JP2020045832A - 燃料ポンプ制御システム、および燃料ポンプの異常の兆候を検出する方法 - Google Patents

燃料ポンプ制御システム、および燃料ポンプの異常の兆候を検出する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の使用状況等に左右されず、燃料ポンプの異常の兆候を検出する。【解決手段】燃料ポンプ制御システムは、内燃機関の1以上の目標項目の制御目標値に基づいて燃料ポンプを制御するポンプ制御部31と、燃料ポンプへの印加電流、印加電圧、発生電圧、前記燃料ポンプの回転数を含む燃料ポンプの動作状態を示すポンプ特性値のうち燃料ポンプの劣化を判定するために必要なポンプ特性値を取得するポンプ特性検出部32と、ポンプ特性検出部で取得されたポンプ特性値を制御目標値とともに記録するポンプ特性記録部33と、記録されたポンプ特性値と、制御目標値と、2以上の制御目標値の組み合わせと、のうち少なくとも1つを用いて、燃料ポンプの劣化を判定するための判定閾値を設定する判定閾値設定部34と、ポンプ特性記録部に蓄えられたポンプ特性値と、判定閾値とを用いて燃料ポンプの劣化を判定する燃料ポンプ劣化判定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料ポンプ制御システム、および燃料ポンプの異常の兆候を検出する方法に関する。
特許文献1には、車載電子部品の故障の予兆を検出することが記載され、車載電子部品の例として燃料ポンプが記載されている。特許文献1では、車載電子部品に影響を与え車載電子部品の異常の原因となり得る外部状況における異常要因事象の発生回数が予兆検出用閾値を超えた場合に、車載電子部品の故障の兆候を検出することが記載されている。そして、車載電子部品の故障の兆候が検出されたときに、車載電子部品の異常が検出されやすいように、検出閾値を変更することが記載されている。
特開2011−189788号公報
燃料ポンプは、車両の使用状況により、作動状態の変化が大きい。そのため、取得した燃料ポンプ特性が燃料ポンプの異常の兆候を示す場合、燃料ポンプの作動自体に異常が生じたことに起因して生じた兆候なのか、燃料ポンプの作動自体は正常であるが燃料ポンプの作動状態が変化したことに起因して生じた兆候なのか、を判断できなかった。そのため、車両の使用状況等に左右されず、燃料ポンプの異常の兆候を検出することが求められている。
発明の一形態によれば、燃料タンク(12)から内燃機関(18)に燃料を供給する燃料ポンプ制御システムが提供される。この燃料ポンプ制御システム(30)は、前記内燃機関の1以上の目標項目の制御目標値に基づいて前記燃料ポンプを制御するポンプ制御部(31)と、前記燃料ポンプへの印加電流、印加電圧、発生電圧、前記燃料ポンプの回転数のいずれか1つ以上を含む前記燃料ポンプの動作状態を示すポンプ特性値のうち前記燃料ポンプの劣化を判定するために必要なポンプ特性値を取得するポンプ特性検出部(32)と、前記ポンプ特性検出部で取得された前記ポンプ特性値を前記制御目標値とともに記録するポンプ特性記録部(33)と、記録された前記ポンプ特性値と、前記制御目標値と、2以上の前記制御目標値の組み合わせと、のうち少なくとも1つを用いて、前記燃料ポンプの劣化を判定するための判定閾値を設定する判定閾値設定部(34)と、前記ポンプ特性記録部に蓄えられた前記ポンプ特性値と、前記判定閾値とを用いて前記燃料ポンプの劣化を判定する燃料ポンプ劣化判定部(35)と、を備える。この形態によれば、燃料ポンプのポンプ特性値が目標項目の制御目標値に対して設定された判定閾値から外れた場合に燃料ポンプの異常の兆候を検出するので、車両の使用状況、状態によって目標項目の制御目標値が変わっても、燃料ポンプの異常の兆候を検出することができる。
車両の概略構成を示す説明図である。 燃料ポンプ制御システムの概略構成を示す説明図である。 燃料ポンプの制御フローチャートである。 燃料の燃圧のフィードバック制御フローチャートである。 燃料ポンプの異常の予兆の判断フローチャートである。 異常の予兆の判断の判定閾値と判断の例を示すグラフの例である。 異常の予兆の判断の例を示すグラフの例である。 異常の予兆の判断の判定閾値と判断の例を示すグラフの例である。 異常の予兆の判断の判定閾値と判断の例を示すグラフの例である。 異常の予兆の判断の判定閾値と判断の例を示すグラフの例である。
