以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。例えば、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。なお、以下の説明で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
〔1〕一実施形態
一実施形態においては、画面表示された文字列の読み取り精度を向上させるための手法について説明する。
〔1−1〕SIMカード管理システムの構成例
図1は、一実施形態に係るSIMカード管理システム(以下、「システム」と表記する場合がある)1の構成例を示すブロック図である。
SIMカード管理システム1は、情報処理システムの一例であり、図1に示すように、例示的に、SIMカード管理装置(以下、単に「管理装置」と表記する場合がある)2、書込制御装置3、及び、進捗管理装置4をそなえてよい。また、システム1の処理装置21及び進捗管理装置4の少なくとも一方には、図示しないネットワークを介して、蓄積装置5が接続されてよい。
一実施形態において、書込制御装置3は、以下の手法によって、管理装置2に表示された電話番号の読み取り及びSIMカードに対する電話番号の書き込みの自動化を実現する。これにより、電話番号の誤確認や誤入力の可能性の排除、作業速度の向上、人件費等のコストの削減等を図ることができる。
〔1−1−1〕SIMカード管理装置の構成例
SIMカード管理装置2は、所定の文字列が書き込まれる記録媒体を管理する管理装置の一例である。例えば、管理装置2は、記録媒体の一例であるSIMカード30に対して、所定の文字列、例えば電話番号の書き込み処理を含む種々の制御・管理を行なう。なお、記録媒体としては、SIMカード30に限定されるものではなく、種々のICカード、又は、ICデバイスが用いられてよい。
管理装置2は、図1に示すように、例示的に、処理装置21、モニタ22、出力分配部23、及び、プリンタ24をそなえてよい。なお、図1の例では、書込制御装置3の構成に含まれているが、管理装置2は、さらに、指紋認証部25、キーボード26、マウス27、及び、カードリーダ28をそなえてよい。
処理装置21は、コンピュータの一例である。処理装置21は、例えば、所定のアプリケーションを実行することで、後述する処理を実現してよい。なお、所定のアプリケーションは、例えば、OS(Operating System)或いはFW(Firmware)等の基本ソフト上で実行されてもよい。
処理装置21には、種々のI/O(Input / Output)インタフェース(IF;Interface)を介して、図1に示すブロック22〜28の各々と通信可能に接続されてよい。
例えば、処理装置21は、モニタ22及び出力分配部23の各々と、VGA(Video Graphics Array)規格に準拠したケーブルにより接続されてよい。なお、処理装置21は、DVI(Digital Visual Interface)端子から画面出力信号(例えば映像信号)を出力してもよく、この場合、処理装置21は、DVI−VGA変換アダプタを介してVGAケーブルに接続されてよい。また、VGAケーブルに代えて、例えば、DVI、HDMI(登録商標)、DisplayPort、又は、USB等の種々の規格に準拠したケーブルが用いられてもよい。HDMIはHigh-Definition Multimedia Interfaceの略称であり、USBはUniversal Serial Busの略称である。
また、処理装置21は、プリンタ24と、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)等の規格に準拠したLAN(Local Area Network)等のネットワーク、或いは、USBケーブル等を介して、相互に通信可能に接続されてよい。
さらに、処理装置21は、指紋認証部25、キーボード26、マウス27、及び、カードリーダ28と、例えば、それぞれUSBケーブル等を介して、相互に通信可能に接続されてよい。なお、図1の例では、便宜上、処理装置21と、ブロック25〜28の各々との間の接続を1本のケーブル(通信路)により示しているが、実際には複数のUSBケーブルが用いられてよい。また、処理装置21と、ブロック25〜28の各々との間の接続に、USBハブ等の中継装置が用いられてもよい。
モニタ(図1の例では「モニタ#0」と表記)22は、処理装置21からの画面出力信号に基づく画面を表示するディスプレイである。一実施形態において、モニタ22には、SIMカード30に対して書き込む電話番号等の文字列を画面表示させるための画面出力信号により、当該文字列を含む画面が表示されてよい。画面出力信号は、画像信号、例えば映像信号であってよい。
出力分配部23は、処理装置21からの画面出力信号を複数の出力先に分配する。一実施形態において、出力分配部23は、図1に例示するように、処理装置21からの映像信号を、書込制御装置3のキャプチャ装置33、及び、書込制御装置3のモニタ35、の2方向(系統)に分配してよい。
なお、出力分配部23は、処理装置21とモニタ22との間に介設されてもよく、この場合、処理装置21からの画面出力信号を、モニタ22、書込制御装置3のキャプチャ装置33、及び、書込制御装置3のモニタ35の3方向(3系統)に分配してもよい。
プリンタ24は、処理装置21から出力される情報をプリントアウト(出力)する装置であり、例えば、処理結果やログ等の情報をプリントアウトしてよい。
指紋認証部25は、管理装置2を使用するオペレータ(作業者)の認証用のユニット(デバイス)である。例えば、オペレータは、指紋認証部25により指紋をスキャンすることで、処理装置21へのログインや処理の開始等のための認証を行なってよい。
キーボード26及びマウス27は、処理装置21を操作するための種々の指示や、SIMカード30に対して書き込む電話番号等の文字列、等を入力するための入力部の一例である。
カードリーダ28は、SIMカード30に対して、種々の情報の読み出し及び/又は書き込みを行なう書込部又は書込機の一例であり、SIMカード30を挿抜可能なスロット、或いは、SIMカード30を載置可能な台又は把持可能なホルダ等をそなえてよい。以下の説明では、カードリーダ28は、SIMカード30を挿抜可能なスロット(図示省略)をそなえるものとする。
図2は、SIMカード30の一例を示す図である。図2に示すように、SIMカード30は、例示的に、電極部302を含むIC部301をそなえてよい。なお、IC部301の外周とカード部303との間にはスリット(溝)が設けられており、IC部301は、接続部A〜Cを介してカード部303と接続されている。
例えば、カードリーダ28は、スロットに挿入されたSIMカード30のIC部301に対して、電極部302を介して、電話番号等の文字列の書き込み、及び、SIMカード30の識別情報や書き込まれた電話番号等の文字列の読み出しを行なってよい。
なお、以下の説明において、管理装置2のキーボード26、マウス27、及び、カードリーダ28を「I/O装置群」と表記する場合がある。
上述した構成において、処理装置21は、例えば、以下の(1)〜(3)の処理を実行してよい。
(1)処理装置21は、SIMカード30に対して書き込む対象となる電話番号をモニタ22に表示させる。なお、SIMカード30に対して書き込む対象となる電話番号は、例えば、一覧のデータとして、処理装置21のメモリ等に予め格納されてよい。
(2)処理装置21は、スロットに挿入されたSIMカード30に対して、キーボード26及びマウス27を介して入力された電話番号の書き込み(設定;登録)を行なう。
(3)処理装置21は、SIMカード30に設定されたSIMカード30の識別情報と、SIMカード30に書き込まれた電話番号と、のセット(組)を、図示しないネットワークを介して蓄積装置5に送信してもよい。
