JP2020043762A - Energy management device, control method therefor, and thermoelectric supply system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エネルギー管理装置、その制御方法及び熱電供給システムに関する。 The present invention relates to an energy management device, a control method thereof, and a thermoelectric supply system.
ガスを主な駆動源として電力及び熱を生成するコージェネレーション装置が知られている。例えば、特許文献1には、エンジンによって駆動するコージェネレーション装置が開示されている。特許文献1に記載のコージェネレーション装置では、需要電力量が小さい場合でも、余剰電力ヒータを駆動させることで、エンジンを駆動させ、エンジンの排熱を利用できるようにしている。
2. Description of the Related Art A cogeneration apparatus that generates electric power and heat using gas as a main driving source is known. For example,
ところで、需要家施設には、コージェネレーション装置の他にも、蓄電装置及び太陽光発電装置等といった、多様な電源装置が設置されている場合がある。このような需要家施設では、多様な電源装置を効率よく制御することが望まれる。 Incidentally, various types of power supply devices such as a power storage device and a solar power generation device may be installed in a customer facility in addition to the cogeneration device. In such customer facilities, it is desired to efficiently control various power supply devices.
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、多様な電源装置を効率よく制御することができるエネルギー管理装置、その制御方法及び熱電供給システムを提供することにある。 An object of the present invention made in view of such a point is to provide an energy management device capable of efficiently controlling various power supply devices, a control method thereof, and a thermoelectric supply system.
本発明の一実施形態に係るエネルギー管理装置は、ガスによって電力及び熱を生成するコージェネレーション装置と、蓄電装置とを管理する。前記エネルギー管理装置は、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯に、前記コージェネレーション装置の出力電力によって、前記蓄電装置を充電するよう制御する制御部を備える。 An energy management device according to an embodiment of the present invention manages a cogeneration device that generates electric power and heat using gas, and a power storage device. The energy management device includes a control unit that controls the power storage device to be charged with output power of the cogeneration device during a first time period in which power consumption of a customer facility is lower than a predetermined value.
本発明の一実施形態に係るエネルギー管理装置の制御方法は、ガスによって電力及び熱を生成するコージェネレーション装置と、蓄電装置とを管理するエネルギー管理装置の制御方法である。該エネルギー管理装置の制御方法は、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯を抽出するステップを含む。さらに、該エネルギー管理装置の制御方法は、前記第1時間帯に、前記コージェネレーション装置の出力電力によって、前記蓄電装置を充電するよう制御するステップを含む。 A control method for an energy management device according to an embodiment of the present invention is a control method for an energy management device that manages a cogeneration device that generates electric power and heat using gas and a power storage device. The control method of the energy management device includes a step of extracting a first time slot in which the power consumption of the customer facility is lower than a predetermined value. Furthermore, the control method of the energy management device includes a step of controlling the power storage device to be charged by the output power of the cogeneration device during the first time period.
本発明の一実施形態に係る熱電供給システムは、ガスによって電力及び熱を生成するコージェネレーション装置と、蓄電装置と、エネルギー管理装置とを備える。前記エネルギー管理装置は、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯に、前記コージェネレーション装置の出力電力によって、前記蓄電装置を充電するよう制御する制御部を備える。 A thermoelectric supply system according to one embodiment of the present invention includes a cogeneration device that generates electric power and heat using gas, a power storage device, and an energy management device. The energy management device includes a control unit that controls the power storage device to be charged with output power of the cogeneration device during a first time period in which power consumption of a customer facility is lower than a predetermined value.
本発明の実施形態に係るエネルギー管理装置、その制御方法及び熱電供給システムによれば、多様な電源装置を効率よく制御することができる。 According to the energy management device, the control method, and the thermoelectric supply system according to the embodiment of the present invention, various power supply devices can be efficiently controlled.
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、特許請求の範囲における「コージェネレーション装置」は燃料電池装置であるものとして説明するが、これに限定されない。コージェネレーション装置は、ガスを主な駆動源として電力及び熱を生成する装置であればよく、例えば、ガスタービン発電機等であってもよい。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following, the "cogeneration device" in the claims will be described as being a fuel cell device, but is not limited thereto. The cogeneration device may be any device that generates electric power and heat using gas as a main driving source, and may be, for example, a gas turbine generator.
(第1の実施形態)
図1に、第1の実施形態に係る熱電供給システム1の概略構成を示す。なお、図1において、実線はガスライン及び電力ライン等を示し、破線は制御ライン及び情報伝達ラインを示す。熱電供給システム1は、需要家施設に設置され、商用電力系統2及び商用ガス系統3に接続される。熱電供給システム1が設置される需要家施設は、例えば、一般家庭、オフィスビル、飲食店及び商業施設等である。なお、需要家施設がオールガス化を採用している場合、熱電供給システム1は、商用電力系統2に接続されていなくてもよい。
(First embodiment)
FIG. 1 shows a schematic configuration of a
熱電供給システム1は、電力負荷4に、電力を供給する。電力負荷4は、需要家施設に設置される電気機器等であり、電力を消費する。また、熱電供給システム1は、給湯負荷5に、お湯を供給する。給湯負荷5は、需要家施設のお風呂及び温水式床暖房等であり、お湯を消費する。
The
熱電供給システム1は、蓄電装置10と、燃料電池装置(コージェネレーション装置)11と、貯湯槽11Aと、電力変換装置20と、分電盤21と、エネルギー管理装置30とを備える。なお、蓄電装置10の定格容量は10kWhであるものとする。また、燃料電池装置11の定格出力電力は9kWであるものとする。
The
蓄電装置10は、例えば、リチウムイオン蓄電池を含む。蓄電装置10は、燃料電池装置11の出力電力によって充電される。なお、蓄電装置10を、商用電力系統2からの電力によって充電することも可能である。蓄電装置10は、充電された電力を放電することで、直流電力を、電力変換装置20に供給する。
燃料電池装置11は、商用ガス系統3から供給されるガスによって、電力及び熱を生成する。燃料電池装置11は、例えば、SOFC(Solid Oxide Fuel Cell)又はPEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)等である。
The
燃料電池装置11は、商用ガス系統3から供給されるガスを用いた電気化学反応によって、直流電力を発電する。燃料電池装置11は、発電した直流電力を、蓄電装置10及び電力変換装置20の少なくとも1つに供給する。また、燃料電池装置11は、発電に伴って発生した排熱によってお湯を生成し、生成したお湯を貯湯槽11Aに貯めておく。
The
貯湯槽11Aには、燃料電池装置11の排熱を回収して生成されたお湯が貯められる。貯湯槽11Aに貯められたお湯は、給湯負荷5に供給される。
Hot water generated by collecting the exhaust heat of the
電力変換装置20は、蓄電装置10及び燃料電池装置11の少なくとも1つから供給される直流電力を交流電力に変換する。電力変換装置20は、変換後の交流電力を、分電盤21を介して、電力負荷4に供給する。
また、電力変換装置20は、蓄電装置10を商用電力系統2からの電力によって充電するとき、まず、商用電力系統2から供給される交流電力を直流電力に変換する。次に、電力変換装置20は、変換後の直流電力を蓄電装置10に供給する。
When charging
分電盤21は、電力変換装置20から供給される電力を、電力負荷4に分配する。また、分電盤21は、商用電力系統2から供給される電力を、電力負荷4に分配することもできる。
The
エネルギー管理装置30は、蓄電装置10及び燃料電池装置11を管理する。なお、本実施形態では、需要家施設に設置されるエネルギー管理装置30によって蓄電装置10等を制御する例を説明するが、外部のサーバによって蓄電装置10等を制御することも可能である。エネルギー管理装置30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを備える。
The
通信部31は、蓄電装置10、燃料電池装置11及び電力変換装置20と通信する。また、通信部31は、ネットワークを介して、外部のサーバと通信可能である。
The communication unit 31 communicates with the
記憶部32は、エネルギー管理装置30の処理に必要な情報及びエネルギー管理装置30の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを記憶している。記憶部32は、例えば、後述の電力需要情報、熱需要情報及びガス供給情報等を記憶している。
The
制御部33は、エネルギー管理装置30全体を制御及び管理するものである。制御部33は、例えば、各機能の処理を実行させるソフトウェアを読込んだ汎用のCPU(中央処理装置)等の任意のプロセッサによって構成されてもよい。又は、制御部33は、例えば、各機能の処理特化した専用のプロセッサによって構成されてもよい。
The
本実施形態では、制御部33は、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって、蓄電装置10を充電するよう制御する。制御部33は、例えば、この処理を行う前日に、第1時間帯を抽出する。以下、前日に第1時間帯を抽出するときの制御部33の処理の一例について説明する。
