JP2020044987A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動力の出方とエンジン回転数の変化とをユーザーが調整可能なハイブリッド車両を提供すること。【解決手段】エンジンと、エンジンの出力するトルクの反力を出力可能な電動機と、エンジンから入力された駆動力を変速して出力可能な変速機と、エンジンの出力軸と変速機の入力軸との間に配置された遊星歯車機構と、アクセルペダルと、ペダルストローク量を検出可能なクラッチペダルと、を備えたハイブリッド車両であって、エンジン回転数変化速度を制御するための電動機の出力トルクと、駆動力を制御するための電動機の出力トルクと、が両立する電動機の出力トルクを指令する制御手段を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関する。
従来、ハイブリッド車両に用いられる駆動装置として、第1電動機と、第1電動機及び伝達部材にエンジンの出力を分配する動力分配機構と、動力分配機構から駆動輪までの動力伝達経路に連結された第2電動機と、動力伝達経路の一部を構成する自動変速機とを備えた駆動装置が知られている。
例えば、特許文献1には、動力分配機構を電気的な無段変速機として作動可能な差動状態(無段変速状態)と、定変速比を有する変速機として作動可能な定変速状態とに選択的に切り替える差動状態切り替え装置としての切り替えクラッチ及び切り替えブレーキが設けられた、ハイブリッド車両が開示されている。特許文献1に記載されたハイブリッド車両によれば、高速走行またはエンジンの高回転域においては、動力分配機構が定変速状態とされて、主に機械的な動力伝達経路によってエンジンの出力が駆動輪に伝達されて動力と電気との間の変換損失が抑制されて燃費を向上できる。一方、エンジンの高出力域においては、動力分配機構が定変速状態とされて第1電動機の保障すべき電気的反力を小さくでき、第1電動機または第1電動機を含む車両の駆動装置を一層小型化できる。
特許第4218593号公報
以上のように構成されたハイブリッド車両において、駆動力の出方とエンジン回転数の変化とを分けて制御することによってMT車の雰囲気を出したいというニーズがあった。しかしながら、上述した従来のハイブリッド車両においては、ユーザーがアクセルペダルを踏み込むと、車体が即座に動作し始める構成である。そのため、駆動力の出方とエンジン回転数の変化をユーザーが自由に調整できないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、駆動力の出方とエンジン回転数の変化とをユーザーが調整可能なハイブリッド車両を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るハイブリッド車両は、エンジンと、前記エンジンの出力するトルクの反力を出力可能な電動機と、前記エンジンから入力された駆動力を変速して出力可能な変速機と、前記エンジンの出力軸と前記変速機の入力軸との間に配置された遊星歯車機構と、アクセルペダルと、ペダルストローク量を検出可能なクラッチペダルと、を備えたハイブリッド車両であって、エンジン回転数変化速度を制御するための前記電動機のトルクと、駆動力を制御するための前記電動機のトルクと、が両立する前記電動機のトルクを指令する制御手段を備えることを特徴とするものである。
本発明に係るハイブリッド車両は、エンジン回転数変化速度と駆動力とを分けて制御するための電動機のトルクを指令することができるため、駆動力の出方とエンジン回転数の変化とをユーザーが調整可能であるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るハイブリッド車両を示す構成図である。 図2は、実施形態に係るハイブリッド車両に搭載されたクラッチペダルを示す側面図である。 図3は、ECUが実施する駆動力決定プロセスの制御フローの一例を示したフローチャートである。 図4は、ハイブリッド車両の動作状態を示すタイムチャートである。 図5は、ECUが実施するエンジン回転数変化率決定プロセスの制御フローの一例を示したフローチャートである。 図6は、ECUが実施するエンジン回転数変化速度計算の制御フローの一例を示したフローチャートである。 図7は、ECUが実施するエンジン回転数変化速度計算の制御フローの他例を示したフローチャートである。