なお、蓄積装置5は、SIMカード管理システム1の上位装置の一例であり、例えば、ネットワークを介して複数のSIMカード管理システム1と接続され、各システム1から、電話番号を設定されたSIMカード30の情報を収集して蓄積、管理してよい。
上述した(1)〜(3)の処理(1サイクルの処理)は、SIMカード30及び電話番号の組み合わせごとに実行されてよい。例えば、処理装置21は、1サイクルの処理が完了した場合、或いは、所定のトリガを検出した場合等の所定のタイミングで、次のサイクルの処理を実行してよい。
上述した処理装置21による処理は、例えば、既知の手法により実現可能であり、処理装置21、モニタ22、プリンタ24、指紋認証部25、キーボード26、マウス27、及び、カードリーダ28等は、既存の構成が流用されてもよい。
換言すれば、一実施形態においては、後述する書込制御装置3の追加によって、SIMカード管理装置2(例えば処理装置21)に対するソフトウェア的な構成の追加を抑止(回避)することができる。これにより、例えば、管理装置2の改変や常駐ソフトの利用等、管理装置2にソフトウェア的な構成を追加することが許容されない場合であっても、一実施形態に係る手法を適用することができ、SIMカード30に対する処理の自動化を実現することができる。
〔1−1−2〕書込制御装置の構成例
書込制御装置3は、書込制御システムの一例である。書込制御装置3は、出力分配部23から分配される、同一の複数系統の画面出力信号に基づき、互いに異なる手法による電話番号の読み取りを行ない、読み取り結果に基づき、SIMカード30に対する電話番号の書き込みの制御を行なう。
そして、書込制御装置3は、読み取った電話番号を、管理装置2のI/O装置群のハードウェア的な(物理的な)操作によって、SIMカード30への書き込みを行なう。なお、管理装置2にソフトウェア的な構成の追加が可能である場合には、後述するロボット部37による種々のロボット操作を、適宜処理装置21に対するソフトウェア的な操作(指示)に置き換えてもよい。
書込制御装置3は、図1に例示するように、SIM番号読取部31、印字部32、キャプチャ装置33、AP装置34、モニタ35、カメラ36、ロボット部37、制御装置38、モニタ39、及び、SIMカード収容部40をそなえてよい。
SIM番号読取部31は、SIMカード30に対して、SIMカード30の識別情報の一例としての識別番号(以下、「SIM番号」と表記する)の読み取りを行なうためのユニットである。SIM番号としては、例えば、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)等のICカード固有の番号が挙げられる。なお、一実施形態では、SIM番号読取部31は、例えば、SIMカード30を載置するための台であってよく、SIM番号の読み取りは、後述するロボット部37のロボット37bに搭載されたカメラ(図示省略)による撮像により行なわれてよい。
印字部32は、SIMカード30に対して書き込まれる電話番号等の文字列を、SIMカード30の所定の領域に印字(印刷)してよい。図2に示す例では、印字部32は、SIMカード30のカード部303における符号304で示す領域に、文字列を印刷してよい。なお、図2の例では、領域304は、電極部302の存在する面をSIMカード30の表面(第1面)とした場合、SIMカード30の裏面(第2面)の領域であってよい。
なお、SIMカード30の裏面(第2面)には、例えば、SIM番号読取部31においてロボット部37により読み取られるSIM番号が印字されてよい。
印字部32は、SIMカード30を挿抜可能なスロット、或いは、SIMカード30を載置可能な台又は把持可能なホルダ等をそなえてよい。以下の説明では、印字部32は、SIMカード30を挿抜可能なスロット(図示省略)をそなえるものとする。
なお、例えば、カードリーダ28、SIM番号読取部31及びロボット37bのカメラ、並びに、印字部32、のうちの少なくとも2つを統合したユニットが用いられてもよい。当該ユニットにより、SIMカード30のIC部301への電話番号の書き込み、SIMカード30からのSIM番号の読み取り、及び、SIMカード30の領域304への電話番号の印字、等を並行して実施することが可能となる。これにより、後述するロボット37bによるSIMカード30の搬送等の負荷を軽減することができ、SIMカード30あたりの処理時間を短縮することができる。
キャプチャ装置33は、出力分配部23から分配される、処理装置21からの画面出力信号に対するキャプチャ処理によりキャプチャ画像を取り込み(保存し)、取り込んだ画像データをAP装置34に送信するユニット(デバイス)である。キャプチャ装置33としては、例えば、映像信号から画像データをキャプチャする、市販のキャプチャユニットが用いられてもよい。
一実施形態において、キャプチャ装置33は、SIMカード30に対して書き込まれる電話番号等の文字列を含む画面をキャプチャしてよい。例えば、キャプチャ装置33は、処理装置21による1サイクルの処理ごとに、映像信号の出力を取り込んでよい。
なお、キャプチャ装置33は、映像信号が示す画面全体ではなく、電話番号を含む所定の画面領域に制限された画面を取り込んでもよい。例えば、キャプチャ装置33は、映像信号が示す画面のうち、電話番号を含む所定の画面領域を拡大して取り込んでもよい。
また、一実施形態においては、出力分配部23−キャプチャ装置33間は、VGAケーブルにより接続されてよく、キャプチャ装置33−AP装置34間は、USBケーブルにより接続されてよい。キャプチャ装置33は、映像信号の受信端子としてDVI端子を利用してもよく、この場合、キャプチャ装置33は、DVI−VGA変換アダプタを介してVGAケーブルに接続されてよい。
AP装置34は、キャプチャ画像に対して文字認識処理を実行して第1結果データを生成する第1生成装置又はコンピュータの一例である。例えば、AP装置34は、キャプチャ装置33の動作を制御するためのアプリケーションを実行してよい。また、AP装置34は、当該アプリケーション、又は、他のアプリケーションにより、キャプチャ装置33から受信する画像に対する文字認識処理を行なってよい。なお、AP装置34で実行されるアプリケーションは、例えば、OS或いはFW等の基本ソフト上で実行されてもよい。
例えば、AP装置34は、キャプチャ装置33により取り込まれた画像データを受信すると、当該画像データに対して文字識別処理を行ない、画像データから文字情報を生成して、生成した文字情報を制御装置38に送信する。一例として、AP装置34は、画像データに対して、OCR(Optical Character Recognition;光学文字認識)処理を行ない、電話番号部分の画像を文字コードの列に変換することで文字情報を生成してよい。
AP装置34から制御装置38に対して送信される、キャプチャ画像に基づき認識された文字情報は、第1結果データの一例である。
また、AP装置34は、図1に例示するように、進捗管理装置4と、例えば、LAN等のネットワークを介して、相互に通信可能に接続されてもよい。例えば、AP装置34は、後述するように制御装置38からSIMカード30のSIM番号と、当該SIMカード30に書き込む電話番号と、を受信すると、SIM番号及び電話番号の情報を進捗管理装置4に送信してよい。
モニタ35(図1の例では「モニタ#1」と表記)は、第1表示装置の一例であり、出力分配部23から分配される、処理装置21からの画面出力信号に基づく画面を表示するディスプレイである。一実施形態において、モニタ35には、モニタ22と同様に、SIMカード30に対して書き込む電話番号等の文字列を含む画面が表示されてよい。モニタ35における画面出力信号、例えば映像信号の入力形式としては、例えば、VGA、DVI、HDMI(登録商標)、DisplayPort、又は、USB等の種々の規格に準拠した形式が挙げられる。
