JP2020041686A - ソレノイドバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】被かしめ部位の製造及び位置合わせが簡便であるとともに、かしめ力による被かしめ部位以外の部位の変形を防止できるソレノイドバルブを提供する。【解決手段】電磁的に駆動されるスプール22が収納されるスリーブ21がソレノイド部3のケース30のかしめ部30aをかしめることにより締結されるソレノイドバルブ1であって、スリーブ21の外径側に取付けられ、外径側に弾性部10bを有する締結部材10を備え、締結部材10の弾性部10bはケース30のかしめ部30aのかしめにより該ケース30にかしめ締結されている。【選択図】図8

Description

本発明は、流体を制御するソレノイドバルブに関する。
従来の流体を制御するソレノイドバルブとしては、筒状のスリーブに収納されたスプールを有するバルブ部と、スプールを軸方向に駆動させるプランジャおよびコイルが樹脂により覆われたソレノイド成形体を収容するソレノイドケースを有するソレノイド部と、を具備し、ポンプやアキュムレータの圧力源と負荷との間に配置され、スプールを駆動することにより圧力や流量が調整された流体を負荷に供給できるようになっている。
例えば、特許文献1に開示されているソレノイドバルブは、電磁ソレノイド(ソレノイド部)と、バルブ部と、から構成されており、バルブ部は、バルブボディ(スリーブ)とスプール弁体(スプール)とで構成されている。バルブボディが電磁ソレノイドのケースに押し付けられた状態で、該バルブボディのフランジにケースに設けられた爪部(かしめ部)がかしめられることで、バルブ部と電磁ソレノイドとが強固に固定されている。
特開2013−160279号公報(第8頁、第7図)
しかしながら、特許文献1のソレノイドバルブにあっては、バルブボディの電磁ソレノイド側の端部に設けられるフランジが被かしめ部位であるため、フランジを高精度で加工して形成する必要があり、フランジの製造に手間がかかるばかりか、電磁ソレノイドに対する位置合わせが煩雑であった。また、バルブボディと電磁ソレノイドとを強固に固定するために強い力で爪部をかしめる必要があり、強いかしめ力がフランジを介して電磁ソレノイドのケース等に伝わり、該ケース等が変形してしまう虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、被かしめ部位の製造及び位置合わせが簡便であるとともに、かしめ力による被かしめ部位以外の部位の変形を防止できるソレノイドバルブを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のソレノイドバルブは、
電磁的に駆動されるスプールが収納されるスリーブがソレノイド部のケースのかしめ部をかしめることにより締結されるソレノイドバルブであって、
前記スリーブの外径側に取付けられ、外径側に弾性部を有する締結部材を備え、
前記締結部材の弾性部は前記ケースのかしめ部のかしめにより該ケースにかしめ締結されていることを特徴としている。
この特徴によれば、締結部材の弾性部がケースのかしめ部にかしめられる被かしめ部位として機能するので、弾性部がかしめ力を吸収し、ソレノイド部のケース等の被かしめ部位以外の部位が変形することを防止できる。また、被かしめ部位が弾性部であり、かしめ部のかしめ時にスリーブをソレノイド部に対して位置決めした状態でかしめればよいため、ソレノイド部に対してスリーブを精度よく且つ簡便に固定することができる。さらに、弾性部がスリーブとは別体の締結部材に設けられているため、スリーブに対する被かしめ部位の製造も簡便である。
好適には、前記弾性部は、前記締結部材の板状部を折り返して形成されている。
これによれば、弾性部を簡便に形成できる。
好適には、前記締結部材は、中央に前記スリーブが取付けられる貫通孔を有して環状に形成されている。
これによれば、締結部材が環状に形成されているので、締結部材の強度が高い。
好適には、前記スリーブの端部はスタジアム形に形成されるとともに外周の円弧部分に周方向に延びるスリットが形成されており、かつ前記締結部材の前記貫通孔はスタジアム形に形成されているとともに前記締結部材の内周側の厚さは前記スリット幅以下である。