In the present embodiment, the
制御部33は、翌日の、需要家施設の電力需要情報を取得する。電力需要情報には、例えば、1日における電力負荷4の消費電力の情報が含まれる。
The
例えば、制御部33は、電力需要情報を予測値として取得してもよい。この場合、制御部33は、予め、記憶部32に、1日における電力負荷4の消費電力を時刻に対応付けて記憶させておく。そして、制御部33は、記憶部32に予め記憶されている、電力負荷4の消費電力を取得することで、予測値としての電力需要情報を取得する。このとき、制御部33は、翌日の気温と同程度の気温であった過去日における電力需要情報を、記憶部32から読み出し、電力需要情報の予測値として取得してもよい。また、制御部33は、電力需要情報の1週間分の平均値を、電力需要情報の予測値として取得してもよい。
For example, the
制御部33は、需要家施設の電力需要情報に基づき、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯を抽出する。以下では、所定値は、燃料電池装置11の定格出力電力(9kW)であるものとするが、これに限定されない。所定値は、例えば、燃料電池装置11の定格出力電力から所定のマージン値を減算した値であってもよい。
The
図2に、需要家施設の1日における消費電力及び消費熱量の一例を示す。消費熱量とは、給湯負荷5が消費するお湯を生成するときに必要な熱量である。なお、図2に示す時刻は、その時刻から、その時刻の1時間後の時刻までの時間帯を示すものとする。例えば、図2に示す1時は、1時から2時までの時間帯を示すものとする。これは、後述の図3〜図8についても同様とする。
FIG. 2 shows an example of power consumption and heat consumption per day of the customer facility. The heat consumption is a heat amount required when the hot
図2には、オフィスビルのような需要家施設の1日における消費電力及び消費熱量が示されている。オフィスビルのような需要家施設では、図2に示すように、昼間の時間帯における消費電力の方が、夜間の時間帯における消費電力よりも大きくなる。図2の例では、夜間から朝方に掛けての時間帯である1時〜8時の時間帯に、需要家施設の消費電力が燃料電池装置11の定格出力電力(9kW)を下回る。このため、制御部33は、1時〜8時の時間帯を、第1時間帯として抽出する。
FIG. 2 shows the power consumption and heat consumption of a customer facility such as an office building in one day. In a consumer facility such as an office building, as shown in FIG. 2, the power consumption during the daytime is greater than the power consumption during the nighttime. In the example of FIG. 2, the power consumption of the customer facility is lower than the rated output power (9 kW) of the
さらに、制御部33は、需要家施設の熱需要情報又はガス供給情報に基づき、抽出した第1時間帯において、燃料電池装置11を、第1運転モード又は第2運転モードで運転させる。第1運転モードとは、燃料電池装置11が、電力負荷4に供給する電力を生成しつつ、第1時間帯にわたって、蓄電装置10を充電するための電力を生成する運転モードである。また、第2運転モードとは、燃料電池装置11が、電力負荷4に供給する電力を生成しつつ、第2時間帯に、蓄電装置10を充電するための電力を生成する運転モードである。なお、第2時間帯とは、第1時間帯の一部の時間帯である。
Further, the
以下、制御部33が、需要家施設の熱需要情報に基づき、燃料電池装置11を、第1運転モード又は第2運転モードで運転させるときの処理の詳細について説明する。
Hereinafter, details of processing when the
<熱需要情報に基づく処理>
制御部33は、翌日の、需要家施設の熱需要情報を取得する。熱需要情報には、例えば、1日における給湯負荷5の消費熱量の情報が含まれる。
<Process based on heat demand information>
The
例えば、制御部33は、熱需要情報を予測値として取得してもよい。この場合、制御部33は、予め、記憶部32に、1日における給湯負荷5の消費熱量を時刻に対応付けて記憶させておく。そして、制御部33は、記憶部32に予め記憶されている、給湯負荷5の消費熱量を取得することで、予測値としての熱需要情報を取得する。このとき、制御部33は、翌日の気温と同程度の気温であった過去日における熱需要情報を、記憶部32から読み出し、熱需要情報の予測値として取得してもよい。また、制御部33は、熱需要情報の1週間分の平均値を、熱需要情報の予測値として取得してもよい。
For example, the
ここで、本実施形態では、需要家施設の熱需要情報に含まれる1日当たりの消費熱量が小さいとき、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させる。これは、詳しくは後述するが、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させた方が、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させるよりも、ガス消費量が小さくなるためである。一方、本実施形態では、需要家施設の熱需要情報に含まれる1日当たりの消費熱量が大きいとき、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させる。これは、詳しくは後述するが、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させた方が、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させるよりも、燃料電池装置11の排熱量が増加するためである。燃料電池装置11の排熱量が増加すれば、燃料電池装置11の排熱によって生成されるお湯の量も増加する。以下、この処理の詳細について説明する。なお、本実施形態では、1日当たりの消費熱量で判定する場合を例として説明しているが、判定する期間は1日に限るものではなく、予め定めた所定期間であってよい。
Here, in the present embodiment, when the heat consumption per day included in the heat demand information of the customer facility is small, the
制御部33は、上述の1日当たりの消費熱量が大きいか否かの判定のため、1日当たりの消費熱量が第1閾値を上回るか否か判定する。
The
制御部33は、1日当たりの消費熱量が第1閾値以下になると判定したとき、第1時間帯において、燃料電池装置11を、第1運転モードで運転させる。第1運転モードとは、上述のように、燃料電池装置11が、電力負荷4に供給する電力を生成しつつ、第1時間帯にわたって、蓄電装置10を充電するための電力を生成する運転モードである。
When the
例えば、第1運転モードにおいて、制御部33は、需要家施設の消費電力と第1電力とを足し合わせた値の電力を、燃料電池装置11に生成させる。第1電力とは、蓄電装置10を充電するための電力である。第1電力は、蓄電装置10の空き容量を第1時間帯の時間で除算することで算出される。空き容量とは、例えば、蓄電装置10の定格容量から蓄電装置10の蓄電量を減算したものである。このように制御したときの燃料電池装置11の出力電力の一例を図3に示す。
For example, in the first operation mode, the
図3には、図2に示す1時〜8時の第1時間帯に燃料電池装置11を第1運転モードで運転させたときの燃料電池装置11の出力電力の一例が示されている。図2の例では、第1時間帯の時間は、1時から8時までの7時間である。また、蓄電装置10の空き容量は10kWhであるものとする。このとき、第1電力は、蓄電装置10の空き容量10kWhを第1時間帯の時間である7時間で除算した値、すなわち、1.43kW(=10kWh÷7時間)と算出される。従って、1時〜8時の第1時間帯において、燃料電池装置11の出力電力は、図2に示す消費電力(電力負荷4の消費電力)と、1.43kWとを足し合わせた値になる。
FIG. 3 shows an example of the output power of the
さらに、制御部33は、第1時間帯に、すなわち、燃料電池装置11が第1運転モードで運転しているときに、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するよう制御する。図3に示す1時〜8時の第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するときの蓄電装置10の充電量の様子を、図4に示す。
Further, the
図4には、図3に示す1時〜8時の第1時間帯に、蓄電装置10を充電したときの蓄電装置10の充電量の一例が示されている。図4の例では、蓄電装置10は、8時には、満充電になっている。なお、満充電とは、例えば、蓄電装置10の蓄電量が、蓄電装置10の予め設定された使用可能な蓄電量(例えば、定格容量)の上限値に達した状態である。
FIG. 4 illustrates an example of the charge amount of the
このように第1運転モードで運転させると、燃料電池装置11の出力電力は、図3に示すように、例えば第2運転モードで運転させる(図6参照)よりも、第1時間帯にわたり均一性が増す。第1時間帯にわたり均一性が増すことで、燃料電池装置11の出力電力が(例えば定格出力電力の50%(4.5kW)よりも)小さくなる時間帯が、増加する。
When operating in the first operation mode in this manner, the output power of the
ここで、燃料電池装置では、燃料電池装置の負荷率と、燃料電池装置のガス消費量との関係は、非線形になる(なお、燃料電池装置の負荷率は、定格出力電力に対する出力電力の割合であり、負荷率=出力電力/定格出力電力で与えられる)。燃料電池装置の負荷率が所定割合を下回るとき、負荷率が増加しても、ガス消費量はそれほど増加しない(なお、所定割合は、燃料電池装置の固有の特性等によって定まるものであり、燃料電池装置11では、50%程度であるものとする)。一方で、燃料電池装置の負荷率が所定割合以上であるとき、負荷率にほぼ比例して、ガス消費量は増加する。つまり、燃料電池装置では、燃料電池装置の負荷率が所定割合を下回るとき、負荷率が増加してもガス消費量はそれほど増加しないため、ガス消費量を効率よく低減させることができる。
Here, in the fuel cell device, the relationship between the load factor of the fuel cell device and the gas consumption of the fuel cell device becomes non-linear (the load factor of the fuel cell device is the ratio of the output power to the rated output power). And load factor = output power / rated output power). When the load factor of the fuel cell device is lower than the predetermined ratio, the gas consumption does not increase so much even if the load factor increases (the predetermined ratio is determined by the inherent characteristics of the fuel cell device and the like. In the
従って、本実施形態では、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させることで、燃料電池装置11の負荷率が所定割合50%を下回る時間帯を増加させ、燃料電池装置のガス消費量を低減させる。図5に、図3に示す第1運転モードで燃料電池装置11を運転させたときの燃料電池装置11のガス消費量の一例を示す。図5の例では、燃料電池装置11の第1時間帯(1時〜8時)におけるガス消費量は6.60m3であり、図8に示す第2運転モードで燃料電池装置11を運転させたときの燃料電池装置11のガス消費量よりも、小さくなる。
Therefore, in the present embodiment, by operating the
このように、本実施形態では、制御部33によって、1日当たりの消費熱量が第1閾値以下になると判定したとき、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させる。これにより、燃料電池装置11のガス消費量を低減させつつ、商用電力系統2から買電することなく、蓄電装置10を充電することができる。
As described above, in the present embodiment, when the
なお、制御部33は、第1時間帯に、燃料電池装置11を負荷追従運転させ、蓄電装置10を第1電力で充電するように制御してもよい。こうすると、第1時間帯において、燃料電池装置11に対する負荷は、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10への第1電力とを足し合わせた値となる。従って、燃料電池装置11は、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10への第1電力とを足し合わせた値に、追従するように運転する。つまり、燃料電池装置11の出力電力は、需要家施設の消費電力と、第1電力とを足し合わせた値となる。
Note that the
一方、制御部33は、1日当たりの消費熱量が第1閾値を上回ると判定したとき、第1時間帯において、燃料電池装置11を、第2運転モードで運転させる。第2運転モードとは、上述のように、燃料電池装置11が、電力負荷4に供給する電力を供給しつつ、第2時間帯に、蓄電装置10を充電するための電力を生成する運転モードである。第2時間帯とは、上述のように、第1時間帯の一部の時間帯である。