なお、モニタ35においては、モニタ22とは異なり、映像信号が示す画面全体ではなく、電話番号を含む所定の画面領域に制限された画面を表示してもよい。例えば、モニタ35は、映像信号が示す画面のうち、電話番号を含む所定の画面領域を拡大表示してもよい。
カメラ36は、モニタ35に表示された画面を撮像する撮像装置の一例である。カメラ36によるモニタ35の撮影、撮影パラメータの設定、撮影位置や角度等の調整等は、ロボット部37により行なわれてよい。例えば、ロボット部37は、モニタ35に表示された画面全体、或いは、電話番号を含む所定の画面領域の撮像を行なってよい。
カメラ36により撮像された画像データは、ロボット部37に送信されてよい。カメラ36は、例えば、処理装置21による1サイクルの処理ごとに、モニタ35に表示される画面を撮像してよい。なお、SIM番号読取部31に載置されたSIMカード30の撮像機構のように、カメラ36は、ロボット37bの構成の一部としてロボット37bに設けられてもよい。
ロボット部37は、ロボット制御部37a及びロボット37bをそなえてよい。
ロボット制御部37aは、撮像画像に対して文字認識処理を実行して第2結果データを生成する第2生成装置の一例であり、制御装置38からの指示に基づき、後述する操作を行なうようにロボット37bを制御する。
また、例えば、ロボット制御部37aは、画像データを受信すると、当該画像データをメモリ等に保存し、保存した画像データに対して文字識別処理を行なうことで、画像データから文字情報を生成して制御装置38に送信する。
例えば、ロボット制御部37aは、ロボット37bによりSIM番号読取部31において撮像された画像データに対して、OCR処理を行ない、電話番号部分の画像を文字コードの列に変換することで文字情報を生成してよい。
また、例えば、ロボット制御部37aは、カメラ36により撮像された画像データに対して、OCR処理を行ない、電話番号部分の画像を文字コードの列に変換することで文字情報を生成してよい。
ロボット制御部37aから制御装置38に対して送信される、カメラ36による撮像画像に基づき認識された文字情報は、第2結果データの一例である。
なお、ロボット制御部37aは、コンピュータの一例であり、ロボット37bに対するコントローラとして機能してよい。例えば、ロボット制御部37aは、所定のアプリケーションを実行することで、カメラ36から受信する画像に対する文字認識処理を実現してよい。なお、所定のアプリケーションは、例えば、OS或いはFW等の基本ソフト上で実行されてもよい。
ロボット37bは、ロボット制御部37aによる制御に応じて、操作対象である、キーボード26、マウス27、カードリーダ28、SIM番号読取部31、印字部32、カメラ36、及び、SIMカード収容部40の各々に対する操作等を行なってよい。
例えば、ロボット37bは、操作対象の各操作を行なうためのロボットハンド、ロボットアーム等の1以上のロボット(例えば産業用ロボット)であってよい。
以下、ロボット37bにより行なわれる各操作対象の操作等の一例を説明する。
(キーボード26の操作)
キーボード26の操作としては、例えば、キーのタイプによる、電話番号等の文字列の入力や処理装置21に対する指示の入力等が挙げられる。
(マウス27の操作)
マウス27の操作としては、例えば、マウス27のトラッキング、ボタンやホイールの押下やスクロール等が挙げられる。例えば、ロボット37bは、マウス27の操作により、処理装置21に対して、以下の少なくとも1つの指示を行なってよい。
・次のサイクルの開始。
・電話番号の入力画面における電話番号の入力欄の選択。
・カードリーダ28に対するSIMカード30への電話番号の書込開始。
・カードリーダ28からのSIMカード30の取り出し。
・プリンタ24に対する印刷開始。
・その他、処理装置21に対する種々の指示の実行。
なお、処理装置21に対する電話番号の入力は、ロボット37bによるマウス27の操作によって、例えばソフトウェアキーボードを用いて行なわれてもよい。
(カメラ36の操作)
カメラ36の操作としては、例えば、撮影位置や角度等の調整等が挙げられる。なお、モニタ35の撮影(撮影ボタンの押下等)、撮影パラメータの設定等に関しては、ロボット37bにより機械的に操作されてもよいし、カメラ36のリモート操作用のIF等を介して、ロボット制御部37aによりソフトウェア的に操作(制御)されてもよい。
(SIM番号読取部31における操作)
ロボット37bは、SIM番号読取部31に載置されたSIMカード30に予め印字されているSIM番号を撮像するカメラ(図示省略)をそなえてよい。ロボット37bは、例えば、当該カメラによりSIM番号を撮像し、撮像した画像データをロボット制御部37aに送信してよい。
(カードリーダ28、SIM番号読取部31、印字部32、及び、SIMカード収容部40間の搬送)
SIMカード収容部40には、複数のSIMカード30が収容される。ロボット37bは、SIMカード収容部40と、SIMカード30に対する処理が行なわれるカードリーダ28、SIM番号読取部31、及び、印字部32との間で、SIMカード30の搬送等を行なってよい。
例えば、ロボット37bは、SIMカード収容部40から1枚のSIMカード30をピックアップ(把持)して搬送し、カードリーダ28、SIM番号読取部31、又は、印字部32に挿入又は載置してよい。
また、ロボット37bは、処理が完了したSIMカード30をカードリーダ28、SIM番号読取部31、又は、印字部32から取り出して搬送し、SIMカード収容部40に収容してよい。或いは、ロボット37bは、カードリーダ28、SIM番号読取部31、又は、印字部32から取り出したSIMカード30を搬送して、次の工程を行なうカードリーダ28、SIM番号読取部31、又は、印字部32に挿入又は載置してもよい。
なお、SIMカード収容部40は、SIMカード30の載置或いは把持等が可能なラック(棚)等であってよい。SIMカード30は、例えば、SIMカード収容部40において、SIMカード30の状態に応じて異なる区画或いは領域等に収容されてよい。
SIMカード30の状態としては、例えば、電話番号の書き込みが行なわれていない「未書込」、電話番号の書き込みが完了している「書込済」、電話番号の印字が行なわれていない「未印字」、電話番号の印字が完了している「印字済」、等が挙げられる。なお、ロボット37bにより、SIMカード収容部40を経由せずに、カードリーダ28、SIM番号読取部31、及び、印字部32間で搬送が行なわれる場合には、SIMカード30の状態は、「未処理」及び「処理済」のいずれかであってもよい。
なお、ロボット37bは、例えば、キーボード26の操作用、マウス27の操作用、カメラ36の操作用、SIM番号読取部31におけるSIM番号の読み取り用、及び、SIMカード30の搬送用、のように、操作内容に応じて、複数のロボットをそなえてよい。或いは、ロボット37bは、これらの操作内容のうちの1以上を組み合わせた(統合した)操作が可能なロボットをそなえてもよい。なお、ロボット37bのうち、キーボード26の操作用及びマウス27の操作用のロボットは、第1ロボットの一例であり、SIMカード30の搬送用のロボットは、第2ロボットの一例である。
制御装置38は、情報処理装置又はコンピュータの一例である。制御装置38としては、例えば、PLC(Programmable Logic Controller)等のコントローラが用いられてもよい。
