JP2020033166A - 在庫管理システム - Google Patents

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秀樹 森川
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Abstract

【課題】実際に商品(物品)の出入りが行われる倉庫の現場で携帯端末を用いて商品の管理を可能にする在庫管理システムを提供する。【解決手段】商品の入庫業務が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の入庫管理を行う在庫管理システムであって、前記入庫業務の際に、前記携帯端末が搬入される商品に付加された発注番号を読み取り、前記発注番号が前記サーバに送られ、前記サーバが前記発注番号に基づいて前記発注番号に係る発注データを検索して検出し、前記発注データを前記携帯端末へ送り、前記発注データが前記携帯端末に表示され、入庫された商品、商品の個数及び個口数に係る商品情報が前記携帯端末に入力され前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記発注データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られる。【選択図】図1

Description

本発明は、入庫、出庫、移動などの商品の動きを携帯端末を用いて検出し帳簿との整合を管理する在庫管理システムに関する。
従来、倉庫などに置かれている商品の管理について種々の提案がされている。
たとえば、特許文献1に開示される倉庫内の商品管理システムは、旧在庫数から出庫数を引いた差が実庫数であるとして、日毎のバッチ処理で倉庫内の商品管理を行っている。
また、特許文献2に開示される在庫管理に現場の端末を用いた例として現場で必要になった部品などを現場での端末からネットワークを介して配達依頼を行うシステムが開示されている。
特開2010−86055公報 特開2002−222280公報
しかしながら、特許文献1に開示される倉庫内商品管理システムは、営業時間終了後に行うバッチ処理なので倉庫内の商品の管理を行うので頻繁に起こる荷物の出入りをリアルタイム(即時)で把握することが難しい。
また、特許文献2に開示される部品の管理システムは現場から倉庫への端末を介した配達依頼を実現するもので倉庫内の部品の管理までは行われていない。
この発明の目的は、上述した事情に鑑みて実際に商品(物品)の出入りが行われる倉庫の現場で携帯端末を用いてリアルタイム或いは所定の時刻で商品の管理を可能にする在庫管理システムを提供することである。
請求項1に記載された在庫管理システムは、商品の入庫業務が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の入庫業務を行う在庫管理システムであって、前記入庫業務の際に、前記携帯端末が搬入される商品に付加された発注番号を読み取り、前記発注番号が前記サーバに送られ、前記サーバが前記発注番号に基づいて前記発注番号に係る発注データを検索して検出し、前記発注データを前記携帯端末へ送り、前記発注データが前記携帯端末に表示され、入庫された商品の種類、個数及び個口数に係る商品情報が前記携帯端末に入力され、その情報がサーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記発注データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする在庫管理システム。
入庫業務の際に、携帯端末が搬入される商品に付加された発注番号を読み取り、前記発注番号が前記サーバに送られ、前記サーバが前記発注番号に基づいて前記発注番号に係る発注データを検索して検出し、前記発注データを前記携帯端末へ送り、前記発注データが前記携帯端末に表示され、入庫された商品の種類、個数及び個口数に係る商品情報が前記携帯端末に入力され、その情報がサーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記発注データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られるので入庫が全納か分納か誤納かの判別がつき在庫精度の向上を図れる。
請求項2に記載された本発明の在庫管理システムは、商品の在庫確認業務が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の在庫確認業務を行う在庫管理システムであって、前記在庫確認業務の際に、前記携帯端末が商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて在庫マスターを検索して前記商品の在庫データを検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、その情報が前記携帯端末に表示されることを特徴とする。
在庫確認業務の際に、携帯端末が商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて在庫マスターを検索して前記商品の在庫データを検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、その情報が前記携帯端末に表示されるので、在庫確認業務が簡便に行われる。
請求項3に記載された本発明の在庫管理システムは、商品の在庫確認業務が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の在庫確認を行う在庫管理システムであって、前記在庫確認業務の際に、前記携帯端末が商品の載置される棚に付加された棚番コードを読み取り、前記棚番コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記棚番コードに基づいて在庫マスターを検索して前記棚番コードに該当する棚を検出し、前記棚に載置された商品の種類、個数及び個口数に係る商品情報を前記携帯端末へ送り、その情報が前記携帯端末に表示されることを特徴とする。
在庫確認業務の際に、携帯端末が商品の載置される棚に付加された棚番コードを読み取り、前記棚番コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記棚番コードに基づいて在庫マスターを検索して前記棚番コードに該当する棚を検出し、前記棚に載置された商品の種類、個数及び個口数に係る商品情報を前記携帯端末へ送り、その情報が前記携帯端末に表示されるので、在庫マスターの情報と現場の状況との突合せが即時に行える。
