JP2020035125A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】リサイクル工程でリサイクル処理が行われる複数種類の製品で共通して用いられる共通部品の設計変更を行う際に、設計変更によって共通部品を有する製品のリサイクル率が低下するか否かを設計者に知らせる。【解決手段】複数種類の製品に共通して用いられる共通部品の設計変更を把握する変更把握手段と、共通部品を有する製品に関する製品情報を取得する製品情報取得手段と、共通部品を有する製品それぞれのリサイクル処理を行うリサイクル工程に関するリサイクル情報を取得するリサイクル情報取得手段と、製品情報およびリサイクル情報に基づいて、共通部品を有する製品のリサイクル率が共通部品の設計変更によって低下する場合に、リサイクル率が低下する旨の低下情報を出力する出力手段とを備える情報処理装置。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、生産ライン計画情報から生産ライン動作をシミュレーションする生産シミュレーション部と、シミュレーション結果が目標生産能力および目標投資費用に近くなるようにするために必要な生産能力および/または投資費用となる少なくとも一つの設備を対策情報記憶部から選択して生産シミュレーション部へ出力する対策手段分析部からなり、対策手段分析部で選択された設備により再度シミュレーションを実行することで生産ラインの計画に対して生産能力と投資費用が最適となる設備を自動的に選択する生産ライン計画支援装置が記載されている。
特許文献2には、量的拡大の投資額及び生産能力の関係を記憶する手段と、質的改善の投資額及び生産能力の関係を記憶する手段と、製品生産に要する経常的費用を算出する手段とから、量的拡大の投資額と質的改善の投資額と製品生産に要する経常的費用との総額が最小となるような、量的拡大の投資額及びその投資時期、質的改善の投資額及びその投資時期を示す投資計画を算出する生産計画を実現する設備人員計画の立案装置が記載されている。
特許文献3には、工場における現状設備を用いた従来モデルと現状設備を増減させた新案モデルとを作成し、作業者と生産する機種とに関するデータ、及び生産量のデータを元にシミュレータでそれぞれのモデルにおける生産状況をシミュレートする。そしてそのシミュレート結果から両モデルに要するコストを算出し、該コストを比較して従来モデルに対する新案モデルを評価して、設備の増減の可否を判断できるようにした設備投資評価システムが記載されている。
特許文献4には、製品毎に質問や影響度等を記憶したデータベースと、データベースから評価すべき製品を選択する製品選択部と、評価すべき製品に対する複数の評価方法の内から1つを選択する評価方法選択部と、選択された評価方法にそって製品を構成する各部品毎に評価を実行する評価実行部と、質問に対する回答結果に基づき組立てへの影響度を計算する影響度計算部と、影響度等を表示する表示装置と、で構成される製品設計支援システムが記載されている。
特開2006−031360号公報 特開2003−316860号公報 特開2004−054358号公報 特開2002−149708号公報
ところで、製品の設計が終了すると、その製品をリサイクルするためのリサイクル工程が構築される場合がある。共通部品を有する複数種類の製品についてリサイクル工程が構築されている場合に、この共通部品に対する設計変更が行われると、製品によってリサイクル率が変化する場合がある。
本発明は、リサイクル工程でリサイクル処理が行われる複数種類の製品で共通して用いられる共通部品の設計変更を行う際に、設計変更によって共通部品を有する製品のリサイクル率が低下するか否かを設計者に知らせることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数種類の製品に共通して用いられる共通部品の設計変更を把握する変更把握手段と、前記共通部品を有する製品に関する製品情報を取得する製品情報取得手段と、前記共通部品を有する製品それぞれのリサイクル処理を行うリサイクル工程に関するリサイクル情報を取得するリサイクル情報取得手段と、前記製品情報および前記リサイクル情報に基づいて、前記共通部品を有する製品のリサイクル率が当該共通部品の設計変更によって低下する場合に、リサイクル率が低下する旨の低下情報を出力する出力手段とを備える情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記製品情報および前記リサイクル情報に基づいて、前記共通部品を有する製品におけるぞれぞれの製品について、当該共通部品の設計変更前後のリサイクル率を算出する算出手段をさらに備え、前記出力手段は、前記共通部品を有する製品のリサイクル率の総和が、当該共通部品の設計変更によって低下する場合に、前記低下情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記出力手段は、前記共通部品を有する製品のうち、当該共通部品の設計変更によってリサイクル率が低下する製品に関する情報を、前記低下情報と合わせて出力することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記算出手段は、前記リサイクル情報に基づいて前記共通部品の設計変更後の当該共通部品を有する製品それぞれのリサイクル処理を行う前記リサイクル工程を模擬的に構築して当該共通部品の設計変更後のリサイクル率を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記出力手段は、前記共通部品を有する製品のうち前記リサイクル工程によりリサイクル可能な製品の数が、当該共通部品の設計変更によって減少する場合に、前記低下情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記リサイクル工程の変更を受け付ける受付手段をさらに備え、前記リサイクル情報取得手段は、前記受付手段が受け付けた変更後の前記リサイクル工程に関する前記リサイクル情報を取得し、前記出力手段は、変更後の前記リサイクル情報に基づいて、前記共通部品を有する製品のリサイクル率が当該共通部品の設計変更によって低下する場合に、前記低下情報を再び出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、製品の設計図面を作成する設計図面作成手段をさらに備え、前記変更把握手段は、前記設計図面作成手段において、前記共通部品に差分が発生した場合に、当該差分を当該共通部品の設計変更として把握することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、製品の設計図面を表示する表示手段をさらに備え、前記出力手段は、前記表示手段が、前記共通部品の設計変更後の図面とともに前記低下情報を表示するように、当該低下情報を出力することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、コンピュータに複数種類の製品に共通して用いられる共通部品の設計変更を把握する機能と、前記共通部品を有する製品に関する製品情報を取得する機能と、前記共通部品を有する製品それぞれのリサイクル処理を行うリサイクル工程に関するリサイクル情報を取得する機能と、前記製品情報および前記リサイクル情報に基づいて、前記共通部品を有する製品のリサイクル率が当該共通部品の設計変更によって低下する場合に、リサイクル率が低下する旨の低下情報を出力する機能とを実現させるプログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、リサイクル工程でリサイクル処理が行われる複数種類の製品で共通して用いられる共通部品の設計変更を行う際に、設計変更によって共通部品を有する製品のリサイクル率が低下するか否かを設計者に知らせることができる。