図1に例示するように、制御装置38は、SIM番号読取部31、印字部32、AP装置34、及び、ロボット部37と、種々のIF線(通信路)を介して通信可能に接続されてよい。なお、制御装置38は、プリンタ24、指紋認証部25、キーボード26、マウス27、カードリーダ28、及び、SIMカード収容部40と、種々のIF線(通信路)を介して通信可能に接続されてもよい。例えば、制御装置38は、印字部32に対する印字内容(電話番号)の送信、及び、ロボット部37に対する種々の制御等を行なってよい。また、制御装置38は、ロボット部37によるハンドリングを行なう際に、SIMカード30が、SIM番号読取部31に正常に載置されているか否かや、SIMカード収容部40に正常に収容されているか否か等をセンサ等により読取制御してよい。さらに、制御装置38は、ロボット操作を行なった後の遷移画面等を参照することで、正常にプロセスが進んでいるかを監視してよい。
制御装置38は、図1に示すように、例示的に、記憶部38a、第1制御部38b、第2制御部38c、及び、決定部38dをそなえてよい。
記憶部38aは、例えば、フラッシュメモリ等の記憶装置であってよい。なお、記憶部38aとして、RAM(Random Access Memory)等のメモリ、或いは、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置が用いられてもよい。
第1制御部38bは、AP装置34に対する制御を行なう。第1制御部38bによるAP装置34に対する制御としては、例えば、電話番号の読取制御、並びに、蓄積装置5に送信させるためのSIM番号及び電話番号の送信制御、等が挙げられる。
第2制御部38cは、ロボット部37、及び、印字部32等に対する制御を行なう。第2制御部38cによるロボット部37に対する制御としては、例えば、SIMカード30のSIM番号の読取制御、電話番号の読取制御、並びに、SIMカード30の搬送等に関する制御、等が挙げられる。第2制御部38cによる印字部32に対する制御としては、例えば、印字部32に対するSIMカード30への電話番号の印字制御等が挙げられる。
例えば、第2制御部38cは、ロボット制御部37aに対して、SIM番号の読取指示を送信し、ロボット制御部37aから応答として読取結果(文字情報)を受信すると、受信した読取結果を記憶部38aに記憶してよい。
また、第1制御部38b及び第2制御部38cは、それぞれ、AP装置34及びロボット制御部37aに対して、電話番号の読取指示を送信し、応答として読取結果(文字情報)を受信すると、受信した読取結果をそれぞれ記憶部38aに記憶してよい。
決定部38dは、記憶部38aに記憶した電話番号の2つの文字認識結果(文字情報)に基づき、1つの文字認識結果(文字情報)を決定し、ロボット制御部37aに対して、決定した文字認識結果をSIMカード30に書き込むための制御を行なう。
例えば、決定部38dは、AP装置34から受信した第1結果データとロボット制御部37aから受信した第2結果データとの比較(突合)を行なってよい。そして、比較の結果、両者が一致した場合に、決定部38dは、ロボット制御部37aに対して第1結果データ(=第2結果データ)の書込指示を送信することで、第1結果データをSIMカード30に書き込む制御を行なう。
以上のように、第1制御部38b及び第2制御部38cは、第1結果データと、第2結果データとをそれぞれ受信する受信部の一例である。第1結果データは、処理装置21から送信される画面出力信号に対するキャプチャ処理により生成されるキャプチャ画像に対して文字認識処理を実行して得られるデータであるといえる。また、第2結果データは、画面出力信号によりモニタ35に表示された画面をカメラ36により撮像した撮像画像に対して文字認識処理を実行して得られるデータであるといえる。
また、決定部38dは、第1結果データと第2結果データとを比較し、第1結果データと第2結果データとが一致する場合に、第1結果データ又は第2結果データをSIMカード30に書き込む制御を行なう書込制御部の一例である。
このように、一実施形態に係る書込制御装置3は、複数のインプットデータ、すなわち、映像信号をキャプチャした画像データの文字認識結果と、モニタ35に表示された画面の撮像データの文字認識結果と、に基づいて、電話番号の読み取りが行なわれる。
例えば、図3に示すように、キャプチャ装置33による表示画面の電話番号情報の読み込みでは、キャプチャした画像データにノイズが発生する(含まれる)ことがある。このため、AP装置34は、このノイズによって、文字認識において誤った文字を認識する可能性がある。なお、ノイズは、例えば、キャプチャ装置33−AP装置34間のUSBケーブルや、処理装置21−出力分配部23間、出力分配部23−キャプチャ装置33間の映像出力ケーブル(例えばVGAケーブル等)において発生することがある。
一方、図3に示すように、カメラ36によるモニタ35の表示画面の電話番号情報の撮像データは、キャプチャ装置33に比べて精度(例えば解像度)が低くなるが、ノイズの影響は受けない、或いは、ノイズの影響が小さくなる。
このように、映像信号をキャプチャした画像データの文字認識結果(第1結果データ)と、モニタ35に表示された画面の撮像データの文字認識結果(第2結果データ)とは、いずれも、電話番号の誤認識の可能性を含むものである。
しかし、画像データに発生する(含まれる)ノイズによる電話番号の誤認識と、画像データの精度(例えば解像度)が低いことによる電話番号の誤認識とは、互いに独立した(相関しない)要因である。
そこで、一実施形態に係る書込制御装置3は、互いに異なる手法により取り込まれた2つの画像データ(2つのインプットデータ)の各々に対して文字認識処理を行ない、認識した文字同士を比較し、両者が一致した場合に、文字認識結果を採用する。
これにより、1つのインプットデータに外乱(上述したノイズやカメラ精度、或いは、埃等による画像データのノイズ等)が生じた場合でも、両者が一致した場合に文字認識結果を採用するため、誤認識を防ぐことができ、確実に文字認識を行なうことができる。
従って、誤った電話番号が書き込まれたSIMカード30、すなわち不良品が流出することを防ぐことができる。
また、書込制御装置3により、電話番号の読み取り及びSIMカード30に対する電話番号の書き込みを自動化することができる。これにより、業者が2人で相互チェックをしながら、モニタ22に表示された電話番号の読み取りやシステム1への電話番号の入力を行なうよりも、誤認識・誤入力のリスク低下、コストの削減、処理時間の短縮等を実現することができる。また、管理装置2(処理装置21)のプロセッサ等が処理を行なわないアイドル時間を短縮できるため、処理リソースを有効活用することができ、システム1全体の処理性能の向上を図ることができる。
さらに、書込制御装置3は、処理装置21のI/O装置群に対して、ロボット37bによるハードウェア的な操作を行なうことで、上述した電話番号の読み取り及びSIMカード30に対する電話番号の書き込みを行なう。このため、システム1に対するソフトウェア的な構成追加に制限がある場合であっても、自動化を実現することができる。
また、決定部38dは、2つの画像データの文字認識結果が一致しない場合、例えば、双方の画像データを画面出力してモニタ39に表示させるとともに、オペレータによる正しい電話番号(文字列)の入力を待ち受けてよい。そして、決定部38dは、入力された電話番号を、文字認識結果として採用し、ロボット部37に対して、SIMカード30への当該電話番号の書込指示を送信してよい。
これにより、少なくとも1つのインプットデータに外乱が生じ、文字認識結果に誤りがある場合でも、正しい文字認識結果(電話番号)をオペレータに入力させることができるため、誤認識を防ぐことができ、確実に文字認識を行なうことができる。また、システム1において自動化された処理への作業者への介入を、2つの画像データの文字認識結果が一致しない場合に制限することができるため、システム1全体の処理性能の低下を最小限に留めることができる。
なお、第1制御部38bは、ロボット部37において読み取られた文字認識結果(SIM番号)と、比較の結果両者が一致した(或いはオペレータにより入力された)文字認識結果(電話番号)とを、AP装置34に送信してよい。
