JP2020043907A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作部に設けられるケース体のガタ付きを抑制して、水密性の低下およびユーザへの操作性の低下を抑制する内視鏡の提供。【解決手段】 内視鏡2は、対象物の内部に挿入される細長の挿入部3と、把持部8を備えた操作部4と、操作部4において、把持部8に接続され、内部に構成部品41,42,43が収納されるケース体50と、ケース体50に形成された被係合部51c,52cと、把持部8の内部に固定され、収容ケース50内に延設して配置されるフレーム60と、フレーム60に形成され、被係合部51c,52cに嵌合する係合部61,62と、を具備する。【選択図】図4

Description

本発明は、操作部に駆動源などの構成部品を収容するケースが設けられた内視鏡に関する。
内視鏡は、医療分野および工業用分野などにおいて利用されている。
医療用の内視鏡は、挿入部を被検部である体内に挿入することによって観察、検査、あるいは処置などを行える。特に消化器用の内視鏡は、一般に、挿入部、操作部、そしてユニバーサルコードを有しており、挿入部は先端部近傍に湾曲部を、湾曲部の基端側に可撓管部を備えている。該挿入部は、経肛門的、経口的または経鼻的に患者の体内の管腔である消化器における消化管へ挿入される。
近年の内視鏡は、操作部に種々の装置が設けられているものがある。例えば、特許文献1には、挿入部に設けられたスパイラルチューブを、操作部に配置したケースに収納されるモータなどの駆動源により駆動する内視鏡が開示されている。
特許第6072390号
内視鏡のような医療機器は、洗浄液、消毒液、オートクレーブによる蒸気などに晒されるため、水密性を担保した構造にする必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されるようなケース体は、樹脂による射出成形品であるため、金型から離型させ易くするための抜き勾配が設けられており、周辺の部品寸法のばらつきを吸収して固定する部品に対して設計上の相対位置が若干ずれることでガタ付きが生じてしまうという問題があった。
特許文献1に開示されるようなケース体がガタ付いていると、ケース体自体に隙間が生じて水密性が確保できなくなる可能性や、ケース体を水密保持するシール部材にダメージが生じて水密性が確保できなくなる可能性がある。万が一、水密性が損なわれてしまうと、洗浄液、消毒液、オートクレーブによる蒸気などが内視鏡の内部に浸入する虞がある。
さらに、内視鏡は、操作部のケース体がガタ付いていると、操作中に異音が発生するという事態や、ユーザが把持する操作部の重心が変化してユーザの操作性に影響を与えるという事態が生じる可能性がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、操作部に設けられるケース体のガタ付きを抑制して、水密性の低下やユーザへの操作性の低下を抑制する内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の一態様における内視鏡は、対象物の内部に挿入される細長の挿入部と、前記挿入部の基端部に接続される把持部を備えた操作部と、前記操作部において、前記把持部に接続され、内部に構成部品が収納されるケース体と、前記ケース体に形成された被係合部と、前記把持部の内部から前記収容ケース内に延設して配置されるフレームと、前記フレームに形成され、前記被係合部に嵌合する係合部と、を具備する。
本発明によれば、操作部に設けられるケース体のガタ付きを抑制して、水密性やユーザの操作性の低下を抑制する内視鏡を実現できる。
本発明の一態様の内視鏡システムを示す概略図 同、内視鏡システムにおける内視鏡の、操作部を示す概略的な斜視図 同、内視鏡システムにおける内視鏡の、操作部の内部構造を示す断面図 同、内視鏡の操作部における把持部、モータケースおよび補強フレームの組み付け前の状態を示す概略的な分解斜視図 同、操作部に設けられたモータケースのケース本体に補強フレームが嵌合した状態を示す断面図 同、操作部に設けられたモータケースのケースキャップに補強フレームが嵌合した状態を示す部分断面図 同、操作部に設けられたモータケースを示す側面図 同、内視鏡システムにおける内視鏡を挿入部側から見た平面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。