請求項2に記載の発明によれば、算出手段によって算出されるリサイクル率の総和に基づいて低下情報を出力しない場合と比べて、例えばリサイクル率が上昇する製品が含まれる場合であっても共通部品を有する製品全体でのリサイクル率が低下する場合に低下情報を出力することができる。
請求項3に記載の発明によれば、共通部品を有する製品のうちリサイクル率が低下する製品を設計者に知らせることができる。
請求項4に記載の発明によれば、リサイクル工程を模擬的に構築してリサイクル率を算出しない場合と比べて、実際に共通部品を有する製品をリサイクル処理する場合に近いリサイクル率を算出することができる。
請求項5に記載の発明によれば、共通部品を有する製品のうちリサイクル可能な製品の数に基づいて低下情報を出力しない場合と比べて、共通部品を有する製品でリサイクルができない製品が存在することを低下情報によって設計者に知らせることができる。
請求項6に記載の発明によれば、リサイクル工程の変更によって共通部品を有する製品のリサイクル率の低下を解消できるか否かを設計者に知らせることができる。
請求項7に記載の発明によれば、共通部品に差分が発生した場合に差分を共通部品の設計変更として把握しない場合に比べ、共通部品の設計変更をやり直すための手戻りが少なくなる。
請求項8に記載の発明によれば、表示手段が設計変更後の図面とともに低下情報を表示しない場合に比べ、設計者が設計変更に対する判定を認識しやすくなる。
請求項9に記載の発明によれば、リサイクル工程でリサイクル処理が行われる複数種類の製品で共通して用いられる共通部品の設計変更を行う際に、設計変更によって共通部品を有する製品のリサイクル率が低下するか否かを設計者に知らせることができる。
本実施の形態が適用される設計システムの全体構成の一例を示した図である。 設計支援装置のハードウエア構成の一例を説明する図である。 (a)〜(b)は、リサイクル情報DBに記録されているリサイクル情報の一例を示す図である。 設計システムの動作を説明するフローチャートである。 (a)〜(b)は、こけしのダボを設計変更した場合の処理を説明するための図である。 (a)〜(b)は、設計変更後のこけしのリサイクル工程を示した図である。 (a)〜(b)は、こけしの頭部を設計変更した場合の処理を説明するための図である。 (a)〜(b)は、設計変更後のこけしのリサイクル工程を示した図である。 こけしのダボを設計変更した場合の処理を説明するための図である。 (a)〜(b)は、設計変更後のこけしのリサイクル工程を示した図である。
本実施の形態では、共通部品を有する複数種類の製品の設計が終了し、それぞれの製品をリサイクル処理するためのリサイクル工程が既に構築されている状態を前提とする。この状態には、製品のリサイクル処理が開始された状態、製品のリサイクル処理が開始される直前の状態、また過去に製品のリサイクル処理が行われた状態が該当する。なお、複数種類の製品の状態は、互いに等しくてもよく、また互いに異なっていてもよい。いずれの状態においても、それぞれの製品のリサイクルに必要な設備が導入され、リサイクルラインが既に構築されている。
ここで、複数種類の製品とは、同一の部品である共通部品を共通して有する一方で、共通部品以外の他の部品の形状や材質等が互いに異なっている製品を意味する。複数種類の製品は、共通部品を有していれば、製品における共通部品の数、位置、取り付け状態等が互いに異なっていてもよい。
また、製品をリサイクル処理するためのリサイクル工程とは、製品をリサイクルするための一連の工程であって、リサイクル設備が備えられている。複数種類の製品のリサイクル工程は、互いに等しいリサイクル設備を用いるものであってもよいし、その一部または全部が異なるリサイクル設備を用いるものであってもよい。
なお、本実施の形態において、それぞれの製品を製造するための製造ラインの構築の有無は問わないが、製造ラインが既に構築されていることが通常である。
この状態において、共通部品に対する設計変更が行われると、製品によっては、既に構築されているリサイクル工程によるリサイクル処理のリサイクル率が変化する場合がある。例えば、共通部品に対する設計変更により、リサイクル率が低下する製品が発生した場合には、複数種類の製品全体でのリサイクル率が低下するような場合がある。
そこで、本実施の形態では、設計者により複数種類の製品に共通して用いられる共通部品に対して設計変更が行われる場合に、この共通部品の設計変更によって、共通部品を有する製品である複数種類の製品のリサイクル率が低下するか否かを、設計変更が完了する前に分かるようにしている。以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
なお、本実施の形態の説明において「リサイクル」には、製品もしくは製品を構成する部品を再資源化する所謂リサイクルの他に、製品もしくは製品を構成する部品を再利用化する所謂リユースも含む。
また、「リサイクル率」とは、製品の再資源化または再利用化のされやすさを表す指標である。リサイクル率については、後段にて詳細に説明する。
<設計システム1の全体構成>
図1は、本実施の形態が適用される設計システム1の全体構成の一例を示した図である。
設計システム1は、情報処理装置の一例であって、設計装置100と、設計支援装置200と、リサイクル率算出装置300と、リサイクル情報データベース(以下では、リサイクル情報DBと表記する。)400とを備えている。図1では、設計支援装置200については、機能ブロックを示している。ここで、設計装置100が設計図面作成手段の一例であり、リサイクル率算出装置300が算出手段の一例である。
設計装置100は、これから製造しようとする製品を設計者が設計するための処理手段である。設計装置100は、表示デバイス120と、入力デバイス130とを備える。設計装置100は、後述する図2に示す、設計支援装置200のハードウエア構成と同様な構成を有するコンピュータとして構成されている。そして、設計装置100には、設計装置100をいわゆるCAD(Computer-Aided Design)端末として機能させるためのアプリケーションソフトウエアがインストールされている。
設計装置100における表示デバイス120は、液晶や有機ELなどを用いたディスプレイなどの情報を表示する表示手段である。設計装置100における入力デバイス130は、キーボード、マウス、タブレットなどであって、コマンドなどの情報を入力する入力手段である。設計者は、表示デバイス120に表示される設計図面などを見ながら、入力デバイス130を操作して、これから製造しようとする製品の設計を行う。つまり、設計者は、設計装置100により、これから製造しようとする製品の設計図面を作成する。ここで、表示デバイス120が、表示手段の一例である。
前述したように、設計者は、既にリサイクル工程が構築された製品の設計変更を行う。よって、設計者は、リサイクル工程が構築された製品の設計図面に基づいて、設計変更した設計図面を作成する。
また、設計装置100において設計された設計図面は、情報として、設計支援装置200、リサイクル率算出装置300等の他の装置に送られる。そこで、情報としての設計図面を設計図面情報と表記することがある。なお、設計図面と設計図面情報とを区別しないで用いることがある。