On the other hand, when the
例えば、第2運転モードにおいて、制御部33は、第2時間帯を除く第1時間帯では、需要家施設の消費電力と同等の電力を、燃料電池装置11に生成させる。さらに、制御部33は、第2時間帯では、需要家施設の消費電力と、第2電力とを足し合わせた値の電力を、燃料電池装置11に生成させる。第2電力とは、蓄電装置10を充電するための電力である。制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力と、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10の空き容量とに基づき、第2電力を設定する。さらに、制御部33は、第2電力の設定に基づき、第2時間帯を設定する。このように制御したときの燃料電池装置11の出力電力の一例を図6に示す。
For example, in the second operation mode, the
図6には、図2に示す1時〜8時の第1時間帯に燃料電池装置11を第2運転モードで運転させたときの燃料電池装置11の出力電力の一例が示されている。なお、図6では、第2時間帯が、1時〜3時の時間帯に設定されている。制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力9kWと、図2に示す需要家施設の消費電力と、蓄電装置10の空き容量10kWhとに基づき、第2時間帯のうち1時〜2時の時間帯において、第2電力を6kWに設定している。さらに、制御部33は、第2時間帯のうち2時〜3時の時間帯において、第2電力を4kWに設定している。
FIG. 6 shows an example of the output power of the
以下、第2電力及び第2時間帯を設定するときの制御部33の処理等の一例について説明する。
Hereinafter, an example of processing of the
<第2電力及び第2時間帯を設定する処理>
例えば、制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力から、第1時間帯の最初の1時間(以下「第1時間」という)における需要家施設の消費電力を減算して、第1値を算出する。図6の例では、制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力9kWから、1時〜2時の第1時間における需要家施設の消費電力を減算して、第1値を6kWと算出する。さらに、制御部33は、算出した第1値が蓄電装置10の空き容量よりも大きいか否か判定する。
<Process for setting second power and second time zone>
For example, the
制御部33は、第1値が蓄電装置10の空き容量よりも大きいと判定したとき、第1時間における第2電力を蓄電装置10の空き容量と同じ値に設定する。次に、制御部33は、第2電力の設定に基づき第2時間帯を設定する。この場合、制御部33は、第1時間を、第2時間帯に設定する。
When determining that the first value is larger than the free space of
一方、制御部33は、第1値が蓄電装置10の空き容量よりも小さいと判定したとき、第1時間における第2電力を第1値に設定する。図6の例では、制御部33は、算出した第1値である6kWが蓄電装置10の空き容量10kWよりも小さいため、1時〜2時の第1時間における第2電力を6kWに設定する。その後、制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力から、第1時間の次の1時間(以下「第2時間」という)における需要家施設の消費電力を減算して、第2値を算出する。図6の例では、制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力9kWから、2時〜3時の第2時間における需要家施設の消費電力を減算して、第3値を6kWと算出する。さらに、制御部33は、第2値が、蓄電装置10の空き容量から第1値を減算した値よりも、大きいか否か判定する。
On the other hand, when determining that the first value is smaller than the free space of
制御部33は、第2値が、蓄電装置10の空き容量から第1値を減算した値よりも、大きいと判定したとき、第2時間における第2電力を、蓄電装置10の空き容量から第1値を減算した値に設定する。さらに、制御部33は、第1時間と第2時間とを合わせた時間帯を、第2時間帯に設定する。図6の例では、算出した第2値である6kWが、蓄電装置10の空き容量から第1値(6kW)を減算した値である4kWよりも、大きい。そのため、制御部33は、2時〜3時の第2時間における第2電力を、蓄電装置10の空き容量から第1値(6kW)を減算した値である4kWに設定する。次に、制御部33は、第2電力の設定に基づき第2時間帯を設定する。この場合、制御部33は、1時〜2時の第1時間と、2時〜3時の第2時間とを合わせた1時〜3時の時間帯を、第2時間帯に設定する。
When determining that the second value is larger than the value obtained by subtracting the first value from the free space of the
一方、制御部33は、第2値が、蓄電装置10の空き容量から第1値を減算した値よりも、小さいと判定したとき、第2時間における第2電力を第2値に設定する。その後、制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力から、第2時間の次の1時間(以下「第3時間」という)における需要家施設の消費電力を減算して、第3値を算出する。制御部33は、第3値を用いて、上述の第2値と同様の処理を繰り返し行う。
On the other hand, when determining that the second value is smaller than the value obtained by subtracting the first value from the free space of
以上で、第2電力及び第2時間帯を設定するときの制御部33の処理の一例についての説明を終える。
This concludes the description of an example of the process of the
さらに、制御部33は、第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するように制御する。図6に示す1時〜3時の第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するときの蓄電装置10の充電量の様子を、図7に示す。
Furthermore, the
図7には、図6に示す1時〜3時の第2時間帯に、蓄電装置10を充電したときの蓄電装置10の充電量の一例が示されている。図7の例では、蓄電装置10は、3時には満充電になっている。
FIG. 7 illustrates an example of the charge amount of the
このように第2運転モードで運転させると、第2時間帯における燃料電池装置11の出力電力は、図6に示すように、第1運転モードで運転させたとき(図3参照)よりも、大きくなる。
When operating in the second operation mode in this manner, the output power of the
ここで、燃料電池装置では、燃料電池装置の負荷率と、燃料電池装置の排熱量との関係は、非線形になる。燃料電池装置の負荷率が所定割合を下回るとき、負荷率が増加しても、排熱量はそれほど増加しない。一方で、燃料電池装置の負荷率が所定割合以上となるとき、負荷率にほぼ比例して、排熱量は増加する。つまり、燃料電池装置では、燃料電池装置の負荷率が所定割合以上となるとき、負荷率にほぼ比例して排熱量は増加するため、排熱量を効率よく増加させることができる。 Here, in the fuel cell device, the relationship between the load factor of the fuel cell device and the amount of heat exhausted from the fuel cell device is nonlinear. When the load factor of the fuel cell device is lower than the predetermined ratio, even if the load factor increases, the amount of exhaust heat does not increase so much. On the other hand, when the load factor of the fuel cell device is equal to or higher than the predetermined ratio, the amount of exhaust heat increases substantially in proportion to the load factor. That is, in the fuel cell device, when the load factor of the fuel cell device is equal to or higher than the predetermined ratio, the amount of exhaust heat increases substantially in proportion to the load factor, so that the amount of exhaust heat can be efficiently increased.
従って、本実施形態では、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させることで、燃料電池装置11の負荷率が所定割合(50%)以上となる時間帯を増加させる。これにより、本実施形態では、燃料電池装置11の排熱量を増加させる。図8に、図6に示す第2運転モードで燃料電池装置11を運転させたときの燃料電池装置11のガス消費量の一例を示す。図8の例では、燃料電池装置11の排熱量は41.6kWhである。従って、第2運転モードで燃料電池装置11を運転させたときの排熱量は、図5に示す第1運転モードで燃料電池装置11を運転させたときよりも、増加する。
Therefore, in the present embodiment, by operating the
このように、本実施形態では、制御部33によって、1日当たりの消費熱量が第1閾値を上回ると判定したとき、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させる。これにより、燃料電池装置11の排熱量を増加させつつ、商用電力系統2から買電することなく、蓄電装置10を充電することができる。燃料電池装置11の排熱量を増加させることで、燃料電池装置11の排熱によってお湯をより多く生成することが可能になる。
As described above, in the present embodiment, when the
なお、制御部33は、第1時間帯に燃料電池装置11を負荷追従運転させ、第2時間帯に蓄電装置10を第2電力で充電するように制御してもよい。こうすると、第2時間帯において、燃料電池装置11に対する負荷は、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10への第2電力とを足し合わせた値となる。従って、燃料電池装置11は、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10への第2電力とを足し合わせた値に、追従するように運転する。つまり、燃料電池装置11の出力電力は、第2時間帯において、需要家施設の消費電力と、第2電力とを足し合わせた値となる。
The
ところで、近々、ガス自由化が実地される。このガス自由化によって、ガス会社によるガスの需要調整が実施されると想定される。ガスの需要調整では、ガス会社から需要家施設へガスDR(デマンドレスポンス)の要請が発動されたり、時間帯によって異なるガス料金が設定されたりすることが想定される。そこで、本実施形態では、これらの事情を考慮した制御部33の処理について説明する。以下、制御部33が、需要家施設のガス供給情報に基づき、燃料電池装置11を、第1運転モード又は第2運転モードで運転させるときの処理の詳細について説明する。
By the way, gas liberalization will be practiced soon. It is assumed that gas demand will be adjusted by the gas company by this gas liberalization. In the gas demand adjustment, it is assumed that a request for a gas DR (demand response) is issued from a gas company to a customer facility, or a different gas rate is set depending on a time zone. Therefore, in the present embodiment, processing of the
<ガス供給情報に基づく処理>
制御部33は、定期的に、需要家施設のガス供給情報を、外部のサーバから通信部31を介して取得する。ガス供給情報には、例えば、ガス会社(商用ガス系統3)からのガスDRの要請、ガス料金の情報等が含まれる。
<Process based on gas supply information>
The
制御部33は、ガス供給情報に基づき、ガスDRの要請を取得したか否か判定する。
The
制御部33は、ガスDRの要請を取得していないと判定したとき、第1時間帯において、燃料電池装置11を、第1運転モードで運転させる(図3参照)。さらに、制御部33は、燃料電池装置11が第1運転モードで運転しているときに、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するように制御する(図4参照)。
When determining that the request for the gas DR has not been obtained, the
