JP2020042448A - 真贋判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】赤外光等の専用光の照射を要することなく複製を容易に判定可能な情報コードを利用した真贋判定を行う構成を提供する。【解決手段】真贋判定対象となる商品には、情報コード10を携帯端末にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射インクを利用して秘密情報3が所定の形状にて配置されている。そして、制御部にてなされる真贋判定処理では、同じ情報コードについて撮像部にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像Aと照射部により照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像Bとに基づいて、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致する場合に、情報コードを基準に第1撮像画像と第2撮像画像との差分を求め、差分と上記所定の形状との比較結果に応じて真贋判定を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、情報コードを利用した真贋判定システムに関するものである。
現在、高額商品や純正品等を簡単な作業で精度良く真贋判定できるシステムが求められており、このような真贋判定システムとして、高額商品や純正品等の真贋判定対象に付された情報コードを利用した真贋判定システムが実現されている。しかしながら、一般的な情報コードは、明色系セル及び暗色系セルを一次元状または二次元状に配列することで所定の情報を記録していることから、複製が容易であるという問題がある。
このような問題を解決し、商品等に付された複製困難な情報コードを利用した真贋判定に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される情報コードが知られている。この情報コードは、コード領域のうち予め決められた領域であって遮光されることで当該情報コードが解読不能となる特定領域が、赤外光を透過させ可視光が照射されたときに暗色の反射特性を示す被覆部により覆われるように構成されている。これにより、可視光が照射された状態で撮像した第1コード画像の特定領域が暗色であり、赤外光が照射された状態で撮像した第2コード画像に基づき解読される情報コードを、正規の情報コードと判定し、その一方で、上記第2コード画像でも解読できない情報コードを、上記正規の情報コードと異なる情報コードと判定している。
特開2014−002661号公報
ところで、上述のような被覆部を有する情報コードを利用する場合には、赤外光照射機能を有する専用の読取装置が必要になる。このため、汎用的に用いられる可視光照射機能(例えば、LED等)を有していても赤外光照射機能を有しない一般の読取装置、例えば、スマートフォン等では、上記情報コードを利用した真贋判定を行うことができないという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、赤外光等の専用光の照射を要することなく複製を容易に判定可能な情報コードを利用した真贋判定を行い得る構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
真贋判定対象(G)に付される情報コード(10,10a)と、
前記情報コードを撮像して読み取った読取結果を利用して前記真贋判定対象に関する真贋判定を行う真贋判定装置(20)と、
を備える真贋判定システム(1)であって、
前記情報コードは、明色系セル及び暗色系セルを複数配列して構成されるコード領域(11)の内部に、予め定められた形状の特定パターン(12)が配置される特定パターン領域と、複数の前記明色系セル及び前記暗色系セルによって所定の情報が記録される情報記録領域とが設けられて形成され、
前記真贋判定対象には、前記情報コードを前記真贋判定装置にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射部(3,3a〜3c)が所定の形状にて配置され、
前記真贋判定装置は、
前記情報コードを撮像する撮像部(33)と、
前記撮像部の前記撮像範囲に向けて光軸が撮像方向に沿うように照明光を照射する照射部(34)と、
前記撮像部により撮像された前記情報コードを解読する解読部(31)と、
前記撮像部により撮像された前記情報コードを付した前記真贋判定対象について真贋判定を行う判定部(31)と、
を備え、
前記判定部は、同じ前記情報コードについて前記撮像部にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像と前記照射部により前記照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像とに基づいて、前記第1撮像画像から前記解読部により解読された情報と前記第2撮像画像から前記解読部により解読された情報とが一致する場合に、前記情報コードを基準に前記第1撮像画像と前記第2撮像画像との差分を求め、当該差分と前記所定の形状との比較結果に応じて真贋判定を行うことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、
真贋判定対象(G)に付される情報コード(10a)と、
前記情報コードを撮像して読み取った読取結果を利用して前記真贋判定対象に関する真贋判定を行う真贋判定装置(20)と、
を備える真贋判定システム(1)であって、
前記情報コードは、明色系セル及び暗色系セルを複数配列して構成されるコード領域(11a)の内部に、予め定められた形状の特定パターン(12)が配置される特定パターン領域と、複数の前記明色系セル及び前記暗色系セルによって所定の情報が記録される情報記録領域とが設けられて形成され、
前記真贋判定対象には、前記情報コードを前記真贋判定装置にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射部(3b,3c)が所定の形状にて配置され、
前記真贋判定装置は、
前記情報コードを撮像する撮像部(33)と、
前記撮像部の前記撮像範囲に向けて光軸が撮像方向に沿うように照明光を照射する照射部(34)と、
前記撮像部により撮像された前記情報コードを解読する解読部(31)と、
前記撮像部により撮像された前記情報コードを付した前記真贋判定対象について真贋判定を行う判定部(31)と、
を備え、
前記判定部は、同じ前記情報コードについて前記撮像部にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像と前記照射部により前記照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像とに基づいて、前記第1撮像画像から前記解読部により解読された情報と前記第2撮像画像から前記解読部により解読された情報とが異なる情報であって所定の関係を満たす場合に、前記情報コードを付した前記真贋判定対象が正規品であると判定し、
