JP5126339B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク内の燃料を電動ポンプによって燃料消費装置へ供給する燃料供給
装置に関する
特許文献1は、複数のインジェクタが設けられた燃料レールに設けられた圧力センサと
、圧力センサの出力に基づいて燃料ポンプへの供給電力を制御する制御回路とを備えた燃
料供給装置を開示している。この従来技術は、インジェクタに供給されるパルス幅と、イ
ンジェクタから噴射される燃料量との線形性を維持している。
特開平7−103105号公報
従来技術は、圧力センサによって検出可能な圧力の変動成分のうち、線形性を維持する
という目的のために貢献する一部の成分だけを利用している。具体的には、インジェクタ
から噴射される燃料量に影響を与えるような、平均的な圧力を利用している。
ところが、燃料供給装置によって供給される燃料の圧力には、燃料供給装置の作動状態
を示す脈動成分が含まれている。例えば、電動ポンプの作動状態を示す高周波成分である
しかし、従来技術では、このような脈動成分が検出されていない。このため、従来技術
では、圧力センサを十分に利用できていないという問題点があった。
また、従来技術では、圧力センサが燃料レールに設けられている。このため、圧力セン
サの位置では、ポンプに起因する脈動成分が減衰していることがあった。また、インジェ
クタの作動に起因する脈動成分によって、ポンプに起因する脈動成分が隠されることもあ
る。これらのため、ポンプに起因する脈動成分を検出しにくいという問題点があった。
また、従来技術では、ポンプの回転数を検出する手段が提供されていない。このため、
ポンプの回転数に基づく制御ができないという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポンプの回転数を検出
することができる燃料供給装置を提供することである。
本発明の他の目的は、燃料供給装置に設けられた圧力センサを有効に利用する燃料供給
装置を提供することである。
本発明の他の目的は、圧力センサによってポンプの回転数を検出可能な燃料供給装置を
提供することである。
本発明のさらに他の目的は、ポンプに起因する脈動成分を検出しやすい燃料供給装置を
提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、タンク内の燃料を燃料消費装置(2)に供給する燃料供給装置(4)において、電動モータ(43a)を備えるポンプ(43)と、ポンプから燃料消費装置に供給される燃料の圧力に含まれる脈動成分を検出するセンサ(35、235、335、436)と、センサによって検出された脈動成分の周期的成分に基づいて、ポンプの回転数(Np)を検出する回転数検出手段(47b、447b)とを備えることを特徴とする。この発明によると、ポンプの回転数を間接的に検出することができる。
請求項2に記載の発明は、センサは、燃料の圧力を検出する圧力センサ(35、235、335)であり、回転数検出手段(47b)は、圧力センサによって検出された圧力の脈動成分の周期に基づいて、ポンプの回転数(Np)を検出することを特徴とする。この発明によると、圧力センサを利用してポンプの回転数を間接的に検出することができる。
請求項3に記載の発明は、さらに、圧力センサによって検出された圧力(Pf)に基づいて電動モータを制御する制御手段(47c)を備えることを特徴とする。この発明によると、圧力センサによって検出される圧力に基づいて電動モータを制御することができる。しかも、圧力センサは、制御手段による制御と、回転数検出手段による回転数検出との両方の用途に利用される。
請求項4に記載の発明は、制御手段は、回転数検出手段(47b)によって検出された回転数(Np)が所定の低下を示すとき(701)、ポンプへの供給電力を一時的に増加させる異常回復手段(704−708)を備える。この発明によると、ポンプのロックを解除するための電力をモータに与えることができる。この結果、ポンプのロックを解除できる可能性を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、制御手段は、回転数検出手段(47b)によって検出された回転数(Np)が所定の低下を示すとき(701)、ポンプへの供給電力を定常的に増加させる駆動力補助手段(703、707−709)を備えることを特徴とする。この発明によると、ポンプの機械的な負荷が増加した場合に、機械的な負荷に対抗するための電力をモータに与えることができる。この結果、ポンプの機械的負荷が増加しても、ポンプの能力の低下を抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、ポンプと圧力センサとは、タンク内に収容されていることを特徴とする。この発明によると、圧力センサをポンプの近くに設置することができる。このため、ポンプの構成に起因する脈動成分を検出しやすいという利点が得られる。
請求項7に記載の発明は、さらに、ポンプと燃料消費装置との間に設けられ、燃料の圧力を設定圧力に調節する圧力制御弁(45)を備えるとともに、圧力制御弁はタンク内に収容されており、圧力センサは、ポンプと圧力制御弁との間の燃料の圧力を検出することを特徴とする。この発明によると、圧力センサを圧力制御弁よりもポンプに近い位置に設けることができる。このため、ポンプの構成に起因する脈動成分を検出しやすいという利点が得られる。
請求項8に記載の発明は、さらに、ポンプと燃料消費装置との間に設けられ、ポンプから燃料消費装置に供給される燃料を濾過するフィルタ(44)を備えるとともに、フィルタはタンク内に収容されており、圧力センサは、ポンプとフィルタとの間の燃料の圧力を検出することを特徴とする。この発明によると、圧力センサをフィルタよりもポンプに近い位置に設けることができる。このため、ポンプの構成に起因する脈動成分を検出しやすいという利点が得られる。
請求項9に記載の発明は、回転数検出手段(47b)は、燃料の圧力の増加変化から減少変化への切り替わり、および/または、減少変化から増加変化への切り替わりを検出することにより脈動成分のピーク時点、および/またはボトム時点を検出し(112−115)、ピーク時点、および/またはボトム時点から周期を算出する(116)ことを特徴とする。この発明によると、圧力の波形のピークとボトムとに基づいてポンプの回転の周期を得ることができる。
請求項10に記載の発明は、さらに、圧力センサによって検出された圧力(Pf)が所定の圧力閾値(Pth)を上回り、かつ回転数検出手段(47b)によって検出された回転数(Np)が所定の回転数閾値(Nth)以下のとき、ポンプの異常を判定する判定手段(501、503、504)を備えることを特徴とする。この発明によると、圧力センサによって検出された圧力に基づいてポンプの異常を判定することができる。しかも、圧力から回転数を検出するため、正確な異常判定が可能である。