設計支援装置200は、設計者による製品の設計を支援する処理装置である。設計支援装置200は、後述する図2に示すハードウエア構成を有するコンピュータとして構成されている。そして、設計支援装置200には、設計を支援する機能を実現するためのアプリケーションソフトウエアがインストールされている。詳細については後述するが、設計支援装置200は、リサイクル率算出装置300により算出された個々の製品のリサイクル率に基づいて、共通部品の設計変更によって共通部品を有する複数種類の製品のリサイクル率が低下するか否かの判定をする。
リサイクル率算出装置300は、設計装置100にて設計される製品のリサイクル率を算出する処理装置である。リサイクル率算出装置300は、設計装置100により設計変更がされる前の製品のリサイクル率、および設計変更がされた後の製品のリサイクル率を算出する。より具体的には、リサイクル率算出装置300は、複数種類の製品のそれぞれについて、設計装置100により共通部品の設計変更がされる前のリサイクル率および共通部品の設計変更がされた後のリサイクル率を算出する。
リサイクル情報DB400は、設計変更前の複数種類の製品のリサイクル処理を行うリサイクル工程等の情報を記録している。なお、リサイクル工程等の情報としては、製品のリサイクル処理を行うリサイクル工程を構成する設備の情報や、それぞれの設備において対応可能な範囲についての情報等が含まれる。ここでは、これらの情報をリサイクル情報と表記する。
ここで、設計装置100、設計支援装置200、リサイクル率算出装置300及びリサイクル情報DB400は、必ずしも個別の装置として構成されていることを要しない。例えば、設計支援装置200の機能を実現するアプリケーションソフトウエアが、設計装置100にインストールされてもよい。つまり、設計装置100が、設計支援装置200を兼ねてもよい。また、リサイクル率算出装置300の機能を実現するアプリケーションソフトウエアが、設計支援装置200にインストールされてもよい。つまり、設計支援装置200が、リサイクル率算出装置300を兼ねてもよい。さらに、リサイクル率算出装置300の機能を実現するアプリケーションソフトウエアが、設計支援装置200の機能を実現するアプリケーションソフトウエアとともに、設計装置100にインストールされてもよい。つまり、設計装置100が、設計支援装置200及びリサイクル率算出装置300を兼ねてもよい。
そして、図1では、設計装置100、設計支援装置200及びリサイクル率算出装置300を分けて示したが、図1に示す設計支援装置200とリサイクル率算出装置300とを合わせて、設計支援装置としてもよい。また、図1に示す設計装置100と設計支援装置200とを合わせて、設計支援装置としてもよい。そして、設計装置100、設計支援装置200及びリサイクル率算出装置300を合わせて、設計支援装置としてもよい。なお、これらが、リサイクル情報DB400をさらに含んでもよい。
さらに、設計装置100、設計支援装置200、リサイクル率算出装置300及びリサイクル情報DB400は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)で接続されている場合の他、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネットなどに用いられる有線ネットワーク、無線ネットワーク、これらが複合されたネットワークなどを介して接続されていてもよい。
<設計支援装置200の構成>
図1を用いて、本実施の形態が適用される設計支援装置200の機能構成について説明する。
設計支援装置200は、設計図面情報取得部210と、設計変更箇所特定部220と、リサイクル情報取得部230と、リサイクル率判定部240と、判定結果情報出力部250とを備えている。ここで、設計図面情報取得部210が製品情報取得手段の一例であり、設計変更箇所特定部220が変更把握手段の一例であり、リサイクル情報取得部230がリサイクル情報取得手段の一例である。また、リサイクル率判定部240および判定結果情報出力部250が、出力手段の一例である。
設計図面情報取得部210は、設計装置100から設計者の作成した設計図面に関する情報を取得する。ここでは、設計者は、製品の設計変更を行うので、設計図面情報には、設計変更前の設計図面に関する情報と、設計変更後の設計図面に関する情報とが含まれる。なお、設計変更箇所が共通部品である場合、共通部品を有する複数種類の製品についての設計図面に関する情報が、複数種類の製品に関する製品情報に対応する。
設計変更箇所特定部220は、設計図面情報取得部210が取得した設計変更前後の設計図面に関する情報の差分を抽出し、差分を設計変更箇所として特定する。また、設計変更箇所特定部220は、設計変更箇所が、複数種類の製品で共通して用いられる共通部品に当たるか否かの判定を行う。
リサイクル情報取得部230は、設計変更箇所特定部220が特定した設計変更箇所に基づいて、設計変更(設計変更箇所)に関係するリサイクル工程の情報であるリサイクル情報を、リサイクル情報DB400が蓄積するリサイクル情報を検索して取得する。詳細については後述するが、リサイクル情報取得部230は、設計変更箇所特定部220で特定された設計変更箇所が共通部品である場合、共通部品を有する複数種類の製品について、共通部品の設計変更前のそれぞれの製品のリサイクル情報を取得する。ここで、リサイクル情報とは、設計変更前の製品をリサイクルするリサイクル工程の情報である。この情報については、後段で説明する。
リサイクル率判定部240は、リサイクル率算出装置300にて算出されたリサイクル率を取得して、設計変更によって製品のリサイクル率が低下するか否かを判定する。リサイクル率判定部240は、例えば、設計変更箇所が共通部品である場合であって、共通部品の設計変更によって複数種類の製品全体でのリサイクル率が低下する場合には、「リサイクル率低下」と判定する。また、共通部品の設計変更によって複数種類の製品全体でのリサイクル率が低下しない場合には、「リサイクル率維持」と判定する。詳細については後述するが、複数種類の製品全体でのリサイクル率とは、共通部品を有する製品のリサイクル率であって、例えば、複数種類の製品のそれぞれについて算出されたリサイクル率の総和を意味する。また、複数種類の製品全体でのリサイクル率とは、複数種類の製品のうち、設計変更前の製品について構築されたリサイクル工程でリサイクル処理が可能な製品の割合であってもよい。
判定結果情報出力部250は、リサイクル率判定部240から複数種類の製品全体でのリサイクル率が低下するか否かの判定結果に関する情報を取得し、取得した判定結果に関する情報を設計装置100に出力する。
<設計装置100の構成>
設計装置100は、設計支援装置200の判定結果情報出力部250から取得した判定結果に関する情報に基づいて、表示デバイス120に判定結果を表示する。なお、判定結果は、設計変更後の設計図面が表示された表示画面(後述する図5(a)等に示す表示画面121)に設けられた判定結果表示ボックス(後述する図5(a)等に示す表示画面121内の判定結果表示エリア122)の色で示してもよい。例えば、複数種類の製品全体でのリサイクル率が低下する「リサイクル率低下」を赤、複数種類の製品全体でのリサイクル率が変わらないまたは上昇する「リサイクル率維持」を緑等で示してもよい。表示デバイス120の表示画面121に、設計変更を行おうとしている設計図面とともに、判定結果が色で表示されることで、設計者が判定結果を認識しやすくなる。なお、判定結果は、設計図面と並べて表示してもよく、設計図面と重ねて表示してもよい。また、判定結果は、色の他、文字で表示してもよく、音で表示してもよい。また、これらを組み合わせてもよい。
