JP2020035212A - 現金投票端末及び記念投票券発行方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】公営競技における投票者へのサービス向上を図ること。【解決手段】現金投票端末10は、第1コードリーダ109及び第2コードリーダ16と、制御部11とを有する。第1コードリーダ109または第2コードリーダ16は、現金投票券T1に印刷されたQRコード(登録商標)C1,C2を読み取る。制御部11は、QRコード(登録商標)C1,C2が読み取られたときに、通常記念投票券、応援記念投票券または的中記念投票券を発行する。【選択図】図3
Description
開示の技術は、現金投票端末及び記念投票券発行方法に関する。
競馬、競輪、競艇及びオートレース等の公営競技では、投票者は、レース開始前に投票券を購入し、購入した投票券が的中したときは、的中した投票券(以下では「的中投票券」と呼ぶことがある)と引き換えに配当金の払戻を受ける。投票者が的中投票券と引き換えに払戻を受ける場合、的中投票券は回収されてしまうため、的中投票券は投票者の手元に残らない。
的中投票券と引き換えに配当金の払戻を受ける投票者の中には、自分の投票内容が印刷された投票券を手元に残しておきたいという要求を持つ投票者も存在する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、公営競技における投票者へのサービス向上を図ることを目的とする。
開示の態様では、現金を使用した投票の投票内容が印刷された投票券を発行する現金投票端末は、コードリーダと、制御部とを有する。前記コードリーダは、前記投票券に印刷されたコードであって、前記投票内容を表す前記コードを読み取る。前記制御部は、前記投票券に印刷された前記コードが読み取られたときに、配当金の払戻機能を有さない投票券である記念投票券であって、前記投票内容が印刷された前記記念投票券を発行する。
開示の態様によれば、公営競技における投票者へのサービス向上を図ることができる。
以下に、本願に開示の技術を図面に基づいて説明する。なお、この実施例により本願に開示の技術が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付す。以下では、公営競技の一例として競馬を挙げて説明する。しかし、本願に開示の技術が適用可能な公営競技は競馬に限定されない。本願に開示の技術は、競輪、競艇またはオートレース等、競馬以外の公営競技にも適用可能である。
[実施例1]
<公営競技投票システムの構成>
図1は、実施例1の公営競技投票システムの構成例を示す図である。図1において、公営競技投票システム1は、現金投票端末10と、ホストコンピュータ30とを有する。現金投票端末10とホストコンピュータ30とは、ネットワーク40を介して接続されており、相互に通信可能である。
<公営競技投票システムの構成>
図1は、実施例1の公営競技投票システムの構成例を示す図である。図1において、公営競技投票システム1は、現金投票端末10と、ホストコンピュータ30とを有する。現金投票端末10とホストコンピュータ30とは、ネットワーク40を介して接続されており、相互に通信可能である。
現金投票端末10は、現金を使用した投票が可能であり、現金による投票時の投票内容が印刷された投票券(以下では「現金投票券」と呼ぶことがある)を発行する。現金投票端末10を用いて投票を行った投票者は、現金投票券をレース確定後に現金投票端末10に挿入することで、配当金の払戻を受けることが可能である。つまり、現金投票券は、配当金の払戻機能を有する。
なお、図1においては、一例として、1台の現金投票端末10を示した。しかし、ネットワーク40に接続される現金投票端末10の台数は1台に限定されず複数台であっても良い。
<現金投票端末の外観>
図2は、実施例1の現金投票端末の外観の一例を示す図である。図2において、現金投票端末10は、運用状況表示窓101と、投票券挿入口102と、投票券排出口103と、マークカード挿入排出口104と、紙幣投入排出口105と、硬貨投入口106と、硬貨排出口107と、タッチパネル108と、第1コードリーダ109とを有する。
図2は、実施例1の現金投票端末の外観の一例を示す図である。図2において、現金投票端末10は、運用状況表示窓101と、投票券挿入口102と、投票券排出口103と、マークカード挿入排出口104と、紙幣投入排出口105と、硬貨投入口106と、硬貨排出口107と、タッチパネル108と、第1コードリーダ109とを有する。