これによれば、スリーブの端部を締結部材の貫通孔に挿通した状態で相対的に回動させることで、スリット内に締結部材の貫通孔の直線部分が配置されて、締結部材がスリーブに接続されるので、締結部材がスリーブから離脱することを規制できる。
好適には、前記締結部材の前記貫通孔の直線状部分の外径側には、前記ソレノイド部側に突出する複数の突部が形成されており、前記突部は前記スリーブの両側の直線状部分に配置されている。
これによれば、突部によりスリーブと締結部材とが接続された状態において、突部はスリーブの両側の直線部分に周方向に係合可能となっているため、スリーブと締結部材との相対回動を規制できる。
好適には、前記ケースと前記締結部材とは周方向に係合している。
これによれば、スリーブとソレノイド部との相対回動を規制できる。
本発明の実施例におけるソレノイドバルブの斜視図である。 ソレノイドバルブをハウジングに装着した状態を示す側断面図である。 (a)は締結部材の斜視図、(b)はA−A断面図である。 ソレノイド部及び締結部材を軸方向他端側から見た図である。 (a)はバルブ部を軸方向一端側から見た図、(b)は(a)を上方から見た図である。 (a)(b)は締結部材とスリーブとの接続手順を示す概略図である。 B−B断面図である。 (a)〜(c)は締結部材とかしめ部との固定手順を示す概略図である。
本発明に係るソレノイドバルブを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係るソレノイドバルブにつき、図1から図8を参照して説明する。以下、図2の紙面左側をソレノイドバルブの軸方向一端側とし、図2の紙面右側をソレノイドバルブの軸方向他端側として説明する。
図1に示されるように、本実施例のソレノイドバルブ1は、スプールタイプのソレノイドバルブであって、例えば車両の自動変速機等の油圧により制御される装置に用いられるものである。尚、ソレノイドバルブ1は、バルブハウジング8の装着穴8a(図2参照)に水平方向に取付けられ、バルブハウジング8内の作動油(液体)に浸漬される、いわゆる油浸形(液浸形)のソレノイドバルブとして使用される。尚、図2は、バルブハウジング内の作動油がソレノイドバルブ1全体を浸漬させる所定高さ位置に油面L1が維持された状態を示すものである。
図1および図2に示されるように、ソレノイドバルブ1は、流体(オイル等の制御流体)の流量を調整するバルブ部2が電磁駆動部としてのソレノイド部3に一体に取付けられて構成されている。尚、図2は、ソレノイド成形体31のコイル34に通電されていないソレノイドバルブ1のオフ状態を示すものである。
先ず、バルブ部2の構造について説明する。図1及び図2に示されるように、バルブ部2は、バルブハウジング8の装着穴8a内に設けられた流路と接続される入力ポート24、出力ポート25、排出ポート26a,26b、ドレンポート27、フィードバックポート28等の各種ポートの開口が設けられたスリーブ21と、スリーブ21の内径側において軸方向に形成される貫通孔21aに液密に収容されるスプール22と、スプール22を軸方向一端側に付勢するコイル状のスプリング29と、スプリングを保持するリテーナ23と、から構成されている。
スリーブ21には、軸方向一端側から軸方向他端側に向けて、ドレンポート27、フィードバックポート28、入力ポート24、出力ポート25、排出ポート26a,26bの順に形成されている。スプール22は、軸方向に往復移動可能となっており、スプール22を軸方向に往復移動させることにより、各種ポートの連通状態を変化させ、作動油の圧力や流量を制御するようになっている。尚、スリーブ21、スプール22、リテーナ23は、アルミ、鉄、ステンレス、樹脂等の材料により形成されている。
次に、ソレノイド部3の構造について説明する。図2に示されるように、ソレノイド部3は、鉄等の磁性を有する金属材料から形成されるソレノイドケース30と、ソレノイドケース30に収容されるソレノイド成形体31と、ソレノイド成形体31の内側に配置されるステータ32(固定鉄心)と、から主に構成されている。
ソレノイド成形体31は、コイル34を樹脂35によりモールド成形することにより形成され、ソレノイドケース30の径方向下方側に設けられる開口部30jから外部に延び出ているコネクタ部35aのコネクタから制御電流がコイル34へ供給されるようになっている。尚、ソレノイド成形体31はステータ32の外径側に一体に形成されている。