設計者は、表示デバイス120に表示された判定結果を参照することで、共通部品の設計変更により複数種類の製品全体でのリサイクル率が低下するか否かを認識する。設計者は、「リサイクル率低下」と判定された場合には、さらなる設計変更を行って「リサイクル率維持」と判定されるように設計変更し直すことが可能になる。
なお、設計装置100は、表示デバイス120に判定結果を表示した後、設計者により、リサイクル工程の作業工程の追加や変更を受け付ける受付手段を有していてもよい。この場合、設計装置100は、受け付けた作業工程の追加や変更に関する情報を、設計支援装置200のリサイクル情報取得部230に出力する。
作業工程の追加や変更に関する情報を取得した設計支援装置200は、リサイクル率算出装置300に、作業工程の追加や変更を行った後のリサイクル工程に基づいて、設計変更後のリサイクル率を再度算出させる。そして、設計支援装置200は、算出されたリサイクル率を取得して、設計変更によって複数種類の製品全体のリサイクル率が低下するか否かを再び判定し、判定結果を設計装置100に出力する。
このような構成を採用することで、設計者は、リサイクル工程の作業工程の追加や変更によって、複数種類の製品全体のリサイクル率の低下を解消できるか否かを知ることができる。
ここで、設計支援装置200を使用するタイミングについて説明する。
設計者が、設計変更の作業を行う際、行おうとする設計変更により共通部品を有する複数種類の製品全体のリサイクル率が低下するか否かの判定を知りたいタイミングにおいて、設計装置100に判定を求める旨の指示(情報の入力)を行ってもよい。この場合、複数種類の製品について設計変更前後の設計図面情報が、設計装置100から設計支援装置200に送られる。これにより、設計支援装置200は、取得した設計図面情報に基づいて、行われた共通部品に対する設計変更についての判定結果を出力する。
また、設計支援装置200が、設計装置100において行われている共通部品の設計変更前後の設計図面情報を予め定められたタイミングで取得して、行われた設計変更に対する判定結果を出力するようにしてもよい。予め定められたタイミングとは、例えば、設計者が設計変更前の設計図面の一部を変更したタイミングである。設計者が設計変更前の設計図面の一部を変更したタイミングで、行われた設計変更に対する判定結果が出力されることで、設計者が設計変更をやり直すために必要な手戻り量が少なくなる。
そして、予め定められたタイミングとは、予め定められた時間間隔で設定されたタイミング、設計者が一連の設計変更の操作を行った後、予め定められた時間において操作がないタイミング、設計者が設計図面に関するファイルを保存したタイミングなどであってもよい。このように、設計支援装置200が予め定められたタイミングで、設計図面情報を取得して、判定結果を出力することで、設計者が設計変更をやり直すために必要な手戻り量が少なくなる。なお、設計者が設計図面に関するファイルを保存したタイミングの場合には、設計者は、次にファイルを開いたときに判定結果を知ることになる。この場合であっても、設計者が設計変更を完成させる前に行われれば、設計者が設計変更をやり直すために必要な手戻り量が少なくなる。
<ハードウエア構成>
図2は、設計支援装置200のハードウエア構成の一例を説明する図である。前述したように、設計支援装置200は、コンピュータとして構成されている。
設計支援装置200は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、HDD24と、通信用入出力インターフェイス(通信IF)25と、入出力インターフェイス(入出力IF)26と、入出力IF26に接続された表示デバイス27と、入出力IF26に接続された入力デバイス28と、バス29とを備える。なお、設計支援装置200は、表示デバイス27及び/又は入力デバイス28を備えなくてもよい。
ROM22は、電源の供給がない場合でも記憶したデータを保持する不揮発メモリである。ROM22は、例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリなどである。ROM22は、設計支援装置200として動作させるためのアプリケーションソフトウエア(プログラム)やプログラムが用いる定数や変数の初期値などのデータを記憶する。
RAM23は、電源の供給が絶たれると記憶したデータが失われる揮発メモリである。RAM23は、ROM22より、データの読み書きが高速である。RAM23は、例えばDRAMである。RAM23は、ROM22に記憶されたプログラムやデータが読み出され、実行可能な状態に展開されるとともに、設計支援装置200を動作させるためのデータを記憶するワークエリアとして使用される。
HDD24は、電源の供給がない場合でも記憶したデータを保持する書き換え可能な不揮発メモリであって、大容量のデータを記憶する。HDD24は、ROM22と同様に、設計支援装置200として動作させるためのアプリケーションソフトウエア(プログラム)やプログラムが用いる定数や変数の初期値などのデータを記憶してもよい。
バス29は、CPU21、ROM22、RAM23、HDD24、通信IF25、及び入出力IF26に接続され、CPU21の制御によって、プログラムやデータの入出力を可能にする。
通信IF25は、設計支援装置200と設計装置100及びリサイクル率算出装置300とのインターフェイスである。通信IF25は、図面情報を取得する設計図面情報取得部210、リサイクル率算出装置300により算出されたリサイクル率に関する情報を取得して判定結果を出力する判定結果情報出力部250として機能する。
入出力IF26は、表示デバイス27及び入力デバイス28に接続されている。表示デバイス27は、図面などを画像として視認するLCDなどのディスプレイである。入力デバイス28は、CPU21に指示を与えるためのデバイスであって、キーボード、マウス、タッチパネルなどである。設計支援装置200では、表示デバイス27及び/又は入力デバイス28を備えなくともよい。
CPU21は、電源が投入されると、ROM22またはHDD24に記憶されたプログラムやデータを読み出して、RAM23上に実行可能な状態に展開する。そして、プログラムを実行する。プログラムの実行に伴い、HDD24、通信IF25、入出力IF26とデータのやり取りを行う。
上記では、ROM22、RAM23及びHDD24を設けたが、ROM22、RAM23及びHDD24のいくつかを、書き換え可能な不揮発メモリによって構成してもよい。書き換え可能な不揮発メモリとしては、フラッシュメモリなどを用いればよい。また、ROM22、RAM23をCPU21と一体に構成してもよい。この場合、ROM22、RAM23を書き換え可能な不揮発メモリによって構成してもよい。書き換え可能な不揮発メモリとしては、フラッシュメモリなどを用いればよい。
以上においては、設計支援装置200は、ROM22またはHDD24に保持されたアプリケーションソフトウエア(プログラム)によって、情報を処理する装置であるコンピュータとして動作するとして説明した。この場合、RAM23上に実行可能な形態で展開されたアプリケーションソフトウエア(プログラム)によって、図1に示した設計支援装置200の各部(設計変更箇所特定部220、リサイクル情報取得部230、リサイクル率判定部240)が構成され、設計支援装置200としての機能が実行される。
