなすことができる。また、ビーコン発信装置位置情報が示す位置は、建造物の階の平面的な領域における指定されたユーザーIDのユーザーの位置とみなすことができる。
建造物関連情報取得部13は、情報通知部15の要求に応じて、特定のユーザーIDのユーザーについての建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータ(後述)を取得し、情報通知部15に出力する。建造物関連情報取得部13が取得する建造物位置情報および建造物特性情報は、特許請求の範囲の「ユーザーが滞在する建造物の位置および構造に関する情報であって、その建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報」に相当する。以下、建造物関連情報取得部13の処理について詳述する。以下の説明では、建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータをまとめて「建造物関連情報」という。
後述するように、所定の場合に、情報通知部15は、建造物関連情報取得部13に対して、ユーザーIDおよび設置階情報を指定すると共に、指定したユーザーIDのユーザーについての建造物関連情報の取得を要求する。当該要求に応じて、建造物関連情報取得部13は、記憶部20に記憶されたユーザー管理DB21を参照し、レコードのうち、指定されたユーザーIDに対応するレコードを特定する。次いで、建造物関連情報取得部13は、特定したレコードに含まれる近接装置情報を取得する。
次いで、建造物関連情報取得部13は、取得した近接装置情報を含み、建造物IDの応答を要求する建造物ID応答要求コマンドをビーコン発信装置管理サーバー4に送信する。ビーコン発信装置管理サーバー4は、建造物ID応答要求コマンドを受信する。次いで、ビーコン発信装置管理サーバー4は、受信した建造物ID応答要求コマンドに含まれる近接装置情報を取得し、ビーコン管理DB5のレコードのうち、取得した近接装置情報の値と同一の値のビーコンキー情報を有するレコードを特定する。次いで、ビーコン発信装置管理サーバー4は、特定したレコードに含まれる建造物キー情報を取得する。次いで、ビーコン発信装置管理サーバー4は、取得した建造物キー情報を、建造物関連情報取得部13に応答する。ここで応答された建造物キー情報は、指定されたユーザーIDに対応するユーザーが現時点で滞在する建造物の建造物IDを値として有している。
建造物関連情報取得部13は、建造物キー情報を受信し、取得する。次いで、建造物関連情報取得部13は、記憶部20に記憶された建造物管理DBのレコードのうち、取得した建造物キー情報に対応するレコードを特定する。次いで、建造物関連情報取得部13は、特定したレコードに含まれる建造物関連情報(建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータ)を取得する。なお、建造物関連情報取得部13は、該当フロアーマップデータとして、レコードに含まれる第1階〜第N階フロアーマップデータのうち、情報通知部15から指定された設置階情報が示す階に対応するデータを取得する。つまり、該当フロアーマップデータとは、ユーザーが滞在する階のフロアーマップが記録された画像データである。建造物関連情報取得部13は、取得した建造物関連情報を情報通知部15に出力する。
地震関連情報取得部14は、地震が発生した場合に、ネットワークNを介して、発生地震関連情報を取得する。詳述すると、地震が発生した場合、気象庁、その他の機関(以下、「気象庁等」という)により、発生した地震に関する情報、および、発生した地震に伴う長周期地震動に関する情報が提供される。発生した地震に関する情報は、地震の発生時刻や、震源、最大予測震度、各地点への主要動(S波)到達時刻等であり、また、長周期地震動に関する情報は、応答スペクトル等である。地震関連情報取得部14は、ネットワークNを介して、気象庁等により提供される情報のうち、建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報であって、後述する計算式S1に変数として用いる情報を発生地震関連情報として取得する。地震関連情報取得部14は、取得した発生地震関連情報を情報通知部15に出力する。地震関連情報取得部14による情報の取得、情報通知部15への出力は、地震が発生した場合に速やかに実行される。
情報通知部15は、地震関連情報取得部14から発生地震関連情報を入力した場合(=地震が発生した場合)、以下の処理を実行する。以下、情報通知部15の処理について詳述する。
地震関連情報取得部14から発生地震関連情報を入力すると、情報通知部15は、記憶部20に記憶されたユーザー管理DB21を参照し、ユーザー管理DB21のレコードのうち、近接装置情報がヌル値ではないレコードを特定し、特定した各レコードのユーザーキー情報に基づいて、ユーザーIDのリストを作成する。このリストに記録されたユーザーIDは、建造物に滞在していると想定されるユーザーのユーザーIDである。次いで、情報通知部15は、リストに記録されたユーザーID毎に、以下の処理を実行する。以下、リストに記録されたあるユーザーIDのユーザーについて、情報通知部15が実行する処理を詳述する。以下の情報通知部15の処理の説明において、処理の態様とするユーザーを「対象ユーザー」といい、対象ユーザーのユーザーIDを「対象ユーザーID」という。
