JP2020032509A - 関節装置 - Google Patents

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陽一 森田
Yoichi Morita
陽一 森田
藤原 武史
Takeshi Fujiwara
武史 藤原
雅俊 島田
Masatoshi Shimada
雅俊 島田
駿一 車谷
Shunichi Kurumaya
駿一 車谷
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N11/00Generators or motors not provided for elsewhere; Alleged perpetua mobilia obtained by electric or magnetic means

Abstract

【課題】関節剛性を変更する際の応答性を向上させることのできる関節装置を提供する。【解決手段】関節装置は、第1部材10と、第1部材10に対して関節30を介して相対変位可能に接続された第2部材20と、第1部材10に固定された第1端面、及び第2部材20に固定された第2端面を有し、関節30の周囲に設けられる2つのDEA40A,40Bとを備える。各DEA40A,40Bは、電圧が印加されることに伴って変形することで第1端面と第2端面との距離を可変しようとするものである。【選択図】図1

Description

本発明は、第1部材と、第1部材に対して関節を介して相対変位可能に接続された第2部材とを備える関節装置に関する。
例えば特許文献1には、棒状の第1構造体と、第1構造体に対して回転関節を介して相対運動可能に接続された第2構造体と、第1構造体に一方の端部が固定され、且つ第2構造体に他方の端部が固定された複数のアクチュエータとを備える関節駆動装置が開示されている。複数のアクチュエータは、空気圧によって伸縮する弾性体アクチュエータである。各アクチュエータには、空気圧を調整するための空気圧調整ユニットが接続されている。
特許第3984641号
ところで、特許文献1に記載の関節駆動装置の場合、空気圧を用いてアクチュエータを伸縮させるものであるため、関節剛性を変更する際の応答性において改善の余地を残すものとなっている。
本発明の目的は、関節剛性を変更する際の応答性を向上させることのできる関節装置を提供することにある。
上記目的を達成するための関節装置は、第1部材と、前記第1部材に対して関節を介して相対変位可能に接続された第2部材と、前記第1部材に固定された第1端面、及び前記第2部材に固定された第2端面を有し、前記関節の周囲に設けられる電場応答性高分子アクチュエータと、を備え、前記電場応答性高分子アクチュエータは、電圧が印加されることに伴って変形することで前記第1端面と前記第2端面との距離を可変しようとするものである。
上記構成によれば、電場応答性高分子アクチュエータに対して電圧が印加されると、電場応答性高分子アクチュエータが変形することで第1端面と第2端面との距離が変更される。これにより、電圧が印加されていないときに比べて、第1部材と第2部材との距離を変更するように関節に対して外力が作用する。そして、こうした外力に伴って関節の摺動部に作用する摩擦抵抗が増大されることで関節剛性が高められるようになる。特に、電場応答性高分子アクチュエータは、空気圧を用いたアクチュエータに比べて応答性に優れることから、関節剛性を変更する際の応答性を向上させることができる。また、電場応答性高分子アクチュエータは電圧の印加に伴って変形するものであるため、空気圧を用いたアクチュエータに比べて関節の周囲にアクチュエータを設けるためのスペースが少なくて済む。したがって、関節剛性を変更する際の応答性を向上させることができる。
上記関節装置において、前記電場応答性高分子アクチュエータは、前記関節を中心とする周方向に複数設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、関節を中心とする周方向に複数設けられた電場応答性高分子アクチュエータに対して選択的に電圧を印加すると、電圧が印加された電場応答性高分子アクチュエータについては電場応答性高分子アクチュエータが変形することで第1端面と第2端面との距離が変更される。一方、電圧が印加されない電場応答性高分子アクチュエータについては電場応答性高分子アクチュエータが変形しないために第1端面と第2端面との距離が変更されない。このように複数の電場応答性高分子アクチュエータを選択的に変形させることによって、関節が駆動され、第1部材と第2部材とのなす角度が変更される。したがって、拮抗駆動型の関節を実現することができる。
