JP2020032244A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵装置の形成に係る材料の使用量の抑制と集塵装置の大型化の抑制とを図ることが可能な電気掃除機を提供する。【解決手段】電気掃除機は底部開口面22bを有する断面円形の筒状に形成され本体部に対して着脱自在な集塵容器22と、集塵容器22の底部開口面22bに対して開閉自在に設けられた蓋部50と、集塵容器22と蓋部50とを連結するために集塵容器22の外周面に設けられたヒンジ部60と、ヒンジ部60に設けられて開閉する蓋部50の回転中心となる軸部と、軸部を保持するために集塵容器22の外周面に取り付けられた保持部材63と、を備え、保持部材63がネジ64aと、保持部材63と集塵容器22とに設けられた爪部及びその係止孔からなる係止部65と、を用いて集塵容器22の外周面に取り付けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、捕集した塵埃を廃棄するための蓋部を有する集塵容器を備えた電気掃除機に関する。
近年、吸い込んだ空気を集塵容器内で旋回させることにより遠心力で比較的大きい塵埃を分離させ、集塵容器の底部に堆積させるサイクロン式の集塵装置を備えた電気掃除機が広く普及し、それに係る従来技術が特許文献1及び2に開示されている。
特許文献1及び2に記載された電気掃除機は電動送風機を内蔵した本体部を備えている。被掃除面に対向する吸込口体には延長パイプが接続され、本体部に設けられた接続口と延長パイプとが可撓性の接続ホースによって接続されている。本体部内には電動送風機の前方にサイクロン式の集塵装置が配置されている。
集塵装置は上面及び底面に開口面を有する断面円形の筒状に形成された着脱自在の集塵容器を備えている。集塵容器の上部の周面には接続口に連通して接続口からの空気を周接線方向に流入させる流入口が設けられている。集塵容器内では流入口から流入する空気によって旋回気流が形成される。
集塵容器内には周面に気流の流出口を開口した内筒が同軸に配されている。内筒には集塵容器の内面との間に気流路を形成して集塵容器内を上下に仕切る仕切部材が取り付けられている。内筒の上方には集塵容器の上面の開口面を覆う平面視円形のフィルターが配置されている。フィルターの気流下流側は電動送風機に連通している。
上記構成の電気掃除機において、電動送風機の駆動によって吸込口体から被掃除面上の塵埃が空気とともに吸い込まれる。吸込口体から吸い込まれた空気は延長パイプ及び接続ホースを介して流入口から集塵装置の集塵容器内に流入する。集塵容器に流入した空気は集塵容器内で旋回し、遠心力によって大きい塵埃が分離されて集塵容器の底部に堆積する。
大きい塵埃が除去された気流は流出口を介して内筒内を流通し、フィルターによって細かい塵埃が捕集される。細かい塵埃が除去された気流は集塵装置から流出する。集塵装置から流出した空気は電動送風機を通過して外部に排気される。これにより、被掃除面の掃除を行うことができる。
集塵容器の底面の開口面の箇所には蓋部が備えられている。蓋部は集塵容器の底面の開口面に対して開閉自在に設けられている。集塵装置から集塵容器を取り外し、蓋部を開放することにより集塵容器に堆積した塵埃を廃棄することができる。蓋部はロック解除ボタンの操作によって下方に開放され、その開放とともに集塵容器内の塵埃が落下する。
特開2010−94438号公報 特開2011−92472号公報
上記構成の電気掃除機は蓋部が集塵容器に対して下方に開放するので、重力の作用により集塵容器と蓋部とを連結するヒンジ部に大きな衝撃が加わる可能性が高い。これにより、ヒンジ部を強固に構成する必要がある。したがって、上記従来の電気掃除機は衝撃に耐え得る比較的大きな構成のヒンジ部を形成し、ヒンジ部を締結部材であるネジで集塵容器の外周面に固定している。その結果、ヒンジ部自体が比較的大きくなるとともにネジによる固定のためのボス部も大きくなり、ヒンジ部の形成に係る材料が増加する問題があった。そして、ヒンジ部の大型化に伴って集塵装置も大型化する虞があった。
さらに、上記従来の電気掃除機は蓋部のロック解除ボタンがロック装置を構成する他の部材に対して独立して構成されているので、部品点数が増加してロック装置の形成に係る材料が増加する問題があった。そして、部品点数の増加によるロック装置の大型化に伴って集塵装置も大型化する虞があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、集塵装置の形成に係る材料の使用量の抑制と集塵装置の大型化の抑制とを図ることが可能な電気掃除機を提供することを目的とする。