なお、前述したように、設計者が操作する設計装置100も、図2に示したハードウエア構成と同様なハードウエア構成を有している。なお、設計装置100に接続された表示デバイス120と図2の表示デバイス27とが対応し、設計装置100に接続された入力デバイス130が、図2の入力デバイス28に対応する。
前述したように、設計支援装置200の機能がアプリケーションソフトウエアとして、設計装置100に組み込まれる場合には、設計支援装置200の機能を実現するアプリケーションソフトウエアが、設計装置100の機能を実現するアプリケーションソフトウエアとともに、ROM22又はHDD24に保持される。また、リサイクル率算出装置300の機能を実現するアプリケーションソフトウエアが、設計支援装置200に組み込まれてもよい。さらに、設計支援装置200の機能及びリサイクル率算出装置300の機能を実現するアプリケーションソフトウエアが、設計装置100に組み込まれてもよい。
また、HDD24がリサイクル情報DB400の機能を兼ねてもよい。
<リサイクル情報DB400が記録するリサイクル情報>
リサイクル情報DB400は、共通部品を有する複数種類の製品について、それぞれの製品のリサイクル処理を行うリサイクル工程に関する情報であるリサイクル情報を記録している。リサイクル情報としては、設計変更前の複数種類の製品に対して現在のリサイクル工程の作業工程に関する情報、それぞれの作業工程で行っている作業内容に関する情報、それぞれの作業において対応可能な範囲についての情報等が挙げられる。
図3(a)〜(b)は、リサイクル情報DB400に記録されているリサイクル情報の一例を示す図である。図3(a)〜(b)では、共通部品を有する複数種類の製品に対応して、リサイクル情報DB400に記録されているリサイクル情報を表形式で示している。ここでは、複数種類の製品が、頭部と体部とがダボで接続された「こけし」である場合を例に挙げている。具体的には、複数種類の製品が、共通部品としてプラスチック製の頭部500と木製のダボ700とを有するこけしA1とこけしB1である場合の、それぞれの製品(こけしA1、こけしB1)についてのリサイクル情報を示している。
図3(a)に示すように、こけしA1は、プラスチック製の頭部500と、プラスチック製の体部600とが、木製のダボ700により接続されている。そして、こけしA1のリサイクル工程は、頭部500を体部600から引き抜く頭部引き抜き工程と、ダボ700を体部600から引き抜くダボ引き抜き工程と、頭部500と体部600とを洗浄して再利用化する洗浄工程と、木製のダボ700を粉砕して再資源化する粉砕工程とにより構成されている。
また、こけしA1のリサイクル工程におけるダボ引き抜き工程においてダボ700を引き抜くことができる対応可能範囲として、ダボ700が体部600から突出する突出長さの範囲が5mm以上と設定されている。
また、図3(b)に示すように、こけしB1は、プラスチック製の頭部500と、木製の体部610とが、木製のダボ700により接続されている。そして、こけしB1のリサイクル工程は、頭部500を体部610から引き抜く頭部引き抜き工程と、頭部500を洗浄して再利用化する洗浄工程と、木製の体部610と木製のダボ700とをまとめて粉砕して再資源化する粉砕工程とにより構成されている。
<リサイクル率算出装置300によるリサイクル率の算出について>
上述したように、リサイクル率算出装置300は、複数種類の製品のそれぞれについて、設計装置100により共通部品の設計変更がされる前のリサイクル率、および共通部品の設計変更がされた後のリサイクル率を算出する。
ここで、リサイクル率とは、製品の再資源化または再利用化のされやすさを表す指標であり、リサイクル率算出装置300は、公知の方法によりリサイクル率を算出する。リサイクル率算出装置300は、例えば、製品または製品の部品を再利用化/再資源化するための作業工程の数、製品の分解や部品の取り外しの容易さ、製品のリサイクル処理に要するコストや処理時間、製品または製品の部品を再利用化/再資源化できる施設の数、再利用化/再資源化が可能な回数等に基づいて、リサイクル率を算出する。また、リサイクル率算出装置300は、製品全体に対して再利用化または再資源化される部分の比率を、リサイクル率として算出してもよい。
本実施の形態では、リサイクル率算出装置300は、設計支援装置200にて取得された設計変更前の複数種類の製品のリサイクル工程に関するリサイクル情報に基づいて、それぞれの製品について、共通部品の設計変更前のリサイクル率を算出する。
また、本実施の形態では、リサイクル率算出装置300は、設計変更前の複数種類の製品のリサイクル工程に関するリサイクル情報、および共通部品の設計変更後の設計図面情報に基づいて、それぞれの製品について、共通部品の設計変更後のリサイクル率を算出する。例えば、リサイクル率算出装置300は、設計変更前の複数種類の製品のリサイクル工程に関するリサイクル情報、および共通部品の設計変更後の設計図面情報に基づいて、共通部品の設計変更後のそれぞれの製品をリサイクルするリサイクル工程を模擬的に構築する。そして、模擬的に構築したそれぞれの製品についてのリサイクル工程に基づいて、共通部品の設計変更後のリサイクル率を算出する。
なお、リサイクル率算出装置300によるリサイクル率の算出方法は、これに限定されるものではない。
<フローチャート>
続いて、設計システム1の動作をフローチャートにより説明する。ここでは、設計支援装置200およびリサイクル率算出装置300の動作を中心として説明する。
図4は、設計装置100において共通部品を有する複数種類の製品の設計が終了しており、これらの複数種類の製品の中から選択された一の製品について、設計者により設計変更がなされた場合の動作を説明するフローチャートである。
以下では、図3に示した複数種類の製品であるこけしA1およびこけしB1のうち、一の製品としてこけしA1に対して設計変更がなされた場合を例に挙げて、図1に示した設計システム1を参照しつつ、図4のフローチャートを説明する。
まず、設計支援装置200の設計図面情報取得部210によって、設計装置100から設計変更がされた一の製品の設計図面情報が取得され、設計変更箇所特定部220により、設計変更箇所が特定される(ステップ101。図4では、S101と表記する。以下同様である。)この例では、一の製品であるこけしA1の設計図面情報が取得され、設計変更箇所が特定される。
続いて、設計変更箇所特定部220により、特定された設計変更箇所が、複数種類の製品で共通して用いられる共通部品に当たるか否かが判断される(ステップ102)。この例では、特定されたこけしA1の設計変更箇所が、共通部品である頭部500またはダボ700に当たるか否かが判断される。
続いて、ステップ102で肯定(YES)の判断がされた場合、つまり設計変更箇所が共通部品である場合には、設計図面情報取得部210によって、設計装置100からこの共通部品を有する他の製品の設計図面情報が取得される(ステップ103)。
なお、ステップ102で否定(NO)の判断がされた場合、つまり設計変更箇所が共通部品ではない場合には、ステップ103の処理は行わずに次のステップへ進む。
続いて、リサイクル情報取得部230により、設計変更がなされる前の製品のリサイクル処理を行うリサイクル工程に関するリサイクル情報が、リサイクル情報DB400から取得される(ステップ104)。