請求項11に記載の発明は、判定手段は、圧力(Pf)が圧力閾値(Pth)以下のとき、ポンプ以外の燃料系部品の異常を判定する(501、502)ことを特徴とする。この発明によると、圧力センサによって検出された圧力に基づいてポンプ以外の燃料系部品の異常を判定することができる。
請求項12に記載の発明は、センサは、ポンプまたはポンプから供給される燃料が流れる部品に装着され、当該部品の振動を検出する振動ピックアップセンサ(436)であり、回転数検出手段(447b)は、振動ピックアップセンサによって検出された振動に含まれる脈動成分の周期的成分に基づいて、ポンプの回転数(Np)を検出することを特徴とする。この発明によると、振動ピックアップセンサを利用してポンプの回転数を間接的に検出することができる。
請求項13に記載の発明は、回転数検出手段(47b、447b)は、ポンプが起動された直後における回転数の検出を禁止する手段(111)を備えることを特徴とする。この発明によると、燃料の圧力を定常領域まで上昇させる過程における回転数検出が禁止される。このため、誤った回転数が検出されることが回避される。
なお、特許請求の範囲および上記手段の項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関システムを示すブロック構成図である。 第1実施形態に係る燃料供給装置のインタンクモジュールを示す側面図である。 第1実施形態に係る燃料供給装置のポンプアセンブリを示す部分断面図である。 第1実施形態に係る燃料供給装置の燃料の圧力を示すグラフである。 第1実施形態に係る燃料供給装置のフローチャートである。 第1実施形態に係る燃料供給装置のフローチャートである。 第1実施形態に係る燃料供給装置のフローチャートである。 第1実施形態に係る燃料供給装置のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る燃料供給装置のインタンクモジュールを示す側面図である。 第2実施形態に係る燃料供給装置のポンプアセンブリを示す部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料供給装置を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る燃料供給装置を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る燃料供給装置のフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る燃料供給装置のフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る燃料供給装置のフローチャートである。 第6実施形態のロック検出を示すタイムチャートである。 第6実施形態のロック解除用の電圧を示すタイムチャートである。 第6実施形態の機械的負荷用の電圧を示すタイムチャートである。 第6実施形態のモータ印加電圧を示すタイムチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る内燃機関システム1を示すブロック構成図である。自動車用の内燃機関システム1は、燃料消費装置としての内燃機関2と、エンジン制御システム3と、燃料供給装置4とを備える。内燃機関2は、イグニッション式のガソリン機関である。内燃機関2は、外燃機関または暖房装置などの燃料消費装置と置き換えることができる。
エンジン制御システム3は、エンジン制御装置(ECU)31と、アクチュエータ群(SV)32と、センサ群(SS)33とを備える。ECU31は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体(MEM)31aを備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体31aは、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを格納している。記憶媒体31aは、メモリによって提供することができる。プログラムは、ECU31によって実行されることによって、ECU31をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される制御方法を実行するようにECU31を機能させる。
アクチュエータ群32は、内燃機関2の可変装置を調節する複数のアクチュエータを含む。例えば、吸入空気量を調節するスロットルのアクチュエータ、点火時期を調節する点火回路などのアクチュエータを含むことができる。アクチュエータ群32には、燃料供給量を調節するインジェクタ34が含まれる。
センサ群33は、内燃機関2の作動状態を検出する複数のセンサを含む。例えば、内燃機関2の回転数を検出する回転数センサ、内燃機関2の吸入空気圧を検出する圧力センサなどのセンサを含むことができる。センサ群33には、燃料供給装置4によってインジェクタ34に供給される燃料の圧力を検出する圧力センサ(PS)35が含まれる。圧力センサ35は、脈動検出手段である。
燃料供給装置4は、液体燃料としてのガソリンを蓄えるタンク41を備える。燃料供給装置4は、タンク41内に収容されたインタンクモジュール42を備える。インタンクモジュール42は、タンク41の壁に支持されている。インタンクモジュール42は、ポンプ(FP)43と、フィルタ(FL)44と、圧力制御弁(PR)45とを備える。ポンプ43は電動ポンプとも呼ばれる。ポンプ43は、タンク41内の燃料を吸入し、加圧して、インジェクタ34に供給する。フィルタ44は、ポンプ43とインジェクタ34との間の燃料の通路に配置されている。フィルタ44は、通路を流れる燃料を濾過する。圧力制御弁45は、ポンプ43とインジェクタ34との間の通路に配置されている。圧力制御弁45は、余剰燃料を通路からタンク41内へ戻すことによって、インジェクタ34に供給される燃料の圧力を所定の圧力に調節する。インタンクモジュール42からタンク41を貫通して、燃料の配管46aが延び出している。配管46aは、複数のインジェクタ34へ燃料を分配する燃料レール46bに接続されている。この結果、インタンクモジュール42からインジェクタ34へ燃料を供給するためのリターンレス型の燃料供給系統が構成されている。
ポンプ43は、モータ(MT)43aと、ポンプユニット(PU)43bとを有している。モータ43aは、電動モータとも呼ばれる。モータ43aは、ブラシを有する直流モータである。ポンプユニット43bは、再生ポンプである。ポンプユニット43bは、モータ43aによって回転駆動される。