即ち、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、および各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1から図8を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、一態様の内視鏡システムを示す概略図、図2は内視鏡システムにおける内視鏡の操作部を示す概略的な斜視図、図3は内視鏡システムにおける内視鏡の操作部の内部構造を示す断面図、図4は内視鏡の操作部における把持部、モータケースおよび補強フレームの組み付け前の状態を示す概略的な分解斜視図、図5は操作部に設けられたモータケースのケース本体に補強フレームが嵌合した状態を示す断面図、図6は操作部に設けられたモータケースのケースキャップに補強フレームが嵌合した状態を示す部分断面図、図7は操作部に設けられたモータケースを示す側面図、図8は内視鏡システムにおける内視鏡を挿入部側から見た平面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の内視鏡システム1は、生体の管腔内に挿入される内視鏡2と、この内視鏡2に接続される複数のユニットからなるコントロールシステム14とを有している。ここでは、内視鏡2を用いて説明するが、内視鏡2の代わりに、カテーテル、その他の生体内に挿入する挿入機器などにも適用できる技術である。
コントロールシステム14は、照明光を出射する光源が内蔵された光源ユニット14aと、画像を処理するプロセッサ14bと、画像を表示するモニタ14cと、内視鏡システム1全体を制御するコントローラ14dと、コントローラ14dに指示などを入力する入力ユニット14eとを有している。入力ユニット14eは、例えば図示しないキーボード、フットスイッチなどが用いられる。
入力ユニット14eの図示しないフットスイッチは、内視鏡2に設けられた駆動ユニット20を制御し、内視鏡2の挿入部3の管腔に対する出し入れを指示する指示部としての前進スイッチFおよび後退スイッチBを有している。
コントローラ14dは、専用装置だけではなく、例えば、任意のプログラムを搭載するパーソナルコンピュータなどの汎用的な処理装置を利用することもできる。
内視鏡2は、対象物の内部に挿入される細長の挿入部3と、挿入部3の基端側に設けられた操作部4と、操作部4から延出されたユニバーサルケーブル5とを有している。
内視鏡2は、操作部4から延出されたユニバーサルケーブル5によりコントロールシステム14と接続される。内視鏡2の挿入部3、操作部4およびユニバーサルケーブル5には、ファイバーバンドルなどの照明光学系32および観察光学系34が挿通されている。
ユニバーサルケーブル5には、照明光学系32のライトガイドコネクタ32aおよび観察光学系34の映像信号ケーブル34aが内挿されている。
内視鏡2は、操作部4から挿入部3にかけて、駆動ユニット20が設けられている。駆動ユニット20のモータ電源ケーブル33は、ユニバーサルケーブル5に内挿されている。モータ電源ケーブル33は、コントローラ14dに接続される。
なお、このモータ電源ケーブル33は、ユニバーサルケーブル5の外部に配設されていてもよい。
内視鏡2の挿入部3は、長手軸方向に沿って延設される細長い挿入部本体6と、スパイラルチューブ7と、を有している。
挿入部本体6は、先端硬質部11と、先端硬質部11の基端側に設けられた湾曲部12と、湾曲部12の基端側に設けられた可撓管13とを有している。可撓管13は管腔における管路の曲がりにある程度沿うことが可能な可撓性を有している。
湾曲部12は、操作部4の把持部8に設けられたノブ8a,8bの操作により、観察光学系34による観察画像において上下左右の4方向に相当する方向に湾曲可能である。なお、湾曲部12は、周知の構造で形成されているため、詳細な説明を省略する。
ノブ8aは、回動操作により、挿入部3に設けられた湾曲部12を上方向および下方向に湾曲させることができる。ノブ8bは、回動操作により、湾曲部12を左方向および右方向に湾曲させることができる。
先端硬質部11には、観察光学系34の図示しない撮像部、洗浄ノズルおよび鉗子などを挿通するための図示しない処置具挿通チャンネルの先端開口などが設けられている。
なお、操作部4は、ユーザにより把持される把持部8を有し、挿入部3に設けられた可撓管13の基端を支持する折れ止め15に接続されている。折れ止め15は、挿入部3の可撓管13が操作部4と挿入部3との境界部分で折れ曲がることを防止する。
操作部4は、把持部8に設けられたノブ8a,8bと、把持部8に設けられ各種の指示が割り当てられるスイッチ9と、を有している。このスイッチ9は一つだけでなく、複数であっても良く、電気的なスイッチだけでなく、吸引ボタン、および、送気/送水ボタン等の機械的なスイッチを含んでいても良い。
なお、図示しないが、操作部4の折れ止め15の基端側には、処置具挿通チャンネル(内蔵物)の基端開口が形成されている。