図1に示される車両10は、内燃機関であるエンジン18で燃料を燃焼させて動力を得て走行する。制御部40(図1では「ECU40」と記載)は、車両10のアクセルペダル42の踏み込み量と速度センサ43から取得した車両10の速度とから、エンジン18に必要な燃料の流量と燃料の圧力(「燃圧」とも呼ぶ。)の目標値を算出し、ポンプ制御部31とインジェクタ16とを制御し、エンジン18に燃料を供給させる。燃料ポンプ20は、フレキシブル管15によりフタ13に接続され、さらに燃料供給管14に接続されている。燃料ポンプ20は、ポンプ制御部31からの指令により燃料タンク12中の燃料を吸い上げ、燃料供給管14、インジェクタ16を介してエンジン18に供給する。燃料供給管14には圧力センサ17が搭載されており、燃料配管内の圧力を検出する。スタートスイッチ44(イグニッションスイッチ44とも呼ぶ。図1では「スタートSW44」と記載)は、車両10の起動、停止を指示するスイッチである。インストルメントパネル46は、運転者に車両10の情報を提示する装置であり、例えば、車両10速度や、燃料の残量、車両の機器の異常、等を表示し、運転者に報知する。
燃料ポンプ制御システム部30は、図2に示すように、ポンプ制御部31と、ポンプ特性検出部32と、ポンプ特性記録部33と、判定閾値設定部34と、燃料ポンプ劣化判定部35と、を備える。ポンプ制御部31は、目標燃圧と圧力センサ17より得られる実燃圧とのずれを一致させるように電動モータ21を駆動する。燃料ポンプ20を駆動させる信号は、燃料ポンプ20の流量・圧力特性と相関のある電圧を目標電圧として出力するものや、目標を燃料ポンプ20の回転数とし、目標回転数に応じた各相電圧にて出力する。燃料ポンプ20は、電動モータ21の駆動により燃料タンク12(図1)中の燃料を吸い上げ、燃料供給管14に送る。
ポンプ特性検出部32は、電動モータ21を目標電圧で駆動させた際に実際に駆動された結果の電圧、電流や、実際に駆動された結果の回転数を取得する。電圧や電流、回転数は、各種センサを用いて検出してもよいし、検出回路をECUや燃料ポンプ制御システム部30に備え、検出してもよい。実際に駆動された結果の電動モータ21の印加電圧や印加電流、燃料ポンプ20の回転数は、燃料ポンプ20の動作状態を示すポンプ特性であり、その値を「ポンプ特性値」と呼ぶ。ポンプ特性記録部33は、燃料ポンプ20の動作状態を示すポンプ特性値を、燃料の流量、燃料の圧力、温度、と共に記録する。なお、燃料ポンプ制御システム部30を備えず、制御部40が燃料ポンプ制御システム部30の機能を実行する構成であってもよい。なお、燃料の温度は、直接燃料供給管14に取り付けた燃料温度センサ19から取得してもよい。なお、燃料温度センサ19の取り付け場所は、配管でなくともタンク内、エンジン等に取り付けたものでも良い。また、燃料の温度は、外気温にも影響を受け、外気温とほぼ同じ温度であるため、外気温を測定し、燃料の温度として用いての他の手段からの推定であっても良い。また、燃料の温度を測定せず、記録されないように構成しても良い。
判定閾値設定部34は、燃料ポンプ20の劣化を判定するための判定閾値を設定する。判定閾値をどのように設定するかは、後述する。燃料ポンプ劣化判定部35は、ポンプ特性記録部33に蓄えられたポンプ特性値と、判定閾値とを用いて燃料ポンプ20の劣化を判定し、燃料ポンプ20に異常の兆候が生じているか否かを検出する。
図3は、車両10の起動後、ポンプ制御部31が繰り返し行う処理である。なお、これらの処理は、ポンプ制御部31の代わりに制御部40が行っても良い。
ステップS10では、ポンプ制御部31は、制御部40が算出した要求燃圧と要求流量を受信する。ポンプ制御部31は、要求燃圧を制御目標値として、燃料ポンプ20を制御する。
ステップS20では、ポンプ制御部31は、圧力センサ17から燃圧(実燃圧)を取得する。
ステップS30では、ポンプ制御部31は、実燃圧が要求燃圧となるようにフィードバック制御を行う。この燃圧フィードバックは、燃圧でなくとも、流量をパラメータにした流量フィードバックでもよい。
ステップS40では、ポンプ制御部31は、燃料ポンプ劣化判定部35に、燃料ポンプ20に異常の兆候(「異常の予兆」あるいは単に「予兆」とも呼ぶ。)が生じているか否かを判断させる。
図4を用いて、フィードバック処理について説明する。ステップS100では、ポンプ制御部31は、実燃圧と要求燃圧との大小関係を判断する。ポンプ制御部31は、実燃圧が要求燃圧とほぼ一致している場合には、フィードバック制御を終了する。実燃圧が要求燃圧とほぼ一致とは、例えば、実燃圧が要求燃圧を中心として予め定めた範囲内である場合を意味し、予め定めた範囲内とは、例えば、目標値に対して、±W[%](Wは、例えば5以下の値)の範囲内である。予め定めた範囲内を、±W[%]という相対値でなく、±X[Pa]のように絶対値で規定しても良い。