図2は、第1実施形態に係る燃料供給装置4のインタンクモジュール42を示す側面図である。インタンクモジュール42は、タンク41に形成された開口部を覆う蓋41aに連結されている。インタンクモジュール42は、蓋41aによってタンク41内に支持されている。インタンクモジュール42は、蓋41aに設けられた電気接続のためのコネクタ41bと、蓋41aに設けられ、蓋41aを貫通する燃料の通路を提供する出口管41cとを有する。出口管41cは、配管46aの一部を構成している。
インタンクモジュール42は、サブタンク42aと、複数の支持ロッド42bと、スプリング42cと、ポンプアセンブリ42dと、配管42eと、配管42fとを有する。サブタンク42aには、タンク41内の燃料量を計測するための燃料量センサ36が装着されている。
サブタンク42aは、タンク41内の燃料残量が減少したときにも、ポンプ43周辺の液面を高く維持する。サブタンク42aは、タンク41内の燃料をサブタンク42a内に汲み上げるサブポンプを備えることができる。サブポンプは、圧力制御弁45からの戻り燃料の流れによって作動するジェットポンプによって提供することができる。サブポンプは図示されない。連結部材としての複数の支持ロッド42bは、蓋41aとサブタンク42aとを連結している。複数の支持ロッド42bは、サブタンク42aと摺動可能に連結されることによって、蓋41aとサブタンク42aとの間の距離を調節可能としている。スプリング42cは、サブタンク42aをタンク41の底面に押し付ける。複数の支持ロッド42bとスプリング42cとは、タンク41の底面に変形が生じても、サブタンク42aを底面上に安定的に支持する。
ポンプアセンブリ42dからは、配管42eが延び出している。配管42eの一端は、ポンプアセンブリ42dの出口管に接続されている。配管42eの他端は、圧力センサ35の入口に接続されている。さらに、圧力センサ35の出口は、配管42fの一端に接続されている。配管42fの他端は、出口管41cに接続されている。配管42e、42fは、樹脂製の可撓性をもつ管である。配管42e、42fは、いわゆる蛇腹管によって提供されている。ポンプアセンブリ42dから吐出した燃料は、圧力センサ35を通ってから、出口管41cに供給され、さらにインジェクタ34に供給される。
コネクタ41bは、タンク41の壁を貫通する複数の電気的接続を提供している。コネクタ41bは、少なくとも圧力センサ35と、モータ43aとのための電気的接続を提供する。さらに、コネクタ41bは、燃料量センサ36のための電気的接続を提供する。圧力センサ35は、インタンクモジュール42の部品として配置されている。このため、圧力センサ35のための電気的接続が、モータ43aのために必要なコネクタ41bを利用して提供される。
図3は、第1実施形態に係る燃料供給装置のポンプアセンブリ42dを示す部分断面図である。ポンプアセンブリ42dは、ポンプ43と、フィルタ44と、圧力制御弁45とを連結した組立体である。さらに、ポンプアセンブリ42dは、ポンプ43の吸入口に装着されたサクションフィルタ48を備える。
ポンプ43は、モータ43aと、ポンプユニット43bとを有している。モータ43aは、固定子43cと、回転子43dとを有する。回転子43dは回転軸43eによって回転可能に支持されている。回転子43dは、整流子43fを有する。整流子43fは、ブラシ43gと接触している。回転子43dは、図示せぬ回転子巻線を有する。回転子巻線には、ブラシ43gと整流子43fとを介して電流が供給される。モータ43aは、FPC47から給電されると回転し、回転軸43eによってポンプユニット43bを回転駆動する。
ポンプユニット43bは、非容積型ポンプのひとつである再生ポンプによって提供されている。ポンプユニット43bは、外縁に沿って複数のチャンネルを有する円板状のインペラ43hと、インペラ43hを収容するケーシング43kとによって構成される。ケーシング43kには、図示せぬ吸入ポートと吐出ポートとが形成されている。インペラ43hは、モータ43aの回転軸43eによって回転駆動される。ポンプユニット43bは、サクションフィルタ48を通してサブタンク42a内の燃料をポンプ43内に吸入し、吐出管43mから吐出する。
モータ43aの回転数には、その構成に起因して発生する回転変動成分が含まれる。例えばブラシ43gと整流子43fとの接触状態の変化によって回転数が変動する。ブラシ43gと整流子43fとの接触状態は、回転子43dの回転に同期して周期的に変化する。よって、回転変動成分は、回転に同期している。この回転変動成分は、ポンプユニット43bの作動に変動を与える。この結果、ポンプユニット43bによって加圧された燃料の圧力にも、回転変動成分に対応した脈動成分が生じる。
ポンプユニット43bによって加圧された燃料の圧力には、その構成に起因して発生する脈動成分が含まれる。脈動成分は、ポンプユニット43bの回転に同期している。例えば、インペラ43hに形成された複数のチャンネルと、吸入および吐出ポートとの連通状態の変化に起因する脈動成分が、燃料の圧力に含まれる。
従って、ポンプユニット43bによって加圧された燃料の圧力には、ポンプ43の構成に起因する脈動成分が含まれている。この脈動成分には、モータ43aの構成に起因する脈動成分と、ポンプユニット43bの構成に起因する脈動成分とが含まれる。
ポンプアセンブリ42dは、フィルタ44の樹脂製のハウジング44aをフレームとして利用している。ハウジング44aには、ポンプ43と圧力制御弁45とが固定されている。ハウジング44aは、サブタンク42aに固定されている。ハウジング44aは、C字型またはドーナツ型の同心円筒状に形成されている。ハウジング44aは、内筒44bと、外筒44cとを有する。内筒44bの内部には、ポンプ43を保持するポンプ室が形成されている。内筒44bの上端には、内部に向けて突出する入口管44dが形成されている。入口管44d内には、ポンプ43の吐出管43mが挿入されている。入口管44dと吐出管43mとの間には、Oリング42gとスペーサ42hとが配置され、必要なシールが提供されている。
内筒44bの下端と外筒44cの下端とは、底板44eによって閉じられている。内筒44bと外筒44cとの間には、フィルタエレメント44fを収容するフィルタ室が形成されている。フィルタエレメント44fは、内筒44bと外筒44cとの間に配置されている。フィルタエレメント44fは、ハウジング44a内を流れる燃料を濾過する。外筒44cの上部開口端は、カバー44gによって閉じられている。外筒44cとカバー44gとは溶着によって液密に接続されている。フィルタエレメント44fより上流側には、上流ギャラリ44hが区画されている。フィルタエレメント44fより下流側には、下流ギャラリ44kが区画されている。