モニタ39(図1の例では「モニタ#2」と表記)は、第2表示装置の一例であり、制御装置38からの画面出力を表示するディスプレイである。モニタ39は、例えば、制御装置38から出力された画像信号、例えば映像信号に基づき、画面を出力(表示)してよい。映像信号の出力形式としては、例えば、VGA、DVI、HDMI(登録商標)、DisplayPort、又は、USB等の種々の規格に準拠した形式が挙げられる。
一実施形態において、モニタ39には、例えば、オペレータに対する種々の情報が表示されてよい。一例として、モニタ39には、書込制御装置3による動作のスタート及びストップを指示するための画面、書込制御装置3による動作の状態、ログ等の情報、及び、電話番号を入力させるための画面(入力画面)、等が表示されてよい。
図4は、モニタ39に表示される文字認識結果の入力画面の一例を示す図である。図4に示すように、決定部38dは、2つの画像データの文字認識結果が一致しない場合、モニタ39に対して、2つの画像データ、並びに、電話番号を入力するための入力欄等を表示させてよい。オペレータは、例えば、画面表示される2つの画像データを確認して、正しい電話番号を入力してよい。
なお、文字(数字)入力に代えて、決定部38dは、モニタ39に対して、2つの文字認識結果、のいずれか一方を選択(入力)させるための選択画面を表示させてもよい。例えば、図5に示すように、決定部38dは、モニタ39に対して、2つの画像データ、2つの文字認識結果、並びに、いずれか一方の選択ボタン等を表示させてよい。
なお、モニタ39は、例えば、タッチパネル等による入力手段をそなえてもよい。モニタ39が入力手段をそなえる場合、電話番号の入力は、ソフトウェアキーボードによる入力、又は、画像データ或いは文字認識結果の表示部分等のタッチによる選択、により行なわれてもよい。また、モニタ39が入力手段をそなえない場合、制御装置38には、キーボード及び/又はマウス等の入力装置が接続され、入力装置を介して正しい電話番号の入力又は選択が行なわれてもよい。
〔1−1−3〕進捗管理装置の説明
図1の説明に戻り、進捗管理装置4は、システム1における、SIMカード30に対する電話番号の書き込み処理の進捗を管理する装置である。
上述のように、進捗管理装置4は、AP装置34と通信可能に接続され、AP装置34からSIM番号及び電話番号の情報を受信してよい。
例えば、進捗管理装置4は、AP装置34から受信したSIM番号及び電話番号のセット(組)を、記憶装置等に蓄積してよく、また、所定のタイミングで、当該セットを、図示しないネットワークを介して蓄積装置5に送信してもよい。なお、蓄積装置5に対するSIM番号及び電話番号のセットの送信は、処理装置21及び進捗管理装置4のいずれか一方により実行されるものとしてもよい。
なお、進捗管理装置4は、AP装置34に加えて、又は、代えて、制御装置38と接続されてもよく、この場合、制御装置38からSIM番号及び電話番号の情報を受信してもよい。
〔1−2〕動作例
次に、図6〜図10を参照して、上述の如く構成された一実施形態に係るシステム1の動作例を説明する。
〔1−2−1〕処理装置の動作例
まず、図6を参照して、一実施形態に係るSIMカード管理装置2の処理装置21の動作例を説明する。
図6に例示するように、処理装置21は、システム1の起動後、指紋認証部25によりオペレータの認証(指紋認証)を行なう(ステップS1)。
処理装置21は、SIMカード30に書き込む電話番号を含む映像信号を、モニタ22及び出力分配部23に対して画面出力する(ステップS2)。また、処理装置21は、カードリーダ28へのSIMカード30の挿入を認識する(ステップS3)。なお、ステップS2及びステップS3は、逆順で実行されてもよい。
処理装置21は、キーボード26及び/又はマウス27による電話番号の入力を受け付け(ステップS4)、書込指示に応じて、入力された電話番号をカードリーダ28によりSIMカード30に書き込む(ステップS5)。
処理装置21は、SIMカード30への電話番号の書き込みが完了すると、カードリーダ28からSIMカード30を例えばソフトウェア的に取り出し(ステップS6)、終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS7)。
終了条件を満たさない場合(ステップS7でNo)、処理がステップS2に移行する。一方、終了条件を満たす場合(ステップS7でYes)、処理が終了する。なお、終了条件を満たす場合としては、例えば、オペレータによる終了の指示を受信した場合、所定の時間が到来した場合、電話番号の一覧データから全ての電話番号を読み取った場合、エラーが発生した場合、等が挙げられる。
なお、上述したように、処理装置21の機能は、オペレータが手作業で電話番号の確認及び入力等を行なう場合と同様であってよい。すなわち、一実施形態に係るシステム1では、処理装置21に対するソフトウェア的な機能の追加等を不要とすることができる。
〔1−2−2〕制御装置の動作例
次に、図7を参照して、書込制御装置3の制御装置38の動作例を説明する。
図7に例示するように、第2制御部38cは、ロボット部37のロボット制御部37aに対して、SIM番号の読取指示を送信し(ステップS11)、ロボット制御部37aから読取結果としてSIM番号を受信して、記憶部38aに保存する(ステップS12)。
また、第2制御部38cは、ロボット制御部37aに対して、電話番号の読取指示を送信し(ステップS13)、ロボット制御部37aから読取結果として電話番号の文字認識結果(2)を受信して、記憶部38aに保存する(ステップS14)。
さらに、第1制御部38bは、AP装置34に対して、電話番号の読取指示を送信し(ステップS15)、AP装置34から読取結果として電話番号の文字認識結果(1)を受信して、記憶部38aに保存する(ステップS16)。
そして、決定部38dは、記憶部38aに保存した文字認識結果(1)及び(2)を比較し、文字認識結果(1)及び(2)が一致するか否かを判定する(ステップS17)。
文字認識結果(1)及び(2)が一致する場合(ステップS17でYes)、処理がステップS20に移行する。
一方、文字認識結果(1)及び(2)が一致しない場合(ステップS17でNo)、決定部38dは、モニタ39に対して、電話番号入力画面(図4参照)又は電話番号選択画面(図5参照)を表示する(ステップS18)。
決定部38dは、モニタ39の表示画面に対する電話番号の入力を待ち合わせ(ステップS19、ステップS19でNo)、例えば、オペレータにより電話番号が入力されると(ステップS19でYes)、処理がステップS20に移行する。
ステップS20では、決定部38dは、ロボット制御部37aに対して、SIMカード30に対する電話番号の書込指示を送信する。電話番号の書込指示には、ステップS17で一致した文字認識結果(1)(=(2))、或いは、ステップS19で入力された電話番号が含まれてよい。
また、第2制御部38cは、ロボット制御部37aに対して、SIMカード30の印字部32への搬送を指示し、印字部32により、ステップS17で一致した、又は、ステップS19で入力された電話番号をSIMカード30に印字する(ステップS21)。
次いで、第1制御部38bは、AP装置34に対して、ステップS12で受信し記憶部38aに保存したSIM番号と、ステップS17で一致した、又は、ステップS19で入力された電話番号と、を送信する(ステップS22)。なお、ステップS21及びS22の処理は、逆順で実行されてもよい。