上述のように第1運転モードで運転させると、燃料電池装置11の出力電力は、図3に示すように、例えば第2運転モードで運転させる(図6参照)よりも、第1時間帯にわたり均一性が増す。第1時間帯にわたり均一性が増すことで、燃料電池装置11の出力電力(例えば定格出力電力の50%(4.5kW)よりも)小さくなる時間帯が、増加する。これにより、上述のように、本実施形態では、ガス消費量を低減させることができる。
When the
なお、制御部33は、上述と同様に、第1時間帯に、燃料電池装置11を負荷追従運転させ、蓄電装置10を第1電力で充電するように制御してもよい。
Note that, similarly to the above, the
一方、制御部33は、ガスDRの要請を取得したと判定したとき、さらに、ガスDRの要請によってガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれるか否か判定する。
On the other hand, when determining that the request for the gas DR has been acquired, the
制御部33は、ガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれないと判定したとき、ガスDRの要請を取得していないと判定したときと同様の処理を行う。
When the
制御部33は、ガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれると判定したとき、第1時間帯において、ガス消費の低減を要請されている時間帯と重ならないように第2時間帯を設定して、燃料電池装置11を、第2運転モードで運転させる。さらに、制御部33は、ガス消費を低減させるように要請されていない時間帯を、第2時間帯に設定する。例えば、第1時間帯が図2に示す1時〜8時の時間帯であり、1時〜3時の時間帯がガス消費を低減させるように要請されていない時間帯であるとする。この場合、制御部33は、1時〜3時の時間帯を第2時間帯に設定する(図6参照)。
When determining that the time zone requested to reduce the gas consumption is included in the first time zone, the
加えて、制御部33は、蓄電装置10の空き容量と、設定した第2時間帯とに基づき、第2電力を設定する。例えば、制御部33は、設定した第2時間帯における第2電力の積分値が蓄電装置10の空き容量の値と同一となるように、第2電力を設定する。
In addition,
さらに、制御部33は、第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するように制御する(図7参照)。
Furthermore, the
このように第2運転モードで運転させると、ガス消費を低減させるように要請されていない第2時間帯(図8の例では、1時〜3時の時間帯)に蓄電装置10を充電することが可能になる。言い換えれば、ガスDRの要請によってガス消費を低減させるように要請されている時間帯では、燃料電池装置11のガス消費量を抑えることが可能になる。
When operating in the second operation mode in this manner, the
なお、制御部33は、上述と同様に、第1時間帯に燃料電池装置11を負荷追従運転させ、第2時間帯に蓄電装置10を第2電力で充電するように制御してもよい。
Note that, similarly to the above, the
なお、制御部33は、ガスDRの要請を取得したか否か判定する代わりに、時間帯によってガス料金が異なるか否か判定してもよい。さらに、制御部33は、時間帯によってガス料金が異なると判定しないときに、燃料電池装置11の運転モードを、第1運転モードに決定してもよい。また、制御部33は、時間帯によってガス料金が異なると判定したときに、燃料電池装置11の運転モードを、第2運転モードに決定してもよい。この場合、制御部33は、ガス料金が安くなる時間帯を第2時間帯として設定する。
Note that the
以上のように、本実施形態では、制御部33は、需要家施設の消費電力が小さくなる時間帯を第1時間帯として抽出する。さらに、制御部33は、上記の<熱需要情報に基づく処理>及び<ガス供給情報に基づく処理>で説明したように、抽出した第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電しておく。これにより、第1時間帯以外の時間帯は、蓄電装置10からの放電電力(又は燃料電池装置11の出力電力)によって、電力負荷4に電力を供給することが可能になる。つまり、第1時間帯に蓄電装置10を充電しておくことで、商用電力系統2からの買電電力を低減させることが可能になる。図2の例では、制御部33は、0時〜1時及び8時〜23時の時間帯、商用電力系統2からの買電電力を低減させることが可能になる。
As described above, in the present embodiment, the
<熱需要情報に基づく動作>
エネルギー管理装置30が、需要家施設の熱需要情報に基づき、蓄電装置10及び燃料電池装置11を制御するときの動作を、図9を参照して説明する。なお、図9に示す処理は、前日に行われるものとする。
<Operation based on heat demand information>
The operation when the
まず、制御部33は、翌日の、需要家施設の電力需要情報及び熱需要情報を取得する(ステップS101)。制御部33は、需要家施設の電力需要情報に基づき、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯を抽出する(ステップS102)。制御部33は、図2において、所定値が燃料電池装置11の定格出力電力(9kW)である場合、1時〜8時の時間帯を、第1時間帯として抽出する。
First, the
このようなステップS101,S102の処理によって、需要家施設の消費電力が大きくなく、燃料電池装置11の出力電力に余裕がある時間帯が第1時間帯として抽出される。言い換えれば、商用電力系統2から買電することなく、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電することができる時間帯が第1時間帯として抽出される。
Through the processing in steps S101 and S102, a time zone in which the power consumption of the customer facility is not large and the output power of the
制御部33は、1日当たりの消費熱量が第1閾値を上回るか否か判定する(ステップS103)。制御部33は、1日当たりの消費熱量が第1閾値以下になると判定したとき(ステップS103:No)、ステップS104の処理に進む。一方、制御部33は、1日当たりの消費熱量が第1閾値を上回ると判定したとき(ステップS103:Yes)、ステップS106の処理に進む。
The
ステップS104の処理では、制御部33は、ステップS102の処理で抽出した第1時間帯における燃料電池装置11の運転モードを、第1運転モードに決定する。従って、制御部33は、翌日の第1時間帯において、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させる(図3参照)。
In the process of step S104, the
ステップS105の処理では、制御部33は、蓄電装置10を充電する時間帯を、第1時間帯に決定する。従って、制御部33は、翌日の第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するよう制御する(図4参照)。
In the process of step S105,
このようなステップS105等の処理によって、給湯負荷5が消費する給湯量が小さく、1日当たりの消費熱量が第1閾値以下となるとき、燃料電池装置11は、第1運転モードで運転する。これにより、本実施形態では、燃料電池装置11のガス消費量を低減させつつ、蓄電装置10を充電することが可能になる。
When the amount of hot water consumed by the hot
ステップS106の処理では、制御部33は、ステップS102の処理で抽出した第1時間帯における燃料電池装置11の運転モードを、第2運転モードに決定する。従って、制御部33は、翌日の第1時間帯において、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させる(図6参照)。
In the process of step S106, the
ステップS107の処理では、制御部33は、蓄電装置10を充電する時間帯を、第2時間帯に決定する。従って、制御部33は、翌日の第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するよう制御する(図7参照)。
In the process of step S107,
このようなステップS107等の処理によって、給湯負荷5が消費する給湯量が大きく、1日当たりの消費熱量が第1閾値以上となるとき、燃料電池装置11は、第2運転モードで運転する。これにより、燃料電池装置11の排熱量を増加させつつ、蓄電装置10を充電することが可能になる。燃料電池装置11の排熱量を増加させることで、燃料電池装置11の排熱によってお湯をより多く生成することが可能になる。
When the amount of hot water consumed by the hot
<ガス供給情報に基づく動作>
エネルギー管理装置30が、需要家施設のガス供給情報に基づき、蓄電装置10及び燃料電池装置11を制御するときの動作を、図10を参照して説明する。なお、図10に示す処理は、前日に行われるものとする。
<Operation based on gas supply information>
The operation when the
まず、制御部33は、翌日の、需要家施設の電力需要情報を取得する(ステップS201)。さらに、制御部33は、図9に示すステップS102の処理と同様にして、ステップ202の処理を行う。
First, the
次に、制御部33は、ガス会社(商用ガス系統3)から、ガスDRの要請を取得したか否か判定する(ステップS203)。制御部33は、ガス会社からガスDRの要請を取得しないと判定したとき(ステップS203:No)、ステップS205の処理に進む。一方、制御部33は、ガス会社からガスDRの要請を取得したと判定したとき(ステップS203:Yes)、ステップS204の処理に進む。
Next, the
ステップS204の処理では、制御部33は、ガスDRの要請によってガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれるか否か判定する。制御部33は、ガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれると判定したとき(ステップS204:Yes)、ステップS207の処理に進む。一方、制御部33は、ガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれないと判定したとき(ステップS204:No)、ステップS205の処理に進む。
In the process of step S204, the
制御部33は、図9に示すステップS104,S105の処理と同様にして、ステップS205,S206の処理を行う。
The
このようなステップS203〜S206の処理によって、ガス会社がガスDRの要請を発動していないとき等、制御部33は、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させる。これにより、本実施形態では、燃料電池装置11のガス消費量を低減させつつ、蓄電装置10を充電することが可能になる。
The
ステップS207の処理では、制御部33は、ステップS202の処理で抽出した第1時間帯における燃料電池装置11の運転モードを、第2運転モードに決定する。さらに、ステップS207の処理では、制御部33は、ガスDRの要請によってガス消費を低減させるように要請されていない時間帯を第2時間帯に設定する。従って、制御部33は、翌日の第1時間帯において燃料電池装置11を第2運転モードで運転させる。
In the process of step S207, the
ステップS208の処理では、蓄電装置10を充電する時間帯を、ステップS207の処理によって設定した第2時間帯に決定する。従って、制御部33は、翌日の第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するよう制御する(図7参照)。
In the process of step S208, the time zone for charging
このようなステップS207等の処理によって、ガス会社がガスDRの要請を発動しているとき等では、ガス消費を低減させるように要請されていない時間帯が第2時間帯に設定される。これにより、ガス消費を低減させるように要請されていない第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電することが可能になる。さらに、ガスDRの要請によってガスを低減させるように要請されている時間帯では、燃料電池装置11のガス消費量を抑えることが可能になる。
By such processing in step S207 and the like, when the gas company has issued a request for gas DR or the like, a time zone in which a request to reduce gas consumption is not made is set as the second time zone. This allows the
なお、ステップS203の処理において、制御部33は、ガスDRの要請を取得したか否か判定する代わりに、時間帯によってガス料金が異なるか否か判定してもよい。さらに、制御部33は、時間帯によってガス料金が異なると判定しないときに、ステップS205の処理によって燃料電池装置11の運転モードを、第1運転モードに決定してもよい。また、制御部33は、時間帯によってガス料金が異なると判定したときに、ステップS207の処理によって、燃料電池装置11の運転モードを、第2運転モードに決定してもよい。この場合、制御部33は、ガス料金が安くなる時間帯を第2時間帯として設定する。
In addition, in the process of step S203, the