情報通知部15は、ユーザー関連情報取得部12に対して、対象ユーザーIDを指定して、対象ユーザーについてのプッシュ通知関連情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報の取得を要求する。情報通知部15は、当該要求に応じてユーザー関連情報取得部12が出力したプッシュ通知関連情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を入力する。更に、情報通知部15は、建造物関連情報取得部13に対して、対象ユーザーIDおよび設置階情報を指定して、対象ユーザーについての建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータの取得を要求する。情報通知部15は、当該要求に応じて建造物関連情報取得部13が出力した建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータを入力する。
次いで、情報通知部15は、地震関連情報取得部14から入力した発生地震関連情報、ユーザー関連情報取得部12から入力した設置階情報、および、建造物関連情報取得部13から入力した建造物位置情報および建造物特性情報を計算式S1に入力し、設置階情報が示す階(=対象ユーザーが滞在する建造物の階)の揺れレベルを算出する。計算式S1は、建造物の位置および構造、および、発生した地震の態様を反映して、発生した地震に伴う長周期地震動に起因して建造物の特定の階に発生する揺れレベルを算出する計算式である。計算式S1は、単一の式である必要はなく、複数の式の組み合わせにより構成されていてもよい。揺れレベルとは、揺れの大きさの度合いを所定の範囲内のレベルとして表すものであり、一例として、段階的に度合が大きくなるレベル1〜4のうちの何れかのレベルによって、揺れの大きさの度合いを表すものである。
更に、情報通知部15は、発生地震関連情報、建造物位置情報および建造物特定情報を計算式S2に入力し、ユーザーが滞在する建造物において長周期地震動に起因する揺れが発生するまでに要する時間である発生所要時間を算出する。計算式S2は、建造物の位置および構造、および、発生した地震の態様を反映して、発生所要時間を算出する計算式である。
揺れレベルおよび発生所要時間を算出した後、情報通知部15は、算出した揺れレベルおよび発生所要時間に基づいて、プッシュ通知によるメッセージM1(図4(A))の表示に用いるメッセージ用データを生成する。更に、情報通知部15は、算出した揺れレベルおよび発生所要時間のほか、ビーコン発信装置位置情報、および、該当フロアーマップデータに基づいて、情報通知画面G1(図4(B))の表示に用いる描画データを生成する。情報通知部15は、生成した描画データを、対象ユーザーIDと対応付けて所定の記憶領域に記憶する。
次いで、情報通知部15は、プッシュ通知関連情報に基づいて、所定のプッシュ通知のシステムに対してメッセージ用データを送信し、対象ユーザーが所持するユーザー端末3にプッシュ通知を行う。対象ユーザーのユーザー端末3は、プッシュ通知に応じて、メッセージM1を表示する。なお、ユーザーの設定により、プッシュ通知に応じて警告音が鳴るようにしたり、筐体が振動するようにしたりしてもよい。
図4(A)は、プッシュ通知に応じてユーザー端末3のタッチパネル7に表示されたロック画面に表示されるメッセージM1の一例を示す図である。図4(A)に示すように、メッセージM1では、長周期地震動に起因して発生する対象ユーザーが滞在する建造物の階の揺れの揺れレベル、および、揺れが発生するまでに要する時間(発生所要時間)が明示される。このため、対象ユーザーは、メッセージM1を視認することにより、自身が滞在する位置に長周期地震動に起因する揺れが発生することに加え、どの程度の大きさで揺れるのか、および、揺れが発生するまでにあとどのくらいの時間がかかるのかを的確に認識することができる。
メッセージM1がタッチ操作されると、専用アプリが起動していない場合には、専用アプリが起動する。メッセージM1へのタッチ操作に応じて、専用アプリ実行部8は、情報通知サーバー2の情報通知部15に対して、ユーザーID(=対象ユーザーのユーザーID)を通知すると共に、描画データの送信を要求する。情報通知部15は、当該要求に応じて、所定の記憶領域においてユーザーIDと対応付けて記憶された描画データを応答する。専用アプリ実行部8は、描画データを受信し、描画データに基づいて、情報通知画面G1をタッチパネル7に表示する。
図4(B)は、情報通知画面G1の一例を示す図である。図4(B)に示すように、情報通知画面G1には、揺れレベル、および、発生所要時間が表示される。更に、情報通知画面G1には、対象ユーザーが滞在する階のフロアーマップが、階におけるユーザーの位置(正確には、ユーザーに最も近接するビーコン発信装置6の位置)が明示された状態で表示されている。上述したように、フロアーマップには、避難口や、避難場所、避難経路等の避難に関する情報が記録されている。従って、対象ユーザーは、フロアーマップを視認することにより、自身の位置と、避難口や避難場所の位置との位置関係や、避難経路を経由して避難する場合にどのように移動すべきか等を認識することができる。このため、対象ユーザーは、揺れレベルおよび発生所要時間に基づいて、避難すべきであると判断した場合、当該認識に基づいて、適切な方法でスムーズに避難することが可能である。