ハウジング44aの側部には、圧力制御弁45を収容するための筒部44mと、出口管44nとが形成されている。筒部44m内には、制御ギャラリ44pとリターンギャラリ44rとが形成されている。筒部44m内には、圧力制御弁45が固定されている。筒部44mと圧力制御弁45との間には、Oリング42k、42m、およびスペーサ42nが配置され、必要なシールが提供されている。制御ギャラリ44pは、下流ギャラリ44kと連通している。制御ギャラリ44pは、出口管44n内の出口通路44sと連通している。リターンギャラリ44rは、図示せぬサブポンプを介してサブタンク内に連通している。
ハウジング44aは、入口管44d、上流ギャラリ44h、フィルタエレメント44f、下流ギャラリ44k、制御ギャラリ44p、出口通路44sを順に経由する通路を形成する。ハウジング44aは、ポンプ43から出口通路44sまでの通路を形成するとともに、その通路内にフィルタ容器と、圧力制御弁の装着部とを形成している。
圧力制御弁45は、制御ギャラリ44pの圧力を設定圧力に調節するように、制御ギャラリ44pからリターンギャラリ44rへ燃料を流出させる。この結果、制御ギャラリ44pおよびそれに連通する通路の燃料の圧力は、所定の設定圧力に調節される。
図2および図3において、圧力センサ35は、タンク41内に収容されている。このため、ポンプ43とインジェクタ34との間の燃料の通路のうち、ポンプ43に近い位置に圧力センサ35は設置される。この結果、ポンプ43に起因する微小な脈動成分を検出することができる。また、燃料の通路には、インジェクタ34の断続的な噴射に起因する脈動成分が発生する。しかし、圧力センサ35は、インジェクタ34から離れたタンク41内に配置される。このため、インジェクタに起因する脈動成分が減衰した位置に、圧力センサ35が設けられる。このため、圧力センサ35から出力される圧力信号から、インジェクタに起因する脈動成分を低減することができる。
また、圧力センサ35は、ポンプアセンブリ42dを出た後の配管42eと配管42fとの間に設けられる。このため、既存の装置に付加することができる。
また、圧力センサ35は、インタンクモジュール42に設けられる。このため、圧力センサ35を少ない作業工数で設置することができる。さらに、インタンクモジュール42に設けられたポンプ43のためのコネクタ41bを利用して圧力センサ35の配線を設けることができる。さらに、タンク41および蓋41aの形状は、タンク41が搭載される車両ごとに異なる。しかし、圧力センサ35をインタンクモジュール42に設けたため、複数の車両に共通の構成を採用することができる。
また、圧力センサ35は、ポンプ43の吐出管43mと蓋41aに設けられた出口管41cとの間に設けられている。圧力センサ35は、吐出管43mと出口管41cとの間の通路を形成する部材42e、42fに設けられ、その通路内の燃料の圧力を検出する。この構成は、蓋41aの形状に制限されることなく圧力センサ35を設けることを可能とする。
図1に戻り、燃料供給装置4は、モータ43aの回転数を制御する燃料ポンプ制御器(FPC)47を備える。FPC47は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体(MEM)47aを備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体47aは、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを格納している。記憶媒体47aは、メモリによって提供することができる。プログラムは、FPC47によって実行されることによって、FPC47をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される制御方法を実行するようにFPC47を機能させる。
FPC47は、複数のモジュールを提供する。回転数検出モジュール(DET)47bは、ポンプ43の構成に起因する周期的な脈動成分を圧力Pfから抽出し、抽出された脈動成分の周期に基づいて、モータ43aの回転数Npを検出する。制御モジュール(FC)47cは、圧力センサ35によって検出される圧力Pfが目標圧力に一致するようにモータ43aの回転数を制御する。制御モジュール47cは、回転数検出モジュール47bによって検出された回転数Npに基づいて、圧力Pfを目標圧力に維持するように、モータ43aをフィードフォワード制御するフィードフォワード制御モジュール(FFC)47dを含む。ダイアグモジュール(DIG)47eは、診断情報の出力を要求するダイアグ信号に応答して、回転数検出モジュール47bによって検出された回転数Npを出力する。
図4は、第1実施形態に係る燃料供給装置の圧力Pfの変化を示すグラフである。図4は、燃料供給装置の定常運転状態を示している。圧力Pfには、周期的な脈動成分が含まれている。脈動には、異なる周期をもつ複数の成分が含まれている。脈動成分のうち、モータ43aの構造に起因する脈動は、比較的大きな周期TMを有する。この周期TMは、周期TMの半分に相当する時間DTを検出することによって求められる。時間DTは、圧力Pfがピーク値になる時刻T1と、圧力Pfがボトム値になる時刻T2とを検出することによって求められる。そして、時間DTに基づいて、モータ43aの回転数Npが求められる。回転数Npは、Np=1/TM=1/2×DTから求めることができる。脈動には、周期TMより短い周期TPをもつ複数の成分が含まれている。これらの短周期成分は、フィルタ処理によって除去することができる。
図5は、第1実施形態に係る燃料供給装置のFPC47が実行するプログラムの一部を示すフローチャートである。圧力差算出処理100は、所定のサンプリング間隔で繰り返して実行される。圧力差算出処理100では、圧力センサ35が出力する圧力信号の所定時間における変化量DPfを算出する。ステップ101では、圧力センサ35の出力信号をサンプリングし、圧力Pf(i)を入力する。ステップ101は、フィルタ処理を備えることができる。このフィルタ処理では、検出対象である周期TMの近傍の周波数成分を通過させるフィルタ特性が用いられる。例えば、平均化処理を用いることができる。周期TMより高周波の成分を除去するフィルタ特性を用いることが望ましい。また、サンプリング周期は、周期TMの変化を反映するが、短周期TPの変化を反映しないように設定することができる。ステップ102では、前回のサンプリングにおける圧力Pf(i−1)と、今回の圧力Pf(i)との差を、変化量DPfとして算出する。
