JP2020044521A - 除湿機 - Google Patents

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真弓 佐々井
Mayumi Sasai
真弓 佐々井
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Abstract

【課題】乾燥度を個々の領域毎に算出し、表示することで、使用者の用途に合った乾燥状態を実現することが可能な除湿機を提供する。
【解決手段】除湿機は、対象物に向けて発光する発光部と、発光に対して対象物から反射された光を受光する受光部と、吹出口からの送風を制御する制御部と、を備え、発光部は、水に吸収される波長の光である検知光と、検知光より水に吸収されにくい波長の光である参照光と、を発光し、受光部は、反射された検知光と、反射された参照光と、を受光し、制御部は、受光部が受光した検知光と参照光の強度から水分量を算出する水分量算出部と、水分量算出部による水分量算出結果に基づいて対象物の乾燥度を算出する乾燥度算出部を備え、乾燥度算出部により得られた乾燥度を表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主に一般家庭における室内の空調もしくは室内に干した洗濯物の乾燥に使用される除湿機の制御装置に関するものである。
地域によっては冬場の気候は非常に湿度が高くなり、室外干しによる乾かしが難しく、さらに近年、生活スタイルの変化に伴い、時間を問わずに洗濯物を室内にて乾かしたいという要望が多くなっている。そこで、除湿機を用いることで、室内の居住、非居住部分を乾燥の場所として利用することが普及している。
この種の除湿機の制御装置については、既に種々の方法によって、衣類等被乾燥物の乾燥状態と判断することが考案されている。例えば、除湿機に設けた温度センサや湿度センサの検出値から衣類などの被乾燥物近傍の湿度を推測し、推測した湿度の変化から衣類などの被乾燥物の乾燥度を推定するものがある(特許文献1)。
特開2011−83673号公報
ところで、このような従来の除湿機における自動衣類乾燥制御方法では、予め設定された相対湿度の所定値、あるいは絶対湿度の変位量によって衣類の乾燥状態を判断する場合、気候、天候などの環境の変化、また、衣類乾燥を行う空間の大きさ、衣類乾燥を行う部屋の形成材質等によって衣類等被乾燥物の乾燥状態の判断に大きく影響を及ぼし正確に乾燥状態を検知できないという課題がある。
また、従来の除湿機における乾燥度は、被乾燥物全体の乾燥度を検知することができるが、衣類毎に対して、乾燥度を判断できないという課題があった。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、気候、天候等の環境変化に柔軟に対応し、周囲温度や除湿機の温風の影響を受けず正確に乾燥の判断ができ、被乾燥物の個別衣類に対する乾燥度を算出、表示することで、使用者の用途に合った乾燥状態で個々の衣類乾燥を仕上げることができる除湿機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の除湿機は、本体と、空気を前記本体内に吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込んだ空気を外部へ吹き出す吹出口と、前記吸込口から前記吹出口へ空気を搬送させる送風部と、前記吸込口から吸い込んだ空気を除湿する除湿部と、対象物へ向けて発光する発光部と、前記発光に対して前記対象物から反射された光を受光する受光部と、前記吹出口からの送風を制御する制御部と、前記制御部による制御情報を表示する表示部とを備え、前記発光部は、水に吸収される波長の光である検知光と、前記検知光より水に吸収されにくい波長の光である参照光と、を発光し、前記受光部は、前記反射された前記検知光と、前記反射された前記参照光と、を受光し、前記制御部は、前記受光部が受光した前記検知光と前記参照光の強度とを比較して水分量を算出する水分量算出部と、前記水分量算出部による水分量算出結果に基づいて前記対象物の乾燥度を算出する乾燥度算出部とを備え、前記表示部は、前記乾燥度算出部による乾燥度を表示するものとし、これにより初期の目的を達成するものである。