以下に、本発明に係るハイブリッド車両の一実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るハイブリッド車両Veを示す。なお、本実施形態においては、原動機としてエンジンや電動機を有するハイブリッド車両Veとして、シリーズ−パラレル式のハイブリッド車両を例に挙げて説明するが、シリーズ式のハイブリッド車両やパラレル式のハイブリッド車両であってもよい。また、本実施形態においては、後述するように電動機を2つ備えているが、ハイブリッド車両の方式などに応じて少なくとも1つの電動機を備えていればよい。
図1に示すように、ハイブリッド車両Veは、駆動装置1及びECU2を備えている。駆動装置1は、走行用の駆動力源であるエンジン10を備える。駆動装置1は、車体に取り付けられる非回転部材としてのケース1a内において共通の軸心上に配設された、入力軸11、出力軸12、差動部20、及び自動変速機30を備える。入力軸11は、エンジン10のクランクシャフト(図示せず)に連結されている。動力伝達手段としての差動部20は、入力軸11に、直接的またはダンパ装置(図示せず)などを介して間接的に連結されている。変速機としての自動変速機30は、差動部20の出力回転部材である伝達軸24に連結され、差動部20と出力軸12との間の動力伝達経路の一部を構成する。すなわち、差動部20は、エンジン10と自動変速機30との間に配置されている。駆動装置1は、エンジン10からの動力を、差動部20、自動変速機30、出力軸12、及びディファレンシャル装置を介して左右の駆動輪(いずれも図示せず)に伝達する。
差動部20は、動力分配機構21、第1電動機MG1及び第2電動機MG2を備える動力伝達装置を構成する。動力分配機構21は、入力軸11に入力されたエンジン10の出力を機械的に分配または合成する機械的機構である。動力分配機構21は具体的に、エンジン10の出力を第1電動機MG1及び伝達軸24に分配したり、エンジン10の出力と第1電動機MG1の出力とを合成して伝達軸24に出力したりする。第1電動機MG1及び第2電動機MG2は、駆動力源となる電動機として機能するとともに発電機としても機能する、モータジェネレータ(回転電機)である。第2電動機MG2は、伝達軸24と一体的に回転可能に設けられている。
動力分配機構21は、所定のギヤ比ρを有する例えばシングルピニオン型の遊星歯車装置22、及び切り替えクラッチC0を有する係合手段としての係合機構23を備える。遊星歯車装置22は、回転要素として、サンギヤS、遊星歯車P、遊星歯車Pを自転及び公転可能に支持するキャリアC、及び遊星歯車Pを介してサンギヤSと噛み合うリングギヤRを備える。上述したギヤ比ρは、サンギヤSの歯数ZS、及びリングギヤRの歯数ZRから、ZS/ZRとして導出される。動力分配機構21において、キャリアCは、入力軸11を介してエンジン10に連結されている。サンギヤSは、第1電動機MG1に連結されている。リングギヤRは伝達軸24に連結されている。係合機構23は、サンギヤSとキャリアCとの間において係合及び解放可能に設けられている。
係合機構23は、例えばドグクラッチなどの機械係合機構や、油圧式摩擦係合機構からなる切り替えクラッチC0を有して構成される。油圧式摩擦係合機構は、複数枚の摩擦板が油圧アクチュエータにより押圧される湿式多板型や、回転するドラムの外周面のバンドの一端が油圧アクチュエータによって引き締められるバンドブレーキなどから構成される。
係合機構23における切り替えクラッチC0が解放されると、サンギヤS、キャリアC、及びリングギヤRはそれぞれ、相互に相対回転可能な差動作用が働く差動状態になる。差動状態においては、エンジン10の出力が第1電動機MG1と伝達軸24とに分配される。これとともに、その分配されたエンジン10の出力の一部によって第1電動機MG1から発生した電気エネルギにより、例えばバッテリなどの蓄電装置(図示せず)に充電されたり、第1電動機MG1により発生した電気エネルギによって第2電動機MG2が回転駆動されたりする。これにより、差動部20は例えば無段変速状態になり、エンジン10のエンジン回転数にかかわらず、伝達軸24の回転を連続的に変化できる。すなわち、差動部20は、変速比γ(入力軸11の回転数/伝達軸24の回転数)が最小値γminから最大値γmaxまで連続的に変化可能な電気的な無段変速機として機能する。換言すると、差動部20は、エンジン10からの入力回転数であるキャリアCの回転数と、出力回転数であるリングギヤRの回転数との変速比γを無段階に変更可能である。このようなモードをCVTモードという。