そして、制御装置38は、終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS23)。終了条件を満たさない場合(ステップS23でNo)、処理がステップS11に移行する。一方、終了条件を満たす場合(ステップS23でYes)、処理が終了する。なお、終了条件を満たす場合としては、例えば、オペレータによる終了の指示を受信した場合、所定の時間が到来した場合、処理装置21から終了を示す情報が出力された場合、エラーが発生した場合、等が挙げられる。
〔1−2−3〕ロボット部の動作例
次に、図8を参照して、一実施形態に係る書込制御装置3のロボット部37の動作例を説明する。
図8に例示するように、ロボット制御部37aは、制御装置38からのSIM番号の読取指示を受信すると、ロボット37bを制御して、SIMカード収容部40からSIMカード30を搬送して、SIM番号読取部31に載置する(ステップS31)。
そして、ロボット制御部37aは、ロボット37bを制御し、SIM番号読取部31に載置されたSIMカード30からロボット37bのカメラによりSIM番号を読み取り、読み取り結果を読取応答として制御装置38に送信する(ステップS32)。
また、ロボット制御部37aは、制御装置38からの電話番号の読取指示を受信すると、ロボット37bを制御して、SIM番号読取部31からSIMカード30を搬送し、カードリーダ28に挿入する(ステップS33)。
次いで、ロボット制御部37aは、ロボット37bを制御し、カメラ36により、モニタ35に表示された表示画面を撮像する(ステップS34)。
また、ロボット制御部37aは、撮像した画像データをカメラ36から受信してメモリ等に保存し、当該画像データに対するOCR等の文字認識処理を行なう(ステップS35)。そして、ロボット制御部37aは、文字認識結果(2)を読取応答として制御装置38に送信する(ステップS36)。
ロボット制御部37aは、制御装置38からの電話番号(電話番号を含む書込指示;図7のステップS20参照)の受信を待ち合わせる(ステップS37、ステップS37でNo)。電話番号を受信すると(ステップS37でYes)、処理がステップS38に移行する。
ステップS38では、ロボット制御部37aは、ロボット37bを制御し、例えばキーボード26及び/又はマウス27を操作することで、制御装置38から受信した電話番号を処理装置21に入力する。
そして、ロボット制御部37aは、ロボット37bを制御し、例えばキーボード26及び/又はマウス27を操作することで、処理装置21に対して、カードリーダ28に挿入されたSIMカード30に対する電話番号の書き込みを指示する(ステップS39)。
カードリーダ28によりSIMカード30に電話番号が書き込まれると、ロボット制御部37aは、ロボット37bを制御し、カードリーダ28からSIMカード30を取り出す(ステップS40)。なお、ロボット制御部37aは、ロボット37bを制御し、例えばキーボード26及び/又はマウス27を操作することで、物理的な取り出しの前に、カードリーダ28からSIMカード30をソフトウェア的に取り出してもよい(図6のステップS6参照)。
次いで、ロボット制御部37aは、ロボット37bを制御し、カードリーダ28からSIMカード30を搬送して、印字部32に挿入する(ステップS41)。ロボット制御部37aは、SIMカード30への電話番号の印字が完了すると、ロボット37bを制御し、印字部32からSIMカード30を取り出し、取り出したSIMカード30をSIMカード収容部40へ搬送して(ステップS42)、処理が終了する。
図7及び図8に示す例において、SIM番号の読み取り(図7のステップS11〜S12、図8のステップS31〜S32)は、SIMカード30への電話番号の印字(図7のステップS21、図8のステップS41〜S42)の前又は後に行なわれてもよい。
〔1−2−4〕AP装置の動作例
次に、図9を参照して、一実施形態に係る書込制御装置3のAP装置34の動作例を説明する。
図9に例示するように、AP装置34は、制御装置38からの電話番号の読取指示を受信すると、キャプチャ装置33を制御して映像信号に対するキャプチャ処理を行ない、キャプチャした画像データをAP装置34のメモリ等に保存する(ステップS51)。
また、AP装置34は、保存した画像データに対するOCR等の文字認識処理を行ない(ステップS52)、文字認識結果(1)を読取応答として制御装置38に送信する(ステップS53)。
AP装置34は、制御装置38からのSIM番号及び電話番号(図7のステップS22参照)の受信を待ち合わせ(ステップS54、ステップS54でNo)、SIM番号及び電話番号を受信すると(ステップS54でYes)、処理がステップS55に移行する。
ステップS55では、AP装置34は、受信したSIM番号及び電話番号を進捗管理装置4に送信し、処理が終了する。
〔1−2−5〕進捗管理装置の動作例
次に、図10を参照して、一実施形態に係る進捗管理装置4の動作例を説明する。
図10に例示するように、進捗管理装置4は、AP装置34からのSIM番号及び電話番号の受信を待ち合わせる(ステップS61、ステップS61でNo)。AP装置34からSIM番号及び電話番号を受信すると(ステップS61でYes)、進捗管理装置4は、受信したSIM番号及び電話番号を記憶装置に記憶する(ステップS62)。
また、進捗管理装置4は、SIM番号及び電話番号を蓄積装置5に送信する(ステップS63)。なお、ステップS63の処理は、所定の時間が経過した場合、記憶するSIM番号及び電話番号のセットが所定数を超えた場合、等の所定の送信タイミングを満たす場合に行なわれてもよい。
そして、進捗管理装置4は、終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS64)。終了条件を満たさない場合(ステップS64でNo)、処理がステップS61に移行する。一方、終了条件を満たす場合(ステップS64でYes)、処理が終了する。なお、終了条件を満たす場合としては、例えば、オペレータによる終了の指示を受信した場合、所定の時間が到来した場合、処理装置21から終了を示す情報が出力された場合、エラーが発生した場合、等が挙げられる。
〔1−3〕ハードウェア構成例
次に、システム1のハードウェア構成例を説明する。処理装置21、AP装置34、ロボット制御部37a、制御装置38、及び、進捗管理装置4は、いずれも同様又は類似のハードウェア構成をそなえてよい。そこで、以下、コンピュータ10のハードウェア構成例を参照して、処理装置21、AP装置34、ロボット制御部37a、制御装置38、及び、進捗管理装置4のハードウェア構成例を説明する。図11は、一実施形態に係るコンピュータ10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
コンピュータ10は、例示的に、プロセッサ10a、メモリ10b、記憶部10c、IF部10d、I/O部10e、及び、読取部10fをそなえてよい。
プロセッサ10aは、種々の制御や演算を行なう演算処理装置の一例である。プロセッサ10aは、コンピュータ10内の各ブロックとバス10iで相互に通信可能に接続されてよい。なお、プロセッサ10aは、複数のプロセッサを含むマルチプロセッサであってもよいし、複数のプロセッサコアを有するマルチコアプロセッサであってもよく、或いは、マルチコアプロセッサを複数有する構成であってもよい。
プロセッサ10aとしては、例えば、CPU、MPU、GPU、APU、DSP、ASIC、FPGA等の集積回路が挙げられる。CPUはCentral Processing Unitの略称であり、MPUはMicro Processing Unitの略称である。GPUはGraphics Processing Unitの略称であり、APUはAccelerated Processing Unitの略称である。DSPはDigital Signal Processorの略称であり、ASICはApplication Specific ICの略称であり、FPGAはField-Programmable Gate Arrayの略称である。