本発明の除湿機によれば、所定の対象範囲にある対象物に向けて照射された参照光と、対象物によって反射した反射光を比較することで、対象物に含まれる水分によって照射光が減衰した量を算出でき、対象範囲にある対象物の水分含有量を正確に特定することができる。したがって、対象物の乾燥度算出および表示を正確に行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る除湿機の概略構成を示す斜視図 同除湿機の概略構成を示す側断面構成図 同除湿機の発光部と受光部の概略構成を示す側断面構成図 同除湿機の制御構成を示すブロック図 同除湿機の水分と水蒸気との吸光スペクトルを示す図 同除湿機の検出範囲Aと領域Rとを示す模式図 同除湿機の発光部と受光部の走査方向を示す模式図 同除湿機の水分量算出のフローチャートを示す図 同除湿機の水分量算出による対象物の水分量分布Tの図 水分量と乾燥度との関係を示すグラフ 同除湿機の水分量算出による対象物の乾燥度分布Kの図 同除湿機の外側面に取り付けられた表示部を示す図 同除湿機外の表示部を示す図
以下では、本発明の実施の形態に係る除湿機について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態の説明)
(除湿機)
除湿機1について説明する。図1は除湿機1の概略構成を示す斜視図である。図2は除湿機1の概略構成を示す側断面構成図である。本体2において、上面には吹出口11と発光部7と受光部8とを設け、側面の下方には吸込口10を設ける。なお、吹出口11と吸込口10は同一の側面に係るように設けられている。送風部3は、除湿部4を通過した空気を吹出口11へ導き、吹出口11より所定の対象範囲にある対象物100に送風する。除湿部4は、室内空気を除湿できればよく、例えば、シリカゲルなどの除湿材を用いたデシカント除湿や蒸気圧縮式のヒートポンプなどである。吸込口10から取り込まれた室内空気は、除湿部4にて除湿され、送風部3によって吹出口11から除湿空気として送風される。
制御部5は、1つまたは複数のマイクロコントローラで構成される。制御部5は、発光部7より照射される参照光を制御する光源制御部51、受光部8によって受光した光を検知し、水分量を算出する水分量算出部56と、除湿機1の統括的な動作プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどを有する。
具体的には、制御部5は、発光部7より照射される参照光が対象物100によって反射した反射光を受光部8が受光し、受光した波長の異なる2つの光の強度を比較することによって、対象物100の水分量を算出する。算出した水分量に基づいて対象物100の乾燥度を算出し、送風部3と除湿部4のうち少なくとも1つの乾燥手段を制御し、表示部6に対象物100の乾燥度を表示する。これにより、対象物100の水分量に応じて、適切な乾燥制御と乾燥度表示がなされる。
次に実施の形態に係る発光部7と受光部8と制御部5の構成の概要について説明する。
図3は、実施の形態に係る発光部7と受光部8の構成と対象物100とを示す模式図である。図4は、実施の形態に係る除湿機1の制御構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、図3に示すように、発光部7は、空間を隔てて存在する対象物100に向けて光を照射し、反射した光を受光部8で検出し、図4に示す水分量算出部56で対象物100に含まれる水分量を算出する。対象物100に含まれる水分量とは、対象物100上に溜まった水分と、対象物100の表面部分に浸透した水分のことである。
以下では、各構成要素について詳細に説明する。
(発光部)
発光部7は、水に吸収される波長の光である第一波長帯を含む検知光と、第一波長帯よりも水による吸収が小さい第二波長帯を含む参照光とを対象物100に向けて発する。具体的には、発光部7は、投光レンズ21と、光源22とを備えている。投光レンズ21は、光源22が発した光を、対象物100に対して集光する集光レンズである。投光レンズ21は、樹脂製の凸レンズであるが、これに限らない。光源22は、検知光をなす第一波長帯と参照光をなす第二波長帯とを含み、ピーク波長が第二波長帯側にある連続した光を発するLED(Light Emitting Diode)光源である。具体的には、光源22は、化合半導体からなるLED光源である。
図5は、水分と水蒸気との吸光スペクトルを示す図である。図5に示すように、水分は、約1450nm及び約1940nmの波長に吸収ピークを有する。水蒸気は、水分の吸収ピークよりやや低い波長、具体的には約1350nm〜1400nm及び約1800nm〜1900nmの波長に吸収ピークを有する。
このため、検知光をなす第一波長帯としては、水の吸光度が高い波長帯を選択し、参照光をなす第二波長帯としては、第一波長帯よりも水の吸光度が小さい波長帯を選択する。そして、一例としては、第二波長帯の平均波長は、第一波長体の平均波長よりも長くする。光源22は、第一波長帯と第二波長帯とを連続して含む光を照射するので、対象物100には、水による吸収が大きな第一波長帯を含む検知光と、水による吸収が第一波長帯よりも小さい第二波長帯を含む参照光が照射される。