一方、係合機構23における切り替えクラッチC0が係合されると、サンギヤSとキャリアCとが一体的に係合するため、遊星歯車装置22を構成する3つの回転要素であるサンギヤS、キャリアC、及びリングギヤRが一体回転する非差動状態になる。非差動状態においては、エンジン10のエンジン回転数Neである入力軸11の回転数と、伝達軸24の回転数とが一致する状態になる。すなわち、差動部20は、変速比γが1に固定された変速機として機能する定変速状態(有段変速状態)になる。差動部20が、変速比γが固定された変速機として機能する場合、後段に連結された自動変速機30を自動で変速させる自動変速モード(ATモード)、またはユーザー(運転者)による後述するシフト操作部44の操作に基づいて変速させる手動変速モード(MTモード)が実行可能になる。
係合機構23は、差動部20を、変速比を連続的に変化可能な電気的な無段変速機として作動する無段変速状態と、変速比変化を固定する定変速状態とに選択的に切り替える差動状態切り替え装置として機能する。差動部20は、係合機構23が解放され、かつ第1電動機MG1が反力を発生しない出力トルクTgが0の自由回転状態にされた場合には、差動部20内の動力伝達経路における動力伝達を遮断する動力伝達遮断状態になる。一方、第1電動機MG1が所定の出力トルクTgの反力を発生、または係合機構23が係合状態の場合には、差動部20内の動力伝達経路における動力伝達を可能とする動力伝達可能状態となる。
自動変速機30は、例えば従来公知の前進6段・後進1段の有段式自動変速機であり、伝達軸24から入力されたエンジン10の回転が、自動変速機30において変速されて出力軸12を介して駆動輪(図示せず)に伝達される。なお、自動変速機30の構成は必ずしも上述の構成に限定されない。
また、制御手段としてのECU2は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及び入出力等のインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路である。ECU2の機能は、記録部としてのROMが保持するアプリケーションプログラムを記憶部としてのRAMにロードしてCPUにより実行し、CPUの制御のもとで制御対象を動作させつつ、RAMやROMのデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。ECU2は、上述のように構成されたハイブリッド車両Ve内における各種センサ類などの情報に基づいて、ハイブリッド車両Ve内の各構成要素を制御する。
ブレーキペダルセンサ42aは、ユーザーによるブレーキペダル42の操作量を検出する。ブレーキペダルセンサ42aは、検出したブレーキペダル42の操作量を示す信号をECU2に出力する。また、アクセルペダルセンサ43aは、ユーザーによるアクセルペダル43の操作量(アクセルペダル開度)を検出する。アクセルペダルセンサ43aは、検出したアクセルペダル43の操作量を示す信号をECU2に出力する。ECU2は、入力されたブレーキペダル42やアクセルペダル43の操作量に応じてエンジン10の出力を制御する。
シフトポジションセンサ44aは、例えばシフトレバーやステアリングパドルなどからなるシフト操作部44のシフトポジションを検出する。シフトポジションセンサ44aは、検出したシフトポジションを示す信号をECU2に出力する。ドライブモード切り替えスイッチ45は、例えば、MTモードと、ATモードと、CVTモードとを切り替えて選択するスイッチである。ドライブモード切り替えスイッチ45は、モードの選択状態をECU2に出力する。
クラッチペダルストロークセンサ50aは、ユーザーによる駆動力制御インターフェースであるクラッチペダル50の操作量(ペダルストローク量L_pdl)を検出する。クラッチペダルストロークセンサ50aは、検出したクラッチペダル50のペダルストローク量L_pdlを示す信号を、ECU2に出力する。ECU2は、入力されたクラッチペダル50のペダルストローク量L_pdlに応じて、エンジン10、係合機構23、及び第1電動機MG1を選択的に制御する。なお、駆動力制御インターフェースとしては、足で操作するクラッチペダル50の他にも、手で操作するレバーでもよい。