一態様に係る電気掃除機は、本体部と、集塵容器と、蓋部と、突出部と、を備える。前記本体部は、電動送風機を内蔵する。前記集塵容器は、筒状に形成され、前記本体部に対して着脱自在である。前記蓋部は、前記集塵容器の一端側の開口面に対して開閉自在に設けられている。前記突出部は、前記集塵容器内に配置され、前記集塵容器の前記開口面から突出している。前記突出部は、前記蓋部が前記集塵容器の前記開口面を閉じている状態において、先端部が前記蓋部と接触する。
本発明の構成によれば、蓋部を集塵容器に対して開閉自在にするヒンジ部や蓋部を閉鎖状態に維持するためのロック部の形成に係る材料の使用量が抑制され、ヒンジ部やロック部の大型化も抑制される。したがって、集塵装置の形成に係る材料の使用量の抑制と集塵装置の大型化の抑制とを図ることが可能な電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。 図1に示す電気掃除機の本体部の垂直断面側面図である。 図1に示す電気掃除機の集塵装置の垂直断面側面図である。 図3に示す集塵容器の側面図にして、蓋部のヒンジ部側から見た状態を示すものである。 図3に示す集塵容器の蓋部及びヒンジ部周辺の構成要素を分解した状態を示す斜視図である。 図5に示すヒンジ部の保持部材の斜視図である。 図3に示す集塵容器の側面図にして、蓋部を開放した状態を示すものである。 図7に示す蓋部を開放した集塵容器の斜視図である。 図3に示す集塵容器の側面図にして、蓋部のロック部側から見た状態を示すものである。 図3に示す集塵容器のロック部周辺の構成要素を分解した状態を示す斜視図である。 図9と同様の集塵容器の側面図にして、ロック部のカバー部材を取り外した状態を示すものである。
以下、本発明の実施形態に係る電気掃除機を図1〜図11に基づき説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る電気掃除機について、図1及び図2を用いてその構造の概略を説明しつつ集塵動作を説明する。図1は電気掃除機の斜視図、図2は電気掃除機の本体部の垂直断面側面図である。
電気掃除機1は、図1に示すように本体部2、接続ホース3、延長パイプ4及び吸込口体5を備えている。
本体部2は、図2に示すようにその前部にサイクロン式の集塵装置20を内蔵し、後部に電動送風機6を内蔵している。さらに、本体部2は商用電源のコンセントから電力供給を受けるために、図1に示すように引き出し及び収納が可能な電源コード7とその先端の電源プラグ8とを備えている。
接続ホース3は可撓性の部材であり、本体部2の最前部に接続されるとともに内部が集塵装置20に連通している。接続ホース3の先端には延長パイプ4が接続されている。延長パイプ4の先端には床面に対向する吸込口(不図示)を有した吸込口体5が設けられている。
また、延長パイプ4にはパイプ把持部9及び操作部10が設けられている。使用者がパイプ把持部9を把持して吸込口体5を移動し、操作部10を操作することにより電気掃除機1による掃除運転が実行される。
続いて、本体部2及び集塵装置20の構成について、図2に加えて図3を用いてさらに詳しく説明する。図3は集塵装置20の垂直断面側面図である。
本体部2は、図2に示すように本体カバー11により覆われ、本体部2の後部に電動送風機6が配置されている。本体カバー11の前面には接続ホース3(図1参照)を接続する接続口11aが開口し、背面には排気口11bが開口している。電動送風機6の前方にはサイクロン式の集塵装置20が配置されている。集塵装置20の集塵容器22は透明樹脂からなり、集塵容器22内を視認できる窓部11cが本体カバー11に設けられている。集塵装置20と電動送風機6とはダクト12によって連結されている。
集塵装置20の上部には、本体カバー11に連続して本体部2の外装を形成するカバー部21が設けられている。カバー部21の上面には使用者が把持する把持部21aが設けられている(図3参照)。把持部21aを把持して持ち上げることにより、集塵装置20は本体部2に対して着脱自在になっている。