実燃圧が要求燃圧未満の場合、例えば実燃圧が『目標値×(100−W)/100』以下の場合には、ポンプ制御部31は、処理をステップS110に移行し、燃圧を増加する処理を行う。例えば、燃料ポンプ20を駆動する電動モータ21に印加する駆動電圧(印加電圧)や駆動電流(印加電流)、または、燃料ポンプ20の回転数を上げる。その後ステップS100に戻る。
実燃圧が要求燃圧以上の場合には、例えば『目標値×(100+W)/100』以上の場合にはポンプ制御部31は、処理をステップS120に移行し、燃圧を減少する処理を行う。例えば、燃料ポンプ20を駆動する電動モータ21に印加する駆動電圧や駆動電流、または、燃料ポンプ20の回転数を下げる。その後ステップS100に戻る。
図5を用いて、異常の予兆の判定処理について説明する。ステップS300では、ポンプ制御部31は、燃料ポンプ20の動作状態を示すポンプ特性値を取得する。本実施形態では、燃料ポンプ20の動作状態を示すポンプ特性は、例えば、電動モータ21への印加電流、印加電圧、発生電圧、燃料ポンプ20の回転数、また、ブラシレスモータでは相切り替え時の還流時間を含む。なお、燃料ポンプ20の動作状態を示すポンプ特性値として、燃料の温度を含めても良い。
ステップS310では、ポンプ制御部31は、燃料ポンプ20の目標項目の制御目標値を取得する。本実施形態では、目標項目は、『燃料の流量』や『燃料の圧力』を意味し、目標項目の制御目標値は、燃料の流量の値、燃料の圧力の制御目標値である。なお、フィードバック処理により、制御目標値である燃料の目標流量は実流量とほぼ一致し、制御目標値である目標燃圧は実燃圧とほぼ一致している。そのため、制御目標値の代わりに、実測値を用いても良い。また、目標項目として、電動モータ21への印加電流、印加電圧、発生電圧、燃料ポンプ20の回転数を含んでもよい。以下、電動モータ21への印加電流、印加電圧を、「燃料ポンプ20への印加電流」、「燃料ポンプ20への印加電圧」、あるいは、単に「印加電流」「印加電圧」とも呼ぶ。
ステップS320では、ポンプ制御部31は、燃料ポンプ20の動作状態を示すポンプ特性値を目標項目の制御目標値とともにポンプ特性記録部33に記録する。
ステップS330では、ポンプ制御部31は、判定閾値設定部34に、燃料ポンプ20の異常の予兆検出に用いるポンプ特性を決定させる。なお、燃料ポンプ20の異常の予兆検出に用いるポンプ特性は、予め定められていてもよい。ポンプ特性として何を用いることができるかは、後述する。
ステップS340では、ポンプ制御部31は、判定閾値設定部34に、燃料ポンプ20の劣化を判定するための判定閾値を設定させる。判定閾値設定部34は、予兆検出用の判定閾値をマップとして予め持っており判定閾値として設定しても良い。また、判定閾値設定部34は、ポンプ特性記録部33に記録されているポンプ特性値の標準偏差、変化量を算出し、これら標準偏差、変化量を用いて判定閾値を求め、設定しても良い。
ステップS350〜S370では、燃料ポンプ制御システム部30は、燃料ポンプ劣化判定部35に、予兆検出に用いるポンプ特性値と判定閾値とを用いて、燃料ポンプ20に劣化や異常の予兆が生じたか否かを判断させる。
ステップS350では、燃料ポンプ制御システム部30は、燃料ポンプ劣化判定部35に、予兆検出に用いるポンプ特性値が判定閾値を外れているか否かを判断させる。ポンプ特性値が判定閾値を外れていればステップS360に移行し、外れていなければ、ステップS370に移行する。ステップS360では、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃料ポンプ20に異常の予兆が生じたと判断する。この燃料ポンプ20の異常の予兆が生じた旨は、例えば、インストルメントパネル46に表示される。ステップS370では、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃料ポンプ20に異常の予兆が生じていないと判断する。