前記再帰性反射部は、前記所定の形状として、前記コード領域の内部にて、一部の前記明色系セル上に配置されて暗色系の反射特性を示す暗色系反転部(3b)と、一部の前記暗色系セル上に配置されて明色系の反射特性を示す明色系反転部(3c)との少なくとも一方を備え、前記第2撮像画像から前記解読部により解読された情報が前記第1撮像画像から前記解読部により解読された情報に対して異なる情報であって前記所定の関係を満たすように形成されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、真贋判定対象には、情報コードを真贋判定装置にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射部が所定の形状にて配置されている。そして、判定部では、同じ情報コードについて撮像部にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像と照射部により照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像とに基づいて、第1撮像画像から解読部により解読された情報と第2撮像画像から解読部により解読された情報とが一致する場合に、情報コードを基準に第1撮像画像と第2撮像画像との差分を求め、当該差分と上記所定の形状との比較結果に応じて真贋判定が行われる。
これにより、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コードを撮像している場合、第2撮像画像では照明光が照射された再帰性反射部が明瞭に映り込み、第1撮像画像では撮像部を情報コードにかざしていることから撮像部に向けて反射するような撮像部側からの光が再帰性反射部に照射されないために再帰性反射部が明瞭に映り込み難くなる。すなわち、情報コードを基準とする第1撮像画像と第2撮像画像との差分が上記所定の形状として求められる場合に、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コードを撮像していると判定することができる。これに対して、正規品に付された情報コードを複写機等で複製する際には、再帰性反射部に対して光が照射されることから当該再帰性反射部に相当する部分が通常の反射を示す表示状態として複製される。このため、複製された情報コードを撮像している場合、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致しても、情報コードを基準とする第1撮像画像と第2撮像画像とに関して実質的な差分が生じないので、複製された情報コードを撮像していると判定することができる。したがって、再帰性反射部からの反射光が撮像部に向かうようにその再帰性反射部に対して照明光を照射できればよく、赤外光等の専用光の照射を要することなく複製を容易に判定可能な情報コードを利用した真贋判定を行うことができる。
請求項2の発明では、再帰性反射部は、上記所定の形状として、情報コードに記録された情報に関連付けられる情報が記録された他の情報コードとして形成される。これにより、単に第1撮像画像と第2撮像画像とで差分が生じただけでは正規品に付された情報コードを撮像していると判定されることもないため、真贋判定に関して判定精度を高めることができる。特に、再帰性反射部として構成される他の情報コードに記録される情報を利用することで、真贋判定時に利用可能となる情報量を増やすことができ、真贋判定に関して判定精度をより一層高めることができる。
請求項3の発明では、情報コードは、コード領域の内部に、特定パターン領域及び情報記録領域と、明色系セル及び暗色系セルによって情報が記録されない空き領域とが設けられて形成され、再帰性反射部は、空き領域内に配置される。これにより、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コードが解読可能に撮像される場合には、再帰性反射部が撮像範囲内に確実に位置するので、再帰性反射部の一部が撮像されないために偽造品と誤判定されるようなことを確実に防止することができる。
請求項4の発明では、情報コードは、コード領域の内部に、特定パターン領域及び複数の明色系セル及び暗色系セルによって情報を記録する情報記録領域と、複数の明色系セル及び暗色系セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられて形成される。そして、再帰性反射部は、上記所定の形状として、コード領域の内部のうち誤り訂正可能な範囲にて、一部の明色系セル上に配置されて暗色系の反射特性を示す暗色系反転部と、一部の暗色系セル上に配置されて明色系の反射特性を示す明色系反転部との少なくとも一方を備えるように形成される。
これにより、仮に照明光が照射されている状態の情報コードと照明光が照射されていない状態の情報コードとを見比べたとしても、一部のセルの明暗が反転している程度であり、一見しただけでは再帰性反射部を設けていることが知得され難くなる。このため、再帰性反射部に関して秘匿性が高まることから、再帰性反射部の偽造がより一層困難となり、真贋判定に関して判定精度をより一層高めることができる。
請求項5の発明では、真贋判定対象には、情報コードを真贋判定装置にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射部が所定の形状にて配置されている。そして、判定部では、同じ情報コードについて撮像部にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像と照射部により照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像とに基づいて、第1撮像画像から解読部により解読された情報と第2撮像画像から解読部により解読された情報とが異なる情報であって所定の関係を満たす場合に、当該情報コードを付した真贋判定対象が正規品であると判定される。このため、再帰性反射部は、上記所定の形状として、コード領域の内部にて、一部の明色系セル上に配置されて暗色系の反射特性を示す暗色系反転部と、一部の暗色系セル上に配置されて明色系の反射特性を示す明色系反転部との少なくとも一方を備え、第2撮像画像から解読部により解読された情報が第1撮像画像から解読部により解読された情報に対して異なる情報であって上記所定の関係を満たすように形成される。