集塵装置20は、図3に示すようにカバー部21、集塵容器22、フィルター保持部23、除塵部24、内筒30、仕切部材40及び蓋部50を備えている。
集塵容器22は透明樹脂からなり、集塵装置20の下部に配置されている。集塵容器22は上面に上部開口面22aを有し、底面に底部開口面22bを有する断面円形の筒状に形成されている。集塵容器22の前部の周面にはその周接線方向に延びる形で形成された流入口22cが設けられている。流入口22cは接続口11aに連通して接続ホース3(図1参照)からの気流が流入する。集塵容器22には流入口22cを介して周接線方向に気流が流入し、集塵容器22内に旋回気流が形成される。これにより、サイクロン式の集塵装置20が形成され、気流に含まれる塵埃を遠心力により分離、脱落させて捕集する。
フィルター保持部23は集塵装置20の上部であって、集塵容器22の上方に配置されている。フィルター保持部23はプリーツフィルタ等により形成されたフィルター23aを保持している。フィルター23aは平面視円形をなして集塵容器22と同軸に配置されている。フィルター保持部23の上面は全体がカバー部21によって覆われ、カバー部21の後部に設けられた集塵装置排気口21bに連通している。なお、集塵装置排気口21bは集塵装置20と電動送風機6との間に設けられたダクト12に連通し、除塵装置20で塵埃を除去した気流が流出する。
除塵部24はフィルター保持部23の上面の箇所に設けられ、加振部24aを備えている。加振部24aはフィルター23aの上方に配置され、フィルター23aと同軸をなす軸線中心に回転自在である。加振部24aはモータ或いは手動によりフィルター23aの周方向に沿って回転移動しながらフィルター23aのプリーツの頂部に当接する。除塵部24は加振部24aを回転させることにより加振部24aがフィルター23aの頂部を順次はじいてフィルター23aを振動させ、その表面に付着した塵埃を落として除去する。
内筒30はフィルター保持部23の下面から下方の集塵容器22内に向かって突出する形で設けられている。内筒30は集塵容器22と同軸に配置され、周面に集塵容器22内の気流の流出口31が開口されている。集塵容器22内で旋回する気流は流出口31を通って集塵容器22の外へと流出してフィルター23aの箇所へと至る。
仕切部材40は集塵容器22の内面との間に気流路を形成して集塵容器22内を上下に仕切るために内筒30の下方に取り付けられている。仕切部材40は円板部41、筒状部42及び突出部43を備えている。円板部41は内筒30の下端から径方向外側に向かって延びる円板状に形成されている。筒状部42は円板部41の周縁から上方に向かって延びる筒状に形成されている。突出部43は内筒30に連通して円板部41の下面から下方に突出し、集塵容器22下方の蓋部50の内底面に向かって延びている。
蓋部50は集塵容器22の底部開口面22bの箇所に備えられている。蓋部50は集塵容器22の底部開口面22bに対して開閉自在に設けられている。集塵装置20から集塵容器22を取り外し、蓋部50を開放することにより集塵容器22に堆積した塵埃を廃棄することができる。
このような構成の電気掃除機1において、操作部10のスイッチ操作により電動送風機6を駆動すると塵埃を含んだ空気が吸込口体5から吸い込まれる。吸込口体5から吸い込まれた空気は延長パイプ4及び接続ホース3を経由し、流入口22cを通って集塵装置20及び集塵容器22に流入する。このとき、空気と一緒に吸い込まれた塵埃が旋回の遠心力によって空気流から分離され、集塵容器22内に捕集される。
集塵容器22内に導かれた空気は流出口31から流出し、内筒30の内部を経てフィルター保持部23を通過する。このとき、集塵容器22で分離されなかった比較的細かい塵埃がフィルター保持部23の空気流通方向上流側(下側)の面で捕集され、集塵容器22に落下、或いはフィルター保持部23表面に付着する。フィルター保持部23を通過した空気は集塵装置排気口21bを通って集塵装置20から流出する。集塵装置20から流出した空気はダクト12を経由して電動送風機6を通り、排気口11bを介して電気掃除機1の外部に排出される。