図2は、この実施形態に係るクラッチペダル50を示す側面図である。図2に示すように、クラッチペダル50は、車体側の支持部材52に回動可能に支持された支持軸部51と、支持軸部51を介して一体に連結されたL字形のレバー部53とを有して構成されている。支持軸部51は、両端側で車体側の支持部材52に支持され、レバー部53は、支持軸部51を介して車体側の支持部材52に前後方向に揺動可能に支持されたレバーとなっており、その下端側にユーザーによって踏み込み操作されるペダル部53aが設けられている。レバー部53のペダル部53aとは反対側の端部は、弾性部材54に連結されており、ユーザーによって踏み込み操作されない場合には、図2中実線に示す位置に復帰するように構成される。ユーザーによって踏み込み操作された量は、クラッチペダルストロークセンサ50aによりペダルストローク量L_pdlとして検出される。
ここで、本実施形態においては、可能な限り忠実にMT車のエンジン回転数Neと駆動力の挙動を、マニュアルクラッチを持たないハイブリッド車両で実現する。マニュアルクラッチ部分が、仮想的なものであることを利用して、実施形態に係るハイブリッド車両においては、従来のMT車が提供できない、ユーザーが感じるエンジンの応答性やクラッチペダル50のストロークと伝達トルクの特性を好みに合わせて変更可能としている。
実際のMT車では、クラッチが滑っている限り、エンジントルクの大小にかかわらずクラッチペダル50のストロークに従って駆動力が出力される。よって、Ne=Ne_tagsft以外では、クラッチが滑っている状態を模擬すると判定し、クラッチベースの駆動力とエンジン回転数変化速度dNeを出力することで、MT車に近い挙動を得られる。
エンジン応答性、クラッチペダル50のストロークと伝達トルクの特性を可変にし、従来のMT車が提供できない効果を出すために、エンジン回転数変化速度dNeと駆動力Tpとを分けて制御する。このため、エンジン回転数変化速度dNeを制御するためのエンジントルクTe及び第1電動機MG1の出力トルクTgと、駆動力Tpを制御する第1電動機MG1の出力トルクTg及び第2電動機MG2の出力トルクTmと、を両立する第1電動機MG1の出力トルクTgを指令する。この際、クラッチペダル操作量のみで第1電動機MG1の出力トルクTgを指令することは都合が悪く、アクセルペダル操作量とクラッチペダル操作量との関係からエンジン回転数変化速度dNeを指令し、クラッチペダル操作量から駆動力Tpを指令値として出力する。これによって、エンジン回転数変化速度dNeと駆動力Tpとの目標がわかった上で、第1電動機トルクとその他の原動機への指令値を決定する。
図3は、ECU2が実施する駆動力決定プロセスの制御フローの一例を示したフローチャートである。まず、ECU2は、クラッチペダル50を使用するモードが選択されているかを判断する(ステップS1)。なお、クラッチペダル50を使用するモードが選択されているか否かの判断には、クラッチペダル50の操作やモード切り替えスイッチ(ダイヤル、レバー、ボタン、タッチパネル)操作から判断される。
クラッチペダル50を使用するモードが選択されていると判断した場合(ステップS1にてYES)、ECU2は、現在エンジン回転数=収束エンジン回転数であるかを判断する(ステップS2)。なお、収束エンジン回転数とは、選択されているギヤ段と車速(駆動輪の回転数)とから計算されるエンジン回転数である。現在エンジン回転数=収束エンジン回転数である場合(ステップS2にてYES)、ECU2は、クラッチペダル操作量を考慮した駆動力>アクセルペダル操作量を考慮した駆動力であるかを判断する(ステップS3)。クラッチペダル操作量を考慮した駆動力>アクセル操作量を考慮した駆動力であると判断した場合(ステップS3にてYES)、ECU2は、通常制御へ移行して(ステップS4)、一連の制御を終了する。一方、ステップS3にて、クラッチペダル操作量を考慮した駆動力>アクセル操作量を考慮した駆動力ではないと判断した場合(ステップS3にてNO)、ECU2は、クラッチペダル操作量を考慮した要求駆動力を指令して(ステップS5)、一連の制御を終了する。なお、ステップS3に示す駆動力の決定に当たっては、各種電動機の出力制限、電池残量、車速、選択されているモード(ECO、NORMAL、SPORTS等)、アクセル開度、及び、エンジン回転数Neの少なくとも1つを考慮してもよい。