スパイラルチューブ7は、その外周に螺旋状に突出したフィン7aを有しており、湾曲部12の基端側であって、可撓管13の例えば先端部近傍の外周面に、挿入部3の長手軸(中心軸)C(中心軸Cと記載する場合もある)周りに回動自在に設けられている。
このスパイラルチューブ7は、挿入部本体6の先端側から挿入部本体6の先端硬質部11および湾曲部12を通して可撓管13の所定の位置に着脱自在に取り付けられる。
挿入部3と操作部4との境界付近から可撓管13の例えば先端部分にかけて、スパイラルチューブ7を駆動するための駆動ユニット20が設けられている。
スパイラルチューブ7は、駆動ユニット20の駆動力により挿入部3の長手方向に延びる中心軸C周りに回動される。スパイラルチューブ7の回動方向は、挿入部本体6の中心軸C周りの両方向である。
そして、スパイラルチューブ7は、管腔に対する挿入部3の挿入を補助すると共に、挿入部3を挿入した状態から抜去するのを補助する、管腔に対する挿抜用の補助具として用いられる。
駆動ユニット20は、折れ止め15と操作部4との間に配設される入力部21と、可撓管13の例えば先端側に配設されるリング状の出力部22と、入力部21と出力部22との間に配設される駆動力伝達部としてのドライブシャフト23とを有している。
ドライブシャフト23は、所定のコシを有した可撓性のある長尺部材である。このドライブシャフト23の先端には、出力部22に噛合するギヤ24が固定されている。
ドライブシャフト23の外側には、管路25が配設されている。管路25は、ドライブシャフト23が挿通され、ドライブシャフト23の外側を略全長にわたって保護するチューブ体26と、このチューブ体26の基端に固定される固定管路27と、を有している。
チューブ体26は、電気絶縁性を有していると共に、耐摩耗性と可撓性とを備えた樹脂材で形成されている。
出力部22は、挿入部3の中心軸Cの軸周りに回動自在に設けられ、ギヤ24の回動により中心軸C周りに回動する筒状ギヤである内歯車である。
入力部21は、外装となるケース体であるモータケース50と、駆動源としての電動モータ(以下、単にモータと称す)41、複数のギヤ、例えばここでは四つのギヤアッセンブリから構成されたギヤ列(歯車列)42、ギヤ支持フレームとしてのギヤボックス43などを有している。
なお、入力部21は、モータ41、ギヤ列42、ギヤボックス43などが操作部4において、挿入部3の折れ止め15と、把持部8との間に設けられたケース体のモータケース50に覆われている。なお、モータケース50は、挿入部3と操作部4との境界付近から挿入部3の長手方向に対して直交する方向に突出した形状となっている。
ドライブシャフト23は、モータ41から駆動力がギヤ列42から伝達され、これらギヤ列42の複数のギヤのギヤ比の調整により、所定のトルクおよび所定の速度で回動駆動される。
なお、ギヤ列42は、例えばモータ41の種類、モータ41の制御方法によっては不要となる。すなわち、モータ41の種類や制御方法によっては、複数のギヤアッセンブリを用いずに、モータ41の駆動力を直接回動駆動力として伝達してもよい。
以上のように構成された内視鏡システム1は、フットスイッチ14eの前進スイッチFが押圧されると、入力部21で入力された回動駆動力が、ドライブシャフト23および出力部22からスパイラルチューブ7に伝達され、スパイラルチューブ7が所定の方向に回動する。
スパイラルチューブ7は、特に、挿入部3の中心軸C周りに所定方向に回動される。そして、スパイラルチューブ7の回動にともないフィン7aが中心軸C周りに所定方向に回動されることで、フィン7aに接触している管腔の内壁面がフィン7aにより挿入部3の基端側に手繰り寄せられ、結果的に挿入部3の先端が管腔の深部側に移動することになる。
一方、フットスイッチ14eの後退スイッチBが押圧されると、入力部21で入力された回動駆動力が、ドライブシャフト23および出力部22からスパイラルチューブ7に伝達され、スパイラルチューブ7が前進スイッチFを押圧したときとは反対方向に回動する。
そして、フィン7aに接触している管腔の内壁面がフィン7aにより挿入部3の先端側に手繰り寄せられ、結果的に挿入部3の先端が管腔の入口側に抜ける方向に移動する。
このため、この内視鏡システム1は、例えば管腔内に対する挿入部3の挿入を補助し、管腔内に対する挿入部3の抜去を補助する構成となっている。
ここで、本実施の形態のケース体であるモータケース50の構成について以下に詳しく説明する。
モータケース50は、図2および図3に示すように、挿入部3の折れ止め15に接続されたケース本体51と、このケース本体51に嵌合され、操作部4の把持部8に接続されたケース蓋体であるケースキャップ52と、を有している。
ケース本体51は、図4に示すように、断面が長円形(オーバル)形状をしており、操作部4の把持部8側に開口部51aを有している。