続いて、集塵容器22及び蓋部50の詳細な構成について、図3に加えて図4〜図11を用いて説明する。図4は集塵容器の側面図にして、蓋部のヒンジ部側から見た状態を示すもの、図5は集塵容器の蓋部及びヒンジ部周辺の構成要素を分解した状態を示す斜視図、図6はヒンジ部の保持部材の斜視図、図7は集塵容器の側面図にして、蓋部を開放した状態を示すもの、図8は蓋部を開放した集塵容器の斜視図、図9は集塵容器の側面図にして、蓋部のロック部側から見た状態を示すもの、図10は集塵容器のロック部周辺の構成要素を分解した状態を示す斜視図、図11は図9と同様の集塵容器の側面図にして、ロック部のカバー部材を取り外した状態を示すものである。
蓋部50は、図3〜図5に示すように比較的浅いカップ形状をなしている。蓋部50はその上縁部が集塵容器22の底部開口面22bの下縁部に当接して底部開口面22bを閉鎖する。なお、蓋部50の上縁部が当接する底部開口面22bの下縁部の箇所には密封性を高めるためのパッキン22dが取り付けられている。
蓋部50はその内底面中央部に平面視円形をなす嵌合部51を備えている。嵌合部51は蓋部50を集塵容器22の底部開口面22bに対して閉鎖したときに仕切部材40の突出部43の下端部内側に嵌合する。嵌合部51の周囲には突出部43の下端部内面に密着するパッキン52が設けられている。これにより、突出部43の下端から仕切部材40や内筒30の内側に気流が流入したり、仕切部材40や内筒30の内部に捕集された塵埃が外側に漏洩したりすることが妨げられる。
そして、図4〜図6に示すように、集塵容器22と蓋部50とを連結するためにヒンジ部60が設けられている。ヒンジ部60は集塵容器22の流入口22cが設けられた側の下部外周面の1箇所に設けられている。ヒンジ部60は蓋部支持片61、軸部62、保持部材63、ネジ部64及び係止部65を備えている。
蓋部支持片61は蓋部50の外周面及びその上方にかけての箇所に蓋部50と一体として設けられている。蓋部支持片61は蓋部50の外周部分から上縁部を超え、集塵容器22の下部外周面に沿って上方に向かって延びている。
軸部62は蓋部支持片61の上端部に設けられている。軸部62は蓋部50の上縁部及び集塵容器22の底部開口面22bの下縁部を含む平面と平行をなすように蓋部支持片61の上端部から側方に向かって延びている。軸部62は軸線を一致させながら蓋部支持片61に対して反対方向を向くように2本設けられている。そして、蓋部50は、図7及び図8に示すように軸部62を回転中心にして、集塵容器22の底部開口面22bに対して開閉する。
保持部材63は集塵容器22の下部外周面に取り付けられている。保持部材63は蓋部50の開閉とともに変位する蓋部支持片61を収容するための凹部をその下部に備えている。保持部材63は軸部62を保持するために円形孔として形成された軸受63aを備えている。そして、保持部材63はネジ部64と係止部65とを用いて集塵容器22の下部外周面に取り付けられている。
ネジ部64は蓋部50に対して保持部材63の軸部62の箇所より遠い側、すなわち軸部62の上側に設けられている。ネジ部64は締結部材であるネジ64a、ネジ穴64b及びボス部64cを備えている。ネジ穴64bは、図6に示すようにネジ64aの頭部が側方に出っ張らないようにするために保持部材63に設けられている。ボス部64cは、図5に示すように集塵容器22の下部外周面において外側に突出する向きで設けられている。
このような構成のネジ部64において、ネジ64aは保持部材63に設けたネジ穴64bを介して集塵容器22のボス部64cに締め付けられる。ネジ部64により保持部材63の上側が集塵容器22に固定される。
係止部65は蓋部50に対して保持部材63の軸部62の箇所より近い側、すなわち軸部62の下側であって、保持部材63の底面の箇所に設けられている。係止部65は爪部65a及び係止孔65bを備えている。爪部65aは、図6に示すように保持部材63の底面から下方に向かって突出する形状で構成され、保持部材63の底面の2箇所に設けられている。係止孔65bは、図5に示すように集塵容器22の下部外周面において外側に突出する向きで設けられた係止片65cを上下方向に貫通するように構成され、爪部65aに対応する2箇所に設けられている。
このような構成の係止部65において、保持部材63の爪部65aを集塵容器22の係止孔65bに上方から挿入することにより保持部材63と集塵容器22とが係合する。係止部65により保持部材63の下側が集塵容器22に固定される。なお、保持部材63を集塵容器22に取り付ける際、係止部65により保持部材63の下側を集塵容器22に固定した後にネジ部64により保持部材63の上側を集塵容器22に固定する。