請求項4に記載された本発明の在庫管理システムは、商品の移動処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の移動処理を行う在庫管理システムであって、前記移動処理の際に、前記携帯端末が移動対象となる商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて在庫マスターを検索して前記商品コードに該当する商品の種類、個数及び個口数に係る商品情報を検出し、前記商品が載置された棚番情報を前記携帯端末へ送るとともに前記棚番情報に該当する棚に載置された商品の前記商品情報が前記携帯端末に表示され、前記商品の移動先が前記携帯端末へ入力されると前記商品の移動元及び移動先からなる移動情報が前記サーバへ送られることを特徴とする。
移動処理の際に、携帯端末が移動対象となる商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて在庫マスターを検索して前記商品コードに該当する商品の種類、個数及び個口数に係る商品情報を検出し、前記商品が載置された棚番情報を前記携帯端末へ送るとともに前記棚番情報に該当する棚に載置された商品の前記商品情報が前記携帯端末に表示され、前記商品の移動先が前記携帯端末へ入力されると前記商品の移動元及び移動先からなる移動情報が前記サーバへ送られるので、在庫マスターと現場状況の乖離が無くなる。
請求項5に記載された本発明の在庫管理システムは、商品の返品が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の返品処理を行う在庫管理システムであって、前記返品処理の際に、前記携帯端末が返品される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、返品された商品の種類、個数及び個口数に係る商品情報物が携帯端末に入力され、その情報が前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記発注データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする。
返品処理の際に、携帯端末が返品される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、返品された商品の種類、個数及び個口数に係る商品情報物が携帯端末に入力され、その情報が前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記発注データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られるので、在庫マスターの情報と現状との乖離が防げる。
請求項6に記載された本発明の在庫管理システムは、商品の帳簿処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の帳簿処理を行う在庫管理システムであって、前記帳簿処理の際に、前記携帯端末が帳簿処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に帳簿処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力され、その情報が前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記発注データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする。
帳簿処理の際に、携帯端末が帳簿処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に帳簿処理された商品の種類、その個数及び個口数に係る商品情報が入力される、その情報が前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記発注データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られるので、帳簿と現場の実態との乖離を防げる。
請求項7に記載された本発明の在庫管理システムは、製品化入庫が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて製品化入庫を行う在庫管理システムであって、前記製品化入庫の際に、前記携帯端末が製品化入庫される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に製品化入庫された商品の個数が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記製品化入庫された商品の個数と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする。
製品化入庫の際に、前記携帯端末が製品化入庫される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に製品化入庫された商品の個数が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記製品化入庫された商品の個数と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られるので、製品化された商品のサーバのデータと現場の状態との一致が図れる。
請求項8に記載された本発明の在庫管理システムは、商品の出庫処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の出庫処理を行う在庫管理システムであって、前記出庫処理の際に、前記携帯端末が出庫処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に出庫処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする。
出庫処理の際に、前記携帯端末が出庫処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に出庫処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られるので、出庫に伴う在庫データと実態との乖離を防止することができる。