運用状況表示窓101は、現金投票端末10において投票券の発行受付中であるか発行停止中であるかを表示する。また、運用状況表示窓101は、現金投票端末10において的中券の払戻受付中であるか払戻停止中であるかを表示する。
投票券挿入口102には、当たりか外れかが確定している現金投票券が挿入される。つまり、投票券挿入口102には、レース確定後の現金投票券が挿入される。
投票券排出口103は、投票券を排出する。
マークカード挿入排出口104は、マークカードを挿入される一方で、返却されるマークカードを排出する。投票者は、マークカードにより投票内容を指定する。
紙幣投入排出口105は、紙幣を投入される一方で、返却される紙幣または釣銭とされる紙幣を排出する。
硬貨投入口106は、硬貨を投入される。
硬貨排出口107は、返却される硬貨または釣銭とされる硬貨を排出する。
タッチパネル108は、操作案内、レース案内、及び、マークカードによる投票内容等の各種の画面を表示し、各種の入力や投票内容の修正等の際にタッチ操作される。
第1コードリーダ109は、現金投票端末10の外部に露出して設置され、第1コードリーダ109に対して翳された現金投票券に印刷されたコードを読み取る。
なお、現金投票端末10において、投票券挿入口102と投票券排出口103とを一体構成としても良い。また、硬貨投入口106と硬貨排出口107とを一体構成としても良い。また、マークカード挿入排出口104を、マークカード挿入口とマークカード排出口とのように、別体構成としても良い。また、紙幣投入排出口105を、紙幣投入口と紙幣排出口とのように、別体構成としても良い。
<現金投票端末の構成>
図3は、実施例1の現金投票端末の構成例を示す図である。図3において、現金投票端末10は、制御部11と、通信部12と、第1コードリーダ109と、印刷部14と、タッチパネル108と、第2コードリーダ16と、搬送部17とを有する。通信部12、第1コードリーダ109、印刷部14、タッチパネル108、第2コードリーダ16、及び、搬送部17は、制御部11による制御の下で動作する。通信部12は、ネットワーク40を介してホストコンピュータ30と通信する。
図3は、実施例1の現金投票端末の構成例を示す図である。図3において、現金投票端末10は、制御部11と、通信部12と、第1コードリーダ109と、印刷部14と、タッチパネル108と、第2コードリーダ16と、搬送部17とを有する。通信部12、第1コードリーダ109、印刷部14、タッチパネル108、第2コードリーダ16、及び、搬送部17は、制御部11による制御の下で動作する。通信部12は、ネットワーク40を介してホストコンピュータ30と通信する。
搬送部17は、投票券挿入口102に挿入された現金投票券を現金投票端末10の内部へ搬送する。また、搬送部17は、投票券を現金投票端末10の内部から投票券排出口103へ搬送する。
第2コードリーダ16は、現金投票端末10の内部に設置される。第2コードリーダ16は、搬送部17により投票券挿入口102から現金投票端末10の内部へ搬送された現金投票券に印刷されたコードを読み取る。
制御部11は、例えばプロセッサによって実現される。プロセッサ10aの一例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。
<現金投票端末の動作>
以下、現金投票端末の動作について、動作例1,2を挙げて説明する。図4〜図7は、実施例1の現金投票端末の動作例の説明に供する図である。以下では、現金投票券に印刷されるコードとして、二次元のコードであるQRコード(登録商標)を一例に挙げて説明する。しかし、本願に開示の技術が適用可能なコードはQRコード(登録商標)等の二次元のコードに限定されない。本願に開示の技術は、バーコード等の一次元のコードにも適用可能である。
以下、現金投票端末の動作について、動作例1,2を挙げて説明する。図4〜図7は、実施例1の現金投票端末の動作例の説明に供する図である。以下では、現金投票券に印刷されるコードとして、二次元のコードであるQRコード(登録商標)を一例に挙げて説明する。しかし、本願に開示の技術が適用可能なコードはQRコード(登録商標)等の二次元のコードに限定されない。本願に開示の技術は、バーコード等の一次元のコードにも適用可能である。
<動作例1:図4,図5>
制御部11は、現金投票端末10を利用した現金による投票時に、図4に示す現金投票券T1を印刷部14に印刷させ、投票券排出口103から現金投票券T1を発行する。現金投票券T1には、投票内容が印刷されるとともに、投票内容を表す数字列N1、及び、投票内容を表すQRコード(登録商標)C1,C2が印刷される。QRコード(登録商標)C1,C2は、数字列N1をコード化したものである。つまり、現金投票券T1は、従来の既存の投票券である。