図6は、第1実施形態に係る燃料供給装置のFPC47が実行するプログラムの一部を示すフローチャートである。回転数算出処理110では、圧力Pfの周期的な脈動成分を検出することによって周期を算出し、モータ43aの回転数Npを算出する。圧力差算出処理100と回転数算出処理110とは、回転数検出モジュール47bを提供する。
ステップ111では、変化量DPfが所定値Kthを下回っているか否かを判定する。変化量DPfが大きいときは、ポンプ43を起動した直後などの過渡的な運転状態であると考えられる。そこで、変化量DPfが大きいときには、回転数Npの演算を行わない。従って、ステップ111は、ポンプ43の起動直後における回転数Npの検出処理を禁止する禁止手段を提供する。これにより誤った回転数Npを算出することが防止される。
ステップ112では、変化量DPfが正(+)から負(−)へ反転したか否かを判定する。すなわち、圧力Pf(i)が上昇(+)から下降(−)に反転したか否かを判定する。言い換えると、ステップ112では、圧力Pf(i)のピークを検出する。ステップ112でピークが検出されると、ステップ113へ進む。ステップ113では、ピークが検出された時刻Timeを時刻T1として記録する。
ピークが検出されない場合、ステップ114へ進む。ステップ114では、変化量DPfが負(−)から正(+)へ反転したか否かを判定する。すなわち、圧力Pf(i)が下降(−)から上昇(+)に反転したか否かを判定する。言い換えると、ステップ114では、圧力Pf(i)のボトムを検出する。ステップ114でボトムが検出されると、ステップ115へ進む。ステップ115では、ボトムが検出された時刻Timeを時刻T2として記録する。
ステップ116では、ピークが検出された時刻T1とボトムが検出された時刻T2との差を時間DTとして算出する。ステップ117では、時間DTに基づいてモータ43aの回転数Npを算出する。時間DTを回転数Npに換算する関数fは、検出対象とした周期TMと、モータ43aの構造とに基づいて決定することができる。例えば、固定子43cの磁極数、回転子43dの磁極数、整流子43fの極数などの構造に基づいて設定することができる。ステップ117で算出された回転数Npは、FPC47の記憶装置に格納される。一例においては、回転数Npは、Np=1/TM=1/2×DTによって算出される。このように、この実施形態では、燃料の圧力の増加変化から減少変化への切り替わり、および減少変化から増加変化への切り替わりを検出することにより脈動成分のピーク時点、およびボトム時点を検出し、ピーク時点、およびボトム時点から周期TMを算出する。
図7は、第1実施形態に係る燃料供給装置のFPC47が実行するプログラムの一部を示すフローチャートである。モータ制御処理120では、圧力Pfを目標圧力に維持するように、モータ43aに印加する電圧Vmを算出し、算出された電圧Vmをモータ43aに印加する。モータ制御処理120は、制御モジュール47cを提供する。
ステップ121では、圧力センサ35によって検出された圧力Pfと、モータ43aの回転数Npとに基づいて電圧Vmが算出される。電圧Vmは、圧力Pfに基づいて算出されるフィードバック量FB(Pf)と、回転数Npに基づいて算出されるフィードフォワード量FF(Np)とに基づいて算出される。フィードバック量FB(Pf)は、PI制御、PID制御などのフィードバック制御によって算出される。フィードフォワード量FF(Np)は、フィードバック量FB(Pf)よりも高い応答性を提供するために、回転数Npに基づいて算出される。電圧Vmは、基本電圧Vbaseと、フィードバック量FB(Pf)と、フィードフォワード量FF(Np)と、補正量Vcorとから求められる場合がある。補正量Vcorには、ポンプ43のロック状態を解除するためのロック解除用の電圧Vrelを含むことができる。ロック状態は、ポンプ43に異物が噛み込むことにより発生することがある。ロック状態は、異物が除去されることによって解消される場合がある。よって、ロック状態は、一時的な異常とも呼ぶことができる。また、補正量Vcorには、ポンプ43の機械的な負荷の増加に対応するための機械的負荷用の電圧Vmechを含むことができる。機械的な負荷の増加は、例えば、ポンプ43に異物が噛み込むことにより、またはポンプ43に軽微な損傷が生じることにより発生することがある。機械的な負荷の増加は、定常的に継続する。よって、ロック状態と対比して、機械的な負荷の増加は、定常的な異常とも呼ぶことができる。ステップ122では、算出された電圧Vmがモータ43aに印加される。
図8は、第1実施形態に係る燃料供給装置のFPC47が実行するプログラムの一部を示すフローチャートである。ダイアグ処理130では、診断用の信号の出力を求めるダイアグ信号が入力されると、回転数Npを出力する。ダイアグ処理130は、ダイアグモジュール47eを提供する。
ステップ131では、ダイアグ信号が入力されたか否かを判定する。ダイアグ信号が入力された場合にのみ、ステップ132に進む。ステップ132では、回転数算出処理110によって算出された回転数Npを出力する。回転数Npは、内燃機関システム1に付属する表示装置、または診断時に内燃機関システム1に接続される診断用機器に表示される。これにより、モータ43aが正常に機能しているか否かを診断することができる。
以上に述べた実施形態によると、燃料供給装置に設けられた圧力センサによって検出された燃料の圧力Pfに基づいてポンプ43の回転数Npが検出される。このため、ポンプ43の回転数Npを、間接的に検出することができる。また、燃料の圧力をフィードバック制御するために設けられる圧力センサを利用してポンプ43の回転数Npが検出される。このため、圧力センサを有効に利用することができる。さらに、インジェクタ34に起因する脈動成分を低減しながら、ポンプ43に起因する脈動を圧力センサ35によって検出することができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態に係る燃料供給装置のインタンクモジュール242を示す側面図である。図10は、第2実施形態に係るポンプアセンブリ242dを示す部分断面図である。この実施形態では、圧力センサ235が、ポンプアセンブリ242dに装着されている。第2実施形態のインタンクモジュール242は、第1実施形態のインタンクモジュール42に代えてタンク41内に装着される。インタンクモジュール242は、ポンプアセンブリ242dの出口管と蓋41aの出口管41cとを接続する配管242eを備える。
ポンプアセンブリ242dは、圧力センサ235を備える。圧力センサ235は、ハウジング244aに装着されている。圧力センサ235は、ハウジング244a内の燃料の通路に露出するように配置されている。圧力センサ235は、ハウジング244a内の燃料の圧力を検出する。この構成においても、圧力センサ235は、吐出管43mと出口管41cとの間の通路を形成する部材244aに設けられ、その通路内の燃料の圧力を検出する。
