JP2020045114A - オーバーキャップおよびオーバーキャップ付き容器 - Google Patents

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金野 誠
Makoto Konno
誠 金野
道朗 湯原
Michiro Yuhara
道朗 湯原
小川 泰明
Yasuaki Ogawa
泰明 小川
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Abstract

【課題】とりわけホット飲料を飲用する際に火傷せず飲みやすく、飲用時に蓋材上に飲料が残ることを抑制することが可能な、オーバーキャップを提供する。【解決手段】オーバーキャップ20は、天面部21と、飲み口部24と、胴体部22と、突き刺し部23と、を備えている。突き刺し部23の外面のうち、天面部21から離間した位置に、突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後に蓋材50と係合する係合部32が形成されている。胴体部22の内面であって天面部21の一方の面21a側に、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前にフランジ13に嵌合する第1嵌合部28が形成されている。胴体部22の内面であって天面部21の他方の面21b側に、突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後にフランジ13に嵌合する第2嵌合部29とが形成されている。【選択図】図1

Description

本実施の形態は、オーバーキャップおよびオーバーキャップ付き容器に関する。
従来、コーヒー等の内容物を充填し、飲用するための飲料カップが知られている。このような飲料カップに充填された内容物は、ストローを用いて飲用されることが一般的である。また、近年、飲料カップにおいて、ストロー以外の手段を用いて内容物を飲用することも行われている。
特開2014−24595号公報
しかしながら、飲料カップを用いてホット飲料を飲用する場合、口径の小さい飲用口を用いると、内容物を飲用するスピードが調整しにくく、ユーザーが火傷してしまうおそれがある。このため、とりわけホット飲料用の飲料カップにおいては、ある程度広い口径の飲用口とすることが望まれる。
また、従来、蓋材を突刺し刃によって開封するタイプのオーバーキャップが知られている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、このようなオーバーキャップを用いると、蓋材上に内容物が残り、飲用時にこの蓋材上の内容物が飛び散るおそれがある。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、とりわけホット飲料を飲用する際に火傷せず飲みやすく、飲用時に蓋材上に飲料が残ることを抑制することが可能な、オーバーキャップおよびオーバーキャップ付き容器を提供することを目的とする。
本実施の形態によるオーバーキャップは、フランジを有するカップ状の容器本体と、前記容器本体を密閉する蓋材とを有する飲料用容器に取り付けられるオーバーキャップにおいて、一方の面と他方の面とを有する天面部と、前記天面部の前記一方の面側に開口する飲み口部と、前記天面部の周縁に位置し、前記天面部の前記一方の面側から他方の面側に延びる胴体部と、前記胴体部の内側で前記天面部の他方の面側に延びるとともに、前記飲み口部に連通する突き刺し部と、を備え、前記突き刺し部の外面のうち、前記天面部から離間した位置に、前記突き刺し部を前記蓋材に突き刺した後に前記蓋材と係合する係合部が形成され、前記胴体部の内面であって前記天面部の前記一方の面側に、前記突き刺し部を前記蓋材に突き刺す前に前記容器本体の前記フランジに嵌合する第1嵌合部が形成され、前記胴体部の内面であって前記天面部の前記他方の面側に、前記突き刺し部を前記蓋材に突き刺した後に前記容器本体の前記フランジに嵌合する第2嵌合部が形成されている。
本実施の形態によるオーバーキャップにおいて、前記第1嵌合部は、前記胴体部の内面のうち、前記飲み口部側を除く部分に形成されていても良い。
本実施の形態によるオーバーキャップにおいて、前記天面部は、前記一方の面側に突出する凸状部を有し、前記凸状部は、前記第1嵌合部を前記容器本体の前記フランジに嵌合させたときに、前記蓋材に当接しても良い。
本実施の形態によるオーバーキャップにおいて、前記天面部のうち前記飲み口部と前記胴体部との間の領域に、傾斜面が形成されていても良い。