制御部11は、現金投票端末10を利用した現金による投票時に、図4に示す現金投票券T1を印刷部14に印刷させ、投票券排出口103から現金投票券T1を発行する。現金投票券T1には、投票内容が印刷されるとともに、投票内容を表す数字列N1、及び、投票内容を表すQRコード(登録商標)C1,C2が印刷される。QRコード(登録商標)C1,C2は、数字列N1をコード化したものである。つまり、現金投票券T1は、従来の既存の投票券である。
投票者は、配当金の払戻を受ける際には、現金投票券T1を投票券挿入口102に挿入する。投票券挿入口102に挿入された現金投票券T1は、搬送部17により第2コードリーダ16まで搬送される。
また、投票者は、配当金の払戻機能を有さない投票券(以下では「記念投票券」と呼ぶことがある)の入手を希望する際には、現金投票券T1に印刷されたQRコード(登録商標)C1,C2を第1コードリーダ109に翳すか、または、現金投票券T1を投票券挿入口102に挿入する。
制御部11は、第1コードリーダ109または第2コードリーダ16によりQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られたときに、読み取られたQRコード(登録商標)C1,C2に基づいて、図5に示す記念投票券A1を発行する。制御部11は、第1コードリーダ109または第2コードリーダ16によりQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られると、QRコード(登録商標)C1,C2に基づいて図5に示す記念投票券A1を印刷部14に印刷させ投票券排出口103から発行する。記念投票券A1には、現金投票券T1に印刷されている投票内容と同一の投票内容が印刷される一方で、投票内容を表す数字列、及び、投票内容を表すQRコード(登録商標)は印刷されない。このように、記念投票券A1は、投票内容を表す数字列、及び、投票内容を表すQRコード(登録商標)を有しないため、配当金の払戻機能を有しない。現金投票端末10は、投票券に印刷された数字列、または、投票券に印刷されたQRコード(登録商標)を認識したときに、配当金の払戻しを行うからである。
<動作例2:図6,図7>
制御部11は、現金投票券T1に印刷された投票内容の対象となるレースの確定前に、第1コードリーダ109または第2コードリーダ16によりQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られたときは、記念投票券A4(図6)を発行する。記念投票券A4には、動作例1と同様に、現金投票券T1に印刷されている投票内容と同一の投票内容が印刷される。また、記念投票券A4には、動作例1と同様に、投票内容を表す数字列、及び、投票内容を表すQRコード(登録商標)は印刷されない。さらに、記念投票券A4には、レース確定前に発行された記念投票券に特有のメッセージM1が印刷される。ここでは、一例として、メッセージM1の内容は、投票された買い目の馬を応援するメッセージである「ファイト!」となっている。以下では、記念投票券A4のように、レース確定前に発行された記念投票券に特有のメッセージM1が印刷された記念投票券を「応援記念投票券」と呼ぶことがある。
制御部11は、現金投票券T1に印刷された投票内容の対象となるレースの確定前に、第1コードリーダ109または第2コードリーダ16によりQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られたときは、記念投票券A4(図6)を発行する。記念投票券A4には、動作例1と同様に、現金投票券T1に印刷されている投票内容と同一の投票内容が印刷される。また、記念投票券A4には、動作例1と同様に、投票内容を表す数字列、及び、投票内容を表すQRコード(登録商標)は印刷されない。さらに、記念投票券A4には、レース確定前に発行された記念投票券に特有のメッセージM1が印刷される。ここでは、一例として、メッセージM1の内容は、投票された買い目の馬を応援するメッセージである「ファイト!」となっている。以下では、記念投票券A4のように、レース確定前に発行された記念投票券に特有のメッセージM1が印刷された記念投票券を「応援記念投票券」と呼ぶことがある。
また、制御部11は、現金投票券T1に印刷された投票内容の対象となるレースの確定後に、第1コードリーダ109または第2コードリーダ16によりQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られたときは、記念投票券A1(図5)または記念投票券A5(図7)を発行する。