以下、燃料ポンプ劣化判定部35がどのように燃料ポンプ20の異常の予兆を検出するか説明する。図6において横軸は、燃料ポンプ20の使用時間であり、縦軸は燃料ポンプ20のポンプ特性の1つである印加電流を示している。図6のグラフは、記録された燃料ポンプ20への印加電流のうち、燃圧が低い状態で記録された燃料ポンプ20への印加電流を抽出してグラフにプロットし、その点を繋いで略直線上にしたグラフである。例えば、燃料の圧力が小さい場合として、エンジン18がアイドリング状態の場合を利用できる。アイドリング状態は、例えば車両10が信号待ちをしている場合や、車両10のスタートスイッチ44を切る直前に生じ得る。例えば、車両10が信号待ちをしている場合のポンプ特性値や、車両10のスタートスイッチ44を切る直前のポンプ特性値を用いれば良い。例えば、車両10の速度がゼロになって一定時間経過した場合には、車両10が信号待ちをしていると判断可能である。なお、図6は、燃料ポンプ20の異常の予兆をわかりやすく説明するため、印加電流が使用時間の経過と共に単調に増加するグラフとしているが、実際の燃料ポンプ20の印加電流は、図6に示すグラフように印加電流が使用時間の経過と共に単調に増加するわけではない。また、時刻t0から時刻t1にかけて電流がゼロとなっているが、これは、エンジン18が時刻t0でオフになり、時刻t1でオンになったため、この間の印加電流がゼロになったことを意味する。
図6に示す例では、時刻t2で燃料ポンプ20の印加電流の値が判定閾値を超えている。そのため、燃料ポンプ劣化判定部35は、時刻t2で燃料ポンプ20の異常の予兆を検出する。なお、図6の例では、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が小さいときの燃料ポンプ20の印加電流を用いたが、燃料ポンプ20の電圧やポンプ回転数、回転数上昇時間など様々なポンプ特性値を用いても良い。電圧を用いる場合、印加電圧を用いても良い。また、燃圧が大きいときの燃料ポンプ20の電流、燃料ポンプ20の電圧、ポンプ回転数、回転数上昇時間や回転数上昇速度を用いても良い。回転数上昇時間とは、燃料ポンプ20の電圧を一定量上げたときに、回転数が一定回転数上昇するまでの時間を意味し、回転数上昇速度はそのときの上昇速度を意味する。例えば、燃料ポンプ20のイナーシャが増加した場合には、回転数上昇時間が長くなり、回転数上昇速度が小さくなる。燃圧が大きい場合は、例えば、スタートスイッチ44をオンにした直後に生じ得る。したがって、スタートスイッチ44をオンにした直後に燃料ポンプ20のポンプ特性値を取得すればよい。さらに、燃圧ではなく、燃料の流量が少ないとき、あるいは燃料の流量が多い時の燃料ポンプ20の電流、燃料ポンプ20の電圧、ポンプ回転数を用いても良い。
以上、本実施形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部35は、記録されたポンプ特性値と、目標項目の値に対して設定された判定閾値とを用いて燃料ポンプ20の異常の兆候を検出するので、車両10の使用状況等に左右されず、燃料ポンプ20の異常の兆候を検出することができる。
なお、燃料ポンプ劣化判定部35は、車両10(エンジン18)の始動時または停止時において記録されたポンプ特性値に限られず、車両10の走行時の少なくとも1つ以上の状態において記録されたポンプ特性値を用いて、燃料ポンプの異常の兆候を検出してもよい。
以下、燃料ポンプ劣化判定部35が2以上の目標項目の値の組み合わせに対して定められた判定閾値を用いて判定する例について説明する。図7では、燃料ポンプ劣化判定部35が同一の目標項目の異なる制御目標値に対して記録されたポンプ特性値の相関を用いて燃料ポンプ20の異常の兆候を検出する例の1つである。同一の目標項目の異なる制御目標値とは、例えば、燃圧が高い場合の制御目標値と、燃圧が低い場合の制御目標値を意味する。つまり、この例では、目標項目は燃圧で同一であるが、燃圧が高い場合と低い場合では、ポンプ特性記録部33に記録される目標項目の制御目標値が異なっている。図7では、燃圧が低い状態の燃料ポンプの印加電流と、燃圧が高い状態の燃料ポンプの印加電流の2つをグラフにして示している。この例では、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が低い状態の燃料ポンプの印加電流と、燃圧が高い状態の燃料ポンプの印加電流との比が判定閾値を超えた場合に、燃料ポンプ20の異常の予兆を検出する。図7の例では、燃圧が低い状態の燃料ポンプ20の印加電流と、燃圧が高い状態の燃料ポンプ20の印加電流との比は、I1/I2、あるいは、I3/I4であり、燃料ポンプ劣化判定部35は、この比の値が判定閾値を超えたときに、燃料ポンプ20の異常の予兆であると検出する。図7に示す例では、時刻t3では、I1/I2は判定閾値を超えておらず、時刻t6でI3/I4が判定閾値を超えたとすると、時刻t2で燃料ポンプ20の異常の予兆が発生したと判断する。なお、時刻t4からt5の間は、エンジン18が時刻t4でオフになり、時刻t5でオンになったため、この間の電流がゼロになったことを意味する。