本実施の形態によるオーバーキャップ付き容器は、フランジを有するカップ状の容器本体と、前記容器本体を密閉する蓋材とを有する飲料用容器と、前記飲料用容器に取り付けられた、前記オーバーキャップと、を備えている。
本実施の形態によるオーバーキャップ付き容器において、前記オーバーキャップに取り付けられた保護キャップを更に備えても良い。
本実施の形態によれば、とりわけホット飲料を飲用する際に火傷せず飲みやすく、飲用時に蓋材上に飲料が残ることを抑制することができる。
図1は、本実施の形態によるオーバーキャップ付き容器を示す垂直断面図(図2のI−I線断面図)。 図2は、本実施の形態によるオーバーキャップ付き容器を示す平面図。 図3は、本実施の形態によるオーバーキャップ付き容器を示す垂直断面図(図1と同一の位置における断面図)。 図4は、本実施の形態によるオーバーキャップ付き容器の一部を示す拡大断面図(図3のIV部拡大図)。 図5(a)−(d)は、本実施の形態によるオーバーキャップ付き容器の使用方法を示す垂直断面図。 図6は、変形例によるオーバーキャップ付き容器を示す垂直断面図。
以下、オーバーキャップおよびオーバーキャップ付き容器の一実施の形態について、図1乃至図5を用いて説明する。図1乃至図5は、一実施の形態を示す図である。
なお、本明細書中、「上」および「下」とは、それぞれオーバーキャップ付き容器10を正立させた状態(図1)における上方および下方のことをいう。ここで、「正立」とは、オーバーキャップ付き容器10の容器本体11をオーバーキャップ20よりも鉛直方向下方に配置するとともに、オーバーキャップ20の中心軸Aを鉛直軸に対して平行にした状態をいう。
図1に示すように、本実施の形態によるオーバーキャップ付き容器10は、飲料用容器15と、飲料用容器15に着脱可能に取り付けられたオーバーキャップ20とを備えている。
このうち飲料用容器15は、内部に飲料が充填されるカップ状の容器本体11と、容器本体11を密閉する蓋材50とを有している。容器本体11は、例えばポリプロピレン等のプラスチック製カップのほか、紙カップ等であっても良い。容器本体11の内部に収容される飲料は特に限定されるものではなく、コーヒー、紅茶、緑茶等のホット飲料等を用いることができる。
容器本体11は、全体として上方から下方に向けて徐々に幅が狭くなっている有底筒状容器からなる。この容器本体11は、容器胴部12と、容器胴部12の上端に設けられたフランジ13と、容器胴部12の下部に形成された容器底部14とを備えている。
このうち容器胴部12は、上方(フランジ13側)から下方(容器底部14側)に向けて徐々に縮径する筒形状を有している。また容器胴部12の水平断面は、その上端から下端までの任意の箇所において円形状となっている。しかしながら、容器胴部12の水平断面は楕円形状、または三角形状、四角形状、六角形状、八角形状等の多角形状であっても良い。
フランジ13は、平面視略円環形状をもち、容器胴部12の上端から側方に向けて水平に突出している。なお、容器本体11が例えば紙カップからなる場合には、フランジ13は、外側に向けてカールさせることにより形成されたものであっても良い。また、容器底部14は、平面視略円形状であり、容器胴部12の下部に位置している。
蓋材50は、平面視略円形状であり、容器本体11のフランジ13に対して全周にわたってシールされている。この蓋材50は、容器本体11を初期密封するものである。蓋材50がフランジ13に取り付けられることにより、容器本体11の内部が気密に保持されている。また、蓋材50は、オーバーキャップ20の突き刺し部23によって貫通可能な程度の強度を有している。蓋材50の材料は、未延伸ナイロンやアルミニウム積層体等とすることができる。蓋材50の厚みは、30μm以上150μm以下としても良い。
次に、図1乃至図4を用いて、オーバーキャップ20について説明する。なお、図1及び図2は、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前の状態を示し、図3及び図4は、オーバーキャップ20を上下反転し、突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後の状態を示している。なお、図2においては、保護キャップ80が取り付けられていない状態を示している。
図1乃至図4に示すように、本実施の形態によるオーバーキャップ20は、容器本体11のフランジ13に取り付けられる。このオーバーキャップ20は、天面部21と、筒状の胴体部22と、突き刺し部23とを備えている。