以上のように、本実施形態では、地震が発生した場合、必要な情報が収集された上で、長周期地震動に由来してユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れレベル(揺れの態様)が適切に算出される。その上で、揺れレベルを示す情報(揺れの態様に応じた情報)が、ユーザーが所持するユーザー端末3を介してユーザーに通知される。このため、ユーザーは手元にあるユーザー端末3を介して迅速に情報を受け取り、情報の内容を明確に把握することができる。つまり、本実施形態によれば、建造物の各階に滞在する人間に、長周期地震動に関する情報を的確に伝えることができる。
次に、地震が発生した場合の情報通知サーバー2の動作例について図5のフローチャートを用いて説明する。図5に示すように、地震が発生した場合、地震関連情報取得部14は、気象庁等が提供する情報に基づいて、発生地震関連情報を取得する(ステップSA1)。地震関連情報取得部14は、取得した発生地震関連情報を情報通知部15に出力する(ステップSA2)。発生地震関連情報を入力すると、情報通知部15は、ユーザー管理DB21を参照し、近接装置情報がヌル値ではないレコードに基づいて、プッシュ通知を行う対象とするユーザーIDのリストを作成する(ステップSA3)。ステップSA4以下の処理は、リストに記録されたユーザーIDのうち1つのユーザーIDについて情報通知サーバー2により行われる処理である。
情報通知部15は、ユーザー関連情報取得部12に対して、ユーザーIDを指定して、プッシュ通知関連情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報の取得を要求する(ステップSA4)。ユーザー関連情報取得部12は、ステップSA4の要求に応じて、プッシュ通知関連情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を取得し、情報通知部15に出力する(ステップSA5)。次いで、情報通知部15は、建造物関連情報取得部13に対して、ユーザーIDを指定して、建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータの取得を要求する(ステップSA6)。建造物関連情報取得部13は、ステップSA6の要求に応じて、建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータを取得し、情報通知部15に出力する(ステップSA7)。
なお、本実施形態では、地震関連情報取得部14による情報の取得、ユーザー関連情報取得部12による情報の取得、および、建造物関連情報取得部13による情報の取得は、この順番で行われる。しかしながら、各機能ブロックによって、各情報が適切に取得されるのであれば、処理の順番は、本実施形態で例示する順番に限られない。
情報通知部15は、発生地震関連情報、設置階情報、建造物位置情報および建造物特性情報を計算式S1に入力し、ユーザーが滞在する階の揺れレベルを算出する(ステップSA8)。更に、情報通知部15は、発生地震関連情報、建造物位置情報および建造物特定情報を計算式S2に入力し、発生所要時間を算出する(ステップSA9)。次いで、情報通知部15は、算出した揺れレベルおよび発生所要時間、および、各種情報に基づいて、メッセージM1の表示用のメッセージ用データを生成すると共に、情報通知画面G1の表示用の描画データを生成する(ステップSA10)。情報通知部15は、描画データについては、ユーザーIDと対応付けて所定の記憶領域に記憶する。
次いで、情報通知部15は、生成したメッセージ用データに基づいて、ユーザー端末3に対してプッシュ通知を行う(ステップSA11)。図4(A)を用いて説明した通り、プッシュ通知によってユーザー端末3のタッチパネル7にメッセージM1が表示される。更に、情報通知部15は、専用アプリ実行部8からの要求に応じて、生成した描画データをユーザー端末3に応答する(ステップSA12)。図4(B)を用いて説明した通り、描画データの応答によってユーザー端末3のタッチパネル7に情報通知画面G1が表示される。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係る長周期地震動関連情報通知システム1Aのユーザー端末3Aおよび情報通知サーバー2Aの機能的構成を示すブロック図である。図3と図6との比較で明らかなとおり、ユーザー端末3Aは、専用アプリ実行部8に代えて専用アプリ実行部8Aを有する。また、情報通知サーバー2Aは、ユーザー対応情報管理部11に代えてユーザー対応情報管理部11Aを、ユーザー関連情報取得部12に代えてユーザー関連情報取得部12Aを、建造物関連情報取得部13に代えて建造物関連情報取得部13Aを備えている。また、記憶部20には、ユーザー管理DB21に代えて、ユーザー管理DB21Aが記憶されている。また、ネットワークNには、ビーコン発信装置管理サーバー4に代えて、ビーコン発信装置管理サーバー4Aが接続されている。第2実施形態において、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