以上のように、第1の実施形態では、需要家施設の消費電力が小さくなる第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10が充電される。これにより、本実施形態では、第1時間帯以外の時間帯は、蓄電装置10からの放電電力(又は燃料電池装置11の出力電力)によって、電力負荷4に電力を供給することが可能になる。つまり、第1時間帯に蓄電装置10を充電しておくことで、商用電力系統2からの買電電力を低減させることが可能になる。従って、本実施形態では、燃料電池装置及び蓄電装置といった、多様な電源装置を効率よく制御することができる。
As described above, in the first embodiment, the
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る熱電供給システム1aについて説明する。以下では、第1の実施形態に係る熱電供給システム1との相違点を主に説明する。
(Second embodiment)
Next, a
図11に、第2の実施形態に係る熱電供給システム1aの概略構成を示す。なお、図11に示す構成要素において、図1に示す構成要素と同一の構成要素には、同一符号を付し、その説明を省略する。
FIG. 11 shows a schematic configuration of a
熱電供給システム1aは、蓄電装置10と、燃料電池装置11と、貯湯槽11Aと、太陽光発電装置12と、電力変換装置20と、分電盤21と、エネルギー管理装置30とを備える。蓄電装置10の定格容量は10kWhであるものとする。また、燃料電池装置11の定格出力電力は9kWであるものとする。また、太陽光発電装置12の定格出力電力は5kWであるものとする。
The
蓄電装置10は、燃料電池装置11の出力電力によって充電される。さらに、第2の実施形態では、蓄電装置10を、太陽光発電装置12の発電電力によって充電することも可能である。
太陽光発電装置12は、例えば、需要家施設の屋根等に設置される。太陽光発電装置12は、太陽光のエネルギーから電力を発電する。太陽光発電装置12は、発電した電力を、蓄電装置10に供給する。太陽光発電装置12は、発電した直流電力を、蓄電装置10及び電力変換装置20の少なくとも1つに供給する。
The solar
なお、需要家施設が電力会社(商用電力系統2)と売電契約をしている場合、太陽光発電装置12の発電電力を商用電力系統2へ逆潮流させて売電することも可能である。
When the customer facility has a power sales contract with a power company (commercial power system 2), the power generated by the photovoltaic
第2の実施形態では、電力変換装置20は、蓄電装置10、燃料電池装置11及び太陽光発電装置12の少なくとも1つから供給される直流電力を交流電力に変換する。電力変換装置20は、変換後の交流電力を、分電盤21を介して、電力負荷4に供給する。
In the second embodiment, the
制御部33は、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するように制御する。さらに、第2の実施形態では、制御部33は、第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力と、太陽光発電装置12の発電電力とによって、蓄電装置10を充電することも可能である。以下、前日に第1時間帯を抽出するときの制御部33の処理の一例について説明する。
The
制御部33は、第1の実施形態と同様に、翌日の、需要家施設の電力情報を取得する。さらに、第2の実施形態では、制御部33は、太陽光発電装置12の発電量の情報を取得する。
The
例えば、制御部33は、太陽光発電装置12の発電量の情報を、予測値として取得してもよい。この場合、制御部33は、予め、記憶部32に、1日における太陽光発電装置12の発電電力を時刻に対応付けて記憶させておく。そして、制御部33は、記憶部32に予め記憶されている、太陽光発電装置12の発電電力を取得することで、予測値としての太陽光発電装置12の発電量の情報を取得する。このとき、制御部33は、翌日の気温と同程度の気温であった過去日における太陽光発電装置12の発電電力を、記憶部32から読み出してもよい。そして、制御部33は、その読み出した過去日における太陽光発電装置12の発電電力を、太陽光発電装置12の発電量の情報の予測値として取得してもよい。また、制御部33は、太陽光発電装置12の発電電力の1週間分の平均値を、太陽光発電装置12の発電量の情報の予測値として取得してもよい。
For example, the
制御部33は、第1の実施形態と同様に、需要家施設の電力需要情報に基づき、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯を抽出する。以下では、所定値は、燃料電池装置11の定格出力電力(9kW)であるものとするが、これに限定されない。所定値は、例えば、燃料電池装置11の定格出力電力から所定のマージン値を減算した値であってもよい。また、所定値は、例えば、燃料電池装置11の定格出力電力と、太陽光発電装置12の発電量の情報とに基づき設定される値であってもよい。
As in the first embodiment, the
図12に、需要家施設の1日における消費電力及び消費熱量、及び、太陽光発電装置12の発電電力の一例を示す。なお、図12に示す時刻は、その時刻から、その時刻の1時間後の時刻までの時間帯を示すものとする。例えば、図12に示す1時は、1時から2時までの時間帯を示すものとする。これは、後述の図13〜図18についても同様とする。
FIG. 12 illustrates an example of power consumption and heat consumption of the customer facility in one day, and power generated by the solar
図12には、一般家庭のような需要家施設の1日における消費電力等が示されている。一般家庭のような需要家施設では、図12に示すように、夜間の時間帯における消費電力の方が、昼間の時間帯における消費電力よりも大きい。図12の例では、昼間の時間帯である9時〜17時の時間帯に、需要家施設の消費電力が燃料電池装置11の定格出力電力(9kW)を下回る。このため、制御部33は、9時〜17時の時間帯を、第1時間帯として抽出する。
FIG. 12 shows the power consumption and the like of a customer facility such as a general household in one day. In a consumer facility such as a general home, as shown in FIG. 12, the power consumption in the night time zone is larger than the power consumption in the day time zone. In the example of FIG. 12, the power consumption of the customer facility is lower than the rated output power (9 kW) of the
制御部33は、需要家施設の熱需要情報又はガス供給情報に基づき、抽出した第1時間帯において、燃料電池装置11を、第1運転モード又は第2運転モードで運転させる。
The
以下、制御部33が、需要家施設の熱需要情報に基づき、燃料電池装置11を、第1運転モード又は第2運転モードで運転させるときの処理の詳細について説明する。
Hereinafter, details of processing when the
<熱需要情報に基づく処理>
制御部33は、第1の実施形態と同様に、翌日の、需要家施設の熱需要情報を取得する。制御部33は、取得した需要家施設の熱需要情報に基づき、1日当たりの消費熱量が第1閾値を上回るか否か判定する。
<Process based on heat demand information>
The
制御部33は、1日当たりの消費熱量が第1閾値以下になると判定したとき、第1時間帯において、燃料電池装置11を、第1運転モードで運転させる。
When the
例えば、第1運転モードにおいて、制御部33は、需要家施設の消費電力から太陽光発電装置12の発電電力を減算した値と、第1電力とを足し合わせた値の電力を、燃料電池装置11に生成させる。この場合、太陽光発電装置12の発電電力は、電力負荷4に供給される。また、この例では、蓄電装置10は、燃料電池装置11の出力電力のみによって充電される。このように制御したときの燃料電池装置11の出力電力の様子を、図13に示す。
For example, in the first operation mode, the
図13には、図12に示す9時〜17時の第1時間帯に、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させたときの燃料電池装置11の出力電力、及び、太陽光発電装置12の発電電力の一例が示されている。図12の例では、第1時間帯の時間は8時間である。また、蓄電装置10の空き容量は10kWhであるものとする。このとき、第1電力は、1.25kW(=10kWh÷8h)と算出される。従って、図13に示すように、9時〜17時の第1時間帯において、燃料電池装置11の出力電力は、図12に示す消費電力から、太陽光発電装置12の発電電力を減算した値と、1.25kWとを足し合わせた値になる。
FIG. 13 shows the output power of the
なお、例えば、第1運転モードにおいて、制御部33は、需要家施設の消費電力と、第3電力とを足し合わせた値の電力を、燃料電池装置11に生成させてもよい。第3電力とは、蓄電装置10を充電するための電力であり、燃料電池装置11から蓄電装置10に供給される電力である。第3電力は、蓄電装置10の空き容量から、第1時間帯における太陽光発電装置12の発電電力量を減算して算出される値を、第1時間帯で除算することで算出される。この例では、蓄電装置10は、燃料電池装置11の出力電力及び太陽光発電装置12の発電電力の両方によって、充電される。
Note that, for example, in the first operation mode, the
また、例えば、第1運転モードにおいて、制御部33は、第1の実施形態と同様に、需要家施設の消費電力と、第1電力とを足し合わせた値の電力を、燃料電池装置11に生成させてもよい。この場合、太陽光発電装置12の発電電力を、商用電力系統2へ逆潮流させて売電してもよい。また、この例では、蓄電装置10は、燃料電池装置11の出力電力のみによって充電される。
Further, for example, in the first operation mode, the
制御部33は、第1時間帯、すなわち、燃料電池装置11が第1運転モードで運転しているときに、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するよう制御する。図13に示す9時〜17時の第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するときの蓄電装置10の充電量の様子を、図14に示す。
The
図14には、図13に示す9時〜17時の第1時間帯に、蓄電装置10を充電したときの蓄電装置10の充電量の一例が示されている。図14の例では、蓄電装置10は、17時には満充電になっている。
FIG. 14 illustrates an example of the charge amount of
このように第1運転モードで運転させると、燃料電池装置11の出力電力は、図13に示すように、例えば第2運転モードで運転させる(図16参照)よりも、第1時間帯にわたり均一性が増す。第1時間帯にわたり均一性が増すことで、燃料電池装置11の出力電力が(例えば定格出力電力の50%(4.5kW)よりも)小さくなる時間帯が、増加する。
When the
ここで、第1の実施形態で説明したように、燃料電池装置では、燃料電池装置の負荷率が所定割合(50%)を下回るとき、ガス消費量を効率よく低減させることができる。従って、本実施形態では、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させることで、燃料電池装置11の負荷率が所定割合を下回る時間帯を増加させ、燃料電池装置のガス消費量を低減させる。図15に、図13に示す第1運転モードで燃料電池装置11を運転させたときの燃料電池装置11のガス消費量の一例を示す。図15の例では、燃料電池装置11の第1時間帯(1時〜8時)におけるガス消費量は5.17m3であり、図18に示す第2運転モードで燃料電池装置11を運転させたときの燃料電池装置11のガス消費量よりも、小さくなる。
Here, as described in the first embodiment, in the fuel cell device, when the load factor of the fuel cell device falls below a predetermined ratio (50%), the gas consumption can be efficiently reduced. Therefore, in the present embodiment, by operating the
このように、本実施形態では、制御部33によって、1日当たりの消費熱量が第1閾値以下になると判定したとき、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させる。これにより、燃料電池装置11のガス消費量を低減させつつ、商用電力系統2から買電することなく、蓄電装置10を充電することができる。
As described above, in the present embodiment, when the
なお、制御部33は、上述の第1電力を用いる場合、第1の実施形態と同様に、第1時間帯に、燃料電池装置11を負荷追従運転させ、蓄電装置10を第1電力で充電するように制御してもよい。
When using the first power described above, the
また、制御部33は、上述の第3電力を用いる場合、第1時間帯に、燃料電池装置11を負荷追従運転させ、蓄電装置10を第3電力で充電するように制御してもよい。こうすると、第1時間帯において、燃料電池装置11に対する負荷は、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10への第3電力とを足し合わせた値となる。従って、燃料電池装置は、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10への第3電力とを足し合わせた値に、追従するように運転する。つまり、燃料電池装置11の出力電力は、需要家施設の消費電力と、第3電力とを足し合わせた値となる。
Further, when the above-described third power is used, the