請求項9に記載された本発明の在庫管理システムは、商品の棚卸処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の棚卸処理を行う在庫管理システムであって、前記棚卸処理の際に、前記携帯端末が棚卸処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に棚卸処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記サーバから前記携帯端末に送られることを特徴とする。
棚卸処理の際に、前記携帯端末が棚卸処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に棚卸処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られるので、棚卸処理が簡便に行える。
請求項10に記載された本発明の在庫管理システムは、請求項1又は請求項5乃至9の何れか1項に記載の在庫管理システムにおいて、前記サーバから前記携帯端末へ送られる前記確認情報に対する確認済み情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られることを特徴とする。
サーバから前記携帯端末へ送られる確認情報に対する確認済み情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られるので各業務の結果、サーバ内の理論在庫と現場での現物在庫の乖離
の防止が図れる。
請求項11に記載された本発明の在庫管理システムは、請求項1乃至10何れかに記載の在庫管理システムにおいて、前記サーバがパソコン又はクラウドに置かれ、発注業務を管理する基幹システムに接続されて、前記基幹システムと発注データ、入庫データ及び出庫データを共有し、前記携帯端末が無線LANを介して前記サーバに接続されることを特徴とする。
請求項1乃至10何れかに記載の在庫管理システムにおいて、前記サーバがパソコン又はクラウドに置かれ、発注業務を管理する基幹システムに接続されて、前記基幹システムと発注データ、入庫データ及び出庫データを共有し、前記携帯端末が無線LANを介して前記サーバに接続されるので、携帯端末を用いた在庫管理作業が容易に行える。
請求項12に記載された本発明の在庫管理システムは、請求項1乃至11何れか1項に記載の在庫管理システムにおいて、サーバが商品を構成する部品構成に関する情報を有し、部品となる商品を上位の商品の下位商品として把握する辞書を備えることを特徴とする。
サーバが商品を構成する部品構成に関する情報を有し、部品となる商品を上位の商品の下位商品として把握する辞書を備えるので上位の商品を構成する部品となる商品の充足状態を容易に把握することができる。
請求項13に記載された本発明の在庫管理システムは、請求項1乃至12何れか1項に記載の在庫管理システムにおいて、前記サーバの機能が端末サーバとして前記携帯端末に設けられ前記サーバによる情報処理の代わりに前記端末サーバを用いて前記携帯端末の内部で情報処理され、所定の時刻に前記サーバと前記端末サーバとの同期が取られることを特徴とする。
サーバの機能が端末サーバとして前記携帯端末に設けられ前記サーバによる情報処理の代わりに前記端末サーバを用いて前記携帯端末の内部で情報処理され、所定の時刻に前記サーバと前記端末サーバとの同期が取られるので、携帯端末とサーバとの間の交信が不調の場合でも在庫管理業務を行い所定の時刻でのバッチ処理により在庫マスターのデータと現状在庫の乖離の防止を図れる。
請求項14に記載された本発明の在庫管理システムは、請求項1乃至13何れか1項に記載の在庫管理システムにおいて、前記携帯端末が使われる環境で人及び前記商品の動きを捉えるセンサーが設けられ該センサーによる前記人及び前記商品の移動と前記在庫マスターのデータとの突合せが前記サーバで行われることを特徴とする。
携帯端末が使われる環境で人及び前記商品の動きを捉えるセンサーが設けられ該センサーによる前記人及び前記商品の移動と前記在庫マスターのデータとの突合せが前記サーバで行われるので、携帯端末による処理を行わずに商品の移動が行われることを防止することができる。
本発明の在庫管理システムの構成図である。 在庫管理システムの中核となるデータベースの構成図である。 携帯端末の初期画面である。 携帯端末を使った入庫業務の説明図である。 携帯端末を使い商品コードを読み取って行う商品別の在庫確認業務の説明図である。 携帯端末を使い商品コード又は商品名をプルダウン入力して行う商品別の在庫確認業務の説明図である。 携帯端末を使い商品コード又は商品名の一部を短縮入力して行う商品別の在庫確認業務の説明図である。 携帯端末を使った棚別の在庫確認業務の説明図である。 携帯端末を使った商品の移動処理の説明図である。 携帯端末を使った商品のピッキング処理業務の説明図である。 携帯端末を使った返品処理の説明図である。 携帯端末を使った簿外戻り処理業務の説明図である。 携帯端末を使った簿外移管処理業務の説明図である。 携帯端末を使った製品化入庫業務の説明図である。 携帯端末を使った出庫処理業務の説明図である。 携帯端末を使った棚卸し業務の説明図である。 携帯端末を使った初期棚卸在庫登録の説明図である。 携帯端末を使ったマイナス在庫検索の説明図である。 サーバの管理画面の説明図である。 ピッキング台帳及び発注明細業務の説明図である。 発注一覧表、発注入庫チェック表作成業務の説明図である。 Log管理に掛かるファイルの説明図である。 商品を構成する部品となる商品の構成の説明図である。 商品の出入りを検知する商品モニターの説明図である。 人及び商品の移動を検知する動きモニターの説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る携帯端末を用いた在庫管理システムの構成図である。図1の左側の基幹システムは企業の経営に係わる情報を管理するシステムである。図1の右側の本発明に係る携帯端末を用いた在庫管理システムは、この基幹システムと在庫に関する情報を共有する。
基幹システムと本発明に係る在庫管理システムが共有するデータは商品の外部への発注データ、外部からの商品の入庫データ及び外部への商品の出庫データである。発注データは基幹システムから在庫システムへ、入庫データと出庫データは在庫システムから基幹システムへ情報が流れる。ここで、基幹システムと在庫管理システムが共有するデータの形式は任意であるが例えば帳票データ形式のCSVなどを用いることが好適である。