以上、この実施形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が高い場合の制御目標値と、燃圧が低い場合の制御目標値のように、同一の目標項目の異なる制御目標値、に対して記録されたポンプ特性値の相関を用いて燃料ポンプ20の以上の兆候を検出するので、より精度の高い予兆検出が可能となる。
図8は、燃料ポンプ劣化判定部35が異なる目標項目の値に対して各々記録されたポンプ特性値を用いて燃料ポンプ20の異常の兆候を検出する例の1つである。異なる目標項目の制御目標値とは、例えば、燃圧が低い場合の制御目標値と、燃料の流量が低い場合の制御目標値を意味する。目標項目は、燃圧と燃料の流量で異なっている。図8では、燃圧が低い状態の燃料ポンプ20の印加電流と、燃料の流量が少ない状態の燃料ポンプ20の印加電流の2つをグラフにして示している。燃圧が低い状態では、時刻t7で燃料ポンプ20の印加電流が判定閾値を超え、燃料の流量が少ない状態では、時刻t7よりも遅い時刻t8で、燃料ポンプ20の印加電流が判定閾値を超えている。かかる場合、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が低い状態の燃料ポンプ20の印加電流が判定閾値を超え、且つ、燃料の流量が少ない状態の燃料ポンプ20の印加電流が判定閾値を超えたとき、すなわち時刻t8で燃料ポンプ20の異常の予兆が発生したと検出する。なお、図8に示す例では、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が低い状態の燃料ポンプ20の印加電流と、燃料の流量が少ない状態の燃料ポンプ20の印加電流を用いたが、燃圧が高い状態の燃料ポンプ20の印加電流と、燃料の流量が多い状態の燃料ポンプ20の印加電流を用いてもよい。また、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃料ポンプ20の電流の代わりに、燃料ポンプ20の印加電圧、ポンプ回転数等を用いても良い。なお、図8は、エンジン18がオフとなる期間が無い例であるが、図6、図7に示したのと同様に、エンジン18がオフとなる期間があってもよい。
以上、この実施形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が低い場合の制御目標値と、燃料の流量が低い場合の制御目標値のように、異なる目標項目の制御目標値に対して記録されたポンプ特性値を用いて燃料ポンプ20の以上の兆候を検出するので、より精度の高い予兆検出が可能となる。
図9は、燃料ポンプ劣化判定部35が異なる目標項目の異なる制御目標値に対して記録された異なるポンプ特性値を用いて燃料ポンプ20の異常の兆候を検出する他の例である。異なる目標項目の異なる制御目標値とは、例えば、燃圧が低い場合の制御目標値と、燃料の流量が多い場合の制御目標値を意味する。目標項目は、燃圧と燃料の流量で異なっている。また、燃圧が低い場合は、燃料の流量も低く、逆に、燃圧が高い場合は、燃料の流量も多いので、燃圧が低い場合の制御目標値と、燃料の流量が多い場合の制御目標値は、異なっている。異なるポンプ特性とは、例えば、ポンプ特性を取得するセンサが異なることを意味し、電流と電圧は、異なるポンプ特性である。図9では、燃圧が低い状態の燃料ポンプ20の印加電流と、燃料の流量が多い状態の燃料ポンプ20の印加電圧の2つをグラフにして示している。燃圧が低い状態では、時刻t7で燃料ポンプ20の印加電流が判定閾値を超え、燃料の流量が多い状態では、時刻t7よりも遅い時刻t9で、燃料ポンプ20の印加電圧が判定閾値を超えている。かかる場合、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が低い状態の燃料ポンプ20の印加電流が判定閾値を超え、且つ、燃料の流量が多い状態の燃料ポンプ20の印加電圧が判定閾値を超えたとき、すなわち時刻t9で燃料ポンプ20の異常の予兆が発生したと検出する。なお、図9に示す例では、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が低い状態の燃料ポンプ20の電流と、燃料の流量が多い状態の燃料ポンプ20の電圧を用いたが、燃圧が高い状態の燃料ポンプ20の印加電圧と、燃料の流量が少ない状態の燃料ポンプ20の印加電流を用いてもよい。図9は、エンジン18がオフとなる期間が無い例であるが、図6、7に示したのと同様に、エンジン18がオフとなる期間があってもよい。
以上、この実施形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃圧が低い場合の値と、燃料の流量が多い場合の値のように、異なる目標項目の異なる制御目標値に対して記録された異なるポンプ特性値を用いて燃料ポンプ20の異常の兆候を検出するので、より精度の高い予兆検出が可能となる。