また、ステップS1にて、クラッチペダル50を使用するモードが選択されていないと判断した場合(ステップS1にてNO)、ECU2は、通常制御へ移行して(ステップS4)、一連の制御を終了する。また、ステップS2にて、現在エンジン回転数=収束エンジン回転数ではないと判断した場合(ステップS2にてNO)、ECU2は、クラッチペダル操作量を考慮した要求駆動力を指令して(ステップS5)、一連の制御を終了する。
図4は、ハイブリッド車両Veの動作状態を示すタイムチャートである。図4に示すように、クラッチペダル50を操作している間のエンジン回転数Neは、アクセルペダル操作量とクラッチペダル操作量とに応じて決定されるエンジン回転数変化速度dNeによって決まる。また、現在のエンジン回転数(実エンジン回転数)と収束エンジン回転数とが一致していない間は、駆動力Tpはクラッチペダル操作量を考慮して決定される。
なお、現在のエンジン回転数Neが収束エンジン回転数と一致している(ステップS2にてYES)、且つ、クラッチペダル操作量を考慮して決定される駆動力が、アクセルペダル操作量(アクセル開度)を考慮して決定される駆動力よりも大きい場合(ステップS3にてYES)、要求駆動力は、クラッチペダル操作量を考慮しないで決定される。
図5は、ECU2が実施するエンジン回転数変化率決定プロセスの制御フローの一例を示したフローチャートである。まず、ECU2は、クラッチペダル50を使用するモードが選択されているかを判断する(ステップS11)。クラッチペダル50を使用するモードが選択されていると判断した場合(ステップS11にてYES)、現在エンジン回転数=収束エンジン回転数であるかを判断する(ステップS12)。現在エンジン回転数=収束エンジン回転数であると判断した場合(ステップS12にてYES)、ECU2は、クラッチペダル操作量を考慮した駆動力>アクセルペダル操作量を考慮した駆動力であるかを判断する(ステップS13)。クラッチペダル操作量を考慮した駆動力>アクセルペダル操作量を考慮した駆動力であると判断した場合(ステップS13にてYES)、ECU2は、通常制御へ移行して(ステップS14)、一連の制御を終了する。一方、クラッチペダル操作量を考慮した駆動力>アクセルペダル操作量を考慮した駆動力ではないと判断した場合(ステップS13にてNO)、ECU2は、クラッチペダル操作量と、アクセルペダル操作量とを考慮し、目標のエンジン回転数変化速度dNeを計算して(ステップS15)、一連の制御を終了する。なお、ステップS15にて、各種電動機の出力制限、電池残量、車速、選択されているモード(ECO、NORMAL、SPORTS等)、及び、エンジン回転数Neの少なくとも1つを考慮してもよい。
また、ステップS11にて、クラッチペダル50を使用するモードが選択されていないと判断した場合(ステップS11にてNO)、ECU2は、通常制御へ移行して(ステップS14)、一連の制御を終了する。また、ステップS12にて、現在エンジン回転数=収束エンジン回転数ではないと判断した場合(ステップS12にてNO)、ECU2は、クラッチペダル操作量と、アクセルペダル操作量とを考慮し、目標のエンジン回転数変化速度dNeを計算して(ステップS15)、一連の制御を終了する。
図6は、ECU2が実施するエンジン回転数変化速度計算の制御フローの一例を示したフローチャートである。まず、ECU2は、クラッチペダル起因のエンジン回転数変化速度dNeが要求されているかを判断する(ステップS21)。クラッチペダル起因のエンジン回転数変化速度dNeが要求されている場合(ステップS21にてYES)、ECU2は、現在エンジン回転数<収束エンジン回転数であるかを判断する(ステップS22)。現在エンジン回転数<収束エンジン回転数であると判断した場合(ステップS22にてYES)、ECU2は、dNe=(Te+Tc)/Ieの式を用いてエンジン回転数変化速度dNeを計算し(ステップS23)、各原動機及び係合機構23への指令値を生成して(ステップS25)、一連の制御を終了する。一方、現在エンジン回転数<収束エンジン回転数ではないと判断した場合(ステップS22にてNO)、ECU2は、dNe=(Te−Tc)/Ieの式を用いてエンジン回転数変化速度dNeを計算し(ステップS24)、各原動機及び係合機構23への指令値を生成して(ステップS25)、一連の制御を終了する。