このうち天面部21は、平面視略円形状からなり、一方の面21aと他方の面21bとを有する。ここで一方の面21aとは、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前の状態(図1参照)で、下方(容器本体11側)を向く面である。また、他方の面21bとは、一方の面21aの反対側の面であり、突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後の状態(図3参照)で、下方(容器本体11側)を向く面である。一方の面21aと他方の面21bは、それぞれ凹凸を有する面からなるが、平坦面あるいは曲面であっても良い。
天面部21には、オーバーキャップ20の中心軸Aからずれた位置に、平面視略円形状の飲み口部24が形成されている。この飲み口部24は、飲料用容器15内の飲料を飲用する際に用いられるものであり、天面部21の一方の面21a側に開口している。飲み口部24の内径は、15mm以上30mm以下となっている。これにより口径の小さいストロー等を用いる場合と比較して、飲料を飲用するスピードが調整しやすくなっている。
また、天面部21は、平坦部25と、平坦部25から一方の面21a側に突出する凸状部26とを有している。図2に示すように、突き刺し部23及び飲み口部24は、天面部21の平坦部25上に位置している。平坦部25は、突き刺し部23及び飲み口部24の周囲と、オーバーキャップ20の中心軸Aに対して、突き刺し部23及び飲み口部24の線対称となる位置と、にそれぞれ設けられている。凸状部26は、これら一対の平坦部25の間に位置している。凸状部26は、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前に、第1嵌合部28を容器本体11のフランジ13に嵌合させたときに(図1参照)、蓋材50に当接するようになっている。すなわち、凸状部26と後述する第1嵌合部28との高さ方向距離(中心軸Aに平行な方向の距離)が、フランジ13及び蓋材50の厚みにほぼ相当する。凸状部26が蓋材50に当接することにより、フランジ13及び蓋材50を、第1嵌合部28と凸状部26とによって安定して挟持することができる。
天面部21のうち、飲み口部24と胴体部22との間の領域には、傾斜面34が形成されている。この傾斜面34は、飲み口部24側から胴体部22側に近づくにつれて、一方の面21a側(図1の下側)に向けて傾斜している。このように傾斜面34を設けたことにより、飲料用容器15内の飲料を飲用する際、飲料を口に向けて流しやすくすることができる。
胴体部22は、略円筒形状からなり、天面部21の周縁に位置している。胴体部22は、天面部21の一方の面21a側から他方の面21b側に向けて、オーバーキャップ20の中心軸Aに対して略平行に延びている。胴体部22の内面には、第1嵌合部28と、第2嵌合部29とがそれぞれ形成されている。
このうち第1嵌合部28は、天面部21の一方の面21a側に形成されている。第1嵌合部28は、後述するように突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前に、容器本体11のフランジ13に嵌合するものである(図1参照)。この第1嵌合部28は、平面視略C字形状を有し、胴体部22の内面から径方向内側に向けて突出する突起からなる。この場合、第1嵌合部28は、胴体部22の内面のうち飲み口部24側を除く部分に形成されている。これにより、飲料用容器15内の飲料を飲用する際、第1嵌合部28が口に接触することがなく、飲料を飲用しやすくなっている。本実施の形態において第1嵌合部28は、平面視略C字形状となっているが、これに限らず、複数の第1嵌合部28が胴体部22の周方向に沿って断続的に形成されていても良い。
第2嵌合部29は、天面部21の他方の面21b側に形成されている。すなわち天面部21は、第2嵌合部29と第1嵌合部28との間に位置する。第2嵌合部29は、後述するように突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後、容器本体11のフランジ13に嵌合するものである(図3及び図4参照)。この第2嵌合部29は、平面視略円環形状を有し、胴体部22の内面から径方向内側に向けて突出する突起からなる。この場合、第2嵌合部29は、胴体部22の内面全周にわたって形成されているが、これに限らず、胴体部22の内面の一部にのみに形成されていても良い。
また、胴体部22には、保護キャップ80が取り付けられている。保護キャップ80には係合凸部83が形成され、この係合凸部83を、胴体部22の外面に形成された係合凹部27に係合させることにより、保護キャップ80がオーバーキャップ20に着脱可能に取り付けられている。なお、保護キャップ80の構成は後述する。