(受光部)
図3に示すように受光部8では、発光部7によって照射され対象物100に反射した反射光RA1を、受光レンズ71によって集光しハーフミラー34によって第一光路LR01と第二光路LR02に分割される。
受光レンズ71は、対象物100によって反射された反射光RA1を第一受光素子73および第二受光素子43に集光するための集光レンズである。受光レンズ71は、例えば、焦点が第一受光素子73の受光面に位置するように受光部8に固定されている。受光レンズ71は、例えば、樹脂製の凸レンズであるが、これに限らない。
ハーフミラー34は、例えば、受光レンズ71と第一受光素子73の間に配置され、受光レンズ71によって集光された光のうち半分を透過し、残りを反射する。ハーフミラー34を透過した第一光路LR01の先には、第一バンドパスフィルタ72と、第一受光素子73とを備えている。
第一バンドパスフィルタ72は、反射光RA1から第一波長帯の光を抽出するバンドパスフィルタである。具体的には、第一バンドパスフィルタ72は、ハーフミラー34と、第一受光素子73との間に配置されており、ハーフミラー34を透過して第一受光素子73に入射する反射光の光路上に設けられている。第一バンドパスフィルタ72は、第一波長帯の光を透過するとともに、それ以外の波長帯の光を反射または吸収する。
第一受光素子73は、対象物100によって反射され、ハーフミラー34を透過し、第一バンドパスフィルタ72を透過した第一波長帯の光を受光し、第一電気信号に変換する受光素子である。第一受光素子73は、受光した第一波長帯の光を光電変換することで、当該光の受光量(すなわち、強度)に応じた第一電気信号を生成する。生成された第一電気信号は、制御部5に出力される。第一受光素子73は、例えば、フォトダイオードであるが、これに限定されない。例えば、第一受光素子73は、フォトトランジスタ、又は、イメージセンサでもよい。
第二バンドパスフィルタ42は、ハーフミラー34で反射された光から第二波長帯の光を抽出するバンドパスフィルタである。具体的には、第二バンドパスフィルタ42は、ハーフミラー34と、第二受光素子43との間に配置されており、ハーフミラー34を反射して第二受光素子43に入射する光の光路上に設けられている。そして、第二バンドパスフィルタ42は、第二波長帯の光を透過し、かつ、それ以外の波長帯の光を反射または吸収する。
第二受光素子43は、対象物100によって反射され、第二バンドパスフィルタ42を透過した第二波長帯の光を受光し、第二電気信号に変換する受光素子である。第二受光素子43は、受光した第二波長帯の光を光電変換することで、当該光の受光量(すなわち、強度)に応じた第二電気信号を生成する。生成された第二電気信号は、制御部5に出力される。第二受光素子43は、第一受光素子73と同形の受光素子である。つまり、第一受光素子73がフォトダイオードである場合には、第二受光素子43もフォトダイオードである。
(制御部)
制御部5は、発光部7の光源22を点灯制御するとともに、第一受光素子73及び第二受光素子43から出力された第一電気信号及び第二電気信号を処理することで、水分量を演算する水分量算出部56を備え、対象物100の乾燥度を算出する乾燥度算出部57をも備える。
制御部5は、本体2に収容されていてもよく、又は、本体2の外側面に取り付けられていてもよい。あるいは、制御部5は、複数に分かれており無線通信などの通信機能を有し、第一受光素子73からの第一電気信号及び第二受光素子43からの第二電気信号を受信してもよい。
具体的には、図4に示すように、制御部5は、光源制御部51、第一増幅部52、第二増幅部53、第一信号処理部54、第二信号処理部55及び水分量算出部56を備えている。
光源制御部51は、駆動回路及びマイクロコントローラで構成される。光源制御部51は、光源22の制御プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどを有する。光源制御部51は、光源22の点灯及び消灯が所定の発光周期で繰り返されるように、光源22を制御する。具体的には、光源制御部51は、所定の周波数(例えば、1kHz)のパルス信号を光源22に出力することで、光源22を所定の発光周期で点灯及び消灯させる。
第一増幅部52は、第一受光素子73が出力した第一電気信号を増幅して第一信号処理部54に出力する。具体的には、第一増幅部52は、第一電気信号を増幅するオペアンプである。