一方、図3及び7に示すように、集塵容器22の外周面におけるヒンジ部60の反対側の箇所にはロック部70が設けられている。ロック部70は蓋部50のヒンジ部60が設けられた箇所の反対側の箇所に設けられた係合片53と係合または係合解除することにより、閉鎖状態にある蓋部50をロックまたはロック解除する。ロック部70は、図9〜図11に示すようにカバー部材71、ロックスライダ72、ロック解除レバー73及びロック解除ボタン74を備えている。
カバー部材71は蓋部50の外周面及び集塵容器22の外周面にかけて対応する箇所に配置されている。カバー部材71はロックスライダ72及びロック解除レバー73を内包してそれらが外側に逸脱しないように3箇所のネジ部75で集塵容器22の外周面に固定されている。また、カバー部材71はロック解除レバー73の一部を外部に露出させる窓部71aを備えている。なお、3箇所のネジ部75のうち2箇所は底部開口面22b及び蓋部50の近傍に配置されている。
ロックスライダ72はカバー部材71の内部において底部開口面22b及び蓋部50の近傍に配置されている。ロックスライダ72はカバー部材71にガイドされて集塵容器22の周方向(図11の矢印X方向)に沿ってスライド移動が可能になっている。また、ロックスライダ72は、図10に示すように底部開口面22b及び蓋部50の近傍に配置された2箇所のネジ部75が貫通する2箇所の長穴72aを備えている。長穴72aの長手方向は底部開口面22bの下縁部を含む平面と平行をなしている。これより、ロックスライダ72は長穴72aの長手方向の範囲内において集塵容器22の周方向に沿ってスライド移動が可能になっている。
ロックスライダ72は閉鎖状態にある蓋部50の係合片53と係合する係合部(図示せず)を備えている。係合部はロックスライダ72の集塵容器22との対向面であって、蓋部50の係合片53に対応する箇所に設けられている。ロックスライダ72を集塵容器22の周方向に沿ってスライド移動させることにより、係合部は係合片53との係合状態になったり、係合解除状態になったりする。そして、ロックスライダ72は図示しないバネの作用により係合部が係合片53との係合を維持する方向に付勢されている。
ロックスライダ72は閉鎖状態にある蓋部50を開閉させるときにロック解除レバー73と係合するカムフォロア72bを備えている。カムフォロア72bはロックスライダ72の上部であって、ロック解除レバー73に対応する箇所に設けられている。
また、ロックスライダ72は閉鎖状態にある蓋部50を開閉させるときに蓋部50の係合片53の近傍に設けられた突起部54に当接する傾斜部72cを備えている。傾斜部72cはロックスライダ72の下部であって、突起部54に対応する箇所に設けられている。傾斜部72cには集塵容器22の周方向に対して傾斜をなす斜面が形成されている。
ロック解除レバー73はロックスライダ72の上部に対応する箇所から上方に向かって延びる形状で構成されている。ロック解除レバー73はカバー部材71にガイドされて集塵容器22の軸線方向に沿って上下方向(図11の矢印Y方向)にスライド移動が可能になっている。そして、ロック解除レバー73はその下端にロックスライダ72のカムフォロア72bと係合するカム部73aを備えている。
ロック解除ボタン74はロック解除レバー73の上部にロック解除レバー73と一体として設けられている。ロック解除ボタン74はロックスライダ72の蓋部50との係合を解除する方向、すなわち上方に向かってロック解除レバー73を変位させるために備えられている。ロック解除ボタン74の箇所を含むロック解除レバー73の一部は窓部71aからカバー部材71の外部に露出している。これにより、カバー部材71の窓部71aにおいてロック解除ボタン74を操作することができる。
そして、蓋部50が閉鎖されている状態でロック解除ボタン74を上方に押すと、ロック解除レバー73が上方に変位する。続いて、ロック解除レバー73のカム部73aがこれに係合するロックスライダ72のカムフォロア72bを押す。それにより、ロックスライダ72がバネによる付勢力に抗して集塵容器22の周方向にスライド移動し、係合部と蓋部50の係合片53との係合が解除される。その結果、図7及び図8に示すように蓋部50が開放状態となる。