図10は、燃料ポンプ劣化判定部35が燃料の温度に対して記録されたポンプ特性値を用いて燃料ポンプ20の異常の兆候を検出する例の1つである。図10では、燃料の温度がTfのときの燃圧が低い状態の燃料ポンプ20の印加電流を示している。図10に示す例では、時刻t10で燃料ポンプ20の印加電流の値が判定閾値を超えている。そのため、燃料ポンプ劣化判定部35は、時刻t10で燃料ポンプ20の異常の予兆を検出する。図6から図9に示す例においても、燃料ポンプ劣化判定部35は、さらに、燃料の温度に対して記録されたポンプ特性値を用いて燃料ポンプ20の異常の兆候を検出してもよい。図10は、エンジン18がオフとなる期間が無い例であるが、図6、7に示したのと同様に、エンジン18がオフとなる期間があってもよい。
以上、この実施形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部35は、車両10の走行状況に応じて予兆を検出しやすいポンプ特性値を選択して燃料ポンプ20の異常の兆候を検出できる。
上記各実施形態では、燃料ポンプ劣化判定部35は、燃料ポンプ20に異常の兆候が生じたときに値が大きくなるポンプ特性値や相関を用いたが、燃料ポンプ20に異常の兆候が生じたときに値が小さくなるポンプ特性値や相関を用いてもよい。この場合、図6〜図10に対応するグラフは右下がりとなり、燃料ポンプ劣化判定部35は、判定閾値を下まわったときに、燃料ポンプ20の異常の兆候を検出する。
上記各実施形態では、燃料ポンプ制御システム部30に設けられた燃料ポンプ劣化判定部35が燃料ポンプ20の異常の兆候を検出しているが、燃料ポンプ20の異常の兆候は、制御部40、あるいは燃料ポンプ制御システム部30、制御部40とは別個に設けられた燃料ポンプ劣化判定部が異常の兆候を検出しても良い。
本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
(1) 発明の一形態によれば、燃料タンク(12)から内燃機関(18)に燃料を供給する燃料ポンプ制御システムが提供される。この燃料ポンプ制御システムは、前記内燃機関の1以上の目標項目の制御目標値に基づいて前記燃料ポンプを制御するポンプ制御部(30)と、前記燃料ポンプへの印加電流、印加電圧、発生電圧、前記燃料ポンプの回転数を含む前記燃料ポンプの動作状態を示すポンプ特性値のうち前記燃料ポンプの劣化を判定するために必要なポンプ特性値を取得するポンプ特性検出部(32)と、前記ポンプ特性検出部で取得された前記ポンプ特性値を前記制御目標値とともに記録するポンプ特性記録部(33)と、前記燃料ポンプの劣化を判定するための判定閾値を、記録された前記ポンプ特性値と、前記制御目標値と、2以上の前記制御目標値の組み合わせと、のうち少なくとも1つを用いて設定する判定閾値設定部(34)と、前記ポンプ特性記録部に蓄えられた前記ポンプ特性値と、前記判定閾値とを用いて前記燃料ポンプの劣化を判定する燃料ポンプ劣化判定部(35)と、を備える。この形態によれば、燃料ポンプのポンプ特性値が目標項目の制御目標値に対して設定された判定閾値を越えた場合に燃料ポンプの異常の兆候を検出するので、車両の使用状況、状態によって目標項目の制御目標値が変わっても、燃料ポンプの異常の兆候を検出することができる。
(2)上記形態において、前記燃料ポンプ劣化判定部は、同一の目標項目の異なる制御目標値に対して記録された前記ポンプ特性値の相関を用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出してもよい。この形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部は、同一の目標項目の異なる制御目標値に対して記録されたポンプ特性値の相関を用いて燃料ポンプの異常の兆候を検出するので、燃料ポンプの異常の兆候を、より精度高く検出することが可能となる。
(3)上記形態において、前記燃料ポンプ劣化判定部は、異なる目標項目の制御目標値に対して各々記録された前記ポンプ特性値を用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出してもよい。この形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部は、異なる目標項目の制御目標値に対して各々記録されたポンプ特性値を用いて燃料ポンプの異常の兆候を検出するので、燃料ポンプの異常の兆候を、より精度高く検出することが可能となる。