メモリ10bは、種々のデータやプログラム等の情報を格納するハードウェアの一例である。メモリ10bとしては、例えばDRAM(Dynamic RAM)等の揮発性メモリが挙げられる。
記憶部10cは、種々のデータやプログラム等の情報を格納するハードウェアの一例である。記憶部10cとしては、例えばSSD等の半導体ドライブ装置、HDD等の磁気ディスク装置、不揮発性メモリ等の各種記憶装置が挙げられる。不揮発性メモリとしては、例えば、フラッシュメモリ、SCM(Storage Class Memory)、ROM(Read Only Memory)等が挙げられる。
例えば、制御装置38の記憶部38aは、制御装置38のメモリ10b及び記憶部10cの少なくとも一方の記憶領域により実現されてよい。また、処理装置21において、電話番号の一覧データ等を記憶するメモリは、メモリ10b及び記憶部10cの少なくとも一方の記憶領域により実現されてよい。さらに、ロボット制御部37a、AP装置34、進捗管理装置4の各々において、画像データ、電話番号、及び/又は、SIM番号等を記憶するメモリ等は、それぞれ、メモリ10b及び記憶部10cの少なくとも一方の記憶領域により実現されてよい。
また、記憶部10cは、コンピュータ10の各種機能の全部若しくは一部を実現するプログラム10gを格納してよい。
例えば、処理装置21のプロセッサ10aは、記憶部10cに格納されたプログラム10gをメモリ10bに展開して実行することにより、図6等に示す処理装置21の機能を実現できる。また、AP装置34のプロセッサ10aは、記憶部10cに格納されたプログラム10gをメモリ10bに展開して実行することにより、図3及び図9等に示すAP装置34の機能を実現できる。
ロボット制御部37aのプロセッサ10aは、記憶部10cに格納されたプログラム10gをメモリ10bに展開して実行することにより、図3及び図8等に示すロボット制御部37aの機能を実現できる。また、進捗管理装置4のプロセッサ10aは、記憶部10cに格納されたプログラム10gをメモリ10bに展開して実行することにより、図10等に示す進捗管理装置4の機能を実現できる。
制御装置38のプロセッサ10aは、記憶部10cに格納されたプログラム10g(例えば、記録媒体書込プログラム)をメモリ10bに展開して実行することにより、図3及び図7等に示す制御装置38の機能を実現できる。制御装置38の機能としては、図1に例示する第1制御部38b、第2制御部38c、及び、決定部38d等が挙げられる。
IF部10dは、図示しないネットワークとの間の接続及び通信の制御等を行なう通信IFの一例である。例えば、IF部10dは、LAN、或いは、光通信(例えばFC(Fibre Channel;ファイバチャネル))等に準拠したアダプタを含んでよい。例えば、プログラム10gは、当該通信IFを介して、ネットワークからコンピュータ10にダウンロードされ、記憶部10cに格納されてもよい。
I/O部10eは、マウス、キーボード、又は操作ボタン等の入力部、並びに、タッチパネルディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニタ、プロジェクタ、又はプリンタ等の出力部、の一方又は双方を含んでよい。
図1に示すモニタ22、キーボード26、マウス27、及び、モニタ35は、処理装置21のI/O部10eの一例である。また、図1に示すモニタ39は、制御装置38のI/O部10eの一例である。
読取部10fは、記録媒体10hに記録されたデータやプログラムの情報を読み出すリーダの一例である。読取部10fは、記録媒体10hを接続可能又は挿入可能な接続端子又は装置を含んでよい。読取部10fとしては、例えば、USB等に準拠したアダプタ、記録ディスクへのアクセスを行なうドライブ装置、SDカード等のフラッシュメモリへのアクセスを行なうカードリーダ等が挙げられる。なお、記録媒体10hにはプログラム10gが格納されてもよく、読取部10fが記録媒体10hからプログラム10gを読み出して記憶部10cに格納してもよい。
図1に示すカードリーダ28は、処理装置21の読取部10fの一例である。
記録媒体10hとしては、例示的に、磁気/光ディスクやフラッシュメモリ等の非一時的な記録媒体が挙げられる。磁気/光ディスクとしては、例示的に、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク、HVD(Holographic Versatile Disc)等が挙げられる。フラッシュメモリとしては、例示的に、USBメモリやSDカード等が挙げられる。なお、CDとしては、例示的に、CD−ROM、CD−R、CD−RW等が挙げられる。また、DVDとしては、例示的に、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等が挙げられる。
上述したコンピュータ10のハードウェア構成は例示である。従って、コンピュータ10内でのハードウェアの増減(例えば任意のブロックの追加や削除)、分割、任意の組み合わせでの統合、又は、バスの追加若しくは削除等は適宜行なわれてもよい。例えば、ロボット制御部37aは、上述したハードウェア構成に代えて、例えば、SoC(System on Chip)等により、プロセッサやメモリ等をICチップに集積した構成をそなえてもよい。また、制御装置38は、PLC等のステートマシン型のコンピュータである場合、当該コンピュータに適したハードウェア構成をそなえてよい。
〔2〕その他
上述した一実施形態に係る技術は、以下のように変形、変更して実施することができる。
例えば、一実施形態において、キャプチャ装置33による映像信号のキャプチャ、及び、カメラ36によるモニタ35の表示画面の撮像、は、処理装置21の1サイクルの処理において1回実行されるものとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、キャプチャ及び撮像は、1サイクル内で複数回実行されてもよい。この場合、AP装置34は、1サイクル内で受信する複数のキャプチャ画像データに基づき、1つのOCR結果を制御装置38に送信してよい。また、ロボット制御部37aは、1サイクル内で受信する複数の撮像された画像データに基づき、1つのOCR結果を制御装置38に送信してよい。
なお、AP装置34及びロボット制御部37aの各々は、例えば、複数の画像データを画像処理(例えば合成等)によって1つの高精度な画像データに変換し、変換後の画像データに対してOCRを行なってもよい。或いは、AP装置34及びロボット制御部37aの各々は、例えば、複数の画像データの各々に対してそれぞれOCRを行ない、複数のOCR結果の中から尤度の大きい(一致数の多い)OCR結果を出力してもよい。
また、一実施形態において、書込制御装置3の制御装置38は、2つの異なるインプットデータに基づく2つの文字認識結果を用いるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、制御装置38は、3つ以上の異なるインプットデータに基づく3つ以上の文字認識結果を用いてもよい。
さらに、一実施形態において、モニタ22及びモニタ35は共通の1つのモニタとしてそなえられてもよい。また、モニタ35及びモニタ39は共通の1つのモニタとしてそなえられてもよい。さらに、モニタ22及びモニタ39は共通の1つのモニタとしてそなえられてもよい。
また、一実施形態に係る手法は、SIMカード管理システム1に限定されるものではなく、画面表示される情報の読み取りを行なう種々のシステムに適用することが可能である。
〔3〕付記
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