これにより、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コードを撮像している場合、第2撮像画像では照明光が照射された再帰性反射部が明瞭に映り込み、第1撮像画像では撮像部を情報コードにかざしていることから撮像部に向けて反射するような撮像部側からの光が再帰性反射部に照射されないために再帰性反射部が明瞭に映り込み難くなる。すなわち、第2撮像画像に含まれるコード領域と第1撮像画像に含まれるコード領域とのセル配列構成が異なることから、第2撮像画像から解読された情報が第1撮像画像から解読された情報に対して異なる情報であって上記所定の関係を満たす場合に、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コードを撮像していると判定することができる。これに対して、正規品に付された情報コードを複写機等で複製する際には、再帰性反射部に対して光が照射されることから当該再帰性反射部に相当する部分が通常の反射を示す表示状態として複製される。このため、複製された情報コードを撮像している場合、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致してしまい上記所定の関係を満たすこともないので、複製された情報コードを撮像していると判定することができる。したがって、再帰性反射部からの反射光が撮像部に向かうようにその再帰性反射部に対して照明光を照射できればよく、赤外光等の専用光の照射を要することなく複製を容易に判定可能な情報コードを利用した真贋判定を行うことができる。
第1実施形態に係る真贋判定システムの構成を概略的に示す説明図である。 図1の携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 筐体の表面側に配置される撮像部の撮像口と照射部の照射口との位置関係を説明する説明図である。 第1実施形態において携帯端末にて実行される真贋判定処理の流れを例示するフローチャートである。 図5(A)は、第1実施形態における第1撮像画像を説明する説明図であり、図5(B)は、第2撮像画像を説明する説明図である。 第2実施形態に係る真贋判定システムの要部を説明する説明図であり、図6(A)は、第1撮像画像を示し、図6(B)は、第2撮像画像を示す。 第3実施形態に係る真贋判定システムの要部を説明する説明図であり、図7(A)は、第1撮像画像を示し、図7(B)は、第2撮像画像を示す。 第4実施形態に係る真贋判定システムの要部を説明する説明図であり、図8(A)は、第1撮像画像を示し、図8(B)は、第2撮像画像を示す。 第4実施形態において携帯端末にて実行される真贋判定処理の流れを例示するフローチャートである。 図10(A)は、第1実施形態の変形例における第1撮像画像を説明する説明図であり、図10(B)は、第2撮像画像を説明する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る真贋判定システムを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る真贋判定システム1は、真贋判定対象に付される複製困難な情報コードを撮像して読み取った読取結果を利用して当該真贋判定対象に関する真贋判定を行うためのシステムである。より具体的には、図1に示すように、真贋判定システム1は、真贋判定対象となる模造品対策が必要な高価な商品等(以下、単に商品Gともいう)に対して情報コード10と後述する秘密情報3とが印刷されたラベル2を貼り付け、ラベル2の情報コード10及び秘密情報3を真贋判定装置として機能する携帯端末20にて撮像して読み取ることで、商品G(真贋判定対象)について真贋判定を行うシステムとして構成されている。
本実施形態に係る情報コード10は、所定のエンコード技術を利用することで、明色系セル及び暗色系セルを複数配列して構成される矩形状(例えば、正方形状或いは長方形状等)のコード領域11の内部中央に、空き領域13が設けられるように構成される。具体的には、情報コード10は、予め定められた形状の特定パターン(3つの位置検出パターン12やタイミングパターン、アライメントパターン等)が配置される特定パターン領域と、複数の明色系セル及び暗色系セルによって記録データを記録するデータ記録領域と、複数の明色系セル及び暗色系セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域と、空き領域13とが設けられるように構成される。データ記録領域には、当該情報コード10が真贋判定用の情報コードであることを示す情報や秘密情報3の形状やコード領域11に対する位置を特定するための情報(以下、単に、真贋判定用情報ともいう)、当該情報コード10を印刷したラベル2が貼り付けられる商品Gに関する情報等が、上記記録データの少なくとも一部として記録されている。
空き領域13は、セルによってデータが記録されない領域であり且つ誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域となるように、単一のセルのサイズよりも大きいサイズでコード領域11の中央に設けられている。なお、このようにコード領域11の内部に空き領域13を有する情報コード10に関するエンコード技術等としては、例えば、特開2014−139771公報などに開示された技術を好適に用いることができる。
このため、上記所定のエンコード技術に対応するデコード技術に基づくデコード処理を実施可能な読取装置を用いることで、情報コード10に記録される記録データを読み取ることができる。一方、上述したデコード技術に基づくデコード処理を実施できない一般の読取装置では、情報コード10に記録される記録データを読み取ることができない。
このように生成される情報コード10は、周囲の明るさに関わらず撮像可能な一般のインク等を利用してラベル2に印刷されており、秘密情報3は、情報コード10の空き領域13内に相当するラベル2の位置に再帰性反射インクを利用して再帰性反射部として印刷されている。再帰性反射インクは、入射光を再帰反射させるためのインクであり、秘密情報3に対して光が照射されていない状態、または、秘密情報3に対して撮像方向と異なる方向から光が照射されている状態では、秘密情報3からの反射光が撮像方向に反射しないため、その秘密情報3を明瞭な状態で撮像できなくなる。なお、本実施形態では、真贋判定対象となる商品Gに付されるラベル2の空き領域13内に、星型の図形が秘密情報3として再帰性反射インクを利用して印刷されており、図1の例では、照明光が照射されていないことから、撮像不能となっている秘密情報3の外形を一点鎖線にて図示している。
次に、真贋判定装置として機能する携帯端末20の構成について、図2及び図3を参照して説明する。
携帯端末20は、情報コード10等の読み取りを利用した真贋判定処理を所望するユーザによって所持される端末で、カメラ機能を有するスマートフォン等の携帯端末に対して本真贋判定システム1に関する運営を行う運営会社等が配布・提供する真贋判定用の所定のアプリケーションプログラム(以下、単に、真贋アプリともいう)をインストールすることで構成される。この携帯端末20は、略平板状に形成される筐体21によって外郭が構成され、その表面22側に、狭額縁化(狭ベゼル化)されるように大型化されたタッチパネル35の表示画面35aが配置されている。