(4)上記形態において、前記燃料ポンプ劣化判定部は、異なる目標項目の異なる制御目標値に対して記録された異なる前記ポンプ特性値を用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出してもよい。この形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部は、異なる目標項目の異なる制御目標値に対して記録された異なるポンプ特性値を用いて燃料ポンプの異常の兆候を検出するので、燃料ポンプの異常の兆候を、より精度高く検出することが可能となる。
(5)上記形態において、さらに、前記燃料の温度を取得する燃料温度センサ19を備え、前記ポンプ特性記録部は、さらに、前記ポンプ特性値と前記燃料の温度とを前記制御目標値とともに記録し、前記燃料ポンプ劣化判定部は、前記燃料ポンプが搭載される車両の走行状況に応じて前記制御目標値および前記燃料の温度に対して記録された前記ポンプ特性値を用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出してもよい。この形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部は、車両の走行状況に応じて予兆を検出しやすいポンプ特性値を選択して燃料ポンプの異常の兆候を検出できる。
(6)上記形態において、前記燃料ポンプ劣化判定部は、前記目標項目として、前記燃料の流量または圧力、前記燃料ポンプの回転数、ポンプの印加電圧、発生電圧のうちの少なくとも一つを用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出してもよい。この形態によれば、燃料ポンプ劣化判定部は、目標項目として、燃料の流量または圧力、燃料ポンプの回転数、ポンプの印加電圧、発生電圧のうちの少なくとも一つを用いるので、外部の環境に依存せず燃料ポンプの異常の兆候を検出し易い。
(7)上記形態において、前記ポンプ制御部は、前記内燃機関の始動時または停止時、または走行時の少なくとも1つ以上の状態において記録された前記ポンプ特性値を用いて、前記燃料ポンプの異常の兆候を検出してもよい。内燃機関の始動時または停止時は、確実に生じるタイミングであるので、確実にポンプ特性値を取得できる。また、始動時は、燃料の流量が多く、燃圧も高い。一方、停止時は、通常アイドリング状態であり、燃料の流量が少なく、燃圧も低い。そのため、安定して異なる制御目標値のポンプ特性値を取得しやすい。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料ポンプ制御システムの他、燃料ポンプ制御装置、燃料ポンプの異常の兆候を検出する方法等で実現することができる。
10 車両 12 燃料タンク 13 フタ 14 燃料供給管 15 フレキシブル管 16 インジェクタ 17 圧力センサ 18 エンジン 19 燃料温度センサ 20 燃料ポンプ 21 電動モータ 30 燃料ポンプ制御システム部 31 ポンプ制御部 32 ポンプ特性検出部 33 ポンプ特性記録部 34 判定閾値設定部 35 燃料ポンプ劣化判定部 40 制御部 42 アクセルペダル 43 速度センサ 44 スタートスイッチ 46 インストルメントパネル t0〜t10 時刻

Claims (9)

  1. 燃料タンク(12)から内燃機関(18)に燃料を供給する燃料ポンプ(20)と、
    前記内燃機関の1以上の目標項目の制御目標値に基づいて前記燃料ポンプを制御するポンプ制御部(31)と、
    前記燃料ポンプへの印加電流、印加電圧、発生電圧、前記燃料ポンプの回転数を含む前記燃料ポンプの動作状態を示すポンプ特性値のうち前記燃料ポンプの劣化を判定するために必要なポンプ特性値を取得するポンプ特性検出部(32)と、
    前記ポンプ特性検出部で取得された前記ポンプ特性値を前記制御目標値とともに記録するポンプ特性記録部(33)と、
    前記燃料ポンプの劣化を判定するための判定閾値を、記録された前記ポンプ特性値と、前記制御目標値と、2以上の前記制御目標値の組み合わせと、のうち少なくとも1つを用いて設定する判定閾値設定部(34)と、
    前記ポンプ特性記録部に蓄えられた前記ポンプ特性値と、前記判定閾値とを用いて前記燃料ポンプの劣化を判定する燃料ポンプ劣化判定部(35)と、
    を備える、燃料ポンプ制御システム。
  2. 請求項1に記載の燃料ポンプ制御システムであって、