一方、制御部33は、1日当たりの消費熱量が第1閾値を上回ると判定したとき、第1時間帯において、燃料電池装置11を、第2運転モードで運転させる。
On the other hand, when the
例えば、第2運転モードにおいて、制御部33は、第2時間帯を除く第1時間帯では、需要家施設の消費電力から太陽光発電装置12の発電電力を減算した値と同等の電力を、燃料電池装置11に生成させる。さらに、制御部33は、第2時間帯では、需要家施設の消費電力と、第2電力とを足し合わせた値の電力を、燃料電池装置11に生成させる。
For example, in the second operation mode, in the first time zone excluding the second time zone, the
第2の実施形態では、制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力と、需要家施設の消費電力と、太陽光発電装置12の発電電力と、蓄電装置10の定格容量とに基づき、第2電力を設定する。さらに、制御部33は、第2電力の設定に基づき、第2時間帯を設定する。
In the second embodiment, the
例えば、制御部33は、第1の実施形態の<第2電力及び第2時間帯を設定する処理>で説明したようにして、第2電力及び第2時間帯を設定することができる。この場合に、例えば、第1値を算出するとき、制御部33は、まず、燃料電池装置11の定格出力電力から、第1時間における需要家施設の消費電力を減算して、減算値を算出する。次に、制御部33は、算出した減算値から、第1時間における太陽光発電装置12の発電電力を減算して、第1値を算出する。第2値等についても同様である。この例では、蓄電装置10は、燃料電池装置11の出力電力及び太陽光発電装置12の発電電力の両方によって、充電される。このように制御したときの燃料電池装置11の出力電力の様子を、図16に示す。
For example, the
図16には、図12に示す9時〜17時の第1時間帯に、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させたときの燃料電池装置11の出力電力の一例が示されている。なお、図16では、第2時間帯が、9時〜12時の時間帯に設定されている。制御部33は、燃料電池装置11の定格出力電力と、図12に示す需要家施設の消費電力及び太陽光発電装置12の発電電力と、蓄電装置10の空き容量10kWhとに基づき、第2時間帯のうち9時〜10時の時間帯において、第2電力を3kWに設定している。また、制御部33は、第2時間帯のうち10時〜11時の時間帯において、第2電力を4kWに設定している。また、制御部33は、第2時間帯のうち11時から12時の時間帯において、第2電力を3kWに設定している。なお、矢印Aで示す部分の電力は、太陽光発電装置12の余剰発電電力である。この余剰発電電力を、商用電力系統2へ逆潮流させて売電してもよい。
FIG. 16 shows an example of the output power of the
なお、制御部33は、第1の実施形態と同様に、燃料電池装置11の定格出力電力と、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10の空き容量とに基づき、第2電力及び第2時間帯を設定してもよい。つまり、制御部33は、第1の実施形態の<第2電力及び第2時間帯を設定する処理>と同様にして、第2電力及び第2時間帯を設定してもよい。この場合、太陽光発電装置12の発電電力を、商用電力系統2へ逆潮流させて売電してもよい。また、この例では、蓄電装置10は、燃料電池装置11の出力電力のみによって充電される。
Note that, similarly to the first embodiment, the
なお、制御部33は、第2時間帯では、需要家施設の消費電力から太陽光発電装置123の発電電力を減算した値と、第2電力とを足し合わせた値の電力を、燃料電池装置11に生成させてもよい。この場合、制御部33は、第1の実施形態と同様に、燃料電池装置11の定格出力電力と、需要家施設の消費電力と、蓄電装置10の空き容量とに基づき、第2電力及び第2時間帯を設定してもよい。つまり、制御部33は、第1の実施形態の<第2電力及び第2時間帯を設定する処理>と同様にして、第2電力及び第2時間帯を設定してもよい。この例では、太陽光発電装置12の発電電力は、電力負荷4に供給される。さらに、この例では、蓄電装置10は、燃料電池装置11の出力電力のみによって充電される。
In the second time zone, the
加えて、制御部33は、第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するように制御する。図16に示す9時〜12時の第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するときの蓄電装置10の充電量の様子を、図17に示す。
In addition, the
図17には、図16に示す9時〜12時の第2時間帯に、蓄電装置10を充電したときの蓄電装置10の充電量の一例が示されている。図17の例では、蓄電装置10は、12時には満充電になっている。
FIG. 17 illustrates an example of the charge amount of
このように第2運転モードで運転させると、第2時間帯における燃料電池装置11の出力電力は、図16に示すように、第1運転モードで運転させたとき(図13参照)よりも、大きくなる。
When the
ここで、第1の実施形態で説明したように、燃料電池装置では、燃料電池装置の負荷率が所定割合(50%)以上となるとき、排熱量を効率よく増加させることができる。従って、本実施形態では、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させることで、燃料電池装置11の負荷率が所定割合以上となる時間帯を増加させ、燃料電池装置11の排熱量を増加させる。図18に、図16に示す第2運転モードで燃料電池装置11を運転させたときの燃料電池装置11のガス消費量の一例を示す。図18の例では、燃料電池装置11の排熱量は38.7kWhである。第2運転モードで燃料電池装置11を運転させたときの排熱量は、図15に示す第1運転モードで燃料電池装置11を運転させたときよりも、増加する。
Here, as described in the first embodiment, in the fuel cell device, when the load factor of the fuel cell device is equal to or more than a predetermined ratio (50%), the amount of exhaust heat can be efficiently increased. Therefore, in the present embodiment, by operating the
このように、本実施形態では、制御部33によって、1日当たりの消費熱量が第1閾値を上回ると判定したとき、燃料電池装置11を第2運転モードで運転させる。これにより、燃料電池装置11の排熱量を増加させつつ、商用電力系統2から買電することなく、蓄電装置10を充電することができる。燃料電池装置11の排熱量を増加させることで、燃料電池装置11の排熱によってお湯をより多く生成することが可能になる。
As described above, in the present embodiment, when the
なお、制御部33は、第1の実施形態で説明したように、第1時間帯に燃料電池装置11を負荷追従運転させ、第2時間帯に蓄電装置10を第2電力で充電するように制御してもよい。
In addition, as described in the first embodiment, the
次に、制御部33が、需要家施設のガス供給情報に基づき、燃料電池装置11を、第1運転モード又は第2運転モードで運転させるときの処理の詳細について説明する。
Next, details of the processing when the
<ガス供給情報に基づく処理>
制御部33は、第1の実施形態と同様に、定期的に、需要家施設のガス供給情報を、外部のサーバから通信部31を介して取得する。
<Process based on gas supply information>
The
制御部33は、ガス供給情報に基づき、ガスDRの要請を取得したか否か判定する。
The
制御部33は、ガスDRの要請を取得していないと判定したとき、第1時間帯において、燃料電池装置11を、第1運転モードで運転させる(図13参照)。さらに、制御部33は、燃料電池装置11が第1運転モードで運転しているときに、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するように制御する(図14参照)。
When determining that the request for the gas DR has not been acquired, the
上述のように第1運転モードで運転させると、燃料電池装置11の出力電力は、図13に示すように、例えば第2運転モードで運転させる(図16参照)よりも、第1時間帯にわたり均一性が増す。第1時間帯にわたり均一性が増すことで、燃料電池装置11の出力電力が(例えば定格出力電力の50%(4.5kW)よりも)小さくなる時間帯が、増加する。これにより、上述のように、本実施形態では、ガス消費量を低減させることができる。
When the
なお、制御部33は、第3電力を用いる場合、上述のように、第1時間帯に、燃料電池装置11を負荷追従運転させ、蓄電装置10を第3電力で充電するように制御してもよい。また、制御部33は、第1電力を用いる場合、第1の実施形態で説明したように、第1時間帯に、燃料電池装置11を負荷追従運転させ、蓄電装置10を第1電力で充電するように制御してもよい。
When the third power is used, the
一方、制御部33は、ガスDRの要請を取得したと判定したとき、さらに、ガスDRの要請によってガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれるか否か判定する。
On the other hand, when determining that the request for the gas DR has been acquired, the
制御部33は、ガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれないと判定したとき、ガスDRの要請を取得していないと判定したときと同様の処理を行う。
When the
制御部33は、ガス消費を低減させるように要請されている時間帯が第1時間帯に含まれると判定したとき、第1時間帯において、燃料電池装置11を、第2運転モード運転させる。さらに、制御部33は、ガスDRの要請によってガス消費を低減させるように要請されていない時間帯を、第2時間帯に設定する。例えば、第1時間帯が図12に示す9時〜17時の時間帯であり、9時〜12時の時間帯がガス消費を低減させるように要請されていない時間帯であるとする。この場合、制御部33は、9時〜12時の時間帯を第2時間帯に設定する(図16参照)。
When determining that the time zone requested to reduce the gas consumption is included in the first time zone, the
加えて、制御部33は、太陽光発電装置12の発電電力と、蓄電装置10の空き容量と、設定した第2時間帯とに基づき、第2電力を設定する。
In addition, the
例えば、制御部33は、設定した第2時間帯における第2電力の積分値と、設定した第2時間帯における太陽光発電装置12の発電電力が蓄電装置10の空き容量の値と同一となるように、第2電力を設定する。この例では、太陽光発電装置12の発電電力と、燃料電池装置11の出力電力とによって、蓄電装置10が充電される。
For example, the
なお、制御部33は、第1の実施形態と同様に、蓄電装置10の空き容量と、設定した第2時間帯とに基づき、第2電力を設定してもよい。このとき、制御部33は、第1の実施形態と同様に、例えば、設定した第2時間帯における第2電力の積分値が蓄電装置10の空き容量の値と同一となるように、第2電力を設定する。この場合、太陽光発電装置12の発電電力を、商用電力系統2へ逆潮流させて売電してもよい。この例では、燃料電池装置11の出力電力によってのみ蓄電装置10が充電される。
Note that, similarly to the first embodiment, the
さらに、制御部33は、第2時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電するように制御する(図17参照)。
Furthermore, the
このように第2運転モードで運転させると、ガス消費を低減させるように要請されていない第2時間帯(図16の例では、9時〜12時の時間帯)に蓄電装置10を充電することが可能になる。さらに、ガスDRの要請によってガス消費を低減させるように要請されている時間帯では、燃料電池装置11のガス消費量を抑えることが可能になる。
When operating in the second operation mode in this manner,
なお、制御部33は、第1の実施形態で説明したように、第1時間帯に燃料電池装置11を負荷追従運転させ、第2時間帯に蓄電装置10を第2電力で充電するように制御してもよい。
In addition, as described in the first embodiment, the
また、制御部33は、ガスDRの要請を取得したか否か判定する代わりに、時間帯によってガス料金が異なるか否か判定してもよい。さらに、制御部33は、時間帯によってガス料金が異なると判定しないときに、燃料電池装置11の運転モードを、第1運転モードに決定してもよい。また、制御部33は、時間帯によってガス料金が異なると判定したときに、燃料電池装置11の運転モードを、第2運転モードに決定してもよい。この場合、制御部33は、ガス料金が安くなる時間帯を第2時間帯として設定する。
Further, instead of determining whether or not the request for the gas DR has been acquired, the
以上のように、本実施形態では、制御部33は、需要家施設の消費電力が小さくなる時間帯を第1時間帯として抽出する。さらに、制御部33は、上記の<熱需要情報に基づく処理>及び<ガス供給情報に基づく処理>において説明したように、抽出した第1時間帯に、燃料電池装置11の出力電力によって蓄電装置10を充電しておく。これにより、第1時間帯以外の時間帯は、蓄電装置10からの放電電力(又は燃料電池装置11の出力電力)によって、電力負荷4に電力を供給することが可能になる。つまり、第1時間帯に蓄電装置10を充電しておくことで、商用電力系統2からの買電電力を低減させることが可能になる。図12の例では、制御部33は、0時〜8時及び18時〜23時の時間帯、商用電力系統2からの買電電力を低減させることが可能になる。