図2に示すように、携帯端末20は、受光センサ(例えば、C−MOSエリアセンサ、CCDエリアセンサ等)を備えたカメラとして構成される撮像部33からの画素信号に基づいて撮像された画像データを処理する制御部31を備えている。制御部31は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、記憶部32とともに情報処理装置として機能している。記憶部32は、ROM、RAM、不揮発性メモリなどの公知の半導体メモリなどによって構成されており、この記憶部32には、上記真贋アプリ等が、制御部31により実行可能に格納される。また、上記真贋アプリのインストールに応じて、後述するように読み取った上記真贋判定用情報から秘密情報3の形状やコード領域11に対する位置を特定するためのデータベースが記憶部32に予め構築される。
また、携帯端末20は、撮像部33の撮像範囲に向けて照明光を照射する照射部34を備えており、この照射部34は、LEDとこのLEDの出射側に設けられるレンズ等を備えるように構成されている。この照射部34は、照明光をその光軸が撮像部33による撮像方向に沿うように照射するため、図3に示すように、その照射口が表示画面35aの上方であって撮像部33の撮像口の近傍となるように表面22側に配置されている。なお、撮像部33は、その撮像方向が表面22に対して略直交するように配置されているため、照射部34は、照明光の光軸が表面22に対して略直交することとなる。
また、携帯端末20は、タッチパネル35、操作部36、スピーカ37、バイブレータ38、通信部39などを備えている。タッチパネル35は、公知のタッチパネル型の表示装置として構成されており、液晶表示器等の公知の表示デバイスとして構成される表示部と、この表示部の表示画面35aに重ねられて当該表示画面35aに対して押圧操作(接触)している範囲を検出可能な検出部として機能する透明性の操作パネルとを備えている。このタッチパネル35は、制御部31によって表示部の表示内容が制御される。操作部36は、上記操作パネルと筐体21の側面等に設けられる複数のキーとを備えるように構成されることで、タッチパネル35の表示画面35aに対する押圧操作(タッチ範囲等)やキー操作に応じた信号を制御部31に出力するように構成される。また、スピーカ37及びバイブレータ38は、制御部31によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部31からの指令を受けて動作する。
通信部39は、外部機器との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部31と協働して通信処理を行うように機能する。また、筐体21内には、電源部(図示略)が設けられており、この電源部や電池によって制御部31や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
次に、このように構成される真贋判定システム1において、情報コード10等を印刷したラベル2が貼り付けられる商品Gに関する真贋判定を行う際に、携帯端末20にてなされる真贋判定処理について、図4及び図5を用いて詳述する。
操作部36に対する所定の操作に応じて制御部31にて上記真贋アプリが実行されることで真贋判定処理が開始されると、まず、図4のステップS101にて消灯処理がなされ、照射部34による照明光の照射が停止される消灯状態となる。続いて、ステップS103にて読取処理がなされ、消灯状態において撮像部33にて撮像された撮像画像について上記デコード技術に基づいて情報コード10をデコード(解読)するための処理がなされる。ここで、情報コードのデコードに失敗すると(S105でNo)、上記ステップS101からの処理が再度なされる。また、デコードに成功しても(S105でYes)、その読取結果に真贋判定用情報が含まれないことから、真贋判定用の情報コードでないと判定されると(S107でNo)、上記ステップS101からの処理が再度なされる。なお、上記ステップS103の処理及び後述するステップS111の処理を行う制御部31は、「解読部」の一例に相当し得る。
一方、情報コード10を撮像しており、そのデコードに成功すると(S105でYes)、その読取結果に真贋判定用情報が含まれることから、真贋判定用の情報コードであると判定される(S107でYes)。この場合には、ステップS109の点灯処理がなされ、照射部34により照明光が照射される点灯状態となる。続いて、ステップS111にて読取処理がなされ、点灯状態において撮像部33にて撮像された撮像画像について上記デコード技術に基づいて情報コード10をデコード(解読)するための処理がなされる。
このように、消灯状態にて撮像した情報コード10のデコードに成功すると、直ちに点灯状態にて撮像した情報コード10をデコードするための処理がなされるため、同じ情報コード10がデコードされることとなり、デコード結果が一致するとしてステップS113の判定処理にてYesと判定される。
続いて、ステップS115の画像比較処理がなされ、上記ステップS103にて撮像された消灯状態での撮像画像(以下、第1撮像画像ともいう)と上記ステップS111にて撮像された点灯状態での撮像画像(以下、第2撮像画像ともいう)との情報コード10を基準とした差分が求められる。
ここで、図1に示す商品Gに付されたラベル2の情報コード10を撮像している場合には、消灯状態では、ラベル2にかざされた携帯端末20によって秘密情報3が覆われるような状態になることから、撮像部33の撮像口に向けて反射するような撮像部33側からの光が秘密情報3に照射されない状態となる。このため、秘密情報3からの反射光が撮像部33の撮像口に入射しないため、第1撮像画像は、図5(A)に示すように、秘密情報3が写り込まない画像となる。一方、点灯状態では、照射部34により光軸が撮像部33による撮像方向に沿うように照明光が照射されていることから、秘密情報3からの反射光が撮像部33の撮像口に入射するため、第2撮像画像は、図5(B)に示すように、秘密情報3が写り込む画像となる。
このため、情報コード10を基準とした第1撮像画像と第2撮像画像との差分が秘密情報3に応じて生じることから、ステップS117の判定処理にてYesと判定されると、ステップS119の秘密情報特定処理がなされ、読み取った真贋判定用情報から記憶部32に構築されるデータベースに基づいて秘密情報3の形状やコード領域11に対する位置が特定される。
続いて、ステップS121の判定処理にて、秘密情報3の読み取りか否かについて判定される。ここで、第1撮像画像と第2撮像画像との差分が、上記秘密情報特定処理にて特定された秘密情報3の形状やコード領域11に対する位置に一致するとみなされる場合には、秘密情報3が読み取られているとして、ステップS121の判定処理にてYesと判定される。この場合には、ステップS123にて正規品表示処理がなされ、撮像した情報コード10が印刷されたラベル2を貼り付けた商品Gが正規品であることを示す情報が表示画面35aに表示されて報知されて、本真贋判定処理が終了する。なお、上記ステップS113〜S121の処理を行う制御部31は、「判定部」の一例に相当し得る。