なお、ロックスライダ72が集塵容器22の周方向にスライド移動するとき、係合部と蓋部50の係合片53との係合が解除された状態で、蓋部50の突起部54に傾斜部72cが当接する。ロックスライダ72は傾斜部72cが有する斜面の作用により、この斜面に当接した突起部54を押し下げ、蓋部50を開放させる。これにより、仕切部材40の突出部43の下端部内面に密着する蓋部50のパッキン52が突出部43に引っ掛かり、蓋部50を開放できなくなることを防止している。そして、パッキン52と突出部43との密着性が向上したとしても容易に蓋部50を開放することが可能である。
上記のように、電気掃除機1は集塵容器22の底部開口面22bに対して開閉自在に蓋部50を設けるためのヒンジ部60の保持部材63がネジ部64と係止部65とを用いて集塵容器22の外周面に取り付けられるので、ネジ64aなどの締結部材の使用数が低減する。したがって、ヒンジ部60自体が比較的小さくなるとともにネジによる固定のためのボス部も減少する。すなわち、ヒンジ部60の形成に係る材料の使用量を抑制することができる。
また、電気掃除機1はヒンジ部60の係止部65が蓋部50に対して保持部材63の軸部62より近い側に設けられているので、蓋部50に対して保持部材63の軸部62より近い側の箇所においてネジ64aなどの締結部材を使用しなくて済む。これにより、特に蓋部50に対して保持部材63の軸部62より近い側の箇所の形状が比較的小さくなるとともにボス部も存在しなくなる。さらに、この構成によれば、蓋部50の外底面から軸部62までの蓋部支持片61の長さが比較的短くなる。したがって、蓋部50を開放したときの集塵容器22の径方向外側に広がる占有領域が比較的狭くなる。その結果、ゴミ箱の口が比較的小さい場合であっても捕集した塵埃を外にこぼすことなく廃棄することが可能である。
また、電気掃除機1は蓋部50の閉鎖状態を維持するためのロックスライダ72の蓋部50との係合を解除するためにロックスライダ72と係合するロック解除レバー73を備え、このロック解除レバー73にロック解除レバー73を変位させるためのロック解除ボタン74が一体として設けられている。これにより、部品点数が減少してそれらの部材を擁するロック部70の形成に係る材料の使用量を抑制することができる。
そして、本発明の上記実施形態の構成によれば、蓋部50を集塵容器22に対して開閉自在にするヒンジ部60や蓋部50を閉鎖状態に維持するためのロック部70の形成に係る材料の使用量が抑制され、ヒンジ部60やロック部70の大型化も抑制される。したがって、集塵装置20の形成に係る材料の使用量の抑制と集塵装置20の大型化の抑制とを図ることが可能な電気掃除機1を提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、電気掃除機1は電動送風機6を内蔵した本体部2に吸込口体5が接続ホース3を介して接続された所謂キャニスター型であるが、本体部2に吸込口体5を一体に設けた縦型の電気掃除機であっても良い。
〔付記事項〕
本発明の一態様は、底面に開口面を有する断面円形の筒状に形成されるとともに電動送風機を内蔵した本体部に対して着脱自在な集塵容器と、前記集塵容器の前記開口面に対して開閉自在に設けられた蓋部と、を備えた電気掃除機において、前記集塵容器と前記蓋部とを連結するために前記集塵容器の外周面に設けられたヒンジ部と、前記ヒンジ部に設けられて開閉する前記蓋部の回転中心となる軸部と、前記軸部を保持するために前記集塵容器の外周面に取り付けられた保持部材と、をえ、前記保持部材が締結部材と、前記保持部材と前記集塵容器とに設けられた爪部及びその係止孔からなる係止部と、を用いて前記集塵容器の外周面に取り付けられることを特徴としている。
また、上記構成の電気掃除機において、前記締結部材が前記蓋部に対して前記保持部材の前記軸部より遠い側に設けられ、前記係止部が前記蓋部に対して前記保持部材の前記軸部より近い側に設けられていることを特徴としている。
この構成によれば、蓋部に対して保持部材の軸部より近い側の箇所においてネジなどの締結部材を使用しなくて済む。これにより、特に蓋部に対して保持部材の軸部より近い側の箇所の形状が比較的小さくなるとともにボス部も存在しなくなる。