突き刺し部23は、胴体部22の内側で、天面部21から天面部21の他方の面21b側に向かって延びている。突き刺し部23は、一方の面21a側から他方の面21b側に向かって縮径する略円筒形状からなる。突き刺し部23の端面(天面部21から遠い側の端面)は蓋材50に対して斜めに傾斜している。なお、突き刺し部23の端面は、断面視で直線状に傾斜していても良く、天面部21側に向けて湾曲していても良く、あるいはギザギザ状になっていても良い。
また、突き刺し部23の、天面部21から遠い側の端部には、鋭利な先端部31が形成されている。この先端部31は、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前には、上方に向けられている(図1参照)。一方、先端部31は、オーバーキャップ20を反転して突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後、蓋材50よりも下方に位置する(図3参照)。また突き刺し部23は、飲み口部24に連通するとともに、天面部21から延びている。すなわち、飲み口部24と突き刺し部23とは上下に一体に形成されている。そして飲料用容器15内の飲料を飲用する際には、飲料は突き刺し部23を通過して、飲み口部24に送られるようになっている。
突き刺し部23の外面であって天面部21から離間した位置に、係合部32が形成されている。この係合部32は、上下方向において天面部21と第2嵌合部29との間に位置している。係合部32は、後述するように突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後、蓋材50に係合するものである(図3及び図4参照)。この係合部32は、平面視略円環形状を有し、突き刺し部23の外面から径方向外側に向けて突出する突起からなる。この場合、係合部32は、突き刺し部23の外面全周にわたって形成されているが、これに限らず、突き刺し部23の外面の一部にのみに形成されていても良い。なお、係合部32と平坦部25との上下方向の距離は、フランジ13の厚みと蓋材50の厚みとの合計に相当することが好ましい。
このようなオーバーキャップ20の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂材料を用いることができる。また、オーバーキャップ20を作製する方法としては、射出成形法を挙げることができる。
保護キャップ80は、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前の状態で、オーバーキャップ20を覆うように設けられている(図1参照)。保護キャップ80は、オーバーキャップ20に対して着脱可能に取り付けられている。この保護キャップ80は、平面視円形状の保護キャップ天面81と、保護キャップ天面81の周縁に設けられた保護キャップ胴部82とを有している。このうち保護キャップ胴部82の内面には、上述した係合凸部83が形成され、この係合凸部83は、天面部21の係合凹部27に係合可能となっている。
このような保護キャップ80の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂等の合成樹脂材料を用いることができる。保護キャップ80の材料は、オーバーキャップ20の材料と同一であっても良く、異なる材料であっても良い。また、保護キャップ80を作製する方法としては、射出成形法、シート成形法を挙げることができる。なお、保護キャップ80は、少なくとも突き刺し部23を閉鎖可能な部材であれば良く、平面視でオーバーキャップ20の全体を覆わなくても良い。保護キャップ80としては、例えば突き刺し部23に挿入される栓等の部材を用いても良い。
次に、このような構成からなる本実施の形態について説明する。具体的には、飲料が充填されたオーバーキャップ付き容器10を初期開封し、飲料を飲用する際の作用について、図5(a)−(d)を用いて説明する。
はじめに、初期開封前の状態では、図5(a)に示すように、オーバーキャップ20が飲料用容器15に取り付けられ、保護キャップ80がオーバーキャップ20に取り付けられている。このとき、天面部21の一方の面21aが下方(容器本体11側)を向き、天面部21の他方の面21bが上方(容器本体11の反対側)を向いている。またオーバーキャップ20の第1嵌合部28は、容器本体11のフランジ13に嵌合している。