一方、情報コード10等が印刷されたラベル2を複製した偽造ラベルでは、秘密情報3に対して複製時に光が照射されることから当該秘密情報3に相当する部分が通常の反射を示す表示状態となるように情報コード10と同じインクで複製されることとなる。このため、偽造ラベルの情報コード等を撮像している場合、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致しても、情報コードを基準とする第1撮像画像と第2撮像画像とに関して実質的な差分が生じないので、上記ステップS117の判定処理にてNoと判定される。この場合には、ステップS125にて警告表示処理がなされ、撮像した情報コード10が印刷されたラベルを貼り付けた商品等が正規品と判定されないことを示す情報が表示画面35aに表示されて報知されて、本真贋判定処理が終了する。また、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致しない場合や(S113でNo)、差分があってもその差分の形状や位置が上記秘密情報特定処理にて特定された秘密情報3の形状やコード領域11に対する位置に一致しない場合にも(S121でNo)、秘密情報3が読み取られていないとして、上記警告表示処理がなされる。
以上説明したように、本実施形態に係る真贋判定システム1では、真贋判定対象となる商品Gには、ラベル2を利用して、情報コード10を携帯端末20にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射インクを利用して秘密情報3が所定の形状にて配置されている。そして、制御部31にてなされる真贋判定処理では、同じ情報コード10について撮像部33にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像と照射部34により照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像とに基づいて、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致する場合に(S113でYes)、情報コード10を基準に第1撮像画像と第2撮像画像との差分を求め(S115)、当該差分と上記所定の形状との比較結果に応じて真贋判定が行われる。
これにより、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コード10を撮像している場合、第2撮像画像では照明光が照射された秘密情報3が明瞭に映り込み、第1撮像画像では撮像部33を情報コード10にかざしていることから撮像部33に向けて反射するような撮像部33側からの光が秘密情報3に照射されないために秘密情報3が明瞭に映り込み難くなる。すなわち、情報コード10を基準とする第1撮像画像と第2撮像画像との差分が上記所定の形状として求められる場合に、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コード10を撮像していると判定することができる。これに対して、複製された情報コード10を撮像している場合、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致しても、情報コード10を基準とする第1撮像画像と第2撮像画像とに関して実質的な差分が生じないので、複製された情報コード10を撮像していると判定することができる。したがって、秘密情報3からの反射光が撮像部33に向かうようにその秘密情報3に対して照明光を照射できればよく、赤外光等の専用光の照射を要することなく複製を容易に判定可能な情報コード10を利用した真贋判定を行うことができる。
さらに、秘密情報3の形状やコード領域11に対する位置を判定基準の1つとしているため、単に第1撮像画像と第2撮像画像とで差分が生じただけでは正規品に付された情報コードを撮像していると判定されることもないため、真贋判定に関して判定精度を高めることができる。
特に、情報コード10は、コード領域11の内部に、特定パターン領域及び情報記録領域と、明色系セル及び暗色系セルによって情報が記録されない空き領域13とが設けられて形成され、秘密情報3は、空き領域13内に配置される。これにより、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コード10が解読可能に撮像される場合には、秘密情報3が撮像範囲内に確実に位置するので、秘密情報3の一部が撮像されないために偽造品と誤判定されるようなことを確実に防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る真贋判定システムについて、図6を参照して説明する。
本第2実施形態に係る真贋判定システム1は、再帰性反射インクを利用して再帰性反射部として印刷される秘密情報が情報コード10と異なる他の情報コードとして形成される点が、上記第1実施形態に係る真贋判定システムと異なる。したがって、第1実施形態の真贋判定システムと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態に係る秘密情報3aは、上記所定の形状として、情報コード10に記録された真贋判定用情報に関連付けられる情報が記録された他の情報コードとして形成されて、ラベル2aにおける情報コード10の空き領域13内に配置されている。
このようしても、消灯状態において情報コード10を撮像した第1撮像画像では、図6(A)に示すように、秘密情報3aが写り込まない画像となり、点灯状態において情報コード10を撮像した第2撮像画像では、図6(B)に示すように、秘密情報3aが写り込む画像となる。このため、真贋判定処理では、情報コード10を基準とした第1撮像画像と第2撮像画像との差分が秘密情報3aに応じて生じ、この差分が、上記秘密情報特定処理にて特定された秘密情報3aの形状やコード領域11に対する位置に一致するとみなされることで、秘密情報3aが読み取られているとして(S121でYes)、上記正規品表示処理がなされる。
一方、情報コード10等が印刷されたラベル2aを複製した偽造ラベルでは、他の情報コードとして形成される秘密情報3aが通常の反射を示す表示状態となるように情報コード10と同じインクで複製されることとなる。このため、偽造ラベルの情報コード等を撮像している場合、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致しても、情報コードを基準とする第1撮像画像と第2撮像画像とに関して実質的な差分が生じないので(S117でNo)、秘密情報3の読み取りでないと判定されて、上記警告表示処理がなされる。
特に、本実施形態では、秘密情報3aとして構成される他の情報コードに記録される情報を利用することで、真贋判定時に利用可能となる情報量を増やすことができ、真贋判定に関して判定精度をより一層高めることができる。
なお、本実施形態では、秘密情報3aは、図6(B)等に示すように、他の情報コードを構成するコード領域と空き領域13の境界との間にマージンを設けるように配置されているが、これに限らず、空き領域13の全範囲を利用するように配置されてもよい。他の情報コードとして形成される秘密情報3aが空き領域13内に配置されることから、第2撮像画像において空き領域13に相当する領域よりも外側を無地のマージンに置換することで、当該他の情報コードを解読することができるからである。このため、空き領域13の全範囲を利用するようにして秘密情報3aをより大きく形成することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る真贋判定システムについて、図7を参照して説明する。