制御部11は、レースの確定後にQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られ、かつ、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容が的中していない場合は、記念投票券A1を発行する。
一方で、制御部11は、レースの確定後にQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られ、かつ、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容が的中している場合は、記念投票券A5を発行する。記念投票券A5には、動作例1と同様に、現金投票券T1に印刷されている投票内容と同一の投票内容が印刷される。また、記念投票券A5には、動作例1と同様に、投票内容を表す数字列、及び、投票内容を表すQRコード(登録商標)は印刷されない。さらに、記念投票券A5には、的中した投票内容に特有のメッセージM2が印刷される。ここでは、一例として、メッセージM2の内容は「的中」となっている。以下では、記念投票券A5のように、的中した投票内容に特有のメッセージM2が印刷された記念投票券を「的中記念投票券」と呼ぶことがある。また以下では、記念投票券A1のように、投票内容が印刷される一方で、メッセージM1,M2が印刷されない記念投票券を「通常記念投票券」と呼ぶことがある。
なお、制御部11は、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容の対象となるレースが確定前であるか確定後であるかを示す情報、及び、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容が的中しているか的中していないかを示す情報を、通信部12を介したホストコンピュータ30との通信により、ホストコンピュータ30から取得する。
<現金投票端末の処理>
図8〜図10は、実施例1の現金投票端末の処理例の説明に供する図である。以下では、動作例1,2以外の処理例について説明する。
図8〜図10は、実施例1の現金投票端末の処理例の説明に供する図である。以下では、動作例1,2以外の処理例について説明する。
図8に示すフローチャートは、例えば、タッチパネル108において、図9に示すような記念投票券発行ボタンBT1の領域がタッチされたときに開始される。制御部11は、例えば、タッチパネル108に表示させる初期画面に記念投票券発行ボタンBT1を含める。
ステップS51では、制御部11は、制御部11が有するタイマTMを起動させる。
次いで、ステップS53では、制御部11は、第1コードリーダ109がQRコード(登録商標)C1,C2を読み取って認識したか否かを判断する。第1コードリーダ109がQRコード(登録商標)C1,C2を認識した場合は(ステップS53:Yes)、処理はステップS59へ進み、第1コードリーダ109がQRコード(登録商標)C1,C2を認識していない場合は(ステップS53:No)、処理はステップS55へ進む。
ステップS55では、制御部11は、第2コードリーダ16がQRコード(登録商標)C1,C2を読み取って認識したか否かを判断する。第2コードリーダ16がQRコード(登録商標)C1,C2を認識した場合は(ステップS55:Yes)、処理はステップS65へ進み、第2コードリーダ16がQRコード(登録商標)C1,C2を認識していない場合は(ステップS55:No)、処理はステップS57へ進む。
ステップS57では、制御部11は、タイマTMが満了したか否かを判断する。タイマTMが満了している場合は(ステップS57:Yes)、処理は終了し、タイマTMが満了していない場合は(ステップS57:No)、処理はステップS53に戻る。
第2コードリーダ16ではなく第1コードリーダ109がQRコード(登録商標)C1,C2を認識した場合は(ステップS53:Yes)、ステップS59において、制御部11は、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容の対象となるレースが確定前であるか否かを判断する。
そして、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容の対象となるレースが確定前である場合は(ステップS59:Yes)、ステップS61において、制御部11は、応援記念投票券(例えば、記念投票券A4(図6))を投票券排出口103から発行する。ステップS61の処理後、処理は終了する。