第一信号処理部54は、マイクロコントローラで構成される。第一信号処理部54は、第一電気信号に対する処理プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどを有する。第一信号処理部54は、第一電気信号に対して、通過帯域制限を行うとともに当該通過帯域制限による位相遅延を補正してから、光源22の発光周期との乗算処理を施す。この第一電気信号に対する処理は、いわゆるロックインアンプ処理である。これにより、外乱光に基づくノイズを第一電気信号から抑制することが可能である。
第二増幅部53は、第二受光素子43が出力した第二電気信号を増幅して第二信号処理部55に出力する。具体的には、第二増幅部53は、第二電気信号を増幅するオペアンプである。
第二信号処理部55は、マイクロコントローラで構成される。第二信号処理部55は、第二電気信号に対する処理プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどを有する。第二信号処理部55は、第二電気信号に対して、通過帯域制限を行うとともに当該通過帯域制限による位相遅延を補正してから、光源22の発光周期との乗算処理を施す。この第二電気信号に対する処理は、いわゆるロックインアンプ処理である。これにより、外乱光に基づくノイズを第二電気信号から抑制することが可能である。
水分量算出部56は、第一受光素子73から出力された第一電気信号と、第二受光素子43から出力された第二電気信号とに基づいて、対象物100が含む水分を検出する。具体的には、水分量算出部56は、第一電気信号の電圧レベルと第二電気信号の電圧レベルとの比(信号比)に基づいて、対象物100が含む水分量を検出する。本実施の形態では、水分量算出部56は、第一信号処理部54によって処理された第一電気信号と、第二信号処理部55によって処理された第二電気信号とに基づいて、対象物100が含む水分量を検出する。水分量算出部56は、検出した水分量を乾燥度算出部57に出力する。具体的な水分量の検出処理については後で説明する。
水分量算出部56は、例えば、マイクロコントローラである。水分量算出部56は、信号処理プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどを有する。
(水分量の検出処理)
水分量算出部56による水分量の検出処理について説明する。本実施の形態では、水分量算出部56は、反射光に含まれる検知光の光エネルギーPdと、参照光の光エネルギーPrとを比較することで、対象物100に含まれる成分量を検出する。なお、検知光の光エネルギーPdは、第一受光素子73から出力される第一電気信号の強度に対応し、参照光の光エネルギーPrは、第二受光素子43から出力される第二電気信号の強度に対応する。
光エネルギーPdは、次の(式1)で表される。
(式1)Pd=Pd0×Gd×Rd×Td×Aad×Ivd、ここで、Pd0は、光源22が発した光のうち、検知光をなす第一波長帯の光の光エネルギーである。Gdは、第一波長帯の光の第一受光素子73に対する結合効率(集光率)である。具体的には、Gdは、光源22が発した光のうち、対象物(対象物100)で拡散反射される成分の一部(すなわち、反射光に含まれる検知光)になる部分の割合に相当する。
Rdは、対象物100による検知光の反射率である。Tdは、第一バンドパスフィルタ72により検知光の透過率である。Ivdは、第一受光素子73における反射光に含まれる検知光に対する受光感度である。
Aadは、対象物100に含まれる成分(水分)による検知光の吸収率であり、次の(式2)で表される。
(式2) Aad=10−αa×Ca×D
ここで、αaは、予め定められた吸光係数であり、具体的には、成分(水分)による検知光の吸光係数である。Caは、対象物100に含まれる成分(水分)の体積濃度である。Dは、検知光の吸収に寄与する成分の厚みの2倍である寄与厚みである。
より具体的には、水分が均質に分散した対象物100では、光が対象物100に入射し、反射して対象物100から出射する場合において、Caは、対象物100の成分に含まれる体積濃度に相当する。また、Dは、反射して対象物100から出射するまでの光路長に相当する。例えば、Caは、対象物100を覆っている液相に含まれる水分の濃度である。また、Dは、対象物100を覆っている液相の平均的な厚みとして換算される寄与厚みである。
したがって、αa×Ca×Dは、対象物100に含まれる成分量(水分量)に相当する。以上のことから、対象物100に含まれる水分量に応じて、第一電気信号の強度に相当する光エネルギーPdが変化することが分かる。なお、水分と比べて湿気の吸光度は極端に小さいので、無視することができる。