本第3実施形態に係る真贋判定システム1は、第1撮像画像と第2撮像画像とで撮像される情報コードが異なるように暗色系反転部及び明色系反転部が配置される点が、上記第1実施形態に係る真贋判定システムと異なる。したがって、第1実施形態の真贋判定システムと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、商品Gに貼り付けられるラベル2bに印刷される情報コード10aは、周囲の明るさに関わらず撮像可能な一般のインク等を利用して、通常の誤り訂正機能を有するQRコード(登録商標)として形成される。より具体的には、情報コード10aは、コード領域11aの内部に、特定パターン領域及び複数の明色系セル及び暗色系セルによって情報を記録する情報記録領域と、複数の明色系セル及び暗色系セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられて形成される。
そして、本実施形態では、秘密情報として、情報コード10aに対して、コード領域11aの内部のうち誤り訂正可能な範囲にて、再帰性反射インクを利用して、暗色系の反射特性を示す暗色系反転部3bが一部の明色系セル上に配置されるように印刷され、明色系の反射特性を示す明色系反転部3cが一部の暗色系セル上に配置されるように印刷されている。このため、上記真贋アプリのインストールに応じて、情報コード10aに記録される真贋判定用情報から暗色系反転部3b及び明色系反転部3cの位置を特定するためのデータベースが記憶部32に予め構築される。
これにより、消灯状態において情報コード10aを撮像した第1撮像画像では、図7(A)に示すように、暗色系反転部3bが配置されているセルが明色系セルとして撮像され、明色系反転部3cが配置されているセルが暗色系セルとして撮像される。そして、点灯状態において情報コード10aを撮像した第2撮像画像では、図7(B)に示すように、暗色系反転部3bが配置されているセルが暗色系セルとして撮像され、明色系反転部3cが配置されているセルが明色系セルとして撮像される。なお、説明の便宜上、図7(A)では、図7(B)にて明色系セルとして撮像される暗色系セルにハッチングを付し、図7(B)では、図7(A)にて明色系セルとして撮像される暗色系セルにハッチングを付している。
このようしても、真贋判定処理では、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致し(S113でYes)、情報コード10aを基準とした第1撮像画像と第2撮像画像との差分が、再帰性反射部として印刷される暗色系反転部3b及び明色系反転部3cに応じて生じる(S117でYes)。そして、この差分が、上記秘密情報特定処理にて特定された暗色系反転部3b及び明色系反転部3cの位置に一致するとみなされることで、秘密情報が読み取られているとして(S121でYes)、上記正規品表示処理がなされる。
一方、情報コード10a等が印刷されたラベル2bを複製した偽造ラベルでは、暗色系反転部3b及び明色系反転部3cが、それぞれ暗色系の反射特性及び明色系の反射特性を示す表示状態となるように、情報コード10aと同じインクで複製されることとなる。このため、偽造ラベルの情報コード等を撮像している場合、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致しても、情報コードを基準とする第1撮像画像と第2撮像画像とに関して実質的な差分が生じないので(S117でNo)、秘密情報の読み取りでないと判定されて、上記警告表示処理がなされる。
特に、本実施形態では、仮に照明光が照射されている状態の情報コード10aと照明光が照射されていない状態の情報コード10aとを見比べたとしても、一部のセルの明暗が反転している程度であり、一見しただけでは暗色系反転部3b及び明色系反転部3cを設けていることが知得され難くなる。このため、暗色系反転部3b及び明色系反転部3cに関して秘匿性が高まることから、暗色系反転部3b及び明色系反転部3cの偽造がより一層困難となり、真贋判定に関して判定精度をより一層高めることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る真贋判定システムについて、図8及び図9を参照して説明する。
本第4実施形態に係る真贋判定システム1は、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致しないように再帰性反射部として機能する暗色系反転部及び明色系反転部が所定の形状にて配置される点が、上記第3実施形態に係る真贋判定システムと異なる。したがって、第3実施形態の真贋判定システムと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、秘密情報として、商品Gに貼り付けられるラベル2cに印刷される情報コード10aに対して、コード領域11aの内部のうち誤り訂正可能な範囲を超えて、再帰性反射インクを利用して、暗色系の反射特性を示す暗色系反転部3bが一部の明色系セル上に配置されるように印刷され、明色系の反射特性を示す明色系反転部3cが一部の暗色系セル上に配置されるように印刷されている。
これにより、消灯状態において情報コード10aを撮像した第1撮像画像では、図8(A)に示すように、暗色系反転部3bが配置されているセルが明色系セルとして撮像され、明色系反転部3cが配置されているセルが暗色系セルとして撮像される。そして、点灯状態において情報コード10aを撮像した第2撮像画像では、図8(B)に示すように、暗色系反転部3bが配置されているセルが暗色系セルとして撮像され、明色系反転部3cが配置されているセルが明色系セルとして撮像される。なお、説明の便宜上、図8(A)では、図8(B)にて明色系セルとして撮像される暗色系セルにハッチングを付し、図8(B)では、図8(A)にて明色系セルとして撮像される暗色系セルにハッチングを付している。すなわち、図8(A)にてハッチングが付されているセルは、明色系反転部3cが配置されているセルであり、図8(B)にてハッチングが付されているセルは、暗色系反転部3bである。
特に、暗色系反転部3b及び明色系反転部3cは、コード領域11aの内部のうち誤り訂正可能な範囲を超えて配置されることから、第2撮像画像から解読された情報が第1撮像画像から解読された情報と異なる情報であって所定の関係を満たすように配置される。すなわち、暗色系反転部3b及び明色系反転部3cは、消灯状態で撮像された第1撮像画像から解読される第1の情報に対して上記所定の関係を満たす第2の情報が第2撮像画像から解読されるように配置される。より具体的には、第2の情報が解読される情報コードを情報コード10aと同じコードサイズで生成し、情報コード10aを構成する各セルのうち上述のように生成された情報コードに対して色が異なるセルの部分に暗色系反転部3bまたは明色系反転部3cを配置する。このように暗色系反転部3b及び明色系反転部3cが配置されることで、消灯状態で撮像された第1撮像画像から第1の情報が解読されて、点灯状態で撮像された第2撮像画像から第2の情報が解読され、これら第1の情報と第2の情報とが上記所定の関係を満たす。