所定の文字列が書き込まれる記録媒体を管理する管理装置から送信される画面出力信号であって、前記所定の文字列を画面表示させるための前記画面出力信号に対するキャプチャ処理により生成されるキャプチャ画像に対して文字認識処理を実行して得られる第1結果データと、
前記画面出力信号により第1表示装置に表示された画面を撮像装置により撮像した撮像画像に対して文字認識処理を実行して得られる第2結果データと、
をそれぞれ受信する受信部と、
前記第1結果データと前記第2結果データとを比較し、前記第1結果データと前記第2結果データとが一致する場合に、前記第1結果データ又は前記第2結果データを前記記録媒体に書き込む制御を行なう書込制御部と、をそなえる、情報処理装置。
(付記2)
前記書込制御部は、前記第1結果データと前記第2結果データとが一致しない場合に、前記キャプチャ画像及び前記撮像画像を第2表示装置に表示させるとともに、文字列の入力を受け付け、入力された文字列を前記記録媒体に書き込む制御を行なう、付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記書込制御部は、前記情報処理装置に接続された第1ロボットに対して、前記管理装置への情報の入力を行なう入力装置に、前記第1結果データ又は前記第2結果データを入力させる制御を行なう、付記1又は付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記書込制御部は、
前記情報処理装置に接続された第2ロボットに対して、前記記録媒体に対するデータの書き込みを行なう書込装置であって前記管理装置に接続された前記書込装置に前記記録媒体を挿入させる制御を行ない、
前記第1ロボットに対して、前記入力装置に、前記書込装置に挿入された前記記録媒体への前記第1結果データ又は前記第2結果データの書き込み指示を入力させる制御を行なう、付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記受信部は、前記記録媒体から読み取られた前記記録媒体の識別情報を受信し、受信した前記識別情報と、前記書込制御部による制御により前記記録媒体に書き込まれる前記第1結果データ又は前記第2結果データと、を前記管理装置の上位装置に送信する制御を行なう、付記1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記所定の文字列は、電話番号であり、
前記記録媒体は、SIM(Subscriber Identity Module)カードである、付記1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
所定の文字列が書き込まれる記録媒体を管理する管理装置から送信される画面出力信号であって、前記所定の文字列を画面表示させるための前記画面出力信号に対するキャプチャ処理により生成されるキャプチャ画像に対して文字認識処理を実行して得られる第1結果データを受信し、
前記画面出力信号により第1表示装置に表示された画面を撮像装置により撮像した撮像画像に対して文字認識処理を実行して得られる第2結果データを受信し、
前記第1結果データと前記第2結果データとを比較し、前記第1結果データと前記第2結果データとが一致する場合に、前記第1結果データ又は前記第2結果データを前記記録媒体に書き込む制御を行なう、
処理をコンピュータに実行させる、書込制御プログラム。
(付記8)
前記第1結果データと前記第2結果データとが一致しない場合に、前記キャプチャ画像及び前記撮像画像を第2表示装置に表示させるとともに、文字列の入力を受け付け、入力された文字列を前記記録媒体に書き込む制御を行なう、処理を前記コンピュータに実行させる、付記7に記載の書込制御プログラム。
(付記9)
前記コンピュータに接続された第1ロボットに対して、前記管理装置への情報の入力を行なう入力装置に、前記第1結果データ又は前記第2結果データを入力させる制御を行なう、処理を前記コンピュータに実行させる、付記7又は付記8に記載の書込制御プログラム。
(付記10)
前記コンピュータに接続された第2ロボットに対して、前記記録媒体に対するデータの書き込みを行なう書込装置であって前記管理装置に接続された前記書込装置に前記記録媒体を挿入させる制御を行ない、
前記第1ロボットに対して、前記入力装置に、前記書込装置に挿入された前記記録媒体への前記第1結果データ又は前記第2結果データの書き込み指示を入力させる制御を行なう、処理を前記コンピュータに実行させる、付記9に記載の書込制御プログラム。
(付記11)
前記記録媒体から読み取られた前記記録媒体の識別情報を受信し、
受信した前記識別情報と、前記書き込む制御により前記記録媒体に書き込まれる前記第1結果データ又は前記第2結果データと、を前記管理装置の上位装置に送信する制御を行なう、処理を前記コンピュータに実行させる、付記7〜10のいずれか1項に記載の書込制御プログラム。
(付記12)
コンピュータのプロセッサが、
所定の文字列が書き込まれる記録媒体を管理する管理装置から送信される画面出力信号であって、前記所定の文字列を画面表示させるための前記画面出力信号に対するキャプチャ処理により生成されるキャプチャ画像に対して文字認識処理を実行して得られる第1結果データを受信し、
前記画面出力信号により第1表示装置に表示された画面を撮像装置により撮像した撮像画像に対して文字認識処理を実行して得られる第2結果データを受信し、
前記第1結果データと前記第2結果データとを比較し、前記第1結果データと前記第2結果データとが一致する場合に、前記第1結果データ又は前記第2結果データを前記記録媒体に書き込む制御を行なう、書込制御方法。
(付記13)
前記プロセッサが、前記第1結果データと前記第2結果データとが一致しない場合に、前記キャプチャ画像及び前記撮像画像を第2表示装置に表示させるとともに、文字列の入力を受け付け、入力された文字列を前記記録媒体に書き込む制御を行なう、付記12に記載の書込制御方法。
(付記14)
前記プロセッサが、前記コンピュータに接続された第1ロボットに対して、前記管理装置への情報の入力を行なう入力装置に、前記第1結果データ又は前記第2結果データを入力させる制御を行なう、付記12又は付記13に記載の書込制御方法。
(付記15)
前記プロセッサが、
前記コンピュータに接続された第2ロボットに対して、前記記録媒体に対するデータの書き込みを行なう書込装置であって前記管理装置に接続された前記書込装置に前記記録媒体を挿入させる制御を行ない、
前記第1ロボットに対して、前記入力装置に、前記書込装置に挿入された前記記録媒体への前記第1結果データ又は前記第2結果データの書き込み指示を入力させる制御を行なう、付記14に記載の書込制御方法。
(付記16)
前記プロセッサが、
前記記録媒体から読み取られた前記記録媒体の識別情報を受信し、
受信した前記識別情報と、前記書き込む制御により前記記録媒体に書き込まれる前記第1結果データ又は前記第2結果データと、を前記管理装置の上位装置に送信する制御を行なう、付記12〜15のいずれか1項に記載の書込制御方法。
(付記17)
所定の文字列が書き込まれる記録媒体を管理する管理装置から送信される画面出力信号であって、前記所定の文字列を画面表示させるための前記画面出力信号に対してキャプチャ処理を行ない生成されたキャプチャ画像に対して文字認識処理を実行して第1結果データを生成する第1生成装置と、
前記画面出力信号により第1表示装置に表示された画面を撮像装置により撮像した撮像画像に対して文字認識処理を実行して第2結果データを生成する第2生成装置と、
前記第1生成装置から前記第1結果データを受信し、前記第2生成装置から前記第2結果データを受信する受信部と、
前記第1結果データと前記第2結果データとを比較し、前記第1結果データと前記第2結果データとが一致する場合に、前記第1結果データ又は前記第2結果データを前記記録媒体に書き込む制御を行なう書込制御部と、をそなえる、書込制御システム。