具体的には、圧力センサ235は、カバー244gに固定されている。圧力センサ235は、上流ギャラリ44hに露出するように装着されている。圧力センサ235は、ポンプ43の吐出管43mの延長上に装着されている。圧力センサ235は、ポンプ43の吐出管43mの開口端と対向するように装着されている。
圧力センサ235は、ポンプ43と圧力制御弁45との間の通路における燃料の圧力を検出する。具体的には、圧力センサ235は、ポンプ43とフィルタエレメント44fとの間の上流ギャラリ44hにおける燃料の圧力を検出する。さらに具体的には、圧力センサ235は、ポンプ43の吐出管43mから出た直後の燃料の圧力を検出する。
この実施形態によると、ポンプ43に起因する脈動成分の減衰量が少ない位置に圧力センサ235を設けることができる。
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態に係る燃料供給装置304を示すブロック図である。燃料供給装置304は、インタンクモジュール342と燃料レール46bとの間の配管46aに、圧力センサ335を備えている。インタンクモジュール342は、第1実施形態のインタンクモジュール42から圧力センサ35を取り除いた構成を有している。
圧力センサ335は、配管46a内の燃料の圧力Pfを検出する。この実施形態においても、FPC47の回転数検出モジュール47bは、圧力Pfの脈動成分に基づいてモータ43aの回転数Npを検出する。
(第4実施形態)
図12は、本発明の第4実施形態に係る燃料供給装置404を示すブロック図である。燃料供給装置404は、インタンクモジュール342と燃料レール46bとの間の配管46aに、振動ピックアップセンサ(VPU)436を備えている。振動ピックアップセンサ436は、配管46aに代えて、ポンプ43またはポンプ43から供給された燃料が流れる部品に装着することができる。振動ピックアップセンサ436は、ポンプ43に近い部品に装着することが望ましい。
振動ピックアップセンサ436は、配管46aの振動を検出する。配管46aの振動には、配管46a内の燃料の圧力Pfの脈動に起因する成分が含まれている。従って、配管46aの振動から、モータ43aの構成に起因する脈動成分に相当する信号が得られる。この実施形態においては、FPC447の回転数検出モジュール447bは、振動ピックアップセンサ436によって検出される振動Vbに含まれる周期的な脈動成分に基づいてモータ43aの回転数Npを検出する。
(第5実施形態)
図13は、本発明の第5実施形態に係る燃料供給装置のFPC47が実行するプログラムの一部を示すフローチャートである。このフローチャートは、第1実施形態の制御処理に加えて実行される。判定処理500では、圧力センサ35によって検出された圧力Pfと、この圧力Pfから求められた回転数Npとに基づいて、ポンプ43の異常が判定される。さらに、判定処理500では、ポンプ43以外の燃料系部品の異常が判定される。判定処理500では、燃料系部品の異常として、燃料通路の詰まり、燃料通路からの燃料の漏れ、圧力センサ35の異常が判定される。
ステップ501では、圧力センサ35によって検出された圧力Pfが所定の圧力閾値Pth以下か否かが判定される。圧力Pfが圧力閾値Pth以下である場合、ステップ502に進む。圧力Pfが圧力閾値Pthを上回る場合、ステップ503へ進む。ステップ502では、ポンプ43以外の他の燃料系部品の異常を示す情報をFPC47に記憶し、車両に搭載された制御システムへ出力する。
ステップ503では、回転数検出手段47bによって検出された回転数Npが所定の回転数閾値Nth以下か否かが判定される。回転数Npが回転数閾値Nth以下である場合、ステップ504へ進む。回転数Npが回転数閾値Nthを上回る場合、ステップ505へ進む。ステップ504では、ポンプ43が正常に機能していないと考えられる。そこで、ポンプ43の異常を示す情報をFPC47に記憶し、車両に搭載された制御システムへ出力する。よって、圧力Pfが圧力閾値Pthを上回り、かつ回転数Npが回転数閾値Nth以下のとき、ポンプ43の異常を判定する判定手段が提供される。
ステップ505では、ポンプ43を含む燃料系部品が正常に機能していると考えられる。そこで、燃料系部品が正常に機能していることを示す情報をFPC47に記憶し、車両に搭載された制御システムへ出力する。
この実施形態によると、圧力センサ35によって検出された情報に基づいて、ポンプ43を含む燃料系部品の異常を判定することができる。さらに、圧力センサ35によって検出された情報に基づいて、ポンプ43の異常と、ポンプ43以外の燃料系部品の異常とを識別することができる。
(第6実施形態)
図14および図15は、本発明の第6実施形態に係る燃料供給装置のFPC47が実行するプログラムの一部を示すフローチャートである。これらのフローチャートは、第1実施形態の制御処理に加えて実行される。異常回復処理は、異常検出処理600と、モータ制御処理700とを含む。異常回復処理では、ポンプ43を異常な状態から回復させるための処理が実行される。
ステップ601では、回転数検出手段47bによって検出された回転数Npの今回値Np(i)と前回値Np(i−1)との差DNpが算出される。今回値Np(i)と前回値Np(i−1)とは、回転数Npの変化を評価するために設定された所定時間だけ離れた時点での回転数である。差DNpは、回転数Npの変化分DNpを示している。ステップ602では、回転数Npが所定の低下を示すか否かが判定される。この判定処置は、回転数Npの変化分DNpに基づいて、ポンプ43がロックしたか否かを判定する手段を提供する。具体的には、変化分DNpが所定の変化分閾値−DNthを下回ったか否かが判定される。変化分DNpが、−DNthを下回ると、ポンプ43に何らかの障害が発生したと考えられる。例えば、異物が詰まることによりポンプ43の回転が停止した場合や、異物によって通電が妨げられた場合などである。変化分DNpが、変化分閾値−DNthを下回る場合、ステップ603へ進む。ステップ603では、ポンプ43がロックしたことが判定され、FPC47に記憶される。変換分DNpが変化分閾値−DNth以上である場合、ステップ604へ進む。