As described above, in the present embodiment, the
さらに、第2の実施形態では、燃料電池装置11の出力電力に加えて、太陽光発電装置12の発電電力によっても、蓄電装置10を充電することが可能である。さらに、太陽光発電装置12の発電電力を売電することも可能である。
Further, in the second embodiment, the
<熱需要情報に基づく動作>
エネルギー管理装置30が、需要家施設の熱需要情報に基づき、蓄電装置10等を制御するときの動作を、図19を参照して説明する。なお、図19に示す処理は、前日に行われるものとする。
<Operation based on heat demand information>
The operation when the
制御部33は、翌日の、需要家施設の電力需要情報及び熱需要情報と、太陽光発電装置12の発電量の情報を取得する(ステップS301)。
The
ステップS302〜S307の処理は、図9に示すステップS102〜S107の処理と同様であるため、説明を省略する。 The processing of steps S302 to S307 is the same as the processing of steps S102 to S107 shown in FIG.
<ガス供給情報に基づく動作>
エネルギー管理装置30が、需要家施設のガス供給情報に基づき、蓄電装置10等を制御するときのエネルギー管理装置30の動作を、図20を参照して説明する。なお、図20に示す処理は、前日に行われるものとする。
<Operation based on gas supply information>
The operation of the
制御部33は、翌日の、需要家施設の電力需要情報と、太陽光発電装置12の発電量の情報を取得する(ステップS401)。
The
ステップS402〜S408の処理は、図10に示すステップS202〜S208の処理と同様であるため、説明を省略する。 The processing of steps S402 to S408 is the same as the processing of steps S202 to S208 shown in FIG.
以上のように、第2の実施形態では、燃料電池装置11の出力電力に加えて、太陽光発電装置12の発電電力によっても、蓄電装置10を充電することが可能である。さらに、太陽光発電装置12の発電電力を売電することも可能である。従って、第2の実施形態では、燃料電池装置、蓄電装置及び太陽光発電装置といった、多様な電源装置を効率よく制御することができる。
As described above, in the second embodiment, the
第2の実施形態に係る熱電供給システム1aにおいて、その他の効果及び機能は、第1の実施形態に係る熱電供給システム1と同様である。
In the
なお第2の実施形態においては、燃料電池装置11による発電電力を蓄電装置10の充電に優先的に用い、太陽光発電装置12の発電電力は優先的に売電していたが、将来的に太陽光発電及びガスのコストが変動した場合はこれに限られない。例えば、コストによっては、太陽光発電装置12による発電電力を蓄電装置10の充電に優先的に用い、燃料電池装置11の発電電力を優先的に売電してもよい。
In the second embodiment, the power generated by the
(他の実施例)
なお、電力負荷4に電気式の給湯装置が含まれる場合に、抽出した第1時間帯に熱消費量が増加する時間帯が含まれるとき、太陽光発電装置12の余剰発電電力及び燃料電池装置11の出力電力を、電気式の給湯装置に供給してもよい。
(Other embodiments)
In addition, when the
図21に、図12と同一の需要家施設の1日における消費電力及び消費熱量、及び、太陽光発電装置の発電電力の一例を示す。図21でも、9時〜17時の時間帯が第1時間帯として抽出される。図21の例では、上述の処理によって、制御部33は、第1時間帯に、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させる。このときの燃料電池装置11の出力電力の様子を図22に示す。
FIG. 21 illustrates an example of power consumption and heat consumption per day of the same customer facility as in FIG. 12 and power generated by the solar power generation device. In FIG. 21 as well, the time zone from 9:00 to 17:00 is extracted as the first time zone. In the example of FIG. 21, the
図22には、図12に示す9時〜17時の第1時間帯に、燃料電池装置11を第1運転モードで運転させたときの燃料電池装置11の出力電力、及び、太陽光発電装置12の発電電力の一例が示されている。
FIG. 22 shows the output power of the
ここで、図21の例では、図12の例と比較すると、11時〜13時の時間帯の消費熱量が多い。さらに、図22に示すように、11時〜13時の時間帯では、太陽光発電装置12の余剰発電電力が生じている。この場合、この余剰発電電力によって、電力負荷4に電気式の給湯装置を駆動させてもよい。
Here, in the example of FIG. 21, compared to the example of FIG. 12, the amount of heat consumed in the time zone from 11:00 to 13:00 is large. Further, as shown in FIG. 22, in the time zone from 11:00 to 13:00, surplus power generated by the solar
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきた。しかしながら、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものである。従って、これらも、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。 Although the present invention has been described with reference to the drawings and embodiments, it should be noted that those skilled in the art can easily make various changes and modifications based on the present disclosure. Therefore, it should be noted that these variations and modifications are included in the scope of the present invention. For example, functions included in each component, each step, and the like can be rearranged so as not to be logically inconsistent, and a plurality of components, steps, and the like can be combined into one or divided. It is. Further, the present invention has been described centering on the apparatus. However, the present invention can also be realized as a method, a program, or a storage medium on which the program is executed by a processor included in the device. Therefore, it is to be understood that these are included in the scope of the present invention.
1,1a 熱電供給システム
2 商用電力系統
3 商用ガス系統
4 電力負荷
5 給湯負荷
10 蓄電装置
11 燃料電池装置(コージェネレーション装置)
11A 貯湯槽
12 太陽光発電装置
20 電力変換装置
21 分電盤
30 エネルギー管理装置
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
1, 1a
11A Hot
Claims (16)
需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯に、前記コージェネレーション装置の出力電力によって、前記蓄電装置を充電するよう制御する制御部を備える、エネルギー管理装置。 A cogeneration device that generates electric power and heat by gas, and an energy management device that manages a power storage device,
An energy management device, comprising: a control unit that controls the power storage device to be charged with output power of the cogeneration device during a first time period in which power consumption of a customer facility is lower than a predetermined value.
前記制御部は、前記需要家施設の電力需要情報に基づいて、前記第1時間帯を抽出する、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 1,
The energy management device, wherein the control unit extracts the first time zone based on power demand information of the customer facility.
前記制御部は、前記需要家施設の熱需要情報又はガス供給情報に基づき、前記第1時間帯において、前記コージェネレーション装置を、第1運転モード又は第2運転モードで運転させ、
前記第1運転モードは、前記コージェネレーション装置が、需要家施設に供給する電力を生成しつつ、前記第1時間帯にわたって、前記蓄電装置を充電するための電力を生成する運転モードであり、
前記第2運転モードは、前記コージェネレーション装置が、需要家施設に供給する電力を生成しつつ、前記第1時間帯の一部の時間帯である第2時間帯に、前記蓄電装置を充電するための電力を生成する運転モードである、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 2,
The control unit, based on the heat demand information or gas supply information of the customer facility, in the first time zone, the cogeneration device is operated in a first operation mode or a second operation mode,
The first operation mode is an operation mode in which the cogeneration device generates power to charge the power storage device over the first time period while generating power to be supplied to the customer facility,
In the second operation mode, the cogeneration device charges the power storage device in a second time zone, which is a part of the first time zone, while generating power to be supplied to a customer facility. Energy management device, which is an operation mode that generates electric power for use.
前記制御部は、前記需要家施設の熱需要情報に基づき、所定期間当たりの消費熱量が第1閾値以下になると判定したとき、前記コージェネレーション装置を前記第1運転モードで運転させ、前記所定期間当たりの消費熱量が第1閾値を上回ると判定したとき、前記コージェネレーション装置を前記第2運転モードで運転させる、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 3,
The control unit, based on the heat demand information of the customer facility, determines that the heat consumption per predetermined period is equal to or less than a first threshold, causes the cogeneration device to operate in the first operation mode, and performs the predetermined period. An energy management device that causes the cogeneration device to operate in the second operation mode when it is determined that the heat consumption per unit exceeds a first threshold.