また、上記構成の電気掃除機において、前記蓋部を前記集塵容器の前記開口面に対して閉鎖状態に維持するために前記蓋部と係合するロックスライダと、前記ロックスライダの前記蓋部との係合を解除するために前記ロックスライダと係合するロック解除レバーと、前記ロックスライダの前記蓋部との係合を解除する方向に前記ロック解除レバーを変位させるために前記ロック解除レバーに一体として設けられたロック解除ボタンと、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、ロック解除ボタンがロック解除レバーに一体として設けられているので、部品点数が減少してそれらの部材を擁する蓋部のロック部の形成に係る材料の使用量が抑制される。
本発明の一態様は、底面に開口面を有する断面円形の筒状に形成されるとともに電動送風機を内蔵した本体部に対して着脱自在な集塵容器と、前記集塵容器の前記開口面に対して開閉自在に設けられた蓋部と、前記集塵容器の外周面に前記集塵容器と前記蓋部とを連結する保持部材を備えた電気掃除機において、前記集塵容器は、前記集塵容器の外周面にて前記保持部材と係止する係止部と、前記保持部材をネジで固定するための締結部と、を有し、前記係止部は、前記締結部よりも前記蓋部に近い側に設けられ、前記保持部材は、前記係止部と前記締結部とを用いて前記集塵容器の外周面に取り付けられ、前記蓋部を前記集塵容器の前記開口面に対して閉鎖状態に維持するために前記蓋部と係合する係合部と、蓋部との係合状態を解除するロック解除ボタンと、を備え、前記ロック解除ボタンを操作すると、前記係合部は前記蓋部との係合を解除する方向に変位し係合が解除された状態で、蓋部が押し下げられ下方に開放されることを特徴としている。
この構成によれば、電気掃除機は集塵容器に対して開閉自在に蓋部を設けるための保持部材が係止部を用いて集塵容器に取り付けられるので、ネジなどの締結部材の使用数が低減する。したがって、ヒンジ部自体が比較的小さくなるとともにネジによる固定のためのボス部も減少する。すなわち、ヒンジ部の形成に係る材料の使用量が抑制される。
本発明は、捕集した塵埃を廃棄するための蓋部を有する集塵容器を備えた電気掃除機において利用可能である。
1 電気掃除機
2 本体部
3 接続ホース
4 延長パイプ
5 吸込口体
6 電動送風機
10 操作部
11 本体カバー
11b 排気口
12 ダクト
20 集塵装置
22 集塵容器
22b 底部開口面(開口面)
22c 流入口
50 蓋部
60 ヒンジ部
61 蓋部支持片
62 軸部
63 保持部材
64 ネジ部
64a ネジ(締結部材)
65 係止部
65a 爪部
65b 係止孔
70 ロック部
72 ロックスライダ
73 ロック解除レバー
74 ロック解除ボタン

Claims (4)

  1. 電動送風機を内蔵した本体部と、
    筒状に形成され、前記本体部に対して着脱自在な集塵容器と、
    前記集塵容器の一端側の開口面に対して開閉自在に設けられた蓋部と、
    前記集塵容器内に配置され、前記集塵容器の前記開口面から突出した突出部と、を備え、
    前記突出部は、前記蓋部が前記集塵容器の前記開口面を閉じている状態において、先端部が前記蓋部と接触する、
    電気掃除機。
  2. 前記先端部は、前記突出部における前記先端部と反対側の基端部と比べて細い、
    請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記蓋部は、前記突出部の前記先端部と嵌合する嵌合部を有する、
    請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  4. 前記集塵容器の外周面に前記集塵容器と前記蓋部とを連結する保持部材と、
    前記蓋部を前記集塵容器の前記開口面に対して閉鎖状態に維持するために前記蓋部と係合する係合部と、
    前記蓋部との係合状態を解除するロック解除ボタンと、を更に備え、
    前記集塵容器は、前記集塵容器の外周面にて前記保持部材と係止する係止部と、前記保持部材をネジで固定するための締結部と、を有し、
    前記係止部は、前記締結部よりも前記蓋部に近い側に設けられ、
    前記保持部材は、前記係止部と前記締結部とを用いて前記集塵容器の外周面に取り付けられ、
    前記ロック解除ボタンを操作すると、前記係合部は前記蓋部との係合を解除する方向に変位し係合が解除された状態で、蓋部が押し下げられ下方に開放される、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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