上記第1実施形態では、ユーザー端末3の専用アプリ実行部8は、ビーコン信号の受信に応じて、ビーコン通知コマンドを情報通知サーバー2に送信した。一方で、本実施形態では、ユーザー端末3Aの専用アプリ実行部8Aは、ビーコン信号の受信に応じて、ビーコン通知コマンドをビーコン発信装置管理サーバー4Aに送信する。
ビーコン発信装置管理サーバー4Aは、ビーコン通知コマンドを受信すると、ビーコン管理DB5において、ビーコンキー情報の値がビーコン通知コマンドに含まれるビーコンIDの値と同一のレコードを特定する。次いで、ビーコン発信装置管理サーバー4Aは、特定したレコードの建造物キー情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を取得する。次いで、ビーコン発信装置管理サーバー4Aは、ビーコン通知コマンドに含まれる端末IDを含み、更に、取得した建造物キー情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を含む現在位置関連情報を情報通知サーバー2Aに送信する。
情報通知サーバー2Aのユーザー対応情報管理部11Aは、現在位置関連情報を受信する。次いで、ユーザー対応情報管理部11Aは、ユーザー管理DB21Aにアクセスする。図2(D)は、ユーザー管理DB21Aの1件のレコードの内容を模式的に示す図である。図2(D)と図2(B)との比較で明らかな通り、本実施形態では、レコードに近接装置情報が含まれておらず、代わりに、建造物キー情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報が含まれている。ユーザー対応情報管理部11は、受信した現在位置関連情報に含まれる端末IDに基づいて、対応するレコードを特定し、特定したレコードの建造物キー情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報の値を、現在位置関連情報に含まれる建造物キー情報、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報の値により更新する。
また、本実施形態では、ユーザー関連情報取得部12Aは、情報通知部15の要求に応じて、以下の方法で設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を取得する。すなわち、ユーザー関連情報取得部12Aは、ユーザー管理DB21Aのレコードのうち、情報通知部15により指定されたユーザーIDに対応するレコードを特定する。次いで、ユーザー関連情報取得部12Aは、特定したレコードに含まれる設置階情報およびビーコン発信装置位置情報を取得し、情報通知部15に出力する。
また、本実施形態では、建造物関連情報取得部13Aは、情報通知部15の要求に応じて、以下の方法で建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータを取得する。すなわち、建造物関連情報取得部13Aは、ユーザー管理DB21Aのレコードのうち、情報通知部15により指定されたユーザーIDに対応するレコードを特定する。次いで、建造物関連情報取得部13Aは、特定したレコードに含まれる建造物キー情報を取得する。次いで、建造物関連情報取得部13Aは、建造物管理DB22のうち、取得した建造物キー情報に対応するレコードを特定し、特定したレコードに含まれる建造物位置情報、建造物特性情報および該当フロアーマップデータを取得する。建造物関連情報取得部13Aは、取得した各情報を情報通知部15に出力する。
本実施形態の構成であっても、第1実施形態と同様、建造物に滞在するユーザーに、ユーザーが滞在する建造物の階の揺れに対する長周期地震動の影響を考慮した情報を的確に伝えることができる。特に、第2実施形態によれば、ユーザー関連情報取得部12Aおよび建造物関連情報取得部13Aは、情報の取得に際してネットワークNにアクセスする必要がなく(ただし、記憶部20がネットワークNと接続する外部記憶装置に場合)、その点で処理効率がよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態に係る長周期地震動関連情報通知システム1Bのユーザー端末3Bおよび情報通知サーバー2Bの機能的構成を示すブロック図である。第3実施形態において、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図7に示すように、情報通知サーバー2Bは、建造物関連情報提供部30を備えている。また、記憶部20には、ユーザー管理DB21が記憶されておらず、建造物管理DB22が記憶されている。また、ユーザー端末3Bは、ネットワークNを介した通信を制御する通信部40のほか、専用アプリの機能により各種処理を実行する専用アプリ実行部8Bを備えている。この専用アプリ実行部8Bは、ビーコン検知部41、ユーザー関連情報取得部12B、建造物関連情報取得部13B、地震関連情報取得部14Bおよび情報通知部15Bを備えている。また、ユーザー端末3Bは、記憶手段として、ビーコンID記憶部42を備えている。