同様に、第二受光素子43に入射する参照光の光エネルギーPrは、次の(式3)で表される。
(式3) Pr=Pr0×Gr×Rr×Tr×Ivr
本実施の形態では、参照光は、対象物100に含まれる成分によって実質的には吸収されないとみなすことができるので、(式1)と比較して分かるように、水分による吸収率Aadに相当する項は(式3)には含まれていない。
(式3)において、Pr0は、光源22が発した光のうち、参照光をなす第二波長帯の光の光エネルギーである。Grは、光源22が発した参照光の第二受光素子43に対する結合効率(集光率)である。具体的には、Grは、参照光のうち、対象物100で拡散反射される成分の一部(すなわち、反射光に含まれる参照光)になる部分の割合に相当する。Rrは、対象物100による参照光の反射率である。Trは、第二バンドパスフィルタ42による参照光の透過率である。Ivrは、第二受光素子43の反射光に対する受光感度である。
本実施の形態では、光源22から照射される光、つまり、検知光と参照光とは、同軸かつ同スポットサイズで照射されるため、検知光の結合効率Gdと参照光の結合効率Grとは略等しくなる。また、検知光と参照光とはピーク波長が比較的近いので、検知光の反射率Rdと参照光の反射率Rrとが略等しくなる。
したがって、(式1)と(式3)との比(信号比)を取ることにより、次の(式4)が導き出される。
(式4) Pd/Pr=Z×Aad
ここで、Zは、定数項であり、(式5)で示される。
(式5) Z=(Pd0/Pr0)×(Td/Tr)×(Ivd/Ivr)
光エネルギーPd0及びPr0はそれぞれ、光源22の初期出力として予め定められている。また、透過率Td及び透過率Trはそれぞれ、第一バンドパスフィルタ72及び第二バンドパスフィルタ42の透過特性により予め定められている。受光感度Ivd及び受光感度Ivrはそれぞれ、第一受光素子73及び第二受光素子43の受光特性により予め定められている。したがって、(式5)で示されるZは、定数とみなすことができる。
水分量算出部56は、第一電気信号に基づいて検知光の光エネルギーPdを算出し、第二電気信号に基づいて参照光の光エネルギーPrを算出する。具体的には、第一電気信号の信号レベル(電圧レベル)が光エネルギーPdに相当し、第二電気信号の信号レベル(電圧レベル)が光エネルギーPrに相当する。
したがって、水分量算出部56は、(式4)に基づいて、対象物100に含まれる水分の吸収率Aadを算出することができる。これにより、水分量算出部56は、(式2)に基づいて水分量を算出することができる。
なお、空間には湿気(水蒸気)も存在しているが、水蒸気によって検知光及び参照光が吸収される場合も想定される。この水蒸気による吸収分をキャンセルするように第一電気信号及び第二電気信号を補正する補正部を制御部5に設けてもよい。
(水分量の検出範囲)
図6は、実施の形態に係る発光部7及び受光部8の検出範囲Aを模式的に示す平面図である。検出範囲Aは、除湿機1によって除湿された風が送風される範囲と同等または広く設定されていることが好ましい。また、検出範囲Aは、受光部8の受光範囲と同等または広い範囲である。図6に示すように、領域Rは、受光部8によって個別に光の検出が行われる領域である。領域Rは検出範囲Aと同等サイズでも良いし、検出範囲Aよりも小さいサイズでも良い。例えば、領域Rは検出範囲Aを縦方向に6分割し、横方向に6分割したサイズである。領域RのS11〜S66ごとに検出を行う方法として、例えば、第一受光素子73と第二受光素子43にイメージセンサを採用しても良い。また、他の方法として図7のように発光部7の照射領域を走査させながら照射すると同時に受光部8の受光領域も走査させて、各領域の反射光を受光する方法を採用しても良い。走査の手段としては、例えば発光部7と受光部8を固定した台座を2つのステッピングモータ(図示せず)を用いて直行する2軸に回転可能に配置する。一方のステッピングモータは、図7の主走査方向に照射領域を走査できる角度に配置し、もう一方のステッピングモータは、図7の副走査方向に照射領域を走査できる角度に配置する。図6および図7では、一行あたり等間隔で6箇所検出し、一列あたり等間隔で6箇所検出する場合を例示している。