このケース本体51は、挿入部3側となる底部に折れ止め15に接続される略円筒状の接続部51bを有している。なお、ケース本体51は、接続部51bの内周にOリングなどのシール部材55(図3参照)が設けられ、折れ止め15と水密が保持された状態で嵌合される。
また、ケース本体51は、樹脂の射出成形、金属のモールド成形、金属粉末射出成型法(MIM)などにより加工された構成品である。
ケースキャップ52も、断面が長円形(オーバル)形状をしており、挿入部3側の一面にケース本体51の開口部51aに嵌合する嵌合部52aを有している。この嵌合部52aは、外周にOリングなどのシール部材53が設けられ、ケースキャップ52がケース本体51に水密が保持された状態で嵌合される。
ケースキャップ52は、操作部4側の他面に把持部8に接続される略円筒状の接続部52bを有している。この接続部52bは、外周にOリングなどのシール部材54が設けられ、ケースキャップ52が把持部8に水密が保持された状態で嵌合される。
なお、ケースキャップ52は、操作部4側の他面にモータ41などケース本体51に入りきらない部品を収容する有底筒状部52dを有している。
ケース本体51およびケースキャップ52に設けられた接続部51b,52bは、内周壁面に凹状溝の被係合部である係合凹部51c,52cがそれぞれ形成されている。これら係合凹部51c,52cは、接続部51b,52bの軸(孔軸)に沿った方向に形成されている。
なお、接続部51b,52bの軸(孔軸)は、把持部8、折れ止め15、ケース本体51およびケースキャップ52がそれぞれ装着される方向に沿っている。
本実施の形態では、接続部51b,52bの内周面に形成される係合凹部51c,52cが周方向に所定の間隔を有して三つ形成された構成を例示している。
これら係合凹部51c,52cには、略筒状の補強フレーム60の外周部に形成された凸形状の係合部である係合凸部61,62が係合する。なお、補強フレーム60は、挿入部3側の端部および中途部に形成されたリング状の嵌合筒部65,66の外周面に突起する係合凸部61が設けられている。
本実施の形態では、係合凸部61,62が係合凹部51c,52cの数に合わせて、周方向に所定の間隔を有して三つ形成されている。
補強フレーム60は、ここではステンレスやアルミニウムなどの金属製の略筒状体であり、操作部4の把持部8内で固定され、モータケース50内に延設される。この補強フレーム60には、モータケース50内に収容されるモータ41、ギヤ列42、ギヤボックス43などが固定される。
そして、挿入部3および操作部4に配設されるドライブシャフト23が挿通する管路25、照明光学系32、観察光学系34などの内蔵物が挿通する。なお、補強フレーム60は、金属製に限定されることなく、カーボンなどの強度の高い材質を用いてもよい。
以上のように構成されたモータケース50は、補強フレーム60が挿入されて、ケース本体51にケースキャップ52が嵌合して、ケース本体51が折れ止め15と、ケースキャップ52が把持部8と、それぞれ組み付けられた状態において、補強フレーム60の係合凸部61,62が接続部51b,52bの係合凹部51c,52cに係合した状態となる。
即ち、モータケース50のケース本体51は、図5に示すように、接続部51bの係合凹部51cに補強フレーム60の嵌合筒部65に形成された係合凸部61が嵌った状態となる。
一方、モータケース50のケースキャップ52は、図6に示すように、接続部52bの係合凹部52cに補強フレーム60の嵌合筒部66に形成された係合凸部62が嵌った状態となる。
このように組付けられたモータケース50は、操作部4において、例えば、図7に示す、挿入部3の中心軸Cに沿ったV方向、中心軸Cに対して傾斜するようなW方向などのガタ付きが抑制されると共に、図8に示す、中心軸C周りに回動するR方向への動きが規制された構成となる。
以上に説明したように、内視鏡2は、剛性の高い補強フレーム60にモータケース50を嵌合する構成とし、モータケース50のガタ付きを抑える構成となっている。
モータケース50は、ケース本体51およびケースキャップ52のそれぞれの接続部51b,52bに設けられた係合凹部51c,52cに、操作部4の把持部8に固定される補強フレーム60の係合凸部61,62が係合して嵌まり込んだ状態で組付けられる。
そのため、ケース本体51およびケースキャップ52が射出成形、モールド成形、金属粉末射出成型法(MIM)などによる種々の成形品であっても、抜き勾配の有無に関係なく、ガタ付きを抑制することができる。
従って、内視鏡2は、操作部4に設けられるモータケース50のガタ付きを抑制した構成として、モータケース50がガタ付きによる異音が生じたり、ユーザが把持する操作部4の重心が変化したりすることがなく、ユーザへの操作性の低下を防止することができる。