続いて、図5(b)に示すように、保護キャップ80を上方に引き上げる。このとき、保護キャップ80の係合凸部83を胴体部22の係合凹部27から離脱させることにより、保護キャップ80がオーバーキャップ20から取り外される。このように、保護キャップ80が取り外されたことにより、突き刺し部23が外方に露出した状態となる。
次に、オーバーキャップ20を容器本体11から取り外す。このとき、オーバーキャップ20の第1嵌合部28を容器本体11のフランジ13から離脱させることにより、オーバーキャップ20が容器本体11から取り外される。
続いて、図5(c)に示すように、オーバーキャップ20を上下反転させる。このとき、天面部21の他方の面21bが下方(容器本体11側)を向き、天面部21の一方の面21aが上方(容器本体11の反対側)を向く。次に、オーバーキャップ20を容器本体11上に位置合わせし、オーバーキャップ20を下方に向けて押し込む。このとき、突き刺し部23の先端部31が蓋材50に当接し、その後、突き刺し部23が蓋材50を突き破る。これにより、突き刺し部23の先端部31は、蓋材50の下方に進入する。
次いで、図5(d)に示すように、オーバーキャップ20がさらに下方に押し込まれ、オーバーキャップ20の第2嵌合部29が、容器本体11のフランジ13に嵌合する。また、オーバーキャップ20の係合部32が、蓋材50の下面に係合する。このため、係合部32と蓋材50との間に隙間が生じにくい。
その後、容器本体11を傾けることにより、容器本体11内の飲料を飲用する。この際、容器本体11内の飲料は、突き刺し部23を通過して飲み口部24に送られる。
このように本実施の形態によれば、オーバーキャップ20を容器本体11から取り外した後反転し、オーバーキャップ20を下方に押し込み、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す。このようにして、飲み口部24を介して容器本体11内の飲料を飲用することができる。これにより、径の小さいストロー等を用いる場合と比較して、飲料を飲用するスピードが調整しやすい。また、突き刺し部23の外面のうち、天面部21から離間した位置に、突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後に蓋材50と係合する係合部32が形成されている。これにより、容器本体11内の飲料を飲用する際、突き刺し部23と蓋材50とが係合するため、飲料が蓋材50の表面側に漏れにくい。このように、オーバーキャップ付き容器10を用いることにより、とりわけホット飲料を火傷することなく飲用できるとともに、飲用時に蓋材50上に飲料が残ることを抑制することができる。
また本実施の形態によれば、オーバーキャップ20の胴体部22の内面に、突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後に容器本体11のフランジ13に嵌合する第2嵌合部29が設けられている。これにより、突き刺し部23を蓋材50に突き刺した後に、フランジ13とオーバーキャップ20とが嵌合するため、飲料がオーバーキャップ付き容器10から漏れにくくなっている。
また本実施の形態によれば、第1嵌合部28は、胴体部22の内面のうち、飲み口部24側を除く部分に形成されている。これにより、容器本体11内の飲料を飲用する際、第1嵌合部28が口に当たることがなく、飲料を飲用しやすくなっている。
また本実施の形態によれば、天面部21は、一方の面21a側に突出する凸状部26を有し、凸状部26は、第1嵌合部28を容器本体11のフランジ13に嵌合させたときに、蓋材50に当接する。これにより、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前に、蓋材50及びフランジ13を第1嵌合部28と凸状部26により押え込むことができ、オーバーキャップ20の取り付け位置を安定させることができる。
また本実施の形態によれば、天面部21のうち飲み口部24と胴体部22との間の領域に、傾斜面34が形成されている。これにより、容器本体11内の飲料を飲用する際、傾斜面34に沿ってスムーズに飲料を流すことができる。
また本実施の形態によれば、オーバーキャップ20に保護キャップ80が取り付けられているので、初期開封前に飲み口部24内に埃等の異物が侵入することを抑え、オーバーキャップ付き容器10を衛生的なものとすることができる。また、オーバーキャップ付き容器10に輸送時に、上方を向く突き刺し部23が覆われるので、安全性を高めることができる。
[実施例]
次に、上記実施の形態における具体的実施例について説明する。