    前記燃料ポンプ劣化判定部は、同一の目標項目の異なる制御目標値に対して記録された前記ポンプ特性値の相関を用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出する、
    燃料ポンプ制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の燃料ポンプ制御システムであって、
    前記燃料ポンプ劣化判定部は、異なる目標項目の制御目標値に対して各々記録された前記ポンプ特性値を用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出する、
    燃料ポンプ制御システム。
  4. 請求項3に記載の燃料ポンプ制御システムであって、
    前記燃料ポンプ劣化判定部は、異なる目標項目の異なる制御目標値に対して記録された異なる前記ポンプ特性値を用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出する、
    燃料ポンプ制御システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料ポンプ制御システムであって、さらに、
    前記燃料の温度を取得する温度センサを備え、
    前記ポンプ特性記録部は、さらに、前記ポンプ特性値と前記燃料の温度とを前記制御目標値とともに記録し、
    前記燃料ポンプ劣化判定部は、前記燃料ポンプが搭載される車両の走行状況に応じて前記制御目標値および前記燃料の温度に対して記録された前記ポンプ特性値を用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出する、
    燃料ポンプ制御システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料ポンプ制御システムであって、
    前記燃料ポンプ劣化判定部は、前記目標項目として、前記燃料の流量または圧力、前記燃料ポンプの回転数、ポンプの印加電圧、発生電圧のうちの少なくとも一つを用いて前記燃料ポンプの異常の兆候を検出する、
    燃料ポンプ制御システム。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料ポンプ制御システムであって、
    前記燃料ポンプ劣化判定部は、前記内燃機関の始動時または停止時、または走行時の少なくとも1つ以上の状態において記録された前記ポンプ特性値を用いて、前記燃料ポンプの異常の兆候を検出する、
    燃料ポンプ制御システム。
  8. 燃料タンク(12)から内燃機関(18)に燃料を供給する燃料ポンプ(20)を駆動する燃料ポンプ制御システムであって、
    前記内燃機関の1以上の目標項目の制御目標値に基づいて前記燃料ポンプを制御するポンプ制御部(31)と、
    前記燃料ポンプへの印加電流、印加電圧、発生電圧、前記燃料ポンプの回転数を含む前記燃料ポンプの動作状態を示すポンプ特性値のうち前記燃料ポンプの劣化を判定するために必要なポンプ特性値を取得するポンプ特性検出部(32)と、
    前記ポンプ特性検出部で取得された前記ポンプ特性値を前記制御目標値とともに記録するポンプ特性記録部(33)と、
    前記燃料ポンプの劣化を判定するための判定閾値を、記録された前記ポンプ特性値と、前記制御目標値と、2以上の前記制御目標値の組み合わせと、のうち少なくとも1つを用いて設定する判定閾値設定部と、
    前記ポンプ特性記録部に記録された前記ポンプ特性値と、前記判定閾値とを用いて前記燃料ポンプの劣化を判定する燃料ポンプ劣化判定部と、
    を備える、燃料ポンプ制御システム。
  9. 燃料タンク(12)から内燃機関(18)に燃料を供給する燃料ポンプ(20)の異常の兆候を検出する方法であって、
    前記内燃機関の1以上の目標項目の制御目標値に基づいて前記燃料ポンプを制御し、
    前記燃料ポンプへの印加電流、印加電圧、発生電圧、前記燃料ポンプの回転数を含む前記燃料ポンプの動作状態を示すポンプ特性値のうち前記燃料ポンプの劣化を判定するために必要なポンプ特性値を取得し、
    取得された前記ポンプ特性値を前記目標項目の値とともに記録し、
    前記燃料ポンプの劣化を判定するための判定閾値を、記録された前記ポンプ特性値と、前記制御目標値と、2以上の前記制御目標値の組み合わせと、のうち少なくとも1つを用いて設定し、
    記録された前記ポンプ特性値と、前記判定閾値とを用いて前記燃料ポンプの劣化を判定する、
    燃料ポンプの異常の兆候を検出する方法。
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