一方で、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容の対象となるレースが確定後である場合は(ステップS59:No)、ステップS63において、制御部11は、記念投票券を発行することなく、タッチパネル108に注意メッセージを出力する。例えば、制御部11は、図10に示すような、現金投票券T1を投票券挿入口102に挿入することを投票者に促す注意メッセージMSをタッチパネル108に表示させる。ステップS63の処理後、処理は終了する。
第1コードリーダ109ではなく第2コードリーダ16がQRコード(登録商標)C1,C2を認識した場合は(ステップS55:Yes)、ステップS65において、制御部11は、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容の対象となるレースが確定前であるか否かを判断する。
そして、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容の対象となるレースが確定前である場合は(ステップS65:Yes)、制御部11は、投票券挿入口102に挿入された現金投票券T1をステップS67において投票券排出口103から返却するとともに、ステップS69において、応援記念投票券(例えば、記念投票券A4(図6))を投票券排出口103から発行する。ステップS69の処理後、処理は終了する。
一方で、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容の対象となるレースが確定後である場合は(ステップS65:No)、処理はステップS71へ進む。
ステップS71では、制御部11は、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容が的中しているか否かを判断する。
そして、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容が的中していな場合は(ステップS71:No)、ステップS73において、制御部11は、記念投票券を発行することなく、投票券挿入口102に挿入された現金投票券T1を投票券排出口103から返却する。
一方で、QRコード(登録商標)C1,C2に対応する投票内容が的中している場合は(ステップS71:Yes)、制御部11は、投票券挿入口102に挿入された現金投票券T1をステップS75において現金投票端末10内に回収するとともに、ステップS77において、的中記念投票券(例えば、記念投票券A5(図7))を投票券排出口103から発行する。ステップS77の処理後、処理は終了する。
以上のように、現金投票端末10は、第1コードリーダ109及び第2コードリーダ16と、制御部11とを有する。第1コードリーダ109または第2コードリーダ16は、現金投票券T1に印刷されたQRコード(登録商標)C1,C2を読み取る。制御部11は、QRコード(登録商標)C1,C2が読み取られたときに、通常記念投票券A1、応援記念投票券A4または的中記念投票券A5を発行する。
こうすることで、的中投票券と引き換えに配当金の払戻を受ける際に投票内容が印刷された投票券を手元に残しておきたいという投票者の要求にこたえることができる。また、現金投票券の紛失が心配であるが、投票券を手に持ってレースを応援したいという投票者の要求にこたえることができる。よって、公営競技における投票者へのサービス向上を図ることができる。
また以上のように、制御部11は、現金投票券T1に示されるレースの確定後における記念投票券の印刷内容を、現金投票券T1に示されるレースの確定前における記念投票券の印刷内容と異ならせる。
こうすることで、投票者の要望に沿った印刷内容の記念投票券を発行することができる。例えば、レース確定前の記念投票券に「ファイト!」というメッセージM1を印刷することにより、自分が投票した買い目の馬の記念投票券を手に持って応援したいという投票者の要望を満足させることができる。よって、さらに投票者へのサービス向上を図ることができる。
また以上のように、制御部11は、的中したレースの記念投票券の印刷内容を、的中しなかったレースの記念投票券の印刷内容と異ならせる。
こうすることで、的中したレースの記念投票券の保存価値を高めることができる。
また以上のように、制御部11は、第1コードリーダ109によってQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られたときに(ステップS53:Yes)、現金投票券T1に示されるレースの確定前であれば記念投票券を発行する一方で(ステップS59:Yes,ステップS61)、現金投票券T1に示されるレースの確定後であれば、記念投票券を発行せずに、現金投票券T1を現金投票端末10に挿入することを促すメッセージを出力する(ステップS59:No,ステップS63)。