ステータ32は、軸方向他端部(図2の紙面右側)に底部32fを有する断面U字状の円筒部32aと、円筒部32aの軸方向他端部において径方向に延びるフランジ部32cと、から構成されるフランジ付き円筒状に構成されており、円筒部32aの収容部32dには、プランジャ4(可動鉄心)が配置され、円筒部32aの底部32fには、ロッド5を収容可能な貫通孔32gが形成されている。円筒部32aの軸方向一端側(図2の紙面左側)の開口端には、樹脂等から構成されるホルダ36が取付けられている。
また、ステータ32の円筒部32aには、外周面の軸方向略中央が内径側に周方向に亘って断面視等脚台形状に凹むことにより板厚が薄く形成される薄肉部32bが設けられている。
次に、バルブ部2とソレノイド部3との固定態様について説明する。スリーブ21の軸方向一端側の端部21bは、ステータ32のフランジ部32cの端面に当接することで軸方向の位置決めがされている。また、スリーブ21の軸方向一端側の外周面には、後述する溝部21d(スリット)が形成されており、溝部21dには、円板プレート状の締結部材10が取付けられている。バルブ部2とソレノイド部3とは、ソレノイドケース30の軸方向他端側に設けられた爪状のかしめ部30aを内径側に折り曲げ、締結部材10をかしめ部30aによりステータ32に押し付けることでかしめ固定されている。
図3に示されるように、締結部材10は、アルミ、鉄、ステンレス、樹脂等の材料により形成されており、円板状の基部としての板状部10aと、板状部10aの外径側に周方向に離間して複数(本実施例では3つ)設けられる弾性部10bと、板状部10aの外径側に延出する延出部10cと、を備えている。また、弾性部10bは、板状部10aの外径側に延出する片部を折り返して形成されており、本実施例では4つの延出部10cの3つが折り曲げられ弾性部10bとなっている。板状部10aは、中央部が軸方向他端側に膨出する側断面視U字形状を成し、板状部10aの中央部には、軸方向視でスタジアム形の貫通孔10dが形成されている。また、板状部10aにおける貫通孔10dの直線部10eの外径側には、軸方向一端側に突出する突部10gがプレス加工により形成されている。この突部10gは、スリーブ21の端部21bの2つの直線部分同士の離間寸法(2つの直線部分の間隔)よりも広い間隔で配置されている(図6(a)参照)。
図4に示されるように、かしめ部30aは、周方向の一部に切欠部30bが形成され、軸方向視においてC字状に形成されている。締結部材10は、かしめ部30aによりかしめられた状態において、延出部10cが切欠部30bに配置されて周方向の回動が規制されている。尚、図4は、締結部材10がかしめ部30aによりかしめられた状態を、バルブ部2の構成の図示を省略してソレノイド部3を軸方向他端側から見た図である。
図2及び図5に示されるように、スリーブ21の軸方向一端側の端部21bは、軸方向視で外周に円弧部21cが形成されるスタジアム形に形成されるとともに、端部21bの円弧部21cには、周方向に延びる溝部21dが形成されている。溝部21dの軸方向の幅寸法L4は、締結部材10(板状部10a)の板厚寸法L5(図3(b)参照)よりも大きく形成されている(L4>L5)。また、端部21bの円弧部21cは、軸方向視において端部21bの上部及び下部に配置されており、円弧部21cに設けられる溝部21dの底面同士の上下の離間寸法L3(溝部21dの底面の頂部同士間の上下寸法)は、締結部材10における貫通孔10dの直線部10e同士の離間寸法L2(図4参照)よりも若干短寸に形成されている(L2>L3)。尚、図5は、ソレノイド部3の構成の図示を省略してバルブ部2を軸方向一端側から見た図である。
次に、バルブ部2とソレノイド部3との固定手順について説明する。先ず、スリーブ21と締結部材10とを接続する。図6(a)に示されるように、締結部材10の貫通孔10dにスリーブ21の端部21bを挿通する。このとき、締結部材10の板状部10aは、溝部21d内に配置されるとともに、締結部材10のスタジアム形の貫通孔10dとスリーブ21の端部21bとが同一の向き(円弧部が上下に配置された状態)となる。尚、図6では、説明の便宜上、スリーブ21を溝部21dの位置で径方向に切断し、軸方向他端側から見た図を示している。