上記関節装置において、前記電場応答性高分子アクチュエータは、筒状をなしており、前記関節の周囲を取り囲んでいることが好ましい。
上記構成によれば、電場応答性高分子アクチュエータに対して電圧が印加されると、筒状の電場応答性高分子アクチュエータ全体が変形することで関節を中心とする周方向の全体にわたって第1端面と第2端面との距離が変更される。これにより、関節剛性をより確実に高めることができる。
上記関節装置において、前記電場応答性高分子アクチュエータは、誘電エラストマーからなるシート状の誘電部と、導電エラストマーからなり、誘電部の厚さ方向の両側に積層された正極電極及び負極電極とを有する誘電エラストマーアクチュエータであることが好ましい。
誘電エラストマーアクチュエータ(DEA:Dielectric Elastomer Actuator)では、正極電極と負極電極との間に対して直流電圧が印加されると、DEAは、印加電圧の大きさに応じて、誘電部が厚さ方向、すなわち誘電部、正極電極、及び負極電極の積層方向において圧縮される一方、誘電部の面に沿った面方向において伸張するように変形する。
上記構成によれば、誘電部の厚さ方向、すなわち誘電部、正極電極、及び負極電極の積層方向の両側にそれぞれ第1端面及び第2端面が位置するようにDEAを配置することで、第1端面と第2端面との距離を変更することができる。
上記関節装置において、前記第1部材及び前記第2部材が同一軸線上に位置する状態における前記第1部材及び前記第2部材の延在する方向を延在方向とするとき、前記誘電部、前記正極電極、及び前記負極電極の積層方向は、前記延在方向であることが好ましい。
上記構成によれば、DEAに対して電圧が印加されると、DEAが延在方向において圧縮変形することで第1端面と第2端面との距離が小さくなる。これにより、電圧が印加されていないときに比べて、第1部材と第2部材との距離が小さくなるように関節に対して外力が作用する。そして、こうした外力に伴って関節の摺動部に作用する摩擦抵抗が増大されることで関節剛性が高められるようになる。
上記関節装置において、前記第1部材及び前記第2部材が同一軸線上に位置する状態における前記第1部材及び前記第2部材の延在する方向を延在方向とするとき、前記誘電部、前記正極電極、及び前記負極電極の積層方向は、前記延在方向に直交する方向であることが好ましい。
同構成によれば、DEAに対して電圧が印加されると、DEAが延在方向に直交する方向において圧縮変形する一方、延在方向において伸張変形することで第1端面と第2端面との距離が大きくなる。これにより、電圧が印加されていないときに比べて、第1部材と第2部材との距離が大きくなるように関節に対して外力が作用する。そして、こうした外力に伴って関節の摺動部に作用する摩擦抵抗が増大されることで関節剛性が高められるようになる。
本発明によれば、関節剛性を変更する際の応答性を向上させることができる。
一実施形態の関節装置の斜視図。 一実施形態の関節装置の分解斜視図。 一実施形態の電気的構成を示すブロック図。 一実施形態のDEAの断面図。 一実施形態の関節装置の関節駆動を説明する図。 変形例の関節装置の分解斜視図。 他の変形例の関節装置の斜視図。 他の変形例のDEAの斜視図。
以下、本発明の関節装置の一実施形態について説明する。本実施形態の関節装置は、ロボットアームの関節部分に適用される。
図1及び図2に示すように、関節装置は、第1部材10と、第1部材10に対して関節30を介して相対変位可能に接続された第2部材20とを備えている。
第1部材10は、軸部11と、軸部11の端部に接続された軸受け部13と、軸部11の一部が拡径されたフランジ12とを有している。
図2に示すように、軸受け部13は、軸部11の中心軸線を挟んで互いに間隔をおいて配置され、軸部11の軸線方向に沿って延在する一対の支持部14を有している。各支持部14には、円形状の支持孔14aが形成されている。
図1及び図2に示すように、第2部材20は、軸部21と、軸部21の端部に接続された軸状部23と、軸部21の一部が拡径されたフランジ22とを有している。軸状部23は、軸部21の端部から、軸部21の軸線方向と直交する方向の両側に向かって突出しており、各支持部14(軸受け部13)の支持孔14aに挿入されて支持孔14aの内周面によって回動可能に支持されている。