ステップ604では、圧力センサ35によって検出された圧力Pfに基づいて算出されたフィードバック量FB(Pf)が、所定のフィードバック閾値FBthを上回るか否かが判定される。フィードバック量FB(Pf)は、圧力Pfが目標圧力の近傍に制御されないとき、大きくなる。よって、フィードバック量FB(Pf)がフィードバック閾値FBthを上回るときは、ポンプ43がロック等の異常によって十分に機能していないと考えることができる。フィードバック量FB(Pf)がフィードバック閾値FBthを上回る場合、ステップ603へ進む。フィードバック量FB(Pf)がフィードバック閾値FBth以下である場合、ステップ605へ進む。ステップ605では、ポンプ43が正常であることが判定され、FPC47に記憶される。
ポンプ43の異常のうち、ロックなど異物に起因する異常は、モータ43aへの通電量を増加させることによって回復可能な場合がある。例えば、燃料中の異物などの機械的な障害は、モータ43aの発生トルクを増加させることにより排除されることがある。また、電気的な絶縁物などの障害は、モータ43aへの通電量の増加により排除されることがある。そこで、モータ制御処理700では、モータ43aに印加する電圧Vmを一時的に増加させる。ここでは、電圧Vmをロック解除用の所定のパルス電圧Vpulだけ増加させる。
さらに、ポンプ43内における機械的な負荷が継続的に増加する場合がある。例えば、異物が長期間にわたってポンプ43内にとどまる場合、ポンプ43の作動が妨げられ、吐出能力が長期間にわたって継続的に損なわれる。また、ポンプ43の部品が経年劣化した場合にも、ポンプ43の吐出能力が継続的に損なわれる。そこで、モータ制御処理700では、機械的な負荷の増加に対抗して初期の吐出能力を維持するために、モータ43aに印加する電圧Vmを継続的に増加させる。ここでは、電圧Vmを機械的負荷用の所定の定常電圧Vstaだけ増加させる。
ステップ701では、ポンプ43がロックしたか否かが判定される。ここでは、ステップ603の判定結果が参照される。ポンプ43がロックしている場合、ステップ702に進む。ポンプ43がロックしていない場合、ステップ709へ進む。ステップ702では、ステップ603においてロックが判定されてから初回の処理であるか否かが判定される。初回である場合、ステップ703へ進む。初回ではない場合、ステップ704へ進む。ステップ703では、機械的負荷用の電圧Vmechに、定常電圧Vstaを設定する。定常電圧Vstaは、機械的な負荷の増加に対抗して初期の吐出能力を維持するように設定される。よって、ステップ703の処理は、ポンプ43への供給電力を定常的に増加させる駆動力補助手段の一部を提供する。ステップ704では、ロック解除用の電圧Vrelに、パルス電圧Vpulを設定する。
ステップ705では、ステップ603においてロックが判定されてからの経過時間Time(Lock)が所定の時間閾値Tthを上回ったか否かが判定される。経過時間Time(Lock)が所定の時間閾値Tthを上回る場合、ステップ706へ進む。経過時間Time(Lock)が所定の時間閾値Tth以下の場合、ステップ707へ進む。ステップ706では、電圧Vrelに0(ゼロ)を設定する。すなわち、ステップ603におけるロック検出の時点から、時間閾値Tthが経過すると、電圧Vrelが0(ゼロ)とされる。これにより、電圧Vrelは、パルス状の電圧としてモータ43aに与えられる。よって、ステップ704からステップ706の処理は、ポンプ43への供給電力を一時的に増加させる異常回復手段の一部を提供する。
ステップ707では、モータ43aへの印加電圧Vmが、電圧Vrelと、電圧Vmechとによって補正される。ここでは、フィードバック量FB(Pf)などに基づいて算出された電圧Vmに、電圧Vrelと、電圧Vmechとが加算される。ステップ708では、電圧Vmがモータ43aに印加される。ステップ709では、電圧Vmechに0(ゼロ)を設定する。
図16は、ロック検出を示すタイムチャートである。図17は、ロック解除用の電圧Vrelを示すタイムチャートである。図18は、機械的負荷用の電圧Vmechを示すタイムチャートである。図19は、モータ印加電圧Vmを示すタイムチャートである。ポンプ43にロックが検出されないときは、ステップ701からステップ709を経由することによって、電圧Vrelと電圧Vmechとは0(ゼロ)とされる。この結果、電圧Vmは、少なくともフィードバック量FB(Pf)に基づいて制御される。
時刻t1においてポンプ43にロックが検出されると、ステップ701からステップ708によって、パルス電圧Vpulと定常電圧Vstaとが設定され、モータ43aへの印加電圧Vmが増加される。これにより、モータ43aは、障害を解除するために必要なトルクを発生することができる。その後、時間閾値Tthが経過すると、パルス電圧Vpulがキャンセルされる。また、時間閾値Tthが経過する前にロックが解除された場合にも、パルス電圧Vpulがキャンセルされる。この結果、電圧Vmが減少する。図中には、時刻t2において時間閾値Tthが経過した例が図示されている。
時刻t3においてポンプ43のロックが解除されると、定常電圧Vstaもキャンセルされる。この後、電圧Vmは、少なくともフィードバック量FB(Pf)に基づいて制御される。図中に破線によって示されるように、時刻t3の後も、ポンプ43のロックが継続する場合、定常電圧Vstaも継続的に与えられる。この結果、電圧Vmは、定常電圧Vstaだけ高く推移する。
この実施形態によると、圧力センサ35によって検出された圧力Pfに基づいて、ポンプ43のロックを判定することができる。しかも、圧力Pfに基づいてポンプ43の回転数Npが検出されるため、正確なロック判定が可能である。加えて、ポンプ43のロックを解除するための補正電圧Vrelをモータ43aに与えることができる。この結果、ポンプ43のロックを解除できる可能性を高めることができる。また、ポンプ43の機械的な負荷が増加した場合には、機械的な負荷に対抗するための補正電圧Vmechをモータ43aに与えることができる。この結果、ポンプ43の機械的負荷が増加しても、ポンプ43の能力の低下を抑制することができる。例えば、ポンプ43の初期の吐出能力を維持することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
例えば、モータ43aは、ブラシレスレモータによって提供されてもよい。ポンプユニット43bは、トロコイド型ギヤポンプなどの容積型ポンプによって提供されてもよい。
上記実施形態では、モータ43aの構成に起因する脈動成分を検出することによってポンプ43の回転数Npを検出した。これに代えて、ポンプユニット43bの構成に起因する脈動成分を検出することによってポンプ43の回転数を検出してもよい。また、モータ43aの構成に起因する脈動成分とポンプユニット43bに起因する脈動成分との合成成分を検出することによってポンプ43の回転数を検出してもよい。これらの変形態様は、回転数検出モジュール47bによって検出される周波数領域、振幅領域などを調節することによって設定することができる。