具体的には、設計変更箇所が共通部品である場合には、設計変更がなされた一の製品、および共通部品を有する他の製品について、リサイクル情報が取得される。この例では、設計変更箇所が頭部500またはダボ700である場合、設計変更がなされた一の製品であるこけしA1、および共通部品を有するこけしB1について、リサイクル情報が取得される。
また、設計変更箇所が共通部品ではない場合には、設計変更がなされた一の製品についてのみ、リサイクル情報が取得される。この例では、こけしA1について、リサイクル情報が取得される。
続いて、製品の設計図面情報およびステップ104で取得したリサイクル情報に基づいて、リサイクル率算出装置300によって、設計変更前および設計変更後の製品のリサイクル率が算出される(ステップ105)。
具体的には、設計変更箇所が共通部品である場合には、ステップ101にて取得された一の製品の設計図面情報、ステップ103にて取得された他の製品の設計図面情報、およびステップ104にて取得されたリサイクル情報に基づいて、一の製品および他の製品のそれぞれについて、共通部品の設計変更前および設計変更後のリサイクル率が算出される。この例では、こけしA1およびこけしB1のそれぞれについて、共通部品の設計変更前および設計変更後のリサイクル率が算出される。
また、設計変更箇所が共通部品ではない場合には、ステップ101にて取得された一の製品の設計図面情報、およびステップ104にて取得されたリサイクル情報に基づいて、設計変更がなされた一の製品について、設計変更前および設計変更後のリサイクル率が算出される。この例では、こけしA1について、設計変更前および設計変更後のリサイクル率が算出される。
続いて、リサイクル率判定部240によって、ステップ105で算出されたリサイクル率が取得され、設計変更後の製品のリサイクル率が設計変更前の製品のリサイクル率以上であるか否かが判断される(ステップ106)。
具体的には、設計変更箇所が共通部品である場合には、設計変更がなされた一の製品と共通部品を有する他の製品とを含む複数種類の製品について、共通部品の設計変更後のリサイクル率が設計変更前のリサイクル率以上であるか否かが判断される。より具体的には、共通部品の設計変更前および設計変更後のそれぞれについて、複数種類の製品のリサイクル率の総和が算出される。そして、設計変更後の複数種類の製品のリサイクル率の総和が、設計変更前の複数種類の製品のリサイクル率の総和以上であるか否かが判断される。
この例では、共通部品の設計変更前のこけしA1のリサイクル率とこけしB1のリサイクル率との総和、および共通部品の設計変更後のこけしA1のリサイクル率とこけしB1のリサイクル率との総和が算出される。そして、設計変更後のこけしA1のリサイクル率とこけしB1のリサイクル率との総和が、設計変更前のこけしA1のリサイクル率とこけしB1のリサイクル率との総和以上であるか否かが判断される。
一方、設計変更箇所が共通部品でない場合には、ステップ105で算出された一の製品について、設計変更後の製品のリサイクル率が設計変更前の製品のリサイクル率以上であるか否かが判断される。この例では、設計変更後のこけしA1のリサイクル率が設計変更前のこけしA1のリサイクル率以上であるか否かが判断される。
ステップ106で否定(NO)の判断がされた場合、つまり設計変更後の製品のリサイクル率が設計変更前の製品のリサイクル率よりも低いと判断された場合、リサイクル率判定部240により、「リサイクル率低下」と判定される。言い換えると、製品のリサイクル率が設計変更によって低下すると判断された場合、リサイクル率判定部240により、「リサイクル率低下」と判定される(ステップ107)。
一方、ステップ106で肯定(YES)の判断がされた場合、つまり設計変更後の製品のリサイクル率が設計変更前の製品のリサイクル率以上であると判断された場合、リサイクル率判定部240により、「リサイクル率維持」と判定される(ステップ108)。
続いて、判定結果情報出力部250によって、判定結果に関する情報である判定結果情報が取得され、設計装置100に出力される(ステップ109)。
そして、設計装置100に出力された判定結果が、表示デバイス120の表示画面(後述する図5(a)等に示す表示画面121)に設けられた判定結果表示エリア(後述する図5(a)等に示す表示画面121の判定結果表示エリア122)に色で示される(ステップ110)。なお、示される色については、ステップ107、108に、判定結果とともに示している。
<具体例>
続いて、頭部と体部とがダボにより接続された「こけし」を製品とした具体例を用いて、本実施の形態をより詳細に説明する。
(複数種類の製品)
共通部品を有し、既にリサイクル工程が構築された複数種類の製品として、図3(a)〜(b)に示したこけしA1およびこけしB1が存在する状態を前提とする。上述したように、複数種類の製品であるこけしA1およびこけしB1は、共通部品としてプラスチック製の頭部500と、木製のダボ700とを有している。
(設計変更1)
次に、こけしA1に対して、こけしA1とこけしB1との共通部品である木製のダボ700をプラスチック製のダボ710に変更する設計変更がされたとする。
図5(a)〜(b)は、こけしA1のダボ700を設計変更した場合の処理を説明するための図である。図5(a)は、表示デバイス120の表示画面121に表示されたこけしA1の設計図面、図5(b)は、リサイクル率算出装置300により算出されるこけしA1およびこけしB1のリサイクル率を示している。なお、図5(b)に示すリサイクル率の数値は、説明のための一例であって、必ずしも正確なものではない。
また、図6(a)〜(b)は、設計変更後のこけしA1およびこけしB1のリサイクル工程を示した図である。
図5(a)に示すように、設計変更1では、こけしA1の木製のダボ700が、プラスチック製のダボ710に変更されている。この場合、設計変更箇所特定部220によって、図3(a)の設計変更前のこけしA1の設計図面と、図5(a)の設計変更後のこけしA1の設計図面との差分から、設計変更箇所がダボ700(ダボ710)であることが特定される(図4のステップ101)。
そして、ダボ700は、複数種類の製品であるこけしA1とこけしB1との共通部品であることから、設計変更箇所特定部220により、他の製品であるこけしB1の設計図面情報が取得される(ステップ103)。また、こけしA1およびこけしB1についてのリサイクル情報が取得される(ステップ104)。
続いて、リサイクル率算出装置300により、こけしA1およびこけしB1のそれぞれについて、設計図面情報およびリサイクル情報に基づき、ダボ700をダボ710に設計変更する前および設計変更した後のリサイクル率が算出される(ステップ105)。
図3(a)および図6(a)を参照すると、こけしA1は、共通部品である木製のダボ700をプラスチック製のダボ710に設計変更することで、リサイクル工程の作業工程として、木製のダボ700を粉砕して再資源化する粉砕工程がなくなる一方で、プラスチック製のダボ710を溶解して再資源化する溶解工程が増えている。この例では、この作業工程の変更に伴って、設計変更後のこけしA1のリサイクル工程での作業工程数、リサイクル処理に要するコスト、処理時間等は変化しない。したがって、図5(b)に示すように、リサイクル率算出装置300によって算出されるこけしA1の設計変更後のリサイクル率は、設計変更前のリサイクル率と等しくなる。