前記制御部は、前記需要家施設のガス供給情報に基づき、ガスDRの要請を取得していないと判定したとき、又は、ガスDRの要請を取得したと判定したときにガスDRによってガス消費を低減させるように要請されている時間帯が前記第1時間帯に含まれないと判定したとき、前記コージェネレーション装置を前記第1運転モードで運転させ、
前記制御部は、ガスDRによってガス消費を低減させるように要請されている時間帯が前記第1時間帯に含まれていると判定したとき、ガス消費の低減を要請されている時間帯と重ならないように前記第2時間帯を設定して、前記コージェネレーション装置を前記第2運転モードで運転させる、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 3,
The control unit, based on the gas supply information of the customer facility, when it is determined that the request for the gas DR has not been obtained, or when it is determined that the request for the gas DR has been obtained, the gas consumption by the gas DR is determined. When it is determined that the time period requested to be reduced is not included in the first time period, the cogeneration device is operated in the first operation mode,
When the control unit determines that the time zone requested to reduce gas consumption by the gas DR is included in the first time zone, the control unit determines that the time zone requested to reduce gas consumption overlaps with the time zone requested to reduce gas consumption. An energy management device, wherein the second time period is set so as not to cause the cogeneration device to operate in the second operation mode.
太陽光発電装置をさらに管理し、
前記制御部は、前記コージェネレーション装置の出力電力と、前記太陽光発電装置の発電電力とによって、前記蓄電装置を充電するよう制御する、エネルギー管理装置。 The energy management device according to any one of claims 3 to 5,
Further manage the solar power plant,
The energy management device, wherein the control unit controls the power storage device to be charged with output power of the cogeneration device and power generated by the solar power generation device.
前記第1運転モードにおいて、前記制御部は、前記コージェネレーション装置が、前記需要家施設の消費電力と、第1電力とを足し合わせた値の電力を生成するように、前記コージェネレーション装置を制御し、
前記第1電力は、前記蓄電装置の空き容量を前記第1時間帯の時間で除算した値である、エネルギー管理装置。 The energy management device according to any one of claims 3 to 6,
In the first operation mode, the control unit controls the cogeneration device such that the cogeneration device generates power having a value obtained by adding the power consumption of the customer facility and the first power. And
The energy management device, wherein the first power is a value obtained by dividing an available capacity of the power storage device by a time of the first time zone.
前記第1運転モードにおいて、前記制御部は、前記コージェネレーション装置が、前記需要家施設の消費電力から前記太陽光発電装置の発電電力を減算した値と、第1電力とを足し合わせた値の電力を生成するように、前記コージェネレーション装置を制御し、
前記第1電力は、前記蓄電装置の空き容量を前記第1時間帯の時間で除算した値である、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 6,
In the first operation mode, the control unit may control the cogeneration apparatus to calculate a value obtained by adding a value obtained by subtracting the power generated by the photovoltaic power generator from the power consumption of the customer facility and a first power. Controlling the cogeneration device to generate electric power,
The energy management device, wherein the first power is a value obtained by dividing an available capacity of the power storage device by a time of the first time zone.
前記制御部は、前記第1時間帯に、前記コージェネレーション装置を負荷追従運転させ、前記蓄電装置を前記第1電力で充電する、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 7 or 8,
The energy management device, wherein the control unit causes the cogeneration device to perform a load following operation during the first time period and charges the power storage device with the first power.
前記第1運転モードにおいて、前記制御部は、前記コージェネレーション装置が、前記需要家施設の消費電力と、第3電力とを足し合わせた値の電力を生成するように、前記コージェネレーション装置を制御し、
前記第3電力は、前記蓄電装置の空き容量から、前記第1時間帯における太陽光発電装置の発電電力量を減算して算出される値を、前記第1時間帯で除算した値である、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 6,
In the first operation mode, the control unit controls the cogeneration device such that the cogeneration device generates power having a value obtained by adding power consumption of the customer facility and third power. And
The third power is a value obtained by subtracting a value calculated by subtracting a power generation amount of the photovoltaic power generation device in the first time zone from the free space of the power storage device by the first time zone. Energy management device.
前記制御部は、前記第1時間帯に、前記コージェネレーション装置を負荷追従運転させ、前記蓄電装置を前記第3電力で充電する、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 10,
The energy management device, wherein the control unit causes the cogeneration device to perform a load following operation during the first time period and charges the power storage device with the third power.
前記第2運転モードにおいて、前記制御部は、前記第2時間帯を除く前記第1時間帯では、前記コージェネレーション装置が、前記需要家施設の消費電力と同等の電力を生成するように、前記コージェネレーション装置を制御し、さらに、第2時間帯では、前記コージェネレーション装置が、前記需要家施設の消費電力と、前記蓄電装置を充電するための電力である第2電力とを足し合わせた値の電力を生成するように、前記コージェネレーション装置を制御し、
前記制御部は、前記需要家施設の熱需要情報に基づき前記コージェネレーション装置を前記第2運転モードで運転させるときは、前記コージェネレーション装置の定格出力電力と、前記需要家施設の消費電力と、前記蓄電装置の空き容量とに基づき、前記第2電力を設定し、さらに、前記第2電力の設定に基づき前記第2時間帯を設定し、
前記制御部は、前記ガス供給情報に基づき前記コージェネレーション装置を前記第2運転モードで運転させるときは、ガスDRによってガス消費を低減させるように要請されていない時間帯を第2時間帯に設定し、さらに、前記蓄電装置の定格容量と、設定した第2時間帯とに基づき、前記第2電力を設定する、エネルギー管理装置。 The energy management device according to any one of claims 3 to 5,
In the second operation mode, the control unit is configured so that, in the first time zone excluding the second time zone, the cogeneration device generates power equivalent to power consumption of the customer facility, Controlling the cogeneration device, and furthermore, in the second time zone, the cogeneration device adds the power consumption of the customer facility and the second power which is the power for charging the power storage device. Controlling the cogeneration device to generate electric power of
The control unit, when operating the cogeneration device in the second operation mode based on the heat demand information of the customer facility, rated output power of the cogeneration device, power consumption of the customer facility, Setting the second power based on the available capacity of the power storage device, and further setting the second time zone based on the setting of the second power;
The control unit, when operating the cogeneration apparatus in the second operation mode based on the gas supply information, sets a time zone in which gas DR is not requested to reduce gas consumption to a second time zone. An energy management device configured to set the second power based on a rated capacity of the power storage device and a set second time zone.
前記第2運転モードにおいて、前記制御部は、前記第2時間帯を除く前記第1時間帯では、前記コージェネレーション装置が、前記需要家施設の消費電力から前記太陽光発電装置の発電電力を減算した値と同等の電力を生成するように、前記コージェネレーション装置を制御し、さらに、前記第2時間帯では、前記需要家施設の消費電力と、第2電力とを足し合わせた値の電力を生成するように、前記コージェネレーション装置を制御し、
前記制御部は、前記需要家施設の熱需要情報に基づき前記コージェネレーション装置を前記第2運転モードで運転させるときは、前記コージェネレーション装置の定格出力電力と、前記需要家施設の消費電力と、前記太陽光発電装置の発電電力と、前記蓄電装置の定格容量とに基づき、第2電力を設定し、さらに、前記第2電力の設定に基づき、前記第2時間帯を設定し、
前記制御部は、前記ガス供給情報に基づき前記コージェネレーション装置を前記第2運転モードで運転させるときは、ガスDRによってガス消費を低減させるように要請されていない時間帯を第2時間帯に設定し、さらに、前記太陽光発電装置の発電電力と、前記蓄電装置の定格容量と、設定した第2時間帯とに基づき、前記第2電力を設定する、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 6,
In the second operation mode, in the first time period excluding the second time period, the control unit causes the cogeneration device to subtract power generated by the solar power generation device from power consumption of the customer facility. Controlling the cogeneration apparatus so as to generate power equivalent to the calculated power, and furthermore, in the second time zone, power of the value obtained by adding the power consumption of the customer facility and the second power. Controlling the cogeneration device to generate
The control unit, when operating the cogeneration device in the second operation mode based on the heat demand information of the customer facility, rated output power of the cogeneration device, power consumption of the customer facility, The second power is set based on the generated power of the solar power generation device and the rated capacity of the power storage device, and the second time zone is set based on the setting of the second power,
The control unit, when operating the cogeneration apparatus in the second operation mode based on the gas supply information, sets a time zone in which gas DR is not requested to reduce gas consumption to a second time zone. The energy management device further sets the second power based on the generated power of the solar power generation device, the rated capacity of the power storage device, and a set second time zone.
前記制御部は、前記第1時間帯に、前記コージェネレーション装置を負荷追従運転させ、前記第2時間帯に、前記蓄電装置を前記第2電力で充電する、エネルギー管理装置。 The energy management device according to claim 12 or 13,
The energy management device, wherein the control unit causes the cogeneration device to perform a load following operation during the first time period and charges the power storage device with the second power during the second time period.
需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯を抽出するステップと、
前記第1時間帯に、前記コージェネレーション装置の出力電力によって、前記蓄電装置を充電するよう制御するステップと、を含む、エネルギー管理装置の制御方法。 A cogeneration device that generates electric power and heat by gas, and a control method of an energy management device that manages a power storage device,
Extracting a first time slot in which the power consumption of the customer facility is lower than a predetermined value;
Controlling the power storage device to be charged with the output power of the cogeneration device during the first time period.
前記エネルギー管理装置は、需要家施設の消費電力が所定値を下回る第1時間帯に、前記コージェネレーション装置の出力電力によって、前記蓄電装置を充電するよう制御する制御部を備える、熱電供給システム。 A cogeneration device that generates power and heat by gas, a power storage device, and a thermoelectric supply system including an energy management device,
The thermoelectric supply system, comprising: a control unit that controls the power storage device to be charged with output power of the cogeneration device during a first time period in which power consumption of a customer facility is lower than a predetermined value.
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