また、上記実施形態では、燃料の圧力の増加変化から減少変化への切り替わりと、減少変化から増加変化への切り替わりとの両方を検出することにより、脈動成分のピーク時点とボトム時点との両方を検出し、周期を求めた。これに代えて、増加変化から減少変化への切り替わりと、減少変化から増加変化への切り替わりとのいずれか一方だけを検出することにより、脈動成分のピーク時点だけ、またはボトム時点だけを検出し、ピーク間の時間、またはボトム間の時間から周期を求めてもよい。
また、上記実施形態では、周期的成分から周期を求めて回転数Npを算出した。これに代えて、種々の公知の数学的手法によって回転数Npを算出してもよい。例えば、脈動成分の周期的成分に基づいて回転数Npを算出するために、離散的フーリエ変換を用いることができる。燃料の圧力を所定期間にわたってサンプリングし、得られた複数のサンプリング値に基づいて離散的フーリエ変換を実行することにより、回転数Npを算出してもよい。
FPC47が提供する手段と機能は、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、FPC47をアナログ回路によって構成してもよい。
1 内燃機関システム、2 内燃機関、3 エンジン制御システム、4 燃料供給装置、31 エンジン制御装置(ECU)、32 アクチュエータ群、33 センサ群、34 インジェクタ、35、235、335 圧力センサ、41 タンク、42 インタンクモジュール、43 ポンプ、44 フィルタ、45 圧力制御弁、46a 配管、46b 燃料レール、47 燃料ポンプ制御器(FPC)、47a 記憶媒体、47b 回転数検出モジュール、47c 制御モジュール、47d フィードフォワード制御モジュール、47e ダイアグモジュール。

Claims (13)

  1. タンク内の燃料を燃料消費装置(2)に供給する燃料供給装置(4)において、
    電動モータ(43a)を備えるポンプ(43)と、
    前記ポンプから前記燃料消費装置に供給される燃料の圧力に含まれる脈動成分を検出するセンサ(35、235、335、436)と、
    前記センサによって検出された脈動成分の周期的成分に基づいて、前記ポンプの回転数(Np)を検出する回転数検出手段(47b、447b)とを備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記センサは、燃料の圧力を検出する圧力センサ(35、235、335)であり、
    前記回転数検出手段(47b)は、前記圧力センサによって検出された圧力の脈動成分の周期に基づいて、前記ポンプの回転数(Np)を検出することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. さらに、前記圧力センサによって検出された圧力(Pf)に基づいて前記電動モータを制御する制御手段(47c)を備えることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記制御手段は、前記回転数検出手段(47b)によって検出された回転数(Np)が所定の低下を示すとき(701)、前記燃料ポンプへの供給電力を一時的に増加させる異常回復手段(704−708)を備えることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記制御手段は、前記回転数検出手段(47b)によって検出された回転数(Np)が所定の低下を示すとき(701)、前記燃料ポンプへの供給電力を定常的に増加させる駆動力補助手段(703、707−709)を備えることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  6. 前記ポンプと前記圧力センサとは、前記タンク内に収容されていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の燃料供給装置。
  7. さらに、前記ポンプと前記燃料消費装置との間に設けられ、燃料の圧力を設定圧力に調節する圧力制御弁(45)を備えるとともに、
    前記圧力制御弁は前記タンク内に収容されており、
    前記圧力センサは、前記ポンプと前記圧力制御弁との間の燃料の圧力を検出することを特徴とする請求項6に記載の燃料供給装置。
  8. さらに、前記ポンプと前記燃料消費装置との間に設けられ、前記ポンプから前記燃料消費装置に供給される燃料を濾過するフィルタ(44)を備えるとともに、
    前記フィルタは前記タンク内に収容されており、
    前記圧力センサは、前記ポンプと前記フィルタとの間の燃料の圧力を検出することを特徴とする請求項6または7に記載の燃料供給装置。
  9. 前記回転数検出手段(47b)は、燃料の圧力の増加変化から減少変化への切り替わり、および/または、減少変化から増加変化への切り替わりを検出することにより脈動成分のピーク時点、および/またはボトム時点を検出し(112−115)、前記ピーク時点、および/またはボトム時点から前記周期を算出する(116)ことを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の燃料供給装置。
  10. さらに、前記圧力センサによって検出された圧力(Pf)が所定の圧力閾値(Pth)を上回り、かつ前記回転数検出手段(47b)によって検出された回転数(Np)が所定の回転数閾値(Nth)以下のとき、前記ポンプの異常を判定する判定手段(501、503、504)を備えることを特徴とする請求項2から9のいずれかに記載の燃料供給装置。
  11. 前記判定手段は、前記圧力(Pf)が前記圧力閾値(Pth)以下のとき、前記ポンプ以外の燃料系部品の異常を判定する(501、502)ことを特徴とする請求項10に記載の燃料供給装置。
  12. 前記センサは、前記ポンプまたは前記ポンプから供給される燃料が流れる部品に装着され、当該部品の振動を検出する振動ピックアップセンサ(436)であり、
    前記回転数検出手段(447b)は、前記振動ピックアップセンサによって検出された振動に含まれる脈動成分の周期的成分に基づいて、前記ポンプの回転数(Np)を検出することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  13. 前記回転数検出手段(47b、447b)は、前記ポンプが起動された直後における前記回転数の検出を禁止する手段(111)を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の燃料供給装置。
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