上述した第1実施形態では、揺れレベルおよび発生所要時間を算出するために必要な情報を取得する機能、および、揺れレベルおよび発生所要時間を算出する機能を情報通知サーバー2が有していた。一方で、本実施形態では、このような機能をユーザー端末3Bが有しており、地震が発生した場合には、ユーザー端末3Bが、必要な情報の収集、揺れレベルおよび発生所要時間の算出、および、ユーザーへの通知を実行する。以下、地震が発生した場合の長周期地震動関連情報通知システム1Bの各装置の動作について説明する。
地震が発生した場合、気象庁等による地震速報の配信に応じて、電気通信事業者により携帯端末に対して地震速報が配信される。ユーザー端末3では、地震速報が配信されると、専用アプリが起動していない場合には、OSが提供するAPI、その他のプログラムの機能により、専用アプリが起動される。
地震速報の配信に応じて、ビーコン検知部41は、ユーザー端末3に実装された通信モジュールを制御して、ビーコン発信装置6がビーコン信号を発信する間隔を超える所定期間の間、ビーコン信号を受信したか否かを監視する。ビーコン信号を受信しなかった場合、ユーザーが建造物に滞在していないと想定されるため、以下で説明する長周期地震動に関する情報の通知は行われない。一方、ビーコン信号を受信した場合、ユーザーが建造物に滞在していると想定され、ビーコン検知部41は、受信したビーコン信号に含まれるビーコンIDを取得し、ビーコンID記憶部42に記憶する。
地震関連情報取得部14Bは、ネットワークNを介して気象庁等から提供される発生地震関連情報を取得し、情報通知部15Bに出力する。
ユーザー関連情報取得部12Bは、情報通知部15Bの要求に応じて、ビーコンID記憶部42に記憶されたビーコンIDをキーとして、ビーコン発信装置管理サーバー4に設置階情報およびビーコン発信装置位置情報の送信を要求し、これら情報を取得する。ユーザー関連情報取得部12Bとビーコン発信装置管理サーバー4との間で行われる手続きは第1実施形態と同様であるため詳細は省略する。ユーザー関連情報取得部12Bは、取得した情報を情報通知部15Bに出力する。
建造物関連情報取得部13Bは、情報通知部15Bの要求に応じて、ビーコンID記憶部42に記憶されたビーコンIDをキーとして、ビーコン発信装置管理サーバー4から建造物IDおよび設置階情報を取得する。次いで、建造物関連情報取得部13Bは、取得した建造物IDおよび設置階情報を指定して、情報通知サーバー2Bの建造物関連情報提供部30に、建造物位置情報、建造物特性情報、および、該当フロアーマップデータの送信を要求する。建造物関連情報提供部30は、当該要求に応じて、第1実施形態の建造物関連情報取得部13と同様の方法で、建造物管理DB22から、これら情報を取得し、これら情報を応答する。建造物関連情報取得部13Bは、応答のあった情報を取得し、情報通知部15Bに出力する。
情報通知部15Bは、地震関連情報取得部14B、ユーザー関連情報取得部12Bおよび建造物関連情報取得部13Bのそれぞれから入力した情報に基づいて、計算式S1および計算式S2を利用して、揺れレベルおよび所要時間情報を算出する。次いで、情報通知部15Bは、算出結果および各種情報に基づいて、情報通知画面G1を表示するための描画データを生成し、描画データに基づいて、タッチパネルに情報通知画面G1を表示する。
本実施形態の方法であっても、第1実施形態と同様、建造物に滞在するユーザーに、ユーザーが滞在する建造物の階の揺れに対する長周期地震動の影響を考慮した適切な情報を伝えることができる。更に、本実施形態によれば、サーバーやネットワークの問題に起因して、長周期地震動に関連する情報の通知が遅延したり、できなかったりリスクを低減可能である。
なお、本実施形態では、建造物管理DB22を情報通知サーバー2Bが備える構成であったが、建造物管理DB22に相当するデータをユーザー端末3Bが記憶する構成でもよい。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。図8は、第4実施形態に係る長周期地震動関連情報通知システム1Cのユーザー端末3および情報通知サーバー2Cの機能的構成を示すブロック図である。第4実施形態において、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。図3と図8との比較で明らかなとおり、情報通知サーバー2Cは、ユーザー関連情報取得部12に代えてユーザー関連情報取得部12Cを備え、情報通知部15に代えて情報通知部15Cを備えている。
本実施形態は、上記第1実施形態と、ユーザー関連情報取得部12Cが取得する情報の内容、および、情報通知部15Cが生成する描画データの内容が異なっており、その点を重点的に説明する。