在庫システムでは在庫マスターをデータベースの中に用意して在庫管理に伴う商品の出入りや帳票との突合せを行う。商品の出入りが行われる現場では商品の識別を行うための商品バーコードと商品が載置される棚を識別するための棚番バーコードがそれぞれ商品又は商品を容れた箱と棚に付加される。バーコードの読み取りにはバーコードを読み取り可能な携帯端末を用いる。具体的にはバーコード解読機能及びカメラ機能のついた携帯電話などが好適である。
無線LANを介して携帯電話はサーバと接続される。無線LANは室内基地局と有線で接続されるパソコン中のサーバや室内基地局のルータ機能によりインターネット中に設けられるクラウドサーバへ接続される。なお、携帯端末が電話回線のデータ伝送機能を使って直接インターネット中のクラウドサーバへ接続しても良い。
図2を用いて本発明に係る在庫管理システムのデータベースについて説明する。中央の在庫マスターがデータベースの中核でありこれに各種のLogファイルや入庫ファイル、発注明細書が接続される。在庫マスターは商品コードを検索キーとしてその商品コードに関連する情報を在庫マスター中に検索し、保存する。
在庫マスターに接続される写真ファイルは当該商品コードを有する商品の外観を示す映像を写真データとして保存しており必要に応じて商品の外観を使用者の元にある携帯端末へ写真データを送り携帯端末へ表示する。
入庫ファイルには発注番号をキーとして発注した商品の商品コード、当該商品のバーコード、当該商品の発注数、当該商品の入庫数、入庫日、入庫担当者などの入庫される商品の属性が蓄えられる。
発注ファイルは発注された商品に係る発注番号をキーにして、当該商品の商品名、当該商品の商品コード、仕入れ先コード、入庫期日など発注に係わる情報が蓄えられる。
OPマスターは在庫管理に伴う作業の内容、作業を行った日時がなどが、蓄えられる。
在庫マスターには在庫管理に伴う作業経過を記録するLogファイルが備えられている。商品の移動に関する移動Logファイル、商品のピッキングに関するLogファイル、商品の返品に関する返品Logファイル、商品の簿外戻りに関する簿外戻りLogファイル、簿外移管に関する簿外Logファイル、製品化に関する製品化Logファイル、出庫に関する出庫Logファイルなどである。その他作業履歴を記録する必要がある作業については必要なLogファイルが作成される。
図3はスマートフォンなどの大型画面を持つ携帯端末の画面を示している。携帯端末がそれを使う個人に紐付かれている場合は担当者の欄が自動記入される。また、日付、時刻も携帯端末の時計により自動記入される。携帯端末を用いて行われる作業は図3の下方に示される入庫業務、在庫業務、管理業務の何れかを選択することでそれぞれの作業を行うことができる。作業に入った携帯端末の情報はリアルタイムにサーバへ送られサーバと携帯端末が交信しながら作業が行われる。なお、必要に応じて作業終了後にサーバがバッチ処理することも経過情報を携帯端末に蓄えておくことで可能である。
図4は携帯端末を用いて行う入庫業務の説明図である。入庫は入庫に先立つ発注から始まる。発注データは図の左に描かれる基幹システムから起案される。発注データは在庫システムとデータを共有しておりCSVなどのデータ形式で在庫システムへ情報が送られる。
基幹システムでは起案された発注データに基づいて発注書とともに発注コード及び発注する商品の商品コードを表示するそれぞれのバーコードを発生する。作成された発注書と発注バーコード及び商品コードバーコードが発注業者へ送られる。発注業者は受け取った発注書に基づいて商品を入庫しその際にその商品へ発注バーコード及び商品コードバーコードを付加する。
入庫された商品に貼られた発注バーコードを携帯端末で読み込む(S1)。読み込んだ発注バーコードから発注番号を取得し、その発注番号をサーバへ送り、サーバが発注番号をキーとして在庫管理システムの発注データのファイルから該当する発注データを検索する検索された発注データ中の商品、発注日、発注量、仕入れ先などの商品情報を携帯端末へ送り、その情報が携帯端末の画面に表示される(S2)。
次にサーバは発注データ内の発注コードに該当する商品コードをキーとして在庫マスターを読み、現在の在庫数と前回の発注情報を携帯端末へ送り、携帯端末の画面にその情報が表示される(S3)。
作業者はその情報を見ながら今回の入庫の個口数、入庫数などを携帯端末へ入力する(S4)。
入力された情報はサーバへ送られサーバは今回の入庫数と発注数の突合せを行い、今回の入庫が完納か分納か或いは過剰入庫かを携帯端末へ送り、作業者の確認を促す(S5)。作業者は自分の行った作業の結果を確認して確認済み情報をサーバへ送る(S5)。従来の紙ベースの入庫作業では今回の入庫が完納か分納か或いは過剰入庫かは時間を置いて把握されるが今回の発明により現場と管理部署が情報を共有するので誤入庫の防止を図れる。
サーバは確認情報に対する携帯端末からの確認済み情報を得て在庫マスターを更新する。従来の在庫数へ入庫数を加えることで現在庫の数字と現場での商品の個数が一致させることができる(S6)。
取得された入庫データは入庫ファイルへ記入するとともに定期的にCSVなどのデータ形式で起案システムの発注データへ送られ基幹システムは高い頻度で発注データと入庫データの突合せをすることができる。
図5は在庫確認業務の説明図である。在庫管理業務を行う現場では商品又はその包袋に付加された商品コードバーコードを携帯端末により読み取る(S1)。読み取った商品コードをサーバの在庫マスターへ送りサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターから在庫データを取得する(S2,S3)。ここでは実例として7か所の商品置き場が表示されている。各場所の実際の番地情報と各場所に載置されている商品の数が表示される。その数を実在庫と突き合わせることで在庫管理を実現できる。
在庫管理終了後は、移動処理、ピッキング処理、返品処理、出庫処理などを続いて行うことができる(S4)。
図6及び図7は、商品コードを使わずに既に作業者が把握している商品について作業を行う場合の説明図である。作業者はプルダウンメニューから該当する商品を選択する(S1)。また、商品コードや商品名を作業者が覚えている場合はその一部を入力することで部分一致でも検索が可能である。