また、情報コード10aには、上記所定の関係を特定するための情報(以下、単に、コード情報ともいう)等が、上記記録データの少なくとも一部として記録されている。このため、上記真贋アプリのインストールに応じて、第1撮像画像の情報コード10aに記録されるコード情報から上記所定の関係を秘密情報として特定するためのデータベースが記憶部32に予め構築される。
そして、本実施形態に係る真贋判定処理では、図9のフローチャートに示すように、上記第1実施形態と同様にステップS111までの処理がなされて、第1撮像画像及び第2撮像画像のそれぞれから情報が解読されると、ステップS127に示す秘密情報特定処理がなされる。この処理では、第1撮像画像の情報コード10aから解読されたコード情報から記憶部32に構築されるデータベースに基づいて、秘密情報として上記所定の関係が特定される。
そして、ステップS129の判定処理にて、第1撮像画像及び第2撮像画像のそれぞれから解読された両解読情報が上記所定の関係であるか否かについて判定される。ここで、消灯状態で撮像された第1撮像画像から第1の情報が解読されて、点灯状態で撮像された第2撮像画像から第2の情報が解読され、これら第1の情報と第2の情報とが上記所定の関係を満たす場合には、ステップS129にてYesと判定されて、上記正規品表示処理がなされる。
一方、情報コード10a等が印刷されたラベル2cを複製した偽造ラベルでは、暗色系反転部3b及び明色系反転部3cが、それぞれ暗色系の反射特性及び明色系の反射特性を示す表示状態となるように、情報コード10aと同じインクで複製されることとなる。このため、偽造ラベルの情報コード等を撮像している場合、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致してしまい、上記所定の関係を満たさないため(S129でNo)、上記警告表示処理がなされる。
以上説明したように、本実施形態に係る真贋判定システム1では、真贋判定対象となる商品Gには、情報コード10aを携帯端末20にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射部が所定の形状にて配置されている。そして、制御部31にてなされる真贋判定処理では、同じ情報コード10aについて撮像部33にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像と照射部34により照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像とに基づいて、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが異なる情報であって上記所定の関係を満たす場合に(S129でYes)、当該情報コード10aを付した真贋判定対象が正規品であると判定される(S123)。このため、再帰性反射部は、上記所定の形状として、コード領域11の内部にて、一部の明色系セル上に配置されて暗色系の反射特性を示す暗色系反転部3bと、一部の暗色系セル上に配置されて明色系の反射特性を示す明色系反転部3cを備え、第2撮像画像から解読部により解読された第2の情報が第1撮像画像から解読部により解読された第1の情報に対して異なる情報であって上記所定の関係を満たすように形成される。
これにより、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コード10aを撮像している場合、第2撮像画像では照明光が照射された暗色系反転部3b及び明色系反転部3c(再帰性反射部)が明瞭に映り込み、第1撮像画像では撮像部33を情報コード10aにかざしていることから撮像部33に向けて反射するような撮像部33側からの光が暗色系反転部3b及び明色系反転部3cに照射されないために暗色系反転部3b及び明色系反転部3cが明瞭に映り込み難くなる。すなわち、第2撮像画像に含まれるコード領域と第1撮像画像に含まれるコード領域とのセル配列構成が異なることから、第2撮像画像から解読された第2の情報が第1撮像画像から解読された第1の情報に対して異なる情報であって上記所定の関係を満たす場合に、真贋判定対象とされる正規品に付された情報コード10aを撮像していると判定することができる。これに対して、複製された情報コード10aを撮像している場合、第1撮像画像から解読された情報と第2撮像画像から解読された情報とが一致してしまい上記所定の関係を満たすこともないので、複製された情報コードを撮像していると判定することができる。したがって、暗色系反転部3b及び明色系反転部3cからの反射光が撮像部33に向かうように暗色系反転部3b及び明色系反転部3cに対して照明光を照射できればよく、赤外光等の専用光の照射を要することなく複製を容易に判定可能な情報コード10aを利用した真贋判定を行うことができる。
なお、本発明は上記各実施形態及び変形例等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)上記第1実施形態の変形例として、秘密情報3は、星型の図形として形成されることに限らず、例えば、円型の図形や多角形状の図形等として形成されてもよいし、「秘」等の文字として形成されてもよい。また、秘密情報3は、空き領域13内に配置されることに限らず、空き領域13を有しない情報コード10a等においてそのコード領域11の近傍となる所定の位置に配置されてもよい。例えば、図10に例示するラベル2dのように秘密情報3が配置されることで、消灯状態において情報コード10aを撮像した第1撮像画像では、図10(A)に示すように、秘密情報3aが写り込まない画像となり、点灯状態において情報コード10aを撮像した第2撮像画像では、図10(B)に示すように、秘密情報3aが写り込む画像となる。上記第2実施形態でも同様に、秘密情報3aは、空き領域13内に配置されることに限らず、空き領域13を有しない情報コード10a等においてそのコード領域11の近傍となる所定の位置に配置されてもよい。
(2)上記第1実施形態等における真贋判定処理では、消灯状態で第1撮像画像を撮像した後に点灯状態で第2撮像画像を撮像するようにして両画像の差分を求めることに限らず、点灯状態で画像を撮像した後に消灯状態で画像を撮像するようにして両画像の差分を求めるようにしてもよい。同様に、上記第4実施形態等における真贋判定処理では、消灯状態で第1撮像画像を撮像した後に点灯状態で第2撮像画像を撮像するようにして解読した第1の情報と第2の情報とが上記所定の関係であるか否かについて判定することに限らず、点灯状態で画像を撮像した後に消灯状態で画像を撮像するようにして解読した2つの情報が上記所定の関係であるか否かについて判定してもよい。また、点灯状態と消灯状態とを複数回繰り返してそれぞれ撮像した画像の差分を求めてもよい。