なお、ステップS23及びステップS24において、Teはエンジントルクであり、Tcはクラッチトルクであり、Ieはパワートレーンイナーシャである。エンジントルクTeはアクセルペダル操作量、クラッチトルクTcはクラッチペダル操作量、パワートレーンイナーシャIeはECU2事前に入力された値、によってそれぞれ決定されるが、これらのパラメータが、実機のそれと必ずしも一致している必要はない。また、エンジントルクTe、クラッチトルクTc、及び、パワートレーンイナーシャIeは、ユーザーの操作によるモードの切り替えや、過去の運転からECU2がユーザーの嗜好を推定して変更することが可能になっていてもよい。
また、ステップS21にて、クラッチペダル起因のエンジン回転数変化速度dNeが要求されていないと判断した場合(ステップS21にてNO)、ECU2は、通常制御へ移行して(ステップS26)、一連の制御を終了する。
なお、ステップS22、ステップS23、ステップS24、及び、ステップS25のフローは、数式化して各原動機及び係合機構23への指令値を計算してもよい。
図7は、ECU2が実施するエンジン回転数変化速度計算の制御フローの他例を示したフローチャートである。まず、まず、ECU2は、クラッチペダル起因のエンジン回転数変化速度dNeが要求されているかを判断する(ステップS31)。クラッチペダル起因のエンジン回転数変化速度dNeが要求されていると判断した場合(ステップS31にてYES)、ECU2は、アクセルペダル操作量、クラッチペダル操作量、現在エンジン回転数と収束エンジン回転数との差、を変数に、エンジン回転数変化速度dNeの値をマップから参照して(ステップS32)、各原動機及び係合機構23への指令値を生成し(ステップS33)、一連の制御を終了する。一方、クラッチペダル起因のエンジン回転数変化速度dNeが要求されていないと判断した場合(ステップS31にてNO)、ECU2は、通常制御へ移行して(ステップS34)、一連の制御を終了する。
なお、エンジン回転数変化速度dNeの値を参照するためのマップは、ユーザーの操作によるモードの切り替えや、過去の運転からECU2がユーザーの嗜好を推定して変更することが可能になっていてもよい。
以上より、実施形態に係るハイブリッド車両においては、上記の各制御フローをECU2が実施することによって、駆動力の出方やエンジン回転数Neをユーザーが調整可能になる。また、クラッチの滑りを模擬している状態から、通常走行に移行する際の違和感を低減することができる。また、アクセルペダル操作によるエンジン回転数変化速度dNeの大小や、クラッチペダル50の踏力−駆動力特性を変化させることが可能になり、ユーザーが体感するエンジン10の応答性や、クラッチペダル50の踏力−駆動力特性をよりユーザーの嗜好にあったものにすることができる。
2 ECU
10 エンジン
43 アクセルペダル
44 シフト操作部
45 ドライブモード切り替えスイッチ
50 クラッチペダル
MG1 第1電動機
MG2 第2電動機

Claims (1)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの出力するトルクの反力を出力可能な電動機と、
    前記エンジンから入力された駆動力を変速して出力可能な変速機と、
    前記エンジンの出力軸と前記変速機の入力軸との間に配置された遊星歯車機構と、
    アクセルペダルと、
    ペダルストローク量を検出可能なクラッチペダルと、
    を備えたハイブリッド車両であって、
    エンジン回転数変化速度を制御するための前記電動機の出力トルクと、駆動力を制御するための前記電動機の出力トルクと、が両立する前記電動機の出力トルクを指令する制御手段を備えることを特徴とするハイブリッド車両。
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JP7413952B2 (ja) 2020-08-20 2024-01-16 トヨタ自動車株式会社 電気自動車
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