さらに、内視鏡2は、操作部4におけるモータケース50のガタ付きを抑えることで、ケース本体51、ケースキャップ52、把持部8および挿入部3の折れ止め15のそれぞれの嵌合部分に設けられる水密を保持するOリングなどの各シール部材53,54,55へのダメージを防ぐことができる。
これにより、内視鏡2は、ケース本体51、ケースキャップ52、把持部8および折れ止め15のそれぞれの接続部分から洗浄液、消毒液、オートクレーブによる蒸気などが操作部4の内部への浸入を防止し、水密性の低下も抑制することができる。
(変形例)
なお、上記実施の形態では、モータケース50のガタ付きを抑制するために、ケース本体51およびケースキャップ52のそれぞれが補強フレーム60に係合する構成を例示したが、どちらか一方が補強フレーム60に係合する構成としてもよい。
即ち、図5に示したように、ケース本体51の接続部51bのみに係合凹部51cが形成され、この係合凹部51cに係合する係合凸部61のみを補強フレーム60の嵌合筒部65に形成された構成としてよい。
または、図6に示したように、ケースキャップ52の接続部52bのみに係合凹部52cが形成され、この係合凹部52cに係合する係合凸部62のみを補強フレーム60の嵌合筒部66に形成された構成としてよい。
さらに、接続部51b,52bの係合凹部51c,52cおよび補強フレーム60の係合凸部61,62は、上記実施の形態では三つとしたが、一つでも、二つ以上の複数であってもよい。
なお、以上に記載の本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…内視鏡システム
2…内視鏡
3…挿入部
4…操作部
5…ユニバーサルケーブル
6…挿入部本体
7…スパイラルチューブ
7a…フィン
8…把持部
8a,8b…ノブ
9…スイッチ
11…先端硬質部
12…湾曲部
13…可撓管
14…コントロールシステム
15…折れ止め
14a…光源ユニット
14b…プロセッサ
14c…モニタ
14d…コントローラ
14e…入力ユニット
14e…フットスイッチ
20…駆動ユニット
21…入力部
22…出力部
23…ドライブシャフト
24…ギヤ
25…管路
26…チューブ体
27…固定管路
32…照明光学系
32a…ライトガイドコネクタ
33…モータ電源ケーブル
34…観察光学系
34a…映像信号ケーブル
41…モータ
42…ギヤ列
43…ギヤボックス
50…モータケース
51…ケース本体
51a…開口部
51b,52b…接続部
51c,52c…係合凹部
52…ケースキャップ
52a…嵌合部
52b…接続部
52d…有底筒状部
53,54,55…シール部材
60…補強フレーム
61,62…係合凸部
65,66…嵌合筒部
C…長手軸(中心軸)

Claims (8)

  1. 対象物の内部に挿入される細長の挿入部と、
    前記挿入部の基端部に接続される把持部を備えた操作部と、
    前記操作部において、前記把持部に接続され、内部に構成部品が収納されるケース体と、
    前記ケース体に形成された被係合部と、
    前記把持部の内部から前記ケース体内に延設して配置されるフレームと、
    前記フレームに形成され、前記被係合部に嵌合する係合部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡。
  2. 前記ケース体が射出成形による加工品であることを特徴とする、請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記ケース体は、駆動源と、前記駆動源により駆動される歯車列を収納することを特徴とする、請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記駆動源は、電動モータであることを特徴とする、請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記フレームは、ほぼ筒状に形成されており、内部に前記操作部内から前記挿入部に配設される内蔵物が挿通していることを特徴とする、請求項1に記載の内視鏡。
  6. 前記収容ケースは、前記把持部および前記挿入部に接続される接続部を有し、
    前記フレームの外周面と前記収容ケースの前記接続部の少なくとも一つが係合することを特徴とする、請求項5に記載の内視鏡。
  7. 前記接続部は、内周面に凹部を有し、
    前記係合部は、前記凹部に係合する突起部を外周面に有していることを特徴とする、請求項6に記載の内視鏡。
  8. 前記接続部に前記把持部および前記挿入部との水密を保持するシール部材が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の内視鏡。
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