次に、この場合の走査方法について図8のフローチャートを用いて説明する。先ず、発光部7の照射領域と受光部8の受光領域とを図7のS11に移動する。また、変数nを1に設定する。次に各領域の指定位置をSn6に設定する。照射領域と受光領域を、図7の主走査方向と平行に移動させ、Sn6に位置するようにステッピングモータによって動かす。同時に照射領域と受光領域が領域Rの中心に位置するかどうかを判定する。領域Rの中心に位置しているかどうかの判定は、例えばステッピングモータの駆動ステップ数から算出する。照射領域と受光領域が領域Rの中心に位置していない場合、Step2に戻りステッピングモータの駆動を続ける。照射領域と受光領域が領域Rの中心に位置していた場合、受光強度を取得し、強度の比すなわち水分量を算出し、水分量テーブルTに格納する。その後Step3を実行する。Step3では、現在位置する領域Rが指定位置であるSn6かどうかの判定を行う。Sn6でなければ、Step2に戻りステッピングモータの駆動を続ける。ここで、Sn6であればStep4に移りステッピングモータの駆動を停止させる。その後、nに1を足して、図7の副走査方向と平行にSn6に向かって照射領域と受光領域を動かす。
次に指定位置をSn1に設定する。Step6では、照射領域と受光領域を、図7の主走査方向と平行にStep2とは逆に移動させ、指定位置であるSn1に位置するようにステッピングモータを動かす。同時に照射領域と受光領域が領域Rの中心に位置するかどうかを判定する。領域Rの中心に位置しているかどうかの判定は、例えばステッピングモータの駆動ステップ数から算出する。照射領域と受光領域が領域Rの中心に位置していない場合、Step6に戻りステッピングモータの駆動を続ける。照射領域と受光領域が領域Rの中心に位置していた場合、受光強度を取得し、強度の比すなわち水分量を算出し、水分量テーブルTに格納する。その後、Step7を実行する。
Step7では、現在位置する領域Rが指定位置であるSn1かどうかの判定を行う。Sn1でなければ、Step6に戻りステッピングモータの駆動を続ける。ここで、Sn1であればStep8に移りステッピングモータの駆動を停止させる。
ここでnが6で無ければ、Step9に移動しnに1を足して指定位置Sn1に向かって図7の副走査方向と平行に照射領域と受光領域を動かす。以後Step1に戻り、動作を繰り返す。nが6であれば、検出動作を終了する。
検出動作が終了した時、領域Rごとの水分量の算出結果を図9のような水分量テーブルTに一時的に記録し、この水分量テーブルTの情報に基づいて乾燥の判断を行う。水分量テーブルTの情報は、領域ごとに個別に判断しても良いし、平均化して1つまたは少数の情報に加工しても良い。
(乾燥度算出)
図10に示す通り、衣類の水分量が多ければ乾燥度は低く(濡れている状態)、衣類の水分量が少なければ乾燥度は高くなる(乾燥している状態)。水分量と乾燥度は、概ね線形の変化を示しており、水分量と乾燥度との関係を一次近似直線Cで表すことができる。この一次近似曲線Cは、
対象物100の水分量が0である場合の乾燥度を100%と定義している。
この一次近似曲線Cに基づいて、水分量算出部56は、図9に示す各検出位置の水分量テーブルT(T11からT66)に対応する各検出位置の乾燥度をそれぞれ算出する。そして、水分量算出部56は、図9に示す各検出位置の水分量テーブルT(T11からT66)に対応する図11に示す乾燥度テーブルK(K11からK66)を作成する。このとき、乾燥度テーブルKもまた、平均化して1つまたは少数の情報に加工しても良い。
(乾燥度表示)
表示部6は、例えば、図12のように、乾燥度テーブルKを基に検出位置毎に乾燥度が100%の領域を「乾燥」、それ以外を「湿潤」となるように表示する。よって、使用者は、表示部6を基に対応する位置に配置される対象物100の乾燥状態を認識することができる。なお、図12に示すように、表示部6は設定部9とともに操作端末に設けられている。
また、このとき表示部6に表示されるデータは、乾燥度テーブルKの値そのものでもよいし、乾燥度を任意の閾値で、例えば5段階に分けて、5段階表示(数値、あるいは、文字)しても良い。さらには、カラーバーや色の濃淡で乾燥度を表示しても良いし、いずれかの組み合わせによって表示しても良い。
また、表示範囲は、領域毎に個別に表示しても良いし、平均化して1つまたは少数の情報に加工しても良い。
表示部6は、本体2の外側面に取り付けられているか、あるいは、本体2とは別の外部の無線通信などの通信機能を有した表示器、例えば、リモコンやスマートフォンなどでもよい(図13)。