次いで、図6(b)に示されるように、締結部材10を軸方向他端側から見て時計回りに略90度回動させる。これによれば、スリーブ21の溝部21d内に締結部材10における貫通孔10dの直線部10eが配置される。また、この状態で、締結部材10の板状部10aを溝部21dの一端側側面21fに当接させると、締結部材10の各突部10gがスリーブ21の端部21bの両側の直線部分に当接可能となり、スリーブ21と締結部材10との相対回動が規制される(図7参照)。
次に、締結部材10が接続されたスリーブ21とソレノイドケース30とを固定する。具体的には、図8(a)に示される状態から、スリーブ21の端部21b(図7参照)をステータ32のフランジ部32cの端面に押し付ける(図8(b)参照)。このとき、締結部材10の弾性部10bは、締結部材10の弾性部10bがステータ32から若干離間している。
その後、図8(c)に示されるように、かしめ部30aを内径方向に折り曲げる。これにより、締結部材10の板状部10aが溝部21dの一端側側面21fを一端側に押圧し、更に、弾性部10bがかしめ部30aによりステータ32のフランジ部32c側に押圧され、弾性部10bを構成する片部が板状部10aから撓んで屈曲するとともに、弾性部10b自体も弾性変形し、スリーブ21とソレノイドケース30とが強固に固定される。
以上説明したように、本実施例のソレノイドバルブ1は、スリーブ21の外径側に取付けられ、外径側に弾性部10bを有する締結部材10を備え、締結部材10の弾性部10bはソレノイドケース30のかしめ部30aのかしめによりソレノイドケース30にかしめ締結されている。これによれば、締結部材10の弾性部10bがソレノイドケース30のかしめ部30aにかしめられる被かしめ部位として機能するので、弾性部10bがかしめ力を吸収し、ソレノイド部3のソレノイドケース30等の被かしめ部位以外の部位が変形することを防止できる。
また、被かしめ部位が弾性部10bであるため、スリーブ21をソレノイドケース30に対して位置決めした状態でかしめ部30aをかしめればよいため、スリーブ21をソレノイドケース30に対して精度良く且つ簡便に固定することができる。さらに、弾性部10bがスリーブ21とは別体の締結部材10に設けられているため、被かしめ部位の製造も簡便である。
また、弾性部10bは、締結部材10の板状部10aの外径側に延出する片部を折り返して形成されているので、締結部材10とは別の弾性部材を用意する必要がなく、弾性部10bを簡便に形成できる。
また、締結部材10は、中央にスリーブ21が取付けられる貫通孔10dを有して環状に形成されているので、分割構造やC字形状の締結部材に比べて、締結部材10の強度が高い。
また、スリーブ21の端部21bは外周の円弧部21cが形成されるスタジアム形に形成されるとともに、端部21bの円弧部21cには、周方向に延びる溝部21dが形成されており、かつ締結部材10の貫通孔10dはスタジアム形に形成されているとともに締結部材10の板厚寸法L5は溝部21dの軸方向の幅寸法L4以下である。これによれば、スリーブ21の端部21bを締結部材10の貫通孔10dに挿通した状態で相対的に回動させることで、溝部21d内に締結部材10の貫通孔10dの直線部10eが収容されて、締結部材10がスリーブに21接続されるので、締結部材10がスリーブ21から離脱することを規制できる。
また、締結部材10の貫通孔10dの直線部10eの外径側には、軸方向一端側に突出する突部10gが複数設けられており、締結部材10とスリーブ22とを接続した状態(かしめる前の状態、例えば輸送時等)において、各突部10gがスリーブ21の端部21bの左右の直線部分に当接可能となっている。これにより、締結部材10とスリーブ22との相対回動が規制されているので、締結部材10及びスリーブ22のソレノイド部3に対する固定を簡便に且つ正確に行うことができる。
さらに、突部10gが締結部材10の板状部10aに対して部分的に形成されているので、板状部10a全体を厚く形成することに比べて、簡素な構造とすることができる。また、突部10gはプレス加工により形成されているので製造が簡便である。