また、図3(b)および図6(b)を参照すると、こけしB1は、共通部品である木製のダボ700をプラスチック製のダボ710に設計変更することで、リサイクル工程の作業工程として、プラスチック製のダボ710を体部600から引き抜くダボ引き抜き工程と、ダボ710を溶解して再資源化する溶解工程とが増えている。そして、この作業工程の増加に伴って、設計変更後のこけしB1のリサイクル処理に要するコストや処理時間等が上昇する。したがって、図5(b)に示すように、リサイクル率算出装置300によって算出されるこけしB1の設計変更後のリサイクル率は、設計変更前と比較して低下する。
これにより、図5(b)に示すように、こけしA1のリサイクル率とこけしB1のリサイクル率との総和は、ダボ700をダボ710に変更する設計変更によって低下する。この結果、リサイクル率判定部240により、「リサイクル率低下」と判定される(ステップ107)。
よって、設計装置100に接続された表示デバイス120の表示画面121に設けられた判定結果表示エリア122は、「リサイクル率低下」を示す「赤」に変化する(ステップ110)。
また、判定結果表示エリア122における色による判定結果の表示の他に、複数種類の製品のうちリサイクル率が低下する製品に関する情報を併せて表示してもよい。この例では、上述したように、共通部品の設計変更によってこけしB1のリサイクル率が低下するため、「こけしB1のリサイクル率が低下しています。」との情報をポップアップ123により表示している。
(設計変更2)
こけしA1に対して、こけしA1とこけしB1との共通部品であるプラスチック製の頭部500を木製の頭部510に変更する設計変更がされたとする。
図7(a)〜(b)は、こけしA1の頭部500を設計変更した場合の処理を説明するための図である。図7(a)は、表示デバイス120の表示画面121に表示されたこけしA1の設計図面、図7(b)は、リサイクル率算出装置300により算出されるこけしA1およびこけしB1のリサイクル率を示している。なお、図7(b)に示すリサイクル率の数値は、説明のための一例であって、必ずしも正確なものではない。
また、図8(a)〜(b)は、設計変更後のこけしA1およびこけしB1のリサイクル工程を示した図である。
図7(a)に示すように、設計変更2では、こけしA1のプラスチック製の頭部500が、木製の頭部510に変更されている。この場合、設計変更箇所特定部220によって、図3(a)の設計変更前のこけしA1の設計図面と、図7(a)の設計変更後のこけしA1の設計図面との差分から、設計変更箇所が頭部500(頭部510)であることが特定される(図4のステップ101)。
そして、頭部500は、複数種類の製品であるこけしA1とこけしB1との共通部品であることから、設計変更箇所特定部220により、他の製品であるこけしB1の設計図面情報が取得される(ステップ103)。また、こけしA1およびこけしB1についてのリサイクル情報が取得される(ステップ104)。
続いて、リサイクル率算出装置300により、こけしA1およびこけしB1のそれぞれについて、設計図面情報およびリサイクル情報に基づき、頭部500を頭部510に設計変更する前および設計変更した後のリサイクル率が算出される(ステップ105)。
図3(a)および図8(a)を参照すると、こけしA1は、共通部品であるプラスチック製の頭部500を木製の頭部510に設計変更した場合であっても、リサイクル工程の作業工程に変更はなく、リサイクル処理に要するコスト、処理時間等は変化しない。このため、図7(b)に示すように、リサイクル率算出装置300によって算出されるこけしA1の設計変更後のリサイクル率は、設計変更前のリサイクル率と等しくなる。
また、図3(b)および図8(b)を参照すると、こけしB1は、共通部品であるプラスチック製の頭部500を木製の頭部510に設計変更した場合、リサイクル工程の作業工程として、頭部引き抜き工程と洗浄工程とが不要となり、作業工程が減少する。そして、この作業工程の減少に伴って、設計変更後のこけしB1のリサイクル処理に要するコストや処理時間等が低下する。このため、図7(b)に示すように、リサイクル率算出装置300によって算出されるこけしB1の設計変更後のリサイクル率は、設計変更前と比較して上昇する。
これにより、図7(b)に示すように、こけしA1のリサイクル率とこけしB1のリサイクル率との総和は、頭部500を頭部510に変更する設計変更によって上昇する。この結果、リサイクル率判定部240により、「リサイクル率維持」と判定される(ステップ108)。
よって、設計装置100に接続された表示デバイス120の表示画面121に設けられた判定結果表示エリア122は、「リサイクル率維持」を示す「緑」となる(ステップ110)。
(設計変更3)
ここで、上述した設計変更1および設計変更2等では、リサイクル率判定部240による「リサイクル率低下」または「リサイクル率維持」の判定を、複数種類の製品について算出されたリサイクル率の総和に基づいて行う形態について説明した。しかしながら、リサイクル率判定部240によるリサイクル率の判定はこれに限定されるものではない。例えば、リサイクル率判定部240は、複数種類の製品のうち、既に構築されたリサイクル工程によりリサイクル処理を行うことが可能な製品の数によって、「リサイクル率低下」または「リサイクル率維持」の判定を行ってもよい。以下、具体例を用いて説明する。
こけしA1に対して、こけしA1とこけしB1との共通部品である木製のダボ700を、長さの短い木製のダボ720に変更する設計変更がされたとする。
図9は、こけしA1のダボ700を設計変更した場合の処理を説明するための図であって、表示デバイス120の表示画面121に表示されたこけしA1の設計図面を示している。また、図10(a)〜(b)は、設計変更後のこけしA1およびこけしB1のリサイクル工程を示した図である。
図9に示すように、設計変更3では、こけしA1の木製のダボ700が、長さの短い木製のダボ720に変更されている。この場合、設計変更箇所特定部220によって、図3(a)の設計変更前のこけしA1の設計図面と、図9の設計変更後のこけしA1の設計図面との差分から、設計変更箇所がダボ700(ダボ720)であることが特定される(図4のステップ101)。
そして、ダボ700は、複数種類の製品であるこけしA1とこけしB1との共通部品であることから、設計変更箇所特定部220により、他の製品であるこけしB1の設計図面情報が取得される(ステップ103)。また、こけしA1およびこけしB1についてのリサイクル情報が取得される(ステップ104)。
続いて、リサイクル率算出装置300により、こけしA1およびこけしB1のそれぞれについて、設計図面情報およびリサイクル情報に基づき、ダボ700をダボ720に設計変更した場合のリサイクル率が算出される(ステップ105)。
この例では、リサイクル率算出装置300は、設計変更前のこけしA1およびこけしB1のリサイクル処理を行う既存のリサイクル工程によって、ダボ700をダボ720に設計変更したこけしA1およびこけしB1のリサイクル処理を行うことができるか否かをそれぞれ演算する。
図10(a)を参照すると、こけしA1は、共通部品である木製のダボ700を長さの短いダボ720に設計変更することで、ダボ720が体部600から突出する突出長さが3mmとなっている。ここで、図3(a)に示すように、設計変更前のこけしA1のリサイクル処理を行うリサイクル工程では、ダボ引き抜き工程で対応可能なダボ700(ダボ720)の突出長さは5mm以上である。
したがって、図10(a)に示すように、設計変更後のこけしA1は、ダボ引き抜き工程の対応可能範囲から外れるため、既存のリサイクル工程によっては、リサイクル処理を行うことができない。
一方、図3(b)および図10(b)を参照すると、こけしB1については、ダボ700をダボ720に変更する設計変更を行った場合であっても、リサイクル工程の作業工程に変化はなく、既存のリサイクル工程でリサイクル処理を行うことができる。