ユーザー関連情報取得部12Cは、情報通知部15Cの要求に応じて、第1実施形態においてユーザー関連情報取得部12が取得する情報に加えて、ユーザー特性情報(図2(B)参照)を取得する。ユーザー関連情報取得部12Cは、他の情報と共に、ユーザー特性情報を情報通知部15Cに出力する。なお、ユーザー特性情報は、ユーザー登録の際にユーザーに提供されるユーザーインターフェースで行われるアンケート等の手段により収集された上で、ユーザー管理DB21のレコードに登録される。
ユーザー特性情報は、ユーザーの特性に関する情報である。ユーザーの特性とは、年齢や、性別、障害の有無等のユーザーの個人の性質であり、特に、地震時の避難に影響を与えるような身体的、精神的な性質のことである。ここで、地震発生時の避難の方法は、個人の特性によって適切な方法が異なると考えられる。例えば、年齢によって、俊敏に動くことが困難であったり、非力であったりすることが予想される場合は、避難経路を経由して避難するよりも、その場に留まって適切な措置を取る方がよい場合がある。
情報通知部15Cは、第1実施形態の情報通知部15と同様、情報通知画面G2を表示するための描画データを生成する。その際、情報通知部15Cは、ユーザー関連情報取得部12Cから入力したユーザー特性情報に基づいて、描画データに基づいて表示される情報通知画面G2に、ユーザーの特性に応じた情報が付加されるような描画データを生成する。
具体的には、本実施形態では、ユーザー特性情報に含まれる要素毎に(ユーザー特性情報が複数の要素を含む場合には、複数の要素の組み合わせ毎に)、その要素を有するユーザーの避難にとって有益な情報が所定の記憶領域に記憶されている。例えば、ユーザー特性情報が要素として年齢(この場合、例えば、「〜10代」、「20代〜50代」、「60代〜」等に区分されたもの)および性別を有する場合、年齢と性別との組み合わせ毎に、避難に際して注意すべき事項を表す文言や、スムーズに避難するためのアドバイスを示す文言等が記憶されている。情報通知部15Cは、ユーザー特性情報に含まれる要素(または各要素の組み合わせ)に対応付けられた情報を取得し、この情報が付加された情報通知画面G2を表示するための描画データを生成する。
この結果、ユーザーが視認する情報通知画面G2には、そのユーザーの特性に適した避難に関する情報が表示される。ユーザーは、当該情報に基づいて、自身にとってより適切な方法で、避難をすることが可能となる。
以上、本発明の各実施形態について説明した。ただし、上記各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、上記各実施形態では、ユーザーが滞在する建造物、建造物の階、および、階の平面的な領域におけるユーザーの位置の特定に際して、建造物に設置されたビーコン発信装置6を利用した。しかしながら、これらの特定は、ビーコン発信装置6を利用する方法のみならず、ユーザーの位置等を相当の確度で特定できるのであれば、その方法は何であってもよい。例えば、ユーザー端末3が、建造物に設けられたアクセスポイントとWi−Fi(登録商標)等の無線通信規格を利用して通信する場合において、ビーコン発信装置6に代えてまたはビーコン発信装置6と併せて、このアクセスポイントを利用する構成でもよい。また、建造物の各所に無線ICタグリーダーを設け、建造物内を移動するユーザーのユーザー端末3に実装されたICタグを読み取るようにし、読み取り結果に基づいて、ユーザーの位置等を特定するようにしてもよい。また、ユーザー端末3に実装されたGPSユニットや、高度センサー等の検出結果に基づいて、ユーザーの位置等を特定する構成でもよい。
また、例えば、上記各実施形態では、ビーコン信号をビーコンIDを含む信号として説明した。しかしながら、これは説明の簡易化のためにビーコンIDに含まれる情報を単純化したものである。従って、ビーコンIDに他の情報を含めるようにし、当該他の情報を利用したシステムとしてもよい。例えば、第1実施形態において、ビーコン信号に、ビーコンIDのほか、建造物ID、設置階情報およびビーコン発信装置位置情報の一部または全部を含めるようにし、これら情報がビーコン信号を受信したユーザー端末3から情報通知サーバー2に送信されるようにし、ユーザー関連情報取得部12および建造物関連情報取得部13がユーザー端末3から受信した情報を取得する構成としてもよい。
また、例えば、上記第1実施形態では、情報通知部15は、揺れレベルおよび発生所要時間を算出し、ユーザーに通知した。この点に関し、発生所要時間の算出は行わず、揺れレベル(または他の揺れの態様に関する情報)のみを算出し、通知する構成でもよい。また、揺れレベルに代えてまたは揺れレベルと共に、他の揺れの態様に関する情報を算出し、通知する構成でもよい。他の揺れに関する情報は、例えば、どのような揺れ方をするかを示す情報や、どの程度揺れが続くかを示す情報等である。また、発生所要時間に代えて、長周期地震動が始まる時刻を算出し、通知する構成でもよい。以上のことは、他の実施形態についても同様である。
また、上記第1実施形態では、情報通知部15は、ユーザー端末3に対するプッシュ通知によってユーザーへの情報の通知を行った。ただし、情報を通知する方法は、この方法に限らず、例えば、メールであってもよい。ただし、即時に情報を伝えることができるという点で、プッシュ通知が最適である。以上のことは、第2、4実施形態についても同様である。