また、ソレノイドケース30と締結部材10とは周方向に係合している。具体的には、締結部材10の延出部10cがソレノイドケース30の切欠部30b内に配置されているため、スリーブ21とソレノイドケース30との相対回動を規制できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、かしめ部30aが周方向に連続する軸方向視C字状に形成されていたが、かしめ部30aは周方向に複数離間して設けられていてもよい。
また、前記実施例では、かしめ部30aの切欠部30bに締結部材10の延出部10cが配置されることでソレノイドケース30と締結部材10との相対回動が規制されていたが、ドライブピン等の別の手段により相対回動が規制されていてもよい。
また、前記実施例では、弾性部10bが板状部10aを折り曲げることで形成されていたが、締結部材10とは別の弾性部材を固定することで該締結部材10に弾性部を形成してもよい。また、締結部材における弾性部の数量は自由に変更することができる。
また、前記実施例では、スリーブ21に締結部材10を接続してからソレノイドケース30にかしめ固定する形態を例示したが、ソレノイドケース30に締結部材10をかしめ固定した後に、締結部材10にスリーブ21を固定するようにしてもよい。
また、前記実施例では、締結部材10は、中央に貫通孔10dが形成されて環状を成していたが、複数の分割体から成る分割構造であってもよいし、軸方向視C字状をなしていてもよい。
また、前記実施例では、締結部材10の貫通孔10d及びスリーブ21の端部21bがスタジアム形を成し、貫通孔10dに端部21bを挿入した状態で締結部材10とスリーブ21とを相対回動させ、端部21bにおける円弧部21cに形成された溝部21dに締結部材10における貫通孔10dの直線部10eが配置されることで、スリーブ21と締結部材10が軸方向に離脱不能に接続されていたが、スリーブ21と締結部材10と軸方向に離脱不能に接続できれば、スタジアム形に限られず、円形等、種々の形状を成していてもよく、また、締結部材10の貫通孔10d及びスリーブ21の溝部21dがそれぞれ異なる形状を成していてもよい。また、締結部材10とスリーブ21とを相対回動させたときに、貫通孔10dの一対の直線部10eが各溝部21dに径方向に圧接するように挟持する寸法関係とすることで、締結部材10とスリーブ21とが強固に接続されてもよい。さらに、スリーブ21と締結部材10とは溶接やネジにより固定されていてもよい。
また、前記実施例では、締結部材10の突部10gがプレス加工により設けられていたが、鋳造や別部材の溶接等により突部10gが形成されていてもよい。
1 ソレノイドバルブ
2 バルブ部
3 ソレノイド部
4 プランジャ
5 ロッド
10 締結部材
10a 板状部
10b 弾性部
10c 延出部
10d 貫通孔
10e 直線部
10g 突部
21 スリーブ
21b 端部
21c 円弧部
21d 溝部(スリット)
30 ソレノイドケース
30a かしめ部
30b 切欠部
32 ステータ

Claims (6)

  1. 電磁的に駆動されるスプールが収納されるスリーブがソレノイド部のケースのかしめ部をかしめることにより締結されるソレノイドバルブであって、
    前記スリーブの外径側に取付けられ、外径側に弾性部を有する締結部材を備え、
    前記締結部材の弾性部は前記ケースのかしめ部のかしめにより該ケースにかしめ締結されていることを特徴とするソレノイドバルブ。
  2. 前記弾性部は、前記締結部材の板状部を折り返して形成されている請求項1に記載のソレノイドバルブ。
  3. 前記締結部材は、中央に前記スリーブが取付けられる貫通孔を有して環状に形成されている請求項1または2に記載のソレノイドバルブ。
  4. 前記スリーブの端部はスタジアム形に形成されるとともに外周の円弧部分に周方向に延びるスリットが形成されており、かつ前記締結部材の前記貫通孔はスタジアム形に形成されているとともに前記締結部材の内周側の厚さは前記スリット幅以下である請求項3に記載のソレノイドバルブ。
  5. 前記締結部材の前記貫通孔の直線状部分の外径側には、前記ソレノイド部側に突出する複数の突部が形成されており、前記突部は前記スリーブの両側の直線状部分に配置されている請求項4に記載のソレノイドバルブ。
  6. 前記ケースと前記締結部材とは周方向に係合している請求項1ないし5のいずれかに記載のソレノイドバルブ。
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