また以上のように、制御部11は、第2コードリーダ16によってQRコード(登録商標)C1,C2が読み取られたときに(ステップS55:Yes)、現金投票券T1が的中しているときは現金投票券T1を回収した上で記念投票券を発行する(ステップS71:Yes,ステップS75,ステップS77)。
こうすることで、記念投票券を入手したいという投票者の要求にこたえつつ、的中投票券を確実に回収することができる。
[実施例2]
現金投票端末10の上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをプロセッサに実行させることによって実現しても良い。例えば、上記説明における各処理に対応するプログラムが、現金投票端末10が有するメモリまたはディスクドライブに記憶され、プログラムがプロセッサによってメモリまたはディスクドライブから読み出されて実行されても良い。現金投票端末10が有するメモリの一例として、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
現金投票端末10の上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをプロセッサに実行させることによって実現しても良い。例えば、上記説明における各処理に対応するプログラムが、現金投票端末10が有するメモリまたはディスクドライブに記憶され、プログラムがプロセッサによってメモリまたはディスクドライブから読み出されて実行されても良い。現金投票端末10が有するメモリの一例として、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
10 現金投票端末
11 制御部
109 第1コードリーダ
16 第2コードリーダ
11 制御部
109 第1コードリーダ
16 第2コードリーダ
Claims (6)
- 現金を使用した投票時の投票内容が印刷された投票券である現金投票券を発行する現金投票端末であって、
前記現金投票券に印刷されたコードであって、前記投票内容を表す前記コードを読み取るコードリーダと、
前記現金投票券に印刷された前記コードが読み取られたときに、配当金の払戻機能を有さない投票券である記念投票券であって、前記投票内容が印刷された前記記念投票券を発行する制御部と、
を具備する現金投票端末。 - 前記制御部は、前記現金投票券に示されるレースの確定後に発行する前記記念投票券の印刷内容を、前記レースの確定前に発行する前記記念投票券の印刷内容と異ならせる、
請求項1に記載の現金投票端末。 - 前記制御部は、的中したレースの前記記念投票券の印刷内容を、的中しなかったレースの前記記念投票券の印刷内容と異ならせる、
請求項1に記載の現金投票端末。 - 前記コードリーダは、前記現金投票端末に翳された前記現金投票券に印刷された前記コードを読み取る第1コードリーダと、前記現金投票端末に挿入された前記現金投票券に印刷された前記コードを読み取る第2コードリーダとを含み、
前記制御部は、前記第1コードリーダによって前記コードが読み取られたときに、前記現金投票券に示されるレースの確定前であれば前記記念投票券を発行する一方で、前記レースの確定後であれば、前記記念投票券を発行せずに、前記現金投票券を前記現金投票端末に挿入することを促すメッセージを出力する、
請求項1に記載の現金投票端末。 - 前記コードリーダは、前記現金投票端末に翳された前記現金投票券に印刷された前記コードを読み取る第1コードリーダと、前記現金投票端末に挿入された前記現金投票券に印刷された前記コードを読み取る第2コードリーダとを含み、
前記制御部は、前記第2コードリーダによって前記コードが読み取られたときに、前記現金投票券が的中しているときは前記現金投票券を回収した上で前記記念投票券を発行する、
請求項1に記載の現金投票端末。 - 現金を使用した投票時の投票内容が印刷された投票券である現金投票券を発行する現金投票端末において、
前記現金投票券に印刷されたコードであって、前記投票内容を表す前記コードを読み取り、
前記現金投票券に印刷された前記コードを読み取ったときに、配当金の払戻機能を有さない投票券である記念投票券であって、前記投票内容が印刷された前記記念投票券を発行する、
記念投票券発行方法。
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