(3)本発明に係る真贋判定システム1における真贋判定対象は、模造品対策が必要な高価な商品等に限ることなく、例えば、メーカ純正品等であってもよい。
(4)本発明に係る真贋判定装置は、携帯端末20のように一般ユーザが有するスマートフォン等として構成されることに限らず、LED等の照明部とカメラ等の撮像部を有する端末であればよく、例えば、据え置き型として構成されてもよい。
(5)携帯端末20(真贋判定装置)は、撮像した情報コード10等の第1撮像画像及び第2撮像画像をデコードサーバとして機能する外部サーバに送信し、この外部サーバよる上記真贋判定処理の判定結果を受信するようにしてもよい。その際、携帯端末20を他の携帯端末等と区別するための端末ID等をあわせて送信することで、外部サーバでは、携帯端末20ごとに判定基準を変える等の処理を行ってもよい。
1…真贋判定システム
2,2a〜2d…ラベル
3,3a…秘密情報(再帰性反射部)
3b…暗色系反転部(再帰性反射部)
3c…明色系反転部(再帰性反射部)
10,10a…情報コード
11,11a…コード領域
13…空き領域
20…携帯端末(真贋判定装置)
31…制御部(解読部,判定部)
33…撮像部
34…照射部
G…商品(真贋判定対象)

Claims (5)

  1. 真贋判定対象に付される情報コードと、
    前記情報コードを撮像して読み取った読取結果を利用して前記真贋判定対象に関する真贋判定を行う真贋判定装置と、
    を備える真贋判定システムであって、
    前記情報コードは、明色系セル及び暗色系セルを複数配列して構成されるコード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数の前記明色系セル及び前記暗色系セルによって所定の情報が記録される情報記録領域とが設けられて形成され、
    前記真贋判定対象には、前記情報コードを前記真贋判定装置にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射部が所定の形状にて配置され、
    前記真贋判定装置は、
    前記情報コードを撮像する撮像部と、
    前記撮像部の前記撮像範囲に向けて光軸が撮像方向に沿うように照明光を照射する照射部と、
    前記撮像部により撮像された前記情報コードを解読する解読部と、
    前記撮像部により撮像された前記情報コードを付した前記真贋判定対象について真贋判定を行う判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、同じ前記情報コードについて前記撮像部にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像と前記照射部により前記照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像とに基づいて、前記第1撮像画像から前記解読部により解読された情報と前記第2撮像画像から前記解読部により解読された情報とが一致する場合に、前記情報コードを基準に前記第1撮像画像と前記第2撮像画像との差分を求め、当該差分と前記所定の形状との比較結果に応じて真贋判定を行うことを特徴とする真贋判定システム。
  2. 前記再帰性反射部は、前記所定の形状として、前記情報コードに記録された情報に関連付けられる情報が記録された他の情報コードとして形成されることを特徴とする請求項1に記載の真贋判定システム。
  3. 前記情報コードは、前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域及び前記情報記録領域と、前記明色系セル及び前記暗色系セルによって情報が記録されない空き領域とが設けられて形成され、
    前記再帰性反射部は、前記空き領域内に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の真贋判定システム。
  4. 前記情報コードは、前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域及び前記情報記録領域と、複数の前記明色系セル及び前記暗色系セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられて形成され、
    前記再帰性反射部は、前記所定の形状として、前記コード領域の内部のうち誤り訂正可能な範囲にて、一部の前記明色系セル上に配置されて暗色系の反射特性を示す暗色系反転部と、一部の前記暗色系セル上に配置されて明色系の反射特性を示す明色系反転部との少なくとも一方を備えるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の真贋判定システム。
  5. 真贋判定対象に付される情報コードと、
    前記情報コードを撮像して読み取った読取結果を利用して前記真贋判定対象に関する真贋判定を行う真贋判定装置と、
    を備える真贋判定システムであって、
    前記情報コードは、明色系セル及び暗色系セルを複数配列して構成されるコード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数の前記明色系セル及び前記暗色系セルによって所定の情報が記録される情報記録領域とが設けられて形成され、
    前記真贋判定対象には、前記情報コードを前記真贋判定装置にて撮像した際に同じ撮像範囲内に位置するように再帰性反射部が所定の形状にて配置され、
    前記真贋判定装置は、
    前記情報コードを撮像する撮像部と、
    前記撮像部の前記撮像範囲に向けて光軸が撮像方向に沿うように照明光を照射する照射部と、
    前記撮像部により撮像された前記情報コードを解読する解読部と、
    前記撮像部により撮像された前記情報コードを付した前記真贋判定対象について真贋判定を行う判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、同じ前記情報コードについて前記撮像部にて照明光が照射されない状態で撮像した第1撮像画像と前記照射部により前記照明光が照射されている状態で撮像した第2撮像画像とに基づいて、前記第1撮像画像から前記解読部により解読された情報と前記第2撮像画像から前記解読部により解読された情報とが異なる情報であって所定の関係を満たす場合に、前記情報コードを付した前記真贋判定対象が正規品であると判定し、
    前記再帰性反射部は、前記所定の形状として、前記コード領域の内部にて、一部の前記明色系セル上に配置されて暗色系の反射特性を示す暗色系反転部と、一部の前記暗色系セル上に配置されて明色系の反射特性を示す明色系反転部との少なくとも一方を備え、前記第2撮像画像から前記解読部により解読された情報が前記第1撮像画像から前記解読部により解読された情報に対して異なる情報であって前記所定の関係を満たすように形成されることを特徴とする真贋判定システム。
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