軸受け部13と軸状部23とによって軸関節としての関節30が構成されている。以降において、第1部材10の軸部11及び第2部材20の軸部21が同一軸線上に位置する状態における第1部材10及び第2部材20の延在する方向を延在方向Lということがある。
関節30の周囲には、電場応答性高分子アクチュエータ40が設けられている。本実施形態では、電場応答性高分子アクチュエータ40として、関節30を中心とする周方向に2つの誘電エラストマーアクチュエータ(DEA:Dielectric Elastomer Actuator)40A,40Bが設けられている。
各DEA40A,40Bは、半割円筒状をなしている。各DEA40A,40Bの第1端面40aは、第1部材10のフランジ12の対向面(図1、図2の下面)に固定されている。また、各DEA40A,40Bの第2端面40bは、第2部材20のフランジ22の対向面(図1、図2の上面)に固定されている。本実施形態では、各DEA40A,40Bと各フランジ12,22とが接着剤を介して固定されている。
図4に示すように、DEA40A,40Bは、誘電エラストマーからなるシート状の誘電部41と、導電エラストマーからなり、誘電部41の厚さ方向の両側に積層された正極電極42及び負極電極43とを有する多層構造体である。DEA40A,40Bの表面は、絶縁部44によって覆われている。DEA40A,40Bの正極電極42と負極電極43との間に直流電圧が印加されると、DEA40A,40Bは、印加電圧の大きさに応じて、誘電部41が厚さ方向、すなわち誘電部41、正極電極42、及び負極電極43の積層方向において圧縮されるとともに誘電部41の面に沿った面方向Aにおいて伸張するように変形する。
誘電部41を構成する誘電エラストマーは特に限定されるものではなく、公知のDEAに用いられる誘電エラストマーを用いることができる。上記誘電エラストマーとしては、例えば、架橋されたポリロタキサン、シリコーンエラストマー、アクリルエラストマー、ウレタンエラストマーが挙げられる。これら誘電エラストマーのうちの一種を用いてもよいし、複数種を併用してもよい。誘電部41の厚さは、例えば、20〜200μmである。
正極電極42及び負極電極43を構成する導電エラストマーは特に限定されるものではなく、公知のDEAに用いられる導電エラストマーを用いることができる。上記導電エラストマーとしては、例えば、絶縁性高分子及び導電性フィラーを含有する導電エラストマーが挙げられる。
上記絶縁性高分子としては、例えば、架橋されたポリロタキサン、シリコーンエラストマー、アクリルエラストマー、ウレタンエラストマーが挙げられる。これら絶縁性高分子のうちの一種を用いてもよいし、複数種を併用してもよい。上記導電性フィラーとしては、例えば、ケッチェンブラック(登録商標)、カーボンブラック、銅や銀等の金属粒子が挙げられる。これら導電性フィラーのうちの一種を用いてもよいし、複数種を併用してもよい。正極電極42及び負極電極43の厚さは、例えば、10〜100μmである。
絶縁部44を構成する絶縁エラストマーは特に限定されるものではなく、公知の誘電エラストマーアクチュエータの絶縁部分に用いられる公知の絶縁エラストマーを用いることができる。上記絶縁エラストマーとしては、例えば、架橋されたポリロタキサン、シリコーンエラストマー、アクリルエラストマー、ウレタンエラストマーが挙げられる。これら絶縁エラストマーのうちの一種を用いてもよいし、複数種を併用してもよい。
本実施形態のDEA40A,40Bの誘電部41、正極電極42、及び負極電極43の積層方向は、延在方向Lである。このことにより、DEA40A,40Bは、電圧が印加されることに伴って延在方向Lに圧縮変形することで第1端面40aと第2端面40bとの距離を可変しようとする。
図3に示すように、各DEA40A,40Bには、導線を介して制御部50及び電源51が電気的に接続されている。制御部50は、電源51からDEA40A,40Bに印加される電圧を制御する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
制御部50を通じて、DEA40A,40Bに対して所定の電圧を印加すると、DEA40A,40Bは、誘電部41、正極電極42、及び負極電極43の積層方向(延在方向L)において圧縮変形することで第1端面40aと第2端面40bとの距離が小さくなる。これにより、電圧が印加されていないときに比べて、第1部材10と第2部材20との距離が小さくなるように関節30に対して外力が作用する。そして、こうした外力に伴って関節30の摺動部に作用する摩擦抵抗が増大されることで関節剛性が高められるようになる。