選択された商品コード或いは商品名はサーバへ送られ、サーバは選択された商品コード或いは商品名の一部を使って部分一致検索で在庫マスターを検索する(S2)。検索された当該商品の在庫状況のデータが携帯端末へ送られ、携帯端末はその情報を画面に表示する(S3)。この方法により商品コードのバーコードが貼付されていない商品についても簡便に在庫管理業務をすることができる。
図8は商品を載置する複数ある棚の一つを選んで棚毎の在庫確認作業を行う手順の説明図である。棚には予め棚毎に棚番を示す棚番コードが付加されておりその棚番コードを表す棚番バーコードが手の届く位置に表示されている。その棚番バーコードを携帯端末で読み取り(S1)棚番コードに変換しその情報がサーバへ送られる。サーバは送られてきた棚番コードを使って在庫マスターに登録されている棚番を検索する。検索の結果、読み取った棚番コードに該当する棚に載置されている商品の在庫データを携帯端末へ送り、携帯端末の画面に当該情報が表示される(S2)。
携帯端末の画面では、読み取った棚番コードに該当する棚に載置された商品とともに他の棚の商品の在庫データも見ることができる(S3)。
図9を用いて商品の移動処理の説明をする。最初に移動させたい商品の商品コードを持つバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードをサーバへ送りサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して検出し検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データを含む商品情報が携帯端末の画面に表示され、複数ある棚のどの棚にいくつ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
表示された棚から移動元を選択し(S3)、移動する個口数と個数を入力する(S4)。
移動する商品とともに移動先の棚に移り、棚に付加された棚番バーコードを読み取りサーバへ送る。
サーバは在庫マスターを検索して当該棚の空き状況を調べ空いている棚の棚板位置の結果を携帯端末へ送る(S5)。送られてきた棚板の空き状況を踏まえ作業者が移動対象の商品をその棚板へ載置する。
移動処理が終わると商品の移動先棚コード及び棚板の情報が前記携帯端末へ入力され、前記商品の移動元及び移動先からなる移動情報としてサーバへ送られる。サーバは送られた移動情報に基づいて在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S6)。
図10を用いて商品のピッキング業務の説明をする。最初にピッキングする商品の商品コードを示すバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードをサーバへ送りサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データが携帯端末の画面に表示され、複数ある棚のどの棚にいくつ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
表示された棚からピッキング元を選択し(S3)、ピッキングする個口数と個数を入力する(S4)。
ピッキング処理が終わると現場情報をサーバへ送り、サーバは在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S5)。ピッキングの経過情報はピッキングLogファイルへ書き込まれて記録される。
図11を用いて商品の返品処理の説明をする。最初に返品する商品の商品コードを示すバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードをサーバへ送りサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して返品された商品、その個数及び個口数に係る商品情報の検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データとして個口数と個数が携帯端末の画面に表示され、表示された複数ある棚のどの棚に幾つ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
返品される個口数と個数と区分を入力する(S3)。用意されたプルダウンメニューを使うと簡便である。
作業者は返品される商品とともに返品先の棚に移り、棚に付加された棚番バーコードを読み取りサーバへ送る。
サーバは在庫マスターを検索して当該棚の空き状況を調べ空いている棚の棚板位置の結果を携帯端末へ送る(S4)。作業者は送られてきた棚板の空き状況を踏まえて返品対象の商品をその棚板へ載置する。
返品処理が終わると携帯端末が現場情報をサーバへ送り、サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られるので担当者が確認済情報を送るとサーバは在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S5)。返品の経過情報は返品Logファイルへ書き込まれて記録される。
図12を用いて商品の帳簿処理の一つである簿外戻り処理業務の説明をする。最初に簿外戻りする商品の商品コードを示すバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードをサーバへ送りサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して帳簿処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力されその情報が前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られる検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データとして個口数と個数が携帯端末の画面に表示され、表示された複数ある棚のどの棚に幾つ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
簿外戻りされる個口数と個数と区分を入力する(S3)。用意されたプルダウンメニューを使うと簡便である。コメントの入力もできる。
簿外戻り処理が終わると携帯端末が現場情報をサーバへ送り、サーバは在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S4)。簿外戻りの経過情報は簿外戻りLogファイルへ書き込まれて簿外戻りの経過が記録される。