以上より、この例では、共通部品の設計変更によって、既存のリサイクル工程でリサイクル処理を行うことができる製品の数が、2(こけしA1、こけしB1)から1(こけしB1のみ)に減少している。この場合、リサイクル率判定部240により、複数種類の製品のリサイクル率が低下するものとして「リサイクル率低下」と判定される(ステップ107)。
よって、設計装置100に接続された表示デバイス120の表示画面121に設けられた判定結果表示エリア122は、「リサイクル率低下」を示す「赤」に変化する(ステップ110)。
また、判定結果表示エリア122における色による判定結果の表示の他に、複数種類の製品のうちリサイクル処理を行うことができない製品に関する情報を併せて表示してもよい。この例では、上述したように、共通部品の設計変更によってこけしA1のリサイクル処理を行うことができなくなるため、「こけしA1のリサイクル処理を行うことができません。」との情報をポップアップ124により表示している。
以上説明したように、本実施の形態の設計システム1によれば、設計支援装置200により、複数種類の製品で共通して用いられる共通部品に対する設計変更が行われる場合に、共通部品の設計変更によって複数種類の製品全体でのリサイクル率が低下するか否かが出力される。
なお、複数種類の製品に共通して用いられる共通部品の設計変更を把握する変更把握手段と、共通部品を有する製品に関する製品情報を取得する製品情報取得手段と、共通部品を有する製品それぞれのリサイクル処理を行うリサイクル工程に関するリサイクル情報を取得するリサイクル情報取得手段と、製品情報およびリサイクル情報に基づいて、共通部品を有する製品のリサイクル率が共通部品の設計変更によって低下する場合に、リサイクル率が低下する旨の低下情報を出力する出力手段とを、プログラムによってコンピュータに機能させることができる。プログラムは、記録媒体に格納して提供してもよく、また、通信手段によって提供してもよい。その場合、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明としてとらえてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体には、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)フォーラムによって策定された規格に基づくDVD、コンパクトディスク(CD)、ブルーレイ・ディスク(Blue-ray(登録商標) Disk)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、HDD、ROM、フラッシュメモリなどが含まれる。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明の技術的思想の範囲から逸脱しない様々な変更や構成の代替は、本発明に含まれる。
1…設計システム、100…設計装置、200…設計支援装置、210…設計図面情報取得部、220…設計変更箇所特定部、230…リサイクル情報取得部、240…リサイクル率判定部、250…判定結果情報出力部、300…リサイクル率算出装置、400…リサイクル情報DB

Claims (9)

  1. 複数種類の製品に共通して用いられる共通部品の設計変更を把握する変更把握手段と、
    前記共通部品を有する製品に関する製品情報を取得する製品情報取得手段と、
    前記共通部品を有する製品それぞれのリサイクル処理を行うリサイクル工程に関するリサイクル情報を取得するリサイクル情報取得手段と、
    前記製品情報および前記リサイクル情報に基づいて、前記共通部品を有する製品のリサイクル率が当該共通部品の設計変更によって低下する場合に、リサイクル率が低下する旨の低下情報を出力する出力手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記製品情報および前記リサイクル情報に基づいて、前記共通部品を有する製品におけるぞれぞれの製品について、当該共通部品の設計変更前後のリサイクル率を算出する算出手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記共通部品を有する製品のリサイクル率の総和が、当該共通部品の設計変更によって低下する場合に、前記低下情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力手段は、前記共通部品を有する製品のうち、当該共通部品の設計変更によってリサイクル率が低下する製品に関する情報を、前記低下情報と合わせて出力することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記算出手段は、前記リサイクル情報に基づいて前記共通部品の設計変更後の当該共通部品を有する製品それぞれのリサイクル処理を行う前記リサイクル工程を模擬的に構築して当該共通部品の設計変更後のリサイクル率を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力手段は、前記共通部品を有する製品のうち前記リサイクル工程によりリサイクル可能な製品の数が、当該共通部品の設計変更によって減少する場合に、前記低下情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記リサイクル工程の変更を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記リサイクル情報取得手段は、前記受付手段が受け付けた変更後の前記リサイクル工程に関する前記リサイクル情報を取得し、
    前記出力手段は、変更後の前記リサイクル情報に基づいて、前記共通部品を有する製品のリサイクル率が当該共通部品の設計変更によって低下する場合に、前記低下情報を再び出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 製品の設計図面を作成する設計図面作成手段をさらに備え、
    前記変更把握手段は、前記設計図面作成手段において、前記共通部品に差分が発生した場合に、当該差分を当該共通部品の設計変更として把握することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 製品の設計図面を表示する表示手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記表示手段が、前記共通部品の設計変更後の図面とともに前記低下情報を表示するように、当該低下情報を出力することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. コンピュータに
    複数種類の製品に共通して用いられる共通部品の設計変更を把握する機能と、
    前記共通部品を有する製品に関する製品情報を取得する機能と、
    前記共通部品を有する製品それぞれのリサイクル処理を行うリサイクル工程に関するリサイクル情報を取得する機能と、
    前記製品情報および前記リサイクル情報に基づいて、前記共通部品を有する製品のリサイクル率が当該共通部品の設計変更によって低下する場合に、リサイクル率が低下する旨の低下情報を出力する機能と
    を実現させるプログラム。
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