また、上記第1実施形態において、情報通知部15の機能をユーザー端末3が有する構成でもよい。この場合、例えば、以下の手順でユーザーへの情報の通知を行うようにすればよい。すなわち、地震関連情報取得部14、ユーザー関連情報取得部12および建造物関連情報取得部13が取得した各情報を情報通知サーバー2からユーザー端末3に送信する。ユーザー端末3において、「情報通知部」として機能する専用アプリ実行部8は、各情報を受信し、各情報に基づいて揺れレベルおよび発生所要時間を算出し、ユーザーに通知する。また、情報通知部15の機能に加えて、地震関連情報取得部14、ユーザー関連情報取得部12および建造物関連情報取得部13の機能のうち、いずれか1つまたは2つの機能をユーザー端末3が有する構成でもよい。以上のことは、第2、4実施形態についても同様である。
また、上記第1実施形態では、長周期地震動に関する情報の通知は、情報がユーザー端末3のタッチパネル7に表示されることによって行われていた。この点に関し、表示に代えてまたは表示と共に音声を利用して情報の通知が行われる構成でもよい。以上のことは、第2〜4実施形態についても同様である。
また、上記第1実施形態において、情報通知画面G1(メッセージM1であってもよい)に、階の平面的な領域におけるユーザーの位置に基づいて、ユーザーの位置およびユーザーの周りの環境を踏まえた適切な行動についてアドバイスする情報を含める構成としてもよい。例えば、ユーザーがオフィス内の自席にいる場合に、机の下に隠れて下さいというアドバイスを表示したり、ユーザーがエレベーターの近くにいる場合に、何分後に長周期地震動に由来して建物が大きく揺れるので、近くのエレベーターには搭乗しないで下さいというアドバイスを表示したりするようにしてもよい。ただし、この場合、ユーザーの位置に基づいて、このようなアドバイスを提供するために必要な情報(例えば、フロアー内のより詳細な地図や、フロアーに配置された機器、設備等の配置状況に関する情報等)を、建造物管理DB22のレコードに含める必要がある。
1、1A、1B、1C 長周期地震動関連情報通知システム
2、2A、2B、2C 情報通知サーバー(長周期地震動関連情報通知サーバー)
3、3A、3B ユーザー端末(携帯端末)
12、12A、12B、12C ユーザー関連情報取得部
13、13A、13B 建造物関連情報取得部
14、14B 地震関連情報取得部
15、15B、15C 情報通知部

Claims (9)

  1. 複数の階を有する建造物に滞在するユーザーについて、前記ユーザーが滞在する建造物において前記ユーザーが滞在する階を示す情報を取得するユーザー関連情報取得部と、
    前記ユーザーが滞在する建造物の位置および構造に関する情報であって、その建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報を取得する建造物関連情報取得部と、
    発生した地震の態様に関する情報であって、前記ユーザーが滞在する建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報を取得する地震関連情報取得部と、
    前記ユーザー関連情報取得部、前記建造物関連情報取得部および前記地震関連情報取得部により取得される各情報に基づいて、建造物において前記ユーザーが滞在する階、その建造物の位置および構造、および、発生した地震の態様を反映して、発生した地震に伴う長周期地震動に起因して前記ユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの態様を算出し、算出した揺れの態様に応じた情報を前記ユーザーが所持する携帯端末を介して前記ユーザーに通知する情報通知部と、
    を備えることを特徴とする長周期地震動関連情報通知システム。
  2. 前記情報通知部は、
    前記長周期地震動に起因して前記ユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの大きさを算出し、算出した揺れの大きさを示す情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の長周期地震動関連情報通知システム。
  3. 前記情報通知部は、
    前記長周期地震動に起因して前記ユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの大きさ、および、揺れが始まるまでに要すると予測される時間または揺れが始まると予測される時刻を算出し、
    算出した揺れの大きさ、および、時間または時刻を示す情報を通知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の長周期地震動関連情報通知システム。
  4. 前記ユーザー関連情報取得部は、
    前記ユーザーが滞在する建造物の階の平面的な領域における前記ユーザーの位置を示す情報を更に取得し、
    前記情報通知部は、
    算出した揺れの態様に応じ、かつ、前記ユーザーが滞在する建造物の階の平面的な領域における前記ユーザーの位置に応じた情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の長周期地震動関連情報通知システム。