また、制御部50を通じて、一方のDEA40Aに対して電圧を印加する一方、他方のDEA40Bに対して電圧を印加しないようにすると、図5に示すように、電圧が印加されたDEA40AについてはDEA40Aが圧縮変形することで第1端面40aと第2端面40bとの距離が小さくなる。一方、電圧が印加されないDEA40BについてはDEA40Bが変形しないために第1端面40aと第2端面40bとの距離が変更されない。このように2つのDEA40A,40Bを選択的に変形させることによって、関節30が駆動され、第1部材10の軸部11と第2部材20の軸部21とのなす角度が変更される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)関節装置は、第1部材10と、第1部材10に対して関節30を介して相対変位可能に接続された第2部材20と、第1部材10に固定された第1端面40a、及び第2部材20に固定された第2端面40bを有し、関節30の周囲に設けられる電場応答性高分子アクチュエータ40(DEA40A,40B)とを備える。電場応答性高分子アクチュエータ40(DEA40A,40B)は、電圧が印加されることに伴って変形することで第1端面40aと第2端面40bとの距離を可変しようとするものである。
上記構成によれば、電場応答性高分子アクチュエータ40(DEA40A,40B)は、空気圧を用いたアクチュエータに比べて応答性に優れることから、関節剛性を変更する際の応答性を向上させることができる。また、電場応答性高分子アクチュエータ40(DEA40A,40B)は電圧の印加に伴って変形するものであるため、空気圧を用いたアクチュエータに比べて関節30の周囲にアクチュエータを設けるためのスペースが少なくて済む。したがって、関節剛性を変更する際の応答性を向上させることができる。
(2)電場応答性高分子アクチュエータ40(DEA40A,40B)は、関節30を中心とする周方向に2つ設けられている。
上記構成によれば、関節30を中心とする周方向に2つ設けられた電場応答性高分子アクチュエータ40(DEA40A,40B)に対して選択的に電圧を印加して2つの電場応答性高分子アクチュエータ40(DEA40A,40B)を選択的に変形させることによって、拮抗駆動型の関節30を実現することができる。
(3)電場応答性高分子アクチュエータ40は、誘電エラストマーからなるシート状の誘電部41と、導電エラストマーからなり、誘電部41の厚さ方向の両側に積層された正極電極42及び負極電極43とを有するDEA40A,40Bである。
上記構成によれば、誘電部41の厚さ方向、すなわち誘電部41、正極電極42、及び負極電極43の積層方向の両側にそれぞれ第1端面40a及び第2端面40bが位置するようにDEA40A,40Bを配置することで、第1端面40aと第2端面40bとの距離を変更することができる。
(4)誘電部41、正極電極42、及び負極電極43の積層方向は、第1部材10及び第2部材20が同一軸線上に位置する状態における第1部材10及び第2部材20の延在する方向(延在方向L)である。
上記構成によれば、DEA40A,40Bに対して電圧が印加されると、DEA40A,40Bが延在方向において圧縮変形することで第1端面40aと第2端面40bとの距離が小さくなる。これにより、電圧が印加されていないときに比べて、第1部材10と第2部材20との距離が小さくなるように関節30に対して外力が作用する。そして、こうした外力に伴って関節30の摺動部に作用する摩擦抵抗が増大されることで関節剛性が高められるようになる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、関節30を中心とする周方向においてDEA40A,40B同士の間に隙間を設けることもできる。
・関節30は上記実施形態において例示した軸関節に限定されず、例えば球体関節として構成されていてもよい。この場合、例えば図6に示すように、第1部材10の軸部11の端部には、球状部15が設けられている。第2部材20の軸部21の端部には、球状部15を収容するとともに相対変位可能に支持する凹球部25aを有する支持部25が設けられている。また、関節30を中心とする周方向に3つのDEA40A,40B,40Cが設けられている。各DEA40A,40B,40Cは、120度の中心角を有している。こうした関節装置において、3つのDEA40A,40B,40Cに対して選択的に電圧を印加すると、電圧が印加されたDEAについてはDEAが圧縮変形することで第1端面40aと第2端面40bとの距離が変更される。一方、電圧が印加されないDEAについてはDEAが変形しないために第1端面40aと第2端面40bとの距離が変更されない。このように3つのDEAを選択的に変形させることによって拮抗駆動型の関節30を実現することができる。なお、関節30を中心とする周方向に4つ以上のDEAを設けることもできる。