以上のように、本実施の形態に係る除湿機1によれば、本体2と、空気を前記本体2の内部に吸い込む吸込口10と、吸込口10から吸い込んだ空気を外部へ吹き出す吹出口11と、吸込口10から前記吹出口11へ空気を搬送させる送風部3と、吸込口10から吸い込んだ空気を除湿する除湿部4と、対象物100へ向けて発光する発光部7と、前記発光に対して前記対象物100から反射された光を受光する受光部8と、吹出口11からの送風を制御する制御部5と制御部5による制御情報を表示する表示部6を備えた除湿機1であって、発光部7は水に吸収される光である第一波長帯を含む検知光と、検知光よりも水に吸収されにくい光である第二波長帯を含む参照光を対象物100に向けて照射し、受光部8は、対象物100によって反射された検知光を受光し、第一電気信号に変換する第一受光素子73と、対象物100によって反射された参照光を受光し、第二電気信号に変換する第二受光素子43とを備え、制御部5は第一電気信号及び第二電気信号の信号比から水分量を算出する水分量算出部56と、水分量に基づいて対象物100の乾燥度を算出する乾燥度算出部57を備え、乾燥度算出部57によって算出された乾燥度を表示する表示部6を備える。
この構成によれば、対象物100の水分量および、乾燥度を正確に検出することができる。そのため、従来は誤判定の要因となっていた、気候、天候等の環境変化や、冬場の冷えた窓や暖房器具の高温の送風口付近など周囲環境の温度ムラ、また、除湿機1から送風される高温の風による被乾燥物の温度ムラに影響されず、正確に被乾燥物の水分量および乾燥度を算出することができる。したがって、従来の技術では実現できなかった、被乾燥物の領域毎の乾燥度の視覚的な認識を可能にし、乾燥している対象物100に対する過乾燥を防止することができる。
また、乾燥度算出部57にて領域毎に乾燥度を算出し、表示部6にて領域毎の乾燥度を表示することができるため、乾燥している衣類を摘出して、乾燥していない衣類の乾燥を早めたり、空いたスペースに新たな洗濯物を干したりすることが可能となる。さらに、衣類を実際に触って乾燥状態を確かめる必要がなく、衣類の乾燥状態の確認時間を削減することができる。このように、使用者の要望に応じて、乾燥度表示を利用することができるので、使用者の好みに合った乾燥を実現することができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が想到する各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
以上のように、本発明にかかる除湿機1における赤外線の反射光強度検出は、被乾燥物の乾燥進行度合いの測定精度を高めることができるため、被乾燥物の乾燥判断と除湿機の運転制御に有用である。
1 除湿機
2 本体
3 送風部
4 除湿部
5 制御部
6 表示部
7 発光部
8 受光部
9 設定部
10 吸込口
11 吹出口
21 投光レンズ
22 光源
34 ハーフミラー
42 第二バンドパスフィルタ
43 第二受光素子
51 光源制御部
52 第一増幅部
53 第二増幅部
54 第一信号処理部
55 第二信号処理部
56 水分量算出部
57 乾燥度算出部
71 受光レンズ
72 第一バンドパスフィルタ
73 第一受光素子
100 対象物

Claims (2)

  1. 本体と、空気を前記本体内に吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込んだ空気を外部へ吹き出す吹出口と、前記吸込口から前記吹出口へ空気を搬送させる送風部と、前記吸込口から吸い込んだ空気を除湿する除湿部と、対象物へ向けて発光する発光部と、前記発光に対して前記対象物から反射された光を受光する受光部と、前記吹出口からの送風を制御する制御部と、前記制御部による制御情報を表示する表示部とを備え、
    前記発光部は、水に吸収される波長の光である検知光と、前記検知光より水に吸収されにくい波長の光である参照光と、を発光し、前記受光部は、前記反射された前記検知光と、前記反射された前記参照光と、を受光し、前記制御部は、前記受光部が受光した前記検知光と前記参照光の強度とを比較して水分量を算出する水分量算出部と、前記水分量算出部による水分量算出結果に基づいて前記対象物の乾燥度を算出する乾燥度算出部とを備え、前記表示部は、前記乾燥度算出部による乾燥度を表示することを特徴とする除湿機。
  2. 前記発光部は、前記吹出口から送風可能な送風領域を複数の領域に分割して領域毎に前記発光を行い、前記水分量算出部は、前記分割された前記領域毎に前記受光部が受光した前記検知光と前記参照光の強度とを比較して水分量を算出し、前記乾燥度算出部は、前記水分量算出部が算出した前記分割された領域毎の前記水分量算出結果に基づいて前記領域毎の対象物の乾燥度を算出し、前記表示部は、前記領域毎の乾燥度を表示することを特徴とする請求項1に記載の除湿機。
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