図13を用いて帳簿処理の一つである商品の簿外移管業務の説明をする。最初に簿外移管する商品の商品コードを示すバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードをサーバへ送りサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データとして個口数と個数が携帯端末の画面に表示され、表示された複数ある棚のどの棚に幾つ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
簿外移管する個口数と個数と区分を入力する(S3)。用意されたプルダウンメニューを使うと簡便である。
作業者は簿外移管先の棚に移り、棚に付加された棚番バーコードを読み取りサーバへ送る。
サーバは在庫マスターを検索して当該棚の空き状況を調べ空いている棚板位置の結果を携帯端末へ送る(S4)。作業者は送られてきた棚板の空き状況を踏まえて簿外移管される商品をその棚板へ載置する。
簿外移管処理が終わると携帯端末から現場情報がサーバへ送られサーバは在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S5)。簿外移管の経過情報は簿外移管Logファイルへ書き込まれて簿外移管の経過が記録される。
図14を用いて商品の製品化入庫業務の説明をする。最初に製品化入庫する商品の商品コードを示すバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードをサーバへ送りサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データとして個口数と個数が携帯端末の画面に表示され、表示された複数ある棚のどの棚に幾つ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
担当者が製品化入庫する個口数と個数と区分を入力する(S3)。
製品化入庫先の棚に移り、棚に付加された棚番バーコードを読み取りサーバへ送る。サーバは在庫マスターを検索して当該棚の空き状況を調べ空いている棚板位置の結果を携帯端末へ送る(S4)。作業者は送られてきた棚板の空き状況を踏まえた製品化入庫される商品をその棚板へ載置する。
製品化入庫処理が終わると携帯端末から現場情報がサーバへ送られ、サーバは在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S5)。製品化入庫の経過情報は製品化入庫Logファイルへ書き込まれて製品化入庫の経過が記録される。
図15を用いて商品の出庫処理の説明をする。最初に出庫処理する商品の商品コードを示すバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードがサーバへ送られサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データとして個口数と個数が携帯端末の画面に表示され、表示された棚毎の棚板に幾つ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
出庫処理の棚に移り、棚に付加された棚番バーコードを読み取りサーバへ送るとともに出庫処理する個口数と個数と区分を入力する(S3)。
出庫処理が終わると携帯端末へ出庫処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られる。そして前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られるので担当者が確認済み情報をサーバへ送る。サーバは在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S4)。出庫処理の経過情報は出庫処理Logファイルへ書き込まれて出庫処理の経過が記録される。
図16を用いて商品の棚卸処理の説明をする。最初に棚卸処理する商品の商品コードを示すバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードがサーバへ送られサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して検出し検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データとして個口数と個数が携帯端末の画面に表示され、表示された棚毎の棚板に幾つ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
棚卸処理の棚に移り、棚に付加された棚番バーコードを読み取りサーバへ送るとともに棚卸処理する個口数と個数と区分を入力する(S3)。
その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が記携帯端末に送られるので担当者が確認情報に対して応答する。棚卸処理が終わると携帯端末から現場情報がサーバへ送られ、サーバは在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S4)。棚卸処理の経過情報は棚卸処理Logファイルへ書き込まれて棚卸処理の経過が記録される。
図17を用いて商品の初期棚卸在庫登録業務の説明をする。最初に初期棚卸在庫登録する商品の商品コードを示すバーコードを携帯端末で読み取る(S1)。読み取った商品コードがサーバへ送られサーバはその商品コードをキーとして在庫マスターを検索して検索結果を携帯端末へ送る。
送られてきた当該商品の在庫データとして個口数と個数が携帯端末の画面に表示され、表示された棚毎の棚板に幾つ当該商品が載置されているかが分かる(S2)。
初期棚卸在庫登録の棚に移り、棚に付加された棚番バーコードを読み取りサーバへ送るとともに初期棚卸在庫登録する個口数と個数と区分を入力する(S3)。
初期棚卸在庫登録が終わると携帯端末から現場情報がサーバへ送られ、サーバは在庫マスターの情報を更新して在庫マスターへ現場情報を反映させる(S4)。初期棚卸在庫登録の経過情報は初期棚卸在庫登録Logファイルへ書き込まれて初期棚卸在庫登録の経過が記録される。
図18を用いてマイナス在庫検索について説明する。携帯端末でマイナス在庫についての検索ボタンを押す(S1)。その情報がサーバへ送られ、サーバは理論在庫と実在庫に差異がある商品について検索を行い結果を携帯端末へ送る。