図1乃至図4に示すオーバーキャップ付き容器10(実施例)を作製した。この場合、まずポリプロピレン製の容器本体11を射出成形により作製した。次に、この容器本体11に水を充填し、アルミニウム積層体製の蓋材50で密封することにより、飲料用容器15を得た。続いて、ポリプロピレン製のオーバーキャップ20を射出成形により作製し、このオーバーキャップ20を容器本体11のフランジ13に取り付けた。その後、ポリプロピレン製の保護キャップ80をオーバーキャップ20に取り付けることにより、オーバーキャップ付き容器10を得た。次に、オーバーキャップ20から保護キャップ80を取り外し、オーバーキャップ20を容器本体11から取り外した。続いて、オーバーキャップ20を上下反転し、この状態で容器本体11上に配置した。その後、オーバーキャップ20を下方に押し込み、突き刺し部23を蓋材50に突き刺し、容器本体11内の水を飲用した。このとき、水が蓋材50上に残ることはなく、かつ水がオーバーキャップ20と容器本体11との間から漏れることもなかった。
(変形例)
次に、図6を参照して、オーバーキャップ付き容器の変形例について説明する。図6は、オーバーキャップ付き容器の変形例を示す断面図である。図6において、図1乃至図5に示す形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示すオーバーキャップ付き容器10において、オーバーキャップ20の天面部21が平坦化されている。この場合、突き刺し部23を蓋材50に突き刺す前の状態で、天面部21の周縁全周が蓋材50に接触している。これにより、蓋材50及びフランジ13を、第1嵌合部28と平坦な天面部21により押え込むことができるので、オーバーキャップ20の取り付け位置をより安定させることができる。
本開示は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 オーバーキャップ付き容器
11 容器本体
12 容器胴部
13 フランジ
14 容器底部
15 飲料用容器
20 オーバーキャップ
21 天面部
21a 一方の面
21b 他方の面
22 胴体部
23 突き刺し部
24 飲み口部
25 平坦部
26 凸状部
28 第1嵌合部
29 第2嵌合部
32 係合部
40 飲み口栓
50 蓋材
80 保護キャップ

Claims (6)

  1. フランジを有するカップ状の容器本体と、前記容器本体を密閉する蓋材とを有する飲料用容器に取り付けられるオーバーキャップにおいて、
    一方の面と他方の面とを有する天面部と、
    前記天面部の前記一方の面側に開口する飲み口部と、
    前記天面部の周縁に位置し、前記天面部の前記一方の面側から他方の面側に延びる胴体部と、
    前記胴体部の内側で前記天面部の他方の面側に延びるとともに、前記飲み口部に連通する突き刺し部と、を備え、
    前記突き刺し部の外面のうち、前記天面部から離間した位置に、前記突き刺し部を前記蓋材に突き刺した後に前記蓋材と係合する係合部が形成され、
    前記胴体部の内面であって前記天面部の前記一方の面側に、前記突き刺し部を前記蓋材に突き刺す前に前記容器本体の前記フランジに嵌合する第1嵌合部が形成され、
    前記胴体部の内面であって前記天面部の前記他方の面側に、前記突き刺し部を前記蓋材に突き刺した後に前記容器本体の前記フランジに嵌合する第2嵌合部が形成されている、オーバーキャップ。
  2. 前記第1嵌合部は、前記胴体部の内面のうち、前記飲み口部側を除く部分に形成されている、請求項1記載のオーバーキャップ。
  3. 前記天面部は、前記一方の面側に突出する凸状部を有し、前記凸状部は、前記第1嵌合部を前記容器本体の前記フランジに嵌合させたときに、前記蓋材に当接する、請求項1又は2記載のオーバーキャップ。
  4. 前記天面部のうち前記飲み口部と前記胴体部との間の領域に、傾斜面が形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項記載のオーバーキャップ。
  5. フランジを有するカップ状の容器本体と、前記容器本体を密閉する蓋材とを有する飲料用容器と、
    前記飲料用容器に取り付けられた、請求項1乃至4のいずれか一項記載のオーバーキャップと、を備えた、オーバーキャップ付き容器。
  6. 前記オーバーキャップに取り付けられた保護キャップを更に備えた、請求項5記載のオーバーキャップ付き容器。
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KR20210135078A (ko) * 2020-05-04 2021-11-12 원형준 음료 용기
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