・DEA40A,40Bは、関節30を中心とする周方向に複数設けられているものに限定されない。例えば、図7に示すように、DEA40Wは、円筒状をなしており、関節30の周囲を取り囲むように構成されていてもよい。上記構成によれば、DEA40Wに対して電圧が印加されると、円筒状のDEA40W全体が圧縮変形することで関節30を中心とする周方向全体にわたって第1端面40aと第2端面40bとの距離が小さくなる。これにより、関節剛性をより確実に高めることができる。この場合、関節駆動を行うアクチュエータが関節30に内蔵されるように構成することもできる。
・DEA40A,40Bを構成する誘電部41、正極電極42、及び負極電極43の積層方向は、延在方向Lに限定されない。例えば、図8に示すように、DEA40A(40B)を構成する誘電部41、正極電極42、及び負極電極43の積層方向は、延在方向Lに直交する方向であってもよい。なお、同図においては、絶縁部を省略している。
上記構成によれば、DEA40A,40Bに対して電圧が印加されると、DEA40A,40Bが延在方向Lに直交する方向において圧縮変形する一方、延在方向Lにおいて伸張変形することで第1端面40aと第2端面40bとの距離が大きくなる。これにより、電圧が印加されていないときに比べて、第1部材10と第2部材20との距離が大きくなるように関節30に対して外力が作用する。そして、こうした外力に伴って関節30の摺動部に作用する摩擦抵抗が増大されることで関節剛性が高められるようになる。
・電場応答性高分子アクチュエータ40は、DEAに限定されない。他に例えば、イオン交換ポリマーメタル複合体(IPMC:Ionic Polymer Metal Composite)などの他の電場応答性高分子アクチュエータを採用することもできる。
10…第1部材、11…軸部、12…フランジ、13…軸受け部、14…支持部、14a…支持孔、15…球状部、20…第2部材、21…軸部、22…フランジ、23…軸状部、25…支持部、25a…凹球部、30…関節、40…電場応答性高分子アクチュエータ、40A,40B,40C,40W…DEA(誘電エラストマーアクチュエータ、電場応答性高分子アクチュエータ)、40a…第1端面、40b…第2端面、41…誘電部、42…正極電極、43…負極電極、44…絶縁部、50…制御部、51…電源。

Claims (6)

  1. 第1部材と、
    前記第1部材に対して関節を介して相対変位可能に接続された第2部材と、
    前記第1部材に固定された第1端面、及び前記第2部材に固定された第2端面を有し、前記関節の周囲に設けられる電場応答性高分子アクチュエータと、を備え、
    前記電場応答性高分子アクチュエータは、電圧が印加されることに伴って変形することで前記第1端面と前記第2端面との距離を可変しようとするものである、
    関節装置。
  2. 前記電場応答性高分子アクチュエータは、前記関節を中心とする周方向に複数設けられている、
    請求項1に記載の関節装置。
  3. 前記電場応答性高分子アクチュエータは、筒状をなしており、前記関節の周囲を取り囲んでいる、
    請求項1に記載の関節装置。
  4. 前記電場応答性高分子アクチュエータは、誘電エラストマーからなるシート状の誘電部と、導電エラストマーからなり、誘電部の厚さ方向の両側に積層された正極電極及び負極電極とを有する誘電エラストマーアクチュエータである、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の関節装置。
  5. 前記第1部材及び前記第2部材が同一軸線上に位置する状態における前記第1部材及び前記第2部材の延在する方向を延在方向とするとき、
    前記誘電部、前記正極電極、及び前記負極電極の積層方向は、前記延在方向である、
    請求項4に記載の関節装置。
  6. 前記第1部材及び前記第2部材が同一軸線上に位置する状態における前記第1部材及び前記第2部材の延在する方向を延在方向とするとき、
    前記誘電部、前記正極電極、及び前記負極電極の積層方向は、前記延在方向に直交する方向である、
    請求項4に記載の関節装置。
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