さらに、サーバはマイナス在庫になっている商品コードの在庫データを調べその商品が載置されている棚および棚板の情報を携帯端末へ送る。現場では、送られてきたその商品が載置されている棚および棚板の情報を基に、現場で当該商品の在庫数を確認する(S2)。
図19を用いて管理業務用のPC(タブレット)の画面の説明をする。画面の上段には
管理上使用頻度の高いファイルを直接閲覧できるようなボタンが用意されている。これらをクリックすることで所定のファイルをアクセスしてファイルの中身を見ることができる。
また、画面の下段は在庫管理に伴う各業務の経過を記録しているLogファイルへのアクセス用のボタンである。各業務が何時、誰によって行われたかが記録されているので業務上に問題が発生した場合の対策が立て易くなっている。
図20(A)はピッキング台帳のボタンをクリックした場合の説明図である。ピッキング台帳のボタンがクリックされるとピッキングを行った商品の商品コードを在庫マスターで検索しピッキング台帳として表示する(S1)。また、当該商品を写真マスターで検索してその写真を在庫データ、商品バーコードとともに表示する。
図20(B)は発注明細のボタンをクリックした場合の説明図である。基幹システムから取り込まれた発注を行った商品の発注データを在庫マスターで検索する(S1)。検索結果を発注データとして在庫データ、商品バーコードとともに表示する(S2)。
図21(A)は発注一覧表のボタンをクリックした場合の説明図である。発注一覧表のボタンがクリックされると発注を行った商品の商品コードを在庫マスターで検索して表示する(S1)。そして当該商品を一覧表として在庫データ、商品バーコードとともに表示する(S2)。
図21(B)は発注入庫チェック表のボタンをクリックした場合の説明図である。基幹システムから取り込まれた発注を行った商品の発注データと入庫データを照合して検索する(S1)。検索結果として分納中や未入庫をチェック表として一覧表を作成して表示する(S2)。
図22はLog情報記録している各Logファイルおよび一覧ファイルを示したものである。在庫管理システムでは、移動Log,ピッキングLog、返品Log,簿外戻りLog,簿外移管Log及び製品化一覧、出庫一覧、棚卸一覧が用意されている。
図23を用いて複数の部品で構成される商品の階層構造になっている部品構成を示す辞書の説明をする。辞書はサーバに保存されるがサーバ機能が携帯端末に備えられる場合は携帯端末に辞書が備えられる。図23において、上位の商品Aは部品となる下位の商品A1,A2,A3で構成される。そして商品Aの部品である商品A1は下位の部品である商品A11,A12で構成される。また商品A2は部品である商品A21,A22、A23で構成される。さらに商品A3は部品である商品A31,A32、A33,A34で構成される。この辞書により商品Aを製品化するための各部品の充足状態を把握することができ、欠品の発生を防止することができる。また。携帯端末から辞書を見ることもできる。
図24を用いて商品の移動をセンサーで検知する仕組みについて説明する。商品が載置される棚20は棚板とそれを支える支柱10,11,12で構成される。商品はパレットの上にまとめられて棚に載置される。ここで支柱10及び11の右側面に発光器を置きこれに対向する位置に有る支柱11及び12に左側面に受光器を置く。
商品の移動が有ると発光器からの光が妨げられ受光器へ入らなくなるので受光器での光の強弱を調べることで商品の移動を検知することができる。
図25を用いて端や天井にカメラを設けた場合の説明をする。カメラには広角のレンズを装着して視界に入る人や物の動きを検知する。カメラ出力を調べて像の変化を検出することで視界中の人や物の移動を検知することができる。
図24や図25の装置を設けることで商品や人の動きを検知することが可能になる。携帯端末の操作がされることなく商品の移動があると理論在庫と実在庫が乖離する惧れがある。そこで、サーバへ商品や人の動きに関する検知信号を送り携帯端末からの商品の移動情報と突き合わせることで携帯端末による処理をしないで商品を移動することを防止することが期待できる。
ここまで、サーバが携帯端末と離れた場所に置かれ、携帯端末と無線で接続される構成について説明したがサーバの機能を携帯端末に端末サーバとして備えサーバの代わりにすることもできる。端末サーバは離れた場所に有るサーバの機能を有するので携帯端末で読み取った商品コードバーコードから商品コードを検索するなどの情報処理を行える。
この構成により無線LANの環境が整わない場所での在庫管理業務を携帯端末により行うことができる。携帯端末に蓄えられた情報は所定の時刻にサーバの情報と同期させることで理論在庫と実在庫の乖離を減らすことができる。
上記に説明した実施例は本願発明の一部であって本願発明の技術思想を含む実施の態様は本願発明の技術思想に含まれる。

Claims (14)

  1. 商品の入庫業務が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の入庫業務を行う在庫管理システムであって、
    前記入庫業務の際に、前記携帯端末が入庫される商品に付加された発注番号を読み取り、前記発注番号が前記サーバに送られ、前記サーバが前記発注番号に基づいて前記発注番号に係る発注データを検索して検出し、前記発注データを前記携帯端末へ送り、前記発注データが前記携帯端末に表示され、入庫された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が前記携帯端末に入力されその情報が前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記発注データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする在庫管理システム。
  2. 商品の在庫確認業務が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の在庫確認業務を行う在庫管理システムであって、
    前記在庫確認業務の際に、前記携帯端末が商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて在庫マスターを検索して前記商品の在庫データを検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、その情報が前記携帯端末に表示されることを特徴とする在庫管理システム。