  5. 前記情報通知部は、
    前記ユーザーが滞在する建造物の階の平面的な領域における前記ユーザーの位置に応じた情報として、その位置を反映した避難に関する情報を通知する
    ことを特徴とする請求項4に記載の長周期地震動関連情報通知システム。
  6. 前記ユーザー関連情報取得部は、
    前記ユーザーの個人の特性を示す情報を更に取得し、
    前記情報通知部は、
    算出した揺れの態様に応じ、かつ、前記ユーザー関連情報取得部により取得された情報が示す前記ユーザーの個人の特性に応じた情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の長周期地震動関連情報通知システム。
  7. ユーザーが所持する携帯端末とネットワークを介して通信可能な長周期地震動関連情報通知サーバーであって、
    複数の階を有する建造物に滞在する前記ユーザーについて、前記ユーザーが滞在する建造物において前記ユーザーが滞在する階を示す情報を取得するユーザー関連情報取得部と、
    前記ユーザーが滞在する建造物の位置および構造に関する情報であって、その建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報を取得する建造物関連情報取得部と、
    発生した地震の態様に関する情報であって、前記ユーザーが滞在する建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報を取得する地震関連情報取得部と、
    前記ユーザー関連情報取得部、前記建造物関連情報取得部および前記地震関連情報取得部により取得される各情報に基づいて、建造物において前記ユーザーが滞在する階、その建造物の位置および構造、および、発生した地震の態様を反映して、発生した地震に伴う長周期地震動に起因して前記ユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの態様を算出し、算出した揺れの態様に応じた情報を前記ユーザーが所持する前記携帯端末に送信する情報通知部と、
    を備えることを特徴とする長周期地震動関連情報通知サーバー。
  8. ユーザーが所持する携帯端末であって、
    複数の階を有する建造物に滞在する前記ユーザーについて、前記ユーザーが滞在する建造物において前記ユーザーが滞在する階を示す情報を取得するユーザー関連情報取得部と、
    前記ユーザーが滞在する建造物の位置および構造に関する情報であって、その建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報を取得する建造物関連情報取得部と、
    発生した地震の態様に関する情報であって、前記ユーザーが滞在する建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報を取得する地震関連情報取得部と、
    前記ユーザー関連情報取得部、前記建造物関連情報取得部および前記地震関連情報取得部により取得される各情報に基づいて、建造物において前記ユーザーが滞在する階、その建造物の位置および構造、および、発生した地震の態様を反映して、発生した地震に伴う長周期地震動に起因して前記ユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの態様を算出し、算出した揺れの態様に応じた情報を出力して前記ユーザーに通知する情報通知部と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  9. 長周期地震動関連情報通知システムのユーザー関連情報取得部が、複数の階を有する建造物に滞在するユーザーについて、前記ユーザーが滞在する建造物において前記ユーザーが滞在する階を示す情報を取得し、また、前記長周期地震動関連情報通知システムの建造物関連情報取得部が、前記ユーザーが滞在する建造物の位置および構造に関する情報であって、その建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報を取得し、また、前記長周期地震動関連情報通知システムの地震関連情報取得部が、発生した地震の態様に関する情報であって、前記ユーザーが滞在する建造物の階毎に長周期地震動に起因して発生する揺れの態様を算出する際に使用する情報を取得するステップと、
    前記長周期地震動関連情報通知システムの情報通知部が、前記ユーザー関連情報取得部、前記建造物関連情報取得部および前記地震関連情報取得部により取得される各情報に基づいて、建造物において前記ユーザーが滞在する階、その建造物の位置および構造、および、発生した地震の態様を反映して、発生した地震に伴う長周期地震動に起因して前記ユーザーが滞在する建造物の階に発生する揺れの態様を算出し、算出した揺れの態様に応じた情報を前記ユーザーが所持する携帯端末を介して前記ユーザーに通知するステップと、
    を含むことを特徴とする長周期地震動関連情報通知方法。
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