  3. 商品の在庫確認業務が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて在庫確認業務を行う在庫管理システムであって、
    前記在庫確認業務の際に、前記携帯端末が商品の載置される棚に付加された棚番コードを読み取り、前記棚番コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記棚番コードに基づいて在庫マスターを検索して前記棚番コードに該当する棚を検出し、前記棚に載置された商品、その個数及び個口数に係る商品情報を前記携帯端末へ送り、その情報が前記携帯端末に表示されることを特徴とする在庫管理システム。
  4. 商品の移動処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて移動処理を行う在庫管理システムであって、
    前記移動処理の際に、前記携帯端末が移動対象となる商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて在庫マスターを検索して前記商品コードに該当する商品、その個数及び個口数に係る商品情報を検出し、前記商品が載置された棚番コードを前記携帯端末へ送るとともに前記棚番コードに該当する棚に載置された前記商品の商品情報が前記携帯端末に表示され、前記商品の移動先が前記携帯端末へ入力されると前記商品の移動元及び移動先からなる移動情報が前記サーバへ送られることを特徴とする在庫管理システム。
  5. 商品の返品処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の返品処理を行う在庫管理システムであって、
    前記返品処理の際に、前記携帯端末が返品される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、返品された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が前記携帯端末に入力されその情報が前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする在庫管理システム。
  6. 商品の帳簿処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の帳簿処理を行う在庫管理システムであって、
    前記帳簿処理の際に、前記携帯端末が前記帳簿処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に前記帳簿処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力されその情報が前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする在庫管理システム。
  7. 製品化入庫が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて製品化入庫を行う在庫管理システムであって、
    前記製品化入庫の際に、前記携帯端末が前記製品化入庫される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に前記製品化入庫された商品の個数が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記製品化入庫された商品の個数と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする在庫管理システム。
  8. 商品の出庫処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の出庫処理を行う在庫管理システムであって、
    前記出庫処理の際に、前記携帯端末が前記出庫処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に前記出庫処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする在庫管理システム。
  9. 商品の棚卸処理が行われる場所で使われる携帯端末と前記携帯端末と無線で接続されるサーバとを用いて商品の棚卸処理を行う在庫管理システムであって、
    前記棚卸処理の際に、前記携帯端末が前記棚卸処理される商品に付加された商品コードを読み取り、前記商品コードが前記サーバに送られ、前記サーバが前記商品コードに基づいて前記商品コードに係る在庫データを検索して検出し、前記在庫データを前記携帯端末へ送り、前記在庫データが前記携帯端末に表示され、前記携帯端末に前記棚卸処理された商品、その個数及び個口数に係る商品情報が入力され、その情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られ、前記サーバから前記商品情報と前記在庫データとの整合についての確認情報が前記携帯端末に送られることを特徴とする在庫管理システム。
  10. 前記サーバから前記携帯端末へ送られる前記確認情報に対する確認済み情報が前記携帯端末から前記サーバへ送られることを特徴とする、請求項1又は請求項5乃至9の何れか1項に記載の在庫管理システム。
  11. 前記サーバがパソコン又はクラウドに置かれ、発注業務を管理する基幹システムに接続されて、前記基幹システムと発注データ、入庫データ及び出庫データを共有し、前記携帯端末が無線LANを介して前記サーバに接続されることを特徴とする請求項1乃至10何れかに記載の在庫管理システム。
  12. 前記サーバが商品を構成する部品構成に関する情報を有し、部品となる商品を上位の商品の下位の商品として把握する辞書を備えることを特徴とする請求項1乃至11何れか1項に記載の在庫管理システム。
  13. 前記サーバの機能が端末サーバとして前記携帯端末に設けられ前記サーバによる情報処理の代わりに前記端末サーバを用いて前記携帯端末の内部で情報処理され、所定の時刻に前記サーバと前記端末サーバとの同期が取られることを特徴とする請求項1乃至12何れか1項に記載の在庫管理システム。
  14. 前記携帯端末が使われる環境で人及び前記商品の動きを捉えるセンサーが設けられ該センサーによる前記人及び前記商品の移動と在庫マスターの情報との突合せが前記サーバで行われることを特徴とする請求項1乃至13何れか1項に記載の在庫管理システム。
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